- 1甘露寺蜜璃23/06/01(木) 00:39:41
- 2二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 00:46:55
全く同じ顔をした隊士たちの亡骸が五つ転がっている。
- 3二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 00:59:54
子供が「鬼狩り様、助けてくれてありがとう」と満面の笑顔で差し出した手紙は「ゆるさない」の文字がびっしり
- 4蝶屋敷の少女23/06/01(木) 01:04:26
患者さんに渡すようにしのぶ様から薬包を渡されました。わたしも蝶屋敷のお手伝いをするようになってから日が長いので、持った時の感触でその中に入ったものが粉薬でも錠剤でもないことが察せました。
なんだろう、と思ってちらりと見たら、爪が10枚入っていました。 - 5ある隊士23/06/01(木) 01:09:24
私の鎹鴉は見知らぬ人の名前を呼ぶ。
「安田十蔵!安田十蔵!」
任務で訪れた民家。鬼に襲われ大黒柱は死んでいた。
「ありがとうございます鬼狩り様。助けていただいたこの命、夫の分もわたしらは大切にしていきます」
「ああ、あそこの親父さん亡くなったのかい」
「十蔵さん、良い人だったのにねぇ……」
そういえば、あの家の表札は安田だった。
「松岡とみ!松岡とみ!」 - 6伊黒小芭内23/06/01(木) 01:12:13
甘露寺からの手紙に紛れもない彼女の筆跡で「甘露寺蜜璃のことは信じるな」と書いてある
- 7ある刀鍛冶23/06/01(木) 02:19:01
日輪刀は色変わりの刀と呼ばれる……それはご存知だろうね。持つ者によって刃の色が変わり鬼を斬る助けをする。千差万別の色があるように、刀を持っても色が変わらない者もいる。
鬼殺隊ってのは鬼に家族なんかを殺された人らが多い。これは噂なんだが、家族や大切な身内を皆殺しにされて復讐に身を燃やす若者がいたそうな。だがその隊士、どうにも才がない。刀の色が変わらんかった。育手や刀鍛冶は「才能がないのならやはり鬼殺隊をやめろ」と言ったものの、そいつは鬼にあまりに奪われすぎていた。
……そいうの刀の色は変わらなかったと言ったな。それは半分嘘で半分真実だ。「刀の色さえ変われば俺は鬼殺の剣士になれるのか」。奴はそう言ったそうな。
日輪刀は鬼を斬る刀である以前に一本一本が抜群の切れ味を持つ名刀だからな。
何、この噂に中身はないさ。何せこの剣士が何の呼吸を使っていたか知る者もいない。ただ、お前さんの黒みがかった真紅の刀を見て思い出しただけさ。