- 1二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 20:28:36
板垣版も谷口ジロー版ももちろんいいがなんといっても原作である
登場するキャラクターのすべてが「なぜ強くなるのか?」「なぜ鍛えるのか?」の問いをもっている
主人公の丹波文七もまた「なぜ強くなるのか?」を考え続けている
そこに哀しさのようなものがあってそれがたまらないのだ
夢枕獏という人は格闘小説のパイオニアのような作家だがその作品には闘って敵を倒してすかっと終わりという展開はあまりない
むしろその終わり方は寂しささえ漂わせている
餓狼伝
獅子の門
怪男児
空手道ビジネスマンクラス練馬支部
東天の獅子
ゆうえんち
いずれも出てくるキャラたちはみな「なぜ闘うのか?」「なぜ強くなるのか?」の問いを抱えたまま鍛え闘うのだ
対戦相手でさえもそうなのだ
餓狼伝一巻のあの終盤である
丹波と梶原のあの闘いである
最後の最後のあの一行である
いやもうたまりません
餓狼伝は面白い
そして夢枕獏の格闘小説は絶対に面白い
もし読んだことがないという人がいたならぜひ読んでみることをお勧めしたい
ちなみに丹波文七のことばかり書いたが原作餓狼伝3巻には凄まじい試合がある
これは漫画版では描かれなかった試合でありベストバウトの一つと言っていい
泣くぞ - 2二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:08:34
たまらぬスレであった
- 3二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:09:07
プロレスが脚本ありきというのは餓狼伝で知ったわ
- 4二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:09:39
技術が同じなら筋肉合ったほうが強いじゃろ
っていうの一貫してて好き - 5二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:13:40
たぶん夢枕先生も脳内イメージできてないであろう磯村露風の触れない投げ好き
- 6二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:19:27
もう読者全員知ってるだろうに毎巻登場ごとに1ページ以上かけていかに太いか描写される松尾象山