10年後のアタシへ

  • 1二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:09:39

     こんにちは。

     今日は授業で10年後の自分にお手紙を書こうという話になり、書いてみました。お元気ですか?

     シニア級も2年目に入り、新たなま法を見つけるために毎日がんばっています。

     10年後のアタシがどんな自分なのかはぜんぜん想像がつかないし、聞きたいことがたくさんあります。

     グランマにも負けない、い大な大ま女になっていますか?

     身長はおっきくなりましたか?使いまは相変わらずヘンテコですか?

     これだけ聞きたいことがいっぱいだから、未来では何がどうなっているかなんてわかんないことだらけ。

     だけど、これだけは言い切れます。

     きっと、世界の皆をエガオにするステキなま女になっているんだろうなって。

     もし、スイーピーの名をもつあなたがタイクツな生活を送っていたら、10年前からカツを入れてやります。

     そうなりたくなければ、うんと今を楽しんで下さい。

     この手紙を読んだら10年前のアタシにお手紙を書いてね。

     おへんじ、待っています。

    10年前のスイーピーより

  • 2二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:10:02

     To Sweepy 10 Years ago.

     こんにちは、お手紙ありがとうね。

     今日、トレセン学園からお手紙が届き、拝読させてもらったわ。

     約束通り、10年前の貴方に今をお伝えするお手紙をしたためさせて戴きます。

     まずは…私もグランマに負けず劣らずの大魔女にはなったけど、グランマが言うには私はまだまだ伸びしろがあるらしいです。

     10年経ってももっと魔法が上手くなるみたいだからいつも通り、魔法の練習は怠らないように。

     身長は165cmまで伸びました。もっとおっきくなるつもりだけど、収まりも悪くないし今はこのままでいいかな?

     あと、ヘンテコな人間の使い魔ですが今は使い魔じゃなくなりました。

     あいつは今も、トレセン学園でトレーナーとして毎日振り回されています。…チームのトレーナーとして。

     今なんてね?スイーピーを育てた魔法使いなんて言われてるんだって。

     ナマイキよね。仕方ないから使い魔から見習い魔法使いとしてランクアップさせてやったけど、私の中では変わらずヘンテコ使い魔のまま。

     外にいる時くらいは名前で呼んでやってるけど、調子乗らないように力関係はそのままになっています。

     だから今は私に使い魔はいません。でも───。

  • 3二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:10:29

    「…何書いてるの、それ」
    「みゃああああ!?」

     手紙を書くことに集中していたあまり、周囲の気配をまったく感じ取れなくて変な叫び声が部屋中にこだまする。声を掛けた主もびっくりして少し後ろに飛び上がっているみたい。

    「も、も、もうっ!帰ったんだったらただいまの一言くらい言いなさいよ!」
    「いやメッチャ言ったんだって、電気点いてるのに反応ないから5回くらい」
    「ふんだ!スイーピーに聞こえない声で言ってもノーカンだもん!もっとお腹から声出しなさいよ、お腹からっ!」
    「集合住宅でそんな大声出すのは迷惑になるよ…」

     私の文句に対してこの男は困り顔をしながら反論をする。しかし、こういうときは大体いつも向こうが折れてごめんねってなるので基本私が勝つ。…たまにこっちが折れてごめんねって言うこともあるけど。

     紹介が遅れたけどこの男は私の元使い魔で元トレーナー、現見習い魔法使い。新人時代にいいようにこき使われていた使い魔は、私と駆け抜けた実績を評価され、少数人規模だけどチームを持つようになった。

     特徴は昔と変わらず、担当するウマ娘の心の声をちゃんと引き出せるまで辛抱強く我慢すること。聞く話だと、コイツのチームに来る子は素晴らしいポテンシャルを持ちながら何らかの理由でそれを最大限に活かせない子が多く、心に不安がある子も中にはいるんだって。

     そういう意味では、今思うとちょっぴりヤンチャだった私との実績があるこの男に於いてはまさに腕の見せ所。その子がどういう目的でチームに入り、何を成したいかを自分から話してくれるまでひたすら待つ。そうやって、心の雪を溶かして向き合ってきた。

     そういう実績がさらに加算されたのもあって、魔法使いと呼ばれるこの男のもとには才能のある問題児が集まりやすいなんて噂も立っている。皆いい子なのにね。

    「にしても今日は早かったわね、もっと遅くなると思ってたからごはん準備してないし」
    「言ってなかったっけ?最近トレセン学園も週1でノー残デーを設けるみたいな話でね。今日はもう午後のトレーニング見守って終わり」

     疲れた疲れたと肩を回しながらジャケットをハンガーに引っ掛けるアイツを横目で見てから、書きかけの手紙に集中を移す。

     …なんて書こうとしたんだっけ?

  • 4二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:10:55

    「で、何書いてるのそれ」
    「…10年前の“アタシ”へのお手紙…ぷぅっ」

     ふくれっ面のまま言うと、元使い魔は両の頬を片手で覆って少し強く押す。その拍子に、溜まった私の空気が一挙に口から吹き出されるのを見てケタケタ笑っている。ちょっと調子に乗り過ぎなのでお仕置きにデコピンをペチってしてやった。

    「っつー…へー、そんなの書いてたのか…あ、カモミールで良かったか?」
    「正直送られてくるまでは忘れてたけどね。うん、お願い」

     グランマが譲ってくれたお下がりの老眼鏡を外し、一呼吸置いて元使い魔のリクエストに応じる。別にそういうのを着ける歳でもないけど、コレを付けて魔導書を読むグランマがかっこよくておねだりをしたら二つ返事でくれた宝物。

     胸元のポケットに引っ掛けて、差し出されたカモミールの香りを楽しんでから口に含む。一点を集中していたせいか、少しだけガンガンしていた頭が酸味と甘味の混じった風味で落ち着くのを感じる。

     二人座して飲む、無言の間。その世界はカモミールの香りに支配されていて、誰にも邪魔する事が出来ない二人だけの宇宙が間違いなく広がっている。

    「…そういや、うちの子達は君がまた来るの待ってるみたいだよ?」
    「えー?あんだけシゴいてやったのに…?」

     静寂を破るように、ホッとひと息ついた後に元使い魔は話を切り出す。

     コイツの言う、うちの子とは受け持ってるチームメンバーの事で、たまに学園まで赴いてはトレーニングを見てやっている。GⅠウマ娘として、ティアラ路線出身の宝塚記念制覇者というおまけまでついている私に魔法を教えてほしいと懐かれている。

     私のトレーニングは至ってシンプルで自分がこなしてたものをやってもらうだけ。元使い魔が組んでたメニューをそのまんま流用して、へばるようだったら喝を入れてやる。それだけなんだけどなあ。

    「んー、明日はフラワーとお茶があるから無理だけど明後日なら行ってやらなくもないわよ?何ならフラワーも誘って一緒に行こうかしら」
    「それは助かる!スプリント路線を目指している子もいるからいい勉強になると思う」

     10年前と比べてシワが少し増えたけど、子供のように喜ぶ顔はあの頃とちっとも変わっていない。嬉しそうに元使い魔は手帳の明後日の日付に箒のシールを貼る。これは、私が来る時のサインらしい。

     …ガキかっての。

  • 5二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:11:19

    「まったく、アンタが一番嬉しそうでどーすんのよ。ホントは建前で私と一緒に居たかったんじゃないでしょうね?」
    「…ちょっとだけって言ったら怒るか?」
    「!…ふんだ」

     からかうつもりでちょっかいかけたら、カウンターを貰っちゃった。いつからそんなの身につけてきたのかしら…ホントナマイキね、まったく。

     何というか、チームを持ってからこの男は大人の余裕というか、10年前よりも柔軟に対応出来るようになった。誰のおかげかと言えば間違いなく私なんだろうけど、私にまでリードしようとしてくるのは少しいただけない。

     でも、案外変わってない部分もある。

    「そうだ、たまには外で飯食わない?せっかくこうして早く帰ってこれたしさ」
    「へえー…驚かせた女房へのキゲン取りってヤツ?じゃあ、お高いディナーと洒落込んで、たーっぷりエスコートしてもらおうかしら」

     ニヤニヤしながら含んだように言ってやると、途端に余裕のあった顔色に変化を起こして慌て始める。

     …ちょっとカマを掛けるとすぐこうなるんだから。いい加減ちょっとカウンター食らったくらいであわあわしないでスマートに対応しなさいよね。

    「…コンビニでカップ麺でも買って一緒に河川敷とかどうっすか」
    「ハァー!?ヤダヤダヤダ!夜景のキレーなとこにしてよね!」
    「いやだから河川敷も夜景見える…」
    「グズグズ言わない!ほら、汗臭いやつの隣なんか歩きたくないからお茶飲んだならとっととシャワーでも浴びてきなさい!」

     減らず口を叩く元使い魔を尻尾でべしべし叩いて風呂場に行くよう促し、老眼鏡をかけた後にもう一度手紙と向き合う。…さて。

     手紙、かあ。10年前の“アタシ”に伝えたいこと…ねえ。あ、これは間違いなくビックリするんじゃないかしら。

     魔法の万年筆を手に取り直し、書きかけになっていたありのままの現在に至る“私”の続きを過去の“アタシ”に綴る。

     数奇な今を、過去の“アタシ”がワクワクしてくれるように。

  • 6二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:11:52

     だから今は私に使い魔はいません。でも、代わりの存在はちゃんといます。

     意外だった?正直、私も10年前にコレを聞いたらウソだ〜なんて言ってたと思うけど…ホントなの。

     でも全然残念そうに聞こえないでしょう?そりゃそうよ、だって私が決めたんだもの。

     アタシと呼んでたスイーピーが私と呼ぶようになる、ちょっと前くらいかな?

     トレセン学園を卒業した後、もっと魔法を極めるために海外の大学に進学したんだけど…とっても楽しかった。

     世界にはレースだけじゃない、素敵な魔法で溢れているんだなあって。

     色々なものに触れて、学んで、経験して…目に映る全てが魔法みたいにキラキラ輝いてた。

     …でもね。そんな世界を経験しても私は日本のレースの世界に帰ってきた。何でだと思う?

     1つはレースの魔法を次代に受け継ぐため。大事なことよ、当然よね。

     それで、もう一つはね…。世界を知って、貴方の使い魔の存在の大きさを知ってしまったから。

     使い魔と離れてから知ったけど、世界って思った以上に広いのよ?それはもう、疲れちゃうくらい。

     …アイツ、私を受け持っている時はコレを一人で引き受けてたんだなって知って、すっごくありがとーってなったの。

     そう思うと心がポカポカして、胸の奥がきゅーってなって…。

     ああ、私はアイツのことが好きだったんだ。

     ご主人さまなのに使い魔に恋しちゃったんだって、知っちゃったの。禁忌よねー。

  • 7二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:12:22

     そこからはまあ、貴方なら何となく予想出来るんじゃないかしら?もう居ても立ってもいられなくなって日本に戻ったわ。

     アレがやりたいって思ったら、迷わず実行するスイーピーはちゃんと健在で安心したかしら?

     そっから何やかんやあってアイツと再会して、お付き合いすることになって…。

     ま、その辺は自分の目で確かめなさい。何でもかんでも教えてもらっちゃ、新鮮味が欠けてつまんないでしょう?

     …ただ、これだけは言っておく。将来、貴方の身には色んな事が起きるわ。

     楽しい事も、辛い事も、ホントに色々。色々あったわ。

     そんな時、どこかでどうにもならないと思う時が来てしまうかもしれない。

     もしそうなったら、まずは自分自身を信じなさい。貴方は大魔女になるスイーピーなんだから。

     それでも不安なら、貴方のすぐ近くにいる使い魔を頼りなさい。

     …今信用出来ないって思ったでしょ?グランマじゃないの?て思ったでしょ。大丈夫、その心配はないわ。

     だって、そいつは未熟だけど誰よりもスイーピーを理解し、信じてくれる人だから。

     貴方がどういう道を歩み、どんな“スイープトウショウ”になるか楽しみにしています。

     最後に、貴方の今後に幸あれということで魔法を一つ授けて締めさせていただきます。

     Iris laevigata!

     From Sweepy in 10 Years.

  • 8二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:12:58

    「…終わりました?」
    「にゃああああっ!?」

     文末を埋めて一息つくと、急にかかる声と共に肩を叩かれる感覚でに猫みたいな悲鳴があがる。デジャヴもいいとこよコレ。

    「だ・か・ら〜…!戻ったなら戻ったって言いなさいよバカぁ!」
    「いやあの、今度は10回くらい声かけたんだけど…」
    「聞こえてなきゃノーっ…はぁ。何回繰り返すのよこれ」

     何度も同じやりとりをすると対応するのもアホらしく感じるとは言うけど今まさにそれを実感している。深いため息をつくと、アイツも同じようにバツの悪そうな顔で頭を掻いている。

    「違いないな…もっと声張るようにするよ。ごめん」
    「…私も?すぐ気づいてやれなかったし…その、強く言い過ぎた。ごめんね」
    「……まあ、アレだ。両成敗で終わりにして飯行こ。な?」

     お互い謝ったことでちょっと気まずくなったのか、元使い魔は照れ隠しに手を差し出す。昔なら、素直に聞いてやらなかった事も多かったけど…今はちょっとだけ違う。

    「フフッ、優しくエスコートしてよね。旦那様?」
    「…そういうの、本当にズルいと思う」

     顔を少し赤くしながら背ける旦那様の手をからかうように掴み、魔女っぽく笑ってやるのだった。

  • 9二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:16:05

    過去の自分に宛てて未来の自分がお手紙を書くという構図は書いてて楽しかったです(小並感)
    性質上、改行がやたら多いのはどうか許し亭

  • 10二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:18:30

    素晴らしい…
    スイープが卒業後すぐじゃなくてちょっと離れてるうちに恋心を自覚するのは非常に私性合

  • 11二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:27:50

    コングラッチュレーション!

  • 12二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:28:01

    10年前スイープの所々がひらがなってのも飛び級であっても年相応のかわいさを発揮しててよき

  • 13二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:28:05

    後輩から滅茶苦茶好かれてそう

  • 14二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:43:00

    Iris laevigata(燕子花)の花言葉:幸せは必ず訪れる、高貴、思慕

    いいよね…未来の自分が過去の自分に今すごく幸せだよって遠回しに伝えてるの…

  • 15二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:47:19

    朝からほっこりした
    ありがとう

  • 16二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 08:51:39

    良いもん見たわ
    今日一日良いことありそう

  • 17二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 09:04:11

    未来スイープが私、過去スイープがアタシ

    こういう何気ない一人称の部分で彼女が今日に至るまで色々なものを見て、経験して、変遷してった経緯の想像が捗るの本当に好きです

  • 18二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 09:13:10

    素晴らしいっ

  • 19二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 09:25:41

    妄想が捗る概念は良きものとはよく言ったものだ
    創作欲が高まるぜ

  • 20二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 10:14:46

    ニヤニヤが止まんねえや
    今日が休みでよかった

  • 21二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 10:36:07

    力関係そのままだけどちょっと特別な存在になってるのいい…

  • 22二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 11:11:45

    お互いがごめんねって言い合えるくらいの仲になったんですか…ヒョエ…(振動)

  • 23二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 11:15:51

    あっあっあっ
    あぁ〜

  • 24二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 11:42:47

    禁忌よねー。があまりにも軽すぎてダメだった

  • 25二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 11:44:52

    トレセン卒業くらいの時期では使い魔解雇しても平気だけど
    それから数年経って恋しくなるスイープは解釈一致

  • 26二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 11:51:39

    >>13

    グランマがスイープにしてくれたみたいに

    魔法で元気づけながら相談に乗ってくれる先輩になってると思う

  • 27二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 11:56:30

    >二人座して飲む、無言の間。その世界はカモミールの香りに支配されていて、誰にも邪魔する事が出来ない二人だけの宇宙が間違いなく広がっている。


    ここめっちゃドキッとした

    スイーピーというか作者さん、詩的な言い回し上手いっすね…

  • 28二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 12:00:11

    海外の大学…ホグワーツかな?

  • 29二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 12:21:23

    旦那様?で俺の心は死んだ
    使い魔くんのウブな反応で生き返った
    今日も俺は元気です

  • 30二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 12:36:08

    ほっぺプクーて膨らませたところを使い魔が押して顔が(>з<)=3てなってるスイープ想像したら😇

  • 31二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 13:43:30

    許し亭氏の新作助かる

    たぶんめちゃくちゃ綺麗なスラッとしたモデルみたいになってるんだろうなあ、大人スイープ
    それでいて「収まりが悪くない」とはねえ
    いったいどこに収まってるんでしょうねえ……

    それはそれとしてディナーのお誘いで「コンビニでカップ麺買って一緒に河川敷」はさすがにないだろ!!

  • 32二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 17:07:25

    SS紹介スレで見て読ませてもらいました
    大人の私と子供のアタシという同じキャラだけどそこが違うだけで大分毛色の変わる存在というのを強調されてて読みやすかったです

  • 33二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 17:14:24

    あぁ〜……
    こういうの読みたかったんですよぉ!!

  • 34二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 17:34:00

    朝からこんなホクホクな気持ちになるスレがあったとは…出遅れたぜ
    良きものをありがとうございます

  • 35二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:18:21

    老眼鏡を掛けて万年筆を滑らせるスイーピーはちょっとヤバい、絶対好みにぶっ刺さるわ

オススメ

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