- 1二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:43:58
- 2二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:44:57
リンク貼れ
- 3二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:45:39
スレッタ「ミオリネさん!アトラクションのチケットです!」
ミオリネ「へー、よかったじゃない」
スレッタ「ペアチケットらしいんです、よかったら・・・」
ミオリネ「わかったから、そんな不安そうな顔しないでよ!私が悪いみたいじゃないの」 - 4二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:50:53
グエル「娯楽施設・・・?いつの間にこんなもんが・・・」
ケナンジ「着工の時に現地の警備を担当したことがありましたが完成したようですね」
グエル「アトラクションか・・・
ぽわわ~ん
スレッタ『グエルさん!楽しいですね!あ、ここには食べ物も売ってるんですね!」
スレッタ『グエルさん!一緒に乗りませんか!」
スレッタ『今日は楽しかった・・・です、また・・・誘ってくれますか?』
ぽわわ~ん
グエル「もちろんだスレッタ・マーキュリー!ジェターク家の誇りにかけてな!!!!」
ケナンジ「うわびっくりした!若社長?どうしたんです突然?!」
グエル「あ、いや・・・とりあえず視察だ・・・出資にはうちのグループもかかわってるんだよな?」
ケナンジ「ええ、まあ・・・」 - 5二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:57:38
ミオリネ「で、なんでアンタまでいるのよ?」
グエル「俺はCEOとして施設の視察に来たんだ。お前こそなんでここに?」
ミオリネ「スレッタがペアチケットもらってきたから来たのよ」
グエル「そうなのか、ケナンジ隊長と二人で回るのもアレだし評価も聞きたいから同行してもいいか?」
ミオリネ「スレッタが良いなら私は構わないわ」
スレッタ「私は構いません・・・です」
グエル「感謝する」
ケナンジ(青春だなぁ・・・頑張ってください若社長!) - 6二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:59:15
- 7二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:10:32
ミオリネ「できたばかりってだけあってきれいなもんね」
グエル「いったいいくらかかったんだ?安くはないはずだ・・・利益はでるのか?」
スレッタ「なんか難しい話してます・・・」
ケナンジ「若社長も一応仕事で来てますからね、勘弁してやってくださいよ」
《ゴゴゴゴゴ・・・ズズゥン》
スレッタ「わ、わわわ!」
ケナンジ「若社長!」
二人は慌てながらもミオリネとグエルを庇い、奥へと進む。
グエル「なんで隔壁が閉じたんだ?」
ケナンジ「なにやらきな臭いですな」
スレッタ「み、みみみミオリネさん!大丈夫ですか!」
ミオリネ「ええ、でも・・・前に進むしかなさそうね」
全員の不安をあおるかのように進む先は薄暗くなっていた・・・ - 8二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:20:19
スレッタ「うう、怖いですね・・・」
ミオリネ「何震えてるのよ、所詮アトラクションでしょ」
グエル「施設のパンフレットにはいくつかのアトラクションを進んでいけば定期便の発着場にたどり着けるようになっているようだ」
パンフレットを片手に歩くグエルとその後ろに続くミオリネとそのさらに後ろに隠れて歩くスレッタ。
ケナンジ「若社長!ダメです、脱落者用のドアも係員用のドアも閉まってますね」
グエル「帰るにはアトラクションをクリアするしかないってことか」
歩く四人を最初のアトラクションが出迎える・・・ - 9二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 22:55:03
ミオリネ「なにこれ・・・?ノーマルスーツ?」
グエル「どうやらここのアトラクションでは服が汚れるかららしい」
スレッタ「服がよごれる?」
ケナンジ「とりあえず着といた方がいいってことでしょう?」
全員はとりあえずノーマルスーツによく似たスーツに袖を通す。
スレッタ「中も外もなんかもこもこしてますね」
ミオ&グエ(可愛い・・・)
動物を模したスーツに二人がほっこりしつつ先に向かうと・・・ - 10二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:07:03
グエル「ここが・・・第一の関門『たまにツルっと階段』?」
ミオリネ「階段が放射状になってるけどこれがアトラクション?」
スレッタ「普通の階段ですよね?」
ケナンジ「とりあえずまずは自分がやってみます!」
大きな部屋に数十メートルにわたって緩やかな階段が続き、傾斜が続いている。
ケナンジは慎重に歩を進める。
グエル「ケナンジ隊長!どうです?」
ケナンジ「重力が効いてます!それ以外は別に普通・・・ですね」
階段はなにやらやわらかい素材でできている。ビニールのような質感は水をはじくだろうか。
軍人らしい慎重かつ迅速な足取りで進むと・・・
ケナンジ「何がでてくるやら・・・ん?」
階段の中ほどに進んだところで緩やかな傾斜がややキツいものに変わっていることに気付いた。
ケナンジ「嫌だなぁ、この体に階段は・・・」
ぬるっ
ケナンジ「?」
階段の中腹に差し掛かった時、スポンジのような感触とともに透明な液体が染み出した。
ケナンジ「なんだこれ・・・うおっ!わぁぁぁぁ!?」
液体の正体を掴もうとした刹那、屈んだケナンジは不意に足を滑らせた。丸い体はさながらボールのように階段を転がり、気が付くと三人が待つ入口まで転がり落ちていた。 - 11二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:36:40
グエル「ケナンジ隊長!」
スレッタ「ケナンジさん!」
グエルとスレッタが慌てて駆け寄る。
ミオリネ「突然足を滑らせたような気がしたけどどういうことかしら?」
グエル「?・・・なんかスーツについてるような?」
スレッタ「ホントだ、これオイルかなにか・・・です?」
ケナンジのスーツが妙にテカっているのに気付いた三人は階段に目をやる。階段の中腹、ケナンジが足を滑らせた場所が同じようにテカっているのに気付くのにそう時間はかからなかった。
グエル「よし、次は俺がいく・・・二人はもう少し様子をみててくれ」
グエルはケナンジが残した跡を避けるように別ルートから進み始める。
グエル(ここら辺までは順調・・・ここだな)
ケナンジが足を滑らせた段を調べてみるとそこだけ何やら材質が違う。スポンジのようになっている。
グエル「ここからさっきのオイルが染み出したんだな・・・なら一段飛ばすまでだ」
大股で次の段を踏み、その勢いで登ろうとすると・・・ - 12二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:36:50
ピピピピ!
グエル「!?なんだっ?」
突然の警告音と共にスプリンクラーが飛び出した。
グエル「トラップだと!?」
スプリンクラーはグエルを集中的に狙い、オイルを噴射する。
グエル「ぐっ、これはっ・・・うぉぉぉぉぉぉ??!」
オイルが足元を狙ったこととそこそこな威力の水圧によりグエルは足元をすくわれる。ケナンジと同様に転がり落ちて三人のもとへ流されていった。
『階段を飛ばすことはルール違反となります、繰り返します階段は全て踏んでください』
グエル「ぐっ、不覚だ・・・」
スレッタ「グエルさんまでオイルまみれに・・・」
ミオリネ「情けないわね!次は私よ!」 - 13二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:41:15
今日はここまで、とりあえず明日まで落ちてなければ更新していきたいと思います。