【ルートにより閲注】CoCシナリオ『一番ロックなやり方』をやるよ

  • 1二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:22:47

    「KPのエラン・ケレスだよ!ロックに行こうね!!」

    「SKPのラウダ・ニール!ロックに行くぞPL共ォ!!」


    「Look to the sky way up on high(美声)」

    「(かき鳴らすベース 流れ出すメインテーマ)」

    「Fear!!!!(ドラムロール キメ顔)」

    「え私これ全部につっこみいれなきゃいけないんです?」

    今までの卓の様子(別段見る必要はないよ!ただの宣伝だよ!!)

    過去卓リンク集※基本的にすべて単発です。

    『助けるの、遅くなってごめんね』『私が、守る。それ以上に理由は必要ない』『次は君かな』『俺はお前のためならなんだってできるよ』

    「アスティカシアの夜明け」

    KP:グエル SKP:ラウダ

    ノリで女装&女体化するKPC、軽率に人を撃つエラン、三角関係など Tタリオン様制作『異界の笛』に秘匿HOを追加し、いくつかの要素を改変したもの

    https://bbs.animanch.com/board/1577296/


    『俺が殺した』『僕は君が望むならどこへでもついていくよ』『好きになって、ほしかったな……』『あなたは今日から人間じゃない』

    「星の魔女SEED」

    KP:スレッタ SKP:ミオリネ

    ガッツリPvP、三角関係にすらならないハーレム、狙っているのではないかというほどダイスに愛されないグエルなど 某奉仕種族が『GUND』=独自要素として登場する

    https://bbs.animanch.com/board/1628509/


    『眠るまで、傍にいてくれますか』『愛してるから、じゃだめ?』『お前は何者だ』『__でも、こんなのは幻だッ!』

    「祝福は愛する貴方のために」

    KP:シャディク SKP:エランず…
    telegra.ph
  • 2二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:24:53

    エラン「このシナリオはとてもロックなシナリオだよ。多少のお労しい展開がある可能性もなくもないけど、基本的にはトンチキバンド。分岐によっては突然のカプ展開・猟奇的な展開・全ロス死亡ルートになるかもしれないよ。二人組を指す場合、KPは『キャラ名・キャラ名』で表記するけど、強制はしない。好きなように呼んでね」

    ラウダ「分岐について補足するね。HOごとに差はあれど、基本「ハッピールート」「バッドルート」「ロックルート」を用意していて、一部は恋人がいたり、恋心を抱いてると明記される可能性があったりする。だからシナリオ展開としてはハッピーエンドに辿りつけたとしても、人間関係ではハッピールートに辿りつけるとは限らないよ。もちろんしたければ戦闘してね。必須技能は芸術」

    〈キャラシート制作ルール〉

    あにまん用簡易版として、「CON&SIZ(HP)」「POW(MPとSAN値)」「INT(謎解き用)」「特徴」のみを決定します。キャラはその特徴でとった技能をすべて「70」取得しているとします。それとは別に全員なんらかの技能を「70」取得しているとします。指定されている以外の技能は基本使えません。

    シャディク(ギターボーカル)

    CON:dice3d6=3 1 2 (6) *5 SIZ:(dice2d6=1 5 (6) +6)*5 POW:dice3d6=1 2 3 (6) *5 INT:(dice2d6=6 3 (9) +6)*5 趣味:dice1d20=17 (17)

    +近接戦闘(格闘)、芸術(ギタボ)

    ミオリネ(べース)

    CON:dice3d6=5 2 2 (9) *5 SIZ:(dice2d6=5 3 (8) +6)*5 POW:dice3d6=6 6 2 (14) *5 INT:(dice2d6=4 4 (8) +6)*5 趣味:dice1d20=1 (1)

    +回避、芸術(ベース)

    グエル(ドラム)

    CON:dice3d6=3 3 5 (11) *5 SIZ:(dice2d6=3 1 (4) +6)*5 POW:dice3d6=6 5 1 (12) *5 INT:(dice2d6=3 6 (9) +6)*5 趣味:dice1d20=18 (18)

    +近接戦闘(槍)、芸術(ドラム)

    スレッタ(キーボード)

    CON:dice3d6=4 3 4 (11) *5 SIZ:(dice2d6=6 3 (9) +6)*5 POW:dice3d6=2 6 2 (10) *5 INT:(dice2d6=4 3 (7) +6)*5 趣味:dice1d20=19 (19)

    +射撃(拳銃)、芸術(キーボード)

  • 3二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:27:12

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:29:20

    待ってました!
    このタイミングは強者すぎる…おかげで21話で何があっても生き残れます たのんだ

  • 5二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:34:15

    新作楽しみにしてました…!うん?ロックルート…?

  • 6二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:34:36

    シャディク(ギターボーカル)
    HP:9 SAN:30
    MP:6 アイデア:75 幸運:30
    CON:30 SIZ:60 POW:30 INT:75
    目星、手さばき、コンピュータ、言いくるめ、近接戦闘(格闘)、芸術(ギタボ)
    備考:ドジっ子

    ミオリネ(ベース)
    HP:12 SAN:70
    MP:14 アイデア:70 幸運:70
    CON:45 SIZ:70 POW:70 INT:70
    目星、医学、応急手当、説得、回避、芸術(ベース)
    備考:やさしい

    グエル(ドラム)
    HP:11 SAN:60
    MP:12 アイデア:75 幸運:60
    CON:55 SIZ:50 POW:60 INT:75
    目星、運転(自動車)、変装、威圧、近接戦闘(槍)、芸術(ドラム)
    備考:Sっ気がある

    スレッタ(キーボード)
    HP:13 SAN:65
    MP:10 アイデア:50 幸運:65
    CON:55 SIZ:75 POW:50 INT:65
    目星、医学、手さばき、言いくるめ、射撃(拳銃)、芸術(キーボード)
    備考:Mっ気がある

  • 7二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:35:45

    メンタル的にもフィジカル的にもシャディクすぐ死にそう(めちゃくちゃ不安になるステ)

  • 8二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:36:06

    シャディクだいじょぶ?またライオン歌うことにならない?今度はSAN値で

  • 9二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:46:20

    ※訂正:スレッタのSAN値と幸運は「50」です!
    エラン「決まったかな。じゃあHO1、シャディクからお願い」

    シャディク「ロックバンド『ジ・アスティカシア』のギターボーカル兼リーダー、シャディク・ゼネリだ。実はこの中で最年少。ちょっと虚弱だったり、ドジっ子なところがあったりするけど、キメるときにはキメる完璧で究極なギタボだよ。よろしくね」
    スレッタ「迫真のPOW30 INT75 これもう発狂しますって言ってるようなものじゃないんですか?」
    ミオリネ「なんで最年少のドジっ子の虚弱体質にリーダー任せてんの私たち……なんで……?」

    ミオリネ「最強のベーシスト、ミオリネ・レンブラン。グエルとは幼馴染。誰にでも優しくて、そのどこかか弱い乙女じみた顔も相まって、ファンからは儚げ美少女だと思われているけど、ふつうにタッパあるからシャディクやグエルと並んでも見劣りしない」
    シャディク「そっか……うちでは身長は女の子はそのまま、男の子はSIZ*1.2+100で出しているから、俺とミオリネが同じくらいになるのか……」
    グエル「ヒーラー枠か。POWも高いし安心して任せられそうだな。多少CONが低いことを覗いて綺麗にまとまっている」

    グエル「ドラマーは俺、グエル・ジェタークが務める。ミオリネの幼馴染で、ラウダの実兄だ……なんかひさしぶり!うれしい。あ、えっと。なんかSっ気がある?とされているが、たぶんつまり一話のイキリグエルのイメージなんだろう、たぶん」
    ミオリネ「取り立てていうべきところもないステータスね。強いて言うなら変装持ってるから、どこか探索に行くときは気付かれないように見た目を変えられるって感じか」
    スレッタ「うわあ私がMっ気があるになっちゃったからいけない化学反応を起こしてしまってるうわあ。どうしてこうなったんです」

    スレッタ「き、キーボード。スレッタ・マーキュリーです!高身長で頑健、たぶん女性人気も高いタイプのロックマンですね。このバンド__『ジ・アスティカシア』では、貴重なツッコミ係をやっていますよ」
    グエル「あー……つまりどれだけ叩かれてもへこたれないつよいスレッタ、ということになるのか?……つよそう?」
    シャディク「なんていうかなんていうか、ネタでいれた特徴をきれいにふみぬいたせいですごい事故が起きてるの、笑えるね」

  • 10二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:49:16

    エラン「舞台はアド・ステラ。ロックでクールな地。ビルがたちならぶ都会のまちで、色々なところにアクセスできる、お察しの通りオープンのシティシナリオ。案の定ロックでトンチキなシナリオだよ」
    ラウダ「なので、こういうことしてほしい、こういうこときになる、ここがロックだからここに行け!(たとえそれが探索可能場所に記載されていない場所でも!!)などあれば、積極的に投下してね。こちらは裏話知ってるからどうしても不自然な流れになるだろうし、仮に何もなくてもアドリブで対応する」
    グエル「わかる。アドリブは正義」
    シャディク「ダイスの女神に弄ばれ続けた人達は面構えが違うね」
    ラウダ「怒るよ?……、じゃあシナリオ名は『一番ロックなやり方』」
    エラン「シナリオ、はじめていこっか~!!」
    シャディク「死にたくないなあ……」
    ミオリネ「イエス、サー」
    グエル「いあいあ」
    スレッタ「がんばりますよぅ~!!」

    【HOで指定が入る(し、成立する可能性も高い)カップリング】
    ※ここで記載している『エラン』とは、全て五号くんのことを指します
    ※こちらで振られているPC番号、NPC番号の順番で表記しています。それ以上に深い意味はないよ
    『シャディク・ミオリネ』
    『シャディク・エラン』
    『ミオリネ・スレッタ』
    『ミオリネ・エラン』
    『グエル・スレッタ』
    『グエル・ラウダ』
    『スレッタ・エラン』
    (『シャディク・ラウダ』?)

  • 11二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:49:25

    ひさしぶり!うれしい←かわいい

  • 12二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:53:29

    「ぜったい、ぜったい成功させようね」
    「もちろんよ。……夢だったんだもの」
    「ついにここまで来たんだな」
    「はい。やりましょう、ね~!」
     それぞれが各々のパートの練習を終え、「おー!」と腕を突き上げる。
     ここはスタジオ。時刻はもう二十一時をまわっていた。窓の外は暗くなり、反射してうつる自分たちの背後に、あかりをうつしたビル群のシルエットが浮かんでいる。
     シャディクがふにゃりと顔を綻ばせ、壁に張ったポスターに視線を向ける。そこそこかなり目立つ色をしたそれを見ていると、ふと。スケジュール帳を片手に持った青年__マネージャー兼作曲家であるラウダが、四人の方に近づいてきた。
    「今日はもう流石に終わりだよ」
     ラウダがそう言うのを聞けば、それぞれ曖昧に返事をして、簡単に荷物の片づけを始める。
     ジ・アスティカシア__
     ギターボーカルのシャディク、ベースのミオリネ、ドラムのグエル、キーボードのスレッタの四人、そこに更に加えてラウダの五人によって構成されるこのバンドは、結成してからおよそ数年でめきめきと頭角を現した、新進気鋭のバンドである。高校時代の軽音部にて、ミオリネがグエルを誘い、そこからラウダに話が繋がって、更にシャディクとスレッタが合流して生まれたこの小さなバンドは、ついにこの辺りでは最も大きなホールにて、単独ライブを開催するまでになった。現地開催だけではなく、ネット配信もだ。
     そう。俺達こそが、今を時めく最強バンド、「ジ・アスティカシア」である。
     スタジオの明かりをぱちりと落とせば、大きな窓の向こう側に、先程までは見えなかった星空が瞬いていた。
     __そう、未来は輝いていたはずなんだ。

    「ミオリネさんに脅迫状!?」
    「ラウダが倒れたッ……!?」

  • 13二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:59:06

     とは、スレッタとシャディクの発言である。それぞれのニュースを持ってきたミオリネとグエルは、神妙な面持ちでうなずいた。

    「今朝、事務所に届いていた。私の不祥事がどうって……」

    「……ラウダは、しばらく来られない、と思う。具体的にどれくらいになるかはわからない」

     ミオリネは真っ青な顔で「どうしましょう」と呟いて、その肩が、可哀想なほど震えている。スレッタはかなり焦っていて、「どうして……」としきりに指先を組み合わせている。グエルに至っては眉間に皺を刻むどころか、若干半泣きになっている。

    「……私。私が、やめる!『ジ・アスティカシア』をやめる!それで解決しない!?」

    「む、向こうの狙いが何かわからない以上、安易に動くのは危険です!それにミオリネさんがやめたら、誰がベースをやるんですか!?」

    「もう、……俺、どうしたらいいかわからなくて……シャディク、どうしよう……」

     __このバンドのリーダーはシャディクだ。

     シャディクがなんとか、しなければ。ライブは、成功させなければならない。絶対にだ。とにかく、どうするべきか。シャディクは机に顔を伏せて、半ば突っ伏すように考えた。

    「とりあえず、ラウダが来るまで、代理でマネやってくれそうな人を探すか」

    「ラウダ、……待って、作曲できる人いないの!?新曲発表するって言ってたけど、まだ楽譜できてないよね、確か!!」

    「……頭でメロディーはできてるから、あとは書くだけと言ってた気がする。本人に聞かないことにはわからないが」

    「わ、私、マネージャー経験ある知り合い、います。その人に、やってもらえないか、声、かけてみます!」

     四人は悲壮な顔を突き合わせる。

     スタジオには重い空気が流れていた。だけど、……とにかく、止まっているわけにはいかなかった。


    HOを一枚公開するよdice1d4=2 (2)

    1:HO1『ギターボーカル/シャディク・ゼネリ』あなたは完璧で究極のギタボだ。

    2:HO2『ベーシスト/ミオリネ・レンブラン』あなたはとんでもない不祥事をやらかした。

    3:HO3『ドラム/グエル・ジェターク』ミオリネのおさななじみだぞ!え?シャディクとラウダ?関係?何の話……?

    4:HO4『キーボード/スレッタ・マーキュリー』何この状況(困惑)

  • 14二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 18:59:19

    マネージャーとボーカルがフィックスしたのか…

  • 15二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:00:38

    HOを公開されがちなミオリネさん

  • 16二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:09:42

    うおおおおお!!ありがとうございます!!楽しみ!!!!

  • 17二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:10:45

    「……」
     ミオリネは指定された部屋で、多少の緊張を胸に座っていた。
     このあと行く予定らしいホテルの住所だのが書かれた紙を、じっと見つめる。この程度のことなんだというのだ。今までもっとだめなことだって色々やってきた。それにこれをやるだけで、次の大ライブで最新鋭のマイクやスピーカーを使わせてくれるという話である。ならば。……ならば、別に。何が惜しいというのだろう。
     息を吸って、吐く。
     何も持ってくるなと指定された。何もいらないから。ミオリネの身体以外は。
     枕営業を持ちかけられたのは、向こうからだった。今までミオリネが賄賂だの音響トラブルを装った対バン相手の抹消だの競合する別グループを悪い噂を流したりスタッフを買収したりして潰すだのシンプルに『事故』を起こすだのと、色々と後ろ暗いことをやってきたのを、向こうがかぎつけたらしい。そう。……そう、何も、怖くないのだ。
    「ミオリネ?」
     ふと、その部屋に入ってきたのは、ラウダだ。ミオリネは顔を上げ、「何しに来たの、帰って」と、こんな声でいうつもりなかったのに、呟いた。自分がどうやら内心参っていたらしい、とようやく気付く。ラウダは「いや、少し聞きたいことがあって」と困ったように言う。
    「あなたがここのスタッフに賄賂を渡しているところを見て」
    「……だから?ラウダには関係ない」
    「だからって、……あ、落としたよ」
    「ッ、読むな!」
     動揺で震える手から落ちた紙を、ラウダが拾い上げる。やめろ。読むな、それには。一歩遅かった。ラウダが目を見開く。そうしてミオリネを、信じられないような目で見つめた。
    「……これ、って」
    「読むな、わたしは、私は、私はッ、みんなの、ジ・アスティカシアシアのために……!」
    「……そんなことで得た仕事やいつわりの人気で、シャディクや兄さんやスレッタや、みんなが喜ぶとでも?」
    「ちがっ、ちがう、わたし、ちがう、そんなつもりじゃ、わたし……!」
    「今からでも先方に断りをいれよう。ミオリネ、自分を大切にして。もちろん僕だって、あなたにそんなことをさせたくは」
    「__レンブランさん、いる?」

  • 18二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:11:45

    待ってました!!!!!!

  • 19二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:16:08

     部屋の中に、背の高い、見知らぬ男が入ってくる。
     長身であるラウダやミオリネより、さらに背の高い男だ。彼は目を丸くして、「どうして二人?」と不思議そうな顔をする。ラウダが紙を握りしめて、「まさか、今日、」と焦ったような顔をする。
     言い訳が許されるならミオリネはこの時焦っていた。そうして本心では、こんなことしたくなかった。だからミオリネは咄嗟に、ラウダの腕を引っ掴んだ。
    「この人です?」
    「うん?」
    「この、この人が、ラウダがっ、私のかわりにやるって!」
    「え??」
    「ふうん。なるほど、こっちも面白そうだ」
    「はああああああ!?!?」
     ミオリネはそのまま走って扉に向かい、逃げ出す。「じゃあ私生きますんでまた!!」と早口で言いながら。ラウダが「ミオリネええええええ!?!?」と叫ぶ。扉を閉める。直後、何かくぐもったような音が聞こえてきた気がしたが、耳を塞いで逃げた。ミオリネは、逃げたのだ。__ラウダを、身代わりにして。
     そんな、天罰が下ったのか。
    『このことを公表してほしくないなら、僕に従ってもらう』
     __ジ・アスティカシアを、解散させてよ。
     冷や汗が頬を伝う。エランがミオリネの頬を撫でる。ヒッと、低く、叫ぶ。……彼の瞳は、ミオリネを、人間を見る目では見ていなかった。
     目の前で微笑むこの男。現在話題のアイドル、エラン・ケレス。
     その手には、あの時のデータが__つまるところ、ミオリネが不祥事を起こした証拠が、握られていたのだった。

  • 20二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:17:31

    これはひどい

  • 21二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:18:36

    HO2『ベーシスト/ミオリネ・レンブラン』
    あなたはこのバンドを愛している。……だが、ステージは実力だけでは手に入れることができない。そのため他のメンバーには内緒で、いくらでも後ろ暗いことを__バレればバンド活動どころではないことも、いくつもやってきた。そんな噂が業界で広まったのか、とある筋から枕営業を強要される。まあ仕方ないか~と思い受け、指定された部屋で待機していたところを、マネージャー兼専属作曲家であるラウダに目撃される。そこでラウダと口論になり、そこに例の枕予定のお偉いさんがきて、衝動的に ラウダを 差し出してしまう。このことがきっかけなのか、ラウダは倒れてしまった。ついでにこのお偉いさんが、ラウダに反撃されたのかなんなのか死んでしまう。なお悪いことに、この時のことが、アイドル事務所である『ペイルプロダクション』に捕まれ、そこに所属するソロアイドルの『エラン』から、【不祥事の証拠】と「このことを公表してほしくないならバンドを解散させろ」という旨の脅しがやってきた。と言うか最近呼び出されてなんかパシりめいたこともさせられている。完全に下僕状態である。
    ミオリネ一人のせいでバンドが終わるなんて嫌だ。とはいっても、あの【不祥事の証拠】はあまりにも紛れもない証拠である。あなたの目的は、『バンドを脱退するまでは不祥事の内容を隠し通し、このバンドでやっていくのを諦めるのに相応しい何かを手に入れる』こと、あるいは『エランの持つ【不祥事の証拠】を奪い取り、不祥事を完全にもみ消すこと』のどちらかだ。
    (関係表)
    ジ・アスティカシア:あなたの音楽。あなたの思い出。あなたの全て。
    シャディク:あなたは彼の才能に惚れ込んでいる。たとえ何が起きても、彼だけは音楽を続けてほしい。
    グエル:あなたの幼馴染で、高校まで音楽やったことなかったのにバンドにまでついてきてくれた。うれしい。
    スレッタ:あなたは彼女がバンドをやめたいと考えていることを察している。とはいっても、できればずっと、……ここに、いてほしい。
    ラウダ:ごめん ほんとごめん あなたはラウダに会うと、罪悪感に耐えきれず1/1d6のSANcが発生する。

  • 22二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:19:51

    ラウダがひっでえ目に遭ってて笑っちゃった

  • 23二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:27:59

    マネージャーに会うだけでSAN値が減るなんて…いや自業自得だけど
    ミオリネさん今回はSAN値高めでよかったね…

  • 24二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:39:36

    ミオリネさんやりたい放題じゃないですか!!いや強

  • 25二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:43:26

    ミオリネ「あのさあ」

    ラウダ「普段ヒロイックなHOばっかり引いてるんだからたまにはこういうのもいいよね」

    ミオリネ「あのさあ……ラウダが倒れた理由ってさあ……」

    ラウダ「その情報はあなたのセキュリティクリアランスには開示されていません」


    「とりあえず、代理ではあるけど、このジ・アスティカシアのスケジュール管理なんかのマネージャーをやってくれることになった。四号だ、みんな仲良くしてね」

    「よろしく」

     儚げな容貌の青年が、シャディクに紹介されて頭を下げた。シャディクはニコリと微笑んで、それから少しだけ、視線を下ろす。

    「目下の問題としては、まだ新曲が完成してないことか。俺達は作曲の心得はないし……外注でもする?」

    「……そうだな。それと、ラウダが何故倒れたのかも調べたい」

    「つ、つまり、今の目的としては、『新曲を完成させる』ことと『ラウダさんが倒れた原因を探る』こと、です?」

    「付け加えれば仕事も頑張らないと。……ライブは、成功させる」

     ミオリネは他三人の言葉を遮るように、どこか焦ったようにそう言う。……当然だ、なぜなら、ラウダが倒れたのは、……__

     __嘆いていても、後悔していても、何も始まらない。

     とにかく今できることをやらないと。ミオリネは顔をあげ、四号の方を見た。

     どこかで見たことのある顔であるような気がした。


    エラン「はい、一日は『午前』と『午後』にわかれていて、それぞれ一回ずつ行動できるよ!できることは【探索をする】【ラウダのお見舞いに行く】【仕事をする】の三つ。仕事をするのは四人全員でないとだめだけど、それ以外は分かれてやってもいいよ」

    シャディク「……仕事をするって、仕事はスケジュール中に入っているものでは?」

    ラウダ「四号がなんとかしてくれる」

    スレッタ「よんごうさんすごい」

    グエル「さすがですよんごうさん」

    ミオリネ「……とにかく、これから何をするかよね。とりあえずお見舞いはある意味探索の選択肢として、どうやって行動するか、だけど……」

    dice1d4=1 (1)

    1:シャディク「仕事しよっかあ」

    2:ミオリネ「探索しましょうか。分け方は2・2でいい?」

    3:グエル「2・2にわけて片方お見舞い、片方探索で行こう」

    4:スレッタ「全員で探索しましょう!」

  • 26二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:44:59

    ラウダアッー♂?

  • 27二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:46:26

    ラウダはなんでそんな目にばかり遭っているんだ…
    殺してないですよね??

  • 28二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:53:35

    今のところ全然トンチキじゃないんだが!?
    前前卓あたりの因果かなラウダ、お労…

  • 29二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 19:57:14

    枕の件、ラウダの実兄かつミオリネの幼馴染なグエルにバレたらこの3人のメンタルとか関係とかボロボロになりそうだけど大丈夫そ?

  • 30二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:01:28

    ミオリネのカップリング候補にグエルラウダ兄弟だけ入ってないのあっ(察し)ってなっちゃうな…」

  • 31二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:05:43

    HO公開のときの選択肢で、シャディクとラウダの関係…?みたいなのがあったから、てっきりシャディクとラウダが何か隠し事(恋愛にしろ何にしろ)あるのかと思ってたら、まさかのラウダがアッーーーー!!!したかアッッッ(殺意のあまり気がついたら殺してた)だったとは…
    グエルとスレッタのHOの、事件に巻き込まれた(もしくは巻き込まれてるけど気がついてない)一般人って予感がすごい

  • 32二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:08:02

    >>31

    もしかして前作スレの最後の方ご覧になってない…?

    シャディクとラウダの方はその…また別件と言いますか…ごにょごにょ

  • 33二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:16:42

    >>31

    シャディク「あーえっとそれは……前回のスレできめたんだけど……その……もともと俺達は何らかの理由がありかなり仲良しである予定だったんだけどね?」

    ラウダ「……どういうわけか『関係』があるという設定が生えた。正直個人的に仲が良かった、という以上は意味はないので、気にしなくてもいい。というか気にするな」

    スレッタ「気にしますよ」

    ミオリネ「なんで開始前からフルスロットルなの?」

    グエル「……ダイス神に伺いを立てたら、向こうの二人はこのことを知ってるのに俺だけしらされていなかったぞ。なぜ?」


     今日はラジオの生放送に出演するため、四号を含めた五人はラジオ局に来ていた。

     対談式で、パーソナリティと一緒にお話しするタイプのあれだ。今日は流行りのアーティストの特集で、それぞれ数分程度の予定が組まれている。あなたたち以外にも何人かゲストが呼ばれているようだ。他も、なかなかにそうそうたるメンツである。

    「では、続いてご紹介するのは、今人気絶頂のバンド、『ジ・アスティカシア』の皆様です!」

     サングラスをかけた目の前の司会者が、あなたたちに向かってニコリと笑いかけた。華やかなBGMは、どうやらジ・アスティカシアの楽曲のオフボーカルであるらしい。

     シャディクが「どうも、『ジ・アスティカシア』です!」と言いながら、目で合図をする。と同時に、特段そろえるつもりでもないのに、「よろしくおねがいします!」の声が揃った。耳になじむ音楽と共に、四人はほんの一瞬、ちらりと台本に視線をおろして、できるだけ明るい印象に聞こえるように喋りはじめた。

    話しかける相手(自分が出た場合司会者)

    1:シャディク 2:ミオリネ 3:グエル 4:スレッタ

    シャディク言いくるめ:dice1d100=32 (32) (70) dice1d4=4 (4)

    ミオリネ説得:dice1d100=64 (64) (70) dice1d4=4 (4)

    グエル威圧:dice1d100=97 (97) (70) dice1d4=2 (2)

    スレッタ言いくるめ:dice1d100=43 (43) (70) dice1d4=1 (1)

  • 34二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:18:15

    グエル…今回も寵愛枠か…?

  • 35二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:23:33

    >>32

    >>33

    前回のスレ結末まで見たあと間違えてタブ全部消したから見れてませんでした!うわー!!!見てこよ…

  • 36二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:23:45

    グエル「うっうわああああああ!!!!」

    ミオリネ「ぐっグエルううううう!?!?」

    エラン「初っ端からトバすねえ」

    ラウダ「今回のファンブル製造機」

    シャディク「僕達は無難な出目出してるのに。ね~水星ちゃん」

    スレッタ「ね~シャディクさん」

    グエル「KP!プッシュ!プッシュロールを宣言する!!どうせこれ以上悪くはならん!!」

    エラン「わかった。もし失敗した場合、……になるよ」

    グエル「……?それはペナルティになるのか?」

    エラン「さあ?」

    グエル「怖ぇよ」

    ミオリネ「……そういえば、言われるままにダイス振ったけど、これ何のダイスなの?」

    ラウダ「うまくトークできるかのダイス。成功すればある程度は相手のHO情報を知ることができるかもしれないし、できなくてもSAN値が1回復するボーナスイベント。そのはずだった」

    ミオリネ「寵愛枠さんがいたと」

    ラウダ「つまりそういうこと」

    スレッタ「おっかないですね~」

    シャディク「ね~水星ちゃん」

    スレッタ「おはなしたのしいですね~」

    シャディク「ね~水星ちゃん」

    グエル威圧:dice1d100=17 (17) (70) dice1d4=1 (1)

  • 37二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:25:27

    極端!!

  • 38二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:35:50

    ファンブラなくて良かったー!!!

  • 39二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 20:49:56

    「そういえば水星ちゃんは飛び入り参加だったんだっけ」
     シャディクがふと、思い出したかのように言った。スレッタが頷く。ミオリネは目を閉じて、回想する。「そうね」と同意する。鮮明に、思い浮かぶ。
     まだ何者でもなかったけれど、きらきらと輝いていたあの日のことを。
     まだなにもなしていなかったけれど、確かに無垢に音楽だけを楽しんでいたあの頃を。
    「……私がグエルを誘って、あとシャディクをスカウトして。グエルがラウダを誘って、あとキーボードどうしようってところで、スレッタが『音楽やりたいです!』って来てくれたのよね」
    「はい!……えへへ、その。小さいころからピアノ触るの、だいすきだったから。ここでこんなに楽しく演奏することができて、わたし、とっても嬉しいです!」
     最初の頃はおどおどすることも多かったスレッタが、今となってはこんなにすらすらと、はにかみながらも受け答えをしている。司会者がそんな会話をする三人を微笑ましいものを見るような目で見守りながら、「そういえば」と言った。
    「ゼネリさん、すごいですよね。最年少なのにリーダー任されてるなんて」
    「アハハ。ギタボだから~みたいなとこありますけどね」
    「違う」
     シャディクの言葉を、グエルがバッサリと両断する。そちらに視線を向ければ、頬杖をついたグエルが、どこかいじわるな笑顔を浮かべて、シャディクに視線をやっていた。
    「シャディクは俺達の中でも一番上手い。だから任せたんだ」
    「そう、ですね~!まさにさいきょーでムテキ、ってかんじですよね!」
    「ええ~、何急にべた褒めして!?恥ずかしいよ!」
     今度はシャディクが赤面する番だった。司会者が鷹揚に笑いながら、ふとボードの方に視線を向ける。スタッフが持っているそれには、「そろそろ次のゲストの方とかわってください」と書かれてた。司会者は相槌をうち、ニコリと笑う。
    「今度の単独ライブ、楽しみにしていますね」
    「ありがとうございます。以上、『ジ・アスティカシア』でした~!」
     マイクのライトが消える。まだ余韻が醒めないうちに、四人は控室へと踵を返していった。と、同時に、次のアーティストとすれ違う。ふわり、と甘い香りがする。ミオリネは咄嗟に振り返る。イントロがかかる。そこにいたのは__
    「……はいっ、エラン・ケレスです。よろしくおねがいしま~す!」

  • 40二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:09:36

     ミオリネは無意識に足を止める。

     そこにいたのは、黒い衣装を身に纏った青年だ。顔かたちは儚げな印象なのに、ころころと変わる表情と、生き生きと輝く天使のような笑顔が、彼を人形めいた印象にはさせない。淡いグリーンの瞳が、光を浴びてキラキラしている。

     エラン・ケレス。

     『ペイル・プロダクション』で売り出し中のソロアイドルしにして、素性も経歴もその一切が謎につつまれているアイドルとして、一種のカルト的な人気を博している__

     __ミオリネの『ゴシュジンサマ』というやつだ。

    「はい、次のゲストは今話題沸騰中のアイドル、エラン・ケレスさんです!いやあ、先月リリースされた新曲の『ふぁらくと』、今でも週間ランキングトップで、これは伝説になるぞ~なんて言われてますね」

    「えへへ、みんなが聞いてくれたおかげです。ありがとう!」

    「なんと今日はエランさん本人がこのスタジオで、生歌でうたってくださるということで!」

    「はい、みんなにたくさんありがとうを届けたくって、無理言って押し通しちゃいました!是非聞いてね。……イントロ、おねがいしまーす!」

     ミオリネを、そして立ち尽くした他の三人も置き去りにして、どこからかイントロが流れる。息を吸うかすかな音をマイクが拾う。そうしてエランは、歌い始めた。次の瞬間、

     じわり

     脳の奥、が。甘く痺れた。

    シャディクPOW対抗:dice1d100=3 (3) (30) 対抗相手:dice1d100=40 (40) (??)

    ミオリネPOW対抗:dice1d100=82 (82) (70) 対抗相手:dice1d100=69 (69) (??)

    グエルPOW対抗:dice1d100=16 (16) (60) 対抗相手:dice1d100=74 (74) (??)

    スレッタPOW対抗:dice1d100=1 (1) (50) 対抗相手:dice1d100=70 (70) (??)

  • 41二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:15:35

    ミオリネ以外ばりくそに対抗強くて笑った
    クリティカル×2とスペシャル寸前1とか最強やんけ

  • 42二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:26:30

    シャディク「誰 に も 追 い つ け な い ス ピ ー ド で」

    スレッタ「地 面 蹴 り 上 げ 空 を 舞 う」

    グエル「よかった。成功だな」

    ミオリネ「?????????????????????」

    エラン「達成値の差はダイス神の前では無力なのだなあ。エラン学習した」

    ラウダ「了解。……じゃ、スレッタは……に気づくことができるよ。シャディクと兄さんは特に今回はイベントないからちょっと紅茶でも飲んで待ってて」

    スレッタ「……なるほど。わかりました」

    シャディク「せっかくクリティカルなのにぃ」

    グエル「ミオリネ、がんばれ(笑)」

    ミオリネ「???????????????????」


     ミオリネの思考が。

     ぼんやりと、あいまいにとろけていく。

     気づくとエランは最後の一音を歌い終えていて、ミオリネはその場に立ち尽くしていた。司会者は熱狂したように「ありがとうございます!」と拍手を送っている。ミオリネは、目を見開く。

     その後のことは、何も頭に入ってこなかった。気づくとどうやら、他の三人は先にいってしまったらしい。エランのトークが終わる。エランがはにかむ。そうしてスタジオから出ると、呆然と立ち尽くすミオリネに、白々しい笑顔で話しかけてきた。

    「ジ・アスティカシアのミオリネ・レンブランだよね?お疲れ様!ペイル・プロダクションのエラン・ケレスといいます。なかよくしてね」

     エランがミオリネの手を半ば強引に握る。ミオリネは何もこたえない。何も答えられない。頬を伝う冷や汗の感触に怯えていると、エランがそうっと、ミオリネのみみにくちびるを寄せて、囁くように言った。

    「……あとで話したいことがあるから、一人で、この部屋で待ってて。ああもちろん、お砂糖をたっぷりいれたミルクティーを準備しておいてね?断ったら、わかるよねぇ……?」

     __ミオリネには。

     断る手段は、なかった。

    【一日目 午前 終了】

    (ミオリネの午後の行動が「エランと話をする」で固定されます)

    dice1d3=1 (1)

    1:シャディク「今日はもう仕事したし、次は探索いく?」

    2:スレッタ「二手にわかれて、片方は探索、片方はお見舞いでどうです?」

    3:グエル「全員でラウダのお見舞いに行ってみるか?」

  • 43二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:42:48

    「……ごめんなさいっ、遅れました!」

    「遅ェ!……っていうか、ミオリネはどうしたんだ!?」

    「ね~、てっきり水星ちゃんと来るものだとおもってたけど……」

     電話にも出ないし、メッセージにも既読がつかない。グエルはどこか苛立ったように、「アイツまた何か厄介ごとに巻き込まれてんじゃないだろうな……!?」と呻った。

    「そういえばグエルとミオリネって幼馴染なんだっけ?」

    「ああ。アイツ、優しすぎるところがあるから、すぐにあれこれ抱え込んで……よくトラブルにまきこまれてて。また何かないか、心配だ。様子を見に行くべきか?」

    「で、でも、どこにいるかもわからない……以上。時間は有限ですし、探索に行った方がいいですよう!」

     スレッタが言えば、グエルはそちらをちらりと見上げた後、小さく舌打ちをした。……見上げねばならないのは心底屈辱的であった。

    「だが、探索といってもどこにいく。新曲つくるったって、作曲できるのか、お前ら」

    「できない。……でも、音楽の心得自体はあるんだから、やり方さえわかればできるかもしれない」

    「外注する、という手段もありますよ。……えっと、この街で、気になる場所は……」

     スレッタはあれと、これと、と挙げながら目を閉じる。それでグエルも、腕を組み、何かを考えているようだった。


    ラウダ「行ける場所は【1:スタジオ】【2:商店街】【3:公園】【4:喫茶店】【5:図書館】だ。それとは別に、【6:スマホで調べもの】することと、【7:全PCの家】に行ける」

    シャディク「なるほど。どうする?1・2でわかれるか、三人で行動するか」

    グエル「俺はどちらでも構わない」

    スレッタ「じゃ、じゃあ……dice1d2=2 (2) (1:全員で探索 2:dice1d3=1 (1) (1:シャディク 2:グエル 3:私)が一人で行動して、残り二人かたまる)することにしましょう!」

    行く場所:dice1d7=2 (2) (7の場合別途ダイス)

    二手に分かれた場合一人側が行く場所:dice1d8=2 (2) (8:シャディクかグエルが一人だった場合はお見舞い、スレッタが一人だった場合は??に向かう)

    グエル変装(順にシャディク→グエル→スレッタ):dice3d100=30 100 53 (183) (70)

    変装の種類(同上):dice3d3=2 2 3 (7) (1:顔を隠すとかそういうやつ2:違和感がない程度に体格を弄る3:異性装)

  • 44二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:46:37

    グエル飛ばしすぎでは?

  • 45二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:51:42

    グエル「うっウワアアアアアアアアアア!!!!」

    シャディク「ぐっグエルううううううう!?!?」

    スレッタ「グエルさんファンブル出さないとだめな呪いにでもかかってるんです?」

    ラウダ「そうはならんやろ なっとるやろがい」

    グエル「SKPプッシュ!プッシュロールする!!」

    シャディク「本日二回目」

    スレッタ「今回はプッシュ率が高いですねえ」

    ラウダ「わかったけど、もし失敗した場合、兄さんは……という感じで、スレッタとは一緒に行動できない。それで、……かな。ちなみにそれはそれとしてダイスで出た変装はしてもらうから」

    グエル「……なんかさっきもそれ言ってたな。もしかして厄ネタなのか?」

    ラウダ「ふふ。さあね?」

    シャディク「寵愛枠さんは大変だねえ」

    スレッタ「ですねえ」

    シャディク「ついでに俺達の変装のイメージを決めておこう。俺は……dice1d2=1 (1) (1:背を高く見せる感じの変装。本編俺ぐらいに見えるようにしてよ 2:体格をがっちり見せる感じの変装。今の俺モヤシだからね)」

    スレッタ「私、は……dice1d3=3 (3) (1:おとなしそうなショタっぽいかんじになります! 2:かっこいい王子様系でお願いします! 3:あくまで中性的ってかんじの格好ですね!)」

    グエル変装:dice1d100=76 (76) (70) dice1d3=2 (2)

    ついでに行先がかぶっていますがdice1d2=1 (1)

    1:一緒に商店街に向かう

    2:dice1d2=1 (1) (1:一人側が 2:二人側が)dice1d7=3 (3) に向かう

    もしグエルがここでも失敗していた場合dice1n2=

    1:全員ばらばらに行動する

    2:スレッタとシャディクで固まって「二人側」扱いとする

  • 46二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:52:39

    あっ…南無三

  • 47二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:54:07

    終了のお知らせ

  • 48二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 21:57:29

    厄ネタじゃないことを祈ろうね(なおファンブル案件)

  • 49二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:03:24

    ダイスミス:dice1d2=2 (2)

    グエル「あ……あっ……」

    スレッタ「寵愛枠」

    シャディク「かわいそう」

    ラウダ「ふふ。そうだね、じゃあ兄さんは__」


    「……や!」

     部屋の扉を押し開けて、エランが入ってくる。

     ミオリネはたっぷりと砂糖を入れたミルクティーを、エランに差し出す。エランはニコリと笑ってそれを受け取り、例も言わずにどかりと椅子に座り込んだ。

     それからニコリと微笑み、苦虫を嚙み潰したような顔で立ち尽くすミオリネの胸倉をつかむと、ぐいと引き寄せた。

    「次の君たちの単独ライブ、僕がサプライズゲストとして参加することになったから」

     脳が、理解を拒んだ。

     どういう、ことだ。私たちの夢は。私たちの単独ライブは? 壊される。穢される? この、男に? 目を見開いていれば、ミオリネの頬を撫でて、エランが微笑む。

    「これは決定事項だよ。もし断わるのなら、あの証拠をばらまく。ペイルってねえ、出版社も子会社にもってるんだよ?」

    「……外道がッ!」

    「外道はどっちかな、枕営業をマネージャーに強要したベーシストさん? ほんとは靴でも舐めさせようと思ったけど、今ご機嫌だしいいや。でも何もしないっていうのも面白くないしなあ」

     エランは微笑みを絶やさないまま、ミオリネに顔を寄せる。微笑む。じっ、と。見つめる。

    「僕を楽しませてよ、下僕」


    ミオリネ「何のイベント?これ」

    エラン「好きな能力値を選んで対抗ロールをしよう!もし勝ったら何か情報が手に入るかもしれないぞ!!」

    ミオリネ「エランってどんなステータスしてんのよ」

    エラン「さあね?強いて言うなら、シャディクより背は高いよ」

    ミオリネ「……CONは低いからないとして。どれを、選ぶべきか……」

    dice1d3=2 (2)

    1:ミオリネ「SIZで対抗する。組み付きをしかけるわ」ミオリネSIZ対抗:dice1d100=79 (79) (70) エランSIZ対抗:dice1d100=62 (62) (??)

    2:ミオリネ「POWで対抗する。レスバ(率直)をしかけるわ」ミオリネPOW対抗:dice1d100=21 (21) (70) エランPOW対抗:dice1d100=62 (62) (??)

    3:ミオリネ「INTで対抗する。レスバ(婉曲)をしかけるわ」ミオリネINT対抗:dice1d100=14 (14) (70) エランINT対抗:dice1d100=42 (42) (??)

  • 50二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:09:03

    グエルパイセン流石だなー

  • 51二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:13:57

    レスバ!!どっちの方が上なんだ…!?

  • 52二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:20:51

    エランが神話生物みたいなPOW持ちでなければ勝ってると思うが…

  • 53二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:22:41

    エラン「うわあコイツ割といい出目で勝ちやがった」

    ミオリネ「ふふん。流石にPOW300なんて神格でもあるまいに、私の勝ちでしょ」

    エラン「そうなるね。じゃあちょっと、割と大盤振る舞いしちゃおうかな__」


    「……夢を。ジ・アスティカシアを穢した、あんたの、ことを。私は絶対、許さない……!」

    「ジ・アスティカシアを穢してるのはどっちかな?ミオリネ・レンブラン」

    「仕事を得るためにはやるべきこともある。私はそれをやっていた。皆を守りたかった」

    「過去形だね。ラウダ・ニールは仲間じゃないの?」

    「……ッ!」

     ミオリネが絶望したような顔をする。エランはけらけらと笑って、手を叩いた。それから静かに、ミオリネに顔を寄せる。

    「ジ・アスティカシア。いいバンドだよね。僕ずっとソロだもん、憧れちゃう」

     エランの瞳が、微かに翳る。ミオリネはぱちりと瞬きをする。「どういう意味?」と尋ねた。何故だか直感的に、エランの言葉が、嘘だと思った。エランは無邪気に笑うと、ミオリネから顔を離した。

    「君、面白いね」

    「……」

    「これ、『お礼』。もし暇なら、調べてみるといいかもね」

     エランはそう言って、何かをさらさらと書きつけると、ミオリネに渡す。ミオリネはその紙を受け取って、視線を落とす。そこに書かれていたのは__

    「……どこかの、住所?」

    【ミオリネ 一日目 終了】


    「……グエル、いっちゃったねえ」

    「とつぜんでしたねえ……」

    「なんだろう。こうしてジェタークに置いていかれて僕達二人で固まるパターン、既視感がある」

    「なんででしょうねえ……」

     『こんなところにいられるか!俺は帰らせてもらう!!』などとベタベタな死亡フラグを立てながら走り去っていくグエルを見送り、二人は商店街にやってきた。 何か、新曲のアイデアになるものがあるかもしれない。そんな淡い期待を胸に、二人は商店街をぶらぶらと歩き始めた。

    dice1d3=3 (3)

    1:シャディク「本屋さんとかいってみる?」シャディク目星:dice1d100=70 (70) (70) スレッタ目星:dice1d100=21 (21) (70)

    2:スレッタ「ミリタリーショップでもいってみますか」シャディク幸運:dice1d100=64 (64) (30) スレッタ幸運:dice1d100=80 (80) (50)

    3:スレッタ「何か舞台で使えそうなものをさがしましょう!」シャディク「だね!!」

  • 54二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:27:07

    始めから期待を裏切らないグエルに気が狂いそうだ…

  • 55二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:30:44

    そういえば久しぶりにグエルとラウダは実の兄弟に戻ったのにどうして平気でカップル成立ルートがあるんだw

  • 56二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 22:48:43

    >>55

    グエル「兄弟で作ってた時代からルート分岐を弄っていないから、みたいだな。さっきチラリと言っていたが、今回は『ハッピールート』『バッドルート』『ロックルート』のいずれかに分岐して、そのルートの相手として指定されているキャラを、成立する可能性のあるカプとして表記している、ということになるらしい。俺の場合はこの三つのどれかのうちにラウダが設定されているということだな」

    ミオリネ「『ハッピールートの場合お相手は××』、『バッドルートの場合お相手は▽▽』……という感じで決まっているみたいね。ちなみに、ネタバレになるから控えるとかで、上に書いてる以外の相手が指定されているルートもある、という話みたいよ。……ロックルートって何……?」


    「お。見て、水星ちゃん、このアクセサリ、きれいじゃない?」

    「おおおっ、いい、ですね!」

     二人はふと、雑貨屋の前で立ち止まる。天然石のアクセサリらしいが、ちいさな傷が入っているとかで、かなり安くなっている。傷といっても、ぱっとみただけではわからない範囲だ。

     金、銀、桃、紅、青。

     ちょうどメンバーカラー全員のぶんがある。なんだか、運命的なものまで感じる。「かっちゃおっか」と言い出したのはシャディクだ。だが、逆らう理由は、スレッタにはなかった。スレッタは目を輝かせて、こくこくと頷いた。

    dice1d2=2 (2)

    1:太陽のモチーフ 2:羽のモチーフ

    dice1d4=1 (1)

    1:ピアス 2:ペンダント 3:ペアリング 4:ブレスレット

    ついでに今のうちに 今日の夜はdice1d3=1 (1)

    1:全員でかたまってdice1d2=2 (2) (1:ホテルを取る 2:dice1d4=2 (2) の家に泊まる)

    2:ミオリネとdice1d3=1 (1) 、残り二人でかたまる。どこに泊まるかは別途ダイス

    3:全員ばらばらで眠る

  • 57二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:01:49

    「お。これなんていいんじゃないです?はね!かわいいです!!」

    「いいねえ。あれ、でも確かミオリネ以外穴開けてなかったよね?」

    「イヤリングのものもありますよ!」

    「ほんとだ、いいね」

     シャディクは笑って、イヤリングを手に取る。そこでふと、小さなコラムのポップがあることに気づいた。

     __プレゼントとして送るアクセサリは、様々な意味合いを持つ。イヤリングは、「どこにいても自分の存在を感じてほしい」「離れていても友達」といったような意味の他、輪になっているアクセサリー共通の意味合いとして「永遠」の意味を持つ。

    「へえ、なんだかロマンチックだね」

    「……どこにいても、はなれていても、かあ」

     スレッタがふと、小さく呟いた。

     シャディクはちらりと視線だけでスレッタの方を見やる。口許が微かに緩み、微笑みを湛えている。頬は微かに上気し、「それってなんだか、すてきですね」と呟く声は、普段よりほんの僅かに高い。

    「お。水星ちゃん、誰か気になる人でもいるの?」

    「しゃしゃしゃしゃしゃシャディクさん!?!?」

    「スキャンダルにならない範囲で応援するから教えてよ水臭いなあ。で、相手は?」

    「ちっちが、そんなじゃ、そんなじゃないです~!」

     スレッタはぽかぽかとシャディクを軽く叩いたが、シャディクは無敵である。つよい。シャディクは微笑みながら、ピアスはどんな包装にして渡すのか、考えていた。……羽、か。特段アイデアは湧かなかったけれど、これはこれで、いい経験である。

     結局そのピアスを会計に回すころには、既に日が落ちていた。

     二人はミオリネとグエルに連絡をして、とりあえず今日は、ミオリネの家に全員で泊まり込むことにした。

    【シャディク スレッタ 一日目 終了】


    「……」

     グエルは病院にて、立ち尽くしている。

     眼下では、うつろな目をした弟が、静かにその身をベッドに横たえていた。

     ようやく安心したように、笑う。近くの椅子を引き寄せて座り込んだ。

    「ふふん、兄さんがお見舞いに来てやったよ。……元気になってくれよ、ラウダ……」

    dice1d3=2 (2)

    1:グエル「ラウダとお話するぞ」

    2:グエル「病室を探索する」グエル目星:dice1d100=41 (41) (70)

    3:グエル「ラウダに目星」グエル目星:dice1d100=85 (85) (70)

  • 58二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:06:48

    ファンブルで行き先固定だったのかな…?
    今のところ厄ネタ感ないというかむしろ自然な行動っぽいけど

  • 59二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:16:49

     グエルは痛ましいものを見る目で、立ち上がる。部屋の中を、ぐるぐると回る。どうして。どうして、倒れてしまったんだ。どうしてあんなことに。しばらく落ち着きなくあちこち回ったあと、ぐるぐるとかぶりを振って俯いた。
     こんなことをしていても、何にもならない。切り替えていこう。
     部屋の中を見回す。以前お見舞いに来た時に置いていった果物やゼリーの類は、ひとつも減っていない。きちんとご飯を食べているのだろうか、兄さんは心配です!
     ……ふと、どうやら彼がノートパソコンを開けていたらしいことに気づく。
     グエルは何とはなしに、それを開けてみる。「ラウダ、借りるぞ」と言ったが、ラウダは何も、答えなかった。ロックはかかっていない。もしかしたら、新曲のデータが、多少なりともあるかも。そういうことを期待していないわけでは、なかった。
    「……これは……?」
     グエルはそこで、固まる。
     それから咄嗟に、設定画面を確認する。すぐに、気づく。どうやら無線式イヤホンが繋がっていて、ラウダはそれを、きいているらしかった。反応が薄かったのは、もしかしたらこういうところがあったのかもしれない__と、一瞬思いかけて、やめる。どちらにしても、視覚的に今現在目の前にいるはずのグエルを認識していない時点で、ラウダはやはり、回復できていないのだ。
    「ラウダ、これ、好きなのか?」
     ラウダは何も答えなかった。
     その顔は、酷く憔悴しきっていて、ぼんやりとしていて、まともな受け答えは期待できなかった。グエルはほんの一瞬、俯く。それからじっと、ノートパソコンの画面を見つめる。
     そこには、動画共有サービスの画面が映っていた。
     同じアーティストの楽曲ばかりいれられたプレイリストが作られていて、それが、流されているようである。その作曲家のアカウントは、『Helios』という名義のものであった。
    【グエル 一日目 終了】

  • 60二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:23:47

    「急にいなくなっちゃってごめん、みんな」

     ミオリネが謝れば、三人は「いいんだよ」「気にするな」「だいじょうぶでしたか?」とミオリネに対する気遣いをくちにした。

     家の鍵を開ける。中は白と黒のシックな家具で統一された、ごく一般的な家である。よくメンバーがとまりにくるので、布団は人数分用意されていた。

    「……あっ、そうだ。これ、プレゼント!」

     ふとシャディクが、きれいにラッピングされたちいさなふくろを差し出す。スレッタがとくいげに、にこにこと笑っている。

    「なにこれ」

    「開けてみてください!」

     ミオリネは言われるがままに開けてみる。そこには、小さなイヤリングがあった。小さな傷こそあるが、気にならない範囲だ。羽のモチーフに、穢れない純白の飾り玉が揺れている。

    「これ、ミオリネには白が似合うでしょ?」

    「……そう、ね」

     ミオリネは俯いて、少しだけ、くちびるをかんだ。

     シャディクはそのまま、グエルに近寄る。グエルのは桃色らしい。だからきっと、深い意味はないのだ。……そういうことにしておかないと、ミオリネはこれを、身に着けることができそうになかった。


    ミオリネ「集合か」

    グエル「なんで俺ファンブル処理でお見舞い行かせられるんだよ」

    シャディク「イヤリングかってきたよ~!」

    スレッタ「みんなでおそろいにしましょう!!」

    エラン「温度差すご……さて、【ミオリネの家】だよ。探索してもいいし、それ以外のことをしてもいい。ちなみに目星は対抗ロール扱いだよ、一番出目が良かった人だけが情報を入手できる……あ、ミオリネは目星で対抗できるよ。ミオリネが一番高かったら、見られたらまずいものを隠すことができる」

    ラウダ「ちなみに対抗しなかったらミオリネ分は自動失敗判定だから」

    ミオリネ「つまり見つかったらまずいものがあるってことね。了解」

    シャディク:dice1d2=2 (2) (1:dice1d3=2 (2) に話しかける 2:目星dice1d100=90 (90) (70))

    ミオリネ:dice1d2=2 (2) (1:エランにもらった住所について調べる 2:目星対抗dice1d100=97 (97) (70))

    グエル:dice1d2=2 (2) (1:dice1d3=2 (2) に話しかける 2:目星dice1d100=72 (72) (70))

    スレッタ:dice1d2=1 (1) (1:dice1d3=3 (3) に話しかける 2:目星dice1d100=8 (8) (70))

  • 61二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:24:54

    波乱万丈っすね…

  • 62二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:25:24

    うーんこの

  • 63二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:25:29

    これラウダSAN値直葬してるか言うことを聞かせる系の呪文使われてませんかね?????

  • 64二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:25:45

    ファンブル率高くないっすか???????

  • 65二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:27:13

    全 員 失 敗

  • 66二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:27:15

    ここでファンブルはまずいな、不祥事の証拠とか見つかっちゃうんじゃ…

  • 67二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:31:17

    成功した上での対抗だから目星失敗なら何もバレないんじゃないの?どう対処されるのやら

  • 68二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:34:03

    スレッタ以外さぁ…
    これ、対抗のファンブル処理はどうなるんだ?

  • 69二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:35:13

    シャディク「????????」

    グエル「??????????」

    ミオリネ「?????????????????」

    スレッタ「順に しっぱい しっぱい ファンブル」

    グエル「き……KP、出目が一番低いのは俺だから、情報は俺のものだよな♡」

    エラン「見苦しい失敗してる分際で」

    ラウダ「処理に困る出目しないでほしい」

    シャディク「でも実際ミオリネはファンブル出してるよ?ミオリネがこう、うっかり足を滑らせて、何か見つかってもいいんじゃないかなあ……具体的には俺まで」

    ミオリネ「まずい 本当にまずい ここで見つかったらまずいものって十中八九私のHO関連のものでしょ?え?ヤダ……ねえKP……」

    エラン「うーん……わかった、じゃあdice1d5=4 (4) (1:グエルにだけ見つかる 2:グエルとシャディクに見つかる 3:一周回ってスレッタに見つかる 4-5:みつからなかった。セーフ。ただし見つかるかもとひやひやして、ミオリネのSAN値が1減る)ってことで」


    「ぐ、え、る、さ~ん、何聞いてるんです?」

    「……スレッタ」

     グエルは顔を上げて、イヤホンを取る。スレッタが画面をのぞきこむと、そこには『Helios』というアーティストがうつっていた。スレッタはめをまるくして、じっとそれを見つめる。

    「グエルさん、『Helios』すきなんですか?」

    「ああ、ええと……俺じゃなくて、ラウダが」

    「へえ……私も、気になってるんですよ。このひと」

     スレッタが微笑んで、じっと覗き込んだ。グエルは「ふうん」と適当な返事をして、再び画面に視線を落とす。……そんなに有名なのか。と、どこか、無感動に思いながら。

    「そういえば、グエルさんって、高校から音楽はじめたって本当なんです?」

    「ああ。ミオリネに誘われたからはじめた」

    「ふうん……?それでこんなにうまいって、すごいですねえ」

    「そうでもない。練習したらできた」

    「その努力ができるひと、あんまりいない、と思いますよ。グエルさんはすごいんです」

     スレッタがグエルの手を取って、ニコリと微笑みかけた。

     グエルはそれで、ほんの少しだけ脱力して、口許を緩ませた。今まで張り詰めていた緊張が、僅かに緩んだ、ような気がした。

  • 70二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:45:06

    そういやアクセサリーの選択肢に太陽があったよね
    太陽神ヘーリオスかぁ…

  • 71二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:47:15

    ミオリネSAN値:71→70

    ミオリネ「ハアッハアッハア……っせ、セーフ……」

    グエル「何故……!」

    シャディク「どうして……なにか……隠すもの が あるのかなあ?」

    スレッタ「あやしいですねえ……」

    ミオリネ「そんなことないけどね。なんにもないけどね!!」


    「お。グエル、水星ちゃん、『Helios』聞いてるの?」

     ふとやってきたのはシャディクだ。目を輝かせて、スレッタ達の方を見つめる。

    「シャディクも知っているのか?」

    「もちろんだよ!なんなら大ファンでさ。最近よく見てるんだよね~」

    「『Helios』?」

     ミオリネが首を傾げた。初めて聞く作曲家だ。それって、と小さく尋ねると、シャディクは目を輝かせて、ミオリネの手を取った。

    「最近話題の作曲家。数年前から動画共有サイトで楽曲の発表をしてるんだけど、その素性は一切明らかになってない。ヒット作も連発しているけど、本業は別にあるんじゃないか~なんて言われてるね。名前の由来は太陽神ヘリオス!いやあかっこいいんだよ!ミオリネも聞こうよ!!」

    「は、はあ……」

     ミオリネとしてはジ・アスティカシア以外の音楽にはさして興味をもっていなかったのだが、あれだけの才能を持つシャディクが、これほどまでに認めるのか。グエルはそのうちの一曲をスピーカーで流しながら、小さく微笑んだ。

    「……ああ。なかなか、いい曲なんじゃないか」

     ミオリネはぱちぱちと瞬きをした。それから「ふうん」と小さく呟いて、端末を開ける。……なるほど、ミリオン楽曲もいくつかもっているらしい。聞いてみても、いいかもしれない。しかしどちらにしても。

    「とりあえず今日は寝るわよ。もう遅い時間だし、明日も早いんだから」

    「はーい。よーし、お布団敷くよ!」

    「スレッタ、シャディク、そっち詰めろ」

    「うわあい、おとまり、おとまり……♪」


    ……

    シャディク??:dice1d100=88 (88) (??)

    ミオリネ??:dice1d100=100 (100) (??)

    グエル??:dice1d100=34 (34) (??)

    スレッタ??:dice1d100=15 (15) (??)

    グエルSANc:dice1d100=94 (94) (61) 1/dice1d3=3 (3)

  • 72二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:51:43

    あの、別にファンブルはノルマじゃないんで……

  • 73二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:53:41

    寵愛枠はミオリネだった…?
    記念すべき最初のSANチェック大失敗してるグエルもグエルだけども!

  • 74二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 01:10:57

    Heliosについて、グエルはこんなのが流行ってるんだ…って感じの無感動で、それ以外のPCとラウダは好意的ないしは興味があるって感じなんだね
    ってか、グエルのSAN値チェックなにがあった???(もしかしたら私がなんか見落としてただけかもしれないけど)
    あとほんとに今回のシナリオファンブル率高くないですか???????どうして…どうして…

  • 75二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 01:33:20

    まだ半分も満たしてないのに 100が2回も出た

  • 76二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 04:34:33

    今回も🎲が絶好調ですね(白目)

  • 77二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:25:23

    「おはよ、みんな……」

     ミオリネは欠伸をしながら起き上がる。「おはようございます!」と元気よく返したのはスレッタだ。「勝手に台所借りてますよ~」と言って、どうやら朝食を準備してくれているらしい。シャディクはソファに大人しく座っていた。「俺が参加するとお皿ひっくり返すからって水星ちゃんが……」とのことだ。賢明な判断である。

    「グエルは?」

    「え?さあ……お手洗いとか?」

     と、言った瞬間、リビングに続く扉ががちゃりと開いて、グエルが入ってくる。「シャディク、ミオリネ……おはよう」と言いながら。

     ……なんだかその顔色が、少しだけ悪いように感じた。

    「おはようグエル。体調悪いの?」

    「いや、……なんでもない」

    「そう。ならいいんだけど……無理するなよ」

     グエルは無理したように笑う。それからシャディクの方に視線を向けながら、ミオリネの傍に寄って、ミオリネの手を、ぎゅっと握った。ミオリネは一連の行為を少し不思議に思ったけれど、振り払うことは、しなかった。

     朝の情報番組は、週間音楽ランキングをうつしている。

     一位はやはりエランの新曲、『ふぁらくと』だ。ライブをやる効果なのか、ジ・アスティカシアの楽曲もそこそこの高位を維持している。意識したことはなかったが、例の『Helios』とかいう作曲家も、上位とまではいかずとも、この手のネットアーティストとしてはかなり高い順位をもらっていた。

    「今日もがんばりましょ、ね!」

     スレッタが簡単な朝食の載ったトレー片手に、三人の元に戻ってくる。

     ありがとう、と言いながら受け取れば、スレッタはニコリと笑った。シャディクは「やっぱおいしいねえ」と満足気に言い、グエルも少しだけ、頬を緩ませた、ように見えた。


    エラン「二日目だよ!」

    シャディク「なんでグエルSANcもらったの?」

    ミオリネ「え何私のファンブルスルーなの??そもそもあの謎ダイス何??」

    ラウダ「兄さんとスレッタははいこれ」

    グエル「……なるほど」

    スレッタ「へえ?わかりました」

    dice1d4=2 (2)

    1:シャディク「まずは仕事だよね」

    2:ミオリネ「全員で探索するわよ」

    3:グエル「2・2に分かれて片方お見舞いに行こう」

    4:スレッタ「2・2に分かれて手分けして探索しましょう!」

  • 78二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:40:09

    ミオリネ「全員で探索するわよ」

    シャディク「全員一緒に?」

    ミオリネ「とりあえず午前は、全員一緒。午後どうするかはまた決めればいいでしょ」

    グエル「……わかった。どこかアテがあるのか?」

    ミオリネ「あー……色々あって、昨日一人で行動してる時に、どこかの住所を手に入れて。この場所に行きたいって思ったんだけど」

    スレッタ「な、なるほど……?ところで昨日、ミオリネさんどこにいっていたんです?」

    ミオリネ「なんでもないわ。……てかグエル、さっきのSANc何?」

    グエル「……そう、だな。KP、ミオリネと二人で話せるか?」

    エラン「シャディクとスレッタに見つからないようにってこと?りょーかい」


    「グエル、顔色悪いわよ」

    「……」

    「大丈夫?」

     ミオリネは俯いたままのグエルの頭を、ぐしゃぐしゃと撫でる。グエルは目を見開いて、小さく、怖いんだ、と呟いた。怖い? と尋ね返すと、グエルは三角座りをして、自分のくちびるを手で塞ぐ。

    「怖いんだ。ずっと怖い夢を見る。なんの夢かはわからない、夢を見る。ここ一ヶ月ずっと」

    「……夢」

    「ラウダが入院してからずっと酷くなった。きっとラウダが俺にしらせてくれていたんだ。それとも何も出来なかった兄さんを責めてる?違うラウダはそんなことしない……怖いんだ……ミオリネ、俺は……ミオリネと、ラウダだけなんだ、俺のほんとの味方は……」

     グエルの瞳に、どこか狂気じみた色がのる。

     専門家でないミオリネには、細かい診断はできない。しかしこれではそう、まるでグエルは__

    (発狂しているみたいだ)

     ……私が、ラウダを、売ったせいで?


    グエル変装(HO順):dice4d100=97 2 35 22 (156) (70)

    変装の種類(同上):dice4d3=3 3 3 3 (12) (1:顔を隠すとかそういうやつ2:違和感がない程度に体格を弄る3:異性装)

    グエル運転(自動車):dice1d100=99 (99) (70)※成功すれば車の中で調べ物する時間をとるよ!

    dice1d2=1 (1)

    1:ミオリネ「渡された住所に向かうわ」

    2:シャディク「罠かもしれない。dice1d6=1 (1) に向かおう」

  • 79二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:42:27

    迫真の全員異性装

  • 80二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:50:46

    グエルの出目がいつも以上にかっとんでて笑っちゃうね!(発狂に目を背けながら)(減少3で発狂するはずないよな???)

  • 81二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:52:35

    運転ファンブルとか事故ってない? 大丈夫? 全員無事?

  • 82二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:21:23

    グエル「うえあああああああああ!?!?」

    シャディク「グエルうううううう!!!!」

    ミオリネ「五回ダイス振って二個ファンブル一個クリティカルはなんかもうそういう妖怪がついてるでしょ」

    スレッタ「私もミオリネさんもイケメン確定演出ですね!」

    グエル「KP__プッシュロール」

    エラン「リセマラかな?」

    ラウダ「ダイス振る度にプッシュしなきゃいけない病気にでもかかってるの?」

    シャディク「気合い入れて回してね」

    ミオリネ「もうグエルにはダイスを握らせない方がいいのでは?」

    スレッタ「残念ですが当然」

    エラン「あ。ちなみに変装失敗のペナルティが一人行動でお見舞いに向かう感じ、運転失敗のペナルティが渋滞にまきこまれて午前が潰れる感じだから。ま、スマホで調べ物くらいはさせてあげるけどね」

    グエル「……おい、なぜペナルティでお見舞いに行かされる?」

    ラウダ「ふふ、なんでだろう?」

    シャディク「これだけで終わるのもあれだし方向性を決めておこう。俺はdice1d3=1 (1) (1:えっちなおねえさんっぽいアレ 2:CON30っぽい儚げ美少女 3:集団に埋没するちょっと地味な感じの子)になるみたいだね。……なんで全員男装か女装してるの……?」

    ミオリネ「せっかく高身長なんだしそれを活かしたいわね……dice1d3=2 (2) (1:シンプルにシャツとスラックスで目立たない感じで 2:部屋が白黒シックだったしそれと合わせる感じかな 3:宝塚の男役みたいな感じで頼むわ)」

    スレッタ「私は決め直すのも面倒なので、昨日と同じ中性的なすれったくんの流用ですよ~!!」

    グエル「……よしダイスに塩は撒いた。振り」

    エラン「自分だけ逃げるつもりかな?」

    ラウダ「兄さんはdice1d3=1 (1) (1:えっちなおねえさんっぽいアレ 2:ジャパニーズ=ワフク 3:本編のオルコットさん古着の流用的なやつ)だよ」

    グエル「うわあああああ全員異性装!!!!」

    グエル変装(対シャディク):dice1d100=51 (51) (70)

    グエル運転(自動車):dice1d100=73 (73) (70)

  • 83二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:33:28

    塩でどうなるレベルの寵愛ではなかったようだ

  • 84二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:33:54

    ペーパードライバーかも!!

  • 85二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:38:21

    今回のグエルめちゃくちゃやってて笑う

  • 86二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:41:41

    塩を振るのが駄目なら、ダイスを塩漬けにでもする?

  • 87二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 09:44:25

    そのダイス捨てて新しいの持ってこい!

  • 88二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 10:38:26

    グエルもシャディクもPLほどでかいわけじゃないだろうし、顔だけ見ればえっちなおねえさんでもイケるね!!(白目)

  • 89二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 10:41:03

    172と160なら全然いけるいける

  • 90二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:46:20

    グエル「……」

    シャディク「本家寵愛枠」

    ミオリネ「シャディクの女装は成功させてるの笑う」

    スレッタ「どうしてそうなった」


    「渋滞ねえ」

    「ねー」

    「巻き込まれちゃいましたね」

    「す、すまん……」

     ハンドルを握っている少女、助手席にはすらりとしたイケメン。後部座席には中性的な童顔の美青年と、大人っぽい雰囲気の美女が座っている。男女混合四人組だ。何も間違ってないな、ヨシ!

     どうやら見事にひっかかってしまったらしい。

     カーナビには事故情報が出ている。この感じはたぶん数時間は止まってるやつだ。先程から微動だにしていない。かなり終わりである。

     ……運転をしているグエルは何も出来ないにしても、それ以外は少しでも調べ物ができるかもしれない。ミオリネはふっと顔を上げて、鞄からスマートフォンを取り出した。

     エランに渡された住所は、どうやら一般的な住宅街にあるようであった。

     一般的な、といっても、そこそこ高級な家が立ち並ぶ区域である。そこに、何があるのか。……行けば何かが、わかるのだろうか。

    「にしても、みんな意外と似合ってるよね~」

     のんびりと言ったのはシャディクだ。サイズも体型も近いということで、ミオリネと服を交換した。ミオリネの持っている服でもこう、気の迷いで買ってしまって一度も袖を通していない大胆めな服を着せたのだが、シャディクは気にしていないようだった。

    「で、ですね!ミオリネさん、かっこいい、です~!シャディクさんもグエルさんもかわいいですし!」

    「水星ちゃんも似合ってるよ。グエルもそう思うよね?」

    「こんなやたらひらひらした格好をする必要は果たしてあったのだろうか」

    「さあ?私は動きやすいからどっちでもいいけど」

     三者三様の反応を示しながら、前の窓を見る。信号が青になった。ちなみに全く進む気配なかった。

    1:ペイル・プロダクションについて調べる(目星) 2:エランについて調べる(目星) 3:Heliosの楽曲を流す(アイデアハード) 4:新しいキーワードを探す(幸運ハード) 5:????

    シャディク:dice1d100=97 (97) dice1d4=1 (1)

    ミオリネ:dice1d100=39 (39) dice1d4=3 (3)

    スレッタ:dice1d100=78 (78) dice1d4=3 (3)

  • 91二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:49:05

    誰かしらファンブル出さんと気が済まんのか?

  • 92二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:54:10

    テーブルの四隅に盛り塩おいとこう(儀式?)

  • 93二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 11:58:39

    シャディク「????????」

    ミオリネ「?????????」

    スレッタ「?????????」

    グエル「上からファンブル失敗失敗だ。みんな俺にごめんなさいしような」

    エラン「出目がロックだねえ」

    ラウダ「そこだけはメロウであってほしかった」

    シャディク「KP!プッシュロールを宣言する!!」

    ミオリネ「わっ……私も!!」

    スレッタ「……私は、やめておきます。その、出目が腐る気がしてならないので」

    エラン「今回みんなトばすねえ」

    ラウダ「これであとファンブル出てないのはスレッタだけになったんじゃない?まだそんなダイスふってないのに」

    シャディク「どうして どうして どうして……」

    ミオリネ「知らん怖……」

    エラン「……昨日のもあわせて、ミオリネはプッシュ失敗したら特定ルートに入れなくなることを覚悟しておいてね。入るっていうか、入らせるって感じだけど」

    ミオリネ「……?どういうこと?」

    ラウダ「気にしない方がいいよ。それでシャディクだけど……どうしようかな。dice1d3=2 (2) (1:突然不安でいっぱいになってSAN-1 2:何がとは言わないがラウダについての記憶が蘇る。明日の午前の行動がお見舞いに固定される 3:不要不急の色ボケwithdice1d3=1 (1) (1:ミオリネ 2:兄さん 3:水星女))でいっか」

    シャディク「どれについてもそこそこ酷くない?」

    グエル「当てればいいんだぞ」

    スレッタ「説得力皆無」

    シャディク目星:dice1d100=50 (50) (70)

    ミオリネアイデアハード:dice1d100=1 (1) (35)

  • 94二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:00:03

    突然の1クリ!誇れ

  • 95二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:04:41

    1スレ目ですでに出目の荒ぶりようがすごい

  • 96二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:12:58

    ファンブルとクリティカルを足して割ろう

  • 97二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:25:33

    女神どうした???ダイス目に1-5と96-100しか付けなかったのか?????

  • 98二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:44:55

    ミオリネさん???
    100ファン出した後に1クリとか女神様、御乱心
    ていうか分岐消滅(ルート強制)とか怖すぎる

  • 99二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 13:47:33

    ミオリネ「グエル……今……なんと?」
    グエル「ごめんなさい」
    シャディク「さすミオ有言実行」
    スレッタ「つよい」
    エラン「どうする?コレ」
    ラウダ「……じゃあこの辺だそっか。ついでにシャディクの方に情報を追加するってことで」

    「ほへえ」
    「はわあ」
     シャディクはスマートフォンをスクロールし、スレッタと一緒に覗き込む。
     ペイル・プロダクション__
     とは、そこそこ老舗の芸能事務所だ。主にアイドルをプロデュースしている。「夢物語を現実に」をスローガンに、主にソロアイドルからなる軽快なポップや明るいソウルミュージックを主に輩出していた。しかし十五年ほど前、『ペイル・グレード』という人物が代表者になってから、そこそこ大きく路線を転向し、グループ売りをはじめたようだ。エランはその時以来の孤高のソロアイドル、ということになるらしい。
    「意外とすごい人なんだね、昨日の子」
    「ですねえ……」
     所在地は、ここからそれほど遠くない。それこそ車を走らせればいけそうだ。だが、そのためには、事前にアポイントメントを取るか、入館証か何かを偽造する必要があるかもしれない。
     ミオリネは流しっぱなしの『Helios』の音楽を聴いて、しばらく考えこんでいた。それからふと、思いついたように口に出す。
    「……なんか、うちの音作りに似てる?」
    「そうか?」
     グエルは渋滞とにらめっこしながら答えた。ミオリネが考え込むように視線を伏せる。具体的にどこがというわけではないが、異常に耳に馴染むのだ。
     ベースラインも、ミオリネがよく使うものと酷似している。もしかしたらシャディクたちが惹かれた理由もここにあるのかもしれない。そんなことを考えていると、ふと、グエルが呟いた。
    「確かにラウダの音楽に似てる、かも」
    「言われてみればそうかも!ミオリネ、頭いいね~!!」
    「『Helios』さんの作るロックミュージックも聞いてみたいですねえ」
     そんなことをだべっていると、ようやく、渋滞が多少緩和されたらしい。
     ゆっくりとエンジンがかかって、車が動き始めた。
    【二日目 午前 終了】

  • 100二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 14:13:09

     エランに渡されたその住所にあるのは、どうやらごく一般的な一軒家であった。

     ミオリネはためらいながら、扉に手を掛けてみる。鍵は、しまっていない。存外なんの抵抗もなく、扉が開いた。

     中もやはり、普通の家である。恐る恐る、中に入った。シャディクは「ここは……?」と不思議そうな顔をして、グエルは不安そうにミオリネの手を握ってくる。スレッタは困ったように周囲を伺いながら、殿で家の中に入ると、しばらく考えた後、鍵をかけた。これで外から誰かが入ってくることはない。内装も普通の家に見える__が、一つ違和感があるとすれば、消耗品の類が少ないのに、テレビやソファなどさして増えないであろうもの、かつ系統も趣味もばらばらなものは沢山置かれていることだ。端的に言えば、

    「……なにこれ。差し押さえ品かなにか?」

    「反社の事務所……?」

    「知らん……怖……」

    「……」

     グエルは不安げに、しきりにミオリネの方を向いている。これは、そうか。弟が倒れて不安な時に、長年の付き合いがある幼馴染に、全幅の信頼を置くしかないような精神状態になっているのか。

     __……

     ミオリネは静かに視線を落とす。それから顔を上げて、部屋の中に視線を向ける。

     調べられそうな場所は、「リビング」「キッチン」「ゲストルーム」「私室」だろうか。ただし家の持ち主が帰ってくることを考えると、調べられるのは一部屋だけだろう。どうするべきか考えていると、ふと、どこかで感じたことのある香りがしたような気がした。

    調べる場所

    1:リビング 2:キッチン 3:ゲストルーム 4:私室

    シャディク:dice1d4=2 (2)

    ミオリネ:dice1d4=2 (2)

    グエル:dice1d4=4 (4)

    スレッタ:dice1d4=1 (1)

  • 101二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 14:52:21

     ……リビングも、キッチンも。不気味なほどに、生活感がない。

     かろうじてキッチンは多少の使用感があるが、それが逆に不気味さを醸し出している。見たところ、多分人が住んでいる居住地、だ。シャディクはふと、顔を上げる。

    「そういえば、ミオリネ、昨日どこ行ってたの?」

    「ああ……少し呼ばれて。そこで、ラウダが倒れたことについて知りたいならここに来いと……」

    「端的に言って怪しくない?ソイツ」

    「否定はしないわ」

     二人の会話を聞いていたらしいスレッタが「おお……」となんともいえない声を上げる。ミオリネは顔を上げて、静かにあたりを見回した。シャディクが少しだけ、視線を落とす。

    「……でも、そうだよね。今の所、これ以外にラウダのことに関する情報はないんだもんね」

     ミオリネの手が、ぴたりと止まった。

    「そうね」

     声は、震えていなかっただろうか。

     スレッタはその様子をちらりと伺ってから、顔を上げる。顔から、表情が抜け落ちてしまっていた。


    ラウダ「じゃあハズレ部屋組からまとめて処理するよ」

    スレッタ「ハズレって言っちゃいましたよ」

    シャディク「そんな気はしてた」

    ミオリネ「むしろ見えてる地雷につっこんでいくグエルはすごいと思った」

    ラウダ「一回の探索で振れるのは二回。ここで振れるのは幸運だけ。成功したら武器なりなんなり手に入ったことにしていいよ」

    スレッタ「てきとうだ……」

    シャディク「グエルがなんとかしてくれるんじゃないかな」

    ミオリネ「大丈夫かしらねえ……」

    シャディク幸運:dice2d100=89 48 (137) (30)

    ミオリネ幸運:dice2d100=1 2 (3) (70)

    スレッタ幸運:dice2d100=16 78 (94) (50)

    ついでに今のうちに今日の夜はdice1d3=3 (3)

    1:四人でdice1d2=1 (1) (1:ホテル 2:dice1d4=4 (4) の家)

    2:ミオリネとdice1d3=2 (2) 、ほか二人

    3:四人ばらばら

  • 102二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 14:55:10

    ミオリネ強すぎぃ!!!!

  • 103二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 14:56:41

    大丈夫?また反動で肝心な所でファンブル出さない?

  • 104二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 15:01:20

    グエル狂気発症してるっぽいのにひとりで大丈夫かな…

  • 105二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 15:09:35

    今回の卓なんかこう全体的にドラマチック(婉曲的表現)

  • 106二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 15:11:02

    🎲!極端が過ぎるって!

  • 107二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 15:16:29

    ミオリネさん!?
    今回、極端なダイス出過ぎぃ

  • 108二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 17:41:39

    卓囲みながらテレビを見たかい君たち
    似た者同士がいたね…

  • 109二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 17:42:56

    ええ……としか言えない事故が起きてるんだけどどう思いますジェターク兄弟
    あとシャディクは同類が思わぬところにいたことへの感想をどうぞ

  • 110二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 17:50:32

    エラン「僕は光のキャラとして生きるよ。じゃせいぜい頑張ってねラウダ」

    ラウダ「立てるかあ 墓標……」

    グエル「ヤダー!死ぬな~~~!!まだ ペトラ生きて いやあの ワンチャン ここから入れる保険とかないか? うああああラウダーーーー!!!!」

    シャディク「一部で言われてた『グエル 穢したな ミオリネを』『ミオリネ 穢したな 兄さんを』がマジだとは思わなかったよね」

    スレッタ「ミオリネさん……お労しい……ちなみに私は主人公と言います。これから新しいガンダムにのって財団Bの販促をします。よろしくねキャリバーン」

    ミオリネ「本編の私へ あんたのせいじゃないので安心するといいわ っていうかなにあのクワイエット・ゼロ?派手にヤバくない?さっきから全然お菓子が喉通らないんだけど 見てよこれ 鳥肌」


    ラウダ「……、うん。ちょっと今まだ気持ちの整理ついてないから雑に処理していい?」

    ミオリネ「本編のダメージを枠外にまで引っ張ってくるな」

    シャディク「まああの状況はね……仕方ないよね……」

    スレッタ「かいてるひとがいうには『ラウダが消える鬱展開は嫌なので次シナリオからもこのメンツは意地でも固定します』とのことですよ。そういえば今回もほとんど無理矢理ソフィさんとノレアさんねじこんでましたっけ。滑稽ですね」


    「……?」

     ミオリネはふと、床に何かが落ちているのを見る。それは、どうやら『ペイル・プロダクションの入館証』であるようだ。手に取ってみれば、なるほどいってしまえばただの紙であり、偽装が難しくなさそうだ。

    「ねえ、シャディク、スレッタ」

     ミオリネはふと顔を上げる。

     真っ青な顔のスレッタと、眼があった。

    「み、ミオリネさん、こんなものが、落ちて__」

     そこには。……黒く光る、ごとりと重い物体。

     拳銃が、握られていた。

    【シャディク ミオリネ スレッタ 二日目 午後 終了】

    ????:dice1d100=11 (11) (??)

    入館証dice1d3=3 (3) 1:シャディクに渡す 2:スレッタに渡す 3:持っておく


    グエル「向こうお通夜状態だな」

    エラン「卓外のことでお通夜になってるの面白。……私室にあるのは、【1:机】と【2:本棚】、それから【3:楽譜題】だ。全部目星。二か所探索できるよ」

    グエル目星:dice2d100=38 3 (41) (70) dice2d3=3 3 (6) (被りの場合一つ下にずれる)

  • 111二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 18:01:05

    >>108 >>109

    ラウダ「開いちゃった かな……悟りを。ごめんねミオリネ」

    ミオリネ「いいのよ。ミオリネ・レンブラン(詠唱)の時そっとポテチ贈呈してくれたし」

    グエル「俺はまだあきらめていないぞ、まだ そう……あるんだ!道は!!」

    スレッタ「もしかして『関係がある』ってそういう伏線回収です?」

    エラン「雑にアツいね」

    シャディク「俺は……なんというか……なんというか。なんであのタイプの俺に同類がいるの……?えっとラウダ、がんば?」


    「……」

     グエルはふと、楽譜台を見た。

     そこには、未完成の楽譜が置かれている、らしい。楽譜を読めば、多少の乱れこそあるが、どうやらエランの十八番である『ふぁらくと』と似たメロディーを使っているらしいことがわかる。じっと見ていると、頭の中に、がんがんと音楽が響いてくる。既存曲の楽曲なのか、いやでも見たところまだ未発表みたいであるが。古ぼけた羊皮紙に書かれたそれは、持っているだけで、とても__厭な予感が、する。これを理解してはいけない。演奏してはいけない。そう、本能が拒絶する。

     題は、こう打たれていた。

    「【旧支配者のキャロル】」

     グエルはふらふらと、その羊皮紙を手に取る。

     ガンガンガンガン。頭に音が響く。空を見よ。今宵は。星辰が。揃う夜。終焉の時来る目覚めの時来る。戻りきた神々に恐怖知る時来る__頭が。あたまが、いたい。それから今度は、机に近づいた。引き出しを開けてみれば、そこには日記が、置かれている。ぱらり、捲ってみる。内容に、目を通す。通す、通して__手で、くちびるを抑えた。

    「まさか……」

     目を見開く。

     扉を見る。正確には、__扉の向こうにいるはずの、『その人』を見つめる。

    「……お前なのか?」

    グエルSANc:dice1d100=90 (90) (58)1/dice1d6=6 (6) (旧支配者のキャロルぶん)

    グエルSANc:dice1d100=44 (44) (↑で減ったぶんの差額)1/dice1d6=4 (4) (日記ぶん)

    楽譜:dice1d3=3 (3) (1:持っていく 2:おいていく 3:全員に共有する)

    日記:dice1d3=1 (1) (1:持っていく 2:おいていく 3:??に共有する)

  • 112二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 18:06:36

    グエルSAN値:58→51

    グエルアイデア:dice1d100=52 (52) (75)

    成功の場合グエル一時的狂気:dice1d10=4 (4)

    グエル狂人の洞察力:dice1d100=60 (60) (75↑)

    グエル「待て」

    エラン「草」

    グエル「何故俺のSAN値は削れるのか(哲学的な問い)」

    エラン「ちなみに説明しておくけど、もし発狂した場合、……だから、楽譜をみんなに共有することはできない。それ以外の処理に関しては状況に応じてかなあ」

    グエル「てかなんだよ旧支配者のキャロルって!そのまんまじゃねえか!!今までの雑にOPED使うスタイルはどうしたんだよ!!!!」

    エラン「だってこれトンチキシナリオだし……あ、せっかくだから狂人の洞察力振ってもいいよ」

    グエル「は?……これ以上に、何かあるのか?」

    エラン「えへへ。……どうだろうね?」

    グエル「怖ぇ~~~~~~」


    ミオリネ「あいつ何見たの……?」

    スレッタ「さあ……」

    シャディク「またSANc引いちゃったのかあ」

    ラウダ「あそこまできれいに地雷だけを踏み抜けるの逆にすごいと思う」

    スレッタ「またグエルさんSAN値芸人枠やるんです?」

    シャディク「見てよ既に水星ちゃんとSAN値が肉薄してるよ。初期値は10違ったのにね。ウケる」

    ラウダ「ちょっとげんきでた。ありがとう兄さん」

    ミオリネ(……グエル、ラウダの兄で私の幼馴染だから、もしばれたら一番まずいのよね……大丈夫かしら)

  • 113二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 18:34:09

    あ”あ”あ”あ”あ”!!!狂人の洞察絶対なんかあっただろ!!!!!
    グエル!ファンブル貯金使え!!!!!!
    何でこういう時は出目がいいんだ

  • 114二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 18:51:24

    グエル一時的狂気:早口でぶつぶつ言う意味不明の会話あるいは多弁症(一貫した会話の奔流)


    「なんでこんなものが、こんなところに……」

    「わ、わからない。やっぱりここ、まずいところなんじゃ」

    「あ、グエル、あのさ……」

     シャディクがふっと、顔を上げる。足音だ。グエルが歩いている。どこか、夢見るような様子で。片手には日記を、片手には楽譜を持って。

     シャディクが声をかければ、グエルはぐるりとこちらを向いた。その瞳には、狂気が、恐怖が、狂乱が、そして__明確な、シャディクに対する怯えが乗っていた。

    「信用できない。ラウダを殺した。ラウダは殺された。ラウダは、どうして。殺した。殺された。どうして。どうして。どうして。お前のせいで。お前は。俺は。アイツは。エラン・ケレス。復讐。復讐しなければ。あいつにもあいつにもあいつにも。全部全部全部。殺さなきゃ。どうして。怖い。怖い怖い怖い、お前もお前もお前も、誰も彼も」

    「グエル?」

    「……るな……」

    「え、どうし」

    「来るなぁあああっ!!」

     グエルは一歩後ずさると、そのまま真っ直ぐに逃げ始めた。シャディクたちはほんの一瞬、ぽかんとする。それからすぐに、「グエル!?」と言って彼を追いかけ始めた。速い。脚が、速い。追いつけない。どこに行く気だ? どちらにせよ、今のグエルがまともな精神状態だとは思えない。追いかければ危険かもしれないし、追いかけなければ危険かもしれない。

     どちらにせよ、追いつけなければ意味がないわけだが__

    「……どうしたのかしら、一体何を見て……」

    「わ、わからない、とにかく追いかける?」

    「グエルさん……一体、何のつもりで……」

     三人は真っ青になって顔を見合わせる。

     悩んでいる時間は、さしてなさそうだった。

    1:グエルを追いかける(CON対抗に参加) 2:グエルを追いかけない

    シャディクdice1d2=1 (1) :dice1d100=19 (19) (30)

    ミオリネdice1d2=2 (2) :dice1d100=61 (61) (45)

    グエルCON対抗:dice1d100=79 (79) (55)

    スレッタdice1d2=2 (2) :dice1d100=2 (2) (55)

  • 115二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 19:04:10

    シャディクつえー!!!!!
    スレッタはクリティカルしてたからちょっと惜しいな
    ミオリネが途中で追いつけなくなったの見て、付き添ったのかな?

  • 116二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 19:12:07

    グエル「おいなんでシャディクしか来てなんだよ」

    シャディク「ねえなんでほぼ倍近く能力値違うのに捕まってるの?」

    ラウダ「なるほど。……こう来るのか」

    シャディク「KP、グエルに精神分析(物理)。うまいこと1だけダメージを与えることってできる?」

    グエル「正直助かる」

    ラウダ「わかった。それじゃあ__」


    「グエル!」

    「……ッ!」

     シャディクはゼエゼエと肩で息をしながら、なんとかグエルに追いついて、その襟元を引き寄せる。グエルは咄嗟に上着を脱いでそのまま逃亡しようとしたが、その前にシャディクの腕がグエルの身体を取り押さえた。武器のない生身での戦闘であれば、シャディクの方が優位に立てる。グエルはヒッと悲鳴をあげて、暴れようとする。シャディクは困ったような表情で、それを見下ろす。

    「グエル。落ち着いて」

    「お前も敵だ。敵だ。敵だ。敵、敵、敵。ラウダを殺そうとする敵。だから俺は俺が俺が俺が俺が」

    「グエル!」

     シャディクがグエルの頬を張る。

     グエルの声が、止まる。震えていたくちびるが止まって、シャディクは心配するように、自分が殴りつけた頬を撫でる。「ごめんね」と言えば、グエルはしばらく呆然としたあと、俯き、ぼろぼろと涙をこぼした。

    「……すまない、俺が悪かった。俺が、正気じゃなかった」

    「ううん。殴っちゃってごめんね、痛くなった?」

    「痛くない。……ありがとう、止めてくれて」

    「お前は何を見た?何があったら、そんな暴走をしたんだ?」

     グエルはシャディクを見つめる。

     それからそっと、その手に古い羊皮紙を握らせた。「読むか読まないかは、自由だ」と付け加えた。それからシャディクの腕を引き、歩き出す。シャディクは「わあっ!?」と驚いたような、困ったような悲鳴を上げた。

    「グエル?」

    「今日は、一人で寝たくない。……怖い、から。お前も一緒に行くか」

    「どこへ行くの?」

     グエルは少しだけ視線を落とす。

    「……ラウダのとこ」

    【二日目 午後 終了】

    シャディクは楽譜をdice1d2=1 (1) (1:読む 2:読まない)

    読んだ場合SANc:dice1d100=86 (86) (31) 1/dice1d6=1 (1) ※行先が病院なので、治してくれたという判定にして、発狂判定は省略するよ

    グエルSANc:dice1d100=46 (46) (51) 1/dice1d3=3 (3)

  • 117二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 19:16:24

    ねえグエルは何でSANc入ってるの?今減るところなかったよね?

  • 118二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 19:16:55

    シャディクSANチェックも強かった(失敗したのに1)
    紙SAN値だから助かるね…

  • 119二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:16:02

     病室特有の、消毒液とリノリウムのにおいを揺らして、爽やかな朝の風が吹く。

     ラウダはゆっくりと身じろぎをして、微かに目を開けた。それからこてり、と頭を傾ける。病室の椅子に腰かけて、腕を組んで眠っているらしい人物が一人。ラウダのベッドに上体を預けて、正座をするような状態で眠っているような人物が一人。

    「……しゃでぃく……にいさん……?」

     シャディクが、ぱちりと目を開ける。と同時に、グエルもはっと起き上がった。ラウダは上体を持ち上げてから、「いてて」と自身の腹を撫でる。

    「ラウダ、起きたんだ。おはよう」

    「よかった……、よかったぁあ……!」

     ラウダは困惑したように、「おはよう?」と二人の方を見やる。

    「……なんで二人とも女の子の格好をしているの?」

    dice2d4=1 3 (4)

    1:シャディク「……何があったか、教えてほしい」シャディク言いくるめハード:dice1d100=5 (5) (35)

    2:グエル「この日記のこと、本当なのか、聞きたい」シャディク言いくるめハード:dice1d100=49 (49) (35)

    3:シャディク「そういえばラウダって『Helios』好きなの?」シャディク言いくるめハード:dice1d100=71 (71) (35)

    4:グエル「早速で悪いが、新曲を作ってくれないか?」


    「……来ない、ですね?」

    「あ、シャディクから連絡来てる。……ラウダのとこ行ってるから、二人は探索してて、だって……?」

     スレッタとミオリネは、グエルの車を走らせて家に帰った翌朝、こてりと首を傾げた。

     あのあと、何かあったのだろうか。いやまさかその そういうこと はない とは思うが……同じ考えに思い至ったのか、スレッタが微妙な顔をした。おそらく普通にお見舞いしただけである。たぶん。

    「どこいきます?」

    「……ペイル・プロダクションにいくのも、手段の一つだと思う」

    「なるほど。わ、私、ミオリネさんについていき……ます!」

    「わかった。……なんだかデートみたいね?」

    「で、ででででっ、でーとぉ!?」

    「あはは。冗談よ、冗談」

     ミオリネは笑って、スレッタにでこぴんをした。スレッタは顔を真っ赤にして、ちょっぴりうつむいていた。

    dice1d2=2 (2)

    1:ミオリネ「ペイル・プロダクションに向かってみる」

    2:スレッタ「dice1d4=3 (3) (1:スタジオ 2:公園 3:喫茶店 4:図書館)にいきましょうか」

  • 120二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:19:49

    >>117

    毎晩悪夢見てSANチェック入ってるみたいだったからその分の判定かな?

    ミオリネとスレッタの謎の邪推は例の「関係」を知ってるからだろうか…

  • 121二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:45:54

    >>117

    グエル「>>120これだな。一応、悪夢に関しては>>78でちらりと言及しているぞ。おかげで毎晩SANcが入るらしい。だれかたすけてくれ」

    スレッタ「……いやあ……私たちは『関係がある』以上のことは知らないんですけどねえ……何の関係 なんでしょうね?」


    「……そんな……」

     シャディクは渋るラウダを説得して聞き出したことの顛末を、なんとか自分で整理し、くちびるを抑える。

    「でも、僕は……大丈夫なんだ。あの時は動揺してたけど、今は__」

    「無理しないで。……そんな、怖い目にあったんだもん。ゆっくり休んでよ、バンドのことは俺達に任せて」

     シャディクは心配するように、ラウダの右の手を握る。かすかに、指先が震えていることに、気づいた。そして左手が、今なお腹に置かれていることにも。呼吸が僅かに、乱れていることにも。グエルは少しだけ、視線を落とす。それから立ち上がり、ラウダをじっと、見つめる。

    「一つ、確認しておきたいことがある」

     ラウダが見つめ返す。

    「それをやったのは__『ミオリネ・レンブラン』か?」

    【シャディク グエル 三日目 午前 終了】

    シャディクPOW判定:dice1d100=31 (31) (30) ボーナスダイス:dice1d10=7 (7)

    dice1d2=1 (1)

    1:グエル「……探索に行く。dice1d4=3 (3) ((1:スタジオ 2:公園 3:喫茶店 4:図書館 5:昨日の家)だ」 2:シャディク「え?まって、どういう、こと……!?」


     喫茶ちきゅうりょうは、穏やかな空気の流れる純喫茶だ。空調と換気扇の音に混じって、軽快なジャズミュージックが聞こえてくる。

    「ごはん、なにたのみます?」

    「あまり食べ過ぎるといけない。飲み物ぐらいにしておきましょ」

     二人は簡単に、新曲のアイデアが出ないか話し合いをしてみるが、そもそも二人に作曲知識がない以上、どうすることもできない。

    「うーん……どうするべきかしら」

    「……わ、わかりません。でも……何か、あるはずです。きっと」

    「そうだと、いいわね」

    「ありますよ。ぜったい!」

     二人は微笑みあって、メニューを眺めた。

    スレッタ:dice1d3=2 (2) ミオリネ:dice1d3=2 (2)

    1:ケーキを食べる(SAN値1回復) 2:店員に話しかける 3:客に話しかける(dice1d3=2 (2) )

  • 122二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:51:45

    これこのままだと喫茶店で修羅場になるのでは…?

  • 123二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:52:40

    アカンすでに亀裂が入りそう…
    っていうかラウダの腹って大丈夫なんです…?

  • 124二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 21:08:55

    「はァい、これ、ご注文の品です」

     褐色に銀色の髪をした少女が、ふたりの前にケーキを差し出す。その頭にぴょこりと生えたねこみみを見て、スレッタがぱちくりと目を瞬かせた。

    「え、えと……そのみみ、ほんもの、なんです……?」

    「さあ?どっちだと思います?」

     少女はニイと笑って、ふとスレッタの隣に腰かけた。ミオリネは少しだけ顔をしかめて、それを見つめる。

    「そーいえばあ、最近なんだか風が悪いと思いません?」

    「……風?」

    「世界が終わっちゃうかも、全滅バッドエンドかも!なんてね、せーんぱい」

     少女が顔をあげて、スレッタ達の奥にいた客に視線を向けた。そこには警官であるらしい青年と、探偵らしき格好をした男が連れ立って座っていた。

    「君はさっさとCEOのところに行ってあげれば?ドリームランドの魔女、セセリア・ドート」

    「こわあ。そっちだって協力者に地獄の植物引きずりこむなんて、覚悟決まってるじゃないですか」

    「ぼっ、僕はGUNDを使っていない! というか、君もあいつにそっくりなのに、GUND使ってないんだね……にしても、まずいことが起きてるって……ほんとに?」

     探偵の方がはっと顔をあげて、チラリと連れの方を見た。警官はこくりと頷き、鈍い銀色に輝く指輪にちらりと視線を落とす。

    「……これが終わったら、君のお兄さんをうちの組織で検査する。そういう約束だ」

    「あ……えと、そう……だね。えと、その話だけど、もう少し後でもいい?」

    「何か?」

    「いやそのっ、ただ、えっと……そ、そうっ!あんなちょうどいいサンドバック、手放すわけにはいかないから!というかあんな、父さん殺したやつなんか、兄さんじゃないし!」

    「……別に手放させるなんて言ってないけど。寄越したくないの?」

     探偵の方が押し黙る。「図星ですねえ」と言ったのはねこみみの少女だ。「実はお兄さんのことそんなに嫌いじゃない?」と警官が淡々と指摘する。スレッタとミオリネは顔を見合わせて、そんな三人の様子を見て__それから、小さく反芻した。

    「「……世界が、終わる?」」

    【三日目 午前 終了】

    dice1d3=1 (1)

    1:ミオリネ「このまま喫茶店にいる」

    2:スレッタ「dice1d4=3 (3) (1:スタジオ 2:公園 3:図書館 4:昨日の家)にいきましょう」

    3:ミオリネ「嫌な予感がする。ペイル・プロダクションに移動するわ」

  • 125二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 21:15:29

    やべーぞ一触即発だ!!
    というかこんなところにねこみみセセリアさんが!

  • 126二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 21:18:39

    やったー過去セッションエキストラだ!CEO呼ぼ

  • 127二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 22:40:50

    「世界が、終わる……?」

    「あれェ?まだ気づいてなかったんです? スレッタ・マーキュリーに、ミオリネ・レンブラン」

    「それって、どういう__」

     からん からん

     ミオリネが尋ねようとした瞬間、扉が開く。

     咄嗟に、そちらを見る。そこに立っていたのは、グエル・ジェタークだ。こちらを見る表情には、一切の表情が乗っていない。彼はどこかおぼつかない足取りでこちらに近づいてくると、半ば縋るようにミオリネの胸倉をつかみ、ふらふらと頽れた。

     __ひどく、嫌な予感がした。

     遅れて入ってきたシャディクと目が合う。「ミオリネ」と、その瞳に、ほんの僅かに怯えるような色が混じっていることに、ミオリネは気付いた。

    「嘘だ。……嘘だ、噓だ嘘だ嘘だ……ミオリネはそんなことしない、ミオリネは……」

    「……グエル?」

     グエルの声が震える。「嘘だよな」と。「頼むから嘘だと言ってくれ」と。……「そうじゃなきゃ、俺はこれから、ラウダ以外の、何を信じて生きていけばいいんだ」と。ぶつぶつ、まるで何かが決壊したように。ミオリネが何かを言うために、くちびるを開ける。

     グエルが顔を上げる。

     薄いブルーグレイをした瞳と、目が合った。

    「ミオリネ・レンブラン」

     __お前がラウダを自分の身代わりにしたなんて、嘘だよな?

     グエルの瞳が潤む。ミオリネは震える。スレッタが「へ」と低く呟いた。ミオリネは、くちびるを、半開きにさせて。半ば無意識のうちに、小さく呟いていた。

    「嘘じゃないわ」

     わたしが、やった。

     遅れてやってきた実感が胸を刺す。罪悪感が全身を満たす。グエルの腕が脱力し、くたり、と床に落ちる。その顔が絶望に歪み、「あ、あ、あ」と嗚咽じみた声が上がる。「ああああ、」涙交じりに震える。グエルさん何を、とスレッタが伸ばしかけた手を叩き落として、「うわあああああッ!!」と悲鳴を上げた。

    グエルPOW判定:dice1d100=2 (2) (60)

    ミオリネSANc:dice1d100=56 (56) (71)1/dice1d6=1 (1)

    dice1d4=2 (2)

    1:シャディク「……ケーキ食べながら話し合いかなあ」

    2:スレッタ「み、ミオリネさん、来てくれますか?」

    3:グエル「セセリアー!たすけてくれーー!!」

    4:ミオリネ「客に助けをもとめてみようかな……?(dice1d2=2 (2) )」

  • 128二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 22:58:26

    「み、ミオリネさん……どういうこと、ですか……?」

     スレッタが怯えるような表情で、ミオリネの手をぎゅっと握った。温かい。それでようやく、ミオリネは、自身の指先が冷え切って、酷く、震えていることに気づいた。

    「全部私が悪いの。私のせいよ、本当に……」

    「ミオリネさん……?」

    「……枕をさせられることになった。私は、……ラウダを、身代わりにして、逃げた。あはは、そうね、ほんとね、グエルの言うとおりだ」

    「……もしかして、脅迫状って」

     スレッタは賢い子だ。

     ミオリネの涙交じりの独白であっても、正確に理解してくれたらしい。スレッタはしばらく考えた末に、ミオリネを抱きしめた。ぱちぱちと瞬きをして、柔らかに微笑み、その背を、頬を、労わるようにそうっと撫でる。

    「ミオリネさん……私は、私だけは、何があってもあなたの味方ですよ」

    「……すれった……」

    「ねえ、ミオリネさん。……【不祥事の証拠】って、どこにあるんです?」

    「わから、ない。たぶんエランが持ってる」

    「へえ、エランさんがそんな……」

     スレッタの瞳が、一瞬何かに歪んだ。それから微笑みを湛え、ミオリネの涙をぬぐう。

    「ねえ。協力しましょう、ミオリネさん」


    「きっと事情があったってことは、わかってる」

     ひとしきり泣き腫らしたあと、グエルは少し掠れた声で呟いた。シャディクは紅茶を飲みながら、少しだけ表情を歪める。

    「にしてもまさかミオリネが、ラウダを、あんなに……」

    「わかってはいるんだ。でも、怖い……怖いんだ、ずっと信頼してたミオリネが……ラウダ……」

     グエルは追いかけないという選択を取った。今追いかけたらきっと、ミオリネに対して酷いことを言ってしまう。それは、誰も幸せにならない。

    「……俺は何を信じればいいんだ?何を、心の拠り所にすればいい?」

    「グエル……」

     シャディクは沈痛な面持ちで、対面に座るグエルの頭をくしゃくしゃと撫でた。……何と声をかけてやればいいのか、シャディクにはわからなかった。

    【三日目 午後 終了】

    dice1d3=3 (3)

    1:ミオリネ「今日は全員ばらばらで寝ましょう。頭を冷やしたい」

    2:スレッタ「わ、私とミオリネさん、シャディクさんとグエルさんでかたまりましょう!」

    3:シャディク「……俺とミオリネ、グエルと水星ちゃんで固まろう。現状の整理がしたい」

  • 129二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:00:08

    シャディク・ミオリネ組:dice1d3=3 (3)

    1:シャディクの家に向かう 2:ミオリネの家に向かう 3:どっかのホテルをとる

    グエル・スレッタ組:dice1d4=3 (3)

    1:グエルの家に向かう 2:スレッタの家に向かう 3:ラウダの病室に向かう 4:どっかのホテルをとる

  • 130二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:03:54

    協力ってなんだ?スレッタ…

  • 131二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:07:39

    グエルのPOW判定はミオリネの事情をおもんばかれる程度の冷静さがあるか否か、みたいな感じか?
    それにしても信頼している幼馴染に実の弟を差し出されてるって字面ひでえな……

  • 132二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:11:11

    ちょっと前にシャディクにもPOW判定あったけどそっちにはボーナスダイスあったのなんでだろ?
    グエルはミオリネだってなんでわかったんだろ日記?

  • 133二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:14:12

    シャディク「草」
    ミオリネ「誰も……自分のHO内容を探らせる気がないのである……!」
    グエル「ミオリネとかもう八割出てそうだけどな」
    スレッタ「ひどいはなしをみた」

    「ミオリネ」
     用意された部屋に入ると、シャディクはこちらに、背を向けて座った。それからぼんやりと天井を見上げ、ミオリネとは目を合わせず、呟く。
    「事情があったってわかってる。君が以前、スタッフに賄賂を渡していたのも、見ていたよ。きっと君は、誰よりこのバンドを思ってくれていたんだね」
    「……」
    「ラウダのことだって、……ううん、いいんだ。これ以上はやめておこう」
    「責めてよ」
     ミオリネが震える声で言った。
     シャディクが振り返る。ミオリネは涙交じりの声で、半ば叫ぶように、しかしその叫びが喉の奥で掠れて出なかったかのように、呟いた。
    「責めてよ。私のこと。そっちのがずっと、ずっと、ずっと楽」
    「……もし俺が責めて、なじったら、君が満足なのか」
     ミオリネは黙り込む。
     シャディクは再び、ミオリネから顔を逸らした。ただ小さく、「ラウダはそれを望んでいなかったよ」とだけ、返した。

     病室に、子どもじみた嗚咽が響いている。
     グエルは、どうやら眠ってしまったらしいラウダの手を握り、泣いていた。小さく聞こえる声は、「どうして、どうして」と悲痛に響いている。スレッタは無表情にその背中を見下ろして、それからゆっくりと、屈みこんだ。
    「グエルさん。あなたは何を見て、そんなに気を病んでしまったんですか?」
     グエルは顔を上げる。
     涙のあとが、顔に残っていた。ごしごしと顔を拭く。しばらく、考えた末に。「シャディクにも、見せた」と小さく呟いて、懐から小さな、日記帳を出した。ぱらぱらと、捲る。どうやら幼少期から記述は続いているようだが、そんなところはどうでもいいとばかりに、大胆に割愛して、その場面を。
    「……それは?」
    「これは」
     グエルは顔を上げる。
    「『エラン・ケレス』の日記だ」

  • 134二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:17:10

    おっっっっ?
    COC恒例のヤバそうなNPCの日記ですな???

  • 135二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:28:14

    『エランの日記』

    (幼少期部分割愛)

    僕だけでは魔力が足りないらしい。もっと大きなハコじゃないとだめだ。少なくとも大ホールレベルじゃないと。でも、そんなに人は集められるのかなあ?

    あの子に再会できた。顔も声も大きく変わってしまったから、あの子は僕のことを覚えていなかったみたいだけど、好きだって言えばこたえてくれた。うれしい。これからはずっといっしょ。あのときたすけてくれたみたいに、今度は僕が、君を助けるね。そうしていっしょに、ルルイエで覚めない夢を見ようね。

    やりかたが決まったらしい。あの子が所属するバンドのうち、汚れ仕事を買って出ている女を殺して、その隙を埋めに僕が入る。がんばらないと。あの子と一緒にいられる。あの子と一緒に永遠にいられる。

    枕仕事を装って、ミオリネ・レンブランを呼び出す。それで、殺す。そういうことにしよう。作戦は適当に、ある程度力がある男に任せることにした。あの男はペイル社とは関係がないから、足がつくこともない。ついでにシたいならすればいい。なるほど完璧だ。

    作戦は失敗した。ミオリネ・レンブランは直前になって、ラウダ?とかいう別の男を身代わりとして差し出したらしい。ラウダは殺せなかったとのことだ。使えない男。とりあえずラウダとかいう男には、帰ろうとする隙を見計らって恐怖の注入をしておいた。うまいこと発狂していた。あとはミオリネ・レンブランだけど、とりあえず不祥事の証拠は握ったし、事務所のパソコンにおいておいたからいいとしても、これからどうしよう?


    「……」

     スレッタはその日記を読んで、絶句していた。

     これを見れば、エランの手によってミオリネが殺されかけていたことも、ラウダがミオリネの身代わりになったことも、結果的にラウダは殺されることはなかったが、発狂してしまったことも。なにもかも、わかった。わかってしまった。

     もしかしたらミオリネは、自分が殺されかけていたことを察したのかも。あるいは自分より体格にも体力にも恵まれているラウダなら逃げきれると踏んだのかも。そういう言い訳を頭の中でぐるぐるとまわしても、結局のところ、『ミオリネはラウダを身代わりにした』という事実は変わらない。

    「これから、どうしよう……」

     グエルの言葉ははからずしも、日記の最後の一文と同じであった。


    グエルSANc:dice1d100=10 (10) (50)1/dice1d3=3 (3)

  • 136二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 23:35:45

    大ホールに人を集めて魔力をってとこは既視感ある展開だな
    しかしこんなもんが置いてある場所の住所を渡すとは…
    エランの仲間割れでもしてるんかな
    あの子ってミオリネ以外の誰だろう

  • 137二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 06:13:02

    ニュアンスは違えど「私のせいだ」ってなってるミオリネと、全てを理解したスレッタが本編にリンクしててなんとも味わい深い(しみじみ)

  • 138二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 07:12:11

    ミオリネSAN値:71→70

    グエルSAN値:50→49


     ミオリネは、目を覚ます。

     端末を見る。存外、いつもと同じ時刻に起きたらしいことに、自嘲する。こんな状況でも、自分は割と、平気らしい。

     うんと伸びをして、横にいるシャディクに視線を向ける。

     あどけない寝顔だ。ここから笑顔を奪ったのは、ミオリネがやった行いのせいなのだ。そう思う度、泣きそうになる。

     ……これから、どうすればいい?

     ふらふらと窓に近づいて、カーテンを開ける。外から差し込む朝の光が場違いな程に爽やかで、ぼんやりと、しばらくそれを見つめていた。

    「おはよう……」

     ふっと、後ろから声をかけられて、振り返る。

     シャディクが目覚めたらしかった。ミオリネはほんの少しだけ視線を下げたあと、おはよう、とだけ呟いて、慣れた手つきで紅茶の準備をはじめる。脳裏に天使のような笑顔が、フラッシュバックする。無意識にミルクと砂糖をいれそうになって、指先が、震えた。


     スレッタは、嗚咽混じりの声に目を覚ます。

     まぶたをあげれば、泣いているグエルの後ろ姿が目に飛びこんできた。スレッタが足音を殺して近づくと、何やらぶつぶつと呟いているらしいことに気づく。

    「いやだ、いやだ、いやだ、死なないで、離れていかないで、いや」

    「おはようございます」

    「……すれった?」

    「ラウダさんならきっと大丈夫ですよ。ううん絶対」

     グエルが顔を上げ、スレッタの方を見やる。スレッタはできる限り明るく微笑んで、グエルの手を握り、それからラウダの手を取ろうとして__

    「ラウダに触るなあッ!!」

     叩き落された。

     グエルはほんの一瞬、自分でも今、自分が何をしたのかわからない、というような顔をした。「ちが」「そんなつもりじゃ」と必死に繰り返すその横顔を、ほんの一瞬だけ無表情に見つめたあと、スレッタはくちびるに、笑みをたたえる。

    「いいんですよ、グエルさん。兄弟は大切……ですもんね?」

    dice1d4=3 (3)

    1:シャディク「一旦全員集合してお仕事しよう」

    2:ミオリネ「私とdice1d3=2 (2) 、他二つ、でわかれて探索かな」

    3:グエル「このまま俺とスレッタでお見舞いをする。シャディクとミオリネは探索でもなんでもしているといい」

    4:スレッタ「今日は四人ばらばらで行動しませんか?」

  • 139二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 08:06:10

    スレッタ「大丈夫なんです?」

    グエル「なにがだ」

    スレッタ「お見舞いってペナルティで起きることなんでしょ?自発的に来てもよかったんです?」

    グエル「……いやでもとりあえずコレやらないとやってられなくて」

    スレッタ「なんかあぶないおくすりみたいになってません!?」

    ラウダ「思った以上に兄さんが会いに来てて正直ちょっと焦ってるよね」

    スレッタ「ほらああああ!あのブラコンのラウダさんが!!」

    グエル「嬉しくてか?」

    スレッタ「うわああああ!?ブラコングエルさん概念!?!?」


     目を覚ましたラウダは、ベッドのそばで硬直したままのグエルと、そんなグエルを覗き込んでニコニコ笑っているスレッタを見て、「ぁ」と小さく声を上げた。

    「……にいさ、すれった……」

    「ラウダ!」

    「ラウダさん、起きたんですね」

    「今日は兄さん女の子の格好じゃないんだ」

    「それは忘れろ」

    「グエルさんあの格好でお見舞いしたんですか……?」

     スレッタが困ったような顔でグエルを見やると、彼は再び「忘れてくれ」と繰り返す。__冷静に、俯瞰する。グエルの様子を。

     明らかに、ラウダが起きてから精神が安定している。

     声や手足や指先の震えがなくなっている。なるほど逆に考えれば、ラウダがいる限り、グエルは崩れないのか。スレッタは頭にメモをして、読めない笑みを見せる。

    「看護師さんが朝食持ってきてくれましたよ。食べましょう」

    dice2d5=3 4 (7)

    1:グエル「病室に目星」グエル目星:dice1d100=77 (77) (70) スレッタ目星:dice1d100=28 (28) (70)

    2:スレッタ「『Helios』についてお伺いしても?」スレッタ言いくるめハード:dice1d100=77 (77) (35)

    3:グエル「ミオリネについての話が聞きたい」スレッタ言いくるめ:dice1d100=1 (1) (70)

    4:スレッタ「グエルさんの目的について、お伺いしたいことがあるんですけど」グエル威圧:dice1d100=86 (86) (70) スレッタ言いくるめ対抗:dice1d100=45 (45) (70)

    5:グエル「そろそろ本気で新曲を依頼すべきだと思う」

    ついでにシャディクとミオリネはdice1d2=2 (2)

    1:ペイル・プロダクションに向かう

    2:dice1d4=1 (1) (1:スタジオ 2:公園 3:図書館 4:エランの家)に向かう

  • 140二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 08:12:41

    的確な1クリ!!

  • 141二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 09:06:22

    一番ロックなのは間違いなくダイス神

  • 142二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 10:45:48

    雰囲気だけど、グエル(というかバンド全体?)とスレッタが敵対しそうで怖いな
    ミオリネとグエル、10回に3回くらいクリティカルかファンブルしてる気がしてきた…

  • 143二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 10:48:31

    というかバンドやめたいスレッタがエランと結託してたりしない…?

  • 144二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 11:54:35

    「……昨日説明した以上のことは、僕は知らないよ」
     ラウダはベッドに倒れこんで、ぼんやりと天井を見上げた。
     ミオリネは元々、賄賂などの後ろ暗いことに手を染めていた。たまたま見つけて、嫌な予感がして、ついていった。口論になった。そこに例の人物がやってきて、ミオリネはラウダを置いて、逃げた。その後紆余曲折あったのち、殺されかけて、なんとか反撃して、命からがら逃げてきたところで。アレが、エラン・ケレスの、淡い、緑色の瞳が__
     スレッタはその話を聞いて、しばらく考えるように、目を伏せていた。「俄かには信じがたいですね」と付け加えて、椅子に深く座り込む。
    「エランさんの目を見た瞬間に、狂気に陥った、だなんて。まだミオリネさんにひどいことされたショック、というほうが納得できますよ?」
    「ミオリネのことは……ううん、あの男は、僕を殺すつもりだった。ミオリネだったら、死んでいたかもしれない。結果論にはなるけど、よかったと思うよ」
    「ラウダ、ああ、あああ、ああ、そうだよな。悪いのはエラン・ケレスで、ミオリネは、悪くな……ちが、……ならば何故、あんなこと……俺は、ミオリネの、こと……どうすれば……」
    「……」
     スレッタはグエルの精神状態が不安定であることを、的確に見抜く。それから「そうですか」と言って、グエルの手を引き、立ち上がった。グエルは「うわ!?」と驚いたような声をあげて、引きずらるままに歩いていく。
    「あなた個人に、私は興味がありません。熱意がない、経験も浅い、ドラムを叩くことしかできない人間なんて、バンドを出れば何の意味もない、無価値な存在ですから。でも」
     グエルは顔を上げた。半ば怯えるような表情で、スレッタを見つめる。
     スレッタは笑っていた。
    「復讐、したくはありませんか?ミオリネさんに」
    「……ふくしゅう……」
    「このバンドを解散させれば、きっとミオリネさんに対する一番の復讐になりますよ、どうです?グエルさん」
     スレッタが手を差し伸べる。グエルは顔を上げる。
     静かに、呟く。
    「__俺は……」

  • 145二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 11:57:34

    「俺はまだ、このバンドを守りたいよ。スレッタ・マーキュリー」


     グエルはスレッタの手を、払いのけた。

     スレッタは無表情に、そうですか、という。それから壁にもたれかかり、微笑みかける。

    「何故そんなにこのバンドにこだわるんです?」

    「……ミオリネに誘われた。ラウダがいる。それで、十分じゃないか」

    「そう」

     スレッタは足元に視線を落とす。

    「義理堅いんですね、グエルさんって」

    「そうか?」

    「はい。とても」


    ・グエル???ルート(対象:スレッタ)

    ・スレッタ???ルート(対象:グエル)

    分岐条件未達成


    【グエル スレッタ 四日目 午前 終了】

    dice1d2=2 (2)

    1:スレッタ「一緒に探索に向かいましょうか。dice1d2=1 (1) (1:ペイル・プロダクション 2:dice1d4=2 (2) (1:スタジオ 2:公園 3:図書館 4:dice1d3=3 (3) (1:グエル 2:スレッタ 3:エラン)の家)なんてどうです?)

    2:グエル「……別れて探索しよう。俺はdice1d4=4 (4) (1:スマホで調べもの 2:スタジオ 3:公園 4:図書館)に向かう」スレッタ「わかりました。私は……dice1d2=1 (1) (1:ペイル・プロダクション 2:少し野暮用)に」

  • 146二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 12:10:53

    ミオリネには味方だと言いつつ復讐煽ったりスレッタのムーブ怖いな!
    分裂狙ってるのかな?大丈夫か?

  • 147二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 12:50:30

     気もそぞろにベースを鳴らしていると、ふと。シャディクが話しかけてくる。

    「ミオリネ。新曲、どうする?」

     ミオリネが手を止める。

     部屋の中に、耳に痛いほどの静寂が落ちる。ミオリネは顔を上げて、シャディクの方を見た。作ったような笑顔だ。本気で信用されてるわけじゃないんだろうな、と薄々察した。

    「どうしよう。……ラウダに頼めるかどうかはわからないし……」

    「外注するにしても、って感じだしねえ。うちのメンバーだとラウダ以外で作曲できる人いないし」

    「今から勉強してみる?」

    「できるかな」

     シャディクの声が少しだけ、低くなった。ミオリネはベースをぎゅっと抱きしめる。自分が守りたかった場所は、……あなたの愛したジ・アスティカシアは、どうしてこうなってしまったのだろう?

     涙が溢れてくる。

     泣いたらだめだ。ミオリネにはやり遂げる責任がある。とりあえず目下の問題としては、単独ライブを成功させないと。……それすらも、エランの介入で怪しくなってきたが。

    「ミオリネ」

     シャディクがじっと、申し訳なさそうに、ミオリネを見つめる。

    「ごめんね。いくら理屈を捏ねても、やっぱりたぶん、俺個人として、君を許すことはできない」

    「……いいの」

    「でもせめて、対話をしてほしいとは思っている。ラウダはそれを望んでいたよ」

     俺はこのバンドのリーダーだから。

     シャディクは付け加えて、困ったように、穏やかに笑った。心からの笑みに見えた。


    エラン「いいニュースと悪いニュースどっちから聞きたい?」

    ミオリネ「どっちも聞きたくない」

    エラン「正直今の状態だとシャディク・ミオリネ両方ともルートが閉じてるんだよね」

    シャディク「アハハ 例のPOW判定かあ」

    エラン「だからチャンスをあげる。ここでなんらかのいい感じのRPをしたら再びPOW判定のチャンスをあげるよ。もちろん普通に練習してもいい」

    ミオリネ「お慈悲来た」

    シャディク「これは温情」

    dice1d3=2 (2)

    1:ミオリネ「普通に練習する」シャディク芸術(ギタボ)成長:dice1d10=7 (7) ミオリネ芸術(ベース)成長:dice1d10=2 (2)

    2:シャディク「新曲について考えるかあ」シャディクアイデアハード:dice1d100=29 (29) (38) ミオリネアイデア:dice1d100=8 (8) (70)

    3:シャディク「ちょっとお話しよう」ミオリネ「……わかった」

  • 148二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 13:08:08

    アイデアは高いレベルで成功している…しているが…

  • 149二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 15:32:56

    エラン「うわ」

    ミオリネ「イクストリームです。通してください」

    シャディク「ロックだねえ」

    エラン「……さっき1クリしてたっけ。ならもう答え出しちゃっていいか」

    ミオリネ「答え?」

    シャディク「って……」


     ミオリネはふと、気づく。

     動画投稿サービス、検索エンジンに、入力する。『Helios』__投稿日時が古い順。数年前。つまるところ、ジ・アスティカシアが本格的に売れ始める前から、このアカウントは楽曲を投稿していたことになる。なにかが、ひっかかる。開けてみる。……やはり、この楽曲も、ジ・アスティカシアの音作りに似ている。

     __違う。

     何故、気づかなかったのだろう。このバンドでしっかりとした作曲知識を持っているのは、基本的にはラウダだけ。もちろん最低限のコード進行くらいはミオリネも知っているけど、一から曲を組み立てられるほどではない。つまるところこの音に関した既視感は、「ラウダの作る楽曲に似ている」ということなのだ。だが、ラウダがわざわざこちらに隠して、楽曲を投稿するメリットなんて、さして思いつかない。

     ここからは推測でしかない。ただの、直感でしかない。明確な証拠があるわけではなくとも、それは、単なる偶然の符号の一致として片付けるには、あまりにできすぎていた。

     いたじゃないか。

     ラウダの音作りを真っ先に把握することができて、それに焦がれる理由もあって。ミオリネ以外にもう一人、五人の中で『Helios』のことを知らず、魅了されることもなかったらしい、人間が。

    「グエル・ジェターク……」

     あなたが、『Helios』なの?

    【シャディク ミオリネ 四日目 午前 終了】

    ミオリネは気付いたことをdice1d3=2 (2)

    1:とりあえずシャディクと相談してみる 2:dice1d3=1 (1) (1:スレッタ 2:グエル 3:ラウダ)にメッセージを送ってみる 3:内に秘めておく

    dice1d3=2 (2)

    1:ミオリネ「……確証がほしい。グエルの家に向かう」

    2:シャディク「そろそろペイル・プロダクションに向かおうよ」

    3:ミオリネ「dice1d3=2 (2) (1:公園 2:図書館)に向かってみる?」

  • 150二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 15:35:27

    エラン「……なるほど、そう来るかあ」

    ミオリネ「なんでそんな遠い目してんの」

    エラン「とりあえずちょっと、もっかいだけ考えてくれる?」

    ミオリネ「……?わかった」

    スレッタとかち合うことになりますがdice1d3=2 (2)

    1:二人に相談する

    2:うまいことdice1d2=1 (1) (1:シャディク 2:スレッタ)にだけ相談する

    3:やっぱり相談しない

  • 151二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 15:39:46

    ああ、確かにHeliosがグエルならあの反応に納得がいくな……いい曲だって言ったのは皆に褒められたからか

  • 152二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 16:37:56

    エラン「いよいよもってアレじゃん。いやまああってるっちゃあってるけど間違ってるっちゃ間違ってるし」

    ミオリネ「……?」

    エラン「ああー……まあ、えっと……うーん、この状況だとアリ……なのかな?わかった、じゃあシャディク、……お願い」

    シャディク「え?……あっうわっあ……わかった……」


    「……グエルが『Helios』?」

    「確証はないけどね」

     ミオリネは言いながら、歩く。考えに至るまでのプロセスも証拠も挙げたから、たぶん頭ごなしで否定されることはないだろう、と思っていたが、シャディクは不気味に沈黙を保ったままだ。ミオリネは少しだけ、不思議そうな顔をする。

     ペイル・プロダクション__かのたてものは、巨大なビルだった。

     思わず息をのむ。さすが老舗の大手芸能事務所である。それだけの規模が、理由が、垣間見えた。ミオリネは入場許可証を見る。エランのものではあるが、二人分、偽造はすませた。あとは口先八百でなんとでもなる。多分。

     ……そこでふと、スレッタの後ろ姿を見つけた。

    「あれ、スレッタ?」

    「ほんとだ。おーい、水星ちゃん!」

     シャディクとミオリネは、声をあげてその少女を呼び止める。スレッタは一瞬ぴくりと肩を跳ねさせた跡、振り返った。

    「あ。……ミオリネさん、シャディクさん」

    「なにやってんの?」

    「水星ちゃんも、ここに用があって?」

    「はい。まあ、そんなところ……ですかね」

     スレッタは少しだけうつむいた。それから顔をあげて、中に入る。

    「探してるものがあるんです。とても、大事な。ここにあるかもしれないから」

    「……ふうん?」

     ミオリネは首を傾げながら、そこに、足を踏み入れた。横でシャディクがまた、小さく、「……太陽」とだけつぶやいた、ような、気がした。

    うまく潜入できたか

    シャディク言いくるめ:dice1d100=39 (39) (70)

    ミオリネ説得:dice1d100=76 (76) (70)

    スレッタ言いくるめ:dice1d100=78 (78) (70)

    向かう場所

    ミオリネ:dice1d3=2 (2) シャディク:dice1d3=2 (2) スレッタ:dice1d2=2 (2)

    1:レッスンルーム 2:事務室 3:資料室

    シャディク????:dice1d100=1 (1) (??) ?????ダイス:dice1d10=4 (4)

  • 153二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 16:52:08

    シャディク「……よわきもの……」

    ミオリネ「?????????」

    スレッタ「…………」

    ミオリネ「KP!プッシュ!プッシュロール!!」

    スレッタ「わ、わたしも……プッシュ、しておきます!」

    エラン「わかった。……にしてもシャディク、あの時ああしていなければ、クリティカルだったのにねえ……?」

    シャディク「……」

    ミオリネ「あっアレペナルティダイスだったんだ」

    スレッタ「失望しました。グラスレーの株売ります」

    シャディク「だって……だって……だって!!」

    ミオリネ「てか何の判定だったの?アレ」

    スレッタ「知らん……こわ……」

    ミオリネ説得:dice1d100=24 (24) (70)

    スレッタ言いくるめ:dice1d100=24 (24) (70)


    「……」

     シャディクが俯いて、自分のアカウントを開ける。

     『Helios』に対して何度もコメントをしている、というか実質そのためだけにつくったアカウントだ。彼はSNSアカウントなどは持っていないから、せめてこれだけは、したくて。ずっと__ずっと、追いかけてた。

     だって。

     彼の、音楽は。

    「……お前だったのか?グエル」


    ・シャディク???ルート(対象:『Helios』)

    分岐条件達成

  • 154二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 17:32:59

    ミオリネがスレッタにHelios=グエルの情報を共有しなかったの、何かしらの温情な感じする…
    どうなるんだこれから…

  • 155二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 19:09:22

    不穏!

  • 156二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 20:03:35

    グエルがSっ気でスレッタがMっ気だったよな?展開の妙で反転しとる…!

  • 157二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:29:15

     存外簡単に、中に侵入することができた。

     ミオリネも少し、拍子抜けするほどあっさりと。やってきたのは、事務室である。どうやら都合よく人は出払っているようで、人っ子一人いない。ただ、たまに、どこからか足音が聞こえてくる。遠くから聞こえてくるようにも、近くから聞こえてくるようにも、ミオリネの知らないうちにいくつもの細かい層に分断されていて、その近接した層から響いてくるような、あまりにもリアルな音だった。

     ミオリネはゆっくりと、部屋の中を見回す。

     ……【不祥事の証拠】があるとしたら、ここだ。

     なんかシャディクはさっきからぽやぽやと考え込んでいるようで、使い物にならなさそうである。スレッタはよくわからないけど何か不気味だし。……私が見つけるんだ。そして握りつぶす。そうすれば罪から逃げられる、とは思っていない。でも__たとえ、許されなかったとしても。外部から悍ましい形で「ジ・アスティカシア」という尊厳を全て破壊されるよりは、ずっとましだ。

     ミオリネは、息を吸って、吐く。

     それから、意を決して、部屋の中をぐるりと見回した。


    ミオリネ「……なんだろう、すごい勢いでシャディクがかっとんでいった気がする」

    スレッタ「モノローグは見えないんですがそれでも何か シャディクさん 何のルートに……入ったんです?」

    シャディク「あはは あはあは……」

    エラン「はい。じゃあ『目星』で対抗ロールしてね。成功するのは前提として、勝った方によりよい情報をあげる。ちなみにシャディクは、それとは別に『グエルに連絡する』という選択を取ることもできるよ。メールの場合は確実に届くけど、グエルが読むのは今日の夜になる。電話の場合出るかどうか幸運で判定だよ」

    ミオリネ「もしかしてさっきからめちゃめちゃ悩んでたのってそこの処理?」

    スレッタ「シャディクさん一体何引いたんですか?本当に……」

    シャディク「アハ アハハ……さあ……ね?」

    シャディクdice1d2=1 (1) (1:目星対抗 2:dice1d2=2 (2) (1:メール 2:電話)):dice1d100=67 (67)

    ミオリネ目星対抗:dice1d100=58 (58) (70)

    スレッタ目星対抗:dice1d100=4 (4) (70)

  • 158二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:32:45

    スレッタ強すぎる…

  • 159二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:41:49

    スレッタ「__call me ”distortion”」

    ミオリネ「あんたほんとにマジで今回強くない?」

    シャディク「俺たちの出目が暴れてる中一人だけ本当に安定して強いね……」

    エラン「……なるほどね、スレッタがクリティカル、か。じゃあもうここまであげちゃおうかな」


     ミオリネはパソコンの中身を洗う。そのフォルダには、いくつかの他の事務所のアイドルの不祥事がおさめられているようだ。その中には、最近解散したものや、自然分解したものも多い。

     __まさか、これを使って、他のアイドルを蹴落として、覇権を取っている?

     なまじ自分もそういったことをしていたため、生々しく、それを想像してしまう。さらに調べてみれば、どうやらごみ箱に、ファイルが入っているようだった。何の気もなしに、それを、開けてみる。そして、

    『ミオリネ・レンブラン暗殺計画』

     目を、見開く。

    『決行日:〇月▽日』

     あの日と、同じだ。

    『担当者:××××』

     枕営業を持ちかけてきた、あの人物と同じだ。

    『エラン・ケレスをジ・アスティカシアにいれるため、ミオリネ・レンブランを暗殺し、開いた穴を補充する形にする。シャディク・ゼネリかスレッタ・マーキュリーの方がエラン・ケレスの音楽適性にはあっていたが、エラン・ケレス本人が固辞したため、次点の候補であったミオリネ・レンブランに決定。枕営業を装い誘き寄せ殺す万が一失敗した場合は決行者を終了すること。』

     __ミオリネは、殺されかけていた?

     あの場でラウダを差し出していなかったら、殺されていた?

     わからない。わからない、どうして。どうして私たちが、「ジ・アスティカシア」だけがこんな目に。ちがう、私は間違っていた。天罰なんだ、これは。ちがう、ちがう、どれもちがう、どうして。口許を押さえてうずくまったミオリネを横目に、シャディクはふと、デスクに目を向ける。

    「……所属アイドルの資料?」

     それは、厚手のクリアファイルである。手に、とってみる。その顔には、見覚えがあった。エラン・ケレスだ。ぱらぱらと捲ってみて__は、と息をのむ。

    「これ、って……」

    シャディク:dice1d100=64 (64) (30) 1/dice1d3=3 (3)

    ミオリネSANc:dice1d100=37 (37) (70) 1/dice1d6=6 (6)

    シャディクは情報をdice1d2=2 (2) (1:共有する 2:共有しない)

  • 160二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:50:03

    シャディクSAN値:30→27

    ミオリネSAN値:70→69


    「ミオリネさんっ」

     スレッタがふと、ミオリネの手をとる。

     震えていたミオリネは、はっと顔をあげて、スレッタの方を見る。「さすがにこれ以上いるのはまずいです、そろそろ帰りましょう」といいながら。未だ呆然としているシャディクの腕を引いて、事務室から飛び出る。

     ミオリネは、まだ、現実を呑み込めていなかった。

     自分は、殺されかけていた。あの場で逃げていなければ、ミオリネは死んでいた。でもそれはつまり、ラウダが身代わりになって、死んでいたかもしれない、ということだ。「死んでいないからよかった」というのは、あまりにも結果論じみていた。震える手で、顔を覆う。わからない。わからないのだ、何もかも。

     スレッタは痛ましいものを見るような目で、ミオリネの頭を撫でる。それから「大丈夫ですよ」と小さく囁いた。

    「……ねえ、ミオリネさん。私と、一緒に来てくれますか?」

    「へ……」

    「少し、お話ししたいことがあるんです。とっても、大事なことなので……今日これからじゃなくてもいいんですけど。一緒に、来てくれませんか?」

     ミオリネは悟るべきだった。

     なにかが、おかしいことを。

     だけども、この時のミオリネは冷静ではなかった。ただ、そう__ただ、ミオリネは。くちびるを震わせて、自らに優しい声をかけ、穏やかに微笑みかけてくれたこの少女に対して、こくりと小さく頷くことしかできなかった。

    【シャディク ミオリネ スレッタ 午後 終了】

    いまのうちに今日の夜はdice1d3=1 (1)

    1:ミオリネ・スレッタ組、シャディク・グエル組でかたまる。

    2:ミオリネはスレッタにdice1d2=1 (1) (1:ついていく 2:ついていかない)、シャディクはグエルのところにdice1d2=2 (2) (1:行く 2:いかない)

    3:四人ばらばらで眠る

  • 161二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:51:20

    その組み分けはどっちもやばそう…

  • 162二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:51:24

    わー全方位やばそうな組み合わせ…

  • 163二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:05:25

    ラウダ「……っふー……」

    グエル「なんでラウダの方がそんな緊張した顔してるんだよ」

    ラウダ「ゲームバランスミスったかな……」

    グエル「その発言は不穏すぎるんだが?」

    ラウダ「いや兄さんがファンブル出して発狂し過ぎただけか」

    グエル「責任転嫁とも言い難いのやめろ」

    ラウダ「真面目にここ運命の岐路だから死ぬ気でダイス振れよ、兄さん」

    グエル「おーよしよしラウダ。顔が怖いぞ~」

    ラウダ「さて。探索できるのは【1:医学書コーナー】【2:コラムコーナー】【3:占い書コーナー】のいずれかから二か所だ。それとは別に、幸運で振ってもらう」

    グエル「幸運?」

    ラウダ「幸運」

    グエル「……それはあたったらいいことが起きるやつか?それとも外れたら悪いことが起きるやつか?」

    ラウダ「さあね。がんばれとだけ言っておこう」

    グエル「怖ェ~ なあこのココアやるから処理甘くしてくれないか?」

    ラウダ「残念だけど買収はされてあげないよ」

    グエル「うぐ……公正なキーパリングに感謝します……」

    グエル目星dice1d3=2 (2) :dice1d100=33 (33) (70)

    グエル目星dice1d3=1 (1) :dice1d100=38 (38) (70)

    グエル幸運:dice1d100=31 (31) (60)

  • 164二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:09:38

    グエルがんばった!

  • 165二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:10:38

    グエルえらい!兄弟は可愛い

  • 166二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:16:22

    ラウダ「あ」
    グエル「やめろやめろやめろ」
    ラウダ「大丈夫。まだセーフ」
    グエル「なにがだKPのその発言ほど怖いものはないんだよ」
    ラウダ「……ほんとに、的確に引いてくね?」

     コラムコーナーには、さしてめぼしい情報はなかった。強いて挙げるとすれば、「アクセサリを送る意味」というのだけは、なんとなく、気になったか。リングは「約束」、ブレスレットは「私には君しかいない」、ペンダントは「あなたとずっと一緒にいたい」、そしてイヤリングは__
    「離れていても友達、か」
     グエルはふと、自分の耳にふれた。あの時もらった、薄桃色の石で飾られた、羽のイヤリング。そう、友達だ。ミオリネとは、友達、なんだ。
     次いで、医学書コーナーに目を向ける。特段めぼしいものはないが、ふと、なにとはなしに、気になる本を見つけた。手に取ってみると、そこには『原因不明の病たち』と題が打たれている。
    「音楽性難聴」
    音波は外耳道から入り、鼓膜を振動させ、それが骨を経て内耳に入る。そこまでに異常があるため起きる難聴を伝音難聴といい、そこから先に異常がある状態を感音難聴という。基本的に難聴はこのどちらかにわけられるのだが、ごくまれに、このどちらにも該当しないのに、何故か耳の聞こえる力が悪くなることがある。その中でもこれは非常に特殊なケースで、最小可聴閾値が測定できない。日常会話は困難になるのに、なぜか音楽だけは異様に敏感に聞き取ることができるのだ。これを、「音楽性難聴」と呼ぶことがある。これが一生続くこともあれば、あるときを境に完治するケースもあり、まだそのメカニズムは解明されていない。専門家の『ニカ・ナナウラ』氏は、特殊な音楽を聴きとれるか否かに因果関係があるとしているが、まだまだ原因はわかっていない。
    「……ニカ、ナナウラ……音楽性難聴か」
     グエルは静かに、視線を落とす。尋ねてみるのも、いいかもしれない。そう思って、顔を上げ。一度家に帰ろうと顔を上げたところで。ふと、引き寄せられるように、それを見つける。
     吸いつくような感触のコレは、皮だ。なんの皮かまではわからない。どうやら写本、であるようだ。グエルは半ば無意識に、その題を、読み上げる。
    「……『ルルイエ異本』?」

  • 167二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:19:20

    アウト―!!!なんでそんなに神話的事物引き当てて歩いてんのこの兄!!

  • 168二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:22:02

    えっこれ幸運で見つけちゃったやつ?いやそんなまさか…ねぇ?

  • 169二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:24:52

    「__それは、人間がこの地を支配したと錯覚するより前に、この地球を支配していた旧き支配者である。神と言うものを「他者によって祀られる存在」であると定義するのであれば、それは間違いなく、神である。それは星々が正しい位置に並ぶとき、蘇る。その頭は頭足類にも似ており六つの目を持つ。その触腕は無数にあり、その手には巨大なかぎ爪があり、その足には水かきがあり、その背にはドラゴンにも蝙蝠にも似た細い翼があり、その声は人間には理解し得ないほどくぐもったオーボエのようであり、そのゴム状の瘤あるいは鱗に覆われた緑色の身体は、数百メートルもある。南太平洋の海底に沈む石造都市ルルイエで死のごとく眠っているそれは、時たま目覚めた時に、我々に夢としてテレパシーを送ってくる。それは、星辰が揃う夜、蘇る。それは、それは、それは、それは。それは、讃えられる。それは、存在する。」

     それは、名を、クトゥルフという。

     ルルイエ。星辰。エランの日記に書いてあったのと、同じ。それは偶然の一致にしては、できすぎていた。そしてグエルは、それは、それが、真に存在するのはではないか、と。ほんの一瞬、思ってしまった。そうしてみれば、一瞬で。頭が狂気に、のまれていく。すぐに、気づく。この吸い付くような、さらさらとした、皮は。__この皮は。

     __Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn.

     グエルの脳に。

     バチリ、と弾けるように。狂気が広がった。


    グエル「なあこれもしかして幸運成功処理か?」

    ラウダ「今回の神格が完全に特定できるうえ、魔導書まで手に入る。幸運だね」

    グエル「神格はエランの日記にルルイエが出てたあたりで薄々勘付いてたんだよ!なんでこんなフルスロットルに出てくんだよ!!てかなんで公共施設にに魔導書があんだよ!!!おいラウダ遠い目してんじゃねえよ!!!!」

    グエルSANc:dice1d100=86 (86) (40) dice1d8=8 (8) /dice2d8=8 8 (16)

  • 170二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:26:21

    ここで最大値引くことないじゃないですか!!

  • 171二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:26:22

    このわちゃわちゃTRPG世界線で最もはかないものグエルのSAN値?

  • 172二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:26:31

    一気に半分近く削れたんですけどォ!?

  • 173二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:26:52

    うわああどっちも最大値!!!!!

  • 174二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:26:54

    最大値は草

  • 175二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:28:07

    やっぱりグエルは寵愛枠、はっきりわかんだね

  • 176二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:28:49

    そんなことある?ってぐらいフルスロットルで可哀想……

  • 177二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:29:18

    成功失敗どっち転んでも最大値は""持ってる""人なんよ

  • 178二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:32:59

    ↑グエルSAN値表記ミス!「49」です。どちらにしても失敗しているよ

    グエルSAN値:49→33

    グエルアイデア:dice1d100=38 (38) (75)

    グエル一時的狂気:dice1d10=3 (3)

    グエル不定の狂気:dice1d10=3 (3)


    グエル「は?は??はあああ?????」

    ラウダ「最大値じゃん。一瞬脳が理解を拒んで8で処理しようとしたけど16じゃん」

    グエル「な にが どうなって……」

    ラウダ「なんていうか。愛されてるねえ」

    グエル「??????????????」

    ラウダ「……ちなみに、もうわかってると思うけど、もちろんここからの選択肢は『ラウダへのお見舞い』直行だから」

    グエル「はッ ちょ ま」

    ラウダ「シャディクがどの地点で合流できるかだけダイス振ろうか。うーん……じゃ、幸運対抗で。シャディクが勝てば勝つほど、早い地点で合流するとするよ。シャディクの勝ち方によっては兄さんがラウダの病室に辿りつく前に出会えるって感じにしようかなあ。……まあ、どちらにしても狂気の内容次第なところはあるけど」

    グエル「うわあああッあああああおもむろな処理の明記!?!?」

    シャディク幸運対抗:dice1d100=33 (33) (30)

    グエル幸運対抗:dice1d100=43 (43) (60)

  • 179二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:41:26

    グエルもうなんかする度ラウダの見舞いに行ってないか?

  • 180二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:43:47

    グエル一時的狂気:肉体的なヒステリー或いは感情の噴出
    グエル不定の狂気:幻覚
    ラウダ「もおおおおおおおシャディクの根性なし!あと3!あと3低ければ問答無用で兄さんをぶん殴って精神分析(物理)させてたのに!!」
    シャディク「なんかすごい俺けなされてない?むしろ出目としてはグエルよりいいのにさあ」
    グエル「あっ……あっ……あっ……」
    ラウダ「っていうかさあ、このルートほんとにこのシナリオでも1、2を争うレベルで条件きつくしてたんだよ?ねえ」
    グエル「うがああっあああああ!?!?」
    シャディク「なにかまずいことに……なってない かな?」

     グエルの眼前に、かの神の姿が__クトゥルフの姿が、明瞭に描き出される。それはあまりに悍ましく、あまりに恐ろしかった。嗚咽を漏らし、筋肉ががくがくと意に反して浅い収縮を繰り返す。はらわたが震え悶える。うごめく。嘔吐感が止まらない。こみ上げてくるこの冷たさは、深淵に当てられ狂気に染まっていく魂の震えだ。
     いかないと。今すぐにラウダのところに行かないと。
     ラウダが死んでしまう。ラウダが危険だ。ラウダが。そんな単純な思考のもと、グエルは半ば無意識に立ち上がり、走り出す。目指す場所は、単純だった。彼のところだ。走る。走る。走る。肺が痛む。脳が、ぼんやりと、じいんと、麻痺していく。震える。本当に恐ろしいとき、人間は悲鳴すらあげられないのだと、グエルは悟った。
     走り続けていた時間は、永遠にも一瞬にも思えた。
     グエルはようやく、そこに辿りつく。肩で息をして、ラウダの手を取る。あたたかい。生きている。ああ、よかった、よかった。安心した。よかった。ラウダは生きている。こうしている間だけは、生きていると実感できる。ラウダは突然飛び込んできたグエルに、「兄さん?」と不思議そうな顔をした。
    「兄さん。どうしたの、顔色が悪いよ」
     グエルは視線を上げる。
     ラウダの顔が目に入る、と、同時に__
     き
     きいいいいいいん ……
     どこからか、耳鳴りが、響いてきた。

  • 181二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:47:59

    新曲を作る為にはヘリオスであるグエルの協力が必要そうだったのに肝心のグエルが発狂してるのこれはもう無理でしょ…

  • 182二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:52:53

    『世界の終わりに、お前はどんな音楽を聴く?』
     それは尋ねる。
     グエルはぼんやりと、首を振った。わからない。夜の雨音だって、街の騒音だって、ラウダの声だって、聴く人によっては音楽だ。そう、答えた。ような気がした。それは、笑った。ような気がした。
    『それはいい。できればその解は、もう少し早く聞かせてほしかったけど』
     今でも鮮明に思い出す。ラウダが帰ってきたあの日。ラウダは真っ先に台所に向かうと、グエルが料理を作るために握っていた包丁を奪って、己の腹に突き立てた。グエルは何もできないまま、眼前で冷たくなっていくラウダを見ていた。なんとかこうして、一命はとりとめてくれたが、それでも。忘れることが、できにあ。
    『なあ、グエル』
     この音は。この声は。
     呼ばれている。呼ばれている。聞こえる。わからない。これは。この声は。
     Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn.
     __Ia! Ia! Cthulhu fhtagn!

     ……

    『力が、欲しいか?』
    「……ああ、ほしい」
     グエルは迷わず頷いた。
     それは楽し気に笑って、グエルの頭に、何かを流し込んできた。

    ・グエル???ルート(対象:ラウダ)
    分岐条件達成

    「ラウダ」
    「兄さん?」
     グエルの瞳が、にわかに輝いた。
    「こわしてやろう、なにもかも」

  • 183二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:55:00

    あっ…腹押さえてたのってそういう…
    っていうか何もかもあかんこれ

  • 184二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:57:04

    今まではなんだかんだ途中からの神話生物サイド堕ちは回避してたんだけどねぇ…

  • 185二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:57:06

    これ史上初の全滅ルートが見えてきたなあ

  • 186二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:58:10

    これあかん……でも展開楽しみ…

  • 187二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:58:28

    腹押さえてたのも「恐怖の注入」だけしか言及されてなかったのに入院してたのも、グエルが正気を失いかけてたのも……

  • 188二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:02:24

    というか今回とんちきシナリオって聞いてたのにいつの間にか前回よりシャレにならない事態になりつつある気がするの何なの
    そしてよく考えるとやばい引き金握ってる(っぽい)の今回も前回もグエルとスレッタじゃん

  • 189二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:04:27

    スレッタの誘いにはまだバンド守りたいって答えられたのになあ…

  • 190二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:05:22

    シャディクがグエルルート分岐達成した一方でグエルはラウダルートへ…?
    おいミオリネ!スレッタ!がんばれ!食い込め!!!

  • 191二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:05:25

    「グエル、いる?」
     シャディクは記憶を頼りに、ラウダの病室まで辿りついた。そこにはラウダの手を握っているらしいグエルと、困惑の表情でそれを見るラウダがいた。
     ラウダは助けを求めるように、「シャディク」と顔を上げる。それから困り果てたようにグエルに視線を戻し、ぼんやりと、どこでもない中空を見つめる。
    「えっと……なに、この状況?」
    「わ、わかんない……突然兄さんが来たと思ったら……ねえ兄さん、どうしたの?」
     グエルは答えない。
     ただ、ぎゅっとラウダの手を握っているだけだ。その瞳はきらきらと、の段階を二つほど飛び越し、ぎらぎらと、輝いている。シャディクはしかし、ぱちぱちと数度瞬きをしたあと、「ねえ!」と言って、ラウダからグエルの手を奪った。グエルが微かに眉間に皺をよせ、シャディクの方を見る。
    「ねえ、グエルって、『Helios』って名義で楽曲投稿してたりする?してるよね、ねえ!」
    「……あー……えっと、してる……?」
     シャディクの熱に押されたように、グエルは存外単純に、白状した。ラウダは「あそれそんな簡単に言っちゃうんだ……」と小さく呟いたが、シャディクにとっては関係ない。
    「あのね、俺、大ファンなんだ!うわああああっ、あんなに、あんなにまぶしい太陽!こんなに近くに、すぐそばにあったなんて……!」
    「なんかお前キャラ変わってないか?」
    「ねえグエル!グエル、俺、お前のことがほしい!お前のつくる曲が、お前の奏でる音楽が、お前がほしい!ねえいいでしょ~、俺のものになってよ!!」
    「お前だいぶキャラ変わってないか?」
    「いいじゃん!!」
     そこでふと、ラウダが微かに顔をしかめた。それからすこしだけ、不服そうな顔をする。
    「あのね、傷に、ひびくから。少しだけ、落ち着いてほしい。なによりここ、病院」
    「あっ、……ご、ごめんね?グエル、ラウダ」
    「……別に構わない」
     グエルの顔が、少しだけ緩んだ。
    「ありがとう。そうして言ってくれれば、救われるよ。シャディク」
    「ほんと!?」
    「もちろん。何でも言うこと聞く。いくらでも好きな音楽、つくってやるよ。だから」
     グエルが囁く。
    「ひとつ、お願いがあるんだ」
    【シャディク グエル 四日目 終了】

  • 192二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:08:40

    本編のあれ見た後だと乾いた笑いが出てくるなこのシャディク(グエル側の不穏さから目を背けながら)

  • 193二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:13:17
  • 194二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:14:12

    トンチキはどこ…ここ…?

  • 195二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:14:50

    トンチキでロックなのは出目だけか…???

  • 196二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:16:00

    乙です、一番最悪な結果になりかねないトンチキ卓…
    いやまだだ!まだロックは終わらんぞ!

  • 197二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:17:11

    なるほど、『一番ロックなやり方』=全滅エンドってことですね!!タイトル回収!!!

  • 198二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:18:32

    乙です、ロックルートとはいったい?
    1パート終わってもまだまだ謎…

  • 199二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:21:51

    本来シャディクとラウダの間には何かしらの関係性があった筈なのにまるで何も無かったかのようにグエルが全て吹き飛ばしているの草すぎる

  • 200二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:24:26

    不憫としか言えないレベルで巻き込まれた先でわけわからん確率引き当てた結果爆速で駆け抜けてあらゆるチャート破壊……あれこれ本編のグエルでは

オススメ

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