- 1スレ主23/06/12(月) 21:16:06
- 2スレ主23/06/12(月) 21:17:38
- 3スレ主23/06/12(月) 21:18:44
- 4スレ主23/06/12(月) 21:20:14
- 5スレ主23/06/12(月) 21:37:29
第二話『相棒との出会い』
スレ主がnovelA好きなせいでめちゃくちゃ長くなりました
デュースの設定を色々と盛ってしまった事についてはすみません
元スレ内でずっとエースに付き添ってくれていた彼なのでこれぐらいあってもいいかなって
第二話『相棒との出会い』 コルボ山を出たエースが辿り着いたのは、もはや見慣れた場所、シクシスだ。いつものように島に上陸、というよりは打ち上げられた状態でエースは砂浜を踏み締めていた。「……クソっ」
思わず悪態をつくエース。今回は予想外の嵐にぶつかってしまい、いつもより到着が遅れてしまったからだ。
「あっ! でも今なら……」
だが同時に、この島で出会う予定の人物と、自分の上陸の時間差が逆転していることに気がついた。本来ならば数日待たなければならなかったが、今なら彼は既に上陸しているはずだ! いても立ってもいられず、エースは未来の仲間の元へ駆け出した。
「お互い、災難だったな……」
生い茂った草木を踏み分けて進めば、エースはいつもの白骨死体の隣で項垂れている青年を見つける。
「デュース……」
記憶の中と寸分だがわぬデュースの姿に、エースは胸が詰まった。
「ん?」
すると、エースの声に反応したらしいデュースがキョロキョロと周囲を見回し始めた。エースは態と音を鳴らしながら一歩足を踏み出す。その音でやっと彼はこちらを向いた。
人の姿を見つけ、目をこれでもかと見開いて驚くデュースにエースは少しだけ笑う。
だが、のんびりとしてもいられない。…telegra.ph - 6スレ主23/06/12(月) 21:38:48
- 7二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:44:52
立て乙
5周目いいよね…
楽しみにしてる - 8二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 21:49:33
たて乙!
本家2周目から追ってるからこっちも楽しみ - 9二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:11:48
立て乙
同じく2周目から
早速2話きてて嬉しい
デュースは本当に最高の相棒だな - 10二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 22:13:44
たて乙!
二話目も最高だった!続きも楽しみにしてる - 11スレ主23/06/12(月) 22:17:40
- 12スレ主23/06/12(月) 22:24:25
- 13二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 23:01:19
- 14スレ主23/06/13(火) 07:29:28
- 15スレ主23/06/13(火) 07:31:17
また夜頃くるので
もしもスレが落ちそうな場合は保守をお願いしたいです - 16二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 14:06:26
ガープはそういう奴だよなぁってのが再認識できた
やっぱこの周のガープいいよなぁ
ここから更にあらゆる運命が変わるのワクワクするわ - 17二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 21:29:03
4話目きてた
エースの声が震えてるのに気付いて飛んでくるガープ良いな… - 18スレ主23/06/13(火) 23:02:21
- 19スレ主23/06/13(火) 23:09:28
話は脱線しますが
ガープはルフィにもじいちゃんと呼べ!!って言ってるので
幼いエースにもじいちゃん呼びをさせていたと思うんですよ
ロジャーの事に気が付いて荒れるようになってからはずっとジジィって呼んでるエースだけど
本当に弱った時にはじいちゃんって呼んじゃうんじゃないかなって
弱って口調が幼くなるの大好き - 20二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 23:31:24
こんなのじいちゃん好きになるよ…
まさに希望の光だよ… - 21二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 23:50:32
筆が、筆が早い…!!ssと絵も描く人間としてはssの質に反して頻度が早くてびっくりしてる
絵を主体として描いてssはごく稀にしか書かない俺にとってはありがたすぎる
壊れておかしくなったエースのイラストは描けても文は書けないんだ…
ありがとうございますあなたの書く文が好きです - 22二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 23:57:17
エースがもうどうにもならなくなって祖父であるガープに助けを求めるの
5周目のスレリアルタイムで見てた時泣いてしまったぐらいしんどいけど好きだったからこうしてSSとして読めて本当に嬉しい - 23スレ主23/06/14(水) 07:58:46
- 24スレ主23/06/14(水) 08:01:06
- 25スレ主23/06/14(水) 08:11:35
あとガープじいちゃんの一人称『ワシ』じゃなくて『わし』でしたね💦
勘違いしてました
今回からは『わし』の方で統一してます - 26二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 12:23:45
家族愛とデュースの友情あったけぇ…
エースが救われていく過程を文章で読めるの嬉しいよ - 27スレ主23/06/14(水) 22:03:40
- 28スレ主23/06/14(水) 22:07:10
いつもレスやハートありがとうございます!
嬉しくてニヤニヤしてます
お陰で筆が進む進む - 29二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:48:51
- 30スレ主23/06/15(木) 07:46:38
第八話『ココヤシ村』
ここからは数話はエースがナミの過去に介入する展開になっています
ノジコとエースの会話を書くのが楽しくて長くなってしまった
第八話『ココヤシ村』 ひとまず海軍に入ることは決まったエース。しかし彼にはいくつか気掛かりな事があった。前々回でジンベエから聞かされたルフィの仲間たち過去。今現在の時間軸で考えると現状だ。本来自分が関わるべきではないのかもしれないが、彼らとも交流を深めていた事もあって出来るならば手助けをしたい。エースはそう考えていた。
中でも今現在、一番気掛かりだったのがナミの所だ。彼女は今もアーロンの下で苦しんでいるだろう。悩んだエースはその事を正直にガープへと相談した。
海兵がアーロンと繋がっている事も重く受け止めたガープは、一つの案をエースに提示する。
「わしがその村に言ってアーロンや腐った海兵どもを捕まえる事は簡単じゃ。だが、それだと恐らくそのナミという少女も罪に問われる事になってしまうだろう。だからエース、お前の出番じゃ!」
「どういうことだ?」
ガープの言葉にエースは首を傾げた、それこそエースに出来るのはアーロンをぶっ飛ばすことぐらいだが……
「つまりじゃな……」
ガープはアレコレと作戦をエースに耳打ちする。
「……なるほど! じゃあそっちは任せたぞ、ジジィ」
「任せておけ!」
二人は同じような顔をしてニヤリと笑った。同時刻、嫌…telegra.ph - 31二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 10:55:42
一味回収パートも書いてもらえるとは
いいよね海軍入りする一味… - 32二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 19:52:18
アーロン…オイオイアイツ死んだわ…
- 33二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:17:12
このエースとガープ相手じゃ勝ち目ないわな…
クロとかも同じ運命になるんだろうか… - 34スレ主23/06/15(木) 23:24:01
第九話『魚人と人間』
確認の為に原作を読み返したら
アレも書きたいコレも書きたいとどんどん文が伸びていく……
本当は幹部達との戦闘シーンも書こうかと思っていたのですが
あまりに長くなりそうなのでカットになりました
幹部キャラ達ごめんよ
第九話『魚人と人間』アーロンパークの庭、椅子に座った屋敷の主、アーロン。その目の前に居るのは海軍大佐、ネズミ。彼らはいつものように後暗い取引に興じていた。「今回もいつものように頼むぜ? ネズミ大佐」
「チチチチチ。任せてくれたまえ」
ネズミ大佐はアーロンから手渡された金を懐にしまってほくそ笑んだ。
本来ならば民衆を守る為の立場である海兵が、賄賂を手にし、本部への報告を怠っているという状況。大佐という役職にありながら腐りきった精神だ。だが、それを咎める者はここに居ない。
「所で君の言う、ナミという女の金の方はどうなのかね?」
「ああ、まだ六割に掛かった所ぐらいだ。もう少し泳がせて置く方がいいだろ。お互いに」
彼は定期的に大金を手にしながらも、まだ足りないらしい。自由の為にコツコツと奮闘する少女の、血と汗が滲んだ金まで手中にしようとネズミは企んでいた。
「チチチチ。分かった。九割方貯まったら手筈の通りに……」
「シャハハハ!! 話の分かる人間は好きだぜ!」
取引成立だと二人が悪どい笑みを浮かべていると。突然、轟音と共にアーロンパークの門が吹き飛んだ。
「何が起こった?!」
「な、何事だ?!」
アーロンとネズミは破壊された門の方を…telegra.ph - 35スレ主23/06/15(木) 23:26:31
あと八話でナミの過去を八年前としていましたが
原作時空で八年前なので
エース出港時の時間軸であるこの話の中では五年前ですね!
思いっきり間違えてました💦 - 36二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 06:25:19
ほ
- 37二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 12:51:40
ナミ勧誘編いいな
ナミが救われるの見るのはホッとする… - 38二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 22:34:17
期待の保守
- 39スレ主23/06/16(金) 22:35:45
- 40スレ主23/06/16(金) 22:53:00
祝十話!!
ということで
いくつか質問したいことがあります
①一味勧誘編をどうするか(全員分は流石に長くなる&スレ主も全てを書くのはシンドい)
→本編のキーになるポイントだけ話にする
→安価かダイスで誰の分を書くか決める
②話数も増えてきたので外部サイト(pixivかハーメルン)に投稿した方がいいのか
→根本的に外部サイトに投稿してよいのか
→投稿する場合どちらがいいか
スレ主が優柔不断&色々な情報に疎いので教えて貰えると助かります💦 - 41二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 23:06:54
個人的な意見だけど
①キーポイントやスレ主の書きたいところを主にでいいと思う
全て書くのは別に義務ではないんだし
仲間集め編はそれこそメイン書き終わった後でスレ主の余力があれば追加で書いてみようかなくらいでいいんじゃない?
②過去にあにまんで書いたSSをpixivに投稿してたりハーメルンに移った事例は見た事ある
ただ元ネタが他のスレ主発なので外部への投稿は元スレ主に承諾を得てからの方がいいと思う
外部がダメならTelegraphで目次みたくまとめ作るとかでどうかな
あとは少量ずつ書いたSSをキリのいいところで数話分まとめて再投稿してるのとかも見た事あるな - 42スレ主23/06/16(金) 23:34:22
早速ありがとうございます!
①
そうですよね
無意識に全員書いた方がいいのではと考え込んでいたので肩の荷が降りました
本編にキーポイントを組み込みつつ書きたい所を書き進めていきますね!
②
元スレ主さんにはお伺いするつもりです
目次やまとめいいですね!
一応お聞きして返答があるまではその案を採用するつもりでいきたいと思います
とても参考になりました!
- 43二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 10:09:51
このレスは削除されています
- 44二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 10:10:17
ほっしゅ
- 45二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:47:30
ナミ助けるエース良すぎるな…
- 46スレ主23/06/17(土) 22:09:58
第十一話『海兵の在り方』
ガープは締めるべきところは締めてくれると思うんですよね
海兵や海軍に対して不信感があるエースとナミが色々と考えるキッカケになる一シーンです
第十一話『海兵の在り方』「……でも、そしたらアンタの立場危ないんじゃないの?」全てを知ってしまったエースは、アーロンと繋がっている事を隠したい海兵達に無実の罪を着せられないだろうか。ナミは不安げな顔を彼に向けた。
「そこについては大丈夫だ。もうすぐジジィが来るからな!」
エースはちっとも心配してる様子がない。それよりも何かを探すように海を見ていた。
「ジジィ? アンタのおじいさんが来て何になるのよ?」
ナミはエースの言葉を訝しみ、眉間に皺を寄せる。
「それは会ってみれば分かるさ。お! そんな話しをしてる内に来たな!」
ほら、と海の方を指し示すエースに釣られて目線をやったナミは、一艘の海軍船がこちらに向かってくる姿を見つけた。
「いけない!!」
その海軍船の姿に、ある事を思い出したナミはサッと顔色を変えた。昔、目の前で見せられたアーロン達に沈められていく海軍船の映像が脳裏に浮かび、体を震えさせる。海岸を警備しているアーロンの仲間が居ることを、何とか船に伝えられないか焦った彼女は、
「ぶわっはっはっ!! 効かん効かん!!」
船に上がってきた魚人達を片手でのしてしまった老人の姿に、またもや驚く羽目となってしまった。
「待たせたのう!」…telegra.ph - 47二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:14:02
通りすがり保守
- 48二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:09:44
仲良しじじ孫はスーッと健康に効く
5周目の孫に頼られてガンガン動くガープ大好きだ - 49スレ主23/06/18(日) 23:01:21
- 50スレ主23/06/18(日) 23:03:32
1日に1話をあげるのが目標だったのですが
次に書く話をどこの場面にしようか少し悩んでいる所があり
ここから少しペースが落ちるかもしれません💦
スレ主も保守出来るように頑張りますが
もし良ければ保守のお手伝いをお願いしたいです💦 - 51二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 09:03:27
全力で保守
- 52二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 18:14:39
ノジコと会話してる時の雰囲気好き
こういう普通の会話がエースのメンタル回復に効くんだろうな - 53スレ主23/06/19(月) 22:44:18
- 54二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 08:36:29
ナミさん編も凄く良かった!スレ主の書く文章すき
- 55二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 19:54:18
ほしゅ
- 56スレ主23/06/20(火) 22:39:53
第十三話『麦わら帽子』
悩んだのですが
海軍になるルフィが麦わら帽子をどうするかについて考えて書いてみました
筋は通したいってルフィなら言う気がして……
第十三話『麦わら帽子』話は少し遡り。「じいちゃん、おれ、シャンスクに会いに行きたい」
話がまとまり、和気あいあいとしていた筈の小屋の中の空気が、ルフィの一言で一気に氷点下まで下がった。
「……なんじゃと?」
冷気の発信源は額に青筋を浮かべたガープだ。
「だって約束したんだ! 立派な海賊になって帽子を返しに行くって! もう約束は守れねェ……だからせめてちゃんと謝りたい!!」
ガープが何かを言う前に、ルフィは自分なりに考えた理由を必死に伝えてきた。いつもは被っている麦わら帽子を胸にギュと抱き締め、僅かに肩が震えている。
「おれがついてく。だから行かせてやってくれ、ジジイ」
そんなルフィにエースの援護が入った。エースはルフィの隣に立ち、ガープと向かい合う。自分の為に進む道を変えてくれた弟に、思うことがあるのだろう。エースの目は真剣だ。
「じゃがのう……」
二人の孫に見つめられたガープは、祖父心が揺さぶられているのか。多少表情を緩めたものの、まだ眉間に皺を寄せて唸っている。
「じいちゃんお願いだ!!」
「ジジイ頼む!!」
そこに更なる追撃がきた。普段は会っても嫌な顔をするか、直ぐに逃げてしまう孫二人が必死に懇願してきているのだ。しかも…telegra.ph - 57二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 22:57:05
あったかすぎる
さすが苦難の末に辿り着いたルーブ先だよ… - 58二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 07:29:19
補完がうまくてすごい
まさか麦わら帽子の話を入れてくれるとは - 59二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 18:56:23
ほしゅ
- 60スレ主23/06/21(水) 23:10:42
くっ!
今日は書き終わりそうにないのでまた明日で
いつもレスやハート、そして保守の方本当にありがとうございます!
単純なスレ主は毎回飛び上がるほど喜んでます!! - 61二次元好きの匿名さん23/06/22(木) 08:42:37
ほしゅ
- 62二次元好きの匿名さん23/06/22(木) 19:18:27
ほしゅ
- 63スレ主23/06/22(木) 22:58:56
第十四話『赤髪のシャンクス』
シャンクスの登場!
スレ主はシャンクスの魅力はギャップだと思ってます!
そして今回の話の中で一番可哀想なのはガープの海軍船を見つけた見張りの下っ端達
第十四話『赤髪のシャンクス』「お頭大変です!!」「ん〜? どうしたんだ?」
とある島に停泊し、いつものように酒盛りをしていた赤髪海賊団。幹部達が宴をしている場に、息を切らせながら駆け込んで来た者がいた。
「すぐ近くに海軍船が!!」
焦った様子で報告してきたのは、見張りをしていた下っ端の一人だ。
「どうせいつもの監視船だろ? 放っておけ」
彼の言葉にも焦らず、マイペースに酒を傾けている船長のシャンクスだが。
「そ、それが。どうやら海軍の英雄、ガープの船のようで……」
「何だと?!」
下っ端の口から出てきたまさかの名前に、持っていた樽ジョッキから酒をこぼした。シャンクスはそのまま樽ジョッキを地面に置くと、表情を引き締めて唸る。
「……いったい何のつもりだ?」
同時にシャンクスの右腕、ベン・ベックマンも眉を顰めていた。ルフィの事はあったといえ、基本的にガープは一般人の平穏が第一という考え方の人間だ。わざわざコチラに仕掛けるような無謀な策など練らない筈。
「大変です!」
他の幹部達も皆ざわめいている所に、もう一人の見張り番も飛び飲んできた。
「今度は何だ!!」
苛立ちを隠さぬ様子でシャンクスが聞けば。彼は困った顔で、自分が今し方見てきたことを言葉のまま伝える。…telegra.ph - 64二次元好きの匿名さん23/06/22(木) 23:31:14
シャンクスのそういうギャップ凄く好き
エースがじいちゃんに何を話したのかとても気になる - 65スレ主23/06/23(金) 07:48:09
- 66二次元好きの匿名さん23/06/23(金) 17:32:10
シャンクスの大人げなさ良すぎる
理想的なシャンクスとの再会だ… - 67スレ主23/06/23(金) 22:52:10
第十五話『彼から見た彼の人は』
64さんが気になって下さっていたエースの言葉についての話
個人的にループを繰り返したエースだからこそ聞けることかなって
第十五話『彼から見た彼の人は』「ガープ中将? それでお孫さん達は何と?」受話器越しに言い合っていた筈なのに、唐突に押し黙り。最終的には大人しく電伝虫を切ったガープ。通話中から傍に控えていた部下は不思議に思い、恐る恐る様子を伺った。
「ああ、赤髪海賊団と宴をするようじゃ……」
「なっ?!」
ガープが平然と言い放った答えに部下は目を丸くする。十代の少年二人だけで四皇の潜伏する島に行くと言われた時も驚いたが、さらに長時間滞在するなんて……
「子供二人相手に奴らも手出しはせんじゃろう。それに夜明け前までの約束じゃ……」
不安げな表情をする部下にガープは笑った。その笑顔が精彩を欠いている事は一目瞭然だが。
「ガープ中将がそう仰るならば……」
長い付き合いの部下はガープの想いを察してか。それだけ言い残すと、部屋を退出して行った。
「ハァ……全く……」
扉の閉まる音が響き、一人になった部屋でガープは重いため息をつく。
あの時エースが受話器越し言った言葉。
『"アイツ"について聞いてみたい……』
アイツとは恐らくロジャーの事だろう。
ガープから話の流れで、赤髪のシャンクスが元ロジャー海賊団の一員だったと聞いたエースは、何かを考え込んでいた。
ガープは…telegra.ph - 68二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 08:42:42
ロジャーについて話したいエースの葛藤の部分が特に好きだ!
この会話でエースの心が少しでも軽くなってくれますように - 69二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 19:15:47
シャンクス関係が何とかなりそうで良かった
- 70スレ主23/06/24(土) 22:59:13
第十六話『約束』
スレ主なりのシャンクスとルフィの関係
そして麦わら帽子とルフィの夢の果てについての解釈を多く含みます
今回は世界線では海兵"麦わら"のルフィが見たかったというのもあります
第十六話『約束』「…………」シャンクスの言葉にエースは下を向き、血が滲みそうな程手を握りしめていた。そのただならぬ様子に流石のシャンクスも心配になって声をかけようとする。しかしそんな彼に、後ろから何かが激突してきた。
「シャンクス! エースと何話してんだ?」
「ルフィ! お前腰はやめろ! 腰は!」
自らのゴムゴムの力を使い、勢いよく腰にしがみついてきたルフィをシャンクスは窘める。オッサンになると腰は大事にしないといけないんだからな!! と必死だ。
「お前が迷惑かけてすみませんって話だよ」
その内にエースは冷静さを取り戻したようで、平静を装っている。表情にも先程までの影はない。掌に深い爪痕が残ってはいるが。
「ふーん、そっか」
自分から聞いたものの、興味なさげに簡素な返事を返すルフィ。
「あ、エース。みんなが能力見せてくれーって!」
それよりもと、赤髪海賊団の仲間たちの方を指さした。
「おーい! ルフィの兄ちゃん!」
「能力見せてくれよ!」
「メラメラの実だって?」
「肉もっと食うか?」
手招きをする一同に少し困った顔を見せたエースだが。シャンクスとルフィに促されて、みんなの元へと歩み寄って行った。
「……エースをイジメんなよ」…telegra.ph - 71スレ主23/06/24(土) 23:01:31
余談ですが今回の話の出来事によって
バギーの中のシャンクスへの好感度が原作より下がる事は確定です(笑) - 72二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 23:17:16
麦わら帽子がそうなるとは!?
海兵でも麦わらのルフィで居られそうで良いね - 73二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 10:02:09
ほしゅ
- 74二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 20:18:41
- 75二次元好きの匿名さん23/06/25(日) 23:02:07
保守
- 76スレ主23/06/26(月) 07:50:53
今夜は1話あげれそうです!
また夜に - 77二次元好きの匿名さん23/06/26(月) 19:51:56
ほ
- 78スレ主23/06/26(月) 22:47:20
第十七話『上司と部下』
クザンがエースの上司になるのいいですよね
元スレ様で見てた時からスゴく好きで
氷と火っていう対比もいいなって
第十七話『上司と部下』「おお、おったおった。クザン!!」大将"青雉"クザンは、聞こえてきた人の声に後ろを振り返った。
「どうかしたの? ガープさん?」
声の主は立場としては部下であるガープ中将。だがその功績はクザン以上のものであり、海軍の英雄なんていう呼び名まである。しかし自由に動けなくなるからと、昇格を蹴り続けている変わった人だ。
そんなガープの事をクザンは尊敬している。ガープが本部に居ることも珍しいが、自分に声をかけるとは何の用だろうか。
肝心のガープの方を見れば。一人の海兵の首根っこを掴み、クザンの方へと歩いて来ていた。
「ジジィ離せっての!!」
「離したら逃げるじゃろうが!!」
呼び止めたにも関わらず、クザンを放ったらかしで二人はギャーギャーと言い合っている。引きずられている海兵はまだ若く、服装からみても新兵だろう。そんな若手が海軍の英雄であるガープ相手に萎縮する事もなく、言い合っている。
一体どんな関係だ? とクザンは首を傾げる。
「突然呼び止めてすまんのぅ。コレはわしの孫のエースじゃ!」
クザンの前に引きずっていた海兵を突き出し、ガープは嬉しそうに紹介してきた。
「……どうも。ポートガス・D・エースです」
新兵であ…telegra.ph - 79二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 08:29:38
クザンとエースは正反対だけど相性は悪くなさそうだ
- 80二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 19:47:26
エースはともかくルフィが入ってきたら手を焼きそうだな
- 81スレ主23/06/27(火) 22:48:18
第十八話『海侠のジンベエ』
元スレ様でのジンベエの好感度の理由をナミさんのお話も絡めて書いてみました
スレ主はジンベエとエースの関係性も大好き
第十八話『海侠のジンベエ』エースが海軍に入り。数ヶ月が経った頃だろうか。「エース、お前にお客さんじゃ」
「客?」
同僚達との鍛錬に明け暮れていたエースは、ガープの言葉に疑問符を浮かべた。わざわざ海軍を通して会いにやってくる知り合いなど居ないはず。そんなエースにガープは豪快に笑うだけ。
「わっはっはっは! 会ってみれば分かる! すまんの、ちょっくらエースを借りるぞい」
「はっ!! 」
突然のガープの登場に。一緒に鍛錬をしていた同僚達は慌てて姿勢を正すと、敬礼をした。
「待たせたの。エースを連れてきた。入るぞ」
同僚達と別れ、ガープに連れられてきたのは彼の自室。ノックをして中に居る何者にかに許可を取ってガープは扉を開ける。
「あっ」
開いた扉から部屋に居る者を見て、思わずエースは声を上げてしまった。
「お前も知っているじゃろう。七武海の一人、ジンベエじゃ」
海侠のジンベエはソファーから腰を上げ、ペコリお辞儀をした。記憶と変わらないジンベエの姿にエースは懐かしさが込み上げる。
「わしは席を外す。この部屋には誰も入れんようにするからゆっくり話しをするといい」
ガープは驚きと懐かしさに動けないエースの背中を押して部屋の中へ押し込むと、それだけ言って扉を閉めてしまう。…telegra.ph - 82二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 23:16:57
ガープのせんべいを勝手に持っていくエース
愛嬌があって可愛い - 83二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 08:18:30
保守
- 84二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 14:39:41
クザンともジンベエともやりとりがめちゃくちゃ良い
クザンが直属の上司なのもジンベエとの関係もいいよね… - 85二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 23:38:12
文章もうまいが何より場面の補完が本当にうまい
先が楽しみすぎる - 86二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 08:15:39
保守
- 87二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 08:15:59
保守
- 88二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 19:23:36
保守
- 89スレ主23/06/29(木) 22:16:25
続きを書こうとしていたら
番外編のモブ視点の話が完成していた……
海兵ポートガス・D・エースを考えていたら
彼の性格やカリスマ性に心酔するモブの一人や二人出てきそうだなって思って……
『とある海兵の記憶』「聞いたか? 新しく入った奴の話……」「聞いた聞いた! なんでもガープ中将の孫だって?」
「いいよな〜上とコネがある奴は……」
あちこちで話が弾むお昼時の食堂。聞きたくもないのに耳に入ってきた会話に、おれは思わず眉を顰める。
近くのテーブルに座った何人かが話題にしているのは、最近入った一人の新兵の事だ。おれも話には聞いたことがある。ガープ中将の孫で青キジ大将の部下、オマケに悪魔の実の能力者だと言うとんでもない新人。
「悪魔の実もガープ中将のコネで手に入れたんじゃねェの?」
「能力に頼っててめちゃくちゃ弱いとか?」
「ありえるな」
汚い笑い声に耐え兼ね。おれは食事を手早く食べ終えると、食堂を足早に後にした。
「思ってたとしても、人が聞いてる所で話題にするか? 普通」
おれは一人、苛立ちを足音を乗せて廊下を歩く。おれも件の海兵の事は知っている。何度か鍛錬や訓練を一緒にした仲だ。少なくとも触れ合った中であいつは悪い奴ではなかった。明るく、少し馬鹿だが憎めない。それからコネを使うようなタイプでは無いだろう。
何より、食堂で話していた奴らより何倍も真剣に訓練や鍛錬に励んでいた。それを知らずに、オマケに自分達を棚に上…telegra.ph - 90スレ主23/06/29(木) 22:17:06
感想のスレも保守本当に嬉しいです!
いつもありがとうございます!! - 91スレ主23/06/29(木) 22:20:19
え?エースを馬鹿にしてたモブ達は?って?
一般人を押し退けて逃げた先で海賊達と出くわしたらしですよ(にっこり)
(それからスレじゃなくてレスですね) - 92二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 23:14:39
モブ海兵目線いいね〜助かる
デュースみたいに心酔するモブの1人や2人いても全然おかしくないからなエース - 93二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 08:02:34
保守
- 94二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 19:01:45
楽しみ保守
- 95二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 19:03:09
保守
- 96スレ主23/06/30(金) 22:35:37
第十九話『デュースの信念』
久しぶりのデュース登場
一年間みっちり勉強をしてきたデュースに死角無し!!
これからはエースの隣でメンタルケアしながらサポートします
第十九話『デュースの信念』「今日から入団することになった新兵だ」「デュースと言います。医学の知識も多少齧っています。それも含めて役に立てる様に努力するのでよろしくお願いします」
エースが海軍に入った一年後。デュースも同じように海軍へとやって来た。集められた海兵達の前でもデュースは堂々と胸を張っている。
一年振りに会う変わらないデュースの姿に。ほんの少しだけ、本当にほんの少しだけ心配してしまっていたエースは安堵で胸を撫で下ろした。
「デュース!!」
「エース!! 久しぶり!!」
流石に一年間で少尉の階級まで位を上げたエースが、皆の前で新兵に馴れ馴れしくするのもよろしないので。エースは一人になったデュースを捕まえて話しかけた。
「一年振りだな。元気してたか?」
「おれは、至って健康だ。それよりお前こそどうなんだよ、エース」
人通りの少ない通路に面する、使ってない会議室に入ると。二人は改めてお互いに顔を合わせて話をし始める。
「ああ、大丈夫だ。あの時みたいな失態は見せねェよ」
笑うエースの顔をじっと見たデュースはおもむろに。
「イテッ」
エースの額にデコピンをした。
「何すんだよ!!」
咄嗟に額を押さえてデュースに噛み付けば。デュースはフンと鼻を鳴らす。…telegra.ph - 97二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 23:16:54
ループして記憶がなくても同じように残りの人生をエースのために生きようとするデュースに泣く
この周のデュース本当に覚悟ガン決まりで良い - 98二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 10:12:47
デュース再登場嬉しすぎる
最高の相棒だよ
2人が笑顔で会話してるのグッとくるわ - 99二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 18:55:56
おれは不当な読者
あのキャラやあのキャラの登場が楽しみで仕方ない
主のキャラ描写すごく好きだ - 100スレ主23/07/01(土) 21:07:42
第二十話『海兵としての仕事』
今回はエースは出てきません
ルフィとナミのお話になります
🎲の出目でエースの部隊所属側とまだ合流してないキャラはお留守番
第二十話『海兵としての仕事』「とある島の港町からの救援要請。海賊達に襲われてるって話だけど、届いた情報から察するとバギー海賊団の可能性が高い……って聞いてんの?! ルフィ少尉!!」「イテテテ!! 聞いてるって!! 引っ張んのやめろよ!! ナミ!!」
エースが入団してから二年後にはルフィが、更に一年後にはナミが海軍へと入ってきた。今現在ルフィは少尉、ナミは曹長の階級にいる。
一年入団が遅れたせいでルフィの下に付くことになった事を、事ある毎にナミは嘆いている。けれども、自由奔放、猪突猛進なルフィを抑えられるのはナミぐらいなので、下の部下達としては内心良かったとホッとしているものも多い。
今日も今日とて、これから救援に行く島の状態をルフィに説明していたのだが、ちっとも聞いている様子がない彼に。ナミはちぎれそうなぐらいその頬を引っ張っている。
覇気なのかそれともそれ以外の要因か、ゴム人間であるはずのルフィは痛みを訴えてナミに抗議した。
「ちゃんと聞きなさいよね!!」
「わかった!! わかったって!!」
「ったくもう……」
バチンと勢いよく離された頬をルフィは押さえながら、何でおれゴムなのにイテェんだ? とかなんとかブツブツ呟いている。
「で?…telegra.ph - 101スレ主23/07/01(土) 21:08:24
祝二十話!!
これも支えて下さるスレ民の皆様のおかげです!!
ありがとうございます!! - 102スレ主23/07/01(土) 21:10:36
- 103スレ主23/07/01(土) 21:12:21
あとpixiv投稿久しぶり過ぎて
注意書きとかタグとかこれで大丈夫ですかね?
もしも何か悪いところあったらこっそりこのスレでもいいですしpixivの方でもいいので教えてもらえると助かります💦 - 104二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 08:13:38
保守
- 105二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 12:33:03
支部のタグとか注意書きパッと見て問題ないと思う
スレ主の文章がうまいのでこの文でスレのあの展開やこの展開見られるのかと思うと嬉しくて涙が止まらねェ…! - 106元スレのスレ主23/07/02(日) 12:59:08
何か…レスの意見を参考に🎲転がして進行してたスレをこんな素晴らしく文章化していただきありがとうございます!
- 107二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 20:22:32
支部でまとめて読めるのも嬉しい!
続きも楽しみにしてます - 108スレ主23/07/02(日) 21:49:02
- 109スレ主23/07/02(日) 21:51:26
- 110スレ主23/07/02(日) 21:54:52
第二十一話『"海兵"麦わらのルフィVS"海賊"道化のバギー』
戦闘シーン難しい……
麦わら帽子を絡めてバギーとの関係は書いておきたかったので!
第二十一話『"海兵"麦わらのルフィVS"海賊"道化のバギー』 一方、街から略奪したお宝を前に高笑いをしていたバギー海賊団。彼らが盛り上がっている宴の場に
「ゴムゴムの銃!!」
勢いよく何かが飛び込んできて部下達は吹き飛ばされる。
「何事だ?!」
巻き上がる土煙を前にバギーが叫べば。
「お前か? シギーとかいう海賊ってのは?」
土煙の中に一人の男が佇んでいた。
「バギーだ!! 誰だシギーって?!ハデ馬鹿野郎!!」
ルフィに思わずツッコミをしてしまうバギーだが。土煙が落ち着いた事でルフィの姿をハッキリと視認して目を見開いた。
「テメェ……その帽子をどこで手に入れた?」
瞬間。空気がピンと張り詰める。今まで浮かべていた笑みを消したバギーの視線はルフィが被っている麦わら帽子へと注がれていた。
「あ? コレか? コレはシャンクスから預かってんだ」
「赤髪が……寄りにもよって、海兵にその麦わら帽子を渡したってのか?」
「ああ、だからそう言ってんだろ?」
あっけらかんとするルフィと対照的に、バギーは表情に怒りを滲ませていく。
「ハッ! バラバラ砲!!」
「うわっ?!」
ナイフを持った腕がバギーの身体から離れ、ルフィの頬を掠めた。
「この野郎!!」
頬から血を流しながらも、ル…telegra.ph - 111二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 00:55:55
原作の流れを踏襲しつつバギーの怒りっぷりが原作以上でとてもいい
が、ひとつだけ言わせてほしい
一箇所シャンクになってたよ… - 112二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 08:07:33
最後の台詞がルフィと海兵達の信頼関係が出来てる感じがして良かった
- 113二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 17:17:53
保守
- 114スレ主23/07/03(月) 21:50:33
- 115スレ主23/07/03(月) 22:00:23
番外編『それぞれの戦い方』
番外編
悩むウソップとメンタルケアLvMAXのデュースのお話し
単純なる強さだけがその人の価値じゃないよね
それから海軍にはメンタルケアをしてくれる人材をもっと置いた方がいいと思うんだ
番外編『それぞれの戦い方』日が傾きかけたオレンジ色の夕日の中。ウソップは鍛錬に励むルフィ達の姿を、ぼおっと入口の階段に腰掛けながら見ていた。「よう、どうしたんだ? こんな所で」
「デュース中佐?!」
そんなウソップの隣に、エース少将の部下であるデュース中佐が座ってきた。ウソップは慌てて立ち上がり姿勢を正そうとするが、デュースは笑う。
「んな、固くなるなよ。今はおれ非番だし。友達の兄の友達ぐらいの距離感で接してくれ」
「いや、それも微妙な距離感だな?!」
デュースの柔らかい空気に流されて素が出てしまうウソップだが、それもデュースは気にしない。彼の様子を伺いながら、ウソップは恐る恐る階段に座り直した。
「それで、どうしたんだ?」
「…………あいつら」
二人は階段に腰掛けながら鍛錬所へと視線を向ければ、ルフィとゾロが手合わせをしている様子が見える。二人は常人離れした動きで、縦横無尽に鍛錬場全体を動き回っていた。
「……おれ、あいつらに誘われて海軍に入ったのはいいんだけど。知れば知る程みんな化け物じみた強さで……」
少し悩みながらも自分の思いを吐露していくウソップ。段々俯いていく表情は暗かった。
「これから先、おれはあいつらに付いて行けるのかなって……」…telegra.ph - 116二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 08:22:29
海兵メンタル削れるような事件も多そうだもんな……
デュースがいて良かった - 117二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 10:11:00
デュースと麦わらの一味の絡み嬉しすぎる
ありがとう…… - 118二次元好きの匿名さん23/07/04(火) 20:47:02
保守
- 119スレ主23/07/04(火) 21:38:18
今日はお休み
お休みついでにスレ主の妄想でも聞いてって下さい
海兵エースの服装なんですが
原作基準に短パン+上半身裸+正義コートもいいんですが
おだっちの『あれは「正義」を背中に刻むコート。なぜ落ちないのかと言うと、彼らにとって「正義」は、不落のものだからです!!その心意気ある限り、コートは落ちません!!!』
の言葉から
自分の正義に自信がないエースはあえて袖にしっかり腕を通してる形でもいいかなって思ってて
わりとしっかり着込んでる形から最終的に海兵の自分に自信を持って「正義」を背負う覚悟を決めてコートを着るのではなく羽織る形になるとエモいかなって妄想してます - 120二次元好きの匿名さん23/07/05(水) 08:19:51
元は海賊だし血の事もあって自分の正義に自信がないエースいいね
- 121二次元好きの匿名さん23/07/05(水) 08:20:53
エースの自己肯定感が低さがよく分かるな……
- 122二次元好きの匿名さん23/07/05(水) 18:36:13
保守
- 123スレ主23/07/05(水) 22:58:22
正義コートの話わかってもらえてスレ主にっこり
原作の展開をどこまで組み込むか悩み所ですが
ゾロVSミホーク戦はやっぱりなきゃゾロの成長に繋がらないよなと思って
ただその二人の戦闘シーンを書こうとするとサンジの話も絡めてめちゃくちゃ長くなりそうだったので
あえて今回はエース視点でその後のお話しだけ
第二十二話『とある剣士の野望と夢』「エース少将大変です! 巡回中のルフィ少佐の率いる部隊が、海上レストラン『バラティエ』で首領・クリーク率いる海賊達と交戦し、ルフィ少佐が負傷。さらに七武海の鷹の目ミホークも現れ、交戦したゾロ曹長が重症との事です!!」「なんだって?!」
執務室でやりたくない書類仕事を渋々していたエースは、飛び込んできた部下の報告に思わず立ち上がった。
エースは報告に来た部下を置き去りに、部屋を飛び出ると慌てて医務室へと急ぐ。彼は脳内で過去の自分の記憶、そしてジンベエに聞いた麦わらの一味の過去を反芻していた。確かバラティエでサンジと仲間になる際に首領・クリークと交戦したのは過去と同じ。しかし鷹の目はどうだったか。自分はまた何かを間違えてしまったのか。ルフィとゾロは無事なのか。
エースはグルグルと思考を巡らせながら医務室へ駆け込んだ。
「ルフィ!! ゾロ!!」
息を切らせたエースに。
「あ、エース。そんなに慌ててどうしたんだ?」
ルフィは医務室の椅子に座って両手を治療されていた。彼はエースに気が付くといつもの笑顔を見せる。
怪我はあるようだが、命に別状がない事がわかり、エースはホッと息をついた。
「……ゾロは?」
だが、ゾロの…telegra.ph - 124二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 06:49:07
そりゃそうだよな、ゾロがわざわざミホークに切られたなんてジンベエに教えないし、仮に教えてもジンベエもそれは教えられないわ…
- 125二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 15:52:46
海兵だったとしてもバラティエでの一騎打ちやるゾロとミホークいいね
海兵になってもゾロの目標は世界一の剣豪だからミホークが壁であるのは変わらないもんな - 126二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 20:40:02
保守
- 127スレ主23/07/06(木) 22:33:40
第二十三話『子守唄』
ずっとエースとブルックを絡ませるなら書きたいと思っていたネタを文章にしました!!
夜中の二人っきりの演奏会って素敵だと思って
第二十三話『子守唄』 血の海に沈みピクリとも動かないサッチ。目の前で傷付き倒れていくルフィや家族達。
オヤジを助けられたと思ったのに、新聞で知ったルフィの死。
今度は上手くいっている、これで皆助けられると思った矢先に過去へ戻された絶望。
そして、またしても手が届かない場所でのルフィの死。
「っつ!!」
悪夢、いや過去の記憶にエースはベッドから飛び起きた。ハァハァと荒い自分の呼吸音がうるさい。
「クソッ……」
汗に濡れた髪をかきあげながら、エースは悪態をつく。過去でも全ての始まりだったヤミヤミの実を見つける筈の年になってから、エースは度々過去の記憶を夢に見るようになっていた。
「大丈夫……大丈夫だ……」
ギュッと身体を丸めて自分に言い聞かせるようにエースは呟く。海軍に入った事で今までとはかなり流れが違う。その中でもルフィの仲間たちの危機は回避し、白ひげ海賊団の中でなにか起こったという知らせもない。
一言でいってしまえば平和な日常。だが、平和であればある程、エースの心の中に恐怖心が芽生える。眠って次に目を覚ましたら、また過去に戻ってしまうのではないかという恐怖心だ。そのせいか最近は眠りも浅い。
「ハァ……」
深夜だというの…telegra.ph - 128二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 01:05:40
ああ、この雰囲気、この穏やかな時間、とてもいいなあ
- 129二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 08:26:14
優しい世界良いなあ
今のうちに心を癒して欲しい - 130二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 09:19:50
ブルック大好きだからエースとの話書いてもらえて嬉しい
これからの不穏な展開が仄めかされてるのも滾るな - 131二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 17:38:10
保守
- 132二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 22:42:18
もうすぐヤミヤミ登場か…楽しみだな…
- 133スレ主23/07/07(金) 23:44:42