- 1二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:52:49
（（酒の勢いでヤッちゃったぁぁぁぁぁぁ！！！））
- 2二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:53:39
ラブコメなのに最初からクライマックスかよ！
- 3二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:53:47
実にいい！！！！
2人とも詳しく聞かせてくれ - 4二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:54:40
出たなゴリさん
- 5二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:55:07
- 6二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:57:12
- 7二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:57:18
サムネの画像的にホルダー時代よね？
どっちが手を出したのかは知らんけど、グエル絶対責任取ろうとするし、ミオリネは会いたくないって温室に籠ったあと大暴れしてそう - 8二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:58:47
- 9二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:00:57
時期はそのあたりか
- 10二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:01:13
- 11二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:02:59
何の気兼ねもなくストレス発散したかったんだろうな
あまりに開放的な気分になってそうなってしまったのかな - 12二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:03:45
『ああ！付き合おう、今日という今日は俺も深く飲む！！』
（ええ、グエルだって全力で乗ってきたわ！
寧ろ私があと10秒言い出さなかったらグエルの方から誘ってきた勢いだった！
だからこの晩酌は私たちの総意よ！
いざ乾杯して飲み始めたところ、酒がより進んでいたのもグエルの方だし！
鮪の御作り最後の一切れを食べたのもグエルだった！
総裁選の愚痴だって、先に口を切ったのはグエルの方だったわよ！！) - 13二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:08:21
（愚痴を言い合いながら俺たちは用意していた缶のビールなりなんなりを次々と開けていった。
気に入らない連中の悪口でワイワイ盛り上がる俺たちの姿は、
スレッタやラウダ達にはとてもじゃないが見せられないものだったが、
それも別にかまわなかった。
そのために俺たちは二人で飲んでいたんだからな。
だがミオリネは……）
『はぁ～、大体、なんであんたと婚約なんか……』
（愚痴を俺にもぶつけてきやがった！） - 14二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:08:23
鮪のお造りだと飲んでたのは日本酒か？
- 15二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:14:19
『はぁ！？そもそも、元はと言えばお前が……』
『はいはい分かってるわよ、別にあんたに不満があるわけじゃないわ』
（グエルったら、ムキになって怒っちゃって。
分かってるわよ、私があいつに頼んで、今の形になったんだってそんなことは！
でも少しくらいは思っちゃうじゃない、
昔は私も素敵な旦那さんと結婚して、子宝に恵まれて、素敵な家族を作るんだって思ってたから）
『ちょっとくらい許してよね。このまま一生誰にも抱かれることなく生きていくんだな～って思ったら、ちょっと寂しかったりもするのよ』
『だ……はぁっ！？』
（その時のグエルの狼狽えっぷりって言ったら、ほんと面白かったわね！
図体のデカイ男が、『女が何てこと言ってんだ』ってあたふたして、ガキかっての） - 16二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:20:00
あれ？これ二人とも満更じゃないし回想で惚気られてる？
- 17二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:21:07
酒の勢いとはいえ勢いがあればやれる程度には互いに好感度があったってことだからな…
- 18二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:24:48
どちらも本当にどうでもいい相手にはたとえ酔っぱらおうが絶対言わないだろうしな
- 19二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:25:22
『だってそうでしょ？あんた、いかにも好きな女としかそういうことはできませ～んって感じだもんね』
『なんだと！？……大体、そういうもんだろ。好きでもない奴と、なんて……お前だってそうじゃないのか』
『堅いわね。ジェタークのCEOともあろう人間が。私は別にいいわよ？そういう所も含めての契約だと思ってるし、一族経営のジェタークの御曹司であるあんたと婚約するんだって思った時には、いずれはそうなるんだろうなって覚悟はしてたもの』
（先に挑発してきたのはミオリネの方だ。
ジェタークの跡継ぎを産んでやるだなんて、そんな心にもないことを。
『そうなると思ってた』だの『覚悟してた』だの、
まるでホルダー時代のことを話しているような口ぶりだったが、
それなら当時の態度が説明つかん。
まるで揶揄うようなミオリネの態度に、俺は暫くは大人な態度で接してやってたが……)
『でも、まああんたは絶対手を出してこないもんね。安心だわ～、政略結婚の相手がお堅い旦那様で』
『っ、お前！！』 - 20二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:28:05
あぁミオリネが煽ってグエルがムキになる
初期のグエミオ概念だ…！ - 21二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:31:12
『ひゃっ！？』
『……なんだ、随分と情けない声をあげるもんだな。覚悟が出来てるんじゃなかったのか？』
（……先にキスしてきたのはアイツ。先にキスしてきたのはアイツよ！！
そりゃ私もちょっと酒が入ってテンションもおかしかったし？？
揶揄いすぎたかな～とは思ったけど！？
まさかあのグエル・ジェタークが私にキスしてくるなんて思わないじゃない！！）
『これに懲りたら、生意気な口を利くのはやめることだな』
（それに、なにより腹が立ったのは一回キスしてきたくらいで、まるで『俺の方が大人だ』とでも言いたいかのような態度！！
どうだ、俺はヘタレじゃないだろうとでも言いたい感じの！！
大体キスだって、ほんと一瞬唇が触れただけよ！？
それであれだけ大きな顔をするんだから、ほんとガキ、ガキよ！！
だから私は……）
『っ、この！！』
『うおっ！？』 - 22二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:33:48
なんだこれは最高か？
- 23二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:34:02
総裁選の時期だけど初期のグエミオも味わえるスレって美味しいね
- 24二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 21:53:14
『っ！！っはぁ、はぁ、おい何を！！』
『ふん！ざまあないわね、あんたのその鼻を明かされたような顔、ほんと何回見ても飽きないわ！』
（あいつ舌を入れてきやがった！！
舌を入れてきやがったんだ！！
まるで自分の方が大人だと誇示するかのように！！
しかもあいつこんなの絶対初めてなくせに！！
だってすげぇ気持ち悪かった！！
なんなんだあの、俺の上の歯を奥からなぞっていくかのような舌の動きは！！
あれの何がいいんだ！！）
『な、何がざまあないだ。背伸びでもしたつもりか、へたくそが！！』
『ふふん、おこちゃまなグエルには分からなかったかしら？これが大人のキスってもんよ』
『なんだと……！？」
『なによ……！』 - 25二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:07:22
『っ、この！！』
『っ！こ、こっちこそ！！』
『プハッ、まだまだ！！』
『こ、こんなもんじゃないわよ！！』
（それから、俺とミオリネは何度も何度もキスを重ねた）
（まるで、お互いにちょっかいをかけあって、最後に相手に触った方が勝ち、だなんて子どものじゃれあいをしているかのように、私からグエルにキスをして、離れたと思ったらグエルが私にキスをしてきた）
（何度も繰り返すうちにミオリネが舌を入れてきても気持ちの悪い動きだとは思わなくなった。ミオリネの奴は、戦いの中で成長していた）
（お返しとばかりにグエルも私に舌を入れてきた。この時ばかりは少しだけ遠慮が見えて、それがちょっとだけ愛らしいなと思ったっけ）
（勿論、今になれば、あの時の俺たちは異常だったってはっきり分かる）
（でも、色々限界の中で酒を大量に入れて、久しぶりに感情を解き放っていたあの時の私たちは、延々と続くキスのラリーに一切の疑問を抱かなかった） - 26二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:08:33
- 27二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:11:18
気ぶってらっしゃるが、いいんですか…？
- 28二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:13:13
『きゃっ！？』
『あっ……』
（ふと、キスの拍子にバランスを崩して、私がグエルに押し倒される格好になった。
グエルから押し倒して来たの、グエルの方から！！）
『わ、悪いっ！』
（グエルはすぐに起き上がろうとしたけど、私はその瞬間平静に戻ったようなグエルの態度が気に入らなくて……）
『なに？もしかして、その気になった？』
『な、何を馬鹿な事を！！』
『ふーん、こんなにキスしといて、その度胸は無いんだぁ』 - 29二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:20:04
『……なん、だと？』
（誘ってきたのはミオリネだ。
倒れたところまでは不可抗力だが、その後ミオリネがわざと自分の服をはだけさせたのも分かった。
どうしようもなく、ミオリネの側から誘った！
だから、俺は……）
『……分かったよ、お望みなら、ここで……」
（でも、そこでミオリネの体に手をかけた時、ミオリネの体が震えているのが分かった）
『……なに、止めるの？やっぱりヘタレね、グエル』
『……ヘタレなのはお前の方だろ。覚悟はしてるだなんて、嘘つきやがって』
『は、はぁ！？別に、嘘じゃ――』
『そんな体震えてるやつ無理やり手籠めにするような趣味は、あいにく持ち合わせないんだよ』
『！！』 - 30二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:23:36
続けて続けて？
- 31二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:23:36
面白くなってきたな
- 32二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:27:03
ギャラリーたちはどのポジションなんだよ！
皆の前でグエミオが語ってるのか俺らと同じ視点なのか - 33二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:28:24
（確かに、グエルの言う通り、私の体は奮えてた。
グエルに倒されて、『あ、こんなに簡単に倒されるんだ』って思ったし。
もしグエルがその気になったら、私は抵抗できないんだって分からされて。
それでもグエルを焚きつけるようなこと言ったのは、そんな怯えてる私を認めたくなかったから）
『全く……何をしたいんだ、お前は』
『……うるさい』
（言葉は少し刺々しいけど、グエルは私のことを気遣ってくれているようだった。
私も、素直に謝ったりはできなかったけど、ひとまず熱も落ち着いて。
何を話せばいいかわからない私に、グエルは『ひとまず、飲みなおすか』と新しい缶を開けた） - 34二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:35:43
青春しているなぁ
- 35二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:42:53
いかんカップリングゴリラになってしまう
- 36二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:44:58
『だからあんたが変に優しいから拗れるのよ！！あんたもっと横暴で、嫌な奴だったはずでしょ！！』
『だれが嫌な奴だ誰が！！俺だってお前がもっと大人しくしてたらああじゃなかったよ！！』
（それがまずかった。俺もミオリネもすっかり熱を引いて、酔いもさめたと思ったから飲みなおしたのだが、
ほんとはさめていなかったのか、そんなことはなかったのか。
どちらにせよ、結局あれほど飲み倒してしまえばますますおかしくなるのは道理だった）
『そもそも、さっきはお前だけ覚悟してるとか言ってたがな、先にお前との未来を真剣に考えたのは俺の方だからな！』
『はぁ！？嘘ばっかり！』
『嘘じゃねぇよ』
（特におかしかったのは、どうやら俺の方らしい。
俺の口をついたのは、絶対墓まで持っていこうと決めていた、一人浮かれた過去だった）
『ホルダー制度が始まって、父さんからホルダーになるように命じられて……要するに、将来お前と結婚するんだって思った時の俺の気持ち、分かるか？』
『そりゃ、大層迷惑だったでしょうね。こんな生意気な女が将来の伴侶で』
『逆だ、その時はお前の嫌な所とか全然見えてないから。単純に美人な奥さんを貰えるぐらいのもんだったよ。それはそれは舞い上がったんだぞ！？』
『な、何言って……』
『学生男子なんてそんなもんだよ。美人な女には弱いんだ……いざホルダーになってみればとんだじゃじゃ馬だったがな！』 - 37二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:46:42
- 38二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:48:15
年頃の男の子らしくて可愛いじゃない
- 39二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:49:03
美人って言った！こいつしれっと美人って言った！！
- 40二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:51:59
この画像、こういうシチュエーションで多用されまくってるせいでもうそういう場面にしか見えない
- 41二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:53:25
『……なにそれ、全然真剣に、じゃないじゃない』
『……うるせぇ』
（思わず言ってしまった、という風に、後悔する素振りのグエル。
その態度が、ますます私の胸を打つ。
私のことを、本当に好き、だったかのような。
そりゃあ、上辺だけ見て浮かれてたのかもしれないけど。
でも、じゃあ、今のグエルは？
私がグエルのことを、見直したように……グエルの真摯な態度に心を打たれたように、
グエルも私のことを思い直してたとしたら……？）
『……ねぇ、グエル。さっき、どうして、キスしたの？』
『はぁ！？そ、それ聞くのかよ！』
『どうして？』
（口ぶりだけは怒っているグエルにひるまずに、私はグエルの目を見据えて聞く）
『……どうして？』
（そうしたらグエルは、もう一度、私に優しくキスをして）
『……婚約者相手に、キスする理由なんているのかよ』 - 42二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:58:25
ア゛ーッ（汚い高音）！
- 43二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:58:30
何コレ？
のろけてんの？ - 44二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:58:37
2828がとまらん
- 45二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:59:10
いかんちょっと人に見せられない顔になってる
- 46二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 22:59:51
いいねぇ早く続き話してよ
- 47二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:04:25
『うおっ！？』
（キスの後、ミオリネは全体重かけてもたれかかるように俺を倒した。
さっきと真逆の体制、俺を覆うようにしているミオリネの、なんと綺麗なことか）
『ねぇ、グエル』
（俺の服に手をかける、今のミオリネに手の震えなんて全く感じられない）
『婚約しているのなら、こういうことするのにも、理由っていらないんじゃない？』
（少し悪戯っぽく笑うミオリネに、俺は馬鹿なことを言うなと言おうとして、言えない。
さっき、俺は確かにミオリネに、本気で迫っていたから)
『……理由というか、お前は、したいって思ってるのかよ。それすらないと、駄目だろ』
『グエルはさっき、したいって思ったんだ？』
『なっ……！ああ！そうだよ！したいって思ったさ！お前と！考えないようにしてたが、ミオリネはずっと綺麗だし、強いし、いい女だ！』
（おかしいな、こんなこと、言うはずじゃなかったのに。酒のせいだ、酒のせいで、こんなこと……） - 48二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:07:11
何見てるの？
シッ！いまいいとこなの - 49二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:07:28
ゴリラ、思わず天を仰いで世界にお礼を言いたくなっちゃったよ
- 50二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:07:46
こいつらアーレア・ヤクタ・エストしたぞ！
- 51二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:11:37
『グエル！！』
（綺麗で、強くて、いい女。グエルの言葉が私の胸に刺さる。
考えないようにしていた、なんて言葉も、全くもって私と同じ。
あの時の私は、ただ自分の意志とは関係なしに定められた運命が気に入らないってだけで、
グエルのことは全く見ようとしていなかった。
嫌な所ばかりを見ようとして、そりゃ確かに良くない部分は見つかったけど。
でも今は、自分で選んだこの婚約者は……）
『お前は！どうなんだ、ミオリネ』
『グエル、あんた、カッコいいわ！！その短く整えた髪型、私は前よりも好きよ！ジェターク寮の連中があんたを慕ってたのも、今ならよくわかる！ほんと、頼りにしてる！あんたで良かった！私、あんたとなら……グエルと、したいよ』 - 52二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:11:52
・・・・・・・・。
- 53二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:14:06
『ミオリネ！』
『グエル！』
（そうして、俺とミオリネは、共に今まで話さなかったような思いのたけを叫びながら……）
（きっとお互いに、伝えるつもりなんてなかったことまで全てをさらけ出しながら……）
（（一線を越えた）） - 54二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:15:42
ついに！
- 55二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:16:02
(無言で立ち上がり拍手を送るゴリラさん)
- 56二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:16:35
フィックスリリースしたんですか…わたし以外の人と…
- 57二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:19:00
責任取れよ
- 58二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:21:37
- 59二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:24:27
そこまで配信するのはマズいですよ！？
- 60二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:32:55
翌朝の2人はどんな会話をするのか、そもそも顔を合わせられるのか気になる！
- 61二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:39:07
…避妊してます？
- 62二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:40:43
- 63続きは明日以降23/06/14(水) 23:44:12
（結局俺たちはそのまま体を交し合った。お互いに初めてだってことがよくわかる、まあひどい行為だった
でも、不思議と俺は、きっとミオリネも、とても幸せな気分で、この時が永遠と続けばいいと思っていた）
（翌日、目を覚ました俺の隣には、裸のミオリネが眠っていた。
どこか晴れやかなミオリネの寝顔にキスを落とそうとして、そこで俺は頭痛に苛まれた。
当然だ、あれほど飲んだのだから、二日酔いをするのも無理はない。
流石に羽目を外しすぎたか、幸い記憶ははっきり残っているから良かった。
……そこで俺は、ミオリネが昨晩の記憶を失くしている可能性に気付く。
もしミオリネが酒で記憶を失っていて、目覚めたら裸で隣に俺がいたらどう思う。
取り乱すこと間違いなし、関係性は最悪に……なんてこともあり得る。
無いとは思うが、これが原因で婚約破棄になったら……）
「！！」
（幸いミオリネはまだ寝ている。俺はすぐに服を着て、ひとまずミオリネが目を覚ますまで部屋の外で待つことにした。
これは逃げではない、最悪を想定した、いわゆる『リスクヘッジ』というやつだ） - 64二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:45:44
- 65二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:46:03
このヘタレグエル！
- 66二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:47:06
そこは部屋の中で起きるのを待っていた方が良かったんじゃないか？
- 67二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 23:49:42
どーいうこと？
今さら誤魔化しが効くと思ってんのかな？
たぶんね - 68二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 00:12:46
自分が服着て部屋から出ていただけでごまかせるはずがないだろｗ
- 69二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 00:39:43
最近良いグエミオが多くて昔から推してきた身としては最高すぎる！！
- 70二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 00:48:22
- 71二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 04:52:12
グエミオ可愛いが過ぎるぞ
- 72二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 04:57:48
逃げるなアア！責任から逃げるなアア！
- 73二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 06:00:48
うおおおお！保守！！
- 74二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 07:55:27
おい、ミオリネのやつ全裸でいつまで寝てんだ？クソスペ御曹司が逃げてんだぞ
- 75二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 09:09:32
これはマ◯゛ジンで連載してそうなお色気ラブコメ
- 76二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 09:31:51
ギャラリーどんどん増えてんぞ？！
- 77二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 11:12:59
あーしは寝る。進展あったら起こせ
- 78二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 11:53:32
リスクヘッジなどと尤もらしいことを言いつつ服を着て外で待つという最高にバグった挙動してるところでゴリラになりますね
- 79二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 12:24:47
昨夜はスタンディングオベーションしかできない良さに圧倒されたが、咀嚼した上で翌朝に挙動がおかしくなるグエルを見るとその初さが眩しくて素晴らしいし、この後のミオリネの反応もとても気になるね。ベッドの隣にグエルの姿はなく、おそらくシーツからも温もりが消えている中で彼女は何を思い、どんな言葉をグエルに伝えるのか。そしてそれにグエルはどう答えるのか…
どんどん語りたいことが口から溢れてしまってすまないね - 80二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 18:26:03
俺は待ついつまでも！
- 81二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:06:58
「……」
「…………」
「………………」
（あいつ逃げやがった！！！
はぁ！？え、あいつ逃げた！？
この状況で！？お互いに裸で一つのベッドで寝てる状況で！？
やっと起きたと思ったらそそくさとベッドを出て服着て何も言わずに部屋出やがった！？
どういうこと、何考えてんの！？まさか記憶がない！？
いや、そんな訳ない。ほんとに記憶がないなら、この状況にもっと慌てていたはず。
さっきのグエルにはそんな素振りはなかった。
至って迅速に着替えて部屋を出ていったわ。
あれは『昨晩何があったか』をはっきり覚えてて、その上で誤魔化そうとしてる男の動きよ！） - 82二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:11:48
（そもそも、まずなんであいつはしっかり寝れてるのよ！！
昨日、あんな、あんなことがあったのに！！
私は寝れなかったわ、全然寝れなかった！
そりゃあ完徹ではないけど……それでも、
ずっとドキドキして……
思い出したりして……
寝るどころじゃなかった！） - 83二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:15:35
（大体、忘れられるわけないわ。あんなの……
抱き合って、交わりあって、ぐるぐる回って、
私が上になったり、グエルが上になったり、
座って向き合って、確かめ合うようにキスをしたり……
……グエルのあんな顔、見たことなかった。
慈愛に満ちたような、優しい目。
本当に、大切にされてるって分かるような……） - 84二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:17:31
あぁ^〜ゴリラになる^〜
- 85二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:22:20
（それに寝てる最中だって！
寝付けない私の隣で寝息が聞こえてきたときは、正直呆れもしたけれど。
もし、眠りについたグエルが、ジェタークの仲間のこととか、
……お義父さんのこととか、寝言で言ったとしたらどんな顔をすればいいかわからなかった。
さっきの今で『スレッタ』なんて呼んだら、腹に一発思い切り入れて叩き起こしてやろうかと思ってた。
でもあいつ……）
『……ミオリネ……』
『！！』
（私の名前を呼んだのよ！？
ミオリネって！！
こんなのもう自供よ、クロよクロ！
グエルは私のことが好きなの、『婚約』なんて言葉に浮かれちゃってたんだわ！！
……少なくとも、今グエルが私のことだけを考えてるのは間違いない。
夢の中で『続き』でもしてたのかしら？本当に、フフ、どうしようもないわね！！） - 86二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:29:15
（なのに、グエルのやつ……こんな私をほっといて、部屋から出ていくなんて。
どうせ覚えてるくせに、どうせ覚えてるくせに！！
本当にヘタレなんだから……
……もしかして、グエルは今、後悔してるの？
酒の勢いで、あんなことしたの。
舞い上がっていたのは私だけで、冷静になったグエルは、
『なかったことにしたい』って思ってるのかな……
……なかったことに、なっちゃうのかな。
それは、嫌だな。
あんなに愛し合ったのに、あんなに一緒に乱れたのに。
私たち、一緒に地獄に堕ちようっていって手を取って、
大人の階段も一緒に転がり落ちていったじゃない。
嬉しかったのは、私だけ？
酔ってはいたけど、私はグエルに嘘なんてつかなかったよ？
綺麗だって、イイ女だって言ってくれたのは、嘘だったの？） - 87二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:32:24
……今の俺はゴリラさんでいい……
- 88二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:33:01
クソ！始まってるじゃねぇか！！
- 89二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:42:28
（やっぱり、みすみす部屋から逃がすべきじゃなかった。
寝たふりなんてしてないで、先手を取ってやればよかったんだわ！！
……ってそれを出来たら苦労しないわよ！！
昨日の今日で、顔なんて見れるわけないじゃない！！
恥ずかしくて、絶対また昨日のこと思い出して、変になっちゃうから、
だから狸寝入りしてたんじゃない！！！
でも、いつまでもこうしてはいられない。
どうせこの後嫌でも顔を合わせることになるんだから、
他の人たちの前で妙な態度を晒すわけにはいかないわ。
さっさとグエル捕まえに行くわよ！！）
（急いで服を着て部屋を出た私）
「ミ、ミオリネ！？」
「グエル！！」
（まさか、部屋を出てすぐのところにグエルがいるなんて予想だにしてなかった。
顔が見れて嬉し……じゃなくて、あんた一体そこでなにしてたのよ！？
どういうつもりで待機してたの！？
まさか今来たていなの！？
ほんと、ばっかみたい！！
グエルは絶対昨日のことを覚えてる。
でも、もしかしたらグエルは『私に昨晩の記憶がないのかも』と思ってるのかもしれない。
ここはひとつカマをかけて、尻尾を引きずり出してやる！）
「さ、昨晩は……ありがとね、晩酌、付き合ってくれて。駄目ね、私、楽しかったことは覚えてるけど、何話してたかあまり記憶がないの」 - 90二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:43:47
なんか駆け引きが始まっている……！？
- 91二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:43:54
何この可愛い生物
- 92二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:45:10
こういう恋の駆け引きっていいなぁ
- 93二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:47:48
ツンデレたちの恋愛頭脳戦始まった
- 94二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:49:53
こういうの憧れます〜
- 95二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:53:44
「あ、ああ、俺も楽しかった」
（こいつ絶対昨日のこと覚えてやがる！！！
なーにが『何話してたかはあまり記憶がない』だ！
態度でバレバレだ！！
まともに俺の顔見れてねぇじゃねぇか！！
異常な余所余所しさを、それで隠せてるつもりか！？
ど、どういうつもりだ？
なぜ、覚えてるくせに『覚えてない』なんて言う？
まさか……ミオリネは、昨日のことを『なかったことにしたい』って思ってるのか？
ほんとは、俺が、ミオリネに記憶が残っていると気づくことも織り込み済みで、
『もうお互い大人なんだから、昨日のことは触れないようにしましょう』ってことか？
『昨晩はちょっと酒に酔ってそういう気分になっただけ、一度寝たぐらいで思い合ったような気になるな』って！？
そもそも、ミオリネは昨日のことを本当に望んでいたのか？
酒の勢いに流された事、本当は後悔しているんじゃ……
寧ろ、そんな状況でコトに及んだオレに失望している可能性も……
顔を合わせないのも、照れじゃなくて『今はあんたの顔見たくない』ってことなのか！？
クソッ、そういうことかよミオリネ！
なにもかもが、お互い様だろ！！
いいさ、お前が『昨日のことを覚えてない』って言うのなら、俺だって……！）
「俺も、色々とあやふやだ。だが久しぶりに快眠だったよ。ミオリネはどうだ？ちゃんと眠れたか？」 - 96二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:54:05
通りすがりに見たら想像以上に美味しかった。ご馳走様
- 97二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:55:57
なぁぁぁぁんでそうなるんだクソスペ御曹司野郎がよーーーッッッ！！！
- 98二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:59:54
あぁグエルくんの自己肯定感の低さが仇に…
- 99二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:59:56
グエル様…ご経験がないから致し方ないとは思いますが、もう少しミオリネお嬢様の心の内を読む方がよろしいかと
- 100二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:00:09
（コイツ！！あの後自室で寝たことにしやがった！！！！！）
「え、ええ、まあ、悪くなかったわ」
「それは良かった」
（うそでしょ！？
隣で裸で寝ていた私のことさえ見なかった『てい』で行こうとしているの！？
『ミオリネはちゃんと眠れたか？』って、あんただってよく知ってるでしょう！
いや、実際は私はちゃんと眠れてなかったけど、
私の狸寝入りに騙されたあんたは『ミオリネはぐっすり眠っていた』って、そう『知ってる』はずでしょ！？
分かった、よく分かった、いやそうだろうとは思ってたけど、当然グエルには記憶がある。
私の部屋で寝ていたこと、グエルに記憶がなければそこを誤魔化すはずがないもの。
動揺した状況で、あんなに堂々と嘘をつけるはずがない！！） - 101二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:02:44
かぐや様は告らせたいならぬミオリネ嬢は告らせたいか
- 102二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:12:25
（グエルは、本当にそれでいいの？
昨日のこと、本当になかったことにしていいの？
私たち、やっと通じ合えたんじゃなかったの！？
愛とか恋とか、そういうのだけじゃなくて、
お互いのことを話し合って、分かりあえたんじゃなかったの！？
その全てを、全部なかったことにしちゃうのは、私やだよ！！）
（ミオリネ……俺は、俺は本当は。
お前と全部曝け出しあって、本当に嬉しかったんだぞ。
そりゃあ、お前の理想の形とは違ったかもしれないけど、
今までで一番、お前と本音でぶつかり合って、分かり合えたって思ってた。
俺の一方通行だったのか、お前は本当は嫌だったのか！？
でも、だからって、こんな形で有耶無耶にするのは違うだろ！！）
（でも、グエルがもう昨日の話をしたくないのなら……）
（でも、ミオリネが、掘り起こすことを望んでいないのなら……）
（（大人な対応で、もう触れないのが正解……？）） - 103二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:16:07
なんでそうなるーーーーー！！！！！！ウワーーーーッッ！！！！！
- 104二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:17:51
この…頭の回転が速いくせに自己肯定感の薄い似た者同士が！！
- 105二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:19:19
風向きどうなるのかしら？
- 106二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:19:52
頑張って1歩踏み出せよ
シャディクかお前らは - 107二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:20:41
なんでそうなるんですか
- 108二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:23:11
この二人に幸せになってほしい！！！
- 109二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:24:35
……あれ？意外に冷静だね？
呆れてんだよ - 110二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:26:51
なんで進まねえんだ！
教えられたんじゃないのか！！！ - 111二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:29:28
ノレアにどの口がって蹴られても構わないから言わせて！
どうしてちゃんと話さないの！？こんなの間違ってる！！ - 112二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:30:54
もうお前達が見てるこの映像見せて言い逃れ出来なくしてやれ！！！
- 113二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:33:15
行きなさい！グエル君！誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために！
- 114二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:36:16
こいつらは寝室に監視カメラでもつけてるのか？
- 115二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:36:54
（結局、そのあと俺たちはそのまま会議に臨むことに。
大前提二人とも二日酔いでやられていて、
その日一日俺たちはグダグダの共倒れだった。
なんともまあ情けない話だったが……）
「その感じ、心当たりがありますよ、さてはお二人とも、ひどい二日酔いでしょう？いやぁ、仲のいいことでなにより」
「す、すみませんっ」
「ごめんなさい、こんな時に」
「いやいや、気にすることはありませんよ。ご両人、まだ若いのによく頑張ってらっしゃる。こんな事態になって、ストレスの溜まることも多いでしょう、酒で流せたものもあるのでは？」
「「……」」
「昨日までよりは、ずっとマシな顔をしている。長い目で見れば、良かったかもしれません。ここは明日以降のお二人に期待しましょう！」
（ケナンジさんは、そんな俺たちを労ってくれた。
どこまで見透かしているのか、恐らくは『酒を飲んだ』ということだけを指しているのだろうが、本当に底が知れない人だ。
ちなみにミオリネは『セクハラよ！』と言わんばかりに顔を赤くして睨んでいた。
……本当に隠す気があるんだよな？） - 116二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:37:29
酒の力っていうのがダメだったんだよ
- 117二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:40:39
勘の鋭いケナンジさんのことだ
恐らく全てバレている - 118二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:42:11
そうか、わかったぞ。お前たちはバカなのだな
- 119二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:42:23
(実は全部わかってますけど言いません⭐︎)
- 120二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:43:07
（ガンガンする頭の中で、会議には集中できなかったが、その分ミオリネとのことは随分考えがまとまってきた。
結局、今日一日ミオリネと交わした会話はそっけないものばかりで、
これが続くということになると、色々と支障をきたす。
勿論、俺個人の感情としてもそれは『ナシ』だ。
ミオリネには記憶があるんだ、ならばやはり、あいつが嫌がっても話をしないといけない。
男としての責任もある。
やったことへのけじめはつけなければならない） - 121二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:49:05
踏み出すか
- 122二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 21:50:58
※グエルをヘタレとバカにした生徒と乱闘になるチュアチュリー
- 123二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:02:14
（それに、俺は信じたかった。
昨日、俺とミオリネは本音をぶつけあった。
感情を全て曝け出して、体も心も何もかもを見せ合ったんだ）
『そんな……ことが……本当、なの？』
『ああ、俺は死にたくないと思って……結果的に、父さんを』
『……』
『すまない、今更こんな話を。本当は、こんな汚れた手で、お前の手を取るべきじゃなかったのに』
『そんなことはどうでもいいわ！どうでもいい！大体、正当防衛だったんでしょう！？そりゃあ、悲しいことだけど、グエルが悪いわけじゃない……！』
『そもそも、俺が逃げ出さなければ！……一度逃げたくせに、我が身可愛さに戦ってしまったから。本当は、俺が、死んだら……っ！？』
『……ぷはっ、はぁ、はぁ……ごめん、グエル。残酷な事言うかもしれないけど……私は、グエルが生きてて良かった。グエルが帰ってきてくれてよかった！！グエルがいなかったら、私、心折れてたかもしれないもん。きっと一人じゃ前に進めなかった』
『ミオリネ……』
『他の誰かでも、きっと駄目だったんだよ！！あんただったからなの。だから、お願い、もう、自分が死んだら良かったなんて、私の前で言わないで。グエルが死んだら、私、嫌だよ……』
『……ふふ、あははははは！！』
『……なに』
『だってよ、お互い、裸でする話じゃなかったよな。何真面目に話してんだって』
『……裸だから、話せるのかもね。心の奥の、奥のことでしょう？こうでもしないと、届かないのよ』
『それも、そうか』
（あの時、ミオリネが俺のために泣いてくれたこと。
俺に、笑顔を見せてくれたこと。
その全てが、本当だって思いたい） - 124二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:11:51
『この先……死にたくなったら思い出して』
『思い……出す？』
『……私が、あんたの生きる理由だって。私にはもう、グエルしかいないの。グエルが死んだら……一生、あんたを恨んで生きてやる』
『それは……困るな。分かったよ、絶対に、忘れない』
『……ねぇ、グエルも、私が生きる理由になってくれる？』
『ああ……お前だって、辛いよな。分かっているさ、ミオリネを、絶対に一人にしない』
『うん……ありがと、グエル』
『俺のほうこそだよ、ありがとう、ミオリネ』
（あの時、俺たちは、心と心で繋がったんだ。
その繋がりを、信じたいんだ！！） - 125二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:17:26
(俯いて目を覆っている)
- 126二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:18:09
(￣ー￣)ｂｸﾞｯ!
- 127二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:18:10
「ミオリネ！」
「なに、グエル。私、もう、寝るとこなんだけど」
（ミオリネの、針のような冷たい視線が、俺の胸に刺さる。
ここで引くな、体調にさわるとよくないが、せめて、『話したい』ってことだけでも伝えないと）
「……話が、あるんだ。謝りたいことも。今日じゃなくてもいいが、少し時間をくれないか」
（心臓の鼓動が高鳴る。まるで破裂しそうなほどに。
なんだって、昨日のおれはあんなにも、ミオリネに心の内を晒せたんだ？
今は、言葉を交わす、一度一度が、こんなにも怖いのに）
「……入って」
「い、いいのか？」
（少しの沈黙の後、ミオリネが俺を部屋に迎え入れた。
想像していたよりあっさりで、少したじろぐ）
「何よ今更。……昨日だって、入った癖に」 - 128二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:25:22
「すまなかった。今朝、俺はお前に嘘をついた」
（ここにきて、俺に取れる策なんてただ一つ。
いや、『策』なんて上等なものではないかもしれないが、
『誠実に、正直に話す』ことこそが最上で唯一の選択肢だった）
「昨晩の記憶、あやふやだと、そう言ったが、本当は全て覚えている。当然、朝この部屋で目覚めたことも覚えているんだ」
「……そう」
（ミオリネは、一切表情を変えない。
当然だが、やはり俺の嘘は分かっていたのだろう）
「覚えてるんだ。馬鹿みたいに酒を入れて、酔った勢いで、私とヤったこと。何？それを謝りに来たの？」
（また、当然のように、ミオリネが全てを覚えていることも分かった。
酔った勢いでヤった。そう改めて突き付けられると、背筋が凍る思いだったが……ここで引いたら駄目だ！男を見せろ、グエル・ジェターク！！） - 129二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:27:45
「違う！俺は、そのことについて謝るつもりはない！！」
「は、はぁっ！？」
「だって、謝ったら……あの思いも、一方的だったってことになっちまうだろ！！俺とお前は同意の上で体を重ね！！そのことについて俺は後悔していないし！！幸せだったし！！お前も同じ気持ちだったって信じてるんだよ！！！」 - 130二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:33:22
「は、え、えぇっ！？」
（なんて言ったの？グエルは今、なんて言った？居直ったの！？
酒飲んで、ヤって、私の、初めてを、あんな風に奪って……それで、私もおんなじ気持ちだったって信じてる、ですって！？
なんって、傲慢なの！？いつかの頃のグエル・ジェタークそのままじゃない！！）
「あ、あんたねぇ……」
（……なんて、それじゃ、駄目よね。
グエル、何も間違ったこと言ってないじゃない。
同意の上で、というか私からせがんだところもあったし。
幸せだったのも、私も同じ。
朝のグエルの態度に腹が立って、意固地になって。
それでも、一方的に被害者ぶるのはおかしいわ。
朝はあんなにも、『なかったことにはしたくない』って、思ってたのに） - 131二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:33:38
いったー！
- 132二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:35:53
そうだ！今度はお前ェが踏み出すんだよーーッ！！
- 133二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:36:19
見てるかナポレオンフィッシュ
この勇気が必要だったんだ - 134二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:38:44
「ば、バカ言わないで！許さないわ！私はあんなの認めない！！」
「なっ……！」
「だって、私言ったよね？素敵な旦那さんと結婚して、子宝に恵まれて、素敵な家族を作りたかったって！」
「い、言ってたが……それが今何の関係が……」
「分かるでしょ！？要するに、あ、愛のあるエッチがしたかったのよ！！」
「は、はぁっ！？」
「だから、だからあんなの認めない！認めてあげない！！」
「あんたが、昨日、あの瞬間、私のこと愛してたって認めないと、許してあげないんだから……！」 - 135二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:41:26
………………
- 136二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:43:19
「……な、なんだよ、それ」
「どうなのよ」
「あ、愛があったかどうかなんて……お前がどう思ったかが全てじゃないのかよ」
「言って、ちゃんと言って」
「……ああ、もう！！！」
「愛してる！！お前が好きだよ、ミオリネ！！！昨日のあの瞬間もお前のことを愛してたし、今この瞬間も、お前のことが大好きだ！！」 - 137二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:44:34
(感極まって言葉が出ず微動だもできない)
- 138二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:45:50
ちゃんと言えたじゃンか……
- 139二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:46:34
うおおおおおおお
- 140二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:47:10
風向き、変わったわね
- 141二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:49:32
「グエル……！」
「……結構、勇気いるんだぞ。改めて言うの。情けないというか、都合がいいというか、信じてもらえる自信もないし……」
「あら、グエルは、同じ気持ちだって信じてたんじゃないの？」
「はっ……」
「私も好き、大好き。あなたが好きよ、グエル。昨日のこと、一生忘れない。たっくさん愛し合ったの、全部ほんとなんだから」 - 142二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:51:58
ﾐ゜(ラブコメの波動を受けて消滅した音)
- 143二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:54:15
なかなか良い恋模様を見せてくれるね
- 144二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 22:54:17
ふふっ、なんだか学生の頃を思い出して懐かしくなっちゃった
- 145二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:07:35
し、死んでる…
- 146二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:08:16
twitter@tks_z0n@1669004225223995395
似たようなものが
- 147二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:08:37
twitter@tks_z0n@1669004225223995395
いい…
- 148二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:18:40
なンだか嬉しそうだって？……へへ、まァな
- 149二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:21:19
（好きだと、伝えてくるミオリネは、本当に可愛くて。
直後に照れ隠しだとか言って、俺の後ろから変な抱き着き方をしてくるミオリネも、そのおかしさがまた愛しくて。
今朝は、ただただこの人を不安にさせていたのだと思うと、自分の臆病さを呪いたくもなった）
（でも自分の情けなさも、グエルの情けなさも、今はもう全部水に流せる。
今度こそ、本当に通じ合った。お互い誤魔化すことなんて、もうない。
この人が、叶えてくれるんだ。素敵な旦那様との結婚も、きっと、素敵な家族も）
「ミオリネ……」
「グエル……」
（キスを交わす。互いの舌が絡み合う。そうか、ミオリネはこれがしたかったのか。
絡んだ舌が離れて、ゆっくりと目を開けると、ミオリネの目は幸せそうに潤んでいた）
（優しく名前を呼んで、グエルが抱きしめてくれる。そのままゆっくりと、ベッドへ倒される。
もう、お酒の力に頼らなくたって、この先に進める）
（来て、と伝えるミオリネの言葉を、もう俺は疑わない）
（ああ、と答えたグエルの気持ちを、もう私は疑わない）
（だって、俺は）
（だって、私は）
（（愛し合った昨晩のことを、今もはっきりと覚えているのだから））
【完】 - 150二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:23:09
うーキュンキュンしたぞ兄貴っ
- 151二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:25:19
ずっと変な顔になって頬の筋肉が大変鍛えられました
素晴らしいものを読ませていただきただただありがとうございました
ゴリラになります - 152二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:27:23
終わらないで！！！！！！
この後は相思相愛のグエミオイチャラブが始まるんだろ見せてくれ！！！！！！！！！ - 153二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:35:06
いきなりクライマックスだったけど！！ここから始まりだろおおおおおおおお！？
ツンデレいちゃラブグエミオもっと見せてください！！お願いします！！ - 154二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:35:11
ありがとう！なんとなく開いて読んだら
2日間めっちゃときめかせてもらいました！
グエミオいいな！！ - 155二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:39:47
最高のグエミオありがとうございます!!!
ぜひ続きを…!!相思相愛いちゃいちゃ編もどうかお恵み下さい!!!!! - 156二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:47:10
このレスは削除されています
- 157二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 23:54:50
わっふるわっふる
- 158二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 02:51:44
涙を拭きました
- 159二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 03:01:18
グエミオは永遠だ！！！！
- 160二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 03:28:12
- 161二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 05:50:22
スレ主に感謝
あと５スレくらい読みたい - 162二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 09:03:01
【完】
じゃないんだよ！！グエミオが始めた物語だろうが！！ - 163二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 09:11:23
参ったなぁ…グエミオはビジネスパートナー派だけどラブラブもありだと思わされちゃったよ
- 164二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 19:05:04
最高だった
- 165ちょっとだけよ23/06/16(金) 19:44:09
（言葉で、互いの気持ちを確かめ合って。
体で、互いの気持ちを確かめ合って。
次の日の朝、目覚めた俺の隣には、当然のようにミオリネが眠っていた。
一糸まとわぬ無防備な姿で、こんな彼女の姿を拝めるのは世界でただ一人、俺だけ。
だが、それ以上に魅力的なのは、こちらに顔を向けて眠るミオリネの穏やかな寝顔。
少しばかり口角が上がっているように見えるのも、きっと気のせいじゃないだろう。
幸せな夢を見ているのだろうか、一緒に見れないのが残念だ。
夢の中でも、こうして隣に俺がいたらいいのに）
「おはよう、ミオリネ」
（俺は、昨日できなかったおはようのキスを、
ミオリネを起こさないように、そっと頬に落とした） - 166二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 19:56:42
（キスを終え、目を開けると……ミオリネと目が合った。
正に『してやったり』と思っているかのような、意地の悪い笑みだった）
「グ～エ～ル～？あんた、今、なにしたの？」
「な、何って……そりゃ、キス、だが」
「そうよね？キスしたわ、私の頬に。キスした！
あま～～～～い声で『おはよう』って呟いて、私の名前を呼んで、
寝てる私の頬にそっと、そぉ～っとキスしたの！！
私知らなかったわ～、グエルって、随分キザなことするのね！」
（大げさに笑いながらからかってくるミオリネに、俺は思わず顔を赤くする。
コイツ、さては……）
「お、起きてやがったな！ミオリネ！！」
「そうよ！ぐっすり眠るあんたよりも幾分早く起きてたわ。
昨日もそうだったけど、グエルったら、全然狸寝入りに気付かないで！！」
「昨日も！？」
（昨日も、起きていたのか！？
じゃあ、あの……一人先に部屋から出た一部始終も、全部バレていた！？）
「ふふっ、さっきはあんなにカッコつけてたのに。
今は随分可愛らしいわね、グエル」
「こ、この野郎……コケにしやがって！」 - 167二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:15:03
ほう思いが通じ合った後のイチャラブですか
ちょっと砂糖吐きますね
- 168二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:15:12
なんだとおおおおおお！？
- 169二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:15:34
「！！」
（グエルは豹変したように、私をベッドに押し倒して、強引に、今度は口に、キスをした。
まるで、さんざんおちょくった罰だとでも言うように、
とても乱暴なキスだった）
「……はぁ、はぁ……どうだ、ミオリネ、俺はもう『優しく』なんてしてやんないからな！」
「……いいけど、全然。私、こういうのも、好き」
「っ！？そ、そうかよ……」
（だって、どれだけ乱暴にしたって、グエルの思いが伝わってくる。
心の底では、大切にしたいって気持ちが伝わってくるから）
「あーでも、やっぱり、惜しいかも。ごめんね、からかっちゃって。だって聞いたこともない声色だったし、あんな風に起こされるのも、『夫婦』って感じで、素敵だな～って思った。ほんとよ？」
「……だとしたら、お前も随分ロマンチストだな」
「お似合いね、私たち」
「……ああ」
（本当はいつまでもこうして話していたい。気を抜いたらすぐににやけちゃうような、二人だけの時間を続けていたい。
でも、やっぱり私たちにそんな時間は残されていない。おしゃべりもそこそこに、着替えて朝食を食べて、また会議に出なければならない）
「今日も一日、頑張りましょうね。グエル」
「ああ、ミオリネ」
「夜になったら、またここでおしゃべりに付き合ってくれる？」
「なんにでも付き合うさ」
「ふふ、ありがと」
（これまでだって、グエルは支えてくれていたけれど。あくまで協力者って関係でしかなかったから、必要以上に心の内を晒すことはできなかった。
でも、今は、全てを。なんだったら、ほんの些細な、全然関係ないことだって分け合って、感情を共有できる。
そうだ、今の色々なことが片付いたらグエルとデートに行きたいな。そのためだって思ったら、これからのことも、もっと頑張れそうかも） - 170二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:21:13
続けて続けて
- 171二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:56:43
ちょっとだけなんて殺生な……！
もっとグエミオを見せてくだされ……！！！ - 172二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:03:27
「「かんぱ～い！！」」
（数日経って、私とグエルは二度目の晩酌をすることになった。
夜のグエルとのひと時は、今の私にとってご褒美のようなもの。
相変わらず大変なことは多いけど、グエルがついてくれていることがはっきりと分かって、
それ以降の私の、私たちの精神状況はずっとマシなものになっていた）
「う～ん、この一杯よね！！」
「相変わらず気持ちいい飲みっぷりだな」
「何よ、悪い？」
「悪いとは言ってねぇだろ悪いとは！」
（前回みたいに、二日酔いでグダグダになって業務に支障をきたすわけにはいかないからと、準備したお酒の量に関しては前回よりもずっと少ないけど。
でも別に、最悪、お酒が無くてもそれはそれでいい。今の私には他にも逃げ道があるんだから）
「あ～、グエルのそれ美味しそう～！」
「このチキンか？いや、そこにも同じやつがあるだろ」
「そっちのが美味しそう！食べさせてよ」
「……ああ、そういうことか」
（婚約している私たちが言うと少しおかしいけど、折角想いあっていることも分かってるんだから、
もっと恋人っぽいことをしたいなと、ふと思った。あ～んとか、そういうベタなこと。
なんだかんだ憧れたりするものよね。
グエルは私の言わんとしていることを理解したのか、自分の皿に盛っていたチキンをフォークで刺して、自分の口に……って、あれ？）
「……ねぇ、グエル、私の話、聞いてた？」
「ああ、だから……」
（次の瞬間、グエルはチキンを自分でくわえ、そのまま私に……
って、口うつし！？） - 173二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:12:35
なあ、誰か俺にも口うつしで食わせてくれよ
…………
…………
………… - 174二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:17:32
（なんだこれ、結構恥ずかしいな、と思いながらも、ミオリネの要求に応え口へ持って行ってやる。
こんなことを強請ってくるなんて、そういう面でも、案外可愛い所があるもんだ。
ミオリネは自分から頼んだくせに、少し遠慮がちに『ありがと』と言って俺からチキンを受け取ると……）
「……ねえ、口移しじゃなくて、普通に、『あーん』って、してくれたらよかったのよ？」
「！！」
（うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ！！！！！！！！
そうか！そうだよな！！間違えた！！ああ、くっそ、恥っず！！！）
「てか食ってから言うなよ！！」
「だって、先に言ったら止めちゃうでしょ？」
「止めて良かっただろうが！！お前がしてほしかったのはこれじゃないんだろ！？」
「そうね、私がしてほしかったのはこっち。はい、あーん……」
（ああ、もう、くそっ……）
「あ、あーん……」
「どう、美味しい？」
「美味いよ……ったく」
「やっぱり私も口移しの方が良かったかしら？」
「い、いらねぇ！！」
「あはははは！！」
（……ほんっとに、良い笑顔しやがる……敵わないな） - 175二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:57:02
ちょっと濃いめのブラックコーヒー飲んでくる
- 176二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 22:03:04
- 177二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 01:02:20
このレスは削除されています
- 178二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 01:08:48
なんだこれはチクショウ
コーヒーおかわりで！！！！！！！ - 179二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 02:59:48
シャディクが飲むグエルのコーヒーは、苦い
- 180二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 05:50:54
もう！！もう最終回後も一緒にいるグエミオを望んでしまうじゃないですか！！
最高過ぎます始発待ちのホームでニマニマが止まらないー！！
ツンツンラブラブデレデレイチャイチャグエミオをらもっと！！もっとお願い出来ますか！！(スライディング土下座) - 181二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 08:30:52
ゲロ甘グエミオが食べられるお店ってここで合ってる？
あ、ハイ！こちらへどうぞ！ - 182二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 17:31:26
なんか商売始めてる！？
- 183二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:03:05
尊すぎる…
- 184二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:27:57
「結局、元鞘に収まったのよね、私たち」
（朝、つかの間の二人きりの時間。ふとミオリネが零した。
元鞘と言われれば、確かに、ある意味ではその通りだが……）
「それが、どうしたんだよ」
「だって、最初から本気になっていれば、あの時から私たち、こうなれてたんでしょ？勿体ない時間を過ごしたなって」
（確かに、俺がホルダーになって、ミオリネと俺は暫定的に婚約者になって。その瞬間に愛し合えていれば、もっと早くに俺たちは今のようになれていた。道理は通っているようにも思えたが……）
「でも、そうはならなかっただろ。ああやっていがみ合ってたのは……多分、俺が未熟だったから……」
（この数年間、大変なことも、思い出したくないことも沢山あったが……それでも俺は成長したのだろう。だから俺は、ミオリネのお眼鏡に適うような男に……）
「あーなし、そういうのいらない。今はそういう話がしたいんじゃないから」
「は、はぁっ！？」
（しみじみと回想しようとする俺を制し、ミオリネは俺にもたれかかってくる）
「折角なら、学生のうちに……学園に通えているうちから、こんな風な関係になれてたらって、思わない？今は出来ないような、いろんなことできたわよ？」
「い、いろんなことって……」
（そりゃあ、学生デートとか、魅力的なことも色々ある。ミオリネの憧れの一つも、学園の中にあったのかもしれない。……とはいえ、今更手に入らないものは、求めていても仕方ない）
「……でも、まあ、学生としては結構、問題のあることもしちまってると思うけどな、俺たち」
「あっ……」
「これからしたいことがあるなら、なんでも言え。できないことの分まで、なるべく俺が叶えてやるさ」
「……ありがと」
（その分だけの新しい思い出を作っていけばいい。これから二人で生きていくのだから、その時間はまだまだいくらでもあるはずだ） - 185二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:49:14
「……なんでも、してくれるの？」
「俺にできることならな」
（サラッと言ってのけるグエル。嬉しい半分、悔しいとも思ってしまうのが私の厄介な所だ。ならグエルが出来そうで出来ないギリギリのところを……なんて考えてみるけど、もう最後まで進んでしまっている私とグエルの間で、グエルが出来ないことなんてそうそうないような気もした。じゃあ、素直に、私が一番してほしいこと……それを頼むのは、少しばかり恥ずかしいけど）
「……ん」
「ん？」
「……お姫様抱っこ」
（グエルに抱かれている時に、文字通り胸に、腕に抱かれている時に。単純に『抱かれ心地がいいな』と思った。男女の性別差を差し引いても、私よりもはるかに良い体格、男性全体の中でもきっと凄い方だと思う。そんな彼の腕に抱かれて、お姫様のように扱われたい……なんて、柄じゃ無さすぎる）
「分かったよ。ほらよ！」
（からかわれるかとも思ったけど、グエルは素直に応じて私を抱き上げた。本当に軽々と。自慢の力を披露して、少し得意げなグエルの顔が、近くに見える。こうして見ると、本当に顔が良い）
「満足か？ミオリネ」
「ん……もうしばらくこのままでいい？」
「分かったよ」
（少しだけ呆れるように、そう言ったグエル。一瞬、彼が私から目を離す。その隙を見て、私は――）
「！！」
「……へへ、隙あり」
（ただただカッコいいグエルというのも、やっぱり悔しいから。これは私の些細な反撃）
「お前……この野郎！お返しだ！！」
「！！お、お返しのお返しよ！！」
（そしたら、グエルがまたお返しのキスをしてくることだって、私は分かってたんだから） - 186二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:49:17
このレスは削除されています
- 187二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:50:51
ああ^〜
- 188お付き合いありがとうです23/06/17(土) 23:06:19
「もう一つ、頼みたい事、あった」
「なんだ？一つと言わずとも、いくらでも頼んでくれていいんだぞ？」
「ううん、一つだけ。一つだけでいいわ」
「そうか？」
「……この先、ずっと、側にいて。お互い大変な立場だし、離れなきゃな時はあると思うけど、それでも心では繋がってて」
「……当たり前だ。言われなくても、そうするに決まっている」
「これから、私が総裁になって、グエルがジェタークCEO。二人で、支え合って、世界を良くしていくの」
「……ああ」
「難しいことだけど、きっと、頑張っていかないと」
「そうだな」
「でもね、本当は……できれば早く、できるだけ早く、総裁の座なんて降りてしまいたいの」
「……」
「ただのグエルの奥様になって、グエルとの子を産んで、普通の家族になりたい」
「そうだったな。お前は、素敵な旦那さんと結婚して、子宝に恵まれて、素敵な家族を作りたいんだもんな」
「……ずっと、ずっと先のことになるかもしれないけど。私、頑張るから。グエル、ずっと私の側にいてね。私の夢を叶えて」
「叶える時まで……叶えてからも、ずっと側にいるさ」
「ふふ、ありがと」 - 189二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:43:26
顔が勝手にニヤけていく~
- 190二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:43:32
尊い…お姫様抱っk……(手記はここで途絶えている)
- 191ゴリラ沸きすぎてワロタ23/06/17(土) 23:52:01
スレ主がこのスレで伝えたかったことは
・グエミオはいいぞ増えろ
・グエルは紳士キャラ板についてるけどそれはそれとしてちゃんと年相応の性欲とか持ってるグエルも良くない？
・すれ違ったり愛し合ったりするラブコメSS増えろ
の三本でした - 192二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:54:56
こんなの毎日読み返してしまうわ…
- 193二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:58:56
最高だった。また立てろ
- 194二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:08:27
- 195二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:11:44
ありがとう……最高だったぜ………っ！！！
- 196二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:15:29
お姫様抱っこ尊い...！！ありがたやありがたや本当にこのスレ見てる時ニマニマしてました。
どうか今日の放送でもずっとグエミオ寄り添って一緒に支えあってほしい！！ - 197二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:16:46
スレ主には是非次スレを立てて頂きたい
こういうグエミオもっと見せて♡ - 198二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:34:29
おかげさまでグエミオの尊さに気が付けました！
- 199二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:06:59
スレ主とは
- 200二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:13:32
グエミオよ永遠に
