- 1二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:43:51
「KPのエラン・ケレス!出目が最高にロックだね!!」
「SKPのラウダ・ニールだ!墜ちろォ女神!!」
「Prison walls break, Old Ones awake!(発狂)」
「(かき鳴らすベース 流れ出すメインテーマ)」
「あい あい はすたあ あい(テノールパート)」
「もうめちゃくちゃです~~~~!!!!」
前卓の様子
【ルートにより閲注】CoCシナリオ『一番ロックなやり方』をやるよ|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1999387/1「KPのエラン・ケレスだよ!ロックに行こうね!!」https://bbs.animanch.com/img/2008721/…bbs.animanch.com【ルートにより閲注】CoCシナリオ『一番ロックなやり方』をやるよ part2|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/1999387/1「KPのエラン・ケレスです!ロックになってきたね!!」https://bbs.animanch.com/img/200872…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:45:10
シャディク(ギターボーカル)
HP:9 SAN:29
CON:30 SIZ:60 POW:30 INT:75
目星、手さばき、コンピュータ、言いくるめ、近接戦闘(格闘)、芸術(ギタボ)
備考:ドジっ子。グエル(『Helios』)がほしい
一時的狂気:探索者をその場に釘付けにしてしまうかもしれなような極度の恐怖症
ミオリネ(ベース)
HP:12 SAN:62
CON:45 SIZ:70 POW:70 INT:70
目星、医学、応急手当、説得、回避、芸術(ベース)
備考:やさしい。この中では割と唯一のまとも枠
グエル(ドラム)
HP:12 SAN:28
CON:55 SIZ:50 POW:60 INT:75
目星、運転(自動車)、変装、威圧、近接戦闘(槍)、芸術(ドラム)
備考:Sっ気がある(大嘘) 何かを企んでいるようで……?
一時的狂気:幻覚あるいは妄想 不定の狂気:強迫観念に取りつかれた行動
スレッタ(キーボード)
HP:13 SAN:40
MP:10 アイデア:50 幸運:50
CON:55 SIZ:75 POW:50 INT:65
目星、医学、手さばき、言いくるめ、射撃(拳銃)、芸術(キーボード)
備考:グエルを殴る、ミオリネを下僕にするなどロックな行動をするドM(大嘘)
〈あらすじ〉
ライブははじまった。show must go on、時間はもう戻らない。
自分のロックをぶつけあい、勝利せよ。 - 3二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:51:28
たておつです! 待ってました!
- 4二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:52:20
ドS(大嘘)ドM(大嘘)
グエルもシャディクも発狂したよどうしようね!!!!! - 5二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:01:45
グエル「幸運の女神は俺のことが好きみたいだな」
シャディク「グエル、目が死んでる」
ミオリネ「まあ女神はあんたのことが好きでしょうね。邪神でしょうけど」
スレッタ「ち 寵愛枠……」
ラウダ「……ねえエラン、これどうする?」
エラン「まあそれぞれダイス振ってきめればいいでしょ。ちなみにグエルは潜在狂気も顕在化させておいてね」
シャディクは、ファンたちが次々と闇の中に身を投げていくのw、見て、きいて、そう、まるで、自害でもするように、落ちて__理解するに堪えない結論に至り、脳が、停止する。
今、自分は、何を考えている?
理性ある生物であるがゆえに、シャディクはこの結論に、悍ましい確信に、嫌悪を隠し切れなかった。正気であるが故に、シャディクは。かすめ過ぎったその狂喜に、その顔を歪め、立ち尽くした。
そしてグエルは。
闇の中に落ちていく人間たちに、グエルは 違う グエルはその中に そんなはずがない グエルは落ちていく顔たちの中に 彼は今控室で休んでいるはずだからそんなはずがないあるわけがないどうしてちがうちがうちがうちがうちが
グエルは、その人ごみの中に、ラウダが埋もれているのが見えた。
ラウダは人の山の中で、笑っていた。まるで揺れるグエルの心を静めるように、穏やかに笑っていた。それに、グエルは__悲鳴を、あげそうになる。いやだ。いやだいやだいやだ!
「シャディク、グエル……?」
ミオリネは困惑したように二人を見やる。それはまあこんな状況だったらそうなるのも仕方ないが、それにしたって。少なくともあの人の中に、四人の知人は見えない。今は冷静さを保って、立ち向かうべきなのに。
「……ミオリネさん、やりましょう。エランさんを止めます」
「スレッタ」
「約束、したんです」
お花でネックレスを編む、って。……あなたのことを、止めるって。
スレッタが、キーボードを叩き始めた。
シャディク発狂処理:dice1d2=1 (1)
1:一刻も早く止めないと!!戦闘継続可能 2:恐怖で動けない。dice1d6=3 (3) ターン行動不可
グエル発狂処理(アイデアクリティカルなのでちょっと豪華だよ!):dice1d3=1 (1)
1:〈覚悟〉がキマり、以降説得を受け付けなくなる。戦闘継続 2:恐怖に付け込まれ、エランの魅了にかかる 3:何かがバグり戦闘離脱。そのままラウダのところに行く
- 6二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:04:48
あ、駄目な方向に決まっちゃった\(^o^)/
グエルに関しては今回エランの100ファン二連が霞むレベルの何かが起きてるよ…… - 7二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:06:36
血の気が多い!!!!!
- 8二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:09:43
シャディク「俺 偉い」
グエル「俺 偉い」
ミオリネ「ウワアアアグエルこの中で一番シャレにならないの引いてる!!!!」
スレッタ「シャディクさんはほんとに偉いのにいいい!?!?」
シャディク「いやあ 決まっちゃったね 覚悟……」
グエル「もう引き返せないな。そうだ、演出はこんな感じにしていいか?」
ラウダ「面白いね。許可するよ」
スレッタ「なんかグエルさんちょっとノリノリになってません?」
ミオリネ「吹っ切れてからの勢いがすごい」
エラン「ここでラウダのところ向かってたら問答無用で色ボケさせてたのにねえ……」
グエル「あぶないところだった」
シャディク「ほんとにねえ」
ラウダ「マシなのひいてよかったね」
スレッタ「本気で言ってます?」
ミオリネ「一番の敵が味方にいたパターンだ」
エラン「一応僕がラスボスのはずなんだけどなあ」
『エラン』
曲目:『旧支配者のキャロル』 芸術(音楽):dice1d100=24 (24) (100)
『スレッタ』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(キーボード):dice1d100=30 (30) (70)
『グエル』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(ドラム):dice1d100=80 (80) (70)
『ミオリネ』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(ベース):dice1d100=60 (60) (70)
『シャディク』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(音楽):dice1d100=35 (35) (100)
- 9二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:13:56
- 10二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:14:23
シャディク、十字架しっかり持ってる?芸術100なの不穏だよ…
- 11二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:21:02
グエル「そうだな。ドラムの場合70、作曲の場合100だ。作曲方面にだけ某アイツの加護を受けとった……みたいな感じか?」
ラウダ「というかこのルートに入るのほんとに予想外だったからきちんと処理きめてなかったんだよね」
グエル「ラウダ」
ミオリネ「これどういう処理になってるの?」
グエル「さあ……」
スレッタ「知らん こわ……」
シャディク「で、でも、出目は悪くないよ。いけるよ!」
奏でる。
歓声も拍手もない、狂気と混沌に叩き落されたステージの中で、四人は確かに、自分たちの楽器を、音楽を、奏でる。自分のロックを証明するために。何時間も注ぎ込んだ努力が報われていく、感覚。それは確かに、自分至上最高の、音だった。音と光の洪水の中で、四人は微かに、汗を流した。緊張からか、身体が追い付かなかったのか、グエルの音がほんのワンテンポずれる。しかしそれも一瞬、再び、執念で、叩く。
エランが不意に声を止めた。
『……あのさあ。どうして、どうして抵抗するの。恐れることなんて、何もないのに』
「なら」
スレッタが、ひとつも手を止めることなく、顔を上げる。そうして、呟く。
「何故、泣いているんですか」
エランは。
黒い触手に磔になり、今なお錘でもつけられたように、ゆっくりと、ゆっくりと、沈んでいく、×××は。
__紺碧の筋が走った目を、大きく、おおきく見開いた。
『エラン』
曲目:『旧支配者のキャロル』 芸術(音楽):dice1d100=44 (44) (100)
『スレッタ』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(キーボード):dice1d100=8 (8) (70)
『グエル』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(ドラム):dice1d100=99 (99) (70)
『ミオリネ』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(ベース):dice1d100=21 (21) (70)
『シャディク』
曲目:『めいいっぱいの祝福』 芸術(音楽):dice1d100=14 (14) (100)
- 12二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:22:05
相変わらずロックンロールしてるわね…
- 13二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:23:18
YouTube再録とかだったら、ダイス目操作を疑うレベルで荒ぶってる
- 14二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:24:09
なるほどね、さっきクリティカルしたからファンブルするわけか…
あのー、手心というか……… - 15二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:26:57
荒ぶっていらっしゃるわね…出目が…
- 16二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:27:06
これ何ターンめかまでに全員で成功しないとだめみたいなやつかな?
このダイスの荒ぶり具合だとヤバくない??? - 17二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:29:23
寵愛枠が寵愛枠過ぎてなんも言えねぇ
- 18二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 21:31:22
グエル「??????????」
シャディク「トルネンブラの加護(笑)」
スレッタ「同じ外なる神でもニャル様の方なのでは?」
ミオリネ「ほんとにウケる」
エラン「えー……どうする?処理」
ラウダ「……じゃ、ミオリネたちに、情報共有なりなんなりをする猶予をつくる、ということにしよっか。dice1d2=2 (2) (1:どこかでお着換え(変装)してきてよ兄さん 2:僕のところに来て兄さん)」
四人は奏で続けた。そして、バラバラだった音が、エランの歌声と、ぴたりと重なり__静寂が、ホールを満たす。
四人の音楽も、エランの音楽も、何も聞こえない。これが、『逆位相』、というやつなのか。何も、聞こえなくなる。エランは声を張り上げているのか、大きく目を見開く。しかし、いくら歌っても、いくら叫んでも、いくら祈っても、もはやその声は天に届かないらしいことを、悟ったのか__
ふと、ステージの上に、崩れ落ちる。
エランが蹲る。膝に顔をうずめる。ぶつぶつと、低く呟く。「またダメだった」「どうして」「おこられちゃう」と。スレッタがゆっくりと近づけば、エランが顔を上げた。あのまがまがしい紺碧の筋はなくなり、目許が赤らんで、瞳が揺らいでいる。
「……スレッタ」
その指先が、スレッタの腕にふれた。
「僕、なにがだめだったのかな?」
スレッタはエランの背を撫でる。何も言わず、抱きしめる。「衣装がくずれちゃった。いったん、戻りましょう」。ミオリネが小さく言って、すこしだけ髪をかきなでて、ピックを下ろした。
スレッタやエランに下僕扱いされたことを、許したわけではない。でも、もう水に流してもいいんじゃないか、と思い始めているのも、事実だった。
「シャディクも。帰るわよ」
「わ、わかった」
「グエルは__」
ミオリネは振り返る。そして、首をかしげる。
そこに、グエルはいなかった。
ミオリネ:dice1d3=3 (3)
スレッタ:dice1d3=3 (3)
1:シャディクから情報を聞き出す 2:エランとお話しする 3:シャディクの懐柔を試みる
- 19二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:00:14
おかしい、どう足掻いてもラスボスがグエル
- 20二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:03:01
シャディク……懐柔されるのかなあ。狂信の面構えしてるんですが
- 21二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:09:01
シャディクルート確定&グエル説得不可だからなぁ
グエルのファンブル力次第でなんとか? - 22二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:21:08
滅んだ世界じゃもうグエルには作曲してもらえないって論拠でどうにかならんかな
- 23二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:21:20
「……」
エランはステージ裏のパイプ椅子に座り込むと、うつむいて、静かに涙を流した。
「僕、……僕は。ぼくは、ぼくは、僕は……ひっく、うええ……」
「エランさん……」
スレッタは静かにその背を撫でた。ミオリネも、しばらく考えたあと、ぐしゃぐしゃと頭をかき撫でてやる。それからふと、顔をあげて、シャディクの方を見た。
「ねえシャディク。……グエルは、どこにいるの」
「さあ。俺は知らないよ。こればっかりは、本当にね」
「質問を変える。あんたたちは何を企んでいる?」
「……知らない。俺が頼まれたのは、今この後に、時間を作ることだけだ。きっと俺は彼に信用されていなんだ。……でも」
シャディクの瞳が、ほんの一瞬、狂気に揺らぐ。
「俺は彼のために、俺のできることをする。それだけだよ」
dice1d2=2 (2)
1:ミオリネ「……たとえ世界が、滅びるとしても?」(補正なし)
2:スレッタ「好きならば。……止めてあげることだって、愛なんじゃないでしょうか」(補正+30)
ミオリネ説得ハード:dice1d100=87 (87) (35)
スレッタ言いくるめハード:dice1d100=59 (59) (35)
「あ、兄さん!さっきのステージどういうこと!?一体何が起きて、……兄さん……?」
現れたグエルの姿に、ラウダがほんの一瞬固まる。
「下に着てきたから、脱いだだけだけどな」と困ったように笑うグエルは、さながら、古代の神のように。あるいは結婚式の主役のように。あるいは、そう__
「似合うか」
死装束のように。先程までのエランとは対照的に、上から下まで全身、真っ白で一切の染めのないトゥニカを身に纏っていた。
「最期に、伝えたいことがあってきた」。グエルは困ったように笑う。そうして、ぎゅっと自分の胸のあたりを握り、静かに、俯く。そうして、すっと。顔を上げる。
「世界の敵になる兄のことを、どうか許さないでいてほしい」
dice1d3=2 (2)
1:グエル「おっしゃああああ!さっさとステージに戻るぞ!!」
2:ミオリネ「行けっラウダ!止めろ!!」グエルSIZ対抗:dice1d100=37 (37) (50) ラウダSIZ対抗:dice1d100=46 (46) (90)
3:スレッタ「ここはロックなダイスバトルで更に猶予を作ってもらいましょう!!」グエルロック対抗:dice1d100=88 (88) ラウダロック対抗:dice1d100=4 (4)
- 24二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:23:04
くっ、ロック対抗ならクリティカルだったのに……!
- 25二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:23:43
ロック対抗クリティカルなのに…引けないっ…!
- 26二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:31:18
シャディクの方は止められたけど…!?
- 27二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:32:07
「……、」
シャディクの瞳に、にわかに光が灯る。
それは。たった今、エランを止めたスレッタだからこそ、あまりに説得力を持つ言葉だ。ミオリネがシャディクの背を撫で、静かに語り掛ける。
「ねえ。あんたは、どうしたい?」
「俺は、……俺は……」
盲目的に味方になるわけじゃなくて。ただただついていくだけじゃなくて。
グエルと__
シャディクがそれを、言おうとした瞬間。
キイン、と。ステージから、音が響いた。
「ま、待って、兄さん!」
ラウダがグエルの手を掴んだ。グエルは半ば無理矢理、それを振り払う。「一体、どうして。僕は__」と何事かを続けようとしたラウダを仰ぎ見て、白い衣装の裾を掴み、気丈に笑う。
「行ってくるよ」
「どこに!」
「どこって、決まってるじゃないか」
許せない。許せなかった。ラウダを奪おうとした、傷つけた、運命を、世界を、憎まずにはいられなかった。たとえラウダが許しても。ラウダが許したからこそ。グエルは、グエルだけは、許してはいけない。かわりに怒ってあげなくちゃ。
代わりに、壊してあげる。
「なあ、ラウダ」
世界の終わりに、お前はどんな音楽を聴く?
「行こう、二人とも」
シャディクが立ち上がる。そうして、意志の灯った青色の瞳で、扉を睨んだ。拳に力を込めると、先程置いたギターを、ずっと提げていたロザリオを、ぎゅっと、握りしめる。
「グエルを、止めるために」
エラン「__エクストラステージ、vsグエル。戦闘開始だよ」 - 28二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:35:25
……これどうやったら止まるんだ??物理で止められるなら3対1で楽だが……
- 29二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:45:52
ほんとアカン方向にばかり出目いい奴だよグエルは…
- 30二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:46:51
マジで覚悟ガンギマリって感じだ(しろめ)
- 31二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:51:53
エラン「戦闘開始だよ~~!っていっても、実はこのルート想定してなかったからきちんと処理考えてなかったんだよね。だからアドリブで行うよ」
ラウダ「見て これ 『もし万が一グエルがロックルートに入ったら頑張れ』の文字」
ミオリネ「今回の想定外」
スレッタ「突貫キーパリング」
グエル「どうしてこうなった」
エラン「vsエラン戦で3ターン経過しているから、猶予はこれだけ、かな。こちらで指定されたターンが経過するまでにグエルを止めることができたら、セーフ。止める方法としては、基本的に『物理で止める』になるよ。ただし仲間に攻撃するなんてきついよね、ということでPOW判定に成功しないと攻撃できないとする。それとは別に、シャディクは……を使うことができる」
シャディク「……、わかった」
屍のように人が折り重なったステージの上に、白の長服を身に纏った青年が現れる。
それを追うようにして、先程までは共に楽器を奏でていた三人が、現れる。グエルは一瞬、目を伏せる。そうしてニコリと笑うと、ひらりと広がった服の裾をつまんで、踊るようにステップを踏み、華麗に優美に、一礼する。
「初めまして、こんにちは!『Helios』と申します。我こそは神を目覚めさせる者、ステージ上には招かれざる客人ですが、どうかご歓迎を!」
聞いたミオリネが、ため息を吐く。スレッタがどこからか、エランの拳銃を取り出す。そしてシャディクが、眉間に皺をよせ、顔を、上げる。
「……悪いけど、ここは『ジ・アスティカシア』のステージなの」
「ドラムが抜けたら、困りますね?」
「グエル。……止めさせて、もらうよ」
『スレッタ』POW判定:dice1d100=49 (49) (50)
攻撃対象:グエル 攻撃方法:射撃(拳銃):dice1d100=78 (78) (70)
『グエル』
曲目:『旧支配者の祝福』 芸術(音楽):dice1d100=36 (36) (100)
『ミオリネ』POW判定:dice1d100=29 (29) (70)
攻撃対象:グエル 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=77 (77) (25))
『シャディク』POW判定:dice1d100=74 (74) (30)
攻撃対象:グエル 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=95 (95) (70))
- 32二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 22:58:07
POW成功してるのにねぇ
- 33二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:04:44
スレッタ「???????????????」
ミオリネ「………………………………………」
シャディク「あっ……あッ……」
グエル「草」
エラン「やる気あんの?」
ラウダ「とても面白い」
ダアン、とつんざくような音がして、スレッタの持っていた銃口から、弾が放たれる。
しかしそれは、グエルに、あたらない。その横をかすめて、飛んでいく。無理だ。指先が震える。仲間に銃を向けて、あまつさえ、撃つなんて。できない。できっこない。ミオリネも、シャディも、そうだ。立ち尽くしたまま。静かに、震えて。グエルのくちびるが、驚くほど滑らかに、詠唱を紡ぐ。
__Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn.
意味の分からない、なんなら正確に聞き取れているかも怪しい、理解不可能な言語であるはずなのに。シャディクには、……シャディクには、どうしてか、その意味が、理解できた。
死せるクトゥルー。ルルイエの館にて、夢見るままに待ちいたり。
『スレッタ』POW判定:dice1d100=68 (68) (50)
攻撃対象:グエル 攻撃方法:射撃(拳銃):dice1d100=17 (17) (70)
『グエル』
曲目:『旧支配者の祝福』 芸術(音楽):dice1d100=49 (49) (100)
『ミオリネ』POW判定:dice1d100=51 (51) (70)
攻撃対象:グエル 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=5 (5) (25))
『シャディク』POW判定:dice1d100=27 (27) (30)
dice1d2=2 (2)
1:攻撃対象:グエル 戦闘マヌーバ:ノックアウト打撃(判定は近接戦闘(格闘):dice1d100=90 (90) (70))
2:ミカエリスを使う
- 34二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:04:55
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:06:09
いいぞミオミオ!!主人公の貫禄ってやつかもしれん
- 36二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:16:30
ミオリネ「誰 か が 描 い た イ メ ー ジ じ ゃ な く て」
シャディク「誰 か が 選 ん だ ス テ ー ジ じ ゃ な く て」
グエル「??????????????????????????」
スレッタ「これは正しく祝福」
エラン「突然ダイス神がグエルに牙をむいた」
ラウダ「ほんとにおもしろい」
ミオリネは、
不意に、回想する。まだ何も知らなかった、青臭い、幼い日々のことを。グエルと、ラウダと、ミオリネと。三人で、よく遊んだっけ。バンドやりたいって夢を語ったときに、グエルは笑うこともなく、ついてきてくれた。ラウダも、シャディクも、スレッタも。ジ・アスティカシアは、ミオリネの夢で、ミオリネの音楽で、ミオリネの思い出で、ミオリネのロックで__ミオリネにとっての、全てだった。
グエルは未だにステージの真ん中で、奏でている。詠唱。歌、ではない。この悍ましい音楽を音楽だと認めるのは、何かあまりに、冒涜的であった。しかしそれは、神が世界を願う静謐な祈りにも、セイレーンが破滅をもたらす悪夢にも聞こえた。
世界の終わりに、お前はどんな音楽を聴く、だって?
ふざけるな。終わらせてたまるか。仮に音楽に縛られなくってもいいなら、ミオリネの生き様だって、最高にロックなはずだ。ならば刻み付けてやる。この瞬間を。この一瞬を。絶対に!
小さく、息を吐く。
ミオリネは疑うのをやめることにした。話し合うのも、後だ。拳を握り、足を振り上げる。
世界のため?ラウダのため?グエルのため?……どれも、多分正解だ。そして、付け加えるならば。
自分の『ロック』を、証明するために!
下ろす。
__グエルが、目を、見開いた。
グエル回避イクストリーム:dice1d100=91 (91) (11)
- 37二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:18:39
この流れで躱してたらもう拍手してたよ…世界を壊すに値するよね
- 38二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:18:41
決まったー!!
- 39二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:20:52
よっし!!!!!!!!
- 40二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:21:21
流れが天才的すぎる
アニメ化してくれ - 41二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:23:54
ダイスの女神様「まだ遊べる」
- 42二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:29:35
「__ぁ……」
グエルの詠唱が、止まる。
ゆっくりと、頽れる。ミオリネはその身体が地面に倒れこむ前に、支えた。まだ辛うじて、意識はあるらしい。ただしその瞳はぼんやりと、朦朧としていて、脳震盪だろうか、くちびるが半開きになってしまっている。
グエルはじっと、ミオリネを見つめる。そうして、ふっと。微笑んだ。手を、伸ばす。ただしその手は、ミオリネに届く前に、力を失った。
「ミオリネ。俺の、最高の幼馴染」
「……なに」
「ありがとう」
グエルの身体から、力が抜ける。
今度こそ気絶した、らしい。スレッタはそれをじっと見つめて、それから、はっと顔を上げた。
「そうだ!この状況、どうするんです~!?」
「そ、そういえば……なんかこう、よくわかんないけど、影に飲み込まれてまずいことになってる……よね?」
「その辺はエランに責任取らせればいい。映像残ってるならエランが何かやらかしたことはわかるでしょ」
ミオリネはぎゅっと、グエルを抱きしめる。それから顔をあげて、「それよりも」と小さく呟いた。
まぶしいほどのスポットライト。流星のように流れるレーザー。そして折り重なって気絶した大量の人間たちと、壊れ果てた星の、サイリウムの残骸たち。
__夢の、終わりたち。
例え責任がエランにあるとしても、この状況がまずいことは事実だ。スレッタとエランが恋人なのであれば、いつ爆発するかわからない爆弾を抱えているのは危険だ。グエルは『Helios』としてやっていけるし、シャディクも目的としてはグエルなのであれば、ジ・アスティカシアにこだわる意味もないのだ。それに結局、ミオリネのしたことは許されないことだし、【不祥事の証拠】を手に入れることもできなかった。涙交じりの震える声で、小さく、呟く。
「私たち。……バンドをやめるべき、なのかもしれないわね」
dice1d2=1 (1)
1:『ジ・アスティカシア』を続ける
2:活動休止を宣言する
- 43二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:31:15
神は、自分の気持ちに嘘をつくなロックにいけと申されているぞ!!!!!
- 44二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:32:44
道中色々ありすぎたけど結果として凄いロックだよ君たち
- 45二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:36:34
ミオリネさん格闘クリティカルで止めるの最高すぎるな…
- 46二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:38:43
これは間違いなくロックですわ
- 47二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:40:09
唯一ロックルートじゃないミオリネさんが最後に最高にロックしてくれたの劇的すぎる
- 48二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:45:54
「……なあに言ってるんです、ミオリネさん!」
スレッタが、ミオリネに飛びついた。シャディクもその隣に屈みこんで、その背を撫でる。ミオリネは「わあ!?」と素っ頓狂な声をあげた。込んだミオリネと、ついでに未だミオリネの腕の中にいるグエルを抱きしめて、スレッタは笑う。
「不祥事の証拠、持ってるのは私です。もみ消しちゃえばいいんですよ」
「え!?」
「俺もこのバンドをやめるつもりなんて、少しもないし。きっとグエルも、ラウダも、同じだよ」
「は!?!?」
「それに」
スレッタは微笑み、ミオリネの頬をむに、と抓った。
「バンド解散したら、誰が私に毎日ココアを献上するんです?」
__不思議なことに、あのホールでの出来事は、配信のカメラには映っていなかったようで、メディアでは「ジ・アスティカシアとエランの対バンが行われていた」という認識であったようだ。会場にいたファンも「興奮しすぎてよく覚えていない」と口々に話しており、特に疑問を抱いている様子はない。
結果として『ジ・アスティカシア』のライブは大成功に終わった。人気もうなぎのぼりで、四人は忙しい日々を過ごしている。そんなある日、「お客さんが来てるんだけど……」と、すっかり回復して退院したラウダが困ったような顔をしていった。
指定された応接間に向かってみれば、ふかふかのソファに慇懃に腰かけて、お茶を飲んでいる__エランと、目が合う。
「あ、久しぶり」
「エラン!?!?あんた、どの面下げてッ……」
エランは爽やかに笑い、菓子盆に入っていたミルク味のおまんじゅうをもぐもぐとかじる。それから、なんてことのない様子で、こう言った。
「僕、ペイルから追い出されちゃうみたいなんだよねえ」
「……は?」
「これだけ時間も資源も費やしたのに、使えない、だってさ。……で、これからどうしようと思って……それで、気づいたらここに来てた」
おまんじゅうを食べる、エランの、横顔。
その裏に__どこか、意気消沈した色があることに。ミオリネは、気づいた。
dice1d3=1 (1)
1:ミオリネ「……うちに、メンバーとして、入る?」
2:シャディク「作曲家としてエランを雇えない?」
3:グエル「励ましてやるから帰れよ ラウダを傷つけた大罪人が」
4:スレッタ「ミオリネさん!一緒にエランさんを飼いましょう!!」
- 49二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:49:41
選択肢ミスしてるけど、1番いい感じのやつが当たってていい感じ
一瞬敵対か?って思ったスレッタが1番もみ消しに積極的なの面白いな - 50二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 23:58:18
「え」
エランが手にしていた二つ目のおまんじゅうが、ぽろりと、落ちる。
そうして顔を上げ、信じられないものを見るような顔で、ミオリネを、シャディクを、グエルを__スレッタを、順に見つめる。ミオリネはこほんと咳払いをして、「勘違いしないでよ」と誤魔化すように言った。
「あんたとスレッタの臨時ユニット、結構ウケよかったし。歌が上手いことは事実だし、シャディク以外にハモリやコーラス要員としてボーカル入れてもいいかなとか思ってたし。なにより」
「うれし~~~~~~っ!」
エランはその言葉を遮り、強引にミオリネの手をとって、ぴょんぴょんと跳ねた。それからまずスレッタに抱き着き、シャディクと高速で握手して、グエルを軽く肘で小突いた。
「ほんとはスレッタと二人がよかったけど、これも賑やかでいいね。今度一緒にお花畑行こうねっ!あ、シャディク、君の歌、ほんとにきれいだったよ。サイノーってやつなんだろうね、今度一緒に『歌』の練習しよ!グエル、おとーとくんのことはごめんね、でも結果良ければすべてよしだよね!」
「え、エランさん……?」
「ありがとう……?」
「オイこれほんとにメンバーに加えてよかったのか!?」
若干不安な本音が見え隠れするが、少なくともエランはほんとうに楽しそうだ。『ジ・アスティカシア』は話題のアイドルを新メンバーとして加え、さらに注目を集めていくのだろう。
あなたたちは今を時めくバンド、『ジ・アスティカシア』。
次の目標はでっかく、全国ドームツアーだ。ひたむきに走り続けるあなたたちのロックは、きっと、ファンの心をつかむのだろう。
『世界の終わりに、お前はどんな音楽を聴く?』
『……だ、なんて。もう聴くまでもないか。世界は終わらない。お前たちの存在と共に、進んでいく』
『でもきっと。仮定するのであれば、お前たちは迷わず、ロックと答えるのだろう』
『一概にロックと言っても、いろいろある。夜の雨音、街の騒音、愛する人の声だって、聞く人によっては音楽だ。まあ、でも』
『音楽に縛られなくってもいいなら、お前のイキザマこそ、最高にロックだと思うね』 - 51二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:02:25
「音楽に縛られなくてもいいのなら」を綺麗に回収してEND、すごくいい感じに着地してて笑うんだ
全滅エンドとかじゃなくてよかった~~!! - 52二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:03:57
意気消沈しつつ図々しく饅頭食いまくるエラン草
よかったね - 53二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:05:44
今回は結構ヤバいところまで行ったのにバッドエンド回避できたのほんと凄い
- 54二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:07:28
にしても、ラウダじゃなくてグエルがこの暴走劇やってんのが一番面白いよなあ(本編見ながら)(明日(日付的には今日)が怖い)
- 55二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:07:58
これはもうバッドだろと思ってたし誰かしらロストするかと思ってたからPCどころかNPCまで生還エンドでほんとよかったよかった
- 56二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:08:44
これハッピーエンドなのでは?????
良いものを見た… - 57二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:09:29
エラン「トゥルーエンドA、封印はすでになく。シナリオクリアだよ、お疲れ様、そして、おめでとう!」
シャディク「大団円だね!」
ミオリネ「完璧なめでたしめでたしね」
グエル「すごく複雑な気分だ」
スレッタ「まあまあっ、ココアあげますから、ねっ!」
ラウダ「ここからは感想戦に移るよ。じゃあまずは、エンド分岐だけ出しちゃおうかな」
エランとの勝負に敗北した→バッドエンド/星辰が揃う夜
グエルがロックルートに分岐しており、グエルが戦闘勝利した→トゥルーエンド?/目覚めの時来る
エランとの勝負に勝利したうえで、
バンドをやめる決意をした→ノーマルエンド/終焉の時来る
バンドを続ける決意をした→分岐
分岐
『祝福』以外の楽譜で最終決戦を行った→トゥルーエンドA/封印はすでになく
『祝福』で最終決戦を行った→ハッピーエンド/定めの時は今
手に入る新曲シリーズ
・『トルネンブラの祝福』→ニカにもらった楽譜
・『めいいっぱいの祝福』→任意の誰かが『ファラクトの逆位相』という条件でつくった楽譜
・『君におくる祝福』→回復ラウダが作った楽譜
・『祝福』→全員で協力してつくった楽譜
(・『旧支配者の祝福』→ロックルートでグエルが入手した楽譜)
ルート分岐(条件等は後述)
シャディク:ハッピールート(以下Hr)「ミオリネ」、バッドルート(以下Br)「エラン」、ロックルート(以下Rr)「グエル」、ノーマルルート(以下Nr)「ラウダ」
ミオリネ:Hr「シャディク」Br「スレッタ」Rr「エラン」Nr「相手なし」
グエル:Hr「あなたが『Helios』だと勘付いた人物」Br「スレッタ」Rr「ラウダ」Nr「(存在しない)」
スレッタ:Hr「エラン」Br「グエル」Rr「ミオリネ」Nr「(存在しない)」 - 58二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:13:50
何度見ても美しい直線一方通行だね…
- 59~背景~23/06/18(日) 00:14:23
カルト教団『銀の黄昏教団』のうち、探索者たちが過ごすアド・ステラ周辺にある支部、その中でもエランの母である「ペイル・グレード」は、元が魔術師教団の出身だということもあり、魔術には明るく、ついには天候を操るとかヨグ=ソトースのこぶしとかクトゥルフとの接触とかあれこれを組み合わせることで 星辰をそろえる呪文を完成させてしまう。これが「旧支配者のキャロル」だ。しかし教団自体が(主に異狂徒が勢力争いカチコミにきたことによって)壊滅し、生存者は僅かにエランとエランの母を残すのみとなった。(ロックだね。)
エランの母はしかし、クトゥルフの復活を、ルルイエの浮上を願い続けた。エランのたぐいまれな容姿と音楽の才能(およそトルネンブラ産)に目を付けた母は、儲と生贄を集めるべく「ペイルプロダクション」を乗っ取り、エランを地下アイドルとしてデビューさせ、ライブさせては儀式を試みるという迷惑極まりない行為を繰り返していた。ただし、会場が小規模で魔力が足りなかったせいか、儀式は全て失敗に終わり、星辰がそろうことはなかった(ちなみにエランがうたっている『ふぁらくと』は聞くとクトゥルフ儲になっちゃう曲。ただし魔力が足りず効果が弱まり、シナリオ開始段階では「トルネンブラに目をつけられているのに契約まではしていない」という特殊な立場にあるグエルくらいにしか効果がなかった。ロックだね。)
そこで今回目をつけられたのが探索者たちの単独ライブである。かつてトルネンブラと知らず知らずのうちに契約を交わしていたシャディクがリーダーを務めるこれは、いつしかかなり人気のロックバンドになっていた。たまたまエランと付き合っていたスレッタが所属しているこのバンド__『ジ・アスティカシア』のライブに、何らかの形でエランを出演させて、儀式を執り行おうとしている(ちなみにスレッタとエランはマジで一目惚れで付き合い始めただけ。そういうこともある。ロックだね。)
最初はその中でも汚れ仕事を買いまくってるミオリネを枕の名目で無防備に誘き寄せ、殺してエランをジ・アスティカシアに入れる予定だったのだ。だが、どこかのラウダが邪魔をしたため、うまくいかなかった(枕はしなかったかもしれないし、本当にさせられたかもしれない。シュレディンガーのロックだね。)
探索者たちはファンと生贄を救うべく、『祝福』を歌うのだ。ロックだね。 - 60二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:15:56
スレッタがHeliosに気づくとBadEndまっしぐらな可能性があったのか……
そして真相説明草。ロックっていえばすべて説明できると思ってるだろこれ - 61二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:16:34
ロックだね(天衣無縫)
- 62二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:17:11
エラン「ここからはHOの開示に映るよ!ルート分岐やイベントまでいれると、かなり長くなっちゃうから、1人につき2レス以上使うかも。ごめんね!」
HO1『ギターボーカル』
「力が 欲しいか__」
「えっうんほしい」
あなたは幼いころから音楽が大好きだった。そんなあなたの元に、ある日誰かの音ともとれる声が囁いた。それに頷いた時から、あなたはさらなる音楽の才能を開花させた。具体的には意識して気合い入れてつかえばあらゆる芸術(音楽)が自動成功になるようになった(芸術(ギタボ)で宣言して使う場合70。音楽自動成功を隠したいならギタボで宣言して使おう)。突然のことで初めは戸惑ったかもしれないが、今はその能力をこのバンドにて大いに発揮し、貢献している。
また、あなたは謎の「十字架のペンダント」を持っている。おぼろげに、「あなた目ぇつけられてんじゃないですかボケぇ」みたいなことを言った女に押し付けられた、ような気がするが、親族に尋ねても「物心ついた頃にどこかから拾ってきた」としか言われず、これがなんなのかはシャディクも知らない。穢れ一つない純白なのに、表面は淡い紫色に輝くその美しい石を、シャディクは存外、気に入っている。
__あなたは最近、ラウダが倒れたと聞いた。詳しい事情まで知っているわけではないが、とても心配だ。スレッタの伝手なども使って、彼が戻ってくるまでの代打のマネを依頼したのは、リーダーのあなたである。とにもかくにも、このライブを成功させることは、あなたにとってとても重要なことである。あなたの目的は『ライブを成功させること』、また『ラウダが倒れた真実について調べること』ことである。
ジ・アスティカシア:正直高校時代は「音楽ができるから」以上に理由はなかったが、今となっては大切な居場所だ。
ミオリネ:以前スタッフに賄賂を渡しているところを偶然目撃したことがあるが、何か事情があるのだろうと思い黙っている。
ラウダ:……全く覚えていないけど、なにかが、あったような……?
エラン:アイドル事務所『ペイルプロダクション』のソロアイドルだ。競合になるわけだが、ひそかに応援している。
Helios:ネット上の作曲家だ。その音に対してやけに親近感を感じており、熱狂的な大ファンで、彼に曲を書き下ろしてもらえないかな~と思っていたりする。 - 63二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:18:36
あそこでグエルが勝っててもバッドエンドじゃないんだな(?にはなってるけど)
- 64二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:19:12
冒頭の、力が欲しいか…で笑った
本当になんにも分からない感じの始まりなんだなシャディク - 65二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:19:37
HO1特殊イベント
条件:Helios=グエルであると知る
えっ嘘!?メンバーが!?あの!?!?サインとかもらったりできないかな!?!?POW判定を行う。成功の場合ちゃんと「バンドメンバー」としての距離感を保っていられるが、失敗の場合うおおおおおオオオオキタ!!とRrに分岐する。
条件:ラウダが倒れた顛末の原因がミオリネであると知る
えっ嘘!?メンバーが!?どうして!?!?冷静さをたもてるかどうかでPOW判定を行う。失敗の場合シンプルにドン引きする。成功の場合何か事情があるのだと察してHrに分岐する。
HO1フラグ分岐(先に出た方が優先)
Hr→ミオリネ
分岐条件:ミオリネの不祥事の内容を理解したうえで、POW判定(殺人含めた「全て」理解している場合ボーナスダイスがつく)に成功
……あなたは今、完全に理解した。自分の仲間が今までなにをやってきたのか。あるいは自分の仲間は、今までどうして、これをやってきたのか。ミオリネのしたことは許されるべきことではない、しかしそれでも、あなたは彼女の献身を、彼女の想いを、認めたいのだ。あなたの目的は、『ミオリネが愛したこのバンドを、元のままの形で存続させる』ことだ。
Br→エラン
分岐条件:↑に失敗したうえで、二回以上エランと一緒にお仕事している
あなたの脳にじわり、じわりと何かが侵食する。そうだ。そうだ、正しいのは。全ては。そう、エランだ。貴方はエランのため。あなたはエランのために、やらないと。やらないとやらないとやらないと!やらないと!!あなたの目的は『エランの目的を達成させる』ことだ。
Rr→Helios(グエル)
分岐条件:グエルが「Helios」だと知ったうえで、POW判定(それまでにHeliosについてグエルの前で言及している場合はペナルティダイスがつく)に失敗
うおおおおおおHelios最強!Helios最強!!あなたのまぶしい太陽は、こんなにすぐそばにいた!!あなたの中の何かが囁く。彼は、あなたの仲間だと。ヒュウ~最高にロック!!やるしかねえ、あなたの目的は『Heliosを手に入れる』ことだ!!
Nr→ラウダ
分岐条件:上記全ての条件を達成できなかった
(なんか紆余曲折あってラウダとくっつく。この世界はとてもロックなのでそういうこともある。) - 66二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:21:02
やはりロック ロックは全てを解決する
- 67二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:21:27
ロックルート楽しそうで草。なんだかんだ一番勝利してるのこいつじゃない??
- 68二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:21:54
ヘリオスルートだけシャディクが強火オタクのそれでロック
- 69二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:22:08
HO2特殊イベント
条件:【不祥事の証拠】を入手する
うおおおオオオオキタ!!これさえあればあとは最悪どうとでもなる。あなたはもうエランに従う必要もないし、ジ・アスティカシアをやめなくてもいい。いいのだ!!あなたの目的は、『ライブを成功させる』ことである。ワクワクしてきた。ロックだ。
HO2フラグ分岐
Hr→シャディク
分岐条件:シャディクがハッピールートに分岐したうえで、そのことに気づく
……認めて、くれるの?私を?こんなに汚れてしまった、私のことを?どうしてか、は。わからない。でも、私が今までやってきたことを肯定してくれるのは、とても嬉しいことであるように思えた。……これでもう、悔いはない。これは、『このバンドでやっていくのを諦める理由』に相当させることができそうだ。
Br→スレッタ
分岐条件:スレッタのHO内容を全て知った状態でPOW判定に失敗する
いやだ。いやだいやだいやだ!いってしまう。スレッタがいってしまう。私のスレッタ!私の愛したバンドの、私の愛したメンバー!いかないで!!あんな男に誘われて、ジ・アスティカシアじゃないところで音楽をするなんて、やめて!あなたの目的は、『スレッタを引き留めること(方法は問わない)』__
__あるいは、『スレッタの腕を潰し、音楽をやめさせる』ことである。
Rr→エラン
分岐条件:【不祥事の証拠】を手に入れていない状態で、エランと四回以上一緒にお仕事をした
……ああ、だめだ。もうだめなんだ。自分は、ずっと……エランと……吐き気が、する。なのに嫌ではなかった。あなたは知らず知らずのうちに、自分がエランの下僕である事実にはまっていってしまっていたことを、悟る。もうだめだ、あなたはエランに逆らえない。あなたの目的は『存在しない』。ただ、エラン・ケレスの、従順な駒であれ。
Nr→相手なし
分岐条件:上記全ての条件を達成していない状態で、自分と向き合い、ラウダに謝るという決断をした
恋愛的にどうこうとかではなく「ラウダゴメン!」「イイヨ!!」的なやつ - 70二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:23:55
グループはそのまま
Heliosがグエルと知ったし曲作ってもらった
シャディク完全勝利やんけ
そして危なかったー!!!!ミオリネやべえやんけスレッタルート…
あぶねえ… - 71二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:25:04
HO3『ドラム』
あなたは幼少期に心因性の難聴にかかったことがある。もう回復しないと言われていたのだが、奇跡の回復みたいな感じで治った。ちなみに今でもこの原因は解明されていない。その時に支えてもらったこともあり、あなたはラウダに対してブラコン気味になっている。作曲もしている彼に憧れて、実はバンド活動の裏で隠れてy〇utu〇eの作曲家「Helios」として活動していたりする、そして無駄にヒット作を連発いたりする(このため芸術(作曲)が自動成功だったりする)が、幼馴染のミオリネや、親友のシャディク、弟のグエルのために、このバンドでやっていきたいとも思っており、悩んでいる。……とはいっても、実はこの中では一番音楽歴が浅く、「シャディクやミオリネに誘われた」「ラウダがいる」以上にこのバンドに所属している理由はなかったりする。
__あなたはここ最近、毎晩のように悪夢を見ている。この内容は思い出せず、ただ恐ろしい夢を見たことだけを覚えている。原因はなんとなく、わかっている。ラウダが突然自害未遂を起こしたのだ。今でも彼はそのことで苦しんでいる。決して__決して、許すわけにはいかない。あなたの目的は『ラウダを自殺にまで追いやった犯人を見つけ、復讐すること』、また『ラウダを回復させる』ことである。
備考:あなたはシナリオ開始時点で「不定の狂気:一時的偏執症」を発症しており、ラウダと、幼馴染であるミオリネ以外の人間を心から信用することができない。また、一日が終わるごとに、悪夢を見て1/1d3のSANcを行う。
スレッタ:最近何か隠しごとをしているらしい。上手く見つけることができれば、利用できないだろうか?
ラウダ:あなたの恩人であり、大切な弟だ。……家族を守るのに、理由なんていらないだろう?
Helios:あなたのネット上でのアカウント名。これはラウダ含め周囲の全員に秘匿しているし、バレたら気まずいのでバレないようにしている。
※
(本来は「HO3は性的なものも含んだ酷い虐待を受けていた。そこをNPC1に救われた経験があり、そのことでとても感謝しており、半ば盲信している(ちなみにここが原因で例の心因性の難聴になったとされる)。また、そういった経緯もあって、NPC1に対し恋慕にも近い感情を抱いている」という設定である予定でした。消えました。) - 72二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:27:24
過去設定消えてよし!!!!!恋心の方がマシな過去設定だった…
既に不定の狂気発症してたんか… - 73二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:29:50
HO3特殊イベント
条件:ルート未確定の状態でミオリネのHO内容を知る
確信した段階でPOW判定、成功すれば『……きっと、事情があったのだ』失敗すれば『誰もお前を愛さない!以降Hrに入ることができなくなる』
条件:発狂する(クライマックス以外では発狂するたびに起きる)
あ。あ。あ、ああああああ!!たすけないとたすけないとたすけないと!ラウダが、ラウダは、いやだ、しなないでしなないでしなないでしなないでしなないで!!あなたの次の行動が『ラウダのお見舞いに行く』で固定される。
条件:ラウダに会う
よかった。ほんとうによかった。うれしい。不定の狂気に陥っていた場合、即座に潜在狂気状態となる。
フラグ分岐(ルートが確定すると以降悪夢を見てもSAN値が減らなくなる)
Hr→あなたがHeliosだと勘付いたひと
分岐条件:誰かがグエル=Heliosだと気づいたうえで、それを肯定した
あなたには才能がある。……それは、あなたの中の何かを、優しく慰撫した。あなたは、音楽をやっていってもいいのかもしれない。あなたの目的は、『ジ・アスティカシアの単独ライブを成功させる』ことである。
Br→スレッタ
分岐条件:スレッタがBrに分岐した状態で、スレッタの誘いに乗った
__ああ、そうだな。こんな場所、こんなバンド、いらない。一緒に壊してやろう。ぐちゃぐちゃに、なにもかも、こわしてやろう、こわしてやろう!!全部、全部、全部、全部、全部!あなたの目的は『ジ・アスティカシアを解散させる』ことである。
Rr→ラウダ 分岐条件:以下の条件を全て達成する。
・悪夢によって5以上SAN値が減っている
・『旧支配者のキャロルの楽譜』か『ルルイエ異本』のどちらかを所持している
・1回以上「狂気によるラウダへの駆け込み」を経験している
・1回以上何らかの形でエランの歌を聞いている
・4回以上ラウダのお見舞いにいく
許せない。大切なラウダを傷つけた世界を、許すことができない。たとえラウダが許したとしても、だからこそ、あなただけは、許してはいけない。脳の奥が、じわりと痺れてくる。この音は。この声は。呼ばれている。聞こえる__
【旧支配者の祝福】
……あなたの目的は、『あなたの手で、クトゥルフを召喚する』ことである。このルートの場合のみ削除されたはずの記憶が溢れて恋心要素を出してもよいとする。 - 74二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:32:29
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- 75二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:32:50
本当に難易度高かったのにすべてクリアーしてるのロックが過ぎる。なんならルルイエ異本とキャロル両方持ってるじゃんこの人
- 76二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:33:40
こんなに条件があるのにロックルートに入ったの? マジで?
- 77二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:34:04
今回ヤバ系の情報全部グエルがゲットしてたよね
発狂しまくるし約束されたロック - 78二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:34:08
HO4『キーボード』
これは絶対誰にも言えないのだが、実はあなたは約半年前から、アイドル事務所『ペイルプロダクション』のソロアイドル、『エラン』と交際をしている。クソッ……あなたの初恋は小学生の頃にあった妖精さんみたいな子なのに……お花でネックレスを編んで、また遊ぼうね絶対ねって約束したのに……エランに墜ちた……!!そのことで、共にユニットを組まないかと誘われている。ペイルからは多額の契約金が提示されており、あなた自身もエランに惹かれているので、アイドルとしてデビューしてもよいと考えている。しかし今のバンドと事務所を抜けて『エラン』とユニットを組むのは、他のメンバーやファンのみんなに不義理になってしまう。……もし、このバンドが解散すれば、なんのしがらみもなくエランとユニットを組めるのに。そう考える日も少なくはない。そこに来て、突然ラウダが倒れた。このことをうまく使えば、バンドを円満に解散できるかもしれない。あなたの目的は『バンドを円満に解散する手段を見つける』こと、付けくわえるならそのためにとりあえず『ラウダが倒れた真実について調べること』である。
備考:シャディクを唆して、あなたはペイル社の協力者である『四号』を代打のマネとしてつけてもらった。なにか知りたいことがあれば、一人でいるとき、彼に指示をすることで、知ることができる可能性がある。
ジ・アスティカシア:高校時代に「音楽ができるから」という理由で飛び入り参加した。そこそこ……いやかなり、大事に思っている。終わらせるにしても、せめて円満に終わらせたい。
ミオリネ:ミオリネに届いた脅迫文は、どう見てもエランの筆跡で書かれていた。ミオリネとエランは何か関係があるのかもしれない。
グエル:バンドメンバーの中でぶっちぎりでバンドに対する熱意が低い。上手く巻き込めないだろうか?
エラン:あなたの恋人である。半年前から交際している。どう考えてもスキャンダルになるので、周囲には秘匿している。
Helios:最近気になっている作曲家だ。どこかで聞いたことのある音作りをしている気がする。 - 79二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:36:30
顔も名前も変わっていたのに巡り合って恋に落ちたのか…これもロックかな…
- 80二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:37:58
なんか全体的に、ロックだな…
HOが誰に当たったのかとか、ルートとか - 81二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:38:04
HO4特殊イベント
条件:エランが何かおかしいと悟る(条件を満たすたびに何度でも起きる)
アイデアロール。成功すれば、『……あなたは、あなたはエランのことを大切に思っている。だからこそ、聞きたい。おしえてほしい。どうして彼はこんなことをしたの?どうしてあなたはこんなことを?おしえて。おしえて、エランさん』。あなたの目的から『バンドを円満に解決する手段を考える』が消え、代わりに『エランと話す』が増える。
HO4フラグ分岐
Hr→エラン
条件:クライマックフェイズに入るまでに下記のどちらの条件も達成しない
順当にエランとくっつく。やっぱり一目惚れというやつはすごいのだ。えへへ。……そう、なにも起きないことこそが、一番幸せなのである。
Br→グエル
条件:グエルが「Helios」だと知り、グエルとミオリネのHO内容を両方知った上で、バンドを解散させるという選択肢を取る
あなたは協力してくれますね?私についてきて、くれますよね?そうに決まってる。あなたと彼は共犯者。絶対、絶対裏切らない。あなたが『Helios』なのも素敵、きっと私とエランさんにすてきな曲を書いて。お仕事ならいくらでもあげます。だからほら、ねえ。あなたの目的は『グエルとともにバンドを解散させる』ことである。
Rr→ミオリネ
条件:【不祥事の証拠】を入手し、ミオリネを脅す
協力してください、ミオリネさん。これさえあれば、私はあなたを好きに操れる。まるで下僕のように、ね?ああ、なんて優越感、支配欲が満たされ、なんて、これは、ああ、なんて、なんて、なんて!どうしよう、どうしましょう。昏い悦びが、全身を、満たす。でもまだ、足りない。あなたの目的は『ミオリネの心をも手に入れる』ことだ。 - 82二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:39:43
今回のスレッタ、ミオリネを手に入れ、大切なバンドは解散させなくて済んで、エランも手に入れて、大勝利してる…!!!
- 83二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:40:42
スレッタ、HOが約束されたS気質なのにどうしてMを初期設定で引いちゃったのかな……KP苦笑いしてたでしょこれ
- 84二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:40:56
NPC1『ラウダ・ニール』
SIZ90 CON90 POW30
SAN24 不定の狂気:激しい恐怖症(対象:『ふぁらくと』)
屈強。ミオリネを襲いに来た(暗殺的な意味で)輩を返り討ちにしちゃうぞ。よっ 最強 メンタルのぶん全部フィジカルに割いたのか つよい
ただただかわいそう。ほんとにただただかわいそう。今回の可哀想。たとえ回復しても今シナリオ中は基本ずっと病院にいる。いたわってあげよう!交渉技能などで話を聞き出すことができる。ちなみに、実はグエル=Heliosだと勘付いている。ただし黙っているのには何か考えがあるのだろうと思い、説得技能をふらないと口を割らない。
NPC2『エラン・ケレス』
SIZ70 CON60 POW50
SAN0 芸術(音楽)100
呪文:恐怖の注入、魅了、『旧支配者のキャロル(星辰をそろえる)』
クトゥルフ儲。APP90。ただでさえSAN値がゼロなのに加えて、ペイル・グレード(実母)による『支配』の影響下にあり、無意識に「クトゥルフを召喚せねばならない」という強迫観念にあるし、ギリ対スレッタ以外では倫理観が保てない。部下にミオリネを殺させ、自分がその座に成り代わろうと考えたこともあるが、ラウダの邪魔が入り失敗。結局サプライズゲストという方法をとることにした。
実はずっと前にスレッタと会ったことがある。正直そうじゃなきゃ真っ直ぐにヤバいヤツになっていたが、この再会によって最低限人として大事な何かを取り戻し、本心の部分で「罰してほしい」「止めてほしい」「エランじゃなくて、××を知ってほしい」と思っている……かもしれない。SAN値が0なのでわかっていない。
また、彼もグエルと同じ状況(音楽のことはさして好きじゃないけどトルネンブラに目をつけられてるかんじ)である。クライマックスで完全に受け容れる。
『トルネンブラさん』
今回は単に才能を押し売りしてくる系ってだけのロック個体。最近なんかよくわからん石が研究されててシンプルにむかつく。
『ニカ・ナナウラ』
イス人と協力して呪文を打ち消す音楽について研究している。どうやらこのニャルは「Slash your delusion」でチラッと出てたイス人くんと同じ個体であるようだ。お前エリィちゃん助けに行ってやれよ。今回はニャル枠じゃない。
『セセリア・ドート』
某ねこみみ。お前CEOのところ行けよ。 - 85二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:44:16
ラウダフィジカル強すぎwww
- 86二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:45:19
ラウダ先輩マジカッケーッス!リスペクトッス!!!(暗殺者ぶっ飛ばして)(うちわ)
- 87二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 00:59:11
エラン「探索で手に入る情報集だよ。かなり長いのでtelegraph二つ分になっちゃった。ぶっちゃけ読まなくてもいいよ」
ラウダ「行かなかった場所に何があったのか、取れなかった情報がなんだったのか、ということが気になったら、見てみるのもいい、かもしれないね」
探索集1【お仕事をする】【ラウダのお見舞いに行く】
【探索をする】
この三つをどのようなバランスで行うかでシナリオが進む。ただしお仕事をする場合、基本は全員で向かうこととなる。
・仕事をする(五号くんとのイベントが進む)
一回目/ラジオ
ラジオの生放送に出演する。対談式で、パーソナリティと一緒にお話しするタイプのあれだ。何人かゲストが呼ばれているようで、そのうちの一人があなたたちである。
「では、続いてご紹介するのは、今人気絶頂のバンド、『ジ・アスティカシア』の皆様です!」
サングラスをかけた目の前の司会者が、あなたたちに向かってニコリと笑いかける。穏やかなBGMと共に、あなたたちは話し始めた。
【任意の技能】を振る。成功すればコンディションは上々で、完璧な応答をすることができた。SAN+1。
話し終わると、司会者はニコリと笑って「ありがとうございました」と言ってくれた。スタッフの反応も悪くはない。余韻の中、あなたたちは次のゲストに席を渡した。
「……はい、次のゲストはこちら、今話題沸騰中のアイドル『エラン・ケレス』さんです」
「はあい、よろしくおねがいしま~す」
__ふとあなたたちは、無意識に足を止める。
そ…telegra.ph探索集2【エランの家】(スレッタは初期状態で知っている。本人をうまいこと説得すればわかる。)
・リビング
不気味なほどに生活感がない。かろうじてキッチンは多少の使用感がある(幸運で武器が手に入る)
・ゲストルーム
数部屋あるが、どこも異様に片付いている。彼がこの部屋に人をあげたことはないのかもしれない。
写真立て:中の写真は、見知らぬ幼い男の子がこちらに笑いかけている。……どことなく、エランのおもかげがあるような気がする。
本棚:よくわかる作曲入門
どうやらはじめて作曲をする人向けに、簡単でわかりやすい説明がなされているようだ。これを使えば、『アイデア』を『芸術(作曲)』の代替技能として使用できるかもしれない。
・私室
目星:楽譜
既存曲の楽譜やまだ発表されていないであろう楽譜の楽曲だ。その他に、譜面台に置かれたままの楽譜がある。古ぼけた羊皮紙に係れたそれは、まだ途中までしか書かれていないようだ。だが持っているだけで、とても厭な予感がする。ぞっとする。これを、理解しては、うたってはいけないと、本能が拒絶する。……エランが作曲ができるなんて聞いたことがない。題はこう銘打たれている。
__【旧支配者のキャロル】と。SANc1d3/1d6…telegra.phミオリネ「あら。結構ガンガン減ってた気がするけど、割とSANチェックの場所自体は控えめなのね」
スレッタ「ソフィさんとノレアさん、結局出ませんでしたね……?あ、あと、サビーナさんが出るかもしれなかったんですね!」
グエル「……なんか俺ほぼ全部のSANチェック回収してないか?」
シャディク「これ下手したらグエルのSAN値なら一回も発狂しなくてよかったやつじゃないの?ドンマイ」
エラン「……じゃ、ここからは質問タイムだね。書き溜めておいた分を出す前に、とりあえず目についたものにこたえていこうかな」
エラン「ロックだね」
ラウダ「超ロック」
ミオリネ「ロックは別にすべてを解決する魔法の言葉じゃないから」
グエル「強いて言うなら『グエル勝利エンド』になっていたようだな。1d10/1d100のちほぼ強制全ロスエンドではあるが、グエルにとっては、しあわせだっただろうから」
スレッタ「えへ えへへ……それでも、私がHrに入ればまあ だいじょうぶでしょ!って思ってたみたいですね。まあ入らなかったんですけどね」
- 88二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:01:09
シャディク「一応聞いておくけどそれぞれのルートってどんな感じだったの?」
エラン「まずハッピールートは、シャディクはミオリネの事情を察し許す。ミオリネはそれを知り、自らバンドを離れる決意をする。ここは連動しているね。グエルは自己肯定感を手に入れて、ラウダへの依存から脱却する。スレッタは手に入ってる情報次第だけど、余程のことじゃない限りどこかでエランの違和感に気づいて……あとはまあ、自分次第、ってところじゃないかな?まあ全員ハッピールートなら、余程じゃない限りバンド解散はないと思うよ」
ラウダ「バッドルート。シャディクはミオリネを信じ切れずエランの手に落ちる。ミオリネはスレッタにヤンデレ発揮する。スレッタと兄さんは連動しているね、スレッタはエランのため、兄さんはラウダのために結託して、バンドを解散させようとする。あ、全員バッドルートの場合ミオリネと兄さんは両方スレッタに矢印を向けるかたちになるね。まあさすがにそんなことはないだろうとは思っていたけども。……そういえば、『ミオリネがスレッタにHelios=グエルの情報を共有しなかったのは温情』みたいな話出てたけど、この兄さんとスレッタのピタゴラバッドルートはちょっとこう アレ……だったから」
エラン「ロックルートは、とにかくロック!ハジケリストなルートだよ。シャディクならずっと推してたHeliosに向かって全力疾走!ミオミオはエラン堕ち!!グエルは世界の破壊者(ルピ:クレイジーヤンデレブラコン)化!!!スレッタはミオミオに支配欲的なドSルート!!!!スレッタとエランでミオリネを飼うルートもあったかもね!!!!!……いやまあ、シャディクやスレッタは割と面白いだけだから条件簡単だよ?でもさあ、グエルに関してはさあ、ぶっちぎりでまずいからかなり条件キツくした……んだけどねえ……?」 - 89二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:02:51
ミオリネ「私が『Helios』のことを誰に伝えるか悩んでたシーンあったけど、逆に聞くけどグエルのハッピールートって何が正解なの?」
エラン「まずスレッタは、特にあの状況だとだめだね。それがそのままグエルの利用価値になって二人そろってバッドルートに向かう。シャディクに話すのも正解とはいえない。あの時点でハッピールート閉じてるからある意味「マシな方」ではあるんだけど、それでもロックルートに入っちゃうかもしれないし、なんなら入ったし……」
ラウダ「一応想定していた『正解』としては、犯人だとバレる前のミオリネが発見するか、ミオリネ相手に冷静でいられるかの判定に成功した(ハッピールートに入った)状態のシャディクが発見するかで、兄さんがハッピーエンドルートに入る、というものだった。今回なんか何もかもが噛み合って爆速で犯人バレしたからね……?多分あの時点で一番被害が少ないのはラウダから伝えてもらってハッピールートに入るという方法だけど、NPCがでしゃばるのもよくないし、ある意味シャディクに伝えたのは正解……なのかな」
エラン「グエルのロックルート、一番キツく作ったのに割と速攻でリーチかかって焦ったよね。てかお見舞い行き過ぎ……ファンブル処理全部お見舞いにしたのはちょっとやりすぎたかもしれないけど、それだけファンブルしたし発狂したってことだからね?自重してほしい」
ラウダ「ちなみに、ミオリネと兄さんのロックルートに両方『四回以上一緒に〇〇する』が条件に入っているのは、三回目でイベントが終了して、それ以上はイベントがないから、その代替措置だね。一応シナリオ上の都合を言っておくと、ミオリネの方は「不祥事の証拠を握れていない状態でこれだけ好き勝手従わされて完全に心が折れた。これ以上自分を保っているのは不可能だ。と、思っていたところで、エランの洗脳で心が折れた」って感じ。兄さんの方は、「不安定な精神状態で何にもすがれないからこそ、ラウダに会うたび依存が深まっていく」というイメージだった。いやだってほんとに、兄さんのロックルートって一番まずいから……」
ミオリネ「グエル……?」
シャディク「定期」
スレッタ「兄の方がこじらせるパターンは新しいですね」
グエル「HO3の話をしているんだよな。俺の話じゃないよな!!」 - 90二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:03:56
グエル「そういえば、なんで俺のアカウント名は『Helios』だったんだ?」
ラウダ「ディランザ・ソル→ソル?→sol……→太陽……→Heliosだ!!という連想ゲームだね」
エラン「正直それ以上にさして意味はないよ。シャディクだったらシュトルム?ウント……ドランク……で『疾風怒濤』にしてたかもしれない。スレッタだったらリプリチャイルドからとって『リプ』とか?ミオリネなら……だいぶ迷うけどそのまんま『ガンダム』かな?とにかく、メタ知識で簡単に特定できない範囲でそれっぽいのをつけただけ」
ラウダ「ちなみに例のルルイエ異本読んでからのラウダの病室直行の下りだけど、あそこでシャディクが追い付いていれば兄さんは……兄さんだけは確実にハッピールートに分岐できたんだ。いやほんとに……いや、ほんとに!なんで追いつけなかったんだよ半裸男ォ!?」
シャディク「知らないよ!というか出目は俺の方がよかったんだってば!!……あっ、文字数少ないから聞いておくけど、結局ミカエリスってなんだったの?」
ラウダ「何もかんがえてなかった時代につくった兄さんロックルート用の保険」
エラン「ちらっと話には出ていたけど、願うことで『逆位相の音』が自動的に奏でられるよ。ようするに呪文を無効化できる。ただしこれを使うと、使った人物の身体は内側から破壊される。これで、強制的にグエルの詠唱は止めることができるけど……代わりに、使い手であるシャディクには3d10のダメージだ。まあ運がなければ挽肉になるだろうね」
シャディク「あ あぶなかった」
グエル「罠じゃねえか」
スレッタ「やはりトルネンブラはよくない」
ミオリネ「なんてもん持たせてるのよニカ」 - 91二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:10:26
スレッタ「あの、世界の終わりに~のくだりってなんだったんですか?クライマックスとグエルさんのところで、二回出てきましたけど……」
エラン「HO4とNPC2用の台詞だよ。より強くかかってるのはNPC2、つまりエラン用。エランは世界が終わることをしっている。どれだけ本心では知ってほしいって、明日の約束をしたいって願っても、最早エラン本人では止めることはできない。ならばせめて、最後の瞬間に聴く音楽は、きっとHO4__愛する人の声がいいだろうな、っていうの」
ラウダ「兄さんの方はほんとにその場の即興だよ。クライマックスの方に書き溜めてあった台詞をいい感じに改変して突っ込んだだけ。何度でも言うけどほんとに、兄さんがロックルートに入るのは想定してなかったから……あのへんの演出はすごく悩んだんだよ!?」
エラン「あ。ちなみにこれは、トルネンブラがその人の音楽観を見るために聴いてるっていう設定があったり。ただしこの声は、音楽に興味がない人からすればただの耳鳴りにしか聞こえない。幼少期のグエルと、クライマックスまでのエランがこれだね」
ラウダ「それでこう、その辺の症状を、うまいことニカが名付けたのが、『音楽性難聴』だよ。たぶん周囲からすれば何言ってんだコイツみたいな感じではあるんだろうけどね」
シャディク「そういえば次のシナリオどうするの?」
エラン「どうしよう(死相が出ている)」
ラウダ「どうしようね(より濃く死相が出ている)」
エラン「まあ、明日の放送を待って、それからどんな内容にするか考えるかな~……?それまでなんとか、このスレは残しておきたいね。いやあ後日談……書くかあ……」
ラウダ「結局僕と兄さんとシャディクの関係はどうなったの?とか、エランとスレッタとミオリネはどんなかんじになったの?とか、いろいろ気になることがあるもんね」
グエル「すげえな 俺達の三角関係 全員が全員に対して矢印出てるぞ」
シャディク「ロックなトライアングルだね」
ラウダ「シャディクとグエル(推し活) シャディクとラウダ(一切回収できなかった『関係』) グエルとラウダ(削除されたはずの記憶)」
ミオリネ「わたしは その……しらそん……」
スレッタ「ミオリネさん♡」
エラン「ミオリネ♡♡」
ミオリネ「こわ」 - 92二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:10:57
ミオリネさんがロックしなかったら挽肉になってたかもな やっば
- 93二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:10:58
Mスレッタもちょっと見てみたかったかも
- 94二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:17:46
終わってみればグエルとシャディクとラウダの関係性がえらいことになってるな
- 95二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:18:19
あとで後日談を書く用
ミオリネとスレッタ&エランはdice1d3=2 (2)
1:よきバンドメンバーとして適切な距離感を保つ
2:『下僕』ごっこを続ける
3:なんか巡り巡って三人で一緒に暮らすことになった
グエルはdice1d3=1 (1)
1:ずっとらうだにべったりだぞ
2:べったりなのはよくない。グエルはえらいので一人暮らしを決意した
3:なんか巡り巡ってシャディクがジェターク家に転がり込んできた
- 96二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:21:01
ダメな感じになってるーーー!!!!
- 97二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:27:01
駄目そうで草。まあロックだからいいんじゃない?(投げやり)
- 98二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:29:50
う~ん…これはロック
- 99二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:31:07
あらあらロック(ロックって言えば何でもいいのか??)
- 100二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:50:42
両方ロックですね!!よし!!
- 101二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 01:58:40
ダイス神のご乱心でグエルが単独裏ボスになったの超絶ロックだったしミオリネがクリティカルロックブチかまさなければバッドルート直行だったのは最高にロックで興奮しました…トゥルーエンドになってよかった!!
…ところでなんですけど…ifのルートとしてグエル勝利エンド、見たいです(小声) - 102二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 02:00:18
はいはいロックロック(ヤケクソ)
- 103二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 02:49:42
そういえば魔女アレンジなんだっけこのシナリオ。いろいろ変わってたせいで忘れてたけど
……あっちのボブは記憶思い出せたかなあ - 104二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 07:27:59
これが女神様のロックですか()
あと、全員のダイス荒ぶりが凄かったなぁ
ミオリネさんのHOやばかったのに
なんで最後に一番まともになるの???
最後のクリといい、主人公になるん??? - 105二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 07:47:47
グエル「ふふ。演出を用意してたわけじゃないから即興にはなるが__ならば、見せてあげようか」
「Ia! Ia! Cthulhu fhtagn!」
最後の一音を叫ぶと同時に、グエルは、どこからか取り出した包丁を、己の腹に突き刺した。
鮮血が噴き出し、白い衣装を赤く染め上げていく。グエルの血を浴びた影がずるりと蠢く。地面が、揺れる。海から来る。地下から来る。空から来る。世に満ちる。
直感的に、わかる。
今この瞬間、星辰は揃い、無知なる人類はその支配権を永久に喪失して、旧き支配者が、よみがえったのだということを。
「ラウダ」
俺は上手くできただろうか?
グエルが恍惚としたような顔で笑う。と、同時に、ホールが、崩れていく。ステージが、あなたたちの夢が、壊れていく。だというのに、誰も恐慌に陥っている様子はなかった。ただ腕を突き上げ、それを讃えるように歌う。
『Ia! Ia! Cthulhu fhtagn!』
気の遠くなるような咆哮と、耳を塞ぎたくなるような大合唱。つい先ほどまでは『ジ・アスティカシア』のファンだったはずの人間たちの声だった。彼らは口を揃え、神を讃える歌を歌っていた。その讃歌に応えるように邪神は身震し、その一端を、見せつけるように。次々と恐ろしい姿を形作っていく。
朽ちていく世界。薄れていく意識。そこに垣間見えたのは__
旧支配者。クトゥルフを目撃したあなた達は、1d10/1d100のSANチェックです。
……あなた達が狂気に陥ろうが、陥るまいが、関係は無い。かの神はいたずらに、弄ぶように、世界を、終わらせていく。ミオリネは呆然と立ち尽くす。シャディクは両手で顔を覆い、悲鳴じみた絶叫をあげる。スレッタは壊れた人形のようにくたりと力の抜けたエランを胸に抱き、声を上げて泣く。
不意に、ステージの上に、ラウダが走りよってきた。ラウダは血まみれで絶命したグエルを抱きしめると、その胸に顔を埋めて、酷く震える声で呟いた。
「ばかだね、兄さん……僕は……どうして……」
__世界の終わりに
あなたなら、どんな音楽を聴く?
狂気の賛美歌? 瓦礫の崩れゆく音? 絶望に喘ぐ悲鳴? あるいは、愛する人の声?
さあ、後悔しないように選択しろ。最早それは、目の前に迫っているのだから。
- 106二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 08:03:12
……酷い夢を見た気がする。
グエルは目を覚ます。具体的にはあそこでミオリネのキックを喰らわず詠唱を終えて、シンプルに世界を滅亡させる夢を見た気がする。最近悪夢は見なくなっていたのだが……まあそれもまたロックである。つよい
のそのそと起き上がり、寝ぼけ眼を擦りながら、二人分の朝ごはんを準備する。自分がラウダにべったりしすぎたせいでマジで世界が滅亡しかけたことを、実はグエルは割としっかりめに理解しているのだが、特段弟離れするつもりはない。最近はただの甲斐甲斐しい世話焼き兄さんとなってるし、特に明確に口には出さないが例の感情は心の奥に強めにおしこんで蓋をしたし、多分……多分もう世界は滅ぼさないので、冷静で理性的だと褒めてもらいたい。グエルがそんなことを考えながら目玉焼きをひっくり返すと__
ぴんぽーん
ふと、インターホンがなった。こんな朝っぱらから、一体誰が?疑問に思いながらも「はーい」と出れば、そこに居たのは。
「来ちゃった」
「……シャディク?」
髪を一つにまとめてフードに押し込み、簡単な変装を施したシャディクであった。
ちなみに着ているパーカーは『Helios』のファングッズである。シャディクは割と遠慮なく家に上がり込むと、ソファのひとつを占領した。グエルは苦虫を噛み潰したような顔でそちらに近づくと、シャディクを睨む。
「どうしたんだ、突然」
「やだなあ、約束したじゃないか!ライブが終わったらいくらでも遊ぶって」
「確かにそんなことは言った気がするが、俺は__」
「約束、守ってくれるよね?」
シャディクがニコリと微笑んで、グエルの頬を撫でる。グエルは何も言い返せないまま、ただ奥歯をかちりと鳴らした。と、その時。ぱた、ぱた、と柔らかな足音が聞こえてくる。がちゃりと扉が開いて現れたのは、ラウダだった。
「ふああ、おはよ……え何この状況……?」
「おはよ。お前の兄さんを口説いていただけだよ」
「うわああああラウダ!今は来るな!!」
終わらなかった世界にて。
賑やかロック三角関係は、終わることなく、続いていく__
(以下与太)
シャディク色ボケ対抗:dice1d100=97 (97)
グエル色ボケ対抗:dice1d100=12 (12)
ラウダ色ボケ対抗:dice1d100=31 (31)
※出目が良かったらヤツらはもしかしたらこいつらフィックスしたんだ!する……かもね!!
- 107二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 08:27:09
シャディクーーーッッッ
お前は最後の最後までまったくもう!! - 108二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 08:28:02
シャディク色ボケ弱いなーw
- 109二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 08:53:38
シャディク「???????????」
ミオリネ「こいつらシャディクの目の前でフィックスしてシャディクの脳を盛大に破壊したんだ!!」
グエル「やはり俺はリリス様のご加護を受けてるのかもしれない」
スレッタ「強く否定できなくなってきましたね」
エラン「ねえ朝食とか寝坊とかの描写書いたのはそういう伏線じゃないんだけど????」
ラウダ「……dice1d4=4 (4) (1:血縁関係がある兄弟なんだよ。しないって 2:夜通しスマブラしてただけだよ。本当に 3:した……かもしれないね……ダイス的に 4:シャディクの目の前で以下省略)」
「ミオリネさんっ私ミルク多めがいいです~!」
「ミオリネ~、僕のにはマシュマロ浮かべてね」
「…………」
ミオリネは小鍋でココアを練りながら、こつこつと自身のこめかみを叩く。そうしてちらりと振り返り、仲良くテレビを見ているスレッタとエランの姿を見ると__シンプルに頭を抱えた。
「ここは私の家なのに、なんであんたらがいるのよおおおお!?」
「なんでって、ミオリネさんは私たちの下僕ですからね」
「あっ見てスレッタぁ、僕が出てるよ!!」
二人はフリーダムにソファを占領し、おまんじゅうをかじかじと食べている。そうこうしてる間にもココアを焦がさないように鍋をかき混ぜ、ミオリネはあまりに自分の身にしみついてしまった動作に絶望した。完全に奴隷根性ついてる。終わりだ。かなり終わりだ。
二人分のマグカップに、それぞれココアをつぎいれる。スレッタのぶんにはクリームを、エランのぶんにはマシュマロをのせれば完成だ。なんだか酷く虚しくなって、ため息を着く。それぞれトレイの上に乗せてリビングルームに運ぼうとした、ところで__
「ミオリネさんっ」
スレッタに、抱きしめられる。
突然の事で「わあっ!?」と軽い悲鳴をあげながら体制を崩す。ココアが派手にこぼれる前に、エランが「よっ」と受け止めた。そうしてミオリネの方を見ると、いじわるく、天使のような笑顔を浮かべてみせる。
「なんでふたつしかないのかなあ?三つ目もつくってもらわないと。命令だよ」
「作り終わったら、一緒にテレビみますよ。命令です」
「……」
ミオリネはかすかに頬を上気させ、込み上げてくる何かを誤魔化すように、「そんなとこ似るなあああああッ!!」と怒気混じりの悲鳴をあげてみせた。
- 110二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:12:16
シャディクは脳破壊から逃げられない運命なんです?
強く生きろ… - 111二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:17:23
的確に4を引いていくラウダよ
これ更に三角関係がややこしいことになってないか? - 112二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:19:48
こんなん笑うしかないやろ
マジで(ダイスが)ロックなシナリオだぜ - 113二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:22:58
この兄弟、高確率で色恋沙汰っていうの?そういうエンドになるの面白すぎるな…これが女神の寵愛(白目)
- 114二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:25:35
ミオリネ達、予想以上に平和だった…かわいいね
お騒がせカップルとその奴隷()の皆さんで末永く幸せに過ごしてほしい - 115二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:26:13
いつか混ぜてもらえるかもしれないし…
- 116二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 09:30:48
シャディクとラウダのロックがおもむろに暴露されて修羅場になる三角関係()
- 117二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:03:29
シャディク「?????????????」
ミオリネ「草」
グエル「リリス様は俺のことが好きみたいだな」
スレッタ「強く否定できなくなってきましたね」
エラン「うん、たしかにシャディクとミオリネとかさあ、グエルや僕とスレッタとかさあ、色々……描写等に関して忖度してる組み合わせってあるんだよ?でも君たちに関してはそういう忖度はほとんどないんだけど??」
ラウダ「忖度してくれないならダイスで掴み取ればいいだけじゃないか」
シャディク「なんでそれでほんとに掴み取ってるの??????」
ミオリネ「寵愛枠だからじゃない?私がどのシナリオでも割と主人公力高いのと同じ原理ね」
グエル「ランダムHOのときは大抵主人公枠引いて、そうじゃないHO引いても何故かヒロイックな演出が入る方の寵愛枠来たな」
スレッタ「ランダムHOでもこれなんですもんね。今回に関しては やめない?ってお伺いを立てたのにこれですもん。わらいがとまりません」
エラン「女神の玩具としか言いようがないよね。どうしてこうなったのさ」
ラウダ「僕に聞かれても知らないよ。今回はとても善良なNPCだからこじらせなくてすむ!って思ってたのに、おかしいよ何かが絶対に」
シャディク「ま……待って!トラップカード発動、俺はラウダとのロック(意味深)を切る!これで脳破壊返しをする、そして呆然としている隙にグエルを奪う!!」
ミオリネ「デュエルはじまった?」
グエル「イエーイ シャディク見てるか?これからラウダとセッションしちゃいまーす もうロックは始まっちゃったのでShow must go onだけどごめんな」
スレッタ「あらすじで入れた慣用句引用して雑に伏線回収するのやめてください」
エラン「どうする~?収拾つかなくなってきたけど」
ラウダ「まあダイスバトルでいいんじゃない?シャディクが勝ったら脳破壊成功。兄さんが勝ったらカウンター成功。僕が勝ったら……どうしよう?dice1d3=2 (2) (1:一旦止まろうか 2:dice1d2=1 (1) (1:シャディク 2:兄さん)の勝ちで 3:ラスボス組とか知らないけど多分全員抱いたぜルート)」
シャディクロックバトル:dice1d100=42 (42)
グエルロックバトル:dice1d100=61 (61)
ラウダロックバトル:dice1d100=97 (97)
- 118二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:13:37
逆にラウダのダイスがクソザコすぎるのでは?
いや待てよ…(脳裏にチラつく妖狐) - 119二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:15:13
この流れでしっかり勝つシャディクは何なの
- 120二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:18:07
ただでは転ばない男であり
ただでは起き上がらない男 - 121二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:19:06
その内容で脳破壊したら余計ややこしくならん???
- 122二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:27:50
きっとあれだよ…皆本編だとお労しいからせめて与太時空でくらい仲良くしてなっていうダイスの女神の計らいなんだよ…
そしてシャディクがここで勝つの草なんだ - 123二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:30:45
エラン「(ここでは少し記載することが難しい描写を天使の笑顔で読み上げる)」
シャディク「あっははははははは!!やっったあああああああ!!!!」
ミオリネ「いよいよもって修羅場になっただけでは?」
グエル「これ一番脳破壊されてるの俺じゃなくてラウダだろ」
スレッタ「そ、そういえば……兄弟設定になったことでグエルさんのHO内容は変わったとの話ですが、ラウダさんのNPC設定は変わったんですか?そもそもラウダさんからグエルさんってどんな感じだったんです?」
ラウダ「元は『虐待から助けてあげたことをきっかけにHO3が自分に恋慕を向けているのは勘づいているが、それは依存のようなものであり、健全なものでは無いとも思っている。とは言っても、好かれていること自体がいやなわけではない、なぜなら貴方がHO3を助けたのは……』という感じだった。このくだり全カットしたからアレだけど、兄さんは存在しない記憶が出てるんだし、僕ももしかしたらその片鱗が出ているかもしれないね」
エラン「シャディク、ラウダとロックしたことに関しては自傷ダメージ入れながら語ってるだろうし 本当に全方位に脳破壊ばらまいてるね」
シャディク「勝てばよかろうなんだけど?」
ミオリネ「シャディク……目が……」
グエル「俺も不毛な脳破壊バトルを繰り返すよりココア飲んでほのぼのしたいんだが?やるのか??」
スレッタ「本当に面白い」
ラウダ「……わかった。じゃあこれだけで終わるのも寂しいし、ミオリネやスレッタも含めてダイスバトルしよっか。出目が良かった……dice1d3=3 (3) 人は、好きな相手を指定してロック(意味深)なセッション(意味深)をしてもよいとするよ。せいぜいがんばってね?」
エラン「ウケる」
シャディク「ふふ。負けないよ!」
ミオリネ「え私もするの?」
グエル「まあもう一回は確実にしたみたいだし……?」
スレッタ「愉快犯じゃないですか」
ラウダ「どうしてこうなった」
シャディクセッション対抗:dice1d100=96 (96)
ミオリネセッション対抗:dice1d100=27 (27)
グエルセッション対抗:dice1d100=12 (12)
スレッタセッション対抗:dice1d100=11 (11)
ラウダセッション対抗:dice1d100=51 (51)
エランセッション対抗:dice1d100=80 (80)
- 124二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:33:10
シャディクーー‼︎
- 125二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:33:49
シャディクの出目ほんと草
落として上げて落としてってダイス神は愉悦部か? - 126二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:33:53
おまえはほんとうにおもしろいおとこだよ
- 127二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:35:26
エンディング後もロックだなぁ(白目)
- 128二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:35:34
シャディクくそわろ
- 129二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:36:35
やっぱり加護は受けてそうなグエルと多分素で強いであろうスレッタと主人公力系統の強さしてるミオリネと弄ばれているとしか思えないシャディクで草
- 130二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:41:18
グエルラウダは記憶思い出したらシャディクはどっちからも敵認定やん…
- 131二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:45:24
もういっそのことラウダも記憶出して修羅場展開しようぜ(ぐるぐる目)
- 132二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 10:59:03
シャディク「???????????」
グエル「これシャディクの目の前で(以下略)再来だろ」
エラン「ふふ。じゃあ、勝者は一人指名できるわけだけど、どうする?」
ラウダ「約一名もう決まってる気がするけど」
ミオリネ「dice1d2=2 (2) (1:しないわよ、そんなこと 2:折角だからスレッタと遊んでみようかな)」
スレッタ「dice1d3=3 (3) (1:ミオリネさんを指名します! 2:エランさんを指名します! 3:ミオリネさん、一緒にエランさんで遊びませんか?)」
シャディクは、目を覚ます。
ここはどこだ。腕が動かせない。拘束されている。気づいた瞬間、シャディクははっと、息を飲む。隣には同様に拘束されたラウダが転がされていた。しかし何故か持ち前のSTRで縄を引きちぎることもなく、困ったような表情でどこかを見つめている。
「シャディクとラウダが、わるいんだぞ」
いやなよかんが、する。
視線の先には、Helios__世界滅亡奴(ルピ:クレイジーヤンデレブラコン)__グエルが、いつぞやと同じくらい狂気に爛々と輝く瞳で、二人を見つめていた。
「だいじょうぶ。SIZ差40がなんだ?フィジカル最強がなんだ?兄さんできるよ。シャディク見てろ」
「グエルううううう!?」
「にいさああああん!?!?」
シャディクは今更ながら、自分が何に着火してしまったのかに思い至り、悲鳴をあげた。
(与太。シャディクは大勝ちしたら俺も混ぜてよできるかもね)
アドレナリン対抗シャディク:dice1d100=69 (69) グエル:dice1d100=69 (69) ラウダ:dice1d100=1 (1)
いつも通りココアをいれていたミオリネのもとに、ふと、スレッタが現れる。ミオリネが不思議そうな顔をしていると、スレッタは迷うことなく度の強い洋酒の瓶を開けて、とぷとぷとそれぞれのマグカップの中に入れた。どう考えてもほろ酔いでは済まない量だ。
「スレ、」
「しーっ」
スレッタは妖艶に微笑み、くちびるに人差し指を当てる。
そうして、たっぷりのアルコールが入った三人分のマグカップ、そのトレイを奪い取ると、「エランさんできましたよ~!」といつも通りの朗らかな笑みを浮かべて、リビングルームに戻って行った。
(本当に与太)
アドレナリン対抗ミオリネ:dice1d100=3 (3) スレッタ:dice1d100=19 (19) エラン:dice1d100=92 (92)
- 133二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:01:35
ここで1クリ!!
- 134二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:04:46
出目69(ロック)おそろいで草
- 135二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:04:56
これは確実に遊ばれてるエラン
- 136二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:05:32
同数値の場合ってどうなるんだ?
- 137二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:05:38
やはり筋肉、筋肉は全てを解決する(ラウダ1クリ)
シャディクとグエルは仲良いなぁ - 138二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:06:45
大勝ちできてないからお察しですかね(遠い目)
- 139二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:07:00
シャディクはファンブルしてるしなぁ
- 140二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:07:36
ラスボス組は見なかった事にするとして、ココア組の主はスレッタかな
- 141二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:09:46
スレ・ミオ・エラは普通に平和そうなのに、それに比べて男3人衆はどうなってんだ
おもしれー男たち… - 142二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:16:23
おもしれー男×おもしれー男×おもしれー男
何も起きないはずがなく… - 143二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:28:26
エラン「????????????」
ミオリネ「地球の伝統芸能ジャパニーズ・カイラク=ヲチ来たわね」
スレッタ「もう私たち無しでは生きられなくなっちゃいましたね」
ラウダ「えへへ えへ ふふふ……」
シャディク「なあコイツ妖狐だろ!土壇場でこの出目は完全に妖狐だろ!!」
グエル「なかよし!おそろい(白目)」
「……だよ……」
「ラウダ?」
「兄さんが、悪いんだよ……?」
「ラウダあああああ!?」
不意に。
シャディクは横からこう、ブチブチ、と鈍い音が聞こえてくるのを聞いて、悲鳴をあげる。ちなみにグエルは数秒前のラスボスムーブを忘れて唖然としていた。
拘束さえなければこの場で一番強いのは、暗殺者返り討ちのためにPOW以外のスペックを盛られまくった男、ラウダ・ニールである。何かしらの嫌な予感がしたグエルは逃げようとするが、時すでに遅し。なぜなら人払いをしたのも密室を作ったのもグエル本人だからである。そしてシャディクは、今度の展開が容易に想像でき、すうっと遠い目をした。
「兄さん」
「な、なんだ?」
「壊してやるよ。何もかも」
「うわああああああその部分の引用だけはやめろ!!!!」
倫理観が終わりであった。
エランは「????」の顔できゅっと布団を抱きしめていた。わからない。ココアをのんだあたりから自分の行動がわからない。なまじ記憶だけはバッチリあるのが酷い。わからないなぜ自分はスレッタとミオリネに挟まれて寝ている?分からないなぜ普通なら両手に花とかきゃっきゃできる状況のはずなのにエランが絶対的な『敗者』であると理解らせられているんだ?
まだ全身熱っぽい。酷く身体がだるい。おかしい。おかしいエランは本来このシナリオのラスボス枠のはずなのである。なのに最終決戦はグエルにお株を取られ現状はこうだ。何もかもおかしい。特にミオリネに関しては下僕だったはずでは!?
「スレッタ、エラン」
不意に、そのミオリネが起き上がる。彼女は不敵に微笑んで、未だ赤ん坊のような(やってることは赤ん坊とは言い難い。あまりにえげつない)顔で眠っているスレッタと、呆然とくちびるを半開きにさせるエランに、順に視線を向けた。
「また一緒に、『ココア』、飲みましょうね?」
→next後日談
dice1d2=1 (1) (1:ラスボストリオ 2:ココア組)
dice1d2=1 (1) (1:健全 2:少し不健全)
- 144二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:31:00
ラスボストリオ、ラウダはどう考えても被害者側なのにナチュラルにカウントされてて草すぎる
- 145二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 11:31:08
周りがあんまり無茶苦茶するからラウダ壊れちゃったじゃん
可哀想な常識人枠だったのに… - 146二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 12:13:45
前スレではまだ女神にも倫理観残ってたのになぁ…
ロックなセッション(意味深)が大流行ですね - 147二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 16:59:25
今頃この卓のみんなも固唾を飲んで見守ってるんだろうな…
- 148二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 17:34:10
……やっぱり今回HO3をグエルが引いて暴走に至ったのが一番面白いと思うんだよね(遠い目)
- 149二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 17:37:02
スレッタ「なんか……心なしか 本編の私、すごくその、死相が出ているというか……ずっと死亡フラグ詠唱してませんか?」
ミオリネ「スレッタお口チャック 今はとりあえずお菓子と紅茶でいい感じの雰囲気ダナーを味わいましょう」
グエル「やった~久しぶりのイキリディランザだ!それはそれとしてラウダはパーメットあげてないっぽかったしここからなんとか全員生還できないかなァ!?」
エラン「やっぱり本編の僕はイケメンとカワイイと天使の笑顔とダウナー気質を兼ね備えた完璧な存在なんだよね。というわけでとりあえずこっちの焼きトウモロコシ味開けよっか」
シャディク「本編の俺どうしたの?怖いよ……なんで笑ってるの……?何させられるの?ねえミオリネどこむいてるの目を逸らさないでよ なあ ミオリネ?」
ラウダ「なんか僕思った以上に躊躇いなく兄さんのこと撃ってない?繰り返すけど兄さんのこと……えっ……本編の僕がわからない……なに……?あのセリフ……(困惑)」
エラン「で次のシナリオどうするかだけど」
スレッタ「え今この雰囲気でですか?」
ミオリネ「もう少し浸らせてよ」
ラウダ「僕結局どうなるの?死ぬの??兄さんかガンダムの呪いかのどっちかに殺されるの????」
グエル「俺結局どうなるんだ?誰にも死んでほしくないし死にたくもないんだが??」
シャディク「順番的にはミオリネか、グエルか、ラウダか……って感じかな。あと継続でやりたいって話があったけどできるのかな?」
エラン「そうだね……書けるかどうかは暫定として、とりあえず我こそはって手をあげてくれる人はいるかな?」
dice1d4=1 (1)
1:ミオリネ「私が、やるわ。SKPは……dice1d5=4 (4) に頼もうかしらね」
2:グエル「俺がやる。SKPはdice1d5=4 (4) に任せた」
3:ラウダ「僕がやるよ!SKPはdice1d5=1 (1) 、お願いね」
4:ニカ「私がやります。皆さんは継続探索者での参加をお願いしますね」
- 150二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 17:46:12
グエル「わかる」
ラウダ「兄さん」
グエル「本編的にはキャスト逆の方がしっくりくるもんな」
ラウダ「非常に不服だけど否定はしない」
グエル「おらラウダっ詠唱しろ」
ラウダ「『兄さん……壊してやろう 何もかも』」
グエル「(現実逃避の大爆笑)」
ラウダ「(現実逃避の大爆笑)」
シャディク「えっ俺!?」
ミオリネ「本編的にそうかなと思ったんだけど、違う?」
シャディク「いや俺もうミオリネとは回したよね、Red:bruise……あの多分兄弟が一番まともな状態でシナリオを終えていて、あの多分エランがスレッタに対してクソボケ発揮して、あの多分俺とミオリネは死んだやつ」
ミオリネ「あら。いいじゃないの、今度こそNPC揃って全生還目指しましょ」
シャディク「ええ、でも、確かまだミオリネは、エランかラウダかとは組んでないよね?そっち優先したらどう?」
ミオリネ「本編みたく笑え」
シャディク「えっ……あ、あっははははははは?」
ミオリネ「というわけで賛成多数で可決よ。よろしくシャディク」
シャディク「???????????????」
スレッタ「まあ今回はエランさんもラウダさんもKP側でしたからね。じゅんばんってやつですね。こーへーにいきましょう」
ラウダ「えー、僕今死相出てるからKP側で好き勝手やりたい」
エラン「さっきからなんか、吹っ切れてる?ラウダ」
グエル「とはいっても、一応女神にお伺いを立てておくか。……おーい女神様、次のシナリオ、KPはミオリネとして、SKPはどうしたらいいですか~?」
dice1d2=1 (1)
1:本編でもSAN値減ってそうなシャディク・ゼネリくん
2:dice1d2=1 (1) (1:カッコいいエランdice1d2=2 (2) (1:四号 2:五号)くん 2:今一番アツいラウダ・ニールくん)
- 151二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 17:51:49
女神はにっこり笑って親指立ててらっしゃる
- 152二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:25:59
ミオリネ「さてできたわよシャディク」
シャディク「え!?まだHOとなんとなくのシナリオと『学園のキャラはできるだけ全員出したいな~』程度のイメージしかできてないのに!?やるの!?!?」
ミオリネ「こういうのはサクッと公開して自分を追い詰めるのが一番なのよ。……私は、逃げない」
シャディク「覚悟決まってる顔やめて!!!!」
スレッタ「ちょとつもうしん」
グエル「……なんていうかその、シャディクがんばれ」
エラン「もうちょっとおちついてほしいよね~」
ラウダ「次は血縁関係は持てるかな……」
~DeltaGreen風×戦闘いっぱい×NPCいっぱい~
アド・ステラ、アスティカシアに拠点を置く組織。神話生物などという名のついた化け物から人々を守ることをモットーにしたこの部隊のスローガーンは、『祝福あれ』。五個部隊ならびに下部組織から成るこの組織で、あなたたちは限られたエリートのみが入隊を許可されている特殊部隊、『キャリバーン』に所属している。
それは暑い、茹るように暑い夏の日のことだった。平和だったはずのこの町で、連続して、神話的事象が絡んでいると思われる事件が起きる。決まって現場に残されるカードには、こんな言葉が書かれていた。
『パーメットの向こう側より 愛をこめて』
「アイツだけは__絶対に、守る!」
「見つけたいんだ。あの日、何が起きたのか」
「どこにいったの。どこにいるの。……どうして」
「お祈りください、どうか、あの子のために」
CoCシナリオ『望みの果てに夢を見た』(仮題)
制作予定中! - 153二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:34:03
兄さんに刃を向けるタイプのラウダくんはこの卓だけにしてほしいや
次回も楽しみにしてます! - 154二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:41:59
スレッタ「でるたぐりーん……ってなんです?」
グエル「簡単に言えば『陰謀論とか秘密結社とかがヤバいアメリカで、神話生物と対峙する特殊部隊隊員になって、人類を守護するために戦う』みたいな感じの、クトゥルフから派生したTRPGだな。……まさか怪盗ジューヴと四号さんの再来か?」
ミオリネ「出せるなら出そうと思ってるけど、キャラシは新規で作ってね」
エラン「はぁい、わかった!……おっ、これが次のHO表か。どんな感じになるのかな」
ラウダ「どれにしても、次回こそヒロイックなの引くぞー、おー!……こじらせないぞー、おー!!」
シャディク「ま、まあ……いいや。とりあえず、1d100振って出目低い人から取って行ってね。ちなみに全部仮のものだよ、大幅に変更する可能性ありだよ!」
スレッタ「もうちょっと詰めてからでもよかったのでは?」dice1d100=21 (21)
グエル「それはそう」dice1d100=7 (7)
エラン「じっとしていられなかったんでしょ」dice1d100=29 (29)
ラウダ「よわきもの……」dice1d100=77 (77)
HO1『声』
あなたはチームのリーダーであり、交渉人である。あなたはかつての事件で大切な人を失った。ある子供を養子として育て、可愛がっている。
HO2『瞳』
あなたは狙撃・遠距離戦闘班である。あなたは両親を失った。とても、そう、とても、大切な人がいる。
HO3『手』
あなたは爆発物処理・近距離戦闘班である。あなたはさる名家の出身で、故に人生に退屈していた。優しくしてくれる人がいた。
HO4『心』
あなたは潜入調査・衛生班である。あなたは両親を喪った。毎週日曜には欠かさず教会に行き、ミサに参加している。
- 155二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:46:48
HO1『グエル・ジェターク』
あなたはチームのリーダーであり、交渉人である。あなたはかつての事件で大切な人を失った。ある子供を養子として育て、可愛がっている。
HO2『スレッタ・マーキュリー』
あなたは狙撃・遠距離戦闘班である。あなたは両親を失った。とても、そう、とても、大切な人がいる。
HO3『エラン・ケレス』
あなたは爆発物処理・近距離戦闘班である。あなたはさる名家の出身で、故に人生に退屈していた。優しくしてくれる人がいた。
HO4『ラウダ・ニール』
あなたは潜入調査・衛生班である。あなたは両親を喪った。毎週日曜には欠かさず教会に行き、ミサに参加している。
グエル「もしかしてこの養子ってシーシアとセドか?????」
スレッタ「わ、私、後衛でいいんですか……!?」
エラン「僕が名家出身なの酷めの皮肉って感じでいいね」
ラウダ「あっこれ血縁ゼロ確定演出?」
シャディク「……ミオリネ、どうする?これ」
ミオリネ「うーん、面白いからヨシ、ってしたいところだけど……dice1d2=1 (1) (1:まあ面白いからヨシでいいや 2:HOdice2d4=2 3 (5) だけ入れ替えておく?)」
- 156二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:47:55
大切な人を亡くし、養子を育ててるグエル
両親を失って、そして大事な人がいるスレッタ
人生に退屈してて、優しくしてくれる人が『いた』エラン
両親を失ってるラウダ
初っ端からしんどいんですが???????(ワクワクもある) - 157二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:49:03
例えHO2と3入れ替えててもどちらにしろしんどい感じになってたの、女神の愉悦を感じる
- 158二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:50:54
個人的に子育てしてるグエル見たかったので超楽しみ
しかししんどい属性オンパレードなHOばっかやね - 159二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 19:57:14
HO1『グエル・ジェターク』
あなたはチームのリーダーであり、交渉人である。あなたはかつての事件で大切な人を失った。ある子供を養子として育て、可愛がっている。
HO2『スレッタ・マーキュリー』
あなたは狙撃・遠距離戦闘班である。あなたは両親を失った。とても、そう、とても、大切な人がいる。
HO3『エラン・ケレス』
あなたは爆発物処理・近距離戦闘班である。あなたはさる名家の出身で、故に人生に退屈していた。優しくしてくれる人がいた。
HO4『ラウダ・ニール』
あなたは潜入調査・衛生班である。あなたは両親を喪った。毎週日曜には欠かさず教会に行き、ミサに参加している。
グエル「やっぱりセドとシーシアを養子として養育するのかあ……」
スレッタ「えへ、えへへ。キャリバーン的に狙撃もできてしかるべき、ですよね。がんばります、よ~!」
エラン「あっ、ちなみに僕はdice1d2=2 (2) (1:四号 2:五号)になるらしいよ。選ばれなかった方も登場するみたいだね」
ミオリネ「……ま、ここをこうすればいけるだろうし……ラウダ、なんとかこう、血縁関係は無理でも、なんらかの関係は生やせるようにしておくし、『兄さん』呼びはさせてあげるから、元気出して」
ラウダ「言っておくけど『関係』はいらないからね」
シャディク「切実な発言だ」
ミオリネ「ちなみに、今回も今回とてシナリオ開始時点で恋心を抱いているHOは存在しているわ。というか今回はHO時点で全員が誰かに矢印を向けているように作ったわよ」
シャディク「あたまわいてるね(メモをみながら)」
ミオリネ「ただし、とりあえず今は伏せておくわ。ここから実際にシナリオ作るに際して、もしかしたら変えるかもしれないから」
シャディク「ちなみに、今まで見事に一方通行が多かったので、なんとか両想いになるようにはしたいと思っているよ~!まあその前に、事件を解決できたら……の話だけどね?」
ミオリネ「ここからは後日談パートに戻るわ。じゃ、シャディク、あとはお願いね」
シャディク「俺もうラスボス組でくくられたくないよ 風評被害だよ ちゃんとPC側で戦ったもん」
- 160二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 20:07:10
……このタイミングでHO1引き当てるグエルは何なの??
- 161二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 20:44:06
このタイミングでHO1なグエル、ロックだよ
- 162二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 20:52:02
健全後日談だもんね!ロックン倫理フィックスリリースなんてなかったんや
- 163二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 21:34:03
後日談は健全でも、ラスボストリオがフィックスしたことは事実なんだよな…
- 164二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 21:37:56
トラップカードで脳破壊と混乱を広げておきながら悲鳴あげまくってるシャディクかよわきいきもので草
- 165二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 22:48:15
「出たよ……あれ、シャディク、なんでいるの?」
「だあああああ負けたああああああッ!」
「ふふふ、俺の勝ち!約束は守ってもらうよ……!!」
ラウダは風呂から上がると、カード片手にそれぞれ悲鳴を上げているらしい二人を見て、顔をしかめた。
風呂から出た。ということはすなわち、それだけ遅い時間であるということで。なのにグエルはパジャマからいつものパーカーに着替え、何故かいるシャディクは堂々とソファを陣取っている。シャディクはひらひらとカード__トランプであるようだ__をラウダに向けて投げると、足を組んでニコリと笑って見せた。
「賭けポーカーってやつ。これで三連続で俺の勝ちだから、グエルは……『Helios』は、俺に曲を作る、俺にごはんつくる、俺のものになる、この三つの条件をこなさなければならない」
「くっ……悔しいが、決闘の結果は絶対だ。すまないラウダ、俺はシャディクのものになる」
「どういう展開?????????」
ラウダは未だ髪のあたりからぽたぽたと水滴を落としながら、「違う、そうじゃない」のポーズで困惑の顔をしてみせる。
シャディクはふと、目を細める。そうして立ち上がると、ラウダの方に近づいて__本来なら見下ろして威圧するべきだが、SIZの差とは残酷である__じっと、見上げる。意図にきづいたのか、グエルもそちらに駆け寄り__こちらも本来なら見下ろして威圧するべきだが、その辺のソファに仁王立ちしてもなお__見上げる。
「ラウダ。次はお前も参加しろ」
「え」
「二人でやると変化がなくて飽きるんだ」
「いや僕は__」
「やるよ」
「やろうか」
「待ってちょっ」
二人はラウダの腕を引いて、半ば無理矢理卓につかせた。そうしてカードを取り出し、不敵に笑って見せる。
シャディクの手には、スペードのエースが。グエルの手には、ジョーカーのカードが、握られていた。
「さて」
「お前は、何を賭ける?」
真なるラスボスコンビが、被害者枠に視線を向け、笑う。
……夜はまだ、はじまったばかりであった。
※せっかくなので勝敗はダイスできめます!
ポーカー シャディク:dice1d100=6 (6) グエル:dice1d100=78 (78) ラウダ:dice1d100=88 (88)
勝者は:dice1d3=2 (2) (1:デザートにプリン 2:高めのお酒をおごってもらえる 3:ここはロックにフィックス・リリースしようぜ)
- 166二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 22:50:59
楽しそうでなにより!!!!!
- 167二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 22:58:22
シャディクポーカー強いんだな
- 168二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 23:15:22
このレスは削除されています
- 169二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 07:10:37
「兄さん。今日こそ回収するからね」
「【帰れ】」
「ふふ……これは『ミカエリス』っ、ニカ・ナナウラという女性にもらったアーティファクト。なんと呪文を無効化できる」
「なんか冷や汗浮いてないか?それ使って大丈夫なやつなのか?」
楽器生産工場、その休憩室にて、三日ぶりx回目のやり取りを繰り広げるボブくんと某ファン。今日は謎のアーティファクトのおかげでファンの方に軍配が上がりそうになっている、とてもとても珍しいことに。同僚であるミオミオが「他所でやれ」と小さく呟いた、ところで。ふと、顔を上げた。
どうやら、休憩室でやっていたテレビが、最近新メンバーを迎えたバンド__ジ・アスティカシアを映し出しているらしかった。
今流れている新曲、めいいっぱいの祝福は、「世界を終わらせないための音」というなかなか攻めたキャッチコピーとともに売られている。ちなみにミオミオとしては、実力は折り紙つきであるのは認めるが、なんかこう、知り合いに 顔が 似ている気がするなあ 等と思っていたりする。
生演奏が終わって、MCに入る。あまりトークが上手なイメージはなかったが、エランの軽妙かつ洒脱な話題振りに、ベースのミオリネとキーボードのスレッタがジャストミートして、ギタボのシャディクとドラムのグエルも鬱陶しくない範囲でボケをかまし、とかなり面白い。
「あのバンド、エランが入ってから変わったよな」
ふとボブが顔を上げる。「音も、雰囲気も」と付け足せば、ミオミオは「確かに」と言って頬杖をついた。ただファンだけが、ぱちぱちと不思議そうに目を瞬かせていた。
「ま、あんまり他のバンド見てると怒られちゃうから、私は先に帰るとする」
「わかった、またあした。じゃあ俺も、さっさと社員寮に戻るとするかあ……」
「兄さんが帰るのは社員寮じゃなくて僕の家だよ?」
わいわいと三人が話す間にも、テレビの向こう側で、楽しそうに笑うバンド、ジ・アスティカシアのトークは、続いていく。
この際。三人が目を逸らした、この後に。うっかり「×××さんはココアが好きで~」と口を滑らせたスレッタのせいで、「×××とは何者なのか!?」とにわかに界隈が盛り上がるのだが、それはまた別のお話__ - 170二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 09:54:57
……まあラウダがやばそうだったら流石のボブも呪文使わなくなるかもしれない
- 171二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 11:03:47
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- 172二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 11:28:48
……あれ、これグエルがものの見事に最年少?
- 173二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 11:33:02
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- 174二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 11:49:41
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- 175二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 11:55:34
一番近くて4歳上(しかも矢印向けてきてる)なの草
- 176二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 12:19:18
27歳が養子を育ててるのか…(癖に刺さる音)
- 177二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 20:37:38
既に綺麗な一方通行が確定してるっぽくて笑いますね(NPCがグエルに向けてるかどうかはわからないが)
- 178二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 20:40:52
もはや何の違和感も感じなくなってきた年下の兄さん概念
- 179二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 20:52:10
ワンチャン誰かに矢印集中の可能性もあるよね?
今からカオスが楽しみですね… - 180二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 04:47:48
年齢差がちょっとあるから、どこで知り合ったのかとか設定がとても楽しみ(下駄履かせてもらってたのに年下になってるグエル面白い)
- 181二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 10:50:13
ここのダイス神は意思を疑うぐらいには的確()なHOを割り振ってくるので今回も楽しみにしている
- 182二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 12:25:04
何だかんだでいつも大変な関係になるグエルとラウダだけど、今回は矢印向いてないみたいだし、そこまで拗れたりしない…よね?
- 183二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 19:43:22
グエルくんファイナルPV見た?ココア飲むといいよ…
- 184二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 20:02:11
この卓兄弟拗れまくるなwって見てたけど、正直本編見て何も言えなくなってきた
- 185二次元好きの匿名さん23/06/20(火) 20:23:29
アスティカシアの夜明け弟兄「伝説の始まりだね」「ネタ枠だったはずなんだけどなあ」
星の魔女兄弟「主人公のはずでは?」「何故僕は殺意を向けているんだ?」
祝愛兄弟「SAN値以外は平和だな」「そのSAN値がまずいんだよ兄さん」
魔女裁判兄弟「ボブです」「サムです」
最初から兄弟「あの怪盗はとんでもないものを盗んでいきました」「僕の……記憶です……」
偶像弟兄「常識人枠の僕だ」「比較的では?」
Red弟兄「終わってみれば1番まともまであるね」「いやおかしいんだがな」
Slash弟兄「……結局どうなったの?双子」「はい次行くぞ」
あと一歩兄弟「初手フィックスリリース」「出目コントシリーズwith食レポ」
ロックな兄弟「滅ぼそうぜ 世界」「ロックだねえ……」
グエル「ファイナルPVを見てきました」
ラウダ「死ぬんですか?僕たち」
スレッタ「死相が出てるトリオとお呼びください」
ミオリネ「スレッタが主人公の器なので良かったと思う(小並感)」
シャディク「次回も戦闘かっこいいやつだ!たのしみだね~エラン!」
エラン「ね~……僕もこうっ、死にたくないな!」
ミオリネ「これだけで終わるのもなんだから、簡単に次回予告をさせてもらうわ。とは言っても、このとおりに進むかは分からないけど」
シャディク「デルタグリーン風の組織に所属するきみたちには、四つの事件を解決してもらうよ。まあようするにキャンペーン風、それこそRed:bruiseみたいな感じだね。それぞれの事件の間に、閑話休題として非番(茶番)イベントを挟む予定。ちなみにHO内容なんかもちょっと意識して寄せたとこあるよ。まあ違うところも多々あるけど」
ミオリネ「……ただし。次回は戦闘を多く配置した性質上、本当に下手するとNPCがぽんぽん死ぬ。ま、せいぜい頑張ってね?」
シャディク「ふふふ。……応援しているよ?皆」
- 186二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 02:54:16
ほんと多種多様に拗れてますねぇ
- 187二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 14:01:44
乙!次回も楽しみ!
- 188二次元好きの匿名さん23/06/21(水) 17:28:06
今回も面白かった〜
いつも執筆早くてびっくりする
次回も楽しみに待ってます!