オラッ！催眠！｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:07:54

「『賢さGでも理解る催眠術』？」
無敗の皇帝、シンボリルドルフは担当トレーナーとの温泉旅行への道中の電車で、コンビニで売ってそうな自己啓発本ぐらいの大きさの本を見つけた。
「前の乗客の忘れ物だろうか？」
パラパラと中身を捲って見ると、人を意のままに操るだとか記憶を消せるだとか胡散臭い文言が連なっている。
「……普通の年頃の少女はこういうのを好んで読むのだろうか？」
担当トレーナーは(多分読まない……)と考えたが、熟読し始めたシンボリルドルフを見て口を噤んだ。

数十分後、シンボリルドルフが本から顔を上げた。
「催眠術、掛けられてみないかい？」

「ゴールドシップのマネをしてみてくれ」
“4000ピースのジグゾーパズル組み立てよーぜ！全部真っ白のやつ！”
「……じゃあ、キミの思う私の長所を可能な限り上げてくれ」
“走るフォームが美しい、手料理が美味しい、寝起きが弱いのが可愛い、めっちゃ美人、聞き惚れるぐらい歌が上手い、ダンスも……”
「もういい、では……」
耳と尻尾をパタパタと動かしながら、機嫌を良くしたシンボリルドルフは、トレーナーの耳元でささやいた。
「私にキスして欲しい」
“えっ？”
トレーナーの口から困惑が溢れた。
「ふふっ、やっぱりな」
“いつから分かってたの？”
「最初から。キミならかかったフリをすると思ったんだ」

チュッ

「油断大敵だ、トレーナー君。目的地だ、降りるよ」
“……敵わないなぁ”

2二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:16:38

掛かったふりシチュは賛否両論あるものの興奮するからもっとやれ

3二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:18:29

おらっトレーナー空中浮遊しろ！

"はい、トレーナー空中浮遊します……"

>>4 >>5 >>7 >>27

4二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:19:52

>>3

これをタキオントレーナーと見るかゴルシトレーナーと見るか

5二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:20:49

>>3

これは現金自動預け払い機

ゴルシは絶句する

>>16

6121/08/28(土) 01:31:58

ウマ娘怪文書は初出走でしたが好評なようでホッとしました

>>10 >>29

7二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:32:11

>>3

「悟空ーーーーーーーーッ！！！！」（ﾄﾞｶｰｰｰｰﾝｯ！！！！）

8二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:32:19

皇帝はあざといなぁ
大人のあざとさや

9二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:33:29

会長のかかったふりバージョンも見たいです(大声)

>>11

10二次元好きの匿名さん21/08/28(土) 01:33:51

>>6

初出走でこれとは

素質あるよ

>>11

11121/08/28(土) 01:37:21

>>9

もうしばらく待たれよ

>>10

普段はなろうで駄文垂れ流してるからかな……？

12121/08/28(土) 02:47:12

無敗の皇帝、シンボリルドルフとその担当トレーナーは、温泉旅行の部屋で1冊の本を見つけていた。
“『賢さGでもわかる催眠術』？”
「ああ、何故か置いてあったんだ」
古本屋の1冊50円コーナーに落ちてそうな文庫本には、相手を意のままに操るだとか胡散臭い文言が連なっている。
「トレーナー君はそういうのに興味があるのか？」
本を開いて読み始めているトレーナーにシンボリルドルフは尋ねた。
“何がレースの役に立つか分からないからね”

1時間後、読み終えたのかトレーナーが本から顔を上げたタイミングでシンボリルドルフが言った。
「催眠術、私に掛けてみてくれないか？」

“…………じゃあ、ゴールドシップのモノマネをしてみて……？”
「一緒に知恵の輪Lv120やろうぜ！10個ぐらいリングが絡まってるやつ！」
“……膝枕して欲しいな”
ポンポン、とシンボリルドルフが自身の太腿を叩く。OKらしい。
恐らくトウカイテイオーぐらいしか知らないであろう皇帝の膝枕にトレーナーは頭を落ち着けた。
“……私の事、どれぐらい好き？”

チュッ

「これぐらいだが？」
“！？！？？？？催眠術は！？”
「かかってるはずないだろう。ふふっ、高枕安眠している君があまりに可愛らしくてな。おっと、折角の膝枕なんだからもう少し堪能するといい、お代は後でたっぷり貰うさ……♡」