ウマ娘百物語・二晩目

  • 1二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:26:58
  • 2二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:28:52


    10レスまで伸ばしてくれ

  • 3二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:30:18

    当初は安価スレでしたが安価はなくても自由に話していいようです
    モブウマ娘・トレーナーさん・妖夢院さんなどいろんな方々が話してくれています、お気軽にご参加くださいませ

  • 4二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:30:46

    >>3

    ×妖夢院 ◯用務員

  • 5二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:31:15

    妖夢院カッコよすぎだろ

  • 6二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:31:25

    前スレ立てたものです
    スレ立てありがとうございます!

  • 7二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:31:46

    妖夢院で草

  • 8二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:32:14

    斬れぬものはあんまりなさそう

  • 9二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:32:29

    このレスは削除されています

  • 10二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:32:54

    見る専だが楽しみだ

  • 11スレ変わりまとめ21/12/06(月) 21:39:02

    現在五十三話まで投稿済み


    早見表は前スレ>>145>>189を参照のこと

  • 12二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:40:49

    >>11

    有能オブ有能

    だいたい折り返しなんだね

  • 13二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:47:48

    ストーリーや育成で一部トレーナーを恐怖のズンドコに叩き落したカフェが未だ出てきていないという事実
    まあ色々な意味でエミュが難しすぎるから残当なんすけどね

  • 14二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:48:33

    やたら三点リーダつければいいというわけでもないからねぇ

  • 15スレ変わりまとめ21/12/06(月) 21:48:53

    補足ッ!ちなみに以下のリストに名前が載っているウマ娘およびココグラ、ミーク、理事長、たづなさん、トレーナー勢などがまだ語り部になっていない!
    奨励ッネタ被り避けたい人はその辺からエミュできる推しを探すといいぞ!

    スペシャルウィーク/トウカイテイオー/マルゼンスキー/フジキセキ/ウオッカ/ダイワスカーレット/タイキシャトル/ヒシアマゾン/エルコンドルパサー/テイエムオペラオー/メイショウドトウ/セイウンスカイ/ファインモーション/マンハッタンカフェ/ミホノブルボン/ヒシアケボノ/ユキノビジン/ライスシャワー/アドマイヤベガ/イナリワン/エイシンフラッシュ/カワカミプリンセス/サクラバクシンオー/シーキングザパール/シンコウウインディ/スイープトウショウ/スーパークリーク/スマートファルコン/トーセンジョーダン/ナカヤマフェスタ/ニシノフラワー/ハルウララ/バンブーメモリー/ビコーペガサス/マーベラスサンデー/ミスターシービー/マチカネタンホイザ/メジロパーマー/ダイタクヘリオス/サトノダイヤモンド/キタサンブラック/サクラチヨノオー/シリウスシンボリ/ヤエノムテキ/メジロブライト

  • 16二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:50:13

    カフェトレとかいう公式で経験してる奴

  • 17二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:51:52

    >>13

    やろうとしたけどエミュよりもカフェで怪談作るのが難しくて諦めた

    コレどっかで見たことあるな…→もう書かれてたわ、ってなった

  • 18二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:56:22

    カフェか……幽霊ネタだと何やっても公式に負けそうだから人怖系でいけないかな

  • 19二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:58:01

    エミュが滅茶苦茶難しい
    俺には無理だモブに逃げる

  • 20二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 21:59:44

    エミュも難しいしあまり怖い目に遭わせるのもかわいそうだしで
    ネームドで面白い話書ける人本当にすごい

  • 21タマモクロス21/12/06(月) 22:00:55

    あんな、トレセンからちょっと走ったとこに謎の浜辺あるけど、泳ぐのは夏合宿かプールであそこ使わへんやん。
    入学してすぐ、あれなんでなん?てたづなさんに聞いたら、「離岸流ですよ」って言われてん。はーそうかーそりゃしゃあないなって思って別にウチ泳ごうとは思わんかったけど、そうじゃない子も実は昔おってん。

    んでな、案の定危うく溺れかけたのを船だしてもろて助けられたんやけど、まあパニックでさあ、泳いでも泳いでも腕に押し戻されたって泣くねんけど、たづなさんは「それが離岸流です」って。
    足にも手が絡み付いたーって言ったら、「それはワカメですよ」
    背中引っ掛かれたってみみず腫れできてたけど、「クラゲですね」
    んで、エグエグ泣きながら病院行ったんやけど、その時ウチ、見ちゃってんよな…
    その子のうなじ、ちょうど後ろからガシィって捕まれたみたいに指の跡みたいなアザあってさ…

    思わず「たずなさんアレ…」て言いかけたら、「離岸流です」って遮られてさ。
    あっこれもうこれ以上聞いたらあかんやつやなって。
    笑顔やったけどめっさ怖かったわ…。

  • 22トレーナーA21/12/06(月) 22:19:44

    じゃあ、私もいい?

    馴染みのない顔もいると思うから先に自己紹介から。どうも、スマートファルコンのトレーナー兼マネージャーをさせていただいておりますAと申します。以後よろしく。
    ……ああ、この自己紹介で察した人もいるかなぁ。話したいのは、担当のアイドル活動方面であった怖い話なの。ファル子本人に話すのは躊躇われるけど、どうしても誰かに吐き出したくてね。自分でもまだ整理がついてないから、わかりにくいところがあったらごめんなさいね。

    ウマ娘に贈られるプレゼントは、すべて一度トレセン預かりになった後に本人たちの方に回されるのは知ってるわよね。あれ、手紙の方のチェックはそんなに厳しくないみたいだけど、荷物の方は結構厳しいの。食べ物系はまずNG。それ以外の贈り物も、体積が大きいものは基本的に厳重な金属チェックや危険物チェックが行われてからじゃないと絶対に渡せないことになってる。実家からの仕送りぐらいはある程度緩いみたいだけど……昔家族からの贈り物に嫌がらせの品を紛れ込ませた事案が発生したことを考えると、全くの無対策でもいられないみたい。

    うちの担当は名の知れたウマドルなこともあって結構プレゼントも届くんだけど、やっぱり自分の担当に届くものだし私は自分で検査室まで取りに行くことにしてるの。
    その日もファル子宛のプレゼントを確認しに行って、ついでに「ダメだった」プレゼントをゴミ捨て場の方に持っていってあげることにしたのよ。……ほら、トレセンもアイドル事務所みたいなもんでしょ?プレゼント、結構多くて担当員も激務みたいだから。
    ちょうど可燃ゴミの回収の前の日だったから、そっち系がまとめてある方に行ってね。手当たり次第袋に詰め込んでたら、急に手に硬いものが刺さったの。思わず声をあげて手元を見ると、私が握ってるぬいぐるみの編み目の間から何かが溢れてるのが見えちゃったのよね。

  • 23トレーナーA21/12/06(月) 22:20:12

    >>22


    …………最初は、貝殻かと思ったの。ぬいぐるみの切れ目から溢れてる、艶々としたピンク色のなにか。

    でも、違った。中に詰め込まれてたのよ。誰かの爪が、びっしりと!

    それも爪を切った時に出るような……白くて弧を描いてるようなやつじゃない。根本からベリっと剥がしたようなやつよ!……端の方についてた赤いものがなんなのかなんて、考えたくもないわ。

    一応他の子宛のプレゼントも保管されてる場所だからうちの子相手とは限らないんだけど、もしそうだったとしてもあんなことするような奴が野放しになって誰かに執着を向けてるってのは気持ちいいものではないでしょ?

    もちろんウマ娘のみんなに気持ちよく歌って踊って走ってもらうのがうちらの仕事な訳だし、こんなことで怯えてられないけど……まぁ……そういう奴もいるってことで、気をつけて。

    はぁ……カレンチャンの「お兄ちゃん」にも話回してあげないとね……

  • 24ナカヤマフェスタ21/12/06(月) 22:22:17

    ほお、百物語か? 面白そうなことやってんじゃねえか。それじゃ、私からも一つ与太話を聞かせてやるよ。
    これは……そうだな、私の知り合いの勝負師が経験したことだ。そいつはいつも通り、ヒリつく勝負を求めて街を歩いていたんだが、路地裏で妙なウマ娘に声を掛けられた。ちょっとした賭けをやらないか、ってな。
    ゲームはシンプル、ソイツが振る賽子の丁半……つまり奇数か偶数かを当てるだけ。そんなお遊びに、もしも勝ったらそいつの望みを何でも三つ叶えてやる、って言いやがる。ただし、負けた時はそっちからもそれ相応のものを……ってな。受けたかって? 当然だ。
    知り合いは丁と言った。ソイツがサイコロを振って、出目は4。つまり的中。晴れて三つの願いが叶うことになった。ま、当然だな……で、そいつはこう願った。
    『一つ、これから先の私の人生がヒリつくようなギリギリの勝負に溢れるようにしろ』
    『二つ、アンタはこの瞬間から目も見えず、耳も聴こえないようになれ』
    『三つ、更にアンタはこの先、ハッカの匂いが嫌で嫌で堪らなくなれ』
    願いを聞き届けたソイツは、何回か瞬きをした後で……両手で顔を覆って、この世のものとは思えないような声で叫んだ。
    『騙したな!騙したな!騙したな!騙したな!いつか必ず代償を支払わせてやるぞ!』ってな。
    その後? さあな。んなこたどうだっていいだろ? 兎に角、ソイツは悪魔か何かと勝負して、今でも悪魔から付け狙われてんだ。目も見えないし耳も聴こえなくても、ソイツの周りをいつでも嗅ぎまわってる、っつー話だ。怖かったか? ま、ただの与太だ。

    ……っと、もうすぐ飴が無くなっちまうな。取りに行かねえと。何せ匂いってのは、大事だからな。

  • 25二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 22:34:58

    ぶっちゃけ三つか四つで落ちると思ってた まさか折り返すとは

  • 26二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 22:38:14

    次は私がお話しします
    この前体験したお話です。トレーニングが終わってお部屋に帰って、シャワーを浴びてたんです
    そしたらその時に「ねぇ」って声がどこかから聞こえたような気がしました
    ライスさんはまだ帰ってきてないし、おかしいなー気のせいかなーって思ったんです。しばらくするとライスさんも帰ってきまして、その日はそのまま眠りにつきました

    でも夜中に急に目が覚めまして、そしたら聞こえるんです
    「ねぇねぇねぇ」って
    ふっとみるといるんです、誰かが私たちのベッドの足元に
    驚いて声を出そうとしたんですけど全然体も動かなくて声も出なくて…
    そこでようやくオバケなんだって気付きました
    人影はそのまま「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」ってずっと呟いてて私はもう怖くて怖くて…

    必死の思いで身じろぎしていたら何とかがんばって右腕だけが動いたんです
    それで助けを求めてピッタリくっついた隣のベッドに寝ているライスさんに手を伸ばしたんです。
    そしたらライスさんがむにゃむにゃ言いながら手をぎゅって握ってくれるのが見えたんです
    まだ声は聞こえていたんですが、それだけでもとっても心強くて安心できたんです
    そしたらライスさんが

    「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」って

    そう言いながらいつの間にか目を開けてこっちをじーっと見ていたんです
    私はそれで気絶しちゃいました

    朝になるとライスさんは昨夜の事を何も覚えていませんでした
    でもやっぱり夢じゃなかったみたいです
    私達のベッドの足元にドロドロの足跡が残っていましたから

  • 27二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 22:58:24

    >>15

    (今さらだけど第18話でタマモクロス使われてるの見落としてタマ被りしてたのに気がついて頭抱えてる)

    (横取りとかいうつもりはなかったんですすみません…)

  • 28二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 23:08:12

    >>27

    キャラ被りなんて気にせんと書いたらええねん

    タマは怖い話が好きで3回も語りたくなってしまっただけなんだと解釈するんだ

  • 29タマモクロス21/12/06(月) 23:14:33

    >>27

    何や自分らこんなとこに集まって何しとるん?

    百物語?寒いのに物好きやなあ……

    なんやオグリ

    そんな不思議そうな目で人を見てどうしたんや?

    クリークもイナリも鳩が豆鉄砲食らったような顔しとるで?

    お見舞い?電話?離岸流?






    ウチここに来たん今が初めてやないか

  • 30二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 23:15:33

    >>29

    コワ~

  • 31モブウマ娘21/12/06(月) 23:18:36

    えーっと…何から話そうかな…
    私はちょっとホームシック気味でさ、今担当してもらってるトレーナーがお父さんと似てるんだよね。
    だから、たまーに『お父さん』って呼んじゃったりするんだけど…トレーナーは優しいから返事してくれるんだよね。
    で、ある日トレーナー室に入ろうとしてさ、またついつい『お父さん』って呼んじゃったんだよ。
    そしたら中から「はーい」って聞こえてきてさ。
    でも、声の調子がトレーナーと似てないなって気もしたのよ。それでも、トレーナー室にいて私の『お父さん』に反応するなんてトレーナー位しか考えられないからさ、ドアを開けて、また…これはちょっとした茶目っ気なんだけど『お父さん』って呼んだの。そしたら、また「はーい」ってさっきより大きな声で返事があった。
    それで、なんとなく早く行こうってボーッと向かっていったら、後ろからトレーナーに肩を掴まれてさ。

    え?と思って前を見たら、窓に青白い顔の人が張り付いてたんだ。
    私のお父さん?去年交通事故で亡くなってるよ?

  • 32二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 23:21:32

    >>28

    実は前スレ埋め代わりに受水槽の話もしたから、4回も怖い話してるんや

    もはやタマモホラーや

  • 33二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 23:27:25

    関西弁って味があるからな
    ユキノも東北の人なら書けるんだろうけど関東民にはつらい、ぜったいいい雰囲気になるんだけど

  • 34二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 23:34:14

    >>29

    くそう、そう言う手を使ってきたかあ

    これはやられた

  • 35二次元好きの匿名さん21/12/06(月) 23:35:54

    ターボで書いた人だけど、そもそもの口調が可愛くて怖くなりづらい人でホラー書くのもある意味面白いなって思うもん!口調に癖があるからキャラ付けは割としやすいし、もんもん言ってればいいわけでもないからその辺の調整に気を使うのも面白いもん!
    あと状況把握力でも使える説明量が変わるから、多分ハルウララあたりで書いたらいい感じの意味怖ホラーにできる土壌がある気がするもん!

  • 36ゴールドシップ21/12/06(月) 23:54:36

    この間ちょっとマグロ漁船で南極圏に遊びに行ってたら、その隙にマックイーンがアタシに断り無しで紅茶からコーヒーに乗り換えてマンハッタンカフェとスイーツ楽しむ仲になっててさあ、もちろんゴルシちゃんも入れてくれなきゃイヤイヤー☆て突撃したわけ。

    んで、あいつやべえのな。
    霊感あるんだって。
    これは是非確認しねえとって思って、ゴルシちゃんの知ってる、とっておきのヤバそうな旅館に2人を連れて行ったら、額縁の裏とか壁とベッドの間とか、バンバンお札のある場所当てていくのね。マックイーンがまたいちいちいいリアクション見せてくれて超盛り上がったぜ。

    んで、結局マックちゃん、そんだけ騒いでおいて、温泉入ってごはん食べたら眠くなったのか「お札があるのであれば安心ですわ」ってスヤスヤ寝ちゃって「意外とズブいな…」と2人で呆れたわけだけど、ポツンとカフェが「こんなの意味ないのに…」って。
    は?霊感あってお札の場所当てといて意味がない?どゆこと?と思ったらさ…

    「このお札、この建物に霊を閉じ込めるための結界ですよ」

  • 37ビワハヤヒデ21/12/07(火) 00:03:29

    「顔を無くしちゃったの。」

    あれは、土曜日の夕方だったか。いわゆる黄昏時、逢魔が時と呼ばれる時間だな。
    晩御飯の具材を買って一緒に部屋に帰る途中の十字路で、トレーナー君と私が出くわしたのは、幼稚園ぐらいのウマ娘の子供だった。

    しかし不思議なことに、その子の顔は見えなかった。最初は夕日の影になって見えないのかと思っていたんだが・・・目の前にいるぐらいに近づいてもなお、顔の部分だけが影になったかのように、見えなかったんだ。
    これは、おかしい。
    その子供が私とトレーナー君に気づくと、途方に暮れたような声で「顔を無くしちゃったの。どこに行けば貰えるかな」と尋ねてきた
    ”顔?今、顔と言ったのか。そんなことを言われても困る。何か言わなければ、言わなかったらどうなるのか?言った方がいいのか?いや、その前になんなんだこの子は。本当に顔がないのか。ないならどういうことなんだ”
    余りの意味の解らなさに、私は混乱して棒立ちになるしかなかった

    私が立ち尽くしていると、おもむろにトレーナー君は口を開いて
    「目白大赦の目白権現様に八度参りにお行きなさい。火ウマ鳴いても振り返らずに」と、優しく語りかけた。
    それを聞いた子供はぱあっと顔を明るくして(いや顔は見えないのだが、あくまで雰囲気として)、ありがとうお兄ちゃんとお姉ちゃん!と感謝の言葉を告げて、十字路の左の方へと走っていった。
    そちらの方は確か大きな神社があったな、と思いながらトレーナー君に、「あの子は誰、いや『何』だったのか」と尋ねると、
    トレーナー君は「私も詳しくは知りませんが、『四歳を”越せなかった”子ウマは十字路で迷う』という言い伝えが、昔からこの業界では伝えられています。おそらくは、そういう子供なんでしょう」と教えてくれた。

    以上だ。どうだっただろうか、私の身に起きたこの怪異譚は。みなも黄昏を歩く時には気をつけてくれ、誰か彼かも見えなくなるあの時間では、誰がその道にいてもおかしくはないのだから
    ・・・何?そんな不気味な話を、惚気として楽しそうに話すハヤヒデの頬を染めた顔が一番怖い?怪談と言ってるだろうタイシン!

  • 38サトノダイヤモンド21/12/07(火) 00:14:03

    それでは、私達が小さかった頃のお話を一つしたいと思います。

    夏休みキタちゃんの親戚さんのおうちに二人で遊びに行ってたときのことです。
    お菓子を買いに自転車でお店に行こうってなりまして、キタちゃんが道を知ってるというので。
    普通に川沿いを通ればすぐ辿り着けるはずだったんですけど、キタちゃんがこっちの方に行ってみたいからって
    どんどん細い道に入っていっちゃって、私も必死でついて行きました。
    そしたら上り坂を上がったた所で急にキタちゃんが自転車を止めて土手の下を見つめはじめて、どうしたんだろって私もそっちを向いたんです。

    そこには風景写真にありそうな綺麗な草原の真ん中に平屋の家が一件ぽつんと建っていました。
    草が長く綺麗に生えそろっていたので誰も立ち入ってない廃屋だったんでしょうけどそれにしては随分整っててどこも壊れてませんでしたね。
    しばらく二人ともその家から目が離せなくなってたんですけど、キタちゃんが「こんな家あったっけ……?」って言った途端急に怖くなっちゃって。
    二人とも慌ててそこから離れたんです。
    その後すぐ目的のお菓子屋さんには到着しました。
    ただ不思議なことに私達は東から西に向かってたはずなのに南西の小山のやぶの中……真逆の方向からから出てきたんですよね。

    次の日キタちゃんがあの家に入ってみたいって言い出して、私は怖かったんですけど昼間のうちにすぐ戻るからって言うから
    午後2時くらいに親戚さんの所をを出て、仕方なくもう一度同じ道を通ってみたんです。
    この上り坂を越えたらあの家が見えるはず……と坂を登った次の瞬間

    私達は親戚さんのおうちで一緒に本を読んでました。
    えっ……て二人で顔を見合わせましたね、多分キタちゃんも急に場面が飛んだ感覚だったんでしょう。
    時計を見てみると午後3時半……あそこまで片道15分はかかると思います。
    1時間15分の記憶が二人とも無くなってたんです。

    親戚のおじさんが言うには私達二人とも普通に帰ってきたそうなんですが、全然覚えてないんですよね……。
    道は分かりますけどもう一度あの家に行く勇気はちょっとありません。

  • 39サクラバクシンオー21/12/07(火) 00:22:39

    ちょわ! 百物語ですか! いいでしょう、委員長として完璧に語ってみせましょうとも!
    これは、トレーナーさんから聞いた不思議な話なのですが……
    なんと、一階の東階段の踊り場の前で、2時00分に鏡の前を通ると……

    二階に迷い込んでしまうそうなんです!
    一階から二階に! なんて恐ろしい!!!

    な、なぜ笑うんですかぁーー!?
    嘘じゃないです! 実際に試したんですよ!?
    委員長としてはよくないけど……ついさっき!
    本当に二階に迷い込んだんですから!

    なんでさっきから無視するんですか!!

    本当なんです……!!
    どの階段を通っても、二階に戻ってくるんです……!!
    誰か助けて……!!
    私をここから出してください……!!

  • 40二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:27:16

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:28:37

    このレスは削除されています

  • 42二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:29:38

    岩手弁に変換してくれる奴を使ったのですが、それっぽくなっていればいいな

  • 43アグネスタキオン21/12/07(火) 00:32:49

    やあ、シャカールくん。ご機嫌はいかがかな?おや、なにか嫌なことでもあったのかい?ふぅン……なら、私の話を聞いてくれないかい?嫌ならいつ立ち去ってくれても構わないよ、こちらも勝手に話すとしよう。
    私は未知なる現象には常々興味を持っていてね、……おやおや、そんなくだらないといった顔をしないでおくれよ。
    さて、私はつい先程あるウマ娘に呼び止められた。彼女には常々言い寄られていてね、色っぽい意味でなく、レースで勝てる薬をくれだのトレーニングしなくても筋力がつく薬をくれだの、私は魔法使いではないんだがねぇ。……それで、まあ相手が相手だけに警戒して断ったんだが、彼女は熱心に私の手を引いた。ぐいぐいと、強く。その目がどんどん、ぐるりと回転していく。白目がどろりと黒く濁っていく。白い肌がぼろぼろとひび割れていき、下から茶色く乾いた皮膚が現れ、手の爪が剥がれて指は硬く木の幹のように太くなっていく。はは、おそろしい変貌だった。満月の夜に狼男を目撃した村人はこんな気持ちだったのだろうね。
    まず幻覚を疑ったよ。脳は間違えるものだから、私の目に映る光景が必ずしも正しいとは限らない。しかしそんな私をよそに彼女は笑った。夢に出てきそうな、ひどく凶暴な、歯を剥き出しにした笑みだった。

    「 」

    咄嗟に聞いてはダメだと思った。声を上げた。あの声が掻き消えるような大声を。わけもわからず涙がぼろぼろと出て、声を延々と出して喉が張り裂けるかと思ったが、それよりもそれが発した言葉を聞きたくなかった。
    気づけば私は廊下に倒れていて、そして我らが偉大な委員長殿に助けてもらった、というわけさ。
    しかし、目を回転させていたのはどういう技術なんだろうねえ。人体の構造的には不可能なはずだが、どうやって……やはり私の幻覚だったのか。再現するには……ん?そんなモン再現してどうすんのか、って?決まっているだろう、彼女の姿を借りた「なにか」は生きたまま体を変化させた、細胞の変質ということはすなわち活性化、急成長させることもできるわけだから使いようによっては筋肉の増強・成長、あるいか怪我の回復にも使えるかも——おいおい、なんでそんな顔をするんだい、シャカールくん?こんなに心躍る現象が起こっているのに。
    ……まああのときはおそろしかったけれど、いつまでもわけのわからない事象に足をすくませていられるほど、私の好奇心は甘くないよ。

  • 44二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:34:44

    >>42

    ユキノの一人称はあたしです

  • 45二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:35:33

    >>44


    しまった!!!!!

    うーん、再投稿しようかな

  • 46二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:35:40

    >>39だけど

    オチの後でカフェの力か何かで脱出できたことにしといて下さい

    レス中に書き込むと雰囲気がね

  • 47二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:37:09

    >>46

    ふうよかった


    途中で本物のバクシンオーが帰ってこれなくなって喋ってるのが偽物なのかと思った

  • 48ユキノビジン21/12/07(火) 00:44:37

    >>45

    これはあたしが子どもの頃、田舎の実家で遊んでらった時の話だ。


    あたしの田舎はそれはもうほんに何も無え田舎だがら、遊ぶど言ったら家の裏の山どが川で遊ぶが。もしくは車さ乗って山一づ二づ超えだどごろにあるショッピングモールさ行ぐが、くらいしかねぁー。


    そったな夏の日、いづものように家の裏の山で遊んでらったら、なしてが帰り道が分がらなぐなってしまったんだ。


    いづも遊んでら山だし、そったら奥さ入っていねぁーがら帰り道が分がらなぐなる。なんてごどはありえねぁーんだ。


    んだども、その日は道歩いででもなしてが元ぎだ所さ戻ってしまう。そのうぢに自分がどごさいるのがもわがらねぁー。


    そうしてらうぢにどんどんと日が暮れあだりは暗ぐなっていぐ。

    子供の時だがら、それはもうおっかなぐでおっかなぐで。泣ぎじゃぐりながら歩いでらったら、道の先さ古びだお堂が見えだんだ。もうボロボロのお堂だったんだども、あだりは暗え、疲れ果でで足は痛え。

    んだがらそのお堂でしばらぐ休むごどにしたんだ。

    立で付げの悪い扉開いで、ほごりっぼいお堂の中で膝抱えで休んでらど、疲れからがうどうどしてしまって、気づいだら寝でしまった。

  • 49ユキノビジン21/12/07(火) 00:44:59

    >>48

    どれぐらいの時間がだったがわがらねぁーんだども、お堂の外がら聞ごえる声でまなぐ覚ました。

    あたしと同じぐらいの年の子供の声で、楽しそうな声だった。


    でもどう考えだっておがしい。

    だって山の中で外はまだ暗えんだよ?なのに子供の遊ぶ声がするって、どう考えでも変だ。


    外にいるなにがはあたしに気づいだのが「遊ぼ、遊ぼ」って声かげでくる。

    あたしはただ泣ぎながら息殺して気づがれねぁーようにじっとしてらった。

    そのうぢその声は大ぎぐ、そして増えでいって、お堂の扉叩ぎ始めだ。


    今思い出すだげでもおっかねぁーよ。

    そのうぢ気絶してしまったのが、まなぐが覚めだらあたしを探して探しに出でらった地元の消防団のおっちゃんに抱えられでらった。

    後がら聞いだ話によるど、あたしがいだのは家がらほんのすぐそご。歩いで10分しねぁーどごろで寝でらったんだって。


    んだども、今でも思うよ。

    あの時、お堂の外さ出でらったら、どうなったんだべって。

  • 50二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:45:21

    一人称違いによる再投稿

  • 51タマモクロス21/12/07(火) 00:49:25

    ちょ…なんでウチの顔そんなに見るんや、見世物ちゃうで!
    でもドッペルゲンガー的な、そういうこと、あったで

    いやな、ちょっと前からレース後にファンの人に「いつも見てます!」てよく言われたりして、まあウチのレースを見にきてるって意味やと思てたんやけど、そのうち「毎日見てます」とか言われ始めたわけよ
    ファンレターも「更新楽しみです」とか書かれてるし
    ほら、ウチめんどいの好かんからSNSとかあんま得意ちゃうやんか。ウマッターはほとんど情報見る側だけやし、ウマスタグラムもアカウントすらあらへんし。でもわからんだけで放置したらあかん気がしてきてさ。
    んで先週とうとうカレンちゃんに頭下げてこの情報社会に追い付くべくまずは色々教えてって頼んだら、きょとんとした顔で「アカウントもう持ってるじゃないですか」って。
    いやいやウマッターは見る専やしウマスタグラムしへてんがな、オイオイって突っ込んだんやけど、とたんにカレンちゃんがすごい顔してさあ。それでピンときて、何でもええから見せえ、先輩特権やって言ったらおずおず見せてくれたんやけどな。
    ウチ、ウマスタでカレンちゃんと相互フォローしてて、カレンちゃんにコメントしたり、ウチ自身もほぼ毎日更新してるねん。
    しかも微妙に行き覚えのあるとことか投稿されててさあ。一瞬自分が記憶喪失か二重人格か?て自分を疑ったくらいや。
    ウマッターも見せてって言ったらそっちも相互フォローしとるけど、当然ウチと違うアカウントな訳やけど、ウチの食べ覚えのあるお菓子とか店とか写真載せてるねん。でも、微妙に日付が違うねん。
    マジで誰が何のためにしてるかわからんくて凍りついたわ。でも多分ウチより怖かったの周りのみんなかもな。ウチと思ってコメントやり取りしてた相手がどこの誰かもわからへん訳やし。
    下手に刺激せん方がええって思って、その場では触らず学園に相談して、今は事務方に全部丸投げしてるけど…これ犯人知りたいような知りたくないような、ほんまに怖いわ…
    みんなSNSは注意せんとあかんで

  • 52二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 00:51:26

    >>51

    複数投稿を即座にネタに持ってくるあたり、かなり書きなれている人ですね?

    感服いたしました!!

  • 53ヒシアマゾン21/12/07(火) 00:55:44

    こらー!こんな時間まで何してんだい?
    百物語?
    全く、とっくに消灯時間は過ぎてるよ!
    ほら早く寝た寝た!!

    ああ、そうだ。

    ちゃんとカーテンは閉めたかい?
    扉に鍵は?
    変な違和感は?
    隣で寝ているルームメイトはちゃんと本人かい?
    暗がりから声をかけられても返事をしちゃあいけないよ。

    それじゃあ、おやすみ。

  • 54ダイワスカーレット21/12/07(火) 01:15:28

    これはアタシがロリッ子組とリアクション練習の為に山奥に入って謎の空間から戻って来た後の話

    アタシは恐怖で足がすくんでいてキタサンに肩を借りながらマーベラスの先導で山道を降りて行った

    皆んなはアタシを気遣ってくれたのか、道中なるべく大きな声で明るい話をしてくれた

    それのおかげか気が紛れてアタシは恐怖を忘れて皆んなとの雑談に花を咲かせた

    ふと前を歩くマーベラスが足を止め、前方を指さした

    3人ともマーベラスがさした方を見るとそこには古びた神社があった

    鳥居はくすんだ色をしていて石畳は所々割れしめ縄も切れていて社はボロボロで賽銭箱は破壊されていた

    サトノがハッと息を呑んだのが聞こえた

  • 55ダイワスカーレット21/12/07(火) 01:15:41

    >>54

    サトノが言うにはどうやらその神社は昔、賽銭泥棒の被害にあっていたようで、神社の神主さんは張り込みをして犯人を捕まえようとしたけど犯人は刃物を持っていて返り討ちに遭い刺されて死んでしまったらしい

    神主さんは独り身で親戚も気味悪がってこの神社には関わろうとしないので管理する人が居なくなってこんな状態になってしまったとのことだった


    その話を聞いた途端周囲の木々がザワザワと音を立てて揺れだして恐怖からアタシ達はその場に蹲った

    そしたら木々はピタッと止まって何一つ音が聞こえなくなって今のうちに逃げようと皆んなでアイコンタクトをした瞬間


    俺の話をした?


    耳もとでしゃがれた男の声が聞こえた

    悲鳴をあげがら皆んなで一目散に走って逃げて下山した


    麓に着いて少し離れたところに灯が見えたのでそこを目指して走った

    自動販売機の灯だった


    そこで一旦休憩し呼吸を整えていたらふとマーベラスが来た道を振り返ってじっと見ているのに気がついた


    どうしたのか気になってマーベラスを見ていると突然


    とってもとってもマーベラス☆だったね

    ここそこあそこマあべラす☆

    まーべラス?まーゔぇるぁす!

    まあああああああアああああああああゔェえええぇぇラララララらら?#ス¥%!!!!!!


    こちらを振り向いたマーベラスの顔は黒い影に覆われていて今にも吸い込まれそうだった


    アタシの意識はそこで途切れ気づいた時には朝で自分のベッドの上だった

    キタサンやサトノ、マーベラスにそのことを聞いても誰もその出来事も神社のことも知らないと言っていた


    あの日見たものは現実だったのか夢だったのかアタシにとっては今でもわからない

  • 56『深夜のランニング』 1/221/12/07(火) 01:28:01

    大きな声じゃ言えないけれど……アタシ、実は深夜に走るのが大好きなんです。今は門限があるから走れないけど、地元に居た時は毎晩走ってました。
    ただ、ちょっと夜に走りたくなくなる事があって……。今はもう実家に帰っても家の周りしか走ってません。今日はその話をしますね。

    アタシの地元はかなり田舎の方にあって、家の裏を真っ直ぐ走るとちょっとした山に入っちゃうくらい奥まった所にあるんです。
    その山は夜になると人通りも少なくなるし、平坦も坂もあるから脚を鍛えるにはうってつけだったんですね。
    だから、その日もアタシはその山に入っていったんです。……もちろん胸のライトも付けて行きましたよ? 『ウマ娘が走ってても車や歩行者がすぐ気付ける様に』って法律で決まってますから。

    それで、山の途中までは何事もなく走ってたんですけど……ある所を通りがかった時、変な音がしたんです。ザクッ、ザクッ……って。
    まぁ、普通は「誰かが穴を掘ってるんだな」って思いますよね。山の中ですし。別にそれはいいんです。
    でも、時間が時間ですから……ちょっと良くない想像をしちゃいますよね。死体を埋めてる的な。

    ……正直「ひえ〜」って思ったんですけど、ちょっと好奇心も出てきちゃって。ドラマの中の事じゃないですか、そういうの。だから、少し覗くくらいの気持ちでその音のする方へ向かったんですよ。
    獣道すら出来てないくらい鬱蒼とした所を真っ直ぐかき分けて行きました。耳にはずっと『ザクッ、ザクッ』って音だけがこびり付いて、一歩進む度に音が大きくなるのを感じたんです。

    それで、急に開けた所に出たと思ったら。
    居たんですよ。人が。

    スコップ持った、白いワンピースの女が。

  • 57『深夜のランニング』 2/221/12/07(火) 01:51:18

    >>56

    ……それを見た瞬間、「ああ、やっちゃったなこれ」って思いました。

    だって……ねぇ? とても山登りするとは思えないくらい真っ白なワンピース着て、こんな夜中に一人で穴掘ってる人なんて、そりゃヤバい人に決まってます。

    夜中にそんな人と出くわしたらもう……命の危険を感じますよ。


    だけど、その人はすごく焦った顔をすると一目散に逃げていったんです。その後ろ姿からは恐怖も何も感じられなくて、どこか呆気なさすら感じる逃げっぷりでした。

    それで、アタシはポツンとそこに残されたんですけど、女の人が居た所にちょっと大きい木箱があるのを見つけたんです。

    アタシは直感的に「あの人はこれを埋めようとしてたんだな」って思いました。その中に『ヤバい』物があるって事も。


    だから開けたんです。ちょっと硬かったけど、何とかこじ開けたら「ベリッ」って言って開いたんです。開いた瞬間、凄い悪臭がしましたけど。

    ……そしたら、何が入ってたと思います?


    真っ赤なこけしが詰まってたんです。

    入ってたんじゃありません。

    隙間なく、箱にみっしり『詰まってた』んですよ。


    そして、全員がアタシの方を向いてました。


    それ見た瞬間、アタシはもうパニックになりながら家に逃げ帰って、お母さんに泣き付きました。

    それからあの山の近くは走ってません。もうあの女の人が何をしてたかも、あの箱の中身が何だったかも知りたく──


    ……あ。

    そっか。今気付きました。




    あのこけしの赤色、血の色だったんですね。

    えへへ。

  • 58二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 01:58:02

    被っちゃってるが>>28に勇気を貰ったので思い切って…

  • 59ゴールドシチー21/12/07(火) 02:03:32

    アタシが昔住んでたトコはいわゆるベッドタウンってので、そん中でもモデル地区って呼ばれるトコだったの。

    で、100mおきくらいに大きな公園があってさ、子供が遊ぶには友達にも場所にも困らない最高の地区だったんだ…


    ある夕方に、家の近くの公園でみんなと遊んでたの。季節は忘れたけど…夕日でまわりが赤くなるような時間帯。

    帰る前に皆でかくれんぼしようってことになったんだけど…アタシは昔からじゃんけんが弱くてっさ、いつも最初の鬼はアタシだった。

    つってもアタシウマ娘だし見つけるのは得意だからさ、どうせすぐに交代できるし別にイヤとも思ってなかったんだよね。


    その日もまずアタシが鬼になって皆が隠れる、で探し始めるといつも一番下手な子をまず見つけるの。

    アタシはいつもその子と手を繋いで他の子達を探してたんだ。


    けど、その日に限って他の子達が全然みつからなかった…


    二人で途方にくれながら探すんだけど、どんどん日が落ちてきて…

    だから、先に見つけた子はアタシより年下だし家に帰してあげないとって思ってね、手を繋いだまま途中まで送ってったの。


    その子に一緒に帰ろうって言われたけど、みんなを探すからって言って公園に引き返したんだ…

  • 60ゴールドシチー21/12/07(火) 02:04:09

    >>59

    そしたら、さっきまで誰もいなかった公園にね友達とその親が沢山いて、みんなでアタシを探してたって言うの。


    アタシが離れたのはほんの数分なのに、なぜかずーっといなくなってたことになってて…


    先に見つけた子と一緒に探してたって言ったら、みんなその子のことを知らないって言い出すのよ。


    そんなはずはない、いつも一緒に遊んでるんだから。



    じゃあ名前を言ってみろって言われるんだけど、その時になってアタシはその子の顔も名前も分からなくなってた…



    度忘れしたって言っても誰も信じてくれなくて結局アタシはうそつき呼ばわりされてさ、親にもめちゃくちゃ怒られたっけ…



    次の日からその子は、ぱったり来なくなった。


    最初は、あの子さえ来れば証明できるのにって腹立たしく思ってたんだけど…だんだん、もしかしてあの子は神隠しにあったんじゃないかって考えるようになってさ。



    それからアタシは一度もかくれんぼをしなくなったの、また誰か消えちゃったらイヤだから。



    けど最近、もしかしてアタシ自身が神隠しにあいかけてたのかな?って思うようになってね…



    …あの子は本当にアタシの友達だったのかな?

  • 61定期まとめ21/12/07(火) 02:09:35

    五十一話(>>191-192) モブウマ娘:「兼業」

    五十二話(>>193) タマモクロス:「口をつけるその前に」

    五十三話(>>194) アグネスタキオン:「心はすべての原動力」

    五十四話(2スレ目>>21) タマモクロス:「離岸流」

    五十五話(2スレ目>>22-3) ファルトレ:「プレゼント」

    五十六話(2スレ目>>24) ナカヤマフェスタ:「三つの願い」

    五十七話(2スレ目>>26) ゼンノロブロイ:「ねぇねぇ」

    五十八話(2スレ目>>29) タマモクロス:「誰」

    五十九話(2スレ目>>31) モブウマ娘:「お父さん」

    六十話(2スレ目>>36) ゴールドシップ:「境目」

    六十一話(2スレ目>>37) ビワハヤヒデ:「顔探し」

    六十二話(2スレ目>>38) サトノダイヤモンド:「真相は藪の中」

    六十三話(2スレ目>>39) サクラバクシンオー:「NO.2」

    六十四話(2スレ目>>48-49) ユキノビジン:「山の怪」

    六十五話(2スレ目>>43) アグネスタキオン:「変身」

    六十六話(2スレ目>>51) タマモクロス:「ドッペルアカウント」

    六十七話(2スレ目>>53) ヒシアマゾン:「おやすみ」

    六十八話(2スレ目>>54-55) ダイワスカーレット:「マーベラスなできごと」

    六十九話(2スレ目>>56-57) 『深夜のランニング』

    七十話 (2スレ目>>59-60) ゴールドシチー:「かくれんぼう」


    いいとこまで来たね

    あたいは寝る

  • 62二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 02:10:38

    >>61

    深夜までありがとう。

    おやすみなさい。

  • 63モブのウマ娘21/12/07(火) 02:10:38

    レースで結果を残せないウマ娘はお肉にされる……なんて話があるじゃないですか
    ええ、都市伝説のそれです。実際は有り得ない話です。
    ただ、この話には元になった話があるんですよ。

    何十年も前に戦争があったのはご存知でしょう?
    徴兵制では若い男性だけでなく、身体能力の秀でたウマ娘も選ばれたんですよ。
    レースをするウマ娘とは違い、速さよりも頑丈さを持つウマ娘が。
    彼女達は優秀ではありましたが、一つ欠点がありました。

    それは食糧を多く必要とすることです。

    かの戦争での軍の死者は、六割が餓死です。
    食糧は全然足りず、しかし彼女らは食糧を大量に消費した。
    健全な状態だったらまだ良かったのでしょう。それだけの活躍を見込めたのだから。しかし怪我をして動けなくなったら、途端に彼女らは邪魔になったのです。
    ……ここまで言えば分かるでしょう。あとは皆さんの想像通りですよ。
    食糧の消費を減らし、逆に増やす。
    まあこればっかりはウマ娘に限った話ではないです。
    あの時代、戦地では普通にあったことです。

    そんなお話が長い歳月を経て変わったのが、今の都市伝説です。
    大方、動けない……つまり走れなくなったウマ娘が食べられるって話が変化して、レースで勝てないと、ってなったんでしょうね。
    心配しなくても今の平和な時代では有り得ない話ですよ。



    この国ではね。

  • 64二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 02:12:57

    本当に100話いけそうだな。
    ワクワクしてきた。

  • 65二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 02:14:40

    このレスは削除されています

  • 66モブウマ娘21/12/07(火) 03:38:47

    あのね、初めてのカレシと初めてのクリスマス迎えるウマ娘が、デートに遅れそうで、全速力で走ってたんだって

    でもあの角を曲がった広場が待ち合わせ、て場所で、トラックと正面からぶつかって死んじゃったんだって

    「ウマ娘が事故にあったぞ!」ていうざわめきで、カレシが気がついて泣きながら向かって、彼女の見覚えのある手袋落ちてるのを見つけて拾ったの

    その手袋、中身が入ってたんだって

  • 67二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 04:42:18

    100個目に達した時、何が起こるのかな?

  • 68スーパークリーク21/12/07(火) 05:19:25

    わたしのお母さんのお話です。

    わたしの実家は託児所なんですけれど、おかあさんは若いころ、知識や考え方を学ぶために、色々な保育所や幼稚園で仕事をしながら学びを得ていたそうなんです。
    ある日のとある園で、玄関のチャイムが鳴ったそうなんですが、いつもは「ぴんぽーん」という音なのに、その時は「ビッブツッ」という壊れたような音だったんです。
    ちょうど、お母さんが立っていた場所は、インターホンの室内機と、玄関が同時に見られる場所だったそうなのですが…。
    室内機に映っていたのは、全身を真っ黒な衣服で身を包んだ男の人だったそうです。お母さんはハッとして玄関を見たのですが、そこには誰もたっていませんでした。でも、まだ室内器には映っていたんです。
    お母さんはすぐさま、(これはかかわってはいけないものだ)と直感したそうで、入り口のドアの前に陣取りつつ、子供たちにいつも通りの態度で接していたそうです。
    そして、室内機の映像が音もたてずにふっと消えると、もう一度ドアカメラを映してもそこには誰もたって居なかったらしいです。
    あれは何だったのかしら。って、時々お母さんが今でもはなすんですよねー。

  • 69二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 05:57:22

    保守ついでに一話からのまとめ
    他の方のまとめを元に作りました
    前スレ
    一話(15) メジロドーベル:「黄昏時の並走者」
    二話(28) ナリタタイシン:「風邪ひきの夜に」
    三話(37) カレンチャン:「未来人のウマッター」
    四話(43-44) モブトレ:「追いつきたい背中」
    五話(48) モブウマ娘:「忘れた頃に」
    六話(55) モブトレ:「ゲートの中」
    七話(66) モブウマ娘:「扉の向こうに」
    八話(73・76)モブトレ:「がりがり」
    九話(74) モブトレ:「視線」
    十話(82-83) アグネスデジタル:「エレベーター」
    十一話(85) モブウマ娘:「肝試し」
    十二話(86) グラスワンダー:「上」
    十三話(89) 「生徒集団失踪についての報告書」
    十四話(90) マヤノトップガン:「ヒカリさま」
    十五話(92) ウイニングチケット:「鏡越し」
    十六話(93) お兄さま:「奇獣夢」
    十七話(95) ナイスネイチャ:「飛び出し注意」
    十八話(98) タマモクロス:「お見舞い」
    十九話(104-106) イクノディクタス:「古びたビデオテープ」
    二十話(111) オグリキャップ:「きた…ら」
    二十一話(112) モブトレ:「蹄鉄のモニュメント」
    二十二話(115-116) モブウマ娘:「畑の中」
    二十三話(118・121) エアグルーヴ:「続・畑の中」
    二十四話(120・125・132) サイレンススズカ:「くねくね」
    二十五話(123) ゴールドシチー:「ついてる人」
    二十六話(127) メジロマックイーン:「ちょうだい」
    二十七話(128) ゴールドシップ:「誘拐には気をつけて」

  • 70二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 05:57:35

    二十八話(130) モブウマ娘:「聞こえる」
    二十九話(141) エアシャカール:「リセット」
    三十話(143) モブウマ娘:「遊園地」
    三十一話(153) ナリタブライアン:「人を呪わば」
    三十二話(154) モブウマ娘:「生き残り」
    三十三話(156-157) メジロアルダン:「まだ」
    三十四話(158) モブトレ:「顔認証」
    三十五話(159) モブウマ娘(プボ):「それは悪夢か祝福か」
    三十六話(160) ツインターボ:「俺にかまわず逃げてくれ」
    三十七話(161) マチカネフクキタル:「時間だよ」
    三十八話(163) 警備員:「本当に怖いのは」
    三十九話(164-165) 北原:「混線」
    四十話(167) アイネスフウジン:「どうぞ」
    四十一話(168-169) モブウマ娘:「おとなりさん」
    四十二話(171) ゴールドシップ:「テトラポット登って」
    四十三話(172) メジロライアン:「ランナー」
    四十四話(173-174) キングヘイロー:「二者択一」
    四十五話(175) ゼンノロブロイ:「盗見厳禁」
    四十六話(177) ビワハヤヒデ:「いたずら」
    四十七話(178) シンボリルドルフ:「ゲームだよ、ゲーム」
    四十八話(183-184) スピカトレ:「この先左折」
    四十九話(185) タマモクロス:「黒電話」
    五十話(187) ウイニングチケット「心ばかりのお礼」
    五十一話(191-192) モブウマ娘:「兼業」
    五十二話(193) タマモクロス:「口をつけるその前に」
    五十三話(194) アグネスタキオン:「心はすべての原動力」

  • 71二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 06:01:34

    2スレ目

    五十四話(>>21) タマモクロス:「離岸流」


    五十五話(>>22-23) ファルトレ:「プレゼント」


    五十六話(>>24) ナカヤマフェスタ:「三つの願い」


    五十七話(>>26) ゼンノロブロイ:「ねぇねぇ」


    五十八話(>>29) タマモクロス:「誰」


    五十九話(>>31) モブウマ娘:「お父さん」


    六十話(>>36) ゴールドシップ:「境目」


    六十一話(>>37) ビワハヤヒデ:「顔探し」


    六十二話(>>38) サトノダイヤモンド:「真相は藪の中」


    六十三話(>>39) サクラバクシンオー:「NO.2」


    六十四話(>>43) アグネスタキオン:「変身」


    六十五話(>>48-49) ユキノビジン:「山の怪」


    六十六話(>>51) タマモクロス:「ドッペルアカウント」


    六十七話(>>53) ヒシアマゾン:「おやすみ」


    六十八話(>>54-55) ダイワスカーレット:「マーベラスなできごと」

  • 72二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 06:02:04

    六十九話(>>56-57) 『深夜のランニング』


    七十話 (>>59-60) ゴールドシチー:「かくれんぼう」


    七十一話(>>63) モブのウマ娘:「末路」


    七十二話(>>66) モブウマ娘:「手袋」


    七十三話(>>68) スーパークリーク:「インターホン」


    いよいよ終盤ですね

  • 73二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 07:37:35

    まとめありがとー!

    ちなみに、百話目は誰が書くとか決まってたりするの?

  • 74二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 10:09:27

    そろそろネタが尽きてきた……

  • 75二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 11:16:15

    俺はこのスレ立てた者だけど、あえて誰が書くか決めるなら百話目は最初のスレ主が書くのがいいんじゃないかなー
    個人的には書きたい人が書いて別に決めなくてもいいかなとは思ってるけど

  • 76二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 11:50:28

    >>75

    前スレのスレ主が書くってのはいいかも。折角こんな楽しい場を用意してくれたんだし

    もちろんスレ主が良いよって言ってくれるならだけど

  • 77二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 12:02:31

    >>76

    それが一番かね。

  • 78アドマイヤベガ21/12/07(火) 12:32:29

    恥ずかしい話なんだけど、トレセンに来てから、私、誰もいないのに左の耳元からひそひそ声が聞こえるようになったの
    気のせい、気のせいって心を落ち着かせて聞こえないふりをしていたんだけど、だんだんはっきり聞こえるようになって…
    その…実は私には産まれて来れなかった双子の妹がいるんだけれど、その「妹」の幻聴なの
    最初のうちは親身になってレースや練習で的確なアドバイスくれたり、私の心配をしてくれてたんだけど、日ごとに悪意が増していったわ

    「私には身体はないのに、お姉ちゃんはいいね」
    「私を犠牲にして楽しむ青春って楽しい?お姉ちゃん」
    「身体をちょうだいお姉ちゃん、私なら勝てるから」
    「ねえお姉ちゃん、このまま勝てないなら、オペラオーさんやドトウさん、傷つけてあげようか?」
    思わず声に向かって「やめて!」と叫んだら「聞こえてるじゃない、お姉ちゃん」って返事されて

    幽霊なんているわけない、もうダメだきっと私は病気だ、頭がおかしくなっちゃったんだ、病院行かないとってフラフラ歩いてたら、通りすがりのフクキタルさんにそっと手招きされて声をかけられたの
    私は何も言ってないのに「貴女の隣で右手を握ってくれている人、妹さんだと言っています…」って
    少しホッとしたと同時に、そんなに妹に恨まれてたんだって悲しくなったわ
    そしたら続けてこう言われたの
    「こうも言ってます。『私は左肩になんて乗ってないよ。誰と話してるの、お姉ちゃん?』」

  • 79二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 12:34:45

    >>78

    昼間っから本気を出すな!!

    ゾワゾワしたじゃないか!!!

  • 80二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 12:47:01

    えっと、では次は私が話します
    これは私と私のお母ちゃんが一緒に体験した話です

    私達がアパートに住んでいた時のことです
    ある時、お母ちゃんの昔の同級生だという男の人が尋ねてきました。とっても痩せた青白い顔の男の人でした
    お母ちゃんはその人を招き入れ、懐かしそうに昔話をし始めました
    私はまだ小さかったので大人達の昔話は難しくて退屈だったのですが、それでもその日は外に出ようとしませんでした
    怖かったんです
    何が怖いのかは自分でもわかりません
    外は昼間で明るいですし、子供が楽しそうに走り回る声と足音も聞こえていました
    それでも外に出ると何か恐ろしい事になる気がして、お母ちゃんのそばから離れませんでした
    そして同級生さんはお母ちゃんと少し思い出話をした後、こんな話を始めました

    同級生さんは少し前に引っ越しをした時に、おとなりにご挨拶に行ったそうなんです
    そしたら「わーっ」っていう子供の笑い声と足音が聞こえて扉が開き、そこには丁度その時の私と同い年くらいの小さなウマ娘が居たそうです
    その娘に「お父さんかお母さんいるかな?」と聞くと「お母さんは要りません」と妙な事を言われてまた、「わーっ」と笑いながら奥へ走っていきました
    途方に暮れていると奥から男の人が驚きながらこちらにやってきて「誰だ」「どうやって開けた」と尋ねてきました
    「隣に引っ越してきた〇〇です」「鍵はお子さんが開けて挨拶を」と答えました
    すると男の人は急に笑顔になり、何故かしきりにお礼を言ったそうです
    そして次の日、お隣さんは急に引っ越していったそうです
    まるで逃げる様に
    それからです。同級生さんの周りで、子供の笑い声と走り回る音が聞こえるようになったのは
    家の中でも外でも、起きていても寝ていても、常に頭に響いています
    みるみるうちに体調も崩し、今では鬱状態なんだと

    そこまで聞いて私はようやく気付きました
    さっきまで外で聞こえていた笑い声が、今は家の…いえ…部屋の中で聞こえている事に
    私はもう怖くて怖くてお母ちゃんに抱きつきました
    お母ちゃんも震えながら同級生さんをじっと見ています

  • 81二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 12:47:14

    >>80

    同級生さんはいいました

    もう限界なんだと

    だから今日はここに来たんだと

    そうして同級生さんは目を瞑りました

    多分1分くらいが経った辺りで、同級生さんはいいました

    「あぁ、やっぱりお母さんじゃダメか…」

    そういって同級生さんは立ち上がると、死んだ様な顔で帰って行きました


    後でお母ちゃんが言っていましたが、あの人は小学生の時に一年だけ同級生だっただけで、取り立てて親しい間柄の方ではなかったそうです


    多分、あの人は今でも次の「お父さん」を探しているんじゃないかと思います

    トレーナーの皆さんはくれぐれも古い知り合いには気をつけてください

    次はあなたがお父さんになってしまうかもしれませんから

  • 82二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 12:55:12

    みんな怪談のバリエーションが豊富すぎるよ!

  • 83前スレ121/12/07(火) 12:58:29

    >>75

    >>76

    そんな大役、私には恐れ多いです……

    皆さんがお望みでしたら書かせていただきますが、もしよければ100話目は安価で決めるのはどうでしょうか?

  • 84アドマイヤベガ21/12/07(火) 13:09:37

    >>83

    自分は主に書いてほしいなー

    別に怖い話選手権って訳じゃないし、なんなら本家の百物語だって「この最後のろうそくが消えたあと何かが起きる」って言って最後のろうそくが吹き消すのが仕事みたいな感じだったりするわけだし


    おまけ程度に自分が体験したあまり怖くない怪談あるからもし100超えてレス残ってたら投下してもいい?

  • 85二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 14:19:09

    もしくは、百話目を時間合わせてせーの、で皆が出し合う?

  • 86二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 14:23:39

    というか、百物語って百話まで話していいんだっけ?
    九十九で止めるもんじゃなかったっけ?

  • 87二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 14:24:25

    >>85

    ちょっとごちゃごちゃしちゃいそうかなー

    前スレ主に語ってもらうのがやっぱり一番いい気がする

    それか前スレ主の言う通り安価かな もともと安価スレだったみたいだし

  • 88二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 14:26:57

    >>86

    本来ならそうだけど、もっと皆の怪談話聞きたいし語りたいじゃない?

  • 89モブウマ娘21/12/07(火) 14:47:34

    >>86

    バリエーションは色々ね

    なんか勿体ぶるのも変かなって思い始めたし、大したことない体験談のひとつでも


    私、本当に百物語、したことあるの

    どうせ話尽きてくるのは目に見えてるからケータイ持ち込み&読み聞かせでもOKの、ゆるゆるなやつね

    でも案外初耳の面白い話が出てきたり、後半なってくると「…それ(共通の知り合い)のことじゃない?」みたいな、怖さはそんなにないけどなんか生々しい話が出てきたり

    ろうそくも100本って結構無理あって、身動きとかで勝手に消えるのがあったり、それで「怪奇現象だー!」とはしゃいだり、なんかもうグダグダしてくるわけ


    それで、多分70は越えたけど数すら曖昧になってきた頃に、よくある「これ最後どうするんだっけ」論争よ

    私は「最後のろうそくが消えたら怖いことが起きる」で最後の吹き消して真っ暗で締める派だったんだけど、99で止めるだの、ちゃんと100個違う話しなきゃダメだの、ごちゃごちゃなのよ

    お酒入ってたのもあって、みんな揃って面倒になっちゃって、「とりあえずろうそくだけ全部消してそれで終わろう」って先に電気つけちゃう始末w


    といっても上で言ったように勝手に消えてるのとかもあるし、まあ数だけ数えようかってなったの


    100本用意したはずなのに、96本しかなかったわ

  • 90二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 15:08:46

    >>89

    このモブウマ娘……、できる!!

  • 91二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 15:09:31

    前スレ主さんのご意向に沿うように、だね

  • 92二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 15:56:28

    せっかくだし100個終わったら感想とかも語り合いたい

  • 93二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 16:02:47

    前スレ200みたいに千一話まで続けてもいいぞ
    流石にキツいだろうけど

  • 94トーセンジョーダン21/12/07(火) 19:02:55

    あたしの先輩から聞いた話なんだけど。
    その子、最初トレセン学園の寮にいたんだけど、途中から一人暮らしするようになったの。といってもマルゼンさんみたくお嬢様って訳じゃなくて、いわゆる「不純異性交遊」ってやつの為なんだけど。

    でもカレシ出来たからって別に全部だらけてるとかじゃなくて、ちゃんと掃除も自炊もしてたんだって。んで、一人暮らしし始めてからなんか髪の毛落ちてるの目立つなーって。でも自分とカレシ2人で住んでて、その、イチャイチャしたりもするし、前は掃除は部屋の中だけで共有スペースとかは全部やってもらってたじゃん、だからまあこんなもんかなって思ってたんだって。
    でも結局なんだかんだですぐ別れちゃったんだけど、やっぱり髪の毛よく落ちてるなあってしょっちゅうコロコロかけてたらしいんだけど。

    んでね、先輩が半分ジョークで、『普通そんなんなくない?勝手に誰か部屋入ってなーい?』ってたてがみトラップしてみってけしかけたんだって。ドアの下の方のめだたないとこで、扉と壁の境目に、こう、セロテープで封するみたいにたてがみを1本貼っとくの。誰かがドア開けたらテープ剥がれてわかるって仕組み。

    そしたら次の夜に泣きながら先輩のところに泊めてーって駆け込んで来たから、ギャルの友情で「マジか!今すぐ警察いくべ!」て言ったら、多分警察意味ない、お寺か神社紹介してって言うの

    たてがみトラップ破られてなかったから安心して家の鍵開けたら、玄関から部屋から、もう床一面にびっしり髪の毛落ちてたんだって

  • 95二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 19:26:50

    100話を越えたらあとは感想を書いたり2巡目してもいいんじゃないかな

  • 96二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 19:31:05

    >>95

    だね

    100話は区切りとして前スレ主さんに語ってもらって、その後は自由に感想語ったり新しい話を書いたりして、このスレがもっと続いてくれたら嬉しいな

  • 97トーセンジョーダン21/12/07(火) 19:39:21

    これは別の先輩から昨日聞いた話

    授業たるいなーって思って、「生理痛なんで休みまーす」って保健室行って、ベッド潜り込んでスマホ弄ってたんだって
    そしたら途中で誰かが入ってきた気配がするから狸寝入りしながら薄目で見てたらカーテン揺れて、チラッと隙間から、理子ちゃん見えたらしいの
    んで、カーテン越しに隣のベッドがごそごそしたあと静かになったんだって
    へーここセンセーも使っていいんだーとか思ってたけど、理子ちゃんの顔が本当にすごい土気色だったなとか、フラフラ歩いてたし唇もあおかったな、とか思うと、一応マジの生理中とはいえそんなにしんどくない自分が、ガチの病人の隣でサボってスマホ弄ってるのが申し訳なくなっちゃったんだって

    ほら、理子ちゃん、一応昔ここいたらしいけど、この間まで超気合い入ってたし、ストレスやばかったんだろうなあって

    それでそーっとカーテンの隙間から隣覗いて、「樫本せんせ?」てそっと声かけてみたけど、頭から布団被ってて返事もないし、こりゃダメだと思って、誰か探そうと外に出たらちょうどココンに会ってさ、
    「理子ちゃんアレやばいって、帰った方が良くない?」て言ったら、「え、今週はずっと出張で大阪なんですけど…」

    もう先輩ドン引き。もう二度とサボらないってさ

  • 98二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 19:59:21

    わりぃ、大分遅れちまった。俺も話させてもらってもいいか?
    おぉサンキュー。んじゃあ話すぞ
    親戚のばあちゃんについての話なんだ
    親戚っても直接の血の繋がりがないくらいに遠いんだがな

    確か2年くらい前だったかなぁ。そのばあちゃんの旦那が亡くなったんだよ。んで葬式に呼ばれて参加した時のことなんだけどよ
    葬式の最中、そのばあちゃんがさ、魂が抜けたみたいに項垂れてたんだよ。何十年も連れ添った旦那だったんだからよぉ、それはまぁそうなってもおかしくはないよな
    正直俺は普段会うこともないくらいに遠い親戚で面識もほとんどなかったから、それまであんまり身が入ってなくてな、いつかバイク買ったらこんなのどかな道をかっ飛ばすのもいいなぁとか思ってたんだ
    でも項垂れたばあちゃんは見てらんないくらい可哀想でさぁ。そんな浮ついた事考えてた自分がマジスゲー恥ずかしくなったんだよ

    んで葬式の後によぉ、ばあちゃんがハッと空を見上げて言ったんだよ
    「じいさんだよ、じいさんが来たよ」
    って
    なんだなんだと思って見上げたら、そこにデケー蝶々が飛んでたんだよ。えらいデカいんだ。手のひらぐらいあったかなぁ
    するとばあちゃんも結構な歳なんだけど、そうとは思えない位機敏な動きでその蝶々を捕まえたんだ。んで嬉しそうに
    「つかまえた、じいさん帰って来たよ」
    って言ってそのまま大事そうに虫かごを持ってきて入れちまったんだよなぁ
    俺はよくわかんなくてびっくりしてたんだが、周りに聞いてみたらよぉ、そのあたりじゃ死んだ人が蟲になって帰ってくる、って言い伝えみたいなもんがあるんだよ
    それでばあちゃんも葬式の後にやってきたそのデケー蝶々のことを旦那だと思ったみたいでな
    そのままうれしそうに連れて帰っちまったんだよ。たまにそういう一緒に居たくて捕まえる人がいるんだってさ

    んで次の日に、またばあちゃんと顔を合わせたんだよ。なんでも「帰ってきた蟲」は捕まえても、数日で離してやらなきゃダメなんだってきいたからさ、気になったんだよ
    んで遠回りに聞こうと思って
    「なぁばあちゃん。蝶々の姿で帰って来たじいちゃんさ、今でも元気かな?」て聞いたんだ
    したらばあちゃんがニコニコ笑ってよ

    「殺したよ」って

  • 99二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 19:59:33

    >>98

    びっくりして聞き返したら、ばあちゃんやっぱりニコニコして「殺したよ」って言うんだよ

    楽しそうに、羽を毟った、線香で炙った、手脚を千切った、ってさ


    俺はガチで怖くなってよ。ニコニコしてるばあちゃんと2人きりでいるのに耐えられなくなって、すぐに逃げちまったよ


    後で聞いたたことなんだけど、旦那はスゲー金遣いが荒くて、いろんなとこから借金してたみたいでさ、ばあちゃんに相当苦労かけてたらしいんだよ

    んで、ばあちゃんはそれをスゲー恨んでたみたいでな。葬式の時も項垂れてたんじゃなくて、ずっと下向いて笑ってたんだってよ


    俺の話はこれで終わりだ

    聞いてくれてサンキューな。吐き出したかったんだよ

  • 100前スレ121/12/07(火) 20:01:12

    百話目を書いてほしいというお声をたくさんいただけましたので、ありがたく締めくくりとなる百話目を語らせていただきたいと思います
    前スレで1つしか投稿していなかったので少々不安ではありますが、頑張って語ろうと思います…!

  • 101二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 20:04:14

    >>100

    おぉ!

    書いてくださるか!

    ゆめゆめご無理はなされるな

  • 102二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 20:08:48

    >>100

    嬉しい。

    気負わずやっておくれ。

  • 103アドマイヤベガ21/12/07(火) 20:13:47

    怖い話っていうより不気味な話かもしれないわね

    私、星を見るのが好きで、たまにある「○○流星群」とかも天気が良ければ結構部屋から見てるの
    それである日、某流星群を見るつもりだったんだけど、昼のトレーニングで疲れてたのか、お風呂も入ったし一休み、のつもりで寝入ってて、気がついたら真夜中。
    あっと思ってカーテンあけたら、シトシトと雨。念のため窓も開けたけど星空なんて見えなくて、見えるのは正面の満月だけ。しばらくしょんぼりしてたんだけど、あれ、おかしいなって。
    しとしと雨を通して月が見えるのはまあ譲るとして、月が低すぎるの。トレセン寮の窓は南向きだけど、こぶし二つ分だから仰角20度位?しかも天体観測で月って明るすぎるから月齢も見て、確か今日は下弦の月のはずなのに。でも大きさとか明るさは、薄雲かかった満月そのもの。

    えっなんで、何あれ、どういうこと、どうしてって外を見てたら、同室のカレンさんがうーん、と半分寝惚けながら起きて、珍しくすごく機嫌の悪い顔で私を見てきたの。それで、「アヤベさん、うるさいから閉めて」って。
    意味がわからなくて、「窓の音うるさかった?」て聞いたら、「違う、ゴーンゴーンってすごいうるさいじゃん、外。あとなんかキーンって金属音も。いいから早く閉めてよカレン頭痛い」って、顔しかめながら言うのね。
    私には雨音しか聞こえないし、もう何がなんだかわからないまま窓とカーテン閉めて、その日はそのまま寝たわ。
    次の朝、なんだったんだ…て自問しながら朝の準備してたら、いつも通りのニコニコ笑顔でカレンさんが「昨日は感じ悪くしちゃってごめんね、でも、やっぱりカレン、うるさいの好きじゃないの。ごめんね。」て謝ってきたから、少なくとも夢じゃなかったのは確かよ。

    思い出してもいまだによくわからないけど、星を見るときは、必ず正しい月が見える晩だけにしてる。

  • 104セイウンスカイ21/12/07(火) 20:58:37

    おっ、セイちゃんの番ですか。

    それじゃあこの前、エルがグラスのお味噌汁にデスソースを入れた時の話を……、

    あ、そういう話じゃない?

    そうだねえ、じゃあ期待に応えて私が釣りに行った時に遭遇した話をしてあげようか。

    釣りをする人ってよく怪異を経験するみたいで、おじいちゃんも知り合いの釣りをしている人たちも皆多かれ少なかれ、一つや二つは怪談話ができるんだよね。

    なんでだろうねー?
    やっぱり一人で誰もいない自然の中にいるからかな?
    あとは川とか海とかってそういうモノを引き寄せるって言うし。

  • 105セイウンスカイ21/12/07(火) 20:59:05

    >>104


    私が経験したのも、とある川で釣りをしていた時のお話。

    その時は胴長を履いて、川の中まで入ってやるタイプの釣りをしてたんだけど、少し深いところに大きな魚影が見えたんだよ。

    ゆらーりゆらりってこっちを誘うような泳ぎ方してて、セイちゃんもやる気になって、

    「おっ、釣り上げちゃうよー」って竿を投げて針にその魚が食いつくのを待ったんだよね。


    そしたらさ、クイって上着を引っ張られるような感覚があったんだ。

    ちょうど枝とかに引っかかった感じの、そんな感覚。

    でも今いるのは川のど真ん中なんだから、引っかかるような物なんてあるはずないんだよ。

    それも一度じゃなくて、クイクイ、クイクイ、って。


    その時、私、気づいちゃったんだよね。


    ああ、これ、私が釣られてるんだな。って。


    目の前に見える魚の動き、あれって見たことあるなと思ってたら、ルアーの動かし方。あれにそっくり。


    なるべくゆ〜っくりゆ〜くり、悟られないようにその場を離れた。

    急に動いたら、そのままどこかに釣り上げられそうな気がしたから。


    陸地まで辿りついたらあとはもうダッシュ。

    いくつか道具を置きっぱなしだったけど、そんな事お構い無しに、逃げ出した。


    それっきり、あの川には行ったことないなー。

    みんなも釣りをする時は気をつけてねー。

    意外とすぐ近くに怪異ってのはいるみたいだから、ね。

  • 106モブウマ娘21/12/07(火) 21:13:00

    ぶっちゃけそんな怖い話じゃないけどそれでも
    いいんなら私もそういう体験あるよ〜
    私去年の夏休み地元に戻って友達と夏休み中遊んでたんだよね〜
    んで夏休みの思い出みたいなノリで友達がしょっちゅうスマホで写メってたんだよね〜
    そしたらある日友達Aの左足が消えてた写真が撮れてさ〜、皆で「アンタそのうち足ケガするんじゃないのww」みたいなノリでその娘をイジってたのよ
    その娘も「もうちょっとやめてよ〜ww」みたいなノリだったんだけどさ
    そしたら夏休み終わる直前くらいにその娘、土手で派手にすっ転んで本当に左足骨折したのよね…
    幽霊とか正直信じてないし未だに偶然だとは思うけどけどあの時はそう言うこともあるのかな…ってちょっと思っちゃったわよね…

  • 107伝説のウマ仙人(カレンのスマホ21/12/07(火) 21:16:36

    みなみな様初めまして、カレンのトレーナー君には久しぶりとでも言っておこうかのう。弟子の勧めでスマホというものを最近使いだしたウマ仙人じゃ。今日はその縁もあって百物語に参加させてもらっている

    ワシが住処としてる離れ島で岩に寝そべってネットニュース、いわゆるUmaaニュースをスマホで見ていた時のことじゃ。
    ある時、20歳になるかどうかぐらいの真面目そうな若者が、両手に壺のようなモノを大事そうに抱えて訪ねてきてのう。あまりに悲痛な顔をした彼は出会い頭にこんなことを言ってきた。
    「私は自分の恋人のウマ娘の遺骨を盗んできた」

    ワシはその壺───というか骨壺と、その若者の顔を見たのちに、
    ワシは改めて、丁度先ほど読んでいたUmaaニュースを見返した。遺骨の盗難事件。「・・・どうも君のことは世間では話題になっとるようじゃの。」

    「流石はウマ仙人様。それは千里眼か神通力か何かですか?」
    いやまあスマホ見てただけなんじゃが・・・

    「そうそう。そんな感じ」まあうん、誤魔化した。説明するのメンドクサイからの

  • 108伝説のウマ仙人(カレンのスマホ21/12/07(火) 21:17:58

    >>107

    ワシは居住まいを正して、その若者の訴えを聞いた

    「彼女と共に生きていけるなら、何もいらないんだ」

    「勝気でじゃじゃウマだったけれど、本当は誰よりも優しくて争いごとが嫌いな良い子だった」

    「あんな形で、一人ぼっちで死ぬべき子じゃなかったんだ」

    「アナタが仙人というのなら、彼女を蘇らせて欲しい。」

    「そのためだけに、私は今までどんなに苦しくても生きてきたんだ。」


    泣きそうな顔で訴える若者に、ワシはこう答えた

    「死んだモノは蘇らない。というよりも、蘇らせてはならないのじゃ。死んだ人間やウマ娘の魂は廻りまわって再びこの世に生まれ変わるか、はたまた他の世界へと行く。蘇りはその流れを遡ることであり摂理に反する」

    それを聞いて顔を歪める若者に対して、さらにわしは続けた

    「しかし、こちらから向こうに行くのは構わん。早いか遅いかの話になるが、生者はいずれ死すべき定めであるのは変わらんのよ。」

    「お前さんは運がいいというか、その骨には魂が残っておるぞ。その骨になった娘は、お主が来るのを待っておったのかもしれんな。残された魂を起こして、お主と共に向こうへと逝かせてやってもよいぞ」


    それを聞いた若者は一瞬目を見開き、少しの間考えた後に、もう一度尋ねた

    「本当に、同じ所へ行けるのですか?」


    「それは保証しようて。」ワシは答えた。


    「であれば、かまいません。いえ、恐ろしくはありますはあります。死んだことがないので。でも彼女といられずに生きながらえるよりは、二人で死んで別の世界に生まれかわりたいと思います」


    その言葉に深く頷いたワシは、「今夜中にも祭壇を用意しておいてやろう。死に出の送りよ」と引き受けたのよ


  • 109伝説のウマ仙人(カレンのスマホ21/12/07(火) 21:18:18

    >>108

    その夜。祭壇の上に置かれた骨壺から霞が出たのち、一人のウマ娘の姿をとった。

    「■■■。僕だよ、分かるかい!?」「●●君、●●君なの?」泣きながら抱き合う若者とウマ娘の二人を眺めながら、後は若い二人に任せて席を立った

    流石のワシも逢瀬を邪魔するのも気が引けるのでのう

    そこから先、二人がどうなったかはワシも知らないし、知ろうとするのも無粋じゃろうて

    もういいかのう、と朝になってワシがそこへ行くと、そこには■■■と呼ばれたウマ娘も、若者もおらんかった。


    後に残されたのは祭壇の上に置かれた骨壺のみよ


    ・・・ホホ。どうも観客の皆様の何人かは気がついたようじゃな。

    そうそう、みなも知っとるじゃろ。最近の話じゃもの、あの事件は


    二人が居なくなった後で骨壺を見ながら「さて、これどうやって官憲に説明したもんかのう」と思案しつつ。

    ワシはスマホのUmaaaニュースの記事を読み返した。

    【75年の時を経てようやく祖国に帰ってきた、第二次世界大戦当時に戦地で亡くなったウマ娘の■■■さんの遺骨が紛失するという事件が発生しました。当局は盗難の線を追って捜査しています

    不可解なのは、■■■さんの遺骨は監視カメラと警備員によって24時間体制で管理されており、

    一体誰がどのような形で盗み出したのか手口が掴めないということです。

    まるで透明人間が盗みを働いたかのようなこの怪事件は、─────」


    意外といるのよな、自分がまだ生きてると思ってる子ら

  • 1101年生のモブウマ娘21/12/07(火) 21:24:43

    私の担当トレーナーさんなんだけど、まだ担当になってもらって日が浅いから、そんなにお互いの事をよく知らないんだ。
    でも、この前、休憩中の雑談でトレーナーさんの実家はお寺だって言ってたから、何か怖い話でもないかきいてみたんだけど、あんまりそういう話をしたくないのか、何回きいても教えてくれなかった。
    今思うと、その時すでに取り憑かれていたのかもしれない。
    確かに私は怖い話や不思議な話は大好きだけど、休憩時間が終わったのに気づかないで、トレーナーさんに迷惑かけてまで聞こうとするなんて、自分でも変だと思う。

    その日の真夜中、私は目が覚めちゃった。
    寝つきはいい方だから、ちょっと変だなとは思ったけど、水を飲もうかなって起き上がったら、何かがおかしい。

    部屋の隅から妙な気配を感じた。
    同じ部屋の子は、レースの遠征で外泊してるからいないはず。
    おそるおそる見ると、黒いモヤモヤしたものがあった。
    ヒッ! 見てはいけない。私の本能がそう告げたときには遅かった。
    モヤモヤから細い腕が私の方にヒョロヒョロと伸びてくる。妙に長い。
    あれに掴まれたら……もう少しで触れられてしまいそうな瞬間、

    バン!

    突然部屋のドアが開いて、トレーナーさんが入ってきて
    「破ぁ!!」と叫んだ。
    すると、トレーナーさんの右手から白いビームが出てきて、黒いモヤモヤを吹き飛ばしちゃった。
    「なーんか憑かれてる感じがしたから、念のため様子を見に来て正解だったな」
    寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。

    でも、ウマ娘の寮に入ったせいで、トレーナーさん減給三ヶ月食らってたけどね。

    ……よく考えたら、怖い話じゃないかもしれないから、百物語に数えなくてもいいよ。

  • 111二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 21:29:55

    >>110

    やっぱ寺生まれって凄いね

  • 112二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 21:30:15

    >>110

    寺生まれのTってそういう…

  • 113二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 21:30:23

    そういやカレンチャンのストーリーも割とトンチキな展開が多いのよね
    伝説の○○を探しに、とか
    ああいうのはゴルシとマーベラスくらいだと思ってた

  • 114オグリキャップ21/12/07(火) 21:31:18

    タマはとっても頼りになるんだ

    先日遠征にいったときなんだが、主催者が宿をとっていてくれたはずなのに、ホテルにつくとその階の水道が壊れたとかなんとかで、2人とも事前に聞いていたのと違う番号の部屋に通されたんだ

    なんだか薄汚れた薄気味悪い角部屋とその隣で、窓のすぐ外は非常階段で、タマはホテルに着いて以降、ずっと「なんか気にいらん」とご立腹だったよ

    とりあえず一息つこうとテレビを見ていたら、急に窓からガタン!と大きな音がしたんだ
    恐る恐るカーテンを開けると、窓の向こうに男性が張り付いていて、私は思わず悲鳴を上げた

    「どうしたオグリ!」とタマはすぐに隣からすっ飛んできてくれたよ

    「おばけが…!おばけが出た!幽霊が!さっき!」と窓を指差すと、タマは非常用の懐中電灯で窓ガラスを照らしながら見て、すぐこう言った

    「オグリ、このホテルあかん。やっぱおかしい。今すぐ逃げよう、ダッシュや」
    「祟りか、祟られてるのか、このホテルは」
    「ええか、オグリ。幽霊はな、窓に顔くっつけても脂残したりせえへんのや」

  • 115二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 21:33:29

    >>107

    まあうん、スマホとか説明して理解できるわけないもんね・・・

  • 116シンボリルドルフ21/12/07(火) 21:37:22

    百物語か
    こうした情報は役に立つな
    生徒たちの安全にも活かせるだろう
    うん?
    私が経験した怖い話かい?
    残念ながらそういった事態に遭遇したことはなくてね
    ここで話せるような経験をしたことが無いんだ
    なにせああいったモノたちは睨みつけるとすぐに逃げて出してしまうだろう?

  • 117二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 21:41:22

    >>116

    このライオン怪異まで威圧してんのか…

  • 118フジキセキ21/12/07(火) 21:51:32

    寮長の仕事として、ヒシアマと私はいつも2人で夕方に、先生が戸締まりしてまわる少し前にトレセンを巡回して、残っている生徒にそろそろ帰り支度をするよう声をかけているんだ。そうでもしないと、先生をお待たせしてしまうからね。

    今日はグラウンドの隅でオペラオーとドトウが2人で仲良く片付けをしていたから、微笑ましく見ていたんだ
    すると突然ドトウが「あ、ねこさんがいますー」とスタスタ茂みの方に向かっていったんだが、すぐにオペラオーが「ハーッハッハ、ドトウ!それ、ビニール袋じゃないか!」と笑いだした
    「ふえぇ、言われてみれば確かに…!恥ずかしい!」
    「白くてフワフワかあってないぞ!全くドトウはそそっかしいな!ではこのボクが美しい学園を美しく保つため、捨てて帰ろう!」

    思わず私は「いいからさっさと中等部は帰りなさい!」と怒鳴ってしまい、2人は怯えたようにお辞儀をして黙って帰っていった

    私には「それ」が、黒くてモジャモジャ毛が生えて、なんだか嫌な匂いのする、ブルブルした不吉な物体にしか見えなかったんだ
    あの2人には何が見えていたんだろう

  • 119とあるトレーナー21/12/07(火) 22:00:30

    この前の土曜に体験した話。
    俺の借りてるアパートはみんなの共同スペースがある部類のアパートなんだが、意識がうつろうつろしたまま帰ったんだ。
     
    でも、何か違和感があるんだ。
    何だったかな…そうそう、何か漢字の形が違ったり、みんなの使うことわざを使うタイミングがおかしいんだ。
    まあ、普通に会話は通じてたけど。

    その後俺の部屋で寝たんだが、まだ太陽が上がりきらない頃に目が覚めたんだよ。
    うつろうつろしてたのにパチっと。
    目の前には俺がいた。
    文字通り俺がいた。
    そっちの俺は「まったく、どうして紛れ込んだんだか…ま、今回くらいは送り返してやるよ」みたいな事を言ってた。
    そこで気を失って、翌朝には元に戻ってたよ。
    一体何が何だか分からないと思うが俺も何が何だか分からん。
    あれは別世界だったのかな…?


    ああ、もう一つ変なところがあって、

    俺の部屋の担当のポスター、変な動物になってたんだわ

  • 120二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:09:29

    >>116

    強すぎるわ

  • 121二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:11:03

    >>120時点で88話まで来たか

    そろそろ減速するか、書いてる人は「これから投下します」と予告してからの方がいいかもね

    自分は書こうと思ったら書けるけど、既にかなり参加させてもらって満足してるから、他の語り手さんいたらどうぞ

  • 122二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:15:55

    >>72につけ足しておくね

    なおここまでまとめてくれた人とは別人なのでタイトルセンスには期待しないで



    六十九話(>>56-57) ???:「深夜のランニング」

    七十話 (>>59-60) ゴールドシチー:「かくれんぼう」

    七十一話(>>63) モブのウマ娘:「末路」

    七十二話(>>66) モブウマ娘:「手袋」

    七十三話(>>68) スーパークリーク:「インターホン」

    七十四話(>>78) アドマイヤベガ:「妹の声」

    七十五話(>>80) スペシャルウィーク:「母の同級生」

    七十六話(>>89) モブウマ娘:「百物語の締めは」

    七十七話(>>94) トーセンジョーダン:「一人暮らしの部屋」

    七十八話(>>97) トーセンジョーダン:「保健室で」

    七十九話(>>98-99) ウオッカ?:「ばあちゃん」

    八十話 (>>103) アドマイヤベガ:「天体観測」

    八十一話(>>104-105) セイウンスカイ:「川釣り」

    八十二話(>>106) モブウマ娘:「写メ」

    八十三話(>>107-109) 伝説のウマ仙人:「遺骨」

    八十四話(>>110) 1年生のモブウマ娘:「寺生まれのTrainerさん」

    八十五話(>>114) オグリキャップ:「頼りになるタマ」

    八十六話(>>116) シンボリルドルフ:「怪異の経験」

    八十七話(>>118) フジキセキ:「巡回の時に」

    八十八話(>>119) とあるトレーナー:「違和感」

  • 123二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:19:11

    >>121

    それじゃあ早速…「これから投下します」

  • 124二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:19:39

    >>122

    『深夜のランニング』書いた者だけど、特に何も考えてなかったからモブウマ娘でいいよ

  • 125中等部のウマ娘21/12/07(火) 22:28:53

    >>123

    晴れてトレセン学園に合格したアタシは、学園の寮に引っ越すことになった。


    引越しの前日、家の前を同級生のウマ娘がブツブツと独り言を言いながら歩いているのを見つけた。


    その子とは同じ学校で家も近所だったけど、ウマ娘にしては珍しく、走る事がそこまで好きじゃないお昼寝や日向ぼっこの方が好きなタイプで、私はあまり話す事はなかった


    だから何故、あの時、あの子に声をかけたのか今でも分からない。

    でも、その時の会話はハッキリ覚えている。


    「何ブツブツ言ってんの?」

    「変な約束しちゃったよぉ…変な約束しちゃったよぉ…」

    「どんな約束?誰としたの?」


    「約束だから言えないの…でも転校するんだっけ?じゃあいいかなぁ…私が私じゃなくなるんだ…ぁあー…やっぱりダメ、約束だから言えないの」


    そしてあの子は行ってしまった。


    そうして今年の夏休み、久しぶりの地元で地方レースの予選が行われていた。


    買い物帰りだったアタシは、なんとなく途中からだけど見学させてもらった。


    懐かしい面々の中、知らない顔。しかも速い。


    私は近くていた友達に「あの先頭の子誰?」と尋ねた。

    友達は「前に同じクラスだった○○○ちゃんだよ」と教えてくれた。私はビックリして


    「○○○変わったわね…別人みたい。前はもっとのんびりした感じだったし流星もなかったわよね?」と言った。


    すると友達は「えー?○○○ちゃん昔からレース大好きじゃん。流星も昔からあったし」と。

  • 126中等部のウマ娘21/12/07(火) 22:32:03

    >>125

    他の友達数人も、○○○はレースで好成績を納めるリーダー的存在で男子にもモテモテ…等

    私の記憶とは、まったく違うことを言っていた。


    最後の直線を独走する様子を余所に、私はざわつく胸を押さえながら「ゴメン急用が出来た」とスマホを揺らしてその場を後にした。


    家に帰り、○○○が写っている筈のクラス写真や、小学校の卒業アルバムを探したが、見つからない。


    やっと見つけた一枚は、修学旅行の時の写真。流星は…ない。


    母に○○○であることを確認し、印象を聞いてみると、私の記憶と同じ。


    次の日に、友達にアルバムを借りてきた。

    そこには、レースで見たあの子の面影があるカッコイイ○○○が写ってた。


    私が最後に会ってから、3年くらいしか経っていない写真なのに。


    母も「これ○○○ちゃんじゃないよ」と驚いていた。そしてアルバムに書いてあった○○○ちゃんの寄せ書きの言葉は…


    「アタシはアタシさ。約束だからな」だった。


    他の友達に話したら

    「少し見ないうちに、劇的にカッコ良くなっちゃう奴っているだろ。それじゃないか?」

    なんて言われた。


    でも友達との記憶の違いや、あの子と最後に交わした会話が気になって、ついオカルト的なコトを考えてしまう。

    もし、学園に来たら直接本人に聞こうと思っているんだけど…正直何て聞いていいか分からない。


    突然「あんた、本物の○○○?」て聞いたら、へんだしね。

  • 127二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:34:27

    >>122

    ばあちゃん書いたものだがウオッカで合ってる

    分かり辛くてすまんかった

    タイトルありがとう

  • 128ハルウララ21/12/07(火) 22:38:00

    じゃあ次はわたしの番だね!

  • 129ハルウララ21/12/07(火) 22:41:21

    >>128

    えーとね、この前ね、夜中お手洗いに起きたらね、廊下のすみっこで泣いている子がいたんだ!


    それでね、どーして泣いてるの?

    って聞いても何も答えてくれなかったんだけど、お腹が空いてるのかなあ?って思ったから、ウララのおやつを分けてあげたの!


    そうしたらキラキラって光っていなくなっちゃったの!


    おわり!

  • 130ハルウララ21/12/07(火) 22:42:26

    >>129


    そういえば、気になってることがあるんだけど……、





    誰がこの百物語を始めたの?

  • 131二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:52:11

    >>129

    >>130

    不意打ちやめーや(震え声)

  • 132二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:55:14

    ついにあと十話か…

  • 133二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:56:24

    >>130

    ウララちゃん、今それ言う…?(ガクガクブルブル

  • 134二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 22:58:48

    >>107 >>108 >>109

    ちなみに、伝説のウマ仙人はアプリ中に登場したれっきとした公式キャラなのです。「なんだそのオリキャラ?」と思った方はカレン持ってる人に話を聞いて見てほしい。カレンとトレーナー君に可愛い修行を施した謎の実在人物

  • 135二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:02:00

    >>132

    どうせだから、100話終わった後も感想とか言いあいたいな。ここまで話がバラエティ豊かに集まるとは思わないんだ

  • 136二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:07:57

    さーてと
    あとは滅茶苦茶クセの強いウマ娘達が未登場だが…
    書ける気しないなマジで
    エミュむず過ぎる
    自分の書いた文章が違和感ヤバい

  • 137二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:08:42

    >>136

    大丈夫!ガンバッテ!!

  • 138二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:29:51

    >>136

    大丈夫、自分を信じて。ボクはキミが書く物語が見てみたいんだ。


    それと12時過ぎてから編集してると、何だか寒気がするような気がしたりするから…頑張って!

  • 139二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:32:44

    >>138

    それは丑三つ時に投稿してほしいという前フリかな?この欲しがりさんめ~

  • 140二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:33:27

    やるか……スイープトウショウ

  • 141二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:36:56

    >>140

    やっちゃえ!

  • 142オグリキャップ21/12/07(火) 23:38:23

    キタハラ、ちょっといいだろうか。相談があるんだ。
    寮のことなんだが、あそこにはとんでもない秘密があるんじゃないだろうか。

    先日、私が寮の部屋で寸胴鍋から豚骨スープを飲んでいたら同部屋のタマが帰ってきた。
    最初はおかえりと言おうと思ったんだけど、
    無言のまま血走った目でこちらを睨みつけてくるんだ。
    ちょっと薄気味悪くなって、
    「タマ、どうしたんだ。入り口で立ったままで」って尋ねたら、
    「アホかーっ!」と叫んで部屋の外に走り去ってしまったんだ。

    その後、戻ってきたタマが連れてきたクリークにも事情を話したんだが、
    窓を大きく開けて神主が使う御幣?のようなものでカーテンを叩くばかりで話にならなかった。
    タマも怒鳴ったり洗濯物を取り込んでまた洗濯に出したりと謎の行動をするばかりで、
    どうして怒っているのかの話は何も出来なかった。

    もしかすると寮のみんなは私の知らない秘密を抱えているのかもしれない。
    いま思い出しても背筋が凍る思いだ。

  • 143二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:42:26

    このレスは削除されています

  • 144マルゼンスキー21/12/07(火) 23:51:58

    じゃあお姉さんが経験した飛び切り怖い話を語ってあげるわね

    あれは私がトレーナー君とディナーに行った時の話よ
    トレーナー君がお洒落なレストランを予約してくれててね、かなりバッチグーな感じで食事は終わったんだけど
    そのままハイさようなら、ってのもなんだか味気ないじゃない?
    だからレストランの駐車場に停めたタッちゃんの中でトレーナー君とちょっと話し込んでいたの
    他愛も無い内容のことばかりだったけれど、どれぐらい話していたのかしら
    ふと気づいたらタッちゃんの前の暗がりにね、何かが立ってこっちを見ていたの
    ええ『何か』よ
    人のような姿だったけれど、人間でもウマ娘でもない何か
    夜の暗がりの中でも分かるほど黒い、人の形をした影の塊とでもいうのかしら?
    私は思わずトレーナー君の手を強く掴んでしまって、それでトレーナー君もアレに気付いたんだけど
    二人して訳も分からない恐怖感に囚われて、身体を硬直させてアレを見ていることしかできなかった
    私たち二人が視線を外すことも出来ずに見ていると、アレはゆっくりこちらに近付いてきたわ
    足を動かしている様子もないのにこちらに近付いて来るアレは……目も顔も無いのに笑っていた
    絶対に人ではないはずなのに、まるで邪悪な人のように、悪意と嘲りを滲ませて私たちを哂っていた
    そしてアレがタッちゃんのフロントバンパーに触れそうな距離まで来た時
    閃光と共にアレは消えたの
    しばらくしてタッちゃんのヘッドライトがついていることに気が付いて、ようやくトレーナー君の手を離して動くことが出来るようになったから、慌ててタっくんを運転してその駐車場から近くのファミレスへと移動したわ
    大急ぎの安全運転なんてあの時初めてしたんじゃないかしら?
    それからトレーナー君と二人でファミレスの隅に陣取って明るくなるまで震えてた
    二人ともアレが何なのか、どうしてこんなに怖いのかまるで分らなかったけれど
    なぜか、助かったといういうことだけは理解出来て安堵していた
    アレが一体なんだったのかは知りたくもないし、どうして触れてもいないタッちゃんのライトがついたのかは未だに分からないんだけど
    今もトレーナー君と一緒にタッちゃんのメンテナンスをやってあげてるわ

  • 145二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:54:00

    タッちゃんをタっくんに間違えていたので再投稿


    したのだけどまだ間違えているという怪談…

  • 146二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:55:19

    >>145

    だいじょーぶだいじょーぶ、バレへんバレへん

  • 147二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:55:42

    今執筆中なのは>>136>>140の2人で合ってる?

  • 148二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:56:36

    >>142

    怖さの方向性がなんか違うwww

    よりによって部屋でそんなの飲んでればタマも怒鳴るわwww

  • 149二次元好きの匿名さん21/12/07(火) 23:57:39

    マーベラスでなんか書きたい。
    書きたい、が、難しいな、これ

  • 150スイープトウショウ21/12/08(水) 00:00:14

    それじゃアタシが怖い話をしてあげるわ! 怖すぎて眠れなくなっても知らないんだからね!

  • 151スイープトウショウ21/12/08(水) 00:02:21

    この前の夜、アタシが図書室に忍び込んで魔法の練習をしてた時なんだけどね。いつも警備員さんが来る時間じゃ無いのに、足音が聞こえたの。アタシはピンと来たわ、これはきっと夜更かしするウマ娘を攫いに来る悪魔だって! アタシが本棚の裏に隠れたら、悪魔は図書室に入ってきて、こっちに来ようとしてた。
    でも全然怖くなんてなかった。ホントよ! だってアタシにはグランマから教わった『退魔の呪文』があるの!
    使うのは、こんな感じの図形。これを指で平たい地面に、一筆書きで描き続けるの。決まっているのは、1つの線を描くのにきっちり1秒かける、ってこと。これを7回繰り返せば、どんな悪魔も妖怪もすぐ居なくなるってグランマが教えてくれたわ。
    それで、早速その呪文を始めて……そう、ちょうど42秒経ったわ。そこで目を開けたら、気がついたら足音は聞こえなくなっていたし、図書室には誰も居なかったの。そう、呪文は成功したのよ! この天才魔法少女スイーピーにかかれば、悪魔だってへっちゃらってことね!

  • 152二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:05:30

    (この図形を一筆書きしようとすると、必ずどこかで一度引いた線をもう一度なぞらなければなりません。そのため図形一つにかかる時間は7秒、7個描くと49秒ですが、彼女は一つにつき6秒しかかけていません。どうやらパニックで途中で指を床から離してしまったようです。果たして呪文は成功したのでしょうか?)

  • 153二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:07:22

    >>152

    いやあああああ!!

    ぞわっとしたああ!!

  • 154二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:09:20

    はい!マーベラスサンデーで書けたので投稿します!!

  • 155マーベラスサンデー☆21/12/08(水) 00:10:37

    それじゃあアタシがマーベラス☆
    なお話をしてあげるね!

    あのね!世界はみんな気づいていないだけでとってもマーベラス☆なの!

    お散歩途中の石ころも、ターフに降る一雫の雨粒も、ダートの砂粒一つだって!

    見方を変えればみーんなマーベラス☆

    逆に言うと、気づかなければ存在しないのと同じなの!



    部屋の隅にいる背の高い影も、アナタの隣にいる蠢くモノも、空に浮かぶ数多のお目目も

    気づかなければいないのと同じ!!

    きゃはっ☆

    ようこそ!
    マーベラス☆な世界へー!!

  • 156二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:15:54

    これで九十四かな?
    あとは頼みます!もう完全にネタ切れだ!!

  • 157二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:19:39

    >>155

    …きゅう。

  • 158二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:25:58

    あんなにも怖い話をかける自分の才能が、怖い……怖すぎて寝れない……電気消せない……なんでもう一個だけ書きます。エイシンフラッシュってまだですよね。

  • 159二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:27:03

    >>158

    まだだよ!!










    さっきからカーテンの隙間からなんか見えてない?

  • 160二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:30:25

    >>159

    (゚'◯゚゙*')(*''゚◯゚*゙)

  • 161二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 00:45:37

    >>159

    ちょっとやめてよ…あのカーテンは境目をマジックテープで止めるから、テープ剥がさなきゃ隙間なんて出来ないのよ…?


    剥がれる音なんて…しなかったじゃない…ねぇ?

  • 162エイシンフラッシュ21/12/08(水) 00:51:45

    それでは、少しだけお話をさせていただきますね。


    私の故郷、ドイツの有名な作品に、Der Freischütz……魔弾の射手、というものがあります。
    あらすじを簡単に説明すると、ある狩人が自分の結婚式で余興の射撃に臨む際、仲間の狩人からとある銃を受け取ります。それはとても素晴らしく、狙ったものを何でも打ち抜く銃……しかし仲間は実は彼を憎く思っていて、六発目までは自在に当たるが、七発目は悪魔の望むものに的中する。そんな銃を悪魔に作らせていたのです。
    主人公は魔弾で六つのものを見事に撃ち抜き、そして最後の余興として鳩を撃とうとしたところ、花嫁が突然飛び出してきて弾丸は彼女に……となりかけた時、花嫁が賢者から受け取っていた薔薇の冠がお守りとなって、弾丸は仲間の狩人に当たる……そういうお話です。
    これは昔から有名な作品で、ミュージカルやオペラとしても多く演じられてきました。しかしそれを演じるにあたって、ドイツには一つのしきたりがあるといいます。それは『小道具として空砲を込めた本物の銃を使うときは、結婚式で六発発砲するシーンのうちどこか一発を省略し、五発しか撃たないこと。』
    さて、とある劇団が魔弾の射手を演じる際、ありふれた六発のリボルバーに、音だけが鳴る弾丸を詰めて臨んだのですが……うっかりしていたのか、しきたりを忘れたのか。予定から外れて、結婚式のシーンで六発発砲してしまいました。シーンを中断するわけにもいかず、やがてクライマックスの七発目……引き金を引いた瞬間、大きな銃声と共に劇場の電気がすべて消えたのです。幸いにして電気はすぐに復旧され、その後の演目は予定通りに済み、劇は終わりました。
    しかしそれから数日後、花嫁を演じた役者の方が自宅で亡くなっているのが発見されました。死因は銃殺……何者かに頭部を撃ち抜かれていました。しかし、犯人も弾丸も見つからず、捜査は迷宮入りしたそうです。


    ……ええ、その通り。リボルバーの装弾数は六発、当然弾丸も六発しかないのですから……結婚式のシーンで六発分の発砲を行ってしまえば、七発目のシーンで銃声が鳴る筈がありません。
    私は悪魔や幽霊は信じませんが、その時は大変な騒ぎになったそうですよ。

  • 163ミホノブルボン21/12/08(水) 01:18:31

    百物語……ですか。
    了解しました。オペレーション「怪談」を実行します。

    その日、私は遠出をするために電車に乗っていました。
    昼からの用事だったこともあり、朝7時発の電車を選択。
    前日の準備があまり捗らなかったこともあり、当日は寝不足で……
    つい、居眠りをしてしまったのです。

    気が付くと、電車には私一人しか乗っていませんでした。
    それだけではありません。朝7時発に乗車したにもかかわらず、窓の外が真っ暗なのです。
    最初はトンネルの中なのかと思っていました。しかし、何分経っても外の景色が視認できず……
    この状況が異常だと気が付くのに、そう時間はかかりませんでした。

    このまま、どこに連れていかれてしまうのか。
    行先不明の鉄籠に閉じ込められている恐怖に体を強張らせていると、列車は唐突に減速を始めました。

    『■■■■を■■頂き、誠に■■■■■■■■。』
    『次は、■■。■■。降り口は右側です。』

  • 164ミホノブルボン21/12/08(水) 01:18:48

    車内放送は殆ど聞き取れませんでした。正確には聞き取れたのですが、私の知識にありません。
    そして、右側のドアが開きます。ぽっかりと開いた長方形の暗闇に、私は得も言われぬ危機感を覚えました。

    『おりろ。』

    機械的だった車内放送が突如声色を変え、怨嗟の声をもって呼びかけてきました。
    驚いた私が振り向くと……電光掲示板に「おりろ」、車内広告に「おりろ」。

    私は錯乱し、目を瞑り耳を塞いでその場に蹲ってしまいました。

    『はやくおりろ。』

    その時、何かが驚異的な力で私を掴むと、私を外に放り出しました。
    もう駄目かもしれない、そう思って目を開けると……私は、沿線上の駅のホームに倒れていました。
    冬風に晒された冷たいコンクリートが、その日ばかりは暖かく感じたのを覚えています。
    時刻は午前10時。いつもと変わらない太陽が私を照らしていました。

    「おりろ」と私に伝えていた存在はいったい何だったのでしょうか。
    あの時、何者かが外に放り出してくれなければ……
    あの場に蹲ったまま、電車が発車していれば……私は、どうなっていたのでしょうか。

  • 165モブウマ娘21/12/08(水) 01:35:36

    97番目、書いてもいいですか?

  • 166二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 01:36:22

    >>165

    お願いします!

  • 167モブウマ娘21/12/08(水) 01:55:07

    >>165

    これは長く勤めたトレセンの警備員さんから聞いた話です。


    昔トレセンの下駄箱から蹄鉄が繰り返し盗まれる事件がありました。昼夜問わず、人目の途絶えた時になくなるのです。

    そのため、隠しカメラをつけて24時間動画をとり、そのまま警備員室のデッキに録画されることになりました。


    毎日警備員さんが前日の動画を早回しで再生して不審者がいないかチェックするのでしたが、お盆の時期に入ると、夏季休暇や急病人など、様々な事情が重なって一週間分の映像が溜まってしまったそうです。


    監視カメラのモニターを横目で見ながら早回しを始めると、なんと早くも不審者の姿を見つけました。フラフラ、うろうろしながら隠しカメラに近づいてきます。相貌を確認しようと一端通常再生にしましたが、カメラの画質のせいか、今一つ年齢も性別も印象がはっきりしません。やがてその人物は、カメラに気がついたようでズンズン近づいて来ます。過去の映像とはいえ嫌な気分で見ていましたが、画面用ほとんどいっぱいになるくらい顔を近づけて、ジーッと見つめてきます。

    『シューズや蹄鉄よりこんな不審者が生徒の近くにいることが問題だな』と思いながらまた早回しを始めましたが、いつまでたっても顔がそこから動きません。少し揺れたり動きながら、顔はずーっと映り続けています。『こいつ異常者か?それともカメラを持って顔を近づけたまま移動してるのか?』と画面端を確認しますが、チラッと写る下駄箱に変化はありません。

    だんだん嫌な汗をかきながら、3倍速、5倍速とスピードを上げます。チラチラ画面が揺れ、日が傾いて夜になりますが、目を見開いたまま顔は画面から離れません。また明るくなり、暗くなり、そしてまた明るくなったところで、とうとうそれ以上再生するのを止めたそうです。

    「中腰で下駄箱覗き込んだまま身じろぎもせず三日三晩立ってるだなんて、きっと警備員や警察が捕まえられる相手じゃないからね。まあそのときは怖かったよ、何より下駄箱を見回りに行くのがね。」と彼は笑っていました。


    録画データはデッキの中に入ったまま、おそらく学園のどこかにあるそうです。

  • 168匿名希望21/12/08(水) 01:57:09

    不気味…
    私もいいですか?

  • 169二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 01:57:50

    >>168

    どうぞ!

  • 170匿名希望21/12/08(水) 01:58:51

    じゃあ、少し話させてください。これは地元の知り合いのウマ娘から聞いた話なんですけど…
    その日、その娘は友達たちと一緒に用があって山に登ってたんですけど、かなり遅くなっちゃって「お母さんに怒られる!」ってウマ娘専用レーンをダッシュしてたそうです
    家まであと少しってときに突然、山の方から「かえして、かえして」って話しかけてくる声が聞こえてきて、後ろから何かがものすごい速さで追いかけてくる気配がしたんだそうです。その娘は振り返ることもせず一心不乱に走って家まで帰ったそうなんですけど、その日お風呂に入ってる時に鏡で自分の背中を見たら、手形がびっしりと付いてたんだとか…

    ……ここからは誰にも言わないでくださいよ?その娘と友達たち、なんのために山に登ってたと思います?
    実は彼女たち、結構有名ないじめっ子だったんです。彼女たちが山に登った日、ある女の子が行方不明になった日なんですよ

  • 171二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:02:30

    >>167

    呪怨思い出しちゃったじゃないですかやだー!

  • 172前スレ121/12/08(水) 02:03:42

    次で九十九話ですね……
    楽しみです

  • 173二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:11:23

    99行っていい?

  • 174二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:12:44

    任せた

  • 175二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:13:04

    お願いします!

  • 176モブウマ娘21/12/08(水) 02:16:04

    学校の寮の三階の奥から3番目のトイレは、昔、本当に出たらしい。
    そこに入って鍵を閉めてトイレをしてたら、目を離した隙に下の隙間から手がすうって出てくるんだって。

    ある勇敢なウマ娘が思いっきり踏んづけたあとはそんな話は聞かなくなったの。
    でもその子が年末におうちに帰って家のトイレに座った瞬間的にね。
    ペタって冷たい手にお尻触られたんだって。

    ごめんね、みんな聞いちゃったよね。
    次にトイレで嫌な思いしたら、まあ運がなかったって諦めてね。

  • 177二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:17:11

    いやーな気持ち悪さだな…

  • 178二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:18:43

    踏んづけた、が一瞬ケツで押しつぶしたのかと思った・・

  • 179前スレ121/12/08(水) 02:19:18

    これで九十九話ですね…
    今ならここで辞めることもできますが、いかが致しましょうか?

  • 180二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:21:19

    >>179

    深夜二時、ちょうどのお時間なんだもの、そりゃもう行くしかないでしょう(正座待機)

  • 181前スレ121/12/08(水) 02:24:06

    では、二時半になりましたら

  • 182二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:25:39

    では、塩撒いて待ってますね

  • 183二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:25:46

    >>179

    私が聞いた話だと九十九話で止めると百話目を自分で体験する事になるんだって…

  • 184二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:26:34

    >>177

    聞いた人の誰かが呪われる系は怪談の花よ!(個人の意見です)

  • 185二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:28:34

    丑三つ時に丁度百話目か

  • 186繝槭Φ繝上ャ繧ソ繝ウ繧ォ繝輔ぉ21/12/08(水) 02:30:16

    今宵は、私主催の「百物語を語る会」に来ていただいて、ありがとうございます……

    最後に私から、一つ小話を……


    皆さんは、百物語の成り立ちについて……ご存知でしょうか……?

    起源については、正確なことはわかっていませんが……室町時代に始まり、江戸時代には、武士たちの間で肝試しとして盛んに行われた……という説と、

    戦国の将軍に仕えた、御伽衆(おとぎしゅう)という……将軍や大名への語り部を務めた方々のお話に由来する……という説が、一般的なようです……

    話す内容は、必ずしも怪談話である必要はなく……不思議な話や、人と人との因縁を語ることもあったそうです……


    ですが百物語のセオリーとして、「百話目を語ってはいけない」……というものがあります。もし百話目を語り終えてしまったら……本物の怪異が……現れるのだと……

    参加者たちは怖い話が聞きたいだけであって、怪異が現れては困るため……必ず九十九話目を語り終えたら、そのまま朝が来るのを待っていたそうです……


    『諸国百物語』では、百話目に「百物語を行うことで富を得たという話」を語ることで……そうした怪異が現実に生じることのないようにという、一種の魔除けとしたそうです……

    他にも、百物語の結果が幸福に繋がる話はありますが……これらは例外としましょう

  • 187髱定。檎㊧21/12/08(水) 02:31:22

    百話目を語った後の怪異で有名なのは……青行燈(あおあんどん)、という妖怪が現れる、というものでしょうか。この妖怪は黒い長い髪と角、黒く塗られた歯を持ち……白い着物を着た鬼女の姿で描かれています
    角の生えた女性……まるでウマ娘の大きく尖った耳のよう……

    私はこう考えています。「もし今まで行われた百物語の全てが九十九話までしか語られず、最後まで語られたことがなかったとしたら」……?
    この青行燈という存在を語られるだけだった妖怪は……今も、現世に生まれ落ちるのを待っているのではないか、と……

    と言っても……誰も見ていない妖怪の姿が事細かく語られているのも……おかしな話ではありますが……


    ……なぜそんなにも百物語に詳しいのか、ですか……?
    当然です……ずっと……ずっと……





    この時を待っていたから

  • 188二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:35:24

    このレスは削除されています

  • 189二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:37:23

    >>183

    ヒッ

  • 190二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:37:54

    よい百物語でした!
    (なんだよー!主最初からこの予定で準備してたって位ハマってるじゃんかよー!)
    参加者の皆さんもお疲れさまでした

    全100話目録良かったら作り直すよー

  • 191二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:39:17

    お疲れ様でしたー!

    >>190

    マジですか!?是非お願いします!

  • 192二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:41:16

    あれ?>>188

    >>188がどこへ行ったか知らないか?

  • 193二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:42:31

    >>192

    そこだけなんか無いよね。レスが消されたーみたいなのも書いてないし。バグ?

  • 194二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:43:59

    感想用とかのために次スレってたてるんですか?

  • 195二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:45:19

    最後すっごい怖かった…怖かったよぉ…




    >>192

    知らない…アタシ見てないから知らない…

  • 196二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:45:25

    折角ですし、スレ立ててきますね

  • 197二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:48:28
  • 198二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:50:14

    うめ

  • 199二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:53:04

    うめ

  • 200二次元好きの匿名さん21/12/08(水) 02:53:12

    200なら何かが起きる

オススメ

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