- 1二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 01:43:22
自決直前のヒトラーが現代にタイムスリップ!
現代人からは政治風刺を得意とするモノマネ芸人と勘違いされ、あれよあれよとスターに
・・・と、さわりだけ見れば完全な異世界コメディであり、ドイツ本国でも「ヒトラーを面白おかしく描くとは何事か!」と苦情が殺到したらしい。
しかし、シュールギャグだと思い込み、肩の力を抜いて読んでいる人ほど手痛い指摘や皮肉を突きつけられる1作。
「笑って読んでるアンタもかつてのヒトラーと同罪だからね?」
また、不謹慎だと叫ぶ人々へ対する「じゃあ貴方は第2のヒトラーを生み出さない自信があるの?」
という問いかけも併せ持った終盤の展開は見事としか言えない。
小説版と映画版で筋が若干ちがうけど、裏テーマは一貫している。
「あの時ヒトラーを選んだのは、我々市民だよね?」
あの時も今も、彼は合法的にトップへ上り詰めたのだ。
ちなみに、言語版単行本の値段は19.33ユーロ。
これは、ヒトラー率いるナチスが第1政党となり権力を掌握した年。 - 2二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 02:04:38
普通に書き込みに見入ってしまうわ
- 3二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 02:11:04
まずい、全然語彙力が無いので保守
- 4二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 02:27:24
ほ
- 5二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 02:43:26
駆け込み訴え/太宰治
感想
アンビバレンスな感情と繊細に移ろう気持ちが一人称の口語で綴られている。
冒頭から“あの人”を裏切る、というか生かしちゃおけない、ひどい人だと言っているが“あの人”への思いが赤裸々に………語られている。
まぁ、言ってしまえば全編“あの人”への愚痴なのだけれど最後の締めで名前を明かすところで鳥肌がたった。
宗教関係に詳しいと楽しく読めるし、憧憬とも愛とも憎悪ともとれる感情が好きな方にオススメ。
まぁ有名だしみんな知ってるかもだけど、やっぱり太宰は上手いね - 6二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 03:06:26
火星の人 アンディー・ウィアー
クソッ!火星に1人だけ取り残されちまった!
NASAが俺を発見するまで、そして助けるまで生き延びなければいけない。しかし俺は植物学者だ。ここにはジャガイモもあるし、上手くやれば食いつなげるのでは?
NASAの陽気な宇宙飛行士が事故で火星に取り残され、助けられる日までを生き延びる小説。「オデッセイ」として映画化もされている。
作者アンディー・ウィアーの小説の特徴は、口語が多いことだ。「火星の人」では特に顕著で、ダイアログを文字化する形で主人公の視点が書かれている。NASAや宇宙船側の視点も書かれているが、そちらはきちんとした文章。
この小説の魅力は何といっても主人公の語り口だろう。陽気でユーモアがあり諦めない。The主人公といった形の主人公だが、知識は本物であり、数々の危険を冒しながら生き延びていく為に開拓、探索を行う。その合間合間に暇潰しを探しているのだが、その描写も面白い。ハードSFといえば硬派なものを思うかもしれないが、この作品はその真逆を行くだろう。とはいっても緻密な考証によって生み出されたのでSF好きも大満足の一品である。ライトノベルだと思って読んでみて欲しい。 - 7二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 03:12:09
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- 8二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 04:02:05
どれだけ購読意欲をそそれるか大会?