エリクトがデータストームに同調できる理由を考えた

  • 1二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:37:02

    エリクトやスレッタの遺伝子がデータストーム耐性を持つ理由とスレッタがデータストームに同調できていない理由を考えたのでウキウキで投稿しちゃう。

    ① 3,40年前
    当時10歳になるかどうか位のエルノラは腕に重度の障害を負い、カルドナボ博士が携わるガンドの臨床試験に参加。(成功し今も義手を使う)
    以降第二の母的存在として交流を続ける。

  • 2二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:37:17

    ② 26年前
    ガンドの技術を応用したモビルスーツの第1号機が完成。
    誰もデータストームの存在を知らないため、この機体にはデータストームのフィルターがない。

    以下のような理由で、最初のテストパイロットにエルノラが選ばれた。
     ・カルドナボ博士の知り合い
     ・ガンドを長期間使用(パーメットの体内流入に慣れている)
     ・若い女性

    この時既にナディムと結婚し妊娠もしていたが、それに気づかないほどの妊娠初期だったためテストに参加した。(博士は妊婦と知ればテストを中止するタイプの大人)

    機体のパフォーマンスを最大限発揮できるパーメット流入量(スコア5相当)を早速試すも、エルノラの体が想定外の拒否反応を起こしたため、試験は即座に中止。
    開発に関わった技術者たちがこの機体を化け物と呼んだことからキャリバーンの名を与えられた。

    受精から数日程度の卵(後のエリクト)は、激しい細胞分裂を続けているところにエルノラを介してデータストームを受け多くの細胞が死んだが、一部の細胞ではパーメット流入によるランダムな突然変異が起こった。
    その中のたった一つの細胞がデータストームに対して耐性を持っており、まだ全能性幹細胞だったために問題なく成長を再開できた。
    つまりエリクトの耐性は奇跡ではなく、いくつかの変異の中からの淘汰されたもの。
    これは誕生後の人間では起こらない。ごく一部の細胞でエリクト的変異が起こっても、全身の細胞がそれに入れ替わることはできないからだ。

    キャリバーンでデータストームの存在に気付いた研究チームはヴァナディース事変までデータストームが発生しない機体の開発を目指す中で、せめてましにする「フィルター」の開発に成功した。

  • 3二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:37:29

    ③ プロローグ(21年前)
    キャリバーンは既にガンダムの完成形だったため、残る課題はデータストームのみであった。
    アドステラのMSはほぼ全てに操縦を最適化するAIがシステムに含まれ、キャリバーンを含むガンダムも例外ではなかった。
    ガンダムAIではパイロットのパーメットへの反応を学習し、パイロットに最適化したパーメット流入パターンを決定する能力が確認されたが、当時のAIがそれを成すにはスコア5相当の情報量を必要としていた。

    プロローグではこの能力を強化したルブリスAIを使い、低スコアでAIとパイロットの同調を目指しており、レイヤー33からのコールバックこそAIがパイロットの学習を始めたことの合図だった。
    焦ったエルノラがスコアを上げようとしたのはその方がコールバックの可能性が上がるとわかっているから。
    博士は焦るエルノラに、「あんたでダメなら~」的発言をしたが、エルノラが特別な存在かのように言ったのは上の通り度々テストに参加してきたから。

    エリクトの細胞はフィルターなしのスコア5に耐えられるため、フィルター有りの機体(ピンクのルブリス)ではなおさらスムーズにスコアを上げることができた。
    ルブリスAIの方がエリクトに同調することでエリクトはデータストームとの同調という後天的才能を手に入れた

    レイヤー33からのコールバックはデータストーム解消の最後の課題であり、つまりガンダムの完成は間近に迫っていた。
    オックスアースは地球側の企業であり、ガンダムの完成はアーシアンが異次元の性能のMSを手に入れることを意味していた。
    これは地球と宇宙の軍事バランスの逆転を意味し、MS開発評議会は焦りを感じていた。
    なにより、デリングの「ガンダムを完成させてからでは遅い」という発言や、「アーシアン風情が出しゃばるから」といった発言も、ヴァナディース事変の目的が結局のところ地球搾取を続けるためだけだったことの証拠である。

  • 4二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:37:41

    ④ 第18話
    幼児期のスレッタの頬に赤いデータストームの模様が発現しても苦しんでいないのは、発生源であるAIがエリクトの遺伝子と同調済みで、初めからスレッタにも同調していたから。
    エリクトと同じ遺伝子をもつスレッタやカヴンの子は、全てエリクトと同程度にデータストーム耐性を持ち、エリクトに同調したルブリスAIと全く同じシステムであれば、エリクトのように同調できた。
    鍵としてどうしても必要だった生身のパイロットスレッタを除き、カヴンの子はガンビットに姿を変えた。

    エリクトはスレッタを突き放すためにわざと同調していないデータストームを浴びせたため、スレッタは苦しんだ。

  • 5二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:37:55

    ⑤ 最22話
    キャリバーンは最初期のガンドアームであり、ヴァナディース事変で押収されたためエリクトに同調したルブリスAIを搭載していないから、スレッタは同調できていない。
    21年前のエリクトと違いフィルター無しでスコア5を浴びているため流石に苦しんでいるが、その程度で済む時点で5号には意味不明である。
    スレッタは常時スコア5で戦っているはずだが、意外にもテスト時のスコア3や4より落ち着いており、「慣れた」ような反応であった。(赤い発光も4→5で弱まった)
    キャリバーンのシステムは徐々にスレッタに同調し始めており、戦いの最中キャリバーンも青く発光しスレッタが全力を出せる条件が整う可能性がある。

    エルノラもといプロスぺラは、遠くで高速で動く機体にもかかわらず即座にキャリバーンだと気づいたが、諸悪の根源であるガンドの呪いの始祖であり、過去に殺されかけた機体なので、21年経っても忘れるわけがなかったのである。

    「やはりスレッタなのね」と悲しげに言ったのは、スレッタにかかる負荷をテストパイロット時に経験しており、娘の苦しさを容易に想像できたからであって、敵になってしまったからではない。
    スレッタが敵であっても、エリクトがオーバーライドするのなら、スレッタにも同調したデータストームを選べるはずだから、スレッタを殺さずに止める選択ができる。

  • 6二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:38:12

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  • 7二次元好きの匿名さん23/06/24(土) 21:51:39

    まとめると、
    ・キャリバーンに一切データストームフィルターがないのは、データストームの存在を知る前の機体だったから。

    ・ガンダムのAIにはパイロットに最適化されたパーメット流入パターンを模索するフェーズが存在し、ルブリスAIではこれをレイヤー33と呼んだ。これこそがデータストームとの同調の正体である。

    ・レイヤー33からのコールバックはスコア5の突破で実現できるが、それに耐えられる人間はいなかったので、エルノラのチームは低スコアのままこれを目指していた。

    ・ガンダムは完成間近だったが、オックスアースは地球側の企業であり、アーシアンが力を持つのではと焦ったMS開発評議会がヴァナディース事変を決行した。

    ・エリクトが持つ遺伝子は大量のパーメット流入による突然変異であり、大人の細胞が変異してもそれが幹細胞でないために体全体に耐性が付くことはなかった。エリクトは受精直後にこれを受けたため、全身の細胞に耐性があった。フィルターなしでもスコア5に耐えるエリクトはテストをあっさりクリアした。

    ・スレッタがデータストームに同調しないように思えるのは、エアリアルはエリクトが「同調させなかった」からであり、キャリバーンは古すぎてルブリスのようにAIのパイロットへの同調を促進するシステムがないからである。スレッタがデータストームを受けたのはこの2回だけであり、「相手が悪かった」と言える。

    ・スレッタはエリクト以上に苦労をしているが、長く操縦するほど慣れてきているように見える。つまり緩やかにキャリバーンがスレッタに同調し始めている。


    ということで私の考察が否定される前に投稿しておくので明日外しまくって爆死するのを楽しみに待とうと思う。

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