- 1二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:20:27
- 2二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:22:42
俺をだましたのか
というか誰だよこれフクキタルか? - 3二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:22:44
つまらん
- 4二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:22:47
ざけんな!!!!
- 5二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:23:00
二番煎じやめなされ
- 6二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:57:47
とある噂話を聞いたことがある。
────ウマ耳かじりおじさん。
ウマ娘の背後に現れて、ウマ娘の耳を口でかじる中年の男性。
不思議なことに、周囲の人はおろか、本人でさえかじられていることに気づかない。
一部の霊感がある人だけ、それを見ることが出来る。
でも決して気づいてはいけない、気づいたとしても無視しなければいけない。
もしも自分が気づいていると、おじさんにバレてしまったら、その時は。
ファン感謝祭当日、今年は学園を飛び出して、ハチャメチャな内容になっていた。
名だたるウマ娘達が障害走やバスケなどで激戦を繰り広げるなか、私は屋上からそれを眺めている。
あの盛り上がりには参加できないけれど、双眼鏡で全体を見通せる、なかなかのスポットだ。
「いやあ、それにしても例年以上に人がいっぱいいるなあ」
ずっとグラウンドの方を見ていたけれど、なんとなく双眼鏡を客席の方に視線を動かした。
見覚えのある商店街の人達や、現在の競技に不参加なウマ娘達もいる。
みんなみんな笑顔で、楽しそうで、こっちまで笑顔になってしまう。
そんな最中、何か、急に違和感を感じた。
「……あの人、なんか近くない?」
あの占いなどで良く学園を騒がせているマチカネフクキタルさん。
その背後に密着するように、一人の中年のおじさんが立っていた。
……もしかして、何か犯罪行為をしているのではないだろうか。
ちゃんと確認するために、私はその二人にピントを合わせて、注目する。
彼女は、背後に人がいることに気づいてないかのように、明るい笑顔で声を上げていた。
流石におかしい、あの距離は確実に接触している、気づかないなんてありえない。
周囲には生徒会所属のウマ娘や大人の女性もいるのに、何の注意もしていない。
頭にクエスチョンマークが何個も浮かぶ、なんだこの状況は、どう考えても変だ。
やがてそのおじさんは、心を波立てる私を嘲笑うかのように、とんでもない行動に出た。 - 7二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:58:01
「…………はあ!?」
あろうことか、そのおじさんは、フクキタルさんの耳を口に含もうとした。
歪んだ笑みで、淀んだ瞳で、薄気味悪いその口で。
全身に鳥肌と、燃え盛るような激しい怒り。
気づかれてないからって、こんな暴挙許せない、私は思わず立ち上がってしまう。
刹那、双眼鏡越しのおじさんの瞳が、ぎょろりとこちらを向いて。
み、た、な、と、絶対に聞こえないはずの言葉が、確かに届いた。
ぞくりと、背筋に冷たいものが走り、私は持っていた双眼鏡を取り落としてしまう。
周囲を見回しても誰もいない、ほっと溜息をついてから、双眼鏡を拾い、再度覗き込む。
すると、フクキタルさんの背後にいたはずのおじさんは、まるで幻だったように消えていた。
その周辺を探してみるも、誰かが動いたような形跡はなく、始めからいなかったよう。
……私の気のせい、だったのかな。
いまいち納得できない、薄気味悪さを感じながらも、改めて観戦に集中しようとした。
────こつ、こつ、こつと小さな足音を、私の耳が捉える。
心臓が跳ねあがる、全身から冷や汗が噴き出る、身体が震えだす。
逃げ場所なんてない、私は呼吸を乱しながら、その足音が近づいてくるのを待つしかない。
徐々に大きくなっていく足音、やがてそれは踊り場まで辿りついて、きぃっとゆっくり扉を開けた。
「……あっ、やっぱここにいた! 探したんだよ、次の競技一緒に見るって言ったじゃん!」
現れたのは、葦毛のポニーテールが特徴的な、クラスメート。
良く一緒にいる、私の親友の一人だ。
少しだけ怒っている様子の彼女を見て、私は大きくため息をついてその場にへたり込んだ。 - 8二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 20:58:15
「えっ、大丈夫? どうかしたの?」
「ううん、なんでもない……ごめんね、時間見てなかった」
「もーしっかりしなさいよ、ほら、手出して」
呆れたようにで彼女は私に手を差し伸べて、私のその手をぎゅっと握り締めた。
その直後、少し慌ただしい様子の足音が、階段から聞こえてくる。
二人でそちらに視線を向けると、扉からは黒い髪をした、小柄なウマ娘の姿。
私達のもう一人の親友が、俯きながら呼吸を整えていた。
しばらくしてから、落ち着いた彼女は困ったような表情で、私達を見つめる。
「もぅ、置いて行かないでよお、あたし階段昇るの苦手なんだか────ひいっ!?」
彼女の言葉が凍り付く。
私を見て、その大きな瞳を見開いて、恐怖の色を滲ませていく。
彼女は悲鳴を上げながら腰を抜かして、身体を震わせながら、後ずさってしまう。
私と葦毛の親友は、お互いに顔を見合わせて、首を傾げる。
そして、私は気づいてしまう。
黒髪の親友のが見ていたのは私ではなく、私の『背後』であるということに。 - 9二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 21:12:17
- 10二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 21:21:57
なんで書いたの?
- 11二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 23:49:02
ひどいものを見た
- 12二次元好きの匿名さん23/06/27(火) 23:54:42
なんであの画像からそんなSSが出力されるんだ…?
- 13二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 00:30:33
これは評価されるべきウマ娘ホラーSS
- 14二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 00:31:46
なんであんなスレから良作SSが出来上がってるんですか?
- 15二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 00:33:37
釣られたままでは嫌だと一矢報いるその反抗心誉高い
とはいえ>>10の一言に尽きるが