なになに～どうしたの～？

1二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 11:12:09

「キングからそういうのしてくるの珍し～」
「…べ、別に、気が向いただけよ」
…まだほとんど何もしてないのにもう少し余裕無いんだなぁ。
「気が向いただけで部屋に呼んでこうやって私のこと壁に追いやってるんだ？逃げられないなぁ～、いやーんこわ～い」
「っ…！あんまり私をからかわないの！」
「うわっ！？」
…あらら、壁ドンやりたいのかと思ったらベッドに押し倒しちゃったか。
んでも～……キングさぁ、せっかく私のこと押し倒せてるのにめちゃくちゃ困った顔してるよ～？
あーあ、セイちゃん完全に余裕ないの見抜いちゃいました。
「…あらあら？意外とキングって大胆だよねぇ」
「…一流には時に大胆さも必要なのよ」
「えー？その割には結構こっから慎重だよねぇ…」
「……いいから、あなたは、その…目でも閉じてなさいよ…！」
おーおー、焦っちゃってまぁ。
主導権を握れてるのか分かんないから、表情に不安が浮かんじゃってるしそれを全然隠せてない。
私相手にそんなの見せてたら考えてることぜーんぶ分かっちゃいますよー。
「えー、目閉じちゃったらキングがどんなことするか分からなくて怖いなぁー…」
「じゃ、じゃあ、別に目を閉じなくても良いから、黙って大人しくしてなさい…！」
「…大人しくしてたら何をしてくれるの？」
「へっ？」
「こうやって押し倒して、私の手首押さえつけて、ぜんっぜん動けない状態にしちゃってさ、へんたいキングはどこまでしてくれるわけ～？」
「ど、どこ、まで……！」
あーあ、焦っちゃって。
どうしたら私の余裕を無くせるのか分かんなくなってきて完全に表情もパニクっちゃった。
いつの間にか私の手がキングのほっぺた撫でてるのも気付いてないんだもんなぁ。

ほーんと、キングって超かわいい。