- 1二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 16:50:21
- 2二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 16:56:39
ハジメちゃん…
………………
ハジメ……
……………誰だ……?
ハジメ…起きて…………起きて………
途端俺の意識は遠くなっていった - 3二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 18:32:25
途端ガクンと身体が大きく揺れた。
俺は思わず目を開く。
(何が起こった…。)
シートベルト閉めていた腹に痛みがジクジクする。
窓を覗くと普通の宇宙が目に広がっていた。
すぐさま無重力空間に浮かぶ物を掻き分けタブレットを手繰せ連絡する。
「揺れたが宇宙船は無事か?」
「月島様すみません。先程機体トラブルがあって大きく揺れたんです。機内に異常は、確認する限りございません。御安心下さいませ。」
「そうか…異常がなかったらいいんだ。機体が乗っている。手荒がないよう頼みます。」
そう言いきると通信を切った。俺は機体…月島が座る空間の壁を撫でた。
「アナスタシア…」
(これは鶴見さんに貸して貰った機体だ、傷なんざつけられない。)
俺は傷がない事を確認するとはぁとため息を漏らした。