- 1二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 06:25:18
- 2二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 06:25:34
- 3二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 06:33:32
えぇっ未実装キャラのSSを!?
ところでダイスは各々振って良い感じ? - 4二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 08:09:05
- 5二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 08:10:29
どれ
dice2d94=27 28 (55)
- 6二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 08:28:41
ボーノ持ってねえ!バレイベで共演してたなと思って軽く読み直してきたけどこの2人会話してねえ!
- 7二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 08:29:33
こういうスレ、久々に見た気がする
dice2d94=20 2 (22)
- 8二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 09:00:04
ウカツ
dice2d94=60 74 (134)
- 9二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 09:52:45
- 10二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 10:33:34
- 11二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 10:36:10
しまった
dice2d94=67 56 (123)
- 12二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 10:38:01
おばあちゃん持ってないし、タップもひしみーシナリオぐらいしか見たことない……
なんも分からん…… - 13二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 10:39:19
dice2d94=4 29 (33)
- 14二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 10:51:30
昼休み
今日もいつも通り図書委員の仕事をしているとクラウンさんが来た
「こんにちは、ロブロイ。探している本があるのだけれど探してくれない?」
「はい、どんな本ですか。」
「ダイヤに中国語を教えてってお願いされてね。丁度いい中国の物語ってあるかしら?」
「それなら…この本はどうでしょうか。」
「あぁ、これなら向こうで読んだことがあるわ。ありがとうね、ロブロイ。」
クラウンさんは感謝の言葉を伝えるとすぐに図書室を出て行った
こういうたまに来る人との交流も図書委員の楽しみのひとつですね - 15二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 10:53:38
- 16二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 11:08:51
よいしょ
dice2d94=93 15 (108)
- 17二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 11:12:42
3回も警告したぞ!あのやずやですら2回なのに!
dice2d94=39 52 (91)
- 18二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 11:51:50
帰って覚えてたら書くか
dice2d94=85 5 (90)
- 191823/07/03(月) 11:52:51
タルちゃんもフジも持ってないよ〜
情報集めからだよ〜 - 20二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 12:52:35
「マンボー!!どこデスかー!!」
今日もエルコンドルパサーはペットであるマンボに逃げられていた。
しかしその様子は少しおかしく……。
「うぅ……またマスクごと……」
髪を振り乱しパタパタと早歩きをする、その表情は暗く、しかし目元ははっきりと見える彼女。マンボを探しながらも、両手は隠すかのように顔を覆っている。
「こんなところ見られたらピンチデース、恥の上塗りってやつデス……」
世界最強のウマ娘として、あと隠れてペットを飼っていることについて。守らねばならないものは多い。
ウロウロと暫く歩いていると、曲がり角で何かにぶつかった。
「ぶわっ……ってあれ?痛くない」
「おや、すまない。怪我はないか?」
エルがぶつかった人物は白い大きな毛玉……ではなく、ビワハヤヒデであった。
「すみません、ハヤヒデ先輩。クッションみたいで……この通り無事デス……」
「はは、それは何より……」
普段よりずっと大人しいエルが失言とも取れる返事をするも、ハヤヒデは大きな度量で受け入れた。尤も、苦笑いを浮かべた彼女は「どうしても膨らんでしまうのだがな」と呟く。
「ところで何故立ち止まっていたんデスか?」
独り言を華麗にスルーしたエルがハヤヒデに尋ねると、彼女は掌を開いてみせる。
「いや何、これを拾ってね。何処かで見たような気がするのだが……」
「そ、それは、アタシのです……」
ハヤヒデが拾ったのはエルのマスクだった。間髪を入れず、されど静かなトーンでエルが告げると、彼女は何の疑いもなく渡してくれた。
「なんだ、君のか。持ち主が見つかって良かった」
「はい、ご迷惑お掛けしマシタ……」
(続く)
- 21二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 12:53:25
それではと言いながら去ろうとするエルに、タイミング悪く彼女を質問してくる。
「質問なのだが、いや深い意味はないのだが、何故マスクを?」
「ケ!?」
「毛?」
律儀に留まって答えようとしたエルは戸惑いを浮かべる。泣き虫で弱いエルエル、それを隠す仮面。その事実を告げるのは簡単だが、当然プライドが許さなかった。
小首を傾げるハヤヒデを前にして、僅か数秒の間に彼女の頭はフル回転。苦し紛れに導きだした答えが……。
「し、芝が怖くて……」
「芝?」
言ってから冷静になるエルは、次第に顔が赤くなっていく。
――なんデスか、”芝が怖い”って。これなら本当のことの方が大分マシデスよ!
グラスから聞いた「饅頭怖い」と言う話は怪談話に乗じて好きなものをせしめる男の話だったが、走るのが好きなスズカでもそれは言わないだろう。エルは今すぐ消えてしまいたかった。
「……ふふっ、はは、ははは!」
「ちょ、ちょっと!笑わないで下サイよぉ!」
内心、笑われて当然だと感じながら、エルが制止を掛けると、ハヤヒデは微笑みながら、こう言った。
「いや何、悪く思わないでくれ。芝が怖いは初めて聞いて……”影が怖い”ならよく聞いたことがあるよ。それも自分の影だ」
「ケ?そんな人居るんデスかぁ?」
疑わしいと言った様子のエルに対しても、ハヤヒデは堂々と頷く。
「あぁ、幼い頃にはずっと聞かされたよ。間違いない」
「そ、そうデスか……」
返事をしたエルは、自分が自然と微笑んでいることに気づいた。
影が怖い人も、今は強く生きているのだろうか。そしてその話をあるがままに受け入れているハヤヒデは、きっとその人をバカにはしなかったのではないか。
エルは彼女の目を見て、その強さの本質を垣間見た気がした。
「ハヤヒデ先輩、ありがとうございマシタ。出来れば、このことは内緒にして欲しいデス」
「ん?あぁ、わかった」
「そ、それでは……」
やっぱり恥ずかしさは拭えないので、頼みをひとつ入れて、エルはそそくさと立ち去った。
人知れずマスクを着けて、またマンボ探しへと戻るのだろう。雄々しきターフの怪鳥の肩にもう一羽の怪鳥が止まる為。
そんな中、残されたハヤヒデは微笑んで、独り言ちた。
「……ところで、何故彼女は私の名前を?」
- 22二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 12:53:43
絵でも良い?
dice2d94=70 61 (131)
- 23二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 12:55:52
- 24二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 13:03:50
dice2d94=53 55 (108)
家に帰ってからやる
- 25二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 15:57:17
- 26二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 16:49:58
このレスは削除されています
- 27二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 16:50:41
dice2d94=23 83 (106)
- 28二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 16:53:47
髪もっさもっさバナナ大好きウマ娘と
牧柵破壊神ですか、難しい(特に二人目) - 29二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 17:45:30
- 30二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 18:33:56
「ほう…なかなかやるようだな。だがもっとやれるだろう?」
「おい、何を出しゃばっている!誰の許可を得てここに入っているんだ?」
「そうだ、それでいい。お前はそうしているのが一番サマになっている」
「貴様…いつもの元気はどうしたッ!」
外から怒号が聞こえる。ああ、またやってるのね。窓からひょこっと顔を出して見れば、やっぱり。我が学園の誇る女帝様がジョウロを持ちながら百面相していた。
エアグルーヴ…トレセン学園の誇る女帝。生徒会のメンバーで、ルドルフ会長の右腕。厳しくも優しい貴女が、その面倒見を体現出来る場で活躍出来て良かったと思う。
「エアグルーヴ!」
「この声…スズカか?」
振り返ってこちらを見上げるエアグルーヴにひらひらと手を振ってみせる。
しかしなぜか怪訝な顔で返された。
「スズカから声をかけてくるとは珍しいな。何か企んでいるのか?」
「別に。ただ精が出るなって」
それを聞くや否や、エアグルーヴはフンと鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまう。
「桜花賞…オークス…秋華賞。トリプルティアラ路線には花が付き物だ」
「…?そうね」
テキパキと水やりをする背中に、どこか哀愁が見える気がする。
「だが花の命は短い。私は…ウマ娘は、花であってはならないと考える」
「その心は?」
「前述の通りだ。花の命は短い。一旦咲いてしまえば、後は散るだけだ。そして実をつけ、種を残し、その生を終える」
ギリ、とジョウロの取っ手が…しかしらしくない声を上げる。
背中を向けたままのエアグルーヴの表情は読み取れない。
「花ではいけないのだ。…長く、長く生き続けるならば。スズカ、花ではいけない」
「…そういうものなのかしら」
「…おしゃべりが過ぎたな。忘れてくれてかまわん」
水やりも終わったのだろう。ツカツカと立ち去ろうとする背中に
「忘れないわ」
なぜか言葉が口をついて出た。
「忘れないから」
やれやれ、と言いたげな苦笑を一つ。エアグルーヴは行ってしまった。
- 31二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 18:35:24
(スズカ持ってないのバレるやつじゃんこれ)(すまないの気持ち)
- 32二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 18:55:22
dice2d94=35 89 (124)
- 33二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 19:02:56
- 34二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 19:14:36
dice2d94=86 34 (120)
- 35二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 19:38:52
トレーニングコースを青い髪のウマ娘が駆ける。
それを目にしたゴールドシップは、興味本位でコースに近づいた。
青い髪のウマ娘——ツインターボの後ろを、コース半周くらい間を開けて追走する。
ツインターボの持ち味はバカみたいな大逃げ。
それを追走してみるのもまた一興。
正直言って、負けるはずないだろうと思っていた。
いくらコース半周のハンデがあるとはいえ、実力差で負けるわけなんかない。そう、思っていた。
——やべぇ、思ったより差が縮まらねぇ。
ツインターボのレースは何度か見たことがある。
破滅的ともいえる大逃げをし、やがて後から追い上げてくるバ群に沈んでいく。
それがいつもの展開だった。でも、今は違う。
ゴールドシップが想定していたよりも差が縮まらない。
いくらゴールドシップがスタミナに自信があるとはいえ、追い付けるかどうかも怪しくなってきた。
——面白いじゃねぇか。
肺に負荷をかけて息を吸い、吐き出す。
レッドゾーン近くまでエンジンの回転数を上げていく。
ゴールドシップの持ち味である追込の脚質で、じわじわとツインターボとの差を詰めていく。
コーナーを抜ければ、ホームストレート。
体を傾けて遠心力に逆らいつつも、加速は止めない。最大加速でコーナーを飛び出す。
ツインターボとの差がぐんぐん縮まる。
そしてホームストレートの中間まで差し掛かった瞬間——ふたりのウマ娘の影が重なって。
直後、ふたりとも派手にターフに滑り込んだ。
「今のはターボの勝ちだろ!? 絶対にターボの方が速かったもん!」
顔に芝をいくつもくっつけながら、ツインターボが自信たっぷりに言い放つ。
ツインターボの顔を見ていると、思わず顔がゆるんでしまう。
走ることがこれほど楽しいと思えたのは、いつ以来だろう。
「ああ、そうだな。アタシも楽しかったよ、あんがとな」
ゴールドシップはそう満足げに言うと、ツインターボのほっぺたについた芝をぬぐってやった。
- 36二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 20:01:48
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん23/07/03(月) 22:33:25