寒い朝に布団から出ずに微睡んでたら

1二次元好きの匿名さん21/12/09(木) 23:44:40

隣で寝てたスカイが毛布ごとこっちに寄ってきて、器用に外気に触れないようこっちの布団に潜り込んで来た。
「どうしたの？」って聴いたら「なんとなく寒かったから」って返ってきた。
それで頭をこっちの胸に擦り付けて「撫でて」ってアピールしてくるから、抱き寄せて撫でてあげた。

朝は寒いからもうちょっとだけ寝ようなんて言いたげに、半分閉じた瞳でこっちを見るスカイが、ふにゃっと笑う。

腕の中で微睡むスカイが、そっと抱きしめ返してきた。背中に回った腕や手のひらの温かさを感じる。
そしてそのまま幸せそうに寝息を立て始めるスカイをそっと二、三度撫でてやると、くすぐったそうに身を捩った。
ふふ、と弛んだ口元から吐息が溢れる。そしてそのまま本当に寝てしまったスカイの頭の下からそっと腕を抜いて、布団を出た。

ごめんちょっと朝だしトイレだけ行かせてもらっても良いかな。

暖かさを失ってスカイの彷徨う手をそっと布団の中に戻してやって、そそくさとその場を去った。

御手洗いが済んだら朝ご飯の用意だけしよう。食べるのはいつになるか分からないけど。そのうち起きてくるスカイを迎えて一緒に食べよう。
目が覚めたら居なくなってるんだから、きっと怒るんだろうな。でもほら、今日はせっかくの休みの日だし、一日中ずっと一緒に居られるから、許してください。