- 1二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:06:50
- 2二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:07:20
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:10:08
ノイズが……情報のノイズが多い……!
- 4二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:14:22
ちなみにグラスの画像貼ったのは個人的においしいラインだからです
いい感じにお互い下心抱いていることを想像してなさそうな組み合わせだからです
個人の感想です - 5二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:20:45
グラ×トレってなんか日常風景が穏やかそうでいいよね
- 6二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:51:40
- 7二次元好きの匿名さん23/07/06(木) 23:55:23
恋心なら♡押してた
- 8二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 00:08:45
恋だって下に心があるからね
- 9二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 00:11:48
- 10二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 00:16:16
下心というかそういうのを見せないトレーナー君を落とそうとして戦略を練るも行動にはうつせないカイチョーとか好き
- 11二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 03:40:41
最高
- 12二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 04:07:32
お互いに相手が口を付けたマグカップに視線が行くカフェとトレーナーはいいぞ…
- 13二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 06:10:49
- 14二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 06:38:26
一緒に野点とかした後の片付けでトレーナーの使った器じっと見て間接キス…とか中学生みたいなこと考えてるグラス(中等部)
一口サイズの茶菓子食ってるだけなのになんか唇の動きにエロス感じちゃってもやもやするトレーナー
って事? - 15二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 06:41:23
しゃらくせえなグラスの着替え覗いてるトレーナーと、トレーナーの汗臭ワイシャツでオナってるグラスだろ
- 16二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 06:59:33
トレ×ファインとかいいよね…
- 17二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 06:59:58
グラスは下心を抱くのは失礼としながらも仲良くなるための行動は一切躊躇い無さそう
- 18二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 07:05:16
もっとこう、奥ゆかしさみたいなものがほしい
- 19二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 12:29:06
お互いバレてもギリギリ引かれないくらいのやつがいい
それこそ>>9みたいなやつ
- 20二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 18:37:01
手が触れ合うだけでちょっと照れちゃう距離感でやってほしい
- 21二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 23:45:32
両片想いみたいなの好きだからこれ刺さる
- 22二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 23:52:04
- 23二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 23:54:08
ホモの文豪が書いた怪文書やめろ
- 24二次元好きの匿名さん23/07/07(金) 23:54:27
奥ゆかしさ重点の概念なのでグラスは実際適任
- 25二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 00:41:51
お互い悶々としてるのいいよね……。
- 26二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 02:56:16
書きたいのにこんなシチュのSS見ないからどう書けばいいのかわからん…
俺は諦めた。 - 27二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 03:10:38
この概念のトレグラSS読みたいょ……。
俺も書こうかなと思ったけど俺の力量じゃまとめるのむつかしくて無理だ - 28二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 03:13:58
やたらとお尻を付き出したポーズをとるグラスワンダー…とか…
- 29二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 03:52:38
トレーナー側だってちょっとは意識しちゃったっていいじゃない人間だもの
- 30二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 04:49:03
尻付き出すって、グラトレが自販機の小銭拾おうと手を突っ込んでケツ振ってるのをじっくり見てる古のスレ思い出した
- 31二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 08:51:14
がんばれ
書こうと思ったときそれは書けるのだ - 32二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 09:40:10
「トレーナーさんの上着はやはり私には少々大きいですね」
(彼の匂いに包まれて、まるで抱き締められてるみたいです。 殿方の上着を隠れて羽織るなどはしたないですけれど、本当にあの方の胸に身を寄せる事が出来たなら、この様な感じなのでしょうか……)
「落ち着きますねぇ……」
って隠れてトレーナーのジャケットに包まれて嬉しさと少しの恥ずかしさに頰を染めてはにかむグラスとそれを見つけてしまいジャケット羽織るくらい信頼されてる喜びと疑似的に彼女を抱きしめてる事への興奮と上着に軽い嫉妬もしてしまって自己嫌悪するトレーナーくらいの按配が丁度いい - 33二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 09:45:41
- 34二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 09:46:36
担当にそういう目を向けてはいけないと思いつつあまりに無防備な胸元や脚に目が行ってしまうジョートレVS
ふとした瞬間にトレーナーの肩幅や指の太さに頼もしさを意識してしまい妄想がほとばしりそうになるジョーダン
割と珍しい別れを意識しているコンビだからこそそういうのが映えると思うんですね - 35二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 11:00:54
ちょっと手が触れただけで
おおおお、ごめん
ってお互い顔真っ赤にしながら言うのがいい?
それとも片方が顔真っ赤でもう片方が平静装ってるけど内心触れあったことに動揺してるのがいいです? - 36二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 11:03:22
あっ…………
並んでのんびりとトレーナーさんとお茶を飲む私の好きな時間
そんな中でふと重なってしまった私とトレーナーさんの手
私より大きな男の人の手に重なる小さな私の手はまるでトレーナーさんに支えられる私のよう
そしてトレーナーさんの手の甲に手の平を当てる私の手はまるで私の心のよう
貴方の背に向けた私の片想いの心を表すようで少しだけ悲しくなります
トレーナーさんは私の想いに気付いてはいませんか?
重なった手に気付いていても振り払わないように私の恋心を知らぬ振りをしていませんか?
いつかこの重なった手が手の平同士で重なる時を……
そんな時を夢見ても良いですか?
ふふっ、あまつさえ握られなんてしたら私はどうなってしまうのでしょうか
だからどうかいつか握り返されるのを夢見て指を絡ませるくらいは許してくださいね?
分かり辛い文ですまんね
ロマンチストな面の有るグラスには重なった手を自身とトレーナーに見立てる事が有っても良いと思う
トレーナーはトレーナーでグラスの攻めに内心理性と欲望が合戦してると良い - 37二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 18:35:46
こういうの出力できる人マジで羨ましい
- 38二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 18:39:04
下心はこれをきっかけにトレーナーとして名を上げたいというのも下心になるよね?
自分はこの手の下心を隠そうともしないけど真摯にウマ娘と向き合うトレーナーみたいなやつも好きだよ - 39二次元好きの匿名さん23/07/08(土) 21:05:28
これも好きだけど個人的にはちょっとジャンル違いかな
- 40二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 02:01:12
このレスは削除されています
- 41二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 02:02:05
書きました
【SS】綺麗な繋がりじゃないけれど|あにまん掲示板俺は、誰にも言えない秘密を抱えて生きている。他の人にとってはしょうもない、ともすれば軽蔑されるであろう秘密。……俺は、担当ウマ娘に対してエッチな感情を抱いてしまっている。俺の担当――グラスワンダーとの…bbs.animanch.comコレジャナイ感を覚える人もいるかもしれないけど、そういう人もじゃんじゃん書いて俺に見せてくれ
俺もやったんだからさ(同調圧力)
- 42二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 02:28:51
SSキター!
- 43二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 02:54:09
秘すれば花なり
そんな言葉がありますが、恋も同じことかと思います
トレーナーさんの横顔を見つめる。自然と頬が緩みます
親しい友人には気づかれてしまう、隠しきれない思い
一般的に、これは微笑ましい恋の一幕として扱っていただけるでしょう
しかし、心の内を声にしてしまえば――淡い恋はたちまち壊れてしまう
あなたの乾いた唇に、私の唇を重ねたい
そのまま甘く噛みついて、真っ赤な舌まで私のものにしてしまいたい
そしてそのまま、あなたの全てを――
これは、秘密にしなければならない思い
私のために心身を裂いてくれる方に抱いてはいけない思いです
ですから私はあなたを見つめ、微笑むにとどめます
トレーナーさんもきっとそう望んでいるでしょう
あなたの中のグラスワンダーは、きっとこんな欲望を抱くことなどない、レースに全てを捧げる清い乙女なのだから - 44二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 02:54:36
ほのかに漂う、汗の香りを追ってしまう
中高生向けの制汗剤の向こうに隠された、少女とも女とも形容し難い匂い
気がついたのは偶然だった
けれども、いつしか悪趣味にも、そんな香りを探してしまっている自分がいた
自分の言葉に耳をそばだてるグラスワンダー
彼女は今日も、ハードなトレーニングに弱音も吐かず臨んでいる
その剣呑とも言えるだろう顔つきに秘められた思いの全ては、ライバル達に、レースに勝つことに向けられている
だというのに、自分は一体なにをしているのだろうか
真面目な顔を崩さないまま、今もグラスの匂いを探してしまっている
一回りも年の離れた少女を抱きしめて、その未成熟な体に思い切り顔を埋めたいと思ってしまう
そしてそのまま、彼女の全てを自分のものにしてしまいたい――
パン、と自らの頬を張って、邪念を振り払う
グラスは気合が入っていますね、と無邪気に笑ってくれる
胸に巣食った欲望を笑って誤魔化して、今日も自分は彼女にふさわしいトレーナーを演じる
グラスの中の自分は、こんな欲望など抱くことのない、担当ウマ娘に全てを捧げるなのだから - 45二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 02:56:52
- 46二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 03:13:36
- 47二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 03:18:50
こう。
トレーナー室でお茶とか飲むようのカップがあって、二人とも几帳面だからそれぞれが使ったカップは元の場所に戻すので同じデザインだけど「何となく自分のカップはこっち」ってなってる中でふと魔がさしてカップを入れ替えちゃうとかどうだろうか?
もちろん毎回ちゃんと洗っているから特に何の意味もないけど内心ドキドキしてる。 - 48二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 14:43:31
とても素敵ですね…
- 49二次元好きの匿名さん23/07/09(日) 22:31:51
「はい、貴方にこれを授けます。名店調査、ほめてつかわす~」
「ははーっ。って、今日はいつもと違うんだね」
「えぇ。新しい味が購買に出ていたから」
「ふむ……ミントもいいけど、檸檬もいいね」
「味は勿論、効果もばっちり。ラーメンの後は、ちゃんと口臭ケアしなきゃね」
「だね。流石お姫様」
「そこは、女の子って言うところでしょう?」
――恋する女の子、って言えたらよかったのにね。
――学園まで帰り道。もし何かの拍子にキスになったら、ファーストキスがラーメンの味になっちゃう。それは、流石の私も嫌だもの
「ごめんね。さすがファイン、女の子のたしなみだね」
「えぇ」
――たしなみで、下心。あさましいたくらみ。
「……レモン味」
「好きじゃなかった?」
「ううん。おかわりしたいくらい、好きよ」
――あなたの口から、頂けるかしら。あと1時間ほどの間に。
「駄目だよ」
「えぇ。わかってます」
――わかりたくないけれど。 - 50二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 07:07:25
良…
- 51二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 07:40:03
この上品さがファインSSのいいところよ
- 52二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 07:41:57
- 53二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 07:48:24
おお…(昇天)
- 54二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 07:49:55
いい…(語彙が死)
- 55二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 08:24:29
「はい、貴方にこれを授けます。名店調査、ほめてつかわす~」
「ははーっ」
――君が喜んでくれるのが特別に嬉しいのは、いつからだろう。年甲斐もなく喜んでしまいそうだから、こうしておどけておくことにするのは、いつから?
「って、今日はいつもと違うんだね」
「えぇ。新しい味が購買に出ていたから」
「ふむ……ミントもいいけど、檸檬もいいね」
――さわやかで、だけど駆け抜けていかない。舌に残る味。心に残る君みたいだ。
「味は勿論、効果もばっちり。ラーメンの後は、ちゃんと口臭ケアしなきゃね」
「だね。流石お姫様」
「そこは、女の子って言うところでしょう?」
「ごめんね」
――だけど、こうして遠ざけないと。せめてポーズだけでも取らないと。俺はトレーナーの枠を、大人の一線を越えてしまう。
「さすがファイン、女の子のたしなみだね」
「えぇ」
――女の子、として君を見てしまうのは、恐ろしい。それでも君が喜ぶなら、歯の浮くようなセリフを言おう。君が望むだけ、好きなだけ、一方的に捧げよう。
「……レモン味」
「好きじゃなかった?」
「ううん。おかわりしたいくらい、好きよ」
「駄目だよ」
「えぇ。わかってます」
――わかってるって、どこから、どこまで?すべてが君の器の中。それでいいんだけど。 - 56二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 09:29:26
流石殿下…
- 57二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 13:57:41
嗚呼…
良い…すべては、これで良い… - 58二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 14:09:33
互いの視点がどちらも…こう…いいね…
- 59二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 14:28:31
- 60二次元好きの匿名さん23/07/10(月) 21:30:02
保守
- 61二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 04:52:42
- 62二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 06:53:06
ああっ!(尊死)
- 63二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 07:12:02
「ねぇ、今、少しいいかしら」
「なんだい、ファイン」
――真剣な目が、一瞬で柔らかくなる。文字通り、瞬く間に……ということかしら。彼の国の言葉は、奥深い。
……控えめな声が、美しく響く。トレーニングと各種スケジュール調整で強張った心が、すぐにほぐれていく。
「この便箋で、一枚お手紙を書いてほしいの。今すぐじゃなくていいから……えーと、今週末くらい?」
「……誰に、どんな?」
「お父様に、日頃の何か?」
「……お父様って、王様? 畏れ多いな」
「いいえ。ただの、教え子のパパよ。普通に交流するのも、大切ではなくて?」
――なんて、軽く言うけれど。彼はきっと、真剣に受け止める。む、と考え込む表情の動きから、彼の真摯さが伝わってきて、嬉しい。なんなら、そんなに真剣に思われるお父様に嫉妬だってしてしまう。
……彼女のお父上。言うまでもなく、一国の王。それでなくとも、想い人の父。いい印象を与えられたら。いや、駄目だ。トレーナーとして、誠実に彼女の日々を伝えなきゃ。
「じゃあ、書くけど……翻訳、お願いできる?」
「するけど、きみの日本語の原本も送るからね」
「緊張してきたな」
「かわいいひと」
「はいはい」
――かわいい、なんて。真剣なきみは、かっこいい。
……かわいい、なんて。そう言う君は、美しい
「そうだな。まずは……俺から見た、君の好きなところから書いてみるよ」
「まぁ……。えぇ、それじゃあ、期待しています」
「任せて」
――好きなところ、か。それなら、私からお父様への手紙にも、いっぱい書いてしまいましょう。彼の好きなところ。トレーナーとしても、男性としても。
……彼女の好きなところ。選手としての有望さ、教育者から見た優秀さ。そこで止められるように、頑張ろう。お父様お母様のために。彼女自身のために。 - 64二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 07:54:30【SS注意】ふるさとを汚すものは万死に値する|あにまん掲示板男トレーナーxタルマエのSSですキャラ崩壊や解釈違い等々あると思いますのでご承知置き下さい苫小牧なタルマエは居ませんbbs.animanch.com
別SSスレに上げたけど
ここの「お互いに感情や欲望を向け合いつつも隠している」を題材に書いたやつ
よければどうぞ
ハピエンまでは)ないです
- 65二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 12:30:41
- 66二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 21:56:48
下心を隠しきれなかったファイン「たまにはおしゃれなところがいいかも。カップル割のあるところがいいな」
- 67二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 07:10:53
積極性と好奇心ってすごいねぇ…
- 68二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 07:57:28
「貴様、何をボーッとしている?」
「あぁごめんグルーヴ!」
「全く…また徹夜でもしたのだろう?…あれ程言っただろう…たわけ」
いつもと変わらないやり取りをするエアグルーヴとそのトレーナー。確かにトレーナーは徹夜をしていた。だが、それだけでは無い。彼は担当であるエアグルーヴに恋をしているのだ。彼女の走りに、大人顔負けの佇まいに、そして厳しくも優しい彼女の心…それらが彼の支えになっており故に無理を重ねられていたのだ。
「そうだな…明日以降の予定はこれで決定としよう」
「ああ、明日からもよろしく頼むぞ」
そう言って部屋を後にし、扉を閉めるグルーヴ。
「……グルーヴみたいな素敵な人と一緒に暮らせたらな…」
「彼女を抱きしめる事ができたらなぁ…」
教師と教え子…飛び越えてはいけない関係を恨めしくも一人トレーナーはそう呟いていた。
「たわけ…気付かないとでも思っていたのか…」
当のエアグルーヴもトレーナーのことが大好きであった。自分や相手にも厳しい性格上、多くの者と意見の衝突があった彼女。そんな彼女を新人ながらも誰よりも理解をし、無理をしてまで支えてくれるトレーナー。次第に彼女も彼に惹かれていったのだ。
(トレーナーが…私の事を異性として見るような目で……ッ!)
(ずっとあの目で見つめられたい…あの腕で抱きしめられたい…あの温もりに包まれたい…そしてあの唇で……ッ!!?)
「駄目だ!何を考えているんだ私は!女帝として多くの生徒の模範でなければならないんだぞ!それなのに…!」
先程の感情を押し殺すように声を上げるグルーヴ。だがどんなに喝を入れてもその感情は消えずにいたのである。
溜め息を吐きながら部屋に戻ったグルーヴ。しかし同室のファインの姿はない。
「ファインは…彼女のトレーナーと一緒に遠征に行っていたんだったな…デートの様でもあったが…」
まるで一人取り残された様な部屋でグルーヴは横になる。ファインのように正直になれるのなら、そんな気持ちと同時に模範でなければならないという気持ちが湧き上がる。それはやがて彼女に孤独感と涙を引き起こさせた。
「ううっ…私は…どうすれば…」
彼女の嗚咽は一日中続いたのであった… - 69二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 07:57:49
そして翌日。昨日の気持ちは晴れないままのグルーヴへシンボリルドルフが急ぎ足でやってきた。
「会長…どうしましたか?」
「よく聞いてくれ…君のトレーナーが倒れた」
「———え?」
突然伝えられた事態。気付けば彼女は走り出していた。向かった先は学園付近の病院。
「トレーナー!」
扉を開けるとトレーナーは無事だった。どうやら過度の寝不足と過労によるものであったのだ。
「貴様…また…無理をして…」
「どうして…どうして無理をするんだ!貴様に何かあったらどうするんだ!取り返しのつかない事になったらどうするんだ!」
「……………」
無言で言葉を受け止めているトレーナー。弱っている姿…そして何よりグルーヴのためだと語っている様な姿に彼女の想いがついに爆発した。
「貴様がどうなっても私の為ならそれで良いと思っているようだがな!私はそんな事絶対に許さないぞたわけ!」
「大好きな人が倒れた時の私の気持ちが分かるか!?大好きな人が無事かどうか不安だった私の気持ちが分かるか!?」
「大好きな人がもし…死んでしまうと思ってしまった私の気持ちを…考えてよ…たわけぇ…」
「———!!!」
「私は…トレーナーの事が大好きなんだ…それなのに私の為にトレーナーは無理をして…何もかも削って…だけど私は模範としてあるべきだと信じて…トレーナーにこの気持ちを伝える事が出来なくて…私は…どうすれば良いの…?」
涙を流して震えながらトレーナーを見つめるグルーヴ。女帝としてではなく一人のウマ娘としての姿がそこにはあった。 - 70二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 07:58:18
「自分に言う資格は無いけれど…もっと自分に正直になってもいいんだ。君は君…エアグルーヴという一人のウマ娘なんだから」
「とれぇなぁぁぁぁっ!!!」
そう言い終わった途端グルーヴはトレーナーに抱きついていた。
「ごめんよグルーヴ…君の事を考えずに逆に追い込んでしまって…」
「いい!もういいんだ!だからもう!無理をしないでくれ!私のそばにずっとずっと…!」
「俺だって君とずっといたい!愛している君をこうして抱きしめていたい!」
「なら!私を頼れ!一緒に背負わせろ!もうこれ以上貴様を一人になんてしない!」
抱きしめ合い互いに泣き続けるグルーヴとトレーナー。暫くしてようやく落ち着いたのである。
「トレーナー…正直になれと、そう言ったな…」
暫くして落ち着いたグルーヴが口を開く。
「なら…その目で私を見つめていて欲しい…この腕で抱きしめて欲しい…そしてその唇で…」
そう顔に近づいたグルーヴをトレーナーは静止する。不満そうなグルーヴにトレーナーは抱きしめながら諭す。
「今は…これで我慢してくれ…君が許される立場になれば…その時はここじゃなくて2人だけでその先を…」
「ふふっ、やはり貴様は優しいんだな…分かった、それまではこれで良しとしよう。だが…来るべき時がくれば……だからこの約束、忘れるなよ?」
自分に正直になった故か今までに無い満面な笑顔でそう話しかけるグルーヴであった。 - 71二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 07:58:44
そして月日は経ちとある温泉旅館に2人の姿はあった
「卒業おめでとうグルーヴ」
「ああ、ここまで来れたのも貴様のお陰だ」
互いに部屋の隅で満点の星空を眺めながら語り合う。
「今更だけど良かった?親御さんの承諾があったけど同棲だけじゃなくてここで一週間近くなんて」
「構わん、これからも走り続けるがそれまでお互い多少の余裕はあるだろう。それに外でトレーニングできる場所があるからこそここを選んだのだろう?」
卒業しても今まで通りアスリートとしてそしてそのトレーナーとして歩み続ける事を決めた2人。鍛錬を欠かすことなく羽を伸ばせるうってつけの場所がここであった。
「そういう事だな。これからもよろしくグルーヴ」
「ああ、こちらこそ頼むぞ……それとあの時の約束…覚えているな?」
「勿論。君との約束だから、いつかその日がと待ちわびていたほど」
「たわけ…でもそれでこそ私が選んだ杖だ…ありがとう…」
語り合いながら2人の距離は少しずつ縮まっていく。
「それじゃグルーヴ…おいで?」
「全く……あの時からずっとお預けされたようなものだ…それを埋め合わせるように…いやこれからもずっと…」
「私を愛して…あなた…♡」
2人の距離がゼロになる。祝福するように月明かりと星空が2人を照らし、それに応えるかのように2人の指に宿る幸せの証がいつまでも輝いていた… - 72二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 08:00:09
- 73二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 12:46:28
そうすれば手を握ってくれると分かってて「ウマ盛りはやりすぎたかな〜」とふらついてみせるファイン
「ウマ盛りはやりすぎた」とふらついてくれれば手を握れるから「今日はやめておきなさい」とは言わないトレーナー - 74二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 13:01:06
いいもん見れたので無問題
- 75二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 13:39:04
ストレートに良かったよ
- 76二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 21:55:04
- 77二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 23:30:54
ガードする理由がないからね
- 78二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 07:00:43
トレーナーと担当が互いに下心を持っててそれを同じタイミングにぶつけるのも良いよね
- 79二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 07:26:45
夏合宿
近くの夏祭り
「ちょっと抜け出しちゃおうか」を同時に言っちゃう二人… - 80二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 13:08:10
こういう間柄へ発展したグラトレさんとグラスちゃんも非常に良いなと思いました。
グラスちゃんがトレセン学園卒業した後やグラトレさんとグラスちゃんが結婚式した後は、この二人の関係が進んだらどうなるのか妄想したくなってしまいました。
- 81二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 15:13:17
「恋は下心、愛は真心」
- 82二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 16:41:02
- 83二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 21:17:29
「ネカフェ!ネカフェだよ!行きましょう!」
「駄目だよ。…っていうか、知ってるんだ?」
「シャカールがね、『お姫様が行くところじゃねェから、先に教えておいてやる。これで"どんなところか教えて連れてって"はナシだぞ』って」
「うん。……そこまで教わってるのになんで手を引いてるのかな?」
――なんで、って。きみのことが好きだからだよ?これでなくっても、いつでも手を繋いでいたいのに。
「あなただって、振りほどいてもいいのに握り返してくれてるよね……って、あぁ、そんなに駄目?」
――ネカフェが?私と手を繋いでるのが?
……駄目じゃない。手を繋いでいたい。だけど駄目だ。
「……まぁ、別にダメじゃないけど。昼間だし。……夜は駄目だよ。若い女の子は、だめ」
……嘘だ。きみが二十を超えてようが、駄目。過保護だろうが、なんだろうが。
「じゃあ、今、あなたと一緒ならいい?ちょっと見るだけだから」
「……隊長さんたちに確認して」
――隊長の顔色が大事なの?私がそうと言えば、いいって言ってよ。……って、拗ねてしまいたいけど。あなたの困った顔も、真剣な顔も好きだから、困っちゃうな。
「聞いてきました。きみとかっぷるしーと?なら、いいそうです」
「それは、防犯とか、警護だよね?それなら、隊長さんでも」
「彼女は警備の統括をするから、駄目です。きみが一番、傍で護って。ね、いいでしょ?」
――いいって、言って?あくまで、世間知らずのわがままだもの。
……悪いわけが、ない。世間の知らない場所で、わがままを聞けるなんて。
「ご一緒しますよ、お姫様」
「はぁい。よろしくね、私の騎士様?」 - 84二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 06:48:39
やっぱり純粋無垢なファインは良いねぇ…
- 85二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 08:47:38
SP隊の外堀ももう埋まっちゃったね
- 86二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 12:10:33
権力って凄いね…
- 87二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 12:26:20
供給助かる
- 88二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 17:36:28
なかなか進まないはずなのにもう後戻りできないねえ
- 89二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 22:23:35
後日シャカールが唖然としているのが見えるぞ…
- 90二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 22:43:33
ちゃんとSPのお墨付きだもん!
- 91二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 05:32:15
「おや。珍しいね、付箋なんて」
「ん?あぁ、そうかもね」
「…………ふぅん。つまり、きみはこういう子が好みってこと?」
「いや、次のマーク対象だけど。GⅠ経験者は別のファイルに挟んでるけど、そうじゃない子も厄介そうなのはいるからね」
「そう。……まぁ、きみだもんね。そういう下心はないか」
「はぁ……そうだね。そんなもの他の子に向ける余裕なんて、ないよ」
「そ。あぁ、よかった。……私と全然違うタイプの子ばかりだったから」
「逃げと差しと差しと追い込みだったかな」
「……うん、正解。じゃあ、そのままこの書き込みの内容、暗唱してみて?」
「はいはい」
「他のメモも見ちゃダメ。私を見て。目を、見て」
「いつも見てるよ?」
「もっと」
「……仰せの、ままに」 - 92二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 14:00:53
お墨付き(暗黙の了解)
- 93二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 14:14:46
堀も本丸も全部埋まってるのに本人同士だけがそれに気づいてないのいいよね
- 94二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 16:45:57
- 95二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 17:01:40
- 96二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 17:09:21
- 97二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 17:28:37
- 98二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 19:21:00
- 99二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 19:44:04
- 100二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 00:47:13
堀も本丸も埋まってるのにその上で本人達はお花畑作ってる様なそんな感じ
- 101二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 01:20:56
――走るのは好き。国民も好き。ラーメンも好き。
――だけどね、きみとの些細な時間も好き。
「お花畑?」
「うん。グルーヴさんの花壇の片隅、借りていいんだって。一緒にいかが?」
「ふむ。いいよ」
……きみと土仕事、きっといい絵になるし
「どんな花とか、選べるの?」
「選んでもいいけど、グルーヴさんの手持ちから選んでもいいって」
「そっか。助かるよ。お姫様が凝り始めたら、それだけで大変になりそうだし」
……花言葉とか、俺も凝っちゃいそうだし。永遠の絆とか愛とか、二人で植えられたらなんて、思ってしまったら……
……まぁ、それもいいかもしれない
「もう!……まぁ、気持ちは分かります。私、案外凝り性だもの。それだけで時間が過ぎてしまいそう」
――花言葉とか、私、凝っちゃいそうだもの。永遠の絆とか愛とか、二人で植えられたらなんて、思ってしまったら……
――まぁ、それもいいかもしれない
「でも、今回は頼ってしまいましょうか。お花のイメージはもらったから、配色とかだけ、とりあえずやってみましょう」
「ん。なんだか楽しそうだね」
「ね。さぁ、楽しんでいきましょう」
――ふたりの理想の小さなお城。アイルランドとは比べ物にならない、小さくて、秘密で、大切な国を、描きましょう。
……今、このときだけの秘密の箱庭。彼女の未来とは比べ物にならないささやかな世界。今この時だけでも、独占させて。 - 102二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 04:49:55
- 103二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 10:37:09
いい…………
- 104二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 12:24:40
保守
- 105二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 19:36:34
ほんとに花畑作ってるよ…ほほえましいね
- 106二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 19:54:38
そろそろキングの初育成も終わったころだろうか
- 107二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:01:15
- 108二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:02:13
- 109二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:03:10
- 110二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:05:23
- 111二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:06:24
- 112二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:11:34
- 113二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:32:17
- 114二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:33:12
- 115二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:43:52
だって……鉄は熱いうちに打てって言うし…
- 116二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 02:48:52
保守
- 117二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 08:14:35
「ごらん、きみと私の王国だよ」
「まだ種を植えただけだけどね」
「毎日のお世話、頑張りましょうね」
「あちらのついでに水やりとかしてくれるって話だけどね。でも、見に来るくらいはしなきゃだ」
「ふふ……花壇デート、だね」
「ん、うまいこと言うね。光栄だ」
「もう、本気よ?」
「あぁ、俺も本気だよ」
「ふふ……」
「気の長い話になるけどさ。ここの子たちが咲いたら押し花を作ろう」
「いいね」
「ひとつは俺、ひとつはきみ」
「そして、もうふたつ」
「?」
「アイルランドの私の家族。きみのご実家」
「そりゃいいね。……あ、じゃあ、一緒に頑張ってくれてる君のSPさんたち。花壇を分けてくれたグルーヴさんに、いつもの店長さんに」
「あーっ、じゃあ私は、王室のメイド長執事長に……国民、みんなに」
「それは流石に難しいだろ」
「じゃあ、どうしようかしら?」
「さぁ。咲いてから、考えましょう?」
――ふたりの愛で咲かせる花は、咲いたらはたしてどうしよう。
――わたしはきっと、みんなに伝えたくなっちゃうんだ。
……二人の愛で咲かせる花は、咲いたら果たしてどうしようか。
……永遠の形に残して、手元に置いておきたいと思うのは、贅沢か?
――花はいつか散る。種が残ると嬉しいんだけど
……種を残したいなんて考えるな。ひとときだけでも咲けば、それで…… - 118二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 18:21:39
- 119二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 18:26:08
- 120二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 19:04:38
私はただの読み手に過ぎない…それ以上でもそれ以下でもない…
- 121二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 19:28:41
迂闊な発言すると書き手認定されるの笑う
- 122二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:20:12
「マーちゃんの魅力を世界に伝えてくださいね。世界中の人がマーちゃんを好きにさせてくださいね」
「任せて。マーチャンを勝たせて、漫画だってCMだって銅像だって作るよ。簡単ではないけれど」
「マーちゃんの魅力を見つめてくださいね。世界中の人がマーちゃんを好きになった、そんな世界で、世界一マーちゃんを好きになってくださいね」
「任せて。世界の誰よりもマーちゃんを好きでいる。とても簡単だよ」
「まぁ大胆。大胆なことを言ってしまうトレーナーさんの迷いのない目、むちゃくちゃさ。マーちゃんは、そんなあなたが大好きですよ」
「う、おぁ、うん、あり、がと」
「なんでここだけはドギマギするのでしょうね。ふふ、そんなあなたも好きですが」 - 123二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:03:14
仕方ないだろ俺も読みたいんだから
- 124二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 02:46:55
流石因果に逆らった男…なおマーチャンの大胆な告白に弱い
- 125二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 03:12:59
人生でお気に入りになるものは、今までほとんど一目惚れだった
小学校から愛用しているシャーペン
お気に入りの湯飲み茶椀
服とか、アクセサリーとか
きっとそんな風に、一番最初に走った電撃の様な感覚に従って、これからも何かを好きになるんだと思ってた
ある日の昼休み、ダイヤちゃんと食事している時にふっと、好きな人の話になった
ダイヤちゃんが好きなのは、担当しているトレーナーさん
尊敬してるテイオーさんやマックイーンさんも、リッキーちゃんもそうで、アタシだけが例外なのはちょっと寂しいなって思ったけど
ダイヤちゃんが言ったんだ
「…キタちゃん。普通ミニマリストの人って必要な最低限の存在に好きでもない人って挙げないと思うんだけど…」
アタシが過ごす理想の時間
人の少ない北国
殆ど物が無い一室で
隣にいるのはトレーナーさん
っ、あ―――
自覚のなかった感情の揺り返しは、恐ろしい程に激しい
何かの本で読んだことがある
優しい笑顔が
大きくて温かい手のひらの感触が
時に厳しくて、時に優しい聞いていて心地いい声色が
ふと甘えて寄りかかってしまった時に嗅いだ匂いが
一気にフラッシュバックする
――そっか。アタシ、トレーナーさんの事、こんなに大好きだったんだ―― - 126二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 03:50:08
何で夜中なのにこんな文豪が多いんですか?
- 127二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 06:38:00
無自覚でバレバレなのかわい~~
- 128二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 11:02:10
真っ赤にして顔を押さえてるんだろうな….
- 129二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 12:22:31
- 130二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 12:40:20
マーちゃんはもうちょっと下心恋心隠してもいいんじゃないかな
隠さないほうがいいかもな - 131二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 12:52:07
一際美しいものだけが収められた宝石箱ってこんな感じかな……
きれいだなぁ - 132二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 20:56:01
人に言われて初めて気づいて真っ赤になる女の子からしか得られない栄養素がある
- 133二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:16:57
次は誰かな
- 134二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:15:32
- 135二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:06:52
- 136二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 01:14:21
あの温泉で、アタシは確かにトレーナーさんのいない自分はありえないと宣言した
…でもそれは、どういう目線で見た場合のアタシなのだろう
学生バンブーメモリー?
ランナーバンブーメモリー?
それとも…一人の女としての、バンブーメモリー?
そうだったら嬉しい
そして同じようにトレーナーさんも思っていてくれたら、もっと嬉しい
浅はかで、不純で、欲望にまみれた桃色の期待が胸に浮かんでくる
アタシが貴方を求めているように、貴方にもアタシを求めて欲しい
追い求める夢が一歩隣にあると言うのに、臆病なアタシは今日も貴方がその一歩を縮めてくれるのを夢見ている - 137二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 06:58:20
いいスレだぁ
- 138二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 08:41:32
- 139二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 13:06:34
- 140二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 14:30:11
- 141二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 18:36:55
できるじゃねえか
- 142二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 22:32:15
うちの担当ウマ娘が、最近エッチすぎて困る。
いや、俺だってわかってる。担当にこんな気持ちを抱くのは失礼極まりないってことくらい。
でも……でもさあ。ダイワスカーレットだぞ?
トレセン学園の中でも最も強くて魅力的な、あのダイワスカーレットだぞ?
契約した当初から、彼女の発育は年齢不相応に良かった。
当時の俺はそれを競技者としての強みとしか見ておらず、邪な気持ちは一切なかった。
だが……一緒にいるにつれて、俺の気持ちはどんどん変化していった。してしまった。
近くにいるうちに、あの子のひたむきさを知った。あの子の負けず嫌いさを知った。
優しいところを知った。弱いところを知った。
この子を支えたいと、心から思った。
その過程で、まあ……段々、異性として意識するようになってしまって。
彼女の身体とかに下心とかも抱くようになってきてしまうわけで……。
勿論それは悟られないよう全力で隠し通している。誓っていかがわしい真似は一切していない。
スカーレットはまだ子供だぞ、と自分に言い聞かせ、辛うじて理性を保っている。
しかしスカーレットの距離感は日を追うごとにどんどん近くなっていく。
俺のことを信頼しているからこその事だと思うが、たまに勘違いしそうになってしまう。
――スカーレットは、もしかしたら俺のこと異性として好きなんじゃないか?
……いやいや、そんなワケない。流石に思い上がりすぎ。
俺なんてイケメンでも無ければ金持ちでもない、スカーレットのトレーナー以外に取り柄のない男だ。
そんなアホなことを考えるよりも、俺には仕事が山程ある。
全部、スカーレットのためだ。あいつが『一番』になるためだったら苦ではない。
とりあえず、合宿のスケジュールとしおり作成は今日中にやっておかないと。
一度大きく背中を伸ばし、眠い目を擦ってパソコンと向き合う。
ミーティングのために呼んでおいたスカーレットが来るまでに、まだ時間はある。
そのうちに完成させるぞ!
……zzz。 - 143二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 22:32:37
アタシのトレーナーは、鈍感だ。
でも……そんな鈍感男に、アタシは恋をしてしまっている。
明確なキッカケがあったわけじゃないけど、一緒に過ごした時間がそうさせた。気づいたら、好きになってた。
トレーナーは、いつも側にいてくれる。
アタシがやる気になってる時はとことんまで練習に付き合ってくれるし、いけないと思ったらちゃんと止めてくれる。限界を知ってる。
トレーナーはアタシのことを、アタシより知ってるんじゃないかしら。
それくらい、一番にアタシのことを見てくれている。
でも……アタシの想いには気づいてくれない。
多分、まだアタシのことを子供だとしか思ってない。
もうトレーナーと知り合ってから三年以上経ってるのに。
中等部から高等部に上がったんだから、もう大人扱いしてくれてもいいハズなのに。
身体を密着させたりしても、子供が甘えてきてるくらいにしか思われてない。
アタシはドキドキしてるのに。なんか、ズルい。
今だってアタシが入ってきたっていうのに、トレーナー室で寝ちゃってる。
椅子に座ったままで、スヤスヤと。PCの画面を見ると、再来週に控えた合宿のスケジュールを組んでいる途中らしかった。
このままじゃ身体が痛くなるだろうと思って、アタシはトレーナーを椅子から持ち上げて、ソファに寝かせてやる。
そのついでに膝枕もしてあげる。トレーナーの頭の重みと体温を感じながら、寝顔をすぐ近くで見れる特等席。
……いいわよね、別に?悪いのは呑気に寝てたアンタなんだから。
「ん……スカーレット……」
え、起きた!?と思ったけど、どうやら寝言みたいだった。
……アタシの夢、見てるんだ。寝てるときにも、アタシのこと、考えてくれてるんだ。
「だったら、いい加減気づきなさいよ……おたんこにんじん」
アタシがあんたのこと、大好きだってことに。 - 144二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 22:33:27
- 145二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 22:42:40
やるじゃん…………
- 14613923/07/19(水) 22:45:44
- 14714223/07/20(木) 01:00:40
- 148二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 06:56:15
ええなぁ…
- 149二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 08:14:28
なんのための匿名掲示板か
- 150二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 12:32:04
- 151二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 12:41:49
- 152二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 20:08:49
このスレ、コンスタントにSS投下されるのすごくありがたい
- 153二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 21:00:01
素晴らしい……倒錯はいいよ
- 154二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:33:10
「お父様がね。男は狼だから気をつけなさい、って」
「そりゃごもっともだ」
……俺自身、狼だ。
「だけどね。お母様が言うには……恋する乙女も狼なんですって」
「ふぅん……」
「ごもっともだなぁって、思うよ」
――私自身、狼だから。
「ファインもいつか、狼になるのか?おしとやかなお姫様をやめて」
「さぁ、どうかしら。狼のお姫様っていうのもいいんじゃない?」
「綺麗なままで牙を剝く、ってこと?」
「ええ。たとえば、そう……」
――だめ。それ以上はだめ。
「……ファイン?」
「今、あなたに牙を突き立てたい。いいでしょう?」
――だめ、なのになぁ。言っちゃった。
「……いいよ」
……ここで止まれ。ここまでなら、冗談だ。
「え……?」
「だけど、俺も狼だよ。お姫様」
……ここで止まるなんて、冗談だ。 - 155二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:54:05
このシチュエーション、メジロならパマちんが似合う気がする
- 156二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:55:52
- 157二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:57:26
- 158二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 01:01:06
正直に言ってしまうと俺はグラスの事が大好きだ。
いや、愛していると言うべきか。
真面目で優しく、時に厳しく、そして何よりも誰にも負けない強い意志に惹かれていった。
そんな彼女とこれからも一緒居られればとすら思う。
いや、駄目だ。互いに教師と教え子の関係、それに彼女にだってまだ多くの出会いが待っている。
だからこれはきっと片思いだ。だけどそう思えば思う程、目が合う度に微笑む彼女が心に突き刺さる。
だから落ち着くためにも、そして流されない様にこうやって天を仰ぎ見る。
そうだ、それでいいんだ…
私はトレーナーさんの事を大好きになっていました。
いつどんな時でも私のために尽くしてくれて、私をここまで導いてくれたトレーナーさん…あっ、また目が合いました。お顔を見るだけで心が安らぎます…
だからいつかは貴方のお側に…そして家族に…
でも、それは駄目です。これは禁断の恋。それが許されるのは御伽話や物語の中だけです。
トレーナーさんも好きな方がいらっしゃる筈です。
一度本気にしてしまえば、私はもう止まらないのだなら…だからこれは素敵な思い出として…そう思い出に… - 159二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 01:01:49
でも!
それでも!
グラスへの想いは!
トレーナーさんへのこの気持ちは!
誰がなんと言おうと!
レースの時と同じ様に!
絶対に!
譲れない!
俺は走り出した
私は駆け出しました
たとえ俺のこの想いが破れようとも
どんな結末が私に待っていようとも
伝えずに終わると言うのは
絶対に嫌ですから…!
グラス!
トレーナーさん!
俺はグラスの事を!
私はトレーナーさんの事を!
他の誰よりも!
どんな方達よりも!
愛している!
愛しています!
やっと言えた…
やっと伝えられました…
そして分かったんだ…俺達の…
私達のお互いの想いが…! - 160二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 01:02:10
俺達が想いを伝えたあの日から月日は経って卒業式
私達は学園を卒業します
互いの別れを惜しみ、今後の健闘を祈る
笑顔でいても寂しさと悲しさが溢れる季節…
でも俺は忘れていた…この季節は…
私達のあの時の様に出会いの季節でもあることを…
だから今、俺は学生ではなくなったグラスに初めて出会い
私は禁断の関係ではなくなったトレーナーさんに初めて出会いました
これからは変わらない様で変わった俺達が
人生と言う名の新たなレースへ私達2人で臨む時
どんな時でも支え合い、愛し合い…
不退転で共に歩んで行く…
だからこそ今日俺達だけが特別な卒業式を迎え……?
あら?……ふふっ、特別なのは私達だけではないみたいですね - 161二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 07:17:43
あちこちで始まる新しい春
抑え込んでた欲望をぶつけ合うヤバい春 - 162二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 11:52:24
このスレに感化されたので初めてネイチャのSSを書いてます。
明日か明後日頃にはできるかも。 - 163二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 15:25:44
なればこそ保守だ!期待している
- 164二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 17:10:16
保守
- 165二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 17:30:14
なんだなんだ
大豊作じゃないか - 166二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 17:50:09
トレーナー君に気持ちを隠している訳ではなかった。
信用している事も伝えたし、私が素敵だと彼の口からも聞いていた。
良きパートナーだと、そう思っていた。
生徒会室で、無防備な寝姿を見るまでは。
いつも私の前で、私に相応しいようにと振る舞ってくれるトレーナーは凛々しかった。
だが今はどうだ、キリッとした顔は優しく緩み、微かに立てる寝息に上下する肩が愛おしい。
起こしてあげないとだな。
小さく生まれた悪戯心を押し留めながら、彼に近づく。
肩に手を置こうとしたとき、耳を疑った。
「ルド、ルフ・・・君が、す・・・」
・・・す?
彼は一体、私に何を言おうとした。
夢の中の私は、何を言われた。
ひたすらに、気になった。
「・・・」
言葉は発されなかった。
眠ったまま、寝言を発していただけ。
真意は分からず仕舞いだった。
いつも優しい彼の思いを知る権利は私にあるだろうか。
そう思うと、問いただせる気は無かった。 - 167二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 17:50:33
近付けた手をそのまま引っ込めた。
まだ今なら寝ている。
私をときめかせた罰として、耳元に寄り添ってその言葉を告げる。
『私は、君が好きだ。』
そうひっそりと告げてもまだ寝息を立てるトレーナー。
聞かれていない事を少し残念に、しかし安心だと思いつつ彼を起こす。
『君もそんな姿になるのだな。』
「ごめん、だらしなかったな。」
『ふふっ、そんな所も君らしいよ。』
起きるや否や照れくさそうに、しかし身なりを整えながらいつものきっちりとした姿になる。
やはり私のトレーナーはカッコいいと思いつつ、今日は用事がある事を告げて生徒会室を後にすることにした。
恥ずかしい事をした時間を思い出し、扉を閉じた瞬間に耳まで真っ赤になってしまう。
・・・あの言葉はいつか、いつか。
「・・・いつか直接言いたいな。」
そのトレーナーの言葉は、まだルドルフへ伝わる事はなかった。
扉越しに赤面した二人の想いが通じるのは少し先のことだ。 - 168二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 21:38:01
いじらしいね……
- 169二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 00:23:48
ほっしゅ
- 170二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 07:43:23
「何を見ているのですか、トレーナーさん」
「おっと。見えた?」
「マーちゃんの写真なのはわかりました」
「ん……。さっきのは、言っちゃえば没写真かな。セクシーすぎるやつとか、オブジェや通行人がはっきり写っててぼかしも出来ないやつとか」
「ほほう。そんなせくしーしょっとを見ていたのですね」
「……あくまで管理のためにね?」
「ふふ。そうですね。PCの容量管理は、大切です」
「ご理解有難う」
「ですので、あなたのどきどき管理はマーちゃんのお仕事です」
「えっ」
「さぁ、カメラを持って、あるいは心の目を向けて。どんなポーズがいいですか?どんな場所?どんなマーちゃんが、すきですか?」 - 171二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 14:16:35
直接的な表現はないのにえっちな雰囲気がする…良い…
- 172二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 14:21:30
今回のグラスのサポカある意味近いものを感じることができるかもしれない
- 173二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 15:31:09
- 174二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 16:00:40
- 175二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 22:33:12
期待してる
- 17617323/07/22(土) 23:16:45
トレーニングの途中、休憩していた時のこと。
マヤがスキンシップと称して、抱きつきたいと言ってきたのだ。
良いよと答えると、マヤはその顔に満面の笑みを浮かべ、俺の胴にハグをしたのだった。
今日はあまり話しかけてこず、ピタリと俺に密着していた。この距離感が心地よいのだろう。
いずれにせよ、これでマヤのモチベーションが上がるなら、いくらでも受け入れるつもりだ。
…後から思えば、その時の俺は、どうかしていたのだろう。
制汗剤と汗、少女の匂いが入り混じる、えもいわれぬ匂いにあてられたのか、俺はマヤに「女」を感じていた。
控えめながら、確かに感じられる二つの膨らみ。短パンから覗く、雪のように白い、艶かしささえ覚える脚。アスリートらしい程よい硬さと、少女らしい柔らかさを併せ持つその身体…。
…少女と美女の境界にいるのようなマヤの姿に、性愛を覚えていた。興奮さえ…。
…っ!?
待て待て待て、今俺は何を考えていた…?
レースで輝くために練り上げられたその身体に、変幻自在の走りで俺を魅了してやまないその脚に、天真爛漫でこの世の悪意を知らないようなその姿に、
あろうことか劣情を向けてしまったのだ!そのようなことは決して許されないというのに!
罪悪感で心が塗りつぶされてしまいそうだ。…さぞかし俺は酷い顔を浮かべていることだろう。ハグに夢中なのか、その顔をマヤに見られていないのがせめてもの救いだ。
なんとか息を整え、トレーニングを再開すると伝えた。長いこと密着していたからか、マヤも少し顔が赤かったように見えた。
ともかく、せめて今は、この下心を悟られないようにしなければ。グラウンドへ駆け出していくマヤを見ながら、そう誓った。
…“お兄ちゃん”、もといカレンチャンのトレーナーの気持ちが少しわかったような気がした。 - 177二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 23:17:49
- 17817323/07/22(土) 23:17:50
「ぎゅーって、してもいーい?」
そうやってトレーナーちゃんに聞くと、オッケーしてもらえたの!やった!
今日はじっくりとスキンシップしたい気分だったから、トレーナーちゃんとハグをして、ピタッとひっついたの!
そうやってハグをしてた時のことなんだけど…
(トレーナーちゃんの筋肉、すごぉい…)
細いはずなのに筋肉質で、でも固すぎなくて、暖かかったの。
それだけじゃないよ、トレーナーちゃんの筋肉をたんの〜してると、トレーナーちゃんのニオイがしたから、つい嗅いじゃったんだ。デオドラントと汗、男の人の香り…。
(トレーナーちゃんのニオイって、こんな感じなんだ…)
嗅ぎ慣れてないけど、全然イヤじゃなかったの。むしろ、ずっとニオイに包まれていたいくらい。
筋肉も逞しくって、嗅いでも触っても見てても、大人の「オトコ」を感じていられたんだ。
いつもならトレーナーちゃんとスキンシップできて、ラブラブで、とっても幸せな気分で、それだけだったの。
…でも、今日はそうじゃなかったんだ。
だんだん、まるでお酒を飲んだみたいにクラクラしてきちゃった。トレーナーちゃんのニオイと筋肉にむちゅ〜で、頭がぼ〜っとしちゃったの。
すると顔が自分でもわかるくらい熱くなって、みるみる真っ赤になっちゃった。
…今のマヤの顔、恥ずかしくてトレーナーちゃんには見せられないや。
しかもそれだけじゃなくて、背筋がゾクゾクするように感じたの。
まるで、マヤがすごくイヤラしくなっちゃったみたいで。恥ずかしいはずなのに、それでも全然止まらなくって。
…これが、「えっちな気分」なんだってわかっちゃった。
そう思った瞬間、マヤがとっても悪いことをしてる気分になって、だんだん怖くなっていっちゃって…。
トレーニングを再開するってトレーナーちゃんが言ってくれたのは、そのときだった。そう言ってくれたのがもうちょっと遅かったら、泣きそうな顔になったまま戻らなかったかもしれない。
このキモチ、どうしたらいいんだろう。マヤ、わかんないよ。
…このキモチをどうにかできないと、大人のオンナになれないのかな。
モヤモヤした気持ちを振り払いたくて、トレーナーちゃんにとびきりスマイルを向けて、グラウンドへテイクオフした。 - 17917323/07/22(土) 23:19:22
- 180二次元好きの匿名さん23/07/22(土) 23:46:07
- 181二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 03:55:22
罪悪感から開放されたアヤベが見せるようになったささやかだけど本心からの笑顔を「守りたい」を超えて「独占したい」と思ってしまうトレーナー
自分の中に芽生えた感情が「妹が兄に向けるもの」と思っていたが、どうもそれを超えているらしいと知ってからますます抑えられないアヤベ - 182二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 12:09:04
ほ
ぼちぼち完走が見えてきたな - 183二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 15:57:34
「っは〜〜!!もう走れない……!」
「お疲れ様。いいタイム出てたよ」
ラスト一本を終えてターフに座りこんだメジロパーマーにドリンクのボトルを差し出す。軽く触れた指先が熱いくらいだった。
「ありがと!トレーナー!」
ボトルに口をつける桃色の唇と、こくこくと動く白い喉に目が行ってしまう。
「体温が上がってる。温度差で風邪引かないように」
体操着からうっすら透ける下着のラインに気づかないふりをしながら、大きめのタオルを彼女の肩にかけるように渡した。
「はーい」
タイムを手元のノートに書き留めながら、タオルで念入りに顔や手足の汗を拭うパーマーを横目でちらちら追ってしまう。
汗で髪がひとすじ頬に張り付いた横顔がなんともいえず色っぽい。ハーフパンツからすらっと伸びる肉づきのいい太ももの白さが目に眩しい。
「……トレーナー?」
いつの間にかパーマーが立ち上がってこちらを心配そうに覗き込んでいた。
「っと、ごめん。ちょっとボーッとしてた」
「暑いところずっといたから、熱中症気味なんじゃない?ほらこれ、飲んで?」
「あ、あぁ、うん」
無理やり手渡されて断るわけにもいかず口をつける。味に違いなんかないはずなのに、手渡されたドリンクはいつもより少し甘い気がした。
「ありがとう。助かったよ」
満足そうに頷く彼女の笑顔を見ると、罪悪感で押しつぶされそうになる。こんな気持ち、決して知られてはいけない。 - 184二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 15:59:02
「っは〜〜!!もう走れない……!」
「お疲れ様。いいタイム出てたよ」
ラスト一本を終えてターフに座りこんだ私に、トレーナーがドリンクのボトルを差し出してくれた。受け取るときにトレーナーの指先が触れただけで、一気に身体が熱くなってしまう。ダッシュ後だから体温が上がって当たり前…だから、気づかないよね?
「体温が上がってる。温度差で風邪引かないように」
トレーナーが大きめのタオルを肩にかけるように渡してくれる。私の体のことを一番に考えてくれる、優しい人。
猛暑日になりそうなのを見越して、あわよくば透けたりしてもいいように少し色の濃い下着をつけた私は、なんて浅ましいんだろう。
自責の念を振り払うように念入りにタオルで汗を拭っていると、トレーナーがこっちを見ながらボーッとしているのに気づいた。
「ほらこれ、飲んで?」
卑怯者な私。心配するふりして、間接キスを狙っている。
「あ、あぁ、うん」
トレーナーが手渡されたボトルに口をつけると、男っぽく尖った喉仏がぐっと上下する。うっすら汗が浮いたたくましい腕を見て、思わず想像してしまう。彼女がいたら、どんな風に抱き寄せて愛をささやくのかな。でもそれは私じゃない。わかってはいても、無駄とは知っていても、幼稚なアプローチしかできない私じゃない。
「ありがとう。助かったよ」
あくまで真摯で誠実な顔を見ると、罪悪感で押しつぶされそうになる。こんな気持ち、決して知られてはいけない。
- 185二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 16:00:25
立てればいいじゃねぇか……SS待ちのスレをよぉ……
- 186二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 16:02:56
- 187二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 16:04:58
- 188二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 16:17:06
- 189二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 22:22:20
そこをなんとかお願いします!せめて
「……んで、めっちゃ服はだけてベッドに寝たふりすんの」
「そんでそんで???」
「したら、『誘ってるのか?』って耳元でささやいてそのまま……」
「エモーーー!!」
昼休み、ヘリオスとジョーダンが昨日の深夜ドラマの話で盛り上がっていた。ヒロイン役が主人公を落とそうとして…みたいな際どい描写があるそう。
「えー、確かにエモいけどさ、なんか痴女くね?パーマーさんどう?」
「う、うーん、ちょっとやりすぎかなぁ?アハハ…」
「「「だよねー!!!」」」
──ヘリオス、シチー、ジョーダン、ごめん。私、痴女です……
制服のリボンを外して可能な限り胸元をはだけて、スカートはギリギリまで折り返してソックスとスパッツは"うっかり"履き忘れた。そんな格好でトレーナー室のソファに横になる。
でもこんなことしたって、何の意味もないって薄々わかってる。トレーナーは頼れる大人で、私みたいな子どもが気を引こうとしたって無駄だって知ってる。それでも、万が一でも億が一でも、意識してくれるなら…と考えているうちにドアノブに手がかかる音がしたので慌てて目を閉じる。
ドアを開けると、ソファに横になっている担当が目に入った。これまでも疲れて仮眠中のパーマーに出くわしたことはあったのだが、
「っ!?」
声をかけようとして固まった。短いスカートの裾がめくれ上がってうっかり視線を下げれば中まで見えてしまいそう。
スカートからは綺麗な素足がすらりと伸び、つま先には夏らしい黄色のペディキュアが鮮やかだ。制服のリボンも外されて、胸元が少しはだけているのも目のやり場に困る。
起こすのもためらわれるが、彼女が起きるのをただ待つにはあまりに刺激が強すぎる。そこで導き出した選択肢は、
「いつもお疲れ様」
つとめて穏やかな声とともに、自分のジャケットをかけてあげることくらいだった。彼女の蠱惑的な姿を極力見ないように、同時に起こさないように優しく。
だが、それに神経を集中しすぎるあまり、普段なら口が割けても言わないことが口をついて出てしまった。
- 190二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 22:23:40
部屋の入口からトレーナーが至近距離に近づいてくる気配があった。わずかな期待と不安混じりに待っていると、
「いつもお疲れ様」
優しい声とともに、布のふわりとした感触があった。トレーナーの匂いがして、たぶんジャケットをかけてくれたんだろうとあたりをつける。
(そりゃそうか。そうだよね。真面目で誠実で、そんなところが大好きなトレーナーだもんね……)
そう考えるほど、自分が情けなくなってしまう。トレーナーは私のことを信頼してくれてるのに、私はこんなはしたない真似して、最低だ。
しかし自己嫌悪でいっぱいの脳は、トレーナーの次の言葉に全聴覚を集中させた。
「危なかった……」
(ん?危ない…とは?)
「教え子じゃなかったら、とっくに手を出してるよ……」
「ぅえ?」
予想だにしない一言に、思わず声が出て、目を開けてしまう。
「ぱ、パーマー!?……起きっ…聞いて、た、の…?」
耳まで真っ赤になったトレーナーと目が合った。自分も同じくらい真っ赤だろうけど、そんなことどうでもよかった。
「と、トレーナー、てってて手を出してるって、どういうこと……!?」
しばらく固まっていたトレーナーは、入ってきたドアから風のように走り去っていった。
「あっ!トレーナー!?待ってよ!」
慌てて後を追う。服なんか気にしてる場合じゃなかった。
─────⏰─────
「うぇーい!パマちんのトレちんが爆逃げかましてるFoo☆」
「つーか足速すぎてウケる。撮っとこ」
「事情はわかんないけど、なんかパーマーさん吹っ切れた顔してるじゃん。でもさ……」
「「「なんか痴女い」」」
その日凄まじいラップタイムを刻んだトレーナーとそれをあられもない格好で追いかけ回したメジロパーマーは、メジロ家、生徒会、学園理事会、ギャルウマ娘たちの事情聴取を受けてトレーナー共々自分の気持ちを告白する羽目になった。ついでに卒業後結婚する約束をしたが、それはまた別のお話。
- 191二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 22:23:50
お前が始めた物語だろ
- 192二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 22:24:35
- 193二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 22:36:48
「王様に謁見?」
「ちがいます。担当のお父さんにご挨拶、だよ」
――ここは大事!乙女として、許せません。欲を言えば「彼女のお父さんに」、って言いたいんだけどね。
「はいはい。それで……ええと?夏合宿終わりから、9月半ばくらいまで?」
「天皇賞に向けての基礎トレーニングは、あっちのトレーニング施設でも出来ますから、そこまで支障はないと思うの。どうかしら?」
「正直、駄目って言いたいな。お姫様を抜きにしても留学生で、親御さんに顔を出したいのはわかるんだが……それは俺がついていく理由にならない」
「……そう、だよね」
「だけど。俺個人として、君のお父様に会いたいから行くよ」
「……ふふ、そっか。そっかぁ!」
……驚いた顔。どう聞こえたんだろうな、俺の言葉。王に会っての功名心……とは、思われてないといいんだけど。だからって、好きな子の親父さんに会いたいなんて俗な欲は、伝わってないんだろうな。
――驚いちゃった、嬉しくなっちゃった!彼の言葉!王様に会いたい、なんて俗な思いはない、丁寧で切実な言葉!思い違いじゃなければ……恋する少年のような真摯な心、と思ってしまってもいいのかな?
「ご機嫌だね、ファイン?」
「えぇ、あなたとショシュンを過ごせるもの!」
「ん?……初秋か?しょしゅうだと、春先だよ」
「あら……ふふ。ごめんなさい」
「いえいえ。言葉なんて、難しいもんだ」
「じゃあ、あっちでは私が導いてあげますね」
「マナーとか、言葉とか。色々よろしくお願いします」
「えぇ、エスコートしてあげますね。日本での恩返し、いっぱいしてさしあげます」
「ん……そんな大層なこと、してないけど」
「されてなかったら、こんなにも惚れてませんよ?」
「はいはい」
……今、なんて?……でも、うん、言葉の綾、と言うことにしておこう。欲にくらんで、聞き間違えたのかも。
――今、なんて?言ってしまった、けれど……彼は気にしてない。なら……今後の帰国で、決着をつけましょう。 - 194123/07/23(日) 23:06:48
>>1です
完結近いけど次スレは立てません(めんどいから)
でも立てたい人がいたら立てても構いません(それはそれで喜ばしいので)
皆様ものっそい良SSいっぱい供給くださってありがとうございます
最高だぜあんた達
- 195二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:20:01
- 196二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:26:18
- 197二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:27:50
次スレthx
パマちんSSでお目汚しした者だけど気が向いたら懲りずに辻書きするかも - 198二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:28:50
トレルビ間に合わん!ってなってたから次スレたすかる
がんばります - 199二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:33:32
うめ
- 200二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:34:36
200なら次スレで神SS供給大洪水