- 1二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 20:29:59
毎年この鳴き声を聴くと、遂に夏が来たのだと実感できるよ。いわゆる風物詩、というやつだ。
え?蒸し暑い中、こうも大きな声で鳴かれてはうるさくて仕方がない?ハハハ、そう言ってやるな。彼等も伴侶を探すので必死なんだよ。
……セミは一生の大半を暗く狭い地中で過ごし、やっと地上に出られたとしても一週間で命が尽きてしまう。まぁ、実際は一ヶ月程生きられる者も居るらしいが、どちらにせよ短いのに違いはない。その短い余生を、彼等は懸命に鳴き続ける。
……私は、そんな彼等の姿に、私達ウマ娘を重ねてしまうんだ。
どんなに辛いトレーニングを懸命に続けて、やっと夢のデビューを果たしても、私達が走っていられる期間なんて、人生の全体で見ればほんの僅かだ。その上、その努力が報われるウマ娘は一握りだけ。
──それでも、私達は走り続ける。その短い本格化の時期を一刻、また一刻と燃やし続けながら。……私は、あとどれだけの間、走っていられるのだろうな?
………だから、柴崎トレーナー。君は、君だけは、見ていてくれないか?
私というウマ娘が、命を燃やして、走り続けて。
──その果てに、燃え尽きる。その時を。 - 2二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 20:33:45
なにちょっとしんみりさせるのよ
- 3二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 20:41:06
- 4二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 20:52:45
何がヤマノの琴線に触れたの…
- 5二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 20:59:15
限られた時間の中でレースに向き合う姿を
柴崎トレーナーではなくライバルである自分に見て欲しいと告白されたんだ
ヤマノも嬉しかろうて…… - 6二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 20:59:22
なんだコイツ
- 7二次元好きの匿名さん23/07/11(火) 21:06:04
初めて肯定した!?