【閲覧注意SS腐あり】水星の魔女×金カム1話

  • 1二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 23:37:11

    あげ直し

    カプ注意
    月リパ リパ月
    杉リパ
    鯉月
    尾月

    増やすと思うので注意

  • 2二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 23:38:10

    投稿遅い
    水曜日
    1話ずつのペース

  • 3二次元好きの匿名さん23/07/12(水) 23:41:59

    ハジメちゃん…

    ………………

    ハジメ……

    ……………誰だ……?

    ハジメ…起きて…………起きて………

    途端俺の意識は遠くなっていった

  • 4二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 00:04:35

    途端ガクンと身体が大きく揺れた。
    俺は思わず目を開く。
    (何が起こった…。)
    シートベルト閉めていた腹に痛みがジクジクする。
    窓を覗くと普通の宇宙が目に広がっていた。
    すぐさま無重力空間に浮かぶ物を掻き分けタブレットを手繰せ連絡する。
    「揺れたが宇宙船は無事か?」
    「月島様すみません。先程機体トラブルがあって大きく揺れたんです。機内に異常は、確認する限りございません。御安心下さいませ。」
    「そうか…異常がなかったらいいんだ。機体が乗っている。手荒がないよう頼みます。」
    そう言いきると通信を切った。
    「アナスタシア…」
    俺は時を移さずシートベルトを取り脱出口に向かう。

    (これは鶴見さんに貸して貰った機体だ、傷なんざつけられない。)

    モビルスーツ 名前はアナスタシア
    色は白く美しさを纏うヒト型機体だ。
    山のような恐ろしい程のとてつもない巨体、見てると首が痛くなってくるそれを隅々まで見るのは骨が折れる作業である。
    許可を得て上に登り白く塗られた綺麗な装甲を覗く。見たところ目立つ傷は付いていないことにほっと息を撫で下ろした。
    アナスタシアは俺にとって家族のようなモノであり、そして白く美しいヒト型の機体が壊れるのは、俺としてもとても忍びなかった。

    俺はもう一度隅々を見て特に傷がない事を確認するとはぁとため息を漏らした。

  • 5二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 00:13:58

    再び機内に戻り椅子にもたれ掛かる。
    モビルスーツに傷がないことに安心したが、
    意識ははっきりしていてもう一度眠れるとは思わない。
    それは話す相手もいないこの空間では何も出来ないのと同じだった。
    仕方なくタブレットで何か不備がないかともう一度確認をする。
    メールの一番上にはデカデカと書かれている文字に目がいった。
    【月島様 入学】
    アスティカシア高等専門学園 二年 転入

    タブレットに写される情報を俺は今でも信じられない。
    (面倒臭いな…)
    確認を終え本当にする事がなくなったのでそんな事を考えながら窓を覗く。
    暗く広い宇宙空間の中に不自然な人工物が大きく浮遊している。
    近付けば近付くほど、この宇宙船が蟻のようなスケールに思えるアステカ学園は、それはまるで惑星の要塞のようだと禍々しく感じた。
    (ん?)
    目を凝らして見ると宇宙服を着た何者かがポツンと宇宙中を漂っていた。

    「すみません、アスティカシア学園の近くに人が漂っています。船も近くに見当たらないので恐らく要救助者かと。」
    「なに?それは大変だ。場所は、」
    「俺が行きます。」
    そう言うとアナスタシアを起動した。
    暗闇に包まれていた機内が動力が満たされていき電光が灯りだす。
    「場所は俺が知っているし、アナスタシアの方が速いでしょう。もし緊急性があるのなら早く行くに越したことはない。」
    「うん……、確かにそうだな…。今、ハッチ開けます。」
    その言葉を皮切りに段々と目の前の扉がゆっくりと開いていく。
    俺は慎重にゆっくりと右ペダルを踏みレバーを動す。
    それと呼応するようと同時にアナスタシアはゆっくりと前へ動きだした。

  • 6二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 00:16:45

    順調に宇宙空間の中を操作し降り立つ。
    そこで初めて違和感に気付いた。
    (小さい…子供か?)
    違和感を持ちながらもモビルスーツを動かしその漂う人物を手で掬う。
    思ったより軽い宇宙服を持ち機体内に押し入れる。
    やはり目の前の人物は背丈も小さく子供だということがわかった。
    俺はヘッドを開き問いかける。
    「大丈夫か」
    数分沈黙の空間が流れた。一向に返ってこない返事に、心なしに悩んでいると暗く表情の見えないヘッドが開く。
    「すまない、手を煩わせてしまって。」
    その声は大人びていて、見るとそこには黒髪の青い目をした少女がいた。

  • 7二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 00:19:49

    「すみませんでした!保護してくださって!」
    そう宇宙船の乗組員が血の気が引いた顔で感謝を伝えている。
    (面倒臭い…)
    どうしてこうなったのだろうか。
    彼女アシリパを救助した時、船員達は慌てて少女を連れ去っていった。
    そして何故か俺に頭を何回も下げている。
    別に良いと思うのだが、そう思いながら俺は機械のように相槌を打つ。
    何故頭を下げる必要があるのか。寧ろ勝手に判断し出たのは俺だ。俺が批難されるべきだと強く思っていた。
    「保護してくださった貴方にお礼が…!」
    特に目の前の男はしつこく断っていたのだがなんとしてでもお礼がしたいと、このしつこい若い男の猛烈な攻撃に俺は敢えなく撃沈した。
    「はぁ、ありがとうございます…」
    そうして貰ったのはチョコレートだった。
    「有り合わせでしかないですが、此れでよろしくお願いします!」
    その男は頭を勢いよく下げた。急に頭を下げられ思わず驚いてしまう。
    「……有り難うございます。」
    そう言い手のひらにある数個のチョコレートを持つ。
    「はい!本当に保護してくださりありがとうございます!では!」
    そう若い髭男はハキハキしながらの声で握手し去っていった。
    「あ、あぁ…」
    巧く丸め込まれた気がするが、こちらとしても損はないので一粒を口に含み、そのまま俺は眠りに着くことにした。

  • 8二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 01:15:06

    『まもなくアスティカシア学園に降り立ちます』
    機内アナウンスが流れ俺は目を見開く。宇宙船は学園内に入ったようで、窓からは鉄の壁が鈍く光っておるのが見えている、その中には巨大なモビルスーツが沢山並んでありアスティカシア学園の資金力を察せられる。
    そのまま船員の案内に導かれ宇宙船から降り立った。
    学園都市アスティカシア
    宇宙服を脱ぎロッカーの中に返却をする。
    本校舎に向かうであろうガラス張りのエレベーターに乗った。
    とそこには驚愕な光景が広がっていた。
    真昼のように光輝く室内、そして緑の繁渡る広い庭園に
    巨大すぎる建物が大きく建っていた。
    そこを中心に小さく人々が動いているのが分かる。
    福祉が隅々にまで行き渡っており天国のようだと月島は思った。

    見てきた世界がまるで違う。
    電車に乗り降りた後もぼぅと呆けていると肩を叩かれる。

  • 9二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 02:07:29

    「あれれ~?もしかして君が月島さん?」
    後ろを振り替えると坊主頭の気安い男が立っていた。
    「は、はい。そうですが。」
    気を抜いて思わず動揺が出てしまった。慌てながら心を繕い直す。
    それを知って知らずか男は話を続ける。
    「俺はメカニック科二年白石由竹!ここに来たのはメカニック科の実習の見学だよな。」
    メカニック科…?ある程度資料は読み込んで最低限覚えたが、はっきり言ってここまでの道のりを覚えていない。
    そして実習とはなんかのかがよく分からない。
    ここに来てから理解不能な事が多すぎる…。
    「分からなかったら聞いても良いぜ」

    「………ありがとう。でも俺は」

    すると突然ここの科の見物客であろう女子生徒三人が会話に入ってくる。
    「ねぇ、水星から来たのって本当?」
    「人住んでいたんだ」
    「専科は?」
    三者から急な押し掛け質問を投げ掛けられ月島は戸惑った。

    「……パイロット科だが。」

  • 10二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 02:42:53

    「エリートじゃ~ん」
    「なんで編入してきたの?」

    「鶴見さんが、行きなさいって言ったので…」
    「うそ…」
    「鶴見さん?」
    女子生徒は謎の人物に怪訝な表情を見せるが気にも止めず

    「じゃぁその紺色の古そうなネクタイも鶴見さんが言うから付けてるの?」
    女子高生はそう問うと笑いだした。
    「ふふッ」
    「辞めなよ~」

    (こりゃあ、悪質だな…)
    そう白石はどう女子高生に対し口にするか考えていると

    「勿論そうだ!」
    月島は普段より大きな声を出した。

    それに対し困惑したのは女子高生達だった。

    「まじ…?」

    月島はその女子高生反応がよく分からずどう答えようか迷っていると
    視界の端に宇宙船に漂っていた少女が歩いていた。
    その少女の表情は陰があり何処か思い詰めているような印象を受ける。
    ふと宇宙船での発言を思い出す。
    確か…

    「すまない、手を煩わせてしまって。」

  • 11二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 03:21:11

    ロボット科の教師がアシリパに対しこう告げた。
    「アシリパ、事情は聞いてある。直ぐに特別教室に行くように。」
    「分かっている。」
    アシリパはそのまま外に向かっていると野次が飛んでくる。
    「本当は外に行きたかったんでしょ~?」
    「地球に行きたいんですよねー」
    「二人、私語を慎め。」


    室内に入ると後ろから人の気配が近付いた。
    (……誰だ?)

    「すまない」
    後ろから聞こえた声にアシリパは驚いた。立ち止まり振り向くとそこにいたのは今朝の宇宙船にいたパイロットの男だった。
    「確か宇宙船にいたパイロットだったな…何故、謝る必要がある。モビルスーツで私を助けてくれたじゃないか。」
    そう言えば男は少し間を開けると言いにくそうに言葉を発した。
    「外に行きたかったのだろう。邪魔をしてしまった。」
    「…聞いていたのか。」
    「すまない、聞くつもりは無かったのだが…。」
    「いや、良いんだ。慣れている。」
    気まずい空気が流れる。私はどう言おうか考えていると
    ブーブー
    サイレンの音がなる。男は訳分からないという風に周りを見回す。
    「この音…何が起こった…」
    そう男は身構える。
    新鮮な反応だ、面白い男だな。
    アシリパはそう思いながら口に出す。
    「これは決闘だ。来るか?」
    「決闘?」
    「ああ、見ていて楽しいものじゃないけどな。」

  • 12二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 10:32:32

    ほしゅ

  • 13二次元好きの匿名さん23/07/13(木) 20:36:14

    ほしゅ

  • 14二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 03:52:05

    ほしゅ

  • 15二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 15:01:51

    ほしゅ

  • 16二次元好きの匿名さん23/07/14(金) 15:50:07

    ほしゅ

  • 17二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:08:22

    ほしゅ

  • 18二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 12:15:05

  • 19二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 23:00:36

    しゆ

  • 20二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 06:19:19

    保守

  • 21二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 17:51:36

    ほしゅ

  • 22二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 01:13:19

    ほしゅ

  • 23二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 04:12:28

    ほしゅ

  • 24二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 16:09:30

    ほしゅ

  • 25二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:23:08

    気にはなるけど週一は遠いな〜

  • 26二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 00:23:11

    ほしゅ

  • 27二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 04:39:27

    ほしゅ

  • 28二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 14:52:43

    ほしゅ

  • 29二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 02:46:43

    ほしゅ

  • 30二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 13:33:22

    ほしゅ

  • 31二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 23:03:02

    ほしゅ

  • 32二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 08:20:24

    ほしゅ

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