【SS/ウマウマ】相合傘をする話

  • 1二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:37:35

    アキュートさんとナカヤマがただ相合傘して帰るだけの話です。

  • 2二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:37:50

     溢れるか溢れないかの瀬戸際。
     表面張力の限界。
     そこから思うままにバケツをひっくり返したかのような激しい雨が、まるで礫を打つみたく路上に叩きつけられている。
     気温の上がる夏の季節、小雨程度ならターフにもダートにも坂路にもその他コースにも、放課後のトレーニングに勤しむ生徒の姿はちらほらと存在する。
     しかしここまで雨脚が酷く、見上げた空、ただの通り雨とは一線を画す曇天が広がっていれば──天気予報に逆らわず室内トレーニングやミーティングに切り替えるか、そもそもトレーニングそのものが休みになる生徒も少なくはない。

    『リスケになって悪いけど、夜まで止まないみたいだから、今日のトレーニングは中止で』

     そんな例に漏れることなく、急遽の豪雨を見て送られてきたトレーナーからのLANE通知には『了承』の意を返した。雨降りの予報は出ちゃいたが、その降り様までは想定外。当然、室内トレーニング施設は予約で一杯だ。
     次のレースに向けてのミーティングは折悪く昨日実施したばかりだったからな。気合をつけた直後に一息入れるのは拍子抜けではあったが、この季節、天気予報に裏切られるのは今に始まったことじゃない。

    『それから──』

     寮の自室でも可能なストレッチと筋力トレーニングの指示に既読だけつけておく。やらねぇわけじゃないが、反応するとあれもこれもと解説しだすのがトレーナーの本能らしい。本来ならトレーニングに宛てられる放課後がまさしく降って湧いた自由時間になるのは、私もトレーナーも同じこと。担当ウマ娘のために予定を詰めがちなトレーナー殿にたまには休めなんて大っぴらには言わねぇが、ま、そういうこった。

  • 3二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:38:03

     雨に烟る女神像が見える生徒玄関のポーチ下は、私同様にトレーニング休みを得た生徒達で賑わっている。デビュー済だろうとなかろうと予定にない休養日に心躍る生徒ってのは一定数いるもんだ。こんなひどい天気じゃなきゃ買い物に行けたのに、だとか、そもそもの前提条件をひっくり返すように浮足立つのも分からなくもない。大体の生徒はさっさと寮に引っ込んで課題なり予習なり復習なり趣味なり娯楽なりに興じるが、色とりどりに踊る傘の群れの先を見遣れば、真っ直ぐ寮に帰らず道を逸れる生徒たちもちらほらいるようだった。
     天気への文句だとか授業へのぼやきだとか、はたまたトレーニングがない休養日になったからこそ見ることのできるドラマの再放送の話だとか、いくつものお喋りの集合体は降り籠める雨音に膨張しがちだ。置き傘やら折り畳み傘やらが開かれて、ひとり、またひとりと薄く雨水をたたえる路面に脚を踏み出す。
     くるりと雨傘を翻し、ひとり、またひとり。

     さて、そんなポーチ下にて雨空を見上げる私はといえば。
     寄り道する気はなかったが、美浦寮までの道程に立ちはだかるざあざあ降りにどう太刀打ちしてやるか思い巡らせる──そんな折。

    「おや、ナカヤマちゃん。……もしかして、賭けに負けてしまったのかい?」

     雨、蹄鉄の足音、傘、喋り声。数多のノイズ、その隙間を縫うようにして、聞き慣れた声が私の耳に届く。甘いようで苦く、まるいようでやわらかすぎない。こんなざわめきの中で私の意識を捕まえるのは、芯のある声質のせいか、はたまた私が欲しているせいか。
     振り返る必要もない。私のクラスメイト。路線違いの同期。ラチの向こう、砂を巻き上げ駆ける──ワンダーアキュートは、学校指定のスクバを肩に、その両手で長傘を抱え、躊躇うことなく私の隣に並び立つ。

    「良ければ入っていかんかえ〜?」

     背丈は同じ。けれどアキュートが首を傾げてこちらを覗えば、かすかに見上げられたその瞳の色も相俟って、まるで砂糖菓子か何かの甘さを帯びる。
     甘いものはそこまで好きじゃねぇよ。ただ、与えられる甘味に囚われがちな私がいるのも、ひとつ、確かなことではあった。

  • 4二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:38:14

    ***

     赤、青、黄色、緑、水色、オレンジ、ピンク、白に黒。透明もあれば柄ものもある色とりどりの群れ。曇天の下に一歩踏み出せば、頭上に広がる傘が絶え間ない大粒の雨を受け止めて弾いてを繰り返す。
     耳に纏わりつくような雨の音。そうなれば傘の外、個々のおしゃべりだの足音だのなんてろくに拾えたもんじゃない。雨に閉じ込められるとはこのことだ。
     逆に、傘の内だけは空間が切り取られたかのように、音が真っ直ぐ通る。

    「あのねぇ、ナカヤマちゃんはもしかしたら、傘を持ってきてないかも、って、思ってたんじゃよ〜」

     まるで歌でも唄うみたく、ワンダーアキュートは口ずさむ。
     この世話焼きの傘は、広げてみれば寮に置いてある私の自前の傘よりもワンサイズほど大きなもののようだった。さすがに成人の男二人ならあぶれそうなものだったが、特別ガタイの良いわけでもない小娘二人くらいなら、余裕で覆い隠すことはできるらしい。
     さっと視線を投げれば、私の右肩同様にアキュートの左肩も雨に濡れている気配はない。傘の所有者たるアキュートが余計な気を回していなければそれでいい。歩みの速度は合わせつつ、私は肩をすくめるかわりに「は」と、気を吐いた。

    「私の負けが見えていた、ってか?」
    「今朝ねぇ、寮食堂のてれびで天気予報を見たときに、ナカヤマちゃんならどちらに賭けるかしらって、考えていたのよねぇ」

     なるほど? 今朝はまだ雨までは降ってなかったからな。
     自室の窓から見上げた空と、アプリで見る天気図、それからウェザーニュース。そのあたりをひっくるめて、降水確率をダシに己に勝負を課すのはそれこそ私の日常茶飯事だ。帰寮時間を踏まえて、その時間帯に傘がいるかいらないかを予想する。見事に晴れ間を引き当てて余計な手荷物なく帰路につくこともあれば、それこそ天に見放されたがごとく雨に濡れそぼり帰ったり、出番なきままただの手荷物として傘を持ち帰ることだってあるわけだ。

     それなら今日はと言われれば。

  • 5二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:38:31

    「でも、生徒玄関で会えたのは偶然、だねぇ」

     六限目は授業も教室も別々だったでしょう?
     アキュートは続ける。その言葉を聞きながら、すみれ色のラインが入った純白の、お嬢様然としたワンウェイプリーツ、その右のポケットに私は手を差し込んだ。歩みを進めるたびにころりころりと踊っていた賽子を掴んで、そっと取り出す。
     脚は止めない。賽子を拳の中に握りしめ、隣のお嬢さんに尋ねてみる。

    「なぁアキュート。この手の中にある賽の目は、四以上か四以下、どちらだと思う?」
    「はいあんどろー、かい? そうじゃねぇ」

     長傘もなければ当然折り畳み傘なんて用意していない私は、本来なら天気を巡る勝負においてただの敗者でしかない。ニット帽をスクバに突っ込み傘を差す生徒たちの間をすり抜けても、寮までの距離と降水量にはお手上げさ。まさに水も滴るウマ娘。美浦寮玄関でヒシアマにでも見つかれば甲斐甲斐しく世話を焼かれること請け合いだ。
     けれど、今日は、そうじゃない。因果か縁か運命か、はたまた天のお導きとやらかはわからないが──私は今、薄桃柄の傘の下。今更なことこの上ないが、靴の先にじわりじわりと雨水がにじむみたく、私の心にきまりの悪さが侵食し始める。
     だってそうだろ? そもそもからして貰えるモンは貰っとくような性質じゃあないんだし。それどころか対価なき厚意にゃ多少の居心地の悪さも覚えてしまう気の悪さ。なのに私は傘の中。差し出された親切を真っ向から跳ね除けるような反抗期はとっくのとうに終えているとは言え、だ。
     だから、たとえば──賽子のひとつやふたつを振り抜いて、出目の勝負に賭けるべきだったか? なんて、脳裏に過ぎったりもするわけだ。

    「……四以上、かしら?」

     歩みをほんの少しだけ緩めたアキュートの視線の先、掌を開く。
     一天地六ならぬ六天地一か? 安牌選ばず果敢に勝負に出たかは定かじゃないが「おや、六の目じゃ。正解かねぇ?」と口許を綻ばせるアキュートを見遣れば、何やら毒気も抜けてくる。

  • 6二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:38:41

    「ツキに逆らう必要はなかった、ってこった。また借りは返す」
    「返さなくったっていいのに」

     ま、本来なら掲げられた傘の下、ポーチから一歩踏み出す前に振っておかなければならない勝負だったわな。
    『私を傘に入れたければ出目勝負に勝ってみろ』だとか、逆張りの如き勝負を挑んでさ。そもそも手前の道行きを他人に委ねる真似なんざしたかねぇ。だからこその賭けだ。アキュートが負ければ私は私の意思で敗者のまま。
     ……普通に断わりゃいいんじゃないかって? それが出来てりゃこんな屁理屈捏ねねぇよ。
     残念なことに、適当にあしらえない程度には、隣を歩くこのお嬢さんにちょっとした情を抱いちまってるときたもんだ。厄介なことこの上ないが。
     さておき。戯れに導き出した結果を見るに、この時間帯、生徒玄関にて出くわした時点で勝負は見えていたのかもしれない。
     身の内から滲み出る体裁の悪さは軽く頭を振り散らし、ひとを二人覆うに充分な大きさの傘、湾曲した柄の少し上を奪い取れば、ワンダーアキュートはいかにも『きょとん』といった風情でこちらに顔を向けてきた。
     ひとつの傘を二人でシェアするんなら、背丈のある方が傘の柄を持つと何かと取り回しがしやすいもんだ。もっとも、私もアキュートも目線はほぼ一緒。メディア向けのプロフィールも実態も同値、159センチ。
     だがな、いくらワンダーアキュートが甘やかし上手だからって、なす術無しに甘やかされっぱなしなのは気に食わねぇ。
     もっとも──

    「ナカヤマちゃん、ありがとうねぇ」

     頬の奥がじくりと痛みそうな甘やかな笑みを向けられることを、予想できない私じゃなかったが。

    ***

  • 7二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:38:52

     ワンダーアキュートの傘は曇天の下にあってぱっと目を惹く色をしている。メインの生地は薄桃色。白い菱形模様が縁に沿ってそれぞれが繋がるように描かれて、ぐるり一周巡った菱形模様からポリエステル生地の端までは赤白青のストライプ。……つまるところ、このお嬢さんの勝負服や耳カバーを模した造りになっている。
     雨降りのたびにこの傘を見かけるから、所謂お気に入りってやつなんだろう。傘なんて消耗品だとばかりにコンビニ売りの透明ビニール傘を使う私とは大違い。そして、こんなピンポイントなデザインが店売りだとは思わない。

    「ふふふ、そうなんよぉ、これね、ファンの方からいただいたんじゃよぉ。おーだーめいどでざいんの傘みたいでねぇ」

     かわいいし、傘を忘れちゃって困ってる子を入れられるくらいには大きな傘でしょう? すっかりお気に入りなんじゃよぉ。──会話がないから気まずくなるような柄でもないが、なんの気なしに尋ねてみれば、まるで悪戯っ子のように瞳を細められる。洒落たカクテルみたいなその色は、薄日の中でもなお幽美だ。揶揄うような口振りに少しばかり眉を顰めてやると、鈴を鳴らすように笑われる。
     所作のひとつひとつが愛らしい。粗雑な私とは大違い。トレセン学園の夏季制服なんて上品さと可愛らしさの極みとばかりのデザインだからな。それがひどく似合う、それだけでも、生きている世界が違うのを目の当たりにすること請け合いだった。
     博徒の私は芝を走り、対する無垢なお嬢さんはダートを走る。路線が違えば主戦場も違うもの。それでも薄っすらと惹かれちまうのは、私のような存在にでさえ怖気づかず分け隔てなく接する──そんな厄介な眩さがある故なのかもしれない。どっかの誰がみたいに焼き尽くすばかりの輝かしさとはまた別で、冬の炉端の暖かさのような。雨のせいでひんやりとした心地の腕同士がぶつかり合う時の、かすかな温もりのような。
     それは常ならば居心地の良さと表現できるものだ。雨音に閉じ込められてさえいなければ。晴れた空の下ならば。
     雨空の下、大きめとはいえある程度は身を寄せる必要のある傘の中は、まるでちょっとした密室のようで──心臓が、想定外のざわめき方をする。

  • 8二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:39:03

     幾多の傘の群れに逆らうことなく、とりとめのない会話をしていれば、いつのまにやら校門も越え、学生寮の敷地を進む。
     気づけば私たちはひとつの傘を分け合ったまま、美浦寮前に辿り着いていた。
     ちょうどビニール傘を如何に長持ちさせるかという仕様もない話が落ちたところ。私と同じく美浦寮生たちが傘を畳み雨水を切って、ぞろぞろと寮玄関に吸い込まれていく。
     なんのことはねぇよ。まるで夏盛りに枝葉を伸ばし木漏れ日を作る樹の下から一歩、光の下に出るように、足を踏み出しゃいい話。雨除けの軒下まで一完歩もねぇんだし。引かれるような後ろ髪はそもそも湿気で荒ぶってやがるから、あってないようなもののはず。
    『名残惜しさ』なんつう煮え切らなさなんて、私の辞書にはなかったはずなのに。
     
     会話も途切れ、ひんやりとした風がするりと吹き抜ける。寮に入る連中の邪魔にならないよう端に避けちゃあいたが、とうとう年貢の納めどき。

    「ここまで送らせて悪かったな。助かった」

     取り繕うみたく声も言葉も整えて、互いの肩の間で握っていた傘の柄を、私よか少し小さな手に返そうとした。
     その時だ。

    「あのねぇ、ナカヤマちゃん。あたし、本当はね」

     雨、蹄鉄の足音、傘が畳まれ、雨降りから漸く解放された寮生たちの安堵の声。ただいま。おかえり。玄関の向こうでヒシアマやらの世話焼きたちの声がする。
     数多のノイズ、その隙間を縫うようにして、……この距離じゃなきゃ聞き逃しちまうほどの微かな声が、私の耳に届く。
     アキュートは傘の柄を受け取らない。そのかわり自らのスクバのファスナーを押し開けた。教科書やノートが見えるその隙間から、──ワンダーアキュートは、手首から肘ほどの長さの……折り畳み傘を取り出してみせる。

    「……あいあいがさ、して帰りたかったって言ったら……呆れちゃうかしら?」

     学校の玄関ポーチで長傘を両手で抱えていたように、出番があってもおかしくなかった折り畳み傘を、アキュートは両手で握る。
     虫歯になりそうなほどいじらしく、青い瞳を泳がせて。

  • 9二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:39:14

     ……まんまとしてやられたな。よくよく考えりゃ、用意周到なアキュートが、長傘の他に折り畳み傘を持っていない? そんなわきゃねぇだろう。
     純粋無垢で抜け目のないお嬢さんは、今朝の時点から賭けをしていたわけだ。互いのトレーニングが休養日になる可能性も、生徒玄関で出会う可能性も、私との出目勝負に勝利する可能性も、私が折り畳み傘の有無を問う可能性すら勝ち抜いて。
     そして厄介なことに、そのネタばらしがどれだけこっちの情を掻き立てるのか、このお嬢さんはわかってないらしい。

    「やぁね、あたしったら、おかしなこと、言っちゃったねぇ」

     私が無言なのに焦ったんだろうな。言い訳のようにアキュートは言葉をつなぐ。分かりやすい困り眉。気まずさを打破しようとばかりに傘から出ようとするが──してやられっぱなしは面白くねぇだろう?
     雨風を防いでくれた大きな傘に、もうひと仕事。
     柄は返さないまま、傘をぐるりと翻す。それは丁度、前方と側面を隠せるような。つまり、私達を他の寮生たちから違和感なく隠せる角度。

     身を隠して、ただでさえ近い距離をさらに縮めてすることなんて、──わかりきったことだろう?

  • 10二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:40:45

    梅雨の時期に書けば良かったんですがまあまだ天気悪いしということで
    トレウマも書くんですがトレに向ける恋慕とはまた違う風合いになりますね

  • 11二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:43:06
    【SS/ウマウマ】ここに来れば|あにまん掲示板アキュートとナカヤマの話が読めると聞いたんですがでも読めなかったら悲しいので書きましたbbs.animanch.com

    前回……なんですがもし目を通して頂けるようなら

    ラチの向こうの同期のはなし薄荷とブルーアワー

     夏になれば矢鱈と目立つ純白のスカートのポケットを弄る。

     右、左、もう一度右。そこに在る感覚が無いのだから、当然お目当ては見つからない。

     メープル材の天板の下、教科書やらが詰められる物入れに手を突っ込んだ。机脇のフックに掛けたスクバにも手をかけた。予備のハンカチを入れたポケットにも、貴重品入れの内ポケットにも見当たらないのは、入れた記憶がないからだ。

     カードケース、幾つかのダイス、手に馴染んだコイン。黒ひげ危機一髪の本体はゴルシからの貰い物。鞄の中で散らばるプラスチックの短剣の中に希望を見出すが、ま、当然あるわきゃねぇ。

     どうしてかって? 幾ら私がヒリつく勝負が好きだからって、徒労を賭けた勝負をしてたい訳じゃない。ゴチャつくスクバの中を都度早探りをするなんざ面倒な事はしたくねぇ。

     つまるところ、いつもの場所になければない。そんなこた解っちゃいるが、一縷の望みに賭けてみたい。

     勝敗? 教室の窓辺に降り注ぐお天道様に笑われてるようだと言や察しはつくか?

    「……クソが」

    「どうたんじゃ〜? ナカヤマちゃん」

     トレセン学園の可憐な制服には似つかわしくない私の悪態を拾い上げたのは、後ろの席のワンダーアキュート。…
    telegra.ph

    加筆修正済のこちらで宜しければ

  • 12二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:45:19

    あんたじゃったか
    いいよね…フェスアキュ…アキュナカ?
    とにかくいい……

  • 13二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 02:53:53

    あなた様でしたか……結構なお点前で


    >ただ、与えられる甘味に囚われがちな私がいるのも、ひとつ、確かなことではあった。

    >頬の奥がじくりと痛みそうな甘やかな笑みを向けられることを、予想できない私じゃなかったが。

    >虫歯になりそうなほどいじらしく、青い瞳を泳がせて。


    この一連の流れため息が出るほど美しかった……

    ありがとうございました

  • 14二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 05:45:27

    今回のお話も良かったです。
    アキュートの本音可愛くていいですね……。

  • 15二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 06:12:29

    甘酸っぱい…これは良い栄養が採れました

  • 16二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 10:41:17

    >>12

    敢えてこの二人じゃなくてもいいネタなんじゃないかな~と悩んだ挙げ句まあ推しカプが可愛いからいいか! で押し通しました。アキュナカはいいぞう……読んでくれてありがとうございました!


    >>13

    お召し上がりいただき有り難く……

    淡々と思考しているように見えて全力で首ったけのナカヤマ書くのとても楽しかったです。甘いもの好きじゃないって言ってるくせに~アキュートさんが笑ってくれるってわかってるくせに~!


    >>14

    お読み頂き感謝です~!

    当初はしれっと言ってのけるパターンだったんですがナカヤマから見た可愛いアキュートさんを描きたくて仕方がなかったと供述しております……。


    >>15

    良き栄養を提供出来たようで何よりです……

    アキュートさんの抜け目ないのに乙女なところがね、いい塩梅で甘酸っぱいんですよね~



    ド夜中投下で誰にも触れられないまま落ちていくかな~と思ってたので反応頂けてとても有り難かったです。

    また次も何か書きたい……

  • 17二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 21:46:22

    素晴らしいものを見た…

  • 18二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 22:24:04

    >>17

    クイズ参加してたのでリアルタイムで嬉しすぎて右往左往するヒトミミになってました……!

    ありがとうございます……!!!!!

    傘の柄! まさにそんな感じでした……!! また素敵なイラスト描いていただけて幸福です!

  • 19二次元好きの匿名さん23/07/15(土) 22:51:50

    読ませて貰いました
    いつもながら感情の起伏と機微を描写する技術、言葉と情景との映画のような映像美の切り取り方、ナカヤマの自嘲から滲むアキュートさんへのコンプレックスと背中合わせの思慕
    本当に語らない事でありありと描写していく、行間を読ませに行くテクニックに毎回惚れ惚れします
    良い物をいつもありがとうございます
    これからもあなたの素敵な作品を読ませて下さい

  • 20二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 09:22:55

    >>19

    ワッ、すごくすごい褒めていただけてとっても嬉しいです……!

    ナカヤマは「私のような」とか「私なんかが」みたいに自分の気性や性質を少しばかり卑下しがちな部分があるなと思っているのもあって、まっとうに「ふつうの女の子」なアキュートさんに対して本来なら道が交わることはないと思っていそうなんですよね……芝とダートで戦場も違いますし。

    でも、例えば絶景ちゃん(仮のすがた)みたくキラキラしすぎてないからこそ、あとアキュートさんが基本的に寄り添いスタイルなのもあって、救われててほしいよねーッ!! みたいな気持ちで書いてます……思慕……よきことば……。


    実はあまりはっきりと語ることが上手じゃなくて(感情や思考を明確に言語化するのが苦手で)、毎度毎度雰囲気で伝われ~~~~~~~~~!!!! って気持ちでやってます。なので、なにがしかが伝わっていたら幸いでございます。


    お読みいただきありがとうございました!

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