- 1二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 11:57:40
- 2二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 11:58:57
おつるさんがそう言ったのなら、放っておきましょう
- 3二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 11:59:38
ずっと呼んであげなさい
コラさんさえ良ければ - 4二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 12:34:21
ロシナンテさえ良ければこのままセンゴクさんをお父さんと呼んであげなさい
間違ってもガープさんには相談しないように - 5二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 12:36:25
ようやく愛が伝わったか…!
- 6二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 12:39:33
それは嬉し泣きでは…?
- 7二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 12:41:58
ロシナンテが初めてコラさん呼びされた時と同じ泣き方だったら可愛いな
- 8二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 13:10:51
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 13:11:41
- 10二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 13:12:19
ことあるごとに呼んであげな…!
- 11二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 13:18:31
- 12二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 15:30:20
なんでそんなこと言うん?
- 13二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 16:47:45
コラさんはコラさんで実父と重ねて泣いてしまうときありそう
- 14二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 16:51:02
笑えるコピペをワンピースキャラに変えるやつで見たことある流れだ……
笑えるといいつつ泣ける奴だったけど - 15二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 16:55:42
おつる「まだ泣いてるのかい 仕方ないね、、おかきとあったかいお茶でも持っていってあげなさい」
- 16二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 17:17:32
- 17二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 17:20:23
すてーん
- 18二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 17:51:54
うわああ!?
- 19二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:41:42
せめてぬるめの茶にしてあげて…
- 20二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:43:32
遅かった…(落ち込むロー)
- 21二次元好きの匿名さん23/07/16(日) 20:53:28
ローが「あったかいお茶」って言ってるのかわいくて笑う
- 22二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 06:13:57
コラさん・・・
- 23二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 17:46:14
血のつながりよりも大事なものがある
- 24二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 17:46:31
遅かったか…
- 25二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 18:34:57
そう呼んだのはドジじゃないよ、必然だよ…それはそれとしてお茶は別の人に淹れてもらおうね
- 26二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 18:38:49
海軍に突然乗り込んできた一般海賊になってて草
時間軸どうなってんだ - 27二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 19:05:14
チクチク言葉やめーや
- 28二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 06:45:21
時間軸いつだコレ?コラさん生存ほのぼのルート?
- 29二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 16:56:04
センゴクさんと普通に話せているなら、海軍での生存ifなのかな…
- 30二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:46:48
生存ルートか!もっと見たいので保守っ!
- 31二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 01:20:15
「お父さん」
零れた言葉は戻らない。センゴクの限界まで見開かれた眼にロシナンテは己のドジを悟った。
センゴクとロシナンテ、二人だけの祝の膳である。
死にかけてから十四年、ロシナンテの海兵復帰がようやく決まったのだ。十三年にも及ぶ植物状態、目覚めて一年という長いリハビリ、言祝ぎに終わりはなく、重ねる杯に限りはない。夕刻より始めたというのに、すでに時計は深夜を指している。
センゴクもロシナンテも決して酒に弱い訳ではない。だがタガが外れたのは確かだ。
「抱きしめても良いか、ロシナンテ」
返答する間もなく腕の中に閉じ込められた。右肩に埋められた頭は真っ白で、徐々に濡れる肩は熱かった。
「センゴ……」
「もう一度、お父さんと」
「あ、えと……」
センゴクのセーフティハウスの一つであるこの家は、幼いロシナンテが保護され、生活した場所でもある。
元はワノ国の様式を好むセンゴクによって建てられた別荘としての平屋であった。だが、時も場所もお構い無しに転ける養い子に頭を抱え、せめて段差があまりない処とセンゴクと共に生活したのだ。
障子は破いたし、柱は傷だらけにした。センゴクにはドジにも程があると怒られ、怪我するなと泣かれ、そして愛してると抱きしめられた家である。
酔っていた、懐かしさに浸っていた。またセンゴクの役にたてると浮かれていた。
だから、あの頃ずっと心の中で呼んでいた思いが溢れてしまった。
「頼むよ、ロシナンテ」
ロシナンテは戸惑う。ずっと言いたかった。だが本当に呼んでも良いのだろうか。 - 32二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 01:20:58
溢れ出た妄想をぶん投げとく。良い概念をありがとう
- 33二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 09:54:43
あんたが…神だ…
- 34二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 12:27:14
- 35二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 14:11:48
コラさんとセンゴクさんが幸せな時空(ローを添えて)
良いよね - 36二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 20:50:58
「で、逃げてきたって訳かよ、コラさん」
「だってさぁ、今更どんな顔して言えばいいんだかわかんねぇよ」
三メートルに近い巨体を小さく折りたたんで、
ポーラータング号の甲板の隅で愚図るのはローの愛そのもので、恩人のコラソンである。ついでに言えば、この間まで主治医と患者の関係でもあった。
無理やり渡した電伝虫の番号に「来てくれ」とだけ伝えられた身にもなって欲しい。
それでなくてもこの人は前科まみれの大嘘つきなのだ。
海賊船に海軍が乗れるかと己の誘いを無下にした癖に、まだ海軍じゃないとの屁理屈で、わざわざ変装だとピエロメイクまでして飛び込んで来た。
辛抱強く話を聞けばなんて事ない愛である。何を悩むことがあるのだろうか。ローにはひとつも理解できない。
でも、だって、と続く言い訳に恩人だからではカバーしきれないイライラが募る。それでなくとも気は短い性分である。コラソンでなければとっくに放り出していた。
「なあ、コラさん」
ふと、このまま海賊らしく攫ってやろうかと思う。野暮ったいシャツとジーンズを剥いで、海賊団のツナギを着せる。そうすれば彼の悩みは一応の解決をみる。ローにとっては素晴らしい未来だ。
「ん、なんだ。ロー」
コラソンの赤い目が優しく歪む。
目尻に細く浮かぶ細かい皺、甘く低い声。十三年、そのまま歳を重ねたにしては若々しい姿が悲しくて嬉しい。そうだ、コラソンの半分冬眠のような眠りを守ってきた男をローは知っている。
生きてる、生きていてくれる。それだけでローは胸が何時だって熱くなる。コラソンはローにとっての愛で心で恩人だ。誰よりも幸せになって欲しい、いや幸せになるべき人だ。
だからこそ己の欲望が飲み込める。
「愛してるよ、コラさん」
かわりに何度だって告げても足りないローの全てを渡す。
「なんだよ、急に。俺も愛してるよ」
宝箱の中、二度と言えないと諦め泣き叫んだ言葉だ。
「もう言えないかと思ってたんだ」
「ロー」
悲しげな声に首を振る。コラソンを責めたい訳ではない。笑っていて欲しい、それだけなのだ。
「いいじゃねえか、センゴクにお父さん。呼んでやれよ、飽きるぐらい言ってやればいい。俺だってコラさんが嫌だって喚いても何度だって言うぜ。愛してるって。俺が言いたいからな」
途端に真っ赤になった恩人を見て、ローは思わず吹き出した。
何時だって愛は告げるためにあるはずだ。 - 37二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 20:53:41
31です。
上手くTelegraphが使えず投げ込む。すまん。欲望が抑えきれなんだ。良いよね、お父さん概念。 - 38二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 20:55:00
また神が神SS投げ込んでやがる…!!煮込むわ
- 39二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 08:06:33
また神SS…。ありがとう
- 40二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 08:26:17
- 41二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 10:24:41
スレ主様、申し訳ない。31です。あと、1本だけ上げたいんだ。ただいまコネコネ錬成中なんだ。コラさんのお父さん呼びに脳汁がドバドバなんだ。
どうか許して欲しい。 - 42二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 21:55:24
- 43二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 23:06:17
お父さん、お父さんねぇ
口の中で転ばして見るもどうにもしっくりこない言葉であった。
ドンキホーテ・ドフラミンゴはインペルダウン監獄で、檻越しに嘆く訪問者を嘲笑う。
「もう、どうすりゃいいんだかわかんねぇんだよ、助けてくれよドフィ」
半年前から月に数回、訪ねて来るようになったセンゴクの養い子である。
あにうえ、と呼んだ幼子特有の甘い声とは似ても似つかぬ艶めいたバリトンボイスだ。
十四年前にたった一度だけ聞いたことのある声によく似ている。
ただそれだけなのに、この天夜叉の心を揺さぶるのだからタチが悪い。
インペルダウンの地下深くまで、何を話に来るのかと思えば、たわい無い世間話だ。
海軍基地に燕が巣を作っただの、仕方ないとはいえ、時折出てくるパン食が辛いだの。
海軍に復帰することになった……だの。
意味があるのだか、ないのだかわからない話は沢山するのに、一度も謝りやしない。
あの雪の日の謝罪が嘘であったかのようだ。いや、実際、死の外科医に聞いて知っている。十四年前、あれはドフラミンゴに向けた言葉ではなかった。理解している。
いや、違う。
冬島でドフラミンゴは確かにたった一人の実弟を殺した。間違いなく銃弾を撃ち込んだ。だから赤みがかった金髪の、暖炉の灯火にも似た柔らかな朱の眼の、この死んだ天竜人によく似た不審者は間違ってもドフラミンゴの弟ではない。
天竜人が父を呼ぶなら父上で、兄を呼ぶなら兄上だ。お父さんなんて下々の民て同じような言い回しをするものか。
「おい、不審者」
「あぁ?」
ドスの効いた男の声に笑ってしまった。
やはりガラが悪すぎる。ドフラミンゴの弟は優しく愚かな母に似た、甘ったるい声と香りを持つ天竜人で、そして雪の日にドフラミンゴ自ら殺した裏切り者ただ一人である。 - 44二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 23:07:07
だから、まぁ良い。
「いいじゃねぇか、センゴクの息子。お父さんと呼んでやればよいさ。だってお前は確かに息子なんだろう」
笑いが込み上げてくる。
「んなっ、待ってくれよ。兄上までそんなこと言うのかよ、俺に逃げ場がなくなるじゃんか」
顔を真っ赤にして抗議する様が幼い弟に重なる。
愚かな悩みだ。いいから早く諦めてとっとと幸福になれば良い。
「ち、ちくしょう! 兄上のば
ーかー!」
捨て台詞にセンスがない。逃げ出す弟を思いっきり笑ってやる。
ようやくその背が見えなくなったころ、ドスンっと誰かが転けたような音がした。
「フッフッフッフッ」
もう笑いが止まらない。
弟によく似た赤の他人の幸せなら、少しくらい願ってやってもかまわない。
センゴクの息子、ロシナンテの名を持つ赤の他人よ。
お前は笑っていればいい。 - 45二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 23:08:43
最初にこの概念を見た時に流れた妄想、どうにか書き込めました
大変お騒がせ致しました - 46二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 03:30:54
やだスレに愛と幸せが溢れてる…
煮込んで語り継ぐために皆の目に晒さなきゃ…