モブ生徒「私達、MTR部連合!!」その3

  • 1二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:13:26
  • 2二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:16:53

    立て乙です

  • 3二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:21:11

    終わりがあれば始まりもある

  • 4二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:21:33

    「こんな道半ばで死んでたまるかー!」の保守

  • 5二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:22:39

    前スレのあらすじ
    次々に判明するMTR部の派閥、そのリーダー、構成員達!
    ようやく先生との和解に至り肩の荷が降りた部長だったが…?

  • 6二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:23:35

    接触禁止 ホシノ、クロコ

  • 7二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:26:56

    自分でも色々書いといて何だけどめっちゃアビドス組と相性悪いな!
    でも代々受け継がれてきたと思われる看取られた人の記録はアビドスに保管されていたという

  • 8二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:27:20

    MTR部がおじさんに何をしたというのか
    クロコには「私たちを看取ってくれてありがとう」とかいう言葉の日本刀ブッ刺してたけど

  • 9二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:28:27

    触れられたくない過去の傷にズカズカ土足で踏み込んでこようとしましたね……

  • 10二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:29:51

    ウォッチャーの子達の大半は別にMTR思想に染まってないっぽいけれど、彼女達はアビドス筆頭のMTR嫌いな人達からどう思われているんだろうか。
    やはり同じMTRだと思われているんだろうか。

  • 11二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:43:07

    まあちゃんと真摯に対応すればわかってくれるでしょう
    墓守ちゃんも悪い子ではないんだけれど価値観のずれは如何ともしがたいところがあるので和解のハードルは結構違うかもしれない

  • 12二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 21:44:37

    MTR部 部長
    所属学校、学年は全て不明
    心に傷を負った生徒達に寄り添い、MTR部での保護を行う慈悲深さを見せる一方で、時として苛烈な行いをも辞さない二面性を秘めている
    MTR部存続の為に各学校への外回りに尽力する一方、肩の荷が降りた影響か威厳の弱体化が著しい

    ウォッチャー 葬長
    看取り手とも呼ばれる新参の派閥のリーダー
    医療・介護・葬儀を担う会社を立ち上げており、部室として使われるビルはこの会社の物
    実働部隊への名付けのセンスや無機物であろうとも看取ろうとする奇行も目立つがMTR部としては社会から受け入れられている
    特に機械葬はミレニアムから好評

    狼煙組 班長
    MTR部専属の諜報部隊のリーダー
    常にキヴォトス中に情報網を張っており、大規模な戦闘の予兆を察知したり噂のファクトチェックを行ったりなど、縁の下の力持ち
    最近はファイアフライの無鉄砲さに頭を悩ませている

    どーなつぐみ 園長
    比較的穏健なMTR願望を持った生徒や心に傷を負った生徒達の受け皿であるどーなつぐみのリーダー
    普段は優しいまさしく保育園の園長と言った人物ではあるが教義に反する部員達の粛清部隊も担っており、その戦い方は残虐の一言
    入院中の妹が居るらしい

    ファイアフライ 隊長
    ファイアフライの特攻隊長、バーサーカー
    部員達を死なせない為の教育こそ怠って居ないが思想や行動がアレなので先生からは目を光らせられている

    墓守
    言い出しっぺの法則で墓の管理を命じられた部員
    部長と共に貧乏くじを引かされがちな不幸体質
    最近はホシノの逆鱗に触れアビドスにトラウマを持ち始めている

  • 13二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:00:45
  • 14二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:07:22

    アビドスとMTR部の関係の悪さを重く見た先生
    暫く前の自分を思い浮かべながらお互いを知ることが大切だと判断し、ホシノと部長をマッチメイク

    部長の胃は死んだ

  • 15二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:19:41

    「こ、こんにちは、小鳥遊ホシノさん。本日はお日柄もよく……」
    「うへ~。いくら先生の頼みとはいえ、正直勘弁してほしいんだよね~。おじさんお昼寝がしたかったのにさ~」
    「そ、その。先日は、アビドス墓地の清掃ボランティアに当たっていた私共の身内が、あなたに失礼を働いてしまったと伺っておりまして。その説は大変申し訳なく……」
    「うへ、別にいいって~気にしてないよー~」
    (め、目が笑ってない……)

    「なにか誤解があるみたいだけどさ~。おじさんは別に、あなた達にどんな趣味があって内輪で何をやってようと、それをとやかく言うつもりはないよ~。
     ……でも、それを当事者の前でまで持ち出してくるのは、流石に悪趣味だと思うんだよね~」
    「そ、それはもちろん仰る通りで……」
    「あ、そういえば昔はアビドスにもMTR部の支部があったんだっけ。
     あの子たちは一体どこへ行ったんだろうね~、アビドスがこんな大変な時にさぁ」
    「…………(ダラダラ)」

  • 16二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:21:21

    >>15

    胃が…見ているだけで胃が捩じ切れる…。

  • 17二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:27:04

    そんな事言われても…案件ではあるが責任ある部長としてそんな事言える訳も無く、というかホシノに看取られたいとか言って置きながら他校に転校してる奴も居るので部長は詰んでしまいました、あーあ

  • 18二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:28:32

    ・・・え?サシ?先生は!?というか当事者の墓守ちゃんは!?

  • 19二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:29:39

    実際どうなんだろうな、理想がまだ来なかったからアビドスから移ってきたのもいれば
    アビドスの荒廃と運命を共にして終わったのも既に複数人居そうな気もする
    部長さん、遺言状とか保存してたら見せたげて

  • 20二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:32:30

    >>18

    ※ 先生は気を遣って席を外しました

    墓守ちゃんは……たぶん他地区の清掃のボランティアでもしてるんじゃないかと

  • 21二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:34:20

    >>20

    気ぃつかった結果えらい空気になっとるんよ

  • 22二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:35:46

    おかしい……部長はもっとミステリアスで余裕のあるキャラだったはずなのに……
    いつからこんな心労キャラに……?

  • 23二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:42:50

    ~異端の司祭~

    「……時は満ちた。これで我らは漸く『名もなき神々の王女』との接触を果たすことができた」
    「つまり……何を意味する?」
    「つまり、我らの悲願はついに成就される。我らとの接触により『名もなき神々の王女』はその本来の使命を全うする。即ち、忘れられた神々の終焉を導き、その死を永遠のものとするのだ」
    「理解できる」
    「理解できる」
    「理解できる」
    「ならばこそ、次の一手は……」
    “……何をしているの?”

    「嗚呼、見つかってしまいましたか」
    “その声……君はミレニアムの、ゲーム開発部推しの子!? その仮面と白装束は……”
    「おや、先生には見覚えが? かつてキヴォトスに栄えた文明で、太古の神々を崇める司祭たちが着用していた装束だとか。ある意味では我らが崇める『女神』のルーツとも呼べますので、こうして形だけ拝借しているというわけです」
    “君たちは、いったい……?”
    「……こうなってしまっては隠せませんね。先生、私はあの時、特定の派閥には属していないと言いましたが、あれは嘘です。MTRの中でも我らの教義は──『異端』と称されて差し支えないものですから」

    「『私の死を忘れないで』──それはMTRに属する多くの者に共通する願いです。ですが死は万人に等しく訪れるもの。私達の死を看取った誰かもまた別の誰かに看取られ、そうして世界は輪廻する──それがMTRの『本来の』教義です。
     ですが、その連鎖が途切れてしまったら? 私達の死を看取った誰かが、誰にも看取られることなく逝ってしまったら? それでは看取られた者の死すら無為となってしまう! 先生、あなたも知っているはずだ。そうして『終わってしまった』別の世界のことを!」
    “……!”
    「ゆえに我らは、永遠なる看取り手を求めました。そう、人が人を看取るからこそ限りが生まれる。ならば看取り手は必ずしも人である必要すらない。看取り手が悠久の刻を生きるのであれば、我らの存在もまた永遠となるのだと。そうして我らは、我らと永遠に共に在り続ける『女神』を欲し、探究し……そして見出したのです」
    “まさか、それが……”

    「そう。我らは天童アリスを──『名もなき神々の王女』を女神と崇める派閥。彼女の傍に侍り、付き従い、彼女と運命を共にすることを望む者達なのですよ」


    “つまり……何を意味するの?”
    「アリスちゃんに看取られ隊」

    “帰る”

  • 24二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:43:52

    というか話の流れおかしくないか
    前スレで別に墓守が実際に失礼働いたかっていうと微妙なところあるし、おじさんもアビドスから流れた生徒に一々恨み節上げるようなキャラか?
    それこそ前生徒会長居た頃でも2桁程度の生徒だったらしいしなんか文句あるなら直接言いに行くんじゃないのか?
    おじさんを叩き棒にしたいが為に色々歪めすぎてないか?

  • 25二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:46:05

    >>22

    今までの部長は部を守る為に気を貼ってて威厳とか見栄とかでダム作り上げてただけなんだ

    一度肩の力を抜いてしまったら今まで塞き止めてた物が流れ込んでくるのは当然の事なんだ

    だからアル社長みたいになろうな部長

  • 26二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 22:51:04

    >>24

    MTR部は各学校から非公認のカルト集団という関係上非常に社会的立場が低いからそういうささやかと言って良いような事でもやらかしの重さが違うし、ホシノが文句というかちょっとした嫌味くらいの言葉であってもMTR部としては重く受止める必要があるんだよ、とにかくこの部活(非公認)はやらかしやミス=廃部になりかねないくらい脆い基盤の上に建ってるから過剰な反応になりがちなんや

  • 27二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:05:10

    前スレ52、56、73あたりの反応だと明確に非公認なのトリニティぐらいじゃないか
    ゲヘナとか設立申請書類の体裁さえ整ってれば適当に許可印押してくれそうだし
    温泉開発部みたいなテロ行為繰り返しても廃部通知来ないところだぞ

  • 28二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:09:44

    テロ組織とカルト、どっちを重く見るかだよなぁ
    どんなに対外的に取り繕ってもそういう組織は監視対象になるのが世の常だし見えない部分に変なもん隠してるんじゃないかと考えたくなる気持ちもわかる

  • 29二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:15:59

    >>24

    それはそうかもです。反省。

    このホシノは元々MTR部への心証が良くないので、墓守ちゃんや部長への態度もデフォでトゲトゲしくなってます。

    相手が憎いから色々言ってるんじゃなくて、分かり合う余地なんてないからお互い傷つく前に距離を置きましょというやんわりとした拒絶の意思表示みたいなイメージでした。

    ノリでホシノエミュなんてするもんじゃないね……



    “……ホシノ”

    「うへ~先生。また変なことに首つっこんでるね~。まさか先生があの子達と仲良くなるなんて……何があったんだか」

    “ええっと……部長に何か言った? 帰る時、すっごく疲れた顔してたけど……”

    「ん~、ちょっとだけ嫌味ー。……悪いことしたとは、まあ、思ってるかな」


    「……別に、あのお墓の子にも、さっきの子にも、特別な恨みがあるわけじゃないんだよ。これは本当。

     でも、誰にだって触れられたくないものってあるじゃない。先生もさ、それを分かってて私にあえて聞いてないこと、いっぱいあるでしょ」

    “………………”

    「先生は私とあの子達を仲良くさせたいみたいだけど……ごめんね。少なくとも今は……その期待には、ちょっと応えられそうにないかな」

  • 30二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:18:19

    どっちが先でどっちが後かわからんけどトリニティで非公認な部がゲヘナで公認されてるのすごいわかる
    マコト、そういうこと喜んでする(確信)

  • 31二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:33:14

    MTR部→梅花園:
    「シュン教官、美人だよね……静かに涙を流すあの人に膝枕してもらいながら息絶えたい……」
    「いつもの子守歌を聞きながら永遠の眠りにつきたいよね……少し涙声ならなお良し……」
    「ココナちゃんも可愛いよね、とっても健気で……あの小さな手でそっと瞼を下ろされたい……」
    「泣いてくれるかな? いやあえて涙を流さず気丈に振る舞う姿を最期に見ながら、も捨て難い……」

    梅花園→MTR部:
    「悪い子たち……ではないのは分かっていますけど」
    「いいえ、子供たちの教育に悪すぎます!」


    MTR部→玄龍門:
    「ああ、門主様……門主様に冷ややかに見下されながらゴミのように死にたい……」
    「おお、門主様……門主様の『ご苦労じゃったな』を賜りながら幕を引きたい……」
    「抗争中に凶弾に倒れて、ミナ執行部長に『お前の遺志、私が引き継ぐ』って言われたい……」
    「いいよね……手袋が汚れるのも構わず血を拭ったりしてほしい……あわよくばサングラスの奥に涙を見たい……」

    玄龍門→MTR部:
    「度し難いのう」
    「『死の価値は、生きている内に決まるもの』──だ」



    玄龍門組はどんな反応かの想像が難しいな、特に門主様

  • 32二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:36:00

    >>23

    ちょっとだけつづき


    「……本当によろしいのですか先生? このままお帰りになられてしまっても」

    “どういう意味?”

    「言ったはずですよ。私達は『名もなき神々の王女』を女神と崇める派閥だと。それは即ち、このキヴォトスを終焉に導きうる古代の超兵器を信仰しているということ。

     看取りを、終末を望む我らが、世界を滅ぼすために誕生した存在を崇めているのです。それはある意味、このMTRの数ある派閥の中ですら最も危険な思想であると……そうはお考えにならないのですか?」


    “アリスはアリスだよ”

    “それは君達だって、よく知っているでしょう?”


    「……ええ。その通り、ですね。先生がそういう方だからこそ……私達の女神は、救われたのですから」


    “あ。折角だから、もう一つだけ質問いいかな”

    「何です?」

    “アリスのことや名もなき神々のこと……どうして君達はそんなにも詳しいの?”

    「ふふ、それは……MTRへの愛ゆえの為せる業ですよ」

    “そっかぁ……”

  • 33二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:39:54

    ネームド→MTR部の印象って場合によってはネームドの死生観を問うものだからじっくり考察しないとわかりにくいよなぁ

  • 34二次元好きの匿名さん23/07/17(月) 23:41:33

    情報に関して言えば全ての学園の情報を閲覧して集合知に出来るってのが凄い強みだよねMTR部

  • 35二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 00:23:40

    ゲヘナ情報部とMTR梯子してる生徒とかいそうだよな

  • 36二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 00:46:16

    >>26

    前スレの話の流れ的には清掃ボランティアで行った先で威嚇されたって感じだから墓守はやらかして無いというか被害者まである、アビドスの自治区に他校生が入ってくるのがやらかしと言えばそうかもしれないけど

  • 37二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 00:48:25

    複数の学園に跨る情報網を駆使して集めた情報の利用法がMTR(およびそれを回避するための色々な技術)という
    そりゃ恐ろしいし怪しいから監査も入る

  • 38二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 00:49:42

    >>28

    色んな学園からスパイが潜り込んで情報流してそう

  • 39二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 00:57:31

    >>38

    1スレ目の192から、情報や人脈「だけ」目当ての奴は会合でバレて追い出されるか、熱心()な布教を食らって逃げ出すらしいぞ

    逆にMTRトークに合わせられるなら潜入めっちゃ楽そうだなこれ

  • 40二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 01:05:55

    唯一MTR趣味が無くても参加可能なウォッチャーはそもそも他の派閥から離れてるから情報収集できないわ忙しいから行動も取れないという罠

  • 41二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 01:08:39

    >>39

    潜入だけならね

    部長もそこはちゃんと考えて情報漏洩すんなよって釘刺した上でそういう目的の輩は狼煙組に監視と同じ組織に所属するMTR部員にも監視されると思われる


    自分達は情報を好き勝手にしてるのに他者には制限するのかって?目的がね…違うからね…それはそれでこれはこれだから…

  • 42二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 01:53:06

    ~墓守と墓守~

    「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛、あづくてひからびぞぉ……うごいてないのに暑いぃぃぃ……
     ……でも、これもあたしの仕事だから……最後まで、頑張らなきゃ……うううう……」
    「うへ~、やってるね~。また来てたんだー墓守ちゃ~ん」
    「ひぃぃ!? ほほホシノ先輩!? いやホシノさん! ごごごめんなさい!」
    「いや~そんなにビビらないでってば~。……ホントにごめんね~。こないだはおじさんも、ちょっとおどかしすぎたって反省してるからさ~」

    「それにしても……本当に、また来たんだねぇ。正直、ビビってもう二度と来ないものかと思ってたよ~」
    「……そりゃあ、月に二回はここで清掃ボランティアをこなすって約束ですから。当番の日になったら来ますよ。それがあたしの仕事ですから」
    「へ~。まあ、無理せずほどほどに頑張りな~」
    「は、はい。それにしても……ぜえ、はあ……二週間前に、掃除したばっかりなのに……どこもかしこも砂まみれに……でも、もう少しで終わりますから……!」
    「うへ~、大変だねぇ。……え、あれ……?」

    「……綺麗に、なってる。全部。これだけのお墓を……みんな、一人で?」
    「そりゃもう、今朝からずっと大変だったんですよ! ……あ! ほ、ホシノさんがお世話しているお墓には指一本触ってませんから! ほ、本当に!」

    「……そっか~。墓守ちゃん、頑張ったんだねー。けど……
     なんで、そこまで頑張るのさ」

    「……え?」
    「こんな場所をどれだけお掃除したって、誰の特にもならない。一週間もしたらまた全部砂の下だよ。
     墓守ちゃん、アビドスの出身ってわけでもないんでしょ。それとも本当は……ここのお墓の下に、大切な人でも眠ってたりするの?」
    「そ、そういうわけじゃ、ないですけど……そりゃあ、最初は嫌だったし、めんどくさい、なんであたしがこんなことって思ったりもしましたよ!
     でも、これがあたしの仕事ですから。それに……」

    「……死んじゃった人からしたら、生きてる人に忘れられるのって、怖いじゃないですか」

  • 43二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 01:56:39

    「……あたし。MTR部の中でもわりと新入りで。
     正直まだ、部長たちが言う看取りとか看取られとか、よく分かってないとこもあるんですけど……
     それでもみんなが言う、『忘れられたくない』って気持ちだけは……分かる気がするんです」

    「……こういうお墓を見てると、無性に考えちゃうんです。
     ここに眠ってる人たちは……生きている間、どんな人生を送って、どんなことを想いながら眠りについたんだろう、って。
     でも……死んだ人は、何も言ってくれないから。それはきっと、生きている人が考えなきゃいけないことで。
     『看取られる』ことが、誰かに忘れずにいて貰えることなら……『看取る』ことはきっと、その人が生きていたって、忘れずにいることだって。

     だから、このお墓たちも、ただの石のカタマリじゃなくて……ここに眠っている、一人一人の人間が生きていた証なんだって、忘れずに向き合わなきゃいけない。
     ……だって、そうじゃないと……死んで、生きてたことを覚えていてすら貰えないなんて、あたしはそんなの、絶対に嫌だから。
     ここにいる人達にそれができるのは……生きてるあたしたちしか、いないじゃないですか」

    「……だから、虚しいお墓掃除でも、手を抜きたくない?」
    「……はい」
    「それが、『墓守』としての仕事だから?」
    「……いいえ。これはきっと、墓守としてじゃなく……あたし自身の、意地、なんだと思います」

    「そっ、か。……そっか~、そうなんだね。や~っと分かったよ。
     ……墓守ちゃんって、いい子なんだね」

    「え……えっ!?」
    「うへ~……おじさん。ちょこ~っとだけ墓守ちゃんのこと、気に入ってきたかもね~」

  • 44二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 01:58:29

    「それにしても墓守ちゃん、本当に苦労してるよね~。こんな砂漠に埋もれた町のお墓になんて、わざわざ来るのも帰るのも大変でしょ~」
    「……それは、そうですね。もしも事故か何かがあって、この砂漠の中に放り出されたらって思うと……想像しただけでぞっとします。
     こんな何もない砂漠の真っ只中で……誰に看取られることもなく、独りぼっちで死んでいった人もいたんでしょうから。

     もしもあたしがそんな立場になったら、きっと絶望なんて言葉じゃ……ホシノ、さん?」


    「……ごめん、墓守ちゃん」

    「今度は本当に、何も。墓守ちゃんは何も、悪くないんだ、けどさ」
    「……ひとまず今日は、もう帰ってくれるかな」
    「残りのお墓のお掃除は、私が全部、やっておくから」

    「でも……」
    「お願い」
    「……わかりました。でも……絶対、また来ますから」

    「………………」


    「……ごめんなさい」

  • 45二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 02:05:59

    「あの…MTR部には特に入部試験等は無いとお聞きしたのですが…」

    「ええ、私直々に見定めた生徒であれば試験無しで入部させております、ですがあなたのように瑞から志願するような熱心なお方には試験を施しているのですよ」
    「ここは様々な学校から輯められた情報が行き交うキヴォトス有数の知識の貯蔵庫ですからね、使い方を誤ればどんな惨事が起こるかは想像に難くありません」
    「ですからまずはあなたの熱意を証明してください、一体あなたはどんな人に、どのように看取られたいのかをね…」

    「…わかりました、私の理想の看取られはやはりセナさんに本物の死体を見せる場べく目の前で自らを…」

    「結構。なるほど、頻繁に銃撃戦が発生するゲヘナにおいて外傷が専門のセナさんに憧れを持つというのはごく自然な動機ですね、それでいて彼女の夢ならばこの身をも捧げるという覚悟…実に素晴らしいですね!」

    「では…!」

    「ええ…班長、園長、中へ」

    「失礼する、ひとまず合格おめでとうと言うべきかな、それとも…」
    「騙せるとでも思ったか万魔殿と言うべきだったか?」

    「っ!?」ガタッ

    「おっと…悪いけど動かないで、これ以上動かれると肩を砕いちゃうかもしれないから」

    「うん…良い子だな、俺は好きだぜ物分りの良い奴は…薄っぺらい看取られ願望を騙って入部しようとした事以外はな?」

    「はは…これが貴女に面接をした理由です、たまに居るんですよね…私達に話を合わせて置けば情報が手に入り放題だって思ってる方々が」
    「それにしたって随分と杜撰な動機でしたけどね、我々は他所様の人間に自身の理想のMTRを押し付ける事は御法度なのですよ、特に相手にトラウマを抱かせかねない物は…」
    「でもここで貴女を弾けて良かったです、もしも入部後に理想のMTRを聞いていたら今貴女を押さえつけている彼女に処分してもらわねばなりませんでしたからね…じゃ、もう帰って良いですよ、帰り道にはお気をつけて…では♪」

  • 46二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 02:14:33

    本当は怖いMTR部……

  • 47二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 02:58:36

    アリスちゃんに看取られ隊(仮称)
    MTR部連合内に隠れ潜む様に存在する「非公式」派閥(重要)。
    その名の通り、天童アリスに看取られたい部員たちが集って結成された部内サークル。
    限りある命の中での看取り看取られのサイクルを掲げるMTR部の本流からは若干外れた、人間より遥かに長命な存在によって看取られることで自らの存在を永遠に近づけるという独自の教義を持つ。
    その教義ゆえに自身らを「異端」と称し、部内の他の派閥からはやや距離を置きがち。
    所属メンバーは平時は無所属を装い、会合の際はお揃いのマスクと白装束(無名の司祭のアレ)に身を包み、人目につかない場所で行うという独特の掟がある。
    ……が、会合の中身はといえば剣呑な内容からは程遠い、アリスやそれを取り巻くゲーム開発部の日常や理想の看取りシチュを語りながらわいわい談笑するだけ。
    基本的に無害な集団であるため、部長を始めとしたMTR部の主流派からもこれといって問題視はされていない。至って平和なサークルである。
    端的に言えば、見た目はめっちゃ怪しいけど中身は和気藹々としたアリス&ゲーム開発部ファンクラブ。

    ちなみに主宰を務めるミレニアム生はゲーム開発部箱推し。どちらかといえばミレニアム出身者が多めだが、それ以外の学園の生徒もそこそこ存在する。
    なお、必ずしも全員が直接アリスと面識があるわけではないが、にも関わらずアリスにまつわる諸々の事情については部外者としてはありえないレベルで詳しかったりする。

  • 48二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 03:05:26

    まだあまり語られてない子は今のところ
    ホシノ先輩に看取られたい生徒
    マコト様に使い捨ての鉄砲玉にされたい生徒
    園長の入院中の妹
    2スレ191のどーなつぐみのサブリーダー
    1スレ126の実際にMTR経験して「思ったよりいいものでもないな……」となった生徒
    1スレ167のMTR部連合でも人一倍ファッショナブルな子とかかな

  • 49二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 05:56:44

    >>46

    死を忘れるな、をテーマにしてる集団が怖くないわけがないんだよなぁ

  • 50二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 07:26:33

    死について真剣に向き合っているから
    死を軽んじたり利用させないんだ
    理想を否定しないけど押し付けたりもしないのもMTR部の理念の一つなのかも

  • 51二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 07:30:01

    ホシノに看取られたい生徒はおそらく本人の前で思想をお漏らししてホシノの不興を買った大戦犯の可能性がある

  • 52二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 07:32:50

    逆にどうにかして潜入しようとMTRについての造詣を深めた結果すっかり染まってしまった元スパイは居るかもしれない

  • 53二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 10:52:35

    ほぼダブルスパイではあるが、本来の所属の情報はほぼ漏らさない模様
    (MTR部側が特に欲しがってないともいう

  • 54二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 10:57:42

    MTR語るための部活であって政治的な情報とか大多数の子のMTRにはあんまり役に立たないもんね…
    政治問題抱えると立場悪くなるかもだし…

  • 55二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 12:17:13

    自己満足追求型派閥とリーダーズをちょっと考えてみた

    MTR部連合分派「ドラマトゥルク」
    分派名は、人生を劇場と見做し、MTRを己が心から納得・満足するであろう終幕であるという理想の”相談家”となるように
    いわゆる広義の求道系の生徒たちの集団でその理念上、所属生徒のMTRシチュの傾向は多様である
    とにかくシチュの精度とそこに至るまでの過程、実際のMTR場面の完成度と個々人の美学の完遂を最重要視し
    主に分派内でのMTRに関する持論の開陳と討論を経る事で、より精度の高い認識と達成の為の方法の確立を目的とする者が集う
    その結果、日々の自己研鑽、何時機会が到来しても良い様に準備を怠らず、悔いを残さないように万事に全力で取り組むなどと言った善性の活動から
    シチュから過程を逆算し、効率的にその結果に至るための計画策定や具体的な実現方法の検討などの一歩間違えれば危うい活動までが行われる
    自他に妥協を許さない性質上、MTRチャンスでも納得できない場合は全力で拒否する一方
    完全に理想と合致してしまう状況ではあっさりと終わりを受け入れたがる者が多い
    良くも悪くも意識と要求が高く、直接所属する生徒が少数派であることも重なり先鋭化しやすいため、ライン越えの発生率の数字が高い歴史がある
    そのため内外からの監視がことのほか厳しいが、現リーダーに代替わりしてからは一名も問題を起こしてはいない

  • 56二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 12:18:03

    座長
    現在の派閥のリーダー、ワイルドハント芸術学院所属の2年生で演劇部とMTR部の掛け持ち
    称号は派閥の伝統から
    理論よりも感覚重視で万事とりあえず肯定から入るポジティブの化身であり、補佐とは幼馴染で誇張無しの刎頸の交わり
    人生を、”己を主役とした一度きりの大舞台”だと認識しており、ゆえにその出来に関する己の満足こそ全てに優先すると信じている
    特に、演じるチャンスは一度しかない”グランドフィナーレ”の完成度に関しては妥協できないと思っており、日々その瞬間に向けて自分を磨き、演じ続けている
    ありとあらゆる物を人生劇場の構成物と見做し、またその彩りを最大限に享受してこそという考えの元、閉塞しがちだったドラマトゥルクで積極的に他分派との交流を推進している
    他人のMTR観に対しても基本全肯定だが、ライン越えを本能で察知し、本当に納得できるのかを確認したがり、完全な善意で問い詰めるタイプ
    前座長が複数の部員を巻き込んで盛大にやらかしそうになった時、現座長補佐の幼馴染と一緒に完全論破して断念させた結果、そのまま座長に推薦された
    分派の所属からはMTR関連に限らず、ファッションの流行や学業といった日常生活のアレコレまで積極的に相談に乗って協力してくれるため好意的に見られている
    それもまた、ありとあらゆる経験を糧として最高の人生を演じ切り、その終幕を満足して迎えるためである
    MTR願望は大まかに言えば座長補佐と一緒にお互いを看取る事
    (日々の営みでかなり頻繁に細部が改訂される上、状況に合わせた物がそれぞれ台本一冊分くらいの分量があるため省略)

    「いいね、私はそのMTR、イエスだと思う! でも、君のグランドフィナーレ、もっと輝かせられそう!
     私と一緒に色々高めていこうよ! その瞬間が目の前に来たら、迷わず納得できるようにさ!」

  • 57二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 12:21:00

    座長補佐
    現在の派閥の事実上の副リーダー、ミレニアムサイエンス所属の2年生でディベート部とMTR部の掛け持ち
    万事とりあえず否定から入って、相手の論理の綻びをつつきたがるロジック重点な陰険気質
    MTRに関してはそこまで真剣ではいないが、大切な幼馴染である座長が胡乱げな事をしている様なので付き添っている面が大きい
    MTR部全体の思想も人文科学の方面から観察しておりQoL向上や人生設計の為の自己啓発手段の一種と見做している
    前座長のMTR計画が幼馴染を巻き込みそうになったので彼女の指摘質問に相乗りし、相手の細かな論理破綻や誤謬を徹底的にほじくり回す一方
    弁論術と詭弁の組み合わせを全力で駆使して最終的に「貴女のそれ、別にMTRじゃないですよね?」と、ある種MTR部で禁忌ともいえる完全否定を突きつけて断念させている
    ライン越え候補を察知すると、そのMTR観を理詰めで徹底的にボコボコにした後
    座長に肯定させながらやんわりと軌道修正させる事で洗脳もとい健全化を図っている苦労人
    MTR願望は大雑把に言えば座長と一緒にお互いを看取る事
    (座長のそれに合わせて頻繁に改訂される上、状況に対応した注釈山盛りの論文くらいの分量があるため省略)

    「なるほどそのMTR、ドラマトゥルクとして今の説明を受けたボクの認識ではノーですね。
     よろしければ定義の曖昧な幾つかの観念に関してもう少し詳しく説明を?
     ……なるほど、明確に言語化して説明できないという理解で問題ありませんでしょうか? 
     (クソデカため息)
     到達点、通過点、基礎となる観念全てが不明瞭な現状では、十全に満足できるMTRを達成できる認識とはならないのですが……これ以上何か補足はありますか?」

  • 58二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 18:36:27

    教えて!MTR!
    Q.MTRは色んな派閥があって色んなリーダー達がいるけど、一番人望が厚いリーダーってだーれ?

  • 59二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 18:43:11

    だんだん設定帳じみてきたな

  • 60二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 18:45:19

    とりあえず設定はこの辺で切り上げて部内の妄想を語る方向へ戻そう(提案)

  • 61二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 19:50:06

    やはりごく稀には内部で死者出るのかな

  • 62二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 20:24:09

    昔はそこそこ出てたけど、先生が来てからはギリギリ出てない説を支持
    そういう勝負ということで

  • 63二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 20:33:41

    MTRと死への理想と夢を語る集いでもあり教義に反するものには粛清も辞さない
    所属学校、学年を問わず部員がいて
    自分から死地飛び込んで行くような武闘派が存在し複数の学園に跨る情報網を持ち
    別世界やアリス、名もなき神々のことも調ベ挙げている部員がいる
    部長は所属学校、学年は全て不明で派閥のリーダー達含め役職で呼ばれ本名が語られてない
    ここを拠り所としている者や、無くなってしまえば心を保てない者も存在する
    先生がMTR部を知ってからはまだいないみたいだが過去には死者も存在していると思われる
    箇条書きにするとやばい組織にしか見えないよこれ

  • 64二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 20:51:34

    夏に部内でキャンプを開き、誰かがキャンプファイヤーでミッドサマーごっこを始めた結果カルトみたいな奴らがガチのカルト行為をするなというクレームが入り、責任者として先生にガチ目に怒られる部長(とばっちり)

  • 65二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 20:59:12

    毎年恒例
    雪山MTRシチュ完遂し隊VSベテラン山岳救助隊with先生
    なおMTR部内にも山岳救助隊側はいるものとする

  • 66二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:00:19

    「うおおお! 私はティーパーティー時代のミカ様に「バイバイ☆」って笑顔で見送られたいいいい!」
    「ぐううう! 私は例の事件後のミカ様に「今までありがとう。じゃあね」って静かに看取られたい!」

    "なにあれ"
    ああ、MTRバトルですね。
    たまにああやって互いの理想のMTRシチュエーションをぶつけ合うんです。
    "ええ……"

    「ふっ……敢えてしっとりミカ様を選ぶそのセンス、流石ね」
    「そっちこそ。ミカ様の魅力を活かす、いいシチュだと思う」

    ちなみに、理想のMTRの押し付け合いや否定は原則ナシ。尊重とリスペクトが基本ルールです。
    なので、基本的にはああやって互いの理想のMTRを讃え合って終わります。
    "バトルとは一体……"

  • 67二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:02:11

    ウォモブA「全く…キャンプでカルトごっこなんてシャレになりませんよ」
    ウォモBブ「本当です、こうやってマシュマロを焼いて日々の疲れを癒やすことこそが」
    葬長「皆さん…せっかくですし…13日の金曜日ごっこしませんか…」
    ウォモブAB「葬長!?」

  • 68二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:04:57

    葬長がノリノリでやって
    皆泣き出して
    先生に怒られそう

  • 69二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:07:50

    春はミッドサマー
    夏は13日の金曜日
    秋はハロウィン
    冬はシャイニング

    ・・・コイツらその気になれば一年中ホラー映画ごっこしてそう

  • 70二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:11:29

    葬長はMTR趣味もないしちゃんとした倫理観持ってるし派閥の皆が集まるカリスマ性も実力も哲学も備えた完璧超人ではあるんだ。
    ただちょっと、無邪気というかセンスがズレていると言うか、わりと行動派というか。
    物静かな割に率先して変なことやってる…

  • 71二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:44:42

    エクソシストのブリッジ移動がナチュラルにできそう

  • 72二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:49:59

    変な組織で偉くなってる人が変じゃないわけないだろ!

  • 73二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:52:15

    >>70

    …わっぴ〜⭐︎?

  • 74二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 21:53:06

    部長 苦労人、普通に常識はある

    園長 温厚で優しいが一度熱すると止まらない

    班長 ノリはいいが結構冷静

    隊長 バーサーカー!!一度進むと直進!

    墓守 マトモ枠、明るい不憫っ子

    葬長 常識人だと思っていたのに、JOKER枠

  • 75二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 22:01:57

    「やぁやぁやぁやぁ!先生殿!以前のカイテンジャー以来ですな!」

    ”久しぶり…ってどうしたのってその格好!?包帯で芋虫みたいになってる!”

    「これはウォッチャー式強制休養巻きという!治療が終われば直ぐに前線へ戻ろうとする我らを無理矢理休ませる為に葬長が考案した悪魔のような拘束である!最も私以外には使われんがな!!ははは!」

    ”そうなんだ…あ、そういえば君はどうしてMTR部に入ったの?”

    「私がMTR部に入った理由だと?良かろう!喜んで話してしんぜよう!」
    「忘れもせぬ、あれは昔私が荒れて居た頃の話だ…」

    当時の私はとてつもなく荒れていてな、何処にも属す事無く宛も無く放浪し、目につく全てに噛みついて生きていた
    しかしそんなある日、私と全く同じ境遇のような荒くれ者が目についてな?私は鏡を見ているような気持ちになって怒りに任せて襲いかかったのだ…実力は拮抗し、弾薬が尽きればその銃で殴り合い、銃が壊れれば腕と脚で、腕も脚もイカれれば頭突き合った
    そして結果は相打ち、それからその者は私の始めての親友となった
    …しばらくは楽しかったな、一緒にブラックマーケットの店を片っ端から強盗したり、雪山で遭難したり、海に沈められそうになったり…“えっ“
    そんな幸せの時間も長くは続かなかった、私が親友だと信じて居た物はいつの間にか私の元を去った、また私は以前のように暴れ始めた、同じような人に会えるのではと思ってな…
    ここでようやく私がこの部に入るきっかけが登場するのだ、私はその日も目についた奴らに襲いかかっていた、すると一人だけ動きが違う奴が居た、そいつは銃も撃たずに一瞬で間合いを詰め、私の片方の角を掴んでそのままへし折り土手っ腹にぶち込んで来やがったのだ!
    その時、私は思った…「ああ、こんな碌でもない人生ならばこんな圧倒的に強い奴に屠られたい」…と
    それがこの部に入ったきっかけだ…かつての友とあの鬼強かった奴は今はどうしてるだろうな…会いたい物だ

    「その友って奴は俺だぞ隊長」

    「懐かしい話ですね…あの時は力加減が下手で…」

    「”えっ…”」

    「ああ…世界はなんとも狭い物だな…先生」

    ”そうだね…”

  • 76二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:17:29

    班長と…誰だ…?

  • 77二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:25:24

    >>58

    「各派閥という条件で部長である私を除けば葬長でしょうね?」


    「ウォッチャーの皆さんは…私という個人に付いて来てくださっている方が多いですからね…」


    「次点の方が悩みどころではあるな!班長は部下に慕われ、園長は一般に好かれているが故!」


    「部下の居ない私はともかく、自分の所属のファイアフライは除外するんすね」


    「だってうちの組全員かっこよく戦場で散りたい奴ばっかだし」スンッ


    ”それが素なんだ…”

  • 78二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:26:35

    >>76

    三点リーダーが多い話し方は葬長だぞ、ちなみに前スレの葬長の愛用品で怪力の匂わせがある

  • 79二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:34:06

    “問題児?”
    「はい。まあ、問題児と言いますか異端児と言いますか……彼女の望みを『MTR』と解釈すべきか否か、私達の間でも厳正な審議が続いておりますので」
    “珍しいね、部長が部内の子をそんな風に言うなんて。どんな子なの?”
    「……おそらく、先生も面識のある子かと。冷静さと狂気を兼ね備えたファイアフライの切り込み隊長。所属はゲヘナ生徒会・万魔殿。MTRを望む相手は――」

    ~パンデモニウムの鉄砲玉~

    「ああ! 私のような路傍の石が、まさかマコト様直々の任務を受けられるだなんて……私、マコト様のご命令とあらば命を捧げる所存です!」
    「キキキッ……このマコト様のために命を捧げたいとは見所があるではないか! 気に入ったぞ。その忠誠心を讃え、このマコト様自らお前に特別な任務をくれてやろう!」

    「聞くがいい! お前に与える命令は唯一つ……『MTR部をスパイせよ!』 以上だ!」

    「はあ、よりにもよってMTR部ですか? どうしてあんな連中と……」
    「キキッ、甘いぞイロハよ! 確かにヤツらは何を考えてるか分からん狂人の集まりだが、あらゆる学園に支部を持つ情報網は侮れん。逆にそれを利用できれば、今度こそあの憎きトリニティを滅ぼすことも不可能ではないのさ!」
    「やめときましょうよ先輩。この前だって、丁重に送り返されてきた密偵の子がガクガク震えたまま部屋から出て来なくなったじゃないですか。あんなのと関わってもろくなことになりませんよ」

    「キキッ! お前のことは調べがついているぞ! このゲヘナの万魔殿の一員でありながらMTR部連合にも参加し、その上でこのマコト様に絶対の忠誠を誓っているそうではないか!」
    「ハイ! 私のこの命は、ただマコト様のために!」
    「キキキ……まさかこんな都合のいい人材がすぐ目の前に転がっていたとはな! これも全てこのマコト様の人徳の賜物というわけだ!」
    「というか、この人がいたなら最初から密偵なんて送る意味なかったのでは? 密偵の子かわいそう……」

    「過酷な任務となるだろうが、お前なら成し遂げられるだろう! これよりMTR部連合の総本部へと潜入し、ヤツらが持つ情報網を駆使してトリニティの急所を抉り出すのだ! できるな!」
    「──ハイ! 嫌です!」
    「キキキッ、いい返事だ!」

    「……」
    「…………」
    「………………?」

    「……何いっ!!?」

  • 80二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:37:44

    多分トリニティの要人諸共自爆してこいって命令なら聞いてくれたかもしれない

  • 81二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:38:15

    ファイアフライが1番殉職者出そう

  • 82二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:42:20

    「ど、どういうことだ! お前はさっき、このマコト様の命令なら何でも聞くと言ったばかりじゃないか!」
    「あ、いえ。ご命令とあらば命を捧げるとは言いましたが、マコト様のご命令なら何でも聞くとは言っていません。そんな命令を聞くならいっそ、マコト様のご命令に背いた罪で処刑を言い渡された方がまだ私の理想のMTRシチュに近いですよ!」
    「はあ!!?」
    「……ほらやっぱり。MTR部の子達がまともなわけないじゃないですか」

    「第一、私は万魔殿であると同時にMTR部員でもありますし。部内で知り得た情報をMTR以外の目的で活用することは禁止事項ですから。
     あ。あと、MTR部への入部時には理想とするMTRを宣言するルールがあって、私がマコト様のシンパなのは周知の事実ですので、どのみちスパイは無理ですね」

    「な、何なのだ貴様は!? 何が目的だ? 何を考えている? まったく意味が分からん!」
    「うーん、本来は自分のMTR願望を安易に看取り手に明かすのは褒められた行為ではないんですが。まあマコト様ならいいでしょう。──私は、マコト様に死.ねと命じられて死にたいのです!
     勝ち目のない敵への特攻を命じられるも良し。処刑を言い渡されるも良し。できればマコト様ご自身は手を下さず、後足で砂を掛けるように! それ以外のいかなる相手や状況であろうと、私は自らの死を選ぶつもりはありません!」
    「え、あ……え? その……貴様、頭、大丈夫か……?」
    「はい! この私の頭の中は常に、マコト様の野望の礎として、いや捨て石として、いやいやマコト様が歩む覇道のその路傍に落ちる小石として! どのように無惨に命を散らすかという想いだけで埋まっておりますとも!」
    「……ーぁぁ」

    バタン!

    「ああっ、理解できない生物を直視したせいでマコト先輩の脳が耐えきれずにオーバーヒートを!」
    「ま、マコト様! そんな、私のせいでマコト様が! これは極刑ものでは……刑の日取りはいつにしましょう?(ウズウズ)」
    「はあ……あなた、もう帰っていいですよ。なんというか、もう色々とめんどくさいので」
    「そ、そんな! 懲罰で鉄砲玉として最前線送り、ワンチャン期待してたのに……」

    ~~~

    「……と、いうことが先日ありまして」
    “それは……確かに問題児かもね”

     その後、万魔殿が再びMTR部に密偵を送り込むことはなかったという。

  • 83二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:43:22

    捨て駒にされて見向きもされず脇を通り抜けられるのが望み
    成立させるの結構大変だな・・・

  • 84二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:51:00

    エデン条約編中ずっとウキウキしてたんだろうな鉄砲玉ちゃん…

  • 85二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:58:30

    鉄砲玉ちゃん、これ以上無いぐらいマコトに意識されちゃったから、下手したら「ここで私の指示で死んだらアイツ満足しちゃうんじゃないか……?」てなって死地に送ってくれなくなるのでは
    こんなん直にぶつけられたらトラウマになるわ

  • 86二次元好きの匿名さん23/07/18(火) 23:59:33

    だから無関係の看取り希望相手にシチュ開陳するのは危険行為だったんですね(MTR部全体でn敗)

  • 87二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:26:29

    MTR部名物「指バーン百人組手」
    銃を撃つジェスチャーを取りながら”バーン”と言うと即興1人コントがその場で始まるぞ!
    ここまではただのノリのいい関西人だかMTR部は一味違う。その場にいる全員が各々理想の看取り看取られを繰り広げるのだ!
    なんなら音だけでも反応するし誰かが倒れた音を聞くとパンデミックなりテロなり各々理想のシチュでおっぱじめるので収拾がつかなくなるぞ!

    「だから『バーン』は部室ビルでは禁句なんですね」

    ”その・・・ごめん・・・”

  • 88二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:42:25

    ~二人の墓守~

    「……あっ」
    「うへへ~、おはよー、墓守ちゃん」
    「ホシノさん……なんでこんな、朝早くに」
    「だって墓守ちゃん、いつもこの時間からお掃除してるんでしょう? ここで待ってたら会えるかな~、って……」
    「……ごめんなさいっっっ!!!!!」

    「!? ちょ、ちょっと墓守ちゃん!? どうしたのさ~、いきなり頭なんて下げて……」
    「……ごめんなさい。あたし、あたし……っ、この間、ホシノさんに、酷いことを……」
    「は、墓守ちゃん……? この間のことなら私、気にしてないから。むしろこっちが」「……そうじゃないんです!!!」

    「墓守、ちゃん……?」
    「……あの時の、ホシノさんの様子がおかしくって。普通じゃないって思ったから。あたし……何か悪いことをしちゃったんじゃないかって、不安で……
     だから、軽い気持ちで聞いちゃったんです……『あの子』に。昔のホシノさんに何があったのかを……ユメ先輩、の、ことも」
    「!」

     ──こんな何もない砂漠の真っ只中で……誰に看取られることもなく、独りぼっちで死んでいった人もいたんでしょうから──
     ──もしもあたしがそんな立場になったら、きっと絶望なんて言葉じゃ──

    「あ、あたし……知らなくって。でも、知らなかったとしても……言っちゃいけなくって!
     ううん、聞いちゃいけなかった! 踏み込んじゃいけなかった! 軽々しく、誰かの人生に、土足で入り込むべきじゃなかった……
     あたし、あたし……どうしたら、どうやって謝ったら……っ! ごめんなさい! ごめんなさい、ごめん……」

    「泣かないで、墓守ちゃん」
    「……でも……」
    ギュッ
    「いいんだよ。墓守ちゃんが後悔してるの、分かってるから。大丈夫、大丈夫だよ」

    「……とりあえず、顔を上げよ? でなきゃ、お話しもできないよ。私達には……きっとそれが必要だから」

  • 89二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:44:42

    「ちなみにウォッチャーにバーンをすると困惑されるかちょっとノッてくれます。
    かわいいので部内でも評判なのですが…
    ただ葬長にやる時は気をつけてください」
    “あれ、葬長ってそういうシチュエーション願望持ってたっけ?”
    「いえ、葬長にやると古すぎて誰も分からない映画のやたら上手い死亡シーン再現を見せつけられますので…
    しかも律儀に死んだ後の余韻まで再現してます」
    “前々から思ってたけど葬長ってMTR関係なく変じゃ…?”

  • 90二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:46:14

    「……あたし、みんながどうしてMTR部のことを嫌うのか、ずっと分からなかったんです。
     だって、あたしたちはあたしたちの人生について話してるだけで、誰かに迷惑をかけてるわけでもない。そんなのあたしたちの勝手じゃん、って。
     ……でも、そうじゃなかった。
     命は、大切なものだから。誰かを傷つける意図がなくたって、それを軽々しく振りかざしたら、ほかの誰かの大切なものまで壊れちゃう。
     人の生き死にを論じるってことは、そういうことなんだって……身に沁みました。今更、ですけど。
     本当に……本当に、ごめんなさい……」

    「……私はさ。正直……MTR部の、あなたたちのことが大嫌いだったよ。
     人の心にずかずか踏み込んできて、こっちの大事なものに平気で傷をつけようとしてくるんだもん。うへ~、悪趣味な部活もあったもんだね~、って。
     『共にアビドスの最期を看取りましょう』とか『先輩の傷になりたい』とか、挙句に『私じゃユメ先輩の代わりになれないんですか?』とか……いやふざけないで本当、って思ったね。
     ……それでもさ。あなたたちのことも、『あの子』のことも、恨んでるわけじゃなかった。……あなたたちの部長ちゃんには酷いこと言っちゃったけどさ。
     ただ、あなたたちと一緒にいると、痛くて。なるべく遠ざけておきたかったから。
     あの子がアビドスを去らなきゃいけなかった理由も、ああなっちゃった理由も、ちゃんと分かってる。
     今更どの口がって話だけど……あの子だって、確かに私の後輩だったんだよ」

    「……お掃除、始めよっか。墓守ちゃん」
    「えっ……」
    「ここにあるお墓、全部綺麗にするんでしょ。一人より二人、一緒にやった方が捗るよ」
    「でも……」
    「……正直言うとさ。私はこのお墓の一つ一つに誰が眠ってるかなんて、ちゃんと考えたこともなかったよ。
     何度も来てたはずなのに、ずっと線を引いてた。……たった一人の名前以外、目に入ってなかった。
     でも、ここは私達の町だから。本当は、私達が看取り続けてあげなきゃいけなかったんだよね」
    「……ほんとに、いいんですか」

    「うへへ。……まだ、あなたたちのことを好きになれたわけじゃないけどさ。
     あなたのことは、分かり合う努力くらいはしてもいいかな、ってくらいには思えて来たよ。

     だから、あなたが今まで看てきたものを。ほんの少しだけ、私にも看せてほしいな」

  • 91二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:47:02

    墓守ちゃんとおじさんのお話はひとまずこれでおしまい
    まだ友達の二歩手前くらいの間柄だけど、これから二人が仲良くなれますように

  • 92二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:50:45

    墓守ちゃんとホシノ…今はまだぎこちないけどいつかは…

    そして葬長は何をしてらっしゃるので…?

  • 93二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 00:54:03

    MTR部一般部員作成、血のマニュアル
    ・葬長に腕相撲や押し相撲を挑んではいけない、その怪力により逝けない苦しみを味わう事になる

    ・部長が居眠りをしていても触れてはいけない、部長の本当の姿は誰も知ってはいけないからだ、最近墓守がやらかしそうになって葬長に連れて行かれた、一週間は帰ってこなかった

    ・園長が病院に通っているのは妹のお見舞いに行っているだけなので、茶化してはいけない。知らずに茶化した者は顔面が歪んだ

    ・班長がリボルバーライフルなどという古臭い銃を使って居るからといって新しいライフルを持たせようとしないでください。以前の作戦中に鎮圧対象が班長に変わり地獄を見ました

    ・隊長に話を振らないで、長いし退屈だから後悔するよ。マジで

  • 94二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 01:09:29

    「懲罰部隊を…作りましょう…」
    「どうしたの葬長」「一体どうしたんだ?」「なんかあったんすか?」


    「………誰かやらかすたびに……私が引っ張っていくの……納得してません……」
    「「「「「……………」」」」」
    「私これでも……お仕事沢山なんです……
    オシオキのときに駆り出されるたび……誰かが迂闊なことをするたび……
    執務を……放り出しているんです…しかしそれは他の誰もやらないから…だったのですが……

    いい加減…専門の人……決めませんか……?」

  • 95二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 01:20:54

    一番適任なのはどーなつぐみの園長なんだけど、お仕置きっていうか処刑担当だからなぁ…有望な部員から見繕うしかない

  • 96二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 02:13:34

    「まあ…そんな事がありまして、部長である私の見立てとしては貴女が適任だと判断致しました。お願い出来ますか?」

    「喜んでお受けしますわ、ウォッチャーから独立するのは少し寂しくもありますが…何も今生の別れという訳でもありませんものね」

    「ありがとうございます、それではこれから宜しくお願いします。青空組、学長さん」
    ーーーーーーーーーーーー
    「…別に気にしてる訳じゃないけど、教義に反する奴らの処理は私達どーなつぐみの管轄じゃなかった?なんでわざわざまた新しい組分けをする必要が…」

    「ええ、これからも異端者達の処理はどーなつぐみにお願いしますよ?」
    「彼女達が担うのはそういった重度の異端者ではなく、ささやかなトラブルを起こすような子達、軽度の違反者の再教育です」

    「再教育…ねぇ、そういえば確かに最近はトラブルとかクレームが多いって班長が愚痴ってたっけ」

    「そしてその度に対応に追われる葬長も、ですね」
    「思い返して見れば確かに葬長には他の組に比べて倍以上の業務を押し付けてしまって居ましたからね、不満を漏らしてくれたおかげでこの歪な構造に気付く事が出来ました」

    「うーん…それで再教育って何させる気なのよ、先生に怒られるような事はやめてよ?」

    「問題ありません、そこの塩梅はちゃんとしています。せいぜいお仕置きですから教義の確認小テストを満点取るまで返さない、ぐらいですよ」

    「ま、それくらいが妥当なのかもね」

  • 97二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 02:41:17

    MTR内の学校ポジか…

  • 98二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 06:45:04

    忘れがちだが学生だからな

  • 99二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 07:52:05

    『思い返して見れば確かに葬長には他の組に比べて倍以上の業務を押し付けてしまって居ましたからね』
    そりゃ葬長もキレるわ

  • 100二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 07:59:23

    MTRレッドウィンター支部、プリンを看取り手として認めるよう抗議デモを開始
    本部はこれに感情の存在しない物質は看取り手として認められないと切り捨てた

  • 101二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 08:51:41

    最期に食べたい物に近いか?

  • 102二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 09:06:12

    看取り看取られでキャッキャしてるのも楽しいけど
    普段とか大衆的にはバイオレンスだったりサスペンスだったりのちょっと人死に多めなものを皆で見る映画観賞部みたいなノリでも可愛いと思う
    ただちょっと、視点が独特だけど

  • 103二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 10:02:27

    >>102

    この最期はいいとかこんな最期に迎えないようにするにはどうしたらよかったのか話し合ったり

    映画が終わるまでにどれだけ早く正確に情報を把握できるのかを競ったり

    遺体や傷から何が致命傷になったのかどういった対応や応急処置の仕方があるか

    犯人や事態に対しどう対処するのかを考えたりしてそう

  • 104二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 10:22:55

    うーん……この問題はそのままでいいかな……おや?
    あ、これは先生。挨拶もせず申し訳ありません、作業中だったもので……
    え、作業の内容ですか? ……まあ先生なら大丈夫かな、テストの作問ですよ。

    問題を起こしたメンバーにお咎めなしでは対外的に面子が立たず、
    かといって毎回キツい折檻をしていてはMTRの追求に支障が出ます。
    そこで、軽度のお仕置きとして「テストを受けさせ合格まで帰さない」というのが発案されたのですよ。
    ……あ、ご心配なく。拘束は長くならないはずですよ、テストもそう難しいものにはしませんし。

    ……ただ、肝心の「そう難しくないテスト」を作るのが中々難しいのですよね。
    内容はMTR部連合の教義や活動に関するものなのですが、難易度の調整が大変で。
    難しすぎては答えられず、易しすぎてはテストにならない。いやはや全く……
    解答を憶えてもいけないので、複数人で大量に作るのですが、皆四苦八苦していますよ。

    これじゃどちらがお仕置きなんだか……そうだ、折角ですし先生もどうです?
    生徒の助けになりつつ、私たちについてより深く知ることができる!
    いいことづくめじゃないですか?

    ……え、今日はシャーレに戻ってお仕事? 最悪徹夜コース?

    ……先生、どうかご自身を大切になさってくださいね。
    私としても、無念の最期を見守るのは望むところではありませんので。

  • 105二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 10:36:49

    おまけ:小テストの中身(一部抜粋)

    問題:次の問いに⚪︎か×かで答えなさい。

    Q1. MTRとは「看取られ」の意であり、MTR部連合は理想のMTRを追求する組織である。
    A1. ×。
    解説:MTRとは「看取り」「看取られ」両方を意味する。

    Q2. MTR部連合の生徒が死に瀕した際、これに対し他メンバーは救命措置をとってはいけない。
    A2. ×。
    解説:その生徒の理想のMTRシチュエーションでなく、回復の見込みがあれば措置が推奨される。

    Q3. 理想のMTRが無くとも、部長ほか数名の認可があればMTR部連合に所属できる。
    A3. ⚪︎。
    解説:行き場や身寄りのない生徒の一時保護などがこれに該当する。

  • 106二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 11:18:19

    >>46

    部長は人を見る目がありそうだし普段は

    異端者になりそうな子にもさりげなく情報の制限や監視をさせながら

    自分からMTRについての造詣を深めるようにして改心するように導いてそうだけど

    2スレの125のような重度の異端者や危険思考の持ち主は

    厳重な監視及び粛清前提で動いてそう

    実際死ぬ寸前までボコしてもやらかそうとしてたしね

  • 107二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 12:41:31

    ~知らぬい幼馴染~

    「ぐぬぬぬ……おのれ七神リン! おのれRABBIT小隊! おのれシャーレの先生ェ! よくも……よくもこの私にこんな屈辱を……!
     だが私は諦めませんよ! 私は超人! 誰が何を言おうと超人なんです! いずれここから脱獄し、必ずや連邦生徒会の頂点の座に返り咲いて……」ドゴーン!「ひいっ!?」

    「やっと見つけたよ」
    「だ、誰ですかあなたは! ……いえ、その装備、その身のこなし……まさか、元SRT!? それがどうしてここに……ひ、ひょっとして、FOX小隊の汚点を握る私を口封じに……」
    「会いたかった……会いたかったよカヤちゃん!」
    「!!?」

    「あれ、カヤちゃん、ひょっとして私のことを忘れちゃったの? 私だよ! あなたの幼馴染の、カヤちゃんの幼馴染(自称)ちゃんだよ!」
    「は、え、あ……幼馴染? 自称? ……すみません。全然記憶にないんですが」
    「そんな! 子供のころ、あんなにいっしょにケンカしてたじゃない! まあ、仲はあんまり良くなかったけど……」
    「いや、全く身に覚えが……しかも仲良くなかったんですか!?」
    「でもこれは覚えてるよね? 私がテロに巻き込まれた時、最期の力を振り絞ってカヤちゃんにあげた血塗れのプレゼントのこと……」
    「いやいや知りませんよそんな呪いのアイテムみたいなもの!」
    「そして二度と私みたいな死者を出さないために、カヤちゃんは連邦生徒会の頂点の座を目指すようになったんだ……」
    「生きてますよねあなた!?」

    「ああもう! さっきからわけのわからない妄想を並べて何なんですか! こっちはあなたみたいな頭のおかしい人に構ってるほど暇ではないんです! いい加減にしないと看守を呼んで……」
    「……って設定に付き合ってくれたら脱獄手伝いますけど、どうします?」
    「……………………」

    ドゴーン!

    「さあ行きますよ幼馴染(自称)ちゃん! 私とあなたで、今度こそキヴォトスに秩序を取り戻すのです!」
    「うん! そして私は志半ばでカヤちゃんに看取られて逝くの! 頑張ろうねカヤちゃん! 私達の輝かしい未来のために!」

     その後、同じ囚人棟に収監されていたFOX小隊の活躍により脱獄は未然に阻止された。
     しかし謎の元SRT生徒は忽然と姿を消し、目覚めたカヤは悪い夢だと思うことしかできなかったという。

  • 108二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 13:43:37

    映像とか音声にちゃんと残ってる?
    そこまで行くともはや新手の怪異にしか思えん……

  • 109二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 15:02:35

    >>107

    部長「あああああああああああああああ!!!!」(始末書)(責任問題)(胃薬どばばば)

    葬長「あああああああああああああああ!!!?」(損害賠償)

    園長「あああああああああああああああ!!??」(元SRT相手に手も足も出ない)

  • 110二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 15:03:57

    >>108

    「やだなぁちゃんと全部始末したよ!私だって元エリート特殊部隊出身なんだよ?そんなヘマしないってーw」

  • 111二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 15:05:58

    損害賠償って葬長が出してるんだ…
    あるいはMTRの金庫番なのだろうか

  • 112二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 15:08:02

    >>99

    >>111

    葬長は一応ちゃんとした収入源を持った社長だからね…

  • 113二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 15:15:40

    どこまで部費でてるか怪しいしな
    一番きちんと出してくれそうなトリニティからは非公認だし
    ミレニアム相手は部活というより機械葬業者だし

  • 114二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 18:01:21

    >>107 ちょっとした後日談みたいなもの


    ~虚実~


    あ、先生! お久しぶりです。また面会に来られたのですね……ここでの暮らしは相も変わらず最悪ですよ。

    ……え、謝罪? そうでした、まずはリン行政官にでもお手紙を……ですから先生、その、どうか先生の超法規的権限で、刑期短縮の嘆願などを一つ……ダメ?

    チッ使えない……あ、いえいえ何でもありませんよ!


    “この間、刑務中にいきなり奇声を上げながら暴れ出して、FOX小隊の子に取り押さえられたって聞いたけど、大丈夫?”


    あ、あれはその……一時の気の迷いだったのです!

    くっ、あの女、肝心な時に自分一人だけ逃げやがって!

    だいたい何ですか、テロで命を落とした幼馴染のため、って。真の超人がそんなセンチメントな感傷に囚われるわけないじゃないですか。

    私はあくまで私の理想とする社会を実現するために、キヴォトスの頂点を目指したのですから!

    ……そう。私はあんな女なんて知りません。断じてあんな女のためなどではありませんから。


    ……はあ。こうしてあの女の顔を思い出していたら、なんだか無性に腹が立ってきました。

    先生。……ありえないとは思いますが……もしも先生があの女を見かけるようなことがあったら、私の代わりに「二度と来んな、バーカ」って文句を言っておいてくださいね。


    ~~~


    あれ? 先生、またカヤちゃんに面会ですか? 先生も物好きですねー。

    “君は……”

    まったく、カヤちゃんってば相変わらず懲りないんだから。昔と全然変わってないなあ。でも、そういうところが放っておけないんだけど。……あ、勿論そういう設定ですよ。

    “ねえ”

    ……先生?

    “初めて会った時から気になってたんだけど、一つ質問してもいいかな”

    何ですか?


    “どうして、君にはヘイローが無いの?”

  • 115二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 18:06:49

    ねえ、先生。
    私もカヤちゃんも、小さい頃は正義のヒーローになるのが夢だったんですよ。どっちがレッドをやるかでケンカして、最後にはカヤちゃんが「もういいよあなたがレッドで! 私は司令官やるから!」なんて……今思えば、可愛らしいごっこ遊びでしたよね。
    だけど、この世の中には、ちょっとしたことがきっかけで道を誤っちゃう人や、その道が閉ざされちゃう人だって、たくさんいて。
    キヴォトスを大混乱に陥れた大罪人のろくでもない野心だって、元を辿ればなんてことのない純粋な願いが始まりだったのかもしれない。
    まあ、あの子なら超人にそんなセンチメントは必要ない!なんて言って、そんな思い出さえも切り捨てちゃうんでしょうけど。
    本当に、どうしようもないんだから。カヤちゃんは。

    ねえ、先生。
    看取ってくれた人にさえ忘れられてしまったら、看取られた側はどうすればいいんでしょうね。
    ……私が今ここにいて、こうしてカヤちゃんや先生とお話できていることに、何か特別な理由が必要だっていうなら。
    もしかしたら……私も、誰かに思い出して貰えないことが、辛かったのかもしれませんね。

    “……それと、カヤから伝言”
    “「二度と来んな、バーカ」ってさ”

    ……ねえ、先生。
    久しぶりにあの子のことをからかえて、あの子と遊べて……楽しかったです。
    どれだけ回り道をしても、どれだけ時間がかかってもいいですから。どうか。
    カヤちゃんのこと、よろしくお願いします。

    ──まあ全部、そういう『設定』なんですけどね。

    ~~~

    「──先生、どうされたのですか? ……先程からお一人で、そんな何もない場所をじっと見つめたりして」
    “……ううん、何でもないよ。ところで部長。この前、カヤの幼馴染として看取られたいって子に会ったんだけど……”
    「……? ええと、私の知る限り、そのような願望を持っている部員はMTR部には存在しないはずですが……」
    “……そっかぁ”

    おしまい。せっかく夏なので、ちょっと涼しくなるようなお話を。

  • 116二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 18:11:27

    マジモンの怪異か……
    お盆にはまだ早いよ(恐怖

  • 117二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 18:15:11

    おっと?

  • 118二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 19:12:07

    「チキチキ!MTR怖い話たいかーい!」
    「「「いえーい!」」」
    「それじゃあトップバッターいきまーす!」
    「いけいけー!」
    「この前、忘れ物取りに部室ビルに来たんだけどさ、廊下歩いてたら電気が漏れ出てる部屋があって人の気配もするわけ」
    「ほうほう」
    「誰かいるのかな〜って思って覗いてみたら…」
    「ごくり…」
    「『俺にはに、似合わないよな…』って言いながらリボンを髪の毛に結んでる班長がいた」
    「「「「…………」」」」

  • 119二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 19:42:37

    >>100

    供え物としてとか最期に食べたいならわかるけど

    プリンに看取られたいはどうしてそうなった

    そういえばだいぶ人数増えたけど料理担当の部員もいそうね

    ある意味最も命に係わることでもあり

    心に傷を負った生徒や負傷者用の料理も必要だったりしそうだし

  • 120二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 19:47:56

    葬送に精進料理はつきものだしな

  • 121二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 19:52:09

    >>114

    普通は死んだら天使の輪っか(ヘイロー)がつくのに、キヴォトスだと生前にヘイローがあるから幽霊になると消えるのか

  • 122二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 23:04:43

    1スレ目177で言及あったけどMTR部員達にとってハロウィンってどんなイベントなんだろうね
    ちなみにメキシコの死者の日(メキシコにおけるお盆)は11月1・2日らしいのでこの3日間はおそらくMTR部にとって大切な日になる事は間違いない

  • 123二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 23:31:28

    MTR部も3スレ目の折り返しを過ぎたというのに開示された情報が小鳥遊ホシノ以下の奴が居るらしい、MTR部の部長って言うんですけど
    本名、不明!
    学校、不明!
    所属、不明!
    学年、不明!
    変装してない姿、不明!
    過去、不明!
    なんで万魔殿にすら正体掴まれてないんですか?
    しれっとアビドス砂漠で砂に埋もれた支部に迷いなく辿り付いていたりと謎の土地勘もあるのなんでですか?

    …変装してない時は個人として認識されない神秘でも纏っておられる?

  • 124二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 23:36:39

    タイトルからしてモブ生徒だからなぁ……

  • 125二次元好きの匿名さん23/07/19(水) 23:40:52

    >>122

    現代ナイズされてしまったMTR部のハロウィンは色んな学校の色んな生徒にコスプレした生徒達が理想のMTRシチュを演劇で発表する日になってるかもしれない

    それとは別にヒナコスプレの周りにはアココスプレが集るし、イブキコスプレの周りはマコトコスプレが固める

  • 126二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 00:34:14

    本当はダメだけど…!ひでぇ事だけど…!
    いつものようにアビドスのお墓の清掃に来た墓守ちゃんがたまたまユメ先輩のお墓の近くにビナーが出現するという情報を聞いてしまって、ユメ先輩を守る為に単身で無謀なビナー誘導をして欲しいいいいいいい!!

    そしてそれを知ったホシノが急いで現場に駆けつけるんだけど、ビナービームで焼かれてもはや手遅れな状態の墓守ちゃんを見つけてしまって欲しいいいいいいいい!!!

    ビームの熱量で眼球のタンパク質が凝固して失明してて、辛うじて声と握られた手でそこにホシノが居る事を理解してお墓は無事だったかどうかとか質問して、その最期には
    「私は…これから死んじゃうのかな…それなら…ホシノさんに一つお願いしても…いいかな」
    「何?お願いならなんでも聞くから!死ぬなんて言わないでよ!」
    「私の事は忘れて欲しいんだ」
    「え…?」
    「ホシノさんは…あまりにも色んな物を背負い過ぎてるから…これ以上重りになりたくないの…大丈夫、私の事は他のMTR部の人達が覚えててくれるから…さ」
    「やめてよ、どうしてそんな事言うの?これからやっと私達仲良くなれそうだったのに!どうして!やめてよ、お願い、あっ…心臓が…お願い、止まらないで…!ねぇ…!」
    「ホシノさん、ごめんね…」
    って新たな呪いを刻み込んでほしいいいいいいいいいいいいいい!!!!

  • 127二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 00:41:50

    >>126

    ホシノ先輩の傷になりたいちゃん「なにそれ羨ましい」

  • 128二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 00:42:58

    SRTは危険な任務も多いし基本少人数行動だから下手したら1人孤立してそのまま……、なんて事もあっただろうしそういう経験から、MTR所属の元SRTは1人で死にたくないって気持ちが他より強いメンバーで構成されてそう、仲間は絶対に見捨てないってのをモットーに掲げて

  • 129二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 00:48:44

    >>123

    「知らないのですか?謎が多い女は魅力的に写るというでしょう?」


    「おうモザイク多すぎてガビガビなってんぞ」


    「なんですかやりますか真夜中リボン女」


    「お?」


    「お?」


    ”喧嘩はやめようね”

  • 130二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 02:50:25

    MTR部内サークル「部長考察班」
    部長公認(あまりいい顔はされなかったが)の文書・音声・動画一切の記録を残さないという条件の元に部長の所属学校や部活を考察する子達の集まり、すぐレスバに発展するのが玉に瑕

    「やはり学校はトリニティでしょう、お茶会の時のあの美しい作法はお嬢様でもなければ身に付きませんわ」

    「いーや違うね、そもそもお嬢様はトリニティの専売特許じゃないぞ?便利屋68のアルや美食研究会のハルナといいゲヘナにもそれくらい出来る奴は居るんだ」
    「そして私は見たんだよ部長がお昼寝の時に大口を開けて寝ている所を!あの豪快な寝仕草はゲヘナだね」

    「私がお昼寝を目撃した時は机に枕を敷いて寝ておりましたが…?やはり部長はミレニアムに違いありません、なぜならば部員達の事を一人一人事細かに記憶し、事務作業のみならず勧誘も怠らないあのバイタリティ!まさしく天才としか言いようがありません、ミレニアム以外だとすればそれはこの世の損失です」

    「失礼ながら申し上げますが、部長が今日まで正体がバレずにいるのは山海経の変装技術があればこそ…それに組織の運営手段もまた我らを参考にしている所が多く…」

    「未確定ソースを騙るなよ、部長が身につけている帽子の下には狼の耳が生えているという目撃証言があるワイルドハントに…」

    「それデマって先週判明しただろ犬」

    「は?」

    「角付きはすぐ煽りなさる…」

    「鳥には言われたくねぇんだが?」
    「やんのか」「表出ろ」「は?」

    ”流れるように喧嘩に移るのが流行なの?”

  • 131二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 04:56:00

    たしかキヴォトスには数千の学校があるし、先生すら名前聞いたことあるような……みたいな、マイナー校というのはあるだろうか

  • 132二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 04:57:42

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  • 133二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 05:04:46

    ~MTR・イン・ミレニアム~

    「ぐおお、UZQueen鬼強えぇ! こ、この古代史研究会で三番目にゲームが強かった私を必殺も使わず完封してのけるなんて……ですが諦めませんよ! MTRの道も一歩から。必ずや我らが女神たちとお近づきに……」
    「ねえねえ司祭ちゃん司祭ちゃん、そんなすみっこで何してるのー? どーなつ食べる?」
    「うわ!? あ゛、負けたァーーッ!」

    「……誰かと思えばどーなつちゃんですか。あなたのせいで負けてしまったじゃないですか!」
    「んー、どのみち時間の問題だったと思うけどなー。それ、対戦してたのってゲーム部の子?」
    「その通り! あの太もものせいで物理世界ではあの子達に近づくことすらできないし、こうなったら電子の世界でコネクションを築くしか……ああもう! C&Cまで差し向けてくるとか過保護すぎでしょう!?」
    「あはは。司祭ちゃんって頭いいのに時々おバカさんだよねー!」

    「ていうか何ですか司祭ちゃんって! 私の名前はそんなんじゃありませんよ」
    「だって司祭ちゃん、いっつも変な格好して集まっては『アリスちゃんきゃわわ』『わかる』『わかる』って司祭ごっこしてるじゃない。それに私の名前だってどーなつちゃんじゃないよ!」
    「な、なんで知ってるんですか! 第一あなただって口を開けばどーなつどーなつ言って。そんなんだから園長が席を外してる間に派閥の名前がどーなつぐみになってしまうんですよ!」

    「……はあ。なんであなたが私と同じく合理と理性を重んずるミレニアムの学生なのでしょうねぇ」
    「む! バカにしたな! これでもモモイよりは成績いいんだからね! この前だって先輩に『君の作品にはロマンを感じる!』って褒められたし!」
    「あの人の言うロマンってつまり無駄が多いってことなのでは? エンジニア部は最近どうです。来期の太ももの査定は乗り切れそうですか?」
    「ああ、うん。それなんだけどね……辞めちゃった、エンジニア部」
    「へえ、そうなんですか……辞めた!?」

    「な、なんで! だって、憧れのウタハ先輩と同じ部活に入れた!ってあんなに喜んでたのに! ま、まさかあの算術鬼婆に難癖付けられて……くッ、おのれ太もも!」
    「いやいや違うからねー? それに、先輩とも相談して決めたことだから。正確に言うと辞めたって言うより……暖簾分け?」

    「私ね、新しい部活を始めることにしたんだ」

  • 134二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 05:14:55

    「新しい部活? なにがどうしてそんなことに……」
    「えっと、司祭ちゃんは最近どーなつぐみに入った子のこと知ってる?」
    「え、ええ。確かアリウスの……」
    「んー、昔のことはあんまり教えてくれないけど、ここに来た時は酷い怪我で……今もまだ左手と右足がうまく動かせなくて。
     ……葬長さんが言うには、リハビリを続けても元のように動かせるようになるかは分からない、って」
    「それは……」

    「あの子は『故郷にはもっと酷い状態の子がたくさんいたから、自分はまだ恵まれている』なんて強がってたけど……私、なんとか力になってあげたくて。それで思いついたの。
     ほら、ミレニアムではロボットの手足とかは沢山作ってるじゃない? それをどうにかして人間にくっつけられないかなって。そういう部活を作りたいの!」
    「……義肢を研究する部活、ということですか? ミレニアムではマイナーな分野ですが……とはいえ工学はともかく、あなたに医療技術のノウハウなんて無いでしょう?」
    「うん。だから最近は、葬長さんにもお願いして色々教えてもらってるの!
     今はまだ部員がいなくて部費も部室もないけど、いつか正式な部として認められて、あの子やあの子の故郷の子たちを助けられるようになるのが目標! それに、いつかは園長の妹ちゃんだって……」
    「……なんと申しますか、やっぱりあなたって眩しいですねぇ」
    「んー? 眩しいんだったらサングラス貸そうかー?」

    「あ、そろそろお茶会の時間! よかったら司祭ちゃんも来るー? どーなつあるよどーなつ!」
    「いえ私は、あそこの陽キャっぽい空気はちょっと……それに私の方もこれから同志達との会合がありますので」
    「あははー、また白装束被るのー? 司祭ちゃんってやっぱりちょっと頭おかしいよねー」
    「……あなたのそういう歯に衣着せぬとこ、私は嫌いじゃないんですけどねぇ」

    「……しかし、ミレニアム出身のMTR部員も千差万別ですねえ。私のように毒にも薬にもならぬ者もいれば、あの子のように世界を新たな光で照らそうと頑張ってる子もいる。……ああ、そういえばあの座長補佐もディベート部でしたっけ。私あの人苦手なんですよねぇ」

    「あとは……この間の『不届き者』も一応、元エンジニア部でしたね。今頃どこでナニヲサレテいるのやら。
     まがりなりにも元同胞として、死ぬよりはマシな扱いであることを祈っておりますよ」

  • 135二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 05:17:37

    優しい人、なんだな
    やっぱり生と死を真摯に見続けているとこうなる人もいるか

  • 136二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 06:03:29

    余談
    司祭ちゃん(仮)はミレニアムでは古代史研究会所属で、ユウカのことを親の仇のごとく忌み嫌ってます。
    理由はゲーム開発部への接触をことごとく妨害されるのはもとより、彼女のMTR願望をほぼそのまま体現してるのがユウカ本人だからです。
    ゲーム部のお母さんとして振り回されるユウカの姿を遠巻きに眺めながらハンカチを噛みしめ血涙を流すのが最近の彼女の日課なのだとか。

  • 137二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 07:54:58

    「あの…班長、いい加減リボルバーライフルなんて辞めませんか?それより優れた銃なんていくらでもあるでしょう」

    「いや、これには深い訳が…」

    「とにかく、今度の作戦には私の予備をお貸ししますのでそれ使ってくださいね」

    「…」
    ーーーーーーー
    「あの、班長?班長!?もう敵は全滅してるんですけど!?私達敵じゃないんですけど!?」

    「おい誰だ班長に普通の銃渡した奴!班長はトリガーハッピーだからあの銃以外使わせるなって言っただろ!」

    「知りませんよ!どういうことですか!」

    「リボルバーライフル撃ってる時は排気ガスで火傷しそうになって正気に戻るが普通の銃じゃそれが無いから班長のストッパーが壊れるんだよ、こうなったら一発ぶん殴るって戻す以外無いぞ…ああ、サービス残業の始まりだ」

    「そんな…」

  • 138二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 08:45:51

    >>123

    メメントモリを標語にしてたり表に情報が無いってのを考えると元アリウスとかありそう

  • 139二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 13:05:19

    >>123

    どっかのレスで、クロコみたいな別世界から来た説あったな

  • 140二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 13:42:37

    >>113

    ……昔ならともかく今の規模にまでなったMTRって、もしかしてウォッチャーいないとマズイ?

  • 141二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 13:53:41

    >>140

    普通、部活動は申請額を昨年の活動実績、活動内容と部員の人数と一緒に検討して学校から部費が割り振られる

    連合だから設立が認められてる学校はちゃんとしたMTR部(狭義では支部扱い)があって部費が貰えてるはず

    ただしそれぞれの部の部員数はその校所属の生徒数のみだろうし、なおかつ活動内容は会合で最低限クラスしか貰えない

    集会場所として別途ビル借りてるしウォッチャーの事業収入ないと資金繰りかなり厳しそうね

  • 142二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 14:20:00

    世知辛い話である
    本当に金銭的にピンチになったら便利屋みたいに各自バイトしそうではあるがどーなつぐみの一部とかそれも難しそうなんよなぁ

  • 143二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 16:29:28

    このレスは削除されています

  • 144二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 16:49:41

    「正義実現委員会っていいよね……」
    「トリニティ自治区はトラブルがそこまで多くないから荒事にも慣れてなくて、出動してもわたわたしてて」
    「でもその名に懸けて正義のために頑張るし、危険な仕事って分かって所属する勇気もあるし」
    「はぁ、正義実現委員会の子に看取られたいなあ……でもあたしゲヘナの風紀委員だし……」

    「風紀委員会、いいよね……」
    「トラブルまみれのゲヘナで働く保安要員なんて、体がいくつあっても足りないだろうに真面目に頑張ってて」
    「仕事をやりぬく真面目さ、現場での訓練された動き、時々顔をのぞかせるゲヘナらしさ……」
    「いい……風紀委員会の子に看取ってほしいなあ……でも私はトリニティの正義実現委員だから……」

    「「……あれ?」」


    『……という経緯でペアを組み有事の際には共に現場へ駆けつけることにしたはいいものの、
     最初のうちは「看取ってほしい相手であって看取りたい相手ではないから」とお互いをカバーし合い、
     場数を踏みコンビ行動に慣れた今はそういう状況に中々ならない……というジレンマを抱えたのがこのお二人です』
    「「先生、あたし/私たちは一体どうしたら……」」
    "……現状維持でいいんじゃないかな"
    『「「そんな……!』」」

  • 145二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 16:55:35

    実際こういう事がよくありそうで困るのがMTR

  • 146二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:33:16

    このレスは削除されています

  • 147二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:35:09

    流石に一線超えてねえかなこれ

  • 148二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:36:08

    生徒の死亡は先生が曇ってしまう……

  • 149二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:38:20

    それ以前にMTR部が潰れかねないのと葬長やどーなつぐみの救護体制の是非が問われるので…

  • 150二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:43:50

    だから非公認なんですね(白目)

  • 151二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:47:02

    1スレで「はぁ…よく勘違いされるんですよ、私達は死にたがりだと言うのは大きな誤解です、助かる命ならば全力で助けますし、わざと死ぬように攻撃を受ける事もありません」
    「ただ、我々は偶然に、運悪く、力及ばず、自然に死にたいのです、だってそうでなければその死はあまりにも薄っぺらいですからね」
    「最後の晩餐に寿司を選んでただのご飯の上にスーパーの刺身を載せた物を食べたくは無いでしょう?」
    と言ってる
    MTR部は死ぬために活動する部ではないよ

  • 152二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 18:49:54

    MTR部はあくまでの理想の死に様を妄想する部活であって、ファイアフライが過激派…逆に言えば、限度はファイアフライまでなんよね。
    もはやここまで尖るとMTR関係ない別の組織になる。

  • 153二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:02:54

    そして今日も行き過ぎた願望をもつ自殺志願者は説得()されるのである

  • 154二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:03:54

    いや、ほんと…趣旨もまともに理解できない私みたいなバカが申し訳ございません…コメントも消しましたしもうコメントしません…ROMってます、はい…

  • 155二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:20:09

    まあだいたいみんなノリで書いてると思うよ

  • 156二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:41:50

    流れを変えてMTR部はいつごろからあって部長はいつから所属しているんだろうね
    かつてアビドスにも存在していたあたり昔から活動していたみたいだよね

  • 157二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:44:57

    むしろ元々の本部はアビドスにあって、アビドスの衰退に伴って他の土地に本部を移して今の形になったとか妄想してた
    あの蔵書の量は十年とか二十年とかそこらで溜まるものではないでしょう

    幹部メンバーは代替わりしてそうだけど、確かに部長だけはずっと部長のまま……ってのもありえなくはないよね

  • 158二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:47:25

    部長は生徒ではなかった……?

  • 159二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:49:05

    前にいたカヤの幼馴染みみたいな幽霊……?

  • 160二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 19:58:36

    部長について真面目に考えるなら、並行世界でクロコに×された順番もMTR部の中で最後だったんだよね
    MTR部の発足時から存在し続け、歴代のMTR部員全ての結末をMTRまで決して自分がMTRれることはない存在……

    「……まあ、全部そういう設定なんですけどね!」
    「なんか私に変な属性つけようとしてません!? ていうか誰ですかあなた!」

  • 161二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 20:16:27

    >>123

    とりあえず2スレで

    部長の夢は「夢を叶えて逝った部員達に囲まれながら逝く事」

    ヘイローの形状は不規則な形状の透明な石が土星の環のような輪っか

    とゆうことは語られているね

  • 162二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 21:05:17

    【MTR部員(?)紹介】カヤちゃんの幼馴染ちゃん

    元SRT特殊学園の生徒(?)で、不知火カヤの幼馴染(自称)。
    厳重に警備された連邦矯正局の重犯罪者収容棟に一切の痕跡を残さず侵入し、また一切の痕跡を残さず忽然と消え失せるというこの世のものとは思えない離れ業を見せた。
    理論派のカヤに対して行動派で悪戯好き。ごっこ遊びが好きで、やたらと設定に拘るタイプだったために幼馴染のカヤを辟易させていた。子供の頃の夢はカヤと一緒にキヴォトスの平和を守るスーパーヒーローになること。
    カヤとは昔から「私がレッドでカヤちゃんはブルーね!」「あんたの部下なんてごめんだし! じゃあ私は司令官やる!」などと憎まれ口が絶えなかったが、それでも長年カヤとつかず離れずの関係を保っていたあたり、根は寂しがり屋なのかもしれない。
    将来はSRT特殊学園に入るかカイテンジャーになるかの二択だっただろう、とは当時の彼女を知る者たちの弁である。
    顔立ちがちょっとだけ七度ユキノ似。

    数年前、キヴォトス某所で発生したテロに巻き込まれ死亡。その最期を看取ったカヤが連邦生徒会長を目指す遠因となる。
    なお、カヤの容姿は彼女を看取ったその日から時が止まったかのように一切成長していない。


    ──まあ全部、そういう『設定』なんですけどね。

  • 163二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 21:26:13

    「のう、葬長。
    ……いくらなんでも、それは止めたほうがいいぞ」
    「止めないで…ください…門主…
    これが私の…生き様ですから…」
    「そうか…しかし、後悔するのはお主じゃろう?
    それを続けていれば、いつか…」
    「後悔するかもしれません…しかし…それでも私は、止めるつもりは…ありません…

    このサヤ特製激辛ソースを使い続けるのは…」
    「身体に悪いじゃろそれ…
    というか確かソレは生産中止になったようじゃがよくストックが持つのう」
    「…欲しい物には…どれだけのお金も…出せる性格ですから…」
    「それで得ている対象が激辛ソースなのは健全なのかのう」

  • 164二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 21:34:20

    辛いものが好きか
    辛さは他の味と違って痛覚で感じとるらしいが、痛みで生の実感を得ているのかな

  • 165二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 22:22:27

    >>158

    ちゃんと部活動以外の時は学校に通ってるらしいから生徒ではある

    どこの学校なのだよって?さぁ…?

  • 166二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 22:22:31

    ~この世のゲヘナ~

    “MTR部っていろんな学園に支部があるみたいだけど、どうやって部員を募集しているの?”
    「そうですね。そもそもMTR部自体がグレーな部活ですし、表立って勧誘を行っているわけではないのですが……
     既に部員である子の紹介を受けたり、素質のある子を直々にスカウトしたり、他にもどーなつぐみやファイアフライは定期的にスラムや危険区域を巡回しては行き場のない子を自派閥に招いています。ですが……やはり順当に、自ら入部を志望してくる子が一番多いでしょうか」
    “それだけで、ここまで人が増えるものなの?”
    「ええ。どうやらこのキヴォトスには存外、MTRの教義に惹かれる者が多いようで。
     ほら先生、丁度あそこでゲヘナの子達がお喋りしていますよ。時にはああした談笑の中から新たな部員が生まれることも少なくないのです」

    「やっぱ自分は誰かを助ける過程で逝きたいっすね~。ここで命尽きても誰かの心の中で生き続けるって実感がほしいっす」
    「ん~、私はむしろ路傍の石のように玉砕したいかな。だって、自分の死が敬愛する人の足枷になるなんて耐えられないもの」
    「うおお、尖ってるっすね……ところで、そこのあなたはどんなMTRがお好みっすか? 自分らも話したんだから教えてくださいっすよ」
    「そ、その。わ、私は別に、ただ皆さんにご挨拶したかっただけで……」
    「なに恥ずかしがってるんっすか。同じゲヘナの生徒同士、隠し事なんてなしっすよ!」
    「そうだよ! 時には人生、鉄砲玉みたいな勇気が必要なんだから!」
    「わ……私は……様の……です」
    「こらっ、声が小さい! おまえのMTRはそんなものか!」
    「がんばれっす!」
    「わっ、私は! アル様のお役に立って、最期に『よくやったわね』って微笑まれながら死にたいです!」
    「言えたじゃない! これであなたも立派なMTR部の一員だね!」
    「なんだかんだで大切な人にMTRれたいって王道っすよね! これからよろしくっす!」

    「……と、このように。同じ学園に通う子同士のネットワークを通じて入部する子も多いですね」
    “なにこの会話……”


    “待って”

     その後しばらく“……私の教育方針って間違ってたのかな”と虚空を見つめる先生を前に、流石の部長も言葉を掛けられなかったという。
     なお、その数分後にMTR部ビルで謎の爆発事故が発生し、勧誘は急遽中止となった。

  • 167二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 22:24:22

    ここにユメ先輩に看取られたかったけど実行不能になって絶望してMTR部の理念的に死ぬ気にもなれなくてアビドスの書庫に閉じこもったアビドス生概念は置いてあるでしょうか

  • 168二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 23:20:02

    MTRアビドス支部 最後の司書の記録
    カッコつけて最後のなんて書いたけど、廃棄された図書墓地に入り込んだMTR一般部員であることは後の部員の為に記載しておく

    私はアビドスに残る事を決めた数少ない生徒の一人で、皆には内緒でMTR部に所属している
    私の理想のMTRはユメ先輩に看取られる事、だった
    優しくて、包容力があって、おっぱいも大きくて、そんな人に優しく抱きしめられながら果てる事が出来たらどれだけ幸せだったろうか
    最近はアビドスの砂漠化も進み、生徒は減るわビナーも出るわでどんどんと私のMTRチャンスが近付いて来ている!って思ってたのに、ユメ先輩は誰にも看取られる事なく死んじゃった
    だって、その為に私はここに残ってたも同然なのに…
    これじゃあ私は…もう生きている意味なんて無いじゃない…
    だから、私はここに書き遺す事に決めた
    もう独りで果てる事しか出来ないのならば、せめて数多の孤独の中の一つになろう
    この図書館への入口はもうじき砂漠が覆い隠してくれるだろう、そうなれば部長でもなければここは見つけられない筈だから
    …ああ、一つだけ未練があった
    どうか願わくば、もう一人のMTRの後輩の夢が叶いますように

  • 169二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 23:25:16

    これはMTR対策委員会編の流れか……?

  • 170二次元好きの匿名さん23/07/20(木) 23:36:44

    >>168>>169

    しぶとく生き残って生き残ってアビドスの復興の完了による良い意味での対策委員会を看取ることを決意したアビドスの“最後の司書“…?

  • 17123/07/20(木) 23:46:33

    ”そういえば”
    ”MTR部の事を知ってほしいという割に部長は自分の事を話さないよね、他の子は結構自分から話してくれるけど”

    「それは…MTR部長という立場が他の部活とは大きく異なるからでしょう…」
    「ひとえに我々がお互いを役職名等で呼び合うのは…身バレ防止の意味合いがあることは先生もお解かり頂けていますよね…?」

    ”MTR部に所属しているというだけで迫害の危険があるから、だっけ?”

    「ええ…対外的には我々はカルト集団というのが共通認識になっておりますので…最近はあまり聞くことはありませんがMTR部としては愛称や所属で呼び合う事を推奨しております…」
    「そして部長に課せられた数多の情報規制もまた…彼女の身、ひいてはこの部を守る為の物なのです…」
    「この部は良くも悪くも部長というお人だからこそ所属している、という部員が多く…それ故に部長の崩御はそれ即ちこの部の死を意味します…」
    「ですので…部長の情報は物理・電子問わず記録せず、全ての情報を本人が漏らさない事によって有事の際は完全に社会に溶け込み、首を狙う者達から熱りが冷めるまで潜伏を可能にし、再興の機を待ち続ける事が出来る…という訳です」

    ”ただの部活だよね?”

    「…そのはずです」

  • 172二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:10:15

    終末思想とかじゃないけどギヴォトスの情勢が不安定になればなるほどMTR部の勢力が伸びるんじゃないのかと何となく思った
    世間が落ち着いてたり平和だったりすると規模が縮小してるんじゃねぇかなって
    で、先生が来てから色々あって段々MTR部が拡大していって噂を聞くようになったと。
    ん?いつから増え始めたかって?ワカンネ

  • 173二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:19:02

    時系列的に日常がわかりやすく壊れたエデン条約爆撃~F.SCT攻略戦以降しばらくが地獄

  • 174二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:31:09

    >>171

    「………初めて知りました……役職名にはそのような役割があったのですね……」

    “えっ、知らなかったの…?”

    「新参者だから…というのもありますが…

    私…元々葬長を名乗っていまして……」

    “ああ、暗黙の了解を知っていたと思われたパターン…

    待って、元から葬長を名乗ってたの?”

    「はい……ふふ…カッコいいですから……」

    “そっかぁ…”

  • 175二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:31:59

    エデン条約のときはトリニティゲヘナ間で疑心暗鬼になったりしてたけどMTR連合は現場で合流して負傷者の救出やユスティーナとの戦闘を行ってそうだから目立つ事になりそうだし、サンクトゥムもキヴォトス全域でMTR連合の活動が見られるだろうからこの辺りで一般人からの注目が集まって規模が拡大してるかな、カルバノグ2章の冒頭とかでクロノスが取り上げてそう

  • 176二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:50:02

    見たいなぁホシノおじさんがある日墓守ちゃんに先輩って呼んで良いよって心を許した所が見たいなぁ

    そして墓守ちゃんが死んじゃって、おじさんがユメ先輩との約束が果たせなかった所が見たいなぁ!

  • 177二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 00:56:59

    ???「墓守ちゃんばっかりずるい! こうなったら私もアビドスに戻ってやる!」

  • 178二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 01:11:16

    ~傷~

    「よお、先生。早速だが悪いニュースと、もっと悪いニュースがあるぜ。どっちから聞きたい?」
    “いきなりだね……でも班長がそこまで言うってことは、よっぽどのこと?”
    「お察しの通りさ。まず悪いニュースだが……また『不届き者』が出ちまった」
    “!”
    「元々問題行動が目立ってた奴でね。自由にさせとくと何やらかすか分からねえってんで、しばらく本部で謹慎させてたんだが……あろうことか脱走しやがった。やってくれたぜ……」

    「……まあ、それだけなら大した話じゃねえ。いつも通り内々で『処理』して終わりなんだが、今回ばかりは事情が違っちまってな」
    “どういうこと?”
    「奴さん、捕縛に出向いたどーなつぐみの部隊を返り討ちにしやがった。幸い重傷者は出てねえが、エンゼル部隊はほぼ半壊。奴はまんまと逃げ仰せ、今も居場所が掴めていねぇ。ヤバい状況だぜ」
    “な……!?”
    「……ある意味、奴を侮ってた俺らのミスだ。本来どーなつぐみは園長たちを除けば必ずしも戦闘能力の高い連中ばかりじゃねぇからな。ただの脱走者ならいざ知らず……奴は元々、修羅の国みてぇな土地で地獄のような戦いを潜り抜けてきた局地戦のエキスパートだ。むしろ被害がこの程度で済んだのは幸運だったかもしれねぇ」
    “そんなに……”

    「歪んじまってはいるが、奴も元々はMTR部の一員だ。こうなっちまった以上、自分が理想とするMTRを実現するためには手段を選ばねぇだろう。……周りの迷惑なんてお構いなしにな。
     大事になる前に一刻も早く探し出さなきゃならねぇ。……こっちの不始末のツケを払わせて悪いが、頼む。どうか先生も力を貸してくれ」
    “もちろんだよ。……でも、当てはあるの?”
    「まあな。そして残念ながら、そいつがもっと悪いニュースってやつだ。アイツの居所は分からねえが、どこへ向かったのかだけは分かってる。よりにもよって、って場所だ」

    「ああ、一つ言い忘れてたが、先生もまんざら知らねえ相手じゃねえぜ。……なんせ先生が、このMTR部で最初に顔を合わせた部員なんだからな」
    “!? それって……”

    「今は亡きMTR部アビドス支部……そのかつての部員にして、最後の支部長。
     ──『大切な先輩にとっての傷になりたい』。日頃から、そういうMTRを語ってた奴だったよ」


    仮にも元アビドス生が弱いわけないだろ!って妄想
    続くかは未定

  • 179二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 01:11:30

    バッドエンド世界線のMTR部はカヤ代行に「超人の私が統治するキヴォトスにカルトなど不要です!奉仕活動?はぐれ者の受け皿?どうせそのような綺麗事を並べ立てて裏では洗脳でもしているのでしょう、廃部です!」って反論もさせて貰えずに廃部が決定した所から始まって
    完全に手詰まりに陥って病んじゃった部長がある日部員の皆に今日からはどーなつぐみも青空組も仕事をしなくて良いって言うんだ
    一見すると解散の意思を決めたように見えるけど、実際は内部の過激思想を放置するって事でキヴォトス全体に過激派のMTR部員が解き放たれ、終わりが始まりだす話

  • 180二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 01:14:32

    結局MTR部って数は多くてもモブの集まりだからどうしても内部でネームドクラスの違反者が出ると途端に制御不能に陥るよね、それこそ先生と和解してないと簡単に詰む

  • 181二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 02:05:51

    >>179

    単なる廃部じゃなくて幹部クラスが拘束される様な感じの弾圧されてる感じがする、バッドエンドスチルは暴動で燃え盛るDU区を葬長達のドッグタグ的な物を握りながら見下ろすシーン

  • 182二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 02:45:53

    >>171

    私達を看取って、忘れないでって願う人が集う中

    MTRの部長としては記憶には残れても

    本来の自分の記憶や記録は残らないよう動いているのは

    物悲しいね

  • 183二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 03:01:35

    爆撃~カヤクーデター~F.SCT攻略戦はMTRチャンスの宝庫だろうからもうみんなウキウキよ
    テンション上がりすぎて妥協に走る子がたくさん出そう

  • 184二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 05:48:47

    死人出たら事件後のカヤの立場がかなり不味い……

  • 185二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 06:47:16

    1スレの152や154のような妥協しちゃダメだと説得されたり
    ファイアフライの教義『誰かを死なせない為に全力を尽くさねばならない』で助けられたり
    安直かつ能動的な道を誤ったMTR実践を強引にでも防ぐために
    部長や派閥のリーダー達に
    2スレ9の部長直轄の部隊やカヤの幼馴染が動きそうだな
    こう見ると自分から死ぬような事はならないようこのまま死なせてあげようとは思わないよう考えているんだなって
    なお周りからしたらますます困惑しそうだが

  • 186二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 15:10:41

    中々成果を出せなくて、思い詰めてる所を部長に保護されたエンジニア部の子
    かの悪名高いMTR部と知って最初は嫌悪感をあらわにするんだけど、自分の発明を見て他の部員達がすごいすごいって尊敬の眼差しをエンジニアの子に向けるとちょっとまんざらでも無いって顔をして丸め込まれちゃうんだ
    でも、いい気にはなった一方でMTR部の子達の事は馬鹿だなって見下してて、自己嫌悪に陥るんだ
    それで部長には正直に言って入部はしないって伝えるんだけど、部長はそれでも良いって言ってくれるんだ
    だって頭の中で考える事は誰にも制限出来ないし、それで自尊心は満たされて口にさえしなければ誰も傷付ける事も無いんだから、君はそれで良いんだよって肯定してくれるんだ
    それで入部した後のエンジニアの子は成果は上げられ無くても心は安定して過ごせるようになったっていう話
    因みに理想のMTRは発明王として崇められながら逝く事

  • 187二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 15:50:41

    墓守ちゃん強いのかな?キヴォトスの世界観だと墓荒らし多そうだから強そうだけど

  • 188二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 16:31:47

    逃走力特化かもしれない

  • 189二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 19:06:40

    あんがいかく乱して一人づつ倒す心構えはあるかもしれん
    スコップ迫撃砲の案もあったし事前の準備さえあればいい線なんじゃない?

  • 190二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 19:43:10

    生徒だけじゃなく犬猫モブとかロボット勢でもMTR思想に感化されてる市民はいるのだろうか

  • 191二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 19:50:08

    >>189

    スモークグレネード使って視界を遮った後にスコップで音もなく倒したり銃声でかく乱してきそう、相手からしたらただのホラー展開以外何物でもないけど

  • 192二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 19:52:46

    >>190

    幽霊らしき子もいるから大丈夫だろう

  • 193二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 19:57:00

    そろそろこのスレも看取られる時が来たか……

  • 194二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 21:41:17

    >>191

    >>13これにサプレッサー付けて煙に紛れて撃って来たりしそう

  • 195二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 23:21:26

    >>189

    墓場は静かにするところだから銃器よりも近接武器で1人ずつ無力化するアサシンスタイル

  • 196二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 23:39:09

    なんだか墓守ちゃんに物騒な設定が……

  • 197二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 23:40:58

    いやしかし・・・どうするか・・・このままスレの終わりをMTRるのも悪くないと思ってる自分もいる

  • 198二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 23:50:05
  • 199二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 23:51:59

    MTRあれ!

  • 200二次元好きの匿名さん23/07/21(金) 23:53:02

    さあ…共にこのスレ最期の輝きを見届けましょう…

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