「あらかた終わったので」

1二次元好きの匿名さん21/08/29(日) 00:54:43

私のやるべきことってなんだろう
いつも見つめなおすんです、誰かがいなくなるたびに
お姉ちゃんがいなくなった時、私はトレセン学園に入ることにしました
スズカさんがいなくなった時、私は勝ち続けようと思いました
そして、今・・・トレーナーさんまでいなくなって見つめなおしたんです
そしたら、あらかた終わってる気がしたんです。私がやるべきことって
トレセン学園に来て、いっぱい勝って・・・
だったら、もういいかなって
終わっても、いいですよね？
さよなら、タイキさん、ドトウさん、あと・・・皆さん

タイキ「ストォーーーーーーップ！！！」
フクキタル「！！タイキさん・・・」

ああ、捕まってしまいました
そうですよね、そんなに簡単に終われるわけないんです
だって私はいーっぱい友達がいますからね

タイキ「だめデース・・・死んじゃ・・・」

そう、私のことをいっぱい心配してくれる友達がいるんです
でも・・・

2二次元好きの匿名さん21/08/29(日) 00:54:52

フクキタル「ごめんなさい・・・タイキさん」
タイキ「え？」
フクキタル「ごほっ！ごほっ！！」
タイキ「フクキタル！？」

えへへ・・・本当はイヤだったんですけど
あらかじめ飲んでおいたんです、ウマ娘でも死んじゃうくらいのお薬・・・
苦しいのはイヤだったけど・・・
なんとなくわかってたんです、誰かが来てくれるって・・・
酷いですよね、私
目の前で誰かが死ぬ苦しみはわかってるのに・・・
こんなことしちゃうんですもん
地獄に落ちても文句は言えませんね

フクキタル「え・・・へへ、タイキさん・・・」
タイキ「ノー！だめデス！！フクキタルもいなくなったら・・・」
フクキタル「げぼっ！けほっ！・・・ふぅ・・・タイキさん・・・」
フクキタル「ごめ・・・ん・・・な・・・さ」
タイキ「フクキタル！！！」

意識が沈んでいきます・・・
ああ・・・
会えるんですね
みんなに・・・

3二次元好きの匿名さん21/08/29(日) 00:55:11

フクキタル「あれ？ここは・・・」

懐かしい空気、懐かしい場所・・・

ここは、いつもの神社・・・？

そしてあそこに見えるのは・・・、まさか・・・！！

フクキタル「あ・・・！トレーナーさん！！スズカさん！！」

トレーナー「・・・・・・」

スズカ「・・・・・・」

フクキタル「やっと会えた・・・やっど・・・ひぐ・・・あ゛え゛ましだぁ・・・ぐじゅ」

トレーナー「フクキタルどうしてここにきたんだ・・・？」

スズカ「みんながまってるわ・・・戻って、フクキタル」

フクキタル「い゛や゛ですぅぅ・・・・！！だっで・・・だっで・・・」

トレーナー「フクキタル！！」

フクキタル「はい！」

トレーナー「君はまだやることがあるだろう」

スズカ「YO」

フクキタル「そ、そんなことありません！私のやることはあらかた・・・」

トレーナー「あらかた・・・？」

フクキタルの姉「ｱﾗﾗﾗﾗｧ」

フクキタル「え？お姉ちゃん！？」

トレーナー「あらかた・・・」

スズカ「あらアララララララァ！」

フクキタルの姉「Onetime! YO!YO!」

「荒荒荒波立つここはUrbannite ウェカピポ！

若若さの中不確かな迷いとかウェカピポ！

逆逆逆さまWorldの孤独に強くウェカピポ！

まだまだ闘わねば真実はどこだ Ah, ah, ah!」

SOUL'd OUT　『ウェカピポ』

4二次元好きの匿名さん21/08/29(日) 00:55:30

フクキタル「はっ！！」
フクキタル「・・・病院？」
フクキタル「・・・・・・助かった、んですか・・・私は・・・」

「フクキタル～！！！！！！」

フクキタル「わっ！？タイキさん！！」
タイキ「やっぱり！！声が聞こえマシタよ！！」
フクキタル「・・・あ、あの、シンパイおかけしました・・・」
タイキ「イエース！！もうあんなことしたらだめデース！！」
フクキタル「はい・・・もう、しません！」
タイキ「本当デスか・・・？」
フクキタル「はい、トレーナーさんに言われたんです、まだまだ戦えって！」

きっと私はダメダメな子なんだと思います。
ちょっとしたことで転んで、すぐに逃げ出して・・・
だけど、トレーナーさんやスズカさん、お姉ちゃんに言われて気が付きました
厳しくても、先が見えなくても、孤独でも・・・
終わりなんてないんです、やるべきことに
見つけに行けばいいんです！やりたいことを！！
だから・・・

フクキタル「見守っててくださいね！」

おしまい