- 1◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 19:45:42
PM 12:30 とある教室
モブA「知ってる?『勝利の女神』のウワサ」
モブB「それ聞いたことある。出会ったウマ娘には必勝と恋愛成就が約束されるんだっけ」
モブC「噓くさっ、そんなん絶対デメリットあるに決まってんじゃん。魂取られるとか入れ替わられるとか」
モブA「でも過去にも勝利の女神にあったっていうウマ娘は存在するのよ」
モブC「アレでしょ?それまでに積み上げてきた練習の成果が~とかいう美談的なヤツでしょ?」
モブっ子「…まあでも、もしそんなのが居たらさ。お目にかかりたいよね」
モブABC「「「それはそう」」」
モブっ子「もし会えたらさ、あたしみたいな能力平々凡々なウマ娘でも伝説の超レジェンドウマ娘にも勝てちゃったりするかもしれないんでしょ?」
モブっ子「もし会えたらなぁ…」 - 2◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 19:47:06
PM ??:?? ???
女神?「あなたはどのレースに置いても『絶対に勝つ』ことができるようにはなりません」
モブっ子「うそぉ!?」
女神?「あなたは正しく器用貧乏…芝ダートの短距離から長距離までどこでも走れる、しかし圧倒的に実力と伸びしろが足りません」
女神?「私はウマ娘の持つ元々の能力を、トレーナーとの絆の力で限界以上に引き上げているだけ。元もその先もないあなたは…」
モブっ子「せ、せっかく会えたのに…そそこをなんとか!努力はしてるんです!なにとぞ!なにとぞ~!!」
女神?(…スタミナと精神力、身体の丈夫さは光るものがありますが…もしかしたら、あるいは…)
女神?「…分かりました。あなたにチャンスを与えましょう」
モブっ子「おっ!?マジですか!?」
女神?「…えー…レースではあなたのトレーナーへの想いがきっと力になってくれるでしょう」
モブっ子「はい!」
女神?「その代わりあなたは可能な限り全てのG1レースに出走しなければなりません。出れなければ力は失われるでしょう」
モブっ子「はいはいはい!」
女神?「そしてあなたはレースに出るたびにトレーナーのことが好きになります」
モブっ子「あ、恋愛成就ってそういう感じなんですね」
女神?「どれだけ好きになっても卒業まで我慢してください。我慢できなければ即退学です」
モブっ子「はい!なるべく耐えます!」
女神?「…では、3年後の1月にまた会いしましょう」
モブっ子「はい!ありがとうございました!」
女神?「…この子大丈夫かな…」 - 3二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 19:48:02
来たな女神
- 4◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 19:48:44
何番煎じですが長時間ダイスで遊びます。目的はダイス調整の確認、目標はシニア有馬まで完走。
ざっくりルール:
①最初に発じょ…『好感度』上昇ダイス(dice1d25)を1回と『実力』ダイス(dice1d4-1)を5回振り、それぞれ別々に合計します
②ウマ娘育成に登場するすべてのG1レースに可能な限り出走します
同時期開催のレースは芝優先、海外は出ません。クラシック路線かティアラ路線かはダイスで決めます
(例:シニア5月前半はVマイルのみ出走、かしわ記念は出走しません)
③レースに出るたびに好感度上昇ダイスを振り、合計します
レース後に好感度が100を超えたら、次のレースから好感度上昇ダイス前にdice1d100を1回振って
{好感度-100}より小さい値が出たらミスとしてカウントし、好感度を50まで下げます
ミスが出たターンは好感度が上昇しません
合計でミスが3回出たら、次からdice1d100の代わりにdice1d2を1回振り、2が出たらトレーナーを襲っ…もとい引退して終了
また3回目のミスが出た場合、好感度は下げずそのまま続行します
④レース勝敗の決め方は、③の前に{dice1d(好感度)+実力}を1回振ります
その後出走レースの時期によって以下のダイスを1回振ります
ジュニア期 dice1d50
クラシック期 dice1d50+20
シニア期 dice1d75+20
{dice1d(好感度)+実力}≧{レースごとのダイス値}の場合勝利とします
負けた場合は{レースごとのダイス値/10+1}着(小数点切り上げ)とします
今回のモブっ子はこんな感じ。一人称は「あたし」、性格は普通な感じ。名前は後で決める予定。ではスタート。
- 5◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 19:51:00
メイクデビューはなんとか1着…クビ差だったけど。いやぁ運がいい。
この調子でG1レースも勝っていきたいものですなぁ。
「お前、余裕ぶっこいてる暇なんかないぞ。今日の反省会と明日からの練習メニュー一緒に考えるからさっさと来い」
この人はあたしのトレーナーさん。老け顔でちょっとガラの悪いお兄さん。
あたしが選んだ理由…というか選択肢は無かった。この人からしか声を掛けられなかった。
メイクデビューですらバッテバテのギリッギリだったし仕方ないっちゃ仕方ない。じゃあ何で声掛けてくれたのかというと、
「お前みたいな最低限レベルの貧弱ウマ娘が戦えるように策練るのが楽しいからだよ」
だって。でも過去に実績もあるみたいだし、これはアタリ引いたかも。
それにしても…これからこの人を好きになっていくのかぁ…。
「…ふふっ。これからよろしくお願いします、トレーナーさんっ」
「あ?…あぁ、よろしく頼むわ」
好感度 0
実力 0
好感度 dice1d25=25 (25)
実力 dice1d4=4 (4) -1
dice1d4=4 (4) -1
dice1d4=1 (1) -1
dice1d4=4 (4) -1
dice1d4=1 (1) -1
- 6◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 19:52:45
「そんでこっからの予定だが…なんか出たい希望レースはあるか」
「はい!あたしG1直行2連戦やりたいです!」
「阪神か朝日杯、それに加えてホープフルか。却下。お前の実力で歯向かえるレベルじゃない」
トレーナーさんから一蹴される。当然だ。普通ならそんな自殺行為絶対しない。
でもトレーナーさんは知る由もないが、あたしはG1に出なきゃいけない。そういう枷がある。ここは譲れなかった。
「…でもあたしは出なきゃいけないんです。せめて出走登録だけでも」
「アホか。トレーナーが俺じゃなかったら契約解除モンだぞお前」
あきれたような溜息をつきながら、しかしその目はギラギラと光っていた。
「…でもまぁ、お前みたいなモブっ子がG1クラスの実力を持つ連中を相手に勝ったら格好いいよなぁ?」
「…ってことはつまり…?」
「伏兵なら途中にレースで実力見せない方がいい、直行だ。その代わりこれからみっちりシゴく。逃げんじゃねぇぞ」
「っ!!はいっ!!ありがとうございますっ!!」
こうして何とかG1レース挑戦のお許しをいただいたのだった。いえい!
dice1d2=1 (1)
出走予定レース
1.朝日杯FS+ホープフルS+クラシック三冠ルート
2.阪神JF+ホープフルS+ティアラ三冠ルート
好感度 25
実力 9
- 7二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 19:53:20
いきなり好感度がフルで上がった
- 8◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 19:57:22
そしてやってきた朝日杯当日。
「当人に言うのもアレだが流石に勝てるとは思ってねぇ。ホープフルのことは考えず思いっきり走ってこい」
「バッサリですね…分かりました。全力で走ってきます!!」
「おう。お前にはその元気とあふれるガッツとド根性しかねぇ。気張っていけ!」
「はいっ!行ってきます!」
記念すべき初G1レースだ。悔いは残さない…!
好感度 25
朝日杯FS {dice1d25=21 (21) +9} ≧ dice1d50=27 (27)
好感度 dice1d25=23 (23)
- 9◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:00:48
「はぁあああああああ!!!」
自分のポテンシャル以上の力を発揮し、初戦にして見事G1を勝利することができた。
(これが想いの力…!)
感慨にふけっていると、トレーナーさんが大声で叫んでいるのに気付いた。
「よくやったぞモブっ子ー!!お前がナンバー1だーーー!!」
あたしは笑いながらそれに応える。
「もうあたしのことモブとは言わせませんよ!!あたしの名前は───!!」
名前安価>>11
- 10二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 20:05:15
ksk
- 11二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 20:05:31
オールバトー
- 12◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:08:55
「───あたしの名前はオールバトー!!オールバトーなんですからーーー!!」
「そうだ!!お前はオールバトーだ!!最強のウマ娘オールバトーなんだーーー!!」
ウマ娘レース界の新たな歴史の1ページに、彼女の名前が刻まれた。
好感度 48 - 13◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:15:17
「前回は勝てたが…前回の疲れもあるし、流石に厳しいかもしれん。実力もバレてる。とはいえなんにせよ、今回も全力で体当たりしてこい」
「はいっ!…にしても前回はまさかあんなに消耗するとは思いませんでしたけどね…走った後ボロボロでしたよ…」
「そりゃ本番のレースだからな、みんな本気だ。まぁ走り切れてよかったじゃねぇか。練習のおかげだな」
「…よしっ!気合!入れて!行ってきます!」
「焦らず急げ、力み過ぎるなよ。しっかり戦ってこい!」
好感度 48
ホープフルS {dice1d48=16 (16) +9} ≧ dice1d50=16 (16)
好感度 dice1d25=16 (16)
- 14二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 20:18:00
下振れたけど勝利だ
- 15◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:21:15
無事ジュニア期のG1レース2つを勝利で飾り、新しい年がやってきた。
なんとなくトレーナー室に行ってみると、部屋の明かりが付いていた。
「…ようG1・2勝のつよつよウマ娘さん、なんでトレーナー室に来たんだ?まさか正月から普通にトレーニングしに来たのか?」
「こっちのセリフですよ。トレーナーさんこそ何でいるんですか」
「俺は調べもんだよ。次の皐月賞の有力候補とか癖とか必勝法とか探してんの」
そう言いながら、さりげなく机の引き出しににエナドリの空き缶を隠したのが見えた。
缶の量の多さから、下手したら大晦日からずっとここにきていたのかもしれない。
「…トレーナーさん?ちょっと休憩しません?」
「俺のことは気にすんな。飯ならカロリー計算狂わない程度なら何食ってもいいぞ」
「もう、トレーナーさん!トレーナーさんが壊れたら、あたし路頭に迷っちゃうんですからね!」
「…分かったよ。ちょうど一区切りついたし、なんか軽いもんでも食うか」
この人は何年同じことを繰り返してきたんだろう。生活習慣がレースに支配されてるのか。流石中央のトレーナー。
あたしや先代の実力不足ウマ娘達をこうやってサポートしてきたのだろう。
…もっと頑張ろう。そう心に決めた。
好感度 64
■出走レース:(画像) - 16◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:27:25
クラシック初戦は皐月賞。前走のホープフルSと同じ条件だからか、あたしは1番人気になった。
「トレセンに入った時はG1で1番人気なんて遥か彼方夢のまた夢と思っていたのに…!これも女神さまのおかげかぁ」
「アホなこと言ってないでさっさと準備して行ってこい」
「はーい。と、その前にトレーナーさん」
「なんだ?」
「…頭撫でてくれませんか?」
「………は?」
好感度 64
皐月賞 {dice1d64=20 (20) +9} ≧ dice1d50=15 (15) +20
好感度 dice1d25=24 (24)
- 17二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 20:35:04
好感度マッハじゃん…
- 18◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:35:55
皐月賞は5着。残念ながらラストスパートで追い抜かれてしまった。
「…すみません、スピード不足でした」
「そんな落ち込むようなことじゃない。他のウマ娘もこの日に向けて努力してきた、それだけだ」
「敗因分析は俺に任せて、次のレースに集中しろ。次は東京でマイル戦だ、瞬発力を鍛えるぞ」
「はい…あ、それとトレーナーさん」
「…また撫でろとか言うんじゃないだろうな」
「いえ、次はハグでお願いします」
「……要求を上げるんじゃない……」
好感度 88
NHKマイル {dice1d88=50 (50) +9} ≧ dice1d50=37 (37) +20
好感度 dice1d25=5 (5)
- 19二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 20:36:21
母数多くても下振れると負けるのがダイスの恐ろしいところよね
- 20◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:45:16
NHKマイルは勝利!あたしの本質はマイラーだったのかもしれない。
「…バト子はそんなに強いウマ娘だったのか…俺の観察眼も鈍ったな…そんなに能力はない子に見えたんだが…」
なんかトレーナーさんがぶつぶつ言ってる。女神さまのこと知らなきゃそうなるよね。
女神さまについてはトレーナーさん含めみんなには内緒にしている。言ったところで頭おかしくなったとしか思われないだろうし。
「で、今回もまたハグしなきゃいかんのか?」
「モチロンですよ!何なら全身触ってもらいたいくらいで」
「冗談だろ?勘弁してくれ…」
好感度 93
日本ダービー {dice1d93=26 (26) +9} ≧ dice1d50=26 (26) +20
好感度 dice1d25=10 (10)
- 21◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 20:55:55
ダービーは6着、掲示板を外す大敗退。流石にちょっと堪える…なんてことはなく、頭の中はトレーナーさんのことでいっぱいいっぱいだった。
「…なぁ、本当に全G1出る気なのか?というか、菊花賞出るのやめて秋天にしないか?」
「…いえ、このままいかせてください」
「お前絶対マイラー寄りだろ?無茶な距離走るより別行った方が…」
「お願いします。挑戦させてください」
「…お前は何をそこまで…分かった。とりあえず次はシニア混合戦、安田記念だ。しっかり対応しろ」
「はい、ありがとうございます」
トレーナーさんとの会話はほとんど頭に入ってない。トレーナーさんかっこいいなぁ。このままキスしたらどんな反応するのかなぁ。
…次勝てたらどんなご褒美おねだりしようかな。
好感度 103 ー100 = 3
dice1d100=76 (76) (3より小さければミス+1)
安田記念 {dice1d103=75 (75) +9} ≧ dice1d50=23 (23) +20
好感度 dice1d25=4 (4)
- 22◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:02:46
早く早く。トレーナーさんと一緒にお出かけしたいな。お出かけ先であんなことやこんなこと…想像したらちょっと『汗』かいてきちゃった。
「…ぶっちぎりだな。バト子」
「どれもこれも全部あたしの愛するトレーナーさんのおかげですよ」
「お前キャラ変えたか?そんなこと言う奴じゃなかったろ」
「こんなに勝たせてくれたらキャラの一つや二つ変わりますって。さぁさぁ早くあたしのことぎゅーってしてください?」
「…そろそろヤバいかもな…『アレ』準備しておかねぇと」
好感度 107 ー100 = 7
dice1d100=33 (33) (7より小さければミス+1)
宝塚記念 {dice1d107=70 (70) +9} ≧ dice1d50=29 (29) +20
好感度 dice1d25=19 (19)
- 23二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 21:06:17
好感度が高感度すぎる…
- 24◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:14:15
(分からん!なんでシニア級交じりの2200で勝てるんだ!?あいつのポテンシャルはいったい…!?)
深夜、トレーナーは一人で今回のレースの不可解な結果に頭を悩ませていた。
(俺はあいつを勝たせないといけねぇ!もし無理だと思うなら別の道を探すのがトレーナーだ、だからあいつは3000mじゃなくて距離の短いレースの方がいいはずなんだ…しかしっ…いまだにあいつの距離適性が分からん!)
今まで担当してきたウマ娘どころか、参考にしてきたデータにも当てはまらない結果。
結局、今のところは『オールバトーは特別である』という訳の分からない結論に押し込むしかなかった。
明日からは夏合宿、そしてもうすぐ…初ダートG1だ。
好感度 126 ー100 = 26
dice1d100=93 (93) (26より小さければミス+1)
JDD {dice1d126=111 (111) +9} ≧ dice1d50=32 (32) +20
好感度 dice1d25=1 (1)
- 25◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:22:29
「ダートG1優勝、夏合宿も終わった…なのに何でこんなタイムが伸び悩んでるんだ…?」
「とれーなーさん、とれーなーさん」
「勝ってるから強いことは強いんだが…けどクラシック2つ落としてるから無敵ってことでもないんだが…」
「とれーなーさん、とれーなーさん」
「……スプリンターズS、短距離は今回が初挑戦だが、行けそうか?バト子」
「とれーなーさんがいっぱいさわってくれたらかてるから、さわって?」
「熱中症か?なんか変な病気か?違うよな?…分かった、触るから!だから胸やら尻尾やら押し付けるのやめろ!」
好感度 127 ー100 = 27
dice1d100=55 (55) (27より小さければミス+1)
スプリンターズS {dice1d127=24 (24) +9} ≧ dice1d50=25 (25) +20
好感度 dice1d25=7 (7)
- 26二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 21:24:54
大丈夫?ステルスで発情ダイス振ってる?
- 27◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:33:36
「まぁ、運が悪かったとも言う。スタート出遅れてたしな。初短距離だし慣れてないところはあっただろう」
「はぁ………はぁ……」
「だから身体引っ付けるのやめろ。ウマ娘のパワーでそれされたら逃げれねぇんだよ」
「はあっ……っ……!」
「………落ち着いたか?」
「……もうちょっとだけ……」
「…次のレース出るのやめるか?」
「っ!!出ます…!それだけは…!」
「……ならもうちょっとしっかりしろ」
好感度 134 ー100 = 34
dice1d100=42 (42) (34より小さければミス+1)
マイル南部杯 {dice1d134=39 (39) +9} ≧ dice1d50=45 (45) +20
好感度 dice1d25=23 (23)
- 28◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:42:22
「バト子!お前もう絶対おかしいぞ!」
トレーナーさん。襲わない。トレーナーさん。我慢する。トレーナーさん。我慢、我慢。
「前走全然集中できてなかっただろ!いや周りもダートシニア勢がだいぶ強かったけど!それを通り越して今のお前はおかしい!一度病院に───」
それはダメ。トレーナーさんの腕をつかむ。あったかい。気持ちいい。欲しい。我慢。
「…レースには、出ます。大丈夫です」
「………お前何なんだよ………レースのことになるとそうなるのは…やっぱり特別なのか…」
トレーナーさん。我慢。トレーナーさん。我慢、我慢。
好感度 157 ー100 = 57
dice1d100=89 (89) (57より小さければミス+1)
菊花賞 {dice1d157=78 (78) +9} ≧ dice1d50=14 (14) +20
好感度 dice1d25=24 (24)
- 29二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 21:48:51
今更ながら適性パルプンテ
- 30◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:50:19
勝ち負けはもういい。そろそろトレーナーさんと結ばれる日が近い気がする。
もうそろそろ現役とかどうでもいいな。早く結婚しよう、トレーナーさん。
「おうバト子…菊花賞からなんか落ち着いてるが、大丈夫だったのか?」
「はい!お騒がせしました!」
「逆に不気味だな…次のエリ女は頼むぞ…?」
好感度 181 ー100 = 81
dice1d100=9 (9) (81より小さければミス+1)
エリザベス女王杯 {dice1d181=134 (134) +9} ≧ dice1d50=16 (16) +20
好感度 dice1d25=11 (11)
- 31◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 21:59:21
「──ヨシ!レースも終わったし、早速トレーナーさんを抱きに行くとしましょうか!」
控室のドアを開けた瞬間、チクリと首に小さな痛みを感じた。
(…あれ?トレーナーさん…?足が動かな…目が暗…なん…?)
~⌚~
目が覚めたら知らない天井が見えた。
いつの間にか服が勝負服から病院の患者さんが着る服になっている。これはもしかしてトレーナーさんが…?
「アホ。ここはフケったウマ娘用の特別病棟だ。着替えは看護師がやった」
フケったとは、所謂発情期とかそのテのアレである。
「…あたしが?」
「そうだ。危険な発言が聞こえたんで一回打っておいた」
「なんでそんなものをトレーナーさんがお持ちで?」
「スプリンターズ辺りで仕入れてようやく届いた。まだ公にはされていない薬だが、効き目はあったらしいな…もう変な気は起きないだろ」
確かに、最近のあたしからするとトレーナーさんへの執着心は無くなっている。
…つまり先ほどあたしは発情抑制剤を撃たれたわけで…てことはレースへの力もその分減ってるわけで…?
「まぁ一回打ったら基本引退まで何も起きないはずだから安心しろ…ってオイ、なんでちょっと悲しそうなんだ」
好感度 181 → 50
ミス回数+1 - 32二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 21:59:45
おーう
まだ1ミスか - 33◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:08:29
さてマイルCSなわけですが…これはちょっと勝てる気がしないなぁ…
「弱気になるな、G1レース8勝してるんだぞお前」
あれは女神パワーのせいで…って言ってもどうしようもないか…うーん…
(薬で抑えたおかげかハグとか言ってこないな…よかった…)
なんかトレーナーさんホッとしてる…こっちの気分はダダ下がりだよぅ…トホホ…
好感度 50
マイルCS {dice1d50=33 (33) +9} ≧ dice1d50=14 (14) +20
好感度 dice1d25=1 (1)
- 34◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:13:06
「…やっぱバト子、お前マイラーだよな」
「つ、疲れたぁ……レースってこんなにしんどいんでしたっけ…?」
「勝っといてなんだそのザマは。発情期無くなったら弱くなるのか?」
「いいいいいいえいえいえいえ!?そんなことはないですけどぉ!?」
「リアクションが迫真過ぎる…」
好感度 51
チャンピオンズC {dice1d51=11 (11) +9} ≧ dice1d50=31 (31) +20
好感度 dice1d25=15 (15)
- 35◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:19:15
「ぐふぅ。やっぱりダートは厳しいれす…」
「負けるときは大負けしてんなマジで。やっぱりレース出走数は減らした方が…」
「それはダメです!」
「…なぁバト子、お前脅迫かなんか受けてるのか?」
「いえ、そうではないです。これはあたしの希望です」
「……次のレースで今年はラストだ。気合入れていけ」
「はい!それと…」
「…頭、撫でてくれません?」
「…っ!?」
好感度 66
有馬記念 {dice1d66=61 (61) +9} ≧ dice1d50=45 (45) +20
好感度 dice1d25=16 (16)
- 36二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 22:24:49
しれっとクラシック期に春秋グランプリ連覇を達成した模様
- 37◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:26:08
最初の三年間の最後の年。トレーナーさんは相変わらずトレーナー室で調べものをしている。
「…あけおめだ。今年も会ったな。いい加減休めよ」
「あけおめでーす。トレーナーさんが休むなら休みますよー」
軽口を言いながらトレーナーさんの横に陣取り、持っている資料を覗き見る。
レース展開や仕掛けどころ、コーナーを曲がる角度などなど、滅茶苦茶タメになることが書いてあった。
「…シニア期最初のレースは2月だ、精々風邪ひかずに頑張れよ」
「ひきませんとも。この丈夫な体だけがあたしの取柄なんですから」
大きめの胸をポンと叩いて揺らす。もちろん、トレーナーさんに見せつけるように。
「…俺としては足の方を鍛えてほしいもんだけどな」
「ほうほう、トレーナーさんは足がお好きと」
「アホ。しゃべってる暇があったら外出て走ってこい」
「ちぇー。もっとトレーナーさんとおしゃべりしたかったのになー」
そういっておもむろに服を脱ぐ。もちろん、下に着ている体操服に着替えるためだ。
「…お前、それ次から絶対やめろよ?」
「あ、トレーナーさんこういうの嫌いでした?やっぱり普通に着替えてる方が好みだったり…」
「もういい。俺も外に出る」
あたしの目標は一つ。この1年で、トレーナーさんを絶対にオトシてみせる。
好感度 82
■出走レース:(画像)
- 38◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:30:00
早速行ってみよう。とその前に。
「トレーナーさん!ハグお願いします!」
「それで結果が変わるか?というかなるべく控えて欲しいんだが」
「お願いします!!」
「…分かったよ」
またちょっとその手のアレ度が上がってきたらしい。これはいいスタートが切れそうだ。
好感度 82
有馬記念 {dice1d82=3 (3) +9} ≧ dice1d75=55 (55) +20
好感度 dice1d25=16 (16)
- 39◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:33:43
はて、いいスタートとは?
「お前やっぱダート適性ないだろ!!」
多分適性ないんだと思います。でも出ます。ハグも付けて。
※有馬記念ではなく川崎記念です。
好感度 98
フェブラリーS {dice1d98=24 (24) +9} ≧ dice1d75=23 (23) +20
好感度 dice1d25=11 (11)
- 40◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:37:42
「お前薬打ったよな?」
「はい」
「何でまた同じように抱き着く?危ないんだが」
「でもこうしないとまた落ち着かなくなってきてて…」
「…また発注しとくか、薬。でもあれ高いんだよなぁ…」
好感度 109 ー100 = 9
dice1d100=11 (11) (9より小さければミス+2)
大阪杯 {dice1d109=71 (71) +9} ≧ dice1d75=20 (20) +20
好感度 dice1d25=5 (5)
- 41◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:53:20
「勝ちましたよ!ご褒美ください」
「おう、金で買えるものなら何でもいいぞ」
「トレーナーさんは?」
「非売品だ」
好感度 114 ー100 = 14
dice1d100=14 (14より小さければミス+2)
天皇賞・春 {dice1d114=102 (102) +9} ≧ dice1d75=12 (12) +20
好感度 dice1d25=8 (8)
- 42◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:54:16
- 43◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 22:59:38
「にゃむにゃむ。ごろにゃん」
「お前はウマ娘だろ。ネコじゃない。そして俺の膝に乗ろうとするな、デカいんだから」
「うにゃん?」
「かわい子ぶるなイラつく」
「………どこが?」
「っ、言うかアホ!」
好感度 122 ー100 = 22
dice1d100=94 (94) (22より小さければミス+2)
Vマイル {dice1d122=55 (55) +9} ≧ dice1d75=71 (71) +20
好感度 dice1d25=17 (17)
- 44◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:04:05
最近、トレーナーさんの様子がおかしい。
何かに苛立っているような、興奮しているような?そんな感じがする。
「…トレーナーさん、ハグしましょう?」
「っ!?い、いらんわ!」
…わずかな違和感。もっと余裕があった人な気がするけど。
…あたしが前走大負けちゃったからかな。得意得意言われてたマイル戦なのに。
次は…勝ちたい。
好感度 139 ー100 = 39
dice1d100=97 (97) (39より小さければミス+2)
安田記念 {dice1d139=60 (60) +9} ≧ dice1d75=30 (30) +20
好感度 dice1d25=13 (13)
- 45◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:10:36
あたしが安田記念を勝った次の日から、トレーナーさんが休んだ。何でも体調不良らしい。
もしかしてあたしのせいだったのかも。根拠はないけどもしかしたら…。
『宝塚には間に合わせる。練習メニューはメールで送る。バト子のせいじゃない。只の風邪だ。以上』
あたしの心を見透かしたようにメールを送ってくる。あたしたちは以心伝心してるのかもしれない。
そうだったらうれしいな。でもハグとか尻尾を触ってもらえないのは正直辛い。
好感度 152 ー100 = 52
dice1d100=36 (36) (52より小さければミス+2)
宝塚記念 {dice1d152=4 (4) +9} ≧ dice1d75=24 (24) +20
好感度 dice1d25=17 (17)
- 46◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:18:20
宝塚記念は負けた。控室に戻ってトレーナーさんにハグと反省会をしなきゃ。あわよくばそれ以上のことも。
そう思って扉を開けた瞬間、首元に懐かしい痛みが走った。
消えゆく意識が最後に捉えた映像は、血走った眼をしたトレーナーさんが、注射器をあたしに刺すシーンだった。
~⌚~
「…起きたか。オイ、正直に言え。お前なんか『した』か?それとも『されたか』?」
病室で目覚めた直後、トレーナーさんのいつになく真剣な表情に気圧されてしまい、結局『勝利の女神』のことを洗いざらい吐いてしまった。
「…とまあそんな感じで出走するたびにそうなるというか…まぁ眉唾物ですし信じれなくて当然ですケド…」
「…………………」
「あの、トレーナーさん?」
「…分かった、信じよう。そいつが言うにはシニア終わりぐらいまで続くんだな?」
「ふぇ?あ、はい。そうです」
そういって病室から出て行ってしまった。てっきりオカルト系には興味無いと思ってたから信じてくれたのは正直意外だった。あたしの信頼のおかげだろうか。
なんにせよまたリセットかぁ…頑張らねば。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「…あいつも『そう』だったのか…じゃあ俺が特別猿って訳じゃないんだな…そしてあの女神とやらも現実ってことか…クソッ!」
ドスッ!!
「っつ…全っ然鎮まらねえ…!頼むから持ってくれよ俺の理性っ…!あとちょっとなんだよ…!!」
好感度 152 → 50
ミス回数+2 - 47◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:23:14
夏合宿中、トレーナーさんはリモートで指示を出すだけで合宿所には来なかった。
トレセンに戻ってからもなんだかしんどそうだし…トレーナーさんも不摂生が祟ったかな?
…なんて気軽に言えたらいいんだけど、それどころじゃなさそう。
とにかく今は、短距離G1のリベンジをしなきゃ。
好感度 50
スプリンターズS {dice1d50=3 (3) +9} ≧ dice1d75=1 (1) +20
好感度 dice1d25=8 (8)
- 48◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:27:27
最近トレーナーさんが歩いてる姿を見たことがない。立っていても、あたしをみると座ったりどこかへ行ってしまうようだ。
意思疎通に問題はないけど…なんなんだろう。…男の子の日、なんてないはずだしなぁ。
好感度 58
マイル南部杯 {dice1d58=33 (33) +9} ≧ dice1d75=38 (38) +20
好感度 dice1d25=19 (19)
- 49◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:32:13
「流石に勝てなくなってきましたねぇ…周りが強すぎるというか…ね、トレーナーさん?」
「………」
「…トレーナーさん?」
「…悪い、ちょっとトイレに行ってくる」
「もうミーティング始めて3回目ですよ?体調悪いんですか?」
「むしろ元気だ…元気過ぎて困っている…」
「…?」
「あと少し…あと少しだ…うっ!ふぅ………」
好感度 77
天皇賞・秋 {dice1d77=27 (27) +9} ≧ dice1d75=38 (38) +20
好感度 dice1d25=16 (16)
- 50◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:40:31
出走前のハグをしたときにトレーナーさんが小刻みに震えていることに気付いた。
腰が引けて、腕だけで抱き締めるような感じ。正直不満だった。
「…もっとしっかりくっついてください」
そう言ってぎゅっと抱き締めた瞬間、トレーナーさんの身体がビクンと跳ねた。
「だ、大丈夫ですか!?トレーナーさん!?」
「…早くレースに行け…」
今にも消えてしまいそうな声を出すトレーナーさんは心配だったが、ぐっとこらえてレース場に向かう。
…抱き締めた時に感じた『固いモノ』の感触は、もしかして…。
好感度 93
エリザベス女王杯 {dice1d93=49 (49) +9} ≧ dice1d75=57 (57) +20
好感度 dice1d25=12 (12)
- 51◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:47:09
レース後の次の日から、トレーナーさんはまたトレセンに来なくなった。
指示も応援もリモートで行う気らしい。
『本当にすまない。体調を崩してしまった』
あたしには分かる。トレーナーさんはウソをついている。
でも同時にどうしようもないことも分かっていた。
トレーナーさんがこうなった原因は…あたしだ。
好感度 105 ー100 = 5
dice1d100=100 (100) (5より小さければミス+3)
ジャパンC {dice105= +9} ≧ dice1d75=14 (14) +20
好感度 dice1d25=9 (9)
- 52◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:48:28
- 53◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:52:15
レースに勝っても、トレーナーさんが居ないと寂しい。
はやくトレーナーさんに触りたい。トレーナーさんに触ってほしい。
そんな想いだけが募っていった。
好感度 114 ー100 = 14
dice1d100=5 (5) (14より小さければミス+3)
ジャパンC {dice1d114=64 (64) +9} ≧ dice1d75=32 (32) +20
好感度 dice1d25=14 (14)
- 54◆nLgLFnyHag23/07/23(日) 23:57:20
チャンピオンズカップに勝利した時、あたしの何かが崩れた。
もうレースなんてどうでもいい。
はやくトレーナーさんに会わないと。
会わないと。
あわないと。
アわなイと。
※ジャパンカップでなくチャンピオンズカップになります
好感度 128
dice1d2=2 (2)
1.耐え…
2.襲っ…
有馬記念 {dice1d128=61 (61) +9} ≧ dice1d75=63 (63) +20
好感度 dice1d25=19 (19)
- 55二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:58:19
アッ…
- 56二次元好きの匿名さん23/07/23(日) 23:58:43
仲良し(意味深)ですね
- 57◆nLgLFnyHag23/07/24(月) 00:01:48
レースが終わり控室に戻ると、トレーナーさんからスマホにメッセージが届いていた。
『本日をもって契約を解消する』
短い文章から伝わる明らかな異常事態。でもあたしは、自分でも信じられないぐらい落ち着いていた。
ウイニングライブの後、あたしはすぐにトレセン学園に向かった。 - 58◆nLgLFnyHag23/07/24(月) 00:04:47
学園へ戻ってトレーナー室に入ると思った通り、トレーナーさんが腕から血を流しながらソファーに蹲っていた。
床にはおびただしい数の注射器が転がっている。
「来るな」
「嫌です」
恐らくトレーナーさんも『勝利の女神』にあったのだろう。それもあたしの何倍もの代償を背負わされて。
「俺を通報しろ。頼む」
「嫌でーす」
あたしが近付いても身動き一つとれないトレーナーさんが、震える声であたしを拒絶しようとする。
「俺を犯罪者にする気か」
「あたしも共犯になりますから大丈夫です」
ボロボロのトレーナーさんを抱きかかえて、そのまま保健室へ移動する。
連れて行く途中の廊下でも保健室でも、なぜか誰にも会わなかった。
「やめてくれ…お前の、未来が…!」
「あたしの未来は隣にトレーナーさんが居ればなんでもいいんです」
泣きながらあたしにしがみ付くトレーナーさんと一緒にベッドに寝転ぶ。
「もう我慢しないでください。大丈夫です、あたし体力には自信がありますので」
「だから…いっぱい、愛し合いましょう?」
Game Over - 59◆nLgLFnyHag23/07/24(月) 00:07:50
- 60二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 00:09:47
いつも思うんだけど絵が非常に股間に悪い
これはもうゴールできなくても仕方ない - 61◆nLgLFnyHag23/07/24(月) 00:17:17
- 62二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 04:28:16
おつおつ
- 63二次元好きの匿名さん23/07/24(月) 06:55:58
1回目のブスリまでだいぶ持ちこたえてたのえらい