乱暴なセッ久

  • 1二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 12:51:14

    好きかい?

  • 2二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 12:54:46

    愛があってお相手が気持ちよくなってるなら大好きSA!

    独りよがりなのは…消えろ(豹変)

  • 3二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 12:55:40

    二次元なら大好きSA!

  • 4二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 13:02:19

    覆いかぶさって女の子をベッドに押さえつけるようなバック体勢が好き!
    胸膝位ってのが近いか

  • 5二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 13:13:19

    髪も掴んで引っ張りながらするんだよね…

  • 6二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 14:00:56

    >>4

    >>5

    髪の代わりに首輪付きリードを引っ張りながらするのも好き

    首絞めプレイも兼ねられるし

  • 7二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 14:36:46

    マゾ女とやってみてえ〜!

  • 8二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 14:41:38

    アメリカのドラマでケンカ中のカップルが部屋戻って脱ぎ出してすっごい乱暴にやり合ってたんだけど
    なんかそう言うプレイの概念が向こうにはあるらしくて滅茶苦茶気持ちいいらしい

  • 9二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 14:42:58

    オナホ扱いされてることに興奮する女の子いいよね…

  • 10二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 14:45:46

    >>8

    アンタなんてサイテーよ!

    お前こそ!


    何よ!(ヌギヌギ)

    何だよ!(ヌギヌギ)


    ギシギシアンアン



    コントか何か?

  • 11二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 18:04:55

    激しいのと乱暴なのは違うって古事記にも書いてるだろ

  • 12二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 18:07:07

    >>11

    書いてあるのん…?

  • 13二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 19:00:48

    >>12

    知らんのか


    イザナギとイザナミが交わった時に当初イザナギは雄としての暴力的な衝動に任せてイザナミの内側に押し入り

    ただ腰を振る素早くも単調な動作でイザナミを擦り上げ深く深く突き貫いて自分だけが快楽を貪るまさに独り善がりの行為をしたものの

    それに夢中になっていたのが一度果ててイザナミが辛く苦しそうにしていたことにやっと気付いて

    「こんなの一方的に使われているみたいで嫌」とか「もっとちゃんと愛しあいたい」と言われて自らの過ちを認めると

    今度は自分だけが気持ち良くなるに止まらずイザナミを悦ばせようと気を付けるようにして

    最中にもちゃんと愛の言葉を囁いたり単調に腰を振るだけじゃなくてイザナミの良いところを探り当てたりするようになり

    そのおかげで具合の良くなっていくイザナミを前にイザナギ自身も快感と興奮が増して思わずまた乱暴にしてしまいそうになるも

    今度はイザナミのほうがそれを許し「来て」とか「自分も気持ち良くしてもらっているからあなたにも気持ち良くなってほしい」とか言われ

    その言葉にもう止まることはできなくなり再び欲望に身を委ねるも先程と違って独り善がりよりもお互いに悦びを分かち合うほうが良いと知ったために

    腰を振るペースこそ最初と同じような早さではあるものの最初とは異なりしっかりと相手を悦ばせるような動きとなって

    イザナギがイザナミを気持ち良くさせるほど気持ち良くなったイザナミもイザナギに快感を供するという好循環が生まれ

    一方的に姦淫を強いる即ち強.姦からお互いを歓ばせ合う合歓に変わったというエピソードがあるんだぞ


    乱暴なのは独り善がりなだけで激しいのはお互いのためになるって違いがあるわけだ

  • 14二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 19:34:48

    乱暴じゃないと抜けない

  • 15二次元好きの匿名さん23/07/30(日) 19:42:21

    >>13

    思ってたより本格的な話だった…

  • 16二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 02:02:21

    >>15

    一生懸命(10秒くらい)考えた嘘だからどうか信じてほしい

  • 17二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 14:01:18

    あげ

  • 18二次元好きの匿名さん23/07/31(月) 23:44:52

    激しい体格差ックスいいよね…

  • 19二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 10:54:30

    体を押さえつけられて穴を使われて、力で全く敵わないってことを再確認させられてキュンキュンするマゾ彼女いいよね…

  • 20二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 21:38:30

    >>16

    君才能あるよ…

  • 21二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 23:05:15

    >>19

    産まれたままの無防備な姿にされて押し倒された女の子が一応の前戯はされるもののそれは相手が自分を使うための最低限であり

    しかもそれを隠そうともしないものだから自分は相手に使われちゃうんだってことを否応なく思い知らされると共に

    その惨めな扱いに被虐願望を抱く雌の本能が昂ぶりを覚えて物理的に受ける刺激以上の屈辱と快感に濡れてくると

    すっかり準備ができてしまったそこに雄の凶器を宛がわれ容赦なく一突きされたかと思えばそのまま乱暴に責めたてられて

    いっそ暴行と呼べる勢いが生み出す被虐の快感に身も心も打ちのめされて自分を虐めてくる相手に媚び

    自分はあなたに敵いませんとか抗えませんとか逆らいたいとすら思えませんということを言葉よりも雄弁に態度で示しながら

    己の内側で相手をいやらしく歓待し同時にはしたなく相手の精を求めてしまいそれを相手に指摘されると羞恥を覚える反面

    自分の身体を辱めるのみならず心までもそうして嬲ってくれる相手にますます淫らな媚態を晒し

    力尽くでねじ伏せられ自分の最も大事な場所さえも容赦なく蹂躙されその末に征服されたと証明するような白濁を注がれ

    感謝と共に快感の頂へと押し上げられ果てるマゾ気質の彼女は流石にフィクションが過ぎると思うぞ


    >>20

    何の才能じゃ嘘のか

  • 22二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 23:24:32

    メスであることを嫌でも自覚させられるの好き

  • 23二次元好きの匿名さん23/08/01(火) 23:49:16

    >>21

    フィクションの才能だよ!

  • 24二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 04:16:52

    >>23

    半ば嘘の才能やんけ


    ……というか>>13に思ったより♡入ってるんだけどもしかしてあにまん民こういうの好きなのか?

  • 25二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 11:20:09

    >>24

    大好きSA!!

  • 26二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 11:23:05

    >>24

    お好きでござるっ!!

  • 27二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 19:01:14

    むしろ嫌いな奴がマイノリティなんじゃねぇのか?

  • 28二次元好きの匿名さん23/08/02(水) 20:04:24

    乱暴なのは好き
    片方が嫌がってるやつは悲しい

  • 29二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 00:06:04

    びっくりした天才がいた

  • 30二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 09:19:32

    男性のほうが乱暴なのは想像しやすいんだけど女性のほうが乱暴なのはいまいち想像つかんな
    なくはないと思うんだけど

  • 31二次元好きの匿名さん23/08/03(木) 12:56:51

    >>9

    ラブラブオナホ扱いックスいいよね…

  • 32二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 00:19:54

    クズ彼氏に依存してる女の子がオナホ扱いされてるのとかいいよね…

  • 33二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 12:13:49

    あげ

  • 34二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 13:16:58

    この文才見覚えがあるんだけど前もどこかの似た話題のスレで神文章書いてなかった?

    正直両想いではあるのに女の子が男の激情に圧倒されてちょっと逃げ腰になっちゃって、それに更に煽られて乱暴になる男みたいな図は最高に好きだ

  • 35二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 22:14:45

    >>34

    多分好きな人にレイプされるシチュのスレとかに降臨してた文豪と同じ奴なんじゃねえかな

  • 36二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 22:36:40

    >セッ久

    京ちゃんと竹井部長がロッカーでイチャコラするやつですかね?

  • 37二次元好きの匿名さん23/08/04(金) 22:45:48

    >>34 >>35

    >とくさんか?

    違います

  • 38二次元好きの匿名さん23/08/05(土) 10:31:47
  • 39二次元好きの匿名さん23/08/05(土) 16:17:59

    髪掴んで引っ張りながらするのは?

  • 40二次元好きの匿名さん23/08/05(土) 20:18:39

    >>39

    女の子が髪引っ張られてるってことなら可哀想なのでナシだ


    四つん這いの体位で背後から獣のように犯され自分が雄を気持ち良くさせるためだけの道具として扱われることに屈辱を覚える反面

    雌の身体はそんな扱いに一種の防衛反応として濡れるに止まらず確かに快感を覚えてしまい

    尊厳を踏みにじられる屈辱と望まぬ快感に顔を伏せ声を押し殺しながら何とか耐えていたところ

    背後の男に髪を掴まれ引っ張られることで強制的に顔をあげさせられると目の前の鏡に映った自分の姿を見せつけられ

    そこに映っていたのが何かを耐え忍ぶ苦痛の顔ではなく犯されて悦ぶ雌の顔だったことに衝撃を受けると

    背後の男が自分を滅茶苦茶に突きながら嗜虐的な声音で「わかったか? これがお前だ」と告げてきて

    「お前は犯されて悦ぶ淫乱マゾのド変態なんだよ」だの「ほらな? 今だって詰られて締まりがよくなりやがった」だのと言われ

    反射的にそれを否定するため口を開くも出てきたのは男の言うことを肯定するような淫らな声であり

    その声に気を良くした男が更に乱暴に突いてくるともう先程のように声を押し殺すこともできずいいように鳴かされ続け

    自分が男の言う通り犯されて悦ぶ被虐趣味の変態淫乱女だということを否応なく思い知らされると

    ますます強烈な屈辱を覚えるも最早それさえ快感になっていることを自覚させられてしまい

    事実に反発する理性とは裏腹に本能はもうそれを受け入れて自覚する前よりも遥かに気持ち良くなって

    自身を犯し気持ち良くしてくれる逞しい雄に媚び自らの内側で熱く歓待し雄にも悦んでもらえるよう奉仕して

    その果てに昂りきった雌の身体の最奥で雄が吐き出す欲望の熱を帯びた白濁を受け止めるとか


    マジで可哀想すぎて抜けない

  • 41二次元好きの匿名さん23/08/06(日) 04:34:14

    >>22

    嫌でもっていうと無理矢理系になるか

    というか乱暴って時点で相手がM気質じゃない限りそら無理矢理系だよな

  • 42二次元好きの匿名さん23/08/06(日) 14:56:35

    >>40

    全然アリじゃねえか!!

  • 43二次元好きの匿名さん23/08/06(日) 23:20:12

    >>34

    (何か良い感じの罵倒語)


    女の子が両想いなんだから自分を求めてくれる男の子に応えてあげたいという一心で純潔を捧げようとするも

    いざ脱いでベッドに入るところまではいくんだけど本当はやっぱりちょっと怖くて男の子を受け入れたいと思う一方でどこか逃げ出したい気持ちも湧き

    男の子は男の子で女の子を愛しているからこそ女の子の内に沸いた逃げ腰な気持ちを見抜くものの

    怖がるくらいなら今日はやめておこうかと考える理性とは裏腹に雄としての本能はここまで来たなら目の前の雌を逃がすなと訴え

    理性がその本能に抗うことはできず女の子に「ごめん……優しくしてあげたいけどできないかも」と謝ると

    せめてことの前に慣らしてあげようという意識から前戯は行うもののそれさえも既に獣欲の表れなのかやや乱暴で

    準備もそこそこに女の子の最も大事な場所に宛がうと「待って」と求める女の子に「待てない」と答えて女の子を貫き

    純潔を奪うなり抑えきれない獣欲のまま乱暴に腰を振りだして女の子を容赦なく責めたてて女の子が喘ぎながら「止まって」と求めても止まれず

    女の子も責めたてられるうちにいつしか暴力的なまでの快感に心と身体が屈しはじめて理性では逃げ腰なままだけど

    本能は逃げる気がないというより敢えて逃げ腰な姿勢を見せることでより強く愛されたいと求めてしまい

    最早「待って」だの「止まって」だのと訴える言葉さえ「自分はこうして訴えることしかできません」というアピール

    言い換えれば「そんな無力なわたしをどうぞ完全に屈服させてあなたのモノにしてください」という意味に成り果て

    目の前の雄のモノにされたい雌とそんな雌をモノにしつつ自身も雌に溺れていく雄みたいな構図は


    (何か良い感じの罵倒語2)

  • 44二次元好きの匿名さん23/08/07(月) 11:17:59

    罵倒語が省エネ仕様になってる…

  • 45二次元好きの匿名さん23/08/07(月) 13:09:07

    最初の行と最後の行で何か罵倒語考えるのが特に労力かかるんで……

  • 46二次元好きの匿名さん23/08/08(火) 00:02:56

    まあそりゃそうか…

  • 47二次元好きの匿名さん23/08/08(火) 00:42:41

    ケンカップルの仲直りっ久で乱暴なパターンは無茶苦茶エロいと思う。
    彼女が一時の不安から他の男に走ろうとして、やっぱり彼君が一番だと気が付くんだけど、素直にごめんなさいが言えなくて、変な言い訳始めた途端に彼氏から乱暴に責められちゃう感じとか。

    強引に部屋に引き摺り込まれた挙句、服も下着もつけたまま、ブラジャーだけずり上げられた状態で立ったまま念入りに弄られて
    「○○なんてキライ!!、おっぱい星人のヘンタイ!!、だいきらいだってばぁ・・・」
    とかヘタクソな強がり言うんだけど、実は無茶苦茶興奮してて、上と下の涎垂らしながら膝がガクガクになっちゃう彼女とか無茶苦茶可愛くない?
    そのまま組み敷かれた挙句、乱暴に捩じ込まれちゃうのに幸せイキしちゃうし、睨みつけてる筈なのにトロ顔になっちゃうわで、口喧嘩もそこそこにお互い無言で乱雑に盛っちゃうイチャイチャな仲直りシチュエーションとか

  • 48二次元好きの匿名さん23/08/08(火) 11:11:34

    >>47

    いい…

  • 49二次元好きの匿名さん23/08/08(火) 21:07:26

    >>47

    詳しく

    規約に触れない程度に描写してください

    いま僕はマスをかこうとしています

  • 50二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 02:07:45

    このレスは削除されています

  • 51二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 13:11:00

    >>47

    ふむ…なるほど…

  • 52二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 15:39:54

    >>16

    確か実際日本神話にセッ久は女の方から誘わないといけないみたいなくだりなかったっけ

    ヒルコあたりのエピソードで

  • 53二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 15:44:35

    >>52

    逆じゃねえかな

  • 54二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 16:02:05

    女のほうから誘ったら骨のない子が産まれたから、男から誘うべき!的なシーンだっけ

  • 55二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 16:21:05

    >>53

    >>54

    それそれ逆だったか

  • 56二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 16:21:39

    女の同意がいるってことだったのかな

  • 57二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 21:19:25

    >>49

    ◇今までのあらすじ◇

    速田リコと迫水ケイタは幼馴染。

    教室ではいつも喧嘩ばかりの腐れ縁と言われ続けているが、本当は内緒で親公認のお付き合いをしてる恋人同士である。

    しかし、彼氏であるケイタにとって困ったことがひとつ、(周りに内緒であるとはいえ)可愛い大事な彼女であるリコは、事ある毎に“無し”で交わりたがる、無責任極まりない彼女なのである。


    っていう(>>47が勝手に考えてる)シリーズの5番目のなんだが、ええんか?

  • 58二次元好きの匿名さん23/08/09(水) 23:00:47

    >>57

    いいよ♡

  • 5947◆AzXVqAoUbE23/08/10(木) 02:34:10

    あーあ、なんでこんな事になっちゃったんだろ・・・

    冬特有のどんよりとした曇り空の下、
    速田リコは大学から電車で数十分のところにある、恋人である迫水ケイタのマンションの部屋の前で立ちすくんでいた。
    アルバイトの大学生に似つかわしくない、小綺麗で高級感のあるファミリー向けのそこは、学生であるリコの第二の家でもあり、リコにとって実家以上に安らぎを得られる場所だった。
    だが、その手に握られた合鍵を鍵穴に挿すには、今は若干の勇気が必要だった。

    きっかけは数週間前の些細な事だった。
    ケイタが夕食に作ってくれたスパゲッティの味がどうしても気に食わなかったのだ。
    確かにナポリタンは美味しいし、ケイタの腕も、アルバイト漬けの大学生にしてはかな〜り上手だ。だが、

    「昨日はオムライスだったじゃん・・・」

    リコは皿の上でフォークで空を描きながら、ケチャップ味が大好きな愛しい彼に上目遣いで不満を漏らす。

    「・・・オムライスは卵料理だからな」
    「全然、話噛み合わないんですけど」

    冷蔵庫から作り置きのサラダを取り出す手を止めて、リコの恋人は背中越しにそう答えた。
    全くもって答えにはなってないが、彼の幼馴染にして自慢の彼女が言いたい事は理解出来る様だ。

    「大体さ、なんでケチャップ味がそんなに好きな訳?」
    「それほど好きなわけじゃない」
    「いーや、ケーちゃんケチャップ味好きでしょ、唐揚げにだってケチャップつけるし」

    いや、唐揚げにケチャップは旨いし
    と、ここまではいつものたわいの無い、小学生の頃から続く2人のやりとりであるが、今日はいつもと違った。

  • 6047◆AzXVqAoUbE23/08/10(木) 02:36:21

    「…ったく、そんなに食いたく無いなら下げるぞ」

    何が食いたいんだ?と、溜息混じりにリコの前に置かれた皿に手を伸ばした途端、

    「は?食べるし」
    「いや、ナポリタン嫌なんだろ?なんか作るって・・・」
    「嫌じゃ無いし!!なんなの?」

    理由はわからない。だが、何故かリコは彼のその物言いに無性に腹が立ってしまったのだ。

    「ほんとさ、最近なんか親みたいになってるよね?あたしは子供?、ケーちゃんは自活してるからってそんな偉いの?」

    バイト先の社長に気に入られて、こんな良いマンションに住んでさ、迫水クンは凄いよねー、あたしの事見下してるの!?
    一方的に捲し立てるリコに、ケイタはどうして良いかわからない表情をしてる。
    怒るでも、言い返すでもなく、ただただ戸惑っているのだ。

    「なんか言ってみなさいよ!!怒ってみなさいよ!!バカケイタ!!」

    半ば怒鳴り声の様な罵声を言うが早いか、廊下に立てたラックに掛かったジャケットをひったくると、逃げる様に扉に向かい・・・玄関のフォトスタンドのツーショット写真がふと視界に入った。
    青い海をバックにTシャツ姿の二人、笑っているが、どこか気恥ずかしそうな二人。
    ・・・数年前、高校生最後の夏休みで、家族が気を利かせてくれて、ケーちゃんと二人の初めての旅行で、私はバカになったみたいに幸せで・・・
    リコの胸を無性に締め付けてくる追憶と罪悪感、そして自分を呼ぶ恋人の声から逃げる様に力一杯ドアを開けた。

    ・・・そこから先はよく覚えてなかった。
    気がついたら深夜、リコは自宅の玄関に立っていた。突然の娘の帰宅に母は驚いたが、泣き腫らした顔を見て何かを察したのか、夜も遅いしお風呂でも入ってきなさいと、タオルを渡してくれた。
    何があったのかわからないけど、冷えてるんじゃない?身体、と。

    湯船に浸かりながら一人、リコの脳裏に先程の出来事がフラッシュバックする・・・

  • 6147◆AzXVqAoUbE23/08/10(木) 02:39:09

    感情が漏れ出る自分。
    戸惑う恋人。
    最近感じる言い様の無い不安・・・
    全部ケーちゃんが悪いんだ
    今頃は二人でお風呂に入って、二人でテレビ見て、寒いから一緒に布団に入ろうと誘って、それから・・・

    「んっ・・・」

    無意識に自分の乳房をなぞり上げて昂ぶろうとする自分いる。
    深夜とはいえ実家の風呂場で自慰行為を行う年齢ではないが、今はとにかく何かに縋りたかった。
    臍の下をさすり、更にその下へ・・・
    湯船の中でも滑り感じ、もう少し強めにに擦り上げる。
    興奮で心臓の鼓動が早まる。
    最近は全然こういう事しなかった。特に大学に行き始め、一人暮らしを始めるという彼のマンションに転がり込み始めた時からは二人の時間が増えていき・・・
    “なんか、『新婚夫婦』って感じだよね?”
    “まだ子供は作らねーからな”
    “ケチ、おっぱい星人”
    “おっぱい星人って・・・“
    吐息が浅くなり、捏ねくり回す指が強くなる。
    先程とは異なる淫靡な記憶が脳裏を過ぎる。
    暖かな胸、がっしりとしているけど優しく触れてくれる指、そして、
    ダメだ。これ以上は何か縋るものが欲しい・・・

  • 6247◆AzXVqAoUbE23/08/10(木) 02:39:32

    「けいちゃっ…けぇちゃんっ…」

    バスルームにか細い呟きと、湯船の奥からぐぽぐぽとくぐもった音が響く。
    先程まであれだけ罵った男との思い出を求めるという浅ましい姿を隠すかの様に、湯船の中でリコは身を縮める。
    だが、リコが期待する様ないつもの甘く、強烈な衝動はいくら激しく長く己を慰めようとも訪れ無かった。
    ダメだ・・・
    全然イけない・・・
    理由はわかっている。リコは心に空いた穴の大きさを実感していたが、この空虚さを埋める方法は全く思いつかなかった。涙が溢れて止まらない。

    「ケイちゃん・・・ごめんね、ごめんね・・・」

    バスルームに啜りなく声が響いていた。

    続く。

  • 6347◆AzXVqAoUbE23/08/10(木) 02:42:40

    すまん、後編はまた後日だあ。
    スレタイのシチュエーションまでたどり着けなくて
    スマン・・・スマン・・・

    でも彼氏との甘々ックスのせいで一人でいけなくなる子って可愛いよね(言い訳)

  • 64二次元好きの匿名さん23/08/10(木) 02:46:11

    >>63

    文豪ありがとう待ってる!!

  • 65二次元好きの匿名さん23/08/10(木) 10:12:10

    >>63

    さんきゅー文豪

  • 66二次元好きの匿名さん23/08/10(木) 17:34:29

    保守

  • 67二次元好きの匿名さん23/08/10(木) 19:53:09

    ちょっと戻ってみたら文豪出現で激アツ展開だな

  • 6847◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 04:57:50

    今日の・・・夜までには・・・なんとか・・・

    という事で保守

  • 69二次元好きの匿名さん23/08/11(金) 14:35:52

  • 7047◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:39:54

    続きの前編
    後で後編送る。
    ちなみにプロローグなので濡場はない。
    そういうのがいらないなら後編で
    ことごとくスレタイを無視してすまんそん。


    あれから数週間が過ぎた。
    リコはキャンパスのカフェテリアのひと席で、チャットアプリのケーちゃんとの会話画面と睨めっこをしている。今は1限の講義が始まったくらいなので、人気はまばらだ。
    いつもの彼女であれば、彼のマンションでのんびりとだらけている時間であったが、今の色んな意味でぽっかりと空いてしまった彼女には、こうして一人コーヒーを片手に、次の講義まで鬱屈した時を過ごすしかなかった。
    ケイタとはあれ以来、連絡をとっていない。
    さっさと素直に謝ればよいと思ってはいるのだが、あんな風に激情にかられた物言いをどう謝れば良いのか、正直わからなかった。
    元々メールやチャットで会話するより会って話す事を好んだ二人であったが、今のリコにはそのための、簡単なきっかけすら上手く掴めなかった。

  • 7147◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:40:32

    いっその事、ケーちゃんから連絡してくれば良いのに・・・

    だが、そんなケイタの彼女を知りつくした様な振る舞いが自身をイラつかせる原因である以上、もしそんな都合の良い展開があったとしても、彼女自身のプライドがそれを受け入れる訳にはいかなかったのであった。

    「りこせーんぱいっ!!」

    そんな思考の矛盾に囚われたリコを引き戻したのは、彼女のサークルの後輩である 村郷カナ であった。
    小柄で可愛らしい外観の、いかにも男性の庇護欲を刺激しそうな”ザ・後輩といった感じの少女であるが・・・

    「おはよーございます!!やっぱりあの噂、本当なんです?」
    「噂って?」
    「彼氏と別れたって、例の年上の!!」

  • 7247◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:41:15

    挨拶も早々にうきうきとリコの対面に座る彼女の表情からは、その噂についての興味を隠しきれていない。村郷カナは無類の噂好き。特に男女間機微にいては3度の飯より大好物。そんな女性を彼女にしたがる様な男がそういる訳もなく、恋を逃がし続けている乙女であった。

    「あんた、何処でそんな噂聞いたの?」
    「えへへ、そりゃ風の噂ってやつでして」

    テヘヘと悪戯っぽく笑う後輩に、リコは溜息をつきながらスマホをバッグに仕舞う。こういう時は考えない事が一番。今は話に乗ってやろうではないか。とにかく、噂好きの後輩とはいえ、今は話し相手が欲しかった。他の友人は講義か、次の講義ギリギリまで顔を出す事は無いだろう。
    なんだかんだで面倒見が良いのが速田リコの 美点であり欠点であった。意外なことにその「欠点」の方が彼女と迫水ケイタを結んだのであるから、人生とはよくわからないものである。

  • 7347◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:41:54

    「まぁ、ちょっとね」
    「えー、そんな”ちょっと“な感じに見えないですよ?いつも超‼︎パワフル‼︎なリコ先輩が、萎れてるんですから」
    「あんたの頭の中のあたしはゴリラかなんかなの?」

    ひょっとして、彼氏さん、実は妻子持ちだったとか?カナはバックから取り出した朝食であろうおにぎりを頬張りながら、大外れとはいえデリカシーの無い質問を続ける。前言撤回。頭がいたい・・・

    実はリコの同期や後輩たちは自分が付き合っている男性が「年上の社会人」だと思い違いをしている事をリコは敢えて黙っている。
    元々誰かと付き合っていると言う事を公にしたがらず、さりとて擦り寄る男には
    ”彼氏いるんで“の一言でシャットアウトする彼女に、いつしか「ちょっと言えない様な、たとえば年上の金持ち社会人の彼氏がいるのでは?」という噂が立ち始め、リコも特に否定も肯定もしなかった為に今に至るのであった。

  • 7447◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:42:21

    そりゃあ凹みますよねぇ・・・うんうんと、知った様に頷くその噂を広めた張本人に、実ひそかに感謝していたりもする。
    ケイタとの生活はリコにとって最も大切で、価値のあるもので、密やかに二人だけでゆっくりと育てていきたくて、でもそんな愛しい生活を自分は・・・

    「じゃあ、先輩私と新しい出逢い、さがしませんかっ!?」
    「は?」

    再び思考の渦に囚われかけたリコを釣り上げたのは、そんな突拍子のな提案であった

    「それって・・・」
    「はい!!合コンですよ合コンっ!!」
    「・・・マジで?」

    1限の終わりを告げるチャイムが鳴った。

  • 7547◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:43:06

    悩むこと数日。
    この事をケイタに伝えるべきか、悩むに悩み、結局伝える事なくカナデに参加を打診した。理由はよくわからない。寂しさを埋めたいごか、火遊びを楽しみたいという最低な理由なのか、もしかしたら何処かで新しい何かを求めているのかもしれない。わからない以上は試してみるのも悪くないと考えた。
    自分でも若干言い訳じみてはいると思ってる。

    男子は同じキャンパスの違う学部の人で、女子はリコとカナ含めたサークルの数人との事だった。
    女子は皆顔見知りだったので少し安心したが、ふとカナが男子連中にへVサインを送るのが若干気になった。
    会場はキャンパスから電車で数十分の繁華街の居酒屋だ。いったんサークル活動を終えて現地で合流という流れ。
    ちなみにリコのサークルは総合的なスポーツサークルだ。リコ含めた全員がスポーツ経験者で、“全力で遊ぶ”が標語の、所謂「ガチめ」のサークルだった。
    今日は楽しんじゃいましょうね、と活動の合間にもカナはちょくちょく声をかけてきた。もしかしたら今日の会も彼女なりに気を使ってくれたのかもしれない。
    活動を終え、更衣室で着替えを行う。
    この後例の会に向かう面子は、何処かいつもより気合が入っている気がした。
    ・・・リコも実はいつもよりちょっと気合を入れてみてもいいかなと思っていた。横からロッカー覗き込むカナの頬が心なしか紅く染まっている。

    「うわ、先輩。それはなんと言いますか、かな〜りエロですね・・・」
    「・・・そうかな?」

  • 7647◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:43:40

    準備を済ませ電車に乗る時、意を結した様にリコは用事を思い出したと、カナ達に先に向かう様に伝え、繁華街の少し手前の駅で降りた。向かうはケイタのマンションだ。
    だが、今日はバイトで夜まで帰らない筈だが、それでも今日はここに寄らなければならない気がした。

    あーあ、なんでこんな事になっちゃったんだろ・・・

    合鍵を握り締めて、扉の前で独りごちる。
    もし、この鍵を使ってこの扉を開けたときケーちゃんが待ってくれたら、そうしたらケーちゃん胸の中に飛び込んで、ごめんなさいが言えるかもしれない・・・
    だがいまのリコそれを決断できる勇気がなかった。何より今日、彼はいない筈なのだから。

    だからリコは扉の前で、伝える事にした。
    祈る様に合鍵を両手で胸の前に包むように握る。

    「ケーちゃん、あたし今日、合コンに行ってくる。後輩のカナがね。あたしのために開いてくれるんだって。もし・・・もしケーちゃんよりかっこいい人が居たら、ケーちゃんより素敵な人が居たら、今日は帰んないって連絡するから。」

    じゃあ、行ってくるね。

  • 7747◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 20:44:55

    とりあえずここまで。
    後編はもう出来上がってるから、待ってくれる奇特な方がいれば待ってておくれ。

  • 78二次元好きの匿名さん23/08/11(金) 21:27:20

    3日間待ってやる(cv.寺田豊)

  • 7947◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 23:58:16

    「「「「かんぱーい!!」」」
    噂好きの後輩曰く、合コンというものは大体の流れはお決まりに沿って進むらしい。
    向かい合って自己紹介して会話を楽しみ、その後席の交換をして会話を楽しみ、相手を気に入れば連絡先を交換して、2次会にもつれ込むか、場合によっては“より深い関係”を目指す。のだ。

    「せんぱーい、元気だしてくらさいよぉ〜」

    隣に座るカナはペース配分を考えて居ないのか、少々呂律が回って居ない気がする。
    可愛い顔してこういう所が残念たる所以である。

    「ぶっちゃけですねぇ、せんぱいの事狙ってるやつめ〜〜っちゃ多いですからね」

    くーっ、モテるねぇ〜っと沁みる様に呟く後輩はぐいぐいとグラスを空ける。
    お店の雰囲気は良いし、カナが気遣ってくれた事には感謝するが、正直リコ自身の心うちはあまり良い気分では無かった。

  • 8047◆AzXVqAoUbE23/08/11(金) 23:58:45

    当たり障りのない会話。
    誰も彼も興味のあるフリをして声を掛けるが、その実、この後二人きりになれるか、要はヤれるかどうかだけを気にしてるのだ。
    もっとごく普通の会話がしたいのに、出てくる話題は過剰な自己アピールや薄っぺらい褒め言葉。
    可愛いとか、オシャレだとか、が何が好きかとか自分の好きな事とか、正直本当どうでもいい。
    だから自分の隣に酔ったカナデを呼んで座らせているのだ。今の彼女ならリコの隣の席を譲る様な真似はしないだろう。

    ケーちゃんならもっとこう・・・
    ふと、テーブルに置かれたフライドポテト目に入る。誰も手をつけないそれにリコはたわいの無い会話を思い出す。

  • 8147◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:00:04

    ”フライドポテトにはケチャップつけないの?“
    ”フライドポテトは塩がいいんだよ”
    “なにそれ、ケチャップ星人の癖に”
    “後はこれだな、じゃん!!「ソフトクリーム」”
    “は、マジでいってるの?”
    “ホントだって、ほら、あーんしろ、あーん”
    “あ、あーん・・・んむ、ホントだ。あまじょっぱい”
    “だろ〜?”
    ケイタはリコが喜ぶと普段の無表情っぷりが嘘の様に笑った。

    あたし、何やってんだろ・・・
    お酒のせいで涙腺が緩む。
    それを見た隣の男は、

    「ほら、そういう辛いのは飲んで忘れちゃいなって」

    と優しそうな笑みを浮かべ、グラスをリコに差し出す。リコはありがとう、とグラスを受け取り、一気に飲み干し、涙を拭う。
    あたし決めたよ、ケーちゃん。

  • 8247◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:00:52

    数時間後、
    リコはおずおずとインターホンのボタンを押す
    呼び出し音の少し後、鍵を開ける音と共に、見慣れた顔が現れた。
    迫水ケイタとの数週間ぶりの再会であった。

    「よっ」

    相変わらずの無表情っぷりに、リコは大きな安心感と少々の物足りなさを感じる。
    もっとこう、ガッと抱きしめたりとかないのだろうか・・・

    「どうした?」
    「どうしたって、そう!!今日合コンで・・・」
    「知ってる。村郷が企画したんだろ?」
    「は、なんで知ってるの?」
    「それで?」
    「それで、って・・・これから二次会行くから!!無茶苦茶盛り上がったし!」

    嘘だ。
    一次会が終わって早々、社交辞令程度の連絡先交換を終えて、用事があると言って帰りの電車に飛び乗ってのだ。
    行き先は勿論、ここだ。
    ほんとはきちんと謝るつもりだった。ごめんなさいして、ぎゅっと抱きしめて欲しかった。
    だが、思った以上の彼の薄い反応に、リコは思わず自尊心を守る方に舵を切ってしまった。

  • 8347◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:02:38

    この数週間の葛藤をかなぐり捨てて虚勢を張る虚しさに心なしか、若干目が泳いでいる。
    ケイタはそんな彼女の顔をじっと見つめる。

    「それを言いに来たのか?」
    「う、うん」
    「わざわざ」
    「そ、そうだよ!?」
    「これから俺が何するかわかってる癖に?」
    「うん・・・・ん?」

    ケイタはそういうなり、リコの腕を掴むと、扉の内側に引き込んだ。ドアを乱暴に閉じ、背中越しに鍵をかける。
    驚く暇もなくリコは玄関の壁に押し付けられる。所謂”壁ドン“のポーズだ。

    「ちょ、ちょっとケーちゃん!?」

    口喧嘩はいつもの事とはいえ、普段ケイタはリコに対して体を押さえつけたりしない。幼馴染の意外な強引さに戸惑うも、どうやら怒っている訳でも、
    むしろ、数週間ぶりに帰ってきたと思ったらあんな態度を取られても、むしろ冷静すぎるくらいだと言って良いだろう。
    だが、長い付き合い故か、リコそれに加えてちょっとした違和感を感じた。
    ケーちゃん、ちょっと興奮してない?

  • 8447◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:04:03

    「結構、気合入ってるじゃん」

    じっくり舐める様な視線に、不安と気恥ずかしさとちょっと優越感を感じる。ちょっとしたいざこざがあったとはいえ、彼氏に服装を褒められるのは気分が良いものだ。
    ブラウス、グレーのチェックのタイトスカートにセットアップのジャケット、おまけに黒いストッキングにサイドゴアのブーツ
    こんな形のお披露目になったが、今見てるコイツに真っ先に見せたかった訳だが。

    「そ、そうだよ?今日は合コンだったからね」
    「ふーん・・・可愛い」
    「似合ってる?」
    「似合ってる」

    へへへ、と意外な反応にちょっと笑顔を浮かべるリコの首筋にケイタはいきなり顔を埋める。吐息が首筋にかかり思わず声が漏れる。

    「んっ・・・」
    「リコ・・・香水つけてるのな」
    「ん、うん。けどちょっとケーちゃん、なんか」

  • 8547◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:04:37

    なんか、ケーちゃんがえっちだよぉ・・・
    リコが羞恥心と安心感の天秤に揺られる隙に、ケイタはリコのブラウスのボタンを外しめている事にリコは気付くのが遅れる。

    「・・・ケーちゃん?」

    その違和感に気付く前に、ケイタは一気にリコの胸元はだけさせ、そのままその下のキャミソールを一気にたくし上げた。

    「ちょ、やだ!!ケーちゃん!!」

    リコの健康的だが白い素肌と、黒と紫のレースに彩られたブラジャーが顕になる。
    突然の行動に思わず赤面し、みじろぎするリコをものともせず、ケイタはリコの細い腰を押さえつけつつ、その形の良い臍のに舌を這わせ、なぞる様にその肌の上へ上へと昇っていく

  • 8647◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:05:45

    「・・・しょっぱい」
    「んっ、けーちゃん、やだ・・・恥ずかしいよぉ、やだってばぁ・・・」

    そんなリコの懇願を意に介さず、リコの形の良い乳房を包むブラジャーをまじまじと見つめる。

    「やば、下着、無茶苦茶エロいな・・・」
    「うるさい!!、ばかっ、やっぱりケーちゃんは・・・」

    それをぐいを押し上る。リコの日焼けの無い、白く張りのある乳房がふるんと曝け出された。下の付け根にケイタの舌が触れる。

    「ひっ、ケーちゃん、だめだめだめ!!!んうっ!!」

    小さく悲鳴を上げるリコを尻目、にそのままゆっくり先端の周りをなぞる。生温い舌が上へと上がっていき、リコの乳房の先端の直前で、ぴたりと止まる。ピンク色に染まったそこは、リコの言葉とはリコの拒絶の言葉と裏腹に強く自己主張を初めている。
    ケイタは少しだけ上目遣いでリコを見つめた。覚悟はいいか?と問われてるようで、そのあまりの羞恥にリコは思わず顔を背ける。

  • 8747◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:06:24

    一瞬の静寂の後、

    ちゅっ、

    最初は優しく乳房の先端に口付けをする
    んひっ・・・
    先端を襲う快楽に思わず息が漏れる。
    初めは啄むような口付けだが、次第にその勢いを強くしていく。

    ずちゅ、ずちゅちゅっ!!

    粘つく水音が玄関に一際大きく響き渡る。
    ケイタは音を立てて乳房の先端をを啜りながら、反対側の先端をコリコリを乱暴に捏ね、捻り上げる。

    「んああっ、け、けぇちゃ、やあらあぁっ!!」

    快楽が脳髄を染め、呂律が回らない
    急激な刺激に思わずのけ反りながらも、ギリギリで残ったリコのプライドが必死の反撃を試みる

    「ひどい、ばかっ、け、けぇちゃんなんて嫌い!!大嫌い!!、おっぱい星人!!へんたい、だ、だいっ、んあああああっ!!!」

  • 8847◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:06:53

    快楽の稲妻がリコの背筋を駆け上り、鼓動を加速させる。何より曝け出された胸以外は冬の外着を着たままという状況が背徳感をくすぐるのだ。
    唾液が粘性を増し、下腹部が熱を帯びる。
    力なく崩れ落ちそうになるのをリコの臀部を抱き抱える様に、半ば強制的に立ち上げる。
    イくにははまだ早いぞ、と責め立て続ける。

    ちゅばっ、ぴちゃぴちゃ、ちゅっ

    「やだ、やだやだやだ、やぁだあぁっ!!たてないっ、たてないからぁ!!」

    リコは精一杯の抵抗を試みているつもりだ。だが、彼を引き剥がす様に見えて自身の体を押し付けるている時点で、既に彼女の理性は使い物にならない。愛しい彼が自分の乳房を下品な音を立てて弄ぶというシチュエーションに、リコの雌としての本能は昂りきっていしまっている。
    黒いストッキングの内股はぐちょぐちょに濡れぼそり、受けきれない水分が内股を伝う。
    太股がぶるぶると震え出す。

  • 8947◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:08:33

    「ケーちゃ、くる、来ちゃう!!ち、ちくびだけで、ちくびだけなのにっ!!」

    リコの絶叫に近い嬌声に応える様に、とどめをさすべく、リコの乳房を大きく咥え、舌の先でガチガチになった先端をぐいっと押しつぶした。

    「ゔっ、ぁ、、、、、っ!!?!?!!?」

    声にならない絶叫と共に腰と膝ががガクガクと激しく痙攣し、そのままずるりと力なく尻餅をつく様に床に崩れ落ちる。べちゃっ、という水の含んだ音が廊下に響きわたった。

    しばしの静寂の中、お互いの吐息だけが交わる。
    洋服はそのまま、はだけだブラウスと乱雑にずり上げられた肌着とブラジャーというあまりに無様な装いとなったリコは、ぼんやりとケイタを見上げ、ゆっくりとその下、ズボン越しからも判るくらいパンパンに膨れ上がったそれを見つめた。

    「・・・舐めたい?」
    「・・・ヘンタイ・・・」

  • 9047◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:09:52

    ケイタの悪戯っぽい問いかけにぷい、と顔を背けるリコ。否定しない所がリコの今の気持ちを表していた。

    「じゃあ、続けるぞ」

    ケイタはぐいと廊下へうつ伏せに組み敷き、はそのままリコの体に上から覆い被る形で、
    ジャケットを剥ぎ取り、廊下に放り投げる。

    「彼氏持ちが合コンの二次会なんて行くもんじゃないからな」
    「やだ、二次会行くもん!!」
    「俺で我慢しろ」

    こんな出来上がってる癖に、とリコの耳元で囁きながら。タイトスカートをずりあげ、容赦なくストッキングを引き裂いた。
    水分をたっぷり含んだ黒いストッキングは容易く裂け、その裂け目から覗く白く肉付きの良い太股の感触を味わいつつリコの腰をぐいを引き上げる。
    裂け目の肉の白さと黒いストッキング、そして濡れ過ぎて透けて見えるショーツと、その奥。
    なまじ大人びた下着のせいで、張り付いて形が判るそれの淫靡さが凄まじい。
    タイトスカートの内側の淫猥な惨状を彼に見せびらかす様な体位に、リコの顔は再び羞恥に染まる。

  • 9147◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:10:46

    「やだ、見ないでよぉ・・・」

    弱弱しく懇願する彼女の痴態がケイタの嗜虐心に火をつける。
    ズボンを乱暴に脱ぎ捨て準備を整えて、ストッキングの裂け目からびしょびしょになったショーツをぐいをずらし、その奥にある充血しひくつくそこへ、そのまま一気をねじ込んだ。

    ぐじゅっ・・・

    「んあああああっ!!」

    リコの背中がびくっと震え、狭い廊下に発情しきった雌の嬌声が響く。リコの内側はケイタのソレを抵抗なく、柔らかく、吸い上げる様に包み込んだ。
    ぐじゅぐじゅとゆっくり奥へ奥へと突き立てる度に、リコの腰がカクカクと跳ね上がる。
    一回入れただけでお腹から脳みそまで甘い痺れがリコを貫く。視界がちかつき、息が出来ない。

    「もうイった?」
    「ちがっ、イってらぁいもん」
    「ふーん」

  • 9247◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:11:48

    入れた瞬間の甘イキが抜け切らず、呂律がまわらないリコの強がりをあえて無視し、ケイタは抽送を再開する。
    先ほどより強く、激しく、穴だらけになったストッキングの隙間から手を入れ、リコの尻たぶを鷲掴みにし、自分に引き寄せる様な乱暴な打ち込み。密着したあと、更に奥にぐいっと突き込んでやる。

    「リコ、やばい、めちゃくちゃ気持ちいい」
    「やっ、けーちゃ、激しいっ、らんぼおだよぉ・・・」

    でも本当に無茶苦茶に気持ちがいい。
    大切な人に自分を捌け口される様な行為なのに、リコは異常な程の多幸感を感じている。
    ゴリゴリとリコの最奥を突き上げてくる衝撃と、くちゃくちゃと互いの体液が絡み合う音がリコの脳髄を再び快楽一色に染め上げる。

  • 9347◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:14:32

    何度目かのリコの絶頂のあと、よっ、とケイタがリコの片足をあげ、そのままぐるりとリコを裏返す。

    くたっと力の抜けた彼女の姿が顕になる。
    はだけたブラウスに、乱暴にずらされたブラジャー、
    破けて穴だらけになったストッキングから見えるちょっと大人びたデザインのショーツは隠すべき部分を横にずらされケイタのそれをみっちりと咥え込んでいる。
    何度も絶頂に持って行かれたせいか、結合部が赤く充血して、リコの白い肌と見事な対比を見せる。

    コレまで何度も体を重ねたが、今日の勝負服をめちゃくちゃに汚されたリコの姿は正直に言ってこれまでで一番淫らな姿で間違いないだろう。

    けだもの、と呟くリコの瞳には涙が浮かんでいるが、同時に妖しい期待の色が見える。
    おそらく睨みつけてるつもりなのだろうが蕩け切った顔でそんな表情をしても、寧ろ興奮を助長させるだけだ。

  • 9447◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:17:45

    ケイタはそのまま覆いさり、胸元でツンと自己主張してる双つの先端を口に含むと
    結合部でわざとぐちぐちと音を立てると、リコの腰がより深い体勢を求めてくる。

    「やだ、それダメ!!」
    「でさ、このエロい下着、誰に見せるつもりだったの?」
    「・・・お、教えないっ!!」
    「ほら、正直にさ」

    強情な彼女を屈させるべく、腰をがっしりを持ち上げコツコツと小刻みに打ち込む。
    腰を掴まれ逃げ場の無い快楽を打ち込まれたリコはあっ、あっ、あっ、と大きく目を開いて、リコの内側がケイタを猛烈に締め上げ始める。
    今日一大きい絶頂に、リコの喉が震える。

    乱れに乱れた彼女の痴態とうねる様な締め上げに、彼女への所有の証をぶち撒けたい衝動に耐えながら、ケイタは自分の嗜虐心への奇妙なおかしみと、リコへの支配欲という暗い快楽を噛み締めている。

  • 9547◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:19:37

    荒い息を整えて、漸くリコが口を開いた。
    絶頂を重ね過ぎてちょっと声が枯れ気味なのがまた猛烈にエロい。

    「・・・っ、けーちゃんに、決まってるじゃん」
    「リコ・・・」
    「ケーちゃんじゃなきゃやなの!!あたしはずっとケーちゃんのものなの!!ケーちゃんはずっとあたしのものなの!!」
    「下着だって、ケーちゃんに喜んで欲しくて、あたし、こんな事しか出来ないから・・・あたし・・・」

    涙を浮かべるリコはしゃくりあげながら、自分の浅ましい独占欲を曝け出す。

    「ケーちゃん、ごめんね、ごめんね、だいすきなのに、ごめんね」
    「あたし、ケーちゃんに凄い大事にされてるのに、ケーちゃんに何にもしてあげられないのかなって・・・怖くて」

    涙が止まらない。
    言っちゃった。これでホントにおしまいだ。
    自分の彼女がこんな重たい変態女だってなんて知ったら・・・

    「俺は」

    リコがひとしきり涙を流した後、ケイタはポツリと呟いた。

    「俺は、リコに何かしてあげる事が、リコへの気持ちの示し方だと思ってた。リコのしたい事ややるべき事に手を貸す事が、俺の気持ちの伝え方なんだと」
    「ごめんな、リコ。俺もリコの気持ち、わかってる様でわかってると思ってただけだったんだ。」

    リコと同じ様に、ケイタもまた心に漠然と不安を抱えていたのだ。考えてもみれば当たり前のことだ。お互いがお互いを知り尽くす迄にはまだまだ若すぎる。

  • 9647◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:20:32

    ケーちゃんは、あたしの事、まだ好き?」
    「嫌いになった事なんて無いぞ?」
    「じゃあ?」
    「好きだよ。リコ」

    先程とはうって変わって、軽く触れる様な心を込めたキスを交わす。
    へへ、仲直りのちゅー、だね。
    はにかむ彼女の表情ははケイタにとっても最高の役得であった。
    リコはケイタを抱きしめる。優しく、暖かく、お互いの体温を感じあう。

    「ね、ベット、いこ?」

    背中痛くなっちゃうから、さ、と
    大好きな彼の耳元で囁く。
    前言撤回。頬を染めて恥ずかしそうに求めてくる彼女が一番可愛い。これは彼氏だけの迫水ケイタだけの特権だからだ。

  • 9747◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:22:04

    「ケーちゃん、きょうこそは・・・」
    「ダメ。」
    「まだなんも言って無いって」
    「ダメなものはダメ。それは結婚してから!!」
    「けち!!」


    ダブルベットのコイルがきしきしと軋む
    ケイタが一人暮らしを始める際、まず最初に決めたのはベットのサイズだ。
    理由は明確だ。一人暮らしを始めたら最後、絶対”一人暮らし“にはならないからだ。

    「ケーちゃん、きもちいい?」
    「めっちゃきもちいい」
    「へへ、あたしも。ゆっくりするのも好き」

    リコはケイタの上に馬乗りになって腰を揺らす。先程とは打って変わって快楽をゆっくりと味わう様なペースで互いの温もりを伝えあう。

    ふと、リコの携帯かチャットの着信を伝える振動音が鳴り響く。
    内容は二次会の会場のリンクや、カナがリコの居場所を尋ねるもの。今日の合コンにいた一人からはこの後どこか二人で会わないか、白々しい文面まである。

    「リコ、携帯すげー鳴ってるぞ」
    「いいの。ケーちゃんは、今、わたしだけをみてて」

    リコもまたとろりとした表情で眼下の彼しか見ていない様だ。腰の動きをかえず、今は何も考えず、ただただ二人だけの時間が何より愛おしかった。

  • 9847◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:26:08

    「ケーちゃん、イキそう。ちゅーして」

    リコはケイタに顔を近づけ、キスをねだる。首に手を回して、互いの舌を絡める。上と下が同時に絡みあうこの体勢が今1番幸せを感じる。
    前後のグラインドが激しさを増し、互いの呼吸が荒くなる。絡め合う舌の粘度が増し、お互いを抱きしめる腕が強張る。

    (ケーちゃんはパンパンになってる。あたしの中で出したいんだ・・・)
    (ケーちゃん、あたし、しあわせ、しあわせ、しあわせだよぉ・・・)

    「リコ、俺・・・」
    「うん、わたしも・・・」

    リコとケイタは同時に達した。
    ゴム越しに互いの秘肉が絡み合い、びゅくびゅくととろけ合う。絶頂の余韻を味わいながら二人は長く甘いキスを何度も交わす。
    繋がった涎の糸がつつと伝った。

    ◇◇◇◇

    はぁーーーっ、と
    リコはそのまま滑る様にケイタから降りて、ベットで横並びになった。
    互いの指先を絡め合うじゃれあいが心地よい

    「なんかお腹すいちゃった・・・」
    「そうだな、久々の激しい運動だったしな」
    「えー、こんなんでー?迫水くんは軟弱者だねぇ・・・」
    「体力お化けに言われたく無いぞ。さて、何食べたい?」

    うーん、じゃあナポリタンで!!

  • 9947◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 00:27:23

    「・・・焼肉にしようぜ?」
    「ハァ!?」
    「いや、なんか肉食いたくなってさ」
    「このシチュエーションで?!」
    「今日ケチャップ切らしちゃったし・・・」
    「ええ・・・」




    おしまい。

  • 100二次元好きの匿名さん23/08/12(土) 11:21:40

    待ってたよ文豪!!
    乱暴で一方的なやりとりから両思いになって騎乗位で女性側がとろっとろになりながら男性を気持ちよくさせようとしてるの大好物ですありがとうございました
    ラブラブになるのいいよね…いいよ…

  • 101二次元好きの匿名さん23/08/12(土) 19:36:45

    この掲示板ちょいちょい文豪湧くよな…

  • 10247◆AzXVqAoUbE23/08/12(土) 21:08:36

    >>100

    感想くれてアリガトウ・・・


    なんか、仲直りっ久中にナンパ野郎とか友達から連絡くるのをシカトしてイチャイチャするシチュエーションって独占欲が炸裂してていいよねって思って、思わず追加してしまった・・・

    でも最初から愛ある乱暴なプレイなら最後はイチャイチャで締めたいと思ったので許してくれ。


    こういう事するの初めてだったんだけど、最初に書いた様に最初にこうと決めたカップルのエピソードがあって、そっから展開して乱暴プレイネタを書いたから、次もどっかで今回の反省点を活かして書いてみるよ。

オススメ

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