ナカヤマとトレーナー｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん21/12/15(水) 00:29:41

ラジオの情報だと、運悪く事故渋滞にハマったようだ。目の前にはブレーキランプでできた道。

｢混んでんなぁ…｣助手席から呆れたような、疲れたような声がする。横目でそちらを見ると、いつもの棒付きアメを舐めながら気だるそうに座るナカヤマ。｢なんだ、欲しいのか？｣と咥えた棒を指でトントンと叩く。有難い提案に頷く。前が少し進むのが見え、視線を正面に戻し車を進める。｢口開けな｣という声に反応し軽く開けた口にアメ玉が差し込まれる。いつもより一回り程小さい気がして、横を盗み見るとナカヤマと目が合った。｢それが最後の1本でな｣と何も咥えていない口でニヤリと笑う。動揺の全てが出ているのが面白いのか、｢ククッ｣という笑い声すら聞こえてくる。

｢アンタ前に“ウマ娘は耳に感情が出るよね”なんて言ってたが、朝といい、今といい、あんたの耳も大概だぜ｣

と言われ、真っ赤に染って熱くなった自分の耳をナカヤマフェスタにからかわれたい。