- 1二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 01:27:43
「トレーナーさん、冬もめっきり寒々しい季節ですね」
はぁー
吐く息も真っ白な冬の冷え込み。担当グラスワンダーとの休日の買い物帰り。
「手を繋ぎませんか?」
「そうだね…」
差出しされた手は少し赤みを帯びていた。
ギュ、小柄な二人は仲睦まじげに手を繋ぎ合わせ、冬の枯れ草が生い茂る川辺を通り帰路についた。
ふー寒い寒い…
トレーナー寮に備え付けたコタツに潜り込み、暖を取りながら冷えた身体を温める。
「トレーナーさん、宜しければお茶を淹れましたので」
コタツに並べられた。グラス行き付けの和菓子店で購入したお菓子と並べらたお抹茶。
「今日は店主の方から柚子餅を頂きました。白餡に柚子の皮と果汁を練り込んだ餅菓子です。日本の四季折々で変わる和菓子は毎月の楽しみです」
「ありがとうグラス」
口に運ぶと広がる柚子の香りとほろ苦さ、まったりとした餡の甘さが心地よく、グラスが立ててくれたお抹茶は心をほっとさせてくれた。
「グラスわざわざ淹れてくれてありがとう。美味しかったよ」
「お粗末様でした」
季節も巡り、トレーナーウマ娘共に体調管理には気を使わなければ、コタツで一緒に温まる大和撫子は初めて日本で年を越す。
自分に出来る最善を尽くしレースに送り出さなければ、と決意を新たにしたトレーナーであった。 - 2二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 01:28:56
いいね(*´∀`*)
- 3二次元好きの匿名さん21/12/17(金) 02:01:01
ゆず湯みたいな文化アメリカにあるんかね