世界の村上春樹のデビュー作

  • 1二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 07:28:43

    「完璧な文章などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね。」で始まる

  • 2二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 09:29:15

    百円棚で買ったけど普段本読まなくても読みやすかった
    他は合う合わないあったが

  • 3二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 09:33:42

    これが落ちた当時の芥川賞
    と言うか81回って結構昔だな

  • 4二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 09:46:01

    本人はできに満足がいってなかったらしく1973年のピンボールとあわせて最近まで翻訳を許可しなかったとかなんとか

  • 5二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 09:52:43

    吉行淳之介と遠藤周作って一歳違いなんだな

  • 6二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 10:10:56

    大学在学中に結婚してバーの経営をはじめて29歳になって神宮球場でヤクルトの試合を見てるときにいきなりそうだ小説を書こうと思いついて応募したら新人賞をとったというエピソード好き

  • 7二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 11:57:36

    >>3

    開高健もおるな

    そうそうたる面々や

  • 8二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:05:32

    スレ画とピンボールを書いたあと自分はもっと書けるだろうと思い
    ストーリー性のある骨太な作品を書こうと決意して羊をめぐる冒険をものにした

  • 9二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:12:08

    四十年ぐらい前やんけ
    そら丸谷も古めかしい言い方するわ

  • 10二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:15:26

    街とその不確かな壁(中編バージョン)も書いたはいいもののできに満足できず長編として書き直されるまでいかなる形でも再録されなかったし
    村上春樹のデビュー最初期に対して自分自身が辛口

  • 11二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:17:53

    暇つぶしに書いたの>>1出版社に投稿したら

    なんか受け入れられちゃった


    まあこれも縁だし小説家やってみっかー


    これが小説家・村上春樹の始まり

  • 12二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:20:27

    なにその夏彦みたいなエピソード

  • 13二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:30:22

    >>12

    天才はどこも天才なんじゃろな

  • 14二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 12:45:10

    春樹!春樹!夏彦!

  • 15二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 16:25:07

    指がない女の子や友人のねずみとビール飲んだりしたり過去の女の子との思い出語ってるだけなんだが
    ほかでは感じられない雰囲気があって好き。

  • 16二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 16:31:00

    羊をめぐる冒険大好きだわ
    正直風の音とピンボールはそこまで好きじゃないな……

  • 17二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 17:09:58

    群像新人賞をとった時の丸谷才一の選評が素晴らしいんだよね。この時点でヴォネガットの影響まで見事に指摘している。

    村上春樹さんの『風の歌を聴け』は現代アメリカ小説の強い影響の下に出来あがつたものです。カート・ヴォネガットとか、ブローティガンとか、そのへんの作風を非常に熱心に学んでゐる。その勉強ぶりは大変なもので、よほどの才能の持主でなければこれだけ学び取ることはできません。昔ふうのリアリズム小説から抜け出さうとして抜け出せないのは、今の日本の小説の一般的な傾向ですが、たとへ外国のお手本があるとはいへ、これだけ自在にそして巧妙にリアリズムから離れたのは、注目すべき成果と言つていいでせう。
    しかし、たとへばカート・ヴォネガットの小説は、共笑のすぐうしろに溢れるほどの悲しみがあつて、そのせいでの苦さが味を引き立ててゐるのですが、『風の歌を聴け』の味はもつとずつと単純です。たとへばディスク・ジョッキーの男の読みあげる病気の少女の手紙は、本来ならもつと前に出て来て、そして作者はかういふ悲惨な人間の条件ともつとまともに渡りあはなければならないはずですが、さういふ作業はこの新人の手に余ることでした。この挿話は今のところ、小説を何とか終らせるための仕掛けにとどまつてゐる。あるいは、せいぜい甘く言つても、作者が現実のなかのある局面にまつたく無知ではないことの證拠にとどまついてゐる。このへんの扱ひ方には何となく、日本的抒情とでも呼ぶのが正しいやうな趣があります。もちろんわれわれはそれを、この作者の個性のあらはれと取つても差支へないわけですけれど。そしてここのところをうまく伸してゆけば、この日本的抒情によつて塗られたアメリカふうの小説といふ性格は、やがてはこの作家の独創といふことになるかもしれません。
    とにかくなかなかの文筆で、殊に小説の流れがちつとも淀んでゐないところがすばらしい。二十九歳の青年がこれだけのものを書くとすれば、今の日本の文学趣味は大きく変化しかけてゐると思はれます。この新人の登場は一つの事件ですが、しかしそれが強い印象を与へるのは、彼の背後にある(と推定される)文学趣味の変革のせいでせう。この作品が五人の選考委員全員によつて支持されたのも、興味深い現象でした。

    文壇付き合いをしない春樹も丸谷にだけは感謝していて亡くなった時焼香にも行った

  • 18二次元好きの匿名さん23/08/15(火) 17:14:10

    おお凄いな
    村上春樹がちゃんと日本の小説も読んでることを見抜いてたんだな

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