- 1二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:24:18
強化人士で残機が残り4つだと情報共有されている世界線
簡単なあらすじ
クエタで大乱闘の予感
【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が|あにまん掲示板強化人土で本物のエラン·ケレスとペイル寮にいる世界線【🎲をふって諸々を決めて行きます。コラ、小説、イラストなどはご自由に。CPはどうなるか分からないので一応注意をつけておきます。主は遅筆で誤字脱字をよ…bbs.animanch.com【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が 2|あにまん掲示板強化人士で本物のエラン·ケレスと兄弟になっている4号、5号と、自称弟を主張しだしたラウダ·ジェタークとペイル寮にいながら株式会社ガンダムに勤務することになった世界線(前スレのあらすじ)Part1htt…bbs.animanch.com【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が 3|あにまん掲示板強化人士で本物のエラン·ケレスと兄弟になっている4号、5号と、自称弟を主張しだしたラウダ·ジェタークとペイル寮にいながら株式会社ガンダムに勤務することになり、起業を邪魔したシャディクに集団戦で勝利し、…bbs.animanch.com【🎲を振りながら進むSSです。コラ、小説、イラストなどはご自由投稿していただいて構いません。CPはどうなるか分からないので一応注意をつけていますが、もしかしたらCPにならないかもしれません、ですがグエル︎︎ ♀は右側に固定されています。主は遅筆で誤字脱字をよくします、生暖かい目で見守ってください。】
- 2二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:29:43
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- 3二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:30:47
立て乙です
オルコットさんとグエルの関係性が本編とは違ったものになっていて切ない
虐待されてた少女がお父さんに謝るところで殺せなくなる辺り、本当にオルコットさんなのよ… - 4二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:33:02
グエルの過去がお辛すぎる…悲しい…
結末がどうであれ、自分の人生を肯定できるような何かがグエルにもあれば良いなあ - 5二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:34:09
おつです
- 6二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:34:41
とりあえず10までいかないと落ちるんだっけ?
- 7二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:43:42
オルコットさん……
- 8二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:45:40
おつらい
- 9二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:47:59
前スレのラウダとグエルの対抗ダイスがよわよわラウダで草
- 10二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:57:05
たておつ
- 11二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 16:59:25
前スレの187ってもしかして様がフォルドに暗殺阻止を依頼したのか?
- 12二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 18:22:44
今んとこグエルの出自を知る唯一の人になるのかオルコット
もし顔を合わせることになったらラウダの姉さん呼びにジェタークに戻ったんだなと誤解しそう
ラウダが勝手に姉さん認定してるだけなんだけどな…よく考えなくてもおかしいな - 13二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 18:41:39
後方父親面テロリストになれるといいんだけど
果たしてどうなるか - 14二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 21:41:19
様がフォルドの夜明けに依頼しました!分かりづらくてごめんなさい!フォルドの夜明けには報酬金と共にガンドアームのテスター権利(無料での義手義足提供)を報酬に提示し、フォルドはそれを受けた形です。
プラントクエタに
シャディクdice1d2=1 (1)
エランdice1d2=1 (1)
アティランdice1d2=2 (2)
クアンdice1d2=1 (1)
1.行く 2.行かない
ミオリネとスレッタは現在dice1d2=2 (2)
1.すごい仲良し
2.あれ、ちょっとギスギスしてる…?
グエルのダメージはdice1d2=2 (2)
1.完全回復してるよ!
2.まだしてないよ!
- 15二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 21:49:03
アティランは何故行かない?dice1d2=2 (2)
1.そんなに行くなら僕は行かなくていいと思うんだけど(名推理)
2.誰か残ってないとダメだと思うから僕は残るよ
プラントクエタに行くのはdice1d7=6 (6) 日後
シャディクはシャディクガールズを誘う?dice1d2=2 (2)
1.誘う
2.誘わない
- 16二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 22:17:52
グエル、ラウダにはテロが起こることを
グエルdice1d2=2 (2)
ラウダdice1d2=1 (1)
1.教える 2.教えてない
2の場合教えてない理由は
グエルdice1d2=1 (1)
ラウダdice1d2=1 (1)
1.混乱を避けるため 2.無理をさせないため
グエルは現在dice1d2=2 (2)
1.少し腕が動かない
2.息切れを直ぐに起こす
- 17二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 23:00:48
「どうして姉さんに伝えないんだ」
「混乱するだろ?」
「姉さんが?そんなことで…」
「君は知らないだろうけど、グエルは混乱すると何をしでかすか分からないんだ」
「はぁ?姉さんが何をしでかすか分からない?どういう事だ?」
クアンが苦虫を噛み潰したような顔をする。覚えがあるような顔だ。一体何があったんだ。
「昔グエルが混乱した時に、僕ら全員が投げられた話する?」
「投げられた?物理的に?」
「そうだよ、持ち上げられて投げられた」
「どうして……?」
「それは後々……兎に角グエルは本調子じゃない。出来れば何事もなく事を済ませたい」
エランに頭を下げられる。僕は戸惑った。彼が頭を下げる人間だとは思ってなかったから。
「エラン·ケレス」
「お前の父に関してはこちらが止める。フォルドに依頼をしたのも暗殺を止めるためだ…だが、もしかしらヴィムジェタークが何を仕出かすか分からん、だからこそ、弟のお前にしか頼めないんだ」
弟にしか頼めない。がつんと頭を殴られた気がした。僕にしか頼めない、つまり姉を守れるのは僕だけ。こんなに誇らしいことは無い。そうだ、僕だけしか姉は守れないんだ、姉を守れるのは、僕だけだ。
「言われなくても、姉さんは僕が守る。僕しか姉さんは守れないからな!」
チョッロ…と聞こえた言葉は聞かないことにした。 - 18二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 23:05:09
グエルは無理せずゆっくりしててくれ…
元気になったらまたエランズ投げようね… - 19二次元好きの匿名さん23/08/16(水) 23:08:00
親子対決するのちょっと怖いけどまぁ大丈夫か……?
- 20二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 00:01:49
姉の真実を知ってしまったら一直線に父を殺りにいきそうな弟なので、どう転ぶにしろ親子対決は避けられぬ運命という感じだな
- 21二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 00:16:13
グエルがくるくる回っている。無重力空間で、無言で。まるで宇宙に漂うデブリのように体を丸めて回っている。なんかあいつ今日おかしくね?体調悪いんでしょうか…?叩いたら戻るか?なんて無責任なことを言いながらそんなグエルを眺める地球寮の面々を他所に、弟であるラウダは心配そうにその横でグエルを眺めていた。
「姉さん、それ楽しい?」
「たのしい」
「そ、そっか…酔わない?」
「よわない」
「酔わないかぁ…」
「ラウダも回るか?」
「回るのはちょっと…」
「そう…」
クアンは笑いそうになった。あの強火の弟が困惑している。こんな面白いこと中々ない。くくく、と声を押えていれば「お前理由知ってんの?」とヌーノが聞いてくる。
「理由はわかんないけど、原因は分かるよ」
「なんだよ原因」
「アティランだよ」
「はぁ?」
「あいつ、アティランがクエタについてこない事がずーっと引っ掛かってるの」
そんなことで?とマルタンがいう。
「君たちにとってはね。でもグエルにとって僕らは自分の1部みたいなものだから。1人でも掛けてるこの状況に違和感があるんじゃないかな」
地球寮の面々がすっと黙る。グエルの立たされていた立場を思い出したかのように、彼らはぐるぐる回るグエルを見つめた。
「…僕らはずっと一緒だったからね」
でもいい傾向なんだよ?とは言わない。グエルがああやって拗ねる様子は本当にレアだ。アティランもエランも見たことは無いだろう。
(いい傾向だ)
かつて、死は怖くないと笑っていた彼女を思い出す。生きることを苦痛と捉えていた彼女が、ああやって拗ねることを見せだしたのだ。昔はそれさえ見せてくれなかったのに。
(…よかった、ほんとうに)
君が、少しでも生きることを望んでくれているのであれば、それが一番嬉しいことだ。喜ばしい事だ。
彼女の中に少しずつそれが芽生え初めたのなら、それを優しく見守っていたい。
「…ま、少ししたら元気になるよ」
だから暫くほっときな。そう笑いながらクアンもくるくる回るグエルを眺めていた。いつの間にかラウダもくるくる回っていた。押し切られたようだ。クアンは耐えきれずに吹き出してしまった。 - 22二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 07:35:08
なにこれかわいい
- 23二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 07:43:46
グエルの拗ねの表し方かわいいし結局押し切られるラウダもかわいい
- 24二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 09:13:17
読めて幸せです
- 25二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 16:32:00
クルクル回る姉弟かわいい
- 26二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:16:12
ラウダの情緒赤ちゃん言われてたけどグエルも大概…
一緒にくるくるしてるのかわいいね〜 - 27二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 23:25:41
保守
- 28二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 07:34:01
保守
- 29二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 07:34:23
保守
- 30二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 12:21:43
無重力寝返りをうつ姉弟かわいいね
- 31二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 18:04:16
保守
- 32二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 20:24:33
行動🎲 同じ数字が出れば一緒に行動
ミオリネdice1d2=2 (2)
シャディクdice1d2=2 (2)
エランdice1d2=1 (1)
スレッタは今どこ?dice1d2=1 (1)
1.トイレに篭ってます
2.ぼんやり廊下を歩いてます
くるくる姉弟は
グエル dice1d2=1 (1)
ラウダ dice1d2=1 (1)
1.スレッタが居ないから探すよ
2.もう暫くくるくるしよっかな…
(行動揃わなかった場合対抗
グエルdice1d100=63 (63) VS ラウダdice1d100=5 (5) )
- 33二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 20:29:34
揃ったからいいけどラウダの対抗ダイス相変わらずよわよわで草
様だけ別行動か…どうなるかな - 34二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 20:32:49
みんなわちゃわちゃしてるから失念してたけど、現時点でのスレッタミオリネは10話11話らへんのすれ違い時期なのか
- 35二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 23:52:46
「俺たちはガンダムを引取りに行くけど、エランは1人で大丈夫なのか…?」
「俺の事心配するんだ、もしかして俺に気がある?」
「…………」
「冗談だよ」
エランはシャディクの前で真顔でそう答えながら腕を組んだ。
「今のミオリネにはお前がそばにいた方がいい。俺は俺でやるべき事をやるから」
「…任せて大丈夫なんだな?」
投げられた言葉にエランは笑みを浮かべて答える。俺しかできないだろ、と言わんばかりの顔にシャディクはため息を吐く。確かにそうだが、それでも、本当に大丈夫なのか。
「心配するなって、秘策は用意してるからさ」
「…それなら、いいが。何かあれば必ず連絡しろよ」
「はいはい、分かってるって。……ほら呼ばれてるぞシャディク」
奥の方からミオリネがシャディクを呼ぶ声がする。今行く、と返事をすればいつの間にか背を向けたエランが、振り向いてはニヤけた面でシャディクに向かって手を振っている。
「そっちこそせいぜい頑張れよ」
「言われなくても」
頑張るよ。そう言いながらシャディクはエランに背を向けた。
ミオリネの方に向かったシャディクの背を眺めながら、エランは「出てこいよ」と声をかける。少しして、ふらりと出てきた大柄の清掃員の格好をした男は、「いつから気づいていた」とエランを見下ろした。
「いや、鎌かけただけだよ?」
「……」
ぴくり、と男の眉間が揺れる。エランはそれが愉快で仕方がなく、腹を抱えながらくすくすと笑いながら男を見上げ、より笑みを深めた
「首尾は?」
「上々だ。粗方は片付いている。この中で騒ぎを起こしてデリングを暗殺する予定だったんだろう。読みが当たってよかったな」
男の言葉にエランはお褒め頂きどうも、と言葉を返す。「浅はかな男の考える暗殺なんてそんなもんだろ」と言いつつ、清掃員の男に「その服着替えろよ」と言えば男は小さく舌打ちをした。
「面倒だ」
「面倒でもしてもらうからな?清掃員の格好をしたSPなんて存在しないだろ」
チッ。今度は明確に舌打ちをされ、それ聞きながらエランは歩き出す。帽子を外した男…オルコットはその背を追いかけるように床を蹴った。
- 36二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 23:54:23
良かった、オルコットさんを既に引き込んでいたのか
エラン様ナイス - 37二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 00:13:37
スレッタが居ないと気付いたくるくる姉弟はdice1d3=2 (2)
1.エアリアルの格納庫にまで行ってみるか
2.とりあえず廊下に出てみるか
3.クアン、スレッタに連絡できるか?
- 38二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 00:17:33
スレッタ行動🎲 dice1d100=87 (87)
姉弟行動🎲dice1d100=90 (90)
誤差30以内なら廊下でばったり出会う
シャディクとミオリネはdice1d2=1 (1)
1.エアリアル引き取り中
2.引き取り終わり移動中
エランとオルコットはdice1d2=2 (2)
1.ヴィムの元に既に着いた
2.まだヴィムの元には着いていない
1の場合 ヴィムうろうろ🎲dice1d100=64 (64)
(90以上の場合ラウダを見つける)
- 39二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 00:35:02
ヴィム🎲は2の場合です。間違えました()
(ずっとトイレにいても、意味ないよね…)
重たい体を引きずるように、トイレから出る。ずっと前から、ミオリネさんと上手くいっていない。ミオリネさんは私のために頑張ってくれてるのに、私だけ何も出来ていない。何とかお話をしようと思うけど、ミオリネさんは忙しくて中々時間が取れなくて。
(…温室のお世話、取られちゃった)
ここに来る前、ミオリネさんは私ではなく業者の人に大切なトマトのお世話を頼んでいた。私がミオリネさんに任されたお仕事なのに。「あんたもこれから忙しくなるんだから」ぶっきらぼうにそういったミオリネさんの顔を思い出す。1度たりともこちらを見てくれなかったミオリネさん。
きゅぅ、と手の中にあるキーホルダーを握り締める。やりたいことリストのひとつにある、お揃いのものを身につけ合う。購買に売っていた可愛いキーホルダー。ミオリネさんに渡したくて、でも渡せなくて。
「私…この会社に、必要なのかな…」
ここには地球寮の皆さんだけじゃなくて、エランさん達やシャディクさん、ラウダさんにグエルさんがいる。ミオリネさんは楽しそうで、そこに私の居場所はない気がして。目尻が熱くなって、ぐしぐしと服の袖で目を拭うけど、どうしても溢れ出たものに蓋が出来なくて。
「ぅ、え……」
ぽろぽろと溢れたそれを懸命に拭う。けどもう止まらなくて。
「スレッタ?」
名前を呼ばれ顔を上げると、目を見開いたグエルさんとラウダさんが、私を見ていた。
「あ、ぅ…」
返事をしようと口を開いても、零れた言葉は意味がなくて、嗚咽しか出てこなくて。みないで、そう込めるように顔を隠せば dice1d2=2 (2)
1.グエルさんがそっと私を抱き締めた
2.ラウダさんが乱暴に私の顔をハンカチで拭った
- 40二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 00:39:01
ここでラウダが動くの好き
- 41二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 00:57:55
「おぼぇ!」
ずんずんと近づいてきたラウダさんが、私の顔をハンカチで拭う。ぐりぐりと乱暴に顔を拭かれては顔が痛い。グエルさんが「ラウダ?!」と声を上げ、彼はため息を吐いた。
「泣いてるのに顔を隠すな」
「ぅ…」
「…泣くのなら、声を出して泣け。涙を見せろ。…僕らはそれを別に笑ったりしない」
ぐりぐりぐり、乱暴なのにどこか暖かさを感じる言葉に、胸がいっぱいになって、よりぶわりと涙が溢れた。
「あ゛ぁ゛〜〜〜!」
もう止まらない。口を開いて、ボロボロ泣いて。ラウダさんは何も言わずにハンカチで私の顔を拭いて、その横で同じように何も言わずにグエルさんがそっと私の頭を撫でてくれて。それがより優しくて暖かくて。
「うぇ、え゛ぇ゛え゛」
私は両手を広げ、2人にぎゅぅっと抱きつきながら大声を上げながら泣き続けた。
「スレッタお昼は食べたか?」
ふるふると首を振る私に、グエルさんは持っていた袋に手を突っ込み、パンを1つ取り出しては私に差し出した。私はそれを受け取り、もきゅりと食べる。何度か咀嚼を繰り返し、ごくんと飲み込みこめば再びぶわりと涙が溢れた。まだ泣くのかとラウダさんが呆れたような声を出す。
「さっきは泣いていいって言ったくせに…」
「そんなこと言ってない」
「いいました!」
「いってない!」
ふふ、とグエルさんが笑う。ラウダさんと私は顔を見合せて、そうしてぷいっとお互いにそっぽを向いて、ふは、と同じように笑ってしまった。もきゅりとパンを再び口に含み、もぐもぐ。グエルさんはちゅーっとドリンクを飲み、ラウダさんはぼんやりと窓の奥の宇宙を見ていて。ふと dice1d3=2 (2)
1.私は口を開いた
2.グエルさんが口を開いた
3.ラウダさんが口を開いた
- 42二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 08:57:44
姉弟のケアが沁みる…
- 43二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 10:19:55
「おぼぇ!」拭う力強すぎてわろた
ラウダの不器用な優しさいいね。多分姉さんに出会うまでは誰かに優しくしたことなんてなかったんだろうな(多分優しくされたことも……) - 44二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 10:49:33
「声を出して泣け」はラウダがグエルに言われたことだな
- 45二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 11:15:10
ここのラウダムーヴ1スレ目のお姉ちゃんじゃないですかーっ!
姉弟尊い… - 46二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 12:58:34
決して仲が良いとか良好な関係とは言えないんだけど、スレッタとラウダの関わりからしか得られない栄養はあるよね……
- 47二次元好きの匿名さん23/08/19(土) 20:47:17
保守
- 48二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 01:11:38
ほ
- 49二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 09:11:01
保守
- 50二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 18:15:34
ほしゅ
- 51二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 18:50:41
「何かあったのか?」
「ぁぶ?」
こてりと首を傾げる。グエルさんは心配そうな顔で私を見ながら、そっと空いている方の手を握った。
「なにか、体に異変があったのか?例えば、体が動かないとか、頭が痛いとか…」
グエルさんは私が泣いてた理由を体が不調だからだと思っているようだった。私はぶんぶんと首を振り「違います!」と否定する。そうすればグエルさんは少しきょとんとした後、すぐにほっとした顔をした。
「そうか、ちがうのか。それは、よかった」
本当に良かった。繰り返される言葉にまた胸が暖かくなる。ここ最近体調があまりよくないグエルさんのほうが、大変なのに。私の心配をしてくれる彼女の優しさが身に染みる。「じゃあどうして泣いていたんだ」とぶっきらぼうなラウダさんの言葉に、私はなにか言おうと口を動かすも、まるで声をなくしてしまったようになんの言葉も出てこなくて、私は口を閉じ黙り込んでしまった。
「…スレッタ・マーキュリー?」
黙ってしまった私に、ラウダさんが訝しげに私を呼ぶ。
「……おふたりは、自分が必要ないって、思った事ありますか?」
震えた声で、私は問いかける。誰かがごくりと息を飲んだ音が、静かなこの空間に響いた。
姉 弟 dice2d100=19 3 (22)
- 52二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 19:53:14
ふたりともめちゃくちゃ低いな……
この3人の会話、なんとも言えない良さがある - 53二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 22:36:13
自分が必要ないと思ったこと、この2人はめちゃくちゃありそうだな...
- 54二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 23:31:24
「「……」」
グエルさんもラウダさんも、俯いたまま黙ってしまった。私も同じように俯いていれば、ラウダさんは小さく息を吐く。ふー、と吐かれた息と同時に「お前バカだろ」とラウダさんが私に暴言を吐いた。
「ば、バカァ?!今バカって言いましたか?!」
「バカはバカだろ」
「またバカっていったぁ!!」
「ラウダ、事実はもっとオブラートに包まないと」
「グエルさん?!」
「姉さん、甘やかしちゃダメだよ。こういうのははっきり言わないと」
「どういうことですかァ!?」
ぎゃん、と吠える私に2人はため息を吐く。似たような目をした2人が私を捉え、再びため息を吐いた。人の顔みてため息なんて失礼ですよ!と言えばラウダさんがより深くため息をついた。なぜ。
「…必要ないなんて、僕は思える立場にいなかった」
「…え?」
「必要でありたいと思ってた。父さんの役に立つ為に生きてきた。父さんの事が好きだったから」
「あ、の…」
「だけど、そんな気持ちを持った所で父さんが振り向いてくれる訳じゃなかった。父さんは僕を必要としなかった。いや、必要だったとは思う、ジェタークの跡取りとして。…でも、本当は…僕はそれが欲しかった訳じゃない」
ラウダさんと目が合う。悲しそうな目が私を映していた。
「僕はただ…父さんと、話がしたかったんだ」
僕の目を見て、僕と話をして欲しかった。
ラウダさんはそう言いながらこちらから顔を逸らした。顔を伏せながらも、自分の手を眺め、小さく息を吐いたラウダさんは再び顔を上げる。
「お前は僕と一緒だ。必要とされたいんじゃない、ミオリネと話したいだけだ」
「あ…」
すとんと、ぽっかり空いた穴に何かが落ちる。まるでパズルのようにピッタリとハマったそれに自分でも驚いてしまった。
(姉弟ダイズ 、1に近いほど冷静(呆れ) 100に近いほど動揺 (トラウマスイッチON)) - 55二次元好きの匿名さん23/08/20(日) 23:46:30
ダイスも文章もいい仕事をなさる…
- 56二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 02:04:06
そうか、私、ミオリネさんとお話、したかったんだ。
色んなことを聞きたい。色んなことを言って欲しい、色んなことを教えて欲しい。…私を、見てほしい。
「…ラウダさん、ありがとうございます」
「……ふん」
ぷい、とそっぽを向いたラウダさん。グエルさんが「照れてる」と言えば「照れてない!」とラウダさんが叫んだ。グエルさんはクスクス笑いながら
「青春だなぁ〜」
とのんびり呟いていた。
「青春…!これが青春ですね!やりたいことリストの1つ埋まりました!」
「お、良かったじゃないか」
「青春がやりたいことリストってなんだよ…」
グエルさんが私の頭をわしわし撫で、ラウダさんは少し赤くなった顔を隠しながらも呆れた顔でため息を吐いた。そんなに沢山ため息を吐くと幸せが逃げますよ?と言えば「煩い…!」とラウダさんが吠えた。
「スレッタのやりたいことリストって、ほかに何かあるのか?」
むー!と睨み合う私達を気にせずグエルさんが私に聞いてくる。私はあります!と生徒手帳のリストを見せた。山盛りのご飯を食べる、友達を沢山作る、部活をする、デートをするetc……そんなリストをグエルさんは微笑ましそうに、ラウダさんは物珍しそうに眺めていた。見せながら、私はdice1d2=1 (1)
1.グエルさんにもやりたいことありますか?と問いかけてみる
2.ラウダさんもやりたいことリスト作ってみませんか?と聞いてみる
- 57二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 02:06:52
あっこれは残機が…
- 58二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 02:29:06
「……俺?」
「はい!グエルさんにもあるのかなって」
「……」
グエルさんが少し目を逸らす。「姉さん?」とラウダさんがグエルさんを呼び、その声にぴくりと反応したグエルさんは、少し悩みながらもグエルさんの生徒手帳を取り出した。
「……皆で、本物の空を見てみたい」
「…そら…」
「地球の空は、俺たちが見ている空より綺麗なのかなって……だから……この会社のみんなと、本物の空を見てみたい」
グエルさんの手が、少し震えている。困ったように笑っている。私はそんなグエルさんの手をぎゅぅっと手を握った。
「見ましょう!」
「……」
「空、一緒に見ましょう!私も本物の空を見た事ないから、見てみたいです!」
「……」
グエルさんは、何も言わない。ただずっと微笑んでる。それが、なんだか、胸がざわざわして。
「姉さん」
「……」
「絶対に行こう。皆で、空を見に行こう」
ラウダさんの言葉に、グエルさんは俯きかけながらも小さく笑った。もう一度、強く手を握る。ラウダさんの手も伸ばされ、私の手に重ねられる。ぎゅう、と強く握る。グエルさんを離さないように。
「グエルさん、絶対に行きましょう、ね!」
「……ああ、行こう」
「約束だよ、姉さん」
「…うん、やくそく、だな」
泣きそうな顔をしたグエルさんは、そう笑う。口元が動いていたけど、それは私の耳には届くことは無かった。
グエル dice1d100=41 (41)
( 1に近いほど叶わないと思っている 50前後で半々 100に近いほど本当に叶えたいと思い始めている)
ミオリネ&シャディク 🎲 dice2d100=86 63 (149)
(合計90以上で????)
- 59二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 02:35:42
ひぃん!生きて、皆で夢叶えてくれ…!
- 60二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 08:07:21
叶えたいと思えよ… 生きることを諦めないでくれ…
- 61二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 08:13:54
死亡フラグにならないでおくれよ…
- 62二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 17:58:21
ここで夢を語れるパターンは大体生存フラグだから…
死亡フラグなら誰も夢を知らず遺品整理時に発見してっていうパターンだから…なおダイスの結果次第では() - 63二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 23:40:16
念の為保守
- 64二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 23:49:46
- 65二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 23:52:51
マ、マイナス...
- 66二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 23:53:13
ま…マイナス…………
- 67二次元好きの匿名さん23/08/21(月) 23:56:28
そんな…
- 68二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 00:05:39
- 69二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 00:11:34
おおぉ……どうしてこんなことに…
- 70二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 00:19:39
ヤダーー!!!!
最期に必死に揺すってくる弟の涙の零れる目を見て綺麗な夕焼けだな…とか言って息を引き取るとか無しだよ! - 71二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 00:57:24
エアリアルは何事もなく引き取れた。一悶着あるかもしれないと身構えていたがら、何も無くてほっとする。…あとは、俺の仕事だなとシャディクは無言のままふわふわと移動するミオリネの背に向けて声をかけた。
「ミオリネは、わざと水星ちゃんを避けてるの?」
シャディクの言葉にミオリネがびくりと体を跳ねさせる。図星だったか。しかしそれには気付かないふりをしてシャディクは言葉を続けた。
「違うのなら、ただ会社のことで忙しいから?それとも、今の自分しか出来ないことが多くて、それで自分が満たされてるから水星ちゃんのことはどうでも良くなったの?」
「んな訳ないでしょ!!」
ミオリネの怒号が響く。振り向いたミオリネは今まで見た事ないような顔で、シャディクを睨んでいた。
「そんな訳、ないじゃない……ッ」
俯いて、ミオリネは手で顔を拭う。泣いている。あのミオリネが、泣いている。無重力空間で、ミオリネの涙がぷかぷかと浮く。それを眺めながらも、言い過ぎたかと内心焦るがここで怯んだら本心は聞き出せない。
「じゃあ、なんで?」
心を無にして、彼女に問掛ける。ミオリネは俯いたままだ。
「…グエルの、ことよ」
「グエル?」
「ガンダムの呪いは、重い。言われた時から覚悟をしてた。逃げる気はない。でも、あいつの事をしってから…怖くなった。平気な顔して、大丈夫って顔してたのに。… 後数回乗ったら、死ぬかもしれないって、初めて聞いて、怖くなった。……スレッタも、死んじゃうんじゃないかって……」
「……」 - 72二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 04:52:52
ガンダム。呪いのモビルスーツ。まだその呪いがどんなものかは解明されきっていない。呪いは、重い。
(…あと、4回)
それよりも少ないかもしれない。だが、グエルは後4回乗れば、確実に、死ぬのだろう。ここ最近のグエルの不調が全てを物語っている。腕が動かない、息が切れやすい、足も時々もつれているようで。今でも不調は完全には治っていないらしい。…あんな姿を見たら、誰だって…。
「それが、水星ちゃんを避ける理由?」
「……」
ミオリネは何も言わない。肯定だ。
「…わかってる、こんなことで、スレッタから逃げるのはずるだって」
「……」
「グエルからも、逃げる気は無い。けど…やっぱり、怖い、…こわいよ、シャディク…」
「ミオリネ」
ミオリネがゆっくりと顔を上げる。泣き腫らした彼女の頭を、雑に撫でる。ミオリネは抵抗もせずに大人しく撫でられていた。
「俺が背中を押すよ」
「……」
「怖いのなら、少しは立ち止まったっていいんだ。立ち止まって、またゆっくり進めばいい。止まった背中は、俺が押すから」
それだけ言えば、小さく、それでも深く深呼吸をしたミオリネは顔を手で拭う。キザなこと言うじゃない。と笑ったミオリネにシャディクは照れ臭そうに頬を緩ませた。
「…スレッタと、ちゃんと話をするわ」
「そう」
「弱音、聞いてくれてありがとう」
「いいよ、今の俺にはこれぐらいしか出来ないからね」
「謙遜するなっての」
ふわりとミオリネが廊下を進む。その後ろに付き添いながら同じように再び歩き出す。まるで、昔に戻ったようだとシャディクは思う。ミオリネは強い、自分なんか居なくても、1人で歩き出せる。けれども、こうしてミオリネが自分だけに弱音を吐いてくれるのは、やはり嬉しくて。…ずっと俺が、君を支えるから。そんな言葉を小さく呟く。きょとりとしたミオリネがシャディクを見上げ、こてりと首を傾げた。
「何か言った?」
「……いや、なにも?」 - 73二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 05:13:07
ミオリネ シャディク🎲 合計 90越えでミオリネの弱音 結果 dice2d100=86 63 (149)
ミオリネとシャディクはdice1d2=1 (1)
1.バッタリとスレッタ達と鉢合わせる
2.鉢合わせないまま地球寮のメンバーと合流
スレッタ ラウダ はグエルに対し
スレッタ dice1d100=85 (85)
ラウダ dice1d100=21 (21)
(50以上で少しの違和感 、100に近い程グエルの中で何かが壊れたことを察する)
現在のクアンdice1d2=1 (1)
1.アティランにくるくるグエルの動画を送信中
2.エランに呼ばれエランの元へ
現在のエランとオルコット dice1d2=2 (2)
1.ヴィム・ジェタークと対峙中
2.ヴィム・ジェタークが居らずずっと探している
2の場合のヴィムウロウロ🎲dice1d100=58 (58)
(90以上でスレッタ、ラウダ、グエルと接触)
- 74二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 08:04:00
ラウダも察してよー! グエルを救ってくれよー! ハッピーエンドが見たいんじゃー!
- 75二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 10:58:48
ヴィムは現在テロが失敗してることにdice1d2=2 (2)
1.気付いている
2.気付いていない
バッタリとスレラウグエと出会ったミオ&シャディ
ミオリネdice1d100=7 (7)
シャディクdice1d100=24 (24)
(50以上でグエルに対し違和感、100に近いほどグエルの様子がおかしい事に気付く)
ラウダ救済🎲 姉の様子がおかしいことにdice1d2=1 (1)
1.気付く 21+dice1d100=21 (21)
2.気付かないが違和感を抱く 21+dice1d50=27 (27)
ヴィムが見つからないエランとオルコットはdice1d2=2 (2)
1.ばったり出会った陣営にバッタリ出くわす
2.「少し話がある」とエランがオルコットに引き止められる
??? dice1d100=29 (29)
- 76二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 12:43:11
ラウダ、気付いてはいるけど理由には思い至ってない感じかな
- 77二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 17:19:58
「エランケレス」
「何?」
「少し話がある」
オルコットにそう言われ、エランは訝しげに男を見た。ヴィムジェタークが居ないこの状況で、あの男がなにをする分からないこの状況で、話すことなどあるだろうか。
「報酬金を上げろって話ならナシだけど」
「そうじゃない。……聞きたいことがあるだけだ」
「聞きたいこと?」
なにか説明に不備があっただろうか?首を傾げるエランに男は端末を見せる。なに?とそれを見ればそこには株式会社ガンダムのPVが映し出されており、スレッタとグエルがなにかキメてるのか、と言うほどバキバキの目で歌って踊ってる姿が映っている。
「…これが何?」
「この赤毛娘の隣にいるヤツは、何者だ」
は?とエランの顔が歪む。なぜそんなことを聞く。意味がわからない。ただのPVに映ってる少女に対し、何者だと聞いてくるのは何故だ?男の考えを読もうにも、男の表情は無に近く、威圧感がある。…なぜこいつはグエルに興味を持った?なぜこいつは…グエルを何者だと聞いた?
エラン dice1d100=15 (15)
(1に近いほどオルコットに不信感 50前後で違和感 100に近いほど 『グエルの過去を知っている?』と確信を持つ)
エランdice1d2=1 (1)
1.「…何者って、こいつは俺の従姉妹で、株式会社ガンダムの従業員だよ」
2.「そんなこと聞いてくるあんたこそ、何を知りたいんだよ」
- 78二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 17:42:32
「……い、とこ」
「そう、従姉妹。何者って疑問は解消された?」
エランの言葉に男の顔が少し歪む。端末を仕舞った男は「そうか」とだけ言い、再び歩き出す。
不信感。悪い奴ではないのは分かる、が…何を考えているか分からない。金さえ払えば動く奴らだが、雇い主は裏切らない筈だ。そこだけは信頼している。だが
(なぜグエルを…?)
グエルになにか感じるものがあったのか?人たらしではあるが、画面越しでもあいつの人たらしは効くのか?そこまでの力がアイツにあったろうか。……それともこの男は。
(いや…全部憶測の域を出ない)
これ以上の考えは不要だ。エランはそう結論を付ける。しかし『何者だ』という男の言葉が、ずっと引っかかっては考えをより深くしていく。
男の背中を睨みながら、苛立ちを隠さずに舌打ちをした。
エランとオルコットはdice1d1=1 (1)
1.スレミオシャディラウグエにバッタリ出くわす
バッタリ出くわしたオルコットはグエルを見てdice1d100=6 (6)
(1〜50であの時を思い出す 50〜100でグエルを抱き締める)
- 79二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 17:49:24
会えるのか……
- 80二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 17:54:14
グエルへの違和感🎲
オルコットdice1d100=90 (90)
エラン (身内補正)50+dice1d100=67 (67)
(50以上でグエルに対し違和感、100に近いほどグエルの様子がおかしい事に気付く)
グエルはオルコットを見てdice1d100=95 (95)
(1〜50で一瞬硬直するも直ぐに戻る 、50〜100でフラッシュバック)
50〜100の場合 dice1d3=3 (3)
1.過呼吸
2.パニック
3.上記全て
- 81二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 17:55:39
お労しや姉上……記憶戻るのかな…
- 82二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 17:57:23
オルコットさん、エラン様、グエルを助けてやってくれ
- 83二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 20:44:30
人が増えたな、とぼんやり思う。
スレッタとミオリネが何か話してて、それをシャディクとラウダが聞いていて。ミオリネと話してるスレッタが、聞いているラウダがチラチラこちらを見る。少しこちらを見すぎだと思いながらも、グエルはそっと目を逸らした。
「なんだ?なんでこんなに集まってんだ」
しばらく聞いてなかった声がする。声のした方を向いて、グエルは目を見開いた。エランの後ろにいる男。片隅に、見覚えのある顔。冷たい手が、首を絞めて、そうだ、確か。なんだっけ、あれ?あかい、─が。部屋が、─お、か─さんが。
(あ。)
かけていたピースが、ぴったりと嵌る。嵌ってはいけないものが、はまって、しまって。
呼吸が上手く出来なくなる。頭の中がごちゃごちゃになって、何も分からなくなる。かひゅ、と抜けた呼吸を繰り返しながらがたりと身体を震わせた。姉さん?と声が聞こえる。グエル?と名前を呼ばれる。
「グエルさんッ─!」
手が、伸びてくる。あの手と重なる。
そうだ、あの日も。あの日もそうして、手を伸ばされて。dice1d2=1 (1)
1.ご、めんな、さい、─おとうさん
2.どう、して、─おかあ、さん
グエル🎲 dice1d100=86 (86)
(50以上でその場から逃げだす)
- 84二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 20:50:35
Oh...
しかしこれ傍から見たらオルコットがお父さんなの!?っていう風に見えない? - 85二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 21:36:23
(色々グエルのメンタル面がやばい、マイナスになった時点でひぇってなった。スレ主はハピエンを望んでいます)(なお🎲次第)
鬼ごっこ🎲
誰か一人でもグエル逃走🎲結果の86以上を出せばグエル捕獲可能
ラウダdice1d100=41 (41)
エランdice1d100=18 (18)
シャディクdice1d100=71 (71)
スレッタdice1d100=100 (100)
ミオリネ dice1d100=39 (39)
オルコットdice1d100=20 (20)
なお捕獲できなかった場合 dice1d2=1 (1) とグエルは鉢合わせる
1.プロスペラ
2.ヴィム
- 86二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 21:37:06
スレッタナイス
- 87二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 21:38:28
さすスレちゃん!!
- 88二次元好きの匿名さん23/08/22(火) 21:45:32
お友達パワー!よくやったスレッタ!!
- 89二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 06:00:11
ほ
- 90二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 07:30:10
すんごいシリアスなのに、「ラウダが勝手に姉認定してたグエルが本当に姉だった」という事実に対する他キャラの反応が気になりすぎて今から笑ってしまう
- 91二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 16:49:25
ほしゅ
- 92二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 19:53:58
(スレッタ100だったので+補正でいきます)
パニックになった人間を水星ではよく見てきた。瓦礫に挟まれ、事故に巻き込まれ、酸素があと少しでなくなるかもしれない、出血多量で死ぬかもしれない、恐怖に全てを支配された人は皆、どこか変な目をしていたのを思い出す。今のグエルさんは、その人たちと同じ目をしていた。パニックで、呼吸も上手くできていないグエルさんに、手を伸ばす。
「ご、めんな、さい、おとうさんッ……!」
その悲鳴と同時に、後退ったグエルさんが床を蹴る。逃げた、と認識する前に私も同じように床を蹴った。
「スレッタ!!!!」
ミオリネさんの声を背に、私はグエルさんを追い掛ける。今彼女を逃がしたら、きっとまずいことが起きる。そんな気がして仕方がなかった。遠くで怒号が聞こえたけど、後ろを振り返る余裕はない。グエルさん、体調戻ってないのに、早い…けど、私も…!負けません!水星で鍛えた体力は、このためにあったんだねお母さん!
「にがし、ません!!」
曲がり角を曲がる前に、何とかグエルさんの腕を無理やり掴む。無理やりこちらを向かせれば、焦点の合っていない虚ろな目がぐるぐると忙しなく動いてこおり、呼吸は不規則。手首を親指で触れば脈も早く、どこから見ても異常だった。グエルさんは再び逃げようと体をもがかせるグエルさんは、どこか弱い声で、それでもハッキリとした声で離して、と繰り返す。私は───dice1d2=1 (1)
1.「大丈夫ですよ、もう大丈夫」とグエルさんを正面から抱き締める
2.何も言わず、グエルさんを抱き締める
- 93二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 21:30:56
レスキュースレッタカッコよすぎる!!!
- 94二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 21:33:47
ゆっくり、優しく。…水星にまだ居た時、寂しくて泣いてしまった私を抱き締めてくれたお母さんを思い出しながら、グエルさんを抱き締める。私より小さな体はやっぱり冷たくて、自分の体温を分けるように背中を撫でた。
「大丈夫、大丈夫ですよ、グエルさん」
じたばたと藻掻くグエルさんから、次第に力が抜けていく。落ち着かせるように、できる限りゆっくりとしたテンポで背中を撫で続けながら、私と同じリズムで呼吸をできるように、息と心臓の音を聞かせる。
「大丈夫…大丈夫…」
救助活動で1番危ないのは、救助者がパニック状態のままでいることだ。今のこの状況を救助、というのは少し違うかもしれないけれど、グエルさん自体の救助という意味では正しいはずだ。
「…お、か、……あ、さ、……」
数分間、ずっと無言だったグエルさんが、そう呼ぶ。お母さん。さっきも、逃げる前に「おとうさん」とグエルさんは言っていた。…グエルさんは家族のことで、何かあったのだろうか。私には分からない、分からない、けど。
「違います、スレッタです。あなたの友達のスレッタ・マーキュリーです」
私はグエルさんのお母さんじゃない。友達。大切な友達で、大切な人だ。
「一緒に、空を見に行く約束をした、スレッタです。グエルさん」
グエル 🎲 dice1d100=83 (83)
- 95二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:10:03
「──ぁ、」
グエルさんが、息を飲む。そして、ゆっくりと、吐き出された。まだ少しだけ強ばっていた体から完全に力が抜けては、ぽふりと体を預けられた。そうして、グエルさんの手が私の背中に回る。抱き締め返してくれたことが嬉しくて、よりぎゅぅっと小さな彼女を抱き締めれば、グエルさんから「くるしい」と小さな抵抗の声が聞こえた。
「あ、す、すいません!」
「…いや、いい……こっちも、すまなかった…」
少し力を緩めれば、グエルさんはゆっくりと体を離す。先程よりも落ち着いた様子のグエルさん。でも顔はまだ俯かせたままで、私は大丈夫ですか?と声を掛けた。
「…大丈夫」
「本当ですか?」
「ほんとう」
「本当に本当ですか?」
「ほんとうだって」
「本当に本当に本当ですか?!」
「あぁもうっ!ほんとうっていってんだろっ!」
がばりと顔を上げたグエルさんの目は、もう虚ろな目じゃなかった。大きな声で怒っているのに困ったように眉を下げて笑っているグエルさんは、「ほんとにもう大丈夫だから」と言って、目を閉じた。
「……そうだよな、空、見に行く約束、したもんな……」
くく、とグエルさんは喉を鳴らす。ゆっくりと開かれたまだ見た事ない本物のお空のような瞳がきらきら輝いている。
「ありがとう、スレッタ」
あぁ、良かった。あの子はもう大丈夫だ。誰かがそんな言葉を言った気がした。
グエル メンタル🎲 dice1d100=83
(目に光が戻り、50越えなので生きたいまでメンタルに回復。やっぱりハグ、ハグは全てを解決させる)
- 96二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:12:17
良かったねぇ…良かったねぇ…!ありがとうスレッタ…
- 97二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:15:14
ハグは全てを解決する!!!!
- 98二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:22:52
よかったあああ
- 99二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 00:45:41
- 100二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 01:27:15
「どういう事だ!!!」
「落ち着けエラン、今切れても意味が無い」
「離せラウダ!オルコットお前何を隠してるんだ!!」
ラウダはエランを抑えながら、怒り吠え続ける彼を何とか宥める。ちらりとミオリネを見れば少しばかり動揺しながらも困惑しきった顔でこちらを見ていた。シャディクに至ってはこちらではなくグエルとスレッタが消えていった方を見つめている。お前こっちを助けろよ。と舌打ちしそうになった。
「お前、グエルのことを知ってるな?!全部吐け!」
───ごめんなさい、おとうさん。
目の前にいる男が現れて、突然様子がおかしくなったグエルが言った言葉だ。はっきりと、全員の耳に届いたその言葉と同時に逃げ出したグエルを、エランは追い掛ける前に男…オルコットに掴みかかった。ラウダが止めなければきっと殴っていただろう。…いや、エランが掴みかからなければラウダが掴みかかっていた。目の前に怒り狂う奴がいると人間以外と冷静になれるのだな、とラウダはぼんやり思う。
「……」
「お前があいつの父親か……!?答えろ、返答次第では殴る…!」
既に殴ろうとしてるだろ、お前。オルコットは、少しバツが悪そうに目を逸らしている。
「俺は、あいつの父親じゃない」
「あ゛ぁ゛?!」
「ただ、あいつの事は知っている」
「「「「はぁ?」」」」
全員の驚いた声が重なる。父親じゃないといいながら、グエルを知っている、それはもう、父親だと断言してるようなものじゃないか。
「…父親でないのに、彼女を知っているのは、なぜだ?」
ラウダの質問に対し、オルコットは顔を顰める。言いたくない、そんな顔をしているのは見て分かる。しかしここで引き下がる訳には行かない。
「答えてもらえるか、こちらも余裕が無い」
(…こいつがもし、姉さんの父親なら)
─さないと。姉さんの代わりに。姉さんを苦しませる道に進ませた男を、僕が代わりに。
男は諦めたのか、ため息を吐いた。黙っていても仕方がないと判断したのだろう。エランを見下ろしながら、静かに告げる
「──グエル・ジェターク」
「は?」
「グエル・ケレスの本当のファミリーネームだ」
「──っ」
「ヴィムジ・ェタークCEOの一人娘であり…死んだことになったはずの、ジェタークの令嬢だ」
全員の、息を飲む音が、響いた。 - 101二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 01:49:21
ミオリネ、シャディク、エラン 動揺🎲(1に近いほど冷静、50前後で困惑、100に近いほど動揺)
dice3d100=79 30 82 (191)
ラウダ🎲 (姉への好感度補正176+dice1d1000=861 (861)
(高ければ高いほどやったー!!!!な狂喜乱舞、逆に低ければ「なぜ姉の死はきちんと報告されなかった?」と冷静で理性的な弟)
グエルとスレッタはdice1d4=3 (3)
1.「と、とりあえずみんなの元に帰りましょう!」「お、おう、そうだな!」
2.「お?そんなところで何やってんだー?」クアンと遭遇
3.「あら、スレッタと─グエルさん、じゃない」プロスペラ遭遇
4.「貴様ら邪魔だ、こんな所で突っ立っているな!」ヴィム遭遇
グエルは現在どこまで思い出してる?dice1d3=3 (3)
1.あんまり思い出してない
2.自分のせいで母が…なところまで思い出している(メンタル -dice1d10=6 (6) )
3.自分の父のことまで全部思い出してる (メンタル -dice1d20=10 (10) )
- 102二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 02:39:55
なんでそこでくるのヴィムぅぅぅぅ
- 103二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 03:20:08
- 104二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 03:29:57
- 105二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 03:34:04
ラウダは喜んでるけど、グエルが本来は特権階級のご令嬢だったのに尊厳も寿命も女性としての幸福も全て奪われたのは中々の曇らせだよな
- 106二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 03:37:44
- 107二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 05:40:47
- 108二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 08:11:13
グエルほんま……幸せになってくれ……
- 109二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 08:40:54
ラウダには、姉さんが本当に自分のきょうだいだったとひとしきり狂喜乱舞したあとでいいから、ふと冷静になってほしいぞ
- 110二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 11:17:05
>>104過去の解像度が上がりました、ありがとうございます!
グエル幸せになって…
- 111二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 17:09:01
このレスは削除されています
- 112二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 17:18:53
シャディク 冷静さ🎲 dice1d100=1 (1)
( 心は落ち着いている ←50→ 内心自分への怒り)
ラウダ 歓喜🎲 dice1d100=96 (96)
( 1に近いほど直ぐに冷静に、100に近いほどずっと歓喜している)
100に近かった場合 dice1d3=1 (1)
1.姉を目の前にして一気に冷静になる
2.徐々に落ち着く
3.全然落ち着かない(グエルからの物理攻撃で落ち着く)
プロスペラ🎲 dice1d100=87 (87)
(1〜50 ??? 50 〜100 ???)
- 113二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 17:37:27
ラウダの喜びっぷり可愛いけど…w
- 114二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 17:49:34
オルコットと姉さんがどういう関係かっていうのもラウダからしたら気になるよね
- 115二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 17:50:28
シャディクの冷静さがとても頼もしい一方でラウダ…でも本人戻ってきたら冷静で理性的()になるのそういうとこだよ
- 116二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 18:10:38
急にスン…てなる
- 117二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 19:25:05
全然落ち着かなかった場合グエルからの物理攻撃があったの面白い
- 118二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 23:52:02
シャディクは横でめちゃくちゃ喜んでる人がいたから逆に冷静になったのかな?
- 119二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:02:53
「……姉さんは、僕の…本当の、姉さん、だった…?」
ラウダの言葉に、シャディクはまずいなと顔を顰める。今のラウダにこの手の話は不味い。ラウダが何をしでかすか分からない。ミオリネもエランも動揺で動けていない今、自分だけしかこの場を処理できないのだ、ラウダに暴れられると、とても困る。出来ればグエルが来るまでは何もしないで欲しい。彼からはまだ、聞きたいことがあるんだ。どうしてグエルのことを知っているのか、グエルと一体何があったのか、沢山聞きたいことが。
「…たん、だっ…」
「…なんだ?」
男が目を細める。
言葉がききとれなかったのだろう、ラウダを見ながら彼はラウダの言葉を待っている。ミオリネとエランもラウダの方を振り向いた。拳を握りしめたラウダに、流血沙汰は御免だと、シャディクは冷静に止めようと手を伸ばし、
「やっぱり僕と姉さんは、元々1つだったんだ!」
「…は?」
「あ゛?」
「はぁ?」
恍惚の笑みで、歓喜の声を上げたラウダに、全員が困惑の声を上げ、シャディクは伸ばした手をそのまま動かせずにいた。
「1つって、何…?」
「僕らはやっぱりひとつだったんだよ。僕と姉さんが合わさって、漸く僕という存在が出来たんだ!つまり姉さんは僕で僕は姉さんだったんだ!」
「待て待て待て待て何言ってんだお前ちょっと落ち着け」
「僕は落ち着いた上で話してる」
「落ち着いてないだろ?なに?グエルとラウダはふたつで1つ?どういうこと?!」
「あぁ姉さん姉さん……!僕らはやっぱりずっと一緒にいるべき存在だったんだよ………!やっぱり僕らは、永遠に一緒だ……!!」
「やっばいわね…ラウダのおかげでなんか落ち着いてきたわ」
「これがラウダセラピー…?」
「やっばいわね」
「やっべえな」
「ミオリネ?!エラン?!お前たち何も落ち着いてないなさては!!」
「……???」
「ほらもーおじさんが困惑してるじゃん!」
「姉さん!!」
「いい加減にしろラウダ・ジェターク!あぁもう水星ちゃんグエル早く帰ってきて!!!!」 - 120二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:04:21
ラウダセラピー dice1d100=78 (78)
- 121二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:24:08
かわいいねえ!!!
- 122二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:52:18
できるだけ長くほのぼの見ていたいけど謎のプロスペラダイスこわいよ〜
- 123二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:53:58
かわいいか…?(真顔)
- 124二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:07:29
セラピーの定義こわれる
- 125二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:09:44
グエルには可愛い弟だから(震え声)
- 126二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 06:56:25
ショック療法(セラピー)
- 127二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 07:27:43
オラッ、正気に戻るんだよ!(セラピー)
- 128二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 07:42:16
困惑おじさんに大草原
- 129二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 15:41:19
ちょっと男子~!オルコットおじさん困惑しちゃったじゃん!
- 130二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 21:42:26
「……はッ!誰かが助けを求める声が…正確にはシャディクさんが助けを求めている…気がします…!」
「奇遇だな、俺はラウダが誰かをセラピーした気がする」
「セラピー」
「セラピー…セラピーなんだよ……」
なんですかそれ、という顔をするスレッタに、俺は小さく笑う。ラウダセラピーはラウダセラピーだ。なんかこう、隣にいると落ち着く。でっかい子犬…みたいな…ほら、そんな感じだ。考えるな、感じろ。
「よく分かりませんが、とりあえず戻りましょう…!」
「そうだな…早く戻った方がいい…」
流石に、あの男とエラン達が一緒にいるのは少し、怖い。何であの男がエランと一緒に居たのかは知らないが、男の目的が俺なら
(…俺しか止められない)
首が締められる感覚に、背筋が戦慄く。指先が震えるのを、拳を作り何とか抑え込む。
(おとうさん…)
「あ、お母さん?!」
スレッタの声にはっと意識を戻す。咄嗟に顔をあげれば、見覚えのある銀の仮面を被った女性がくるりと振り向く。
「あら、スレッタと─グエルさん、じゃない」
少女のように弾む声。スレッタは嬉しそうに顔を綻ばせぶんぶんと手を振っている。
「ぷろす、ぺら…さん…」
「お久しぶりかしら?あの時以来ね?体調は如何かしら」
世間話をするように近づいてきたプロスペラ・マーキュリーに体が強ばる。どうしても、彼女が苦手だ。この女性が何を考えているか分からない。できる限り笑顔をうかべるもどこか引き攣っている気がする。
「あの時以来?お母さん、グエルさんと面識あったの?」
「ふふ、少し前にね?スレッタと仲良くしてあげてくださいって挨拶しに行ったの」
「え、えぇ!?そんな恥ずかしいよお母さん!」
でもありがとう、と照れ臭そうに笑うスレッタはとても嬉しそうで、その顔を見るとグエルもつられて少し嬉しくなった。我ながらちょっと単純だと思う。
(いや、違う)
プロスペラマーキュリーと初めて会った時の警戒心が、今は働かない。彼女は今、本当に母親としてここにいる
(…気が狂う)
マーキュリー母娘を眺めながら、俺は小さくため息を吐いた。 - 131二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 21:47:45
お母さん今は何かしてくる気はないのかな?とりあえず大丈夫そうかな…
- 132二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 22:39:25
「そういえばスレッタはエアリアルに会いに行った?」
「あ、まだだよ!」
「そうなの、じゃあ早く会ってあげてね?あの子、寂しがり屋だから。スレッタに会えるの、楽しみにしてるみたいだから」
「そうなの?あはは、私も、久しぶりにエアリアルに会えるの、楽しみ!」
家族の会話だと、思う。俺にはよく分からないが。俺はお母さんと、そういう話をした覚えがあまりない。記憶の中の母は、いつも俺を励ましてくれたが、こんな風に話したことはあっただろうか。なんでもない日常のような、こんな会話を。
(…もっと、お母さんと…お話、したかったな…)
もし、まだお母さんが生きてたら…私と、お話してくれただろうか。仲が良さそうな2人の親子に、かつての己と母を重ねて、きゅぅっと胸が痛くなった。
グエル 行動🎲 dice1d3=1 (1)
1.「スレッタ、俺は先に行くぞ」とスレッタに声を掛ける
2.そっと無言でその場を去る (ヴィム🎲 90以上で接触 dice1d100=)
3.マーキュリー母娘の会話が終わるまできちんと待つ(メンタル -dice1d10=7 (7) )
- 133二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 23:38:21
(ヴィム🎲失敗しちゃったけど選ばれなかったのでそのままにします )
「スレッタ、先に行くぞ」
ここにいると、悪い方向に感情が向きそうだった。兎に角、今は自分のためにもここにいない方がいい。スレッタにそれを悟られないよう声をかければ、スレッタは慌てて「私も行きますよ!」とこちらを向いた。
「いや、プロスペラさんとお話…」
「大丈夫ですよ。私も用事がありますから、もう行かなきゃですし」
「……そう、ですか」
プロスペラマーキュリーの口元が緩やかに上がる。笑っている。…やっぱり怪しさも何も感じない。本当に用事があるのだろうか。
「じゃあ、行こうスレッタ」
「あぁ、少し待ってグエルさん」
プロスペラに声を掛けられ、ぴたりと止まる。なんですか?と問いかければプロスペラマーキュリーは俺に近づいては、手に何かを握らされ、同時に耳元で囁やかれる。
「体調、まだ戻ってないのでしょう?」
「───ッ」
「…もし、もう暫く立っても良くならないのなら、ここに連絡して?…ベルメリアより、力になれるわ?」
「───ッ」
ぞわりと、背筋に冷たいものが流れる。そっと俺を軽くハグし、背を軽く叩いては離れる彼女に、小さく唾を飲み込む。
「お母さん?どうしたの?」
「ふふ、これからもスレッタ達をよろしくね?てお願いをしたの」
「も、もー!お母さん!」
心配しすぎだよ!と怒るスレッタにプロスペラマーキュリーは再び笑う。仮面越しで表情が読めないのが面倒だ。スレッタの前で母親を睨むことも出来ず、話を合わせるように笑みを見せては頭を下げ、一足先にその場を去る。
少し距離を取ったのを確認し、そっと手を開く。握らされたものを確認する。この時代には珍しく、きちんとした紙。その紙にはアドレスと番号が書き込まれており、俺はそれを再び握り締めては、ズボンのポケットに仕舞った。
(何を考えてるんだ、あの人は)
ぐるぐると頭の中を回る考えを打ち消すように、グエルさーん!待ってくださいー!と聞こえる声。俺は軽く振り向いては「早くしろ」と立ち止まってスレッタに手を伸ばした。 - 134二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:12:16
いいのですか?と此方に問い掛けてくるゴドイにプロスペラは「ええ」と笑った。
「今はいいのよ。彼女にはまだ元気でいてもらわなきゃ困るもの」
「─あなたがそう仰るなら」
ゴドイはそう言うと口を閉じた。よき従者としての姿に感心しながらも、プロスペラは去っていく娘と、その友人を見送る。娘の友人は気丈に振舞っているが、やはりまだ体調が宜しくないのか、時々足を引つるような動作を見せながらも、それを隠している。どうやら彼女は、自分自身を騙すのが得意のようだ。その姿を眺めながら、プロスペラは彼女たちに背中を向ける。
「さて、行きましょうかゴドイ」
「何方に?」
プロスペラは振り向いて笑う。
「dice1d2=2 (2) の元に」
1.ヴィム・ジェターク
2.デリング・レンブラン
プロスペラ🎲 (1〜50でグエルに決闘申し込み 50〜100でグエルの体調を気遣う )
結果 dice1d100=87
- 135二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:39:45
よ…よかった~決闘じゃなくて…
- 136二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:45:45
決闘は避けられたけどしまっちゃおうねフラグ立ってない?
- 137二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:53:12
決闘すると単純にライフが減るので…
- 138二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 01:01:10
パーメットにやられてる身としてはシンパシーあったのかな
- 139二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 01:14:19
スレッタ グエル dice2d100=76 61 (137)
ヴィム dice1d150=53 (53)
2人の合計値がヴィムに勝てばスルー。ヴィムが勝てば接触
ヴィム→グエル因縁 dice1d100=79 (79)
(低い程無関心 高い程嫌悪)
グエル→ヴィム dice1d100=5 (5)
(低い程無関心 高い程「おとうさん…」)
- 140二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 08:03:33
ひたすらヴィム回避しててホッとする
- 141二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 16:11:43
無関心もひどいけど嫌悪ってさあ…
でもグエルがびっくりするほど無関心だからダメージ少なくて済むかな - 142二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:27:58
ヴィムがグエルを嫌悪する理由 dice2d3=3 1 (4)
1.ペイルの小娘めよくもラウダを…!
2.貴様のせいで融資を打ち切られたんだぞ…!
3.存在そのものが気に食わない
グエルがヴィムに無関心な理由 dice2d3=2 3 (5)
1.父親に期待が無い
2.父よりラウダ
3.今居る人達が、1番大事だから
ヴィム 🎲 dice1d100=26 (26)
(90越えで????)
- 143二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:45:47
「揉めてる?」
「揉めてると言うより、シャディクさんが疲労してます!」
とても面白…面倒なことになっているな、とぼんやり思う。頭を抱えるシャディク、どこかぼんやりとラウダを眺めているミオリネとエラン、興奮気味に何かを叫んでるラウダ、 後どうすればいいか分からずぽかんとしている男。いや面白…面倒なことになってるな本当。
「無視してもいいんじゃないか?」
「え?!そ、それはダメですよ!?」
「そうか、ダメか…」
ダメだよなぁ…。ともう一度呟いてはゆっくりと床を蹴る。そっとシャディクの背中にピッタリとくっついては「シャディク」と声をかけた。ぎぎぎ、と油の刺されていないモビルスーツのようにぎごちなくシャディクがこちらを振り向く。
「……幻覚?」
「本物だが?」
どこまで疲労してるんだお前。大丈夫か?と問えば「グエル」と正面から抱きしめられた。ビックリして体が固まる。ぎゅうぎゅう抱きしめられ、顔が、胸で、潰れる。いたい、くるしい。
「俺は今ほどお前を恋しいと思ったことは無いよ…!」
「ッぐ、るじ…」
「シャディクさん?!グエルさんを離してください!」
「水星ちゃん!」
「ぎゃーー?!?!」
スレッタが来たことによって一瞬緩んだ、のも束の間、シャディクはスレッタも捕まえては俺と彼女を腕の中に閉じ込めて、再びぎゅぅぅと抱き締めた。ぐるじい、と悲鳴が上がる。
「俺の救世主だよ2人は!」
お前は一体何を言ってるんだ。そんなツッコミをしようと思ったけど、苦しくて声が出なかった。
dice1d3=2 (2)
1.ラウダ
2.ミオリネ
3.エラン
- 144二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:10:43
そんなハグ()見たらラウダが暴れそう(
- 145二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:23:48
むぎゅっとやられて胸で顔が潰れるって普通は女の子のおっぱいでやるものだと思うんだが
シャディクでかいから仕方ないね… - 146二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:28:06
直のおっぱいはあかんて
- 147二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:28:53
みおりねは しょうきに もどった !
「あんたスレッタとグエルに何してんのよ!!!?」
「ぐはっ」
シャディクは小さな断末魔を上げながら俺とスレッタを離す。よろよろとふらつくシャディクを支えていれば、「スレッタ、グエル」とミオリネから声を掛けられる。
「ミオリネさん」
「…ミオリネ」
「…ん、戻ってきて、くれて…よかった」
ミオリネの目に、少し涙が見える。そんなに不安にさせたのだろうか、迷惑かけた、ごめんと頭を下げれば「あやまるな!」と怒られた。
「あんたが、謝る理由なんて、何一つないんだから」
「…そうなのか」
「そうよ」
目を拭いながそう言うミオリネに、少し笑みを浮かべながら、俺は小さく息を吐いては、シャディクから離れ、ようやく困惑から開放された様子の男の元へと向かう。後ろからとてつもなく低い声と悲鳴が聞こえたが聞こえないふりをする。今はそっちよりこっちだと俺は思うんだよな。アティランが居たらそう言ってくれると思う。
「…」
「…」
男と無言で目を合わせ続けた。
昔と変わらない男の顔に、無意識に息を飲む。やっぱりあの人に少し、似てる気がした。
「エラン」
「…なんだ?」
「こいつと二人で話しがしたい、こいつを借りていいか?」
「は?」
エランの気の抜けた声がする。振り向くと目を見開いたエランが俺を見てて、大丈夫だと言葉を紡ぐ。
「大丈夫、変なことはしない」
「…本当か」
「本当だ」
俺は約束は破らない。そう言えばエランは腕を組みながら後ろの男を睨む。なにか信用ならないようだ。
「エラン、1人の方が都合がいいんだ。直ぐに戻るから、頼む」
「……」
エラン VS グエル 説得🎲
dice1d100=2 (2) VS dice1d100=59 (59)
- 148二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:30:27
よわよわじゃねーか
- 149二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:41:09
説得するまでもなさそう
- 150二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:46:59
グエルに対して甘いな!
- 151二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:47:50
「……わかった」
「……ありがとう」
こうなった俺に対し、説得しても無駄だと思ったのかどうなのかは分からないが、納得してくれたエランに礼を言う。というか、昔からエランはなんだかんだ俺に甘いな。まぁダメだと言われても無理やりにでも1人でこいつと話をするつもりだったが。
「ただし、話が終わったらすぐに戻ってこい、いいな?」
「うん、戻ってくる。約束は守る」
こくこく頷く俺に「よし」とエランは言う。
「まぁ俺が許しても」
「僕は許さないけどね」
ひゅ、と息を飲む。いつの間にかエランの後ろにいた、ラウダが、静かにこちらを見ている。ひえ、と悲鳴をあげたのはわざとでは無い。
「姉さん、あなたが何を考えてるかは分からないけど…一人で行くのを僕が許すと思った?」
「あ、の、らう、だ」
「姉さん、あなたはずっと1人で危ないことをしようとするんだね…この前だって僕も行くって言ったのに連れて行ってくれないし、僕を1人にする…僕らは二人で一つなのに…僕を置いていかないでよ、姉さん…」
咄嗟にエランを見る。意地悪く笑う男に全身の血が沸騰するかと思った。でもその怒りより隣にいるおとうと(ラスボス)が怖くてそれどころでは無い。
「ら、うだ、あの、そのッ……!!」
「言い訳なんて、聞かないよ」
言わせるわけないだろう。ラスボスの言葉にひぃ、と再び悲鳴をあげた。
説得🎲 ラウダ VS グエル
50+dice1d100=67 (67) VS dice1d100=51 (51)
- 152二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:53:51
つよい! ここぞというとき本当に強いな
- 153二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 22:16:23
ボーナス無しでも勝ってた
つよい - 154二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 22:21:49
まぁオルコットさんと一度ちゃんと話した方が良い気はする
- 155二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 22:22:00
おおぐえるよ まけてしまうとはなさけない。
いや勝てるわけないだろ。淡々と、冷静かつ理性的に俺のやろうとしてる事の愚かさを語られ「行かせてくれ…」「ダメ」を繰り返し、最終的に
「僕はそんなにも頼りないか」
と言われてしまえばもうダメだった。一瞬かつての自分と重なってしまい「そんな事ない!」と泣きそうな声で悲鳴のように大声でそう告げれば「じゃあ僕を頼って、一緒に居させて」と手を握られ微笑まれる。
おとうとってつよいんだな、すごいな、と半ばパニックに近い頭で頷いてしまえば敗北は確定だ。ブレードアンテナは綺麗に折られている。ラウダは満足そうな顔で髪を弄っていた。ちょっとドヤ顔してる。なんだお前その顔は。俺は座学に弱いんだ、理論的に責められて勝てると思うなよ。俺が。
「話は纏まったか」
男の言葉にはっと我に返る。振り向けば呆れた顔の男がこちらを見下ろしており、俺は少しの恥ずかしさと居心地の悪さを感じながらも「行くぞ」と男と弟に声をかけて足を進めた。 - 156二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 22:35:02
うわラウダつよい
- 157二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 23:28:15
冷静で理性的に考えたら、パニック起こした原因ぽい人物と二人きりにはさせないよね
- 158二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 23:43:24
実際血のつながった家族の話ではあるしね
この後でもし二人が直接ヴィムに遭遇するルートを辿ったら…と想像すると怖いけど見てみたくもある - 159二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 02:01:48
エラン達と離れたとこまで来ては、グエルは漸く口を開く。「久しぶりだな」と言えば男は何も言わずに立ち止まった。
「…10年振り、だよな」
「そんなに経つか」
「俺の記憶が正しければ」
ラウダが俺と男の間に立ち、男から遠ざけようとする。大丈夫だと言うも、男を睨みつけたまま返事をしてくれないラウダにため息が出そうになる。
ラウダに警戒されてることを理解しているのか、男は一定の距離からは近づいて来ない。
「…また、お父さんの命令?」
男が目を細める。
こちらを振り向いたラウダが目を見開き、言葉の意味を理解できない、どういう事だ、という顔をして俺を見つめている。
「…悪いけど、あの時みたいに死ぬつもりはないよ。…やりたいことが、出来たから」
声が震える。首が絞められる感覚が、ゆっくりと戻ってくる。は、は、と短い呼吸を繰り返しながらも、震える手を誤魔化すように握り締め、男と向き合った。
「…やりたいことを叶えたい、だから、しにたくない。けど、どうしても殺さないといけないのなら」
言葉が、詰まる。喉がカサカサで、唾を飲み込んでも潤わない。視界がじんわりと滲み、それを振り払うように、何も言わない男と対話を続ける。
「やりたいことが終わったら、俺の命を好きにしていいよ」
だから、ここの人たちには手を出さないで。絞り出した言葉は本心だ。ここにいる人たちには、誰も傷ついて欲しくない、自分の大切な人たちを、自分の事で巻き込みたくない。
男は、口を開いては、閉じるを繰り返している。何を言えばいいか言い淀んでいるその姿に、男の言葉を待つよりも先に、ラウダが男の胸ぐらを掴んでいた。
「ラウダ…?!」
「どういうことだ…お前は、姉さんを殺そうとしたことがあるのか…?父さんに…ヴィム・ジェタークに命じられたとはどういうことだ…?!」
「……え、」
なんで、ラウダが、俺の父を知ってるんだ? - 160二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 02:49:22
「答えろ、黙ってないで…!」
「らうだ、まって、らうだ」
「姉さんは黙ってくれ!!今はこいつに話をッ…!!」
ラウダの怒号に、ひゅっ、と息が止まる。同時に男の目が細める。同時に胸ぐらを掴んでいた手を掴み、軽く振りほどいた。ギラつく目が、俺を捕える。その目が、昔父に叱られていた時の目と同じで、重なって、びくりと体が震えた。
こわい、こわい、こわい。
先程まで威勢がよかった体が、震えて言うことを聞かない。また、呼吸が、荒くなる。
「姉の元に行け、早くしろ」
男の声が、聞こえる。姉さん、と慌てたようなラウダの声が聞こえ、何とか呼吸を落ち着かせようとするが、上手くいかない。
「弟は姉の背をさすれ、お前はゆっくりと息を吐きだせ。いいな?」
言われた通りに、ゆっくり息を吐く。息を吸って、ゆっくり吐くを繰り返す。背中をさすられてるのもあってか、呼吸はゆっくりと落ち着きはじめた。
「…お前は幾つか思い違いをしているから、教えてやる」
男の声が、聞こえる。「お前もよく聞け」とラウダにも言っている様だった。
「お前を狙ったのはお前の父ではなく、お前の家の親族だ。…当時俺たちに依頼を出した奴らは、お前の父がCEOの後釜に付くことを酷く嫌がっていた」
「……」
「…依頼は母親と娘の始末。やり方は問わない。死んでいればそれでいい。目的は…娘と妻を亡くしたばかりの男を蹴落とすためだろう」
ラウダが俺を強く抱き締める。その腕が酷く震えていて、俺は縋り付くように、その腕に自分の手を伸ばした。
「…実際蹴落とせたかは、ご覧の通りだ」
今現在のジェタークCEOは、ヴィム・ジェターク。つまり、目論見は失敗したということだろう。エランが言っていた、あいつは経営だけは凄腕なのだと。
「…じゃ、あ…今日は……」
「お前の…従兄弟、になるのか。あのエラン・ケレスからの依頼でここにいる」
「内容は」
「…ヴィム・ジェタークの、デリング暗殺阻止」
「なにそれ…」
聞いてない。そんな話。聞いてないんだが。もうなんだか、色んなことがごちゃまぜになって、考えが纏まらない。エランの事だ、俺の体調がよくないのをわかった上で、きっと何も言わずにいてくれてたんだろう。それは、いい。仕方がないことだ。ここ暫く本当に体調が良くなかった。正直話を聞いていても、手伝える程の余裕はなかったと思う。 - 161二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 02:56:45
エランの考えは、正しい。少しは共有してもらいたかった。それは、今度問い詰めよう。エランを脳内で突っつきながらそう決めれば、ラウダの腕の力がより強まり、びく、と体が震えた。
「…姉さんと僕は、ホントに血が繋がってたんだね」
ラウダの言葉に、顔を上げる。心の底から嬉しそうな顔が、俺を見ている。
「らうだ」
「ジェタークの家に引き取られた頃、姉がいたって話は聞いてたんだ。でも、亡くなってしまったんだって。理由は教えて貰えなかったけど…もし生きてたら、会いたいって思ってたんだ。ずっと、ずっと、会いたかったんだ…」
ぎゅう、と抱き締められる。暖かくて、優しくて、それでいて…苦しくなる。
息を呑む音がする。どちらが飲んだかは分からない。
「…いきてて、よかった…ほんと、うに…」
「あ、……ッ…」
いきててよかった、なんて、言われたことがなくて。ずっと、お前なんていらないと言われてて。だから、俺が生きることに、意味なんてずっと無いって、思ってて。
「ごめ、ん、ラウダ」
「ぼくこそ、ごめん、ごめんなさい、ずっと、ずっと助けてあげられなくて、ごめんなさい」
「ちがう、おれ…わたし、わたし…あ、ぁ…ごめんなさいっ…ラウダを、たすけて、あげれなくてごめんなさい、ッ…ごめんなさい…」
ラウダだって、あの家で辛かったはずなのに、俺にそうやって謝って、悪いのは、お前じゃなくて、俺なのに。ただ、子供みたいにお互いに抱き締めあって、謝罪しあって、それだけ。俺もラウダも、お互いに泣くのが下手くそなんだ。声を出して泣けなんて言っときながら、お互いに掠れた声しか出なくて。
上手く泣けない俺たちを見かねたのか、男が、俺たち姉弟を抱き締める。大人の大きな腕の中にすっぽりと入り、大きな手が頭を撫る。
それさえも初めてな俺たちは、只々下手くそに泣き続けた。 - 162二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 10:42:47
あぁぁ……😭😭
- 163二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 11:14:44
家族になろうよ
- 164二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 11:25:34
グエルがわたしって言った…
- 165二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 11:36:48
オルコット、お前が父になれ
- 166二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 13:32:49
ありがとうオルコット…
- 167二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:02:33
- 168二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:12:40
オルコットさん、責任取って父さんになれ
- 169二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:24:56
お前が父親だ
- 170二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:55:57
父親になりかけてるw
「俺はお前たちの父親だ」ってこと? - 171二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:57:02
弟を名乗る不審者が消えたのに危うく父親を名乗る不審者が現れる所だった
- 172二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 22:50:48
(父になるってよく分からないので、絆されかけてる的な意味で取られていただけると嬉しいです!)(父性が刺激された的な…そんな文章を書いてたつもりだったんですけど父になるってなんだ…?)
漸く落ち着いた二人に、背を撫でていた手を止める。よく見れば似ている2人の顔は、泣いたせいもあるのかぼってりと目の周りを腫らし、ぐずぐずと鼻を啜っている姿は、余計と似ているように感じる。お互いに手を握ったままぼんやりとしている姉弟に「もう大丈夫か」と問いかければ、二人は幼子のようにこくりと頷いた。頷くだけで、すぐに沈黙してしまったが。
「…気になってたことが、あったんだけど」
泣きすぎて痛めたのだろうかさかさの声にオルコットは「なんだ」と言葉を返す。
「…なんであの時、わたしを殺さなかったの?」
少女の言葉に、オルコットは顔を顰める。死にたかったのかと言えば少女はこくりと頷き、オルコットは余計と顔を顰めた。姉さん、と少年の声がする。
「しにたかった、ようやく、おとうさんに許してもらえるっておもってたから」
「今もか」
きょとりとした顔の少女がこちらを見る。ぼんやりとはしているが、それでも真っ直ぐに青い瞳がこちらを見ていた。…あの時、父に謝りながら死を望んだ少女の目と重なり、胸がざわめく。
「…今も、死にたいか」
目を見開いた少女は、少しして首を振る。生きたい、と小さく呟いては、へにゃりと下手くそに笑った。
「みんなと…ラウダとの約束、あるから。しぬのはやだ」
「…そうか」
─じゃあ、しななきゃ。そう笑った顔よりも、今の顔の方が、断然少女らしかった。ほっと胸を撫で下ろし、そんな自分に舌打ちが出そうになった。自分は親じゃない。親の資格などない。伸ばしかけた義手を抑えながら、目を逸らす。 - 173二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:01:19
「…お前が死ななかったのは、ただのまぐれだ」
「……」
「お前は死ななかった。それだけだ」
「…なんだそれ」
少女がけらりと笑う。難しい話は嫌いだ。と軽口を言う少女の隣で、少年だけは男を険しい顔で睨んでいた。姉を殺そうとした男など信用出来ないのだろう、お互いに寄り添ったままの姉弟に「そろそろ行かないとダメなんじゃないか」と問う。
「まだじかんある」
「…ないだろう。さっさと行け」
「…」
少女は少しむくれた顔をしながら「じゃあ最後に」と言葉を紡ぐ。
「名前、教えてよ」
「聞いてどうする、意味が無い」
「お父さんって呼ぶぞ」
ぐ、と言葉が詰まった。こいつ、なにか勘づいているのか。と出そうになった愚痴を飲み込み、少女と少年を見る。さっきまでわんわん泣いていた子供の姿は無く、今はただ静かに此方を見ている姉弟にオルコットはため息を吐いた。ここで逃げても無駄だ。
「……オルコットだ」
「オルコット」
少女が言葉を繰り返す。オルコット、名前を呼ばれては、ただのコードネームでしかないのに少し擽ったい。
「姉さん、そろそろ行こう」
「…あぁ…さようなら、オルコット。また、会おうね」
少女が手を振り、背を向ける。歩き出す少女の背を眺めていれば、少年がすぐ目の前に立っていた。なんだ?と問いかければ、少し目を逸らした少年が、小さく息を吐く。
「…さっきはすまなかった。動揺していたとは言え、あなたに手を上げそうになった。……姉を…助けてくれた事、感謝する。……ありがとう」
そう頭を下げた少年に、オルコットは無言で頭を撫でた。わしゃりと髪を乱させ、何も言わずに少年に背を向け歩き出す。端末を取り出し、任務が完了したと連絡をいれては、ぱちり、と自分の頬を軽く叩いていた。 - 174二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:24:48
良い………
- 175二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 07:50:01
スレ民の父さんコールにスレ主が困惑してるの草
- 176二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 08:17:31
父になるはこう…青学の柱になれ的な概念的なものかと…
- 177二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 12:40:36
オルコットもうお義父さんなっちゃえよ!!
- 178二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 15:24:05
(おまけ)
「今更なんだけど」
「なんだ?」
「姉さんって、歳は17であってる?」
「…あってるはずだが、それがどうした?」
「…僕も17なんだよ」
「うん」
「僕、父さんの言ってた姉って人は、ずっと年上だと思ってたんだよね」
「うん」
「でも姉さんが僕と同じ歳だってことはさ」
「うん?」
「そういうこと?」
「………? どういうこと? 」
「姉さん」
「うん」
「分かりやすく言うとね」
「うん」
「父さんは同時期に2人の女性に手を出して子供を産ませたってことだよ」
「…………あっ」
「ねぇ僕らの父さんって必要かな?倫理観品性クソ親父なんていらないと思うんだけど。姉さん、姉さんが言ってくれたら僕はいくらでも手を汚すよ」
「やめろ、やめるんだ…私は平気だから、うん、あと何も言ってないから、やめろ…どこから取りだしたんだその斧は…構えるのをやめろ…斧なんてもう、持つな…ッ…ほらエラン達のところに戻るそ、な?な?!戻るよラウダァ!!」
(どうしようこれ、これでヴィムジェタークから色々されてた事を言ったら本気でやりに行きそう…い、うべきなのか、これ…?)
グエル 情報共有 dice1d100=40 (40)
(90以上でラウダに全共有 、50以上で濁しながらも伝える 、50以下で虐待諸々は何も言わない)
- 179二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 15:41:15
抱え込まないで~言えよ~😭
- 180二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 15:48:20
伝えたら、飛んで行きそうだしなこのラウダ…いつものことか?
- 181二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 15:49:36
なんだいつも通りじゃん
- 182二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 17:39:21
いずれバレそうだし、言うべきだったような、、
- 183二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 17:51:56
ラウダへの扱いも酷そうだし、言わなくても気づかれそうではある
- 184二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:47:33
- 185二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:48:42
ラウダ勝った!w
- 186二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:49:50
姉さんよわよわなのだ…
- 187二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:56:53
威圧すなwと思ったけど、溜め込んで修羅場に大爆発からのシュバる喧嘩より段階を踏んでいて良いのかもしれない(?)
- 188二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 19:34:06
ラウダの威圧がヴィムとのトラウマを呼び起こす可能性も無きにしもあらず…
- 189二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 22:35:10
グエルギャン泣き度 dice1d100=1 (1)
ラウダ ブチ切れ度 dice1d100=79 (79)
- 190二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 22:50:57
温度差デカすぎる
でっかい子犬の認識だから、怒ってるな〜どうどうみたいな感じなのか - 191二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 22:59:52
(もう少ないので隠し🎲のネタバレとちょっとした🎲だけ振ります)
隠し🎲??? dice1d100=16 (16)29 (29)
(50以上で宇宙議会連合によるテロ開始)
ヴィム 🎲 dice1d100=26 (26)
(90越えでオルコットとの会話中に参戦)
(ヴィムがずっと低かったので大乱闘にはならなかったよ!やったね!!やったね…?)
ヴィムは暗殺が失敗したことに dice1d100=56 (56)
(1〜50で気付くが何故失敗したか分からない 50以上で誰かが邪魔したことに気付く)
デリング プロスペラ 大人の密会 dice1d100=1 (1)
(100に近い程お互いに利益ある話が出来た)
姉が泣かなかった理由 dice1d2=1 (1)
1.びっくりするぐらい冷静に話せた
2.泣きそうだったけど話す度に弟がとても怒りはじめて涙が引っ込んだ
弟→ヴィムへの怒り (補正50+)dice1d100=89 (89)
姉弟、エラン達への諸々共有 dice1d100=13 (13)
(1〜50でぼんやり濁しながら伝える 50〜100で包み隠さず全部言う)
ファラクト修復🎲 dice1d100=66 (66)
(高い程修復済み)
スレッタ→←ミオリネ 親愛ダイス
スレッタ dice1d100=20 (20)
ミオリネ dice1d100=
- 192二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:01:19
- 193二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:12:39
大人の密会全然ダメじゃんw 世間話でもしてたのかな?
- 194二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:15:23
スレッタとミオリネが上手く行ってないのは何故?
dice1d2=1 (1)
1.まだちゃんと話し合えてない
2.話し合えたけど上手く意思疎通出来なかった
スレッタとミオリネの現在の雰囲気に株ガンのメンバーはdice1d2=1 (1)
1.気付いてるよ…早く仲良くなって欲しいよ…
2.気付いてないよ、でもちょっと空気悪いなって思ってるよ
株式会社ガンダム 現在会社はdice1d3=2 (2)
1.まだ軌道には乗れてないな
2.少しずつだけど軌道に乗ってる…けど、まだ不安だね
3.現物を見たいって人から!メールが来たわ!!
- 195二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:06:01
おまけ ぼんやり情報共有
シャディク「君たちほんとに姉弟だったんだね」
クアン「そっかーきょうだいだったのかー」
ミオリネ「……ねぇ、言っていい?」
クアン「ダメ、言わないで」
ミオリネ「いいえもう言うわ!!」
エラン「耐えろミオリネ」
ミオリネ「耐えられないわよ!もう無理よ!あんた達も思ってるでしょ!?」
エラン「思ってるけど言わないよ」
クアン「言いたくないからね」
ミオリネ「事実から目を背けるな、言うわよ!!ラウダのやつ、姉ってわかる前からグエルの事姉って呼んでたわよね?!」
クアン「あー言っちゃったよ」
ラウダ「姉さんは姉さんだからな。僕の目に狂いはなかった…やっぱり僕らは2人で1つ…ひとつ分の陽だまりふたつは入れたんだよ」
スレッタ「1つ分の陽だまりに無理やり割り込みましたよね今?はじき出されたガラス玉ありますよね?」
ラウダ「必ず出会うし、最終的にひとつになるからいいんだよ」
グエル「ひとつになることは決定事項なのか」
ラウダ「そうだよ!!僕らはひとつになるんだよ!!」
エラン「凄まじいほどにいい笑顔だなもう怖いよお前」
【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が 5|あにまん掲示板強化人士で残機が残り4つだと情報共有されている世界線簡単なあらすじクエタでグエルは記憶を取り戻した!と同時にラウダと姉弟なのが発覚。スレッタとミオリネのまだまだ続くよどこまでも。オルコットは父の柱にな…bbs.animanch.com - 196二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:09:49
データを手渡す。
仇は無言のままそのデータを見つめては、何も言わずにその場を去っていった。
「つまらない男」
くすりと喉を鳴らしたあと、深いため息がでた。本当につまらない男だ。…あの男さえ居なければ、あの男さえ居なければ。画面越しに男の背を睨みつけながら、落ち着くように目を閉じた。
「大丈夫…大丈夫よ、もう少し、もう少し…」
あと少しで、あの子のための世界が作れる。その為なら、仇にだって媚びを売ってやる。本心を隠しきってみせる。
「だから、貴女も…生きていてね?グエルさん」
彼女には、してもらわないといけない仕事がある。エアリアルの為に、あの子のために…みんなのために。
「同じ、魔女(かいぶつ)として、期待してるわ」 - 197二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:14:33
ラウダが歪みねぇよ…あとプロスペラがこわいよ…
- 198二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 01:14:03
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- 199二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:04:35
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- 200二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 16:00:03
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