- 1二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:12:29
コナンと金田一との面々が後から飛び入りで宿泊して来た
家族全員助かる方法考えてくれ
ちなみに
•家族は父、母、社会人の兄、大学生の姉、ワイ(高校生)
•コナンサイドはコナン、蘭、おっちゃん博士、少年探偵団
•金田一サイドは金田一、美雪、剣持のおっちゃん
高遠の参戦は禁止とする
ちなみに妙な伝承というのは親父は埋蔵金の話にロマンを感じて来たらしく、兄が大学時代に友人と訪れた話を聞いて行きたいと思ってたらしい。
しかし、姉はそれに纏わる妙な歴史上の逸話に詳しく、それを道中で暇潰しがてら話してるのを聞いてから母の様子がおかしく
兄は薬学部の博士号を持ってて製薬会社に勤めてるんだが、何か最近黒づくめの格好をして酒にハマっているらしく誰かと連絡取りながらウオッカとかベルモットとか言ってる。 - 2二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:16:21
あ、何か赤みがかかった茶髪の女の子?が兄貴を見て凄い表情してる。
兄貴のやつ、犯罪者オーラでも纏ってるのか、それとも製薬会社勤めだから何か妙な薬品の臭いがしちゃったのか - 3二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:18:51
終わりじゃねえか!
- 4二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:19:41
コナンサイド側だけだったら犯人になるという逃げ道もあったんだけどな
- 5二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:23:37
民宿の二階から飛び降りて骨折ってそのまま病院に行け
うわ言で家族の名前を呼び続けるのを忘れるな - 6二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:24:42
ちなみに姉貴のいう伝承というのは、まあ、親父の言う埋蔵金というのが戦に敗れた大名家の後継と家臣達が軍資金である金子を持って落ち延びて来て、その金塊が今なお行方不明になってるとかそんな話
何か子供達が気になったらしくて姉貴に話をもっと詳しく聞かせてくれた強請ってる
それを保護者なのか高校生くらいのお姉さんが優しく嗜めてるけど、俺と同い年くらいなのにしっかりしてて偉いねぇ
どうにも兄貴にビビってる女の子とメガネをかけた男の子の様子がおかしいので、こちらから『アレは俺の兄貴だから怪しいけど怖くないよ〜』と話しかけてみた。
女の子はすっかり怯えてたけど、男の子の方は聡明で賢くてまるで同い年の学生と話してるみたいで気楽だ
ミステリー系の話題ですっかり盛り上がってしまった。 - 7二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:30:45
母の様子がどうもおかしい
顔色が尋常じゃない
乗り物酔いかと思ったが、流石に病院に行った方がいいんじゃないかとすっかり姉と仲良くなったらしい子供達も言ってくる
俺も心配になったので、村にある診療所まで連れて行くことにした
子供達と、他の高校生の男女カップルも付き添ってくれるらしい
会ったばかりなのに良い子たちだ
男女カップルは恋人同士だったりするのだろうか?リア充爆発しろ、と言いたいところだが母を心配してくれる良い人をそう思うのは失礼だよな
それにしても、親父達はおっさん同士で意気投合したのか少し前に埋蔵金の伝説について調べに出て行ってしまった
帰りは適当に食べて戻るらしい
どうせ二、三杯引っ掛けてくるのだろう
やれやれ、お袋がこんななのに薄情なことだ - 8二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:44:48
診療所で母を診てもらっている間に、俺もみんなと自己紹介を済ませた
高校生組は全員俺と同い年だった
子供達は全員コナンという先程仲良くなった男の子の同級生で、近所の博士と一緒にキャンプに行こうとした最中、テントを忘れたことに気づいて止むを得ず今夜の宿を求めてこの村に立ち寄ったらしい
何とも間抜けな話だが、俺も忘れ物はよくやるので正直笑えないか
待っている間、暇だったので姉貴の話を詳しく聞いてみるかと思ったのだがコナンという子は兄貴のことが気になるらしい
薬学系の仕事に興味があるのだろうか?
コナンくんなら理解出来るだろうと、遺伝子のテロメアに作用する薬品について兄貴が関わっているらしいことを話してあげた
機密情報?所詮は兄貴が電話で話していたのを聞いた断片的な情報さ
やはり興味があるのか、「それってもしかして子供を大人にしたり出来る?」と尋ねて来た
早く大人なりたい、というアレだろうか?
俺もコナンくんくらいの時は似たようなことを思ったものである
「どちらかと言うと逆かな?」と、アンチエイジングの為の技術だろうと知ったかしておく
若い人生を長く過ごすなら兎も角、その逆をして人生を短くしようとする奴は早々いないだろうから間違っていないだろう - 9二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:46:28
兄貴は情報管理しっかりして???
- 10二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 17:56:34
お袋は点滴を打ってもらったらしい
車酔いと暑気あたりによるものだろうとのこと
顔色を見ると少し落ち着いたようだ
民宿に戻った時には辺りはすっかり薄暗くなってしまった
みんなと宿の人が用意してくれた夕飯を食べ、風呂に入る
金田一くんが美雪さんが入浴中に怪しい素振りをみせていたので、コナンくんと共にしっかりと見張っておいた
エロは周りに迷惑をかけない範囲で嗜むべきだとしっかり言い聞かせる
大体、そんな犯罪じみた真似をせずとも正攻法で関係を深めれば良いだろうに
どう見ても満更じゃない、というか金田一くんから一歩踏み出してくれるのを待ってるよ美雪さん
しかし、なんでこんな辺鄙な所に貴重な夏休みを…と思ったが、思いもよらない友人が出来たおかげで退屈しないで済みそうだ
それにしても、親父達はまだ戻らないのだろうか?
余程遠くまで行ったのか、毛利?のおじさんや剣持のおじさんと話が弾んでいるのか
まあ、今回は許してやるとするか
兄貴は朝早くから川に釣りに行くらしく早めに休むらしい
兄貴が釣りなんてしてる所、見たことないんだが
旅先でする程ハマったのだろうか?
まあ、折角来たのだから兄貴も兄貴で楽しめば良いさ - 11二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 18:10:05
テレビを何となく見ていたがホラー特集という名の再放送ばかり流れていてつまらないので、姉の話を詳しく聞いてみようと思ったのだが
「その話はしないで!」
と、母が大声で姉の話を遮った
母の大声など中学の時に当時ウチが巻き込まれた事故で親戚から何か言われた時以来だったので驚いた
思えば母がおかしくなったのは姉がこの村にまつわる話をしていた時だった
母の様子がおかしいことは気になったものの、こんな状態の母を問い詰めるのも憚られたので今日はもう休むことにした
親父はまだ戻らないようだが、まあ、朝には帰って来るだろう
二日酔いで迷惑はかけないでくれよ、とだけ祈っておいた。 - 12二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 19:48:12
明け方、何やら騒がしくて目が覚めた
テキトーにパーカーを羽織って寝ぼけ眼を見ながら部屋から出ると、宿のご主人が村の見回り?の人たちと話していた
何でも、昨晩から降り始めた雨のせいで土砂崩れが起きたらしく村と外部を繋ぐ唯一の道が通行不能になったらしい
何とも災難な話だが、天災では仕方ない。
元々明後日まで滞在予定で準備して来たウチは兎も角、元々キャンプの予定で来た子供達や道を間違えて朝にも出発予定の剣持警部達は大変だろうな
出来ることは少ないだろうが、何か力になれることがあったら相談に乗ってあげよう。
読書感想文の簡単な書き方としてロビンソン・クルーソーの話をしてあげるとか、暇つぶしになるのではないだろうか?
それとも自由研究の話題を提供してあげるべきだろうか?と考えながら部屋に戻ろうとしたところ、ちょうど剣持警部と毛利のおじさんが戻って来た。
どうやら刑事と元刑事ってことで地元の人と様子を見に行っていたらしい、やはりしばらくは道路は通れないそうだ
親父にも伝えておかなければなるまいと部屋に戻ると、頭が痛そうな顔で起き上がっていた - 13二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 20:01:18
「……おはよう」
「おう」
「親父、暫く帰れないかもしれないよ」
「あぁ?」
「土砂崩れで道が塞がったんだってさ、復旧の目処はまだ立ってないとか」
「ふぅん……」
二日酔いか、頭が痛そうな親父は適当に頷いて水を貰いに行ったようだ。
やれやれ、アレではまともに話し合いなんて出来ないだろう
後でお袋達を交えて話さなければ。
親父は水を飲んだ後、そのまま二度寝に入ってしまったが、そう言えば釣りに行くと言っていた兄貴はどうしたんだと思い兄貴の部屋を訪ねると、そこは荷解きしたとも思えないスーツケース一つ
兄貴の姿は全く見当たらない
おいおい、マジかと思いながら一縷の望みをかけて宿の中を探すが見当たらない。
携帯に電話してみるも無情にも『電源が入っていないか電波の届かない所に〜』
やれやれ、アニキもガキではないから身の危険を感じて戻って来てくれるとよいのだが
降り止まない雨を眺めながら考えていると、剣持警部に話しかけられた - 14二次元好きの匿名さん23/08/17(木) 20:21:39
結局、日が高くなっても兄貴は帰ってこなかった
流石に様子がおかしいと剣持警部と村から何人か捜索に向かってくれるらしい
親父は二日酔いでダウンしているのに有難い限りだ
ウチの家族(主に母)も一緒に探しに行くと言って聞かなかったが何とか宥めて留守番させることにして
代わりに俺が同行させてもらうことにした
その時にどうも母と剣持警部が親しげに見えたので聞いてみると
どうも母と剣持警部の奥さんが先輩後輩の間柄だったらしく、その関係で知り合いだったそうだ
不思議な縁もあるものだと感心した
地元の人に確認して釣りポイントを確認するが、兄の姿は見当たらなかった
雨はやまず、川は増水して勢いが強い
嫌な予感が止まらず、これは本格的な捜索が必要と応援を呼ぶ為に村に戻ろうとなったところで
荷物を担いだ兄貴とバッタリ遭遇した
話を聞いてみれば、釣りをしようと思ったが増水していて危ないと判断し、どうにか釣りが出来るポイントはないかと様子を見ながら探していたが
辺りが明るくなって来ても天候が回復せずに諦めて戻る所だったらしい - 15二次元好きの匿名さん23/08/18(金) 07:26:07
保守