- 1二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 09:51:59
- 2二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 09:57:43
クロス先がクソつまんねえ上にサム8の二次創作がそもそもないだろ
- 3二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 09:59:35
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- 4121/12/18(土) 10:00:11
一応話のさわりだけ考えたんや
俺ガイルはそれこそほぼ二次創作でしか知らんしサムライ8は満喫で読んだけど意味が分からなかったから解像度低いだろうけど
「比企ヶ谷、なんだこの…何なんだこの作文?は…」
「どう見えるかです、まだまだ心眼が足りていませんね」
「それが教師に対する口の聞き方かあ!?」
比企ヶ谷八丸は担任教師の平塚に呼び出され、作文についての説明を求められていた
理由は単純、八丸の作文はやたらと回りくどい表現ばかりかつ結局何の結論も出ていないのだ
「とにかく何を言いたいのか分からないんだ、お前の作文は
もっと読み手に分かりやすくするようにだな」
「先生が何と言おうと、俺の作文が読みやすいかどうかは俺が決めることにするよ」
「……ちょっと放課後私についてこい」
- 5121/12/18(土) 10:00:43
放課後、八丸は平塚先生に連れられ、ある教室へと向かっていた
奉仕部、と書かれたプレートがかけられた教室のドアが開かれる
そこには黒髪まな板の美少女がいた
「その透き通る氷のような美しき容貌…間違いない…
この高校で容姿端麗にして文武両道…
氷の女王の異名で呼び称される姫…雪ノ下雪乃…」
「先生…そんな人をここに連れてこないでください、色んな意味で有名人なんですから」
「そう言うな、私から奉仕部に依頼だ
こいつを真人間にしてくれ
そして比企ヶ谷はこの奉仕部で真人間になれ」
「なんとなく話が見えてきましたよ」
八丸はその類稀な頭脳で状況を把握する
つまりは勝手に奉仕部に叩き込まれようとしているのだ
「ちょっとそんな人を入れられても役に立ちそうにないんですけど…」
「半分は当たっている耳が痛い」
「半分は役に立つみたいな言い方ね…
- 6二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:02:18
- 7二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:02:20
ちょっと面白いと思ったから俺の負けだ。
続き続き!続きを所望するでござるっ! - 8二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:04:21
HACHIMANがサム八世界で暴れまわるんじゃなくて?
- 9121/12/18(土) 10:06:10
- 10二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:07:15
サム8クロスとかひとつしか知らんわ
原作を失って無事散体したが - 11121/12/18(土) 10:08:30
とりあえず時間があるので続きはちょっとずつ書いてくわ
やっはろーのクッキーの下りが終わるまでは - 12二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:08:53
まずサム8が設定色々難しいんだよ!原作読んだけど!
- 13二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:09:35
橘さんの男性事情ともクロスした八幡先生がクロスしてないとかあるの?
- 14二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:12:25
というかクロス系って公式二次問わず「原作のこのタイミングで加入」みたいなのあるじゃん?
アムロなら逆シャア前後、キラは運命本編終了後みたいな
サム8ってイマイチそのタイミングが浮かばないんだよね、どこら辺が丁度いいんだ? - 15二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:12:59
- 16二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:15:10
- 17二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:15:47
連載真っ只中でこれを絶賛して原作を小馬鹿にしてるやつ見かけた覚えあるわ
- 18二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:16:57
- 19二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 10:22:54
御館様は爆発して死ぬのに?意味無いよと言われて5分くらい笑った
- 20121/12/18(土) 10:37:02
「いいかしら?奉仕部の方針としては、依頼者のサポートを目的としているわ
足りないところを補助するだけで、何もかもをやってあげるわけではないわ」
「噂通りいい説明だ!ついていこう」
「まあ貴方の説明と比べればね…」
才女たる雪ノ下は瞬く間に八丸に適応した
八丸にはストレートな物言いでなければ伝わらないと判断したのだ
「とにかく、あくまで奉仕部は裏方よ
貴方もあまり目立つような振る舞いはやめてちょうだい
依頼者の成長を促すのよ」
「勿論だ、やっとらしくなってきたな」
「貴方が私らしさを語らないでちょうだい」
ちょっとだけ打ち解けてきた2人だが、奉仕部のドアがノックされたことで話を中断する
早速依頼者が現れたのだ
「ほら比企ヶ谷くん、早く応対して
私は紅茶を淹れるから」
「俺も紅茶淹れてもらっていースカ?師匠…?コキ…」
「分かったから早くして」
八丸とずっと話していて頭がどうかしそうだった雪ノ下は依頼者の来訪に喜んだ
言葉回しがいちいち分かりづらいのだ
これなら姉と話していた方がずっといいとまで思っていた
- 21121/12/18(土) 10:58:55
八丸がやたらコキコキ…しながらもったいぶってドアを開けると、そこにはいかにもアホそうな巨乳ギャルがいた
「ここで来たか!」
「??…えっと…来たら不味かったりしたかな…?」
「気にしないでちょうだい…確か由比ヶ浜さんでよかったわよね
彼はいつもこんな調子よ
さ、椅子と紅茶を用意したわ」
雪ノ下が由比ヶ浜を招くと、由比ヶ浜はそれに従い席についた
八丸も席につくと早速紅茶をがぶ飲みした
「貴方熱くないの…!?淹れたばかりよ…」
「拙者、武士ではなくサムライだからな…」
「侍が関係あるの…?」
実のところ、八丸はサムライというサイボーグで紅茶の熱さ程度は問題ないのだ
雪ノ下が想像する侍とはズラしがあった
「ヒッキーってばいっつも自分の呼び方違うよね」
「そうとも言えるしそうでないとも言える」
「それ以外になんて言えるのかしら」
「この世に絶対はない」
「……」
雪ノ下は心底イラついたが我慢した
何を言っても無駄だと確信しているのだ
- 22二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 11:01:43
- 23二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 11:04:37
- 24二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 11:06:53
俺ガイルって八幡より本編の方がテンプレとして優秀だな
- 25121/12/18(土) 11:14:14
「それで、依頼は何かしら、由比ヶ浜さん」
雪ノ下は話題をすぐに本題に移す
八丸に任せると話が進まないだろうと考えての行動だ、そしてこの決断は正しかった
「えっと…実はお礼を言いたい人がいて…それでクッキーをプレゼントしたいんだけど…できれば手作りで…」
「何をコソコソ言ってる!」
「貴方は煩いのよ」
実のところこの3人、実は面識があったためそこそこ話はスムーズに進んだ
入学から間もないころ、由比ヶ浜はペットの散歩をしていたのだが、そのペットの犬がリードから外れて駆け出してしまったのだ
そして道路に飛び出した犬を雪ノ下が乗るリムジンが轢きかけたところ、八丸が身を挺して犬を守り、代わりに轢かれたのだった
八丸はサイボーグのため頭蓋が凹んだくらいで、むしろリムジンの損傷の方が大きかったくらいだが、雪ノ下側と由比ヶ浜は大いに慌てた
普通は八丸がサイボーグ侍などと分かるはずもないし、頭蓋が凹んだら死ぬと考えるのが当然だ
しかし、八丸は何を考えたのかリムジンの前でカツ丼をどこからか取り出して貪り始めた
『実は…こっそりカツ丼とうどんのセット食べちゃいました!そしたら直っちゃった!』
お前が食ったのはカツ丼だけとか、どこから取り出したとか、なんで怪我が治るんだとか色々言いたいことはあったが、八丸は周りが呆気にとられているあいだに走り去ってしまった
雪ノ下は自分の過失は認めつつもヤバい奴に関わったと思ったし、由比ヶ浜は怪我は見間違いかな?と思った
- 26121/12/18(土) 11:38:35
何はともあれとりあえずクッキー☆作りに挑戦し出した一行は、調理室を借りた
しかしここで問題が発生する
由比ヶ浜がやたら不器用なのだ
雪ノ下が見本を見せても改善されない
「やっぱりあたしじゃ無理なのかなあ…」
弱気になる由比ヶ浜に、雪ノ下が見せ場の激励を入れようとすると、そこに八丸が割り込んだ
「お前は物事を焦りすぎる
一つのことをできるようになるのは物凄く時間がかかるのだ…」
「…ヒッキー…」
言うと八丸は自分の焼いているクッキーをオーブンから取り出して見せる
まるで自分のやり方を見せつけるように
「パキパキ…」
そのクッキーはやたらと硬く、黒くなっていた
別にチョコクッキーとかではなく普通のクッキーを作っていたはずなのに
つまりは八丸もクッキーを焼くのに失敗していた
「間に合ったな」
「どう見ても手遅れなのだけれど…」
「どう見えるかだ、まだまだ心眼が足らぬ」
- 27121/12/18(土) 11:53:49
とりあえず何やかんやあってデキより気持ちが大事だよね!みたいな結論に達すると、由比ヶ浜はお礼と共に八丸にクッキーを手渡した
「お礼、ちゃんと言えてなかったなら…
ヒッキーのことしばらく学校で見てなかったんだけど、やっぱり入院してたんだよね…?」
「その説明をする前に今の銀河の状況を理解する必要がある、少し長くなるぞ」
「ううん、いいよ説明しなくても
ヒッキー、気を遣って誤魔化そうとしてくれてるんだよね…
病院もどこか分からなくてお見舞いにも行くなくてごめんね…」
由比ヶ浜は誤解しているが、八丸は別に入院などしていなかった
本当に宇宙に行って侍としての腕を磨いていただけだ
「頭を下げて詫びる姿…俺にとっては一番侍らしく見えるよ」
(…貴方の侍は一体なんなの…?)
疲れきった雪ノ下はもはや突っ込みもしない
ただ疲労困憊な様子で項垂れるだけだ
(…今日だけでこれなのに、明日からまた比企ヶ谷くんと一緒にやっていくの…?)
それはあまりにも辛い事実だった
最終的には由比ヶ浜が実質入部することで安定したが、もう八丸と2人は嫌だというのが本音だった
銀河の果てで語録侍と武神がレスバをしてても地球は回る
かくして雪ノ下雪乃の受難の日々が幕を開けるのであった
終わり
- 28二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 12:05:04
- 29二次元好きの匿名さん21/12/18(土) 17:12:35