- 1二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:35:26
- 2二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:36:03
- 3二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:39:20
- 4二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:41:04
- 5二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:42:52
イマジナリーってか本物憑いてるだろこれ
- 6二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:44:01
イマジナリーゴローと幼アクアが発してた謎の黒いやつジュッて消えそう
これは太陽だわ - 7二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:52:02
- 8二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:53:17
保持
- 9二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:54:06
アクアは自罰的な奴ってこと考えると、これもう魂憑依してると思うんすよ
- 10二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:57:50
死んで永遠になった上に憑依して一体になったから実質結婚
- 11二次元好きの匿名さん23/08/23(水) 23:59:08
- 12二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 00:01:36
- 13二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 00:02:02
アクアが自分に都合のいい幻想を見てるってなってさらに病みそう
- 14二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 00:06:13
- 15二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 00:10:43
本物なら無意味な罵倒してくるからこれはイマジナリー
間違いない - 16二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 01:07:19
もう16歳になったよ系ヒロインをぶっちぎってきたなこのイマジナリー()有馬かな
- 17二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 01:11:31
この概念いいな…
- 18二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 01:35:39
真のメインヒロインだわこれ
- 19二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 01:46:37
- 20二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 06:48:00
なんだこの真の陽キャ…?
陰キャ特攻過ぎる - 21二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 11:02:29
- 22二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 16:09:16
- 23二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 18:15:07
なんだこの概念好きすぎる!
- 24二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 20:44:53
ヒロインレースぶっちぎっていたな
- 25二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 20:46:57
- 26二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 21:08:20
- 27二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 21:12:47
死んでやっと素直になるのやめろや
- 28二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 21:22:55
アイという実例あるのがね…
- 29二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 21:51:39
「おはよう! ほーら! おはよう! 起きろ! ほら起きる!
ほら! 顔洗う、歯を磨く!
……………って、ちょっと待った!? 待ったってば!
何でそうなるのよ?!
だから空気を吸うように危ないことを考え始めるな! いのちをだいじに!
結局自室に引きこもってるから暗い考えにもなるのよ! 仕事も学校もいつまで休んでるつもり?
この間はこのまま良い感じかなぁって期待したのに…結局まーだ自室モードか…。
アンタもしぶといっていうかなーんていうか…
アンタ…その精神状態なのに、ほんっとーにうまく偽装するのね…ルビーもミヤコさんもも騙されちゃって…!
『もう大丈夫だから』、じゃないわよ…。
かえって大丈夫っぽく見せるから危なっかしいのよ…。
周囲の監視が緩むから…」 - 30二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 22:28:03
「あーっ!MEMも騙された!!」
ヤバイって、こいつ学校行くふりして群馬の山奥行くつもりよ。
「止めなさいって!えっ、登山靴履いてるから大丈夫?そういう問題じゃないのよ」
「誰か、誰かー!コイツ止めてー!」
「あっ、黒川あかねが居る。仮にも1年以上付き合ってたんだから彼氏の事分かるでしょあんた。アクアを止めなさいよ」
「えっ?じゃあ一緒に行こう?」
「お弁当作ってきた?てか、こいつハイキングシューズとリュック背負ってない!?」
「怖っ、なんでそんなとこまで分かってるのよ!もしかして目を離した間に連絡入れてた?」
「そうよね。今日トイレ行ってる時以外一緒に居たもんね私っ!」
「ってアンタもアンタで普通に受け入れてるんじゃないわよ!俺が背負うよってちょっと嬉しそうなの!?」
「デレデレするな~!何がやっぱりあかねは俺のことを理解してくれるよ。」
「アンタには私が居るじゃない!」
「あぁ~もう!」
「私のことしか見ないんじゃなかったの、この浮気者ぉ~!」
- 31二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 22:37:09
ヤバいめっちゃかわいい
- 32二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 22:38:18
「まぁ、それでも、皆、ある程度は察してくれてるみたいだけどね…。
アンタ、ルビーを決して部屋に入れなくなっちゃったから…。偽装するにはさすがに不自然よ?
まぁ私としては、なんであれシグナルが伝わってる方が安心だけどね…。
あれよね。だからアンタが部屋を出たときの、ルビーのベタベタっぷり、凄いわよね。
…流石に振り払ったりはしなくて安心したわ。シスコンは変わらないのね。
…褒めてるのよ?
さりなちゃんどうこうではなく、アンタが、ルビーを、ルビーとして相手している。大事なことよ。
とにかくね…。せめてそれくらいの気配りができるのなら、ね。
アンタがそういうことをした、の想像位は働かせて欲しいわ…。
いいこと? そういうこと、になったら、まず間違いなくルビーが後を追うわ。
…決まってるじゃない。
しかもあの子は、転生どうこうって話の当事者なんでしょう?
まず間違いなく、アンタについていくって選択肢を考え出すわよ。
それこそ、超常のなんちゃらがそれはない、って制止したってね。無理やり、やるわよ。
分からないの?
アンタが第一なのよ、それこそアイドルの夢どーこーよりも。正直それが正しいことなのか、はさておきね。でもそれが正しいか、考えるのは先の話。
とにかく今はそうなの。理解しなさい。これで1KILL。
そしてね。そうなったら、ミヤコさんもどうなるか分からない。あの人、今は本当の、アンタの母親だから。
アンタと、ルビーを、同時に失う。分かってる? その意味が。
イチゴさん?がついてるだろうけど、でも、どうなるか。これで下手したら2KILL。
そして、それに、黒川あかねだって、どうなるかわからない。きっと絶望するわ。
命を賭してまで助けたかった人間を助けられなかった、ってなったらね。
これはあれよ。恋愛沙汰どーこーとは別の次元の話よ。いや、重なる部分もあるかもだけど。とにかくそうなりそう。
はい、3KILL。
わかる? つまりアンタ一人で最大3KILL達成よ3KILL! 私はね、私のことは、どうでもいい。でも、その三人がそうなったら…さすがにアンタを責めるわよ、あーくん?」 - 33二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 22:38:25
迂闊に女と付き合えないなこれ
重曹うるさそう - 34二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 22:40:42
- 35二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 23:18:47
「別にふざけて言ってるんじゃないの。
真面目な話。
アンタは、それだけ多くの人に、大切にされている。
アンタだから、なのよ。
理解しなさい。
…私だって、アンタだから、助けたいと思う。
…なんでそこで泣くのよ…『有馬を復讐の道具にしてしまった』?
結構よ、道具で。少なくとも、最後にアンタを守る道具にはなった。
…って、責めてるんじゃないから! また危ないことを考え始めんな!
あー、そもそもね…この結果は、『誇っていい』のよ。
少なくともアンタより、私の方が、いろんな意味でダメージ少ないんだから。こうなったのがアンタだったら…さっき言った通り、その時点で効率良く3KILLよ? 違うのよ、私とは。
ほら、今、とりあえずKILLは発生していないでしょう?
…それだけでも、分かるじゃない。
私は良かったと思っている。アンタの盾になれて。身代わりになれて。
勿論、これでもB小町のセンターだったから、ね。だから、ファンの皆さんには本当に申し訳なく思ってる。
これは、応援してくれてた人たちには、決して見せたくはなかったこと。だからこそ。
…でもやっぱり、全体としては不幸の少ない結果になってると思うの。少なくとも、私や、アンタの身近な人々にとってはね」 - 36二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 23:36:03
最高のスレ
- 37二次元好きの匿名さん23/08/24(木) 23:52:25
重曹も根っこの自己肯定感低いせいで褒め言葉が後ろ向きだな
- 38二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:12:20
これから重曹ちゃん書く時の叩き台になりそうここ
湿度高いなぁ
そして脳内再生が余裕で出来る
「だから落ち込んでんじゃないわよ!」
「私に申し訳ないとか、俺のせいで…な~んてネガティブなこと考えられるくらいならアンタと黒川あかねのイチャイチャ見せられる方がマシよ」
「私が助けたんだからアンタは幸せに暮らさないといけないの絶対よ絶対!」
「ていうか私がアンタ助けたんだから言うこと聞きなさいよね。」
「えっ「はい。一生私に従います」…って 重 い わ !」
「なんでアンタはゼロかイチしかないの!?寝てるかユーカリ食ってるかしかない有袋類なの?」
「空いてる日なんか適当に面白いとこ連れてってくれればいいわよ。ディズニーとか良いわね。やってみたかったのよ制服デートってやつ。今って服変えられるのかしら?」
「あっこら向こう向いてなさい。乙女の着替え覗くなんて死刑よ死刑!獄門打ち首にしたあと市中引き回しの刑にするわよ!」
「あっ、変えられた。へぇラグもなくていいわね。めっっちゃ着にくかったアイドルの服もこうなれば楽なもんだわ」
「ってなによアンタまじまじと見つめてきて…えっ輝いてる?」
「太陽みたいで、見てると癒される、最高の推し、可愛い…ってなに考えてるのよ!!」
「今アンタの思考直接私に入って来るんだからね! …バカ///」
「でもまぁ、アンタがどうしてもって言うならまた着てあげなくもないわ。見えてるのはアンタだけなんだからアンタだけの推しアイドルってことになるのかしら、感謝しなさいよねー」
- 39二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:13:36
「あー、何? 私自身の話? アンタにとって?
あら嬉しい。
ああ…、まー、そりゃそうかもしれないけど…、そりゃそういう意味じゃ0KILLじゃないかもだけど…。
あー、うん、あえていえば、そうね、1KILLか…。
でも、客観的に、重要度を比較するなら、そうなると思うのよね…。
ただまぁ、アンタ自身が私のことを、そう言ってくれるのは、素直に嬉しいわ、有難う。
私だから、『有馬だから』、そう言ってくれるのね。
アンタにとって、私はそういう存在なんだ? へぇ。
…アンタは、私を、『必要としてくれる』の?
その言葉だけでも、私の人生は『真っ暗』なんじゃなかったって分かる。
『ろくな事はない』なんてことは無かったって分かる。
ちゃんと、『光』はあったんだって分かる。
その通り、だったのね。
…本当に嬉しい。ふふっ」 - 40二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:19:00
>>39続
「…そうね。そこまで言ってくれるのなら、提案。
アンタが、『必要としてくれている』有馬かなの提案よ。
ちょっと今日は一つだけ、私のお願いを聞いてくれるかしら。
…散歩に、出ましょう? 5分だっていい。ちょっと外を歩かない?
そう、『光』のあるところを。
外は、明るい。
別にエスコートしろなんて言わない。ああ、そういえば色々あったわね…。
楽しかったのよ?
…とにかく、別にそうしろって言ってるんじゃないから。
ただ、玄関から外に出られれば、いいの。
ちょっとだけでも、外の空気を吸いましょう? ほんのひととき、お日様に当たるだけだっていい。
それだけで、いいの。
いいのよ。
……あーくん?
デート、いこ?」
- 41二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:27:16
???「アクアの破滅的行動に改善あり・・・・いい出会いがあったのかも」
- 42二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:31:06
- 43二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:31:34
- 44二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:52:44
重曹ちゃんがガチ幽霊であることが発覚したとして、成仏する時にアクアにみっともなく泣き喚いて欲しいな。
「そろそろ……お別れみたいね」
「嫌だ……嫌だ!!頼む、頼むから行かないでくれ……
お前といて救われたんだ。お前のおかげでまた前を向けたんだよ。
お前を死なせた俺が言うべきじゃないのは分かってるけど、お前といて幸せだったんだよ。
明日も俺を起こしてくれ。また今度デートに行こう。そうだ、有馬、この前仕事が入って観に行けなかった映画があっただろ、あれを観に行こう。今週末は絶対、何があっても休むから……
お願いだ……お願いだから、俺を、一人にしないでくれ……」
「…………ほんっっとうに、仕方のないやつね……
いい?一回しか言わないわ。耳の穴かっぽじって聞きなさい。
私も、アンタといて楽しかったわ。そりゃ、最初はグズグズしてるし、いっつも死ぬことばかり考えてるし、いちいち私が言ってあげないとご飯も食べないし、ああコイツは本当にダメな男なんだな、って思いもしたわよ。
……でもね。それでもやっぱり私、アンタが好きなのよ。
アンタに笑っていて欲しい。悪夢にうなされないで、毎日ぐっすり眠って欲しい。いつまでも元気で生きていて欲しい。アンタが立ち直っていくのを見て、私まで救われるような気分だった。
デート、楽しかったわね。もう死んだ私が言うのも変だけど、今までの人生で、一番幸せだって、間違いなく、そう思えたわ。映画を観に行けなかったことは残念だったけど、しょうがないわよ。そんなに気にしてないわ。
あのね、そもそも、こうして今まで一緒にいれたことそれ自体、ラッキーそのものなのよ。今までのはボーナスタイム。それが終わっただけ。
だから、私はこれで満足なの。私はここで終わりなのよ」
「有馬……」
「あ、また死ぬこと考えてるわね!あんたが死ぬとルビーやミヤコさん、黒川あかねが危ないんだからシャキッとしなさいよね!
こうして幽霊としてアンタと一緒に暮らすようになるまで、アンタがこーーーんなに情けない男だったなんて思いもしなかったわ……
アクア。私がいなくなってもちゃんと毎日ご飯食べるのよ?毎日朝起きて、歯をみがいて、顔を洗いなさい。辛いことがあったら黒川あかねに相談するのよ?一人で抱え込むのはアンタの悪い癖だから。
それで、それで……
……そんで、私の分まで幸せになりなさい」 - 45二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:59:34
て、転生してきたらあーくんが虚空に話しかけるヤバい人になってたわ!!!
まだ厨二病が治ってなかったのね...... - 46二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 02:19:43
このイマジナリー重曹ちゃん、良い女過ぎる…
原作でもこんなだったら大聖女呼ばわりされそうで、下手すればカミキさえも改心させそう… - 47二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 03:01:27
このレスは削除されています
- 48二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 06:23:30
- 49二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 10:08:37
原作重曹ちゃんがアクアに理解を示さないのはそうするとヒロインレースぶっちぎっちまうから、ってことが判明しちまったな…………
- 50二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 10:36:36
アニメ一期範囲でのルビーへの対応からも世話焼きな性質が見てとれるしね
それにアクアとの会話の相性自体は良いわけだし
最も、理解を示す余裕がある重曹ちゃんってそもそも落ちぶれてないだろうから、今日あまとかアイドルとかでアクルビと設定が減っちゃいそう
ただ、原作でも脚本読み込んだりアクアの演技見たりあかねから情報共有を受けたりで理解が進めばここのようになる可能性はあると思う
- 51二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 18:38:24
本編重曹ちゃんは、
あーくんの弱い部分をほとんど知らないから(あーくん弱み見せないようにしてるし)
をヒーロー視しているけど、
弱みを知ったら、
アクアの心の壁無視して叱ってくれる感は凄くあるのでこのスレの解釈大好き。 - 52二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 22:36:03
『頑張ってるよね、あのお姉ちゃん。
素直に、好感を持つよ。
自分のことを考えず、ただひたすら、相手の為に。
無私の奉仕だよね。
…ああ、そういえば、あのお姉ちゃん、君のことを好いている子だったね。
だけどいくら好いている人の為とはいえ、もう、全てが遅いのにね。
得られないものは、得られないのに。
自分だって、辛いのにね。
偉いよ。
自分は利用されて、搾取されて、命すら使い捨てられた側なのに。
それでも頑張るんだね。お日様みたいな明るさで、頑張るんだね。応援しちゃうかな。
感動的だよね。
ああ、そっか、自称だと、「都合のいい幻想」なんだっけ?
そんな人は存在しない、で通しちゃいたいのかな。
中の人など居ない、ってやつかな?
そこに誰かが居て、そこに居る誰かが、君にとって、一番、想いを寄せられる誰かになっちゃったら困る、ってね。
まぁ、そういう意地の張り方、張り通し方もあるんだろうさ。
悲しい意地とは思うけど。
…正直、見てられないタイプの意地だよね。
あんまり好きじゃないかなぁ。
馬鹿正直に健気すぎるのも、どうかと思うんだ。
どこか君を思い出すよね』
- 53二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 23:01:16
この重曹ちゃんなら自爆技でメンタル終わってるときのあーくんを慰めてくれそう
- 54二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 23:08:34
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 23:10:59
『…君にとっては、星野アクアにとっては、これは敗戦処理なんだ。
所詮、戦いは、終わってしまった。
君の望むかたちとは、違うかたちで。
そして多分、本来、神様が、世界が予定していたかたちとは、違うかたちで。
君は負けたんだよ。
求めていた結果は、得られなかったんだから。
まぁ、それが得られた所で、皆、喜ばなかった気がするけどね。
だからもう、色々と変わっちゃってるんだよ、きっと。
…まぁ、だとしても、やるべきことはあるんだろうけどさ。
君や、ルビーが、神様が喜ぶようなことを続けられるように、ね。
そして、もう、事が終わっちゃった以上、本質的にそこに残るのは些末ななにか。
誰も注目しない、誰にとっても意味を持たない、取るに足らない日々の風景。
…だから、あのお姉ちゃんがやってることは、他のひとから見れば、どうあっても、その程度のことなんだ。ただの、後始末、ううん、後片付け。
君個人にとって、だけの、かもね。
あー、でも、それがずっと続くとしたら。永遠に続くとしたら、それは後片付け、にはならないのかな。
本人にとって、幸せならいいのかな。
永遠の命と、永遠の後片づけ。どうなんだろう。
…君は、どう思うかな?
まぁ、神様が喜ぶのなら、それもありなのかな。
とにかく、そういうことなのに、ね。
色々と、遣る瀬の無い話だと思うよ?
…あのお姉ちゃんにもさ、ちょっとだけ同情してあげる』
- 56二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:12:19
「おはよう! ほら起きる! ほーら、起きる! おー、昨日より反応いいじゃない! そうそう! まず体を起こす!
…だいぶいい感じじゃない! そーそー、まずはちゃんと朝起きることから!
顔洗う! 歯を磨く! その調子その調子!
…どうよ、昨日は眠れた? 少しは前よりマシになった?
…何よ、その怪訝な顔。
何か見たの? …あまり覚えていない? ああそう。じゃあいいわ。そんなの気にする話じゃないからね。
でも、もうあれよ。ちょっとでも、外に出られれば、あとちょっとよ。
今日も行きましょう?
…いいのよ、昨日と同じ感じで。
玄関ちょっと出て、ちょっと歩いて、それでちょっと戻る。
何もそれで文句はないわ。
いいこと? アンタは昨日、凄いことをやったのよ。
気づいた? ミヤコさんの顔、とても明るくなってた。
滅茶苦茶大きな進歩だったのよ。昨日のデートはね」 - 57二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:33:27
「…何言ってるの。そうよ。3分でも5分でもデートはデートなのよ。私はそこに文句は何も無いわ。
ちなみに昨日は8分38秒。ドアツードアでね。
なんと驚異の5分越えだったのよ。
…そうね、今日は、ルビーにも声かけてあげたら?
滅茶苦茶喜ぶわよ、あの子。
…まだそういう気分にはならない?ああそう。
まー、ルビーを連れたらそのまま一日連れまわしにはなりそうだからねぇ…。
無理強いはしないわよ。ゆっくりでいいもの。
毎日外の空気を吸っていれば、色々変わってくわよ。きっと、ね。
でも、本当に、そのうち、ちゃんと声をかけてあげなさいよ?
正直、ルビーが無理やりついてこないってだけでも、あの子、あの子なりに、相当頑張ってるんだから。
あの子なりに本当に気にしてるのよ、アンタを。麗しき兄妹愛よね。そう思わない? シスコン。
…ふふっ。
「何がおかしいのか?」ですって?
いい質問ね。というか質問できるだけナイスね。
こういう機会じゃないと聞けないことを思いついたのよ。
そう、デートと言えばさ。
一度聞きたかったの。教えなさいよ。
どうせまだ、ほとんど一日、こうやって部屋でボーっとしてるんだから、アンタは。
…アンタさ。黒川あかねとは、どこまで行ったのよ?」
- 58二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 00:36:29
幽霊と添い遂げちゃっていいじゃない
ジャンプの先達(コガラシさん)はそれをやったよ - 59二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 01:11:06
「そうよ、黒川あかねよ。まー、なーにがヒトの前で『あかねとちゃんと付き合うことにした』なんだか…。
相当だったわよ、アンタ。
ホントにさぁ…。
いや、分かるけどね。
アンタなりの誠意だったのでしょう。まぁ、それだけ真剣にやろうとしてくれただけでも、ね。
泣けるわー。
マジ泣けるわー。
うっさい、そんなフォロー要らんわ…。
でも、そこは本当にいいのよ。
ひとは、ひとらしく生きるべきなんだから。
大事なことよ。
…本当にそう思ってんのよ!? なーんかびみょーに疑ってない!? 色々傷つくんだけど!?
…まぁいいわ。
という訳で、『ちゃんと付き合うことにした』と宣言したんだから。
そりゃ、色々と、やることやったんじゃないの?
そこよ、そこ。聞かせなさいよ。
ほら…その。アンタの今後の方針の、参考の為に、色々とね?
…で、どうなのよ」
- 60二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 01:17:30
最高のスレだ‥ありがとう
- 61二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 01:32:53
ちょっと今3話仕立て構想で小説本文練ってる
過去別原作で2話予定を5話にしてしまった過去があるがきっと3話で終わる - 62二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 01:35:19
「…………………ハァ?
え…? マジで!? 何それ。なんでよ!?
それだけ? 本当に? っていうかキスも!? あの宮崎旅行が最後?
何よそれ!?
あー、何? 何? デートはした? 色々食べに行ったりとか? 体を寄せ合ってお話したりとか!? 凄く楽しかった? いやぁ、健全ですこと…。
それ本当に?
……………………………………あー、本当ぽい……………。
マジかコイツ…。
色々と信じられないんだけど…。いや、いいこととは思うのよ…?
本当にいいこととは思うのよ!?
そりゃ、ねぇ。
あんないいところの、未成年の娘さん、手を出しちゃったら、そりゃもう責任取らないと、だからねぇ…。
ご両親もご立派な方らしいじゃないの。お羨ましいことだわ。そりゃ、責任取らないとってなるからねぇ…。
でもさぁ。
いや、アンタどうしてそれで通せるの…。
そのさ、欲求とか、アンタだって、アンタなりにあるでしょうに。
っていうか多分あかねの方からそれなりにアプローチあったんじゃないの? 多分あっちはそういうつもりじゃなかったわよ?
何でそれスルーできるのよ!? 本当にさ!?
本当にマジかコイツ…………………。
割と本気で信じられないんだけど…。あの黒川あかね相手に本当にそれで通しちゃったの…?
青少年の欲求を本気で制御仕切ったのかコイツ…!?
あー、何? 『処理は自分で済ませれば欲望は抑えられる』…?
は? 『処理』…………………?」
- 63二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 02:19:49
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 02:23:00
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- 65二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 02:27:16
「あーーーーーーーー!?
考えるな! 具体的に考えるなバカ! 見えちゃった! 見えちゃったわよ色々と!
っていうかなんかまだ見えるんだけど!
なんかバラエティ豊富なんだけど!?
乙女に何見せてんのよ!
信じられないんだけど!
そうじゃない! 止めろ! いますぐ止めろ!
考えるな!
本当にアンタねぇ!?
黒川あかねじゃなくて、私がお嫁に行けなくなるんだけど!?
本当に行けなくなるんだけど!?
だから、見せるな! マジで!
『できない』? 想像してしまう?
マジでバカバカバカバカ!
だからだからダメダメダメダメ!
あーーーーーーーーーーーーーーーー!?
アンタちょっとは面白がってるでしょ!
ケダモノね!? マジでケダモノねアンタ!?
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
やーーーーーーめーーーーーーれーーーーーーーー!?」
- 66二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 02:46:30
本編では絶対にあってほしくないけど二次創作としては最高のスレだ……
- 67二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 03:02:45
有馬は素直だし、アクアは復讐終わった上で立ち直りかけてるし、有馬以外みんな無事だし
まじで有馬かなが死んだこと以外は最高なんだよね
有馬かなが死んだこと以外は - 68二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 03:44:02
- 69二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 04:01:24
前世では慕ってくれてた年下の女の子を前に何一つしてやれる事無く看取り
今世では母親を目の前で殺され、父親が黒幕で、その父親に大切な大切な推し兼一番気兼ねなく話せる友人以上の存在を殺され、自らは壊れ周りはそれに心を痛め
この世界線、美味しい設定だがあまりにも報われ無さすぎて悲惨である - 70二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 06:19:11
有馬かなの存在って他のみんなにとっても大きいからね…
- 71二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 12:48:00
- 72二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 12:54:05
アクアめっちゃいい笑顔してそう
- 73二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 12:54:59
実は意識不明の昏睡状態で重曹ちゃんは入院中でアクアに憑いてるのは生霊ってことにしよう
2ヶ月位経ってアクアの精神をある程度晴らした段階で特に後遺症無く復活する太陽の女、有馬かな - 74二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 13:33:07
- 75二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 13:37:33
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- 76二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 13:40:13
言わんとしてることは分からんでもないが文字で見るとつらいな
- 77二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 13:40:59
大丈夫、重曹には命の重みがないから狙われない
- 78二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 13:42:15
「…ま、あれよ。なんか真面目な話をする感じじゃなくなっちゃったけど。
アンタは、黒川あかねには、本当に感謝をしないといけない。
黒川あかねは、黒川あかねとして…本当に、アンタを助けようとした。
返せない程の恩を、その恩義を、返そうとした。黒川あかねだけの能力を使ってね。
あれは、黒川あかねだけにしかできないこと。
…だけどね。重要なのはそこじゃない。
結果を顧みず、本当にその力を使おうとしたこと。いえ、使ってしまったこと。とことんまで、使ってしまったこと。
あかねは、自分のキャリア、居場所、そういった大切なものを、まったく何も考えずに動いていたのよ。
ひとつの瞬間、ひとつの機会に、すべてを捧げようとした。半端な覚悟じゃないわよ、本当に。
ある意味、独善であったことは、もちろん否定できないけど。
そもそも、よ。
『嘘を本当に』
こう割り切って、そこから、アンタの気持ちを本当に持っていこう、アンタの気持ちをそのようにしていこう、そこまで覚悟を決めて、アンタを救おうとした、本当にそれは、大層な根性と思うのよ。
しかもそれは、なにより、根本は我欲ではないのだから。
…いやまぁ、さ。
『君を救いたい』、そのこと自体は、それ自体は『欲』かもしれないけど。でもそれは、良い『欲』、よね。
黒川あかねなら、それくらいの『欲』を持つ権利だってあったわ。
その戦略が、黒川あかねだからこその戦略が、正しかったのか、それは別の話として、ね。
実際、それでアンタが救われたこともあったのでしょう?
甘えてしまったこともあったのでしょう?
……見立ては間違っていなかったのよ、黒川あかねの。
流石よね」
- 79二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 14:01:25
ここの重曹ちゃん、母性を超えておばあちゃん味あるよな
- 80二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 14:28:21
「もっとも、その覚悟が。
その覚悟が、決まりすぎていたから。
それが、アンタを追い詰めた面もある。
それは否定しない。
どっちかというとサムライよね。士道不覚悟とかそういう。セップクされたら困るけど。
現代人っぽく無ェ…、って思うわよ…。
でも、それだって、アンタを救うという純粋な願いからのものよ。
返せない、返しきれない恩を返したい、という想いから始まった、純粋な願い。
大したものよね。
だから、ある意味、アンタも甘えてしまった。
黒川あかねが、黒川あかね過ぎたから。
そこはアンタは気を病む必要はない。
それを貸し借りで考えるのは…何か、違うことと、思うしね。
それこそ、黒川あかねの望みでもあったのだし。
どちらもその時は幸せだったと思うわ。
結果的にね。
ほんとうのこと、よ。
…まぁ、あれよ。だから、せめて、電話位はしてあげなさい。
別に、アンタが、そういう気持ちだ、そう既に決めている、っていうのならそれでいい。そこに私は突っ込まない。アンタがそうだというのなら、そこに私は何も言わない。…というよりも、私が言っちゃいけないことよね。
アンタが、そういう意味では終わった、というのなら、それはそうなのでしょう。
それならそれで、無理に思わせぶりに動くのはかえって向こうに悪いしね。
…ただ、私が今言っているのはそういう話じゃないわ。
感謝を伝える、自分が元気だと伝える。それだけでいい。それは最低限の仁義よ。
それくらいは、やりなさい」
- 81二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 14:50:43
「そう。
それが大事。それだけでもいいわ。
それが仁義を通すってことよ。
黒川あかね、あれも相当落ち込んでるわよ? アンタが、こうなっちゃったからね。結局、黒川あかねには救えなかった、ってなってる。でもまぁ、生きてりゃどうにもなると思うけどね。
救えてるし、もう救えた。そうだと思うんだけどね…。
ああ、そっか、黒川あかね、一応、私のことでも結構落ち込んでたんだっけ? そういやそうだったわね。私なんかのことでね。有難いことね。真面目に有難いわ。
…だからまぁ、なおさら、元気になってもらわないと。
こっちとしても後味が悪いしね?
黒川あかねは、これからも第一線級の女優として、きらびやかに、バンバン活躍していくんでしょうから。
映画の主演とかそういうのも増えるわよ? きっと。
自分の才能を、存分に生かして、仕事をしていかないと。
だったら、ふさぎ込んでいる暇なんて無い。
無いのよ。
…それにさ、ほら。それで、アンタの気持ちが動くパターンもあるかもしれないしね。それはそれでひっじょーに面白くないけど。ふふっ。
ただ、どうあれ、人として、最低限のことはやりましょう。
OK?
OK、いい子よ、あーくん。
じゃあ、電話。ほら、そこのスマホを手に取って。決まってるじゃない。今からよ」
- 82二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 18:35:44
- 83二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 18:54:15
「あーもう、最近ちょっと元気取り戻して来たと思ってたのに、金ローで私の出演作やってるの見て一瞬で沈むのやめてよ!
なんなの、ニトログリセリンより取扱注意なの。ほら元気出す、今日から土日!楽しい休日!
てか何なの、私を死なせて生きる権利なんかないって考え方。本気で怒るわよ。
……そりゃあ私だって未練や公開がないなんて言わないけどね?
でも最後はそれなりに幸せだったのよ。
大事な人を守れて、大事な人に抱かれて看取られて。……恥ずかしいんからあんま言わせないでよ。
私はアンタの勝手な幻想なんだろって? ……そうよただの幻想。
だから、有馬かなが幸せであって欲しいってのはアンタの思いなのよ。
ちゃんとそれに向き合て頂戴。
良い、星野アクアって男は有馬かなっていう女が、命を投げ出してまで守った大切な物なの。
死んで責任とる?バカバカしい。
大切な物を簡単に捨てられて幸せになる人がいると思う?
アンタがしないと行けないのは、死ぬことじゃなくて生きて幸せになる事よ。
幸せから逃げるなんて絶対に許さないんだから。
そんでもって周りの事もちゃんと幸せにしてあげなさい。
ルビーも、あかねも、MEMも、みやこ社長もみんな
私が死んだかとも、あんたが沈んでいることにも責任感じちゃってんだから。
……その通りよ。あの子たちには関係ないのにね。
私が死んだのは私が自分の意志通しただけだし、アンタの事はアンタの責任よ。
判ってるなら今やることは落ち込んでる事じゃないでしょ。
どれだけ辛くても、前を向いて生きてきなさい。
周りにかけた心配の分だけ、みんなを助けてあげなさい。
でもって、頑張って生きて先で、有馬かなって言ういい女がいた事を思い出しなさい。
それが出来るように成るまでは一緒にいてあげるからさ。
……ちょっと落ち着いたみたいね。
それじゃあ改めて、おはようあーくん。
今日も一日頑張りましょ。」 - 84二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 19:34:46
「アンタまだそんな湿気た顔してんの?」
「うわっ! いきなり叫び出さないでよ!ビックリしたじゃない。」
「なによ急に黙り込んで…てかアンタちゃんと食べてる?顔色良くないし体重も落ちてるんじゃない?」
「どうしてここに…って知らないわよ。気付いたらここに居たの」
「あー、ほんとアンタってめんどくさい男ね。心不全でも白昼夢でも幻覚でも幻聴でもないわよ!」
「はいはい。じゃあ、そういう事にしといて あ げ る 。そんなことより今から時間ある?」
「まぁ地方のゲーセンってこんなもんよねー。こぢんまりしてて、人気がなくて、暇な老人の集会所みたいな?」
「あんたもそう思わない?」
「その割りには楽しそうだなって?そりゃ楽しいわよこんな風に人目も気にせず遊べるんだから。アンタだって私とデート出来て嬉しいでしょ?」
「あーもう暗いっ!この私とデートしてるのよ!もっと楽しそうにはしゃぎ回って私をエスコートしなさい」
「…うわっ!出たわね今ガチアクア」
「正直引くし、違和感バリバリだから封印しといた方が良いわよそれ…」
「んー悪くないわねそれ、そう今考えてたその医大生設定のやつ。今日はそれでエスコートしなさい。」
「でさぁ!あのくそ監督、次から次にあんな役持ってきてすっかり重い女のイメージ定着しちゃってるじゃない!」
「なによ似合ってたって?そんなことアンタに言われても嬉しくなんて…ないわよ!///」
「はぁ、楽し…悪くはなかったわ。次もちゃんと楽しませなさいよね」
「ってどこ行ってるの?アンタが帰るのはそっちじゃないでしょ」
「何のために駅前まで来たと思ってるのよ。ほら、まだ新幹線チケット取れるでしょ?」
「中途半端に家出してるみたいだし、ミヤコさんたち心配してるわよ。早く顔見せて謝ってきなさい。」 - 85二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 19:54:11
またウジウジと…アンタがこんなめんどくさい男だなんて全然知らなかったわ。景品表示法違反も大概にしなさいよね」
「…こんなだから私もあんなに必死で探してたのかな」
「何でもないわよ!それで帰るの帰らないの?早く決めなさい。」
「そう。ふふっ、少しは見れた顔になったじゃない。あっ、これは伝えておかなきゃ」
「アンタの選んだ道は間違ってなかったわ」
「そりゃもっとこうすれば良かったー!とか、ああしていればとか色々あるかもしれないけど、全部完璧にこなせる人間なんて居る訳ないじゃない。」
「そんなん出来たら私はとっくに大女優になっとるわ!」
「まぁそういうことよ。あの事件でまたひとつアンタは学んだのよ」
「結果は殆どが良い方向で終わった。まさに大団円よね」
「だからアンタが後悔しないでよね。何時までも失ったものばかり見てないで、アンタが守り切ったものにも目を向けてやりなさい。」
「はぁ、アンタがルビーを庇って死んでルビーかまその事をずっと後悔してたらアンタは…」
「そうよ、そういうこと。」
「だからいい加減前向きなさい。アンタがその調子だと全然安心出来ないのよ私が」
「ふふふっ♪そうね、こんな良い女とずっと居たんだから並みの良い女じゃ満足出来ないわね。」
「アンタ一生結婚できないかもね、ザマーみろ」
「あぁまう泣くなって!ホント締まらないやつね…」
「ルビーたちによろしく言っといて」
「うん。じゃあね、あーくん。」
- 86二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:09:10
え…
- 87二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:28:03
いつもは寝るときに「また明日」って言ってるけど、アクアの前から消えるときは「おやすみなさい」だけなんだよな…
- 88二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 23:53:42
そんでアクアが寝た後「ばいばい」って小さく手を振って笑顔で、でも涙を流しながらそっと消えてほしい
次の日脳内に現れないかなちゃんにアクアが絶望するけどタイミング良く生前渡し損ねた手紙か何かを偶然発見するんだよね…
- 89二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 00:42:31
>>81続
『無私の奉仕。
笑顔も、励まし、冗談も。自分が慌ててみせるのも。
あえて、滑稽さを示してみせるのも。
下手な道化を試みてみせるのも。
全ては、自分が好いているひとの為。
ただ、このひとが元気になってくれれば。
ただ、このひとが、かつてのこのひとになってくれれば。
もう、この先に進める、そう思えるようになってくれれば。
このひとが、世の中との繋がりを求めてくれれば。
たとえ、そこに、私自身は何かが許されないとしても。
私はそこに権利が与えられないのだとしても。
ただ、このひとが、このひととして、歩んで行ってくれれば。
そう、それだけで良いのです。
それが、なされるのだったら。
ただ、ひたすら、今はこの、無限のときを、捧げます』
- 90二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 02:22:27
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- 91二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 02:24:55
『このひとは、私の希望でした。
かつて、初めてこのひとと出会った、幼きころのあの日。
あの日、私に鮮烈な記憶を刻んだこのひとが。
記憶の中でずっと私に演技を見せてくれていたこのひとが。
とても長い時間の果てに、やっと出会ったこのひとが。
まだ演技を続けてくれていた。
そのこと自体が、暗闇のなかにあった私にとっての希望だったのです。
たとえその演じ方が、かつての記憶と違っていたのだとしても。
かつての私に与えてくれたものとは違っていたのだとしても。
ただ、この世界に、このひとがまだ残ってくれていた。
それこそ、このひとの悲劇ゆえに、そもそもここに残ること、そのこと自体に価値を認めなかったかもしれないこのひとが、ここから去ることをせずに、まだ残ってくれていた。
私が藻掻いていたこの世界で。
私とおなじように、藻掻き、そこに、居続けようとすることに、価値を感じてくれていた。
この世界に居続けることに、ただ、この世界に居続けようとすること自体に、価値を感じていてくれた。
私が信じていたものの価値を肯定してくれた。
それだけで、希望だったのです。
私には、何よりの希望だったのです。
希望だったのです。
だからこそ、私はこのひとに哀願したのです。
「作品」を。
そう、「作品」を、共に作ってくれることを』
- 92二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 04:50:07
最近不足しやすいアクかなの栄養素供給助かる
- 93二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 09:41:32
アクアの寝顔を見ている時にめちゃくちゃ優しい顔しててほしい
- 94二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 10:06:54
最初期、アクアの肩叩こうとしたり頭撫でようとしたりしてすり抜けるの気にしててほしいな。
時間が経ってからはすり抜けるのも持ち芸として活用し始める - 95二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 11:34:01
『「演技」は本当にすばらしいものです。
一生のすべてを賭ける価値のあるものと思っています。
私にとって、「演技」との出会いは、純粋なものではなかったけれども。
そう、私にとっての始まりは、不快なまでの不純な動機、誰かの夢の残滓の代償行為。
私に、私としての価値はなく。
私の「演技」の価値を信じてのものでもなく。
それでも、私にとっては、「演技」とは素晴らしいものでした。
他の人から、ではなく、私自身にとって、「演技」はそのようなものでした。
私は、それに、触れてしまった。
触れてしまったのです。
だからこそ、私の一生は、その幼い日々に、既に、方向が定まっていたのです。
ただ、「作品」とは。
「作品」というものは。
それは、ひと一人で作るものではありません。
それは、皆で協力しなければ。皆が協力できるように、皆が作ろうと思ってくれなければ。
皆が快くなければ。
皆が楽しくなければ。
そうでなければ価値のないものなのです。
だから、「演技」は。そのようなものにしないといけないのです
そうでなければ、私のような者は、いずれ排除されるのです』
- 96二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 12:09:14
『私は、才ある者ではありません。
私は、器用な者でもありません。
私ができたのは、ただ、我が儘に、やりたい「演技」をやることだけでした。大好きな「演技」を傍若無人に行うことだけでした。他のひとの迷惑も省みずに。他のひとの苦労も鑑みずに。
だから、すぐ、罰は下りました。才ある者でもないのに、ごめんなさい。器用な者でもないのに、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
私は間違っていました。私には価値はありません。鈍愚な私は、ただ、鈍愚に「演技」をすることしかできません。皆が私から離れたのは、私を不要なものとしたのは、とても正しいことでした。
有馬かなは、この世界には本来不要なものでした。
居ても居なくてもいいものは、居なくてもいいものなのです。
でも、それでも、私は「演技」が大好きなのです。
有馬かなは、「演技」をすることが、何よりも喜びなのです。
ですから。
どうか、こんな私でも、こんな価値のない私でも、「演技」をさせて下さい。私よりも、遥かに優れた人がいっぱい居るこの世界でも。「演技」ができる場所に居続けることを、許して下さい
だから、私は学びました。才あるものでも、器用なものでもない私ができたのは、便利なものになることでした。私は使えます。私は便利です。求められれば何でもやります。「作品」を。「作品」を作るために、お役に立ちます。
有馬かなは、お役に立ちます。
かならず、お役に立ちます。
私は、身の程をわきまえています。ですから、皆さまは、どうか楽しく「演技」に集中してください。大丈夫です。
照らす役目はお任せください。
私にはそういうのはとても向いているのです。
皆さまが、皆さまが楽しく演技をして、「作品」が「作品」として成り立つこと、そのことこそ、この有馬かなの喜びです。皆様が、楽しそうであることは、私の喜びでもあるのです。
ほら、またうまくいきました。
是非次も使って下さい。
私は必ずお役に立ちます』
- 97二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 12:11:08
「あかねとルビーが来てるわよ。何?はぁ、いい加減こんな幻想に閉じこもってないで、今生きてあんたの事を思ってる人に目を向けなさい!ほれ!いいから話してこい!」
とアクアを二人の前に叩き出し、
「まったく、あんたも罪な男よねぇ。二人は素直に好意をぶつけてくれるし、優しくて可愛くて健気なんだからどっちか片方でも泣かしたら容赦シナイワヨー」
と茶化しつつも、二人と話しているうちにようやく表情が和らいでいくのを見て
「あーあ、なんでこんな姿になってまで恋敵の手助けしてるのかしら。……本っ当、バカみたい」
と嬉しさを隠しきれない表情で聞こえないように呟いて欲しい - 98二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 12:46:42
『「作品」を作る皆様の為なら、私は道具にも、奴隷にもなりましょう。どうかこの、有馬かなを、便利に使い倒して下さい。便利に使い潰してください。多少乱暴に扱っても構いません。有馬かなはそう簡単に不平不満はあげません。壊れもしません。案外頑丈ですからご安心を。
メンタルもきっと強いです。こんな使いやすい奴隷はそうもありません。性能も、一応、一定のクオリティを備えていると自負しております。
どうか、便利に。ただ、便利に使い倒してください。そんな作り手の皆様の喜びこそ、私の喜びです。
だから、使って下さい。
お願い、使って。
……………でも、このひとは。
嗚呼、このひとは。こんな私を。そんな、価値のない、こんな、私を。
「本気でやってみろよ有馬かな」と言ってくれました。
「演りたい演技をやれよ有馬かな」と言ってくれました。
「俺も有馬の演りたい芝居を見てみたい」と言ってくれました。
いつも、いつでも、そのように言ってくれました。
嗚呼、そうだ、私には、やりたい『演技』があった。
私には、叫びたい声があった。
私は、私を見て欲しかった。
『演技』を。他の人からみて、ではなく、私自身がよきものと思える『演技』を。ただひたすら、我武者羅に本気の演技をして、『私を見て』と叫びたかった。
たとえ私に価値は無くとも。
私は、私の「演技」をしたかった。
私は、気づいた。
このひとは、私に、それを気づかせてくれた。
このひとは、持ち上げても何にもならない私なんかに、そのように言ってくれた。
嗚呼、私にとって、それが、どれほどの救いだったのでしょう!』
- 99二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 13:09:42
『私は気づきました。私は、このひとに見ていて欲しいのだ。
このひとの、視線を奪いたいのだ。
このひとを。この、どこまでも優しいひとを。その心を。
私は欲しいのだ!
このひとは、それほどのひとなのだ。
私が、想いを捧げたいと思えるひとなのだ。
だからこそ。
だからこそ、今は、私は、このひとに尽くしましょう。
私以外を見る余裕がないこのひとに。
私以外と話す余裕がないこのひとに。
今は私だけのものとなってしまったように、ただ、私の言葉だけを聞くようになってしまったこのひとに。
ひととして、まるで大切な何かを失ってしまったかのようなこのひとに。
そんなはずはないのに、そのように見えてしまうこのひとに。
とるにたらない私なんかのことで、こんなにまでに、傷ついてしまっているように見えるこのひとに。
そう、これは、きっとこのひとにとって、本当の傷ではないのです。
私なんかのことで、こんなに、このひとが傷ついてしまって良い筈が無いのです。
それは正しいことではないのです。
許されないことなのです。
価値のない有馬かなに、このひとを傷つける権利などないのです。
そして、価値のない有馬かなに、この人を独占する権利などないのです。
だから、今は、このひとが。
このひとが、また、歩みだせるように、尽くしましょう』
- 100二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 18:05:06
ここからの語りがとても切ないし、こうなるのも納得する位には救われてるよね
- 101二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:58:45
保守
- 102二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 22:09:55
『…だけど。嗚呼。
嗚呼、私は気づいてしまったのです。この時なら。今のこの時なら。
あれほど願っていたこのひとの視線を。
あれほど願っていたこのひとの想いを。
あれほど願っていたこのひとの心を。
私は独占できるのです。
…いいえ、すでに独占してしまっているのです。私は、このひとを、手に入れてしまったのです。
このひとは微笑みます。それは私に向ける為だけの微笑です。
このひとは悲しみます。それは私の声に応える為だけの悲しみです。
それは、私の為だけの、このひとの行いなのです。
許してください。許してください。このような歪んだ想いを持ってしまった私を許してください。
私は誓います。
私は尽くします。このひとが歩み出せるように。
このひとが、私のもとを離れることができるように。このひとが、そう望めるように。こんな汚い私を振り払っていけるように。
ちゃんと、がんばります。
だから、せめて。心だけは、私の心だけは。この歪んだ幸福に浸ることを許してください。
私は、務めを果たします。このひとが生きる為の灯、このひとだけの偶像(アイドル)としてのつとめを果たします。それは、かつて私が望んだことでした。そして、今なら分かるのです。このひとの望みも、私がこのひとに、そのような姿を見せることでした。だからこそ、今も私はそれを望むべきなのです。
嗚呼、それでも。私の心は乱れます。
助けて。
助けて。
助けて下さい。
心が乱れ、私が、私でなくなってしまいそうになる、この気持ちから。私を、助けてください…。
助けて…』
- 103二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 22:39:23
『大変申し訳ありません。
私は少し取り乱しました。
大丈夫です。あなたは、私が、助けがなくてもやっていけると信じてくれました。
有馬かなが、そのような強き者であると信じてくれました。
なら、ちゃんと、そのつとめを果たします。私は、ちゃんと、あなたが信じた有馬かなであり続けます。
あり続けます。
<…アンタさ。黒川あかねとは、どこまで行ったのよ?>
ううん。聞きたくない。このひとが、誰かとそうなってるなんて、そんなこと、聞きたくない。何も聞きたくない。想像したくない。絶対に想像したくない。
<…それにさ、ほら。それで、アンタの気持ちが動くパターンもあるかもしれないしね>
嫌。そんな可能性なんて嫌。
<じゃあ、電話。ほら、そこのスマホを手に取って。決まってるじゃない。今からよ>
しなくていい。電話なんてしなくていい。このひとは、今はそういう気じゃないんだったら、今日じゃなくていい。ほら、凄く戸惑いながら、連絡手段に、手を伸ばそうとしている。一生懸命、急かしてやっと。なんで、そんなに急ぐの。
…ほら、私、ちゃんと、言えたよ。
言えましたよ。
このひとが歩みだせるように、嫌なことも、ちゃんと言えたよ。
助けがなくたって、ほら、こんなに、大丈夫です。
誉めて、くれますか』
- 104二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:05:05
- 105二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:21:57
アクアに見せる姿は前向きだから…
- 106二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:38:39
霊が長い間現世に留まると悪霊化するとは言うけど、これちょっとヤバいかも
- 107二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:42:11
信じるんだ、、、かなちゃんを、そしてアクアを
- 108二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:54:55
- 109二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 23:56:00
だから消えようとしてる…?
- 110二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 00:07:12
自分はアクアの隣に居られるような綺麗な人間じゃないって思いと
死人に囚われ続けるのは良くないっていう客観的な事実
だから自分はアクアが引き摺らない綺麗な思い出になって消えようとしている感じか - 111二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 00:13:26
死人が現世に留まってるのって49日なんだっけ?
- 112二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 00:39:10
(…今日は、平気みたいね)
アクアは時々、酷いうなされ方をする。
それはもうひどく苦しそうで、その様子のあまり、実は寝ている間呼吸ができない病気かなにかなのでは…?と疑ってしまったほどだ。
聞くに、昔からアクアは悪夢を見がちだったらしい。それは彼の母親の死に起因するものだ。
だが最近、私が死んでしまったことでそれはどうにもより具合が悪くなってしまったようで、本人が自覚できるぐらい、頻度が上がってしまっているようだ。
…私の名を呟きながら苦しんでいる姿には、嬉しいやら、悲しいやら。
彼の額にそっと、手を乗せる。実際に触れることはできない。できないが、あくまで気持ちだ。彼の気持ちや思考が私に伝わってくるのだから、私のそれも同様に、多少なりとも伝わるのではないか。そう期待して、彼が僅かでも安らげるように、撫でるふりをする。
「大丈夫、大丈夫よ、アクア。私はここにいるわ。まだ、いなくなったりなんかしない」
この手のぬくもりが、体温が、彼に伝わればいいのに。そうすればきっと彼は真に休むことができたであろうに。
彼に触れなくなった私が、いつかはいなくなってしまう私が、死んでしまった私が、少しばかり恨めしい。
- 113二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 01:38:54
- 114二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 07:18:11
アクアが自分自身が幸せになる事を許せたら
イマジナリーであろうと、本物の憑き物であろうと消える気がする。
でも、アクアは幸せになると消えてしまう事を知って
幸せになる事から逃げてしまう。
でもってそれに対して最期のお説教されてどんなに辛くても幸せから逃げない覚悟を持ってお別れするんだ。
そして、心に埋められない空洞を感じながらも青春も恋愛も人並みにして、幸せな最期を向かえた時に、
もう一度重曹ちゃんと再開して、あの時の幻想は
ただのイマジナリーだったのか、それとも……
って答え合わせをするんだ。 - 115二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 12:50:05
これ重曹ちゃんの良さ全開で好き
- 116二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 13:22:12
- 117二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 13:36:37
このレスは削除されています
- 118二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:22:32
ありがとう、取り敢えずここから3話、2日に1度のペースで予約投稿(完結)済み
アクア視点・かな視点・かな視点の順での3話構成
幸せな作品に出来たよ!やったねアクアくん!
これは幸せな世界のお話 - ハーメルン幸せな幸せな世界で過ごす星野アクアと有馬かなのお話syosetu.org - 119二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:54:37
- 120二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 19:02:29
- 121二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 20:00:47
- 122二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 22:19:13
- 123二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:23:10
「お早う! ほーら! お早う! 起きる起きる起きる! OK起きる! そう、起きる! OK良い感じ! 半身起こす! ほら早く! はい起きる! 良かった起きた! オイコラ! もう寝るな! そのまま起きろ!
おーーーーーはーーーーーよーーーーーうーーーーーー!!!!!
よーし起きた。
…何よその怪訝な顔。
何か見た…? またそれ? 毎回それね? だから何かって、何よ…。
私?
いや…私はアンタの夢にワザワザ侵入するような趣味は無いぞ…。
別に深刻なカンジではなさそーだけど…。
私が何か言ってた?
何かって何よ…。
はい? つまりアンタの夢枕に立って、一晩中ブツブツ言ってたとかそういうやつ?
うわっ……………、何それ…まるでユーレイとかそういうやつじゃない…。しかもタチが悪いタイプの…。
アンタには私はそう見えているの? 三角頭巾でもしちゃって…。ドロドロドローって。
傷つくわー。
…言った通り、私はただの幻よ。ほっといても、このままアンタが恢復すれば、きっとそのうち、見えなくなるんじゃないの? そ、アンタがいろいろ治ったら。安心なさいな。
何よその顔。
…って、テキトーに雑談で誤魔化してるんじゃない。
ほら、起き……!?
あ、えっと、いい、ちょっとやっぱり起きなくていい…。
いや、起きなきゃいけないんだけど…。
何故目を逸らすんだって?
いやさぁ………」
- 124二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:36:39
良いスレだなぁ…善き哉善き哉
- 125二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:41:58
「何笑ってる!? 気づいたならせめて隠せ! 布団を被せるなりなんなりしろ!
『生理現象』? いや散々漫画とかで見るやりとりだけどね!? だけどね!? まんまそれ、する!?
『本当に生理現象』? ああそう、それは分かったから…。
………………はーーーーーーああああああーーーーーー!?
はーーーーーーーーーーー!?
『有馬に欲情した訳じゃないから安心しろ』!?
あ、アンタ、な、な、何、何言ってんのよー!?
何セクハラ…、クソ、こっちはミヤコさんとかにも言いつけられないから好き勝手言いやがって…。
『本当に、欲情した訳じゃないから安心しろ』?
うっさいそれはそれで何か傷つく! もう言わんでいい! 言うなバカエロ太夫!
…はあああああああああああ!? 『今じゃなければ興奮するかも』? 聞いてない! 聞いてない! そこまで聞いてない!
とりあえず黙れ!!!! もう黙れ!!!! 殴るぞマジで!」
- 126二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:46:01
「アンタさぁ…………その夢って本当に覚えてないの? なんか私をヘンな風に登場させたりしなかったでしょうね…。
ヘンな風の意味? いや、だからさ…そりゃ、ヘンな風よ…。
その…ね?
って、何考えてんのよ!? 今を何考えた! やめろ! 目の前の人間にそういうこと考えるな! 人権無視だコラァ!?
アンタ楽しんでるわねやっぱり!
ハァ…。
って、さらに昨日のネタを思い出すな! こっちは見えちゃうのよ! そういう天丼は本気で要らん! まったく…。
本当に元気じゃない…いや、ヘンな意味じゃなくてね…。
とにかく、その…ちゃんと身を整えて起きろ! 歯ぁ磨け! 顔洗え! いつもより念入りにね! 色々ケガレを落としなさいケダモノ!」
- 127二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:13:05
「…よし、ちゃんと朝ご飯を食べた。偉い。
これで朝ご飯皆勤賞何日目かしら。
いいわよねー、なんていうかさ。ミヤコさんもさ、ルビーもさ。なんか緊張感がとれ始めた感じで。
いや…アンタ結構信用ならないっていうか、唐突に危ないこと考え始めるから、あんまし周りに安心されるのも怖いんだけどね…。
出来ればあのあたりの人たちには警戒は解いてほしくないっていうか…。
ホントやめてよね…。昨日の夜もさぁ…。まぁいいけど…。
じゃあ、ちゃんと今日のノルマね。そうよ、ノルマ。毎日お出かけ。素晴らしいでしょう? 無理強いはしないけど…デートよ? いいわよね?
よろしい。
そうね。今日はまた少し遠出しましょう。ほら、あの、近くの公園。
きっと気持ち良いわよ。
風にも当たればまた気分も良くなる。
…いいじゃない。そーよぉ、少しずつ距離を伸ばしてるのよー。
有馬かなさんは戦略家なのよー。
ああそうだ。ほら、あの…グローブとボール、まだ持ってる?
そうよ、あの時の。
そう、覚えてるでしょう。アンタがあの日、わざわざ買ったやつ。
お、あるじゃない。
ちゃんと大切に取ってあったのね。なんか嬉しいわ」
- 128二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:16:15
重曹ちゃんは健気でかわいいなあ
- 129二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:45:42
- 130二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:54:02
「…まぁいいわ、とにかく、そのグローブとボール、持っていきましょう!
一人では、キャッチボールはできない?
いいのいいの。その気になったら、壁当てとかそういうの、あるでしょう?
というか、別に、無理に遊ぶ必要は無いの。
アンタが帰りたくなったら、速攻帰っていい。
アンタがそれなりに無理してるのは分かってるから、本当にそこはアンタの可能な範囲で、でいいわ。
あの時の道具を持っていきたいっていうのは、ただの、私の、個人的な希望。
ちょっとしたお願い。
それを持ってアンタと出かけることに、意味があるのよ。
あの時と同じものを持ち出して、公園に行くのよ。あの公園じゃなくても。
感傷に浸りたいのよー!? わかるー?
そーよ、感傷。懐かしいじゃない。
なんたって、私には『初めて』だったんだから。
うっさい笑うな。
じゃ、行きましょ? あーくん?」
- 131二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:35:50
やっぱいいなぁ、このシチュ
- 132二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 16:38:27
アクアがだいぶ立ち直ってきたイマジナリー重曹ちゃん
「いい演技だったわ、お疲れ様。
なによ。私が演技について褒めるのがそんなに変?
…ああ、アンタって私より演技の才能がないって思ってるんだ。なんか腹立つわね…
まあ、今回の演技は良かったと私は思ってるし、アンタみたいに台本に書かれてない意図まで考えたり、周りの演技とか、環境まで見ながら動ける役者なんてそうそういないんじゃないの?もっと誇っていいと思うわよ。
あら。今度はちゃんと嬉しそうじゃない。そういうのでいいのよ。
さ!今日はもう帰りましょ。この前撮ったバラエティの放送があるでしょ?私あれ楽しみなのよね。今日はルビーもミヤコさんもいるみたいだし、たまには親子三人でテレビでもみながらご飯食べてあげたら?」 - 133二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 21:01:59
前向きかなちゃん本当に可愛い
でも本編はちゃんと生きて欲しい - 134二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 23:21:17
『ひとつ、白状します。
とても恥ずかしいことを言います。
とても滑稽なことを言います。
私は、このひとと、あの日、あのように戯れたことを。
それを、この人との行為として「初めて」と表現したことを。
そのことで…多分、私は、それをいつしか一種の、私自身の純潔を失う行為の代償として考えるようになっていたのです。
いくらなんでも、その瞬間には、そこまで明確に、そんな突拍子もない考えはしていなかったとは思います。
ただ、どこかでそのような烏滸がましい、でもどこか浮ついた気分は、きっと、あったのです。
そして、徐々に、そのときのことの重みは、私のなかでは、増したのでした。
少しづつ、少しづつ。より深く、より深く。そのように、考えるようになっていたのでした。
馬鹿馬鹿しい、余りにも児戯じみたお話です。
ですが…、このひとに対して、ただひたすら、一歩を踏み出す勇気を持てなかった私にとり、「初めて」為せたというのは、それはそれは、貴重な代償行為だったのです。
本当に、馬鹿馬鹿しい話です』
- 135二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 23:35:38
『すでにこのひとともっと深い関係を築いたことのある人、もしくは、これから、このひととそういった関係を築いていくことであろう人にとっては、私は、笑いものにすらなれない痴れ者です。そういった人たちは、きっと、噴き出してしまうでしょう。
子供が、何を言っているのか、と。
滑稽にもほどがあることでしょう。
なにしろ私は、そのような意味では、接吻すらも経験が無かったのですから。
分かっているのです。
私自身がどれだけ子供じみた、愚にも付かぬことを言っているのか。
ただ、それでも許してほしい。
それを、大切な記憶と思うことを。
そのような代わりしか持てなかった私にとって、それは本当に、大きな事柄であったと思うことを。
それは、とてもたいせつな、このひととのよすがとなると、信じることを。
少なくとも、私のような価値の無い者にとっては。
そうです。ありていに言ってしまえば、私は、このひとに純潔を捧げることをどこかで願っていたのです。
そして、ただ考えるだけ考えて、そのままとなったのです。
ただのお笑いです。
やはり、馬鹿馬鹿しいお話です』
- 136二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:44:00
- 137二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 01:19:19
- 138123/08/30(水) 01:22:14
こんにちは、スレ主です。作品の投下以外では初めて書き込ませて頂きます。
そして、お察しの方もいらっしゃったかと思いますが、ここでストーリーっぽいものを投下している者です。
あんまりスレ主がでしゃばるのも…という面もあり、基本コメント等では静かにしていたのですが、色々と、ちょっとだけ…。
まず>>136
本スレはスレ主が独占しているスレではありませんので、そのあたりは全く制限は無いかと思います。
お気軽に色々書き込んでいただけたらと思います。
というか>>122さんのふわふわかなちゃん妄想いいですね! ちょっと取り入れさせて貰おうかと思いました。
一方で、スレ主が投下できる時間はちょっと限られていたりする場合もある為、逆に他の方々が何かしら書き込んでいても、いきなり投下を開始してしまうこともあるかもしれません。そこはどうかご容赦頂けたら幸いです…。
- 139123/08/30(水) 01:28:44
- 140123/08/30(水) 01:47:56
それと、とりあえず今更なんですが、せっかくの機会なので、もう少しスレの雰囲気というかそういうものについて補足を…。
済まぬ…。
このスレは…、このスレは【閲覧注意】なのです…。>>105さんの言う通りなのです…済まぬ…。
というか、>>1 >>2 >>4 >>7 辺りから、最近の>>103や>>130 >>134辺りで、なんとなーく、一つの流れになっている部分は、上で言及した通り、>>1が投下しているストーリーのラインになってまして、繋がった話だったりします。分かりづらくて恐縮です。わざわざ説明するのもあれなんですが…。
言い換えると、初めからそういう方向性も、当初から>>1の投下分としてはある程度想定していたもの、となっております…。
ただ、これはあくまで>>1の投下分としては、という話です。はい。
- 141123/08/30(水) 01:52:29
というか、>>1の想定では、タイトルを考えた時点で、一応ある程度、>>1が投下するストーリーは決まってまして、それに沿って、物語を投下している感じになっております。本当はこのスレの200までにはひっそりと完結かなぁ、ということも考えられたのですが、結構長くなってるので難しいかなー、と。(皆様のカキコでもスレが伸びており、本当に有難う御座います。)
いや、書いていてどんどん話が伸びる、というのもあるのですが。
そういう意味では、一応話をどういう風にけりをつけるか、話のラストがどうなるか、もある程度予定は立ててあります。
ですので、今の投下分の雰囲気も初めから予定済みというか、【閲覧注意】は今後も続く、場合によっては加速という感じです…。
勿論それはそれとして、他のかたが考えるもの等は、ご自由にして頂けたらと思っております。明るい重曹ちゃんかわいいですよね。
そのあたりは、他のかたも書き込んでいらっしゃる通りです。
という訳で、>>1としては、また今後、引き続いて、ストーリーラインにて投下して行こうかと思っております。よって、そういうのも出てくるよー、という事前予告というか…、です。どうぞよろしく…。
- 142123/08/30(水) 02:01:40
すみません、長くなってしまいました。スレ汚しすみません…。
という訳で当初に戻りますとお気軽にご自由にどうぞ! このスレではそういう制限事項はありません! です。よろしくお願いします。
あとかなちゃん可愛い。やっぱりかなちゃん可愛い。重曹ちゃんかわいい…。重曹ちゃん書いてて本当にかわいい…。重曹ちゃんかわいいですよね…。失礼いたしました…。 - 143二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 05:10:27
大丈夫俺なんてハーメルンまで出張してこの概念テロってるから
- 144二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 06:25:59
- 145二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 09:13:33
おけありがと。ならいままで通り思いつき次第投下していくわ
- 146二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 20:30:49
保守
- 147二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 20:35:53
- 148二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:42:29
1話はアクアと周りの温度差、2話は1話で読者が思った違和感の種明かしとして書いたのでかなり楽しかった
こういう自分と周りで見えてるものが違ったり現実と妄想ごっちゃにして徐々に支離滅裂になっていくの好きなんですよねえ
- 149二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 00:53:29
「有馬…有馬!!」
寒い。
今は夏だというのに、そう感じる。
いや、実際体温が下がっているのだろう。私の腹部から、血が出続けているのだから。
「あー、くん」
あ、まずい。
今、普通に喋るつもりだったのにまともに口が動かなかった。
冬の撮影では口が動きにくくなるため普段より発声を意識しているが、あれの3倍くらい口が硬くなっているのを感じる。
「待ってろ、今止血するから…」
視界の端では、アクアが服を脱いで何やら私の傷を押さえつけている。あ、こら。服を脱がすのをやめなさい。婚前前の乙女の柔肌に触るなんてマナーのなってないやつね。
…しかし、こういうところ妙に手際がいいのよね。持ってる一般常識の範囲が広くて質が高いというか、すごくちゃんとしてるというか。そりゃ、目の前で誰かが刺された時の対処法は覚えてないより覚えてる方がいいけど、普通そんなすぐ動けるものなのかしら…?そういうところがアンタの美徳だと思うけど。
何故だろう。今、まさに自分は死にかけているというのに、頬が綻んでいくのを感じる。愛する人を守れたという誇らしさがそうさせるのだろうか?
「あー、くん。あの、ね」
「喋るな…!救急車は呼んだから、安静にしてろ…!」 - 150二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 00:54:24
安静って。
自分だからわかる。これは助からない。だって、もうすでに四肢の感覚がない。傷の痛みだって感じない。もう視界もぼやけて、アクアの顔すら満足に見れなくなってきているというのに。
ああ。これ、時間ないな。
最期に言いたいこと、まだ話したいこと、いっぱいあるんだけど。
もう、一言くらいしか言えそうにない。
「わたし、アンタといて…」
声よ、震えるな。
途切れるな。
最後まで言わせておくれ。
あと10秒、いや5秒だけ生きていればいい。これだけ、これだけは伝えさせて。
「幸せだった」
言えた。
ついに体力が限界を迎えたのか、全身がうんともすんとも言わなくなる。ありがとう、私の体。最後まで動いてくれて、ありがとう。
「おい!?しっかりしろ!!!有馬、有馬!!」
聞こえてる、聞こえてるよ、あーくん。
でもごめん、もう、声が出ないんだ。
あなたの顔ももう見えないや。
「おい、おい!!嘘だろ、やめろ、死ぬな!待ってくれ、俺はお前を名前で呼ぶのもまだーー」
あーくん。
大好き。
- 151二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 00:55:11
- 152二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 00:55:37
ふと気付く。自分は死んだのではなかったのだろうか?いや。自分は死んだのだろう。だって、今の自分の姿は、半透明で、足先が見えなくて、宙に浮いていて…まるで幽霊だ。
ああ、そうか。コイツ、私の幽霊を見て驚いたのか。
(俺は…夢を見ているのか?いや、そんなわけはない。有馬は死んだんだ。これは幻覚だ。有馬はもういないのに、なんて都合のいい…最低だ)
くっっっっっっっら!?!?
いや、いくらなんでも暗すぎない!?いや前からネクラナルシストだなんだと呼んではいたけど、流石にこれはヤバいわよ。
というか、思考が聞こえる?わかる?みたいだけど、これはもしかして私が死んだのを気にしてこうなってるってわけ?
全く…あれは私が好きでやったんだから、気にしなくていいのに。いちいち繊細なヤツね。
まあ、とはいえ現状は曲がりなりにも、自分が原因のようだし。
最愛の人が今にも死にそうな心と表情をしているというのにも、思うところはあるし。
「そうよ。アンタがいつまでもウジウジしてるから、化けて出てきてやったわ。感謝しなさい」
せめて。コイツがまた元気になるまでは、付き合ってあげようではないか。
- 153二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 01:02:32
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 01:50:07
保守
- 155二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 10:08:31
ハーメルンの人の更新分とダダ被りしちまったな…って思ってる
- 156二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 10:17:20
- 157二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 10:17:53
- 158二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:48:38
保守
- 159二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 22:49:15
正直3話目どういう反応されるのか予想付かないな
だから楽しみではある - 160二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 01:12:43
- 161二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 01:21:26
- 162二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 01:29:02
- 163二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 09:11:46
- 164二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 10:10:20
良い……
- 165二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 18:06:18
さてと、これで3話全部投稿完了だな…
- 166二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 18:16:10
3話その…すごかったです!
感想はもうしばらく経ってからにして…とりあえず読んでみて! - 167二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 21:46:12
正直>>157で言われてる事見た後に3話の内容投下するのは少しだけ緊張したのはここだけの秘密
- 168二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 22:53:55
3話読んだ
ある程度予想はしてたけど、やっぱり心にずしんとくるものがあった
このやるせなさとか読み終わった後に心臓が重たくなる感じ個人的には結構好き
よし読むぞって決心しないとなかなか手を出せないけど - 169二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 00:32:21
そういうなんとも言えない後味を目指して書いてたから嬉しいですね、決心させる前に1話とタイトルの見え見えのトラップに引っかかってくれた人をそのまま回収していくスタイルでもありますが
それはさておき果たしてこのスレの趣旨とは合っていたのかという物は最後まで付き纏いましたがね…
- 170二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 01:24:33
- 171二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 04:29:53
立て乙
- 172二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 10:56:19
ほしゅ
- 173二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 11:27:47
読んできた
その魂が本物なら、肉体の有無に関わらず共にあるのでも良いのではないでしょうか
むしろ世間体に縛られて無理矢理幸せから離れることもないでしょう - 174二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 19:42:43
良いもん読んだ
本当にありがとう - 175二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:12:29
語り尽くした感あるし後は落ちたらその時はその時だな
- 176二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:24:20
スレ主さんのも良かったしHamelnのも最後意表を突かれていい意味で裏切られた。
お二人とも良いものをありがとうございます。 - 177123/09/02(土) 22:31:44
- 178二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:45:43
続きあるなら待機しようじゃないか
- 179二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 23:34:29
アクアが完全に立ち直ったとき、イマジナリーかなちゃんとはお別れするんだけど、それこそお盆の時期とかには帰って来れるのも良い
ピーマンの精霊馬に乗って帰ってくるかなちゃんを見て、きゅうりじゃないのか…と思ってしまうアクア
「言っとくけど、考えてる事筒抜けだからね」と釘を刺すかなちゃん
このやりとりが懐かしくて楽しくていつもより生き生きしてるアクア
改めてピーマンに乗ってきたことを尋ねると
「もうほんと、あーくんとはあんなに感動的な別れをしたのに、なんであの世でもコイツ(ピーマン)とは離れられないわけ?」
みたいに愚痴ってほしい - 180123/09/02(土) 23:36:32
『なかなか、いい天気じゃない』
その言葉に今更気付かされる。
晴天。
暖かな陽気。
有馬にそういわれるまで、そもそも「天気」がそうなってることすら、気を配っていなかった。
有馬は、前をふわふわと進む。
(今更なんだが)
『何よ』
(そんな風に浮かんで移動しているのを見ると、やっぱり幽霊か何かに見える…)
有馬は、気を悪くした風も無く、くすくすと笑う。
有馬は、外に出ると少しそれだけでもご機嫌になるように思える。
ちゃんと俺が外に出かけてる、そのことが嬉しいらしい。
『言うわね。でも…ユーレイってこんな明るいところには出ないんじゃないの』
有馬は空を見上げる。
その視線の先には輝く太陽。
日光が体に当たり、ぽかぽかと温めてくる。
確かに、ここには、暗さを感じさせるものは何もない。
太陽と、太陽のように輝く有馬。
あるのは、ただ、輝き。
- 181123/09/03(日) 00:04:35
有馬の言葉には、何も間違いはない。
(違いない)
(ただ、それはそれとして、浮かんでいるのは、不思議な感覚といえば、不思議な感覚だ)
『ホント今更ね…。ぶっちゃけどうでも良いけどね。地面を歩いてたりしたら、アンタが混乱するでしょう?』
確かに、有馬がたまに通行人とかを「すり抜けて」しまうのは、少しだけびっくりさせられる部分がある。
あの感覚で見ていると、それこそ、こっちが色々と危ないのは、その通りだ。
そこで有馬は、何か思いついたような顔になる。
『…だから、ほら。こんな風に、ね?』
浮かび上がったと思ったら、俺の右肩に、「腰かけて」きた。
こちらに背中をむけて、うーん、と背伸びをする。
そしてこちらに振り向き、問いかける。
『別に重くはないわよね?
幻相手に何か感じたら、かえっておかしいわ』
(肩乗り有馬…)
『人を文鳥か何か見たいに言うなや』
素早く突っ込みが入ってくる。
- 182123/09/03(日) 00:44:01
『…ふふ、これはこれで良い眺めねー。
ちょっと新しい発見よね。
しばらくこれ、定位置にしようかしら』
(少し気になるんだが、降りてくれないか…)
『やーよ。どいたげない』
(右肩が重い…ずっしりと)
『ウソをつきなさいな。
ほら、このまま頑張って移動。ほら動いた動いた。
あー、いい眺めだわー。きりきり歩くのよ、あーくん?』
(タダ乗りか…)
『人聞きの悪いこと言わないの』
そんな他愛もないやりとりをしているうちに、ふと思いつく。
周囲に人が居ないことを確認してから、立ち止まり、右手を、手のひらを上にしてすっと前に出してみせた。
他人が居たら、虚空に向けて「何かくれ」とでもやってるように見えるだろう。あまり見てくれの良いポーズではない。
『ん? どしたの?』
(本当に、重みを感じないのか、ちょっと試したい。ここに…、立ってみて貰えないか)
『何? 実験? 何それ…』
(頼む…本当に幻なら、何も感じないんだろう? 確認したいんだ、真面目に)
『そこまで頼まれちゃしょうがないけど…』
有馬は、しぶしぶと俺の肩から降りる。
そして、こちらの目論見通り、一回高く浮かび上がってから、高さを調整するように、ふわりと、俺の手のひらに降りてきた。
そして、その間、俺は有馬を見上げる風にして、ずっと斜め上を堂々と見上げていた。
『ほら、何も感じないでしょ……………………………………………オイ』
有馬は、そこで初めてこっちの狙いに気づいたようだった。もう遅い。確認は終わった。
- 183123/09/03(日) 00:55:28
- 184二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 01:07:15
アクアにゴロー成分であるおっさん感が出てきてて草
- 185123/09/03(日) 01:28:12
『なんかアンタ今日セクハラ酷くない? 本当に酷くない!? っていうか、何かキャラ違くない? 違くない!?』
確かに、そうだ。少し、今日は、有馬の反応が欲しくて、わざと強めに行動をとってみている自分が居る。
そして有馬も、しっかりといい反応を返してくれている。
こっちの本当の気持ちも、わかってくれているのかもしれない。
有馬がそうしてくれることで、俺は……………………、そして、僕は、すこし、癒されている。
『いいけど…。ま、あれね。それだけ元気なら何よりだわ…。はい、定位置復帰。やっぱここが座りが良いわねー』
そう言いながら、ふわりと右肩に腰かけてくる。
本来は、重みも、何も感じない筈なのに、そこに、確かな、暖かな温もりを感じる気がする。
無償の、全幅の信頼を寄せてくれる、その体の温もりを。
『ほら歩いた歩いた』
(足をバタバタさせるな。気になる)
『うるさーい。しらなーい。はい歩くー。
目的地到着まで動かないぞー。ほら歩く、歩く。はい、あーくん、出発進行♪』
- 186123/09/03(日) 01:39:17
有馬は、どこまでも明るく、楽し気に語り掛けてくれる。
有馬の声を聞いているときだけ、俺は、僕は、少しだけ忘れることができる。有馬は、忘れさせてくれる。
……自分が有馬を死なせた、いや、殺した罪人であることを。
有馬は、有馬を殺してしまった俺に、太陽を失わしめてしまった俺に、今日もこうやって微笑みかけてくれる。
有馬には、本当は、この輝きを、かけがえのない輝きを、世の中に振りまきつつ、人生を歩んでいって欲しかった。
そこには俺は不要な筈だった。そして、この輝きは、俺が独占してはいけない筈のものだった。
それ自体が、ありえない大罪の筈だった。
そして俺には、有馬の、このまっすぐな視線を向けられる資格なんて無い筈だった。
地獄に落ちる筈の俺には。
でも、俺は、今日もまた、有馬の輝きを心行くまで独占し、享受し、そのことで、さらに罪を重ねている。
地獄にも行かずに、ただ、有馬と共にあることを、貪っている。
有馬のこの視線を、我がものとして楽しみ、さらに罪を重ねている。
『はい歩くー』
有馬の声を聞きながら。その、愛おしい声を聞きながら。罪を重ねながら。俺は歩き続ける。
いつか、俺は、有馬に裁かれるのだろう。俺は罪人であり、有馬には、俺を裁く権利がある。その時こそ、償いができるとき、なのかも知れない。
『ほら、あーくん、行こ?』
でも、それが今ではないというのなら。このままあり続けることが許されるというのなら。
今はこの、ありえない筈の奇跡に、この少女と共に居られる奇跡に、ただ、身を浸していよう。
- 187123/09/03(日) 01:52:53
今回分はここまでになります。有難うございました。
ちなみに、1の投稿分はもうちょっと続く感じなので、一応次スレは立てようかと思っています。
明日にでも整理して建てます。
それと、大変有難いことに、投稿分をまとめるご要望も頂いていたこともあり、ひとまずハーメルンで整理、加筆しての再投稿を開始しました。といっても、まだ話一つ分ですが…。
アクアが警戒ノーマークだった有馬かなが刺された世界(そして前向きイマジナリー重曹ちゃん) - ハーメルン有馬かなが刺されてしまった世界での、アクアと、「イマジナリー」を自称する有馬かなの物語。 自責の念から絶望し、自決すら望んでいるアクアと、そのアクアを毎日起こし…syosetu.orgこのスレ等で1が投稿していた分、これから投稿する分についても、引き続き上記サイトで再整理していこうかと思っています。投下自体はこちらがはじめになると思いますが。
それでは、失礼致します…。
- 188二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:05:42
楽しみです!ありがとうございます!
- 189123/09/03(日) 18:46:12
>>186続き
はじまりの日
午前二時。
照明を落とした自室で、俺は静かに待っていた。
そろそろ、準備を始めても良いのかもしれない。
今日はそういう日かもしれない。
監視を解いてもらうまでは結構日にちがかかった。どうしても自分自身、気落ちしている部分は隠し切れない。原因ははっきりしているから、猶更。だから周囲も心配する。何か極端な行動をとるんじゃないか、と警戒する。
それでは、落ち着いて動けない。
そして最近、やっと、監視を解いて、一人にしても大丈夫、というレベルまでには信用を得ることが出来た。
実際やっていることは、朝起きて、そのまま晩まで、自室で、ベッドの上でぼうっとしていることだけ、だけれども。
こういうことは、一人でゆっくり考えて、一人でゆっくりと行いたい。
……細かいことは思い出したくない。
正直なところ、少しでもその時のことを思い出せば、体に震えが出て、動けなくなる。自分の罪深さに、何も出来なくなる。
ただ、言い訳がましいことを言えば。本当にどこまでも愚かな、言い訳がましいことを言えば。俺は。
<自分の目的の為に、利用出来るものは全て利用する>
それは確かに決意していた。
それがたとえ、有馬だろうと。
言い訳はしない。それは、俺の責任で、俺が決意した。そうだ、俺の計画の中には、有馬を利用することは当然その一部として組み入れられていた。その通りだ。
でも。
だけれども。
- 190123/09/03(日) 18:57:57
俺の……、僕の、計画は。有馬ですらとは言ったが、有馬の命すら、という意味じゃなかった。そういう意味じゃ、無かったんだ。
無かったんだ。そんなこと、俺は、望んじゃいなかった。
分かるだろう? そんなこと、分かるだろう?
俺は、俺の言葉に呪われてしまった、ということかもしれない。でも、その呪いが、どうして俺ではなく、有馬に向かった。
俺は呪われればいい。俺は初めから最後まで、無価値な人間だった。
でも、有馬はそうじゃない。
有馬には、皆と同じく、幸せな人生を歩んで貰う筈だった。消えるのは自分だけ。計画は完璧。
その筈だったのに。涙があふれる。嗚咽が止められない。
「くっ、うっ、あ…」
情けない声が出る。あいつは、あいつは。俺なんかが歪めてよい人間ではなかった。俺には、あのまっすぐな視線を向けられる資格なんて無かったのに。俺は、有馬の、最後の視線を、自分だけで独占してしまったのだ。あいつは、最後に俺だけを見て。俺だけを視線に収めて。
そして、満足そうに微笑んで。そのまま、去って行ってしまった。俺なんかが、最後に、有馬を独占してしまった。そして、あの輝きは。
失われた。
俺は……、僕は、無力で。最後まで、無力で。
誰も、助けられずに。
逃げたい。
- 191123/09/03(日) 19:09:29
…やってしまおう。
なぁに、すぐ終わる。俺は、必死になって、急いで準備を進める。償わないといけない。謝らないといけない。謝って…伝えないといけない。そうだ、これは有馬の為の行動だ。
手が止まる。本当に、有馬がそれを望んでいるのか?
そう、聞かれた気がした。
言うまでもない。そうだとも、俺は……、ただ、逃れたくて。
この罪から、逃れたくて。償い切れない罪から逃れたくて。
ベッドに腰かけたまま、さめざめと。両手で顔を覆って、さめざめと、ただ、情けなく泣いて。
壊れる。
壊れてしまう。
「…………有馬」
ふと、その名前を口にする。
…口に出してしまった。
「あ………あ………」
情けなく、咽ぶ。寒い。とても寒い。
以前にも、こんなことが、あったような。そんな感覚を微かにどこかで覚えつつ、咽び続ける。
その時、声が、聞こえた。
『あーくん』
- 192123/09/03(日) 19:10:06
一応次スレ建てます。
- 193二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 19:32:30
めっちゃss書いてる!?
それも殆ど一人で書ききってるの凄いな
スレ主以外にも5人くらいss書いてそうだし、重曹ちゃんファン垂涎のスレだなここ - 194123/09/03(日) 19:51:38
- 195二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 20:01:12
このレスは削除されています
- 196123/09/03(日) 20:03:13
- 197123/09/03(日) 20:11:13
- 198二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 20:55:22
掲示板だと30行1000文字制限ありますもんね
普通に凄まじい量書いてるよ()
三構成で書いてた方もグッと来る内容だった。
このスレ凄い楽しかったです。
拙いけど次スレにss放り込んできた。
またこの概念で書いてくれる人増えるといいなぁ
- 199123/09/03(日) 21:19:20
そもそも行数MAXで書くのが掲示板形式として正しいのか、とも思ったりします。
表現形式もあって面白い部分ですね
埋めます
後程投稿再開予定 - 200123/09/03(日) 21:20:06