〖閲覧注意〗ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線 Part11

  • 1スレ主23/08/25(金) 00:50:48

    スレ一覧

    スレ一覧初代

    https://bbs.animanch.com/board/1498485/


    Part2

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    Part3

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    Part4

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    Part5

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    telegra.ph

    ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線

    ここだけ父ファルガーとロジャーが知り合いでトラ男とも関わりがあった世界線

    父ファルガーとロジャーの馴れ初め

    ロジャーの病気が発覚して北の海に優秀な医者がいると情報をつかみ父ファルガーと接触

    だが父ファルガーにも延命治療をするぐらいしか出来ないと判明して原作通りに

    だが時々フレバンスまで遊びに来て友人の息子(ロー)と関わっていた

    その際にロジャーはロジャー海賊団の航海日誌をローに渡していた

    日誌の内容は空白の100年のような世界政府案件の内容は一切書かれていないただの馬鹿みたいな日常しか書いてない

    追記:過去スレにSSあるから良ければ読んでくれ


    黒歴史まとめ

    色んな人の黒歴史①


    【シャンクス】

    ロー「赤髪のシャンクス……?まさかっ!島で好みの女がいたからナンパして口説いた挙句財宝やら服やらを貢いでいい雰囲気になったからイケると思って告白したらあっさりタイプじゃないからとフラれ暫く女性不信に陥っていたというあの赤髪のシャンクス!?」

    シャンクス「ちょっっっっと待て!!お前どこでそれ知った!?!?」


    ロー「赤髪のシャンクス……?まさかっ!ロジャーおじ様の髭を勝手にイタズラしてロジャーおじ様と取っ組み合いになってレイリーに2人して拳骨されたというあの赤髪のシャンクス!?」

    シャンクス「だからお前それどこで知ったんだ!!」


    【バギー】ロー「千両道化のバギー……?まさかっ!赤髪と張り合ってどれだけ逆ナンされるか勝負してたら赤髪は数十回もナンパされたのにも関わらず自分は誰一人としてナンパしてくる人がいなくて数週間部屋に引きこもって出てこなかったというあの千両道化のバギー!?」

    バギー「おい派手バカ野郎!!それどこで知ったんだ!!!」


    ロー「千両道化のバギー……?まさかっ!赤髪のシャンクスとふざけて不死鳥のマルコにイタズラしたら返り討ちにされて号泣して赤髪のシャンクスと不死鳥…
    telegra.ph

    SSまとめ

    黒歴史SSまとめ①───今から約28年前

    「いやぁ!!参ったな!まさかこの俺が病気になるなんてなぁ!」

    「笑い事じゃないぞロジャー!!お前、もう身体中ボロボロなんだぞ!?」

    「そう怒鳴るなよレイリー!まだ何とかなってるじゃねえか!」

    ロジャー率いるロジャー海賊団

    その船長の"ゴール・D・ロジャー"の身は病魔に犯されていた

    もうロジャー海賊団の船員ですら治すことの出来ないぐらいロジャーの体はボロボロだった

    海賊団のみんなはなんとかロジャーの病気を治せないかと調べ回り、1つ有力な情報を手に入れた

    「レイリーさん!北の海の"フレバンス"って国にトラファルガーって言う凄腕の医者がいるみたいなんだ!」

    「北の海……」

    シャンクスから聞いた"トラファルガー"と言う凄腕の医者なら、ロジャーの病気を治せるかもしれないとレイリーは思った

    だがロジャーは海賊だ

    そのトラファルガーと言う医者が治してくれるのかは分からない

    それでもレイリーは藁にもすがる想いでフレバンスに向かった

    「トラファルガー先生!!海賊がこの国に来た!」

    「……海賊が?」

    ある日のフレバンス

    フレバンスとはこの世界では珍しい内陸国であり海賊など滅多に来ない

    それなのに海賊がこ…
    telegra.ph
  • 2スレ主23/08/25(金) 00:54:52

    スレ切り替わったタイミングでこれからはSS進める
    とりあえずPH編が終わるまでかな?
    ※こっからは普段以上に捏造設定ばっかになります

  • 3二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 00:59:23

    たて乙

  • 4スレ主23/08/25(金) 01:06:46

    頂上戦争から約数ヶ月たった世界はかなりの変貌を遂げていた
    まず白ひげはこれを機に四皇をやめると宣言しどこか静かな島へ隠居を始め、その後釜として新たな四皇黒ひげ"マーシャル・D・ティーチ"が誕生する
    なんの皮肉か、仲間を殺しエースを政府へ差し出した張本人が海の皇帝となる
    これにら元白ひげ海賊団は激昂した
    だが怒り狂う息子たちを白ひげは宥め、他の時間軸とは違いあの悲劇は起きていない
    二つ目は頂上戦争にて大暴れし火拳のエースを逃がすきっかけとなったローが王下七武海入りを果たしたこと
    あれだけの損害を出したのに何故王下七武海入り出来たのかはよく分かっていない
    ただ一部では元四皇白ひげと現四皇の赤髪のシャンクスの抑止力になるローを世界政府が欲しがったのではないか?という噂だ
    兎にも角にも海兵からしたら恐ろしくてたまらない人間であるのはそうである
    何せ七武海入りするために100人の海賊の心臓を直接届けに来るという暴挙を果たした男だ
    底が見えない能力に恐れをなす海兵は多い
    そして最後にセンゴクが海軍元帥を降り、代わりに赤犬が海軍元帥についた
    センゴクは青雉を元帥に推薦し、青雉も普段の青雉とは思えないぐらいに元帥になることに賛同した
    しかし世界政府は赤犬を時期海軍元帥に推薦し、海軍は対立する
    その結果今は使われていない"パンクハザード"という島で二人の決闘は行われた
    結果は赤犬の勝利
    青雉はそのまま海軍を辞め、今は何をしているのか分からない
    決闘に使われた島は戦いの影響で二つの気候がめちゃくちゃに混ざりあっており、人が住める環境ではなくなってしまった
    だが世界政府はもう使われていない島ならいいだろうということで特に気にしていなかった
    そこに気を配ることが出来たら、もう少し何かが変わっていたかもしれないのに

    そんなローが七武海になってから数ヶ月
    ついに海軍本部から協力要請が届いた

  • 5二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:08:08

    >>1

    スレ画消えてるぞ

  • 6二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:16:02

    たて乙
    SSきたーーー!!!
    一応黒ひげは四皇になったけどグラグラ未入手な分実力は若干落ちてるのかな?

  • 7二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:18:27

    白ひげが存命だから原作ではあった黒ひげvs白ひげ残党の戦いは無くなったのか
    よかった

  • 8二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:18:35

    たておつです!!

  • 9二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 01:48:15

    10まで保守

  • 10二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 02:37:50

    たておつ
    戦争で大暴れしたのに七武海に入れたローに驚いた
    これからどうなるのか楽しみ

  • 11二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 07:03:20

    追いついたぜ!これからの展開が楽しみだ!
    やっぱif世界って良いな

  • 12二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 07:48:23

    オヤジもエースも死んでないんだねこの世界は
    ちょっとそこのif世界あにまん民変われ
    もう一度言うぞ
    変われ

  • 13二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 11:25:27

    追いついた〜!
    これパンクハザード〜ドレスローザ間どうなんの??ドフラミンゴ原作みたいに出来る???四皇2人乗り込んで来ない?

  • 14二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 12:04:28

    ちなみにスレ主さん、支援絵って貼っても良いですかね?
    黒歴史見てたらふと思っちゃって……、ダメならやめます!!

  • 15スレ主23/08/25(金) 12:23:18

    >>14

    もちろんOK!

    寧ろありがたい

  • 16二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 13:10:19

    >>15

    ありがとうございます!!

    ↓毒キノコを自信満々に見せるショタローさん

  • 17二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 18:47:34

    >>16

    笑顔は可愛いのに握ってるものが可愛くなさすぎる…!!

  • 18二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 21:04:20

    かわいいな…これは毒キノコでも受け取っちゃう…

  • 19二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 23:27:49

    まさかっ!のトラ男
    下手ですまない

  • 20スレ主23/08/26(土) 01:07:39

    >>16

    >>19

    支援絵ありがとう

    まさかこんなスレで支援絵貰えるとは思ってなかったからすごい嬉しいよ

    支援絵でも支援SSでもいつでも好きなタイミングで貼っていいからね

  • 21スレ主23/08/26(土) 01:19:19

    「……で、おれを呼び出して何の用だ?海軍」
    「本当はお前に頼むのは嫌なんじゃがな……これは世界政府からの命令じゃけ、従ってもらうのぉ」
    「……別に、七武海になったからにはこういうともあるだろうと思ってたからいい」
    ある日いきなり海軍本部に呼び出されたロー
    世界政府勅令の命令であるらしく目的のためには世界政府や海軍に悪印象を持たれる訳には行かないローにとって断れない
    世界政府に従うのは腸が煮えくり返るが目的のためにもここは一旦唾を飲むしかなかった
    「!ロッキーポートに襲撃を仕掛ける?正気か?あそこには"王直"が住み着いてるし他にも凶悪な海賊たちが大勢いるんだぞ」
    「そんな事わかっとる。だがこれも世界政府の命令じゃけ。異論は認められん」
    その言葉に少し眉をひそめたローだが赤犬の言うことは最もであることは理解している
    世界政府直属の組織である海軍は世界政府の命令に逆らうことが出来ない
    頭では理解しているがそれでも自由に出来ない海兵たちを哀れに思う
    「……分かった。協力してやるよ。で、いつ仕掛けるんだ?」
    「丁度来週の今日じゃ」
    「もうすぐじゃねぇか!!!!なんてもっと早く知らせなかったんだよ!!!!!」
    「こっちだって急に言われたんじゃ!!!!!そんなこと言われても知らん!!!!!」
    本気で胃を痛めてそうな赤犬を見たローは「中間管理職って……大変なんだな……」と心底赤犬を哀れんだ
    なんか可哀想に思えてきたローはそれ以上何も言わずにそっと胃薬を赤犬のデスクに添えて部屋を出ていく
    赤犬はそっと差し出された胃薬を数秒眺め胸ポケットにしまった

  • 22二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 06:09:27

    ローに哀れられる赤犬に笑った

  • 23二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 11:33:57

    赤犬、、、海賊からの施しは受けん!!とか言いそうなのに受け取るって事は相当胃がやられてるんだな、、、、、、

  • 24二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 19:29:40

    お労しいな

  • 25二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 19:53:06

    この世界はダイス神の意思によって頂上戦争で原作以上に面目丸潰れになったからね…
    まぁこの先もっと胃痛案件が短期間で怒涛のようにやってくるんだけどなガハハ

  • 26二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:42:19

    赤犬…頑張れ…

  • 27二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:58:52

    頑張ったんだが

  • 28スレ主23/08/27(日) 00:42:48

    >>27

    めっちゃ上手いし嬉しいよ!ありがとう

  • 29スレ主23/08/27(日) 00:53:04

    (ロッキーポートに王直、か)
    ローの母艦は潜水艦で海軍の軍艦より隠密性が高く速度が早いという詭弁性から先行してロッキーポートへ乗り込めという司令が出されていた
    命令に従うのは不服だったが目的のためなら致し方まいと固唾を飲んで大人しく従う
    そうしてローはゴーとポーラータング号からする排斥音をBGMに今回の司令であるロッキーポートへ考えを寄せていた
    王直とはかつてのロックス海賊団のメンバーにしてかの四皇ビッグマムとカイドウ、そして世話になっている白ひげの元仲間
    だが白ひげからは元仲間について聞いていないし、何しろ話を聞こうとすると渋い顔をされはぐらかされる
    どうやらいい思い出が無いらしく無理矢理聞き出すのは幅かれロックス海賊団についてはそんなに知らない
    今回の司令にあたって白ひげから情報を聞き出そうとも考えたが何となくやめておいた
    世話になっている相手に迷惑をかけたくないというのは建前で存外負けず嫌いなローは誰の手も借りずこの司令を達成したかったというのが本当の理由だ
    何より七武海としての初陣、他の人間から手助けを受けなければ何も出来ないと思われたくは無い
    「キャプテン。もうすぐ着きますよ」
    「……ああ。分かった」
    ペンギンに呼ばれたローは座り込んでいた椅子からそっと立ち上がり壁にかけてあった鬼哭を肩に担ぐ
    そうして海面へと浮上したローはマントをはためかせ今回の目標であるロッキーポートを睨みつける
    どうもあの島からは何やら不穏な空気が漂っており嫌な予感がする
    それでもどうしてもやり遂げなければならないことがあると、ローは一歩ロッキーポートへ踏み込んだ
    これが世に語り継がれることになる"ロッキーポート事件"の始まりとなる一歩だった

  • 30二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 07:09:06

    ロッキーポート事件!原作では名前と極少数の情報しかでないロッキーポート事件じゃないか!

  • 31二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 07:55:54

    ここからどうやってコビーと関わっていくのだろうか、、、
    いつも面白いSSをありがとうございますスレ主さん!!

  • 32二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 11:49:16

    黒歴史暴露ローさん

  • 33二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 15:19:30

    >>32

    凄く面白い絵で良いですね

    ただし本人達には黒歴史

  • 34二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:11:29

    黒歴史爆弾好きだしイラストも好き

  • 35二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 21:32:23

    >>32

    絵が付くとさらに地獄ww

  • 36スレ主23/08/28(月) 01:13:41

    「……」
    (王直が住み着いてるって聞いてたから身構えてたが……堅気の連中かなり多いな)
    ローは一旦クルーたちをポーラータング号に残し一人ロッキーポートの街を歩いていた
    チラリと周りを見渡すと普通に過ごしている一般人たちが目に入る
    まるでどこにでもあるような街で到底大海賊がいる島だとは思えない
    考え事をしていたローは近づいてくる子供の気配に気が付かなかった
    「いたっ!?」
    「?」
    ローは下半身に衝撃が走り何かが尻もちをつく音が聞こえたため音の発信源を見下ろした
    そこには茶髪の幼い幼児が座り込んでいた
    すると少女の母親らしき女が駆け寄ってくる
    「こら!すみません。うちの子が……。お怪我はありませんか?」
    「あ、ああ。なんともねぇ」
    ローは自分で目付きが悪く堅気じゃない空気を醸し出していることは理解している
    だからこそ怯えもせずにこちらに謝ってくる少女の母親に少し困惑していた
    「ほら!アンタも謝りなさい!」
    「お兄さん、ごめんなさい……」
    「いや、気にするな。それよりもおれは用があるから先を急ぐ」
    この親子の姿が、かつての自身の妹と母親に見えたローは早くこの親子から離れたかった
    幸い用事があるということは嘘では無い
    だが、何となくここが戦場になるかもしれないと思ったら胸が痛んで仕方がない
    ローは一言断りを入れて早足で目の前の巨大な城に向かって歩みを進める
    その表情はどこか寂しげで、どこか悲しそうだった

  • 37二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 07:35:41

    ロー…

  • 38二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 14:46:31

    >>36

    まさかその女の子髪の毛を2つ結びにしてないよね……??:(;゙゚'ω゚'):ガタガタ

  • 39二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 20:38:09

    思う所がありまくりだよな

  • 40スレ主23/08/29(火) 01:00:02

    ローは現在目の前に見える巨大な城のような建物に向かって歩く
    思ったよりも距離があるようで早足で向かっても中々辿り着かない
    そうして海賊、しかも王下七武海がこんなに堂々と道を歩いていても住人たちは気にもとめなかった
    ローとしてはありがたいことこの上ないが底知れない不気味さを感じる
    少しの違和感を抱えつつも司令をこなそうと気を引き締め直すローの肩に何者かの手が置かれた
    「よォ……久しぶりだなァ、ロー」
    「!!!」
    ローは大きく目を見開き錆びたカラクリ人形のように首を後ろに回す
    喉がカラカラと乾き全身に冷や汗が流れる
    その男は不気味な程ご機嫌そうで口角がつり上がっていた
    「ゼハハハハ!そう怯えるな。何もおれはお前に危害を加えようと思ってるわけじゃねぇ」
    「……っ!おれに、なんの用だ……!黒ひげ!」
    「なぁに、ちょっとお前と話をしようと思ってるだけだ。さァ、楽しい歴史の勉強を始めようぜ」
    ローは鋭い目付きで黒ひげを睨むが黒ひげは気にも介してないようで何事もないように笑っている
    だがローは黒ひげから悪意を感じなかった
    少し警戒しながらもここは大人しく着いて行った方が得策だと諦めて黒ひげに連れられとある宿屋の個室に案内された
    「で、歴史の勉強ってなんだよ」
    「ゼハハハハ!そう急かすな。そうだな、お前はワノ国って知ってるか?」
    「?ああ知ってるが……」
    ローは唐突にワノ国話を振られ眉をひそめながら首を傾げた
    確かにワノ国は知っている。何故ならロジャーの日誌に書かれていたから
    だが何故いきなりその話を……
    「じゃあ光月家のことは知ってるか?」
    「光月家?光月おでんのことか。知ってるけどだからなにを……」
    「なら話は早い。おいロー。お前、ワノ国の重大な秘密……知りたいか?」
    ゴクリと唾を飲み込むロー
    黒ひげは興味を示し始めたローに計画通りだとほくそ笑んだ

  • 41二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:15:57

    黒ひげはローに近寄るな

  • 42二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:40:58

    この黒ひげ裏がありそうで怖い

  • 43二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 11:53:22

    >>41

    ほんそれ

  • 44二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 16:47:50

    >>42

    本当怖いよね

    ローには早く離れて欲しいよね

  • 45二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 21:51:18

    ロー、防犯ブザー持っておこうか

  • 46二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 21:53:15

    我々神の目線だと黒ひげヤバいのわかるけどロー視点だと自分の能力狙われてること知らないからね…
    頼んだぜ守護霊ロジャー叔父様

  • 47二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 22:37:24

    >>16描いた者です

    ↓パンと梅干しを断固拒否してサンジにキレられてる2年後ローさん

  • 48スレ主23/08/30(水) 01:50:02

    >>47

    2回も投稿してくれてありがとう!

    めちゃくちゃ笑った

  • 49スレ主23/08/30(水) 02:10:23

    ローは少し警戒しながらも気になることは気になるので話を聞く体制を作ってしまった
    それが命取りになることを知らずに
    「ポーネグリフは知ってるな?でもこれは知らないだろ。ポーネグリフには3つの種類があることを」
    「3つの……種類……」
    「普通のポーネグリフと本当の歴史が書かれているという"リオポーネグリフ"、そして最果ての島を示すという世界に4つしかない赤色の"ロードポーネグリフ"」
    黒ひげは言い聞かすように一つ二つと手を前に出し指を一本ずつ折っていく
    ローはまるで子供扱いされているような気分になり顔面をぶん殴りたくなったが何とか堪えて知らなかった情報に目を開いた
    「ロードポーネグリフ……?」
    「ああ。各地に点在している4つのロードポーネグリフ。それが無ければ最果ての島に辿り着くことが出来ない。現在そのロードポーネグリフのうち1つは四皇ビッグマムの手中にあり、そして1つはワノ国に存在してる」
    「!」
    「それともう1つ、ポーネグリフを作ったのがワノ国の光月家だ。ゼハハハ!!!おかしいと思わねぇか!?ポーネグリフを作った一族が国の頂点になってるなんてなぁ!?」
    ローは驚き目を見開いた
    驚きのあまりに声も出すことが出来ない
    ローは光月おでんがかつて白ひげの船に乗りロジャーの船に乗ってラフテルまで行ったことは知っている
    だがおでんがポーネグリフを作った一族の末裔であることはロジャーの日誌に書かれていなかったため知らなかった
    否"書かれていたはず"だった
    実はロジャーの日誌にはところどころ不明な点がある
    その不明な点の一つが書かれていたはずのおでんの出自
    おでんが仲間になったと書かれていたが不自然に一部だけが塗りつぶされており何が書かれているのか分からなかった
    そして恐らくその塗り潰されている部分に書かれていることは先程黒ひげが言っていた光月家がポーネグリフを作った一族であるということ
    「その顔は知らなかったって顔だな?存外お前もわかりやすいな」
    「バカにしてんのか!!!!……いや、落ち着け。で、それだけじゃないんだろ?」
    「ゼハハハハ!!!まぁな。しかし意外だな。ロジャーと関わりがあるお前ならこんなこと知ってるものだとばかり」
    「……悪いか」
    「いや、何も悪くはねぇ。少しびっくりしただけだ。気分を害しちまったら悪かったな」

  • 50スレ主23/08/30(水) 02:10:49

    そしてもう1つの不自然な点
    それはラフテルについて書かれていたはずのページが全て破かれているということ
    それまではラフテルに辿り着くのを楽しみにしている有無が書かれていたのに何ページが突然ページごと破かれていた
    本来ロジャーは思い出を宝物とし何よりも大事にしてきていた
    なのにそんなロジャーが宝とも言える冒険の記憶をそんな雑に扱うのか?
    答えは"NO"だ
    それほどまでにこの2つは重要で記録に残せないものであるということを裏付ける証拠
    (ロジャーおじ様……貴方は一体、最果ての島で何を見たのですか?)

  • 51二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 11:47:31

    PH編への布石になりそうな内容がちらほら
    マジでラフテルには何があったんだろうね…

  • 52二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 12:25:08

    >>48

    笑ってくれたのなら良かったです!!

    いつもクオリティ高いSSをありがとうございます!!!

  • 53二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 20:51:26

    いつも楽しみにしています!

  • 54スレ主23/08/31(木) 02:41:11

    「ワノ国と言えば少し面白い話があってな。現在百獣のカイドウがワノ国を拠点として何やら怪しい取引をしてるらしい」
    「……カイドウが?」
    ローは片眉を上げ腕を組んだ
    カイドウと言えば最強生物と呼ばれる正真正銘の化け物だ
    そんな化け物がワノ国を拠点にしていることは知っていたが怪しい取引については何一つ知らなかった
    黒ひげの話を信用するつもりは無いが何となく聞いておいた方がいいと思って大人しく話を聞く
    「どうやらカイドウは"ジョーカー"とか言う闇のブレーカーを仲介人として人工悪魔の実"SMILE"とやらを仕入れてるんだとよ」
    「人工悪魔の実だと!?」
    ローはあまりの衝撃に地面に手を叩きつけ黒ひげに詰め寄る
    黒ひげはゼハハハと笑いローに落ち着くよう諭す
    上手く丸め込まれたことは癪だかここは固唾を飲み座り直した

  • 55スレ主23/08/31(木) 02:43:10

    「人工悪魔の実SMILE。食べたら動物の力を手に入れることが出来る代物だ。ただ最も覚醒は出来ずSMILEを食べたところで必ず能力を手に入れることは出来ない不良品だがな」
    「必ず能力を手に入れることが出来ない?どういうことだ」
    「ゼハハハハ!そのままの意味だ。SMILEを食べても大多数の人間は能力を得られない。しかも能力会得に失敗したら笑うことしか出来なくなると言う。だから奴らはこの人工悪魔の実に"SMILE"と名付けたみたいだな。まぁ能力会得を失敗してもカナヅチになることは変わらねぇから笑うことしか出来ない木偶の坊ってことで疎まれてる」
    「……随分と、悪趣味だな」
    ローは胸糞悪いと隠す気もせず顔を思い切り歪める
    けれどそんなローを見ても矢張り黒ひげは笑うだけ
    いっその事不気味に思えるほどの笑みにローは背筋に得体の知れない悪寒が走った
    「もっと面白い話と言えばSMILEを作る原材料を生み出してるのはかつて"ベガパンク"共に働いていた元MADSメンバーの"シーザー"、そして闇のブレーカーとして裏世界を牛耳ってるジョーカーの正体はあの王下七武海、"ドンキホーテ・ドフラミンゴ"!!!」
    「……は?」
    ローは出てくるとは思いもしなかった聞きたくない名を聞き唖然とする
    黒ひげがここまでこの話に詳しいから唖然としてる訳じゃない
    己の因縁の相手である忌々しいあの男の名前が出てきたことを信じられない
    「おい……。どういうことだ、なんで"アイツ"がこの話に出てくるんだよ!!!!!」
    「おいおい。おれに当たられても困るぜ。おれァただ知ってる情報を話してるだけなんだぜ?」
    ローは勢いよく黒ひげの胸倉を掴みあげ凄まじい形相で問い詰める
    黒ひげは少々困ったようにローに話しかけ我に返ったローは黒ひげの胸倉から手を離したローはその後頭を抑え汗だくな顔を俯かせる
    黒ひげはやれやれと思いつつ話を続けた
    「おれもこれ以上の話は知らねぇよ。ただドフラミンゴとシーザー、そしてカイドウが手を組んで何か企んでることしかな」
    「……それ以外の話は、知らないのか」

  • 56スレ主23/08/31(木) 02:43:22

    黒ひげはローの食い付きが良くなったことに益々悪どく笑う。わざとらしい演技で顎に手を添えてピコーンとなにか思いついたようであった
    「そう言えばSMILEの話でこれまた笑える話があるんだ。ワノ国では今黒炭オロチというワノ国の将軍がいてな?ソイツがまぁ酷いのなんの。実はなSMILEにはまだ別の力がある」
    「一口齧られたSMILEにはまだ"人を笑うだけのカナヅチにすること"が出来る効能が残ってた。ワノ国にはおこぼれ町という所謂"スラム街"と同じような場所がある。そこでは毎日のように人が死に嘆き悲しむ声が止まなかった。それを疎ましく思ったオロチが一口齧られただけのSMILEをおこぼれ町に流し、見事におこぼれ町の住人は全員笑うことしか出来ないカナヅチになっちまったんだよ!ゼハハハ!!!」
    余りのおぞましさに声すら出ない
    心底愉快だと言わんばかりに爆笑する黒ひげを理解出来なかった。理解したくなかった
    ローはあの男のせいで生まれた悲劇にどうしようもなく、胸が痛んで掻きむしりたくなる
    いや待てよ……"ワノ国将軍"とは誰だ?
    ワノ国の将軍は光月家のはずだろう
    ではこの"黒炭オロチ"とは一体……
    「おい!ワノ国にはあの光月おでんがいるはずだろ!?なのに何故ワノ国はそんな惨状になってる!!!!」
    「……?知らないのか?光月おでんはもう既にカイドウとオロチによって釜茹での刑に処されて死んでるんだぞ?」





    「……は?」

  • 57二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 08:08:40

    そこも知っちゃうのか…

  • 58二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 10:16:20

    ローにとってはおでんも知り合いだからな
    これは辛いな

  • 59二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 16:08:06

    本当わざとじゃないにしろ黒髭ろくな事言わないよね

  • 60二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 19:56:37

    黒ひげぇぇ!って言いたくなりますね

  • 61スレ主23/09/01(金) 01:36:28

    ……落ち着けトラファルガー・ロー
    いきなりのことで驚いただけだ
    よく思い出してみれば白ひげ屋たちも光月おでんが死んでることは知っていた
    ならばコイツが光月おでんの死について知っていても何らおかしくは無い
    ……いや待て、何かがおかしい
    確かに白ひげ屋たちは光月おでんが"死んでいる"ことは知っていてもその"死因"までは知らなかった
    それも光月おでんの死を知ったのもつい最近とも言っていた
    ワノ国は現在まで続く鎖国国家
    しかもその土地の利便上入国することは不可能に近くそんな国から情報を仕入れることは困難を極める
    例えワノ国の情報が入ったところで何十年ものタイムラグが発生し、断片的な情報しか入らない
    なのに何故この男は"最近"のワノ国の内情までをここまで"詳細"に知っている?
    「っ!?」
    ローがここまで思考を飛ばした瞬間ゾクリと体の芯まで凍えるような悪寒が背筋に走る
    前を見ると黒ひげがニタリと笑っておりローは反射的にそこから飛びずさる
    「なっ!?」
    なんと先程までローがいた場所におぞましい"闇"が渦巻いており、周囲にあったものを飲み込んでいた
    あと一瞬でも反応が遅れていたらローごと闇に飲み込まれていた
    どういうつもりだとローは口を開けようとするが途端にとてつもない爆音を立てて宿屋の壁が破壊される
    破壊された壁からまるで巨人族のような巨大な手が伸びてきてローの体を鷲掴む
    「うぐっ……!」
    ミシリとローの体から嫌な音が聞こえる
    もがいても抜け出せる気配すらしない
    薄らと痛みを堪え目を少しだけ開く
    ローはその姿を見て声は出せないものの目をこじ開けた

  • 62スレ主23/09/01(金) 01:36:39

    「おい黒ひげ。本当にこんな小僧がロックス船長を_____」
    「ゼハハハ!間違いねぇ。おれを信じろ」
    ローは少しだけ自身を握り潰す勢いの男の気が逸れた瞬間能力を発動させる
    「……っ!room!!!!」
    青白いサークルは宿屋の外にまで広がりローは手の中から宿屋の外へシャンブルズで逃げる
    だが握り潰された体は思ったよりもダメージがあるらしくマトモに立つことも出来ず地面に腕を着いて倒れてしまう
    「クソっ!肋数本持ってかれたか……!」
    ローは肋の辺りを抑え何とか体制を整えようとするものの逃げ出したローを追って緩慢な態度で黒ひげと巨大な男が宿屋の外までやって来た
    何とか顔を上げたローは目の前の男たちを睨みつける
    「ほお。このおれを睨みつけるとは勇敢な若人だな」
    ───元ロックス海賊団メンバー"王直"
    懸賞金17億8600万ベリー
    王直の懸賞金額は王下七武海入りした時のローの懸賞金よりも遥かに高く危険度もかなりの物
    そんな男が何故黒ひげと共に行動している……!
    未だに立ち上がることが出来ず痛みのあまり油汗をかきながら顔を俯かせるローの耳に信じられない声が何個も聞こえてきた
    「ウィーハッハッハッ!!!おい提督!確かコイツは"生かしとく"んじゃないのか!?」
    「ゲホッ!これもまた巡り合わせ……」
    「……随分とみすぼらしいガキだな。本当に役に立つのか?」
    「ホホホ。提督がそう思ったなら私たちは何も言わず従うまでですよ」
    「トープトプトプ!仲良くしなくてええのんか〜♡」
    「おやおや。なんだい女じゃないのか。女じゃないなら来なくても良なったかもな」
    ローは顔を蒼白にし脂汗では無い大量の冷や汗を流し始める
    信じられない。黒ひげだけならまだ納得出来た
    王直と手を組んでいても冷静でいられたはずなんだ
    なのに、なのに……
    「なんで、ここにいるんだ……!黒ひげ海賊団が!!!」

  • 63二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 07:46:42

    ヤバい…

  • 64二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 11:47:51

    >>62

    ヒエッ、誰でもいいから助けに来てー!!コビー早く!!てか保護者ー!!!!

  • 65二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 11:52:58

    メンバーが凶悪すぎる…助けて白ひげ、シャンクス、レイリー!!!!

  • 66二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 12:31:22

    来いよ保護者!
    保護しろよ!
    おい!

  • 67二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 15:23:30

    ヤバイ!保護者枠の誰でもいいからローを助けて!

  • 68二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 18:09:31

    保護者さぁーーん!
    ローが危険ですよーー!
    はやくきてくれーー!

  • 69二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 20:44:35

    最悪バギーでもいいから来て!

  • 70スレ主23/09/02(土) 01:48:15

    「ゼハハハ。このまま連れ帰ってもいいが暴れられるよだろうな。少し心苦しいが……腕の一本や二本、折らせてもらうぜ」
    「……っ!」
    ローはじわりじわりとこちらに近づいてくる黒ひげを見て覚悟を決める
    痛みに震える体を深く深呼吸をし痛みを和らげ、黒ひげが自分の腕に足を上げた瞬間
    「っ!?」
    「オラァっ!!!」
    ローは鬼哭を回転させながら空中へ投げ飛ばし黒ひげが鬼哭に気を取られてた隙をつき顎に向け肘打ちをかます
    そして顎を揺らされたことにより脳震盪を起こし顎を抑えよろける黒ひげの腹に飛び膝蹴りをお見舞し、そのまま回し蹴りをする
    吹っ飛ばされた黒ひげを他所に空へ投げ飛ばした鬼哭をキャッチする
    唖然とする黒ひげ海賊団を尻目にローは走り去っていく
    「はは……ははははは!!!おれを能力にかまけただけの小僧だと思ったか!?残念だったな!これでも近接戦闘はそれなりに仕込まれてるんだ!!ざまぁみやがれ!」
    そうやって煽りながら背を向け逃げるロー
    ただローは忘れていた
    黒ひげのしぶとさを、敵に背中を見せる愚かさを
    ここが……
    ─────一般人が住む普通の国であることを
    ローは城下街に出て足を止める
    先程まで明るく活気に満ち溢れていた街が、海賊に襲われ火の海に変わっていた
    笑顔では走り回っていた子供は泣き叫び母の名を呼んでいた
    子を失った母は廃人のようにくたびれていた
    優しい表情で子供に菓子を売っていた老人は見る影もなく無惨に殺されていた
    止まらない悲鳴に止まらない血飛沫
    まるで地獄をそのまま持ってきたような惨劇
    後ろから敵が迫って来てるのも忘れローは立ち竦む
    そんなローの目に、海賊たちが掲げる旗に目を見開く
    そこに掲げてある旗は、黒ひげ海賊団のものだった

  • 71二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 07:53:07

    これどうなるんだ…

  • 72二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 09:45:41

    ローのクソガキ感が増されて無い?

  • 73二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 17:21:45

    本当どうなるんだ

  • 74二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 17:35:03

    クソガキ感があって可愛いなぁと思ってた私がバカだった………黒ひげが出てる時点でほのぼのな訳ないよね(´;ω;`)

  • 75二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 23:05:25

    保護者召喚したいが守護霊なロジャーはギリギリのギリまで手を出さない(出せない)んだろうなぁ…

  • 76スレ主23/09/03(日) 01:59:16

    あまりの惨状に立ち竦むローの背後に顎を擦りながらも笑って黒ひげがやってきた
    かつてローはロジャーにこう言われていた
    『いいか?ロー。海賊同士の喧嘩に、堅気は絶対に巻き込んじゃならねぇ。堅気には堅気の世界がある。そこをおれたちの勝手な都合で犯しちゃいけない』
    青筋を浮かべ鬼哭が折れてしまうのでは無いかと思う程固く、固く拳を握りしめる
    ローは凄まじい形相で後ろに立つ黒ひげたちをに睨みつけた
    「おい!!!!何考えてんだテメェ!お前らの目的はおれなんだろ!?堅気は関係ねェ!!!さっさとこれを辞めさせろ!!!」
    「おいおい、何言ってんだロー。おれたちは海賊だぜ?堅気から奪って何がおかしいんだ?」
    「……随分と甘ェガキだな。どっかな誰かさんを思い出す」
    黒ひげも王直も、他の黒ひげ海賊団もこれを当然のことだと思って、寧ろ一般人に気を配るローを嘲笑う
    海賊としての価値観をロジャーによって全て構成されているローは一般人を巻き込む黒ひげ海賊団を許せなかった。否、許せるわけが無い
    その価値観は凡そ海賊の考えでは無いのだろう
    それでもローの本質はロジャーによって培われたもの
    きっとこの場にロジャーがいたのならば、ローと同じことを思っただろう
    そんなローの耳に劈くような悲鳴が聞こえてきた
    「嫌ァァァァァ!!!!!」

  • 77スレ主23/09/03(日) 01:59:26

    ガキィン!っと鉄と鉄がぶつかりあう音が鳴り響く
    悲鳴をあげた女性を庇うように抱きしめ女性に向け剣を振りおろそうとしており、それを鬼哭で受け止めた
    女性はいつまで経っても痛みが来なくて暖かい何かが抱きしめてくれていることに気が付きおそるおそる顔を上げる
    その瞳には凛々しく女性を庇うローの横顔が映る
    一方迷いなく一般人を救ったローを全員が目を開く
    だが黒ひげだけは面白いものを見たように気味悪く笑う
    「な、なんで……」
    「そんなことはどうでもいい!!!!ここはおれが何とかする!お前たちは早く逃げろ!!!」
    「は、はい!!!!」
    ローは自分の身を垣間みずに島全土にroomを広げ感知出来るだけの人間を即座に港の方へ転移させる
    だがそれでも全員を飛ばせる訳ではなく矢張り何人かは取り残されてしまう
    それを庇いつつこちらを取り囲む下っ端と王直、その他黒ひげ海賊団幹部を相手にしなければならない
    それを一人で相手にするローの負担は図り知ることは出来ない
    それでも、希望は紡がれている
    「こちら海軍本部突撃隊!ただいまロッキーポートまで到着致しました!!!!戦いは既に始まっているようです!」
    「おいコビー!着いたぞ!」
    「……はい!」

  • 78二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 09:19:30

    >>77

    ああああ!!救いの神!!!

  • 79二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 16:12:20

    ここでコビーがキターー!!

  • 80二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:09:48

    ほしゅ

  • 81スレ主23/09/04(月) 01:20:04

    「ゼハハハ。本当にお前は甘いなロー。一般市民を逃してお前になんの得があるんだ?」
    「……そんなの必要ねぇ。堅気は巻き込まない。これがおれの、"おれたち"の信条だ」
    "おれたち"に含まれているものが何なのか分かっているのかいないのかは分からない
    それでも何となく不快なものを感じ取った王直は眉を顰める
    痛みがあるはずだろうに何食わぬ顔で立ち上がるロー
    「ウィーハッハッハッ!提督!ここはおれに任せてくれ!」
    「……いや、ここはおれがやる。お前らは引っ込んでろ」
    黒ひげの前に出てローとやり合う気のバージェスを押しのけ出てきたのは王直
    自身を見上げるローを見下ろし無表情で佇む
    黒ひげは何を考えているのか分からない二人を見て気分を害する訳ではなくただ笑っていた
    「ゼハハハ!ああ好きにしろ王直。その代わり絶対に殺すなよ」
    「……承知した」
    その一言から苛烈な戦闘は続く
    王直が右手をローに向け振り下ろし、パワーの分多少スピードが落ちているということを生かしローはスピードで勝負をする
    王直のパワーは凄まじく腕を軽く振り下ろしただけで大地を砕く
    これを食らってしまったらローとてタダでは済まない
    だからこそスピードで翻弄し何とか互角のところまで押し込む
    王直が完全パワー型だとするとローはテクニカル型
    相性は悪くは無い
    「ふんっ!」
    「うぐっ!」
    だがそれでも苦戦することはそうだ
    roomを作ろうにもそれを許さぬ王直の猛攻
    たった一度体を鷲掴みにされただけで肋が何本も折れてしまうレベルの怪力
    一発食らっただけでアウトであるという緊張感からたった一つの"隙"が生まれてしまう
    「だァ!まどろっこしい!おれも混ぜろ!」
    「っ!?」

  • 82スレ主23/09/04(月) 01:20:15

    唐突に横槍を仕掛けてきたバージェスによりローは数メートル先の壁にぶち当たり血を吐く
    王直は横槍を仕掛けてきたバージェスを睨みつけたあと黒ひげに向け口を開いた
    「おい……おれに任せろと言ったんだ。……なんのつもりだ」
    「おいおい。おれはなんも言ってないんだぜ?ソイツが勝手にやったんだ。言いがかりはよしてくれ」
    王直は一度ふんと鼻を鳴らしたあと蹲って意識を朦朧とさせているローを見下ろす
    今気絶させようと手刀を落とそうとする王直の耳にとある少女の泣き声が響いた
    「うぇぇぇん!!!ママァ!!ママどこぉ!!!」
    「……耳障りだ」
    ローは息を切らしながら泣き声がする地点を見つめる
    その少女を見た瞬間にローは目を見開いた
    そこに座り込んで大泣きしている少女はここに着いた時ローにぶつかってきた少女だった
    「なんで……なんでまだここにいるんだ……!」
    腕で体を支えながらも何とか少女を救おうと藻掻く
    王直は少女がこの戦いの場に不要と判断し一旦瀕死のローを捨ておき少女を始末しようと近づき、腕を振り上げた
    「……。何故まだ抗う小僧。その何の役にも立たない有象無象を守ったところで何が残るというのだ」
    「うる……っせぇ!それはテメェらが決めることじゃねぇ!!!!」
    王直の振り上げられる腕を全力を持って鬼哭で受け止めるもののやはり体に限界が来て受け止めている腕の骨がミシミシと嫌な音を立てている
    少女はどこかで聞いたことがあるような声にゆっくり目を開け声の先を見上げた
    「さっきのお兄さん……?なんで……」
    「そんなことどうでもいい!とっとと逃げろ!!!ここはおれがどうにかする!!!」
    そう言ってローは再びroomを限界まで広げ少女のみならず今度こそこの場にいる一般人を全て港まで転移させる
    これは今ロッキーポートまで辿り着いた海軍にもちゃんと見えており次の瞬間に瞬間移動してきた市民たちに驚きながらも即座に保護活動をしていく
    「これで、邪魔者はいなくなったな……!さあ、続きを始めようぜ!!!!」
    「つくづく愚かな小僧だ……。いいだろう。その心、二度と立ち上がれなくなるほどに叩き潰してやろう」

  • 83二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 05:29:42

    “おれたち”にはハートの海賊団は当たり前としてロジャー達も入ってるんでしょうね…
    それはそうと保護者はよ

  • 84二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 14:03:31

    やっぱりオペオペ便利だな
    民間人の一斉移動とか海軍が欲しがりそうな能力してる

  • 85二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 15:56:29

    お願いだから誰かローを助けにきてー!!
    ロジャーさっさと助けにこんかい!!!

  • 86二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 15:59:20

    ダイスの意志によってこの世界のローは強化されてるけど流石に黒ひげ+王直+黒ひげ幹部一同相手はキツいんよ
    助けてロジャー船長

  • 87二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 22:32:10

    おじ様助けて…
    原作から生存は確定してても不安が残る

  • 88スレ主23/09/05(火) 02:04:11

    「手伝おう」
    「……足は引っ張るな」
    「……ちっ。劣勢なのは変わらねぇか」
    そう。ローの敵は王直だけではない
    ここにいる黒ひげ海賊団の下っ端と幹部たちをも相手にしなくてはならないのだ
    王直だけならばまだ何とかなるかもしれないのに幹部たちまでもを一斉にいなさなきゃならないのは些か……いいや。下手したら死ぬ
    それに加えローはもう満身創痍
    優勢なのは、あちら側だ
    「!?うぐっ……!いきなり、仕掛けてきやがって……!」
    仕掛けてきたのはバスコショット
    大量の酒をまるで津波のように起こしローの逃げ道を塞ぐ
    「トープトプトプ!楽しくやらんか〜?♡」
    「ウィーハッハッ!さっきは不意打ちしちまって悪かったな!今度は真正面からやり合おうぜ!」
    「くっそ!多勢に無勢しやがって!!!」
    何とかroomを広げ上空に逃げるが空中で自由自在に動くのは今のローでは難しい
    そこからバージェスが脚力のみだけで上空に浮かぶローに近づき殴り掛かる
    対応自体はできたものの威力は相殺することが出来ず体制を崩し、地上に落下していく
    そこに畳み掛けるようにシリュウ仕掛ける
    「取った」
    「しまっ!?」

  • 89スレ主23/09/05(火) 02:04:28

    スピード特化のシリュウを目で追いかけることが出来ずローは斬られてしまう
    血を吐きながら体勢を整えることが出来ず無様にも地面に叩きつけられてしまった
    歯を食いしばり立ち上がろうとするも唐突に内部が破壊されるような痛みに襲われ悲鳴をあげてしまう
    「カハッ!う、ぐっ……!なん、だこれ……!!」
    「ケホッ!……無理して動かない方がいい。お前は今内臓が破裂している」
    ローは現在ドクQの能力により内臓ごと破壊され尋常じゃない量の血を吐いている
    得体の知れない能力の集まりに対応することが出来なければ勝つことは不可能
    しかもこのレベルの幹部があと二人もいるという事実
    そして1番警戒しなくてはならない男を、忘れてしまっていた
    「……だから言っただろう。愚かであると」
    「はな、せ……!!!ウグッ……っ!」
    ギリギリと全身の骨を粉砕するつもりなのかと思う程にローを握り潰す王直
    王直はローがかつて戦い、敗けさせられた相手に被って見えているのだろうか
    何故だか王直はローを屈服させたくて仕方がない
    「諦めて降参するんだな。小僧」
    (こんな、ところで……!終わる訳にはいかねぇのに!!!……ロジャー、おじ様……)
    少しづつ、ローの意識は薄れていく




    「もう大丈夫ですよ!」
    ロッキーポートの港にてローによって救われた住人たちを海兵たちが救出していく
    何せ人数が多く戦いが始まっていることはわかっている
    だがここを離れる訳には行かずに未だローの手助けに行けるような状況でもなかった
    そんな海兵たちと一緒にコビーは住人たちを安心させるために奔走していた
    そんなコビーに何やら泣きそうな少女が目に入る
    「どうしたの!?そんなに泣いて……」
    「お願い……!助けて……!お兄ちゃんが死んじゃう!!!!」
    少女は、コビーにローを救って欲しいと懇願した

  • 90二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 12:32:15

    早速ボロボロになってらっしゃる… コビー早く来てぇ

  • 91二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 16:34:44

    女の子……(´;ω;`)
    お願いだからコビー早く!!!

  • 92二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 19:07:09

    どうか間に合ってくれ!!

  • 93スレ主23/09/06(水) 01:12:12

    「は、……グッ……っ!」
    (や、ばい……。落ちる……!!!)
    首を掴み締め上げる王直の手を掴み返し何とか離そうとするものの悪足掻きにしかならず少しづつ、少しづつローの意識が薄れゆく
    落ちると思ったその瞬間、何かが飛び出してきた
    「ハァ!!!!」
    「っ!?」
    王直の腕を蹴り飛ばし唐突なことに王直は動揺し咄嗟にローを離してしまう
    いきなりのことすぎて受身を取ることを忘れたローは派手な音を立てて地面に落ちる
    喉を抑え何度も何度も咳き込む
    そんな様子のローを飛び出してきた若い海兵"コビー"は慌てて近づく
    「わわ!大丈夫ですか!?」
    「ゴホッ……!お前、なんで……」
    コビーは不思議そうに数回瞬きしたが笑顔でその理由を答えてくれた
    遡ること数分前

  • 94スレ主23/09/06(水) 01:12:22

    ───────
    『お兄ちゃん?君のお兄ちゃんがまだあそこにいるのかい!?』
    『違うの!白黒帽子の海賊のお兄ちゃんが私たちを助けるために1人で戦ってるの!』
    白黒帽子の海賊という言葉を聞いて海兵たちは全員ザワつく
    恐らくその白黒帽子の海賊とは先行してロッキーポートまで来たはずの七武海トラファルガー・ローであろう
    だが何故そんな男が住人を助けたのだ
    まだローを信用しきれていない海兵たちは「なにか思惑があるのではないか」と疑ってしまう
    だが住人たちの意思は硬かった
    『そうじゃ!!!ワシらのことは後回しでいい!今はあの子を助けてやってくれ!』
    『私はあの人のおかげで助かったの!あの優しい人には死んで欲しくない!!!』
    助けられた住人たちは口を揃え「トラファルガー・ローを救って欲しい」と懇願する
    海兵たちからするとローは未だに信用しきれないを"海賊"なのだ
    そんなローを助けるのは……
    『……分かりました!!!彼は絶対助けます!皆さんはここで待っていてください!』
    『ハァ!?マジで言ってんのかコビー!!!いくらなんでも!』
    『ごめんヘルメッポさん!ここはよろしく!』
    そう言ってコビーは戦場へかけてく
    実はずっと聞こえていたのだ
    助けを求める住人たちがあることをきっかけに希望の声に満ちる瞬間を
    そして、信念を持ち住人を助けた真っ直ぐなローの声を
    それだけでローを助けるに値する
    『待てコビー!!!』
    『すみません"スモーカー"小将!ちょっと行ってきます!』
    ──────
    「と、言う訳で助けに来ました!!!ローさん!!!」
    眩しいほどの笑顔でコビーは戦いに身を投じた

  • 95二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 09:52:54

    コビーかっこいい!

  • 96二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 11:30:51

    うわああああああああああコビーイイイイイイイイイ

  • 97二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 16:47:13

    コビー本当にカッコイイ!!

  • 98二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 17:31:18

    うおおおおおコビィィ!!良かったよー!!!!住人の人たちもいい人だよー!!!!

  • 99二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 21:33:50

    これは英雄コビー
    まだ中将になってない頃のスモやんも居るのか!

  • 100スレ主23/09/07(木) 01:54:18

    「弱者が何人集まろうが弱者は弱者。七武海の小僧は殺すなと言われているが貴様はそうでは無い。諦めて死んでもらう」
    「っ!!おい死にたくねぇなら逃げろ!!!アイツは本気で殺すつもりだぞ!アイツらの狙いはおれだ!巻き込む訳には……!」
    ローは痛む体を無理やり起こしてコビーを逃がそうとする
    だがコビーはそんな生半可な気持ちで来た訳では無い
    コビーは目を見開いたあとローが自身を気遣ってくれていることに気がつきフッと笑う
    「……ありがとうございます。心配してくれて」
    「あぁ!?おれは別にそんなつもりは……」
    「でも僕は逃げませんよ。それに、貴方に助けられた住人に貴方を助けてほしいとお願いされた。だから引けません」
    覚悟を決めているコビーの表情にローは暫く黙り深くため息をついた
    「……ハァ。勝手にしろ」
    「はい!勝手にさせてもらいます!」
    諦めたローはコビーを戦闘に参加させることを決めた
    コビーは認められたことに少し嬉しそうにし、笑顔で拳を構える
    だが増援が入ったところで戦力差は埋まらない
    それこそ港に集まる海兵たちがここに集まらない限りは
    「この戦力差をたったその程度の強さで埋めようなど片腹痛い。随分とおれはナメられたものだ」
    ボキボキと首を鳴らす王直
    その周りにはニヤニヤと下品に笑う海賊たち
    「行きましょう!ローさん!」
    「足引っ張るんじゃねぇぞ!!!海兵!!!」
    二人は肩を並べ敵に飛び込んで行き、コビーは王直に殴りかかりローはroomを広げ鬼哭で切り刻もうとする
    だが王直は瞬時にコビーの腕を掴んで横に投げ飛ばし、斬られる前にroomから脱出し瓦礫を投げつける
    ローは瓦礫に気を取られ瓦礫を王直の代わりに斬る
    その隙を狙われ王直に地面に叩きつけられた
    コビーは民家の壁により遠くに飛ばされることは無かったが下っ端海賊たちが立ち上がる前にコビーに切りかかる

  • 101スレ主23/09/07(木) 01:54:44

    間一髪で避けたものの如何せん数が多すぎて捌ききれない
    王直の狙いはコビーとローの分断
    ローを潰しさえすればコビーは何時でも潰せるし、なんなら質の低い下っ端だろうと数さえいれば始末できるであろうと言う考えもある
    それに万が一この量の海賊を何とかできたとしても後ろには黒ひげ海賊団の幹部が残っているのだ
    この二人に勝ち目などない
    「残念だったな。所詮この程度。先程は邪魔が入ったが今度こそお前を連れていく」
    「うぐっ!!!」
    「ローさん!!!!」
    ミシミシとローの首から嫌な音がする
    コビーは100を超える海賊たちを一斉に相手にしていながらローに気を取られてしまった
    その隙を海兵が見逃すはずもなくコビーは斬られてしまう
    「うっ!」
    「へっ!余所見するからだよ!!!」
    「しま、った……!」
    そう。"二人"だけなら勝ち目などない
    だがもし、他の海兵たちが全員助けに来てくれたとするのならば……

    「ホワイトブロー!!!!!」
    「うわぁ!!!!」
    「!」

    「袷羽檻!!!!」
    「ぎゃあ!!!!」
    「!来てくれたんですね!!!!」

    「ったく、クソガキが。一人で無茶すんな」
    「全くよ。おかげで住民たちの避難は後回し。ヒナ、憤慨」
    二人の小将の他にもあそこにいたはずの海兵、約567名が全員この場に集結している
    スモーカー、ヒナ、ヘルメッポ、Tボーン、モモンガ、その他の名だたる海兵たちも佇み、今力の均衡が……
    崩れる

  • 102二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 07:22:54

    海軍の皆ぁぁあ!やったーー!!

  • 103二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 13:38:16

    Tボーンさんの名前で少し悲しくなってしまった…

  • 104二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 16:20:36

    他の海軍の人達もキターー!!

  • 105二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 16:33:04

    よっしゃあ!!スモやんナイス(๑•̀ㅂ•́)و✧他のネームドもいっぱい居るよー!!!

  • 106二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:36:53

    ワクワクする!

  • 107スレ主23/09/08(金) 02:01:01

    「な、んでお前らが……!」
    「……酷い怪我だなトラファルガー。……別にお前を助けに来たわけじゃねぇ。おれたちは海賊たちを捕縛しに来ただけだ」
    (なんて言いつつ渋るみんなを説得してここまで来たのに素直じゃないわね。スモーカーくん)
    ヒナは葉巻を吸いながら佇むスモーカーの横顔を眺め数分前のことを思い出していた
    ─────
    『お、おい……どうする?』
    『どうするつっても……』
    コビーが先陣切って飛び出したものの他の海兵はまだ覚悟を決めきれていなかった
    まさかこんなことになるとは思ってもいなかったのだ
    しかも助けに行く対象はあの恐ろしい七武海、トラファルガー・ローなのだから
    だがそんなに海兵たちを立ち上がらせたのは意外な人物
    『……おい。テメェら。いつまでここでウジウジしてるつもりだ』
    『そんなこと言ったて……!』
    スモーカーは手に持っていた葉巻を折る
    こんなに荒々しいスモーカーを始めてみた海兵は肩をビクッと揺らし押し黙る
    『おれたちはここに何しに来た!?ここで蹲ることか!?違うだろ!!!おれたちは、"海賊"と戦いに来たんだ!!!!』
    その言葉にこの場にいた海兵たちは全員目を見開いた
    スモーカーはまだ言葉を続ける
    『それでここにいる住人たちを救いに来た!だがどうだ!?おれたちが着く頃にはもう住人たちは救われてた!それをやったのは他でもない海賊の‪"トラファルガー・ロー"だ!!!』
    『このまま海賊なんかに先を越されてもいいのか!?おれたちは、ここに何しに来た!!!!』
    海兵たちは俯き拳を握りしめる
    本当は、怖い
    だけどこんなところで止まっている時間などない
    だから海兵たちが出した回答は
    『……おれたちは戦いに来た!!!お前ら覚悟を決めろォ!!!!!!』
    『『『『『ウォォォォォ!!!!!』』』』』
    海兵たちは各々の武器を掲げ雄叫びを上げる
    そうだ。我々は救いに来たんだ
    なら、こんなところで蹲ってる暇などない!!!
    『……。テメェら!!!行くぞォ!!!!』

  • 108スレ主23/09/08(金) 02:01:15

    「おれは、おれたちは海兵としての責務を果たしに来ただけだ」
    「……!」
    その言葉にゆっくりと目を見開く
    ……あの人以外に、こんな海兵がいるなんて知らなかった
    海兵なんてみんな、"アイツ"みたいな奴だと思ってたのに……
    「それで、お前はなんで一般市民なんて助けやがった」
    「……別に、ただの気まぐれだ」
    「……そうかよ」
    ローは一度深く深呼吸をし、少しでもダメージを受け流す
    そうして前を強く見据え力強く立ち上がる
    王直はそんなローと海兵たちが気に入らずビキビキと青筋を立てていく
    「さぁ。これで力の差はほぼ無くなったぜ?」
    「……っ!クソガキが……!!!」
    黒ひげは少し面白くなさそうな顔をしたものの、こんなこともあるだろうと割り切る
    寧ろ楽しんだ者勝ちだと思うことにした
    「……あ、そうだ提督。"例のアレ"取りに行かねぇのか?」
    「あ?……ゼハハハ!そう言えばそんなもんあったな。テメェらここは任せたぜ」
    「ウィーハッハッハッ!任せとけ提督。この程度軽く捻ってやらァ!」
    「ホホホホ。全員ぶち殺してやりますよ」
    「!あ、おい!!!待て黒ひげ!!!」
    「じゃあなロー。また会おうぜ!」
    そう言って黒ひげはロッキーポートの裏へ消えて行く
    追いかけようとするがそんなこと王直が許すはずもない
    「ここから先は……一歩も通さんぞ!!!!」
    「ちっ!!!とっととそこを退け!旧世代の海賊が!!!!」

  • 109二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 07:51:45

    みんなかっこいい…

  • 110二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 15:46:14

    本当カッコイイ!好き

  • 111二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 16:47:59

    スモーカー!!やっぱお前最高だよ!!!!!!

  • 112二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 21:02:45

    なにこれ素敵

  • 113スレ主23/09/08(金) 23:03:30

    ちょっとお知らせ
    今38度の大熱を叩き出してるから今日はSSはお休みする
    よってあにまんやってる状況じゃないのだ……ポロッ
    今後の体調によってはお休み期間が長くなるかも……
    というわけで楽しみにしてた人がいたらごめんね

  • 114二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 23:04:27

    >>113

    え⁉︎大丈夫じゃないのか!

    ゆっくり寝てお大事にしてください

  • 115二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 05:31:51

    お体お大事にゆっくり休んで下さいね

  • 116二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 08:18:05

    ゆっくりと休んでね……

  • 117二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:09:19

    お身体を大切にしてゆっくり休んでください

  • 118二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 21:46:13

    それは気にしなくていい…

  • 119スレ主23/09/10(日) 00:26:47

    とりあえず病院行ってきて解熱剤飲んだけど念の為しばらく安静にとくよ
    多分あと二三日したら復活するからそれまでこの概念でも好きに語っといてくれ

  • 120二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:32:40

    了解なのだ
    ダイスの意志によってこの概念のローは勢い余って覇王色目覚めることが決定した瞬間はアラマキ生い茂ったのだ
    いいのだ、白ひげとエース生存√に導いたダイスだからダイスの好みでローがクソ強になっても許されるのだ

  • 121二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 09:16:18

    お大事にしてくれ……スレ主の健康第一なのだ

  • 122二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 16:25:35

    お大事にゆっくり休んで下さい

  • 123二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:50:57

    ダイスのおかげで円満生存√いったし(赤犬の胃は犠牲になったけど)
    覇王色もマム戦後かワノ国後だったしおじ様との交流+四皇との死闘で納得できるものだし
    この黒歴史暴露系ど天然フリーダムローは今後どうなるのか楽しみ

  • 124二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 07:15:18

    黒歴史暴露されてあいつの口を封じろ!ってなる勢力が生まれそうになったのは面白すぎた
    まぁ結果として見守り隊見たくなったけど

  • 125二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 15:28:16

    最初の頃にあった黒歴史抹消を目的に旧四皇や海軍上層部が同盟組んでたのが懐かしい

  • 126二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 21:01:33

    なんだかんだでロジャーのもう1人の息子だしね…

  • 127二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 22:24:54

    ローとエースが実質兄弟ってことは、エースと義兄弟であるルフィにとってローは実質兄ちゃん…ってコト?!

  • 128二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 01:52:13

    このレスは削除されています

  • 129二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 08:16:02

    エースがローを兄として慕うこともありえる?

  • 130二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 10:10:00

    これを聞いてクソバードがどう動くのかがちょっと気になる

  • 131二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 20:40:08

    ここのモルガンズはロー関連の記事も書きまくっていそう

  • 132二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 07:29:34

    頂上戦争からロー関連の記事すごい増えてそうだな

  • 133二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 14:50:58

    ローの事をロジャーの実子とかほら吹いてそう…

  • 134二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 16:22:27

    >>133

    一応センゴクが義理の甥って言ってた気がする

  • 135二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 21:00:05

    関係がさらに複雑になってそうだよな…

  • 136二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 07:02:42

    ローが話しちゃった黒歴史達を何処からか手に入れて記事にしてるモルガンズも面白そう

  • 137二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 15:51:51

    モルガンズの敵がさらに増える

  • 138二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 16:11:46

    これの映画時空はカオスになりそうw

  • 139二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 22:27:51

    ここのスタンピみてみたい。

  • 140二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 07:57:34

    クロコダイルが手を組んだ時になるべく昔のことは語るなしてそう

  • 141二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 15:55:51

    Part1からみてやっと追いついた者だけどやっぱこのスレ暖かくて好きだわ
    スレ主はゆっくり休んでください!健康第一!!

  • 142二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 18:32:11

    >>140

    つまり、

    ロー「クロコダイル??まさかっ!」

    ワニ「待て待て待て!!何を知ってるか知らんが今思っている事を口に出すんじゃねぇ!!」

    ロー「???分かった」

    ロビン「www」

    ってこと?なにこれオモロい

  • 143二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 20:44:45

    >>140

    >>142

    あそっか

    もしかしたらイワンコフに握られてる弱みに関係する内容の可能性あるのか

    そりゃ焦る

  • 144二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 06:10:39

    >>142

    ヤバいw

    めっちゃ見たいわこのスタンピ

  • 145二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 12:41:24

    どこから爆弾()が飛んで来るか分かったもんじゃないからヒヤヒヤだな
    たまに明後日の方向から飛び火するし

  • 146二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 16:34:11

    日記に載ってそうな人達はローがバラさないかハラハラしてそう

  • 147二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 21:26:19

    ロジャーの航海日誌を寝る前に読んで枕元に置いて寝たりその頭を撫でる半透明の無骨な男の手に眠りながら安堵したような顔をするローはいるだろうな……なお内容()

  • 148二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 08:16:16

    夢に出て来て()滅茶苦茶ローを撫で回してそう

  • 149二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:39:29

    たまには夢の中で一家(ロジャーおじ様+ルージュおば様も含む)団欒しててくれ

  • 150二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:40:35

    ロジャーおじ様に倣って航海日誌を書き始めたロー、大体ハートクルーの事とかコラさんの事とかあの日どうして父さまたちは殺されなくちゃならなかったのかとか記念コインとかの話しか書いてなかったのに少しずつ麦わら一味や白ひげや赤髪の思い出が増えていってて読み返した時におじ様に負けないくらい楽しい日誌になったなって思っててほしい
    頼むから中身までおじ様に倣う事が無いよう願う人たちがいる?それはそう

  • 151二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:08:23

    即死呪文を唱えられる前にロジャーの航海日誌に俺の話あった?って突撃することでその時聞いた分は公衆の面前での処刑()が避けられる可能性もあるが教えてもらった奴とは別の黒歴史をそういえばって口にされる可能性はなくならないんだよね……物理で口塞ぐしかないのか?

  • 152二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:25:00

    ダイス神の導きによって神避会得してる疑惑があるレベルに強化された男だぞ?
    それに元来他人から強制されることが嫌いなのだから物理的に塞げるわけが無い、諦めろ

  • 153二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 21:06:27

    >>150

    なあ、、なあ、、、

    不穏な文字が見えるんだけど、、、メンタル不調起こしてないよね??ロー

  • 154二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 00:12:12

    あらゆる関係者への無自覚爆撃をかます自由人でも日誌を書く時は1人で自室だろうから色々考えちゃって数ページに一言くらいフレバンス関係とコラさん関係のメンタルグラグラメモが書かれてたり何か書きかけで塗りつぶされた文章があったりしてもおかしくはない
    だからロジャーの航海日誌を読み直しながら寝落ちして偶然次の日に会った対象者に即死呪文を唱えてもおかしくはないんだ

  • 155二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 09:49:48

    ロジャーを真似して日誌を書くロー概念良いな
    内容も真似して黒歴史が多くなってそうだけど…

  • 156二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 18:40:21

    たまにベポに寄りかかりながら日誌書いてて通りかかったクルーからキャプテンまめですよね〜どんな事書いてるんですかって聞いたら唐突に飛んでくる最近関わった相手の黒歴史
    クルーは(腹筋が)死ぬし後日本人までその話が伝わってしまうので社会的にも死ぬ隙を生じぬ2段構え
    二代目航海日誌()の誕生である

  • 157二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:18:13

    >>156

    二代目航海日誌の主な被害者はハートのクルー、麦わらの一味、海軍(スモーカー、たしぎ、コビメポ等の若いメンバー)、キッド海賊団になってそう

  • 158二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 05:44:18

    >>157

    そこに寄った事がある島で関わった人達のも載ってても良いなぁ

    特にワノ国の人達とか

  • 159二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 16:16:01

    そしてそれを見つけたor渡されたハートの子孫や後世の人がその航海日誌()の内容を伝えていく……と

  • 160二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 21:55:21

    >>159

    どんどん黒歴史暴露の災害の被害を受ける人が増えていく…

  • 161二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 22:39:17

    徹夜続きで日誌読みながらうとうとしてるローを見つけた誰かがこんなところで寝ると体痛めるぞーほらこいつもしわになる…って日誌に手をかけた瞬間折られるかと思う程手首握られて悲鳴上げたら起きたのか力緩んで、なんだよって顔見たら怯えたような目とかち合ったりしたらいいな
    今まで失ったものは全部人の手によるもの(フレバンス、コラさん)だったから現在ただ一つ手元に残った日誌に触れられる事が怖いロー……

  • 162二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 07:38:30

    たまに日誌には書いてないけどおじ様との何気ない会話の中にあった黒歴史(おじ様的には面白い話)をしっかりと覚えてたロー
    クルーとの酒盛りでおじ様との思い出話をねだられて悪気なくそこら辺も話しちゃうロー

  • 163二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 19:18:42

    保守

  • 164二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 06:19:28

    >>162


    >>151で避けられたと思ったら

    本人いない所で晒されてて草

  • 165二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 10:35:34

    これはローがいる限り黒歴史暴露は止められなかったけど二代目航海日誌がある事でロー止めてもどうにもならなくなってんの可哀想だからいっそクソバードに週間コラム『ロジャー航海日誌』欄作って貰って晒せば平等だよね

  • 166二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 21:32:34
    日誌に触れられるのが怖いローの話 支援SS サンジが出張ったのは宴の片付けするから丁度よかったので

    ローにとってロジャーの航海日誌は宝物である。

    それは大好きなおじ様からの贈り物であるからであって、中身が誰それの黒歴史であることには特に思う事は無い。

    故にぽろぽろと当事者からしたら憤死もののそれを所構わず暴露してしまうのだが、その入手経路を知っている方は強く咎められないし取り上げるなどもっと出来ない。

    年季の入った革表紙のそれに挟んだ栞を外して一日の終わりに読み返すのがローの夜のルーティンとして馴染んで久しく、今日の業務を終えて既に何度も読んだ部分を指でなぞりながら読み進める。

    いつもと違うのはここがポーラータングではなくサウザンドサニー号のアクアリウムバーであった事と何徹だったかは忘れたが徹夜続きであった事。何度目か判らない適当な理由の宴に何故か乗り気なハートのクルーたちがあれよと言う間にローを連れて乗り込んでしまった為、仕方なく乗船して日誌が落ち着いて読める場所としてここを提供してもらったのだ。

    まだ飲んでいる奴らもいるらしく些か騒がしい外に思わず口端が緩んだ。

    普段ならこんな時間まで騒いでいる事に一言二言小言を零すが、今はそれすらも…
    telegra.ph
  • 167二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 23:14:56

    >>166

    神SSをありがとう……

    そしてそこにサンジを選ぶセンスの良さに脱帽した。

  • 168二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 23:52:16

    >>166

    神SSだ!!!!

    言葉選びが神ですね!!!

    最後の言葉が凄いグッときました…

    神SSをありがとうございます!

  • 169スレ主23/09/22(金) 00:14:53

    みんな保守ありがとう

    体調もかなり戻ってきたからSS再開しようと思うよ

    取り敢えず今日の夜か深夜辺りに続き更新するはず


    >>166

    神SSありがとう!

    自分が思い描いていた設定やら何やらと殆ど一致してて感動した

    上でも言われてるけどサンジを選んだの天才すぎる……

  • 170二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 02:12:05

    >>166

    神SSありがとうございます!!

    本当好き

  • 171二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 12:10:52

    お帰りスレ主
    少しでも体調悪かったら休んで寝

  • 172二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 16:33:43

    おかえりなさい!!
    何事もなく戻って来れたみたいで良かったです(*´˘`*)

  • 173二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 22:28:14

    お帰りなさい、スレ主。体調よくなったとはいえ、無理はしないでね

  • 17416623/09/23(土) 00:50:14

    支援SS②

    そんな褒めても……っこんなものしか出ないんだからねっ!(超嬉しい)

      しろいゆめ の 話うつくしい しろいゆめを みている。

    真白なシーツの海から起き上がり、白い天井から白い床へと視線が移る。

    いつもの夢だ。

    白い街の記憶を映し出す優しい夢。

    そこに住んでいた頃の年齢に相応しい視界の低さにももう慣れた。

    白い扉を開けばそこだけ色付いた人々に迎えられる。

    『おはよう、ロー』

    『おにいさまおはよう!』

    『邪魔してるぜ、ロー!』

    「……おはよう、母様、父様、ラミ」

    ローの家族と、家族同然の人。

    立派な口髭を蓄えて、いつも被っている帽子を脱いでくつろぐ男にローの頬が綻ぶ。

    「ロジャーおじ様っ」

    その逞しい胸に飛び込めば軽々と抱え上げられる。

    きっと成長した後にやったとしても同じように抱えられてしまうだろうなと思うと男としては悔しいが。

    『おっと、今日は朝から元気だな?よし、じゃあこの前言ってた必殺技の練習にでも』

    『ロジャーさん?』

    意気揚々とした提案は笑顔の母様に遮られる。

    いつもの優しい笑みだが向けられたロジャーは口端をひくつかせている。

    その裏に隠された言葉を正確に読み取ったらしい。

    『冗談だ冗談!今日はラミと子供たちと一緒に遊ぶって話だったもんな!』

    「おじ様、相変わらず母様に弱いね」

    『覚…
    telegra.ph
  • 175スレ主23/09/23(土) 01:44:24

    >>174

    いやホント天才か?

    キャラエミュも完璧だしめちゃくちゃ感動して涙こぼれた……

    なんでこんな自分の世界線の解像度高いん?

    もしかしてもう一人の自分だったりする?

  • 176スレ主23/09/23(土) 02:12:36

    「……白猟屋。おれは王直を相手にする。他の幹部たちを任せてもいいか?」
    「ちっ。海賊の意見を聞くのは癪だがこの中でアイツを相手にやれるのはお前しかいねぇ。ヘマしたら承知しねぇぞ」
    「ふん。誰に言ってやがる」
    そう言ってローは王直だけを見据え鬼哭を鞘から抜き出す
    スモーカーの能力は殺傷性が無く、完全パワー型の王直とは非常に相性が悪い
    ならばスモーカーには他の幹部を任せるか、その他の下っ端を捕獲してもらう方がこちらとしても助かる
    そして今回はオリオリの実の能力者であるヒナがいるから下っ端程度なら簡単に捕縛することが可能
    それらを考慮するとローは一番厄介である王直を相手にし、他の海兵たちには下っ端と黒ひげ海賊団の幹部を任せるのが一番効率の良いやり方だ
    「ホワイト・アウト!!!」
    スモーカーの能力は殺傷性こそないが、"捕縛性"に非常に優れており、煙の能力は捕縛以外にも撹乱にも使え遥か格上相手でも隙を作ることが可能になる
    もっとも相手が覇気を使えなければ、だが
    「うわぁ!?くそ!なんだよ抜けられねぇ!!」
    「ちくしょー!!!!白猟のスモーカーめ!!」
    案の定覇気を使えない下っ端程度なら簡単に捕まえられる
    だが、幹部クラスとなるとそう簡単にいく訳が無い
    「ウィーハッハッハッ!!!おもしれぇ能力だな!!おれと遊ぼうぜ!」
    「ちっ!覇気使いか……!」

  • 177スレ主23/09/23(土) 02:13:57

    「袷羽檻!」
    「うぎゃあ!!!」
    「なんだこの檻!!!くっそ!離せ!女の癖に!」
    「……女だからって舐められるなんて……ヒナ、憤慨」
    ヒナの方もスモーカーと粗方同じだ
    下っ端程度なら赤子の手をひねるように捕縛可能
    だがこの程度で事態を収められると思う程、ヒナは弱くない
    「ホホホ。オリオリの実の能力ですか。初めてみますが中々厄介のようで」
    「ケホッ!これもまた運命……」
    「……やっぱりそう上手くいく訳がないわよね」
    飛行能力があるラフィットとドクQはヒナの拘束を楽々回避し上空からヒナを見下ろす
    二人から漂う只者では無い空気
    もちろんこんなところで止まる訳には行かない
    分かっているけれど四皇幹部を目の前にし、怖気付いてしまう
    「直角飛鳥・ボーン大鳥!」
    「!」
    地上からいきなり飛んできた斬撃
    喰らえば一溜りもないため、二人とも避けるしかない
    「Tボーンくん……!」
    「助太刀致すぞ!ヒナ嬢!」


    「トープトプトプ!思い切り遊んでもええのんか〜?」
    「なんだ女じゃないのか。あの桃色髪の女の方に行きたかったが仕方ないねぇ」
    「ふん。大分舐められたものだな。貴様如き、このモモンガが斬ってやろう!」

    「へっへっへっ!こんな下っ端海兵ぐらいならおれたちでやれるぜ!」
    「お前ら!!!中将たちが幹部たちを相手にしてくれている!せめて部下たちは片付けるぞ!!!」
    「「「「「おー!!!!」」」」」

  • 178スレ主23/09/23(土) 02:14:15

    戦いの火蓋があらゆるところで切って落とされる
    邪魔者が消えたフィールドにローと王直が相対する
    そこに乱入者が一人
    「僕も、一緒に戦ってもいいですか?」
    「……お前に気を遣う暇はねぇ」
    「ええ。分かってます」
    「なら、勝手にしろ」
    「ありがとうございます!」
    王直はずっと不愉快な気持ちで溢れていた
    理由は分からない
    だが目の前の"敵"が目障りで仕方がなかった
    ギリギリと歯を鳴らす王直
    この胸の激情は目の前の小僧たちを潰せば、無くなるだろうか?
    ……いいや、もうそんなことはどうだっていい
    今はただ、二人との戦いを楽しみたい
    この不愉快な気持ちに混じる高揚感
    どこかで覚えた不思議な感情
    どこでこんな感情を覚えたんだろうか
    「それも、お前と戦ったら何か分かるのか?」
    教えてくれ、______。

  • 179二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 08:38:39

    皆かっこいいよぉ!

  • 180二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 13:25:24

    スレ主続きありがとうございます!

  • 181二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 13:48:28

    >>174

    どこでその文才手に入れたんですか?!

    てかこのスレのSSみんな(スレ主含め)キャラエミュ上手すぎる………

  • 182二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 01:39:05

    >>181

    それな、素晴らし過ぎる…

    どうすればこんなに上手くSSを書けるようになるのか…

  • 183スレ主23/09/24(日) 01:42:13

    「……いいか?お前が奴の気を引け。その隙におれが攻撃を仕掛ける」
    「分かりました」
    王直は俯き動こうとはしなかった
    そのことに警戒しながらもコビーにざっとした作戦を伝える
    「……。昔にも似たようなことがあった。その時はガープと"奴"が相手だったな。"D"同士の戦い」
    「!」
    ローは王直の口から出てきた"D"と言う単語に目を見開く
    一方コビーはDをただの名称だと思っておりローが驚いた様子を見せたことに少しだけ驚く
    「何故だかトラファルガー。貴様からは奴らと似た気配がする。……まさかお前は、"そう"なのか?」
    「……」
    「……いいや。無駄なことを聞いた。どの道黒ひげが執着する理由がお前にはある。お前を捕らえたあと、じっくりと話すとしよう」
    無言なままのローを数秒眺めたあと無駄な問答だと王直は切り捨てた
    黒ひげがローに執着する理由など王直には分からない
    それでも、ローから感じる気配にどこか懐かしい気分になるのはきっとローがロジャーと関わりがあるからでは無いのだろう
    根本的な何かが"彼ら"と似ている
    その謎もローを捕まえたら全て分かるはず
    「手加減はしないぞ。精々死ぬなよ、トラファルガー・ロー」
    「それはこっちのセリフだ!!!」
    「大人しく捕まってもらいますよ!!!!」

    ──────
    「ゼハハハ!!!アイツらおっぱじめやがったな!こりゃ急いで"アレ"を手に入れねぇといきうめになっちまう」
    戦場から離れた黒ひげは現在ロッキーポートの地下に来ていた
    上から伝わってくる振動から激しい戦いが行われていることが分かりモタモタしていたらおそらくこの地下は崩落するであろう
    そんなリスクを求めてまで手に入れたいモノとは一体何なのか
    コツコツと足音を響かせながら暗い、暗い闇の中を歩き進む黒ひげ
    「……!やっと見つけたぜ、これが……!」


    歯車が狂ってゆく

  • 184二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 10:25:46

    >>183

    きたー!!(*゚∀゚*)

    最っ高です!!!スレ主様!!!!

    そうだよね、コビーはDについてただの名称だと思ってるよね…

    なんならDだけじゃなくてワーテルもあるものね………ローさん

  • 185二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 21:23:42

    コビーとローの共闘最高です

  • 18616623/09/24(日) 22:45:45

    もしも、日誌がある事で接点が出来上がったとしたならこういうのもあるかもねという話。


    支援?SS③

    もしものもしかしたら、の話  日誌と妖刀と、自由な男と眠り続けた獣と。

    吹雪と呼ぶには緩やかな風と雪の中を、それでも雪原には似つかわしくない服装で進む。

    どこまでも真白な景色をただひたすら真っ直ぐに進み、そうして唐突に止んだ音に歩調を緩めた。

    『よぉ、まだ起きねえのか』

    かける声に応えるものはない。

    『俺の方が動き回るのに慣れてるとはいえお前のが年下だぞ、寝すぎだろ』

    なあ、と目の前に壁の如く佇む黒い塊に触れる。

    ふわふわとした手触りのそれには確かに生命としての温もりがあった。

    ごく浅い拍動が触れた箇所から伝わってくる。

    雪が積もる僅かな音も、風鳴りの音も、彼が踏みしめてきた音もここでは等しく無となる。

    男は――ロジャーはそれでもその塊に話しかける事を止めない。

    『いつまでここに居るんだよ。あいつはとっくにそこにはいないのに』

    手を離し、塊を見上げる。

    空から見ればこれが巨大な黒い狼が丸くなっているものだと判るだろう。

    その中心にある古びた木箱を守るようにしっかりと囲み、僅かにその周囲に黒い幕のようなものが張られている。

    丁度ロジャーの真上辺りに顔らしき場所が見えるが、ここで見つけてから一度として開いたところを見た事が無い目はどんな色だろうか。…
    telegra.ph
  • 187スレ主23/09/25(月) 00:45:52

    >>186

    本当に文才分けて欲しいわ()

    なんでそんなにキャラエミュも話の構成も上手いの泣きたくなる

    鬼哭とコラさんとロジャーがこんな形で交わるなんて思いもしなかった……

    そのアイディア力くれ


    それと今日は鯖が安定しないから更新はやめとくよ

    明日は鯖安定してるだろうし続き更新する……はず

  • 188二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 05:51:42

    >>186

    このSSも本当最高好き


    >>187

    スレ主の更新話も最高で大好きです

    鯖が回復待ち了解です

    これからも無理せず更新頑張って下さい

  • 189二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 13:15:06

    不穏な黒ひげが怖い…

  • 190二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 22:02:43

    やっぱ好きだわこのローさん…

  • 191スレ主23/09/26(火) 01:17:33
  • 192二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 07:04:19

    >>191

    気がつけばもうPart12か…

    スレ主のSSの投稿速度が驚異的

    よくこの頻度で面白いSS書けるの凄すぎる

  • 193二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 07:23:31

    こっちは埋めますかね

  • 194二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 16:52:47

    梅干し

  • 195二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 16:56:27

    ローが>×<になってまう

  • 196二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 17:08:45

    梅干しサンド

  • 197二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 17:09:04

    埋め立て

  • 198二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 19:44:22

    埋め〜

  • 199二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 20:15:17

    うめうめ

  • 200二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 20:20:21

    面白かったです!!

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