- 1二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 14:55:19
- 2二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 15:57:20
- 3二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 17:16:12
- 4二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 18:16:31
でもたきなの様子がどんどん変化してくのはみたいじゃん?
- 5二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 18:28:42
千束っていうかお前ら(あにまん民)やろ
- 6二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 19:59:02
千束は絶対手を出すからミカとかに預けろ
- 7二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 20:01:20
- 8二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 20:20:17
たきなに飲ませて、どんどん顔が真っ赤になって、ぷるぷる震えてもなお平静を保とうとして「なんか今日は気分が悪いです……帰ります」って消えようとするたきなを押し留めてわざと短パンとタンクトップ姿を見せびらかす千束さんなんですよね
- 9二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 20:21:32
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 20:40:06
わざとくっついて匂いとか嗅がせる
- 11二次元好きの匿名さん23/08/25(金) 21:27:32
媚薬のんだのがたきなの方でも千束が下になってるのが目に見える
- 12二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 09:16:30
何したらいいか分からないからとりあえず千束にしがみつくたきな
- 13二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 12:11:22
- 14二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 23:32:41
- 15二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 03:07:10
媚薬ねえ……アレでしょ? えっろい気分になっちゃうとか、気持ちよくなりやすくなるやつってことでしょ?
そんなん何に使うんだよ……。なんて思うけど一人だけそういうことをしてみたい対象がいる。
うぐ。よくないよくない、相棒に対してそんなことしちゃだめだ。
でも冷静でスマートな彼女が顔を赤らめてもじもじしている姿を見たくないかと言えば……そんなの嘘じゃんね。
……これはDAに引き渡すべき違法な薬物で、危険な奴で……。
試験管の中でコロコロと泡が転がる。私の人差し指ぐらいの試験管で、ゴム栓がされてるだけ。
無色透明なきっと飲み物に入れたってバレないはず。
だめだめだめ、人として最低だから……。
…………
気づいたら私は数滴、別の容器に移し替えてしまっていた。
- 16二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 08:44:29
わくわく
- 17二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 16:10:14
少しだけなら……という曖昧な基準で私は証拠物件を横領してしまった。
まずい。いくら私がファーストでもバレたら絶対処分されちゃう。
……ごくり、と喉が鳴ってしまう。こんな状況なのに。
たきなを家に呼んでしまった。いつもの通り映画を観る、夕飯を一緒に食べるなんて口実。
たきなは何も疑わない。……心が痛い。
で、でもネットには媚薬なんて所詮全部嘘。モテない奴らから金を搾り取るだけの偽商品って書いてあった。
だから……えーと……これをいれたって何も起きやしない。
うん……。
私は台所でたきな用のグラスにそれをそっといれた。
まあ? かかる訳ないし? なんというか。ね。
あ、ちょっとトイレ行こ。
ああ、私がトイレ行っている間にたきながグラスセットをテーブルに持って来てくれたんだ。ありがたいね。
ちゃんと飲んでるし。私も飲も。
たきなを観察しているけど、特に何も変化はないみたいだ。やっぱりこれは嘘。嘘商品だったってことか。
……なんだろう。ちょっと部屋の温度が高い気がする。暑い。
- 18二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 17:25:31
素晴らしい
- 19二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 20:30:28
「暑くない?」
って聞いてみたけどたきなはそうじゃないみたいだ。
まあエアコンの温度はいつもと同じだし、たきなは半袖でこれ以上下げたら寒いだろう。
ちらとたきなの半袖から出てる白い肌を見ると、頭がきゅうにふわっとして、お腹の底がきゅうっと絞られた。
なんだこれ……。
ジェットコースターで落ちてくときのアレだ。
あれ、酔った? お酒なんか全然飲んでないけど。
疲れ? いや……そこまで大変な任務はなかったし、リコリコの営業はいつも通りだった。
「千束、大丈夫です?」
たきなの声が私の耳に届くと、意味が分からないけれど鳥肌が立った。テーブルの向こう側でたきながきょとんとした顔をしている。
わたしは、大丈夫! といいながらまたグラスを傾けて飲んだ。
異様に喉が渇いてしまったからだ。
たきなも飲んでいて、その度に彼女の喉がひくひくと上下するのに目が釘付けになってしまう。
……たきなからいい香りがしてくる。いつもより強い。何故?
- 20二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 01:15:59
たきなの指とか、瞬きとか、そういうのがいつもよりゆっくり、はっきり見える。
ううん……目が離せない。
あれ、たきなってこんなに唇ぷるぷるだったっけ、リップぐらい塗りなよって上げたことがあるけどそれにしてもこんなにピンクだったけ……。
「そろそろ映画見ましょ」
ってたきなは席を立って、ソファに行った。私の横を過ぎるときにたきなの香りがして目がチカチカした。
変でしょ、だって通り過ぎたときのシャンプーの香りを嗅いで目がチカチカするなんて今までなかった。
でもたきなを待たせるわけにもいかないから、うんって言って隣に座る。
三人掛けで余裕のある感じだけど、たきなをなぜか今日は急に意識してしまう。
箸の上げ下ろしをどうこうっていう言い回しがあるけど実際そんな感じだ。
たきながリモコンを操作しているときとか、ちょっと足を組んでいる様子とかをずっと見てしまう。
その度に喉が渇いて身体が暑くなって……。
たきなの横顔を、そのふにふにした頬に釘付けだった。
- 21二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 07:39:59
そうか、
ちさとはドキドキしないんだわ - 22二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 08:29:00
続き期待
- 23二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 13:08:46
よくある反応じゃないってことか
- 24二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 22:16:34
「千束? 少し顔が赤いです。風邪気味なんですか?」
たきながふと、私の顔をじっと見つめて、その手を私の額に当てた。
冷っとしたその手に触れられて、私の呼吸は乱れてしまう。ますますたきなは目を曇らせて、「失礼しますね」と言って私の首元にも触って来た。
体温を感知するためだってわかってる。なのにどうして……。喉が渇く癖に口の中はヨダレいっぱいで、口の端から垂れてきそうだ。
私の体温を測るためにたきなは一つ分開いた席を詰めてくる。
ただのTシャツ姿のたきな、私のお古だから少しダボダボで、無防備で……。
そして、その時に明確に分かった。
これ、私が飲んじゃったんだアレを。
そう自覚したが最後、この変な気持ちというのは、たきなに対する「性欲」に違いないんだって。
「熱は……特にないようですね。でも千束が少しおかしいのは……心配です。少し早いですけど、寝ましょうか」
自覚した途端、たきなが私を寝かそうとしているという事実に興奮してしまう。
違うのに、たきなはそんなこと絶対思ってないのに。
たきなの白いうなじ、シャワーから出てきた後の濡れた毛先、細いのに筋肉がついた四肢が堪らなく欲しくなる。
「ちさと?」
私の脳が逡巡を繰り返している間、たきなは動かない私の身体に疑問を持ったようで、きょとんと首をかしげて上目遣いをしてくる。そういうところ、そういうところなんだよたきな。お前、ずっと私を煽りやがって。
「寝る。寝るから……たきなはまだ起きてて。あ、ごめん洗い物やってくれない?」
だめだ、ここで襲ったら相棒失格だし、パワハラにもなっちゃう。ファーストがセカンドにやらかしたなんてクソだ。ここはたきなが来る前に寝ちゃうに限る。
私の様子がおかしいことから、たきなは快く片づけを代ってくれた……。今、台所を覗けばエプロン姿のたきなの後ろ姿が見られる……でも。そんなことしたら堪らなくなってしまって……。寝よう、寝るんだ私!
- 25二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 07:13:10
続くか
- 26二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:29:14
たきなが触ってくれたとこ、めっちゃ感覚が残ってる。
まだ触れられてるみたいだ。
おでこや首だけでもこうなら……。
ちょっとした好奇心で自分の、ドキドキしない心臓周辺を指でちょと触る。
弾を食らったみたいだった。
胸を中心とした衝撃が身体を震えさせるみたいな、思わず苦しくて呻く。でもその苦しみが引くと頭の中がじんわりぼんやりしてくる。
ツン、と触るとその度に酩酊するみたいな。
ミズキに黙ってこっそりお酒を飲んだとの何倍もの浮遊感。
たきなに帰って貰わなきゃ……ぜったいこんなのむりだよ。
と思って声を掛けようと、掛けようとするけど、胸をつつくのが止められない。
甘いクラクラに慣れたころ、私は意識を取り戻して、言いに行こうと思った瞬間、たきなが入ってきてしまった。
- 27二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 12:46:57
ドキドキ
- 28二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 19:36:22
文才がすぎる
- 29二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 20:16:23
- 30二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 23:17:41
盛り上がってまいりました
- 31二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 23:45:12
千束は「たきなみたいなくーるびゅーちーな子が真っ赤になって衝動に耐えてるところにロマンがあるんだよ!」くらいは言いそう
いや本編で言ってた気がしてきた - 32二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:30:50
十八、九ばかりの人の、髪いとうるはしくて、たけばかりに、すそいとふさやかなる、いとよう肥えて、いみじう色白う、顔愛敬(あいぎょう)づき、よしと見ゆるが、歯をいみじう病みて額髪もしとどに泣き濡らし、乱れかかるも知らず、面もいと赤くて、おさへて居たるこそ、いとをかしけれ。
十八か十九歳くらいの人で、髪がとても美しくて、身の丈ほどの長さがあり、すそもふっさりしていて、とてもよく肉がついて肥えていて、色がとても白くて、顔も愛嬌があって、良いように見える女が、歯を激しく痛めて額髪も涙でびっしょりと泣き濡らして、顔に乱れかかるのも知らないという感じで、顔もとても赤くて、痛む所を押さえているのだが、そんな姿もとても魅力的なのである。
- 33二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 07:16:39
ワクワクですわ
- 34二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 18:38:18
へ、変態だー!
- 35二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 18:43:31
「くぅ……」
なんだよ私、今のでそんなになる?! たきなが私のためにお買い物に行ってこようって言ってくれただけなのにそうなる?
……きっとそこのコンビニに行ってくるはず。往復して十分も掛からない。
それまでにこれをなんとか処理できたらとりあえず……たきなと顔合わせできる気がする。
真夏だというのに布団を頭まで被って、胎児のように膝を屈めた。
その処理、はいつもよりやり易かった。何故とは言わないけど。
ただ、その瞼の裏に浮かぶのがたきなだったことに酷く罪悪感と、そりゃあそうだよねという感覚も同時に浮かぶ。
「……さと、ちさと……!」
「!!!」
いつの間にかたきなが帰って来ていたようだ。
私はすぼっと頭を布団から抜き出して、何でもないような顔で彼女を見る。
「ほんとに大丈夫です? 山岸先生のところに行きますか?」
平静を装う私とは反対で、酷く心配していそうな顔。ごめん、そんな顔させちゃって。
「だ、だいじょぶだから。あ、買い物ありがと! うん、ごめんね」
彼女の手に握られた二本のペットボトル。それに手を延ばしたけど、渡してくれない。
「……千束ずっとわたしの名前呼んでましたね。どうしたんですか」
「よ、呼んでたかなぁ……」
「呼んでましたよ」
こともあろうか、たきなは私のベッドに腰かけてくる。ぐっとそこだけマットレスが沈んで私の身体がそちらに滑り落ちていきそうになる。
「呻きながらわたしの名前呼んでました」
「……苦しかったからかも」
ギリギリ嘘ではない。
- 36二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 18:50:34
「千束、本当にお酒飲んでないんですよね?」
「いや……は、飲みました」
こうなったらこっちで誤魔化した方が罪は軽い筈だ。相棒に媚薬を仕込んだ結果自分が飲んじゃうなんて間抜けより。それに病気だと勘違いさせるのはずっとよくなかった。
「やっぱり……」
たきなは目をつぶって頭をふんふんと横に振った。
「じゃあ、うつる病気じゃないので今日は一緒に居ますね」
「なっ! なんで!」
「だって千束、心臓のことでお酒を飲んでもよいのかどうなのかよくわかってないじゃないですか。急変したら心配ですから一緒にいます」
「えっ?! いや……!」
「ほら千束、ちょっと横にずれてください。わたしも寝ますから」
「ひぃぃぃ」
私は抵抗できずたきなを同じベッドに迎えることになってしまう。
こんなの無理だよ……。耐えられない。
「千束、どうして飲んだんですか」
私の横にぴったりついた彼女はこちらを批難するような目で見た。
「ちょっと出来心で……」
「嫌なことでもありましたか」
「ないよ。たきなと居られて幸せだよ」
「……っもう。今度からは飲まないでくださいよ?」
たきなは無意識かもしれないけど、その胸と腰とを私にずっとあてがってくる。
さっき処理したのに、その情欲がまた再燃してくるのに時間は掛からなかった。
でも、今はもうできない。少しでも腕を動かそうものなら確実にバレる。
- 37二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:30:16
「ふにゃ……」
たきなは少し眠そうになって、私の隣で目をつぶった。
……なんだよたきな、なんでそんなに睫が長くてクルンと上に向いてんだよ。
疲れていたのかな、すぐに眠りについたようだった。
すう、すうと彼女は規則正しい寝息を立てた。……こんな時まで几帳面なんだ。
つん、とたきなの頬を指で押してみる。
みずみずしいその肌は私の指に抵抗した。うぉ、なんだこりゃあ……。指が離れた途端、皺ひとつ残さず戻って来た。
「ねてる……」
たきなが眠っていると知れて少し、ドキドキみたいなのは薄れた。
今までの興奮は起きてるたきなに今までの恥ずかしい行為がバレないかどうかだった。
もう寝ているのなら、少し心配事は少なくなったということだ。
「ちしゃ……」
たきなが、ぎゅっと私の身体を締め付けて来た。何? ナニコレ! なんなの?!
私の首元にたきなの唇が近づいて、そもそもその甘い吐息がひゅうひゅうと耳と首をくすぐる。
「たきなぁ……」
もうこれはたきなが悪いんだよ……。
私は、眠っているたきなの隣で、自己処理に励むことにした。
右側の空いた手で、左側は抱かれていてうごけないから。
……何度かの空白の後、嫌にハッキリとした「千束」という言葉を耳が捉えた。
- 38二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 01:18:20
「ちさと、どうしたんですか? 息が上がってますよ」
「えっ? 気のせいだよ……」
「わたしのなまえをまた呼んでました」
え、嘘……。
「ねえ、こっちの手で何してたんですか」
たきなの手が私の右腕に触れた。いいや、ぎゅっと掴んでいる。
「な、なにも……しないよ! 何も!」
ゼイゼイしていた自分でも驚くぐらいの声が出た。
だけどたきなは驚いていないようだ。眠そうなままとろんとした目を私に向けたまま口を緩めない。
「嘘。セクハラですよ」
「ちが……」
「図星ですね」
たきなの目がキュッと細まった気がした。
「未成年飲酒して、セカンドにセクハラするファースト……これどうなっちゃうんでしょう?」
- 39二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 06:19:01
キターッっっ
- 40二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 11:08:37
これは珍しく鋭いほうのたきなだ
- 41二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 11:21:36
セクハラを理解してるたきなだ!!囲え囲え!!!
- 42二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 12:41:08
たきならしからぬ鋭さ、千束の魂胆がクルミから漏れてたりして…
- 43二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 19:52:33
「どうっ……て、どうなの、なに」
「いえ? 今度司令に会ったときにでも相談してみようかなと」
楠木さんに?! まずい。それは……まずい。
でも媚薬を盗んだことはバレていないはず。ここは強気に行こう。
「……普段から人を殺してる奴らが少しお酒飲んだぐらいで咎められるわけないじゃん」
「まあそうですよね。寝室も一緒ですからこういう事しちゃってるのを聞くことぐらいよくありますよね」
暗い中、よく光る紫色の目。
「……う、うん」
「認めちゃいましたね。千束」
「でも、わたしやっぱり~? 怖いかもしれません。だって相棒がわたしのことずっと呼びながらそういうことしてるなんて、わたしで興奮してるってことですよね? そんな人と一緒に居たら……襲われちゃいます」
「そんな、たきなの嫌がる事なんかしない」
「自分のことで夢中になってわたしが声掛けても意識がなかった人は誰でしょう」
「……それは……」
「ね? 理性がなくなってた証拠です」
たきなが、満面の笑みで私を見返す。そして、長い髪を私の首元に埋めるように近づいてきてぴたっと止まった。
たきなの甘い香りがもっとずっと近くなった。
「……ねえほんとに気づいてないんですか? 右手また動いてますよ」
「!!! ごめん、無意識で」
「これは……やっぱり報告ですね」
「や! やめて! 反省する。絶対直すから! このところ疲れててそういうのしてなかっただけで、たきなを傷つけようなんてことないから!」
「……そうですか?」
たきなは優しい。私を見放したり不利になるようなことはしないって……。
「じゃあ、これから2日間。それ禁止ね」
- 44二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 23:34:14
禁止ですってよ
- 45二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 06:56:30
ほ守
- 46二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 16:14:42
つよつよたきなすぎる
- 47二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 21:44:08
- 48二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 02:48:27
続かないの?
- 49二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 13:25:19
- 50二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 14:58:07
前振りにしか見えん
- 51二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 23:28:16
ワクワク!
- 52二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 02:40:51
今日はDAの仕事はないし、リコリコでの看板娘として働いて、あとは少し配達があるぐらいかな?
ぼにゃーっとした頭で考えながら、今日の予定を組み立てる。
とは言っても、いつものような規則正しい生活が待っているのだけど。
サックリ焼き上げられたパンに、目玉焼き。私みたいにただフライパンにざーって卵を流しただけじゃなくて、毎回ヘリを持ち上げて成型してくれてるから白身が厚くぷっくりしてる。手間をかけててくれてるんだなあ、ってキュンとくる。
「千束、昨日はちゃんと寝られましたか?」
ちゃんと、というところが強調されているから、その意味は……なんていうかその……。
私が言葉に詰まっていると、たきなは私の前の席に座って、頬杖をついて「ん?」みたいな顔をする。
「うん……」
「偉いですね。今日もがんばりましょう」
- 53二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 14:13:18
恋人繋ぎで添い寝した翌日の姿がこれとか流石たきなやで
- 54二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 14:32:11
でも、そんな簡単にはいかず、リコリコの制服を着ているだけで、帯でお腹が絞められて妙な気持ちになってしまった。
まだアレ抜けてないの?
だけどそんなことで余裕を失うわけにはいかない……。
ただ、あまりにも暇だ。忙しかったのならよかったのに。気が紛れるのに。
カウンターの中で頬杖をついてドアの方をじっと見るともなしに見やっているけれど、それは開く気配もなく、静かに閉まったまま。
太陽がキラキラ輝き、ステンドグラスを通過して、ちゃぶ台や、カウンターを色とりどりに染める。
そんな光景を眺めながら、自分の顔をふと鏡に写して見ると、私の頬もそれに染まったのか、まだ抜けてないからか紅い。
「千束」
たきなが私の後ろに立って何故か頭を撫でてくる。
え、へっ?! 何事?
「暇ですね?」
耳に口元が寄せられ、ボソっと言われる。
「う、うん、たきなどしたの」
「千束の監視です」
「だいじょうぶだよ……してないよ」
そういう話題をこんな公衆の面前……今は誰もいないからいいのか? でも奥にはクルミもいるしミズキが酒飲んで寝てる。せんせーはいないけど……。
たきなに近づけられたことを自覚してしまった私の耳は、風邪を引いたときのように真っ赤になっていくことがわかる。辛い。痛いぐらい。
……こんなことを閉店までずっとやられた - 55二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 20:02:21
ドSたきなだぞ!!!
- 56二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 06:19:09
「今日は真っすぐ帰りますから」
たきなは店を閉めるときにそういう風に言った。結局あんまりお客さんは来なくて、決められた先に珈琲豆を配達して終わってしまった。
しゅるしゅるとリコリコの制服を二人並びながら脱ぎながらの会話。布が擦れるたびに私の身体はゾクゾクと震えそうになる。もう一日経つってのにこれは酷い。ようやく脱いでそしてワンピースの制服を纏い、ボタンを留める。
私は幾分ホッとして「そうなんだ」と返したけど、それがたきなにとって何か気に入らないようで、ずいっと寄って来た。それだけじゃなくて、こともあろうか、たきなは私の両肩をがしっと掴んだ。
紫色の瞳が、今日避け続けたそれが、私の目に否応なく飛び込んできてしまう。
「わたしが居ないからって約束を破るようなことはしてはいけませんよ?」
そんなことするわけないじゃん。って口に出せない。
- 57二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 13:20:45
このたきな狂犬すぎる…
- 58二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 20:58:22
「ねえ……たきな? どうしてお家に来てくれないの?」
「どうしてって……」
私から手を放して、ベンチに座ったたきなは鞄の中をゴソゴソといじりながら、こちらに目を向けてくれない。
……鞄の奥にちらっと可愛いシュシュが見えた。こんなのたきなの持ち物じゃないよね?
たきなは黒いゴムで留めてるだけだし、イメチェンなら私に見せてくれるはずだ。
「どうせ……共同生活はしないでたまに遊びに行くって話じゃないですか」
たきなの声は不自然に震えることはなかったけど、ツンと冷たい。
「私の事嫌いになっちゃった?」
「千束の事は好きです。でもそれとこれとはまた違う話です」
好き、ってさらっと言ってくれたけれど、私の期待するそれとはきっと違う。
鞄から手鏡を彼女は出して、前髪をちょいちょいと直している。たきながだ。
「家事とかしないから嫌い?」
「それは大分そうですね。でもじゃんけんをズルしようとした姿勢がもっと嫌いですね」
「……出来心で」
「まあそれは気にはしてないからいいんですよ。もう行きますね」
パタパタパタンと鏡や櫛を鞄に仕舞って、蓋を閉じた。そうしてたきなは鞄を背負って軽やかに出かけようとして。
「……男の子でもできた?」
「そんなことはないです」
「嘘ついたら怒るよ」
「……仮についてたとして、なんで怒られなきゃいけないんです」
たきなは振り向かないでドアを見つめながら私に応えている。
「一般人と付き合うなんてしちゃダメだってわかるでしょ。私たちはリコリスだよ」
「千束はそうしてるのに?」
「……わ、私はそこまで深い付き合いなんかしてないし」
私がそこまで言うとたきなから謎の笑い声が聞こえた。それは私も嬉しくなっちゃうよな笑い声ではなくて、イラってくる。所謂嘲笑みたいなやつだ。
「天下の電波塔の英雄も初心なんですね、意外と」
私が何か言う前にたきなはドアベルを軽快に慣らして消えて行ってしまった。
- 59二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 21:16:26
千束がめんどくさい女すぎる…
- 60二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 21:54:46
こんなになっちゃうものを人に飲ませようとは悪魔の所業では
- 61二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 07:33:12
ムラムラしてイライラしてる?
- 62二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 13:45:35
たきなもそれわかってて煽ってそう
- 63二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 19:29:18
このたきなは誰かに入れ知恵されてない?
- 64二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 21:09:18
これはクルミ
- 65二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 04:13:03
ワクワク
- 66二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 12:58:15
くるたきは好きなんだけどあんまり見ないよな
- 67二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 21:24:18
なんか楽しみにしてる……? そしたらちゃんと書くね。
たきなのバカ! あんな言い方ないじゃん!
電波塔の英雄うんぬんってあんまり私は言われたくないの知ってる癖に。
あんなふうな子だなんて知らなかった! 千束さんショック!
……でもシュシュの件とか、前髪を直してた件は気になる。
こう言っちゃ悪いけどたきなは自分の身だしなみなんかテキトーで、私の目が無かったらずっとクソダサジャージとTシャツだけで生きてる子なのだ。……ふん、知らない。知らないと私も少し遅れて荷物を片付けて鞄に入れる。いつもより無駄に丁寧にして。外でばったりたきなに会っちゃうと今は気まずい。
……私が居なくてももう自分で服ぐらい選べるようになったってことなのかな。
家に帰った私は、もふんとソファに凭れかかってテレビをつける。
いくつかチャンネルを変えてみても面白そうなものは何もない。仕方がないから暫く見てなかった映画を目をつぶって一本取り出してみる。ああ……これね。すっかり忘れてたやつだ。昔買ってそのまま、二回ぐらいしか見てない。
たきなには見せてなかった奴。
そして今の私も見ない方が良い奴。
……濡れ場が激しい奴。
- 68二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 07:15:31
それは見ない方が…いいやつじゃん
- 69二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 12:31:29
でもたきなが赤い顔してるの見たいじゃん?
- 70二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 18:40:29
- 71二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 23:39:43
でもたきなが手に入れてても千束には試さないだろうという感じがする
- 72二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 08:21:23
ほしゆ
- 73二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 14:14:11
- 74二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 20:40:23
「千束を発情させる薬ですか? うーんいつもしてる気がしますが……」
- 75二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 03:13:00
色ボケ千束さん
- 76二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 11:12:05
たきなに恋愛感情があるかどうかで行動が決まりそう
- 77二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 19:01:51
ある場合は罪悪感と共にやりそう
- 78二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 02:38:02
好奇心に勝てないたきなの話なら、まずは自分に試すんじゃないかな。いきなり危険かもしれないのを相棒に試さないだろう
- 79二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 09:32:21
保守
- 80二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:14:21
クルミに盛る話はないのか
- 81二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 00:06:40
- 82二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 08:25:47
ちょっとわかる。
- 83二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 13:49:16
クルミの場合は理性が強そうだからある意味二人より厄介そう
- 84二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 13:54:15
イタズラでくるみに媚薬をもる千束
体調悪そうなくるみを介抱するたきな
これでたきなNTR書けるな - 85二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 15:24:50
そもそも付き合ってない定期
- 86二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 20:04:01
じゃあなんだろ?
- 87二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 02:48:46
- 88二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 08:40:15
例の狂犬モードの目か
- 89二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 09:53:34
千束はライン超えのイタズラせんやろ 常識あるし
- 90二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 13:28:56
わりとね
- 91二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 22:45:52
- 92二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 07:56:10
とられる前に取る…か
- 93二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 13:02:44
- 94二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 22:35:29
- 95二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 07:56:49
- 96二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:07:21
悪くない定期
- 97二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:25:12
無自覚に誘うのが悪い
- 98二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 21:30:12
- 99二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 06:42:02
- 100二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 12:32:04
- 101二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 22:36:20
流れの告白とかたきなは受けないだろ
- 102二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 06:23:28
「もっとちゃんとしてください」
- 103二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 15:22:42
「たきなが……わるいんだよ」
そう言い訳して、私はそのDVDをそのまま流す。私がそういう気分になって……そういうことしても、たきなが焚きつけたようなもんじゃん。ふざけやがって……。
八つ当たりかもしれないけど、実際私の身体は……火照ってしまい、ちゃんと処理しないと集中力とかその他の任務に必要なことが失われそうなのはマジだった。
だから、たきなが仕事の邪魔をしたってことなのだ。だから……仕方ないの。
一日我慢させられただけでこんなになるなんて思ってもみなくて、右手が、左手が止まらずにいた。
酷い音がずっとして、その音が指が動くたびに大きくなって、また溢れてきて。
それでも、夜更かしだけはやめようと思って、映画一本が流れてる間だけ、その時だけで収めた。
まあ……それだけの時間でわたしは意識を失ったってことなんだけど……。
目覚まし時計が鳴る前に起きてしまえるぐらい、身体が快調だった。はぁ……たきなのやつ、こんなになれる機会をお預けにするなんて酷い奴だった。
ラジオ体操を思わずしちゃうぐらいだ。
「……千束。ちょっといいですか」
朝、リコリコの更衣室でたきなに腕を引っ張られて、なぜかすごまれる。
「約束、破りましたよね」
- 104二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 15:27:46
「はぁ?! ……そんなわけないじゃん。ちゃんと約束は守ったよ……」
正直驚く、なぜバレたんだろうって。でも、破ったなんて言ったらどんなことされてしまうか。
「本当です? わたしの目を見て誓えますか?」
たきなのamethystの瞳が私を詰問する。……証拠なんかない。このまま逃げてしまおう。
「言える。絶対」
私の目と、たきなの目とが一直線にぶつかるように。
私は嘘を吐いた。
「……わかりました。千束がそこまで言うなら」
流石のたきなも私のこんなに自信満々な様子だったら疑い続けるのも辛いだろうな、なんて……。
リコリコの制服に手早く着替えながら、たきなは厨房に出た。
「あれ、私、まずった?」
一人残されてしまってから気づく。あれ……これってまずくない?
堂々と相棒に嘘ついたってことになるよね? でもまあ……いいか、どうせバレることなんかないし。
- 105二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 17:25:11
「たきな! いくよ!」
「はい!」
突発的に入って来た依頼をこなす。銃取引の制圧。ただ相手はアマ寄りのアマだったからとっても簡単だった。
暫く身体も動かさなかったから、いい運動になってよかった。
その場はクリーナーに任せて私たちは夜の街に帰る。
倉庫街は暗くて、思わずたきなとの距離が縮まっていく。
横目で見るたきなは、任務用の顔。キリッとしててカッコよくて、頼もしくて。
高速道路に立ち並ぶ真っ白な光がたきなを照らす。ツヤツヤの髪がそれに映えて一瞬、白髪に見えるぐらい。
「どうしたんです? 千束」
「あ、いや……」
カッコよくて見惚れてただけ、なんて言えない。
「……千束は今日も頑張りましたね。今夜で二日目でしたっけ?」
「! え? ああ……」
そうだったっけ? あと一日あるような……。
でもたきなが、そういう気持ちになってくれるんだったら。
「まだ我慢できます?」
「……いや、たきなとなら」
歩きながら、もうそろそろ、街の方に出ていく。こういう話は相応しくない。
「じゃあ、千束の家に行きますね」
- 106二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 00:15:05
エロくなるやつじゃん
- 107二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 08:52:50
ワクワク
- 108二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 17:31:41
絶対ばれてるよな
- 109二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 22:37:25
バレててお仕置きだろ
- 110二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 01:42:55
見たいので待機しておくか
- 111二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 10:36:58
待ち
- 112二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 18:26:27
一応
- 113二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:19:15
部屋に入るなり、たきなは私の身体をぎゅっと抱きしめた。
どうした? えっ、たきならしくない。なんなの? ……まぁたたきなさんは私のこと大好きすぎますかぁ? って茶化そうとしたけど、声が上ずってカッコわるい。
「ど、どしたのたきな」
「千束」
たきなはふっと笑って、私の首筋にキス……の音を立てた。
ちゅっ、という唇の音を、耳が捉えてしまったから、もう私のスイッチみたいなものが入ってしまった。
「約束……守ってくれてありがとうございます」
「あ、うん。当然だよ……相棒との約束だもん」
どうしよ、ええぃ、バレてないもん。だからいいんだ。このまま押し切っちゃえ。
たきなだって分かってないみたいじゃん。
でも、あの真っすぐな瞳を正視することは少しだけ、罪悪感と共に憚られた。
「千束、辛かったですよね」
「うん……」
それだけは本当のことだ。
「ああいうのに耽って、寝不足になっちゃうの、良くないと思って。勿論適度な発散は必要だって分かってます。わたしたちは外に男の人を作ってどうこうすることなんかできないですし」
「たきな……」
たきなの心遣いというか、思慮深さにキュンとくる。
「でも、隣で始めるのはやめてほしかったです。恥ずかしいです。未成年飲酒も辞めてください」
「うん……約束する。もう、そういうことはしない」
これも本当のことにする。だから――。
私のもの欲しそうな目に気づいたのか、たきなはにっこりして、部屋に連れて行ってくれる。――私の部屋だぞここ。
- 114二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:54:01
なんだこのたきな
銀座で店持てそうな才能持ちだな - 115二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 07:11:55
このたきな興奮してきた
- 116二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 13:13:21
類いまれなる「たらし」の才能
- 117二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 23:34:42
「千束、お疲れさまでした」
たきなはソファに私を誘導して、隣に座ってそして、頭をぎゅっと抱えるようにしてくれた。
たきなの胸に私の耳が当たるような形だ。
トクントクンと、いつも通りの鼓動が彼女の胸から聞こえる。
ああ、安心する。一緒に寝ていた時に、時々これが聞きたくておねだりしたっけ。
その時はたきな妙な顔をして「しょうがないですね」と言って聞かせてくれた。
「うん……」
そのまま崩れるように、たきなのお膝を枕にして仰向けに倒れる。
そうすると、たきなは私の髪を慈しむように撫でてくれた。
「じゃあ、していいですよ」
たきなの口から飛び出たのは、この一言。
え、なにそれ?
「え……どゆこと?」
「ですから、千束が我慢してたこと……ここでしていいですよ」
嘘。いや、こういう時は……その……違うじゃん。一緒にするって……有体に言えば……交わるってやつじゃないの?
「わたしが見ててあげますから、見ててほしかった、近くにいて欲しかったんですよね?」
私を見下ろす目。にっこりとしていて、澄んだ目。
そうだけど……そうなんだけど、違う。
- 118二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 02:49:47
エリカ化してる
- 119二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 07:32:24
たきなに近づいた奴はエリカみたいになっちゃう法則
- 120二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 13:09:32
クソボケなのか?
- 121二次元好きの匿名さん23/09/20(水) 22:19:30
- 122二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 07:32:10
待機
- 123二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 12:40:34
続きは?
- 124二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 21:56:25
全裸待機
- 125二次元好きの匿名さん23/09/21(木) 23:20:21
たきなは攻め
- 126二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 08:04:33
わかる
- 127二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 13:06:21
これは無知攻めじゃないよな
- 128二次元好きの匿名さん23/09/22(金) 21:50:47
待ってみるね
- 129二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 07:16:08
まだかな
- 130二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 13:00:36
たいき
- 131二次元好きの匿名さん23/09/23(土) 19:19:51
保守
- 132二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 01:09:57
俺も保守
- 133二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 09:50:38
一応
- 134二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 14:33:53
「ねえ、しないんですか?」
「う……」
たきなの澄んだ瞳に胸がキュン、とする気がした。いや、実際はしないんだけど。
でも、そういう気分になってきてはいるし……。
私の敗けでいいよ……もう。
スカートの中に手を入れる。そこはやっぱりじんわり湿っていて、もう私の指を受け容れる準備はできていたみたいだ。たきなに……してもらいたかったのに。
私が始めるとたきなはなんだか満足そうに、口をニッとさせて、文字通り見下ろしてくる。
たきなとずっと目が合ったまま。
キラキラとした瞳、長い睫、意外と癖っ毛前髪、それらが私の視界を全部占めて、それ以外を考えさせないようにしている気がする。
「たきなぁ……」
「はい、いますよ」
いますよ、じゃないんだよ……。私だけどうしてこんな恥ずかしい目に遭わなきゃいけないの。
自業自得? そりゃ分かってるけどさ、恥ずかしいよ。
でも、頭の後ろにたきなの温かさや、私のこんな行為を間近で見てドン引きしないでいてくれるとことか……。
ああ……好きぃ。好き……!
「独りでいっちゃっていいんですか?」
人差し指が、ぷっくりとしたところをずっと責めていて、もうすぐ! といったときにたきながそう声を掛けてきた。
「え……?」
なんでわかるの? もうすぐだって。
「お手伝いしましょうか?」
- 135二次元好きの匿名さん23/09/24(日) 23:34:32
来てるやん!
- 136二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 07:32:52
期待
- 137二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 14:06:51
ワクワク
- 138二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 19:08:42
タチなさん期待
- 139二次元好きの匿名さん23/09/25(月) 23:32:41
バリタチさとはよく見るけどタチなさんって表現があるんやな
- 140二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 08:05:07
待ち
- 141二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 13:04:08
やっぱ四話がわるいよ四話が
- 142二次元好きの匿名さん23/09/26(火) 22:18:32
あと逆立ち
- 143二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 06:05:11
押されなれてないよな
- 144二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 07:50:46
たきな以外の子に対しては絶対にばりたちさとな気がする
- 145二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 13:15:36
食い散らかされたサード概念は結構好き
- 146二次元好きの匿名さん23/09/27(水) 23:45:09
お手伝い、日常で使うその言葉、何度となく聞いてきた言葉がここではわたしの鼻息を荒くさせる。
こっからたきなが何をしてくれるのかを想像するとそうならざるを得ない。
「お、おねがいできる……?」
「いいですよ」
恐る恐るだけど、頼んでみた。そうすると私の緊張なんかまったく考慮の外みたいにいつものたきながにっこりした。
なにをしてくれるんだろう?
私の期待したようなことは一向にしてくれない。ただただ私の頭を撫でてくれる。
え……? あの、たきなぁ。違うんじゃないかな?
「あの……たきなさん? あの……」
「二日間も我慢したんですから、刺激が強すぎたらいけないでしょう? わたしは撫でてあげますから千束が好きなようにしてください」
……し、してない。昨日しちゃったんだよ……。
「頭をなでるとリラックス効果があるんだそうです。リラックスしてください」
そう言われながらだと、なんとなくそういう気がしてきて、身体の芯から暖かくなっている。……我ながら影響されすぎだと思うんだけど仕方ない。
指がこちょこちょとそこを浚うと、次々にもっとそれを求めるようになっていく。……正直いつものことなのにたきなの膝枕で、しかも見られていて、撫でられて……そしてまだ例の薬が切れていない。
吐く息は次第に大きく、ザラザラとし始めて、立つ音は次第に大きく、滲みだすそれは次第に奥からと。
それを掻き出す指は早く。
頭がジンジンと温まってくる。たきなに触られているだけだ。頭で感じるとかありえないし、聞いたことがないのに、そんな風に気持ちが逸る。
たきなの細く長くて、白い指が私の金色の髪を梳ってくれるけれど、それを今、身体の中で一番敏感な中に入れて欲しいと強く強く意識し始めてしまう。
- 147二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 07:56:18
はじまた!
- 148二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 13:18:29
待機
- 149二次元好きの匿名さん23/09/28(木) 21:19:38
「たきなぁ……ね? いいでしょ?」
私のおねだり、たきなはいっつもなんだかんだ言って「千束は仕方ないですね」とか言いながら叶えてくれる。
私の生命だって繋いでくれた。そんなたきなは……今は。
「いいですよ」
と言いながらも、頭だけを撫でるばかり。それなのにそれなのに、私の身体は反応するはずがないのにそうなる。
たきなの優しい微笑が、まるで滑稽な芸を見て静かに笑っているお姫様のようで、私の恥ずかしい姿がずっと見られている。でも……たきなにはなんとも思ってもらえてない。
私のその姿を見て、たきなだって興奮してくれたり、なんか思うところがあってくれるかもって期待したのに。
もし私がたきなのこんな姿を見たら冷静ではいられないで、すぐに手を出してしまうのに……。
たきなだけ、平気なんだ……。私はこんなになっているのに!
そう思えば思うほど、恋焦がれて、そして虚しくなって。
温かい彼女の膝から跳ね起きると、たきなの肩を掴み、キャッと短く悲鳴を上げる彼女を無視してソファに押し倒す。
私のもう蕩けそうになった顔の下に、たきなの端正で少し怯えた表情が見える。でもその怯えもほんの一瞬、私が見下ろしている間に元に戻ってしまった。
「どうしたんですか、千束」
- 150二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 07:58:40
ワクワク
- 151二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 14:11:01
なんて余裕なたきななんだ
- 152二次元好きの匿名さん23/09/29(金) 22:20:25
自分に対して恐怖を向けない相手ってやりにくいのかもね。ずっと最強でいるから
- 153二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 09:02:55
待つ
- 154二次元好きの匿名さん23/09/30(土) 18:42:57
一応俺も待つ
多分よわよわなので - 155二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 00:31:54
- 156二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 07:30:51
- 157二次元好きの匿名さん23/10/01(日) 16:20:03
たきな様の奴隷定期
- 158二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 02:11:53
「たきなが悪いんだから……たきなの所為なんだから……」
私は滅裂さを自覚しながら、たきなの唇にむしゃぶりつこうと……した。したけれど、どうにも身体が動いてくれない。それは別にロープで縛られている訳でも、何か技を掛けられているわけでもなかった。
純粋に私が、蛇に睨まれたカエルのように勝手に、いつの間にか硬直するだけだった。
「千束? もう一つ罪を重ねる心算だったんですね。飲酒、セクハラ……そしてこれは、なんですか? レイプ未遂?」
「ち、ちがう! 違う」
たきなが口にした罪状は確かに私がしてしまったことだけど、違う。そんな心算じゃなくて。
「手伝ってくれるって、その、そういうことしてくれるんじゃなかったの? そう期待してたから、私……。でも何もしてくれなくて辛くて」
少しでもたきなから嫌われる度合いを少なくしたくて、私は努めて正直に話す。
「してほしかったんですね」
「うん……」
たきなは下に圧されているというのに、私より冷静で、どっちが上か分からなくなってしまう。
たきながもし楠木さんにこの件を言ったら絶対罰せられる。そんなのも加味されて。
特にファーストである私がセカンドのたきなを押し倒してわいせつなことを要求したことなんて知れたら……。
だから……打算的だけど、たきなに個人的にお願いして、たきなにしてもらうしかなかった。
「いいですよ。でもわたし初めてなんです。千束に痛い思いさせちゃうかもしれません」
「いいよ、たきながやってくれるなら嬉しい」
これは私の本心なのに、たきなは笑って、いや嗤って。
「痛い思いさせられたい癖に」
と吐き捨てるように言う。背中がぞわり、と何かに撫でられた気がした。
- 159二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 07:21:09
続きは?
- 160二次元好きの匿名さん23/10/02(月) 13:40:06
待とう
- 161二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 00:13:44
来るはず
- 162二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 08:03:45
全裸待機し
- 163二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 12:58:36
もう寒いから着ろ
- 164二次元好きの匿名さん23/10/03(火) 23:53:14
たきなは私に位置を交代するように言った。
私はおどおどしながらも、たきなに見下ろされるような格好になる。つまりはさっきと同じような感じ。
私がたきなの膝を枕にして、する……ということ。
「ねえ、あの……ベッド行こうよ」
「後でね」
たきながずっとソファにいるように示している理由がよくわからないけど、そうハッキリとまで言われてしまえば、私は逆らえない。
「初めてなので……上手くできるか分からないですけど」
と言いながらたきなは漸く私の身体に触れてくれる。たきなの手が私のスカートの中に入ったときの高揚は今まで感じたことはなかった。けれど……あれ? なんで……あの……。
私がそうして欲しくて欲しくて堪らなかったところを外れる。
主に、たきなが触れてくれるのは太腿だけ。太腿を円を描くように撫でてくれるような動き。
よく手入れされた爪の先が時折立てられて、くすぐったさも強調される。
……なのに! なのに!
それだけ。
「たきなぁ……! 意地悪しないで」
「ごめんなさい。わたし、初めですから」
澄ました、でもにっこりした笑顔があって、それは絶対嘘のように思った。……嘘?
でも、嘘だったとしたら? 他に誰かとしたの?
嫌だ……。
ジンジンとした太腿から立ち上る快感と、たきなに対するモヤモヤとした気持ちが綯交ぜになって私を支配する。
- 165二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 08:22:14
キタ!
- 166二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 12:47:38
続き続き!
- 167二次元好きの匿名さん23/10/04(水) 22:40:42
待とう
- 168二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 08:00:38
ワクワクしながら待つわ
- 169二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 13:53:30
千束の方が薬とか催眠のに弱いというのはなんか想像できる
- 170二次元好きの匿名さん23/10/05(木) 23:07:17
「もっと……上がいい……」
たきなに哀願する。そうするとたきなは漸く、満足? したようで太腿ばかりいじるのはやめてくれて私の希望をかなえてくれる。下着の上から私が求めているところをツンツンとしたり、なぞったり、とても気持ちいい。
でも人間というのは、どんなに気持ちよくても慣れてしまうもので、これ以上の刺激を求めてしまう。
これ以上といったら、もう直接求めるしかないのだけど……。今のたきなにそんなこと言ったら絶対やってくれないし、赤くなってる私の顔を見てあのクールな顔を一層意地悪に歪ませて……私をいじめるつもりなんだ。
だから……私は自分で我慢できずに自分で下着を脱げば……たきなにはそのまま触ってもらえる筈……。と思って腰を浮かせて脱ごうとする。スカートの中に自分の手を入れて、すっと太腿まで下ろした。
が。
「千束?」
たきなの手が止まる。湿潤したそこに、たきなの細くて繊細で、でも今は弱い物いじめをする指は届かない。
「たきな……えと……ぬ、濡れちゃうから下着が……脱ぎまし、た……」
舌が良く回らなくて、言い訳めいた台詞がつっかえつっかえにしか出ない。
そこを触ってほしいなんて口にしたら絶対触ってくれない。
「千束、ほんとは直にしてほしかったんじゃないですか?」
「……っ!」
もうしてくれない……。バレちゃった……。
「ごめんなさい、気づかなくて。これがいいんですか?」
たきなの少し伸びた爪の先で、ぷっくり膨れたところが掬われるように突かれる。
背中が思わずピンと張るように体中に快楽が走った。
- 171二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 07:51:46
始まってる
- 172二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 13:14:11
待機し
- 173二次元好きの匿名さん23/10/06(金) 20:29:18
物理が強い子はそういうのに弱いロマンがある
- 174二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 06:14:26
わかる
- 175二次元好きの匿名さん23/10/07(土) 14:53:52
- 176二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 00:05:54
効いた振りして反撃の隙を狙うたきな
- 177二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 09:55:15
全裸寒い
- 178二次元好きの匿名さん23/10/08(日) 16:58:01
「千束、可愛いですね」
可愛いですね、と言われた。その言葉が耳に入って脳の中で何回も反芻されていく気がする。
「たきなぁ、もっと強くして……!」
爪の先でなぞられているだけじゃ、辛くて仕方がない。
ねえ、と言いながら身をよじったり腰を動かしてより強い刺激が身体に来るように仕向けるけれど、どれも寸前のところで止められたり弱められてたりして、私の必死な姿をたきなは高みから見下ろして、そして微笑んでいる。
「刺激が強すぎますから、ね?」
こしょこしょとされて、突かれて、たきなが直接指で気持ちよくさせてくれているという事実は頭を沸騰させるのに十分だったけど、人間、もっと欲が出てしまうものだ。
辛くて辛くて仕方がなくて、思わずたきなの腕を握って自分のそれをもっと強く押させようと……した。
たきなはその瞬間、ぐっと外側に力を込めて私の腕から離れようとする。それを引きとめようとこちら側に私は引く。……その時に、たきなの腕の力が一瞬でなくなった。
たきなのその細指が私のぱっくり開いたそれに音を立てて飲み込まれていく。
「!!!!」
「千束、おいたしましたね?」
たきなは若干不満そうな声で、私に覆いかぶさる。
「いいんですか? 痛くないんですか?」
「痛くない……! ない!」
それは本当だ。ここまで焦らされまくってたんだ、もう痛くない。
それより、たきなのが私の中でむにむにと関節を曲げ伸ばししているのがとっても苦し気持ちいい。
「じゃあ、そうしますね?」
たきなの人差し指が私の中を占める。それは無理ではないことだと初めて知った。銃を取り扱う力強い指、パフェの盛り付けができる繊細な指、パソコンを打つ勤勉な指、それが私の中にあって、私に快楽を与えるためだけに動いてくれている。
私のが彼女のを閉じ込めているような気がして、やられているのに、やってやってるみたいな奇妙な優越感さえ生えてくるようだった。
- 179二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 00:04:38
始まってる
- 180二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 06:46:59
ヨシ
- 181二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 17:18:34
ぐちゅ、ぐちゅ、という音が私の下半身で響く。厚ぼったい制服の所為で余計響いているような気さえする。
私はたきなの身体に抱き着きながら好き勝手に腰を動かしてその気持ちよさを少したりとも逃さないようにしたかった。
それに、沢山強く抱きしめるのは、たきなに私の間抜けそうな顔を見せたくないから。
こんなの見せたら笑われちゃうし、自分でドロドロになってるのがなんとくな分かってた。
心臓が鳴らなくてよかったとさえ思う。もしあったらはちきれそうだったろうし、それでも揶揄われたかもしれない。
「千束は欲しがりですね」
たきなの冷静な声に、私は何も反論できずに、ただ首を縦に振るというか動かすだけ。
それをたきなは感じて、というか頬が擦れる感覚でわかって、くすっと笑った。
そうして一層激しく指を動かしてくれる。中だけでなくて、その周辺の触ったらとっても気持ちいい所とか。
「ねえ千束。もっと気持ちよくなりたくないですか?」
私の制服の上から、胸の辺りをコロコロと触ってくる。その空いた左手で。
下着やワイシャツ、制服の上からなのに痺れるような感覚で、身体の上からも下からもそういう気持ちが湧いて出てきて辛い、痛い、キモチイイ。
そんな答えが決まり切ってることを訊かないでほしい。求めてるなんて恥ずかしい。
暫く黙っていたら、指の動きがさっきよりも大きくなって、体中が抉られるような快感が上ってきて、もうすぐ! というときに鎮められてしまう。
それが何回も何回も繰り返されて、私は最終的にうんと言ってしまう。
「じゃあ正直に答えてくださいね?」
たきなは私の右耳にそれを放つ。
「証拠品の薬、少し盗みましたよね」
なんで……! なんで……! 涙が私の眦からつつつと落ちて急に視界が明瞭になる。
「わたし見てたんですよ? 少し試験管から盗んだの」
あの時……誰もいないと思ったのに!
「クルミに訊いたらあれ、媚薬だったんですってね。で、千束がそれを盗んだのなんでなんだろうって思ってたら、千束に家に招待されてしまいました。その話を切り出そうと思ったのに」
責められてる。言葉で罪を、指で身体を。
「ねえ正直に言ってください、誰に飲まそうとしたんですか?」
- 182二次元好きの匿名さん23/10/09(月) 20:34:28
やはりこのたきなは無知じゃない攻めだったかー
- 183二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 01:29:43
攻撃たきなは強すぎて反則
- 184二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 08:04:08
これはこれでいい
- 185二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 13:06:37
千束、がんばれ
- 186二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 22:29:37
「き……嫌わない?」
私は情けない。こんなこと言ったら白状してるのも同然なのに。悪いことをしてなおも保身に走ろうとする私。
「正直に答えてくれるなら嫌いませんよ」
たきなは責めないでいてくれる。証拠品の横領を見咎めてる相手が涙と唾液や体液で塗れているのに。
「た……たきなに使おうとしました……」
たきなは約束を破らない。嫌わないって言ってくれたんだから私は安心して吐いた。
でも内心は絶対軽蔑されてる。相棒として仕事は一緒にしてくれるかもしれない。でもそれ以外は目も合わせてくれなくても仕方ないこと。
「わたしをこんな風にしたかったんですね。それで襲うつもりだったんですか? それとも我慢できなくなったわたしに襲わせるとかですか」
正直考えてなかった。たきながそういう気分になったらどんなふうになるんだろとしか。
でも……トロトロになったたきなを抱きたいと思ってそうしたかもしれない。
「たきなを可愛がりたかった……」
正直に答えるとたきなから与えられる刺激が強くなってくる。
腰が浮いてしまって恥ずかしい。でももうそろそろ……。
「……そうなんですね。千束がやりたかったことはわかりました。わたしを前後不覚にして犯したかったんですね?」
「違っ!」
違う、でも客観的に見てそうとしか言えない。
「ウソつかないで、認めたらイカセテあげます」
たきなの指がねちっこく動いてほじって抉って揉んで……。
もうそれでいい! いいから!
「そうです! そうしたかった!」
びくん、とソファの上で腰が跳ねて沈み込んで、また浮いて。
- 187二次元好きの匿名さん23/10/10(火) 23:44:16
うぉぉぉぉぉぉぉ!
- 188二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 06:36:44
保守
- 189二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 12:08:53
- 190二次元好きの匿名さん23/10/11(水) 23:03:08
待機
- 191二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 08:06:35
全裸待機
- 192二次元好きの匿名さん23/10/12(木) 18:31:22
終わりが近いぞ保守
- 193二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 00:26:36
次スレ来ちゃうぞ保守
- 194二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 03:05:06
声にならない絞り声みたいなものが口から、というより喉の奥から切れるように出てきた。
こんなの続けてたら死んじゃうぐらいの負荷が喉元に掛かって、腰が自分の意志とは関係なく天井の方に向かった。自分で自分の力に逆らえない。後頭部がソファのクッションに痛いほどめり込む。
それでもたきなはその動きを止めてくれない。
「身体、熱いですよね」
それどころか制服がするり、と剥がされていく。ボタンを取る手つきは鮮やかで、いつの間にかワイシャツだけになってしまった。制服の上半身の部分が腰回りに溜まっている。
それからたきなはシャツのボタンを取って、下着の中に直接指を滑り込ませて遊んでる。
意識がぼおっとしててされるがままなのも勿論あるけど、たきなに身をゆだねていると気持ちよくて仕方がないからどんどんそれに溺れていくというのが本当だった。
まだ、あの薬の効果が切れてないだけ……本当は私がリードしなきゃだけど、薬の所為だから仕方ないんだとずっと言い訳する。
言い訳しながら私の太腿はこれ以上ないほどに広げられているし、それどころかたきなの動きに合わせて、上下動させてしまう。
胸もそうされたいようにしがみつく。
「ねえ、千束。ちゃんと覚えてますか? 約束。二日間禁欲って」
――覚えてはいる。履行は……してない。
でも、こんなに求めてるんだもん、二日間も我慢したからって言えばわからないよね?
「した……禁欲した……だからこんなに求めてるの」
「そうですか。疑ってごめんなさい」
たきなは謝ってさっきより上手になった手つきで何度も私をイかせた。
「……もういいですかね? 疲れてるでしょう?」
たきなは私から状態を起こすと手をウエットティッシュで拭いた。
正直、もうムリってところだったから、助かる。
「千束の二日間の禁欲だと、これぐらいで十分ですね。今度……こういうことがあったらこれぐらいで止めますね」
「えっ……」
今日は、一日分しか我慢してない。あっ……だけどさっき私は嘘をついてしまったから……それが考慮されてるんだ。いや、それじゃ足りない、足りないよ……。ねえ、でも、そんなこと言えない。
- 195二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 03:27:51
プライドが高くて、でもそう思われたくない卑怯さが私を支配した。形勢逆転したい。幸いといっていいのか、私は体力だけはあるんだ。
油断したたきなをドンと押し倒す。
キャッと短い悲鳴。ソファの座面に滑らかに広がるツヤツヤとした黒髪。それのどれも私の性欲を煽る。
「ねえたきな、なんでそんなに上手なの? 他の子とした? 最近オシャレだよね? 男の子としたの? それとも女の子?」
ハタからみたら脱げかけのワイシャツで下半身裸の、顔が真っ赤の女が、綺麗に制服を着こなした女の子に迫ってるようにしか見えなくて。
「一般人とそういう関係持ったら問題だよね? 私の証拠品横領と同じぐらい」
「脅しですか」
「事実確認だよたきな」
たきなが他の子とシてたら……その相手は絶対ぶっ叩く。そしてたきなの身体を上書きしてやる。
「してない……ですよ。本当に」
「言い淀んだね、目をそらさないで」
「してません。クルミに調べてもらってください。全ての監視カメラが見られるはずです」
そこまで強く言われてしまうと……私は引っ込むしかない。でも、引っ込みはつかない。
「千束はわかってませんね? 千束の弱い所をよく知ってるのがわたしだってとこ」
たきなは下にいるのに優越そうに微笑む。
――
弱い所、知ってるなら言えよと強がりを私は言った。そうしたらたきなは、ええ、と言いながら悪い笑顔で答えた。
「もう二度とこれ、してあげませんよ? 謝るなら……気が向いたときしてあげます」
私のちっぽけなプライドがガラガラと崩れ落ちた瞬間だった。
――
「ごめんなさい! たきなぁ……!」
私は四つん這いにさせられてたきなの顔が見えない状態で、股の間と胸とをいじめられる。腕が疲れて、曲がってまるで土下座みたいに伏すようになるのをたきなは声を出して笑う。
その冷たい笑い声でまた背筋がぞくぞくする。
- 196二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 03:32:06
「どうです? ちゃんと今度は言うこと聞きますか?」
「聞く! 聞きます!」
「じゃあこの前ほんとに二日間禁欲したんですか? 答えてください」
「一日目でシちゃいました!」
「嘘つき」
そう言われて、たきなの指が体内の中で暴れ狂う。指がお腹の方、へその方に引っ掛かって意識が真っ白になる。
――
……やりすぎちゃいましたね。千束が可愛いのでつい。
千束も気づいてないようですが……。ソファで気を失っている千束を横目に見てわたしはそっと離れる。
わたしは自分の鞄の中に入れていた試験管を取り出す。
千束が抜き取ったのを見て、わたしも少量抜いた。そして……千束の飲み物と自分のにいれたのだ。
千束は元々わたしに飲まそうとして媚薬を入れたカップをくれた。でもそれを予感してたから彼女が用意してくれたカップをすり替えて、さらに千束に渡るカップにわたしがチョロまかしたのを足した。
こんなになるなんて正直思ってなかったけど、千束は罪悪感を抱えてこの関係を秘密にせざるを得ないだろう。
……千束から告白されて、いいよ、なんて普通に言った日にゃ調子づいてDAに紹介するわ、常連に見せびらかすわ色々面倒ですからね。秘密でいたほうが……誰にも邪魔されなくていいじゃないですか。
これからもずっと一緒に居ましょうね、千束。
ああ、わたしも誤魔化しちゃったこしがあったっけ、「一般人と」シたかどうか。
千束が起きたら「……ふふふ、どうでしょう」なんて言って揶揄ってみようか
そっとわたしは彼女の頬に唇を落とした。
おしまい? pixiv行きかな
- 197二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:00:12
きてた!
- 198二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:35:43
び
- 199二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:35:57
や
- 200二次元好きの匿名さん23/10/13(金) 13:36:10
く