- 1二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:23:18
- 2二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:29:19
その1
[閲覧注意]誰かの手帳が落ちてる…?|あにまん掲示板落とした奴の不注意が原因だしちょっとくらい覗いてもいいよな!にしても今時紙に書くなんて物好きが居るもんだな〜! 何これ日記?ポエム?https://telegra.ph/%E3%83%9A%E3%82…bbs.animanch.comその2
【完走感想スレ】フェルシーと手帳|あにまん掲示板最後のなんなんだよ!!クソビビりで怖くなってきたので一応建てました誰か一緒に寝てくれ元スレhttps://bbs.animanch.com/board/2083427/bbs.animanch.comその3
【続】フェルシーと不思議な手帳|あにまん掲示板念の為建てました何だかんだこの狂気の虜になってるのは私です以下保守の為に元スレや前スレ例のテレグラフのリンクなどを貼っていきますbbs.animanch.comその4
【続々】フェルシーとフリルの不思議な手帳|あにまん掲示板結末は近い きっとbbs.animanch.comその5
【続々々】フェルシーとフリルの不思議な手帳|あにまん掲示板建てました前回はまさかのフリルちゃんの手帳にも動きが…!bbs.animanch.comその6
【続々々々】フェルシーとフリルの不思議な手帳|あにまん掲示板ついに彼女の全貌が明らかに…!物語は最終局面へ…!bbs.animanch.comその7
【閲覧注意】フェルシーとフリルの不思議な手帳.7|あにまん掲示板今更ですがホラー的な意味で閲覧注意スレなので挟んどいたよbbs.animanch.comその7.5(前スレ)
【閲覧注意】フェルシーとフリルの不思議な手帳-7.5|あにまん掲示板前スレから追ってる方はご存知でしょうがホラースレにつき閲覧注意bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:42:37
初代スレ主様作のTelegraph
フェルシーのストーカーこと
フリル・オーソールの手帳
ペイル寮 生徒フ ██・オ███ルの手帳私はフェルシー・ロロに憧れている・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
あなたに成りたいのは憧れ
抑えられないのは情動
なりたくてなりたくてなりたいでもなれない
話しても理解されない
愛情じゃなく信仰だから
告解室でも解消されない
応えも救いもない
顔も髪も目も変えた
声と背は低くならない
削った
駄目でした
あなたにそっくりな肉体つくった
入ればあなたになれる
駄目でした
私は私を許せなかった
あなたになれないし近づけない
もうあなたが私を産むしか術は無い
あなたの肉に包まれ体液を浴びて生まれる
私はあなたにより近付ける
私があなたを産んでもいい
もう準備は出来てる
あとはあなたが頷くだけ
ごめんね でも愛してる
最後に
ここまで読んでくれてありがとう
フェルシー・ロロ
急だけど私あなたに謝らないと
あなたがコレ拾ってからずっと見てた
置いといたら拾ってここまで読んでくれると思ったから
コレを見てあなたはどんな顔をするだろう
怖いかな
それとも何も思わないのかな
とにかく私の網膜と魂に焼き付けたい
あなたの喜ぶ姿も怯える姿もその全てを
だから私の存在を認めて
私の言葉に頷いて身を任せて…telegra.ph???様作のTelegraph
表、裏の2つがありそれぞれ中身が違います 表はフリルちゃん視点 裏は怪異ことセレスティアルらの視点
裏はガチホラーにつき閲覧注意です
New-Titleごめんね
邱ィ髮 蜃コ譚・縺ェ縺
蟒コ縺ヲ逶エ縺
○
○
○
○
○
○
○
○
う_ら これまでの ぼく たち
https://telegra.ph/%E3%81%9F%E3%81%A1-07-04
お.もて ███
https://telegra.ph/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97-07-04telegra.ph - 4二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:47:07
- 5二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:50:10
スレ画にも使用させていただいている有志の方によるファンアート(なんとカラーVerです。ありがとう作者さん。)
ファンアート無意味な改行
重ねて
ワンクッション?
した方がいいんですかね?
面白そうなんで
なんとなく
テレグラフ
使ってみた
だけですtelegra.ph有志の方によるファンアートその2(微グロ注意)
ファンアート・・
・
・
・
・
・
・
・
・telegra.ph - 6二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:51:53
- 7二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:52:31
- 8二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:53:21
- 9二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:55:19
- 10二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:56:06
- 11二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 20:59:45
※このスレは二次創作ホラースレです 主要メンバー3名による打ち合わせ無しの探り合いとスレ民による幻覚と考察、ファンアートによってこのスレは進行してます
〜 作り手の紹介 〜
始祖・初代スレ主!
最初にフェルシーに惚れ込んだ(?)キャラを思いついてスレ立てた人
SS作者!
フェルシーを付け狙うナニモノかと、それに対応するみんなのSSを書いてる人
Telegraphの人!
このスレが超絶ホラーになった元凶。正体不明の人物
ファンアート絵師の皆様!
上記の素晴らしいファンアートの数々を描いてくださった絵師スレ民達 - 12二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:17:22
たておつ
- 13二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 21:54:59
保守!
- 14二次元好きの匿名さん23/08/26(土) 22:11:35
建て乙です!
- 15二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 00:06:16
保守
- 16二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 06:10:25
ここまでのあらすじ
ある時アスティカシアで起こった異常事件。フェルシーを付け回す謎のストーカー、ネット上に上げられた謎の日誌、時を同じくして目撃されるようになった小さな血の手形、そして血塗れの赤子…巻き込まれた学生達はそれぞれのやり方で真相を求め、やがてペイルの一部派閥が支援していたプロジェクトに辿り着く。
ある機構に純粋な意思の依代…夥しい数の胎児を組み込み、増幅された異能で上位者を生み出そうと試みた末の産物・セレスティアル。そして、それを制御する人工知能にして狂人の妄執の残骸と成り果てたスクリプチュア。それらが学園のテロの惨劇によって目覚めて再び動き出した事が全ての発端であり、事件の中心にいると思われていたストーカー…フリル・オーソールは偶然計画に組み込まれてしまった純然たる被害者だった。
やがて様々な騒動を乗り越えつつフェルシー、ペトラ、スレッタ、エラン(5号)はペイル寮に向かい、エラン(本物)の助けもあって遂にセレスティアルとの接触に成功する。一方、グエルはドミニコス隊と共に今回の件の首謀者というべき制御システム・スクリプチュアとの戦いに挑む。しかしスクリプチュアは自身の能力と謀略を駆使してセレスティアルを掌握、その恐るべき力でスレッタ・フェルシー一行とグエル並びにドミニコス隊は瞬く間に危機的状況に追い込まれる。
だがグエルは何故かその能力を前に生存、更に覚醒したフリルの意思がスクリプチュアによるセレスティアルの同調を阻み始めたことで出力が低下、更にミオリネとラウザによって送り届けられた最大のイレギュラーたるエリクトによって外部から妨害工作を仕掛けられ、懐に敵を誘い込んで一網打尽にしたはずのスクリプチュアは一転首元に刃を突き付けられる状況となったのだった…。 - 17二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 06:12:52
(SS担当です。筆がクソ遅くて申し訳ありません…本当に最終盤なのであともう少しだけお付き合い下さい。あとスレ建てしてくれた人、本当にありがとうございます!)
- 18二次元好きの匿名さん23/08/27(日) 16:45:04
一旦保守
- 19二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 00:11:33
保守
- 20二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 11:10:37
保守
- 21二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:04:45
ホッシュ
- 22二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 18:53:40
鮮血のような赤に染まった閃光の雨がダリルバルデに降り注ぐ。赤き騎士は可能な限りその推力で自身を狙う拡散ビームを振り切りつつ避けきれない物をまだ装甲の損傷が少ない部位で受け、その合間にこちらの隙を突くように放たれる収束ビームを受け流し切り払う。一手でも判断を誤れば即座に死が見えるような攻撃の嵐だが、限界を超えて加速するグエルの思考は奇妙なまでにクリアだ。
(手緩い…ガンダムに比べればこのぐらいなど!!)
エアリアル、ファラクト、シュバルゼッテ。奇妙な縁ゆえに多くのガンダムと切り結んできたグエルにとって、これ程の攻撃であっても決して未知の領域ではない。セレスティアルの超常の力が十全に振るえなくなった今、スクリプチュアはもはや刃の届かない相手では無くなっていた。
…来るぞ、備えろ!
妙な予感が脳裏に走る。すかさずスラスターを噴かせ回避行動を取ると収束ビームが一瞬前までダリルバルデが居た場所を撃ち抜く。更にこちらの回避する先を読んでいたように血の腕が続けざまに襲いかかってくる。
「この感じ…また読まれ始めた…!?」
《本当に手こずらせてくれる。ああ、それならまずは》
切り払った側から更に血の腕が襲いかかり、シールドで防いだ直後に背後から収束ビームが放たれる。強引な加速で避けた所に拡散ビームが浴びせかけられ、剥がれかけていた装甲の一部が完全に破壊され内部フレームが露出する。
「くっ…これ以上は…!」
《…お前を殺すことに専念するとしよう。そして未だに抗う者達も殺し、私の救済を受け入れない者も殺す。我らが救いを拒んだ報いを知るがいい》
処理能力を本体の制御に費やすことによってセレスティアルへの侵食速度を落としてまでもスクリプチュアはグエルを落とす事を選択した。それは彼を驚異と見なしたが故か、それともスクリプチュア自身にすら自覚出来ていない黒い感情に依るものか。だがその処理能力は大幅に減衰した異能を補いグエルの行動を先読みし始めていた。
(どうする…どうすればあの光輪に一撃を…奴の読みを越えて…?)
その時、脳裏に閃きが走る。蘇ったのは『あの男』との死闘の記憶だった。 - 23二次元好きの匿名さん23/08/28(月) 23:45:21
保守
- 24二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 06:24:12
ほ
- 25二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:12:02
天啓を得たグエルは残った三基のイーシュヴァラをスクリプチュアに向けて解き放つ。自在に舞う刃は血の腕の根本を深々と切り裂き、分断された部位は形状を保てなり血飛沫のように砕け散る。…この程度は時間稼ぎにしかならない。既に赤黒い宇宙を思わせる断面からは即座に新たな腕が生え始めている。だが一瞬でも確実に攻撃の手は緩んだ。
…しかし油断は許されない。既にグエルはスクリプチュアにもう一手がある事を察していた。
(そろそろ来るか…!)
《…隙が少ないね。予測済みという訳か?なら出し惜しみは無しだ》
スクリプチュアの脚部が変質を始める。それは間違いなく血の腕の複製…ここに来て相手は遂に機能の大部分を攻撃に回し始めた。
…だが全ての行動には理由がある。まして遊びの無い人工知能ならなおさらだ。今更になってこの手を打つということはこれまでは使いたくなかった理由があるはずだ。例えば…スクリプチュア単体でこれ程までに攻撃に出力を回すことは想定外だとか。
《消えろ》
冷たく煮えたぎるような殺意と共に四肢の血の腕が伸びる。単純に攻撃の量が倍であり、まさに力押しというほか無い猛攻。ほぼ同時にダリルバルデに襲いかかった血の腕は瞬く間にその脚部を切り飛ばす。血の腕特有の質量がグエルを襲う。まるで砲弾に脚を持っていかれたような衝撃だ。
一瞬身体の自由を失う。だが瞬時にAI制御に切り替わった機体は操縦を待たずして動き、続けざまの致命的な追撃を回避する。
「ぐぅっ…まだだ…!!」
オーバーブースト。追い縋る腕より速くダリルバルデは宇宙を駆ける。スクリプチュアは腕を切り離し、新たに生やした腕で迎撃を試みる。
「…行け!!」
イーシュヴァラを放つ。光刃は枝分かれした腕をすり抜けスクリプチュアの背後で輝く巨大な光輪へと突き進む。拡散ビームが雨霰の如く降り注ぎ一基が破壊されるが、二基の光刃はそのまま真っ直ぐに光輪へと突き立てられた。
……だが、通らない。イーシュヴァラのその刃はまたしても不可視の力場で防ぎ止められていた。
《来るとわかっているならこの程度…》
「分かっている…この程度なら防ぐ事など!!」 - 26二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:13:23
保守
- 27二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 07:40:47
保守
- 28二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 14:48:16
見てるよ
- 29二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 16:46:54
保守
- 30二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 23:25:35
保守ラーII
- 31二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 11:27:41
保守
- 32二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 18:12:18
力場によって反らされたイーシュヴァラがスクリプチュアの後方へと飛び去っていく。この攻撃が防がれることは想定内…だが知りたかったのは相手の力場の強度だ。イーシュヴァラとぶつかり合った様子から見るにやはり当初と比べてその出力は大きく下がっている。イーシュヴァラだけでは貫けないが他の攻撃と重ねれば…!
「おおおっっっ!!」
迫る腕を右腕に接続したイーシュヴァラとビームカタナで切り伏せ、次々に降り注ぐビームをダヤ・アンビカーで可能な限り食い止める。既に装甲も限界が近く、この攻撃が最後のチャンスだろう。
《もういい。諦めろ》
近付かせまいと新たに生成されたスクリプチュアの腕が広く伸ばされ、次々と枝分かれしていく。総数20の血の腕、それらが同時に収束ビームの姿勢を取っていた。
(ここが正念場かっ…!)
それは一見すればまともに避ける事など不可能な致死の弾幕だ。だが腕の方向からグエルはその攻撃の軌道を大まかに予測する。自在に動くビットと違い本体から新たに伸びた腕からでは攻撃の方向にどうしても偏りが出来る。具体的には両側に広げた数々の腕からグエルを狙い撃とうとするその攻撃は、それ故かスクリプチュアの前方近距離が穴となっていた。
故にグエルは。
(…仕掛ける!)
血の腕から一斉に赤い閃光が放たれる。その砲撃のタイミングとほぼ同時に、ダリルバルデはシールドのみを頼りにビームの雨に向かって最大戦速で突っ込んだ。辛うじて弾幕が薄いスクリプチュアの懐を目掛けて。
…賭けはグエルの勝ちだった。網とも檻とも形容できるようなビームの嵐、それが襲いかかる寸前にダリルバルデは最小限のビームを防ぎつつそれらを置き去りにして突貫する。
《 そんな、馬鹿な》
一瞬の混乱を挟んで一部の血の腕が方向を修正しつつ再びビームを放つ。回避機動、だが全てを避けることは不可能だ。続けざまに3発のビームを受けたアンビカーが遂に限界を向かえて爆散し、その余波が掠めた左腕が吹き飛ぶ。それでも追い縋るようなビームの軌道修正を危うくも振り切りつつ、グエルは遂にスクリプチュアの間近まで辿り着いた。
《 狂っているのか、お前は?》
「このまま一撃入れる…!!」 - 33二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 18:48:45
獲った!
- 34二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 06:49:25
一旦保守
- 35二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 18:41:57
ダリルバルデがスクリプチュアの器たるザウォートに接近する。チャンスは一瞬、ここで全てが決まる。最大限のプレッシャーの中でグエルはまるで時間がゆっくりと流れているような錯覚を覚える。それは単なる危機感や生存本能による物ではなく高揚と冷静が調和したような物で、正しくあの男…シャディク・ゼネリとの戦いで覚えた感覚そのものだった。
(そうだ…俺を見ろ、スクリプチュア…!)
一直線に突き進む。センサーに高エネルギー反応、後方から血の腕が接近している。恐らくこちらがスクリプチュアに辿り着くのがやや早いが、力場で防いでいる間にこちらを捉えられるという判断だろう。それ自体は正確な判断だ。
…そう、普通は考えない。こちらの狙いは初めから光輪のみだなどと。この極限状態でたかだか武装の一つを破壊するために命を賭けるなどと。ましてスクリプチュアさえ無事なら何度でも容易く生成されるような代物をだ。
「行け!!」
まさに接触間近というタイミングでグエルは最後の…ダリルバルデの右腕に接続されたイーシュヴァラを射出する。
完全に相手の想定外のタイミング。あの戦いの時のようにグエル自身を限界までブラフとして使うことで生み出したチャンス。血の腕の反応すら置き去りにしたまま一直線にイーシュヴァラは光輪に向かって突き進む。ほぼ同時に散開していた残り二基もまた、同一の地点に向かって光の矢の如く加速していく。
三方向からの同時攻撃。一ヶ所に集中して突き立てられた光の牙が力場を突破して光輪…事象操作装置『イドラ』の発振器たる結晶構造物・ヘイローを噛み砕くように撃ち抜き大穴を穿つ。その瞬間、言葉に出来ない何かが揺らいだのをグエルは確かに感じた。
(…信じるぞ、お前達を…!!)
『!!……やるじゃないか、御曹司…!!』
そしてその致命的な隙を、魔女は見逃したりなどしなかった。 - 36二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 21:56:50
保守
- 37二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 08:12:39
一旦保守
- 38二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 19:31:18
ほしゅ
- 39二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 20:25:57
保守
- 40二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 01:16:22
保守
- 41二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:04:46
ペイル寮の外、ラウダが乗り付けてきたディランザに加えてラウダが無力化したMSが稼働している。スクリプチュアが切り捨てたことで制御を失った機体は接触通信でハッキングされ、エリクトによっていわば使い捨ての外付けCPUとして仕立て上げられていた。
(よし、準備は完璧!…それじゃあ始めるよ!)
(スレッタ達を怖がらせてくれたお返しはちゃんとしないとね)
(ちょっと無理させちゃうからOSは再インストールが必要になるかも)
(じゃあ何から始めようか?)
(当然、中枢を切り離す!)
「っ!…拘束が緩んだ…スレッタ!!」
「はいっ!!」
血の蔦の力が弱まった事を感じ取ったスレッタとエランは強引に拘束を引き千切り、眼前のセレスティアルへと駆け寄る。そのまま小さな体に手を添えると、か細い赤子はスレッタの腕に収まった。その身に秘めた強大な力に反してその命の気配はあまりにも弱々しい。
ごめんなさい こんなにきずつけて
「大丈夫…頑張ったね、みんな」
「…一応、こいつも持っていくべきか」
エランは傍らに浮かんでいたリストバンドを掴む。その瞬間、周囲の赤い闇が一気にその殺意を増す。
《 それを 離せ 》
「!!…どうやら大事な物のようだな…ここからどうする!?」
「大丈夫。もうすぐ来るから」
「え?…来るって…」
直後、赤い闇の向こうに幾つもの光が瞬く。そのまま光は閃光の矢のように闇を切り裂き、スレッタ達の周りへと降り立つ。そこに立つのはスレッタに似た面影を持つ5人の少女達…エリクトと共に歩む形無き姉妹達の姿だった。
『お疲れさまスレッタ。あと、あの時の怖いお兄さん』
『ここからは私たちも手伝うからね。じゃあまずは悪い子の接続をブロックしちゃおうか?』 - 42二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 18:54:38
カヴンの子参戦!
- 43二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 00:35:36
保守