【🎲・閲覧注意】ダイス・オブ・ザ・リング～船旅の仲間～

[1 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 21:48:42]

「というわけでマグカップ組＆ラウダさんでオリジナルシナリオを、

　独自ルールで遊んでいきますよ。

　シナリオを進めるキャラとは別にメタ視点の私たちワイプ組の反応も入ります」

「何がというわけでなのかは知らないけど、私は絶対に生還するからね！」

「…一緒に生還したいね、ミオリネ」

「平穏無事に船旅を終えてラウダと幸せになりたい」

「必ず幸せにするからね、兄さん」

「………うん。頑張るね」

「その沈黙が不穏だなぁ」

「本シナリオではシャディミオシャディ、ラウグエラウ、545要素がある予定です。

　左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

　それと展開によっては猟奇的な展開や性癖モロ出しになる可能性がありますのでご注意ください」

[2 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 21:56:00]

「申し遅れました。私はすごいえらいつよい愛の女神。

　語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

　CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

　合わないと感じた方はそっとブラバ＆理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て！ですよ」

「本スレでの独自ルールについて簡単に説明するわ。

　広く知られているTRPGとは異なり、ダイスを振った際の成功値は『定められた数値以上の出目』となる。

　たとえば探索技能が60％で成功する人の場合、出目は41以上で成功といった形ね。

　技能は『探索』『知識』『戦闘』『交渉』の4種。

　戦闘行動のうち回避・庇うの成功率は攻撃の1/2よ。

　各キャラに開始時点でHP100とMP100が与えられ、どちらかが尽きればそのキャラはロスト。

　HPへのダメージは固定制で攻撃を受けると10減少、毎晩就寝ごとに10回復するわ。

　MPへのダメージと回復はダイスで値を決定するみたいね。

　…他に何か説明すること、あったかしら？

　まあ忘れてた場合はその都度説明するわ。

　数字を処理するのはこっちの話だから、見てる人は展開を楽しんで」

[3 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 21:58:13]

「前スレ…といっても今回とはかなり毛色が違うけど、一応リンクを貼っておくよ」

【🎲・閲覧注意】「水星ちゃん、大変だ」｜あにまん掲示板

「今までのシリーズのまとめは以下だ。

　…前回分が更新されていないね。近いうちに更新しておく」

[4 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 21:59:09]

「貼り忘れてるよ4号」

【愛の女神シリーズまとめ】

「…ごめんね」

[5 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 22:09:13]

「本シナリオにおいては基本的に二人一組で行動してもらいます。

　具体的には『ミオリネ・シャディク』、『グエル・ラウダ』、『4号・5号』の組み合わせですね。

　主人公として行動するのはミオリネさん、ラウダさん、4号さんで、こちらの視点がほとんどになる想定です。

　各キャラの技能はこんな感じですよ」

技能の数値は成功率を表す。

1：20％　2：40％　3：60％　4：80％　5：90％

ミオリネ

探索：5　知識：5　戦闘：2　交渉：2

シャディク

探索：5　知識：1　戦闘：4　交渉：2

ラウダ

探索：3　知識：4　戦闘：4　交渉：4

グエル

探索：2　知識：5　戦闘：2　交渉：3

4号

探索：4　知識：3　戦闘：2　交渉：1

5号

探索：2　知識：3　戦闘：2　交渉：3

[6 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 22:15:16]

「クリファンの説明を忘れてたわね…。

　クリティカル（決定的成功）は96～100、

　ファンブル（致命的失敗）は1～5よ」

「それぞれのチーム…毎回名前で説明するのは面倒だから、

　便宜的にA・B・Cに分けているけど。

　それぞれの物語開始時点での関係値はこんな感じらしい」

A：ミオリネ・シャディク

敵対？関係　湿度：高

B：グエル・ラウダ

恋人？関係　湿度：低

C：4号・5号

協力？関係　湿度：低

「この『？』が不穏だな…」

「今のところ僕らの知ってる情報によると、僕たちBチームは本当にただの恋人関係みたいだけどね…？

　そうそう。兄弟関係はないけど僕は兄さんを兄さんと呼んでいるからよろしく」

[7 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 22:25:58]

スレ主さんシナリオ構想速くて凄いな
TRPG好きなのでTRPG風の進行嬉しいです！楽しみ

[8 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 22:30:00]

「では、始めていきましょうか。

　物語は、とある客船の上で始まります――

　っと。地の文注意ですよ。ない方がよさそうだと判断したらなくしますね」

「あげる」

　差し出された特別変わった様子もない指輪を前に、シャディクが一つ、ゆっくりと瞬きをしてから笑う。

「船の上で指輪なんて、ロマンチックだね？」

「この部屋から出たいでしょ？これを着ければ、出て構わない。…と言っても、単独行動は許さないけど」

　固い声でそう言って、ミオリネは自らの右手を軽く揺らした。薬指に、鈍い光を放つ指輪が嵌められている。

「…へえ？」

「『そういうこと』にしておいた方が、通りがいい。私たち、傍目には若い男女だものね。

　私のとあんたのとで、指輪の『性能』は違うけど」

「性能、ね？…着けたが最後、外せばどうなるのかな」

「さあ。試したいなら試してみれば？」

　一定の温度を保った声から、感情を読み取ることはできない。読み取らせないために、あえてそうしている。ミオリネはじっとシャディクの反応を待つ。

　数秒の後、シャディクの手がミオリネの手に重ねられた。正確には、手のひらの上の指輪に。

「貰っておくよ。ずっとこの部屋の中で、代わり映えのしない海の景色だけ見ているのも飽きたところだ」

　手のひらの上から去った重みに、溜息を一つ。受け取ってもらえた。それを信頼と捉えるのは、あまりに歪だけど。

「それで、君は俺をどこに連れ出してくれる予定なのかな？かわいい刑事さん」

[9 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 22:44:46]

「おはよう」

　やわらかい声が鼓膜を揺らす。もちろん、普段の凛とした声も好きだ。けれど、寝起きのラウダを驚かせないよう、慈しむように、低く小さく囁くこの声も大好きで。

　もう少し聞いていたいと思うから、わざと愚図るふりをしてしまう。

「…まだ、夜だよ」

「もう朝だよ」

　くっくっと喉を鳴らして笑う声も、大好きだ。にやける口元を隠すためシーツに顔を押し付けていると、壊れ物を扱うみたいな手つきで頭を撫でられた。

「ラウダ。お前がずっと眠っていると、俺は寂しいよ」

「…ずるいよ、兄さん」

「はは。やっぱりとっくに起きてたな？おはよう」

　せっかくきれいに整えてくれた髪をくしゃっと撫でて、大きな手が離れていく。むす、と頬を膨らませつつ身を起こすも、青い瞳と目が合うと自然に頬が緩んだ。

「おはよう、兄さん」

「おはよう、ラウダ」

　朝の挨拶を交わすこの人――グエル・ジェタークは、ラウダ・ニールの恋人である。

　学生時代に出会い、告白して、交際が開始してから三年。社会人となり生活も安定してきた頃のことだ。

　ラウダはある野望を胸に秘め、グエルを船旅へ誘った。荷物の中には決して見つからないよう忍ばせた指輪が眠っている。

　ここまで言えばお分かりだろう。ラウダの野望とは、そう。

　プロポーズである！

[10 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 22:57:13]

「………」

　心拍測定。基準値をやや下回る。警戒の必要な範囲ではないと判断。

　目覚めは良好。半覚醒から覚醒までの時間は規定値以内。

　呼吸に異常、なし。視覚、聴覚、触覚、異常なし。

　サイドテーブルに置かれた小瓶5つのうち、右から2つ目のキャップを外し内容物の匂いを確認。嗅覚に問題なし。

　記録完了。以後は身だしなみを整え、生命維持活動を行いつつ情報収集に努め、規定の時間に就寝予定。

「真面目だねえ」

　同行者の声を確認。着替えを行いつつ対応。

「君の記録は？」

「したよ。でないと君がうるさいから」

「そう」

　会話終了。記憶する必要なし。任務に思考をシフトーー

「ねえ」

「何」

　会話再開。任務に関する情報の報告と推測。視線を同行者へ。

「朝ごはん、何がいい？」

「………君が決めて構わない」

　疑問がある。どうして彼は――5号は。こんなにも不要な、無駄な、無意味な会話を行いたがる？

　胸に浮かんだ疑問さえ不必要と判断し、すぐに消した4号の白い手に、さらに白い手袋が嵌められる。

　手袋の下に隠された指輪は、5号の左手の人差し指に嵌められたものと、そっくり同じ見た目をしていた。

[11 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:01:50]

「導入おしまいです！今後も度々地の文を使っていこうかと～。

　会話だけでは出しきれない情報、ありますからね」

「何やってんの私。もっとこう…あるでしょ…」

「俺目線ではむしろやさしい対応に感じたけどね？」

「『プロポーズである！』」

「俺たちだけ明らかに浮かれている…場違いだな…」

「4号、心死にかけてない？大丈夫？」

「だいじょうぶ」

「大丈夫じゃなさそう…」

[12 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:07:45]

「ではA・B・Cの順に船内を自由に探索してくださいね。

　探索可能場所は甲板・客室（ABCD）・キッチン・食堂・風呂・バー・図書室・医務室・貨物室ですよ」

「客室ABCはともかく…D？」

「俺はミオリネの決めた場所について行けばいいんだよね、水星ちゃ…女神ちゃん？」

「そうですよ～。主人公の決めた場所に同行者がくっついていく形ですね」

（女神ちゃん…？）

（女神ちゃん…？）

[13 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:11:49]

「では、朝の探索場所をサクッと決めますね～」

A：dice1d9=4 (4)　　客室の場合：dice1d4=2 (2)

B：dice1d9=2 (2)　　客室の場合：dice1d4=2 (2)

C：dice1d9=8 (8)　　客室の場合：dice1d4=3 (3)

【行き先】

1：甲板　2：客室（ABCD）　3：キッチン　4：食堂

5：風呂　6：バー　7：図書室　8：医務室　9：貨物室

【客室】

1：A　2：B　3：C　4：D

[14 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:16:45]

～食堂～

「へえ。食堂はこんなふうになっていたのか」

「朝食はメニューを見て好きに決めればいいわよ。今までは私が勝手に決めてたけど、不満もあったでしょ」

「まさか！君の選んでくれる料理はいつもおいしかったよ。俺の舌じゃ不慣れなくらいにね」

「………」

ミオリネ行動：dice1d3=2 (2)

1：シャディクと会話する

2：他の乗客に話しかける

3：食堂内を探索　ミオリネ探索（11～）：dice1d100=58 (58)

[15 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:19:37]

（…あの人に話しかけてみるか）

dice1d3=2 (2)

1：仲の良さそうな少女二人組

2：食堂で働く女性

3：特にこれといった特徴もない中年男性

[16 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:22:19]

「（…シャディクから目を離すのは心配だけど、船の状況に変わりがないか確認しないと。

　　無事に、あいつを…護送するためにも）

　あの…今、お話よろしいでしょうか？」

https://bbs.animanch.com/storage/img/2281267/95

「はい？」

ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=20 (20)

[17 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:22:54]

>>16

（画像ミス！）

[18 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:26:19]

「すみませんお客様。

　お急ぎでしたら別の者をお呼びしますので…」

「いえ、急ぎの用じゃないんです。

　ごめんなさい。朝食の時間で、乗客だって多いわよね。

　気にしないで」

「誠に申し訳ございません…」

「………ふう。

　（タイミングが悪かったみたい…）」

「………」

[19 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:27:19]

女神ちゃんに内心ツッコミ入れる兄弟なかよしだね…
ミオシャディコンビ交渉は弱々だからつらいね
探索なら最強なんだけど

[20 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:31:58]

「ラウダ？部屋の外に出ないのか」

「乗船してすぐ、はしゃいでいろいろと見て回っただろ？

　僕らの旅も、終わりが見えてきたんだし…兄さんとゆっくりする時間も欲しいんだ。

　…あ。兄さんが出掛けたいなら当然付き合うよ。あなたの笑顔が見られるのが一番だから」

「…本当にお前は…恥ずかしいことを堂々と…」

「嫌だった？」

「まさか。…俺も同じ気持ちだ」

ラウダ行動；dice1d2=1 (1)

1：グエルと会話する

2：荷物を確認する

[21 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:37:50]

「兄さん…僕ら、出会ってもう随分と経つよね」

「ああ。懐かしいな。

　出会ってすぐの頃のお前は、今よりずっと…」

「そ、その話はいいから！

　…いや。あなたのおかげで変われたってことは、ずっと伝えていきたいけど。

　でも具体的に思い出すのはやめて！恥ずかしいから…」

「ふふ。仕方ないな」

dice1d100=15 (15)

「何だこのダイス！？」

「同行者との関係を深めるためのダイス…いわば友好ダイスですかね？

　あなたたちは恋人関係なので成功率は8割ですよ。今のところは」

「今のところは…？」

[22 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:40:55]

「(笑)」

「(笑)」

「8割外すって(笑)」

「くっ………」

「俺も…いや、何でもない。朝はこのままゆっくり…二人で過ごそう。

　…何でも、したいことがあるなら付き合う」

「…うん」

[23 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:42:53]

怒涛の(笑)に(笑)

[24 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:47:08]

～医務室～

「誰かいるかな？」

「…誰もいない方が、都合がいい」

「あ、やっちゃう感じ？なかなかのワルだね。

　って、それに付き合う僕もか」

「………」

4号探索（21～）：dice1d100=16 (16)

[26 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:53:10]

（画像ミスったので投稿し直し！）

「………」

「次があります！頑張ってください！」

「大丈夫。まだチュートリアルみたいなものなんだし」

「僕の時と反応が違い過ぎるんだが！？」

「お客さん？どこか具合でも悪いんですか？」

「………（船医がいる。出直した方がいい）」

「（だね）いや？ちょっと探検してただけだよ」

「はあ…？いや、それにしても驚いた。瓜二つですね。双子さんですか？」

「そんなところ。じゃあね～」

[27 二次元好きの匿名さん 23/08/26(土) 23:54:47]

「全員探索なり交渉なり失敗してるの、笑えますね。

　では昼行動に移りましょう」

A：dice1d9=6 (6)　　客室の場合：dice1d4=1 (1)

B：dice1d9=5 (5)　　客室の場合：dice1d4=4 (4)

C：dice1d9=2 (2)　　客室の場合：dice1d4=4 (4)

【行き先】

1：甲板　2：客室（ABCD）　3：キッチン　4：食堂

5：風呂　6：バー　7：図書室　8：医務室　9：貨物室

【客室】

1：A　2：B　3：C　4：D

[28 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:00:05]

～バー～

「おっと！こんなところに来ていいのかい？」

「…一応聞くけど、どういう意味？」

「ふふ…勤務中、だろ？」

「………別に。今のあんたが何かできるとも思ってないし。

　それに私、ちょっと飲んだくらいであんたに不覚を取るとも思ってないから（※戦闘技能2）」

「そうかい？それは楽しみだ（※戦闘技能4）」

ミオリネ行動：dice1d3=3 (3)

1：酒を頼む

2：シャディクと会話する

3：バーを探索　ミオリネ探索（11～）：dice1d100=29 (29)

[29 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:07:09]

「………

　（常備されている酒の種類に不審な点はなし。

　　何かの暗号も…一見したところ、隠されてないかな。

　　高級なものが多く目につくけど…げっ！クソ親父の好きな銘柄もある…。

　　………嫌な奴を思い出しちゃったな）」

「（…うん。特に何の問題もない。

　　こんな昼間から客の姿がぽつぽつ見えるのは、ちょっと問題かもしれないけど…

　　単なる酒好きで、不審な人物ってわけじゃなさそう。

　　ま、どう過ごそうとその人の自由よね）」

「………」

「………何？」

「いや？君は真面目だね」

「………褒めてくれてどうも」

[30 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:11:41]

～浴場前～

「こんな時間でもやってるんだね」

「…さっぱりしていくか？」

「うーん…」

ラウダ行動：dice1d3=2 (2)

1：「そうだね、人も少なくて過ごしやすいかもしれない」

2：「マッサージも受けられるみたい。頼んでみようよ」

3：「風呂もいいけど…近くの休憩所で話さない？」

[31 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:15:30]

「マッサージ？」

「いいじゃないか。長い船旅で疲れも出てる頃だろうし」

「…そうだな。どんなメニューがあるのか見てみよう」

「えーっと…これなんてどう？」

dice1d3=2 (2)

1：体力回復！超回復メニュー

2：心穏やかに！リラックスメニュー

3：（何とは言わないけど）元気になるメニュー

[32 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:20:18]

「いいのを当てましたね。お二人とも、MP回復していいですよ」

「そんなのあるの！？」

「大当たり選択肢じゃないか」

「一応確認。MPは100以上になることもあるってことだね？」

「はい。ちなみに1のメニューなら通常は100までの体力上限を110に引き上げでした。

　3は…まあ、はい。夕方の行動まで潰れてたかもしれませんね？」

「よ…よかった…3じゃなくて」

MP回復量：dice1d20=15 (15)

「せっかくの平和な時間を無駄にするところだった…」

MP回復量：dice1d20=16 (16)

[33 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:25:41]

～客室D～

「（中には人の気配があるけれど…何か情報が得られるかもしれない）」

「（じゃ、ノックしてみよっか）…もしもーし？」

「…？はい、どちら様ですか？」

「？？？えっと…船員さん…でもないっすよね？

　っていうかそっくり！双子！？」

「あれ？知り合いの部屋と間違えちゃったかな。

　あと、その疑問への答えは『イエス』だよ」

「………」

4号交渉（81～）：dice1d100=23 (23)

5号交渉（41～）：dice1d100=45 (45)

[34 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:35:00]

兄弟2人とも出目いいな。そして5号ナイス

[35 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:37:43]

「………（会話による情報の取得は5号に任せよう）」

「…へー！じゃあ兄弟で旅行っすか？仲良いんすね～」

「いいなー！そんなに仲良しの兄弟がいるなんて！」

「君たちだって仲良しそうに見えるけどな～。本当、羨ましいくらい」

「へへ…にしても本当そっくり。なーんか、例の噂を思い出しちゃうな～」

「噂？」

「…どんな噂かな？」

「え？えっと、その…本当に、単なる噂っすよ？パパが…あ、私のパパ、ちょっと有名な企業に勤めてて！

　そこで取引先の噂を聞くこともあって…ってだけなんすけど。

　…『妙な力を持ったお宝』を集めてる会社があって、『人の姿をそっくり同じにしちゃう』お宝もあるんだって！

　で、で！そのお宝の力で、ペイル社の秘蔵っ子の影武者を作ってて――」

「ちょ、フェルシー！熱入り過ぎ！引かれてない！？」

「………（今の、噂は…）」

4号行動：dice1d2=2 (2)

1：会社の噂について詳しく尋ねる

2：5号に別の話題に変えるよう促す

[36 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:43:20]

「………ねえ」

「は、はい！？すみませ、あ、ていうか私今、もしかして会社の名前――」

「い、言ってないし聞いてない！大丈夫！ですよね！？」

「…『ファラクト』、他に気になる話があるはずだ」

「はいはい、『エラン』。…不思議な力を持ったお宝かあ。おもしろい話だね。

　人の姿を変えちゃう…っていうのもおもしろいけど、他にもいろいろありそうだよね？

　例えば、そう…『何でも願いを叶えてくれる』何か…とか」

5号交渉（41～）：dice1d100=20 (20)

フェルシー知識（81～）：dice1d100=10 (10)

ペトラ知識（81～）：dice1d100=53 (53)

交渉に成功かつどちらかの知識が成功で情報を取得

[37 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:50:15]

「？？？

　いえ、特には知りませんけど…？」

「っていうかそんなもの、本当にあるとは思ってないですし…」

「あくまで噂だから楽しい、っていうか。

　本当だったら怖いっすよ！」

「…そうだよね。お話ありがとう、とっても楽しかったよ！

　また遊びに来ていいかな？」

「はいっす！いつでも…って、いつも居るとは限りませんけど！

　来てくれたら歓迎しますよ！」

「ファラクトさん、話し上手ですよね。エランさんは…物静かですけど」

「………」

「あはは。可愛い女の子相手で緊張してるんだよ。

　じゃ、またね」

「………さっきの噂」

「一応、報告しとくよ。想定外だったけど、思わぬ収穫だ。…フェルシー・ロロには、悪いけどね？」

[38 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 00:55:02]

「フェルシーに何をするつもりだお前」

「返答次第では許さん」

「上に『報告』するだけだよ～☆」

「生命の危機ではないから安心して欲しい」

「急にフェルシーさんのお父さんの取引が立ち消えたり、もしかすると職を失ったりするかもしれませんが、仕方ないですよね？

　…では夕方の探索場所を決めましょう」

A：dice1d9=1 (1)　　客室の場合：dice1d4=1 (1)

B：dice1d9=4 (4)　　客室の場合：dice1d4=4 (4)

C：dice1d9=4 (4)　　客室の場合：dice1d4=3 (3)

【行き先】

1：甲板　2：客室（ABCD）　3：キッチン　4：食堂

5：風呂　6：バー　7：図書室　8：医務室　9：貨物室

【客室】

1：A　2：B　3：C　4：D

[39 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:22:19]

「………♪」

「何だその顔は」

「『寝て起きたら画像がたくさん増えてて嬉しい』の顔です。

　前スレに画像を貼ってくださった方、ありがとうございます」

～甲板～

「（潮の匂い…少し苦手。風も少しベタつくし。…でも）…どう？甲板から見る海の感想は」

「そうだね。部屋の窓から見るよりずっといい」

「…そう」

ミオリネ行動：dice1d3=1 (1)

1：シャディクと会話する

2：他の乗客の様子を伺う

3：甲板を探索　ミオリネ探索（11～）：dice1d100=46 (46)

[40 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:27:32]

BチームとCチームがエンカウントか？期待

[41 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:29:18]

兄弟とエランズが鉢合わせか

[42 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:30:05]

「ねえ、あの二人…」

「カップルかな？お揃いの指輪…」

「美男美女だね～…」

（注目されている。…仕方ないか。こいつ、無駄に背が高くて目立つし）

「………」

「………ねえ」

「どうかしたかな？」

会話内容：dice1d3=3 (3)

1：『組織』について尋ねる　ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=46 (46)

2：海について話す　　友好（71～）：dice1d100=95 (95)

3：恋人らしく振る舞ってみる　友好（91～）：dice1d100=39 (39)

「私の友好ダイス成功率おかしくない？」

「敵対？関係ですからね。こんなものですよ」

[43 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:35:43]

「2だったら…2だったら…！」

「…まだ時間はある。焦らず落ち着いて」

「ね、ねえ。その…腕でも組まない？あ、手を繋ぐでもいいけど！？」

「………はは。可愛い『恋人』のお願いは聞いてあげたいけど、人前じゃ照れるな。

　俺はこれでも恥ずかしがり屋なんだ」

「そ、そう…」

「…慣れないハニートラップなんて、しない方がいいと思うよ」

「…！………そうした方が、変な目で見られないと思っただけよ！妙な勘違いしないで！」

[44 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:43:53]

「食堂ではBとCが鉢合わせる形になりますが…何か相手に気になる部分があるかどうか。

　目星…ではなく探索を振ってみましょう。あ、同行者さんもお願いしますね」

「気になると言っても…『双子がいる』と思う程度じゃないのか？」

ラウダ探索（61～）：dice1d100=72 (72)

「女神の進行に任せる」

グエル探索（61～）：dice1d100=60 (60)

「情報が欲しい」

4号探索（61～）：dice1d100=44 (44)

「僕の探索、ポンコツなんだよな～」

5号探索（61～）：dice1d100=70 (70)

[45 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:45:47]

「あ」

「おい（）の中の数値。コピペしてそのまま使ったな？」

「え、えへへ～…。

　ラウダさんは41～、4号さんは21～に修正なので…

　なんと！グエルさん以外成功です～♪」

[46 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 08:53:50]

～食堂～

「今日の夕食はどうする？」

「そうだね…ん？

　（今入ってきた二人組…双子だろうか？

　　二人でこの船に乗っているくらいだ、仲が良いんだろうが…何だろう、この違和感は）」

「ラウダ？メニューはこっちだぞ。…誰を見てる？」

「え？あ…何でもないよ。ただ双子がいたから、珍しいなって思ってね」

「………見られていた」

「だね。…何だか、見覚えがあるような気もするけど」

ラウダ交渉（21～）：dice1d100=81 (81)

4号知識（41～）：dice1d100=60 (60)

5号知識（41～）：dice1d100=18 (18)

[47 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:00:12]

（なんだか、あの二人。

　仲が良いとか悪いとかじゃなく、…『なにもない』みたいだ…。

　………昔の、僕と………）

「ラウダ」

「…あ。ごめん、ぼぅっとして。

　せっかく兄さんと食事しているのに…」

「気にするな。疲れたなら早めに食事を切り上げて部屋に戻っても構わない」

「…うん。ありがとう」

「…ダメだ、思い出せない。そっちは？」

「（…記憶を参照。一致する情報あり。あの二人は…）…任務とは無関係。

　情報の共有は不要だ」

「………」

5号交渉（41～）：dice1d100=23 (23)

[48 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:02:34]

「画像貼り忘れるし出目はひっどいし、散々だね？」

「出目がひどいのはあなたですよ！？」

「ねえ、そう言わずにさ」

「不必要な会話は拒否する。

　周囲に怪しまれる可能性のある話題は、特に」

「………ああ、そう。わかったよ」

[49 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:08:56]

「お待ちかねの夜行動ですよ。皆さん、自分たちに与えられた客室で思い思いに過ごしてください。

　主に同行者とのふれあいタイムになりますが…」

「………」

「………」

「今日一日だけでも4号が冷たくて既につらい」

「ごめん」

「ダメージを負っていないのはBだけですか…かわいそうに…

　あ、そうそう。ふれあいタイムは基本的にMP回復できるのでそういう意味でも頑張ってくださいね」

「昼行動でMP回復してホクホクだよこっちは」

「この調子で夜もMPを稼いでいきたい」

[50 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:24:16]

「（甲板では失敗した。突然あんな…妙に思われた、よね？）

　………シャディク・ゼネリ」

「どうかした？可愛い刑事さん」

「…その呼び方はやめて。不愉快よ」

「じゃあ、親しげに名前を呼んでも構わないのかな？」

「………」

ミオリネ行動：dice1d3=3 (3)

1：名前で呼ぶことを許可する　友好（51～）：dice1d100=43 (43)

2：体調について尋ねる　友好（71～）：dice1d100=55 (55)

3：甲板での行動を謝罪する　友好（81～）：dice1d100=6 (6)

[51 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:27:32]

「ハア…ハア…ッ！」

「ギリギリファンブル回避、おめでとうございます」

「………俺とミオリネの未来はどうなるんだろうね」

「夕方…甲板でのことだけど」

「おっと。またハニートラップの腕前を披露してくれるのかな？懲りないね、君も」

「なっ…！…クソ…何でもないわよ！」

（…謝ろうと、思っただけなのに）

[52 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:29:48]

「…本当に死んでしまうかもしれないので温情です。

　ふれあい失敗時も1d10で回復していいですよ？」

「…助かるわ」

MP回復量：dice1d10=9 (9)

「そんなにMP減る予定なのかな？」

MP回復量：dice1d10=8 (8)

[53 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:40:50]

「んー…っ！

　今日はマッサージも受けたし、よく眠れそうだ」

「そうだね。意外と筋肉が凝り固まっていたのかも。

　また今度行ってみようか」

「ああ。…ところで、ラウダ？」

「どうかした？」

「…夕食の時、本当に双子を見ていたのか？

　妙に思い悩んでいたが…」

「え”（ま、まさか…浮気を疑われている…！？）」

ラウダ行動：dice1d3=3 (3)

1：素直に打ち明ける　友好（21～）：dice1d100=5 (5)

2：浮気じゃないと弁明する　　友好（41～）：dice1d100=84 (84)

3：力業で誤魔化す　友好（61～）：dice1d100=14 (14)

[54 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:46:17]

「に…兄さん！その、そろそろ電気、消さない？」

「眠そうには見えないが…？」

「眠るんじゃなくて、一緒にベッドで横になって…

　いろいろ、話したり…ね？」

「………ラウダ」

「はい」

「お前…誤魔化すの、下手だな。

　言いたくないなら無理には聞かないから、安心してくれ」

「………はい。ありがとう、兄さん…」

ラウダMP回復：dice1d10=3 (3)

グエルMP回復：dice1d10=3 (3)

[55 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 09:54:31]

（就寝前の簡易確認実行。五感の異常なし。身体動作問題なし。

　…疲労感、あり。活動量に対し、…）

「…ねーえ！4号？」

「………身体機能の確認中」

「そんなの毎日生真面目にやらなくてもさ～。

　どうせ昨日も今日も明日も似たようなもんだし、適当に終わらせちゃえばいいだろ？」

「………確認終了」

「あ、終わった？まだ寝るまでに時間あるよね。

　フロントで借りたゲームがあるんだ。遊ぼうよ」

「………」

4号行動：dice1d3=2 (2)

1：遊ばない　友好（--）：--

2：何があるのか確認する　友好（41～）：dice1d100=78 (78)

3：無駄な会話をやめるよう進言する　友好（61～）：dice1d100=93 (93)

[56 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 10:02:25]

「………」

「あ、珍しく乗ってきたね？

　『トランプ』、『ジェンガ』に『オセロ』…4号はどれに興味がある？」

「僕は…興味なんてないよ」

「そう？じゃあ僕が決めるね。う～ん…ジェンガ！

　これならルールも簡単だし、いい勝負になりそうだ」

「やるとは、一言も言ってない」

「わざわざ見に来て期待させたんだから、責任取って一回くらいは付き合ってよ」

「………」

ジェンガ勝敗　出目の高い方の勝ち

4号：dice1d100=29 (29)

5号：dice1d100=5 (5)

[57 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 10:11:08]

「組み上げることすら困難だった。…君は少し、手先が不器用過ぎると思う」

　その壊滅的な手つきを見ていると、任務に支障がないか、…むぐ」

「はい、お口チャック。…勝ったんだから喜べばいいのに。

　負けた僕の方が楽しんでるって、おかしくない？」

「………僕は、楽しいなんて、思わないよ」

「…そう。でもま、心配ありがとう」

「………？」

「任務で失敗しないか、心配してくれただろ」

「………（僕は、誰かを心配なんて…しないよ）」

4号MP回復量：dice1d20=15 (15)

5号MP回復量：dice1d20=15 (15)

[58 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 10:15:52]

「一日目終了ですね。誰もHPは減少していないので、値に変動なしですよ」

「ちょっとそこのエランズ。唯一ふれあい成功したうえ、すでにしっとりしてきてない？」

「5号さんがファンブル引いたせいですね」

「あれ引いていいファンブルだったんだ。よかった～」

「後で僕もジェンガしたい。ワイプ部屋にも欲しい」

「わかる。つらい展開から目を逸らすための何かが欲しいな…」

「僕らは失敗しても割とノーダメ感あったね」

「そもそも仲の良い恋人同士で、信頼関係もあるからな…」

[59 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 10:47:54]

エランが過去にラウダと接触したことあるっぽいのか？

[60 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 10:50:14]

『助けて』　　　　　　　　　　　　　『助けたい』

　声が聞こえた気がした。か細く弱々しい、切なく胸を震わせる、決意の力強さを秘めた。

　どうとでも形容できるその声に導かれるまま、あなたはベッドを抜け出す。

　幽鬼のように歩むあなたには足音一つなく、不思議と夜の静寂を乱さない。

　進んでいるのが自らの意思なのかどうかさえ定かではないまま、歩んだ先。

　　　　　　　『この手を取って』

　言われるがまま、何もない暗闇に手を伸ばす。

　たった一瞬の強烈な煌めき。目を焦がすそれから逃れるよう目蓋を下ろし、手で目元を覆い、顔を背け。

　目の奥の残光が落ち着いた頃、ようやく閉じた目蓋を開く。

　そこにいたのは、一人の少女だった。

「………来て、くれたんだ…。

　ありがとう、ございます…！」

[61 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 10:57:08]

～？？？～

「…ここは？あなた、誰なの？

　こんな時間に、小さな子が一人で出歩いたりして…」

「………」

「う…うん…？

　僕、は…部屋で眠っていて、それで…あ、兄さん！兄さんは…！？」

（この場所は…？

　…あの男はラウダ・ニール。女の方はミオリネ・レンブラン。…あの少女は誰だ。

　乗客リストにあんな顔はあったか？）

A：dice1d100=66 (66)

B：dice1d100=2 (2)

C：dice1d100=44 (44)

「何？このダイス」

「全員集合してますし…出目の一番高い人の視点で進めようかなと」

[62 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 11:05:44]

（状況がわからない。どうする？どう動くべき？

　…シャディク！あいつはどこ！？

　ああもう最悪…！夢遊病なんて罹患してたの、私…！？）

ミオリネ行動：dice1d4=1 (1)

1：少女に声を掛ける

2：狼狽えている青年を落ち着かせる　ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=31 (31)

3：沈黙している少年に声を掛ける　ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=33 (33)

4：周囲の様子を探る　ミオリネ探索（11～）：dice1d100=80 (80)

[63 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 11:13:39]

「（子供…十歳前後？軽く屈んで、目線を合わせてあげた方がいいかな）

　…ねえ、お嬢さん。お名前を教えてくれるかな？」

「…はい。私はスレッタ・マーキュリーといいます」

「スレッタね。私はミオリネというの。よろしく。

　…あなた、ここがどこだか分かる？」

「ここは、船の…裏側、です。…『あれ』のせいで、影に呑まれてしまった…」

「………？」

ミオリネ行動：dice1d3=2 (2)

1：スレッタを元気づける

2：『船の裏側』について聞く　ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=76 (76)

3：『あれ』とは何か尋ねる　ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=87 (87)

[64 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 11:23:40]

「『船の裏側』…って？」

「裏側…『影の世界』、です。…本当は、こんなじゃなかったのに…。

　もうずっと、長い間…こんなふうで。

　…でも、あなたたちみたいに、染まってない人が来るのは初めて、だから。

　だからきっと…『助けられる』って、信じてます」

「（…ダメだ。まだ幼いからか、会話が要領を得ない。

　　でもこの子が何かを知っていそうなのは確実…。

　　保護して一度気持ちを落ち着けさせ、ゆっくり情報を聞き出すべき？）

　…スレッタ。ご両親…保護者の方はどこ？あなた一人でこの船に乗ったんじゃないでしょう」

「………！………私…一人、です。

　私をここに連れて来た人たちは…家族なんかじゃ、ない…です…！」

「…それって…（まさか…誘拐！？）」

[65 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 11:35:51]

「ねえスレッタ、詳しく話を――」

「ラウダ！」

「あ…兄さん！？よ、よかった…気付いたらこんなところに居て、それで…」

「夜中に目が覚めたと思ったら、お前のベッドがもぬけの殻で…心臓が止まるかと思った。

　…ああ、怖かったな。もう大丈夫、俺がついているから」

「よ……コホン。『エラン』？真夜中のお散歩なんて珍しいじゃないか」

「………『ファラクト』。状況を把握しかねている。情報共有を」

「な、何？急に人が増えて…」

「俺もいるよ。…かわいい『恋人』さん？」

「！」

[67 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 11:53:40]

（画像貼り忘れたから再投稿！）

「…ここまでの話を整理すると。

　私、ラウダ、エランの三人は目が覚めたと思ったらこの場所にいた。

　シャディク、グエル、ファラクトの三人は自身の客室で目覚めたらパートナーの姿が見えなかったから、

　部屋の外へ探しに出たら船倉の方が騒がしかったので駆け付け、奇妙な光を見た…。

　これで合ってるかしら？」

「…その通りだ」

「合っているよ」

「ふふ。『恋人』に逃げられたかと思って肝が冷えたんじゃないか？わかるよ、グエル」

「…俺はラウダを心配していただけだ。一緒にするな」

「（シャディク・ゼネリとミオリネ・レンブラン…面倒なのが一緒になったな。さっさとこの場を離れたいところだけど…）

　で、この女の子…スレッタだったかな。この子は？」

「………」

[68 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 11:58:00]

お？PCのシャディクとグエルは知り合いなのか？

[69 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 12:03:10]

「スレッタは…きっと、何か知ってるんだと思う。『船の裏側』とか『影の世界』とか…。

　子供の空想かもしれないけど、着想の元になった出来事はあるはずでしょ？」

「！」

「…へえ」

「寝る前に読んだ絵本の影響かもしれないけどな…？」

「絵本…読んでない、です」

「…そうか。読んでくれる人が、いなかった？」

「………」

「…複雑な事情を抱えてるみたいだね」

4号交渉（81～）：dice1d100=37 (37)

5号交渉（41～）：dice1d100=24 (24)

[70 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 12:19:15]

「…スレッタ・マーキュリー。君は『女神の指輪』を知っている？」

「………！は、はい！

　あ、あなたも、あの指輪を…？」

「（4号のやつ、皆の前で聞いてくれちゃってまあ…）

　実は僕たち、そういう不思議なアイテムの話を調べるのが好きでね。

　他にもいろいろあるだろ？ほら、『迎え火の灰』とか」

「………そう、なんですね？

　あの…お二人、仲良し…なんですか？」

「まあね。見ての通り双子だから」

「…？でも…全然、似てない…ですよね？」

[71 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 12:19:26]

ポンコツ～…

[72 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 13:07:58]

「人の姿をそっくりにしちゃうお宝」？を使われる前の姿が見えてるっぽいな

[73 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 13:35:16]

「………！まさか、」

「僕たちは同じだよ。何もかも、寸分違わず」

「………」

「私の目にも、二人は全く同じに見えるわ。表情や雰囲気が違うけど」

「………あ…そう、なんですね。ごめんなさい、変なこと言って」

「謝ることはないよ。

　それで…どうしようか？勝手に船倉に入ってしまったわけだけど。

　見つかってお叱りを受ける前に、ここを出るべきじゃないかな？」

「…シャディクの意見に同意する。ラウダ、不思議なことが起きて疲れただろう。

　戻って何か温かい飲み物でも用意する」

「兄さん…ありがとう」

[74 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 13:38:23]

「………」

「スレッタ？どうかしたの」

「…ここの、外。よく知らない、ので。ちょっとだけ、不安で」

「…そう」

ミオリネ交渉（61～）：dice1d100=30 (30)

[75 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 13:47:38]

「残念！成功していたら『手を繋ごうか』と声を掛け、可愛いスレッタちゃんがますますミオリネさんに懐いてました」

「自分で可愛いって言うな」

「さて。船倉から通常のフロアへ戻った皆さんには、探索技能を振ってもらいますよ」

ミオリネ探索（11～）：dice1d100=47 (47)

シャディク探索（11～）：dice1d100=75 (75)

ラウダ探索（41～）：dice1d100=83 (83)

グエル探索（61～）：dice1d100=11 (11)

4号探索（21～）：dice1d100=13 (13)

5号探索（61～）：dice1d100=19 (19)

[76 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 13:53:13]

「エランさんたち？」

「………」

「こういうこともあるよね～」

「…ねえ。おかしいと思わない？」

「ああ。違和感を覚えてたのは俺だけじゃなかったか」

「…？どうかしたのか」

「…誰も、いないんだよ。眠っているにしても、静か過ぎる。…人の気配が…感じられない」

「………」

「ふーん…（『影の世界』…そういうことか？）」

[77 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:01:24]

「人は、いない…です。
　皆さん以外、いるのは…私と。それから…」
　『影』だけ。
　小さな唇がそう言い切るより早いか遅いか。
　常夜灯のぼんやりとした光に照らされた廊下の先に、動くものの気配がする。
「何だ、誰かいるじゃないか。あの人に話を――」
「だめ！」
　グエルが踏み出したのを、小さな手がぎゅっと掴んで止めた。悲鳴のような声に驚いて視線を向ければ、スレッタはその手を、肩を、体を震わせている。
「あれは、だめです…皆さん、気を付けて…」
　廊下の奥。暗がりの中動くそれは、いかようにも形を変えるように見えた。
　うねうねと、ずりずりと、あるいは、すたすたと。あなたたちの気配に勘付いたのか、着実に距離を詰めてきている。

　誰かが唾を飲み込む音がする。
　あと少しで、薄暗い中でもその影の姿を完全に捉えられる。そう確信した、次の瞬間。

　人のような軟体生物のような、あるいは四足歩行する獣だろうか？
　絶えず姿を変える『不定形の影』が、そこにいた。

[78 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:05:52]

「というわけで奇妙な、恐ろしい、この世のものと思えない何かに遭遇してしまった皆さん。

　サクッとMP削っちゃいましょう。1d20です」

「突然すぎるわよ！」

MPダメージ：dice1d20=1 (1)

「わあ…」

MPダメージ：dice1d20=10 (10)

「今後もこの手の何かが大量に出てくるのか？」

MPダメージ：dice1d20=9 (9)

「だから毎日MP回復のチャンスがあるのか…」

MPダメージ：dice1d20=7 (7)

「このまま戦闘に入る気配がする」

MPダメージ：dice1d20=7 (7)

「チュートリアル戦闘だろうね」

MPダメージ：dice1d20=1 (1)

[79 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:10:28]

ミオリネと5号かった…

[80 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:12:12]

ミオリネMP：109→108

シャディクMP：108→98

ラウダMP：118→109

グエルMP：119→112

4号MP：115→108

5号MP：115→114

「………スレッタ、私の後ろに！」

「あれは…生物、なのか…？」

「わからないけど、こちらに敵意があるみたいだ…兄さん、あなたのことは僕が守る！」

「待て、ラウダ。俺だってただ見てるだけじゃない」

「『ファラクト』、戦闘準備を」

「もうできてるよ、『エラン』」

[81 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:26:34]

「じゃあ戦闘ですよ～。相手は『不定形の影A』のみです。

　行動順は『ミオリネ→グエル→4号→5号→シャディク→ラウダ』です。

　ロスト率を下げるために敵の行動順は皆さんより後にするので、攻撃される前に倒しちゃいましょうね！」

【ミオリネ】攻撃対象：不定形の影A　　戦闘（61～）：dice1d100=2 (2)

【グエル】攻撃対象：不定形の影A　　戦闘（61～）：dice1d100=92 (92)

【4号】攻撃対象：不定形の影A　　戦闘（61～）：dice1d100=13 (13)

【5号】攻撃対象：不定形の影A　　戦闘（61～）：dice1d100=48 (48)

【シャディク】攻撃対象：不定形の影A　　戦闘（21～）：dice1d100=63 (63)

【ラウダ】攻撃対象：不定形の影A　　戦闘（21～）：dice1d100=28 (28)

【不定形の影】攻撃対象：dice1d6=1 (1)　　戦闘（81～）：dice1d100=21 (21)

「敵の攻撃対象を決めるダイスは、行動順の上から1、2、3…と思ってくださいね」

[82 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:30:52]

「初手ファンブル(笑)」

「う、うう、うっさい！」

「…今回、武器とかは特に考えてないのでファンブルしても武器が壊れるなんて描写は入れるつもりないんですが…。

　仕方ないですね。ミオリネさんは『恐怖を押し殺してスレッタを庇い戦おうとするも、体の動きがついてこずに転んでしまう』ということで。

　HP-5しておきましょう」

「何ですって…！？」

【不定形の影】回避（91～）：dice3d100=37 99 41 (177)　　（それぞれグエル・シャディク・ラウダの攻撃の順）

[83 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 14:54:01]

「回避クリティカルしてるよ…」

「反撃いっときましょう。シャディクさんのHP-5です」

「つらい」

「そしてグエルさん、ラウダさんの攻撃が成功したので不定形の影は倒れました。

　おめでとうございます！チュートリアル戦闘勝利です」

[84 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 15:00:43]

まだ全員味方だから安心感あるな

[85 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 15:04:44]

一般人枠が倒してるの草

[86 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 15:47:12]

　ラウダの一撃をもってして、定まった形を持たない影は、溶けるように、解けるように。風に吹かれた砂のように消えていった。

「兄さん、無事？」

「ああ。ラウダは頼りになるな」

「兄さんこそ」

　冷や汗を拭いつつ、それでも互いの無事を祝って微笑みを交わす恋人たち。

「………」

「………」

「あ、あのー…お二人とも、大丈夫、ですか…？」

　片や第一歩を盛大に踏み外して転んだ挙句、僅かながら怪我を負ってしまった刑事。

　片やその刑事により護送中の重罪人でありながら、影への攻撃を華麗に躱された挙句反撃を喰らった男である。

　スレッタはおろおろと視線をさまよわせつつ、二人の周囲をちょこまかと動き回っていた。

「出る幕がなかったね～」

「………不信感を持たれずに済んだなら、その方がいい」

　銃を構えたものの、特に発砲することもなく戦闘が終了したそっくり同じ顔の少年二人。

　全員（多少の傷を負ったものはいるが）無事に戦いを切り抜けることができた。

「しかし得体の知れないものと戦うことに精神的苦痛を受けるので、

　皆さんには一回の戦闘ごとにMPを敵の数×1d10削ってもらうんですけどね」

「廃人化待ったなしでは？」

「そのためのふれあいタイムかぁ…」

[87 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 15:50:09]

「今回の戦闘分のMPダメージを算出ですよ」

「…戦闘開始前のダメージは違うの？」

「あれは不気味な何かの初見インパクトに対するダメージです」

ミオリネMPダメージ：dice1d10=10 (10)

シャディクMPダメージ：dice1d10=7 (7)

ラウダMPダメージ：dice1d10=6 (6)

グエルMPダメージ：dice1d10=1 (1)

4号MPダメージ：dice1d10=9 (9)

5号MPダメージ：dice1d10=4 (4)

[88 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 15:56:01]

ミオリネMP：108→98

シャディクMP：98→91

ラウダMP：109→103

グエルMP：112→111

4号MP：108→99

5号MP：114→110

「…もう、わからないことだらけ…。何なのよ、あれ」

「あれだけ派手に音を立てて戦闘したのに、誰も駆けつけないのも妙だ」

「…やっぱり、他の乗客やスタッフ、船員はいなくなったと見るべきか」

「だとすると、どこへ消えてしまったんだ…？」

「………消えたのは、彼らではなく…」

「…僕たち、だと思うよ？」

[89 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 15:58:11]

「………エランさんとファラクトさんのおっしゃる通り、です。

　その…ちゃんと説明、します。

　…説明、しないといけないから…。

　皆さんが…無事に帰るためにも」

[90 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:19:40]

　『女神の指輪』は、元々は…ほんの小さな奇跡を起こしてくれるだけのものでした。

　雨天続きで川が氾濫しそうな時、『どうか日が差しますように』と祈る声に応えて、雲を晴らしたり。

　反対に日照りが続いて作物が枯れそうな時、『雨が降りますように』と願う声に応えて、雨の恵みをもたらしたり。

　失くしものが見つかりますように、とか。誰かの怪我が早く良くなりますように、とか。

　…そんな、ささやかな。『運が良かった』で済まされるような、小さな祈りを拾い上げるものでした。

　でも。

　人は、望んでしまいます。手を伸ばしてしまうんです。

　もっとたくさん、もっとつよく、もっとふかく。

　富を、栄誉を、美貌を。

　何よりも。…誰よりも。

　純粋な、小さな祈りを聞くだけだったのに。

　拒むことができずに、強欲を、妬みを、…悪意までも、受け入れてしまって。

　果てには、命さえ、指輪の力で思うままにしようとしました。

　でも、指輪はとっくに限界でした。力は足りず、在り方まで捻じ曲がってしまって、そして――

「人々の願いや祈りではなく、怨嗟や絶望、悪意を、貯め込んでしまって。

　『影の世界』を作り出すようになってしまったんです。

　…それが、ここです。あなたたちがいるのは…『女神の指輪』が作り出した世界です」

[91 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:23:22]

「…仮に、それが本当だとして。どうしてスレッタはそんなことを知ってるの？」

「………私の、お母さんが。指輪を持っていたから。

　だから私、ここにいるんです。

　指輪がおかしくなって、外の世界に出られなくなって…それから、ずっと…長い間…」

「つまり、君は…俺たちから見れば、過去の人物ということかな？」

「…はい」

[92 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:30:46]

「『無事に帰るため』説明すると言っていたな。

　…今の話では、帰る方法が説明されていない。

　教えてくれないか。僕は…帰らなければならない。兄さんと一緒に」

「ラウダ…。ああ、その通りだな。

　俺からも頼む、スレッタ。どうすればこの『影の世界』を出られる？」

「そもそもさ。方法を知っているのに、スレッタがこの場所から出ていないっていうのが引っかかるんだよね。

　…よっぽど難しいってことなんじゃない？」

「………そう、ですね。難しい…と思います。

　ごめんなさい。でも、私…その方法しか、分からないから」

「スレッタ・マーキュリー。俯くよりも説明を」

「は、はい。…ここから、出るには…

　『女神の指輪』を手に入れて、願えば…いいはずです」

[93 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:35:31]

（また画像忘れた！けど一個だけなので説明に留めておくよ！最後のスレッタの直前の台詞は4号だよ！）

「…『女神の指輪』が作った世界の中に、『女神の指輪』がある？」

「はい。指輪そのものというより、指輪の力の源…でしょうか。

　皆さんにはそれを探し出して、そして…一つ、お願いしたいんです。

　私の、勝手な…本当に、勝手なお願いですけど」

「言ってみて。大丈夫、怒ったりしないから」

「ミオリネさん…ありがとうございます。

　…指輪を手に入れて、元の世界に帰る時。最後に…

　指輪を、壊して行って欲しいんです」

[94 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:43:16]

「…それは、何のために？」

「………。これ以上…悪いことに、使われたら…。

　誰かの悪意を、受け入れてしまったら…。

　………指輪が、今よりずっと恐ろしいものに変わってしまうと思うから、です」

「（………）そう。ずっとここに居た君が言うならそうなんだろうね？

　僕は君の言う通りにするよ、スレッタ」

「！…あ、ありがとう、ございます！」

「…僕としては、兄さんと元の世界に帰れるならそれでいい。

　帰るついでに君の願いを叶えることに、何の問題もないよ」

「………」

「………」

（その指輪を使えば、もしかすると…？

　…でも、シャディクにだけは渡してはいけない）

[95 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:47:16]

「不穏」

「不穏だ…僕と4号以外全員怪しい…！いや、4号も怪しいか…？」

「なーんにも怪しくないよ☆」

「そもそも『願いを叶える』なんて能力のある指輪、

　『どうぞ願いを叶えてください』って言ってるようなもんじゃないの」

「欲望に忠実でいいと思う」

「…割と真剣に欲しいな、『女神の指輪』」

「に、兄さん…？」

[96 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:55:09]

本編と違ってラウダが一番まともそうなの面白い

[97 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 16:57:50]

「…何だかとんでもないことになったけど…

　またあの影に襲われたらと思うと、おちおち眠ることもできないね」

「あ！あの、それなら、大丈夫！です…」

「何故？」

「…さっきの影は、抑えきれず、溢れた分…だと思います、けど。

　もう、ここに影の気配はないので…

　船倉に行かなければ、影に会うことはない…です」

「なーんだ。心配して損したな」

「………『女神の指輪』は…船倉の奥にあります、けど」

「………はあ！？」

[98 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 17:04:48]

「というわけで、明日からは船倉を探索して最奥部にある『女神の指輪』を目指してくださいね。

　一度通過したポイントは基本的にターン消費せず進めるのでご安心ください」

「待て待て待て」

「船倉の探索によるHP・MPの減少が気に懸かる場合はそれ以外の場所を探索して回復アイテムを手に入れるなり、同行者といちゃついてMP回復するなりしてもいいですが…

　一応タイムリミットがあるので、多少無理してでも探索した方がいいかもしれないですね？」

「タイムリミットがあるのか…具体的には？」

「10日目が終了しても『女神の指輪』を手に入れていなければ…おしまいっ！

　スレッタちゃんと一緒に影の世界をさまよう亡霊になりましょう～♪」

「亡霊って言っちゃったよ」

「嘘でしょ…連れ帰る気満々だったのに…」

[99 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 17:10:07]

「そうそう。戦闘で時間帯ごとの行動を一つ消費するのはコスパが悪いかな？

　と思ったので、敵に遭遇→戦闘終了後探索で消費する行動は一つでいいですよ」

「朝に戦闘した場合、戦闘終了後の探索も朝の行動に含まれるということか？」

「そういうことですね！昼行動は消費しませんので、ご安心ください」

「…スレッタちゃんと女神、テンションが違い過ぎる」

「向こうの俺たちとワイプの俺たちも大概だぞ」

[100 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 17:14:22]

「言い忘れてましたが…全ての行動をダイスに委ねると全然探索しなくてピンチ！なんてことにもなりますよね？

　なので全チーム、一日に必ず一度は探索をしてもらいます。

　その日の開始時にどの時間帯必ず探索をするのかを決定しましょうか」

「わかった」

「…で？

　流れ的に、僕らは一度自室に帰ったのかな。

　同行者と会話はないの？」

「皆さん情報量の多さに戸惑っているでしょうし、初戦闘で疲れていますからね。

　部屋に戻ってすぐに就寝です。

　それと、朝と夕方は全員で食堂に集まりミーティングをしましょう」

「情報共有は基本よね。

　…隠し事する奴がいなきゃいいけど」

[101 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:23:34]

「では2日目を――」

「スレッタちゃんってどこで寝たの？」

「え？それは、まあ」

「対外的には『恋人』関係のA、Bの部屋で一緒に寝たりするかな～？」

「いや、そこはさすがに私が」

「重要な犯罪者を護送中の刑事が、幼い少女を犯罪者と同じ部屋で寝泊まりさせる？」

「うっ」

「別に俺たちの部屋でもいいが…？」

「君たちは青年、僕たちは少年。『恋人』じゃなくて『双子』。どう考えてもCの部屋が過ごしやすいよね？」

「………」

[102 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:26:04]

「………dice1d2=1 (1)

　1：エランさんたちの意見には一理あるので…Cの部屋で寝ましたよ…？

　2：い、いえ。ここはダイスに決めてもらうべきです。dice1d3=1 (1)　（1：A　2：B　3：C）」

[103 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:35:36]

「そう」

「へえ～。これからよろしくね、スレッタちゃん？」

「………わ、私はあくまで、愛の女神なので～…？」

[104 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:41:32]

【2日目・朝】

（朝になっても…廊下を人が動く気配がない。本当に、私たち以外誰もいないんだ…）

「………」

「…にい、さん…？（…手を、繋いだまま寝てたのか。…昨晩は、本当に心配させてしまったんだな）」

「………（俺は…）」

「………？」

「………（心拍クリア、五感クリア、思考能力…）」

「朝のルーティンだよ。すぐ終わるから待っててね」

[105 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:50:31]

～食堂～

「…さてと！改めて自己紹介しない？僕はファラクト。隣のエランとは『仲良しの双子の兄弟』だよ」

「………エラン・ケレス。よろしく」

「わ、私…スレッタ・マーキュリー、です。

　…この世界のこと、皆さんよりは詳しい、ので。分からないことがあったら、聞いてくださいね…？」

「僕はラウダ・ニール。兄さん…あ、ええと。これは愛称のようなもので」

「グエル・ジェターク。俺とラウダは恋人同士で船旅を楽しんでいる最中だった」

「………（どうする？刑事さん）」

「（彼らはあくまで一般人…私が身分を明かすことで、少しでも安心させられる？

　　でもその場合、シャディクの存在が…）

　………私はミオリネ。dice1d3=1 (1)

　1：刑事よ。…そしてこの男は…シャディク・ゼネリは、護送中の犯罪者

　2：…こっちの…シャディクとバディを組んでる刑事なの

　3：…隣の男…シャディクとは恋人よ

　」

[106 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:52:39]

素直～～～
シャディクの好感度大丈夫か？

[107 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 19:56:01]

「………！？」

「な……シャディク、それは本当なのか！？」

「………ああ。今聞いた通りだよ」

「そんな、一体何を…」

「待って！…あなたたち、知り合い？」

「そうとも。俺たちは共に学び舎で過ごした学友…大学の同級生だよ」

「………！（しまった…先にそっちの関係を聞いておくべきだった…！）」

「………（想定通り）」

「わぁ、犯罪者？こわいなあ」

[108 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:03:51]

「シャディクさん、は…悪い人…ですか…？」

「…それは…在学中も、決して善良な奴だと思ったことはなかった。しかし…」

「今さらっとひどいこと言ったな、グエル？」

「やたらと女を侍らせ、何かと兄さんに突っかかる、性根の悪い奴だとは思っていたが…まさか犯罪に手を染めるとは…」

「おーい、ラウダ？」

「………（今更、言葉を取り消すことなんてできない、よね）

　とにかく。この男は刑事である私が責任を持って監視します。

　それに、危険な探索は私が担当する。だからあなたたちは、安全なフロアで――」

「いやいや。昨日すっ転んでた人が何言ってるんだよ。

　昨晩も言ったと思うけど、僕たちけっこうこの手のオカルトな話題に詳しいんだよね」

「…探索するうえで、戦力になることは保証する」

[109 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:08:15]

二人とも知り合いだったんだ～
さらっとdisられておるが…

[110 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:12:11]

「あの、それと…言っておかないといけないこと、あって。

　…この世界、きっと、あと少ししか持たない…です」

「…詳しい説明を」

「は、はい。…昨日、船倉以外の場所にも、影がいたのを見て…

　もう、この世界の内側に…留めておくのは限界だって、わかりました。

　だから、できるだけ急いで、指輪を壊してしまわないと…

　…あの影は、きっと。外の世界に、溢れてしまう…」

「そんな…！（それだけは、絶対にダメ…！…となると、探索の効率を上げるために手分けするべき…？）」

「………なるほど。なるべく急いだほうがいいってことか。

　なら、僕たちも探索に参加しないわけにはいかないな」

「ごめんなさい、巻き込んでしまって…

　…でも、皆さんが来てくれたことは…私にとって、とても…嬉しいことでした」

[111 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:29:52]

「…そうね。全員が参加することには納得しました。けど、無理はしないこと。

　幸いと言うべきか、医務室の備品はこちら側にもあるみたいだし…

　緊急時だもの。窃盗だ何だと言うつもりはないから、怪我をした場合は自由に使って構いません」

「話の分かる刑事さんでよかったぁ。じゃあ『エラン』、行こうか」

「了解。目標は『女神の指輪』だ」

「………」

「兄さん、大丈夫？…つらいなら、待っていて。

　僕が必ずあなたを助けるから」

「…！それは、駄目だ。お前に何かあったら、俺は…一緒に居させてくれ。

　それに、俺だって少しは役に立つ」

「………相変わらずだな、お前たちは」

「………」

dice1d2=2 (2)　　（1：スレッタに声を掛ける　2：声を掛けない）

[112 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:38:15]

（表現が船倉と貨物室でブレてたからここからは貨物室に統一するよ！）

～貨物室・入口～

「…一つ聞きたい。貨物室に、こんな間仕切りと扉があるのは一般的？」

「あまり…イメージはないな」

「扉の形も気になるな。やたら装飾的というか…客人を意識したような意匠だ」

「…ここは…他よりも、影響が強い、から。

　空間が、歪められているんです。扉の先は、思いもよらない場所…かもしれないので。気を付けてください」

「さて…何が出るのやら」

「またあの影と遭遇することになるかもしれないね？」

「…扉、開けるわよ。一、二、三…！」

[113 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:42:05]

～貨物室・ソファーのある洋室～

「…！？」

「普通の洋室…に見えるね？」

「貨物室にこんな場所があること自体、普通じゃないと思うけど…兄さん？」

「………？」

グエル知識（11～）：dice1d100=51 (51)

[114 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:45:36]

「あ」

　ぽかん。口を開けて固まった恋人を見上げ、ラウダは不安に顔を歪めた。

「兄さん。…兄さん？」

「あ、あ…嘘だ、だって…」

「どうしたんだ、兄さん」

　喉を、唇を、瞳を震わせたグエルが、その場に膝をついた。

「…俺の、家…？」

グエルMP減少：dice1d50=30 (30)

「回避不能の即死トラップか何かか！？」

「わかりやすい導入になるかなぁと思って…」

[115 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:49:21]

逆に知識ポンコツなシャディクだったら助かったかもしれないのか…
でも自分の家に気づかないのはなあ…

[116 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 20:52:09]

グエルMP：111→81

「………」

「兄さん、大丈夫。落ち着いて…僕がいるから」

「…どういうこと？まさか扉を開けた先は私たちに縁のある場所だとでも？」

「い、いえ…そんなことはないはず、です。

　…『女神の指輪』に関わった人…特に、不幸になった人と…縁深い場所に繋がるはず…」

「…グエルは孤児、だったかな。

　ここはきっと、幼い頃過ごした家なんだろう。

　そして、今まで知りもしなかっただろうが…『女神の指輪』と縁があったわけだ」

「………案外、孤児なんてどこにでもいるものだね」

「………」

[117 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:01:06]

ソファーのある洋室を探索

（ラウダ・グエルは行動不能）

ミオリネ探索（11～）：dice1d100=32 (32)　　探索場所：dice1d3=2 (2)

シャディク探索（11～）：dice1d100=94 (94)　　探索場所：dice1d3=3 (3)

4号探索（21～）：dice1d100=14 (14)　　探索場所：dice1d3=2 (2)

5号探索（61～）：dice1d100=36 (36)　　探索場所：dice1d3=2 (2)

探索場所

1：本棚　2：ソファー　3：テーブル

[118 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:05:53]

「ソファー大好きか？」

「4人中3人がソファー探索で2人が失敗ってどうなってるんだ」

「(笑)」

「…ちょっと、座って休憩しないの。もう…」

「だって、見るからに何もない部屋だよ？」

「………」

「…うーん。テーブルの上には獅子の置物があるくらいだ。まさか純金…？」

「ソファーには…読みかけの本があるくらいね。経済学の本かしら？」

（ミオリネが本を手に取りパラパラとめくると、中からメモがはらりと落ちた）

[119 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:12:03]

「………」

『・クリスマスプレゼント（グエル）

　・クリスマスプレゼント（■■■）　（乱雑な線で上書きして消した形跡があり、括弧の中の文字は読めない）

　・資料作成　26厳守

　・グエル　ケンカ　勝ったらしいのでほめる

　・………（後はとりとめもないことばかり書かれている）』

「…グエルの家で、間違いなさそうね」

[120 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:18:23]

誰も本棚を調べないのである！

[121 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:24:53]

「ミオリネさん、この情報を他の人と共有しますか？」

「わざわざ聞くほどの情報？

　…まあ、十中八九そうだろうなって感じだけど。

　下手に情報を与えて拗れさせると後が怖いのよね…」

「安心してください。ミオリネさんはダイスを振ることができるだけ。

　最終的に決めるのはあちら側のミオリネさんです」

「あんたね…まあいいわ」

dice1d2=2 (2)

1：共有する

2：共有しない

[122 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:30:28]

「…単なる買い物のメモとか、仕事に関するメモ…

　あまり役立ちそうなものじゃないわ」

「そうか。…で、グエルは落ち着いたかな、ラウダ？」

「…ああ。いろいろ、思い出して混乱したみたいだけど…。

　兄さん、無理はしないでくれよ」

「俺は、平気だ。…ラウダが、いてくれるから」

「………」

「………」

4号探索（21～）：dice1d100=56 (56)

「目星感覚で対人に探索技能振るのちょっとおもしろいですね」

「急に何？」

[123 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:34:06]

「…『ファラクト』」

「…ん。何？いいもの見つけた？」

「………」

4号行動：dice1d3=1 (1)

1：任務に集中するよう釘を刺す

2：何か気付いたのか尋ねる

3：体調を確認する　友好（61～）：dice1d100=32 (32)

[124 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:38:02]

「わ、…何？そんなに顔をくっつけて」

「………（任務に集中するべきだ）」

「………」

「（君の思考には余分が多すぎる）」

「………ああ、うん。そうだね。

　『余分』だったよ、今の思考は。

　…よく気付いたね？」

「…別に。君は、分かりやすい」

[125 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:44:17]

「…この部屋の探索はこんなところかしら。

　で、ここからさらにまだ次の部屋があるのね…」

「軽く確認したけど、この部屋本来の扉と思われるものは固く閉じられていたよ。

　どれだけ強く蹴ろうと、びくともしない。

　…そして、先程俺たちが通ってきたのとよく似た装飾の扉が三つ。

　この扉に関しては、ノブを回して開けることができそうだった」

「三つ、ね。手分けする？それとも固まって動く？」

「…タイムリミットがあるなら。手分けして効率を上げるべきだ」

「…兄さん。具合が悪いなら僕たちは一旦上に戻る？」

「しかし、迷惑をかけるわけには…」

「迷惑だなんて思ってないから、安心して」

「………」

[126 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:51:41]

「…それぞれ自由に探索して、探索場所が重なったら協力する。

　休憩や手当ても、それぞれ好きなタイミングですればいいわ。

　一旦これでいきましょう」

「異論はないよ」

「同じく」

「スレッタ、あなたはどうする？」

「わ、私は…dice1d3=1 (1)

　1：dice1d3=3 (3)　と一緒でいいですか…？　（1：A　2：B　3：C）

　2：貨物室の入り口にいるので、怪我したら戻って来てくださいね…！

　3：食堂で皆さんが帰って来るのを待ってます…

　」

「それで構わない。じゃあ、私たちは…」

A：dice1d3=1 (1)

B：dice1d3=1 (1)

C：dice1d4=1 (1)

1：右の扉　2：真ん中の扉　3：左の扉　4：貨物室から出て休む

[127 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:54:18]

「BとCのダイスを間違えました」

「(笑)」

「結局全員右の扉だから…いいんじゃない？」

「そうですね！ではこのままいきましょうか」

「…ちょっと、全員同じ部屋に入るの？別にいいけど…」

「何かあってからじゃ遅い。慎重に動くに越したことはないよ」

「………（情報を秘匿されては困る）」

[128 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 21:58:59]

【2日目・昼】

～貨物室・コンクリートで囲まれた部屋～

「！」

「『ファラクト』、戦闘準備を」

「了解、『エラン』」

「昨晩の影が…三体か」

「兄さん、スレッタと一緒に下がっていても…」

「…いや。俺にも、戦わせてくれ」

「…皆さん、どうかご無事で…！」

[129 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:06:36]

「では、戦闘の始まりですよ～」

【ミオリネ】HP：95　　攻撃対象：dice1d3=1 (1)　　戦闘（61～）：dice1d100=12 (12)

【グエル】HP：100　　攻撃対象：dice1d3=2 (2)　　戦闘（61～）：dice1d100=4 (4)

【4号】HP：100　　攻撃対象：dice1d3=1 (1)　　戦闘（61～）：dice1d100=4 (4)

【5号】HP：100　　攻撃対象：dice1d3=1 (1)　　戦闘（61～）：dice1d100=44 (44)

【シャディク】HP：95　　攻撃対象：dice1d3=3 (3)　　戦闘（21～）：dice1d100=91 (91)

【ラウダ】HP：100　　攻撃対象：dice1d3=2 (2)　　戦闘（21～）：dice1d100=86 (86)

【不定形の影A】HP：20　　攻撃対象：dice1d6=2 (2)　　戦闘（81～）：dice1d100=73 (73)

【不定形の影B】HP：20　　攻撃対象：dice1d6=6 (6)　　戦闘（81～）：dice1d100=25 (25)

【不定形の影C】HP：20　　攻撃対象：dice1d6=5 (5)　　戦闘（81～）：dice1d100=97 (97)

[130 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:09:17]

グエルくんと4号くん…？

[131 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:13:07]

シャディクとラウダは順当に強いが…

[132 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:13:14]

「転んだ」

「心ここにあらずで自傷した」

「二人とも…なんて澄んだ目をしてるのよ…」

「ミオリネさんも失敗ですからね～？

　あと不定形の影C→シャディクさんの攻撃はクリティカルなので回避率を半減させますね」

「つらい。…でも確定じゃないだけ温情か」

【シャディク】HP：95　　回避（81～）：dice1d100=39 (39)

【不定形の影B】HP：20　　回避（91～）：dice1d100=85 (85)

【不定形の影C】HP：20　　回避（91～）：dice1d100=14 (14)

[133 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:15:55]

「シャディクさんだけガンガンHPが削れて来てますね～」

【ミオリネ】HP：95　　攻撃対象：dice1d3=3 (3)　　戦闘（61～）：dice1d100=37 (37)

【グエル】HP：95　　攻撃対象：dice1d3=1 (1)　　戦闘（61～）：dice1d100=66 (66)

【4号】HP：95　　攻撃対象：dice1d3=1 (1)　　戦闘（61～）：dice1d100=72 (72)

【5号】HP：100　　攻撃対象：dice1d3=3 (3)　　戦闘（61～）：dice1d100=7 (7)

【シャディク】HP：85　　攻撃対象：dice1d3=3 (3)　　戦闘（21～）：dice1d100=91 (91)

【ラウダ】HP：100　　攻撃対象：dice1d3=1 (1)　　戦闘（21～）：dice1d100=34 (34)

【不定形の影A】HP：20　　攻撃対象：dice1d6=4 (4)　　戦闘（81～）：dice1d100=34 (34)

【不定形の影B】HP：10　　攻撃対象：dice1d6=2 (2)　　戦闘（81～）：dice1d100=46 (46)

【不定形の影C】HP：10　　攻撃対象：dice1d6=1 (1)　　戦闘（81～）：dice1d100=22 (22)

[134 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:18:59]

ラウダは成功率も高いしミスもなくて挙動もまともでずっと安定してるな

[135 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:20:22]

「ファンブル回避…ギリギリだった」

https://bbs.animanch.com/img/2289859/14

「相手は全員攻撃失敗だな。よし」

https://bbs.animanch.com/img/2281267/8

「まあ2割ですからね」

https://bbs.animanch.com/img/2299126/26

【不定形の影A】HP：20　　回避（91～）：dice3d100=93 78 81 (252)

【不定形の影C】HP：10　　回避（91～）：dice1d100=45 (45)

「…オーバーキルになった場合は？」

https://bbs.animanch.com/img/2287461/77

「ターゲット変更はなしです」

https://bbs.animanch.com/img/2299126/26

「温情が欲しい」

https://bbs.animanch.com/img/2281267/41

「処理が面倒なので～」

https://bbs.animanch.com/img/2281267/158

[136 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:22:42]

「ミスして同じ画像を貼ってしまいましたが…ワイプ劇場だったのでまあいいでしょう。

　ところで一気に敵が二体も減りましたよ！おめでとうございます！」

【ミオリネ】HP：95　　攻撃対象：不定形の影B　　戦闘（61～）：dice1d100=20 (20)

【グエル】HP：95　　攻撃対象：不定形の影B　　戦闘（61～）：dice1d100=73 (73)

【4号】HP：95　　攻撃対象：不定形の影B　　戦闘（61～）：dice1d100=99 (99)

【5号】HP：100　　攻撃対象：不定形の影B　　戦闘（61～）：dice1d100=81 (81)

【シャディク】HP：85　　攻撃対象：不定形の影B　　戦闘（21～）：dice1d100=69 (69)

【ラウダ】HP：100　　攻撃対象：不定形の影B　　戦闘（21～）：dice1d100=50 (50)

【不定形の影B】HP：10　　攻撃対象：dice1d6=6 (6)　　戦闘（81～）：dice1d100=84 (84)

[137 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:25:23]

「4号さん急に覚醒してどうしたんですか？」

「僕の勝ち」

【不定形の影B】HP：20　　回避（96～）：dice1d100=15 (15)

【不定形の影B】HP：20　　回避（91～）：dic4d100=

「…これで敵が生き残ることなんてまあないと思うので、ラウダさんの回避処理はやらなくてもいいでしょう」

「フラグを立てるな」

[138 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:29:09]

「………」

「なんかミス多くない？どうしたの？」

「う…うーん？

　気を付けますね…。とにかく！4号さんの攻撃がヒットしたので問題なし！です！」

「ところで戦闘終了時はMP減少ですよ。今回は敵が3体なので3d10です」

ミオリネMPダメージ：dice3d10=2 3 1 (6)

シャディクMPダメージ：dice3d10=10 4 2 (16)

ラウダMPダメージ：dice3d10=2 2 7 (11)

グエルMPダメージ：dice3d10=7 7 6 (20)

4号MPダメージ：dice3d10=1 9 8 (18)

5号MPダメージ：dice3d10=1 9 3 (13)

[139 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:32:03]

「こうなりました」

ミオリネMP：98→92

シャディクMP：91→75

ラウダMP：103→92

グエルMP：81→61

4号MP：99→81

5号MP：110→97

「俺…死ぬのか…？」

「真剣に休憩するべきかもしれない」

[140 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:39:22]

「…戦闘、終了ね。（何か…全体的に私より身のこなしが良くない！？）」

「皆さん、大きな怪我はなさそうでよかった、です」

「転んだ時はどうなるかと思ったけど、最後は決めてくれたね？」

「………（身体機能に問題？任務遂行に支障がある場合、…）」

「父さん、俺は…」

「に、兄さん、しっかり」

「いたた…やられたな」

「………」

ミオリネ行動：dice1d2=2 (2)

1：探索行動に移る

2：シャディクに簡単な手当てをする　　友好（61～）：dice1d100=55 (55)

[141 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:42:12]

「…ねえ、ちょっと…、…あっ」

「…ああ、すまない。反射的に振り払ってしまった」

「…手負いの獣かっつーの」

（…なんで…こんなことさえ、できないのよ…）

「シャディク。」

「失敗したのはミオリネのダイスだよ」

[142 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:47:47]

「………で、この部屋だけど…」

「打ちっぱなしのコンクリートの壁…家具も何も見当たらない。探索すべき点がない。

　次の部屋に続く扉は存在しているから、このまま進んでもいいと思う」

「それか引き返して違うルートに進んでもいいかな」

「…兄さん。こんな状況に巻き込まれて、無理をしたっていいことなんてない。

　一旦部屋に戻って休まない？」

「………」

「…さて。それぞれ、どう動く？」

[143 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:50:35]

この調子でMP減ると追いつかなさそう

[144 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 22:56:36]

「私は…dice1d3=3 (3)

　1：dice1d3=2 (2)　さんたちについて行きますね

　2：貨物室の入り口に移動します

　3：食堂に行ってますね

　」

A：dice1d2=1 (1)

B：dice1d2=2 (2)

C：dice1d2=1 (1)

1：探索を続ける　2：休憩する

[145 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:00:20]

「いちゃついてMP回復しようよ兄さん」

「そうだなラウダ！」

「ワイプ組は元気ですね～。…精神的に落ち着くためなら、行き先はこんなところでしょうか」

A：dice1d3=3 (3)　　（1：このまま次の扉を開ける　2：戻って真ん中の扉　3：戻って左の扉）

B：dice1d4=2 (2)　　（1：客室B　2：食堂　3：風呂　4：甲板）

C：dice1d3=3 (3)　　（1：このまま次の扉を開ける　2：戻って真ん中の扉　3：戻って左の扉）

[146 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:08:54]

「どれだけ仲良しなんですか！？」

～貨物室・ダイニングキッチン～

「…ここには影はいなさそうね。にしても…本当に、扉一つで全く違う場所になるわね」

「生活感のある部屋だね。誰かが今にも現れそうなくらい」

「軽く見ただけだと…食卓、キッチンが調べられそうだ」

「…探索を開始する」

ミオリネ探索（11～）：dice1d100=36 (36)　　探索場所：dice1d2=1 (1)

シャディク探索（11～）：dice1d100=35 (35)　　探索場所：dice1d2=1 (1)

4号探索（21～）：dice1d100=67 (67)　　探索場所：dice1d2=2 (2)

5号探索（61～）：dice1d100=42 (42)　　探索場所：dice1d2=2 (2)

探索場所

1：食卓　2：キッチン

[147 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:14:14]

「…このシチュー、まだ温かい」

「スプーンが器に浸かってる…食事中に突然人が消えてしまったみたいだ」

「………本当に、不思議な場所ね」

ミオリネ行動：dice1d2=2 (2)

1：シャディクに話しかける　　友好（71～）：dice1d100=93 (93)

2：話しかけない

「うーん…食器棚を見たところ、家族構成は両親と子供二人…かな？

　ごく一般的な家庭って感じだ。そっちは？」

「…？………あ、…」

「…『エラン』？」

4号MP減少：dice1d30=19 (19)

[148 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:21:09]

「………今…話しかけてれば…！！！」

「…次に期待しよう」

　キャビネットの中には調理器具が入っているようだった。照明によって生み出された4号自身の影が邪魔をしてよく見えないそれを一つ、適当に選んで取り出してみる。

「そっちは？」

　5号の声に意識を向けた、ほんの一瞬。手元から目を離したその隙に、ぬるり。

　手袋越しに、妙なぬめりを感じた。視線を戻す。赤。

　白い手袋が、赤く。痛みはない。傷もない。なら、この赤は。

「あ、……ぁ…」

　今、手にしている包丁が、何に使用されたのか。わかってしまった。

4号MP：81→62

5号交渉（41～）：dice1d100=86 (86)

[149 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:26:12]

「………エランさんたちだけフラグの貯まりようが異常ですね…」

「『エラン』、ねえ、『エラン』………4号！」

「…ぁ…？…ご、ごう…」

「…手袋、汚れちゃったね。外してあげる」

4号友好（51～）：dice1d100=61 (61)

[150 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:38:07]

「あ…み、ミオリネ・レンブランと、シャディク・ゼネリに…不審に、思われ…！」

「あっちはあっちで探索に集中してるし、向こうからは死角になってる。落ち着いて。

　ほら、手袋の下までは滲んでなかった。もう大丈夫。

　…君が血を見て取り乱すなんて、こっちが驚いた。

　でも確かにここ、嫌な感じがするね」

「………僕、は」

「うん？」

「こんな、ことでは…任務…それしか、できること、やるべきことが、ないのに…

　それ以外…何も…」

「違う。…違うよ、違うんだ…」

「………（あたたかい。………どうして僕は、5号に抱き締められているんだろう…）」

[151 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:43:00]

「『低湿度』？」

「『ただの協力関係』？」

「4号さんだけ同行者とのフラグ立てRTAやってます？

　今回の同じ場所を探索→一人だけ成功→交渉・友好成功…

　どんな確率ですか？」

「探索成功したのが逆だったら交渉で失敗してそうだし本当に持ってるね、4号」

「………5号、どうしてあんなことをしたのか知っている？」

「え～？まあ、向こうの僕が知ってることならある程度はね」

[152 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:47:08]

「そうそう。無事に色ボケたのでMP回復していいですよ。1d30です」

https://bbs.animanch.com/img/2299126/26

「色ボケ最高！！！」

MP回復量：dice1d30=10 (10)

https://bbs.animanch.com/img/2289859/38

「とても助かる」

MP回復量：dice1d30=28 (28)

https://bbs.animanch.com/img/2289859/23

「これから先も色ボケ…もとい友好が成功するたびに回復チャンスなので…頑張ってくださいね」

https://bbs.animanch.com/img/2299126/26

[153 二次元好きの匿名さん 23/08/27(日) 23:49:24]

「………」

「本当に今日どうしたの？」

「………眠気、ですかね…」

「さっさと寝ろ」

4号MP：62→90

5号MP：97→107

[154 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:01:55]

「…？何かあったの？

　キッチンの方、ちょっと騒がしかったし…」

「んー？大したことじゃないよ。

　特に目ぼしい収穫はなかったかな」

「………へえ？」

「………」

[155 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:06:21]

～食堂～

「…あ。ラウダさんと、グエルさんも…来たんですね」

「ああ。…兄さん、何か食べたいものはある？探して来るよ。

　材料があれば僕が作ってもいいし…」

「………」

ラウダ行動：dice1d3=2 (2)

1：スレッタと会話する

2：「レッツラ料理だ！」　　ラウダ知識（21～）：dice1d100=30 (30)

3：グエルと会話する　　ラウダ交渉（21～）：dice1d100=91 (91)

[156 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:10:31]

「何とか成功した…」

「…おいしそうな匂い、です。

　誰かを思って、料理をするの…素敵、ですね。

　それを、食べることができるのも…」

「お腹が空いたなら、後で君の分も用意するよ、スレッタ。

　…兄さん、何かお腹に入れて…少しでも、元気を出してほしいな」

ラウダ行動：dice1d2=1 (1)

1：グエルが自ら手を付けるのを待つ　　友好（51～）：dice1d100=1 (1)

2：「はい、あーん」　　友好（21～）：dice1d100=84 (84)

[157 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:15:08]

「（絶句）」

「俺…死ぬのか…？」

「ファンブルしてどうするんですか。全くもう…」

「………っ」

「兄さん！無理しないで、苦しいなら戻して構わないから」

「…す…すまない、ラウダ。俺は…」

「いいから。…ごめん。無理に食べさせようとして…僕の自己満足だった。

　…何をやってるんだ、僕は」

ラウダMP減少：dice1d10=10 (10)

グエルMP減少：dice1d10=1 (1)

[158 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:16:49]

あ～んしていれば成功していたとは…1ファンはひどい
兄さんの減少値は最低限に抑えられたのは不幸中の幸いだが

[159 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:20:22]

ラウダMP：92→82

グエルMP：61→60

「…かわいそ…」

「えーと…夕方行動が完了したので、次は食堂で情報共有ですね。

　大して話すべきこともなさそうですが…」

「………」

「………」

「…えーと。あの後左の扉を開けた先に行ったけど、特に指輪についての情報は得られなかった。

　その部屋からさらに二つの扉があるのを発見したわ」

「そうか。…情報共有、ありがとう」

（全然ありがたくなさそうな顔…）

[160 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:28:03]

今回の兄弟なんかすぐ死んじゃいそうだな……

[161 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:28:42]

グエルがずっとなんか思うところありそうなのが不穏

[162 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:50:19]

グエルの隠し要素？が不穏。
指輪欲しがっている様だし、なんか身内失っているっぽいし。
MP減少が早いのもあって、衝撃展開がありそうでドキドキする。

[163 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 00:58:01]

ミオリネの見つけたメモも不穏だよなあ

[164 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:15:47]

【2日目・夜】

「………」

「………」

（…グエルやラウダとのこと、聞いても構わないのかしら…？）

ミオリネ行動：dice1d3=1 (1)

1：シャディクを手当てする　　友好（51～）：dice1d100=65 (65)

2：グエルについて　　友好（71～）：dice1d100=21 (21)

3：ラウダについて　　友好（71～）：dice1d100=46 (46)

[165 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:22:19]

「…ちょっと」

「どうかしたのかな？刑事さん」

「腕、見せて。…昼間、怪我してたでしょ」

「…ああ。もしかしてあの時も手当てしようとしてくれていた？なら振り払ったりして悪かったね」

「！…まったく、本当にね！あんたが何者だろうと、生きてここから出るには協力するしかないんだから――

　（…違う、こんなことじゃなくて…）」

「はいはい。君もまた転んだりしないでくれよ？」

「わかってる。…だから、あんたも…怪我なんてしないで…」

「………？」

ミオリネMP回復量：dice1d30=8 (8)

シャディクMP回復量：dice1d30=14 (14)

ミオリネHP95→100

シャディクHP85→100

[166 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:29:07]

ミオリネMP：92→100

シャディクMP：75→89

「やっと…やっとよ…！」

「やっとだね」

「ふふ、良かったですね？そうそう。一日の終わりのHP回復量は10ですが、ミオリネさんが手当てしてくれたのでシャディクさんも全回復ですよ」

「………（父さん…）」

（兄さんはずっと思い悩んでいる。…何か、できることはないだろうか）

ラウダ行動：dice1d3=3 (3)

1：寄り添って手を握る　　友好（21～）：dice1d100=91 (91)

2：シャディクの話をする　　友好（51～）：dice1d100=81 (81)

3：子供時代の話をする　　友好（51～）：dice1d100=9 (9)

[167 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:36:02]

「…兄さんは…あの部屋にどんな思い出が、」

「ラウダ。

　………ごめん。話したく、ないんだ」

「…そう、だよね。ごめん、無理に聞こうとして。

　あなたのことを、何でも知りたいと思ってしまうのは…僕の悪い癖だな」

「お前の気持ちは…嬉しいよ」

（兄さん…ああ、どうして僕たちはこんなことに巻き込まれてしまったんだ。

　…僕が、部屋を抜け出したりしたから…？）

ラウダMP回復量：dice1d10=1 (1)

グエルMP回復量：dice1d10=2 (2)

ラウダHP100

グエルHP95→100

[168 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:43:02]

ラウダMP：82→83

グエルMP：60→62

「僕たち死ぬの？」

「死ぬ…かもしれないな…」

「………」

「…？え、えと…」

（…5号がこんなに静かなんて…珍しい）

4号行動：dice1d3=2 (2)

1：スレッタと話す　　友好（71～）：dice1d100=68 (68)

2：5号に声を掛ける　　友好（41～）：dice1d100=87 (87)

3：さっさと横になる　　友好（81～）：dice1d100=82 (82)

[169 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:49:30]

「ご、…（彼女の前でそう呼ぶのは、まずい）

　…『ファラクト』。どうかした？」

「…ん？どうもしないよ。ただ少し、考え事。

　………君に言わせれば、『余分』で『無駄』だろうけど」

「…あの時の、行動も。『余分』で『無駄』？

　（僕は何を聞いて…？）」

「違うよ。…少なくとも、僕にとってはね。もう、『無駄』じゃない…って気がする」

「…そう。それは…よかったね」

「！…ふ、ふふっ。…うん、本当に」

4号MP回復量：dice1d30=7 (7)

5号MP回復量：dice1d30=7 (7)

4号HP95→100

5号HP100

[170 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 06:55:37]

4号MP：90→97

5号MP：107→114

「フラグを立てるのが…早い…！」

「僕の勝ち」

「エランズだけずるいわよ。その色ボケこっちに寄越せ」

「そっちより先にこっちにくれ！まだ一度も成功してないうえにMPがピンチなんだ！」

「…それにしても思ったよりMP減少が…いやしかし今から調整するのも…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…」

[171 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 07:08:53]

【3日目・朝】

（…早く探索を進めて、そして、指輪を…）

（彼女は…何を考えている？）

「…おはよう、兄さん」

「ラウダ…おはよう」

「………ん…？どうして、僕のベッドに…」

「夜、寒かったから。…ダメだった？」

「………！（ね、寝てるふり、しないといけない気がする…！）」

[172 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 07:18:38]

「加減しろ5号」

「文句はあっちの僕に言ってくれよ」

「…ねえ。ちょっと気になったんだけど…

　さっさと横になってたらどうなってたの？」

「夜中に5号さんが潜り込んできたタイミングで起きてました。

　で、この場合は成功してたので…」

（察し）

（察し）

「？」

「………何もかもが早すぎるでしょ！？」

「僕も焦ってるんじゃない？知らないけど」

[173 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 07:39:42]

さっそく活用されまくるグエルのおいたわしい画像集
ここまでの描写で大体の事情と指輪への願いは察せられるが…この屋敷部分の捜索でマジでMP吹っ飛んでロストしそう

[174 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 08:56:07]

〜食堂〜

「皆、おはよう。早速だけど私から一つお願い。

　全員、自由に行動してくれればいい。…けど、タイムリミットがあるって話だし、一日に一度は貨物室を探索してほしいの。

　私とこいつはdice1d3=2 (2)　（1：朝　2：昼　3：夕）は必ず探索するようにする」

「…わかった。僕たちはdice1d3=1 (1)　（1：朝　2：昼　3：夕）に探索に出るよ」

「僕たちはdice1d3=2 (2)　（1：朝　2：昼　3：夕）に」

「頑張ろうね、『エラン』」

「…グエル、顔色が悪いな。

　あまり眠れなかったのか？」

「………何も、問題はない。俺は大丈夫だ」

「………」

[175 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 12:46:55]

「私は…dice1d3=2 (2)

　1：dice1d3=2 (2)　に着いていきますね

　2：ここに残って皆さんを待ってます

　3：船の外…甲板、気になります。見て来てもいいですか…？

　」

「それでいいわ。じゃあ私たちは…」

A：dice1d2=2 (2)　　貨物室の場合dice1d4=1 (1)

B：dice1d4=4 (4)

C：dice1d2=2 (2)　　貨物室の場合dice1d4=4 (4)

行動（1：貨物室　　2：船内）

貨物室行き先

1：コンクリ部屋の先

2：最初の洋室・真ん中の扉の先

3：ダイニングキッチン右の扉

4：ダイニングキッチン左の扉

[176 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 12:51:04]

「死にたいんですか？」

「！？」

「………！」

A：dice1d8=5 (5)

C：dice1d8=5 (5)

1：甲板　2：客室（自室）　3：キッチン　4：食堂

5：風呂　6：バー　7：図書室　8：医務室

[177 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 12:55:14]

「………」

「女神が頭を抱えている…」

「デートイベントの場所が被るのはさすがに…

　というかミオリネさん、まだ手も繋いでないのにお風呂はまずいですよ…」

「だ、ダイスで決まったんだから私のせいじゃないっての！」

「………もう一度、振り直しましょう。

　それでも同じならそういう運命ということで」

A：dice1d8=4 (4)

C：dice1d8=4 (4)

1：甲板　2：客室（自室）　3：キッチン　4：食堂

5：風呂　6：バー　7：図書室　8：医務室

[178 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 12:57:27]

草しか生えぬ

[179 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 13:00:25]

「馬鹿なんですか？

　…と言いたいところですが、スレッタちゃんのいる食堂ですね。

　それなら何かイベントを起こすのもやぶさかではありません」

「僕たちは探索に出てるんだが？」

「仲間外れ、よくない」

「ご自身のダイス運を恨んでください」

イベント内容：dice1d3=1 (1)

1：スレッタちゃんとお料理

2：互いに探りを入れる

3：出血大サービス・確定友好成功イベント

[180 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 18:00:14]

〜食堂〜

「ねえねえ、『エラン』は今日の朝食と昨日の、どっちが好きだった？」

「…そんなこと…考えたこと、ない（こんなこと、している暇は…）」

「あら、奇遇ね。あなたたちも休憩？」

「場所まで被るとはね」

「！…えへへ…賑やかで、楽しい…ですね」

「スレッタ、昨日も食堂にいたよね？…もしかして食べ足りない？」

「え？あ、その…違うんです。ただ…私の知ってるのと、お料理も、道具も…味付けだって、いろいろ違うから…」

「好奇心が刺激されるわけだ」

[181 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 18:07:46]

「………はい」

「………ふーん。ならちょうどいいね。

　食について知りたいスレッタと、食に興味なさすぎな『エラン』に興味を持たせたい僕。

　需要と供給は一致してる」

「何がちょうどいいのよ？」

「食育と言ってもいろいろあるけど…楽しく美味しく学べると言えば、実践じゃない？」

「へえ、ファラクト料理教室ってわけか」

「他人事みたいな反応だけど君たちも強制参加だよ。僕だってそんなに料理について詳しくないし、人手はあるに越したことない」

「そんなことする必要は……（………これも、5号にとっては『余分』や『無駄』ではない？）

　………わかった」

「………ありがとう」

「お料理………楽しみです」

[182 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 18:15:34]

「…で、本当に参加するんだね？」

「スレッタやファラクトがあんなに楽しみにしてるんだから。

　断る理由なんてないでしょ」

「そうか。…君は面倒見がいいんだな」

「…別に。ただ…何かしてあげられるのに、何もしないっていうのは…自分で納得行かない。それだけよ」

「………そう、か。…その言葉が、本当なら…

　（君の側にいられる人間は、きっと幸せだろう）」

「…何か言った？」

「いや？何でもないよ」

[183 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 18:27:13]

「というわけでファラクト料理教室だよ」

「皆さん仲良くダイスでお料理してくださいね〜」

「ダイスでっていうのが不安しかないわね…」

「ポイズンクッキングかな？」

「お料理の出来栄えによってMP回復量が変わりますから頑張ってくださいね？

　あと友好イベントの成功率も変動しますので」

「料理と友好イベントでMP回復だと…？」

「ず、ずるい」

「小さいスレッタ・マーキュリーから情報を得ることは？」

「（小さい私…）そうですね…交渉技能の半分の成功率で成功すれば何か分かるかもしれません」

[184 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 18:45:06]

「目指せ、合計値400超え！ですよ」

料理ダイス　合計値に応じて結果変動

ただしクリティカルは+50、ファンブルは-25の補正がつく

〜100：この世のものではない　冒涜的（1d10ダメージ）

101〜200：シャディクや4号は涼しい顔をして食べられる…かもしれない（変動なし）

201〜300：スレッタと5号はそれなりに満足そうだ（1d15回復）

301〜400：ミオリネが「あら、おいしいじゃない」と微笑む（1d30回復）

401〜：すごい　うまい　つよい（1d50回復）

ミオリネ：dice1d100=79 (79)

シャディク：dice1d100=92 (92)

4号：dice1d100=26 (26)

5号：dice1d100=55 (55)

スレッタ：dice1d100=73 (73)

[185 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 19:14:16]

みんな割と出目が高くて
ファラクトお料理教室（笑）になっちゃった…

[186 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 19:43:53]

合計値325：ミオリネまでもが舌鼓を打つおいしさ！

ミオリネMP回復量：dice1d30=30 (30)

シャディクMP回復量：dice1d30=6 (6)

ミオリネ友好（41〜）：dice1d100=95 (95)

4号MP回復量：dice1d30=22 (22)

5号MP回復量：dice1d30=6 (6)

4号友好（21〜）：dice1d100=78 (78)

対スレッタ

ミオリネ交渉（81〜）：dice1d100=84 (84)

4号交渉（91〜）：dice1d100=3 (3)

[187 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 19:54:05]

ミオリネ絶好調だね

[188 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 20:25:38]

ミオリネMP：100→130

シャディクMP：89→95

4号MP：97→119

5号MP：114→120

「あと1高ければクリティカルだったのに…！」

「まあまあ。成功してるだけ偉いですよ。

　ね？ファンブルを出した4号さん♪」

「………」

「今回のファンブル処理は…dice1d3=2 (2)

　1：スレッタちゃんから怖がられてしまい、一緒の部屋で寝てくれなくなる

　2：『姿』について言及され、ミオリネ・シャディクに不審がられる

　3：話しかけようと手元から目線を外した際、指を切ってしまってHP-5

　にしましょう」

[189 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 20:34:43]

「スレッタ、手際いいね～！初めて使う調理器具もすぐに使いこなしちゃうし…手先が器用なんじゃない？」

「そ、そうですか？えへへ…」

「…スレッタ・マーキュリー。君に聞きたいことが…」

「………う、うーん？」

「どうかした？」

「えと…やっぱり、似てないなぁって…髪の色も目の色も…」

「………君は、一体…」

「ちょっと、またその話？…どう見てもそっくりなのに、スレッタには何が見えてるのよ…？」

「………長くこの世界にいる彼女には、何か特別な…俺たちの目には見えないものが見えているのかもしれないね」

ひらめき　知識の1/2の成功率で判定

ミオリネ（56～）：dice1d100=87 (87)

シャディク（91～）：dice1d100=43 (43)

[190 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 20:39:12]

「特別な…目に見えないもの…？」

（この世界自体がそうだ。それに…『女神の指輪』。

　何でも…とはいかないけど、ある程度の願いは叶えてしまえるもの…

　そんなものが実在するなら、…『人の姿を別人に見せかける』ものが存在する可能性も…？

　スレッタは特別な力を持っていて、それを見抜いた？

　…だとしたら、この二人の正体は…？）

「…考え込んでどうかした？刑事さん」

「！…そう、ね…。

　（この考え…共有するべき？）」

dice1d2=1 (1)

1：共有する

2：共有しない

[191 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 20:39:30]

4号がファンブってるぅ

[192 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 20:55:43]

「（一応、共有しておこうかな…と言っても、二人の前じゃまずいか）

　…別に？ただちょっと、後で話がある」

「わかったよ」

「………（『女神の指輪』について、詳しく聞こうと思ったけど…機を逸した）」

「………うーん」

「…す、すみません…どうしても、気になっちゃって…」

[193 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 20:57:47]

【🎲・閲覧注意】ダイス・オブ・ザ・リング～船旅の仲間～part2｜あにまん掲示板

「次スレですよ～。友好イベントはあっちでやっちゃいましょう。

　こちらはいつも通り埋めておいていただけると助かります」

「ここからまだMP格差を広げるつもりか…？」

「僕らにもチャンスをくれ」

[194 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 22:09:42]

面白かった
続きも期待埋め埋め

[195 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 22:57:40]

秘匿情報と🎲神の進行にドキドキしながら楽しませていただいてる。
感謝のうめ

[196 二次元好きの匿名さん 23/08/28(月) 23:32:15]

次スレありがとうございます！
埋め

[197 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 07:33:12]

埋め

[198 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 07:33:25]

埋め埋め

[199 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 07:33:46]

梅

[200 二次元好きの匿名さん 23/08/29(火) 07:46:24]

200なら全員生還！