【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が 5

  • 1二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:04:54

    強化人士で残機が残り4つだと情報共有されている世界線


    簡単なあらすじ

    クエタでグエルは記憶を取り戻した!と同時にラウダと姉弟なのが発覚。スレッタとミオリネのまだまだ続くよどこまでも。オルコットは父の柱になれ…

    他の大人組はちょっとポンコツみたい。

    【閲覧/CP、女体化注意】ここだけグエル♀が 4|あにまん掲示板強化人士で残機が残り4つだと情報共有されている世界線簡単なあらすじクエタで大乱闘の予感https://bbs.animanch.com/board/2224167/https://bbs.animan…bbs.animanch.com

    【🎲を振りながら進むSSと会話文です。コラ、小説、イラストなどはご自由投稿していただいて構いません。CPはどうなるか分からないので一応注意をつけていますが、もしかしたらCPにならないかもしれませんが、グエル︎︎ ♀は右側に固定です。主は遅筆で誤字脱字をよくします、生暖かい目で見守ってください。目指せハッピーエンド、生き残れグエル♀】

  • 2二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:19:00

    乙です
    前スレの大人組が全く協力関係結べてないは果たして🎲神の温情なのか、はたまた…

    あとラウダのヴィムへの怒りが天元突破しちゃったの笑う
    斧はひとまずおいてほしいw

  • 3二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:23:58

    たておつです!
    ラウダは補正が無くても納得できるダイス結果になるのは相変わらずで凄かったな

  • 4二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:25:08

    新スレ乙です
    エランズの設定再掲してもらえると嬉しいです

  • 5二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:44:55

    たて乙です!

  • 6二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:45:07

    たて乙です

  • 7二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 00:53:00

    新スレ乙です
    シリアスとほのぼののギャップにグッピーの命が危ないぜ…

  • 8二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 01:07:20

    たて乙です~

  • 9二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 01:14:15

    たて乙です!
    前スレのガラス玉…元ネタ的に…最後めっちゃしんどくなるんですが…

  • 10二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 01:22:27

    エランズ設定

    長男 (本物) エラン・ケレス
    チームペイルのまとめ役。ペイル社を潰す系、株式会社ガンダムの話などは彼が中心となって進めている。強化人士4号であるグエルと目的が一致し手を組んでいる。グエルと一緒のパイロット科だがお手本のような動きしかできない。

    次男 (4号) アティラン・ケレス
    チームペイルの次男。ガンダムファラクトに乗ったグエルの介護担当(🎲で唯一グエルを抱き抱えることができる人だったので)。グエルの違和感などに1番気付きやすいのはこの人だったりする。

    三男 (5号) クアン・ケレス
    チームペイルの三男。スレッタに近付いたり色々情報を収集したりなどグループ内の賑やかし担当。まだ研究所にいた時のグエルが死ぬ気なのに対しやめろと怒ったのはこの人。

    他にも何かあれば再掲させていただきますー!

  • 11二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:36:54

    次男はクエタに来てないから、グエルがジェターク家の娘だったこととかラウダとホントの姉弟だったことまだ知らないんだよね
    早く教えてあげたいな

  • 12二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 16:42:01

    ヴィムvsラウダ 呼び出しバトル

    dice1d100=70 (70) vs dice1d100=73 (73)

    (ヴィムが勝ったらラウダ呼び出し、ラウダが勝ったらヴィムからの呼び出し無視)


    グエル体調 dice1d100=9 (9)

    (50以上でペイルメンテ)


    グエルはプロスペラから渡されたメモを dice1d2=1 (1)

    1.誰かに共有する

    2.誰にも共有しない


    スレッタとミオリネお話できるかな dice1d2=1 (1)

    1.出来る!

    2.出来ない…!?


    シャディクは現在 dice1d2=1 (1)

    1.サリウスとお話中

    2.サビーナ達とお話中


    ケレス三兄弟は現在 dice1d100=56 (56)

    1.クエタ情報共有中

    2.ラウダとグエルの姉弟の現状に頭を抱えてる

  • 13二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 16:43:12

    >>12

    ケレス兄弟の🎲間違えました!!dice1d2=2 (2)

  • 14二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 16:45:04

    ラウダつよぉい…
    三兄弟はどう頭抱えてるんだろ?

  • 15二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 17:11:54

    ラウダ 呼び出し無視にヴィムは dice1d100=93 (93)

    (1〜50で「ラウダ何故言うことを聞かんのだ!」50〜100で「あのペイルの小娘ぇ!よくもラウダを!」)



    ケレス兄弟、頭抱え理由 dice1d2=2 (2)

    1.あの二人の距離がより近くなった

    2.ヴィムジェターク


    シャディクのサリウスは何を話してる?dice1d2=2 (2)

    1.ヴィムジェターク

    2.株ガンの事


    グエル プロスペラメモ共有 誰に?dice1d5=1 (1)

    1.ラウダ

    2.エラン

    3.アティラン

    4.クアン

    5.シャディク

  • 16二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 17:30:19

    このラウダ、マジで抜かりなさ過ぎる(震え声)

  • 17二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 17:38:41

    恋愛感情じゃなくてよかったね的な…

  • 18二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:00:42

    父さんの矛先が姉さんに…

  • 19二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:03:14

    前スレのダイス結果が「ペイルの小娘めよくもラウダを…!」「存在そのものが気に食わない」だったから一貫してはいるが…

  • 20二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 21:02:25

    盛大に遅刻してきた反抗期

  • 21二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 21:32:15

    「プロスペラ・マーキュリーの連絡先…?」

    「ゲット…したぜ…?」

    「無理やり渡されたのをゲットとは言わないよ姉さん」

    「そうか…(しょもり)……それより…その、お父さん…?…の所行かなくていいのか…?」

    「どうして姉さんと僕の時間を邪魔するやつの所に何故行かなきゃダメなの?」

    「ぉう?」

    「姉さんと僕の時間の方が大切なんだから、あんな奴の呼び出しなんてずっと無視するよ」

    「それでいいのか…ほんとにいいのか…?」

    「いいんだよ」

    「そうか…まぁ、俺もラウダと居れるからそれでいいか…」

    「?!?!?姉さん!!!!!!!僕もだよ!!!!!!!!」

    「声でか」

    ラウダはプロスペラの連絡先を dice1d2=1 (1)

    1.自分も一応メモしておく

    2.メモはしない


    シャディクはサリウスに今 dice1d2=1 (1)

    1.とても褒められてるよ

    2.ちょっと窘められてるよ


    三兄弟の悩みの種がヴィムな理由 dice1d1=1 (1)

    1.ラウダとグエルが姉弟なの知ってるはずだから絶対取り戻そうとしてくる、ヤバいって…。


    ヴィムはグエルに対し dice1d2=1 (1)

    1.あの娘、ジェタークしてやる状態

    2.あの娘が何者か調べろ!と部下に命じてるよ

  • 22二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 21:36:08

    ラウダは手堅いな…
    三兄弟は悩んでいるが当のヴィムは娘のことなど忘れてるのである

  • 23二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 23:19:03

    ヴィムがジェタークしようとしてるがグエルもジェタークだからジェタークし返される可能性あるぞ

  • 24二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:04:03

    シャディク、お前何で褒められてるんだい!dice1d2=1 (1)

    1.最近楽しそうなことを褒められた

    2.株ガンで頑張ってることを褒められた


    シャディク 照れ度 (補正20+)dice1d100=89 (89)


    三兄弟今後の方針 dice1d2=2 (2)

    1.ジェターク姉弟を守りつつ株ガン成長

    2.ジェタークを先に潰す方向にシフトチェンジ


    スレッタミオリネは dice1d2=2 (2)

    1.いい雰囲気じゃん…?!

    2.まだちょっとギスギスしてるよ…


    おまけ ジェターク家族のジェターク度

    ヴィム dice1d100=24 (24)

    グエル dice1d100=77 (77)

    ラウダ dice1d100=5 (5)

  • 25二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:08:30

    グエルーーー!!??

  • 26二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:11:47

    シャディクの照れ度が天元突破しているw
    そしてジェターク度が断トツすぎるグエルは流石だな

  • 27二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:26:46

    照れてるシャディクかわいい!貴重!

  • 28二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:27:49

    スレッタはミオリネとまだギスギスしてるのをdice1d4=4 (4)

    1.グエルに相談する

    2.ラウダに相談する

    3.姉弟に相談する

    4.エアリアルに少し話に行く


    照れ度限界突破のシャディク、指摘するのはdice1d3=1 (1)

    1.サビーナ

    2.ミオリネ

    3.グエル


    ランブルリング迄にファラクトはdice1d3=2 (2)

    1.100%修理できたよ!

    2.66%までしか修理できなかったけどランブルリングには出れるよ

    3.66%までしか修理できなかったからランブルリングには出れないよ!

  • 29二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 00:54:53

    シャディクの指が、忙しなくタブレットの上を滑る。いつものように底の読めない顔で、いつものように薄っぺらい笑顔の顔で、誰にも心の内を見せない男の顔のままタブレットを叩く音だけが響く。
    「シャディク」
    「ん?どうしたサビーナ」
    振り向いたシャディクがこてりと首を傾げた。大柄な体には似合わず、幼い仕草に目を細める。こんな男が、かつてはテロで全てを変えようとしていたとは、到底思えない。…いや、その手前まで行っていたのだ。その手前まで行っていた彼を、無理やりに陽だまりの元へと引きずり戻したのは。
    (ミオリネ・レンブラン、エラン・ケレス…)
    シャディクを影から陽だまりに戻した者の顔を思い出す。影に埋もれ手を汚す前に、シャディクの手を掴み、陽だまりの中に引きずり戻した。
    (そして、私も…彼女に、引きずり戻された)
    グエル・ケレス。私たちと同じ、奪われ続けていた少女。シャディクの嫌悪と、私の憎悪を受け止めながらも、光を失わなかった彼女。
    (シャディク、私たちは…)
    このまま、光の場所に居れるだろうか。光の場所で彼らと共に、光ある未来のために、進んでいけるだろうか。
    (…いや、進まないとダメだ)
    彼らが、彼女が私たちを引きずり戻したのだ。光ある場所に、影の中から。だからこそ、私たちは…いや、私は。
    「顔がにやけているぞ、サリウスCEOに褒められて嬉しいのは分かるが、地球寮に行くまでに顔を引きしめておけ」
    「えっ?!?!?」

    お前が歩む光の中を共に歩もう。お前とともに、光の中に戻れたのだから。

  • 30二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 01:21:22

    「結局、ミオリネさんと仲直りできなかったよ」

    スレッタの声が、僕の中で響く。返事ができない僕は、無言でスレッタの続きの言葉を待つ。

    「あのね、ミオリネさんともっとお話したかったんだけどね…ミオリネさんを前にした時、やっぱり怖くて、上手く話せなかったんだ。ミオリネさんにいらないって、言われたらどうしようって…」

    あんな女、スレッタが気にする必要は無いよ。僕の中で好き勝手した女なんて。

    「グエルさんや、ラウダさんに背中押してもらったのに…私ダメダメだよね…2人に呆れられちゃう……」

    ラウダ、は分からないけど、グエルはそんな事で呆れる子じゃないよ。あの子は面白い子だし、大丈夫。きっと相談したら優しく背をまた押してくれるさ。


    「…ねぇエアリアル」


    なぁに、スレッタ


    「このストラップ、渡せるかな…」


    ……渡せるよ。大丈夫。君はいい子で優しい子で、強い子だから。きっとあの女とも仲直りできるさ。…まぁ僕からみたら、そのよく分からないストラップを気に入ってくれるかは分からないけど。


    「気に入って、くれるかなぁ」


    僕の中で、両膝を抱えながら小さく、啜り泣く彼女を抱き締めることは出来ない。ただ、小さくモニターを光らせスレッタの言葉を肯定する。彼女に伝わるか分からないけど、僕なりの精一杯の慰め方。

    すん、すん、と小さくなりながら「ありがとうエアリアル」と笑みを浮かべながらお礼を言うスレッタに僕も返事をするようにもう一度モニターを光らせた。


    外に、人影が見える。見覚えがある人影だ。あれは


    dice1d3=3 (3)

    1.グエルだ、1人で居るみたい。

    2.グエルだ。それともう1人男…グエルのことを姉と呼んでいる男と一緒にいる。

    3.あ……ミオリネだ。

  • 31二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 01:38:07

    もう一度モニターを光らせる。

    それと同時に「スレッタァ!!!」と大きな声が聞こえ、同時にスレッタの体が大きく震えた。

    「え、え、ミオリネさん?!」

    「出てきなさいスレッタぁ!!そこに居るのは分かってるのよ!!!」

    「ひょひひゃぅっ?!」

    僕は無言でコクピットのハッチを開く。エアリアル?!と聞こえた悲鳴は無視をした。早く行っておいで、と促すようにモニターに光を走らせる。ごーごースレッタ、頑張れスレッタ。

    「スレッタァ……!」

    「ひ、ひぃ…!」

    僕はあんな女のどこがいいかは分からないけど、スレッタにとって彼女は初めてできた友達で、初めて知った外の人だ。僕にはできない、素敵な生活を送ってほしい。僕の代わりに、沢山幸せになって欲しい。

    …怪物には、僕がなるから。君はどうか、どうかこの広い箱庭で、幸せになって。笑顔で、ずっと暮らしていて。それが僕からスレッタへの、祝福だから。


    だから、ごめんね。グエル。

    君を、巻き込んでしまうことを、どうか許して欲しい。君の全てをきっと、僕らは奪ってしまうかもしれない。だけども、それは仕方がないことなんだ。僕らの…お母さんのために。


    コクピットから出ていき、何やらミオリネにポコポコされてるスレッタを眺めながら、僕はそっと目を閉じるようにモニターを落とした。


    スレッタ ミオリネ 互いの打ち解け度 (補正50+) dice1d100=95 (95)

  • 32二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 07:30:00

    シャディクとガールズの運命が変わったのが本当嬉しい

  • 33二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 09:22:25

    ママンとエリクトはスレッタの大切さ故に本編の役割から遠ざけて、代わりにグエルちゃんを使いきる気なの…?
    いやこのグエルちゃんなら最期に友達の役に立てるって引き受けそうだけど、そんなことしたら広範囲が地獄に…

  • 34二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 13:53:38

    「あっ!グエルさーーーーん!!!ラウダさーーーーん!!!」(ウシロカラダイレクトアタック)

    「オバッ?!?!?!」

    「オギャッ?!?!?」


    スレッタ dice1d100=50 (50) VS 姉弟 dice2d100=55 80 (135)

    (高い方が勝ち(?))

  • 35二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 13:55:45

    スレッタミオリネ一気に打ち解けたな
    いろんなとこで天元突破してる…
    スレッタも嬉しいだろうな

  • 36二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 14:09:29

    サビーナさんの決意ホントによかった

  • 37二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 14:19:27

    「姉さんッ!大丈夫?!」

    「い、一応……」

    バクバクとうるさい心臓が痛い。スレッタの後ろからの飛び掛りに、油断しきっていた体は一瞬地面に近づいたが、ラウダが咄嗟に支えてくれたからか倒れずに済んだようだ。けれども、ほんとにびっくりした。

    「このバカスレッタ!!!姉さんが怪我したらどうするんだ!」

    「ごごごごごめんなさい!!」

    「お、俺は大丈夫だから…それで…どうしたんだ…スレッタ……」

    今だうるさい胸を手で抑えながらスレッタに問いかければ、ぱぁ!と目を輝かせたスレッタがまるで花を咲かせたように顔を綻ばせる。眩し、と目を細めれば「ありがとうございます!」とスレッタは頭を下げた。

    「「なにが?」」

    俺たちの声が被り、ついでに動きも被る。こてりと首を傾げた俺たちにスレッタはくふくふ笑いながら実はですね…!と話を始めた。


    ───


    「そうか、仲直りできたんだ」

    「…よかったな」

    場所を移動してカフェテラス。スレッタからの奢りだというコーヒーを飲みながら、彼女がミオリネとどうやら仲直り出来たことを教えてもらい、俺もラウダもほっと胸を撫で下ろした。彼女達のギスギスした関係には株ガンの皆も心配していたのだ。もう少しかかるかと思っていたが、以外にも早く仲直りしてくれて本当に良かった。いやでも、1日3回メールとか、ミオリネの部屋の掃除とか…ちょっと、違うくない…?あとラウダは「1日3回だけでいいのか…?部屋の掃除は毎日したくないか?」とか言うな怖いからやめろ。謎に閃いた顔をするなやめろほんとにやめろ。

    「私、ミオリネさんのためにもっと頑張りたいなって思ったんです」

    「そうか」

    「だから、決闘も何も負けません!1日3回のメールも頑張ります……お部屋の掃除も……あと照明の設定と……トマトの培養土も…」

    「…手伝えることがあったら手伝うから、言えよ」

    1人で気負うな。ラウダがそう言えばきょとんとしたスレッタは元気よく「はい!」と返事をし、その返事を聞きながらラウダは口元を緩ませた。

    ふと、誰かがこちらに来る気配がした。振り向くとdice1d3=1 (1)


    1.ジェタークのフェルシー…と、 後2人、知らない奴が居た

    2.シャディクとサビーナだ。「賑やかだねぇ」とシャディクが笑っている

    3.ミオリネだ。少し拗ねてる…?

  • 38二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 14:41:59

    このレスは削除されています

  • 39二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 14:44:11

    「あ、なんだよー!驚かせてやろうと思ったのに!」
    「…ふぇるしー、だっけ?」
    「え、名前覚えられてなかったの?!人のディランザの肩銃架にしたくせに!?あの後カミル先輩にめっちゃ怒られたんだぞ!?」
    「あ、あー…………」
    いや覚えている。覚えてはいたけど名前に自信がなかっただけだ。うん。そう言いながら詰め寄ってくる小さい生き物に少し体を引かせる。それと同時にぽん、と頭に手を置かれた。えっと目線を上げると、大柄な男が、にこりとした顔でこちらを見ている。その横で、フェルシーよりかは大きな少女がこちらを睨んでいる。え、あの…?
    「そうか、お前があの危険な撃ち方をしたモビルスーツのパイロットだったんだな」
    「うちのディランザ、あの後修復大変だったんだからな…やっちゃってくださいカミル先輩!」
    「ヤッ?!」
    「……はっ!カミル?!それにフェルシーにペトラ!!なにやってるんだ!!?」
    さっきまで一言も喋らなかったラウダが硬直から解除されたかのように一気に声を上げる。がその声はちょっとばかり弱々しい。強く出れないと言わんばかりの声だ。…名前を知っているということは、ジェターク寮の生徒か。カミル…は確か、ラウダがペイル寮に来たあとジェタークの寮長になった男だったような。
    「何もやってないっすよラウダ先輩」
    「そうっス!」
    「そうだぞラウダ、少しモビルスーツの大切さを説くだけだ」
    「説くだけなのに頭を鷲掴みに?!」
    「あと久しぶりですラウダ先輩、顔色良くなりましたね」
    「あ、え?ありがとう…?」
    「前より楽しそうだな、ラウダ」
    「たのし…?そう、かな…?」
    頭を掴まれたまま、わちゃわちゃとはじまってしまったジェターク同窓会に、頭を掴まれながら俺は「タスケテ…」と小さく呟く。が…聞こえていないようで、少し寂しくなりながら暫く大人しく掴まれ続けていた。スレッタタスケテ。

  • 40二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 21:41:26

    スレッタ、グエル救援🎲 dice1d100=84 (84)

    (50以上で成功)


    失敗の場合グエルはdice1d3=3 (3)

    1.自力で脱出できた!

    2.脱出できず…無念…

    3.ラウダが気付いて姉を助けるよ…!

  • 41二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:09:45

    スレッタに救出され、彼女に礼を言う。「グエルさんの頭がぺちゃんこにならなくて良かったです…」と真剣な目で伝えてくる彼女に「そうだな…」と薄ら笑いを浮かべながら、話し込んでいるラウダたちに一言「先に地球寮に行ってるな」と告げてその場を去った。


    ラウダはdice1d2=2 (2)

    1.即座に話を切り上げて姉とスレッタを追う

    2.カミルに呼び止められて少し話し込む


    グエル スレッタ は地球寮に dice1d2=2 (2)

    1.行く前にミオリネさんの温室に行きます!

    2.素直に真っ直ぐ行くぞ…


    ヴィム dice1d100=54 (54)

    プロスペラ dice1d100=66 (66)

    (90以上で行動)

  • 42二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:18:04

    元寮長のハズなのに、カミルパイセンだけでなく後輩に対しても弟みあるな…

  • 43二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:28:31

    ヴィムとプロスペラはまだ動かない、って感じかな

  • 44二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:36:51

    「なぁ、お前の家大丈夫か?」

    カミルに呼び止められ、そんなことを言われてはラウダは首を傾げた。

    「何の話だ?」

    「あー……そのだな」


    ────聞くに、ジェターク周りが最近怪しいらしい。


    「最近、寮にジェタークの社員達が出入りしてて…どうやら新しいモビルスーツを実戦投入する予定みたいでな」

    「…もしかして、ランブルリングで起動テストをするつもりなのか?」」

    ラウダは腕を組む。同時にランブルリングはオープンキャンパスで行われる一大イベントだ、それこと融資元に新たなモビルスーツを見せるのにはもってこいの場でもある。実際株式会社ガンダムも「ランブルリングを使って社の宣伝をする」ことを考えているぐらいだ。

    「…そのっスね…?そのモビルスーツには、誰も乗らなくていいって言うんスよ」

    「乗らなくていい?モビルスーツなのに?」

    「訳わかんないでしょ?私たちも訳わかんなくて…」

    「ラウダ先輩なら何か知ってるかなって思ったんですけど…」

    ラウダは何も知らない。父は何も教えてはくれなかった。…頼ってくれている仲間たちの手助けもできないなんて情けない。そして、父が何かをしようとしてるのも気に食わない。

    「俺たちの方でも色々調べてみるが…お前の方でも頼めるか?家と折り合いが今悪いのは承知なんだが…」

    「…勿論だよ。僕の方でも、あの男を探ってみる」

    何か分かったらすぐに連絡する。そう告げてはラウダは地球寮へと向かった姉を真っ直ぐに追いかける。


    (父さん…あなたは、何をしようとしてるんですか?)



    ラウダはこの事をdice1d3=2 (2)

    1.グエルに相談する

    2.シャディクに相談する

    3.エランに相談する

  • 45二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 22:44:49

    父さんが暗躍してるー…

  • 46二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 07:21:08

    保守

  • 47二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 16:01:56

    保守

  • 48二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 16:58:08

    ラウダ追い付き🎲 dice1d100=68 (68)

    (50以上で追い付き)

  • 49二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 17:55:32

    しっかり追い付いてる💮

  • 50二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:13:00

    「姉さん!!!」
    腹の底から大きな声で姉を呼べば、くるりとスレッタと姉さんが振り向く。きょとりとした2人が僕を捉えては、驚いた顔でこちらを見る。
    「ラウダ?」
    姉さんの変わらない優しい声に、さっきまでずっとモヤモヤしていた心が落ち着いていく。ごちゃごちゃしていた頭がクリアになり、僕は腕を広げそのまま姉さんを抱き締めた。
    「おぶっ」
    「わわ、ラウダさん?」
    すっぽりと腕の中に収まった姉さんの…初めて抱き締めた時よりも細くなった体に、ぞわりとする。強く彼女を抱きしめていれば、そっと背中に手が回った。
    「…どうした?なんかあったか?」
    ぽんぽん、と背を撫でながら、姉さんが僕に優しく問いかける。僕はふるふる首を振っては、ゆっくり姉さんから離れた。
    「…何も無いよ、姉さん」
    「…そうか、ならいい」
    姉さんは何も言わず「じゃあ一緒に行くか」と微笑む。スレッタだけはどこか何か言いたげな顔をしていたが、先に歩き出した姉さんの後ろを追いかけた。
    「…ラウダさん」
    「なんだ?」
    「…1人で背負っちゃダメですよ」
    スレッタの顔を見る。お互いに目を見合せて、僕は小さくわかっているとつぶやく。
    わかっている、1人で背負う気は無い。けれども。
    「ラウダ、スレッタ?」
    振り向いた姉さんが僕らを呼ぶ。少し目を離したら、お星様になってしまいそうな姉さんに、2人して駆け足で傍に行けば「なんだよ」と姉さんはけらけら笑っている。

    (父さん、お願いです。もう何もしないでくれ)

    貴方達の争いに、僕らを巻き込まないでくれ。どうか、どうかお願いです。僕から、やさしい姉さんを、奪わないで。

  • 51二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:20:41

    2人で姉さんを支えてやってくれ…!繋ぎ止めろ…

  • 52二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 22:46:23

    怖いよう……不穏だよう…………

  • 53二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 00:28:28

    「私たちに足りないもの!!!それは!!!」
    「「イケメンだ!!!!」」
    「「「は??」」」
    地球寮、兼株式会社ガンダムの事務所に足を踏み入れたと同時に聞こえる怒号のようなセリフに3人で首を傾げた。叫んでいたのはリリッケとレネだ。その周りでは興奮している女子メンバー、死にそうな顔でどこか遠くを眺めている男子メンバー。何だか嫌な予感がしてラウダは後ずさるも、状況をよく理解できていないグエルとスレッタだけはぽつりと立ったまま呆然とその惨状を眺めていた。
    「いけめん?」
    「……イケてるメンズ…?」
    違うそうじゃない。あってるけど違う。内心そう突っ込みながらラウダはグエルとスレッタの手首を掴んで逃げた。否、逃げようとした。
    「イケメンだ!!!!」
    「捕まえろ!!!」
    おんなのこはこわい。
    全速力で走ってきた彼女たちに、伸ばされた複数の手に、甲高い悲鳴をあげながらラウダは捕まってしまった。

    「株式会社ガンダムのパンフレット表紙…?」
    ガタガタガタ、と震えるラウダを守るように背に庇いながら、グエルは訝しげに顔を顰める。ミオリネが少し居心地悪そうな顔でそうよ、と言いながらタブレットを表示する。画面に表示されたのはどこかぎこちないキメた顔でかっこいいポーズを取るオジェロ、ヌーノ、マルタン、ティルの写真だった。
    「ハロバイクでここまで来た?」
    「違うわよ、何よそれ」
    「いや何となく…でこれがパンフレットの表紙なのか?」
    インパクトに欠けるな。と素直に言えば表紙を飾った3人(1人は涼しい顔でこちらを見ていた)が「ぐぁ!!」と悲鳴を上げたので、グエルは慌てて顔を上げた。3人(1人は納得した顔で頷いている)が膝から崩れ落ちていて、グエルはより慌てる。
    「あ、ちが、違う!お前たちが悪いんじゃなくて、その、株式会社ガンダムのパンフレットとしてインパクトに欠けるって意味で…!」
    「いいんだグエル…俺達は所詮イケメンには程遠いんだ…」
    「散々言われたし、もう大丈夫…」
    「うぅ…だから嫌だって言ったんだよぉ…」

  • 54二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 00:32:52

    「実際インパクトには欠けるのよ。だから顔のいい男を使えばいいかなって話になったのよね…」

    そこでぐったりしてるエラン兄弟とシャディクも撮ったのよ?とスライドされた表紙には先程とは違い小洒落た姿の4人が映っていた。

    「確かに顔はいいな…」

    「よ、4人とも凄くかっこいいです…!乙女コミックの表紙みたい…!」

    「…でも、インパクトは無いな」

    「同じ顔3人でもインパクトは十分なのに、なーんかイマイチなのよね」

    なんでかしら?と首を傾げるミオリネに対し「むしろなんで男表紙に拘ってるんだろ」と内心疑問を抱いた。

    いや多分惨状からして、初めは真面目だったのに途中から斜めに向かったんだろうことは想定できる。ガンドアームの表紙からセットで人を映すべきだろう、なら誰が一番いい?顔がいい男がいいのでは?こんな感じだろうか。ぼんやり考えながらも軌道修正出来なかったのか、呆れ混じりにエランを見れば視線に気付いた顔色の悪いエランが、閃いたと言わんばかりの顔でこちらを見た。

    ───なんか、すごく、嫌な予感が、する。


    「おいミオリネ、次の表紙案、思いついたぜ」

    「……奇遇ね、私もよ」


    グエルは後ずさった。隣にいたスレッタも、後ろで震えていたラウダも。みんなで後ずさった。


    グエル スレッタ ラウダ 逃亡🎲 dice3d100=43 1 55 (99)

    (3人で250以上で成功)

  • 55二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 00:40:33

    250は無謀でしたね…

  • 56二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 00:44:46

    スレッタ1…よわよわじゃんかわいいね

  • 57二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 01:06:51

    オオマケテシマウトハ以下省略。

    全員あっさり掴まった。逃げれるわけがなかった。身体能力の高いスレッタがあっさり掴まったのが悪い。「スレッタァ…」とミオリネに呼ばれた瞬間「どうしました?!」と走るんじゃない。あっさり抱きついた挙句「グエルたちを捕まえて、私の花婿」と言われてあっさり仲間(?)を裏切るんじゃない。いやまぁ、仲直り出来た2人に争えとかは言えないから、仕方がないと言えば仕方がないけど。

    「というかミオリネ、お前が表紙やればいいだろ!!」

    会社の顔だろ!!とラウダの悲鳴が聞こえる。がミオリネは腕を組んだままふぅ、とため息を吐いた。

    「私よりもあんた達の方がインパクトはあるわよ」

    そうかな…?顔面的にはミオリネも変わらないと思うけど…?グエルは多分言っちゃダメだなと思い言葉を飲み込んだ。

    どこか遠くで女子メンバーが服が服を掲げている。真っ赤なドレスと、スーツが2着。あれ?さっき見せてもらった表紙では誰もおめかししてなかったような。

    「あれ、ミオリネさんあの服…?」

    「あぁ、パーティであんたが着た服よ」

    「え、なんで…?」

    「今からそれ着て撮影だから」

    「えっ」

    「スレッタ、ヨロシクね?」

    「え、ええ、えーー?!」

    スレッタの悲鳴を聞きながら、グエルはアティランに目を向ける。無理だと首を横に振られ、クアンを見ればここ一番のいい笑顔で手を振られた。シャディクは既にラウダの肩に手を置いては何か話しているし、エランは最高に人の悪い顔でこっちを見ている。

    逃げれなかった時点で、自分たちの負けである。結果のみが真実。そう、これが結果なのだ。結果ってなんだっけ…。

    「グエル・ケレス、さぁこのスーツに着替えてもらうぞ」

    グエルの結んでいた髪を解きながら、いつの間にか後ろにいたサビーナが耳元で囁く。びくりと体を跳ねさせ、咄嗟に振り向けば、無表情なのにどこか楽しそうな彼女の姿。そんな彼女を見上げながら「ひぃ……」とグエルは悲鳴をあげた。


    写真出来栄え dice1d100=36 (36)

    (1に近い程不出来、50以上で満足、100に近いほど大満足)


    不出来だった場合、満足いく出来栄えになるまで dice1d5=2 (2) 時間かかった


    グエル ラウダ スレッタ の 疲労度 dice3d100=37 60 50 (147)

    (低いほど楽しめた様子、高いほどもう疲れた帰る!!)

  • 58二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 01:34:20

    両手にイケメン装備スレッタだ!
    絵としてなかなかの攻撃力だね

  • 59二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 08:19:33

    このレスは削除されています

  • 60二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 08:28:54

    サビーナさんがグエルちゃんを着せ替えるの楽しんでたみたいで良い

  • 61二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 17:26:29

    華やかすぎる…!この3人映えるね

  • 62二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 23:41:52

    スレッタもラウダもぐったりしてる中、グエルだけは撮り終えた写真をじっと眺めていた。トマトを持ったスレッタを真ん中に、己とラウダがぴったりと両側を抑え、目線だけをカメラに向けてキメている写真は正直言ってよいのか分からないが、1部と乙女がキャー!!と言っているのでよしとするとして、グエルはミオリネにこの写真をデータで送ってほしいと言った。一瞬驚いた顔をしたミオリネは「いいわよ」と許可を出しながらグエルの端末に出来上がった写真を送り、ついでに失敗した(距離が近すぎて笑ってしまった3人の写真と、何も考えずにトマトを食べてしまったラウダを「ぎょぇ」とした顔で見るスレッタとグエルの写真etc.....)写真も送ってくれた。端末に送られてくる写真を眺めながら、グエルはありがとうと小さく笑う。


    …こういった、オシャレをして撮る写真は、グエルにとって初めてだった。今まで経過観察用の写真等は撮ったことはあったが、こうして、友達と、家族と、楽しく撮るのは初めてで、グエルはとても嬉しくて、思ったよりも撮影を楽しんでしまった。スレッタはまだしも、写真慣れしてるラウダはとても辛そうだったが、正直こんなに沢山撮ってもらえて嬉しかった。でも、少し物足りなさも感じてしまう。こんなに沢山の人がいるのに、たった3人だけしか撮らなくて。エラン達も、シャディク達も、地球寮のみんなも居るのに。そっと、画面を指で撫でる。

    「どうせなら、皆で撮りたいな…」

    ぼそりと呟いた言葉は dice1d3=3 (3)


    1.誰にも届かなかった。

    2.いつの間にか隣にいたラウダが聞いてた

    3.届かなかったけど、エランが察した

  • 63二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 00:13:07

    さすエラ

  • 64二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 08:11:18

    きれいなおべべいっぱい着せてあげたい…

  • 65二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 17:26:12

    やっぱりこんだけやったんだから皆と集まって撮りたいよね

  • 66二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 23:15:40

    いい……

  • 67二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:54:00

    保守

  • 68二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 18:34:27

    保守

  • 69二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 19:51:25

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 22:28:40

    ふと視線を感じて顔を上げるとエランとぱちりと目線があった。少し驚きながらも首を傾げれば、呆れたような顔をしたエランがミオリネを呼び、耳元で何かを話している。それと同時にミオリネは目を見開き、グエルの方に目線を向けた。じぃと見つめられてはグエルはたじろぐことしか出来ない。
    「……?」
    グエルは再び首を傾げる。なにかおかしなことをしただろうか、実はグエルの後ろに誰かいるのでは無いだろうか。ちらりと振り返ってみても後ろには誰もおらず、益々グエルは困惑した。
    「…なん、だよ…?」

    ──

    「全員で写真撮るわよ」
    「はぁ?!」
    唐突なミオリネの言葉に全員が声を荒らげた。なんでまた?!いやいやもう表紙決まっただろ!などと社員たちがミオリネに詰寄る中、表紙だけじゃなくて中身の写真も必要なんだよとエランが言う。
    「中身?」
    「大人ってのはなぁ学生がこんなふうに元気よくしています!こんだけの仲間で頑張ってます!てアピールすればするほど財布の紐が緩まるんだよ。表紙はこいつらでも、中身の中のどこかには俺たち全員が写ってる写真が1枚でもあると効果が倍増するってわけ」
    「…そ、そういうものかな?!」
    「そういうもんなんだよ」
    全員が慌ただしくしている中、グエルだけがぽかんと立ち尽くしている。正直状況が読み込めていない。

    「何してんだグエル、さくっと撮るぞ」
    エランがグエルの腕を掴む。今だに化粧しなきゃとか、髪型大丈夫とか、キメ顔のしかた教えてくれラウダ!!とか色んな声が聞こえ、うるさくてうるさくて仕方がないのに、エランだけの声はグエルの耳にしっかりと届く。目を大きく見開いてエランを見ていれば、その目線から逃げるようにエランはそっとグエルから顔を逸らした。
    「エラン」
    「なに」
    「ん…あのさ、ありがとう」
    何となく、その言葉が言いたくなった。振り向いたエランは言葉では言い表せれないような表情で、口を開いては閉じてを繰り返し、最終的に俯いては「おまえの為じゃないんだからな」と言いながらも集まり始めたメンバーたちの元に歩き出す。グエルも腕を掴まれてるせいでそのまま引き摺られながらも、エランの赤くなっている耳を見ながら、小さく笑みを浮かべてはメンバーたちの輪の中に足を踏み入れた。

    (大切なものに、株式会社ガンダムの皆との写真が追加されました)

  • 71二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 22:49:04

    (おまけ)

    「なぁなぁ、後で2人で写真撮らないか?」

    「…誰と2人で?」

    「俺とエラン」

    「…グエルと俺」

    「あれやりたいんだ、壁ドン顎クイ」

    「壁ドン顎クイ」

    「リリッケが言ってた。最近流行りだって」

    「いや撮るなら普通に撮ろうぜ…?そういうのは軽率にやるべきじゃないとお兄ちゃんは思うわけ」

    「軽率なのか?」

    「軽率というか、それやったら確実にやべえのが走ってくる」

    「やべえの」

    「いるだろ、ヤベエの」

    「…そうか、じゃあ残念だけど普通のにする」

    「うん」

    「……エランに壁ドンと顎クイしてみたかったのに…」

    「まって俺がされる側だったのか??」

    「そうだけど」

    「普通それって女の子がされたいやつだろ?!」

    「リリッケは「今のグエル先輩に壁ドンして欲しい〜」って言ってたけど、違うのか?」

    「……いや、うん、えーーと…」

    「エラン?」

    「……」

    「えーらーんー?」

    写真ポーズは dice1d3=2 (2)

    1.グエルがエランに壁ドン顎クイ

    2.エランがグエルに壁ドン

    3.お と う と 参 戦 ! ! !

  • 72二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:01:02

    こういうとき真っ先に走ってきそうなのに来ないのか 撮影で疲れちゃってたのかな?

  • 73二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:03:33

    ひえー!見たい……!!

  • 74二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:17:17

    ラウダ不参戦 理由 dice1d3=3 (3)

    1.もう撮影で疲れちゃってェ…全然動けなくてェ…

    2.シャディクとお話中+気付いたシャディクによるシャディクガード

    3.エランなら大丈夫だろう…まて壁ドンは聞いてない、走り出す


    エラン(心情) dice1d100=62 (62)

    (1に近い程お前恥ずかしいだろ?おん? 50前後で少しの照れ 100に近い程俺が恥ずかしい、誰か助けて)


    グエル(心情)dice1d100=86 (86)

    (1に近いほど「見れば見るほど三兄弟って似てるんだなぁ…」 50前後でちょっと困惑 、100に近いほど 「あれ、もしかしてこれ恥ずかしいやつ…???」)


    エランの壁ドンを見た全体 dice1d100=2 (2)

    (低いほどスルー 、高いほどザワつく)

  • 75二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:26:29

    これ壁ドンの2ってラウダのことだろ ほぼほぼ全員が「また何かやってんなぁ」程度にしか思ってなさそうで

  • 76二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:44:19

    エラン壁ドン dice1d100=9 (9)

    (50以上で成功、50以下でラウダ乱入によるダブル壁ドン)


    50以下だった場合dice1d50=49 (49)

    1.無言でグエルをアティランが回収するよ

    2.スレッタによるレスキュー、エランとラウダは散らされるよ

    3.クアン「行けシャディク!君に決めた!!!」シャディク「うそでしょ??」


    全体の雰囲気 dice1d2=1 (1)

    1.触らぬ神に祟りなし

    2.いつもの事だしまぁいいか〜

  • 77二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:44:40

    ちょっといい雰囲気なのかわいい

  • 78二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:45:51

    50以下だった場合dice1d3=3 (3)

    1.無言でグエルをアティランが回収するよ

    2.スレッタによるレスキュー、エランとラウダは散らされるよ

    3.クアン「行けシャディク!君に決めた!!!」シャディク「うそでしょ??」

    >>76

    (失敗しました)

  • 79二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:53:40

    わちゃわちゃ度アップしたわね

  • 80二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 00:29:09

    (もうちょいオマケ話続きます……)

    もしかしてなくても、とても恥ずかしい事だったかもしれない。
    エランが「壁ドンってこういうことなんだよ」と少し頬を染め、目を逸らしながら言うので、俺は目をウロウロさせながらどうすればいいか分からずにいた。ぶわっと溢れ出た汗が頬を伝う、顔が凄く熱くなって、パーメットスコアをあげた時みたいにちりちり頬が熱くなって、でも別に頭は痛くないし、体もビリビリしなくて。
    どくどくばくばく、と脈打つ心臓が、いたくて、でも痛いと言っても、もう息ができないって言う痛みじゃなくて。
    何か言おうと口を開くけど、気の抜けた声しか出なくて、情けなくてきゅぅって目を瞑りながら顔を下げた。これ以上エランの顔を見てると、心臓が爆発してしまう気がして、それは、とても怖くて。
    「は、やく…撮って…」
    自分でやりたいって言ったのに、何故か懇願するように頼んでしまって、情けなくて涙が出そうになる。はやく、と急かすように言えば、エランがごくりと息を飲む音が、よく聞こえ、て
    「何してるんだエラン・ケレス」

    とんでもなく低い、ラウダの声が響いた。

  • 81二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 00:42:04

    エランとグエルめちゃくちゃかわいくてニコニコしちゃう

  • 82二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 08:35:34

    全員集合写真を大切に保存してるグエルかわいいな…
    生徒手帳端末って待受画面的な設定出来るのか分からないけど、できるならしてて欲しい感じ

  • 83二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 12:54:32

    ほのぼのパート好きです

  • 84二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 14:32:56

    気ぶりレース、やっと様が弟をかいくぐりましたか?!?!

  • 85二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 20:39:24

    目をかっぴらいたラウダが、居る。ラウダの片手が、自分の顔の横にある。というか、え、これ、ラウダにも、されてるのでは?
    あば、と変な声が出る。顔の熱さが限界を超える。どばりと溢れ出した汗が滝のように流れ、頭はパニックだ。色んなものが押し寄せてくる。来ないで欲しい。パーメットを上げるのはファラクトに乗った時だけにしてくれ。
    「いや、写真撮ろうと思って」
    「写真を撮るのになぜこのポージングなんだ?」
    「これは、その、ぐえるからのようぼうで」
    「姉さんがそんな下品な要望するわけないだろう、頭取り出してじゃぶじゃぶ洗ってやろうか」
    「……酷い罵倒だね?君こそその歪んだ目玉引っこ抜いて洗剤で洗ってやろうか。そうすれば少しはシスコンも治るんじゃないか?」
    「は?」
    「あ?」
    喧嘩しないで欲しい、もう許して欲しい。俺が悪かった、写真撮ってとかもう言わないので解放して欲しい。たすけてすれった、あてぃらん、くあん、もう誰でもいいからこの場所から救ってくれ、誰か。
    「あーー、はい、そこまで!」
    目の前にあった影がなくなる。圧が消え、顔を上げればエランとラウダはいつの間にか遠くに転がされていた。流れる金髪が、見える。大きな背中が、庇うように俺の前に立っている。
    「エランもラウダも冷静に、ほらグエル怯えてるだろ?」
    いつもの油断のできない、それでも最近は明るくて優しくなり、少しは信用しても大丈夫な(ような気がする)声がする。遠くからきゃんきゃんとなにか吠える声がする。それを宥める声がする。

    ( そういやぁ、今御三家が集まってるんだな、すごいな… )

    キャパオーバーを迎えた脳が考えを放棄する。ズルズル体から力が抜けていくと同時に、意識が遠のいていく。どこか頭上で名前を呼ばれたような気がしたが、返事をする程の気力もなく。ぷつんと意識が途切れた。

  • 86二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 21:28:02

    キャパオーバーでぐるぐるしちゃってプシュ~ってなっちゃったグエル可愛いな…ギャグ的な大丈夫な気絶だよね??

  • 87二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:13:21

    グエルぶっ倒れ dice1d3=3 (3)

    1.ただのキャパオーバーで気絶だよ!

    2.1+で知恵熱まで出ちゃったみたい…

    3.キャパオーバー(だと本人も周りも思っているだけ)で気絶したみたい…!


    エラン グエル 壁ドンでの色々 dice2d100=51 56 (107)

    (1に近い程恥ずかしかっただけ、50前後で照れ、100に近いほど………)


    ぶっ倒れたグエルはdice1d3=2 (2)

    1.取り敢えず地球寮で休憩させるよ

    2.医務室まで連れていくよ

    3.自室まで連れて帰るよ


    2と3の場合誰が運ぶ?dice1d3=2 (2)

    1.エラン

    2.アティラン

    3.ラウダ

  • 88二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:19:37

    安心と信頼のアティラン……!!

  • 89二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:24:11

    気絶の理由が不穏だな…

  • 90二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:25:42

    グエル体調 🎲 100- dice1d100=93 (93)

    (引き算して50以下の場合 残り残基 4-dice1d3=1 (1) )


    医務室まで運んだアティラン、グエルに対し違和感をdice1d100=10 (10)

    (1〜50で持つ、50〜100で持った上で自分たちが思ってるよりもグエルが危ういのではないかと察する)


    ラウダはdice1d2=1 (1)

    1.アティランについて行く

    2.…シャディク、少し話がある

  • 91二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:39:27

    体が、以前より軽く感じた。

    姉さん姉さんと周りをうろうろする弟に鬱陶しさを感じつつも、付いてくる彼を蔑ろにする訳にも行かず、共に医務室へと向かう。ちらりと多分気絶をしただけのグエルの顔を見る。顔色はいい方だ、呼吸も何もかも、いつもよりかはいい。…なのに、彼女の体はこんなにも、細くて、軽かっただろうか。

    (……グエル、君は)

    大丈夫、だよね。君は、ずっと僕らと、一緒だよね。

    白いベットの上で静かに眠る彼女を見下ろしながら、仄かに抱いた不安をかき消すように、アティランは拳を握りしめた。


    (グエル 残り残基4から3に変更)


    ラウダはアティランにdice1d3=1 (1)

    1.「姉さんは大丈夫だよね?」と問いかける

    2.「…お前達は、ジェタークが作ってるMSを知ってるか」と問い掛ける

    3.何も言わず、ただ姉の手を握りつづける


    グエル目覚まし🎲 dice1d2=2 (2)

    1.半日で目を覚ますよ

    2.翌日に目を覚ますよ


    1.の場合目覚めた時には dice1d3=2 (2)

    1.アティランだけがいるよ

    2.ラウダだけがいるよ

    3.2人ともいるよ

    4.誰も居ないよ

  • 92二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:56:16

    (🎲失敗してるのですが選ばれなかったのでそのままにします!!)(選ばれた場合は再度引き直す予定でした)


    アティラン慰め

    (1〜50で 「わからない、けど…大丈夫だって、信じよう」(ラウダ心配補正+20)

    50〜100で「彼女は強いよ、誰よりもね。だから、心配しないで。彼女は大丈夫だから」(ラウダ心配補正-20))


    ラウダ 姉への心配🎲 dice1d100=13 (13)

    (50以上でグエルVS🎲の際補正+30)


    オープンキャンパスまでにdice1d2=1 (1)

    1.1悶着あるよ dice1d100=4 (4) (70以上でヴィムが株ガンにジェターク、70以下だった場合????)

    2.なにもないよ、ほのぼのするよ

  • 93二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 23:57:24

    >>92

    アティラン慰めdice1d100=50 (50)

    (1〜50で 「わからない、けど…大丈夫だって、信じよう」(ラウダ心配補正+20)

    50〜100で「彼女は強いよ、誰よりもね。だから、心配しないで。彼女は大丈夫だから」(ラウダ心配補正-20))

    (今日はめちゃくちゃ🎲失敗するのでダメかもしれない)

  • 94二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 00:41:27

    目を、覚ます。
    真っ白な天井がまだ霞む視界に映り、数回瞬きしてはゆっくりと体を起こした。
    軽く手を握っては、手がいつも通り動くことを確認する。腕を伸ばし、少し体を前に伸ばし、全身に以上がないことを確認する。いつものルーティンをこなし、今日も体が動くことにほっと胸をなで下ろした。目が覚めたら、自分の手が動かなくなってるかもしれない、体が起こせなくなるかもしれない、足が動かなくなってるかもしれない。もう、目を開けることさえないかもしれない。
    ぞわりと体を駆ける悪寒に、胃からせり上がってくるものを抑えるように口を手で覆う。
    す、と目の前に銀のボウルを渡され、それを受け取っては情けなく胃液をはき出した。嘔吐きながら、固形物も何も出てこない口の中の液体を吐き出し続ける。つん、と鼻を刺激する匂いに顔を顰めていれば、背中をゆっくりとさすられ、前のめりになりながらがぱりと胃液を再び吐き出す。
    「ぐ、ぇ…ぉ……が、はっ……ぅ、…う゛ぁ゛……」
    くるしい、そういえば、暫くご飯ちゃんと食べてなかったな、とぼんやり思う。汗と涙が溢れ、涎が止まらない。苦しさにひゅーひゅーと息をしていれば柔らかなタオルがそっと頬に当てられ、汗を拭われる。
    今度は水の入ったボトルが視界に入った。震える手でそれを受け取れば既にキャップは開いており、ゆっくりとそれに口をつけた。焼けたように痛い喉に無理やり水を流し込む。冷たくなく、常温の水は口の中にある酸っぱさを少しは流してくれたようだ。ゆっくり息を吐き出して、顔を上げる。誰か知らないが、自分の世話をしてくれた人に礼を言わなければ。そう思って、横をみた。
    「おはよ、おねーちゃん」
    「おはようございます、姉さん」

    アレ、マエニモコンナコトアッタナ?

    1人は笑顔、1人は無表情でこちらを見ている2人組の、まっったく知らない顔の幼い少女達に、グエルはパニックのまま再び意識を失いそうになった。

    🎲結果 4 、70以下????→ ソフィ・プロネ、ノレア・デュノクの編入

  • 95二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 09:11:06

    しらっと残機減ってるし、ソフィノレ来てるし激動だ!

  • 96二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 16:51:26

    もうすぐランブルリングか…

  • 97二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 17:31:05

    やだよ~謎の体調不良で残機減ったばっかなのにまた残機減っちゃいそう…

  • 98二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 18:10:53

    ガンダムなんてもう乗るな(切実)

  • 99二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 20:20:11

    「詳しく…説明してください…今、俺は冷静さを欠こうとしています…」

    「いやまぁ説明っつっても出来るようなものじゃなくいででで弟と同じように頭鷲掴みにしてくるんじゃない!!!この馬鹿力!!」

    アスティカシアオープンキャンパス、地球寮エリア。ティコのヤギミルクを片手に立っていたエランの頭を鷲掴みにしては詰め寄っていた。マジギレじゃねえか、取り敢えず手を離せ落ちついて話そうぜ…と言うエランに、グエルはちらりと後ろでマルタン達と話をしている二人の少女に目線を向け、そのままエランに視線を戻しては頭から手を離した。


    「…オルコットから?」

    「正確にはその上のナジってやつからな。義肢の手配が遅れてもいいから、こいつらを編入させてやってくれないかって交渉されたんだよ」

    「なんで?」

    「さぁ?俺はそこまで興味無いからね。実際編入の手続きは俺じゃなくてシャディクがしたし、ほとんどあの二人に関してはノータッチだよ」

    両手を上げながらそう言いつつ目を閉じたエランに、グエルはそうだったのか、とエランの横にすとんと座る。手で顔を覆い、深いため息を吐くグエルに対し、エランは呆れたような顔をしながら疑問を口にした。

    「てか、お前なんで俺ん所に来たわけ?」

    エランの言葉に、グエルがぴたりと止まる。あー、その、えーと、と言葉を濁すグエルに「ハッキリ言えよ」と言えば小さく唸ったあと、決心したかのようにグエルが口を開く。

    「…だって…………エラン、なら、全部知ってるって、思って……」

    「……な、」

    なんだそれ、お前の中で俺はどれだけ万能なんだよ、というか目が覚めて、突然知らない奴を目の前にして、真っ先にそれに関して知ってるのが俺だと思うってお前、お前。

    深いため息が出る。びくりと体を揺らしたグエルが、ごめん、と小さく謝るのが聞こえ、エランは再び深く深くため息を吐いた。

    「謝らなくていいよ、怒ってないし」

    「ほんと、か?」

    「本当」

    安心させるように笑ってやれば、顔を上げたグエルは、少しほっとしたように眉を下げた。よかった、と目を閉じたグエルに、エランは無意識に手を伸ばし、グエルの頬に手を添える。

    「……エラン?」

    きょとりと目を丸くしたグエルが、エランを見つめる。ふにりとした柔らかい頬を撫であげ─dice1d2=2 (2)


    1.「お姉ちゃん達何してるの?」

    2.「──姉さんに何をしてる、エラン・ケレス」

  • 100二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 20:50:24

    弟めっちゃシュバるじゃん

  • 101二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 20:54:12

    この流れさっき見たやつ!

  • 102二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 21:38:01

    駄目だ やっぱり鉄壁すぎる

  • 103二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 21:45:55

    弟くんさぁ、姉関連のときだけニュータイプかイノベイターかエクスラウンダーになってない??

  • 104二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 22:12:37

    もしかして壁ドンのことがあってから警戒対象になっちゃったとか?

  • 105二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 22:30:03

    「──姉さんに何をしてる、エラン・ケレス」
    超がつくほど低い声が、響く。エランの手首を、折れるのではないかと言うほどキツく掴んだ男が、グエルと間に入ってはじろりとエランを見ている。昔見た映画で、ドアの隙間からギョロりとした目を覗かせこちらを見ているシーンと、今のラウダの目が被る。
    エランの悲鳴が、賑やかな広場にこだました。

    「なんかこの光景前も見た事あるよな」
    「昨日の出来事じゃん」
    「リプレイかよ」
    散々な言われようである。実際その通りなのでグエルも強く出れない。いつもの如くどこから持ってきたのか片手に斧を持った弟を抑えながら、エランを庇う。なんか最近、よく人を庇うことが増えた気がする。気のせいかな、気のせいか…?
    「おの、もつなって、いった!」
    「振り回すなって言われただけで持つなとは言われてない」
    「え、そうだっけ…?」
    記憶に自信が無い。ラウダの涼しい顔に少し動揺しながらもグエルは顔を振りながら「それでも!」と言葉を続ける。
    「ラウダに物騒なものを持って欲しくない…」
    「姉さん…」
    ラウダがじーんと感動した顔をするが、すぐにすんっと元に戻る。
    「それはそれとしてエラン・ケレスを殴るのは変わりないよ」
    「なんでだよ」
    エランのツッコミと同時にラウダが当たり前だろう!!!と吠えた。
    「昨日壁ドンした挙句、今日も手を出すお前を僕が許すと思ったか?!?!」
    「手を出すってなんだよ、手は出してないッ」
    「姉さんの頬に触っただろう!」
    「さ……わりました」
    「許さん!!!」
    「落ち着けラウダ!?」
    たかが頬だろ?!俺だってラウダのほっぺは触るし、エランのほっぺだって触るぞ!!そう言えば「その触るとあいつの触るは違う!!」と怒られた。何が違うんだよ。何が違うんだよ、おい。エランは目を逸らし、ラウダは吠え、助けを求めるように地球寮の面々を見れば分かりやすく目をそらされた。何故だ。

  • 106二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 23:03:28

    ラウダVSグエル

    dice1d100=27 (27) VS dice1d100=60 (60)


    エランは何故グエルの頬を触った?dice1d3=2 (2)

    1.何となく…?

    2.少し痩せたなと思って…

    3.いや、なんか可愛いなと思っ……?

  • 107二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 23:22:14

    どっと疲れた。

    なんとかラウダを落ち着かせては、グエルは深く息を吐き、目を閉じた。最近なんだか疲れやすくなってる気がする。体力が持たないのは仕方がないとはいえ、ここまで疲れやすくなってるのは何故だろうか。

    どうにか落ち着いたラウダの頭を撫でながら、ほんの少し持った違和感にふるふると首を振った。


    グエル 行動 dice1d2=2 (2)

    1.明日のランブルリングの為にファラクトの調整に行く

    2.ソフィ「お姉ちゃん私エアリアル見たい!連れて行ってよ!」


    ラウダ 行動 dice1d100=40 (40)

    (50以上で姉と行動、50以下でエランと行動)


    スレッタは現在 dice1d1=1 (1)

    1.エアリアルの所だよ

  • 108二次元好きの匿名さん23/09/05(火) 23:29:39

    あちこち微笑ましい?やり取りはあるのに姉さんのお体が…

  • 109二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 07:15:10

    ほしゅ

  • 110二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 16:48:28

    これハッピーエンドらしきものを迎えられたとしてもグエルの体力的問題ってなんとかなるのかな…?

  • 111二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 19:09:33

    今更だけども、この概念のグエルのcvは甲斐田裕子さんな気がしてきた(マリーダさんっぽい雰囲気を感じる)

  • 112二次元好きの匿名さん23/09/06(水) 19:47:56

    ガンダムに乗らなくても残基が減ることがわかったので何かしら対策を練らないと…

  • 113二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 01:44:52

    ランブルリングって一応真剣勝負とはいえ学校の余興みたいなものなのに
    ファラクト乗ったらここでもスコア上げないといかんの…?

  • 114二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 12:11:27

    保守

  • 115スレ主23/09/07(木) 19:17:48

    主ですーグエルの状態と今後の展開諸々でスレの更新がしこし送れます…保守していただけると嬉しいです…すいません……もう少々お待ちください……

  • 116 23/09/07(木) 19:34:52

    グエル🎲 dice1d100=30 (30)

    (1〜?? 50前後 ?? 100??)

  • 117二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 19:57:38

    スレ主お疲れ様〜
    毎度シークレットダイスが怖いぜ

  • 118二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:59:12

    現状では、
    ・治療法がない
    ・重篤な体調不良が起きれば残機が減る
    だから、回復もできないし何もしなくても死へ一直線なんだよな… どうすればいいんだ…

  • 119二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 06:50:41

    プロスペラが治療法というか緩和法とか知ってるんじゃないかな
    本編ではあのヘッドギアでデータストームの症状抑えてるみたいな口ぶりだったし

  • 120二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 14:59:00

    謎ダイス気になる保守

  • 121 23/09/08(金) 15:05:19

    「お姉ちゃんって死にたがり?」
    エアリアルが見たいと言うから案内してやったのに、唐突に投げかけられた言葉に息を止めた。
    振り向くと「あは、怒った?」と自らをソフィと名乗った少女が愉快そうに笑っている。
    「急に変な事を言われて驚いただけだ、別に、怒ってない」
    「へぇ」
    ソフィが、ケラケラ笑う。その後ろで何も言わないノレアと名乗った少女がこちらを見ている。
    「─もうすぐ、エアリアルの所に着くぞ」
    彼女達の視線から逃げるように、俺は再び背を向けて歩き出した。

    死にたがり?と聞かれ、違う、と否定できなかったのは何故だろうか。生きることは大切で、生きるべきなのはわかっている事だ。……生きるべきだ、自分は。生きなければならない。こんな所で死ぬ訳には行かない。ペイルに囚われている他の強化人士の人たちのためにも、そして
    (わたしのせいで、死んでしまった、お母さんの為にも)
    息が苦しい、頭が痛い。じわりと頬が熱くなり、それを隠すように足を速める。お姉ちゃんはやーいと後ろから飛んでくる言葉を無視して、歩き続ける。足を止めたら、何か、自分の中で壊れてしまいそうで。
    (それに、約束したんだ)
    みんなと、空を見るって。この約束だけは、壊されたくなくて。
    「これがエアリアル?」
    ソフィの声に足を止める。顔を上げれば白いモビルスーツがただ静かに鎮座していた。
    「…あぁ、これがガンダム、エアリアルだ」
    ぐちゅり、どろり。頭が痛くなる。じわりと脳みそを直接掴まれているような感覚。パーメットをあげた時と、同じ感覚。近づく度に強くなる、幼い子供の、笑い声。
    (…グラスレー寮との決闘の時より、声が、)
    「へぇ、前の方が可愛かったなぁ。今の顔は好みじゃないや」
    「モビルスーツの顔に違いがある?私には全然分からないけど」
    「あるよーふっくらしててふわふわしてて、前のエアリアルはカワイーって感じ!今もかわいーけどちょっと違うなぁ」
    ──まるで中に人がいるみたい。
    一瞬、息を飲む。誰かに睨まれたような気がして、心臓がうるさくなる。「モビルスーツなんだから、人が入ってるのは当たり前だろう」と言葉を返せばそうじゃないんだよと笑った。
    「そうじゃない…?」
    「お姉ちゃん分からないの?」
    ソフィが目を細め、こちらを見る。まるで、もうお前になら分かっているだろうと言わんばかりの視線に、小さく息を飲んだ。

  • 122 23/09/08(金) 15:05:44

    dice1d2=1 (1)

    1.分からない、と目を逸らす。声が、より大きくなった気がする。

    2.「あ、グエルさん!…と誰ですか?」スレッタの声がした

  • 123二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 21:49:30

    ほしゅ

  • 124二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:17:11

    このレスは削除されています

  • 125 23/09/08(金) 22:18:29

    「ふぅん、お姉ちゃんがそう言うなら、それでいいや」

    ソフィはつまらなさそうにエアリアルに目を向ける。その姿を見ながら、グエルも同じようにエアリアルを見た。物言わぬモビルスーツが、ただこちらを見下ろしているだけなのに、少しばかりある威圧感に、グエルは息を飲む。エアリアルを見続けていると、聞こえ続ける、重なっている笑い声が、より大きくなる。

    「ソフィ、そろそろ行こう」

    「えー?もう少しエアリアルを見てようよー」

    「…ソフィの会いたい人、見つけたよ」

    「えっ?!」

    ノレアの指を指した方、顔を上げたソフィが目を輝かせる。グエルも同じようにそちらを向けば、一目散に駆け出したソフィが、会いたかった人に後ろから抱き着いていた。赤毛の髪の、エアリアルのパイロット。スレッタ・マーキュリー。お姉ちゃん、と聞こえる声は自分を呼ぶ時よりも楽しそうに弾んでおり、スレッタはオドオドとしながらも彼女を見ていた。

    「グエル・ケレス」

    「っ……なんだ?」

    「オルコットからの言伝です」

    「…オルコット、から?」

    「えぇ。……『死んで、楽になれると思うな』」

    「……」

    「死にたがりなあなたに、ぴったりですね」

    ノレアはそれだけ告げては、ソフィの元に歩き出す。スレッタの方へと向かっていった彼女達の背中を眺めながら、グエルは再びエアリアルを見上げた。

    「…わたし、は」

    別に、死にたいわけじゃない。死にたくない。生きたい。生きたい、のに。

    「……意味が、分からない」

    ずきんと、痛みが強くなる。顔を顰め、頭を押えて、俯いて。


    ───────。


    だれかが、名前を呼んだ気がした。

    「……───…、▪▪▪?」

    自分の口から零れた言葉に、白いモビルスーツが微笑んだ気がして、グエルは首を傾げながら自分の口元を手で抑える。

    いつの間にか、聞こえていた笑い声は止まっていた。


    グエル🎲 dice1d100=30 (30)

    (1に近いほど己の命は軽く 50前後 で命を大切に 100に近いほど絶対生きる意思がある )

    グエルはまだ、自分の命を無意識に軽く見ている。

  • 126 23/09/08(金) 23:12:20

    「仕掛けるなら明日だ」

    「明日?」

    「明日のランブルリング、ヴィム·ジェタークは必ず出てくる。ジェタークが何かを企んでるなら、ランブルリング前に仕留める。クエタでは仕留め損なったんだ、今度こそ確実にあの男を締め上げる」

    「締め上げるって、具体的にはどうやって?」

    「デリング暗殺及びテロ未遂、その他諸々」

    「父さんがその程度で折れるとは思わないけど」

    「折れないから今の地位にいるんだろ。でも今のジェタークは周りが騒がしい。現段階でのジェタークの株はお前のこともあって最安値、身内同士で無い腹の探りばかりしては結束力もない、少し触れば一気に崩れるジェンガみたいなもんだ」

    「…叩くなら、今ってこと?」

    「ランブルリングでなにかしでかす前に…グエルに何かある前に、あの男だけは止める。絶対にだ」

    「…つまり、ヤるってことだね。手伝うよ」

    「違うんだが???どうしてそっち方面に踏ん切りがいいんだお前は。いやグエルも変なところで踏ん切りはいいけど…」

    「お前の口から姉さんの話が出るのは地雷なんだが」

    「斧を下ろすんだ今すぐに」


    dice1d100=92 (92)

    (60越えでやりやがったなジェターク)


    ランブルリングでのファラクト dice1d3=2 (2)

    1.初めっからスコア4

    2.ただのお遊戯のようなものだし上げなくていいよ

    3.グエル本人に全て任せるよ


    3の場合 dice1d3=2 (2)

    1.エランストップ、スコア上げ禁止

    2.3位までなら上げようかな

    3.…流石に上げなくていいか?

  • 127二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 23:13:09

    オルコットさんの伝言…

  • 128 23/09/08(金) 23:18:33

    ランブルリング 出場人数


    ジェターク dice1d2=2 (2)

    グラスレー dice1d2=2 (2)

    ペイル dice1d2=1 (1)

    ブリオン dice1d2=2 (2)

    一般寮 dice1d2=2 (2)

    地球寮 dice1d2=1 (1)






    シュバルゼッテ 20+dice1d100=95 (95)

    パーメットスコア dice1d5=2 (2)

    搭乗者 dice1d2=2 (2)

    1.???

    2.???

  • 129二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 23:21:13

    シュバルゼッテ完成しちゃたか

  • 130二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 06:43:12

    このレスは削除されています

  • 131二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 15:59:17

    ほしゅ、

  • 132二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:10:39

    ゼッテ搭乗者ダイスが怖すぎる

  • 133二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 10:23:14

    これ搭乗者候補が2人って誰だ?姉弟なのか他のパイロット連れてくるのか

  • 134二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 10:33:43

    グエルはないんじゃない
    現状娘だってことすら覚えてなくてただの息子を誑かす忌々しい女だぞ

  • 135 23/09/10(日) 10:50:59

    ──ランブルリング当日。開始時間まで少し時間があるのだが、ケレス兄弟もラウダも、ペイル寮の皆は忙しそうだった。地球寮にも顔を出したが、各々やはり忙しそうで、グエルは暇を持て余していた。何か手伝えることはないかと思っていたのが、足手まといにしかならないだろうとその場を後にした結果、グエルは完全なフリー状態だった。


    さて、なにをしようか…dice1d2=2 (2)


    1.ファラクトの最終調整でもしに行こうか…と振り向いた時、誰かにぶつかった。dice1d3=3 (3) (1.ヴィム・ジェターク…!? 2.プロスペラ・マーキュリー…ッ! 3.…ベルメリア )

    2.することがないぞ、と途方に暮れていれば見覚えのある人物がウロウロしているのが目に付いた、人探しだろうか…?あれは確か dice1d2=2 (2) (1.カミル、だっけ…? 2.茶色い髪の子…えっと…名前分からない…)

  • 136 23/09/10(日) 11:41:44

    以前、どこかであった気がする少女がウロウロしている。ジェターク寮の生徒なのは分かるが、誰だったか名前が思い出せない。
    …何か困っているようだけれど、手を貸すべきなのだろうか。下手なことに首を突っ込むのはやめた方がいいだろうか。どうしようかと迷っていれば、ばちりと少女と目が合った。
    「そこのペイル女!!聞きたいことがあるからそこから動くな!!」
    唐突な怒号のような宣言に、びくりと身体を震わせる。顔を怒りに染めながらずんずんとこちらに来る少女に、グエルは驚きながらも大人しくその場で立ち止まって彼女が来るのを待った。
    ふー、ふー、と息を荒らげながら辿り着き、こちら睨む少女を、静かに見つめ返した。少女がごく、と息を飲み、たじろぐ。グエルは淡々と、感情も何も無い声で少女に問い掛ける。
    「…ペイル女って俺の事か?」
    「あんた以外に誰がいるんだよ!」
    「俺以外にもペイルには女子生徒はいるが」
    「それはそうだけどペイル女って言えばあんただろッ」
    「…そうだとしても、名前も知らない奴にそんな呼ばれ方される筋合いはない」
    「〜〜〜ッ!!!」
    ただ淡々とそう言えば顔をぐしゃりと歪め、少女は俯いたと思えばグエルの手首を掴んでは走り出す。驚きながら目を見開けば
    「今はあんたとそんな話してる暇はないんだよ!」
    と焦った声がする。グエルはむ、とほんの少し唇を尖らせながらも、少女に引きずられるまま、同じように走り出した。

  • 137二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 11:59:51

    シュバルゼッテの搭乗者現状ジェタークのネームドだとフェルシーちゃんしか居ないけど誰が候補何だろな…ヴィムがペイルCEOが裏で画策してラウダに乗らせるってのも有り得る?苦しいかな

  • 138二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:16:07

    面白いです

  • 139二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:57:59

    グエル駆り出すってことはラウダが乗ることになってるから止めてもらうようにか?

  • 140二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 23:57:53

    ほしゅ

  • 141 23/09/11(月) 00:39:51

    「ラウダ先輩がどこにいるか知ってる?!」

    静かな所まで走ってきては、振り向くと同時にそう問い掛ける少女に、グエルは顔を顰めながら知らないと首を振った。

    「悪いが、今日はラウダがどこにいるかは知らないんだ」

    「使えない女だなッ……」

    ぴくりと眉間に皺が寄る。が一々反論したところでキリがない。グエルは深く息を吐いてはラウダに連絡したらどうだ?と少女に言う。すると少女は再びこちらを睨んでは「出来たらそうしてるんだよ!」と声を荒らげた。

    「連絡がつかないからあんたに聞いてんだよ…くそ、じゃなきゃ、誰があんたなんかにッ…」

    やけに目の敵にされてる、気がする。なにかしてしまっただろうか…?と困惑にため息を吐きながらも「ラウダになんの用事だ?」と疑問を口にした。

    「…あんたに、教えるわけないだろ」

    「……そう」

    随分信用がないらしい。

    「…わかった、ラウダ連絡してあんたが探してたこと伝えとく」

    「……」

    「だから、名前教えて貰えるか?」

    少女はこちらを睨みながらも、少し目を逸らすように俯いては「ペトラ、イッタ」と自分の名を口にした。グエルは「ペトラさん、ね」と彼女の名を口にしながら端末を取りだしメッセージを送信する。簡潔に、「ペトラさんって少女がラウダを探してる」とだけ送り、グエルはペトラを見た。

    「メッセージ、送っといた。既読ついたらすぐ返事が来ると思うけど…」

    「……」

    「……?」

    返事がないのが不思議で、グエルは俯いたままの彼女に首を傾げた。ラウダからの既読はまだつかない。いつもなら直ぐにつくのに。そんなことを思いながらグエルは「俺もランブルリングの準備があるから、もう行くな」とペトラに背を向けた。

    「ラウダから連絡があったら、直ぐにペトラさんに連絡するように言っとくよ。…じゃあ」



    ペトラ dice1d100=72 (72)

    (50〜〜)

  • 142二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 01:33:45

    わ、わぁ…面白そうで嫌な予感

  • 143二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 09:19:05

    ガンダムなんてもう乗るな…が来てしまうのか…?

  • 144二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 18:57:38

    保守

  • 145二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 00:29:14

    ラウダは大丈夫だろうか…

  • 146二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 11:37:03

    わああ不穏…!!

  • 147 23/09/12(火) 12:13:51

    待って!と声がする。振り返れば大きな目を不安げに揺らし、唇を戦慄かせているペトラが、グエルの手首を掴んでは…今にも泣きそうな顔で、こちらを見ていた。
    「フェルシーを、た、たすけて、ッ…」
    「……は?」
    「おねがい、ラウダ先輩にも連絡つかないなら、もうあんたしか居ないんだッ…私のともだち、親友を助けてっ、おねがいっ…」
    「ちょっと待て、話が読めない。どういう事だ?」
    「おねがいらお願いしますっ……!もう誰を頼ればいいか分からないんだよッ……!!」
    「分かった、わかったから、落ち着けって…一体どういうことか、説明してくれないか…?」
    喋ってる間にぼろぼろ溢れ出したペトラの涙を指で拭いながら、落ち着けるように優しく声をかける。この子なんだからラウダに似てるなとぼんやり思いながら、グエルは息を吐いた。
    「…最近ジェターク寮に新しいモビルスーツが来たんだ、初めは誰も触るな、触れるなって言われてて、管理は全部大人がしてたんだけど、昨日、突然フェルシーがそれのパイロットに選ばれて…」
    「新型のテスターに選ばれたのか?フェルシーが?」
    こくりとペトラが頷く。ジェタークが新型のモビルスーツを作っている、それはよくある事だ。実際ジェタークのモビルスーツ生産スピードは高く、軍事産業でもグラスレーを次ぐ。
    「……昨日、そのモビルスーツの調整のために呼ばれたフェルシーが帰ってきてないんだ。朝も探したし、調整を一緒にしたと思うジェタークの社員にも、フェルシーがどこにいるか聞いたんだけど、はぐらかされて…ッ」
    ジェタークでは、確か発表されずにいたモビルスーツがあったはずだ。そうだ、たしか、ラウダと決闘をする時に、エランに二機のモビルスーツを見せられて。
    「なぁペトラ」
    「な、に?」
    「そのモビルスーツの姿は見たか?」
    「み、たよ。ほぼ隠されてたけど…真っ白で…なんか、やな感じのモビルスーツだったけど…」

  • 148二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:17:01

    あばばばばフェルシーちゃ…

  • 149二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:18:16

    フェルシーが選ばれてしまった

  • 150二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:36:37

    連絡つかないラウダも心配だなぁ…

  • 151 23/09/12(火) 12:40:20

    『次世代型コンセプトモデルシュバルゼッテ。ダリルバルデの後継機だ。こいつも多分意志拡張AIを搭載してんだろう』
    エランの言葉を、思い出す。あの時のあれはまだガンダムじゃなかったと後日エランから話は受けた。けれど、あれから結構な時間が経っている。ひゅ、と息を飲む。
    「…あのモビルスーツ、なんかやな感じがするんだ…ッ、あんたや、水星女が乗ってる奴と、おんなじ、感じがして…ッ…」
    グエルの手首を掴むペトラの力が、より強くなる。
    「おねがいっ…フェルシーを、たすけて…大切な、親友なんだッ……」
    グエルが口を開くと同時に、無情にもランブルリングの開催時間を告げる鐘が鳴った。


    「やぁジェタークCEO。この度は御多忙中お時間をさいてくださりありがとうございます」
    エラン・ケレスの声に、父はこちらを振り向くことなく窓の外を見ていた。エランの後ろに僕がいるのも確認しているのだろう。僕は父と目を合わせないまま、端末を起動させては……父の不正、テロ未遂、デリング暗殺の計画書の入ったファイルを取り出した。
    「早速お話ですが」
    「話す前に、少し見て言ったらどうだ?」
    「……?」
    「ランブルリング。今年はとても、面白いものが見れるはずだ」
    こちらを向いた父は、酷く歪な笑みを浮かべてこちらを見ている。今まで見た事ない顔をした父に、ごくりと息を飲んだ。だから、だろうか。大切な姉からの連絡に気づかなかった、のは。

  • 152二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:51:03

    親父さぁ…こいつさぁ………(n回目)

  • 153二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:59:21

    GUNDの提供はやっぱりシンセーからなのかな

  • 154二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 13:09:50

    我が子すら道具として見てるヴィムだからフェルシーとか使い捨ての駒程度にしか思ってなさそう
    テスターに選んだもの「パイロットの代わりなんていくらでもいるし」という感じで…

  • 155二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 21:44:13

    アカン…ヴィムのアレさが倍増しとる…

  • 156二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 21:59:03

    この世界線のジェタークはまるで死神に憑かれてるみたい…
    親族同士で越えちゃ行けないライン越えて潰し合ってるし、嫁と娘は犠牲になり(自分も手をあげていたが)、息子は自分の思い通りにならない
    死神の狂気に触れ続けたヴィムは、もう心ある判断ができなくなってるんじゃないか…ってかわいそうな気さえしてくる

  • 157二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 07:51:20

    このレスは削除されています

  • 158二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 16:45:13

    ほしゅー

  • 159二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 00:19:39

    テスターはフェルシーだったけど、本命(?)はやっぱりラウダなのかな?

  • 160 23/09/14(木) 00:48:23

    ヴィム ??? dice1d100=87 (87)


    グエル 怒り dice1d100=25 (25)

  • 161二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 00:51:31

    ヴィムの数値たっか!なんだろうね不穏だね

  • 162 23/09/14(木) 01:22:51

    鐘の音と同時に、すぅ、と息を吸う。

    ぱん、と頬を両手で叩いてしっかりとペトラと向き合った。

    顔を赤く染め、大きな瞳を潤ませてながらも、必死にこちらを見ているペトラに微笑みかける。

    「安心しろ」

    「ッ…」

    「フェルシーは、絶対に助ける」

    ペトラの目が大きく見開かれ、同時にぽろぽろと涙が溢れ出した。掠れた声を上げながら抱き着いてきたペトラを抱き返し、ゆっくりと背中を撫でる。きっと、不安だったのだろう。怖かったのだろう。わかるよ、大切な人が居なくなるかもしれない恐怖は、1番知っている。ひぐ、ひぐとしゃくりを上げるペトラを宥める。フェルシー、フェルシー、と親友だという彼女の名前を呼ぶペトラをいい子だなと思いながら、あの人の顔を思い浮かべた。

    (…お父さん)

    怒りがない訳では無い。

    でも、怒りに任せて動くほど己は馬鹿でもない、つもりだ。本当は、今すぐにでも、あの男を問い詰めたい。でも

    (まずはフェルシーだ。あの男はその次。優先事項を間違えるな。…相手は、ガンダムなのだから)


    グエルはペトラをdice1d2=2 (2)

    1.ペイル寮まで連れていく

    2.一旦ジェタークに返す


    シャディクはdice1d2=2 (2)

    1.ランブルリング参加者だよ

    2.参加者ではないよ!サリウスと一緒にいるよ


    グエル情報共有 dice1d3=2 (2)

    1.アティラン、クアンのみ

    2.アティラン、クアン、シャディク、スレッタ、ミオリネ

    3.株ガンメンバー全員

  • 163 23/09/14(木) 01:45:38

    小さな、細い首を絞める。
    この子が、悪いわけではなかった。
    ほんの小さな怒りが、積み重なった結果だった。
    苦手な食べ物を残した、あのぬいぐるみが欲しいと駄々を捏ねた、本を汚した、服を汚した、走り回って怪我をした、ピアノが弾けなかった、バイオリンが弾けなかった、粗相をした、きちんと挨拶ができなかった、真っ直ぐに立っていられなくなった──朝、起きて来れなくなった。
    それだけだ。なぜ出来なかった、なぜしなかった。なぜ普通のことが出来ない。己の手より小さな顔を叩き、髪を掴み、揺さぶり、泣き喚く▪▪▪を怒鳴る。
    「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!つぎはできるようにします、できるようになります、ゆるしてください、おとうさん、ゆるして、おとうさん」
    はらはらと▪い瞳から零れた雫が鬱陶しく、より首を絞める。少しずつ抵抗が無くなる▪▪▪に、漸く己のしでかした事に悲鳴をあげた。咄嗟に手を引き、かひゅ、と息をする▪▪▪を見下ろす。どろりとした目が、己を見る。
    「──もういい」
    それだけ言っては、▪▪▪の部屋から逃げるように出ていった。己の手が、恐ろしくなった。違う、これは正当な行動だ。己は悪くない、出来ない▪▪▪が悪い、そうだ、▪▪▪が悪いんだ、己を苛立たせるアレが悪い。名前を呼ぶことさえ烏滸がましい。あれはアレだ。アレ以上の価値もない。あれは道具でしかない。だから、仕方がない、仕方がないんだ。後ろ指を指すものは居ない、いる訳が無い。己に逆らう者はいない。どんな扱いをしても、誰も逆らわない。
    ──▪▪▪は、モビルスーツが好きだった。こんな仕打ちをしても「いつかおとうさんの役に立てるパイロットになりたい」と言っていた。
    ▪▪▪の笑顔を最後に見たのは、いつだっただろうか。植物の、ひまわりのように笑う子だった。守りたいと願ったいたはずだった。おとうさん、と笑いながら必死に伸ばしていた幼い手を、守ろうと誓っていたんだ。

  • 164 23/09/14(木) 01:50:55

    大切な子だった。愛してるんだ。あいしてる。あいしてる、ほんとうにあいして、いたんだ。ほんとうなんだ。消し炭のように、既に鎮火され消し炭になった家の前で、泣き叫ぶ。なにも残らなかった。あいつとの思い出も、あの子の生きた証も。
    『HAPPYBIRTHDAY』のレターを持った、自社のモビルスーツを象ったぬいぐるみは、もうあの子には届かない。全部壊れた、全部壊した。己が、『ヴィム・ジェターク』が。
    もうあの子の顔も、名前も、声も、何もかもが思い出せない。全部燃やした、全部捨てた、全部消した。全部消したんだ、全部。消したんだ何もかも。全部、捨てた。全部捨ててやったんだ。それが贖罪だと、それがあの子への罪滅ぼしだと。
    次は、失敗しない。次は大丈夫。次は、次は。コレは自分に従順だ。逆らわない、己の後ろを歩き、己を立てる。これでいい、これでいいんだ。道具への情なんて、それでいい。
    なのに、どうして、お前まで離れていく。お前は俺の息子なのに。どうして、お前は見知らぬ女を姉と呼ぶ?あれはなんだ?あれはなんなんだ、なぜ俺から奪う、おれから、また奪うのか。また、全て、ぜんぶ、おれから。

    あぁだから、お願いだ。全部壊してくれ、全部断ち切ってくれ。どうか、コレを縛るアレから、全てを断ち切ってくれ。どうか、この呪いを
    だから、これで、いいんだよな?お父さんは、間違ってないよな▪▪▪───?

    (ヴィム 🎲 無意識下の罪悪感及びグエルへの仕打ちへのトラウマ 結果 87 )

  • 165二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 04:16:30

    それでやった仕打ちが許されるわけでは決してないけど、それでもヴィムに愛情があったことを嬉しく思う…一切通じてないし通じるはずもないけど

  • 166二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 04:36:14

    ヴィム…
    そんなに愛してるなら、ちゃんと正しい方法で愛してあげないと

  • 167二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 04:36:30

    ヴィムに愛情があったことは嬉しい

  • 168二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:27:27

    ヴィムお前〜〜〜!!!!!!!!そうやってこっちの情緒狂わすのお前〜〜〜〜!!!!!!

  • 169二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 18:42:01

    一体どんな経験をしたらそんな愛情表現になるんだ… 不器用で済まされるレベルじゃねーよぉ…

  • 170二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 21:21:14

    お前罪悪感あったら何しても良いわけじゃねーからな

  • 171二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 07:58:24

    ちょっと遡るけどラウダとは情報共有しないんだな?

  • 172二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 08:07:11

    >>169

    ヴィム自身も父親(世代)から虐待受けてた結果、とかはあり得るな…虐待されてた子供が成長した後、自分も虐待する側に回ってしまうってのはよくあることらしいので。

  • 173二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 16:19:16

    >>171

    選択肢にエランも入ってないから今直接ヴィムと対峙してて連絡つかないエランとラウダは除外されてるんじゃない?

  • 174二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 23:39:23

    12話見た時を思い出すなぁ

    この世界では生きてグエルに本心伝えて謝れよ…

  • 175 23/09/15(金) 23:47:05

    頭が痛くて、体が痛くて、喉も痛くて、兎に角全部が痛い。びりびり電気が流れる感覚、頭の中にどばどば何かが溢れ出す感覚、それが怖くて、怖くて、怖くて。コックピットの中で怖いと叫ぶけど、誰かが笑ってた。いつも乗ってるだろう、怖くないだろう、と。
    ひゅー、と息をする。呼吸が整わなくて、視界がばちばち弾けて、それでも、いつもよりも狙撃のスコアポイントは高くて。こんなの、私じゃなくなっちゃう、嫌だよ、怖いよ、やだよ、私のディランザに、乗らせてよ。
    ペトラ以外の声がする、カミル先輩以外の声がする、ラウダ先輩以外の声がする、全部が、いやだ、いやだいやだいやだいやだ!!
    あたまがいたい、からだがいたい、ぜんぶが、いたい。頭の片隅に、ピンクの前髪の女性が浮かぶ。いつもすこし疲れた顔をしてるのに、モビルスーツの戦い方が、凄くかっこよかった、あのひと。
    「 … ぐ…ぅ …ぁ … 」
    誰かの声がする。何か言われてるけど、それに声を返す気力もない。ヘルメットの中に汗がたまる。水滴が張り付いて、前が見えない。
    『フェルシー・ロロ』
    こえが、きこえる
    『君の役目はペイル社の持つファラクトを破壊することだ』
    息を整える。嫌だと首を振りたくても、振れない。
    『ファラクトのパイロットの生死は問わない』

    沢山暴れてくれたまえ。

    また、あたまが、いたく。

  • 176 23/09/15(金) 23:50:28

    白いモビルスーツが、一機。
    ただ木偶の坊のように佇んでいるそのモビルスーツは気味が悪くて、ごくりと息を飲んだ。大丈夫?と聞こえる声に大丈夫だよと答える。
    (…ほんとに、アレに…フェルシーさん、が?)
    ランブルリングの開幕前に、グエルさんが話したことを思い出す。ジェターク社が作っている新型のモビルスーツ。あれはガンダムで、エアリアルとは違い、人の命を奪う、呪いの機体だと。それに、フェルシーさんが乗っているのだと。
    『スレッタ・マーキュリー』
    「ひゃい!」
    通信に、クアンさんの声が聞こえる。慌てて返事をすれば『落ち着いて深呼吸をして』と言われ、私は深呼吸をした。すーはー、すーはーと呼吸を繰り返せばクアンさんの笑い声が少し聞こえる
    『落ち着いた?』
    「は、い!」
    『よかった。……スレッタ・マーキュリー。君へのオーダーはさっき言った通りだ。覚えてる?』
    「はい、覚えてます!なるべく、フェルシーさんを戦闘地区から離すして、頭部にあるシュルユニットを破壊する!…です、よね?」
    『その通りだよ。グエルは後方からの援護に回るよう指示を出してる。新型のモビルスーツ…シュバルゼッテの対処は、全部君に任せてしまうことを許して欲しい。』
    クアンさんの言葉に、私は慌てて「大丈夫です!」と声を上げた。
    「だって、私たち、同じ会社のメンバーですから!」
    何かあった時はお互い様です!そう言えばクアンさんは通信の向こうで小さく息を飲んだ気がした。
    『…ありがとうスレッタ。君に武運を』
    「は、い、がんばります!!」
    ぷつり、と通信が切れる。まだ動かないモビルスーツを見上げながら、私は操縦桿を握りしめた。後ろの方ではグエルさんの乗ったファラクトが、こちらを見ている。ちらりと後ろを見て、私とグエルさんは多分目を見合っては頷いた。と思う。やりたいことリストのひとつが埋まって嬉しくて、口元を緩ませてはもう一度、あの白いモビルスーツを見た。

    「行こう───エアリアル」

    私たちで、フェルシーさんを助けるよ。
    私の言葉に答えるように、エアリアルは優しくモニターを光らせた。

  • 177二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 08:04:31

    頑張れスレッタ!

  • 178二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 10:43:16

    フェルシーちゃんのパイロットとしての憧れの人はここでもグエルなのか
    無事に救出してくれスレッタ

  • 179二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 20:56:43

    保守

  • 180二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 07:27:07

    保守

  • 181二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 16:19:47

    保守

  • 182二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 00:02:13

    スレッタならやれるって信じてるからな… 頼んだぞ…

  • 183二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 10:19:35

    ちょっとはやいけどほしゅ

  • 184 23/09/18(月) 19:40:22

    (保守ありがとうございます!ここからちょっと🎲頼りになるので🎲コロコロします!)



    シュバルゼッテ攻撃力115 耐久 dice1d100=73 (73)

    シュバルゼッテ攻撃対象 → ファラクト


    フェルシー 活動限界時間 dice1d10=8 (8)


    ファラクト(グエル) dice1d100=54 (54)

    (50以上でハプニング有)


    エアリアル(スレッタ)dice1d100=5 (5)

    (50以上でハプニング有)


    ヴィムVSラウダ+エラン

    dice1d100=25 (25) vs dice2d100=17 12 (29)


    ミオリネ社長 +20 dice1d100=15 (15)

    (50以上で???)


    プロスペラ dice1d100=67 (67) VS ベルメリア dice1d100=91 (91)

  • 185二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 19:43:42

    おつおつ
    ファラクトのハプニング何!?!?

  • 186二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 19:44:19

    ベルさんつよい

  • 187二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 19:47:56

    ヴィムVSラウダ+エランかなりギリギリだったな
    そしてファラクトが不穏だ

  • 188二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 20:05:38

    これは罪を受け止め覚悟を決めたベルさん

  • 189 23/09/18(月) 20:25:53

    「ほんとにガンダムじゃない!!!!」

    机を叩きながら叫んだ私にサリウスCEOがため息を吐く。その横でシャディクが困った顔をしながら曖昧な笑みを浮かべ、机に置かれた通話ボタンが押されたままの生徒手帳の向こうからもため息が聞こえる。一々それに突っかかるほど心に余裕がなかった。

    モニターに映る白と黒のモビルスーツを睨みつける。あれがジェタークが作った新型のガンダムだというのだ。この目で見るまでは信用出来なかったが、あのフォルム、あのユニット、完全に、ガンダムだった。

    「あの女、うちの技術勝手に提供したわね…!!」

    してやられた!頭をぐしゃぐしゃにしながら吠えれば、『君元気だね』と落ち着いた声音が聞こえより脳の血管が切れた気がした。

    「元気に聞こえる?!この声が!!」

    『元気じゃなかったらそんな声は出ないでしょ』

    「そうじゃないのよ!!あーもう調子狂う!!!」

    『調子が狂ったのならそっちの交渉は失敗したの?』

    「……」

    『…OK、大体理解した。君たちは君たちのことを優先してくれ、シュバルゼッテの方はこちらが対応する』

    「…頼んだわよ」

    ぷつりと切れた通信と同時に、私は再びサリウスCEOと向き合う。

    「…ミオリネ嬢。話はもう終わりですか?」

    「いえ、まだ終わりではありません」

    彼の経営者としての目が細められる。その横にいるシャディクは今回ばかりは私味方じゃないことは分かっている。ここには私の味方、いつも支えてくれる皆は、いない。だからこそ、私は逃げる訳には行かない。怖くて、怖くて、怖くて、本当は今すぐにでも逃げ出したい。けれども、あのクソ親父の言葉を思い出す。そして、私を信じてくれている、花婿の言葉を思い出す。

    進めば2つ、逃げれば1つ。だからこそ、私は逃げれない、逃げる気なんて、さらさらない。それに、逃げずにずっと進んでいる、あいつもいる。私なんかよりも、逃げたいのに逃げ出さない、あいつが。


    「…GUNDが作る未来を…いえ、私たちの作りたい未来を、決意を聞いてください。サリウスCEO」


    50以上で既にグラスレーとの交渉成立。結果35、まだ交渉中

    ミオリネの決意 50+dice1d100=30 (30)

  • 190 23/09/18(月) 21:11:52

    シュバルゼッテの無数の光線がファラクトに向けられる。何とかそれを避けながらもグエルはコックピットの中で舌打ちをした。

    (狙いは俺か。ガンダム同士の撃ち合いならエアリアルよりこっちの方が早く仕留められるってか?)

    舐められたものだ、だが狙いがこちらならスレッタも動きやすいだろう。こちらが逃げて区域から出れば、シュバルゼッテもこちらに着いてくるはずだ。

    (なんとか、フェルシーを無傷で、無傷で返さないと…)

    ペトラの泣き顔を思い出し、グエルは操縦桿をきつく握りしめた。


    グエルハプニング dice1d2=2 (2)

    1.がちゃがちゃ…あれ、突然機体が動かなくなった?!

    2.横から別のMSが飛んできてそのまま吹き飛ばされた!?

  • 191二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 21:15:59

    ジェターク側の増援?それともソフィノレが攻撃してきたか?

  • 192 23/09/18(月) 21:39:56

    ファラクトへ攻撃してきた機体はdice1d3=2 (2)

    1.ジェターク社のディランザ

    2. カペル・クゥ

    3.見知らぬ色の……ガンダム…!?


    ファラクト機体ダメージ -dice1d66=25 (25)

    (40越えで機体損傷)


    シュバルゼッテ dice1d100=62 (62)


    エアリアル押さえ込み(数値がシュバルゼッテより高ければ成功、低ければシュバルゼッテはファラクトの元へGO) dice1d100=86 (86)




    「もう、あの子を巻き込まないでください」

    「…あなたが言うのね、ベル」

    「そ、うです、私があの子を巻き込みました…けれど、けれどもッ……もう、私は誰も、殺したくない…!」

    「先生の意志を踏みにじっていた貴方が、どの口で言うのかしら」

    「この口、です…!この口が、言います…!それにあの子の体は丈夫なだけで…あの子の命は、……だからこそ、私は…あの子を守ります、あの子にどれ程嫌悪されようと、あの子に恨まれようと…あの子を守ります、私には、その義務が、あるんです…!」

    「本当に……残念だわ、ベル」

    「あなたが、あのエアリアルで何を考えてるかは知りません…でも、あの子は、4号は……グエルだけは、巻き込ませませんっ…絶対に……ッ」

    「……」

    面白くないことになった。と思う。けれども別に彼女がいなくても事は進むだろう。…しかし、彼女がここまであの娘に入れ込むとは思わなかった。でもまぁ、いいだろう。

    「わかったわベル」

    「っ…」

    「その変わり、手伝って欲しいことがあるの」

    「…手伝って、欲しいこと…?」

    「そう、手伝って貰えないかしら」

    「それで、あの子から、手を引くなら…っ」

    彼女の言葉に、口元を緩ませる。渋々と頷いた彼女に笑みを浮かべたまま、プロスペラは画面越しに目を細めた。

  • 193二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 22:02:15

    カペル・クゥってどんなんだっけってググっちゃったパーカーくん!?
    ハプニングもスルーしたしスレッタ強いな

  • 194二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 22:51:19

    そろそろ減速しないと次スレ立てれないぞ

  • 195 23/09/18(月) 22:53:55

    「────?!?!!」

    機体に衝撃、通信越しにグエルさん?!とスレッタの声が聞こえるが、それに返事も出来ないまま大きな音を立てながらファラクトが地面に転がる。土埃を立てながら咄嗟にモニターを睨めば、画面いっぱいに広がるモビルスーツ。あれは確か…ハンマー・フィールド社のカペル・クゥだ。なんで今邪魔を…まさかジェターク社と繋がっているのか?ファラクトを狙うなんて、理由はそれしか。パニックを起こしかける頭を何とか整理しながらも、機体を素早く起こしてはビームライフルでカペル・クゥを狙い撃つ。がパーメットを上げてないせいか、それとも機体の修復が間に合わなかったせいか…さっきの衝撃でどこか狂ったのか、照準が合わずあっさりと避けられる。チッと舌打ちをすれば『グエル・ケレス!!!』と大きな声で呼ばれ、耳がきんっとした。うるさい。なんだこいつ。

    「ーっ」

    『俺の名前は!パーカー、パーカー・イーストコットだ!』

    ライフルを構え直し、モビルスーツを見る。自己紹介されても困るし、なんと言えばいいのだろうか。

    「アー……エート、パーカーさん、ハジメマシテ?」

    とりあえず、 挨拶は大事だと思う。うん、そう思いながら挨拶をすれば、『初めまして!』と声が聞こえた。元気なのはいいことだ。ちらりとモニター横を見ればスレッタは上手いことフェルシーを押さえ込んでいた。あの調子ながらシェルユニットもすぐに破壊できそうだ。早く加勢しに行かなければ。グエル、大丈夫?と聞こえるアティランの声に大丈夫と小さく答えながら、ファラクトの足を動かす。

    『今日は、お前に言いたいことがあってここに来た!』

    「は?」

    突然の言葉に、動きが止まる。

    言いたいこと?自分はこの学校でさほど目立った動きはしてないつもりだが。どこかで因縁でも付けられたのか?決闘の申し込みなら、手早くすませる。なんならパーメットスコアを上げたって構わない。こんなやつを相手にしてる暇は───



    『グエル・ケレス!俺と────結婚してくれ!!!!』


    「────へ?」


    今、なんて言った、こいつ。脳が理解を拒む。


    『俺と、俺と人生を共に歩んでくれグエル・ケレス──!!!』



    カペル・クゥ dice1d100=68 (68) VS ファラクト 15+dice1d100=47 (47)

  • 196二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 22:58:25

    なにがどうしてこうなった

  • 197 23/09/18(月) 23:07:09
  • 198二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:13:57

    知らん展開きたな…

  • 199二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:14:53

    急に何か割り込んできたしギリギリ負けてるしどうなるんだ…

  • 200二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 23:15:04

    え?なに?なにごと?

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