- 1イッチ23/08/29(火) 07:27:39
前スレ
【閲覧注意】白宝でラノベ!|あにまん掲示板ファンタジーな白宝を書きたい!序盤はほぼリゼロコピペです展開は主にダイス・安価で決めるとりあえず主人公凪ヒロイン玲王で進めます!他キャラも場合によっては出るかも目が覚めると異世界に飛ばされていた凪。中…bbs.animanch.com【閲覧注意】白宝ラノベ!|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/2283058/↑の続きです安価とダイスで展開を決めますこのスレで終わるよう頑張ります!スレ画が荒れる要因になるかも知れないとのご指摘を頂…bbs.animanch.comまさかのパート3に戦慄してます!
書きたいものがどんどん増えていってつい長くなってしまいました
レス下さる方、安価拾って下さる方、感想くださる方、一つ一つに狂喜乱舞しております。
もうしばらくお付き合い下さい!
- 2イッチ23/08/29(火) 07:40:22
登場人物まとめ
凪・このスレの主人公
異世界召喚される前は普通の天才青年。今はチートスキル持ちのレオに恋する魔法使い見習い兼相棒。
異世界では、レオを救い共に幸せになる事を目標に日々のらりくらりと過ごしている
レオ・このスレのヒロイン
めちゃくちゃ強いが、抜けてたり子供っぽかったりする魔法使い。外の世界では史上最悪の大魔法使い「魔神」として半分神話のように恐れられ、嫌われている。
屋敷の皆と家族のヨイチが大好き。凪の事は恋愛的に好き
ヨイチ
・大精霊であり、レオと家族の契約を結んでいる。基本的に凪とレオの事を応援してくれているが、たまにお義父さんモードに入る
異世界でもトップクラスの強さを誇る - 3イッチ23/08/29(火) 07:59:56
レオ「おおっ!可愛いな〜」
召喚されたアルパカを見て、真っ先に飛び付いたのはレオだった。一番大きなアルパカに抱きつき、撫で回している
レオ「やば!しっとりふわふわ」
ヨイチ「うわホントだ、可愛い」
凪「全部真っ黒だ」
二子「あんまり見ませんよね、黒色のアルパカ」
大人から子供まで、使い魔として呼び出されたアルパカは全て綺麗な黒色の毛を持っていた
されるがままになっているアルパカ達だったが、目線はしっかり黒名に向けられている。「命令は?ご主人様」とでも言いたげな視線に黒名は少したじろいだが、コホンと一つ咳をすると
黒名「えーと、これからこの屋敷で過ごして欲しい。用事があったら呼び出す。…精一杯お世話するので、よろしく」
それを淑に聴いたあと、アルパカ達は一礼してぽわんと霧散した。
名残惜しそうに手を彷徨わせながらも、レオは笑顔で「あの子達の部屋も用意しなきゃな!」と楽しそうに黒名に話し掛けている。屋敷で過ごす仲間が増えて嬉しいのだろう
凪「…もう大分元気になったね」
ヨイチ「うん……良かった」
その様子を見て、二人はほっとした気持ちになる。正直昼間にあったことを思い出すと今でも腸が煮えくり返りそうになるが、あんなこと忘れるのが一番だ。 - 4二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:10:49
レオずっと笑顔でいてくれ…
- 5イッチ23/08/29(火) 08:22:14
魔法陣とロウソクを皆で片付けた後、レオはいつも通り精霊達の元へ向かって行った。
付いていきたいとも思ったが、今日はレオが帰ってきた時すぐにぬいぐるみを渡せるように準備しておく事にした。
自身の部屋で黒いライオンぐるみに紫色のリボンを付け、最後に白い花を添える
凪「うん、良い感じ」
両手いっぱいに抱えるほど大きなそのぬいぐるみをまじまじと眺め、出来栄えに頷く。我ながら綺麗にラッピングする事ができた
凪「じゃ、レオが帰ってくるまで寝よっと」
色々あって疲れていたのは凪も同じだ。眠気に襲われ目を閉じると、すぐに眠りにつく事ができた
レオ「ナギ、来たぞー」
凪「……デジャヴ…」
レオ「何言ってんの?」
目を覚ますとレオが凪の顔を覗き込んでいた。おかげでいい寝起きだったが、起き抜けに心臓が跳ねまくるというのも健康に悪い気がする。
凪「どしたの」
レオ「なんか二子に凪が俺に用事あるって言われて」
凪「二子に?」
レオ「それにしても、お前も買ったんだなぬいぐるみ!言ってくれれば俺が贈ったのに」
凪「……あっ!」
慌てて手に持っていたぬいぐるみを隠すが、もう遅いだろう。本当はサプライズにしたかったが、諦めてレオに差し出す
レオ「ん、触らしてくれんの?」
凪「いや、これレオにあげようと思って買ったやつ」
レオ「…うぇ!?プレゼントってこと?」
凪「そう。はいどうぞ」
レオ「うわヤバ、嬉しい。でもなんで?」
凪「それは日頃の感謝ってやつ?」
レオ「あはは!…そっか!」
凪「あとね、レオ」
凪dice1d3=2 (2)
1: 好きだよ 2:最後まで一緒に居てね
3:これからもよろしく
- 6二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:50:17
やった―続いてくれた!!も―マジで毎日の楽しみなので一生続いて欲しい!!(オタク仕草)
前スレ200に笑っちゃった モブへの怒りが隠せてないねわかるようん - 7二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 08:52:40
原作通り(夜神月)
- 8イッチ23/08/29(火) 08:57:49
凪「最後まで一緒に居てね」
今の凪の心からの願い。それを伝えてみると、レオは手に持ったぬいぐるみをギュッと抱きしめ、顔の半分を隠しながらこちらを少し睨む
レオ「お前さ、それわざとやってる?」
凪「え、なにが」
レオ「なんか最近心に来る事ばっかり言う…」
凪「嫌だった?」
レオ「その逆」
よくよく見るとレオは耳まで真っ赤にしていた。嬉しかったんだなと分かり、勇気を出して伝えて良かったと思う
レオ「今日は、いい一日だったよ」
顔をほぼ隠してレオがそう言った
凪(……あんな事があったのに?)
そう怪訝に思うと、それが伝わったのかレオが続けて声を出す
レオ「お前とヨイチと外で遊べて楽しかったし、馬狼に珍しく気を遣ってもらえたし、二子の部屋がぬいぐるみだらけで面白かったし、黒名が可愛い使い魔を手に入れられたし」
レオ「…贈り物まで、貰えた」
凪「………」
レオ「最高の一日だったよ」
愛おしげにぬいぐるみを撫でるレオは、とても美しく微笑んでいた
凪「そっか、レオが嬉しそうで嬉しい」
レオ「なんだお前可愛いな」
そう言って笑うと、ぬいぐるみを抱えて立ち上がる
レオ「おやすみナギ、また明日」
レオdice1d3=3 (3)
1:頬にキス 2:抱きしめる
3:特に何もしない
- 9イッチ23/08/29(火) 09:01:18
3の選択肢なんて付けなきゃ良かった
キスしてくれよ - 10二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:08:58
イッチ草
そんなイッチが好きだしダイスの女神は焦らしプレイが好き - 11二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:09:21
これからたくさんチャンスあるから…
- 12二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:15:37
ヨイチの信頼を稼いでから再チャレがんばれ
- 13イッチ23/08/29(火) 09:36:43
凪の方を見て数秒逡巡した後、結局何もせずレオは部屋を出ていった。
凪(何だったんだろ?)
と不思議に思ったが、レオが最後に見せた笑顔を思い出し、今日は良い夢を見られそうだと眠りに就いた
レオ(あーー!緊張しちゃった!恥ずかしくなっちゃった!せめてギュー位しろよ俺!)
一方レオは廊下で頭を抱えている最中であった
レオ「違うんだ…感謝の気持ちを伝えたかっただけなのにナギの顔を見ると妙にドキドキしちゃって…」
厄介すぎる。これが恋。
外で遊んだ時は普通に腕まで組めたのだが、さっきの部屋で二人きり、ベッドの上となると状況が全然違うのだ
ばぁや「随分とお悩みの様子でございますね」
レオ「…分かるか?」
ばぁや「もちろんでございます」
いつの間にか背後に現れたばぁやに声を掛けられる。しかし長く一緒にいるとこんな事はしょっちゅうなのでもう慣れたものだった
ばぁや「しかし帰ってらっしゃった時とは違い、今はお顔の色も良くなっております。皆様のご助力あっての事ですね」
レオ「…ああ、気遣わせちゃって悪かったな」
ばぁや「皆様が坊ちゃまの憂いを晴らそうとそれぞれ動いた結果でございますよ。慕われておられますね」
レオ「有り難いよ、もうバッチリ元気だ」
ばぁや「それは良うございました」
レオ「ばぁやも、いつもありがとう」
ばぁや「勿体ないお言葉でございます」
穏やかに微笑むばぁやの目は慈愛に溢れており、それはレオにも伝わっている
この二人はこの二人で、少し特別な関係だ
次の日は何がある?
- 14二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:39:43
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:40:26
狼男との闘い
- 16二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:56:24
レオのトラウマが一つ開示される
- 17二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 09:57:31
二子と黒名とレオがなんかキャッキャして遊ぶ
- 18二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:05:17
ほしゅー
- 19二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:24:49
このレスは削除されています
- 20イッチ23/08/29(火) 18:26:08
ダイスミス
何度か試して撃沈した馬狼のバトルできるの嬉しい!
dice1d3=3 (3)
1:凪 2:ヨイチ 3:ばぁや
- 21イッチ23/08/29(火) 18:26:36
ばぁやが戦うみたい
- 22イッチ23/08/29(火) 18:28:37
馬狼の魔法修練度
dice1d100=80 (80)
武術修練度
dice1d100=19 (19) +30
- 23イッチ23/08/29(火) 18:30:37
意外すぎる結果
戦い方dice1d3=2 (2)
1:魔法で身体強化
2:身体強化と攻撃魔法半々
3:魔法特化
- 24二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:35:37
馬狼武術方面で秀でてるタイプかと思ったら魔法の方がお得意でしたか!
- 25二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:46:33
ばぁやと戦うだと…無茶しやがって…
- 26イッチ23/08/29(火) 18:52:12
ある日の朝
朝食を食べに食堂へ行くと、珍しく馬狼がメイド服を着ておらず、動きやすそうな服装をしていた。
それに加え朝食はこじんまりとしたサラダとわかめスープだけであり、どう考えても異常事態である
凪「どゆこと?病気?」
馬狼「違う。今日はバーさんが鍛錬相手になる約束の日だからあんまり食べると吐くんだよ」
ばぁや「僭越ながらお相手させて頂きます」
馬狼「フン、自分より強い相手に謙られても気持ち悪いだけだ」
どうやらばぁやさんと馬狼で戦闘訓練をするらしい。朝食を食べ終わった後、馬狼はさっさと部屋を出ていった
ばぁや「それでは私めも失礼致します」
レオ「ちゃんと手心加えてやってくれよ」
ばぁや「ええ、全治1週間以上の怪我は負わせません」
凪「そんなマジな感じなの?こわ…」
部屋を出ていく筋骨隆々の老婆の後ろ姿を眺めながらそう呟くと、レオが良い事を思い付いたと言わんばかりに顔を輝かせる
レオ「じゃあ見てみるか?二人の闘い」
凪「えっ、いいよ巻き込まれたら怖いし」
レオ「まぁまぁそう言うなって!攻撃魔法は知ってて損しないぞ?」
凪「いいって…」
と断ろうと思ったが、攻撃と聞いて街での出来事を思い出す。もし自分が魔法でそういう事ができたら、次があればすぐレオを助けられるだろう
凪「…やっぱり行く」
レオ「やった!決定な、食べ終わったら行こうぜ」
そう言ってご飯をかき込むレオに國神が「ゆっくり食えよ」と注意するのを横目に見ながら、凪も少しだけ急いで食べ進んだ
中庭に出てみると、既に鍛錬は始まっていた
dice1d3=3 (3)
1:結構ボロボロ 2:まだ始まったばっかり
3:ノックアウト後
- 27二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:53:52
つっっっよ!
- 28二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:55:32
し…瞬殺
- 29二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:56:07
まあそうなるよ…だってばぁやだもん…
- 30二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 18:56:41
馬狼可愛く見えてきたw
- 31イッチ23/08/29(火) 19:15:22
抉れた地面、折れた木々、何故か割れてる空の雲。その中心で燕尾服に付いた埃を払いながら、ばぁやさんが悠々と佇んでいた
ばぁや「おや、一足遅かったですね」
レオ「流石ばぁや…オイ、馬狼それ無事か?」
ばぁやさんの足元には膝を付いて動けない様子の馬狼が居る。あちこちから血を流しており、意識があるかすら怪しい
凪「馬狼があんなになるとか、すげーね」
レオ「すぐ治す!」
急いでレオが駆け寄り治癒魔法を施そうとしたが、馬狼はそれを手で制した
馬狼「要らねえ…!おいバーさん、もう一回だ」
ばぁや「いけません。貴方の身体が保ちませんよ」
馬狼「ナメんじゃねえ!まだやれる!」
ばぁや「今回はお終いです、よく休むように」
それだけ言って、ばぁやさんは旋風のように何処かへ消えた。
血にまみれた拳を地面に叩き付け、悔しそうに身を震わせて馬狼は呻く
馬狼「クソが…っ」
レオ「ばぁやには俺だって勝てるかあやしーんだ、無理すんじゃねえよ」
馬狼「…うるせぇよボンボンが、慰めんな」
レオ「はいはい、とりあえずお前は風呂に転送するから傷口洗っとけよ」
軽く治癒し、レオは馬狼をワープさせた。
凪「ばぁやさんってそんなに強いの?」
レオ「そりゃヨイチと同じ大精霊だし」
凪「そうなんだ」
戦いの後の惨状を見て、こっそり馬狼に同情する。なんたって凪もヨイチの渾身の一撃で粉々にされた事があるのだ
レオ「さて、ここ直さなきゃな」
そう言って中庭を直し始めるレオを手伝っていると
dice1d2=1 (1)
1:フェレット達がやってきた
2:アルパカ達がやってきた
- 32二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 19:22:32
なんという可愛い2択
- 33二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 19:34:06
何この館可愛い
- 34イッチ23/08/29(火) 19:40:56
レオ「よしっ、これで綺麗になったかな」
地面も木々も直して、レオは額の汗を拭う。やっと終わったと凪がへたり込むと、地面が小刻みに揺れている事に気が付く
凪「…あれ?」
レオ「ん、どした」
凪「いやなんか地面が」
言いながら振り向くと、屋敷から小さい何かが徐々に近付いて来ているのが見えた
レオ「なんだあれ…フェレット?」
18匹のフェレット達は全速力でこちらに飛びついてきたかと思うと、身体を登ってきた。一匹ならともかく数匹となると流石に重い
凪「うわちょ、潰れる」
レオ「あっはっは!重い!」
二人で地面に突っ伏していると、遠くから二子とアルパカ達を引き連れた黒名が走って来た
二子「待って!僕には君たちだけですから!」
そう言いながらフェレットに手を伸ばすが、使い魔たちはそっぽを向いてレオと凪の上から動こうとしない
凪「なにこの状況」
黒名「アルパカを可愛がってたらフェレット達が拗ねた。嫉妬 嫉妬」
凪「ふーん」
レオ「駄目だぞ二子、長い付き合いの奴が急に別のやつをちやほやしたら結構傷付くからな。俺の契約精霊はそこんところ良く分かってないけど」
二子「今はそっちの問題どうでもいいんです。頼みますからこっちに来てください」
改めてフェレット達にそう懇願する
フェレットdice1d2=2 (2)
1:許さない!
2:やれやれ次は無いですよご主人
- 35二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 19:42:24
かわいい〜〜〜〜
- 36二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 19:44:01
かわいすぎ
- 37二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 19:58:49
あまりにも可愛すぎて声上げて笑っちゃった😊幸せ過ぎるよ!
- 38イッチ23/08/29(火) 20:01:08
二子の必死な様子にフェレット達も態度を軟化させた。差し伸べられた手に一匹ずつすり寄って行き、最終的に全員二子の元へ戻っていく
二子「ああ良かった…」
凪「ほんとにね。重かったんだけど」
二子「幸せな重みだったでしょう」
レオ「おう!」
凪「……」
黒名「一件落着か?アルパカ達が申し訳無いって言ってる」
二子「こちらも迷惑かけてごめんって言ってます」
黒名「仲直りだな」
二子「ですね」
アルパカ達が頭を地面に垂れ、そこにフェレット達も集まって頭をコツンとつつき合っている。仲直りの印なのだろう
レオ「あーやっぱり可愛いな!モフモフさせてくれ」
途端にメロメロになったレオが使い魔たちに走り寄り、片手にフェレット、片腕でアルパカを抱いて思いっきりモフモフし始めた。ちょっと羨ましい
二子「せっかく集まった事ですし、何かしますか?」
黒名「良いな、遊ぼう遊ぼう」
何する?>>40
- 39二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 20:03:58
かくれんぼ
- 40二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 20:06:13
- 41二次元好きの匿名さん23/08/29(火) 20:06:23
長縄跳び
- 42イッチ23/08/29(火) 20:47:21
隠れんぼ
どっちが隠れる側?dice1d3=3 (3)
1:使い魔 2:人間と亜人
3:チームに分かれる
- 43イッチ23/08/29(火) 20:50:25
分かれ方
dice1d3=2 (2)
1:二子チームVS黒名チーム&凪・レオ
2:二子チーム&凪・レオVS黒名チーム
3:二子チームVS黒名チームVS凪・レオ
- 44イッチ23/08/29(火) 20:51:44
隠れるのは
dice1d2=1 (1)
1:二子チーム&凪・レオ
2:黒名チーム
- 45イッチ23/08/29(火) 22:50:37
使い魔達もやりやすい簡単な遊びをしようということで、隠れんぼをする事にした。ちなみに屋敷の中は禁止だ、大怪我してる馬狼がボロボロの身体に鞭打って「汚すんじゃねえ!」と追いかけてきそうだからである。
二子「それじゃあ僕らが隠れるので探し出してください、1人残らず見つけるんですよ」
黒名「難しいな、けど負けない」
レオ「100秒数えたら探しに来てな」
黒名「分かった。いーち、にー…」
レオ「ほら!何処に隠れる?」
凪「面倒くさい。あそこの木の上で良くない?」
レオ「うーん、もうちょい捻りたいなぁ」
フェレット達と二子、レオと凪はそれぞれバラバラに隠れ始め、100秒後に黒名とアルパカ達が探しに来た。中庭は牧場の様に広いのでそこそこ時間が掛かるだろう
探すのに掛かった時間
dice1d3=1 (1)
1:30分 2:60分 3:90分
最後に見つかったひと
dice1d4=3 (3)
1:フェレット 2:二子 3:凪 4:レオ
- 46イッチ23/08/29(火) 23:51:33
黒名「これで全員!勝った勝った!」
二子「アルパカに紛れる作戦、良いところまで行ったんですが…」
レオ「空に隠れるの名案だと思ったんだけどなぁ」
凪「気にしないで、頑張ってたと思うよ」
レオ「木の上に居ただけで一番手こずらせてたナギは何なんだよ!」
黒名「まさかあんな分かりやすいところに居るとは」
凪「よく分かんないけどラッキー」
黒名とアルパカ達の尽力により、フェレット18匹と二子レオ凪の三人は僅か30分で全滅してしまった。
レオ「じゃあ次は縄跳びしようぜ!」
二子「ならその後は陣取りしましょう」
黒名「綱引き綱引き」
凪「俺審判〜」
そのまま全員で遊んでいたら、あっという間に昼食の時間になった。気がついた時には寝っ転がって伸びていたので、相当体力を消耗したと分かる
レオ「そろそろこの子たち帰せよ?お前らの魔力が持たないだろ」
二子「ああ…道理で身体が怠いと思いました」
黒名「アルパカ、また遊ぼう」
使い魔たちを帰し、四人で食堂に向かう。黒名と二子が前を歩き、その後ろに二人で付いていった
凪「レオって動物好きだよね」
レオ「だってかわいーじゃん?懐いてくれるし」
凪「ならレオも使い魔召喚すれば良いじゃん」
レオ「だから、俺にはヨイチが居るからそれで良いんだってば」
凪「ヨイチと使い魔じゃ全然違うでしょ」
レオ「……いーの」
レオ「使い魔は、俺には忠実過ぎる」 - 47イッチ23/08/29(火) 23:54:25
馬狼の戦いと三人キャッキャは書けた!安価ありがとうございます!
- 48二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 02:08:56
平和に暮らしてくれ…
- 49イッチ23/08/30(水) 07:54:18
一方その頃城下町にて
dice1d3=3 (3)
1:魔神の噂が囁かれている
2:討伐隊が組まれている
3:居場所特定済
- 50二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 07:55:33
えーんレオの最後の言葉が哀しみを感じさせている…でも正直性癖でもあることをここに告白します…
みんなとわちゃわちゃ遊んで楽しかったね… - 51二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 07:56:26
ギャーッ居場所特定されてる!?
平穏な生活が終わっちゃうの!? - 52イッチ23/08/30(水) 08:17:43
凪「そういえばヨイチは?」
レオ「なんか調べる事があるんだって、朝から居ないんだよなぁ」
〜〜〜〜〜〜〜
ヨイチ「一応様子見に来たけど思ったより波風立ってないな」
昨日とは別のマントを羽織り、ヨイチは城下町を偵察していた。町民の会話を聞いたり行動を観察してみたりしていたが、目立って不穏な動きは無い
ヨイチ「ちょっと意外だけど…何事も無いならそれが一番だし」
そう思い、屋敷へ帰ろうと転送魔法を展開した時
町民「それにしても…この間の魔神、討伐隊が根城を特定したんでしょう?」
町民「導師様がご助力下さったんだってな」
町民「さっさと首を取って欲しいもんだ」
ヨイチ「───は?」
討伐隊が来るのは
dice1d3=3 (3)
1:その日の夜 2:三日後 3:一週間後
- 53二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 09:36:50
あ…あ…、え……
居場所間違ってるとか…その…ああああ
ヨイチたちだったら簡単に勝っちゃうんだろうけど人間たちに被害でるのもいやだ…
救いはないんですか!? - 54二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 11:01:55
別にモブたち全員三日後に睾丸潰れてくれて全然かまわないんだけど
何か大きな被害出ちゃうとますます迫害が酷くなりそうでそれは悲しいんだよォ~~~
みんな酷い経験してそれでもささやかで幸せな日常を守ってきただけなのに… - 55二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 11:12:55
あっあっあっ本誌で舞い上がってる間にやばいことになってる
レオどうなる⁈ - 56イッチ23/08/30(水) 16:19:05
昼食を取った後、レオは馬狼の様子を見に行った。凪も付いていこうとしたのだが「お前がいるとあいつの頭に血が上るだろ」と断られてしまったので、仕方なく部屋でゴロゴロする
凪「暇〜」
レオ「ならちょっと手伝ってくれ!」
凪「窓から来るのは初めてのパターン」
いつの間にか開いていた窓からレオがひょっこりと顔を出し、手招きをしてきた。
凪「馬狼は?」
レオ「ちゃんと傷口洗えてたよ。自分で治癒してたから明日には完治するだろ」
凪「ふーん」
手をレオに引かれながら空を飛ぶ。蕾が並ぶ花壇に降り立つと、レオは大きな如雨露を凪に手渡し「じゃあ凪はこっちからな」と言って反対側に走っていった。相変わらず強引だ
凪「これ魔法じゃダメなの?」
レオ「手間暇掛けたほうが咲いたとき感動するだろ」
凪「そうなんだ」
学校かと思わず突っ込みたくなるほど大きな花壇に水を与え終わると、レオがコップを差し出してきた
レオ「おつかれ、これりんごジュースな」
凪「ねぇもう足疲れた〜」
レオ「手伝ってくれてありがとな」
二人並んで花壇と庭を眺め、風に吹かれる。こういうふうに外に出るのを面倒くさくないといったら嘘になるが、それでもレオと一緒に居るのは好きだった
凪「レオはさ、便利な魔法たくさん使えるのにどうして手間に拘るの?」
レオ「うーん、性格もあるだろうけど、一番はここが好きだからかな」
凪「なるほど」
レオ「ここは俺が唯一胸張って歩ける場所だから、大切にしてるんだよ」
凪「……あのさ」
レオ「なんだ?」
凪「いつか、俺が世界を変えるよ」
レオ「大きく出たなぁ!急にどした?」
凪「秘密〜」
レオ「なんだよ教えろよ!」
いつの日か必ず、レオが当たり前に外を歩ける世界にする。といってもまだ手立てなんてないし、照れくさいので絶対に言葉にするつもりはないが - 57イッチ23/08/30(水) 17:36:31
居場所特定でずっと頭抱えてる
レオのトラウマ開示の後に戦闘すんの?嘘やろこんなのレオ曇らせ創作スレやん個人的に美味しいけどちょっと可哀想ぐへへ
すみませんでした
トラウマについては
dice1d3=1 (1)
1:レオから話す
2:凪が聞き出す
3:記憶魔法の練習時に事故で
- 58二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 17:37:23
レオから話すのか…結構きつくないかそれ
- 59二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 18:07:51
これ玲王や凪たちだけだったら屋敷を離れて逃げればいいんだけど黒名たちは結界の外に出れないから本当まずいのでは…?短時間だけならいけるか…?
- 60イッチ23/08/30(水) 18:48:54
暗くなるまで、駄弁ったりちょっとした魔法を教わったりして夕飯の時間を待った
レオ「…遅いな、ヨイチ」
凪「あんまりないの?帰りが遅くなること」
レオ「うん、夕飯より遅くなるなんて滅多にないのに。しかも俺に用事も教えてくれてないし」
凪「夕飯の後で呼び出したら?」
レオ「そうする」
食堂では既に馬狼や二子、黒名が夕飯を食べていて、馬狼は所々傷があるもののすっかり元気そうだった。メイド服を着てない事だけが不調を表している。
そわそわと落ち着かない様子で夕飯を食べていたレオは、皿を空にしスプーンを置いてすぐ食堂を出ていった。おそらくヨイチを召喚するのだろう
食事を終わらせ、凪はレオの部屋に向かう。深い意味はないが少し嫌な予感がしたので、自分の部屋に行くついでに訪ねることにしたのだ。
部屋の扉をノックする、しかし返事が無い
凪「あれ、おーいレオ」
再度ノックをしようと扉に手を伸ばした時、勢いよく扉が開いてレオが飛び出してきた。そのまま凪の胸に飛び込み、無言で抱きしめられる
凪「えっちょっあの、レオ?」
どうしていいか分からず肩をトントンと叩いてみると、レオは小さく呻きながら何かを話し始めた。
レオ「…、……い」
凪「落ち着いて、ちゃんと聞くから」
レオ「……ヨイチが、召喚出来ない…!」 - 61二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 18:50:04
ヨイチ?!
- 62二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 20:28:51
辛い辛い
- 63二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 20:37:55
ドキドキするよぉ……
- 64イッチ23/08/30(水) 21:28:53
凪「え、ヨイチがなに?」
レオ「呼んでるのに応えてくれない…!これ、見てくれ」
そう言って差し出されたのは緑色の水晶。いつもなら淡く光っているのだが、今はただの透明な塊だ
レオ「こんなの今まで一度も無かったのに…何かあったら、俺……!」
凪「レオ、落ち着いて息をして。焦ったらダメ」
嫌嫌をするように髪を振り乱して混乱するレオ。過呼吸になりかけていたので一旦座らせて落ち着くのを待つが、一向に改善される様子はない。
凪「息をゆっくり吐いて、大丈夫だから」
背中を擦りながら声を掛け、なるべく寄り添って安心させる。凪の肩に凭れかかりながら不安定な呼吸を繰り返していたのがゆっくりと落ち着いてきた
レオ「…ごめ、ん。ありがとう」
凪「気にしないで」
レオ「ヨイチに何かあったんだ、急いで迎えに行かないと」
凪「うん、居場所は分かる?」
レオ「さっきから探知魔法使ってるんだけど、ヨイチの魔力が見つからない…」
凪「ワザと抑えてるのかも知れない。他に方法は?」
レオ「後は…微精霊に頼むしか」
そう言って難しい顔をする。どうやら微精霊は小さ過ぎて意思疎通が難しいようだ。
レオ「前に一緒に行った湖なら出来るかも知れない。行ってくる」
凪「俺も行く」
レオ「……ありがとう」
二人で窓から飛び出す。普段なら歩くことまで含めて精霊達へ礼を尽くすのだが、今はそうも言っていられない。
湖に着くと、早速精霊がレオの周りへ集まってきた。相変わらず何を言っているのか聞き取れない言葉を交わしていたが、暫くすると精霊達は一斉に飛び散っていった
凪「どうだった」
レオ「全員で探してくれるって…俺に今出来るのは、祈る事だけだな」
凪「分かった。二人でここで待っていよう」 - 65二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 21:37:45
なにがあったヨイチ
- 66二次元好きの匿名さん23/08/30(水) 21:43:17
ヨイチも大精霊だから大丈夫だよね…
- 67イッチ23/08/30(水) 22:10:51
湖の真ん中でただ待つ時間はとても長く、不安が胸を渦巻き離れない
レオ「…情けないよ。ヨイチはいつも俺を助けてくれるのに、俺は何もしてやれない」
凪「レオじゃなきゃ異常に気付けなかったし、精霊に話も通せなかったでしょ」
レオ「…ん、そうだなごめん。俺が弱気じゃいけないな」
凪「そうだよ。不安なら別の事話して待ってよう」
レオ「別の事?」
凪「うん、何でもいい。例えば…俺さ、サボテンのペットがいるんだけど、チョキっていうの」
レオ「サボテンがペット」
凪「おはようとかおやすみとか聞いてくれるんだよ」
レオ「へぇ、今は何処にいるんだ?」
凪「…ちょっと遠くに。多分もう一生会えないけど、誰かが育ててくれてると思う」
レオ「そっか……可愛がってたんだな」
そう言うと、レオは何かしら考え込んでしまった。けど今は良い。少しでも気を紛らわせなければ心労で倒れてしまいそうだからだ。
レオ「なぁ、俺の話も少し聞いてくれないか?…ヨイチにも話したことの無い、俺の使い魔の話を」
凪「レオにも居たんだ」
レオ「うん、遠い昔の事だけどな」 - 68二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 07:20:28
お辛い予感
- 69イッチ23/08/31(木) 07:20:40
レオの使い魔>>70
- 70二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 07:36:05
白猫
- 71二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 07:36:43
このレスは削除されています
- 72イッチ23/08/31(木) 08:03:07
レオ「あれはヨイチに出会う前、この身体になってから100年位は過ぎようとしてた頃かな」
誰にも見つからないように人里離れた森や荒れ地を転々としていたレオは、ボロボロに薄汚れた仔猫と出会った。
8歳の姿から変わらず小さいままなレオは、栄養が足りず痩せ細るその猫に自身と何か近しいものを感じ、拾い育てる事にした。親猫は何処にもいなかった。
川で仔猫を洗うと、その体毛が美しい純白である事が分かった。
レオは何も食べずとも生きていられるが、仔猫はそうもいかない。小さな動物を捕まえては仔猫にあげ、仔猫はすくすくと大人の猫へ成長していった。
大きくなった猫をレオは毎晩抱いて寝た。生き物の温かみを感じながら寝たのは何十年ぶりである。
レオ「ねこ、お前は寿命どんくらいだっけ」
共に過ごして5年経つ頃、レオはそればかりを気にするようになった。100を越えているとはいえ身体は子供、心は未熟なままである。
これは現在も同じで、変身魔法で取り繕っているものの変身を解けば子供の姿に戻るので、子供っぽい所は抜け切らない。
同じ事を繰り返し語り掛けるレオに、白猫はウンザリした顔をしながらも毎回付き合っていた。
そんなある日、レオは猫が持つ魔力が突然増大したのに気が付く。どうやら共に過ごすうちに、無意識にレオは白猫に魔力を注ぎ続けていたようで、長い月日がレオと猫の心を繋ぎ、二人は見事、儀式無しで契約関係となったのである。
そこに考えが至ったレオは、それはそれは喜んだ。何故なら使い魔の寿命は主人の寿命に比例し伸びる。これでずっとずっと一緒に居られるのだ。
くるくると猫を抱き上げながら踊るレオ。そんな彼を、猫はいつだって慈しみの目で見つめていた - 73二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 08:45:03
またまた心にぶっ刺さりそうなエピソードが来てしまった…
- 74イッチ23/08/31(木) 09:51:20
二人の生活は基本野宿であり、たまに洞窟を見つけては数日過ごして移動する。快適とは言えないが、レオにはもう白猫が居るので寒い夜は訪れなかった。
そんなある日、偶然森の中に丸太小屋を見つけた。住んでいた人はもう居なくなっていて、中には竈と布団のないベッドだけが置かれている。
レオ「すげぇ…!おいねこ、今日からここが俺達の家な!」
言い終わる前に白猫は竈の前に陣取ってさっさと火をつけろと言わんばかりに見つめてきていた
人が寄り付かない森の奥の奥、二人は安寧を手に入れた。
たまに川に遊びに行って、狩りをして猫にやって、毛繕いに付き合ったりただ木々の間を駆け回ったり。
安心して眠れる日々は幸せで
───だから、忘れてしまっていた
自分の敵がどういうものなのかを - 75二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 18:11:20
全裸待機でほしゅ
- 76イッチ23/08/31(木) 19:58:48
不運だった
森の開拓に気が付かなかったこと。白猫が追った小動物の逃げ足が早かったこと。たまたまその時レオも一緒に追いかけて遊んでいたこと。偶然魔獣に襲われる作業員を見つけたこと。咄嗟に魔法を使ってしまったこと
結果、その夜には魔神を討ち滅ぼさんとする兵士が森を囲む事になった。
レオがその事に気がついたのは全てが終わった後、首だけになった白猫を扉の先で見つけた時。すでに手遅れになってから。
忘れてしまっていたのだ、自分は何処に行っても嫌悪と恐怖の視線から逃げられない事に。
忘れてしまっていたから、大切なものを無くした。
白猫はレオと、二人の家を守って息絶えた
満足気な寝顔だった
白猫の首と丸太小屋を遠くの森へ転移させ、首は魔法で水晶へと変えた。
白猫と出会って400年後の出来事だった。
その後の1000年間、ヨイチと契約を結ぶまで、レオはただ何もせず二人の家に留まり続けた - 77二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:14:28
ネコチャン…
- 78イッチ23/08/31(木) 20:24:32
ちなみに白猫は
dice1d3=2 (2)
1:兵士全滅させた
2:怪我人多数だが殺さなかった
3:なんなら怪我もさせなかった
2.3のどちらかの場合、白猫はレオに化けて戦って討伐したと思い込ませた。
- 79二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:29:09
ヨイチが初めて召喚されたときのボロボロの玲王はこれだったのか……
ヤダ――――――っ!!!😭😭😭 - 80二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:43:40
ネチコャン…自分が犠牲になった上に玲王の姿だから人殺しはせずに…涙
- 81イッチ23/08/31(木) 20:46:04
レオ「あいつが必死で戦ってる間、俺は呑気に寝てたんだぜ?そんで明日も楽しく遊べると思い込んでた」
「…別に守ってくれなくたって、俺は何されても死なないのに。家だってあの頃はもう錬金術で作ってやれるようになってたのに」
凪「それでも、レオに悲しい顔はさせたくなかったんだと思うよ」
レオ「俺は死なないんだ、何があっても時間が解決してくれる…だけど死んじまったらもう、どんだけ時間が経っても取り戻せないだろ?」
「使い魔はハッキリ言って弱い。それなのに簡単に主人に命を捧げる。それが嫌だ」
「俺には、使い魔は忠実すぎるんだよ」
光らなくなった水晶を握りながらレオは目を伏せた。
凪「もしかして、それが?」
レオ「うん、これがその白猫」
優しく水晶の表面を撫でながら、微かに笑う。レオが一時も水晶を手放さないのはヨイチの依代だからだと思い込んでいたが、大切な使い魔の形見だからという理由も大きいのだろう。
レオ「だから、強くて寿命のないヨイチの隣は安心できたんだ」
凪「うん」
レオ「……けどアイツは不老だけど不死じゃない」
凪「ヨイチならきっと大丈夫だよ」
レオ「分かってる。でも、それでももし」
「──もしヨイチまで居なくなったら、俺はもうダメかも知れない」
凪「………」
きつく目を瞑るレオに、これ以上声は掛けられなかった。今の凪にはまだ、もしもの時、ヨイチの穴を埋めることは不可能だろうから
不甲斐なさに胸を抉られながら、ただひたすら精霊たちの帰りを待った - 82イッチ23/08/31(木) 20:48:55
現在のヨイチ
dice1d3=1 (1)
1:捕まって封印されてる
2:討伐隊の偵察のため、感づかれないように魔力を消してる
3:討伐隊の一部と交戦中
- 83イッチ23/08/31(木) 20:49:23
あっバドエンルート入った
- 84二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:50:25
!?
- 85二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:51:52
救いは…救いはないのですか………
- 86二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:52:08
やだやだハピエンにして!!!!!!!!
- 87二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:52:28
ここから入れるハピエンないんですか!!!涙
- 88二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:55:40
ああっ世一ぃ!!!泣
- 89二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 20:57:12
ここから入れる保険なんて凪しかないよ!そうだよね!?
- 90イッチ23/08/31(木) 21:29:17
二人で空を見上げていると、小さな光が帰ってきた。それに続いてたくさんの精霊達が集まり、以前の様に湖が照らされる。
レオ「───、─────」
精霊「──────」
何度聴いても聴き慣れない不思議な言葉を交わしながら、精霊達とレオが会話をする。焦る気持ちを抑えて話が終わるのを待つが、中々会話が終わらない。
凪(やっぱり何かあった?)
不安になり始めたころにようやく精霊達は散っていった。湖の真ん中にレオだけが残される
凪「ねえ、何処に居るって?」
水を掻き分けてレオの元へ行くが、微動だにしない。ただ突っ立っているだけのレオに嫌な予感が膨らんでいくのを感じながら、再度話し掛けた
凪「何があったの」
レオ「……ヨイチ、人間に捕まったって」
凪「!!」
あんなに強いのに?と一瞬疑問に思ったが、何かしらイレギュラーがあったのだろう。焦る気持ちを抑えながらレオの手を握る。
凪「それなら助けに行こう、今すぐ」
レオ「ダメだ、この場所がバレてる。ここを空けたら皆が危ない」
凪「バレてるって…じゃあ二手に別れよう、レオはばぁやさんとここを守って。俺が行くから」
レオ「もっとダメだ!お前まで捕まったらどうする!?」
凪「…俺は死なない」
レオ「封印されて出られなかったら死ぬのと同じだ…あっちには導師が沢山居るって。ヨイチが捕まるなんて相当強い」
凪「じゃあどうするの」
レオ「決まってる、狙いは俺だ」
レオ「俺が投降する代わりにヨイチを解放してもらうしか、選択肢は無い」 - 91二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 21:32:38
うぐぅ……辛い
でもどんなルートでもエンドでも最後まで見届けます……好きなので…… - 92二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 22:04:16
スレ主の負担ガン無視で願望だけ言うならバドエン!バドエンも見たい!!!!そしてその後でルート分岐に戻ってハピエンがいい!!
- 93イッチ23/08/31(木) 23:12:34
そういえば討伐隊の方々はレオ捕まえて何がしたいんや
dice1d3=3 (3)
1:不老不死の研究
2:封印して世界の安泰を確立させる
3:兵器にする
なお、どの選択肢でも世界には討伐したと発表するものとする
- 94イッチ23/08/31(木) 23:14:36
- 95二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 23:21:10
兵器…そんなの誰も幸せにならないよ…
- 96二次元好きの匿名さん23/08/31(木) 23:54:32
最終兵器彼女レオ……
- 97二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 00:27:39
このレスは削除されています
- 98二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 00:37:15
これ万が一最悪のバドエンになってラノベあるある主人公補正の記憶保持ループしたら凪がどうなるか考えただけで恐ろしいんだが
どうか女神様何卒ご慈悲をお願い致します - 99二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 01:16:02
玲王が人助けしたのが結果的に辛い目につながることが多いのにそれでも目の前の危ない人助けてくれるのさすがに優しすぎる……
- 100二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 08:53:33
dogeza de 待機
- 101二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 10:21:45
もうスレ主が神のような広い心で強制リスタートハピエンルートも提示してくれたので安心してバドエン好きの人格になれます
兵器かあいいねロマンある
ワンチャン全滅ネタも見えてきて興奮しますね - 10210123/09/01(金) 11:07:46
と思ったけど推し以外がボロボロになるのは悲しいかもしれん いやもちろんどんなルートや展開でも最高に好きだからスレ主の思うがままに書いてほしいんですけど!!
- 103二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 11:43:54
やだやだ!ハッピーエンドがいい!!
凪のスキルと愛で全部解決して!!
…て思うけどどんな内容・月末になるとしても最後まで見届けるよ - 104イッチ23/09/01(金) 13:38:15
凪「そんなことさせる訳ないでしょ」
そう言って、手を握る。でもレオは握り返してくれなかった
凪「方法ならいくらでもあるよ、大丈夫。レオには俺もばぁやさんも、皆も居るんだから」
レオ「その全員を危険に晒せって言うのか」
凪「違う、力にならせて欲しいって言ってる」
少しだけレオの瞳が揺れた。だがすぐに伏せられた瞼に隠れてしまう
レオ「…要らない」
凪「は?」
レオ「俺の問題だ、俺が何とかする」
凪「俺はもう家族でしょ、無関係じゃない」
レオ「うるさい、関係ないっ!!」
思い切り手を振りほどかれ、思わず後ろに下がる。レオを見ると、怒っているのか泣きそうになっているのかよく分からない顔をしていた
レオ「お前は屋敷に帰ってばぁやに事情を伝えてくれ。絶対に結界から出るな」
言いながら転送魔法を展開する。どこに行こうとしているのかは聞かなくたって分かった
凪「待て、俺も一緒に」
慌てて駆け寄るが、間に合わない。
転移する直前にレオは一言
レオ「ヨイチを頼む」
それだけ残して掻き消えた
凪「…馬鹿じゃないの、人のことばっかり」
届かなかった手を強く握りながら、凪はレオが居た空間を見つめ続けた - 105二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 18:32:32
うわ…うわわー!!!!
これには屋敷のみんなも思わず起立ですよ - 106イッチ23/09/01(金) 19:22:01
- 107イッチ23/09/01(金) 19:25:12
レオの居場所
dice1d3=2 (2)
1:討伐隊ド真ん中
2:今から討伐隊に突撃するところ
3:魔法が失敗して全然違う所に飛んだ
3の場合、凪はレオの元へ辿り着かない
- 108二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 19:38:00
あ!女神が!
- 109二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 19:47:46
辿り着くことは出来るんだな!?
- 110二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 19:57:32
かっこいいー!!!これはかっこいいを詰め込んだ男
- 111イッチ23/09/01(金) 19:58:59
視界が切り替わり、目の前にはこの前の城下町が広がっている。レオは視線を巡らせ、街の離れに騎士や兵が集まっている事を確認し、そちらに向かって一歩踏み出した
凪「待ってってば」
ぐいと後ろに腕を引かれ、踏み出した足が空回りする。バランスの崩れた身体を支えてくれたのは、今しがた振り切ってきた想い人である。
レオ「…な、なんでここに」
凪「レオの見てワープ覚えた」
疑問をぶつけると、さらりととんでもない事を言われながら強く腕を掴まれた。
凪「ずっと一緒って言ったじゃん」
レオ「…俺は待っててって言った」
凪「帰る気のない人をずっと待ち続けるほど気は長く無いので」
レオ「………ばか」
頑として動く気のない凪に、思わず苦笑してしまう。
──どうしてこの男は、こんなに俺を大切にしてくれるのだろう
レオ(もしも無事に帰れたら聞きたいな)
愛おしさが溢れていくのを感じながら、レオはそっと凪の手を握り返した - 112二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 20:29:46
待機待機
- 113二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 21:23:01
> もしも無事に帰れたら聞きたいな
フラグ立てんな!!ヨイチと一緒に無事に帰ってハッピーエンドになるんだよ!!!
- 114二次元好きの匿名さん23/09/01(金) 22:06:16
なんか凪玲王が二人揃ってればいける気がしてきた
テスト前の変な自信みたい - 115イッチ23/09/02(土) 01:58:58
どうやって討伐隊と交渉する?
dice1d3=2 (2)
1:会話を試みる
2:魔法で透明になってヨイチを探す
3:脅してみる
- 116二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 02:04:30
おっ一番良さそう!!!
- 117イッチ23/09/02(土) 02:13:38
レオ「ナギ、透明化魔法を使うぞ」
討伐隊の基地から少し離れた木の陰で、二人は小さな声で作戦会議をする
レオ「俺がこっそり助け出すから、ナギは離れた所で光魔法と音魔法使ってくれ」
凪「陽動って事ね、OK。でもさ、あそこにホントにヨイチが居るの?」
レオ「居る。弱ってるけど近くまで来たから分かる。絶対にここだ」
断言して、自身に透明化を付与したレオは凪の目にも全く映らなくなった。
凪「…危なくなりそうだったらすぐ行くからね」
レオ「頼りにしてる。お前こそ捕まったり怪我したりすんなよな」
言葉を交わし、反対方向へ走り出す。
レオの足音が遠のいていくのを聴きながら、凪は信じた事も無い神に祈った
凪「必ず三人で帰れますように」 - 118イッチ23/09/02(土) 02:41:11
基地を一望できる高さの場所まで走った後、凪は空に向かって音と光の魔法を打ち上げた。花火の様な閃光が空に輝き、一瞬遅れて腹に響く音が鳴る。
間髪入れずに2発、3発と打ち上げていき、討伐隊の兵士達が動揺していくのを確認すると、また移動して魔法を打ち上げる。
凪「こっち見ろ間抜け共…レオには絶対に気付かせない」
松明を掲げて凪の方へ向かってくる兵士達を見下しながら、凪は陽動を続けた
一方レオは、吸音魔法と高速魔法を駆使してヨイチを捜索している最中だった
レオ「居るなら多分導師のトコか…あの奥にある建物かな」
凪の陽動に翻弄される兵士の間を縫うように進みながら、ヨイチの居場所にアタリをつける。
数名の兵に守られている石造りの基地に難なく侵入し、中を覗き込むと
レオ(居た!)
結界の中に封じられた魔石と、それを行っているであろう導師が数人。
レオ(あそこからヨイチの気配を感じる)
おそらく魔石に封じられているのだろう、怒りに身体が震えるのを感じながら、必死に心を落ち着かせる。ここで冷静さを失ったら元も子もない
レオ(武力行使はダメだ、怪我させたらもっと迫害される)
屋敷の場所も割れている、今騒ぎを大きくする訳にはいかない。
そう考え、直接魔石を奪う事にした
結界から出してしまえばこっちのもの。直ぐにワープして屋敷へ帰ればいい。
レオ(今、助けるからな)
導師は呪文を唱える事に集中している、不意を付けば簡単に奪えるだろう。
覚悟を決め、音も無く飛び出す
導師にぶつからない様身体を捻り、結界の中に足を踏み入れた。(いける!)と、そう確信し両手で魔石を包み込む。奪い返したと安心しかけたがまだ油断は出来ない。間を空けず凪の元へワープしようと魔法を展開した──その時
バチバチバチッ
レオ「───あ?」
身体中に電流が走った様な衝撃があった後、レオは地面に縫い付けられていた - 119二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 06:46:13
やめて、やめてぇ…
- 120二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 07:29:13
ひぇ…やめて…
- 121イッチ23/09/02(土) 08:20:28
地面に伏して動かない身体を呆然と眺めながらも、動かないならと浮遊魔法を試みた。
レオ「…なんで、魔法が使えない!?」
しかし、いくら操作しようとしても魔力は応えてくれない。手に持った魔石をしっかり握り直しながら、辛うじて頭を動かし周囲を確認する。
すると、床にさっきまで無かった魔法陣が浮き上がっているのに気が付く。
レオ「これ……」
導師「我が国の仲間達が数千年掛け発明した封印術は如何です?」
伏せたレオの前に一人の導師が近付いてくる。警戒を顕にしながら睨み上げると、馬鹿にしたように鼻で笑われた。
導師「伝説の魔神も、こうなってしまえばただの子供ですね」
一気に頭に血が上り、力尽くで魔力を使おうと封印に抵抗するが、あと一歩の所で抑え込まれてしまう。
導師「危ない危ない、ここで失敗したら元も子もないですからね」
レオ「…お前らの狙いは俺だろ」
導師「それ以外に何が?」
レオ「じゃあこの魔石の精霊は解放してくれ。俺の仲間も、見逃してやってくれ。そしたら抵抗しないから…彼奴等は何も知らずに俺に騙されてるだけなんだ」
導師「却下します」
レオ「は?」
導師「一人として逃しませんよ、残さず駆除します。そんな危険な集団」
レオ「……この野郎!」
導師「ああ、安心してください。貴方だけは国からのお達しで殺しません。どうせ死なないでしょうし」
そう言って、導師達は呪文を唱え始める。すると床の魔法陣が輝き、レオの意識は遠のいていった
レオ「…ごめ…ん、ナギ……」 - 122イッチ23/09/02(土) 08:21:20
凪は異常事態に
dice1d2=2 (2)
1:気付く 2:気付かない
- 123二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 08:22:40
うわあああああああん
- 124二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 10:53:59
何だよこのクソ導師……金玉潰しループの刑に処してやるからな…
- 125二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 10:54:35
上げて落とすのやめてよ女神~~~😭
- 126二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 11:24:37
ああっ待ってバッドエンドルート行くの⁈
- 127二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 11:41:01
悲しいけど興奮する〜心が二つある〜どんなエンド迎えようと続き楽しみ
- 128イッチ23/09/02(土) 14:31:49
街から離れた山を駆け回り、凪は兵士達を引き付け続けていた。ワープや持ち前の脚で翻弄する凪を捕まえられずにいる兵士は明らかに冷静さを欠いており、魔法への恐怖からか軽くパニックを起こしている者も少なく無かった。
凪「しつこ…でも怪我はさせちゃ駄目ってレオ言ってたしな」
追い縋る兵たちをたまに吹き飛ばしたくなるが、じっと堪える。だがそろそろ我慢の限界だった
凪「……まだかな」
そう思った時だった
騎士「今しがた導師様方が魔神を討伐したと報告が入った!」
馬に乗って現れた騎士が声高にそう叫ぶ。兵士たちの疲れ切った表情は一変し、一斉に雄叫びを上げた。
兵士「やっとか!」「これで世界は平和になるんだな」「ああ、妻と息子はもう安全だ」「流石は導師様!」
騎士「魔神の残党、お前の主は死んだ。諦めて命を差し出す事だな」
未だ隠れている凪に向かって、そう宣言する騎士。だがその言葉を信じられる訳が無かった
凪(レオは死なない。コイツの言ってる事は嘘だ)
でも、もしかしたら捕まってしまったのかも。だとしたら助けに行かなければならない。そう考えてからの行動は早かった
騎士「出て来い!化け物の手下め!」
凪「うるさいよ、アンタ」
地面を軽く蹴って空を飛び、騎士の目の前に姿を表す。呆気に取られた顔をするそいつに軽く触れ、転移魔法を展開した
凪「三日後に片方の睾丸、六日後にもう片方の睾丸が潰れる。そういう呪いを掛けた」
レオが死んだなんて、不快な戯言を吐いたヤツには天誅を下す。ワープする直前に騎士にそう告げ、真っ青になっていく顔をじっくりと見ながら転移した。 - 129イッチ23/09/02(土) 14:59:43
兵器にするってなんぞや…
思いつかなかったので安価>>131
- 130二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 15:01:02
玲王を洗脳して戦争兵器として操る
- 131二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 15:16:16
- 132二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 15:24:54
ひぇ...洗脳...
- 133二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 15:40:25
レオって死なないから、洗脳し続ければ一生壊れない兵器なんだ…って思うとゾッとした
- 134二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 15:48:16
色々なことを試されたと言っていたような気がするけど壊れてもすぐ治る系なのかそもそも傷ひとつつかない系なのか
- 135イッチ23/09/02(土) 16:10:55
- 136二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 17:14:02
- 137イッチ23/09/02(土) 19:41:32
洗脳の進行度
〜20ならまだ自我がある
20〜40ある程度抵抗は出来るけど意識はほぼ無い
40〜60ちょっとヤバい
60〜80ヤバい
80〜100手遅れ
dice1d100=68 (68)
1来い1来い1来い
進行度アップイベントは今後あるとする
- 138二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 19:43:33
ヤバいヤバい
- 139二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 19:47:31
女神もスレ主も闇深の才能ある……好きです……
- 140二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 19:48:23
ヤバいけど手遅れではないというこの絶妙な……この…
- 141イッチ23/09/02(土) 20:13:49
ワープした先はレオが居るはずの拠点。まだ見張りの兵士が数名いたので風魔法で吹き飛ばす。もう言いつけがどうこうなど考える余裕は無い
凪「レオ、どこ?」
辺りを見渡すと石造りの基地があった。やけに厳重な警備が敷かれていて、見るからに怪しい。
木製の扉を蹴り飛ばし中に入ると
凪「レオ!!!!」
魔法陣の真ん中で苦しそうに倒れているレオを見つけた。周囲を顔を隠した白装束の人間に囲まれている。
凪(封印する気か!?)
突然の凪の登場に狼狽える白装束の集団…おそらく導師だろう、そいつ等を不意打ちの魔法で跳ね飛ばし、魔法陣を消してレオに駆け寄る。
ぐったりとしたレオは黒色の魔石を強く握っており、ヨイチはコレに捕まってるんだと推測した。
凪「帰ろう、屋敷の皆に事情を知らせないと」
脱力した身体を横抱きにし、ワープしようと魔力を練る。すると、一人の導師が立ち上がって叫んだ
導師「手下を止めろ、魔神!」
魔神なんかじゃない。そう言おうと振り向いた時、凪の頭が消し飛んだ。
と、同時に再生する
凪(攻撃された)
レオを抱え直し周囲を警戒するが、白装束のどれも魔法を使ったような素振りが無かった
凪(それなら誰が)
見えない攻撃に、今度は凪が狼狽える番だった。無視してワープしてしまおうかと考えた次の瞬間、今度は上半身に衝撃が走る
強い打撃に思わずレオを離してしまった。空中に放り出されたレオに手を伸ばす
──しかし、その手は弾かれてしまった。他ならぬ、レオによって
くるくると空中を回転しながら見事に着地したレオは、そのまま凪に向かって攻撃を繰り出して来た。それを間一髪で避けながら、凪は先程自分の頭を吹き飛ばし、上半身を蹴り上げたのがレオだったのだと理解する。
凪「…オイ、白いの。レオに何した」
導師「この世の邪悪を再利用しただけだが?」
凪「くたばれ下衆野郎」
無表情で猛攻を続けるレオの打撃を、凪はただひたすらに受けるしか無かった - 142イッチ23/09/02(土) 20:16:16
レオが最初の一発以外致命傷を避けてる理由
dice1d3=1 (1)
1:止めろとしか言われてないから
2:凪を想う無意識のブレーキ
3:安価
- 143イッチ23/09/02(土) 20:17:08
ダイスの女神が容赦ない件について
- 144二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 20:25:51
イッチ頑張れ…何に頑張れって言ってるのか自分でもよくわからなくなってるけどとにかく頑張れ……
- 145二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 21:44:26
自分としてはぶっちゃけ物凄い性癖に刺さる展開でワクワクしてます……
- 146二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:23:50
いつもハピエンしか見てないけどたまにはバドエンもいいのかもしれない…いや良くない…?
- 147イッチ23/09/02(土) 22:29:56
凪「レオ、聞こえてる?レオ!」
必死に声を出すが、聞く耳を持たずに攻撃して来る。その目に凪は映っておらず、導師に言われたとおり足止めする為に動いていた
凪(どうしよ、絶対に怪我はさせたくない)
だがそんな悠長な事も言っていられなかった。魔法を使われたら今の凪などひとたまりもないだろう。その前に何とかレオを正気に戻す必要がある。
凪(何か方法は……)
考え込んでいると、レオが今も握って離さない魔石が目に入った。アレには多分ヨイチが捕まっている
凪(悔しいけど、今の俺にはレオを助けられない。ヨイチに頼るしか…!)
決めて、狙いを魔石へと変えた
導師「今のうちにあの白頭を仕留めた方が良いのでは?」「いや待て、これは魔神の実力を見る絶好の機会だ。ひとまず様子を見てみよう」
導師達の会話が聞こえ、暫くはこの均衡状態が続く事を確認する。内容は吐き気がする程気分の悪くなるものだが、今だけは都合が良い
脳を戦闘へとシフトさせ、魔石が握られる右手に全神経を集中させる。凪はついこの間まで普通の人間、レオほど戦いに慣れていなければ魔法を扱える訳でもない。故に、不意を突く必要がある
その為に
凪「……ゔッ…」
レオの手刀を腹で受け止める。およそ人の力とは思えない重さで内蔵を潰され、口から血が流れるのを認識した。仕留めた、と思ったのだろう。レオの動きが止まり、纏っていた殺気が消えた
凪(…今!)
瞬間、レオの右手に足を突き出した。魔石が弾かれ、空中を飛ぶ
レオ「────ヨイチ」
咄嗟にレオが手を伸ばす。しかし魔石にその手が届く前に横から凪が奪い取った
手にした魔石を一気に砕く
黒い霧が広がり、その中から緑色の閃光が走った - 148二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:32:31
ヨイチブチギレて全員の睾丸潰してくれ
- 149二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:33:36
あ”-----!!……最高……最高に面白いです……
- 150二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:37:34
うわ〜〜〜めちゃくちゃ面白い
熱い展開… - 151二次元好きの匿名さん23/09/02(土) 22:43:40
うおおおおお!!いけヨイチ!!
- 152イッチ23/09/02(土) 23:04:33
煌々と輝く緑の光からヨイチが現れる
その視線は迷いなくレオに注がれており、レオもまたヨイチを一心に見つめていた
導師「魔神、私達を守れ!」
横槍を入れる無粋な声に、家族の再会は邪魔される。導師の声を聞いた途端にレオの瞳は再び濁り、導師達を庇うように臨戦態勢を取った
ヨイチ「…その子に、何をした?」
導師「答える義理はありませんよ大精霊様。高貴なるお方なら魔神になど手を貸さず人々を護るために力を使っては?」
ヨイチ「お前等を?寝言は寝て言うことだ…いや、そんな戯言は寝ていても許さない」
途端に放たれる尋常じゃない程の圧に導師達は一人を除いて膝をつく。唯一立ち上がったままの導師は「あの精霊と戦え」とレオに命令した
膨大な魔力をぶつけて来るレオに、同じく強大なバリアで対抗するヨイチ。
凪「ごめん、俺がレオを一人にしたせいだ」
ヨイチ「俺が捕まったりしたのが悪いよ。今立っているあの導師、アイツは得体が知れない上に質が悪い」
バリアの中で言葉を交わすが、それも長く続かなかった。端の方からひび割れ、あと数秒も保たないだろう
ヨイチ「こんな所で家族喧嘩したら街の人が巻き込まれる…レオを人殺しにする訳にはいかない」
そう言うと、凪と二人で遥か空の上までワープする。目の前から二人が消えた事に気付くと、レオも追って空を飛んできた
雲の上で繰り広げられる壮絶な戦いに、立っていた導師は目を輝かせる
「素晴らしい!あの力を自在に操れば世界など簡単に統一できるはずだ」
導師「ですか聖導師様、魔神の力など本当に利用して大丈夫なのでしょうか」
聖導師「今まで散々人々を恐怖に陥れた力だ。人々の為に使ってこそ償いが出来るというものだろう?」
導師「……それもそうですね」 - 153イッチ23/09/03(日) 07:46:34
バトルシーンなんか書いたことないめっちゃ難しいやん
決着はdice1d2=1 (1)
1:つく 2:つかない
- 154イッチ23/09/03(日) 07:47:24
どっちが勝つ
dice1d2=1 (1)
1:レオ 2:ヨイチ
- 155二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 07:50:12
あっあっあっあっ
- 156二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 07:50:13
megamigahidoi
doesukayoooooooo - 157二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 07:51:49
どうしてだよ女神・・・
- 158二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:04:22
な、凪が愛の力で何とかするよ(震え)
- 159二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:05:48
洗脳いらねその概念して!!!!!!!
- 160イッチ23/09/03(日) 08:14:46
魔力と魔力がぶつかり合い、空は緑と紫の閃光で埋め尽くされた。
凪「どうやって止める!?」
ヨイチ「意識を飛ばす!術を使って来ない。脳に干渉されてる影響で細かい魔力操作がまだ出来ないんだ」
凪「俺に出来る事は」
ヨイチ「撹乱してくれ!光魔法は使えるだろ」
凪「了解」
緑色と紫色がせめぎ合い、二人の動きが一瞬止まる。その隙を突いてレオの目の前に特大の花火を打ち上げた
レオ「!」
片手で目を覆い、魔力が一瞬弱まる。その瞬間、ヨイチは既にレオの背後に回っていた
ヨイチ「ごめん、ちょっと痛いよ」
そのまま首筋に手刀を落とせたなら、気絶させる事が出来ただろう…しかし
その手がレオに触れる直前、がくりとヨイチの身体が傾いた。
ヨイチ・凪「「!?」」
何が起きているのか分からなかった。そのまま地面に落ちていくヨイチを、既の所で受け止める
凪「どうしたの?」
ヨイチ「分からない、急に魔力が…」
そこまで言って、ハッとしたように空を見上げた。その視線を追って凪も上を見ると、レオが緑の魔力を吸い上げている姿が目に入る
凪「どういうこと、あれ」
ヨイチ「…俺はレオの契約精霊だから、俺の魔力はレオが自由に使えるんだ」
凪「なにそれ詰んだじゃん」
ヨイチ「レオが俺の魔力を使った事なんて一度も無かったのに…!」
二人の会話を他所に、レオは魔力を一つの小さな玉に集中させ、それをこちらに向けた。聞くまでもなく、あれはヤバい
ヨイチ「この軌道だと街に当たる!ナギ、ワープできるか!?」
凪「できるけど何処に!?」
ヨイチ「どこでもいい、早く!」
転移魔法を展開し、数km離れた場所に瞬間移動する。すると目標を見失った魔力は消え、ひとまず街に被害が及ぶ事態は避けられた - 161イッチ23/09/03(日) 08:19:00
この後の二人の行動
dice1d3=3 (3)
1:場所を変えて再戦
2:屋敷へ行ってばぁやさんに助力要請
3:安価
- 162イッチ23/09/03(日) 08:19:29
どうする?>>165
- 163二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:26:22
レオ自力で洗脳破れないかな…エゴ剥き出しにしちゃっていいんだよこんな時くらい…
- 164二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:30:05
とりあえず一旦どこかで作戦会議(屋敷でもいい)
- 165二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 08:31:20
- 166イッチ23/09/03(日) 08:58:36
凪「…くそ、俺が何とか」
ヨイチ「いやダメだ。闇雲に突っ込んだって勝てない、一度作戦を立て直さないと」
凪「あんな状態のレオを放って置けないでしょ、何されてるかも分かんないのに」
ヨイチ「だからこそだよ、逆に俺達まで捕まって、もしもレオが正気に戻った時人質にでも取られたらどうする?」
凪「……」
ヨイチ「俺は暫く魔法が使えそうにない、屋敷までワープしてくれ」
凪「…分かった」
攻撃対象を見失ったレオは動きを止めて空に留まっていたが、聖導師に呼ばれ地上に降り立つ
聖導師「逃したか…まぁこの術は完全に操るまで時間が掛かりますからね」
言いながらレオの髪を鷲掴みにし、強く引っ張る。それでも無反応なレオを見て、聖導師は腹を抱えて笑った。
聖導師「かの魔神が言いなりとは、本当に便利な術ですねぇ、皆さん先程の魔力を見ましたか?コレがあればどんな大軍でも一網打尽ですよ」
導師「はい、国の安寧は確実ですね」
聖導師「でしょう?…先ずは害虫を駆除して貰いましょう、魔神自らの手で」
討伐隊は兵と騎士を掻き集め、聖域にある屋敷へ進軍を始めた - 167二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 09:18:00
虚ろ目なレオ、かわいそかわいい
- 168二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 09:57:30
レオの髪鷲掴みお前…お前…
- 169二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 15:34:32
大好きな家族を自分の手で壊させるのって最高にいいよねよくない
- 170二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 20:35:52
女神原作者と話し合いそう
- 171イッチ23/09/03(日) 21:11:14
一週間後に来るから数日は猶予あるな
作戦会議はどの方向に纏まる?
dice1d3=3 (3)
1:皆には秘密にして二人で何とかしよう
2:皆にも協力してもらおう
3:安価
- 172イッチ23/09/03(日) 21:12:00
>>175さんお願いします
この物語の行く末はあなたに掛かっている!
- 173二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 21:13:46
ksk
ハッピーエンドとバッドエンドどっちもみたい気持ちがある… - 174二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 21:18:00
みんなで戦って玲王を助ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 175二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 21:18:49
- 176イッチ23/09/03(日) 21:20:30
仰々しい言い方したけど安価内容で発想がハピエンに向かうかバドエンに向かうか賭けだから気分なんだよね
>>175了解!ありがとう!!
- 177イッチ23/09/03(日) 22:18:56
屋敷の庭まで転移すると、そこには既にばぁやさんが立っていた
ばぁや「一体何があったのですか」
ヨイチ「気付いてたんだね」
ばぁや「ええ、遥か遠くからでもヨイチ様のお怒りが肌に染みるほど伝わりましたから」
ヨイチ「レオが大変なんだ、力を貸して欲しい」
ばぁや「無論です」
会話しながら、三人で屋敷まで歩く
ヨイチ「……って事だから、俺とばぁやさんは魔力を利用されて終わりだ」
ばぁや「それは厄介な事態になりましたね。皆様にもご助力頂くしか無いでしょう」
ヨイチ「うん、背に腹は代えられない。全部話して協力して貰う」
凪「話すって…結界の事も?」
ヨイチ「それを伝えなきゃ別の場所に逃げればいいってなるだけだろ」
もう夜も更けた時間だったが、全員に食堂に集まってもらった。
城下町で起こったこと、それが原因で近い内にレオと戦わなきゃいけない事を説明する。
反応はまちまちだったが、皆力を貸すと言ってくれた
二子「ヨイチくんもばぁやさんも頼れないとなると…相当厳しい戦いになりますね。レオさんを傷つける事も出来ないですし」
馬狼「アイツは多少派手にふっ飛ばしても治るから平気だろ。つーかヨイチてめぇ、俺以外に負けてんじゃねぇよ」
黒名「酷い奴らだ。見ろ、アルパカも怒ってる」
國神「俺に出来る事は土魔法位だが…力には自信がある。役に立てるはずだ」
二子「少し考えたんですが、戦うよりも人間達が屋敷に来る前にレオさんをどうにか連れ去って遠くに逃げる方が安全だと思います」
ヨイチ「…その事なんだけどな」 - 178イッチ23/09/03(日) 22:38:59
皆の反応
1:ふーん 2:びっくり 3:先に言えや
馬狼dice1d3=2 (2)
國神dice1d3=1 (1)
黒名dice1d3=2 (2)
ついでに
アルパカdice1d3=3 (3)
フェレットdice1d3=3 (3)
- 179二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 22:42:29
使い魔ちゃん達草
- 180イッチ23/09/03(日) 22:51:16
待っってキャラ設定ミスった二子は知ってるからこんな提案する訳ねぇ
黒名か國神が屋敷捨てて逃げよう提案した事にして下さいあーもう恥ずかしい - 181二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 22:55:42
使い魔ちゃんたちっょぃw
- 182イッチ23/09/03(日) 23:08:20
淡々と結界の本当の効果とその経緯を説明する。話をしている間、緊張しているのかヨイチは拳をずっと強く握り締めていた。当然だろう、長い間騙し続けていたのだ、失望され、縁を切られてもおかしくはない
だが心配していた事態にはならなかった
黒名「今までどうして気付かなかったんだ…確かに俺やヨイチ達はともかく二子や馬狼が千年以上生きていられる筈がない」
國神「まーでも長生きはいい事だしな」
黒名「うん、驚いたけど、要するに俺達と一緒に居たかったって事だろ?嬉しい嬉しい」
馬狼「…ケッ、どっち道俺はヨイチとバーさんに勝てるまでここから動かねぇつもりだったし好都合だがな」
二子「そんな事言って、冷や汗見えてますよ」
馬狼「うるせぇ、つーか何で俺らは寿命が伸びている事に気付けなかったんだよ」
ヨイチ「それは魔法でちょちょいっと」
馬狼「二度とすんな」
ヨイチ「…おう」
凪「意外とすんなり受け入れてくれたね」
ヨイチ「ああ……ますますレオを無事に取り戻してやんなきゃな、きっと喜ぶ」
凪「もう隠し事しなくて良いってことだもんね」
驚かれはしたものの、決して軽蔑の目を向けられる事は無かった。長い間生活を共にした信頼は、確かに築かれていたようである
「ご主人を騙すなんて!」と使い魔達に怒られてしまったのはまた別の話 - 183二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:11:33
尊い
- 184二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:13:21
尊い
- 185二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 23:14:40
がわいいし腐なしにしても展開熱くて大好き
- 186二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 07:24:17
洗脳進んでないと良いな…
- 187イッチ23/09/04(月) 09:02:06
一方その頃
聖域へ進軍する討伐隊には次々と天災が降り掛かっていた。大雨や土砂崩れに、海沿いの道では津波まで襲い掛かってくる。
その度に導師達の力で何とか切り抜けてきたが、戦力は確実に減少してしまっていた
聖導師「まさかとは思いますが、お前の仕業じゃないでしょうね」
レオを閉じ込める馬車に乗り込み、首に付けられた枷の鎖を引っ張る。両手両足にも枷と鎖は付いているが、もちろんこんな物は魔法を使えばどうとでもなる。魔神を連れての旅に兵士や騎士が慄かない為の飾りだ、何せもうこの魔神はこちらの命令に従順なのだから
聖導師「…そう思っていましたが、予想より自我が強いのですね」
顎を掴み上げこちらを向かせると、生気を失った目がじっと見つめ返してくる
聖導師「念の為、術を強めておきましょう」 - 188イッチ23/09/04(月) 09:03:37
洗脳の進行度
dice1d32=28 (28) +68
2以下で頼むぞ女神
- 189イッチ23/09/04(月) 09:06:08
ちなみに天災は
dice1d3=2 (2)
1:無意識
2:ぼんやりと行かせたくないって思った
3:安価
2なら希望がある
- 190二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 10:23:30
希望が!!!!!!!!希望があるぞオイ!!!!!!!!!!
- 191二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 10:42:55
催眠がかなり!かなりきついけど!ワンチャンあるある
- 192二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 11:27:04
レオ…!レオの心が強いの泣ける……!頑張れ!!!
- 193二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 11:28:30
ゔああああああ!このレオの抗ってる感好きすぎる…………
- 194イッチ23/09/04(月) 12:07:14
屋敷にて
馬狼「つーかここで待ってんじゃなくて直接叩きに行きゃあいいじゃねえか。一日二日結界から出た所でそこまで影響ねーだろ」
二子「それもそうですね、一刻も早く奪還しないとレオさんの方が保たない可能性もありますし」
ヨイチ「…そうしたいけど、レオが敵に回ってる以上俺とばぁやさんは力が出せない。あっちには変な術を使う奴らもいるしお前らだけじゃ危険だ」
黒名「同意だな。俺はここから出たら消えるみたいだし、ただ待ってるなんて嫌だぞ」
ヨイチ「それに、この結界は時間を遅らせるだけじゃなくて住人と認識されている者をある程度守る役割もあるんだ。この場で戦った方が俺達は有利になる」
机を囲んで作戦会議を進める一同、様々な意見は出るが籠城戦の方向で纏まりつつある。その会話を聞きながら、凪は一人考え込んでいた
凪(俺に出来る事は…)
皆は人外でありそれぞれ特殊な力を持つ。きっと攻守共に役に立つが、果たして凪はどうだろうか。持っている力といえば高い魔力と教えてもらった魔法、適正のある無属性魔法と、それから──
何を捨てる事になったとしても、必ずレオだけは無事に連れ戻す。
静かにそう決意した - 195イッチ23/09/04(月) 12:08:09
残り少ないですが、200までこの後の展開や戦いのアドバイス欲しいです!よろしくお願いします!
- 196二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 13:24:47
レオの洗脳解けて大団円ハッピーエンドが良いけど、スレ主が書くものならバッドエンドでも全て受け入れるよ!
戦闘シーンの描写も上手いから普通に読める。文字が上手だね、スレ主
完走がんばって!!! - 197二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 13:35:44
凪の能力が概念無効化ってことは、果たして合ってるかわからんがもしかしたら「玲王に洗脳がかかっている」という概念を否定して書き換えれば玲王の洗脳が解けたりしないか?
というかしてくれ、頼むから…! - 198二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 13:50:31
多分凪はまだ自分のチート能力に無自覚だよね?
無自覚段階だけどさらに能力が進化して「いらねその概念」だけでなく「俺は戦場の創造主だ」も出来るようになってしまうとか… - 19919823/09/04(月) 14:17:51
読み返したら覚醒した時自覚はしてたね!ゴメン
- 200二次元好きの匿名さん23/09/04(月) 17:27:08
よく考えたら、全部ご都合すぎる。
人間は百年くらいしか生きません、レオのことが知る人は千年前しかいない。なのに魔神のこと、レオの髪色のこと、千年間人々が彼を見ると一瞬思い出して。理不尽な怒りや憎しみと共に。
ねぇ、そのレオを操る魔法。それはレオが魔神だから?それとも…「人間」そのもの好き勝手に使い術なの?
まぁ、どうでもいい。レオが幸せになれないこの世界、いらない。
ーそれは、世界を破滅へ導く、白い魔神の生まれ瞬間。
という妄想があります…ハッピーエンド大好きだけどイッチの書くものも大好き、泣きながら続きを楽しみます。