- 1二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 21:49:02
沖野T「けど、これ作るのに時間かかったんじゃないのか?もらって大丈夫なのか?」
スズカ「はい……。アメリカに行ったとき空いた時間にやっていただけですので」
沖野T「まぁ、けどタダで受け取るのも悪いな……。なんか買ってほしいものとかないか?高いのは難しいが」
スズカ「うーん。そうですね。今持ってるトランプでの神経衰弱や、ジグソーパズルも飽きてしまったので。新しい柄のものがほしいかもしれません」
沖野T「お、そうか。じゃあ、今度買いに行くか」
ゴルシ(そうじゃねぇだろ……。なんだよ、そのモザイク画。他の奴がドン引きすんだろ……。他のやつが来る前に、ここはいっちょ言った方がいいか。……ん?)
ガチャ
スペ「こんにちは! あ、スズカさん!それなんですか!」
スズカ「あら、スペちゃん。これはね……」
ゴルシ「いや、待て……。それはスペには刺激が……」
スペ「わぁ!スズカさん凄いですね!私にも作って欲しいです!」
ゴルシ「……!?」
スズカ「フフッ。いいわよ、スペちゃん。ちょっと時間かかるけどいいかしら?」
スペ「もちろんです!作ってくれるだけでもすごい嬉しいです!」
沖野T「おう、良かったなスペ。……っと、ゴルシさっき何か言おうとしてなかったか?」
ゴルシ「……い、いや、なんでもない。ちょっとすみっこでドラミングしてるわ」
沖野T「そっか、まぁあんま大きい音出すなよ」
ゴルシ「ウホホ……。ウホホホ……」
ゴルシ(どうなってんだ……。ゴルシちゃんがおかしいのか?)
元ネタはこれ↓過去スレ漁っててくっそ面白かったので……
沖野Tモザイク作ったよ|あにまん掲示板材料はスズカさん補正は強めだよbbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 21:52:07
ゴルシ(他のやつ他のやつはまだか? お?)
ガチャ
マックイーン「ごきげんよう」
ゴルシ「待ってたぜー!マックちゃん!」
マックイーン「な、なんですの?ゴールドシップ?」
ゴルシ「マックイーン! あれ見ろよあれ!」
マックイーン「……あれ? ヒッ!?」
スズカ「どうかした?マックイーン?」
マックイーン「い、いえ……スズカ先輩。それはいったい……」
スズカ「……?モザイク画っていうの。面白いでしょ?」
マックイーン「モザイク画は分かりますが……。その……素材が。なんでスズカ先輩のだけですの?」
スズカ「えっと、他の人の写真だと許可いるかしら……って?」
マックイーン「そ、それだけですの?」
スズカ「それだけって……?」
マックイーン「い、いえ何でも有りません。失礼しましたわ」
ゴールドシップ(意外と、本当に何もねぇのか……?こいつらが世間ずれしてるだけか?) - 3二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 21:53:52
その後も、スピカメンバーたちが来てはドン引きし……。
そして、怪訝な顔をしながらも納得していった
ガチャ
テイオー「やっほー!え、ナニソレ!?」
スカーレット「え、……うわぁ」
ウオッカ「え、お、スッゲー!アートってやつすか?先輩!?」
ゴールドシップ「おい、待てウオッカ……。それは前衛芸術かもしんねぇが、同時にかかり気味の前傾芸術かもしんねぇ。とりあえずかっこよくはねぇ……!」
ウオッカ「お、おう?マジか。なんかすごそーなんけど」
ゴールドシップ(くそ、色恋と一切結びつけてねぇ。ピュアかよ!)
ゴールドシップ(まぁ、けどトレーナーがスズカの絵を自室に持って帰って……それで終わりか)
……
…………
………………
ゴールドシップ「そう思ってた時期がアタシにもありました」 - 4二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:00:30
こ,こわい
- 5二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:02:59
何があったんだ
- 6二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:03:09
愛の力って凄いんだな、感じ入ったよ
- 7二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:07:25
な、何があったんだ
- 8二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:08:05
スピカ全員作ってきたとか……?
- 9二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:08:39
嬉しくて同僚(おハナさん、南坂T、黒沼T)に自慢しそうで怖い
- 10二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:15:28
少し時間が流れ……
スズカinスズカなモザイク画がスペに渡された(スズカモチーフなのはスペの希望)
スペ「わぁ!スズカさんありがとうございます!大切にします!」
スズカ「ふふっ……。どういたしましてスペちゃん」
スペ「わぁ、スズカさんがいっぱいだぁ!スズカさんでスズカさんが作られてます!」
沖野T「お、良かったなスペ。いいじゃねぇか、羨ましいぞ」
スペ「あげません!トレーナーさんはもうもらってるじゃないですか!?」
沖野T「いや、お前らの姿なら、また別だろ! お前らの走ってる姿とかなら追加で普通に飾りてぇよ!」
スズカ「……ふふっ。それなら、これはトレーナーさんにあげますね。走ってる姿じゃないですし、最初に作ってたほうで細かいところは見ないでほしいんですが……」
沖野T「お、本当か?いや、よくできてるって!」
スペ「ず、ずるいです!トレーナーさん!2枚目なんて!」
スズカ「せっかくなんで、前のと一緒に飾ってくれると……。左右でポーズが対称なんですよ」
ゴールドシップ(なんで、2枚目どころが3枚目ができてるんだよ!?)
スペ「うーん、あ、そうだ!スズカさん、私にもモザイク画の作り方教えてくれませんか!?」
スズカ「あら、そうね……。じゃあ、一緒に作ろっか?頑張ろうね?」
スペ「はーい!」
ゴールドシップ(待て待て待て……)
同室である2人を止める術はゴルシにはなかった。 - 11二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:18:38
いやー沖トレスズスペの絡みはほのぼのしてて良いですねー
- 12二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:47:22
スペ「スズカさん、ありがとうございます!」
スズカ「いえ、私も自分以外を素材にできて新鮮だったわ」
さらにしばらく時間が経過し……。
《スズカが素材のスズカ(スペ作)》と《スペが素材のスズカ(スズカ作)》の交換会が行われた
ゴルシ(スズカがゲシュタルト崩壊してきた……。あと、なんでここで交換会やってんだ?)
沖野T「今回もすげぇな!見れて良かったぜ!持ってきてくれてありがとな!」
ゴルシ「おめぇのせいか……」
沖野T「……ん、なんだゴルシ?」
ゴルシ「いや、なんでも」
沖野T「なんか、あったら気軽に言ってくれよ」
ゴルシ「お、おう……」
沖野T「お、そうだ。次のテーマ決まってないなら、スペはどうだ?」
スペ「えぇー!スズカさんのほうがいいですよ!」
スズカ「うふふ……。じゃあ、トレーナーさんがスペちゃんの作るのはどうですか?」
沖野T「俺か……。夜は書類仕事が多くてな……」
スズカ「じゃあ、今みたいに皆が集まるまでの時間とかに少しずつ作るのはどうでしょう?その時間なら、私も手伝えますし」
沖野T「そっか……。じゃあ、お願いすっか」
スペ「え、トレーナーさん。本当に私の作ってくれるんですか?じゃあ、私も手伝います!」
沖野T「お、じゃあ、モデルでも頼むか」
スペ「え、私がモデル……!?は、恥ずかしいですよ……」
ゴルシ(恥ずかしがるポイント違わねぇか?)
次の日の放課後から、スピカメンバーが揃うまで、チームルームではスペの写真でスペを作ろうとするトレーナー、それを手伝うスズカ、ポーズを取るスペの姿が見られるようになった。
それ以外の時間でも、作成途中のモザイク画は誰でも見える状態であった。 - 13二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 22:55:02
なんなら、外からでも見えた。
ターボ「あれはなにネイチャ?楽しそう!」
ネイチャ「な、なんだろうね? たた、とりあえずスピカはしばらく忙しそうだから、帰ろっか?」
ターボ「えぇー!また、スピカに挑戦状渡すんだもん!」
ネイチャ「いいからいいから……。今度教室とかで渡そうよ。あ、ターボ。このことは誰にも言っちゃ駄目だからね」
ターボとネイチャは良い子だから、噂は広まらなかった。
ちなみに、同時期に沖野Tはトレーナー間の報告会・交流会後の飲み会で《スズカで作られた沖野T》《スズカで作られたスズカ》《スズカで作られたスズカ(別ポーズ)》《スズカで作られたスズカ(スペ作)》と《スペで作られたスズカ》の写真を自慢した。
酔いで本人は気づかなかったが、周りは絶句していた。
おハナさん「……門外不出にしてちょうだいね」
なお、素材をひとりの人物だけにする必要はあるのか?その問いを他トレーナーは誰も出せなかった。 - 14二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 23:17:21
ゴルシ(まぁ、こいつらが幸せなら。それでいっか……。誰も傷つかない世界だしな……うん)
ゴルシ「いやー。今日も光合成に適した日差しが気持ちいいなー!」
とりあえず、ゴルシは慣れた。少しずつ完成が近づいていく《スペで作られたスペ》ももう見慣れたものだ。
ゴルシと同じように最初は「うへぇ……」って具合に見ていた他スピカメンバーももはや何も言わない。
ウマ娘、慣れればどうとでもなるものである。
――だが、ここで変化が発生する。
テイオー「ねぇねぇ、それってそんなに楽しいの?ボクも作ったら、カイチョーに喜ばれるかな?」
そのとき、ゴルシに電流が走る。慌てて、ゴルシは言おうとする。
ゴルシ「テイオー? いや……ぶっちゃけ重」
スペ「き っ と 喜 ば れ ま す よ ! (超大声)」
だが、ゴルシの声は届かない。
スペ「会長さん、テイオーさんのこと大事に思ってますし!テイオーさんも一緒にやりましょう!」
テイオー「えぇ、そうかなぁ~。じゃあ、日頃の恩返しも兼ねて、カイチョーの作っちゃうもんね!」
ゴルシ「いや……聞け、お前ら……」
テイオー「なに、ゴールドシップ?」
ゴルシ「楽しんでるところを邪魔しねーようにしてたけど、そろそろ言わせてもらうぜ!あのな……オメーら」
マックイーン「そうですわ!テイオー。それはちょっと違いますわ!」
ゴルシ「ま、マックイーン。言ってくれるのか……」(ゴルシの目にも涙)
マックイーン「もちろんですとも」
テイオー「なにさー。マックイーン」
マックイーン「お、お礼なら先に同じスピカの者に渡すのが先ではなくて?」(ちょっと赤面)
ゴルシ「……ん?」 - 15二次元好きの匿名さん21/12/19(日) 23:50:15
時間はスピカメンバーに変化をもたらした。
あまりにも、自然に行われるモザイク画交換と作成作業を毎日毎日見続けた結果(※)
テイオーに「実は良いものも?」という興味と錯覚を与え、
マックイーンに「仲が良いのなら自然なものなのでは?」という不安と錯覚を与えた。
※スズカ作の《スズカで作られた沖野T》がシリーズ化したり、スペ作の《スズカで作られたスズカ》シリーズも画廊化できそうな数になってます。その数を見て沖野Tが「スペを作るのが遅くてすまん!」と謝って、他2人が笑って許すという微笑ましい光景もありました。
マックイーン「テイオー。私たちはライバルであり友人。互いに渡し合うのはおかしくありませんわ」
テイオー「えぇー!?けど、会長に渡したいなぁ」
マックイーン「尊敬する人にはより洗練されたものを渡すべきでは?私は別に下手でもかまいませんので」
テイオー「そうかなー?まぁ、いいや。試しに作ってみよっか」
マックイーン「えぇ、それでは私がテイオーのを作りますので、テイオーは私のものをお願い致します」
テイオー「んー。素材はどうする?」
マックイーン「自分の写真でいいのでは?いくらでも足せますし」
テイオー「そっか~」
ゴルシ「お、オメーら……」
マックイーン「あら、ゴールドシップ?テイオーのが終わったら、あなたのに挑戦しようと思ってます」
ゴルシ「お、おう、ありがと??」
マックイーン「いえいえ、どういたしまして。スピカの中で貴女だけを仲間はずれにするなどありえませんので、当然のことですわ。トレーナーさんもスペシャルウィークさんのものを作り終えたら、他のメンバーのものも作るでしょうし。安心してくださいませ」
ゴルシ「いや、アタシは後回しでいいわ……。ウオッカとスカーレットに作ってやれよ」
マックイーン「スカーレットの分はウオッカが作っていらっしゃいますし、スカーレットも対抗してウオッカの分を作ってます」
ゴルシ「……?」
スカーレット「なんで私のをかわいく作らなかったのよ!」
ウオッカ「スカーレットこそなんで俺のをかわいく作ろうとすんだよ!」
ゴルシ「oh yeah!」 - 16二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 00:16:11
その後、モザイク画(素材は一人物だけ)はひっそりと……だが、少しだけ広がりを見せた。
テイオーは会長にもモザイク画を渡し、会長は動揺を隠しつつも受け取った。
色々思うところはあったが、愛する後輩のプレゼントなため、会長は自らの私物スペースに飾った。
それを見た生徒会メンバーにも動揺が伝搬した。特にエアグルーヴ。
エアグルーヴはスピカの様子を聞こうと、スペとスズカの部屋の扉を開け、
大量に並んだ《スズカで作られた沖野T(スズカ作)》シリーズと《スズカで作られたスズカ(スペ作)》シリーズを直視した。
部屋にスペがいなかったこともあり、エアグルーヴからしたら、親友が自分の画像を素材にやばいツーショットを量産しているようにしか見えなかった……。
部屋では沖野Tに買ってもらったジグソーパズルで楽しそうに遊ぶスズカの姿もあったが、その自然な様子がエアグルーブに異質な恐怖を与えた。
エアグルーヴはそっと扉を閉じて、恩師であるハナに相談することにした。
おハナさん「……関わったら負けよ」
エアグルーヴはそっと目を閉じた。
その後、おハナさんとエアグルーヴは話し合いの末、リギルのメンバーには警告を発することにした。
――スペの影響でグラスとエルが、恩師であるおハナさんのモザイク画を作ろうと考えていたことが発覚した。母の日のプレゼントのような善意100%の気持ちだったため、作成を止めさせるときエアグルーブの良心が傷んだ。
エアグルーヴ「モザイク画を作るのは良いが、なぜ単一の人物だけで作ろうとするのだ……」
グラス「……それが、流儀なのだと」
エル「スペちゃんがあまりにも堂々としていたもので、そういうものなのかなと思いました!」
事態を重く見たリギルメンバーはモザイク画が広がらないように裏で動き始める。
チームリギルの水際の活動により、モザイク画はそれ以上広がらなかった。 - 17二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 00:35:07
しかし、スピカ内は別だ。
沖野T「やったぞ!スペ!ついに、お前のが完成した!」
スペ「やりましたね!トレーナーさん!実家に送って家宝にします!」
沖野T「おいおい、そんなにすごいもんじゃないぞ!?」
スズカ「いえ、スペちゃんの魅力がちゃんと表現されてますし。素材も一枚一枚魅力的です」
沖野T「お、そう言ってもらえるとやって良かったって思えるぜ。ありがとな2人とも」
ゴルシ(まぁ、スペをスペで作るのはいっか……。アルバムみてぇなもんだろ。トレーナーで作られたスペや、スズカで作られたスペが北海道送りにならなくて良かったぜ!)
沖野T「まぁ、けどこれで一段落だな」
テイオー「トレーナー。これでどう?」
沖野T「いや、壮観だな!」
チームルームには、全員分のモザイク画が並べられている。
特に出来の良いものがピックアップされており、遠目から見ると中々壮観であった。
ゴルシ(近づいたら負けだけどな……)
《スズカで作られた沖野T(スズカ作)》
《スズカで作られたスズカ(スペ作)》
《スペで作られたスペ(沖野T作)》
《マックイーンで作られたテイオー(マックイーン作)》
《テイオーで作られたマックイーン(テイオー作)》
《ウオッカで作られたスカーレット(ウオッカ作)》
《スカーレットで作られたウオッカ(スカーレット作)》
《マックイーンで作られたゴルシ(マックイーン作)》
ゴルシ(トレーナーが作ったスペ以外からは、製作者すら意図しねぇ何とも言えぬ圧を感じるぜ。意味深……という圧をよ……) - 18二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 00:56:29
ゴルシも分かってはいるのだ。
特に大きな意図はないと……。
だが、怖いものは怖い。
ゴルシ「これで一段落ついたわけだが、どうすんだコレ?」
沖野T「まぁ、目的があって作ったわけじゃないし。まぁ、各々が持ち帰って終わりだな」
マックイーン「あら、では、最後にこちらの8枚をまとめて1枚の写真に収めてしまいますわね。高画質で現像しますわ」
沖野T「とりあえず、トレーナー室に1枚飾るか」
ゴルシ(マジ?)
スペ「チームルームにも1枚張りましょう!」
ゴルシ(マジ?)
スズカ「私は、部屋にも張りますね」
ゴルシ(まぁ今更だなそこは)
テイオー「いいなぁ~。マヤノがモザイク画苦手みたいだから、ボクは張れないや」
マックイーン「あら、わたくしもですわ。イクノさんが夜中に視線を感じると」
ウオッカ「そのあたり、俺たちは楽だよなー」
スカーレット「まぁね」
マックイーン「とりあえず、出来上がったら、1人1枚お渡ししますわ」
スペ「楽しみです! ふぅ……けどだいぶ作りましたね!」
スズカ「そうね……。ちょっと張り切りすぎたわね」
沖野T「元々はスズカの息抜きだったからな。わりーなスズカ無理させてないか?」
スズカ「いえ、スピカの皆で作業したりもできて楽しかったです」
沖野T「よし、それなら良かった!」
ゴルシ(まぁ、ひとまずこれで終わりか……)
ゴルシは安堵した。
水をささぬように、スピカのメンバーの邪魔をしないようにしつつ、自分が巻き込まれないようにする生活が終わるのだ。
ゴルシ(長かったーー。いやぁ、アタシのウマ生の中でも長かったなぁ……) - 19二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 01:00:17
スペ「あ、そうだ。せっかくだから、来年の新歓はこれ使いませんか?」
沖野T「お、ありだな。メンバーの顔や雰囲気が分かるうえで、素材一枚一枚はレース時の写真も多いしな」
ゴルシ(……!?) - 20二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 01:22:45
スズカ「けど、ゴールドシップを素材にしたものがないわ」
マックイーン「あ、申し訳ありません。たしかに、ゴールドシップはゴールドシップで作るべきでしたわ。私が素材のものはすでにありましたし」
テイオー「まぁ、はじめは揃えるつもりがなかったししょうがないよー」
スカーレット「じゃあ、ゴールドシップの別バージョンつくる?」
ウオッカ「せっかくだから、誰が一番かっこいいゴールドシップ作るかやってみようぜ」
スペ「いいですね!」
沖野T「立て看板のほうはもっとスペースあるから、色々新しく作るのもありかもな!」
ゴールドシップ「ま、待ちやがれ!ゴルシちゃんの言うことを先に聞きやがれ! アタシがまだ作ってないだろ!」
そして、ゴルシは決意し、実行した。新歓用にモザイク画を作ることを。
新歓用のモザイクはチーム全員を素材にして、偏執的な特定の意図を感じさせないものにすることを。
スピカのファンが普通に喜びそうなものを作ることを。
そして、作った。ゴルシだから一晩で余裕だった。
沖野T「すげぇな……!?さすがだゴルシ。全体の構図も良いし、個別の素材も偏りがねぇ!」
ゴルシ「……だろ? まぁ、スピカにはアタシがいねぇと駄目だってことさ」
沖野T「いやぁ、それは言いすぎだろ」
ゴルシ「ハハッ……。まぁ、トレーナーには分からねぇかもな~」
そうしてゴルシはスピカを「新入生0人」や「スキャンダル的な炎上」から人知れず救った。
ゴルシの人しれぬ戦いは終わ――。
スズカ「あ、トレーナーさん。みんなで考えたんですが、……せっかくですからスピカのホームページに他の作品を載せませんか?」
沖野T「お、いいな。お前らが一生懸命作った作品だものな。ファンも喜びそうだ」
――ぬ。むしろ、ゴルシちゃんの戦いはこれからだ!ゴルシちゃんファイト! - 21二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 01:24:23
終わりです
良かったら感想くれたり、読んでて思いついたネタとか投げていってくれると喜びます! - 22名無し21/12/20(月) 01:42:43
お見事です
- 23二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 01:47:26
ありがとう!
- 24二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 02:04:21
周りが狂ってるとゴルシはまともになるという概念好き
- 25二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 04:17:05
何気に一番気の毒なのはエアグルーヴな気がする
次の日からスズカとまともに目を合わせられない - 26二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 10:12:19
とりあえず乙やで~
題材に反して?湿度少なくてわりとほのぼのしてたのが草 - 27二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 10:55:45
おつ
- 28二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 11:04:08
ほのぼの(狂気)
- 29二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 11:08:34
沖Tとスペちゃんに受け入れられてるが
徹頭徹尾スズカさんがナチュラルに狂気はらんでる - 30二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 11:13:10
常識汚染してくるしな
- 31二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 21:33:55
元ネタのモザイク画
作者が進化版を作るって言ってたの今でも待ってる