ダイワスカーレットにめちゃくちゃにされた僕

  • 1二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:38:39

    ダイワスカーレット、その名前に僕は思わず顔をあげた。偶然つけていたテレビで、新世代のウマ娘の注目株の一人として取材されていたのだ。
     実をいうと、小学校の5年生と6年生の頃に僕と彼女は同じクラスだった、六年生の時には、彼女と一緒にクラス代表を務めていたのだ。押しに弱く、押し付けられるようにクラス代表になった僕とは対照に、自分から立候補していたことを覚えている。
    ウマ娘で、更にトレセンに入るほどの彼女は、卒業の頃にはもはや有名人だったのだ。母親も僕と同級生だったことは覚えていたらしく、少し驚いていた。

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:40:05

    なんや今日はBSSステークス当日かいな?

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:42:03

    >>2

    タマもBSSさせられる環境は整ってるんだ

  • 4二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:44:05

    しばらくは、俺あのダイワスカーレットと同級生だったんだぜ!と自慢できて快感を覚える奴

    そして

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:50:22

    続き書いてくれるかと思ってワクワクしてる

  • 6二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:51:11

    スレ画のスクショほんと恋に落ちる

  • 7二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:57:35

    ここからは、僕だけの秘密
     僕はダイワスカーレット、彼女に恋をしていた。僕だけの秘密というのは、結局彼女には何も言っていないからだ、彼女にどころか他の誰にも言っていない。僕なんか断られることは目に見えていたし、僕なんかよりずっとモテる男子が振られたって噂を聞いたことがあったからだ。
     彼女は、あまり友達と遊ばなかった。トレセンに入るという夢を叶えるために、いつも早く帰って、走るトレーニングをしていたらしい。そんな彼女が、唯一遅く帰っていたのがクラス代表の仕事だった。2人だけの教室で、ただクラス代表としての活動をするのに最低限の会話をするだけの時間だったが、あれよりも幸せな時間を僕はまだ知らない。夕日の差し込む教室で浮かび上がる彼女の輪郭は一生忘れない、忘れられないだろう。

  • 8二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:58:28

    初恋ダスカはハードル高ぇな

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 01:58:44

    BSSというよりは淡い初恋というか…いいね!

  • 10二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 02:07:12

    ........これは、正に不純な感情とでも呼ぶのだろう......彼女の体は、同年代のどの女子と比べても良く発達していた。あれは、六年生の運動会の前の日だった、先生に頼まれて、クラス代表の2人で道具を取ってくるように頼まれた。ウマ娘である彼女には軽いものだっただろうが、僕は見栄を張って、彼女の代わりにそれを運ぼうとしたが、そもそも運動のできない僕には無理な話だったらしい、少し歩いて、段差につまづいて足を怪我してしまった。軽い怪我ではあったが、彼女は慌てて保健室まで運んでくれた...........その時に僕に押し当てられた彼女の胸の感覚が忘れられない、もちろん彼女は全く僕を助けるつもりで肩を貸してくれたのだ、それなのに僕は......あの時チラチラと目に入った、体操服の襟の隙間から覗く下着、その鎖骨、胸の感覚...脳裏に焼き付いて離れないその感覚は、僕の下腹部に初めての熱を感じさせた。純粋な彼女を汚すようで...でもその罪悪感すら最早快楽の糧として、僕は初めて自分で自分を慰めた。当時の僕はまだ男としての機能は未発達だったようで、僕の下着は綺麗なままだったが、僕の心は不可逆に汚れてしまったらしい。純粋に彼女を追っていた目線が、その胸、その太腿、発育の良い箇所に引きつけられて仕方がないのだ。
    最早僕は元通りの目線で彼女を見ることができなかった。この劣情が彼女に悟られないかずっと心配だった。幸い、卒業までこの思いを押し込めることができたのは、度々身の程知らずにも彼女に告白して、そのまま撃沈する奴が現れたこと、何より、彼女に、間違っても絶対に嫌われたく無かったからだ。

  • 11二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 02:19:01

    小学校の卒業式の日、既に彼女はスマホを持っていた。
    本来学校にそう言ったものを持ち込むことは許されないが、卒業式ということで学校もきつく取り締まる気はないのだろう。既にスマホを手に入れた一部の女子達と連絡先の交換をしていた。
    僕はといえば、親の方針で早くからスマホを手にしてはいたが、仲の良い友達は生憎まだのようだったし、交友関係が広いわけでもないので、手持ち無沙汰になってしまっていた。

  • 12二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 02:22:44

    卒業式の後、クラス代表として呼び出された。一年お疲れ様ということで幾らかのお菓子を貰い、また他のクラスの代表と集合写真を撮った。
    その帰り、人通りの少ない通路、僕達は、2人っきりになった。今しかないと思った。これ以上ないシチュエーションだ。僕は彼女を呼び止め、しかし声は出なかった、怪訝そうな顔をする彼女に、やっと振り絞るように連絡先の交換を申し出た。彼女は快諾してくれたが...今思いかえしてみれば、この時に、この時が最後のチャンスだったのだろう.........。

  • 13二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 02:50:59

    今日、僕は珍しく競バを見ている、ホープフルステークスと言うそうだ、母が出走表にダイワスカーレットの名前を認めたらしい。
     結果としては、見事な走りで彼女が一位を取っていた、が、僕にとってそれ以上の衝撃が、あった。
     彼女の隣に男が居た。小学校時代とうとう誰とも付き合おうとしなかった彼女が、あの男、若い...男に、今まで見たことのないような顔を、目を向けていた。彼女は喜びの余りトレーナーに抱きついていたように見える。あの時...六年生の運動会の前日の記憶が蘇る、僕だけが知っていたあの胸の感触、あれはもう僕だけのものではないのだ、胸の奥底から碌でもない感情と言葉が浮かび上がる、が、僕はそもそも彼女の何者でもないのだ。当たり前の事だ。...彼女にメッセージを送った。ただ単に一着を祝った。彼女の抱きついていたあの男が、いったい誰なのかは...聞くだけの勇気を持てなかった。
     その夜、僕だけが知っていたはずだった感触を思い出しながら、また自分を慰めた。今度は、手が汚れた。

  • 14二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 02:55:54

    大作乙

  • 15二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 02:59:01

    いいですね、淡い感情を自分で汚してしまった瞬間と、その後に純粋に喜びを分かち合う2人を見て性的な記憶を思い起こす感じがザコですね!って感じで

  • 16二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 03:28:37

    続けようとしたけどこれ以上はただでさえ長すぎるし蛇足って奴ですわな、読んでくれてありがとうございます

  • 17二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 03:29:23

    いやー良いものを見せて貰いました。ありがとう

  • 18二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 03:29:42

    いい文書でした
    ありがとう

  • 19二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 03:31:24

    片想いの話書き出した途端に筆がバクシンするの我ながら悲しくないか〜????

  • 20二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 05:02:37

    ぐあああぁ素晴らしい続きがきてた!ありがとうございます!

  • 21二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 08:47:28

    やばいなBSSハマりそう....

  • 22二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 09:08:53

    ???「素晴らしいですっ!!」

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