- 1◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:39:45
今年もまた、この季節がやって来ました。10月。爽やかな秋。夏の暑さは既に過ぎ去って、冬の寒さを纏いつつある時間。
同時に、この挟まれている合間はもうひとつの時間を作り出します。我らが祖国の人々が熱狂し、至高とするレースが開かれるんです。
フランスにおけるウマ娘のレースの再興を願って生まれた国際競走。その名は、凱旋門賞。
首都に存在する広場から伸びる12本の通りを星の光に見立てて、そこは文字通り星の名を冠するエトワール広場として親しまれてきました。
その中心に位置する記念碑はアルクの形をしていて、凱旋門と名付けられています。私たちにとっても馴染み深いところです。
歴史上勝利を、結果を残してきた者たちを祝い、迎え入れてきたシンボル。それに倣ってのレースの勝利もまた、特別な功績となってきました。 - 2◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:40:16
凱旋門賞はフランスのレースではあるけれど、フランスのウマ娘だけが参加するワケじゃない。イギリスも、世界中のウマ娘たちも自分が1着をと遠征してくる。
フランスはワタシたちを喜んで迎え入れる。それぞれの国で実力をつけてきたウマ娘たち。あはっ……レースで素晴らしい走りを見せてくれることを期待出来るわ。
そんな彼女たちと競い、走り、勝つことであのアーチの栄誉は更なる高みへと立つ。そうでなくては、勝利を持ち帰る意味もないもの。心躍る争いのしがいがないじゃない?
でも……あの国のウマ娘というのは、ユニークね。欧州ではまず見ないタイプの子たちで、言葉を覚えるくらいには興味を持ったわ。
お誘いをしてみたけれど、モンジューに誘われて流れてしまった。少し残念な気持ちはあっても、彼女との走りは胸の奥が熱く、震えて仕方がなかった。
この高ぶりと同じくらいのものを、あの子たちは見せてくれるのかしら? 是非とも魅せられたいものだわ。 - 3◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:40:49
……さて、凱旋門賞に挑戦する世界のウマ娘たちだが。今年は私たちの注目を集める国がある。極東に位置する国、日本だ。
リガントーナが関心を持つかの国が凱旋門賞に挑戦し始めて数十年。未だかつてその栄誉を持ち帰ることが出来ずにいる遠い異国。
その国が我がフランスに、世界各国にある提案をして巻き込もうとしてきた。
それは、L'Arc代表交流戦という名のレースだった。かの国で開発されたという仮想現実に飛び込めるマシーヌ。
それを日本以外にも置くことでその世界に招待し、日本のウマ娘たちの凱旋門賞挑戦の選抜レースにしたいと。
凱旋門賞の舞台であるパリロンシャンレース場。その競争路を再現したうえに、肉体的な負荷も現実側に返されるという。 - 4◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:41:22
インターネットを通じて全世界に対しての配信。今回は力の入れ具合が段違いに感じられました。
各国の有力なウマ娘たちが参加し始めて、日本はもちろんのことそれぞれの国でも話題になったようです。こちらからも何人か参加したようでした。私たちは不参加でしたが。
私は師匠が組んでくれたトレーニングやレースの予定があって、師匠たちはそもそも凱旋門賞に出ると言ってませんでしたから。後で突然出てきましたけど。
だから、この時点では私は日本という国とそこに住む人たちがどんな感じなのか分かりませんでした。
レースで競い合ったとしても、トレーニングの後みたいにパワーが有り余っちゃうくらいかなって。本当に、何も知らなかった。
初めて日本のウマ娘の人たちとレースで走るまでは。不敗神話ってみんなが言ってくれていた積み重ねに、また1勝を加えようって。 - 5◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:41:53
モチロン、イギリスにも届けられたわ。ワタシもスケジュールを空けられなかったから、見送って。
でも、新しいカタチのレースは楽しそうね。試していないから現実のレースと同じ熱さなのかは分からないけれど。
日本の子たちは幼い印象を受けたから、あれでもっともっと成長してほしいわ。ああ、見下しているわけではないの。
ワタシが望むのは、キング。日本にウマ娘の王様はいる? 勝ち得た者だけが纏う気迫、熱意、奔流。
そんな彼女たちと刻み合い、削り合い。そうしてワタシという存在を覚えていってもらうの。
ずっと後ろから走り抜けて、最後にはグッバイ。日本語で言うと、サヨナラ。悔しさや妬みでも構わない。そんなレースに焦がれているわ。 - 6◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:42:27
やれやれ、リガントーナにも困ったものだ。心躍るレースが待ち遠しいからといって、勇み過ぎてはいないだろうね?
私はヴェニュスパークに協力している身であるから、彼女を第一として物事を考えている。
その結果、やはりあの時点では彼女を日本に向かわせるつもりはなかった。彼女の体力に問題がなかったとしてもね。
途中の開催中止を挟んでも100年の歴史を持つ凱旋門賞。我らがフランスのウマ娘たちがその栄誉を多く勝ち取ってきたが、全てではない。
ヨーロッパに位置する国々に杯を奪われた時には、フランスは1年胡椒を挽いたものだった。
時には2年続いたこともあり、その間は決してパセリを持てはしなかったよ。リガントーナ、君のことはよく覚えているとも。
これは言い換えれば、ヨーロッパ以外の国に奪われていないということだ。当然、日本という国もここに含まれる。
だから、私たちは仮初の世界とはいえ日本に踏み入らなかった。私たちにとっての栄光はそこにはなく、進むべき道ではなかった。
血沸き肉躍る削り合いを望むのであれば、レベルの高いG1に出る方が余程彼女のためになった。あの交流戦に価値を見出していなかったことは事実だ。
この判断は、その時点では間違っていなかった。あの日を境に意味合いは逆転してしまったが。 - 7◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:42:58
フランスと日本がその交流を始めてから最初の凱旋門賞。私は負けました。
もちろん手を抜いたなんて有り得ません。フランスのみんなが応援して、期待してくれたその先にある名声。それを持ち帰るために私は挑んだのですから。
しかし、結果として私は敗北しました。直接戦って1着より下に甘んじることになった私の先には、知ろうとしなかった国から来た、実力を知らしめてきたウマ娘。
これは賞賛すべきことでした。あんな遠くに位置する国が我が国の栄誉を勝ち取ったのですから。そのこと自体は称えて然るべきでした。
同時に、私は認識を改めなければなりませんでした。日本のウマ娘たちは観光に来たのではなく、戦いに来たのだと。
今までも彼女たちの意識は戦いにあったのかもしれない。ただ、私はここでようやくかの国がフランスを削る力を得たことを理解せざるを得ませんでした。
自分のことを神様だなんて思ったことはありません。でも、初めて味わったあの感情の名前をようやく見つけました。これが、悔しいってことなんですね。 - 8◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:43:29
そう、フランスを代表する若きウマ娘が敗れて。ワタシは心も体も舞わずにはいられなかった。だって、ズルいじゃない? あんな大舞台で見る者全てに刻み付けて。
たとえワタシがその時に参戦して、1着を取ったとして。あそこまでの熱は誰も得られなかったでしょうね。ワタシも含めて。
では、次の年は? あそこまで世界の人々を熱に狂わせて、そんなウマ娘にワタシが勝利したら?
あはっ……そう、その熱さ。心を、体を、躍り踊らせる舞台に演者。勇ましくも雄々しく掲げられるタイトル。
キングたちが集うというのに、どうしてワタシが惹かれないと思う? ストレートに行くのは当然でしょう?
でも、あの子が火を点けたのはワタシだけじゃないわ。そうでしょう、モンジュー? - 9◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:44:00
その興味を持った相手にどこまでも迫るというのは時には困り物だな。認めよう、君の言う通りだと。
我らが祖国は戦いの歴史を紡いできた。戦いから逃げることなく、立ち向かう。たとえ傷つく恐れがあろうとも、道がある以上進まねばならない。
その道を、日本が自ら切り開いてきた。関係がない、知らないとは言わせない。戦いに来たのであれば、私たちは戦いに応じよう。
ヴェニュスパークには途中からであるものの、かの国の選抜レースにも参加させるようになった。相手からの交渉が先だったが、こちらとしても提案するつもりではあった。
彼女は私が何故そうさせるのか理解出来なかったようだ。しかし、2度の交流戦を経て彼女も理解した。日本という国には、愛があると。
愛というものは、リガントーナではないが熱情に例えられることがある。それは対象を燃え上がらせて、さらなる熱を生み出す。
それは私たちが思いもよらなかった結果を生み出し、私たちの目を覚まさせた。そのことには感謝しているよ、日本。
だから私はお姫様のトレーニングの密度を一層高め、自身もまた鍛えることに努めた。リガントーナと、そして日本の若芽と戦うために。
今まで私が積み上げてきた実績。凱旋門賞を含めて数多く勝利してきた杯の数々。それらを得ることになった自らの肉体、精神。
速力、体力、脚力、気力、知力。レースを走り切るにあたって必要な力を全て鍛え上げて。日本に、フランス以外の国に凱旋させないと誓った。 - 10◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:44:32
そして、今日。蛇を飲み込んできた日々は終わりました。
他国に奪われたのであれば、さらに別の国が奪ってしまうわ。
そうはさせない、栄光の日がとうとうやって来たのだ。 - 11◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:45:02
一年に一度きりのレースに選ばれた20人がゲートに入りました。私たち3人も当然ここに立っています。
狭い檻に囚われた私たちは暫しの時を待ち、開け放たれました。ロンシャンの芝へ次々と飛び出していくのです。
凱旋門賞の大舞台で踊る者たちは、最初にフランスの奥深さを味わうことになります。
芸術の都とも呼ばれるパリでは様々な作品が生み出されてきました。フランス人によって、他国の人々によって誕生し、演技や演奏されたものは数知れません。
特に日本のウマ娘たちには、美しさと華やかさを兼ね備えたクラシック音楽が聴こえていることでしょう。たとえ幻であっても不思議ではありません。 - 12◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:45:43
でも、優雅さだけで曲は終わらないわ。弦楽器の調べが続こうとも、打楽器等の重低音が加わってくる。
重いのはそれだけではないの。ワタシたち20人分の脚が長く細く、密集している芝を踏みしめ、抉り出す音も。
指揮者がいないレースというのは、一糸乱れず行進ということは有り得ない。オーケストラのように協調することは、走り争うウマ娘にとって難しいもの。
バラバラに生まれ続ける不協和音は、それでも独特の重なりや広がりをしてみせるわ。少なくともワタシたちの耳に雑音としては届かない。
その代わり、足音は別の効果をワタシたちにもたらす。焦りや恐れ、目に見えない圧力。そう、少しずつ心に刻み付けてくる何か。 - 13◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:46:15
レースを走る以上、足音はどうしても生まれてしまうものだ。それなのに、息苦しくなる程の変化を私たちに与えてくる。
例えば、それに名前を付けるとしたら。自分に繋がる全てを信じることが出来ず、疑う。レースを進めるうえで障害になり得るもの。
それは、疑念。前を走る者たちは後ろからいつ追い抜かれるかという怪しさ。後ろを走る者たちは前に届かないのではないかという心許なさ。
その不安は私たち3人にとっても例外ではない。恐怖は等しく皆に訪れる。呑まれるかどうかは本人次第だ。 - 14◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:46:46
また、このロンシャンの芝は私たちの脚に絡みついてきます。芝自体が意思を持ってしているのではなく、深いそれを地面まで踏み込み、また蹴り出す際にそう錯覚させるんです。
脚を引き抜こうとしているのに沈み込んでいくような感覚。肉体は芝を走っているというのに、精神は泥や沼の中を進んでいるかのように。
特に日本のウマ娘たちは戸惑い、苦手としてきたことでしょう。日本からすれば外国の私たちもまた、日本の芝には同じ思いを抱いてきたのだから仕方がないです。
速さを生み出す源の力が出せないというのは辛いんですよね。それで、その原因が始まりから終わりまでずっと続いているんですから。 - 15◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:47:18
では、そんな芝に包まれているコースは平坦? いいえ。まず上り坂があり、その後下り坂、フォルスストレート、最後の直線といった具合。
高低差がある急勾配は体力を消耗し、脚力がなければもっと。下れば加速がしやすくて、でもこの後に罠が仕掛けられている。
フォルスストレート。偽りの直線ともいわれるこの部分は緩やかに直線へと繋がっていくわ。あくまでそうなりつつあるだけであって、そのものではない。
つまり、ここで早めに全速力を出してしまうとペースは乱れる。熱を抑えるというのは、とても難しいものね。
それを過ぎれば本当の直線だけとなり、終わりを目指すだけ。でも、待ち受けている最後の関門がそう簡単に通らせてはくれない。
舞台もいよいよ大詰め、奏でられている音楽に今まで陰に隠れていて目立たなかった音が加わる。 - 16◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:47:49
それは、心臓の鼓動。頭に、腕に、脚に酸素を送り出す血液の源流が、清流から濁流へと姿を変えていく。
ドクン、ドクン、ドクン、ドクンと打楽器とも足音とも違う一定のリズムで拍動する胸の奥。
3分にも満たない時間で全身の力を発揮させようと働いているんだ、その音は荒れ狂うことだろう。
また、それは凱旋門賞における最大の壁となる。日本のウマ娘たちの前には様々な壁が立ちはだかったことだろう。
慣れない芝、未知の競争路、母国から遠く離れた敵地、極度の緊張、迷信めいた言い伝え。
心身の調整のためにフランスで過ごす日々でのものも加えれば、その負担は計り知れない。
それらを乗り越えてきたのだとしても、この最後の壁だけは乗り越えさせない。これは彼女たち以外の私たち全員だからだ。
前に出ていた者は当然として、後ろにいた者も追い抜いて前に出てこなくてはならない。その彼女たちを、私たちが追う。
ヴェニュスパーク、リガントーナ、そしてこの私。凱旋門賞を一度は制し、その名声を物にした私たち。それを一度に留めておくつもりはない。 - 17◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:48:29
ここは戦いの場。ウマ娘にとっての武器はこの脚。思う存分にこの両脚で駆けて、この大舞台で披露してみせます。
さあ、さあ、さあ。実力あるキング、全力を出して? ワタシたちは全力でその上を行くから。
この戦いにおいて、相手が何処の国の者であろうとも関係ない。容赦なく追い立てて、切れ味を見せつけるだけだ。
私たちは見ているよ、ワタシたちはすぐ後ろにいる、私たちは隣にいるぞ。並んでそのまま終わることは有り得ない、さらに先へと駆けてみせよう。
前へ、前へ、前へ。貴方たちの心音の上から、アナタたちの拍動の上から、君たちの鼓動の上からこの鋭く、深く、抉り出す音で塗り潰そう。
王者だけが持つ期待を超えた責務、それに潰されるどころか支え、押し返すだけの力、それを自由に、平等に、愛を以て刻み付けよう。 - 18◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:49:12
最優を争うこのひと時は残り数百mで決します。
時間はどれくらいかしら、瞬きひとつで終わらないで?
今日もまた歴史に加わるこの一戦、あまりに短くては物足りない。
凱旋門はその名の通り、勝利を祝うために構えられているアルク。
そこをくぐることが出来るのは皇帝や芸術家、実績を残してきた者たちばかりね。
舞台が違おうとも戦い抜いた英雄の凱旋だ。
栄光の日は来ました。
栄光を捧げなくてはね。
進め、進め! 戦い抜いた者だけが凱旋し、祝われるのだ。
最後に勝利を手にするのは。
最後に栄誉を得るのは。
最後に至高に辿り着くのは。
『この――――――!』 - 19◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:50:39
以上です。凱旋門賞からフランスの歴史を読み始めて、国歌や言い回しなどとても興味深く調べられました。
- 20◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 04:51:11【SS】どうか、幸せを|あにまん掲示板「うーん、着いた着いた!」 バスから降りて、私は背筋を伸ばした。あらかじめ予報をチェックしていたけれど、やっぱり晴れている。 一緒に乗ってきたタルマエも同じように体を解すと、何度目かの質問を私にしてき…bbs.animanch.com【SS】She's singin' in the rain.|あにまん掲示板 トレセン学園の放課後は、いつも賑やかだ。グラウンドではウマ娘達が速さを得ようと切磋琢磨する姿が日常茶飯事だ。 とはいえ、今日はその姿も外には見えない。雨が降りしきっている今日は、梅雨に相応しい光景。…bbs.animanch.com【SS】時を越えて、時が実る|あにまん掲示板bbs.animanch.com【SS】雲をかき分け見つけらる|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/1873165/以前書いたこれの続編として投稿します。とりあえず前半部分まで。bbs.animanch.com【SS】二人きりの、夜の逢瀬|あにまん掲示板 トレセン学園恒例の夏合宿。日中はトレーニングで賑わう海も夜の今は波が寄せるだけで静かだ。 誰もいない筈のそこには、ひとりのウマ娘が佇んでいた。足元を何度も濡らす流れを形にしたような髪を持つ彼女は、マ…bbs.animanch.com【SS】アイ・コピー。アファーマティブ!|あにまん掲示板bbs.animanch.com【SS】こくり、こくりと飲み干される|あにまん掲示板 基本的にトレセン学園に通うウマ娘は、寮生活をする。家が離れている生徒も少なくなく、学園と道を挟んで向かい側にあるという利便性に皆が惹かれていた。 その時間をトレーニングに充て、レースに勝つ可能性を少…bbs.animanch.com【SS】いのち長しおませさんへ|あにまん掲示板 あばれ妹へ。あなたは昔から元気いっぱいでしたね。 おてんばといいますか、何といいますか。有り余り過ぎてよくお父さんやお母さんを振り回していたことを憶えています。 幼い頃のわたしたちが公園で遊ぶ時。姉…bbs.animanch.com
過去作です。上二つの下の方のレスからさらに書いたもののリンクがあります。
こちらもよろしければお読みください。
- 21二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 07:47:58
重厚で読み応えありました…でもこんな時間に上げたら埋もれかねないデース
- 22二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 18:03:15
上げ
- 23◆zrJQn9eU.SDR23/09/03(日) 20:50:29
感想ありがとうございます。時間もそうなんですが題材的にも恋愛が絡んでないので仕方がないと思います。
- 24二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 21:10:20
渋で読んだのと同じような。
同じ方? - 25二次元好きの匿名さん23/09/03(日) 21:19:23
語り口からあふれる三者三様の威圧感…すごく良いです
カッコいい - 26◆zrJQn9eU.SDR23/09/04(月) 07:48:38