エアシャカール「ファインのヤツ、また首から看板下げてンな……」【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 21:00:03

    “近づかないでください”、か。
    オレはにやりと笑みを浮かべた。
    またニンニクが大量に入ったラーメンでも食べたのだろうか。
    脚に力を入れファインの後を追う。
    ファインはすぐこちらに気づき、走るスピードを上げた。
    「き、来ちゃダメだってばシャカール!」
    「イヤだって言われたらなおさら近づきたくなるだろうが!」

    少しずつ距離を詰める。
    コースを外れ、芝生の上まで逃げていくファイン。
    グラウンドほど整備されているわけではないためかスピードが落ちた。
    隙を見逃さずファインを両手でしっかりと捕まえる。
    「ハハハッ!捕まえてやッたぞファイン!」
    高らかに勝利宣言をしてファインの顔を覗き込む。

    ファインは満面の笑みを浮かべていた。

  • 2二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 21:00:28

    「ふふっ♪やっぱり追いかけてきてくれたね、シャカール」
    得意げに見せつけてきた看板には隅のほうに小さく“ただしシャカールは除く”と書いてあった。
    「ッ!ファインお前……!」
    「シャカールってば本当に私のこと好きなんだね」
    「ハァ!?冗談もいい加減にしろ!」
    ファインの手がオレの背中に回る。

    「だって私のこと追いかけてきてくれたし」
    「普段の仕返しだ」
    「こんなにドキドキして身体もあったかいよ?」
    「……走ってきたからな」
    「じゃあまだ私のことを捕まえたままなのは?」

    慌ててファインから手を放す。
    「ダメ、離れないで」
    背中に回っていたファインの腕に力が入る。
    こちらを見上げるエメラルド色の瞳からつい目をそらしてしまう。
    「ドキドキ、早くなってるよ」
    胸元でファインがつぶやく。
    頬が熱い。
    ぐちゃぐちゃの頭のままファインを抱きしめる。
    捕まえた時より、ずっと強く。

    「……これで満足かよ、オヒメサマ」
    「うん♪……大好きだよシャカール」

    ファインに触れているすべてから彼女の鼓動と火照りが伝わってきた。

  • 3二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 21:01:21
  • 4二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 23:04:14

    シャカファイ助かる

  • 5二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 23:06:28

    グラウンドはいちゃつくとかじゃないんだ!
    もっとやれ!

  • 6二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 23:15:23

    グワーッ(消滅)

  • 7二次元好きの匿名さん21/12/20(月) 23:54:48

    俺たちのドキドキもつよくなっちゃう

  • 8二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 01:07:33

    これ誰か見てそう

  • 9二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 07:54:38

    >>5

    芝生の上だからセーフだぞ

  • 10二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 07:58:59

    >>8

    デジたんがまた死んでる…

  • 11二次元好きの匿名さん21/12/21(火) 08:03:42

    落とし穴でも掘って誘導してたのかと思ってたら普通のイチャイチャだった

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