僕はロブロイの幼馴染です

  • 1二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:14:08

    彼女とは小学生までずっと一緒にいた。
    小さいころから一緒で、彼女と一緒に図書館でいろんな本を読んでいた。
    あの頃はロブロイは体が弱くて、よく学校を休んでいたりしたけど、その時にプリントとかを届けるのも僕の役目だった。
    彼女はずっと英雄の物語にあこがれていて、一緒にこの物語がいい、この英雄はこうなのではないか、こんな物語を体験してみたい、って子供ながらにたくさんたくさん、お話ししたね
    そして、クラスのみんなは知らないだろうけど、引っ込み思案な彼女は、実は誰よりも英雄というものに強く憧れていた。
    「私も、何時か物語の主役のように……」
    そう話す彼女の瞳に、僕はすごく惹かれていて、ずっとその姿を見ていたい、って思っていた。

    でも、そうはならなかった。

    彼女といつも一緒にいると、次第に友達や周りの人がからかうようになっていった。
    最初は付き合っているのかよ、とか言う言葉が多かったけど、次第に彼女が成長して、クラスで小さい方なのに胸はクラスで一番になるくらいになると、そのことでもからかわれ始めていった。

    そんなんじゃない。付き合ってなんかいない。

    子供ながらに僕はそんなふうに拒絶してしまった。
    それでも彼女は僕ともっともっと物語の話で語りたいから話しかけてくるけど、次第に拒絶するようになってしまった。
    お前は女なんだから、女同士で話せばいいだろ、俺に付きまとうな、って。
    ごめん、ごめんね、そんなこと、僕は思っていないのに……
    本当は、ずっと君と物語のことを話したかったのに……
    そして、何時しか、彼女とは疎遠になり、中学から違う学校へと進んでいった。

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:15:02

    月日がたち、落ち着いたころ、ふとテレビを見る。
    有馬記念。年末最後の大きなレース。そこに彼女が出走していた。
    彼女はなかなか勝ちに恵まれなかったけど、今年に入ってからその才能が開花した。
    天皇賞秋、ジャパンカップ、そしてこの有馬記念……。
    彼女が身にまとう衣装は、ずっと憧れていた英雄の姿であった。
    ああ、そういえば、私もこんな服を着たい、ってずっと言っていたもんね。
    彼女は、英雄になったんだ……
    そして、その横には、彼女と一緒に笑っているのは、一人のトレーナー。
    その二人の姿を見て、僕は思ってしまう。
    何故、僕は彼女の傍にいないんだろうって……。
    ああ、僕だって思っていたさ。彼女を支えたい、英雄になりたいという彼女を支えたいって
    でも、周りからの言葉にその想いは揺らいでしまった。その結果が彼女と隣にいない今である。
    結局、僕は彼女の隣に立つ資格を、自分から放棄してしまったんだ。本当に彼女を思うのなら、例えからからかわれたってその意志を貫いていたはずなんだから。

    ずっとずっと、このままでいたかったな、ロブロイ……
    でも、今の君の、英雄となった君の姿は、僕の記憶の中の君よりも、ずっとずっと、きれいだった。
    だから、この物語はここまで、彼女と僕の道は違えた。
    どうか、君の輝きがずっとずっと、続きますように
    彼女と笑いあっている男への黒い炎を抱えながら、僕は彼女とは違う物語を歩んでいく。この先もずっと、ずっと……。

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:15:03

    ぐあああぁぁぁ!(吐血)

  • 4二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:16:12

    私の性癖には合っていまグフォッ(吐血)

  • 5二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:16:56

    こころがしんどい

  • 6二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:17:12

    最近ウマ娘のBBSものを読んでいて、思い浮かんだものです。
    拙い文章ですが、それでも、こんなふうに思ってしまうのです……

  • 7二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:17:45

    やはりアオハル杯=BSS杯であったか…

  • 8二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:18:31

    ならお前もなってみせろよ、トレーナー!

  • 9二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:19:23

    >>8

    なんとでもなるはずだ!

  • 10二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:19:31

    女の子と仲良かったりするといたずらで黒板に相合傘とか書かれて恥ずかしくて急いで消したりし...ゴボッ(吐血)

  • 11二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:19:48

    >>8

    多分、彼はここからトレーナーを目指そうとするんです。

    でも、トレーナーになれたとしても彼がやりたかった、ロブロイを支える、ということはもうできないのです

    ロブロイを支える、隣にいるトレーナーは既に、いるのですから……

  • 12二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:20:03

    周りから冷やかされた程度で、彼女を傷つけてまで離れられる程度の思いだったんですよね?
    そのくせ、大切に思っているらしい彼女を一番そばで支えてくれている人に、感謝じゃなく嫉妬を第一に抱いてるんですよね?
    残念でもなく当然の結果では?(愉悦死体蹴り)

  • 13二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:20:34

    >>11

    なら良く似た華の無いウマ娘を育成しきってみせろよ、トレーナー!!

  • 14二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:21:36

    >>12

    その通りだ、お前の言っていることは正しい(ハイライト消えながら

  • 15二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:22:47

    自業自得なBSSは何も痛まず
    愉悦を感じられて気持ちがいいので
    定期的に摂取するべき

  • 16二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:23:05

    >>12

    子供の頃から堂々としてるのって難しい

    なにより

  • 17二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:23:10

    >>12

    俺は……本当にどうしようもない……

  • 18二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:25:59

    BSSは負け犬の遠吠え過ぎて嫌い、恋愛するなら犯罪行為も前提に組み込んで動け、対抗馬は必ず抹殺してしまえってそれイギリスで一番言われてる事だから

  • 19二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:26:21

    なんと…なんと

  • 20二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:27:43

    >>12

    子供にそれを言うのはただ性格が悪いことをお前に教える

  • 21二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:32:47

    周りからそういう風に言われると、そこから反発しないのは難しいものです。
    大人でもそれは難しいことでもある。周りからの眼というのは本当に怖いものです
    それで屈してしまったのが彼です。その決断が、彼の物語なのですから

  • 22二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:36:06

    これ読んでたら脳が破壊されましたので適当にルート分岐を書いて脳を再生してきます

  • 23二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:50:12

    どうして俺はあの時守ってやれなかったんだ...
    きっと俺自身がからかわれる対象になるのが恐ろしかった...彼女より自分の身を優先してしまった...

  • 24二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:51:48

    最初は付き合っているのかよ、とか言う言葉が多かったけど、次第に彼女が成長して、クラスで小さい方なのに胸はクラスで一番になるくらいになると、そのことでもからかわれ始めていった。

    →それでも、僕は……(勇気MAXでないと選択不可)
    そんなんじゃない。付き合ってなんかいない。

    それでも、僕は……彼女とずっと一緒にいたいんだ!!
    そう叫び、彼女がいつもいる図書館へと駆け出す。
    後に残った友達はただただ、あっけにとられていた。

    図書館につくと、彼女はいつも通りの席に座って本を読んでいた。
    引っ込み思案で体が弱い彼女はなかなか友達ができなく、熱く語れる友達は僕くらいであった。
    そんな一人でいるのを見ると、余計に彼女を一人にはできない、って思えた。
    彼女の隣に座る。何時ものように、彼女とともにその時間を過ごす。

    もう、周りの意見なんて関係ない。僕は、ロブロイを支えるんだ。
    この卒業まで残り少なくても、彼女と一緒にいる、そう、決めたんだ。

  • 25二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:51:56

    そして、月日が流れ、彼女はトレセン学園へと旅立っていった。
    今でも彼女とは交友関係が続いている。彼女は素敵なトレーナーさんと出会えたようだ。
    ずっと彼女を支えたいけど、彼女をレースでの英雄にして上げれるのはトレーナーさんだ。
    トレーナーさんとも話せて、とてもいい人だった。僕なんかよりもずっとずっと、素敵な人だった。
    きっと、このトレーナーさんなら大丈夫、そう信じられるくらいに。
    その役も、僕がしたかった。それは真実だ。
    でも、今の僕にはそんな物は無い。知識も資格も何もない。
    だから、トレーナーさんにお願いした。どうか、彼女を英雄にしてください、って
    そうしたら、トレーナーさんはしっかり約束してくれて、優しく、頭をなでてくれた。

    それからの僕は、彼女の日常を支えてあげることにした。
    今でも彼女とのやり取りは続いており、色んな物語のことで語り合ったりしている。レースの近況とかも聴いたりして、とても充実している。
    確かに彼女の隣にいるのはトレーナーさんだ。それでも、僕は僕なりに彼女を支えよう。
    それが、今の僕の、そしていつかはロブロイみたいな子を英雄に導けるトレーナーと目指して進む、僕の、僕たちの人生《物語》だから……。

  • 26二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:58:00

    脳細胞が少し回復した

  • 27二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 10:58:21

    自分自身もつらくなったので、別ルートも書いてみました。

    とはいえ、幼馴染君も子供、トレーナーの資格はないので彼女を英雄に導くことはできない。

    なのでトレーナーとしてではなく、友達として支えていく道を歩んだルートです。

    どうぞ、お納めください。


    >>22

    別ルート、書いて、ぜひ書いて見せてください

  • 28二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 11:01:36

    これは光のBSS

  • 29二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 11:08:51

    光ルートもいいが
    やはりBSSはモブの脳が破壊される方が興奮するので
    俺は最初の方をより評価するぜ

  • 30二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 12:18:44

    >>13

    華の無い子を育ていると、やっぱりロブロイのことが頭をよぎってしまうのですね

    で、何故、あの時僕はこの子にしてあげたように、ロブロイを支えてあげられなかったのだ、ってなるのですね、分かります

  • 31二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 17:40:11

    ロブロイのBSS脳破壊スレもあったのか

  • 32二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 19:24:15

    >>31

    ロブロイのBBS適正は素で高いですからね、仕方ないですよね

  • 33二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 21:01:31

    ロブロイのBBS適正
    ・地味なウマ娘、と言われている為その可愛さに気付いているのは自分だけ、と思いがち
    ・物語の事に興味を示すと、そこから食いつくように語るため、自分に興味があるように錯覚する
    ・普段は引っ込み思案であるため、自分が引っ張っていけると思える
    ・まだシナリオは出ていないが、専属のトレーナーが付くことは確定している

    やはりロブロイはまだストーリーは無くてもBBS適正は高いと思えますね

  • 34二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 21:03:44

    美しい…

オススメ

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