【閲覧注意】白宝ラノベ!Re:start

  • 1イッチ23/09/07(木) 20:31:42
  • 2イッチ23/09/07(木) 20:37:11

    前スレで決まった事

    凪に新能力[テレパシー]追加、触れ合っている相手と念で会話できる。
    ループ前の事件により精神が105(0が標準)病んでおり
    ・ずっと離れない・24時間抱っこ・離れようとすれば痕がつくほど腕を握る・隙あらば監禁・失語症・眠りが浅い・悪夢
    などの症状が出ている。

    レオは白猫と会う前で、空から突然凪が降ってくるところで新しい二人の物語が始まる

  • 3二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:38:32

    乙です
    心の準備が出来たら前スレ見ます…

  • 4二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:40:16

    前スレ200にヨイチの怨念を感じる…

  • 5イッチ23/09/07(木) 20:41:11

    記憶に関して

    1:ある 2:ない 3:夢の記憶位うっすら

    ヨイチdice1d3=3 (3)

    ばぁやdice1d3=1 (1)

    馬狼dice1d3=3 (3)

    國神dice1d3=2 (2)

    二子dice1d3=3 (3)

    黒名dice1d3=2 (2)


    レオは無し。もしかしたら蘇るイベ来るかも

  • 6二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:42:08

    ばぁや流石すぎる

  • 7二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:42:47

    うーんさすばぁや

  • 8イッチ23/09/07(木) 20:43:08

    ばぁやはある
    ヨイチ、馬狼、二子はうっっっすらある。一昨日見た夢程度のうっすらさ
    國神、黒名は無い

  • 9二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:43:32

    ヨイチがなしじゃなくてよかった

  • 10イッチ23/09/07(木) 20:44:02

    どちらの視点から始まる?

    dice1d2=2 (2)

    1:凪 2:レオ

  • 11イッチ23/09/07(木) 20:44:34

    出会う場所>>15

  • 12二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:46:42

    1周目で精霊との対話をした湖のほとりあたり

  • 13二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:49:15

    ksk

  • 14二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:52:01

    ksk

  • 15二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 20:53:24
  • 16イッチ23/09/07(木) 20:54:24

    OK
    まだ精霊は集まってない設定でいきます

  • 17二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 21:08:31
  • 18イッチ23/09/07(木) 21:17:46

    小さな足を引き摺って山の頂上を目指す

    どれ程歩いただろう、布を巻いただけの足の裏は擦れて真っ赤になり、ほつれた服は寒さを全く防いでくれなかった。

    それでも、進まなければならない

    レオ「さっき見えた湖、どこだ…」

    白い息を吐きながら、齢8歳程度の容姿をしている子供が呟く。もう何日も歩きっぱなしで、服も体もベトベトだ、洗い流したくて仕方がない。
    沢山の水を汲んで、炎魔法で温めて頭から被りたい。

    ふらふらと進んでいると、ようやく大きな湖に着いた。ホッとして曲がりそうになる脚を何とか動かし、水面が見えるまで近付く。どこまでも透明な水だった
    レオ「綺麗」
    思わず呟き、手を浸す。不思議な事にほんのり温かく感じた
    レオ「まだ炎魔法使ってないのに」
    疑問に思うが、今はいい。魔力を使って湖の温度をある程度上げると、服をすべて脱ぎ捨てて水の中へ入っていく
    レオ「生き物も居ない…変なの」
    澄んだ水の中で目を開いても、ただただ水があるだけで他の何も在りはしなかった。
    きっと歴史ある魔法の遺物だろう、そう結論付けて、水の上に仰向けに浮かぶ。
    雪が降る白い空、見慣れたものだが美しい。

    レオ「……ん?」

    大きく息を吐いた時、空に何か変なものが浮かんでいるのが、いや、落ちてきている事に気が付いた

  • 19イッチ23/09/07(木) 21:18:34

    >>17

    うわ最高

    落ちてきた凪はこんな感じでイメージもピッタリです。ありがとうございます!

  • 20イッチ23/09/07(木) 21:34:29

    それを人と認識するのに時間は掛からなかった

    どうしてこんな所に人間が落ちてくるのか分からないが、このままだと例え水の上でも死んでしまう。風魔法を展開し、強力な上昇気流を起こした

    風に煽られ、落ちてきた男は着水するギリギリで浮かび上がり、なんとか一命を取り留める

    そのまま風で水辺に運び、地面に寝かせる。どうやら意識が無いようだ

    急いで水から上がると、風魔法で身体を一瞬で乾かし、素早くボロ布を羽織る。

    レオ「おい!お前大丈夫か!?」

    駆け寄って声を掛ける。落ちてきた男は黒い燕尾服に白いふわふわの頭で、ガッシリとした体格をしていた。怪我は無いようなので、落下のショックで気絶してしまったのだろう。
    呼吸と心音を確認したあと、頬を軽く叩いて呼び掛ける
    レオ「起きろ、こんなとこで寝たら凍死しちまうぞ!」
    何度も何度も声を掛けていると、男の瞼が微かに動き、ゆっくりと開いた
    レオ「……!良かった、無事だったか」
    安心すると同時に、今の自分の姿に意識が行く。裸に薄い布一枚で、髪を隠せるものが何もない

    焦って辺りを見渡していると、
    不意に腕を掴まれた

  • 21イッチ23/09/07(木) 21:37:27

    凪はこの時点で新能力

    dice1d2=2 (2)

    1:使える

    2:使えない

  • 22イッチ23/09/07(木) 21:49:51

    レオ「いっ…!?」

    強い力で腕を握られ、咄嗟に振りほどこうと後ずさる。
    いきなりの行動に男を見ると、じっとレオの顔を凝視していた。
    恐怖と混乱で思考が止まりかけるが、もしかすると追手だったのかもしれないと考えが至った。
    捕まる訳にはいかない、もうあんな拷問は味わいたくない。

    レオ「離せ!」

    炎魔法を全身に纏う。己以外を焼く魔法だ、熱くて手を離すはず
    ──そう思ったのに

    白い男はレオを引っ張り、そのまま全身で包むように抱きしめた

  • 23イッチ23/09/07(木) 21:50:55

    レオの反応

    dice1d3=3 (3)

    1:びっくりしすぎて動けない

    2:瞬間移動で回避

    3:安価

  • 24イッチ23/09/07(木) 21:51:24

    頼みます>>27

  • 25二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 21:53:22

    人の温もりに安堵してしまって力が抜ける

  • 26二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 21:58:01

    人に抱きしめられたのが久しぶりすぎてびっくりして動けない

  • 27二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 21:59:31
  • 28二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 22:01:58

    まだテレパシー使えないのか
    コミュニケーションどうするか

  • 29二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 22:08:09

    とりあえずは敵意がないのが伝われば喋らなくても犬拾ったぐらいの感じで世話してくれるんじゃない?
    そんで徐々に意思疎通できるようになればいいと思う

  • 30二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 22:11:37

    この凪、火傷してる?痛覚とかはどんな感じなんやろか

  • 31イッチ23/09/07(木) 22:12:50

    抱きしめられた時、最初に感じたのは焦りだった。捕まって、また酷い事をされるんじゃないかと

    でも己を包むその腕があまりに暖かくて…あまりに優しかったから

    全身から力が抜けて、いつの間にか白い男に身を任せていた

    〜数十分後〜

    レオ「なぁ、おい」
    レオ「いつまで引っ付いてんだよ」

    〜一時間後〜

    レオ「ちょっとそろそろお前が誰かとか聞きたいなー」
    レオ「なぁってば、寝てる?」

    〜二時間後〜

    レオ「もしかして具合悪いのか?痛いとこあったら治せるぞ」

    〜?時間後〜

    レオ「……いい加減に、しろ!!」

    小さい拳が顎にクリーンヒットした

  • 32イッチ23/09/07(木) 22:31:35

    ひりひりと痛む拳を抑えながら、未だにレオを抱きしめて離さない男をキッと見上げる。
    レオ「あのなぁ!なんか言ってくれねぇと困るだろ!」
    腕の中でどうにか立ち上がり、目線を合わせる。続けて文句を言ってやろうと開けた口は、次の言葉を吐き出す事が出来なかった。

    白い男は、レオを見つめ続けながら、涙を零していたのである

    レオ「───!」

    感情なんて微塵も感じない無表情な男が、自分に縋って泣いている。

    レオ「お前、ずっと泣いてたのか?」

    微かに揺れた瞳は肯定の合図だったのか。真偽は腫れた瞼が物語っていた

    レオ「目、真っ赤じゃん…」

    そっと手のひらで顔に触れると、すりすりと頬を擦りつけてくる

    レオ「ぷはっ、犬かよ!」

    思わず吹き出し、もう片方の手で頭を撫でると、男の表情が少しだけ緩んだ気がした。懐かしい、生き物の温度
    あたたかくて、もっと触れてみたくなった

    両手いっぱいに男の頭を包み、今度はレオが抱きしめる。そして、あやすように頭を撫でた

    レオ「よーしよーし、泣くなよ、大丈夫。俺はここに居るからな」

  • 33イッチ23/09/07(木) 22:33:33

    dice1d3=1 (1)

    1:そのまま寝ちゃう

    2:抱きしめる力が強くなる

    3:安価

  • 34二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 22:34:33

    抱きしめたまま寝て悪夢見るのかな…

  • 35二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 22:41:16

    あれかな、玲王との思い出を夢で見るけど、その夢が玲王が死んだ時とか玲王が敵の手に落ちた時の記憶にシフトする的な…

  • 36二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 22:47:05

    レオの顔見て安心して寝ちゃったのかな凪…涙

  • 37イッチ23/09/07(木) 22:50:16

    抱き合っていると、胸元にあった頭がこちらにもたれ掛かっている気がしてきた。不思議に思って男の顔を覗き込むと、すやすやと寝息をたててしまっている
    レオ「ええ…寝るか普通?こんなとこで?」
    まぁでも、仕方ないのかもしれない。何時間も泣きっぱなしだったのだから
    レオ「それにしてもこいつ、俺の事怖がんないな」
    それどころかあんなに優しく抱きしめてきて。あれではまるでレオの事を大好きみたいではないか。
    レオ「それは無いな、初対面だし」
    そもそもなぜ空から降ってきたのかも謎だ。何にも話してくれなかった。
    レオ「…取り敢えずここから動かないと」
    見ず知らずの相手だが、こんな所に寝かせてしまっては凍死一直線だ。それは気分が悪い。ここに来る道中で手頃な洞窟を見つけた、そこに移動しよう。幸い距離はそう遠くない
    腰に巻かれた手を首元へ移動させ、何とか肩に担ぎ上げる。すると、男の手のひらが見えた。この手に掴まれた時炎魔法を使った事を思い出し、治さなければと確認する

    レオ「あれ?…火傷がない」

  • 38イッチ23/09/07(木) 23:25:25

    殺してくれと、君が泣く

    救いはそれだけだと
    曇り切った眼差しで

    そうして俺は───


    凪「………っ!!」

    弾かれるように飛び起きる
    汗が頬を伝って流れ、心臓は破れんばかりに打ち鳴らされていた

    凪(夢……)

    ズキズキと痛む頭を左手で抑え、霞む視界をどうにかしようと瞬きを繰り返す
    自分は一体何をしていたんだろう、ここはどこだ、どうして眠ってしまっていたんだ。
    目眩のように視界が回り、軽い吐き気が凪を襲う。
    口元に手を当てた時、その手にそっと小さな手が添えられた

    「───、──?」

    さらりと流れる紫の髪に、キラキラと輝く紫紺の瞳。形の良い唇が紡ぐ音は、聴くだけで胸を掻き毟られるような感情を沸き立たせる

    その輪郭を認識した時、
    数時間前の記憶が蘇る

    また、助けてくれたこと。驚かせてしまったこと。離したくないと縋ったこと。受け入れて、抱きしめてくれたこと

    ──姿形が縮んでも、そこに居るのは紛れもなくレオだった

  • 39二次元好きの匿名さん23/09/07(木) 23:45:50

    女神様!今回こそはハピエンを…!

  • 40二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 01:50:32

    「形の良い唇が紡ぐ音」ってなってるからもう凪はレオの言葉がわからなくなってるんだろうね…

    この凪、他の人とも意思疎通が取れなくなってるから誰にも理解されないまま行くのかな

  • 41二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 07:11:07

    テレパシー覚醒してくれー!

  • 42イッチ23/09/08(金) 09:01:08

    数十分間

    洞窟の奥、レオは白い男を運んだ後、近くにあった枯れ木を一本拝借して薪を作った。その薪を使って火を起こし、男が冷えないように側に寝かせる。

    レオ「…魘されてる」

    顔を真っ青にして呻き声を上げ、冷や汗をとめどなく流す男はとても苦しそうに見えた。
    近くに座って手を握ると、少しだけ表情が緩和する。
    ここまで来たら何かの縁だ、後ちょっとだけ面倒を見てやろう

    レオ「俺より大きい癖に、俺より子供っぽいぞお前」

    手をギュッと握りながら、眠る男をからかう様に微笑んだ

    〜〜〜〜〜

    いきなり飛び起きて頭を抱えた男は、レオの顔を見るとまたフリーズしてしまった。「どうした、大丈夫か?」と聞いても反応しない。
    レオ「もぉ、ホントに訳分かんねぇ」
    しょうがないから水でも持ってきてやろうと立ち上がる。すると、男はレオの腕を握って引き寄せた
    レオ「いっ…てぇな、こら!丁重に扱え!」
    腕の中にすっぽり収まりながら怒鳴る。
    流石に二度目は容赦するつもりはない…無かったのだが、レオを見る男の顔がとても放っておけないものだったので、諦めて力を抜いた
    レオ「相変わらず喋んねぇし、いつまでもお前って呼ぶのもなぁ…勝手に呼び名つけるぞ?」

  • 43イッチ23/09/08(金) 09:01:54

    レオは凪をなんて呼ぶ?>>45

  • 44二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 09:20:13

    しろ

  • 45二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 09:20:27

    晴れの日(捏造)に空から落ちてきたからセイ

  • 46イッチ23/09/08(金) 12:47:23

    >>45

    思いっきり雪降ってたんですがそれは…いいや今から晴れてたことにしよっと

  • 47イッチ23/09/08(金) 12:50:16

    レオ「ん~~、晴れの日に空から落ちてきたし、セイで決まり!良い名前だろ?」

    白い男…セイの顔を見上げ、レオは満面の笑みを浮かべる。頭を傾げるセイに、続けて言った

    レオ「お前の事、セイって呼ぶからな」

    それでもきょとんとした顔を崩さない様子に、ある可能性が浮かぶ

    レオ「もしかして耳が聴こえないのか?」

    大きめの声で質問する。返事は帰ってこない

    レオ「まじかよ…うーん、文字は読めるかな」

    光魔法で空中に文字を浮かべ、セイに見せる。チラリと顔を見ると、怪訝そうな表情をするばかりだった

    レオ「要するに意思疎通は難しいってコトだな……おいこら、いい加減離せよ」

    小さくなってきた火に薪を追加しようと立ち上がるが、腰に巻き付いた腕によって一歩も進めない。思いっ切り怒った顔で睨んでみるがしかし、セイは無表情でこちらを見つめるばかりだった。
    身振り手振りで薪をくべたいと伝えてみると、5回目の挑戦の後ひょいと持ち上げられた。

    レオ「うぉっ、なんだなんだ」

    初めてのアクションに若干驚きつつ、身を任せてみる。すると、洞窟の端にあった薪を4本程火の中に放り込み、元の位置に戻るとレオを抱いたまま座った

    レオ「お前もしかして寂しんぼか?」

    首をひねって後ろを向き、口が見えるようにして聞いてみる。勿論返事は返ってこなかった

  • 48二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 13:05:07

    辻褄合わせするなら落ちてきた瞬間は一瞬だけ晴れてるように見えた的な…みたいなのとかもありでは…他者視点からのリスタートの様子ってイッチさんの中であります?

  • 49イッチ23/09/08(金) 13:15:31

    >>48

    それも良いですね!考えてみます!

  • 50二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 15:39:00

    雪降ってるのにその一瞬だけ晴れに見えたって何か素敵
    救いの光に 見えたのかな

  • 51二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 15:43:39

    多分凪が雲の上から落ちていく
    だからそこだけ雲が散る晴れになる感じ?

  • 52イッチ23/09/08(金) 17:17:58

    しばらくくっついていれば満足するだろうと、今はセイのやりたいようにさせる事にした。大きな胸板に背中を預け、ぐぐっと伸びをする
    レオ「痛っ」
    足の裏に鈍痛が走った。見ると、赤く擦りむけて腫れている。
    セイの世話に忙しくて、治すのをすっかり忘れてしまっていた。
    魔法を使おうと手を伸ばし、足の裏に触れる。そこに大きな手が重なった
    レオ「…セイ?」
    振り向くと、セイは右手をレオの腰に回したまま、左手を足に伸ばしてきている。
    何をするつもりだろうと見守っていると
    レオ「えっ、嘘だろ!?」
    セイの手が微かに光るとみるみる腫れが引き、綺麗な足に戻っていく。
    レオ「セイお前、魔法が使えたのか!」
    興奮気味に聞くが、セイは相変わらずの無表情で、治療が終わると両手でレオを包んで座り直した。
    レオ「やべぇ、嬉しい…まさかこんな所で仲間に出逢えるなんて」
    セイの首に両手を回して勢い良く抱きしめる。こちらの高揚を意に介さず感情を表に出さないが、そんなの気にならない程に感動していた

  • 53イッチ23/09/08(金) 17:19:00

    凪くんそろそろ喋ってくれないとキツイんだが

    dice1d2=1 (1)

    1:テレパシー能力開花

    2:まだ使えない

  • 54イッチ23/09/08(金) 17:40:51

    凪の第一声>>55

  • 55二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 17:51:42

    れお

  • 56二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 17:52:02

    れお、だいじょうぶ?

  • 57イッチ23/09/08(金) 18:14:05

    (…れ、お……)


    レオ「え」


    どこからか聞こえた声に周囲を見渡す。洞窟には二人だけ。

    レオ「今のって」


    (れお、レオ…)


    レオ「また…!誰だ!?」

    咄嗟にセイを庇うように胸元に抱き寄せ、周囲を警戒する。遠くから精神攻撃を受けているのかも知れない、だって自分の名前を呼ぶ者なんて、もうこの世のどこにも──


    (レオ、ここ。俺だよ)

    背中をぽんぽんと叩かれ、驚きに目を見開きながらセイを見下ろす。きゅっと引き結ばれたままの口、だがその目は何かを訴えている様に見えた


    レオ「俺の名前呼んだの、お前?」

    セイ(うん、そうだよ)

    レオ「なんで俺の名前、知って…?」


    セイ(>>60

  • 58イッチ23/09/08(金) 18:15:24

    ちなみにレオの声を聞き取れてるのは触れ合ってるおかげです。声に出した言葉は脳内でも再生されるものなので

  • 59二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 18:18:17

    あれ、このレオ、凪に対して自己紹介してる?
    してないならなんで知ってるんだってなりそう。

  • 60二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 18:20:25

    ここまで運んで助けてくれてありがとう

  • 61二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 18:20:31

    今はまだ言えない

  • 62イッチ23/09/08(金) 18:27:31

    セイ(ここまで運んでくれて、助けてくれてありがとう)

    レオ「ど、どういたしまして」

    セイ(レオは優しいね)

    レオ「やっぱり…お前、どうして俺の名前知ってるんだよ?」


    セイ(>>65



    これは凪、隠したいパターンか?

  • 63二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 19:00:51

    レオのために俺はいるから。ただ、それだけ。

  • 64二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 19:13:47

    俺とレオは運命だから
    最後まで一緒に居てね

  • 65二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 19:26:17
  • 66二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 20:07:05

    重凪だァ…すこ…

  • 67イッチ23/09/08(金) 20:08:11

    セイ(レオの為に俺はいるから。ただ、それだけ)

    レオ「俺のために…?」
    なんの冗談だと一笑に付したい所だが、真剣な眼差しがそれを許さない。
    確かにセイはずっと離れず側に居る。出逢って数時間でコレなのだ、何かしらの事情はあるのだと思っていたが、まさか最初から自分が目的だったなんて思いもしなかった

    レオ「でも、俺とセイは初対面だよな。お前は俺が無意識に召喚した亜人だったりする?」

    セイ(違うよ。ていうかセイって何?)

    レオ「晴れの日に降ってきたから…あれ、雪降ってたよな」

    どうして晴れてたと勘違いしたのだろう。まぁ、今はどうでもいい。
    それよりセイと意思疎通が可能になった、それが何より嬉しい

    レオ「お前、名前は何ていうんだ」
    セイ(……凪誠士郎)
    レオ「ナギセイシロウ?長くね?ていうかやっぱりセイじゃん!俺すごい!」
    セイ(うん、レオは凄いよ)
    レオ「あーでも、やっぱりフルで呼んだほうがいいのかな。それか切りよくナギとか」
    セイ(そのままでいいよ…今は、ナギって呼ばれたくない)

    そう言ってセイは目を伏せる。せっかく楽しくお喋り出来てたのに、悲しい顔をされるのは嫌だった

    レオ「そっか、まぁお前がそう言うならセイって呼ぶよ」
    セイ(うん、ありがとう)

    今はまだレオにナギと呼ばれるのは耐えられない

    ──ナギは、レオを殺した人間なのだから

  • 68イッチ23/09/08(金) 20:13:35

    白猫ちゃんとはいつ頃会うんだ

    dice1d3=3 (3)

    1:まだ先

    2:もうすぐ

    3:安価

  • 69イッチ23/09/08(金) 20:14:04

    いつ会いますか>>70

  • 70二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 20:23:56

    もうすぐ、凪とレオが寝ているところによってくる。

  • 71二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 20:25:13

    自分の名前も無理になってるのか…重症だぁ…

  • 72イッチ23/09/08(金) 21:10:55

    レオ「それじゃあセイ、飯作ってやるよ!」

    しんみりとしてしまった空気を変えようと、明るく声を出す。レオは不死身となってしまったのでご飯を食べる必要はないが、久しぶりに食べてみても良いかと思った。それにセイは栄養を摂らないと弱ってしまうだろう。

    レオ「さっきな、寒くても実のなる木があったんだ。お前の為に取ってきてやる」

    にこにこと笑ってそう告げる。ついでに冬眠中の熊でも狩ってきてやろう、木の実だけじゃ味気ないだろうし。脳内であれこれとレシピを考えると、なんだかワクワクしてきた。誰かのためにご飯を作るなんて本当に久しぶりなのだ。
    ウキウキと考えに耽るレオ、そんな彼とは裏腹に、セイの顔色はどんどん悪くなっていった。
    その事に気が付いたのは、レオを抱きしめる腕の力が苦しいほど強くなったからだった

    レオ「…?……セイ、苦し…」

    セイ(ご飯なんて要らない)

    大きな身体で全身を覆われ、骨が軋むほど締め付けられる。突然の豹変に言葉が出なくなり、何も言えないでいると、脳に響くセイの声がどんどんと大きさを増していった

  • 73イッチ23/09/08(金) 21:15:13

    (ダメだよ離れたらレオはすぐ悪意に攻撃されるんだから側にいて守らないとまたあんな事になったらどうするの俺はもう耐えられないよだってレオは俺の全てなんだレオだって俺が側に居たほうが良いよね?あんなに嬉しそうにしてたじゃんそうだよレオは優しいんだ優しいからすぐ漬け込まれる傷付きやすいのにアイツらは寄ってたかってお前を虐めるんだ許せないよねおかしいよああそんな顔しないで笑っててごめん怖がらせるつもりはないんだ痛かったよねでもねレオが悪いんだよまた何処かに行こうとしてたでしょレオの気遣いは嬉しいしちょっとのワガママなら受け止めるつもりだけどこれは駄目ダメだよ駄目だ絶対に許さないレオは俺の腕の中でずっとずっとずぅっと守られてれば良いんだよもう二度とあんな選択はさせないから安心してねずっと守るよそうずっとだ永遠にそうでしょ?俺らには時間があるんだ長い時間が尽きない時が隣に居ようねああ震えてるどうして?怖いの?何が?言ってよ俺がなんとかしてあげるよどうして何も言わないの思うくらいなら出来るよね言わないならいいよ勝手に頭の中を覗くから本当はそんな事したくないんだけど仕方ないよね話してくれないレオが悪いよああレオって優しいけどそういう所あるよ隠し事しちゃダメだ全部言わなきゃだって俺達はこれから先ずっと一緒に居るんだよ全部曝け出していなきゃね俺はどんなレオでも受け止めるしどんな俺でも受け止めて欲しいだって俺はお前のこと、ああこれは言うのはまだ早いかなまだレオに俺の事ちゃんと知ってもらってないしそんな状態で言ってもレオが混乱しちゃうよねごめん配慮に欠けてたよあれ?レオ大丈夫?顔色が悪いよ俺にはお見通しだほら休んで俺の膝の上で子守唄でも歌ってあげようか)

    レオ「…っ、いだぃ、やめ……」

    ガンガンと鐘が打ち付けられるような頭痛を伴う強制的な情報の洪水、それを真正面から受け、レオはあっけなく気絶してしまった

  • 74二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 21:36:38

    病み凪めちゃくちゃ良い………

  • 75イッチ23/09/08(金) 21:48:14

    気絶したレオに何かする?

    dice1d3=2 (2)

    1:しない

    2:する

    3:安価

  • 76イッチ23/09/08(金) 21:48:43

    何するんや

    >>80

  • 77二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 21:54:17

    一定距離離れるとお互い苦しくなる魔法をかけた

  • 78二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 21:55:35

    手錠を作って自分とレオを繋ぐ

  • 79二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:00:50

    非魔法使いを皆殺しにして魔法使いだけの世界を作り平和に楽しくあの屋敷のメンバーとあの場所で暮らす

  • 80二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:05:29
  • 81二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:11:03

    めっちゃ重いじゃん!!!

  • 82二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:13:24

    まだ手錠だから!
    他二つに比べれば、物理的に見ればまだ取り返しがつくかもしれない…

  • 83イッチ23/09/08(金) 22:39:42

    洞窟の壁を削り出し、圧縮して強度を固め、細工する。
    ぐったりとしたレオの手を取り、その細い腕に合わせて手錠を作った。30cm程の鎖の先には自分の腕に合わせた手錠を作り、嵌める

    鍵穴は無い

    セイ(ただの保険だよ、許してね)
    紫色の髪を撫で、
    小さな身体をぎゅうと抱きしめた

    〜〜〜〜〜

    パチパチと音を鳴らす焚き火の側にレオを抱えて座っていると、洞窟の外から小さな鳴き声が聴こえた。「ミャー」と頼りない音が少しずつ近付いてくる

    全身を緊張させ、洞窟の入り口を睨む。何時でも攻撃出来るように周囲に魔力を張り巡らせた

    ヨロヨロと洞窟に入ってきたのは、薄汚れた仔猫。温かい中に入った途端力尽きたように倒れ込んでしまう

    セイ(…罠、とかじゃなさそう。怪しい魔力も気配もない)

  • 84イッチ23/09/08(金) 22:40:34

    凪の行動

    dice1d3=3 (3)

    1:水魔法で洗ってやる

    2:レオが起きるまで放置

    3:安価

  • 85イッチ23/09/08(金) 22:41:30

    >>88お願いします


    今更だけど凪の表記がセイなのなんかややこしいな。読みにくいって人居ますか?

  • 86二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:42:16

    このレオと出会った時のことを思い出し、きまぐれに子猫の汚れをとって温めてあげた。

  • 87二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:45:15

    >>85

    普通に読めるよ!大丈夫

  • 88二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 22:53:28

    レオの使い魔だった猫だと確信してとりあえず保護する

  • 89イッチ23/09/08(金) 23:06:43

    さすが凪

    >>87

    ありがとうございます!

  • 90イッチ23/09/08(金) 23:26:03

    セイ(この子もしかして)
    水魔法を使って仔猫の汚れを洗い流す。すると、純白の体毛が現れた
    セイ(やっぱり、レオの使い魔の猫だ)
    そうなると助ける他無い。この白猫はレオの幸せに必要な要素の一つだ

    レオを縛るのに不可欠な鎖

    セイ(震えてる…暖めなきゃ)
    手のひらに収まりそうな仔猫を持ち上げ、焚き木の側に横たえる。風魔法で濡れた体を乾かし、凍えることのないようにした。
    すると、仔猫の身体は小刻みの振動を止め、柔らかな寝息を立て始まる
    セイ(良かった無事だ)
    ホッと息を吐き、念の為体温も確認する。ちゃんと生きてる温度だった。
    セイ(レオ、起きたら喜ぶだろうな)
    その時の笑顔を思い浮かべるだけで、浮かぶような気持ちになれた

  • 91イッチ23/09/08(金) 23:27:11

    起きたレオの反応

    dice1d3=1 (1)

    1:何この手錠!?

    2:猫!可愛い!

    3:安価

  • 92二次元好きの匿名さん23/09/08(金) 23:43:46

    そりゃそう!まず手錠が目に入るわな……

  • 93イッチ23/09/09(土) 00:07:27

    レオ「なんじゃこりゃ!?」

    寝起きでもレオは元気だ。目を覚ますなり自分達を繋ぐ手錠を見てびっくり仰天している。
    レオ「いいいつのまに!衝撃魔法っ…壊れないんだけど!?」
    セイ(不壊の術を掛けてるから今のレオじゃ外せないよ)
    レオ「お前ってもしかして凄い奴??」
    慌てふためく様子が可愛くて胸がほっこりする。今のレオは小さな子供だということも相まって本当に庇護欲が唆られた。
    使い魔の猫が居るってことは、今は多分6400年前、レオは100歳位だと推測する。
    共に過ごした思い出がレオの中に無いのが悲しいが、大きな溝となっていた年月の差が大幅に埋められたのは不幸中の幸いだろう。

    レオ「…ん?あれ、あの白いふわふわ何?」
    セイ(仔猫。迷い込んで来たみたい)
    レオ「子ネコ……」
    手錠を外そうと躍起になっていたレオの意識が白猫に向く。あのまま外そうとしていたら腕を傷つけてしまいそうだったのでラッキーだ。

    レオを抱っこして仔猫の元まで歩くと、二人に気が付いたのか寝ていた仔猫も目を覚ます
    レオ「うわぁ 白い、可愛い!」

    早速お気に召した様だ

  • 94二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 02:51:30

    レオもかわいいよ

  • 95二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 03:34:01

    こねこ記憶あるのかな
    あ~かわいい

  • 96イッチ23/09/09(土) 06:58:49

    仔猫の記憶どうなんやろ

    1:ある 2:ない 3:夢の記憶位うっすら

    dice1d3=3 (3)

  • 97イッチ23/09/09(土) 07:03:41

    うっすらはある!でも多分まだ前世のご主人だという事には気が付いてない

    この時のお互いの好感度

    凪➝レオ 計測不可

    レオ➝凪dice1d100=12 (12) +10

    凪➝ネコdice1d100=96 (96)

    レオ➝ネコ 70程確定

    ネコ➝凪dice1d100=2 (2)

    ネコ→レオdice1d100=25 (25) +10


    レオ→凪とネコ→レオはそれぞれ補正+10

  • 98イッチ23/09/09(土) 07:05:39

    凪ネコの事大好きやんなんで?

    dice1d3=3 (3)

    1:白色にシンパシー感じた

    2:前世でレオを命懸けで助けてくれた事を知ってるから

    3:安価

  • 99イッチ23/09/09(土) 07:06:14

    よろしくお願いします>>100


  • 100二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 07:56:11

    夢の中で結構良くしてくれた気がするから

  • 101イッチ23/09/09(土) 08:10:12

    夢の中…!?悪夢の中でってこと?

    ネコちゃんは人にめちゃくちゃ虐待されて逃げてきたので人間の二人への初期好感度はバリ低いです、それでもレオに対してちょっと高めなのはやっぱり前世の記憶かな

    レオ➝凪が低い理由

    dice1d3=3 (3)

    1:手錠は無くない?

    2:訳わからん精神攻撃されたから

    3:安価

  • 102イッチ23/09/09(土) 08:10:40

    めちゃくちゃ安価当たるやんけ

    >>105頼みます

  • 103二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 08:14:55

    拘束されてると実験体時代の事を思い出すから

  • 104二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 09:10:40

    何故ここまで好かれてるのかよく分からないから

  • 105二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 09:11:17
  • 106二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 09:16:53

    凪、いますぐはずせ

  • 107二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 12:27:09

    トラウマ煽ってどうするんだ……

  • 108二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 12:38:08

    あちゃちゃ

  • 109二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 14:59:53

    レオ目線だと急に抱きしめてきて精神攻撃してきて手錠してくる怖いお兄さんになってる…?

  • 110イッチ23/09/09(土) 15:04:29

    近付いてくる二人に、仔猫は警戒した様子で後ろにずり下がる。「あっ」と残念そうな声を出した後、レオは手のひらを仔猫の顎に、下から当てるようにゆっくり手を伸ばす。それに合わせてしゃがむと、抱っこされているレオの手が仔猫の毛にそっと触れた。
    仔猫は警戒を解かないが、逃げもしない。
    レオ「よしよし、いい子だな」
    撫で始めた途端にへにゃりと笑うレオを見て、セイも触ってみたいと手を伸ばす
    仔猫「キシャアッ!!」
    セイ「いてっ」
    思い切り引っかかれた。レオには触らせたのにと驚いたし、腕の中のレオもびっくりしている。
    レオ「どうしたんだろ」
    怖くないぞーと声を掛けながらチッチッと口を鳴らすレオ。仔猫は身じろぎしながら後ろに下がっていくばかりだった

    レオ「……あれ、この子動きがおかしい」
    じっと猫を見つめていたレオが不意にそう言う。もっと近付いてくれというので仔猫の側に移動すると、「やっぱり」とレオが呟いた
    レオ「前脚が折れてる。身体の方も小さいのが幾つか…人為的な折れ方だ」
    そういえば、仔猫の動きは確かに覚束ない様子だった気がする。
    最初に気がついてあげられ無かったことを悔やんでいると、レオは治癒を使って仔猫を治していた。
    痛みの引いた身体に不思議そうな顔をしていた仔猫だったが、すぐに元気そうに洞窟の中を駆け回ると、レオの膝に飛び乗る。しゃがんでいたので、二人の間に挟まるような形になった。「もう大丈夫だぞ」と仔猫を撫でると、「ミャウ」とお礼を言うように鳴く

    セイ「そっか、人に傷付けられてたから警戒したんだね」
    レオ「みたいだな…ほんと、ムカつく」
    膝の上で丸まる猫を二人で慈しむ

    レオ「……で、この悪趣味な手錠はいつ外してくれるんだ?」

  • 111イッチ23/09/09(土) 15:05:09

    凪の反応>>114

  • 112二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 15:07:21

    外さないよ 俺たちずっと一緒にいるんだから

  • 113二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 15:12:16

    えー外さなきゃダメ?

  • 114二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 15:12:35
  • 115イッチ23/09/09(土) 16:24:11

    あの、カッコを()にするの忘れてました。脳内変換してください
    凡ミスばっかで恥ずかしいわほんと

  • 116イッチ23/09/09(土) 16:35:18

    セイ(外さないよ、俺達ずっと一緒に居るんだから)
    レオ「あのなぁ、冗談言ってる場合じゃねーの。俺コレやだ、取って」
    セイ(我儘言わないでよ)

    仔猫から気が逸れた途端レオは手錠に文句を言い出した。どうして外せなんて言うのだろう、これはレオの為に付けているというのに

    セイ(手が擦れて痛くなったりもしないでしょ、そういうのちゃんと考えて作ったんですけど)
    レオ「そういう問題じゃなくて」
    セイ(もうこの話終わり)
    レオ「勝手に終わらすな!つかなんでずっと抱っこなんだよ!恥ずかしいんだけど!?」
    セイ(猫以外誰も居ないんだから恥ずかしがることないじゃん、それにレオは子供なんだし抱っこは当然)
    レオ「このっ…こう見えて俺はなぁ!」

    言いかけて、レオは口を噤む。年上だと言いたかったのだろうが、自分の事を話すと俺が怖がるんじゃないかと思っている様だ。レオの考えてる事は触れてる限りこちらに伝わる。なんだかんだ言いながら結局、レオはセイに嫌われるのが怖いのだ。

    セイ(レオは不老不死で、魔法使い。子供の姿に見えるけど実は100歳越えてる、そうでしょ?)
    得意げに伝えた、俺はレオの事なら沢山知っているのだと主張したかったからだ

  • 117イッチ23/09/09(土) 16:36:28

    レオの反応

    dice1d3=1 (1)

    1:びっくり

    2:驚き過ぎてもはや恐怖

    3:安価

  • 118二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 16:53:54

    そらそうだよ…セイさんあんまり驚かさないであげて…

  • 119イッチ23/09/09(土) 17:04:10

    レオ「なっ、なんで…」
    セイ(悪戯好きでちょっと生意気で、でも寂しがり屋なんだよね)
    レオ「いやいやいや待て待て」

    ペラペラと話していると、小さな手で口を塞がれた。別に喋ってる訳でも無いのでそんな事をしても無意味だが、一応黙ってあげる。

    レオ「お前、俺の事知ってるのか」
    セイ(うん)
    レオ「それじゃあ…俺がみんなに何て言われてるのとかも、知ってる?」
    セイ(知ってるよ)
    レオ「……俺は、怖いかな」
    セイ(全く)

    言い切った途端、レオは唇をキュッと引き結んで黙り込んでしまった。みるみるうちに頬が真っ赤になり、抱っこされたまま顔を覆ってしまう。
    あの路地裏で出逢った時と同じ行動。懐かしさに胸が高鳴った

    セイ(レオ、手どけてみて)
    レオ「絶対ヤダ…」

    顔を見たくて頼んだが、断られてしまう。仕方なくレオの肩が震えるのを見守る事にした。

    暫くしてようやく顔を上げたレオは、少し赤くなった目元を隠すようにそっぽを向く

    レオ「…分かんない事ばっかだけど、この手錠にも意味はあるのか?」
    セイ(当たり前じゃん)
    レオ「なんの為に」
    セイ(レオを守るため)

  • 120イッチ23/09/09(土) 17:05:10

    レオdice1d3=2 (2)

    1:絆される

    2:それでも手錠はヤダ

    3:妥協案を出す

  • 121イッチ23/09/09(土) 17:07:48

    言い合いダイス

    数の大きい方の勝ち

    凪dice1d100=57 (57)

    レオdice1d100=49 (49)

  • 122二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 17:12:27

    凪は頑固ですもんね……困った男だ

  • 123イッチ23/09/09(土) 17:35:54

    レオ「でもやっぱり手錠はヤダ!」
    セイ(外さないってば)
    レオ「守るったって俺は強いし。もっと別な方法で良いじゃんか」
    セイ(駄目)
    レオ「嫌なもんは嫌なの!」
    セイ(…あのさぁ、俺は二度とお前を失うつもりはないの。嫌な事や痛い事や辛い事から隠したいの。分かる?それなのに何?イヤイヤばっかりで我儘放題ってそれは違うんじゃないの)
    レオ「うっ」

    黒い髑髏でも浮かび上がりそうなセイの雰囲気に精神攻撃を思い出してレオが怯む。
    その様子を見てセイも冷静さを取り戻した。同時にレオの頭の少し奥まで侵入し、どうしてここまで手錠を嫌がるのかを理解する

    セイ(…ごめんレオ、伝え方間違ってた)
    レオ「……?」

    突然反省しだしたセイに怪訝な顔を浮かべるレオ。一方彼の事情を知っているだけで慮る事を怠っていたと猛省しているセイはしかし、どうしても手錠を諦め切れなかった

    セイ(うーん…それじゃあさ、これは家族の証って事にしよう)
    レオ「家族の証?」
    セイ(そう、ずっと一緒に居て互いに助け合う家族。その証としてお守りにしようよ)

    言ってみると、レオの顔が少し明るくなった。「家族、家族かぁ」と繰り返し声にしている

    レオ「……ん、それならいーよ」
    照れくさそうに微笑むレオに、作戦成功を確信して内心ガッツポーズを決めるセイ。良かった、これでしっかり守れるはず


    そうして手錠で繋がれた二人と一匹の放浪生活が始まったのだった

  • 124イッチ23/09/09(土) 17:39:57

    ここまでのイベントにより好感度アップ!

    ネコ➝レオは治療補正+10

    レオ➝セイdice1d78=8 (8) +22

    ネコ➝セイdice1d98=95 (95) +2

    ネコ➝レオdice1d65=1 (1) +35 +10

  • 125イッチ23/09/09(土) 17:40:28

    >>124

    色々納得できない上がり方しとるんやが

  • 126イッチ23/09/09(土) 17:42:07

    ネコ➝セイが爆上がりした理由

    dice1d3=1 (1)

    1:白色シンパシー

    2:自分と同じ気配を感じた

    3:安価

  • 127イッチ23/09/09(土) 17:43:14

    レオはもうちょい好感度上がってくれよ!!

    dice1d3=1 (1)

    1:だって時々怖いじゃん

    2:精神攻撃ちょっとトラウマ

    3:安価

  • 128イッチ23/09/09(土) 17:44:41

    ネコ➝レオは一体どうした

    dice1d3=2 (2)

    1:治してくれたのはセイだと勘違いしてる

    2:なんだか近付いたら悲しませる気がする

    3:安価

  • 129イッチ23/09/09(土) 17:45:09

    白猫……

  • 130二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 17:55:08

    猫悲しい…

  • 131イッチ23/09/09(土) 18:09:30

    レオ「ねこがこんだけ怪我してたってことは、近くに人間が居るんだよな」
    セイ(そうだね、ここに居るのは危ないかも)

    移動しようという話が纏まる。近くに水源があるのに手放すのは惜しいが、仕方ない
    ちょうど3つ程山を越えたら国境なので、隣国に行くことにした。
    ちなみに白猫はセイのふわふわ白頭に鎮座してご満悦の様子である。自身と同じ色の体毛をものすごく気に入った様子だ。時々レオが寂しそうに「ねこ…」と呟くのが可愛い

    触れ合っているので、今のセイには猫の思いが伝わって来ている。どうやらタイムリープ前の記憶が少しだけあるらしく、あまり近付くとレオを悲しませてしまうのではと危惧しているらしい。(お前も、レオの事大事にしてたもんな)と、その胸の内に共感する。
    セイとネコはもう既に一心同体と言えるほど心を通わせていた

    レオ「なぁ、そろそろ降ろして欲しいんだけど」
    腕の中で身じろぎしながらレオが言う。今は身支度をしているのだが、その間もずっとセイはレオを抱えていた
    セイ(嫌だよ、移動中も寝るときもそれ以外もこうしてなきゃ)
    レオ「何言ってんの??」
    きっぱりと断るセイにレオが目を見開く。再会してからレオは驚きっぱなしだなぁと思いつつ、降ろさないという意思を示すため抱え直した
    レオ「……仮にお前がそれを本気で言ってるとして、そんな生活続けてたらいつか歩き方忘れちまいそうで怖いんだけど」
    セイ(いいねそれ)
    レオ「はぁっ!??」
    つい本音が漏れてしまった。テレパシーはこういう所が厄介なんだなぁと一つ学習する

    レオ「…信じたくないけど、コイツはやりかねん。なんか対策練らねぇと」

  • 132イッチ23/09/09(土) 18:10:02

    レオは何した?>>135

  • 133二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:10:28

    ネコ→レオの表面上の好感度は低く見えるけど
    これ確実に内心はもっと高いやつや

  • 134二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:28:14

    逆にセイを抱っこしようとした。体格的にお姫様抱っこになるかな。
    (セイに重力操作か、重さ変化をかけた上で、自分自身にパワーバフの魔法をかけようと)

  • 135二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:29:26

    とりあえず話し合って理解しようとする

  • 136二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:30:46

    手ならずっと繋いでてもいいから下ろせと交渉してみる

  • 137二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:32:49

    話し合いは大事だね!

  • 138イッチ23/09/09(土) 18:44:11

    話し合いダイス

    今度こそ勝て!レオ!

    凪dice1d100=37 (37)

    レオdice1d100=58 (58)

  • 139イッチ23/09/09(土) 18:44:57

    説得材料頼みます>>140〜142

  • 140二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:49:23

    一緒に歩いて行きたいから

  • 141二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 18:54:20

    子供扱いされてるみたいで嫌だから

  • 142二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 19:53:18

    家族なら一緒に支え合いたい
    特別扱いは壁を感じて寂しい

  • 143二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 20:17:07

    このレスは削除されています

  • 144イッチ23/09/09(土) 20:19:22

    レオ「あのさ、セイ」
    セイ(降ろさないよ)
    レオ「まだ何も言ってないだろっ!?…いやまぁ、言いたいことはその通りなんだけどさ」

    どう説得しようかと脳をフル回転させる。が、途中で止めた。原理は分からないがセイは自分や他人の考えている事を、言葉にせずとも伝えられるし覗き見れる。なのでここは正直な気持ちをぶつけたほうが良いだろう

    レオ「俺はさ、お前の隣をちゃんと歩きたいんだよ。子供扱いは嫌だ」
    セイ(レオが俺よりずっと年上なのは理解してるし、子供扱いしてるつもりは無いよ?なんならBOSS…目上の人みたいに扱ってるつもり)
    レオ「それはそれでなんかヤダ。お前は俺の事、家族だって言ってくれたろ?お互い助け合うって。なら俺だってお前のことを支えたい、特別扱いしないで欲しい。それはなんだか、壁を感じるし寂しいよ」
    セイ(…でも目を離したらお前は)
    レオ「お願い、セイ。それとも家族って言ってくれたのは嘘か?俺はその言葉が凄く、凄く嬉しかったのに」
    セイ(……分かったよレオ、俺の負け)
    レオ「わはっ♪やった!ありがとうセイ!」

    セイ(一日一時間は手を繋いで歩こう)

  • 145イッチ23/09/09(土) 20:19:48

    >>144

    表記ミスしてたので上げ直し

    一時間はダイスで出ました

  • 146イッチ23/09/09(土) 20:24:57

    レオの反応

    dice1d3=1 (1)

    1:良し、歩けなくなる未来は回避

    2:ちょっと時間が少なくない?

    3:安価

  • 147イッチ23/09/09(土) 20:27:07

    いいの?ほんとにいいの?

    なんでスルッと一時間で納得したんだ

    dice1d3=2 (2)

    1:実は大分絆されてる

    2:感覚が麻痺ってる

    3:安価

  • 148二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 20:32:33

    ま、まあ実際歩幅合わなくて大変かもしれないしね!

  • 149イッチ23/09/09(土) 22:46:33

    少ない荷物をレオが持ち、レオごとセイが抱きかかえる。流石に危ないので白猫にはレオの腕の中に来てもらった

    レオ「山を越えたら俺も一旦歩くからな」
    セイ(分かってる)
    レオ「それにしてもさ、いくらお前の体格が良いからって人ひとり抱えて歩くのはキツいんじゃないか?」
    セイ(それは心配いらないよ、見てて)

    言うと、セイはレオを強く抱き、全身に魔力を纏った。仄かに白色に光るその姿は月の化身の様に美しく、思わず見惚れてしまう。
    レオ「それ何?」
    セイ(身体強化魔法。ちゃんと掴まっててね)
    ぐっと脚を曲げ、思い切り地面を蹴る。すると、セイは羽のように飛び上がった

    レオ「──っ!すげぇ!」
    セイ(浮遊魔法も使えるけど、アレはたまに酔うんだよね)
    レオ「浮遊魔法も!?俺まだ練習中」
    セイ(あ、ほら二歩目行くよ口閉じて)

    一歩踏む度に何百mも移動するセイに、レオは開いた口が塞がらなくなっていた。魔力量も然ることながら、コントロールも抜群に上手い。

    レオ「あははっ!やべぇ楽しい!」
    セイ(そう?やっぱり抱っこ固定でいく?)
    レオ「いやそれは歩くけど」
    ネコ「ミャー!」

    頬に当たる風は冷たくて気持ちいい。セイの保護魔法で凍傷の心配がないので、思う存分楽しめた。

  • 150イッチ23/09/09(土) 22:47:32

    移動中なんかイベントある?

    dice1d3=3 (3)

    1:ある

    2:ない

    3:遠くに緑色の光が

  • 151二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 22:48:28

    ヨイチ仲間に出来るか?

  • 152イッチ23/09/09(土) 22:48:40

    うそやろどうしよ

    アイデア頼む何でも可>>153>>155

  • 153二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 23:01:04

    玲王への強い想いで凪にくっついて時渡してきたヨイチの思念体
    (思念体なので自我はなく玲王の周りを緑の光がふよふよ浮いてる。たくさん集めてヨイチに会うとヨイチの記憶が継承されるかも…?)

  • 154二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 23:05:34

    ヨイチの思念体いいね!レオも自分への好意みたいなものを感じるから惹かれるかも

  • 155二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 23:07:56

    精霊ヨイチは分解するタイプの精霊。
    強くなる素質はあるが、契約がないと数十年ごとに分解されて宙を彷徨う。

    契約をすると契約を核にできるので、分解→再構築ができるようになる。再構成のたびに強くなる。

    上記の性質上、長期の契約になればなるほど強くなる。

  • 156二次元好きの匿名さん23/09/09(土) 23:07:58

    このレスは削除されています

  • 157イッチ23/09/09(土) 23:22:11

    ありがとうございます!なるほど契約を核に再構築できる精霊、緑の光は凪にくっついてきた思念体、めちゃくちゃ面白いですね!
    色々考えてみます!

  • 158イッチ23/09/09(土) 23:44:22

    レオ「……あれ」
    セイ(どうしたの)
    レオ「いや、なんか声が」
    移動を始めて数十分、レオがそわそわと辺りを見回しはじめる。
    声が聞こえると言うが、こちらには何も聴こえない
    レオ「次の着地で一旦止まってくれ」
    セイ(分かった)

    ふわりと地面に降り立ち、レオを見る。キョロキョロと周りを見渡しながら何かを探していた

    セイ(大丈夫?変な術とか罠なんじゃ)
    レオ「それは無い。なんで言い切れるかとかは分からないけど、絶対に無い」
    言い切って、レオはむりやりセイの腕から飛び降りた。繋がった手錠に引っ張られ、前のめりになってしまう
    レオ「一時間歩いて良いんだろ?付いてきてくれ」
    セイ(そうだけど、手を繋がなきゃダメ)
    片手で仔猫を抱えながら先を急ぐレオのもう片方の手を握り、早足で付いていく。数分歩き、足を止めた

    レオ「ここら辺から気配がした筈なんだけど」
    言いながらあちこちに視線を向ける。どうして自分がこんなに必死になっているのか、どうしてこんな気持ちになっているのか分からないが、それでも衝動が止められなかった

    レオ「どこ、どこだ…?」

    すると
    頬に暖かい何かが触れた

  • 159イッチ23/09/10(日) 00:00:24

    ふわ、ふわと
    緑色の光の粒がレオの周りに集まってくる。
    その光に場所を譲るように、白猫はレオの片手からセイの肩にヒョイと移動した

    セイ(これって、ヨイチ…?)
    その粒子には見覚えがあった。だが、肝心の本体が見当たらない。
    この時代では彼らはまだ出会わないハズだ、それなのにどうしてこんな現象が起こっているんだろう


    セイの混乱を他所に、レオは緑の光から伝わる深い思いにただただ心を打たれていた

    泣きたくなるほど、優しい熱

    レオ「お前は、誰?」
    返事は無い。その代わりにほんの少しだけ光は力を増し、一ヶ所に集まる。そして凝固した光はキラキラと輝く水晶に姿を変えた

    レオ「──あ」

    同時に消える暖かさ。追うように手を伸ばすと、その手のひらに水晶がポトリと落ちてきた

    セイ(何だったんだろうね、今の)
    レオ「…分かんないけど」

    小さな緑の水晶を胸に抱き、目を閉じる

    レオ「これは、俺の命より大切なものだ」

    小さな手に、大事に大事に持たれる水晶を白猫はじっと見つめていた

  • 160二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 03:00:40

    保守 保守

  • 161イッチ 23/09/10(日) 07:27:02

    他にイベントは

    dice1d2=1 (1)

    1:ある 2:ない

  • 162イッチ 23/09/10(日) 07:27:45

    >>163

    どんなイベントでもOK!

    お願いします!

  • 163二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 07:42:13

    一緒にご飯作って食べよう

  • 164イッチ 23/09/10(日) 08:16:33

    レオ「それにしても、この山はなんだか暖かいな」

    緑の水晶を懐に大切に仕舞いながら、改めて周りを見渡す。移動する前に居た山は雪の降るとても寒い所だったのだが、ここは緑の葉を茂らせる木々が太陽に照らされており、暑くもないが寒くもない、丁度いい気温だった。
    レオ「たまにあるんだよな、自然や誰かの魔力で植物に有利な空間を創り出すんだ」

    良い事を思いついた。振り向いてセイを見上げる
    レオ「なぁ、今からお前のご飯作ってやるよ!さっきの洞窟じゃ要らないって言ってたけど、やっぱ腹は減ってるだろ?あんなに跳ねたんだし」
    セイ(うーん、そんなでもないけど)
    レオ「ハイハイ強がるなって。なぁねこ、お前も腹減ったもんなー?」
    ネコ「ミャー」
    セイの方に来ていた仔猫を持ち上げ、顔を見合わせて小首をかしげる。とても愛らしい

    レオ「こんなに元気な山だ、動物も木の実も沢山だろ。よしっ、狩ろうネコ!」
    ネコ「ニャッ!!」
    掛け声に元気よく返事する仔猫。そんな二人をほのぼのと眺めていたセイだが、今にも駆け出しそうなレオを捕まえて持ち上げた
    セイ(それじゃ俺がやるから、レオはここに居てね)
    レオ「なんでだよ!」
    セイ(万が一何かあったらどうするの)
    レオ「別に怪我したって治るし」
    セイ(関係ないでーす)

    文句が止まらない様子のレオを無視し、セイは脚を踏み出した

  • 165イッチ 23/09/10(日) 08:19:15

    レオってセイが面倒くさがりな事知らないだろうな


    どれくらい採れた?

    木の実dice1d50=32 (32)

    鹿や猪dice1d3=3 (3)

  • 166二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 08:22:19

    めっちゃ採れたな!
    レオにいいところ見せようとナギもネコも張り切っちゃったか

  • 167イッチ 23/09/10(日) 08:34:46

    セイ(ちかれたー…)
    ネコ「ンミャ…」
    レオ「お前ら随分頑張ってたな、これなら半月保つぞ」
    積み上げられた木の実と動物を眺めながら、レオは感嘆の声を漏らす。一方、レオを抱えたまま倒れ込んだセイとネコは(もうむり、動けない)と疲労困憊の様子だ
    レオ「ありがとうな!後は俺が料理するからお前は休んでろよ」
    セイ(…どうやって?)
    レオ「そりゃ普通に……あっ」
    手首を見る。ガッチリと二人を繋ぐ手錠のおかげで片手しか使えない。まともに料理などできはしないだろう
    レオ「今は外せよ」
    セイ(却下。もういーじゃん木の実だけ食べてお肉は明日にしよう)
    レオ「ダメだろ、お前らは栄養摂らないと」
    セイ(言い忘れてたけど、俺も不老不死だからね)
    レオ「───えっ」
    セイ(ああでも猫はまだ違うか、しょうが無いからちょっとだけ切り取っとこ)
    レオ「……お前、今なんて」
    セイ(木の実も切らなきゃ。あー結局料理しなきゃじゃん)

    レオ「なぁってば」
    セイ(俺はずっと一緒に居るよ、レオ)
    魔法ですいすいと料理を進めるセイは何でもないことのように不老不死だと言った。それがどれほどレオに衝撃を与えたか、彼は分かっているのだろうか

  • 168イッチ 23/09/10(日) 08:36:48

    クリティカル発動好感度アップ!

    レオ➝セイdice1d70=53 (53) +30

  • 169二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 09:01:14

    めっちゃあがった!

  • 170二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 09:10:00

    そりゃあ同族に近いものだって知ったもんね…嬉しくなっちゃうよね

  • 171イッチ 23/09/10(日) 15:56:38

    心のどこかで近付く事を怖がっていた。
    どれ程この男がレオと共に居ようとしてもいつか別れが来る。そしてその時、自分は絶対に見送る側だ

    不老不死なんてそんな事、信じられる訳が無い。でもセイは不思議な奴だ、魔法も使えるし不思議な技も使える。

    もしかしたら、なんて

    レオ「……ひひっ」
    セイ(どしたの)
    レオ「何でもねぇよ!ったく、お前は適当言いやがって!そんなんで騙されるなんて思うんじゃねーぞ♪」
    セイ(嘘は一つも言ってないんだけど…めちゃくちゃご機嫌だね)

    腕の中でぴょんぴょん動きまくるレオに体勢を崩されながらも料理を続ける。いきなり嬉しそうにニコニコし始め、驚いたけど悪い気はしなかった。


    ※命に感謝しながらいっぱい食べました

  • 172イッチ 23/09/10(日) 15:58:31

    国境を越えた先、隣国はどんな国?

    >>174〜176

  • 173二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 16:09:13

    ksk

  • 174二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 16:11:07

    小さな港町

  • 175二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 16:14:07

    イタリアのヴェネツィアみたいな水の都で町の中心に大聖堂がある

  • 176二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 16:16:26

    ギリシャのサントリーニ島のような白を基調とし屋根は青の町並み

  • 177イッチ 23/09/10(日) 16:22:38

    港町・水上都市・建物は青い丸屋根に白い壁・中央に大聖堂
    色んな要素てんこ盛りですね!ありがとうございます!

  • 178イッチ 23/09/10(日) 17:47:03

    二日後
    二人と一匹は美しい水上都市に立っていた

    レオ「この被り物暑いし前見えにくい…」
    セイ(でも確実に隠せるでしょ、我慢して)

    道の真ん中を通る大河のような水路に船が浮かび、それぞれが海と繋がる大きな港町。青い丸屋根は空と同じ色をしていて、白い壁が光を反射して辺りを照らす。街の中央には巨大で壮麗な大聖堂が鎮座していた

    レオ「世界でも指折りの美しい街なのに、これじゃあ楽しさ半減しちまう」
    土魔法で作られた黒い仮面に深々とマントを取り付けた完全防備の被り物を身に纏うレオは、セイの腕の中で不満を漏らした
    セイ(ちゃんと着けてなきゃダメだからね、本当は街だって歩きたくないのをレオがどうしてもって言うから来てるんだから)
    レオ「だってお前らの服とか野宿の道具とか色々買わなきゃだろ?一文無しだった癖に」
    セイ(レオが持ってたお金だって錬金術で作ったやつじゃん)
    レオ「うっ」

    そう、セイはこの時間に飛んだ時何も持っていなかったので、替えの服も何も無かった。魔法で何とか清潔を保っていたものの、そう長くはもたないだろう、よって買い物をする事にしたのである
    レオ「とにかく服屋だな、俺一人だとしょっちゅう怪しまれて大変だったからセイが居てくれて助かる」
    セイ(うん、レオの服もいっぱい買おうね)
    頭の上で白猫がミャーと鳴く。キラキラと水面が輝く水上都市を歩き続けた

  • 179イッチ 23/09/10(日) 17:47:47

    ここで起きるイベント

    >>181>>183

  • 180二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 17:53:30

    大きな港町なら多種多様な人間がいるだろうしレオへの迫害も酷くないとかないかな…
    それともあれだけ月日が経った未来でもあそこまで忌み嫌われているならどこへ行っても同じか

  • 181二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 17:57:38

    そういう偏見のない優しい老夫婦が営む小さな服屋でたくさん試着してゆっくり服を選べる

  • 182二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 17:58:05

    浮かれて服をたくさん買う
    レオにボロ布じゃない服着せてあげたくて…

  • 183二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:03:35

    フェレットのぬいぐるみとアルパカのぬいぐるみを見つける

  • 184二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:06:11

    猫が入りそうな良さげなカバンを見つける

  • 185イッチ 23/09/10(日) 18:19:11

    すみません、諸々の事情により人間ならレオを視認したら恐怖と嫌悪は絶対に覚えるので、>>181の老夫婦は両方盲目の方とさせて頂きます。

    生まれたての赤子でも視界にレオが入ったらギャン泣きするレベルですのでどれだけ優しい方でも通報不可避です。

    服をいっぱい買う事とフェレットとアルパカのぬいぐるみ了解です!ついでにカバンも買っちゃいましょう!

  • 186二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:20:06

    >>185

    181だけどそれで大丈夫です!好きなように改変よろしく!

  • 187二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:21:00

    >>185

    ぬいぐるみありがとうございます!

  • 188二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:22:17

    どんな優しい人でも恐怖と嫌悪おぼえちゃうのか…

  • 189二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 18:38:47

    悲しい…けどたくさん服とぬいぐるみ買って楽しい旅になるといいな…

  • 190イッチ 23/09/10(日) 19:10:13

    レオ「せっかくだから舟乗ろうぜ!」
    水路の上に浮かぶ沢山の小舟を指差し、レオが提案する。水上都市では陸の道も勿論あるが、水路の方が入り組んでいて移動には便利なのだ。

    セイ(でも人が沢山乗ってる)
    レオ「こんなにしっかり隠してんだから平気平気!ネコも舟乗りたいよな?」
    ネコ「ミャア」
    セイ(…ちょっとだけだよ)
    あんまり楽しそうにはしゃぐものだからつい折れてしまう。

    乗組員に銅貨を渡し、乗り込んだ

    レオ「おお〜!すげぇ船の上に出店があるぜ」
    セイ(大人しくしといて、ここは逃げ場が無いんだから)
    レオ「分かってるって!」
    キョロキョロとあちこちを見渡すレオ。首から上を全て隠しているとはいえ、何があるか分からない。不安になって注意すると大人しくなったが、まだソワソワと脚を動かしていた

  • 191二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 19:12:47

    かわいいなぁれお

  • 192イッチ 23/09/10(日) 19:14:41

    客「兄ちゃん、その抱えてるのは弟かい?最初人形かと思って驚いたぜ」
    不意に一人の乗客が話し掛けてくる。中年で身なりのきちんとしたおじさんだ。何か言っていることは分かるのだが、触れていないので言葉が理解できない
    レオ「ああ、俺皮膚病なんです。ちょっと酷い見た目なんで隠してて」
    客「そうかい、大変だねぇ」
    レオ「兄さんには迷惑かけっぱなしで」
    代わりにレオが対応する。心臓に悪いのであまり人間と喋るのはやめて欲しかったが、レオは人に優しく話しかけられて喜んでいるようだ。
    客「司祭様の治療を受けに来たのかい?」
    レオ「ええ、その前に少し見て回りたくて。綺麗な街ですね」
    客「そうだろう!利発な坊ちゃんじゃないか、良い子だなぁ」
    言いながらおじさんがレオの頭に手を伸ばす。小さな肩が少し竦んだ

    セイ(触るな)

    触れる一瞬前に伸ばされた腕を強く掴み、それと同時にテレパシーで脅す。およそ人のものとは思えない形相をしたセイにおじさんは腰を抜かし、その場に座り込んだ
    客「な、なんだお前…」
    セイ(人間が、これ以上近付くなと言っ…)
    レオ「こらこらこら!やめろ!」
    慌ててセイを抑えるレオ。「すみません」とおじさんに一言謝り、その場を離れるようにセイに伝える。

    レオ「お前、どういうつもりだよ!」
    船の端に着いた途端怒りを顕にするレオ。それに頑とした態度で返事をした
    セイ(仮面に触ろうとした。アイツは危険だ)
    レオ「撫でてくれようとしただけだろ?」
    セイ(だとしてもダメだよ、レオこそどういうつもり?自分が危ない立場だってこと分かってるの)
    レオ「それは、分かってるけど…」
    言いながら顔を伏せる。表情は見えないが、悲しそうにしている事は伝わって来た。
    俯くレオの頭をぽんぽんと叩く
    セイ(頭なら俺がいくらでも撫でるから、もう軽々しく触らせようとしないで)
    レオ「べ、別に撫でてほしかった訳じゃ…あっ!撫でてほしくない訳でもない!やめんなバカ!」
    そうこうしているうちに商店街に着く。膨れるレオをしっかり抱き直し、舟を降りた

  • 193二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 19:52:04

    凪が人間不信になってる…

  • 194二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 19:53:29

    前回もレオの人間への厚意から悲劇招いたからね…

  • 195イッチ23/09/10(日) 20:29:30

    商店街には様々な店が出ており、もちろん服屋も沢山あった
    レオ「いっぱいあるなぁ…あ、あの服とかセイに似合うんじゃねぇの?」
    セイ(レオが選んだ服なら何でもいいけど)
    レオ「じゃあ買おう!ほらほら急げ!」
    胸襟をぐいぐいと引っ張りながら服屋を指差すレオ。その調子でアレもコレもと買っている内に両手がいっぱいになってしまった。

    セイ(もう、レオの服も買わなきゃなんだからね)
    人目のない路地裏で買ったものを宿に移しつつ注意する。「転移魔法まで…」と感動していたレオは、その言葉に気まずそうに顔を逸らした
    レオ「俺は別に良いんだよ、どうせ頭を隠せるマントしか着れるものないし。ササッと布だけ買って自分で作る」
    セイ(そんな訳にもいかないでしょ、俺、ちゃんとした服を着たレオが見たいんだけど)
    レオ「……だって俺は小さいし、採寸だってしてねぇし。試着だってこんな被り物してたら出来ねぇんだもん」
    拗ねたようにそっぽを向くレオ。仔猫が心配そうに鳴くが、それも効かないようだ

    どうにかならないかと考え込んだ時

    ??「そこにいる方、服が欲しいならウチで買って行かないかい」

  • 196イッチ23/09/10(日) 20:31:06

    声が聴こえて振り向くと、腰が曲がった優しそうなおばあさんがこちらを手招きしていた。滑らかな白髪にシンプルだが良い布を使った服。仕草から気品が溢れている。
    レオ「ああ、ごめんなさい。今は別に必要じゃないんです」
    婆「そうかい、残念だねぇ、私はこんな目だからお客様も呼び込めなくって」
    レオ「……目?」
    おばあさんとレオが何か会話をしている様子を油断なく見守っていたセイは、レオに頼まれておばあさんに近付く。
    レオ「奥さん、その目」
    婆「そうなの、もう随分前に事故でね。一緒に店を営んでいる主人もその時一緒に。ご贔屓のお客様や仕立て屋さんのお陰でなんとかやっていけてるんだよ」
    レオ「そうなんですね…今は他のお客さん居ますか?」
    婆「いいや、今日はもう誰も来ないだろうね」
    レオ「分かりました、なら服を見に行きたいです」
    婆「おやまぁ、ありがとう。こっちだよ」

    セイ(何があったの?)
    レオ「この人相手なら俺も気兼ねなく服が買えそう。ついてってくれ!」
    事情を聞いて納得し、セイはレオとネコを連れてお婆さんについていった

  • 197イッチ23/09/10(日) 20:40:54

    数十年ぶりのマトモな服にはしゃいだレオは何着買う?

    dice1d100=85 (85)

  • 198イッチ23/09/10(日) 20:41:09

    買うねぇ!!

  • 199二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 20:43:40

    たくさんオシャレできて良かったね!

  • 200二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 20:45:42

    ニコニコしちゃうな…

オススメ

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