ここにあると聞いたんだ

  • 1二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:30:20

    「いつもウイの身の回りの世話や古書館の整理をしていたが、先生の登場でウイ自身が自ら服とかをキチンと片付けるようになったことやヒナタがやたらと古書館に来て少し前の自分みたいに古書館の片付けを手伝ったり自分にはないパワーで模様替えを手伝いさらにそれを少し楽しそうな顔で主導するウイを見たことでボンヤリとしたモヤモヤを感じるシミコ」が………

  • 2二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:32:59

    それを求めるか…求道者よ…
    ならばまずは作れ…!話はそれからだ…!

  • 3二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:42:28

    あるぞ

    お前の脳内に

  • 4二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:47:03

    お前が書いて古書館に寄贈しろ

  • 5二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:48:01

    お前が始めた物語定期

  • 6二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 00:53:53

    言い出しっぺの法則

  • 7二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 01:30:15

    あなたが書くんだよ
    それに気づいた時点で俺らにも需要が出来たんだから

  • 8こうですかわかりません23/09/10(日) 01:44:57

    最近、なんだかモヤモヤする。
    ついこの前まで、あのだらしない委員長の身の回りの世話や、散らかった古書館の掃除や洗濯はいつも私の仕事だった。でもここ数ヶ月、私の古書館へ赴く回数はめっきり減った。先生がやって来てから、委員長は自ら片付けをする回数が増えた。ヒナタさんがやってくるようになってから、委員長はヒナタさんに世話を焼かれることが多くなった。彼女の力持ちは、古書館の模様替えにピッタリだった。私のすることといえば、その後片付けのようにちょっと本を整頓することだけ。
    確かに、ただでさえ図書館をほぼ一人で回しているのだから、委員長の世話という手間が省けるのは喜ばしい事だ。委員長が自分から片付けをするようになったことも、私以外の人とより深く関わるようになったことも、本来喜ぶべき事のはずなのだ。
    それなのに、それなのにどうしてだろう。
    委員長がヒナタさんや先生、"外の世界の人"と、笑顔で話す姿を見るたび…
    委員長からの、「アレ買ってきてください」というメッセージが少なくなるたび…
    私の心に、ボンヤリとした雨雲が立ち込めてゆく気がするのは。

  • 9二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 01:49:37

    素晴らしい
    「外の世界の人」って単語に感情の色彩が見える…

  • 10二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 02:01:15

    やるじゃないか……

  • 11二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 02:01:42

    スレ主はやればできる子だって信じてたよ

  • 12二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 10:00:25

    ちゃんと書いてて草

  • 13二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 10:49:35

    貴重なシミウイの供給ありがてぇありがてぇ

  • 14二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 10:51:46

    もう用済みじゃ
    失せろ

  • 15二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 11:02:14

    >>14

    待たれよ、まだ吐き出すやもしれん

    損は無かろう

  • 16二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 11:12:26

    こんな搾取される>>1いるんだ...

  • 17二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 11:17:34

    ウイキチだ
    ウイキチを待つのだ

  • 18シテ…ユルシテ……23/09/10(日) 11:47:33

    「はぁ……」ふと漏らしたため息を、ハッとしてすぐにかき集める。
    いつもは考えずとも動く片付けの手が、今は重りでもついているかのように動かない。牛の歩みのようなペースで、積み上がった本を片付けようとする。

    委員長はまた、棚の位置を変えた。
    積み上げられたたくさんの本は、彼女が運ぶにはあまりにも多く、重かった。
    こんな本、触る人なんて私か委員長しかいなかったのに……今はそうじゃないんだ…
    そんな思いが脳裏をよぎる。舞い落ちた貸出票には見知った名が書かれていた。
    と、いきなり目の前にグラスが差し出される。
    そのグラスをそっと受け取る。黒い珈琲が僅かに波打ち、熱を奪われてグラスに付いた水滴が、じんわりと指を濡らす。
    「ありがとう、ございます」
    目線の先で、委員長がそう言う。
    「いえ、そんなわざわざ感謝しなくたって…いつもの事じゃないですか!」
    笑顔を作るのも我ながらすっかり上手くなったものだ。
    無垢な彼女の感謝は、僅かな嫉妬心への鬱屈とした自己嫌悪を増大させていく。
    どうしても直視できなくて、少しだけ視線を逸らした。

  • 19二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 11:52:12

    本の位置ひとつで領域侵犯済みの寂しさでるの良い…
    相手に明確に心当たりがあるせいで余計に静かにかき乱されて…

  • 20二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 12:06:08

    >>16

    一度吐き出せてしまったからな仕方ない本当に仕方ない

  • 21二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 12:07:52

    スレ主もういいんだ…残りのモノを吐き出してゆっくり休んでくれ…

  • 22二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:57:14

    まだやればできるだろ
    保守

  • 23二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 08:10:38

    ヒナタや先生が徹底して光属性だからこの僅かな嫉妬心が映える

  • 24二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 16:36:54

    >>19

    いいよね、自分と委員長の二人で配置した本の並びを「外の世界の人」に乱されるの

    しかも当の委員長が主導している

  • 25二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 16:42:06

    >>24

    いいよね…ウイがいない時に書庫の整理を手伝ってくれるヒナタに対して思わず「取らないで…下さい」と言い捨ててその場を立ち去ってしまい、自分の恋慕とこの場所に対する独占欲と醜い嫉妬心に自己嫌悪しながら涙を流すシミコ…。

  • 26二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 17:12:16

    >>25

    言い出したな?今日から君も書く側だ(首反転)

  • 27二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 00:15:31

    保守

  • 28保守までされたら…ねえ……23/09/12(火) 02:49:11

    なんとなく、古書館の前を通った。
    これみよがしに開かれた窓からは、二人の人の声が聞こえる。
    和気藹々として、暖かく明るい声音だった。
    それは、私の知らない委員長だった。

    別の日、またなんとなく古書館の前を通った。
    同じように、これみよがしに開いた窓からは、また二人の人の声が聞こえる。
    恋慕を秘めた、愛しくもいじらしい声音だった。
    それも、私の知らない委員長だった。

    …怖い。私の知らない委員長が増えていく。
    自身の中の委員長が、少しずつ突き崩されていく。
    その痕には孤独だけが厭になるほど残っていた。
    閉じた本を開くように、ページの端で指を切った時のような疵口が、心にぱっくりと生まれる。
    〈私の…私だけの委員長を奪わないで……〉
    委員長は最早、私だけのものではなかった。
    でも依然として、私の心は委員長だけのものだった。
    近くの公園のベンチでは、鳩が一羽、群れから離れて黙り込んでいた。

  • 29二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 02:56:43

    シンプルに好き

  • 30二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 03:03:13

    「なんとなく」の中に滲む拭えぬ不安
    窓枠の外から見るしか無い疎外感
    良い…

  • 31二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 08:22:09

    これは新たな文才発掘スレ

  • 32二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 16:53:58

    あげ

  • 33二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 00:21:23

    もっとくれ

  • 34二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 00:24:37

    大丈夫お前ならまだいける
    俺たちを信じてもっと書くんだ

  • 35だんだん書き慣れてきた気がする23/09/13(水) 01:54:04

    あれから数週間。私が古書館に赴く回数はかなり減った。
    音のしない図書館に、開け放たれた窓からそよ風が吹き込んでくる。
    のどかな空模様とは裏腹に、私の心にはずっと太陽は昇っていなかった。
    委員長が今誰といるのか、そればかりが気になって仕方がない。
    委員長の心に誰かが土足で踏み込んでいるんじゃないか、そんな心配をしてしまう。
    委員長の事を一番分かっているのは私で、委員長の心に踏み込むことを許されているのも私だけで、委員長に好意を抱かれているのも私だけ。私だけだったはず。はずなのに……何故委員長は、外の世界の人にあんな笑顔を向けるのか。何故委員長は、私以外の人を拒絶しないのか。
    ヒナタさんは委員長の事を「ウイさん」と呼ぶ。先生は委員長の事を「ウイ」と呼ぶ。そして委員長は……その呼び声に、朗らかな笑顔を返すのだ。
    どうして、ねえ委員長、どうして……
    考えれば考えるほど、委員長と自分との距離がぐっと開いているような気がしてくる。
    ふと窓から古書館に目をやると、先生とヒナタさんに手を引かれて、委員長が外に出ていた。
    違う。そこにいるべきなのは私。私が委員長の手を引いて、私が委員長を日の光の下に連れ出すの。それが私の役割なの。私から委員長を奪わないで、委員長は私だけの委員長じゃないと絶対にだめだから、委員長が他の人の物になるなんて考えられない。絶対にあってはならない。

    そんな事を考えてふと、自身があまりにも自己中心的な、愚かしい思考回路をしていることに気が付く。
    ああ、私がそんな事を考えていると知ったら、委員長はどんな顔をするのだろう。蔑むだろうか、気持ち悪がるだろうか。でも、なんだかそれでもいい気がする。だって、そうやって委員長が私を見てくれている間だけは、委員長は私だけのものになるのだから。

  • 36二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 02:12:15

    スレ主、貴方は最高だ

  • 37二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 14:11:13

  • 38二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 14:42:17

    いいよね歪んだ独占欲

  • 39二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 00:25:25

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 07:45:13

    めちゃくちゃ絞れるだけ絞られてる…

  • 41二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 11:52:07

    拾った爆弾やるよ

  • 42二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 22:01:40

    >>41

    シミコの頭パーンッってなりそう

  • 43二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 05:28:53

    保守

  • 44二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 14:20:49

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 21:38:12

    まだ…いけますよね…?
    保守

  • 46二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 03:30:47

    みんな拗らせ百合好きすぎない……?
    俺も好き、もっと書けイッチ

  • 47二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 14:02:42

    >>35

    ヒナタと先生とウイの距離感を呼び方から感じ取っちゃうの好き

  • 48二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:02:53

    今書いてる

    もう少し時間ください

    >>1

  • 49二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:18:26

    最初はスレ主が絞られ尽くして干からびるオチかと思ったが…
    このスレ主、戦い(搾取)の中で成長して…!?

  • 50みんな好きだねえこういうの…23/09/17(日) 03:35:51

    >>25

    今日は、委員長が珍しく不在の間に、古書館で本の整理をしていた。

    位置の変わった棚に合わせるように、本を移動させていく。と、後ろから声をかけられた。それは……ヒナタさんの声だった。

    「あっ、ウイさんはいらっしゃらないんですね…よ、よかったらお手伝いしますよ!」

    ああ…眩しい。彼女はあまりにも眩しい。その光を受けて、自身の醜さが浮き彫りになってゆくのを感じる。

    やめて、そんな優しい瞳で私を見ないで…私は情けない嫉妬を、子供じみた怒りを、羨望をあなたに向けているのに……見ないようにと取り繕ってきた、己の醜悪な部分を力強くで眼前に突きつけられる。

    「……どうされました?大丈夫ですか?」

    大丈夫です。消え入りそうな声でそう答えるのが限界だった。

    「え、えっと……じゃあ、この本、向こうに持っていきますね。」

    彼女は一冊の本を手に取り、それを私が移動させようとした場所へと持っていこうとする。

    その本は、私が委員長に贈った本だった。

    他の本よりも、ひときわ丁寧に保管されていた。

    その本をそっと手に取るその手つきは、委員長に扱いを注意された回数を静かに物語っていた。

    …無意識に手が伸び、彼女の袖口をきゅっと摘む。

    「……?」きょとんとした純真な瞳で私を見つめるヒナタさん。

    「………と、とらないで…ください………」

    口が、舌が、声帯が、勝手に音を発していた。

    「えっ、あっ…ご、ごめんなさい!!……?」

    いきなりの言葉に、戸惑いを隠せないヒナタさん。

    その様子に、自身の犯した罪が顕在化される。

    気がつけば、私は逃げ出していた。

    最悪だ。私は最悪だ。

    委員長に対する勝手な独占欲で、彼女に対して勝手に嫉妬し、そして挙句…勝手に彼女に当たった。

    涙が自然と溢れ出て来る。自分の醜さに嫌気が差す。もう嫌だ……もう嫌だ……消えてしまいたい……口は囈言のようにそう呟き続けた。

    少し遅れて、心配してくれたヒナタさんが追いかけてきた。やめて、こないで、いまあなたにやさしくされたら、わたしは…………声にならない声をしきりに叫ぶ。金切り声のようなその叫びは、誰にも届くことはなく………彼女の高潔な善性は、無慈悲に私に牙を剥くのだった。

  • 51二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 04:54:55

    行き場のない感情が心を濁していくのいい
    委員長が本の扱いを注意してたであろうことの嬉しさポイントよりも、その回数分踏み込まれたことのダメージが勝っちゃってそう
    透き通ったような心はどこへ

  • 52二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 06:26:42

    ありがとう 満腹だ…

オススメ

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