- 1二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:32:16
「そろそろご飯ができる時間じゃないか?」
「ねえまだなのかい」
彼女が後ろから声でせっついてくる。以前はキッチンまで来ていたが流石に狭いのと危ないのでやめるよう伝えた。
それからキッチンに入ってくることはないがこうして催促してくる。
「もうしばらく待ってくれ」
「むー……」
不満げな声の後、背後でカチャカチャと物が触れ合う軽い音がした。しばらく時間が立ち、ようやく食事が出来た。
「はい、おまたせ」
「君、少しばかり遅くないかい?私が空腹になってから20分は経ったぞ」
いつも通りの軽口にも似た不満を受け流し味の感想を聞く。
「ふぅん、私を受け流すとはいい度胸だね。味はいいし、栄養バランスは及第点だ。いつも通りいいんじゃあないか?」
「でも忘れないでくれたまえよ。君がこうしてゆっくりと食事を作れているのは私が食器の配膳や用意をしているからなんだよ。君がしっかりとした食事を私に施すのは当然でもあるのだからね」
そう、彼女は成長し私が料理を作っている間に食事の準備をするまでになった。そのことに感動しつつお礼を言い、食事を続ける。彼女の面倒を見ていられるのはとても嬉しいことだ。
そこで── - 2二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:44:12
続きは……?
- 3二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:44:49
幸せタキオンだなぁ
- 4二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:45:01
続きはないのですか〜?
- 5二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:45:30
そこで目を覚ました。暗い部屋に電気をつけ、布団から出て洗面所に向かう。ひげを剃り顔を洗う。
それから2つある歯ブラシの青い方を手に取り歯を磨く。着替えてリビングに出ると─
「やあ、君!今日は随分と遅かったじゃないか。あんまり遅いのでこの私が!トーストとウインナーを焼いておいたよ」
「あとコーヒーもついでに淹れてある。君も飲むだろうと思ってね。…なにか私に言うことはないかい?」
私はタキオンをこれ以上無いほどに褒めちぎり彼女の手料理をありがたく頂く。
今日もトレーナー業を頑張ろう。心からそう思った。 - 6二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:51:02
- 7二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 13:53:29