【閲覧注意】白宝ラノベ! Re:start 2

  • 1イッチ23/09/10(日) 20:55:36
  • 2二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 20:57:55

    前スレ最後のいっぱい服を買ったレオにニコニコしちゃう
    ただそのお洋服どこにしまうの?

    時間法則や物理法則と関係ないブラックホールでもあるんですか???

  • 3イッチ23/09/10(日) 20:59:44

    >>2

    それ思った

    セイの服もあるし

    dice1d3=3 (3)

    1:考えてない

    2:四次元ポケットみたいなものがある

    3:安価

  • 4イッチ23/09/10(日) 21:00:04

    >>6お願いします

  • 5二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:02:27

    四次元ポケットみたいな収納魔法が多分あってレオかセイどっちかが使える

  • 6二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:04:33

    >>5これかな

    野宿道具とかもそこに収納してたり

  • 7イッチ23/09/10(日) 21:05:36

    それなら四次元ポケット持ってるのはレオかな。安価ありがとうございます!

  • 8二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:07:55

    生物とか入れたらどうなるか気になるな。
    生きたまま保存されるのか、入った時点で死んじゃうのか、
    耐性がある人は自我を保って動けるのか、とか。

  • 9イッチ23/09/10(日) 21:13:03

    >>8

    どうなんでしょう

    dice1d2=2 (2)

    1:生き物も入れる

    2:死んでたら入れる

    3:入れない

  • 10イッチ23/09/10(日) 21:13:24

    >>9

    ダイスミスdice1d3=1 (1)

  • 11イッチ23/09/10(日) 21:24:56

    人が集まる場所から外れた小道にこぢんまりと営まれているその服屋は、仕立ての良い美しく頑丈な服が置いてある店だった。
    その分値段がそこそこし、確かにご贔屓のお客さんがいないと経営は難しいだろう

    出てきた旦那さんも、奥さん同様優しく誠実そうな人で、やって来た二人と一匹を歓迎してくれた
    爺「ゆっくり見ていっておくれ」
    レオ「ありがとうございます!」
    夫婦は二人とも全盲のようで、白く濁った瞳をしていた。音で何が何処にあるのか分かるらしく、店の中もするすると案内してくれる。
    セイ(ほら、これとかきっと似合うよ)
    黒を基調にした服を指してみると、レオは興味を惹かれたらしい。うずうずしながら服に手を伸ばす
    レオ「あの、試着とかって」
    婆「どうぞ」
    ぱっと顔を輝かせるレオ。おずおずと仮面を外してチラリとお婆さん達を見るが、二人は変わらずにこにこと人当たりのいい笑顔を浮かべていた。

    〜〜〜〜

    レオ「はぁ、満足!」
    セイ(すんごい買ってたね)
    婆「たまげたよ。懐は大丈夫なのかい?」
    レオ「もちろんです…本当に、ありがとうございました」
    爺「お礼を言うのはこちらですよ、おかげでうちの家内を久しぶりに遠出させてあげられそうじゃ」
    婆「この人ったら」

    仲睦まじい夫婦に手を振りながら店を出た

  • 12二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:25:28

    生き物入れられるのか…レオが持ってるならセイが危なくなった時に入れるみたいな事態が発生しませんように…

  • 13イッチ23/09/10(日) 21:25:30

    レオ「あの人達、きっと驚くぞ」
    セイ(なんで?)
    レオ「明日の朝目覚めた時、二人の目が見えるように魔法を掛けたんだ…ホントはしっかり顔を見てお礼したかったけど、それは出来ないからせめてもの気持ち」
    セイ(…そっか、喜んでもらえるといいね)

  • 14二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:26:20

    レオは優しいなあ…

  • 15二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:28:43

    うわあああ泣いちゃったレオなんて良い子なの…

  • 16二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:31:31

    な゛ん゛て゛い゛い゛こ゛な゛ん゛た゛(泣)

  • 17二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:32:18

    人間の愚かさを知ってるのにやさしいな…

  • 18二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:34:57

    全人類憎んで恨んでいてもおかしくない境遇なのに過去も未来もレオはどこまでも優しいんだな…

  • 19二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 21:42:49

    人間にもそれなりの理由があるだろうと
    それをなんとかしないとハッピーエンドになるけどトゥルーエンドにたどり着きませんな感じ

  • 20イッチ23/09/10(日) 22:06:19

    荷物を全て宿に転送し、あとはふらふらと店を見て回ろうという事になった。
    レオは早速新しい服を身に着けており、仮面越しに見る自分の姿にすっかり浮かれているようだ。ご機嫌な様子で鼻歌を歌っている
    セイ(ねぇ、足が疲れた)
    レオ「んじゃ休もっか、なんか食べる?買い食いしようぜ!」
    セイ(それは絶対ヤダ。もう少し先にある公園で座る〜)
    レオ「…?分かったよ、降りようか」
    セイ(いい、やめて)

    暫く歩いて着いた公園では、所々に屋台が出ており、食べ物だけでなく風船や本、ぬいぐるみ等も売ってあった。
    目をキラキラさせているであろうレオに(休憩だからね、動かないからね)と念を押しつつ手頃な草むらの上に座る。足の間にレオをはさみ、抱き込む形で二人は座った。白猫は相変わらずお気に入りのセイの頭に丸まっている。
    レオ「風が気持ちーなぁ」
    ネコ「ミャーウー」
    セイ(さいこー)
    揃ってそよ風を堪能し、ぼんやりとした時間を過ごす。
    レオ「今日は久しぶりな事がいっぱいあったな…っていうか、お前と会ってからだ」
    セイ(何が?)
    レオ「ほら、こんなに人が多い所に来るのも、誰かと話すのも、舟に乗るのも、服を買うのもすっげぇ長いことやってなかったんだぜ」
    セイ(うん)
    レオ「お前が連れ出してくれたんだ」
    セイ(……)
    レオ「ありがとう、セイ」
    背中をセイの腹に預けながら、レオは感謝の言葉を紡ぐ。そう言って貰えてとても嬉しい、本当に、嬉しいのだが
    セイ(言わなくていいよ、お礼なんて)
    レオ「えっ、なんでだよ」
    返事はしなかった。自分には、そんなに深い感謝を受ける資格なんてない。だって、セイは未来のレオを救えなかったのだ
    セイ(だから今度こそは絶対に)
    世界からレオを隠すように抱き締めながら、改めて決意を固めた

  • 21二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:34:45

    セイのSAN値は少しは回復してるのかな。
    それとも小さいレオといても大きいレオを⚪︎したことには変わりないからずっと病んでる?

  • 22二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:35:52

    レオはその夫婦が見えないように、セイが何か病気のせいで声出せないかもと思わない?
    こっそり魔法かけて、セイの傷が心にあることを気付きたい…

  • 23二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:36:13

    凪のあたまお気に入りの白猫かわいい

  • 24二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:36:46

    猫の名前って決めたりしますか?

  • 25二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:39:17

    そよ風…頼むから余計なことするなよ

  • 26二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:40:13

    >>21

    どうなんだろう

    dice1d2=1 (1)

    1:罪悪感を抱えている

    2:抱えているが今のレオを守ろうと覚悟ガンギマリ

    >>22

    どこかで話に組み込んでみます!

    >>24

    ねこはねこです!

  • 27二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:50:29

    このレスは削除されています

  • 28二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:51:21

    凪、カウンセリングいったほうがいいんじゃないか???

  • 29二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 22:52:30

    レオと幸せになるのが1番のメンタル回復だから…ガンバろうね…

  • 30二次元好きの匿名さん23/09/10(日) 23:45:40

    セイはもうすでにレオのことしか見えてないけど、レオがどんどんセイに身を任せることが当たり前になってるの、いいね…

    スレ主の文才、本当に好きだぜ…心に染み渡る

  • 31二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 04:26:37

    保守 保守

  • 32二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 12:01:51

    今のセイは目の下にクマがありそう。
    眠りが浅い、悪夢を見るって症状あるし…
    前の経験上、物音がしたらすぐに起きてそうたし…

    しっかり寝たの下手するとちびレオと初遭遇の時ぐらい?

  • 33イッチ23/09/11(月) 12:43:19

    日が傾いてきた頃
    そろそろ取っていた宿に戻ろうとセイは腰を上げた

    レオ「なぁ、変える前にちょっと屋台見に行かない?」
    セイ(もう随分買ったじゃん)
    レオ「いいだろ?お願い!」
    セイ(もー疲れたってば)
    抱き上げながらそんな会話をする。この小さな魔法使いは一体どこに体力を隠しているのだろう。行く行かないの押し問答をしていると、白猫が一つの屋台に向かって走り出した
    セイ(あっ)
    レオ「どこ行くんだー」
    その後ろを着いていくと、並べられていた一つの鞄に白猫がダイブした。屋台の店番さんが驚いている
    レオ「すみません!こらねこ、ダメだろ商品に触っちゃ」
    セイ(あーあ、結局こうなるの)
    こら、なんて言いながらレオのテンションは確実に上がっていた。猫が突撃した店は置物やぬいぐるみ、日用品など幅広いものが置かれている屋台だった。
    レオ「わは、見ろあのクリスタルめっちゃ綺麗」
    セイ(そうだね……ん?)
    諦めて商品を眺めていると、ふとあるぬいぐるみが目に入る。
    黒いアルパカのぬいぐるみと、白と黒のフェレットのぬいぐるみが一つずつ
    セイ(これ、買おっか)
    レオ「ん、どれどれ?おお!可愛いなぁ」
    まさかセイが買いたいと言い出すとは思わずレオは驚いた顔をしたが、喜んで快諾した。
    猫が潜り込んだ鞄とぬいぐるみを三つ抱える。ぬいぐるみと並んでセイの腕の中に収まるレオは、仮面と相まって思わず人形と見間違えてしまいそうになった。
    レオ「お前、ぬいぐるみ好きなんだな!」
    セイ(まぁね)
    夕陽によってオレンジ色に染まる川、それを眺めながら二人と一匹は帰路についた

  • 34イッチ23/09/11(月) 12:46:09

    次の日とかにハプニングが欲しいな

    >>36>>38さん何でもOKですお願いします!

  • 35二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 12:56:19

    ksk

  • 36二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 12:59:26

    大聖堂の聖職者に声をかけられる(レオ達を少し怪しんでる)

  • 37二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 13:22:29

    街を観光して綺麗な景色を見る

  • 38二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 15:03:28

    スリか強盗に遭いかける

  • 39イッチ23/09/11(月) 20:07:44

    宿の部屋

    扉を開けると、今日買った服や荷物がどっさりと山になっていた
    レオ「あちゃー、早く仕舞わないとな」
    部屋に置いておいた私物を探ると、レオは大きな袋を取り出した。そして、山積みになっていた買ったものをポイポイとその中に放り込んでいく
    セイ(いつ見ても不思議だね)
    レオ「便利だろ」
    その袋は決して膨らむことはなく、積まれていた荷物はすっかり何処かへ消えてしまった。綺麗に畳むと、レオは再び袋を懐にしまう。
    レオ「風呂に入ったらお前の服を整理しような」
    セイ(えー、適当に着るからいいよ)

    部屋に備え付けのシャワーを浴びて、布団に入る。セイの腕を枕にして胸板に頭を預けながら眠るレオは安心しきった寝顔をしていた

    セイ(今日も見守っていよう)
    どうせ寝れないし、とレオを眺めながら思う。不老不死なのだ、睡眠を取らなかったからと言って死にはしない
    セイ(ここは人がいっぱいだ、いつ何が起こるか分かんないもんね)

    そうやってレオの寝息に聴き入るセイを、白猫が心配そうに見つめていた

  • 40イッチ23/09/11(月) 20:15:41

    翌朝

    レオ「お前、いつも俺より先に起きるよな」
    セイ(寝起きは良い方なので)

    起きるなり目に入る自分の顔をじっと覗き込むセイにもすっかり慣れたレオは、不思議な袋から昨日買った服を取り出す。機嫌良く自分とセイの着る服を選ぶと、さっと着替えて鏡の前に立った
    レオ「ん、イケてるな!」
    セイ(この服首元がきつい)
    レオ「緩めりゃいいよ、つーかやっぱコレがあると着替えにくいな」
    じゃらじゃらと手錠を鳴らすレオ。袖を通す時はセイが透過魔法を使うので問題なく着られるが、いちいちその所作を組み込むのがやりにくいらしい。
    セイ(仕方ないでしょ、ほら仮面とマント付けなきゃ)
    そう言ってレオの首から上を完全に覆う。むーむーと不満そうな声を出すが、必要な事だと理解しているので大人しく被った
    レオ「…やっぱコレはやり過ぎだと思うけどなぁ、隠すのは頭だけで良くないか?」
    セイ(それじゃ風で被り物が飛ばされたりするかもじゃん。外に出なくていいならそうするけど)
    レオ「絶対に観光はする!」
    セイ(だよね)
    小さな身体を抱き上げる。細い手足に小さな頭、握るだけで壊れてしまいそうな想い人をそっと撫でた

  • 41イッチ23/09/11(月) 20:34:01

    レオ「やっぱ水路だよなー、それから展望台だろ?大聖堂も欠かせない!」
    うきうきと今日見に行きたい場所を話すレオは、宿に置いてあった地図を広げて首を傾げる。聞くだけで相当歩く事になると悟ったセイは今から疲れてしまいそうだ
    レオ「それからそれから、魚の美味い店が弁当売ってるらしいからそれを小舟を借りてその上で食べてー」
    セイ(一日にめちゃくちゃ詰め込むじゃん)
    レオ「だって明日には出発だろ?」
    セイ(こんな所に長居するなんて御免だからね)
    レオ「お前って本当に人が苦手だよなぁ」
    言い切るセイに呆れるレオ
    宿から出た一行はまず展望台に向かう事にした。元々標高の高い場所に宿を取ったので、歩く距離はそう遠くはない
    舟が何隻も浮かぶ水路を堪能していたら目的の場所に着く。
    勿論人は少なくなかったが、二人と一匹分の余裕はあった
    レオ「わぁ…綺麗」
    セイ(青いね、全体的に)
    並ぶ青い丸屋根と水路の青。天気も晴れで、空も見事な青だ。
    白猫がセイの肩で目を細め、同じく眩しさに目を三日月の形にするレオは、揃って感嘆のため息を漏らした
    レオ「流石、世界でも指折りの名所だな」
    周りの人間も互いにキレイだねと言い合っていて、ここでは誰しも同じ気持ちになるんだと、なんだかレオは嬉しくなった。
    チラリとセイを見上げる
    レオ「…いや景色を見ろよ」
    セイ(うん、見てるよきれいだね)
    レオ「何で目が合ってんだよ俺ら」
    セイ(レオがこっちを見てるからでしょ)
    相変わらずのセイの態度に、ちょっと嬉しかったけどせっかくの景色なのだから楽しんで欲しいと思った。切実に

  • 42イッチ23/09/11(月) 20:35:50

    店の行列に並んだり、船の上で弁当を食べたり、水路に飛び込んだ猫をなんとか助けたり。何やかんやあって、最後に大聖堂に向かう事にした

    レオ「いやぁ今日も楽しかったー!」
    セイ(服の袖がびちゃびちゃ)
    ネコ「ミャーウ」
    レオ「ねこ、反省しろよ?」
    人通りの多い道を歩く一行。ブルブルと身体を振って水滴を飛ばす仔猫は、さっき溺れかけたとは思えないほど元気が良かった。

    セイ(ここやだ、人が多過ぎる。ぶつかるし)
    レオ「確かにちょっと窮屈かもな、もうちょいで開けたトコに出るから頑張れ」
    大通りは道が広いのだが、それ以上に人が多い場所でもあった。10秒に一回は誰かと肩がぶつかり、歩くだけでも体力を使う。
    ほらまた一人と───

    レオ「待て」

    セイの腕から身を乗り出し、レオが今さっき肩をぶつけた通行人の服を引っ掴んだ
    セイ(!?)
    驚いて振り向くと、通行人は必死にレオの手を振り解こうとしていた。その手には複数の財布が握られている
    泥「は、離せガキ!!」
    レオ「大人しくしろよドロボー野郎」
    ぴょんとセイの肩に飛び乗り、そのまま手をついて身体を捻るレオ。その脚は綺麗に泥棒の顎を打ち抜いた

  • 43二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 21:05:20

    レオ、強い…優しくて強いところは本当にかっこいい…!

  • 44二次元好きの匿名さん23/09/11(月) 21:11:07

    ちっちゃくてもレオはレオなんだな…

  • 45イッチ23/09/11(月) 23:03:19

    泥棒はレオの蹴り一発で失神し、思いっきり倒れ込んだ。持っていた財布が道に広がり、通行人達が驚いた顔でこちらを見る
    レオ「ダセぇことやってんなよな」
    セイ(レオっ…!)
    レオ「お、見てたか?俺ってば体術も出来んだよ!見直しただろ」
    セイ(あんなばっちぃの触っちゃ駄目!)
    レオ「そっち?」
    この状況に、周囲の通行人が注目し始める。誰かが呼んだ衛兵が泥棒を捕らえ、盗まれた財布を回収していった。ちなみにレオ達の財布は盗まれる前にレオが阻止したので無事だ

    町民「やるじゃないか!」「小さいのに強いのねぇ」「助かった、俺の財布も盗まれてたみたいなんだ」

    周囲に居た人々は状況を理解し、称賛をレオに贈る。戸惑ったが、彼らの嬉しそうな顔を見て釣られて笑顔になった。「ありがとうございます」と返していると

    セイ(早くここ離れよう)

    そう言って、セイは人々を押し退けて走り出す。いきなりの事にレオも白猫もびっくりし、周りの人の「あっ、お礼を…」とレオ達を止める声に「気にしないで下さいっ」と伝える事しか出来なかった

  • 46イッチ23/09/11(月) 23:06:07

    レオ「どうしたんだよ、人混みに疲れたのか?」
    セイ(簡単に触れさせないでって言ったじゃん。どうして聞いてくれないの)
    レオ「だってあの人達はただ褒めてくれただけで、お礼をしてくれようとする優しい人で」
    セイ(そんなのただの見せかけだよ)
    レオ「……はぁ?」
    セイ(だから、心を開いちゃ駄目なんだ。助けようともしちゃいけない。レオが辛い目に遭うだけだよ)
    レオ「なんでそう言い切れるんだ。確かに俺の姿を見せたら怖がられるかもだけど、それでも」
    セイ(そんな甘っちょろい考え方じゃ、ダメなんだってば!!)
    レオ「…分かったよ、分かったから」

    レオ「──そんな顔しないでくれ」

    肩で息をしてレオの身体を強く抱くセイの顔は、苦しそうで悲しそうで、辛そうな、本当に酷い顔だった

    レオ「お前にも嫌な過去があるんだろ、ごめん、俺は何も知らなくて。これからはちゃんと気をつけるから、もう安心してくれよ」
    セイ(…うん、俺もごめん)
    レオ「気にすんな!今日はもう帰ろうぜ」
    セイ(大聖堂はいいの?)
    レオ「今はそれよりお前の方が気になるよ」
    セイ(……ありがとう)

    セイの頭を撫でながら微笑むレオを見て、胸の奥がズキンと痛んだ。
    分かってる、レオが本当は誰かと一緒に居たくて、人々の優しい顔に凄く喜んでいた事。
    ……でも、レオは知らない
    どんなに笑顔で近寄ってきても、言葉を交わしても、命を助けたって、アイツらはレオの姿を見れば攻撃を躊躇わない。
    理不尽で残酷で、不快な生き物なんだ

    だから俺が守らなければならない

    レオの敵は世界なのだから

  • 47二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 00:01:06

    特に今の凪は周りがレオに対してどう言うことを言ってるかわからないから、
    判断する材料は過去のことしかないし、全ての人間を完全に敵だと思うしかないよね…

  • 48二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 08:03:59

    前回が前回だから凪はそりゃ警戒するよな

  • 49イッチ23/09/12(火) 09:50:44

    セイの頭の上で不安そうに仔猫が鳴く。

    帰り道、傾いてきた日を眺めながら水がきれいとか海が広いとか、なんでもない話をした

    少し元気を取り戻したセイは、レオの話を相槌を打ちながら静かに聴いてくれる。そんな彼の横顔を見上げながら、考えた

    出会った頃からレオに良くしてくれて、ちょっとだけ過保護で、人が苦手で、猫には優しいこの男は一体何者なんだろう

    自らを不老不死だと、レオの為に自分が存在するのだと言う魔法使い。空から落ちてきた不思議な人間

    そして思う、もしかしたら彼は自分と同じなのではないかと。
    あの実験で唯一生き残ったのは自分だけだと思ってた、でも違ったら?
    もしもそうなら、彼が一方的にレオを知っていて、こんなに仲良くしてくれるのも説明がつく。何故なら唯一の同族になるのだから。
    別の場所で、セイもレオと同じような酷い事を…いや、この警戒ぶりから推測するにもっとずっと悍ましい事をされてきたのかも知れない。

    だとしたら今の様に守られるばかりではなく、自分も彼の事を守らなければならない。いや、守りたい

    少しずつ
    何度も心を
    レオはセイに救われているのだから

  • 50イッチ23/09/12(火) 10:17:01

    あと少しで宿に着きそうな頃

    ??「そこの人、少し話を聞いても?」
    レオ「……? セイ、呼ばれてるぞ」

    レオに言われ振り向くと、そこには白い着物に黄色の布を纏った誰かが立っていた

    祭司「失礼、わたくしあちらの大聖堂で祭司を務めさせて頂いている者です」
    レオ「なんの用ですか」
    祭司「よく神像を掃除して下さる教徒から報告を受けたのですよ、皮膚病を患う哀れな少年がやって来る。良い子なので良くしてくれと」
    レオ「…あっ!あの時のおじさん」
    祭司「ずっと待っていたのですが、結局この時間になるまでいらっしゃらなかったので何かあったのではと心配になって探していたのです」

    どうやら船の上で会った身なりの良いおじさんは敬虔な信徒だったらしく、レオを気にしてくれていたようだ

    レオ「すみません、実は遠くの街の名医に見て貰える事になりまして。せっかくなので観光だけして帰る事にしたんです」
    祭司「そうでしたの、ですがそれなら私が今この場で治して差し上げますよ」
    レオ「いえ、かなり重たい病気なので専門の医者に任せようかと…」
    祭司「安心しなさい、こう見えて力は強いのです。もし不可能でも司教様に見て頂ければきっと治ります」
    レオ「でも」
    祭司「さぁ、その仮面を外して」

  • 51イッチ23/09/12(火) 10:17:31

    どう切り抜ける?>>53

  • 52二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 10:24:17

    認識阻害魔法を使って、全く違う人に見せて人違いでしたと立ち去ってもらう

  • 53二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 10:44:05
  • 54イッチ23/09/12(火) 11:07:16

    レオ「…分かりました、ちょっと待って下さいね」

    祭司から顔を背ける。険しい顔で警戒していたセイに「俺の頭を隠してくれ」と告げると、くるりと身体を反転させて完全に隠してくれた

    セイ(何となく話してた事は分かったけど、どうするの)
    レオ「ちょっと大変だけど魔法を使う」

    そう言って仮面に手を当てる。土魔法で出来た物なので魔力が通しやすい。そのまま全く別人の顔に細工すると、爛れた皮膚を作った。髪の方は布で覆っているので問題ない
    レオ「これだけじゃ不安だから…」
    くるりと指を動かすと、祭司が少し呆けた様な顔になる。万が一気が付かれないようにこちらへの認識を一部阻害したのだ

    レオ「それじゃあ、お願いします」
    祭司「…えっ、あっはい、いきますよ」
    ハッと気が付いた祭司はレオの細工した仮面を見て、その痛ましさに顔を歪めた。「大変でしたね」と言いながら治癒魔法を掛けてくれる。それに合わせてゆっくりと仮面に再現した皮膚をまともな物へ直していく

    レオ「ああ、痛くない…!」
    祭司「ふふふ、しっかり治ったようですね」
    レオ「本当にありがとうございます」
    祭司「いえ、貴方の人生に祝福を」

    一礼すると、祭司は笑顔で帰っていった

    レオ「あっぶなぁ」
    セイ(凄いね、そんな事も出来たんだ)
    レオ「声に合わせて動かさなきゃだからめっちゃ大変なんだ」
    仮面を元の形へ戻す。大分気を張ったので疲れてしまった
    レオ「確かにお前の言うとおり、人と関わると色々危険があるんだな」
    セイ(分かってくれたなら良いけど…)
    レオ「うん、さっさと帰って出発の準備しよ」

  • 55イッチ23/09/12(火) 12:01:39

    この後どーしよ!!

    シンプルに思いつかん

    助けて>>58>>60

  • 56イッチ23/09/12(火) 12:03:17

    ホントはこの辺りでばぁやさんと再会するハズだったんですけどあの方扱い方が難しいし前世の事もあって常時出現状態になりそうだからめちゃくちゃ悩んでるんです

  • 57二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:11:49

    レオって人を信じすぎてしまうって欠点を除けば、本当に色々完璧なんだよなぁ…

    イッチさんの文才のおかげでよくわかる

  • 58二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:14:13

    街を出る最後で泥棒がやけになって襲ってきて、レオを守ろうとしてセイが刺される。

    囲まれ、ガヤガヤしてるうちに傷が自ら治っていくのを見た町人が「あいつは悪魔か魔法使いだ」と騒ぎ始める。

    慌てて街から逃げ出す2人と1匹。
    安住の地を求め彷徨うことになるけど、近くの街でもこの街からの噂が流れていづらくなる、とか?

  • 59二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 12:53:28

    ばぁやがいきなり現れて、1日休みできるところに連れて
    その後ばぁやは魔法でセイを無理やり寝させて、レオの手錠も切れて、二人だけ色々のこと話します

    精霊(ヨイチ)に関わる情報や、とある方が自分の手で大切な人を殺した哀れな話、今は潮時ではないからまた会える…など謎の多い言葉だけ残して消えるのはどうですか?

  • 60二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 13:17:32

    街から抜け出して安全な所で野宿する

  • 61イッチ23/09/12(火) 13:54:04

    ありがとうございます😭

    それから今日から三日間Wi-Fiが使えなくなります。場所によっては規制されるかもなので書き込めなくなったらもしかしたらスレ落としちゃうかも知れません!出来る限り繋がったらレスしていくつもりですので、何卒宜しくお願いします!

  • 62二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 16:34:07

    わかりました!
    お力になれたら幸いです!

  • 63二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 16:36:57

    ほしゅほしゅ

  • 64二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 18:57:37

    すみません、ここってどのくらいで落ちるんですか?
    前のものから一気に見たのでわからなくて

  • 65二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 19:00:43

    >>64

    スレ落ちるまでの時間かな?

    10レス以下のスレなら2時間、10レス以上のスレなら12時間だよ

  • 66二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 19:08:54

    >>65

    そうです!ありがとうございます!

  • 67二次元好きの匿名さん23/09/12(火) 19:10:26

    了解!それまで保守しておくね!

  • 68二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 00:57:34

    保守しながら待ってますね

  • 69二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 05:36:35

    保守 保守

  • 70二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 07:27:32

    ほしゅほしゅ

  • 71二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 12:03:18

    一応保守っとく

  • 72イッチ23/09/13(水) 12:44:01

    翌朝

    まだ日が登りきっていない頃に二人と一匹は宿を出た。前払いで借りていたので鍵だけ置いて外を歩く

    レオ「暫くは野宿になると思うけど大丈夫か?」
    セイ(錬金術を使えるならさ、もういっそ家でも建てたら良いんじゃない)
    レオ「ばか、そんなもん作れるなら錬金術師は皆大金持ちになってるっつーの」
    セイ(レオなら出来ると思うけど)
    レオ「ははっ!あと100年生きたら作れるかもな」
    セイ(楽しみにしてる)

    本気か冗談か分からないセイの言葉を受け流しつつ、地図を広げた。魔法は人目のつかない場所へ出ないと使えないだろう、今はまだ人通りがまばらにある町中だ。暫くはまたセイに頑張ってもらうことになるが、野宿ならレオの方が精通している。

    そんな事を考えていると、目の前から全身黒マントの男が歩いて来た。フードを深々と被り、俯きながら顔を隠している
    レオ「お尋ね者みてぇな奴…セイ、危ないから端に寄ろうぜ」
    そう伝え、道の真ん中を歩くその男を避けた。すれ違うと、そのままなんの問題もなく歩いていく。
    レオ「怖かったー、変な人も居るんだな」
    後ろ姿を見届けた後、安心して前を向いた

    それが間違いだった

    黒男「……お前のせいでっ!!!」
    レオ「───!?」

    声に驚き振り向くと、さっきの男がナイフを振りかざして襲ってきていた。こちらが油断するのを待っていたらしい。
    咄嗟に魔法を使うが間に合わない

  • 73イッチ23/09/13(水) 12:45:35

    刃渡り30cmはありそうなそのナイフが刺さったのは、レオの首ではなくセイの肩だった。反応が遅れたレオを見を呈して守ってくれたのである

    黒男「邪魔するなァ!!」

    ナイフを引き抜き、再度襲おうとしてくる男を魔法で抑えつける。地面で釣り上げられた魚のようにジタバタもがく男を放って、レオはセイの傷を見た

    レオ「血が…!止血!」
    治癒しようと手を当てると、セイの傷はみるみると塞がっていることに気が付く。もちろん魔法はまだ使っていない
    レオ「…これ、お前本当に不死なのか」
    セイ(怪我は無い?)
    レオ「ああ、セイのおかげでな」
    互いの無事を確認し、男を睨む。フードが外れたその顔は昨日の財布泥棒だった。脱獄でもしてきたのだろう、わざわざレオに復讐しに来たらしい

    レオ「俺の大切な友達を傷つけて…タダで済むと思うなよ」
    怒りのままに魔法を使おうとした。が、セイに抱き寄せられて止められる
    セイ(レオだめ。ここ人が居るよ)
    ハッとして周囲を見る。通行人がこちらを見ていて、誰かが衛兵を呼びに行くのか駆け出していった。
    レオ「危なかった…ごめん、ありがと」
    セイ(いいよ、レオが怪我してないなら)

  • 74イッチ23/09/13(水) 12:48:20

    町民「そこの君、ナイフで刺されてただろう?早く医者に診てもらいなさい!」
    一部始終を見ていたらしい町民が話し掛けてきた。集まってきた屈強な男達で泥棒野郎を抑えてくれたので魔法を解く。ラッキーな事に誰にも魔法は気が付かれなかったが、セイの傷は血が出ている上に治っているので隠しようがない。
    レオ「やべ…」
    セイ(転移魔法使うよ、掴まって)
    レオ「ここで!?」
    セイ(どうせもうこの町来ないし)
    心配そうにセイ達の周りをくるくるしていた白猫を掴み、転移魔法を展開する。
    その時

    ??『こちらへ』

    何者かの声が二人の頭に響き、次の瞬間レオ達はその場から消え去った

    町民「消えた!?」「今のは魔法か?まさかあの青年は教団の生き残り…」「おーい、衛兵が来たぞー!」「今それどころじゃねぇって!」

    人々に混乱を残して、彼らの水上都市の旅は終わった

  • 75イッチ23/09/13(水) 12:51:49

    やっと書き込めたー!保守ありがとうございます!凄く助かります!
    夜になったらまた規制掛かるかも知れませんが、この時間ならイケるみたいです!書き溜めてたの書き込みました!

    感想なども凄く凄く嬉しいですし、この先の展開こういうのが良いなってのがありましたら参考にさせて頂きます!(決して考えるのが面倒とかそんなんじゃありません。決して)

  • 76イッチ23/09/13(水) 13:33:19

    そういえば友達って書いちゃったけどレオは恋愛感情抱いてるんだろうか

    レオ➝セイ

    dice1d3=3 (3)

    1:無自覚な恋心

    2:友情

    3:安価

  • 77イッチ23/09/13(水) 13:33:52

    >>80お願いします!

  • 78二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 13:44:19

    今は友情に近いけど多分芽吹いてはいるし今後しっかり恋になる

  • 79二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 14:59:24

    今はまだ一緒にいて安心する・楽しいといった気持ちが大きくレオの中では家族愛や友愛のカテゴリにある
    しかし時間を共にするにつれてナギにドキドキすることが増え紆余曲折あって恋心を自覚する

  • 80二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 15:00:56
  • 81二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 16:26:21

    はやめにレオおおきくならないとおにショタになるんですが…

  • 82二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 16:30:38

    >>81

    まあレオ見た目はショタだけど中身100歳だからほら

  • 83二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 16:32:11

    ヨイチにと会うまでちびレオなのかな
    みんなとの再会楽しみ
    幸せになれ~

  • 84イッチ23/09/13(水) 16:39:37

    眩しい光に包まれた後、レオ達は何もない空間に存在していた

    レオ「いや、ここは現実じゃない。意識だけの空間だ…」
    前も後ろも上も下も、途方も無い白で包まれた場所
    レオ「セイ、お前何の魔法使ったんだよ」
    言って視線を巡らせると、意識を失って倒れているセイと白猫を見つけた。慌てて揺さぶってみるが返事が無い

    ??「今は何をされても起きませんよ」

    何処からか声が響く
    清廉で優しい声だ

    レオ「こいつ等になにをしたんだ」
    ??「危害などは何一つ。貴方とお話がしたかったのです、坊ちゃま」

    その言葉に偽りは無いようで、確認してみるとセイ達の呼吸はしっかりしている。ただ眠っているだけだった

    レオ「坊ちゃまって…俺はお前を知らない」
    ??「そのようでございますね、ですが貴方様にはその方がきっと幸せでしょう」

    ゆっくりと言葉を紡ぐその声は、どこまでもレオへの優しさで溢れていた。
    だが、その様な慈しみを受ける理由がレオには分からない

  • 85イッチ23/09/13(水) 16:43:07

    ??「どうやらしっかりと守られていらっしゃるようですが…少々過激な気がします」

    声がそう言うと、レオとセイを繋いでいた手錠が砕け散る。驚くと同時に喜びと、家族の証だと言ってくれたモノを台無しにしてしまった悲しさが湧いてきた

    ??「ですがそれ位で丁度良いのかも知れませんね、坊ちゃまには敵が多すぎますので」

    憂いをはらんだ声に、胸が少し痛んだ。負の痛みじゃない、そんなふうに自分を心配してくれるものが在る事への、感動の痛みだった

    ??「坊ちゃまのお側に侍りお守りする事が出来ず、そしてその役目を全てナギ様にお任せしてしまっている事、心より謝罪申し上げます」
    レオ「ナギ…?って、セイのことか」

    いきなり空間が揺れ始める

    側に居るセイと白猫を咄嗟に抱きしめ、「何が起きた!?」と声に聞いた

    ??「ああ、もう時間のようですね…今はこれまでですが、いつか必ず再び貴方の元へ向かいます」
    レオ「ち、ちょっと待てよ、お前は誰なんだ」
    ??「わたくしは坊ちゃまに忠誠を誓うもの。それ以上でも以下でもありませんわ」

    ぐにゃりと目の前が歪み、意識が遠のく。胸の辺りが温かくなり、霞んでいく視界の中何とか見ると、緑色の水晶が眩く輝いていた


    ??「ああ、貴方はそこにいらっしゃったのですね───ヨイチ様」

  • 86イッチ23/09/13(水) 16:45:26

    ハッと目を開けると、青ざめたセイの顔があった

    セイ(大丈夫、レオ!?目が覚めたら隣でお前が気絶してて…)
    レオ「心配すんな、お前こそ身体に異変は?」
    セイ(無いよ、白猫も無事)
    レオ「良かった」

    微かに痛む頭を抑えながら、今さっきの出来事について考える。あの声は一体何だったのだろう
    レオ「ここどこだ?」
    セイ(知らない。どっかの森みたいだけど)
    目を覚ました場所には木が生い茂り、側には美しい水の張られた泉があった。
    レオ「どうやって調べよう……ん?」

    ふと手首を見ると、そこにあったはずの手錠が粉々に粉砕されていた。どうやらさっきのは夢でも何でもなかったらしい

    セイ(いつの間に…!付け直す)
    レオ「待て」
    セイ(なに?文句は受け付けないけど)
    レオ「俺だって譲らねぇよ。なぁ、今回の旅で俺、よく分かったんだ。このままだと俺はお前に頼りっぱなしのダメな奴になる」
    セイ(そんなのレオが気にすることじゃない)
    レオ「気にするさ、嫌なんだよ。俺だってお前のこと守りたいのにこれじゃ、ろくに動けもしねぇだろ?」
    セイ(別に俺は守られなくたって)
    レオ「それなら俺も守られなくて平気」
    セイ(俺とレオじゃ事情が違う)
    レオ「違わねぇよ、俺達家族だろ?」
    セイ(そうだけど…!)

  • 87イッチ23/09/13(水) 16:46:40

    手錠

    dice1d4=3 (3)

    1:付け直す

    2:壊れたまま旅続行

    3:交換条件がある

    4:安価

  • 88イッチ23/09/13(水) 16:47:08

    セイの出した交換条件>>90

  • 89二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 17:26:38

    命の共有魔法魔法をかけることを提案した。
    「目で見える手錠じゃなくてお互いの命による手錠ならいいでしょ」と提案。
    (ただセイは約束を破って自分が先に死んだ場合、レオに残りの生命力や運命力を譲渡することを契約に盛り込んだ)

  • 90二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 17:28:01
  • 91二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:13:58

    >>89

    俺たち不老不死だし意味ねーだろ!ってレオにツッコまれるけどセイはレオが死ぬとこ知ってるんだよな…

  • 92二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:18:24

    >>91

    悲しすぎるよ…

  • 93イッチ23/09/13(水) 19:21:27

    セイ(分かった。それなら俺達は別の物で繋がろう)
    レオ「別のもの?」
    セイ(うん、命を共有して事実上一人になるの。片方の命が消えれば、もう片方の命も消える)
    レオ「なんだそりゃ、そんな魔法見た事も聞いたことも無いんだけど」
    セイ(今作ったからね)
    レオ「はぁ!?なんでもアリかよっ!」
    突拍子もない提案にしかし、レオはくすくすと笑って頷いた
    レオ「いいよ、不老不死な俺らにゃ無用の長物だけど、お前がそれで安心するなら」
    セイ(……ありがとう)
    差し出されたセイの手を握る。触れた場所が光り、その光はやがて二人を包み込んだ。
    レオ「ん…うわ、変なカンジ」
    セイ(まぁ一つになってる訳だから?)
    レオ「わはっ♪セイのえっち〜!」
    セイ(そんなニコニコで言われても)
    仔猫がじっと見守る中、二人の命が繋がった。これで運命共同体となったのだろう
    レオ「実感沸かねぇな」
    セイ(効果が発揮されない限りそんなもの無いと思うよ)
    レオ「じゃあ永遠に曖昧じゃんかこの鎖」
    セイ(…………そうだね)

    きょとんと首を傾げるレオの目を直視出来なかった。

    彼は知らない。セイの腕はレオの命を奪い、冷たくなっていく身体を抱えた事があること。
    この魔法はただ命を共有するためだけのモノじゃない。もし万が一レオの命をセイの様に奪えるものが現れた時。そしてセイがレオを守れなかった時、セイの命をレオの代わりに差し出す事が出来るのだ。
    セイが死んだ時も同様、残りの命をレオに譲渡し、レオが亡くなることは無い。

    レオには秘密で、セイは一方的に命を捧げる契約を結んだのだった

    ごめん、と心の中で謝る。ずっと彼へ抱いている罪悪感が、また一つ増えた

  • 94イッチ23/09/13(水) 19:23:29

    二人が今居る場所>>96

    今後の行動>>98

    お願いします!

  • 95二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:04:33

    ksk

  • 96二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:26:07

    このレスは削除されています

  • 97二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:43:12

    >>96

    ごめん木が生い茂って側には泉があるんだね!!

    リスタート前に住処にしてた屋敷がある森とよく似た森(もしくは同じ森)とかどうかな

  • 98二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 21:00:02

    次の目的地(できれば長く住処にできそうなところ)を決める

  • 99イッチ23/09/13(水) 21:09:09

    安価ありがとうございます!
    了解です!

  • 100二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 23:38:14

    緩やかに進んでるけど、セイが救われる未来が見えないんだよな。

    今のレオにとって唯一なのになんかその辺の自覚が無さそうで恐ろしいことが起きそう。
    あと、思ったんだけどいまのセイって痛覚とかちゃんとある?

  • 101二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 07:12:09

    >>100

    リスタート前に痛覚がある的なこと言ってたんであるとおもいますよ~

  • 102イッチ23/09/14(木) 07:31:39

    >>100

    痛みはちゃんと感じてますが、その場面の時にいつも別の事で思考が一杯なので、痛いって所まで辿り着かないってカンジです!

    ていうかそうなんですよね、二人とも幸せにならないとハッピーエンドじゃないので、その辺どうしようか悩み中です!一応レオが世界中の人間に嫌悪されてる原因を倒せばそれでゴールだとは思ってるんですが…

    セイはレオの特別になってる自覚

    dice1d3=2 (2)

    1:ある

    2:ない

    3:安価

  • 103イッチ23/09/14(木) 07:31:59

    自覚ないっぽい!

  • 104二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:22:33

    凪もレオももっと自分を大事にしてくれぇ…

  • 105イッチ23/09/14(木) 18:27:12

    レオ「よーし、それじゃここがどこなのか探知してみよう」
    セイ(そんな事できるの?)
    レオ「まぁある程度の範囲ならどこに何があるのか分かるってだけだけどな。お前だって練習すれば使えるぜ」
    セイ(気が向いたら練習する)
    レオ「それ絶対気が向かないやつ!」

    両手を広げ、集中する。
    みょんみょんみょんみょん…

    セイ(その呪文何なの)
    レオ「何かを探る時に効果を倍増させる呪文。てか今は話しかけんなよ〜」

    数分目を瞑ってみょんみょんし、探知が終わる。どうやら確認できる範囲は全て木が生い茂っていて、ここは大きな山のようだった

    レオ「植物も生き物も沢山、丁度良い泉もある。うん、いいトコだ!暫くここに腰を据えようぜ」
    セイ(わーい)
    ネコ「ニャー」

    提案にセイもネコも喜ぶ。大分移動して疲れていたので、休めるのはとても有り難いのだ

    レオ「でも休憩は後回しだぞ!洞窟を探さなきゃだし、無かったら岩を掘らないと」
    セイ(レオが家を作ればいいじゃん)
    レオ「もぉ、だから俺はまだそこまでの力は…」
    言いかけてレオが口を噤む。顎に手を当てて何かを考えていたが、ぽんと手を叩くと「セイの魔力を借りればイケるかも!」と言い出した

  • 106イッチ23/09/14(木) 18:27:48

    クオリティダイス

    90以上で洋館並

    dice1d100=56 (56)

  • 107イッチ23/09/14(木) 18:38:21

    セイ(魔力を貸すって、それは良いけどどうやるの?)

    レオ「簡単簡単!手を…ってもう繋いでるな。ここから俺が勝手に取るから、お前はリラックスしててくれ」

    セイ(…ああ、そういえばレオは他人の魔力を操作して浮かしたりも出来たっけ)

    レオ「いやそんなのまだ出来ねーけど。自分の事を浮遊させるので精一杯だっつーの」

    セイ(そーなんだ)

    レオ「でも借りるだけなら朝飯前だぜ!」

    そう言って、レオはセイと繋いでいない方の手を地面に付ける。

    むむむむ…と顰めっ面をしていたが、徐々に地面に変化が起き始めた。

    周囲の木々がぐにゃぐにゃ曲がって柱になり、それを覆うように土が登って固まっていく。ゆっくりと形成された家は切妻屋根の立派なものだった


    レオ「…ぷはっ!で、出来た!?」

    セイ(すごい)

    レオ「マジかよやっべぇ!つかセイの魔力デカ過ぎない?扱うのすら苦労したんだけど」

    セイ(そうかな、必要ならいつでも言ってね)

    レオ「ありがと!よし、入ってみよーぜ」

    ネコ「ミャア!」




    何階建て?

    dice1d4=1 (1)

  • 108イッチ23/09/14(木) 18:39:14

    一階建て!好き!
    同居人と距離が近くなるもんね!

  • 109二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:01:55

    一階建てなら何かあったらすぐに気づけそうだしセイも少しは安心できるかな?

  • 110イッチ23/09/14(木) 19:12:18

    一階建ての立派な家は、広さは普通の一軒家だがとても頑丈で、暖かそうだった

    レオ「ちょっと疲れるけど移動の度に作って自然に還してってやれば随分楽になるな」
    セイ(家具とか何にもないけど)
    レオ「あ?そんなのこの袋の中にぜーんぶ詰まってるっつーの!」
    セイ(凄いね、全部一人で持ってるの?)
    レオ「そりゃ俺以外に使う奴居なかったし」
    セイ(そっか…ねぇ、その袋って生き物とか入ってる?)
    レオ「入ってねぇけど入れられはするぜ!俺一回こん中入って追手やり過ごしたことあんだよな~、出口見つけるのに苦労した」
    セイ(……ふーん)

    袋の中からひょいひょいと料理道具やら火起こしの道具やらを出したレオは、最後にセイとネコに毛布を渡し、自分はぬいぐるみを抱いて座った。それを見て、セイはレオを膝の上に乗せて渡された毛布でレオごと自分を包む。

    セイ(ぬくぬく)
    レオ「甘えん坊め」
    そこにネコも毛布を咥えてやって来て、皆で丸まった。背中と膝の上のぬくもりに胸が滲みて、思わず潤んだ瞳を閉じる

    レオ(あーもう無理。俺最近涙腺ゆるくね?こんなダセーとこ二人に見られたくないんだけど)
    セイ(どしたの)
    レオ「うわっ!?…ああ、そっかお前心の声聴こえんのか」
    セイ(泣きたいならどーぞ、俺の胸を貸しますよ)
    レオ「遠慮しとく。つか泣いてねーし」
    セイ(ふーん?)
    レオ「ホントだからな!!」

    誰かが側に居てくれることがこんなに嬉しいなんて、つい数日前まですっかり忘れてしまっていた。

    セイと出逢ってからの自分は、少し弱い

  • 111イッチ23/09/14(木) 19:17:07

    次の目標・目的地

    dice1d3=2 (2)

    1:緑の水晶を集める

    2:亜人の集落を探す

    3:安価

  • 112イッチ23/09/14(木) 19:17:40

    どの亜人?>>114

  • 113二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:11:15

    ネコ獣人

  • 114二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:18:24

    エルフの里とか定番かもしれない

  • 115二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:35:04

    狼のところでバロバロキュン…

  • 116二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 21:01:17

    >>115

    まだ産まれてすら…


    安価ありがとうございます!

    エルフかぁ、綺麗で若くて魔法が得意ってイメージですね


    髪色

    dice1d3=2 (2)

    1:金髪 2:銀髪 3:個体による


    どこに居るか

    dice1d3=2 (2)

    1:秘境 2:魔法使いのみ通れる結界の中

    3:安価


    何の目的で

    dice1d3=1 (1)

    1:魔法道具の点検

    2:新たな魔法を習いに

    3:安価

  • 117二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 21:02:51

    どうやって行く

    dice1d3=3 (3)

    1:行ったことがある

    2:向こうから迎えに来る

    3:安価

  • 118イッチ23/09/14(木) 21:03:26

    コテ付け忘れてた

    >>120お願いします!

  • 119二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 21:57:17

    ksk

  • 120二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 22:19:11

    鏡に陣を描いて、その陣に魔力を通して通る。

  • 121二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 08:16:48

    隠れ里っぽくて良いな

  • 122イッチ23/09/15(金) 13:44:35

    山の中に建てた家で過ごして三日目

    レオ「…あれ?破けてる」
    不思議な袋の中に道具をしまっていたレオがある一点を見て首を傾げた。レオを抱っこしていたセイも覗き込んでみると、そこには確かにほつれて出来たのであろう穴が見える
    セイ(縫うの?)
    レオ「いや、これはちょっと特殊な魔法道具だから俺じゃ直せねぇんだよな」
    セイ(そうなんだ)
    レオ「しょーがないか、よし、遠出するぞ!おーいねこ、こっちおいで」
    ネコ「ミャー?」
    てちてちとやって来る仔猫を確認した後、レオは大きな鏡を取り出した。精巧な模様のあしらわれた枠に、埃一つない鏡面。大きさはセイが3人手を繋いで寝転がっても余裕がある程だった
    セイ(え…出掛けるの)
    レオ「そんな顔すんなって、今回は安全だから!仮面だって要らない場所だぞ」
    セイ(そんな訳ないじゃん、ちゃんと付けてよ)
    レオ「本当に平気なんだって、信じろよ」
    セイ(……分かったけど、俺から離れないでね)
    レオ「離さないだろ?お前」

    レオが人差し指を立てると、その先端に仄かな光が灯る。それを鏡に向けてすいすいと動かし、魔法陣を描いた

    セイ(なにこれ)
    レオ「この鏡は特殊でな、今から俺らはエルフの里に行くんだけど、そこに行くにはこの鏡と魔法陣、それから魔力が必要なんだ」
    セイ(はぇー、なんでレオがそんな鏡を?)
    レオ「大分昔に色々世話になってな、不思議な袋もこの鏡も、長老様が俺にくれたんだぞ」

    鏡の面に手のひらを当て、レオが魔力を注ぐ。すると魔法陣が光り、鏡面は水面の様に揺らめき始めた。仔猫がセイの肩に飛び乗る。
    レオ「それじゃセイ、入っていーぞ」
    セイ(この中に?うわ、緊張する)
    ネコ「ニャッ!」

    しっかりとレオを抱え、鏡の中へ脚を踏み出した

  • 123イッチ23/09/15(金) 13:46:01

    エルフの里

    dice1d3=1 (1)

    1:自然と一体化した様な暮らし

    2:建物等も割としっかりある

    3:安価

  • 124イッチ23/09/15(金) 14:05:55

    視界が真っ白に染まり、目が開けられない。強く抱き締めていると、腕の中から「痛い痛い!」と不満そうな声があがる。
    徐々に光が収まり、ゆっくり目を開けると

    セイ(うわ……)
    レオ「綺麗なとこだろ」
    森の中に立っていた。森、と言っても木々はそれぞれ10mほど間を空けて立っており、密集していない。それ故晴れ渡る空を一望でき、燦々と降り注ぐ太陽の光はこの世界を祝福している様だった。
    辺りに目を向けるとそこそこの川が流れていて、上に木で出来た小さな橋が掛かっている。その他にも鳥居のような物や張り巡らされたしめ縄など、何者かが居る痕跡がちらほらとあった。
    レオ「あそこ見ろよ、あのでっかい木。あの上に長老様がいらっしゃるから、先ずは挨拶しに行かねぇと」
    そう言って何処かを指差すのでそちらに目線を向けてみると
    セイ(はぁ…!?)
    でかい、なんてもんじゃ無かった。はるか遠く、木々の隙間から見えたその巨木は空気の層で掠れるほど距離があるというのに圧倒されてしまう存在感があり、縦の長さは10や20じゃない。東京スカイツリーも尻尾を巻いて逃げ出す高さの木がそびえ立っていたのだ
    セイ(あれ登るの?)
    レオ「まさか!しゅわーんって行けるぜ!」
    セイ(何言ってんの)
    レオ「良いから行こう!早く早く〜」
    久しぶりの土地に嬉しくなったのかレオがはしゃいでいる。落とさないように抱き直していると、後ろから…いや、上から声が降ってきた

    ??「誰かと思ったらレオ、お前か!久しぶりだな」

  • 125イッチ23/09/15(金) 14:07:33

    下数レスからエルフの名前を募集します!多ければ多い程助かるので、是非書き込みをよろしくおねがいします

  • 126二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 14:10:17

    ステリー

  • 127二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 14:53:18

    エルフェン

  • 128二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 14:54:50

    ナンカ・メッチャ・イイヤーツ

  • 129二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 14:55:34

    パドラー

  • 130二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 15:09:58

    エアルス

  • 131二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 16:14:22

    モイナ

  • 132二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 16:20:36

    リーヴ

  • 133イッチ23/09/15(金) 16:26:50

    1:ステリー

    2:エルフェン

    3:パドラー

    4:エアルス

    5:モイナ

    6:リーヴ

    >>128ふざけとるやろ?

    7:逆読みしてカンナ


    ありがとうございます!

    長老様dice1d7=6 (6)

    ??dice1d7=6 (6)


    他の5人もちゃんと使いたいと思います!助かりました!

  • 134イッチ23/09/15(金) 16:27:36

    被った

    長老様はリーヴ

    ??dice1d7=1 (1)

  • 135イッチ23/09/15(金) 16:32:41

    声を掛けてきたエルフはステリー


    エルフの里で起こるイベント

    dice1d5=2 (2)

    1:猫がレオの使い魔に

    2:レオに➝セイの恋が芽生える

    3:セイのメンタル回復

    4:逆に病み度が進む

    5:安価

  • 136イッチ23/09/15(金) 16:33:26

    (ガッツポーズ)
    続きちょっと遅くなると思います!
    名前ホントにありがとうございました!

  • 137二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 17:07:18

    芽生え、だからまだ自覚はしなさそうだな
    どんなきっかけなんだろう
    スレ主の更新を楽しみに待っています

  • 138二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 19:53:36

    よっっっしゃ

  • 139イッチ23/09/15(金) 23:20:48

    保守がてら好感度

    ステリー→←レオ

    dice1d100=67 (67)

    最低保証30


    ちょっと今日忙しいので明日また投下します

  • 140二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 05:50:20

    関係は問題無さそう!良かった!

  • 141イッチ23/09/16(土) 06:57:28

    溌剌とした声が聴こえ、セイは咄嗟に警戒する。一方自分の名前を呼ばれたレオは不思議そうな顔で声を見上げた。
    二人の視線の先、木の上に人影が立っている

    ??「驚いた、ホントに見た目変わってねーや」
    レオ「えっと…」
    セイ(この人誰?何て言ってるの)
    困惑する二人に声の主は微かに笑い、木の上から飛び降りてくる
    ??「友達が出来たのか、良かったな」
    レオ「ごめん、アンタ誰だっけ」
    ??「はあ!?覚えてないのかよ!この辺で一緒に魔法の練習したじゃん!」
    レオ「あー…えー…、あっ!もしかしてステラ?」
    ??「惜しい、ステリーでした」
    声の主…ステリーはざんばらの銀髪を揺らしてニカッと笑った。先の尖った長い耳をピコピコと揺らして腕を組むその姿は美しく、白い服が良く似合っている。齢は17歳ほどに見えるが
    ステリー「ま、仕方ねぇよ。最後に会ったのは80年前だもん」
    レオ「ごめんごめん!うわ、デカくなったな」
    ステリー「お前は変わんねぇな」
    セイ(ねぇこの人誰?エルフなのは分かるけど)
    レオ「そうそう、エルフのステリー。昔良くして貰ったんだ」
    セイ(顔、隠さなくてホントに平気?)
    レオ「大丈夫、こいつは人間じゃないから」
    ステリー「……1人で何喋ってんの?」

    二人の会話にきょとんと首を傾げるステリー。その様子を見てセイの状態を伝え忘れていた事を思い出す。かくかくしかじかと説明すると、納得したように手をポンと打った
    ステリー「にしても白頭といい白猫といい、白っぽい奴に好かれてんのな」
    レオ「こいつの名前はセイだよ、命名は俺だけど」
    ステリー「訳ありってコトね」
    短い会話で様々な事を察し、深く踏み入らない選択をしてくれる。
    レオはこの聡明な種族が好きだった

  • 142イッチ23/09/16(土) 07:00:30

    ステリー「で、何の用?」

    レオ「長老様に頂いた袋が破けちゃって」

    懐から袋を取り出し広げて見せる

    ステリー「あちゃー、縫おうとしなかったのは正解だぜ。勝手にイジったら魔法の力が消えちまう所だ」

    レオ「うん、だから直してもらいに来た」

    ステリー「案内してやるよ、あの方は随分お前を心配してたから喜ぶぜ」

    ちょいちょいと手招きして歩き出すステリー。それに付いていこうとし、自分が抱き上げられていることに気が付く

    レオ「…なぁ、流石にここでは下ろしてくんね?」

    セイ(ヤだけど)

    レオ「頼むよ、久しぶりに会うのにこの格好は恥ずかしすぎるっ」

    セイ(あの人についてけばいーの?)

    レオ「うん…あっオイ下ろせってば!」

    ステリー「はっはっは!レオは見た目だけじゃなく中身も子供のまんまなんだなー!」

    レオ「違う!!!」

    顔を真っ赤にして怒るレオ、そんな様子を見てセイの肩の上の白猫は嬉しそうに鳴いた




    次に会うのは

    dice2d5=5 2 (7)

    1:エルフェン

    2:パドラー

    3:エアルス

    4:モイナ

    5:カンナ

  • 143イッチ23/09/16(土) 14:56:34

    性別

    パドラーdice1d2=2 (2)

    1:女 2:男

    カンナdice1d2=1 (1)

    1:男 2:女

  • 144二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 15:45:51

    カンナ・メッチャ・イイヤーツ…

  • 145イッチ23/09/16(土) 21:06:42

    ステリーの後ろに着いていくこと数分。段々と木々の距離が大きく開いていき、視界が広くなる。
    ある一線を超えた瞬間、森はエルフ達の住処へと姿を変えた
    ツリーハウスが十数並び、その一つ一つが縄梯子で繋がっている。ちらほらと銀色のエルフ達が魔法や不思議な道具で仕事をしている姿が伺えた

    ??「来訪者は誰だったんだ」
    ??「おかえりステリー、熱いお茶が入ってるよ」
    ステリー「ただいまパドラー、カンナ。聞いて驚け、なんとレオがまた来てくれたんだ!」
    ステリーに声を掛けたのは長い髪を高い位置に結んだ『パドラー』と、肩ほどの髪を静かに揺らす『カンナ』だ。
    パドラー「本当か?…おお、大きくなってないな!そのまんまだ!」
    カンナ「これは驚いた、随分久しぶりな気がするのに、こうして会うと魔法を教えたのが昨日のことのようにも思えるよ」
    レオ「お久しぶりです」
    セイ(知り合いが多いんだね)
    レオ「付き合いは短いけどな、1ヶ月位?」
    二人の会話を聞いて首を傾げるパドラーとカンナに、ステリーと同じような説明をする。すると、カンナがほろほろと泣き出した
    カンナ「そんな…大変でしたね、長老様と合う前に僕が治療してみます」
    そう言ってセイの方へ手を伸ばしてくる。レオを抱えて大きく飛び退ったセイに、エルフ達はびっくりしていた
    レオ「あー、えっと、セイ、お前の病気をカンナが治してくれるって」
    セイ(そんなのもう自分でやった。言っとくけど俺、この人達を完全に信用した訳じゃないからね)
    レオ「……ん、分かったよ」
    おろおろとこちらを見つめていたカンナに謝罪をし、引き続きステリーに道案内を頼む。

    パドラーとカンナは先程の出来事に嫌な顔一つせず、「挨拶が済んだらもう一回寄れよ」「甘いお菓子を用意して待ってますね」と優しく声を掛けてくれた。
    レオ「あの二人は俺に体術と魔法を教えてくれた師匠なんだよ…悪い人じゃない、絶対に」
    セイ(うん、それでもレオの側には全てを警戒する存在が必要だから。たとえ相手が誰であろうと俺は油断しないよ)
    道中にそんな言葉を交わす。肩の上の白猫も前を歩くステリーも、二人の歪な関係を今は見て見ぬ振りしてくれた。

    セイ(ヤダな…モヤモヤする)
    レオ「大丈夫か?休む?」
    セイ(……平気)

  • 146イッチ23/09/16(土) 21:08:09

    モヤモヤの正体

    dice1d3=3 (3)

    1:警戒対象が一気に増えた

    2:レオが心を開くのは自分だけだと思ってたのに

    3:安価

  • 147イッチ23/09/16(土) 21:08:49

    >>148

    頼みます

  • 148二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 21:12:41

    エルフたちにちょっぴり嫉妬している

  • 149イッチ23/09/16(土) 21:21:55

    >>148

    かわe


    この中に一人だけ生まれたてのショタorロリが居るらしいdice1d3=2 (2)

    1:エルフェン

    2:エアルス

    3:モイナ

    dice1d2=2 (2)

    1:ショタ 2:ロリ

  • 150イッチ23/09/16(土) 21:23:35

    長老様(リーヴ)dice1d2=2 (2)

    エルフィンdice1d2=1 (1)

    モイナdice1d2=2 (2)

    1:女 2:男

  • 151イッチ23/09/16(土) 22:06:53

    ステリー「もう知ってると思うけど、神樹の元には番人が居るからな」
    レオ「あの堅物コンビ?まだあの二人なんだ」
    ステリー「結婚して子供も出来てから、二人一緒に居られる番人の仕事はやりやすいんだってさ」
    レオ「……はぁっ!?」
    いきなり大声を出したレオに、セイと白猫がびくっと跳ねる
    レオ「えっ、くっついたの?マジ?手すら握ったこと無かったのに?」
    ステリー「マジマジ。モイナさんが男気見せてさ、アプローチ激しかったんだぜ」
    レオ「うわ、見たかったー!」
    セイ(何のこと?)
    レオ「この先の番人さん、知り合いなんだけど結婚して子供も居るんだって」
    セイ(ふぅん)
    レオ「何だよ反応薄いなぁ」
    セイ(だってレオに関係なさそうんだもん)
    レオ「…ったく、可愛いけど困った奴」
    神樹の根本まで辿り着いた時には木の頂上が遥か高く、まるで見えない様になってしまった。
    セイ(くらくらする…)
    レオ「魔力酔いしそ…」
    ステリー「ハイハイお二人さんしっかりー。番人が出てきたよ」
    うっすらと光を放つ神樹の幹から出てきたのは、長い三編みを肩に掛けた美青年と、サラサラの髪を耳に掛かる程度に短く揃えた美女だった
    モイナ「やぁ、君が来るのは分かっていたよ」
    エルフィン「長老様がお待ちです。手を」
    そう言って、持っていた杖をこちらに向ける。それに手をかざすと、徐々に身体が浮遊していった。
    レオ「これ急に加速するから気をつけろよ」
    注意した直後、周りの景色が高速で落下していく。浮遊魔法独特の内臓がひっくり返るような不快感が無いのはエルフの特殊な魔法だからだろうか。
    雲をいくつか突き抜け、頂上へ辿り着く
    巨大なシルクの中、人影が見えた
    モイナ・エルフィン「それではご武運を」
    レオ「え、戦うの?」
    ステリー「まさか!ジョークだよ」
    レオ「分かりにくい…」

  • 152イッチ23/09/16(土) 23:08:19

    ステリー「長老様」
    長老「分かっておるよ、あの子が来たのだろう?」
    ステリー「はい」
    長老「皆でこちらにいらっしゃい」

    微風の様な、聴くだけで安心できる不思議な声。促され、シルクの中へ入っていく

    中には一つの質素な椅子があり、そこに小さな子どもを抱えた男性が座っていた
    木もれ陽のような静かな美貌。目じりの皺ですら彼の美しさを引き立てている
    セイ(長老って割には若いね)
    レオ「そりゃエルフだからな、でも1000歳は超えてるはずだぜ」
    疑問に答えながら、小さな頭を下げる
    レオ「ご無沙汰しております、長老様。お元気そうで何よりです」
    長老「ふふ、そちらも元気そうで良かった…もうリーヴおじちゃんとは呼んでくれないのですか?」
    レオ「ゔっ、いやあの頃は俺も無知で礼儀も知らなくて…」
    ステリー「はっはっ!呼んでやれよレオ、長老様が寂しそうな顔してるぜ?」
    レオ「からかうなよもう!…そうだ、その子はあの二人の子供ですか?」
    長老「ええ、とても可愛らしいだろう?名はエアルス。あの番人達らしい名付けだ」

    そうやって三人で昔話に花を咲かせる様子を見て、会話を理解できないながらも入っていけない雰囲気を感じ、セイの胸のモヤモヤが一気に肥大する
    レオ「いっ…!ちょっと腕緩めて」
    セイ(……あ、ごめん)

  • 153イッチ23/09/16(土) 23:26:25

    長老様はセイの方をチラリと見て、レオの顔に視線を戻す。
    長老「お友達が、出来たのですね」
    レオ「はい」
    長老「顔色も良い……安心したよ。80年前、君がたったの1ヶ月でこの場所を出て行くと言った時、無理にでも引き止めなかったことをずっと後悔していたんです」
    レオ「でも長老様はこの袋とあの鏡を持たせてくれたじゃないですか」
    長老「君のような運命を背負った子どもを外へ手放してしまったのは一生の恥ですよ…そうだ、それを直して欲しかったのだろう?」
    指され、レオは持っていた袋を長老様に手渡した。その時もセイがレオを抱えて移動したが、特に気にする様子もなく受け取る。
    長老「ふむ…これ位ならすぐ直せます。少し時間を取るので、君達は神樹の枝から外を眺めてきてはどうです?」
    ステリー「いいなそれ!せっかく来たんだ、一時解散って事で!ひゃっほーい!」
    長老「いつ見ても元気な子だ。さ、君たちもいってらっしゃい」
    その言葉をセイに伝えると、「じゃあ俺達だけになれるとこ行こ」と歩き出す。長老様はすやすやと眠るエアルスを撫でながら見送ってくれた

    レオ「はーっ、高いな!」
    セイ(雲しか見えない)
    枝の先、二人はギリギリまで立って景色を楽しんでいた。ちなみにネコは木の上に数羽飛んでいた小鳥と追いかけっこしている。
    レオ「…なんかビックリしたな、エルフの頭の良さは知ってたけど、皆俺の事覚えててくれた」
    セイ(良かったね)
    レオ「うん、実を言うと頬が緩んで大変だった」

  • 154イッチ23/09/16(土) 23:27:08

    レオのセイへの恋の芽生えはどうやって訪れますか>>155

  • 155二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:32:49

    前の週のレオを思い出してる凪を見て、初めて知るもやっとした感覚。
    そこからの自己分析

  • 156イッチ23/09/16(土) 23:34:54

    >>155

    うわそれ素敵好き

    自覚は

    dice1d2=2 (2)

    1:する 2:しない

  • 157二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:38:06

    しないかー。
    ここにいるレオと ナギといたレオ は同じ人物だけど、ここにいるレオはセイとであって変わっちゃったからね…

    それを知ったらめちゃくちゃ複雑になりそう。

  • 158二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 06:30:50

    カーッ!じれってぇ!

  • 159二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 17:25:55

    無自覚かー
    とうに両思いなんだけど自覚するのはゆっくりってこの2人っぽくて良いね

  • 160イッチ23/09/17(日) 17:45:16

    嬉しそうに微笑むレオの顔を見て、セイはふと、大きなレオの顔を思い浮かべる。今腕に抱いているレオはあどけなく可愛らしい顔立ちをしているが、無邪気さの中に気品を漂わせる大人びたあの横顔も好きだ
    セイ(…別に顔で惚れてる訳じゃないけど)
    レオ「急にどした」
    セイ(こっちの話)

    何処か遠くを見つめるセイを下から見上げ、レオは得体の知れない胸の痛みに顔をしかめていた。たまにセイはこうなる事がある。基本的にいつもレオを気に掛け共に居てくれるが、ふとした瞬間にこちらを見つめる瞳がレオをすり抜けて、その後ろの『何か』を捉えるのだ。
    多分このモヤモヤはそれが原因。
    でもどうしてこんなに嫌な気分になるのだろうか?自分たちは出逢ってからまだそこまで時が経っていない。故に互いに互いの背景を深く知らずにいるのだ、物思いに耽る相手を気遣ってあげるべきなのに。どうしてもズキズキとする胸を抑えられない

    これは、きっと

    レオ「言っとくけど誰の代わりにもなんねぇからな。俺は俺だ」
    セイ(どしたの急に、そんなの承知だけど)
    レオ「どーだか!」
    困惑するセイからぷいと顔を逸し、頬を膨らませる。このムカムカは誰かの代替品を務めさせられている事によるものだ、絶対そうだ。
    レオ(酷い話だぜ、俺はセイのこと友達だと思ってるのに…)
    セイ(それ俺嬉しくない)
    レオ「そうだ心の声聞かれるんだった…そーかよ俺が友達じゃ不服なんだな」
    セイ(友達はヤだよ)
    レオ「あっそう!そんなに嫌いなら触るのも嫌じゃないか?降ろしやがれ!」
    セイ(それもヤ)

    誤解と勘違いは深まる一方である

  • 161二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 17:46:34

    すれ違い良い…

  • 162二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:25:39

    このレスは削除されています

  • 163二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:26:10

    心の声聞こえてんのになんですれ違ってんの…

  • 164イッチ23/09/17(日) 20:45:07

    >>163

    相手が隠したいと思ってる言葉は読み取るのが難しいです。逆に本音では伝えたいと思っていれば言葉は隠そうとしても伝わります。声に出したら触れてれば脳内再生で確実に伝わります。でも探ろうと思えば深層心理まで読み取れます。もし病み度が進む事があったらレオは常に心情赤裸々になります


    ということを今考えました

  • 165二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 21:09:47

    >>164

    ありがとうございます!納得しました!

  • 166イッチ23/09/17(日) 22:47:31

    暫く(レオの一方的な)ギスギスとした空気が続いた後、ステリーが「修理終わったって!」と呼びに来た。シルクの中へ戻ると、長老様が綺麗に直された袋を持って立っていた

    レオ「あれ、エアルスは」
    長老「番人達が連れて行ったよ。ミルク位私に任せてくれと言ったのだが断られてしまってね」
    レオ「そりゃ里の長には任せられないでしょ…」
    長老「しっかり直しておいたよ。どれ位ここへ滞在するんだい?君が望むのなら、お友達とその可愛らしい仔猫と一緒に里で暮らしたって良いのだけれど」
    ステリー「いいなそれ!そうしろよっ!」
    レオ「……いいえ、用はこれだけですので直ぐに帰ろうと思います」

    セイ(帰るって…いいの?)
    レオ(俺が長居したら迷惑を掛けることになる。エルフの結界も万能じゃないんだ)
    セイ(……分かった)

    長老「そうですか…寂しくなります」
    ステリー「絶対にまた来いよ」
    レオ「ああ、必ず。80年前に行く宛もない無力な俺を保護して、生きる力を下さった恩は一生忘れません」
    長老「畏まるのはやめておくれ、君の事は里の子供たち同然に想っているんだ。お友達と仔猫さんも、また何時でもいらっしゃい」

    深々と頭を下げた後、レオは空中に魔法陣を描く。入る時は鏡が必要な様だが、出る時は別らしい。
    長老「君の幸せを願っているよ」
    ステリー「困った事があったら何時でも頼れよな!」
    レオ「……また!」

    魔法陣によって歪んだ空間を渡り、二人と一匹は山の中の家へ帰っていった

  • 167イッチ23/09/17(日) 22:49:56

    オリキャラって難しい…

    次のイベントdice1d4=3 (3)

    1:緑の水晶が何処かを指している!(ラピュタ)

    2:レッツ魔法修行

    3:何らかのハプニングで時間が飛ぶ

    4:安価

  • 168イッチ23/09/17(日) 22:51:29

    ここから2900年飛べば皆が生きてる世界になるけど

    dice1d3=3 (3)

    1:その辺りに飛ぶよ

    2:もうちょい前の時間だよ

    3:安価

  • 169イッチ23/09/17(日) 22:52:44

    どこら辺が良いと思いますか?

    >>170〜174の中で書きやすそうな意見を取り入れます、よろしくおねがいします!

  • 170二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 23:15:25

    前の周で猫が死んじゃった位の時期に飛んでまた危険な目に合うとか…

  • 171二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 23:23:21

    スレ主が書きやすい時代に飛ぶ感じで良いと思うんだけど、そろそろヨイチに出逢ってほしい!!

  • 172二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 23:36:13

    スレ主がやりやすい時間に1票ですかね

  • 173二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 23:41:21

    スレ主のやりたい時間がいいです!

  • 174二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 00:44:46

    猫が死んでしまった時間に飛んで猫生存ルートを目指すのもアリかも?

  • 175イッチ23/09/18(月) 08:40:00

    ありがとうございます!

    dice1d3=2 (2)

    1:白猫事変

    2:時間と一緒に場所もワープしてヨイチと出会う

    3:イッチの自由

  • 176イッチ23/09/18(月) 08:58:48

    ここかー!
    用事があるので午後まで書き込めません
    一応報告しておきます

  • 177イッチ23/09/18(月) 14:38:50

    時間が飛んだ理由

    dice1d3=1 (1)

    1:水晶の導き

    2:凪のタイムリープから来る世界のバグ

    3:安価

  • 178二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 20:27:41

    楽しみ楽しみ

  • 179二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 00:27:04

    待機待機

  • 180二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 07:10:13

    意思疎通できるのが3人になったら、歪な関係も少し落ち着くかな…?

  • 181イッチ23/09/19(火) 08:05:40

    再会した後のヨイチの記憶は

    dice1d3=1 (1)

    1:水晶によって復活

    2:暫くはなし

    3:安価


    時間を飛んだ後

    dice1d3=2 (2)

    1:目の前にヨイチが

    2:なんか物凄い気配がある森に

    3:安価


    どれくらいの時間を飛んだか

    dice1d1400=965 (965)

    百の位を四捨五入

  • 182イッチ23/09/19(火) 08:09:07

    おおっ記憶あんのかやった!
    大体1000年後に飛んだっぽい

  • 183二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 08:44:44

    ヨイチ楽しみすぎる

  • 184二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 12:31:16

    記憶ありやったね!

  • 185二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 12:47:03

    ヨイチ、どんな状態なんかな。
    出されたアイデアだと契約を核にして次第に大きくなっていくみたいな設定があったし…Wショタを連れて歩くセイが見れる?

  • 186二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 12:59:58

    妖精だしショタってよりはティンカーベル的に等身そのままでサイズ感が小さくなってたり…?

  • 187二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 13:15:35

    ショタ世一つれあるくショタ玲王&デカ凪みてぇな

  • 188イッチ23/09/19(火) 13:22:40

    エルフの里から帰り、山の中の家で過ごす事1ヶ月。そろそろ別の場所へ移動しようかという話が出ていた

    セイ(えー、動くの面倒くさい)
    レオ「じゃあ俺がおぶってやるから」
    セイ(そんな小さい身体でどうやるの、絶対やだし…)
    レオ「だってさ、ここもそろそろ寒くなってきたろ?南に行ったほうが過ごしやすいって」
    セイ(家の中にずっと居れば良いじゃん)
    レオ「それじゃ猫のご飯が用意できないだろ」

    渋るセイをなんとか説得しようと言葉を尽くす。レオは元々アウトドア派だ、もちろん人目を避けること前提だが外に出たいし遊びたい。もしも一人だけだったのなら同じ場所にずっと留まることもあっただろうが、今は猫も入れて三人。連れ回したいし一緒に楽しみたいのだ

    頑として動かないセイに痺れを切らし、もういっその事魔法を使ってやろうかと思い始めた頃

    なんの前触れもなくソレは起こった

    肌見離さず持ち歩いていた不思議な緑の水晶、それが突然熱を持ち、光を放つ。
    いきなりの出来事に動けない二人と昼寝をしていた猫を光が包んだ

    足元の床が無くなり、ぐるぐると落下していく。混乱し切ったレオが唯一理解出来たのは、セイが必死にこちらへ手を伸ばしていた事だった

  • 189イッチ23/09/19(火) 13:23:31

    ショタヨイチなのかな

    dice1d2=1 (1)

    1:せやで

    2:ちゃんとデカイぞ

  • 190イッチ23/09/19(火) 13:26:57

    とある森の奥

    二人と一匹は地面に投げ出された。随分落下した気がするのだが不思議と身体は痛くない。どうやら柔らかい落ち葉のクッションに守られたようだ

    セイ(レオ、無事?)
    レオ「お前こそ怪我は無いか、ねこも」
    ネコ「ミャー」

    思いっきり回転したせいでクラクラする頭を振り、意識をクリアにする。
    ゆっくりと辺りを見渡し、大自然の中に居る事を確認した。

    レオ「何なんだ一体…水晶のせいなのか?」
    懐から煌々と輝く水晶を取り出す。うっかり火傷してしまいそうな程発熱したそれは、カタカタと震えていた
    レオ「どうしたんだろ、無意識に魔力でも注いじゃったかな」
    じぃっと観察してみる。水晶の振動はどんどん強くなっていき───

    バシュッ

    レオ「あっ……!?」

    破裂するように粒子に分解されたあと、何処かへ飛んでいってしまった。
    背筋が凍る感覚と共に、あれを手放してはならないという焦燥に駆られる
    レオ「追い掛けないと…!」
    反射的に地面を蹴ったレオを引き止めたのはセイだった
    セイ(勝手に離れないで)
    レオ「でも」
    セイ(俺も行く)
    言うなりレオを抱き上げ、仔猫を引っ掴み身体強化魔法を纏う。そして猛スピードで光を追い掛けた
    レオ「気をつけてくれ、ここ」
    セイ(分かってる。何かとんでもない気配がするね)

  • 191イッチ23/09/19(火) 13:28:28

    この後

    dice1d3=3 (3)

    1:普通に記憶の戻ったヨイチと会う

    2:何らかのトラブルがある

    3:安価

  • 192イッチ23/09/19(火) 13:29:06

    >>194

    頼みます

  • 193二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 13:42:06

    魔物に食われそうになっているヨイチの幼体(水晶統合前)に出会う

  • 194二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 14:03:44
  • 195二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 14:07:00

    白猫事変の期間を飛ばしたら白猫事変は起こらないのかな?
    できるだけ白猫も生きて皆で仲良く暮らして欲しいな

  • 196二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 14:17:12

    この時代のレオはいるのかな?それとも入れ替わっちゃった?
    気になるな…

  • 197イッチ23/09/19(火) 20:46:07

    >>195

    そもそも凪が居るからレオがピンチになる事が無くって、それによって猫がレオの為に命張る事も無いので普通にずっと一緒に居られると思います

    ただイッチの思い付きとダイスの女神次第ではその限りではありません

    >>196

    時間を飛んでいる間の1000年は二人と一匹は存在しません。一本の糸の途中を切り抜いた形になっていて、凪達視点では切り抜かれて2本になった糸を繋ぎ合わせた様な時間軸になっているので同じ存在が同じ時空に被ったりはしてません。

    ですがこれもイッチの思い付きとダイスの女神次第で変わるかも知れません


    安価ありがとうございます!区切りが良いし続きは次スレに出しますので意見や感想で埋めて下さると助かります!更新遅くてすみません😞

  • 198二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 21:05:48

    次スレも楽しみ!
    ヨイチ完全体になって大きくなったらレオも大きくなりたいってなるのかなぁ

  • 199二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 21:07:21

    レオが何かしらのきっかけでセイの過去を知ることになって欲しい。
    どういう反応になるかわからないけど。前の自分に嫉妬するのか、自分に憤るのかわかんないけど。

    セイは知られたってことを知ったら、さらに自罰的になりそうなとこが怖い…

  • 200二次元好きの匿名さん23/09/19(火) 21:15:42

    ウオーッ!!!ヨイチーーッッ!!!!!!

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