- 1二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:11:15
幼い頃より、他の男友達と同じようにバカ騒ぎをしていた親友ウオッカは俺が13歳になる年の冬の終わり頃に地元を旅立った。
別れ際に、これからも親友でいること、帰ってきたらまたみんなで集まることを約束した。
数ヶ月後、ウオッカのデビュー戦が決まり、俺は親友の晴れ舞台を見にウオッカには内緒でレース観戦に行った。
レース終盤、見事な末脚でアガッてゆくウオッカは本当にカッコよかった。
そのままウオッカは一着になり、俺は親友のもう一つの晴れ舞台を目にするためにライブにも参加しにいった。すると、センターにはあの一緒にバカ騒ぎをした親友ではなく、可愛らしい衣装に身を包んだ女の子がいた。その子を一目見た瞬間から、その子の像は目の奥に焼き付き、心臓は激しく脈打ち続けた。
家に帰ってからも、あの女の子が俺の頭から離れなかった。そしてその夜、いつのまにか自分の妄想の中で彼女を汚してしまっていた。初めのうちは酷い罪悪感に苛まれたが、彼女との妄想の夜はいつのまにか習慣化していった。
数年後、レースに一区切りついた彼女が地元に帰ってくることになり、久しぶりにみんなで集まることになった。
集合場所には彼女以外が既に集まってたが、彼女への罪悪感から俺は地面を見つめていた。しかし、ふと周りを見上げた時に他の奴らも自分と同じ様子でいるのが目に入り、直感的にコイツらも俺と同じことをしていたんだと悟った。
やって来た彼女は昔と全く変わっていなかった。あの頃と同じようにバカ騒ぎをみんなでしているうちに、彼女への欲望は消え失せていき、解散間近にはすっかり彼女は俺の中で元の親友へと戻っていた。
解散の段になって、ウオッカのトレーナーがウオッカをこれから迎えに来ると聞き、親友のトレーナーが一体どんな人物なのかみんな気になり、俺たちに紹介するようにみんなで頼みこんだ。
そして、やってきたトレーナーを紹介し始めた時、彼女の表情はこの数年間に何度も俺の妄想の中で見てきた表情に似ていて、彼にかけられる彼女の声には決して俺たちには向けられない熱が籠っていた。
ウオッカのセリフや情緒を足せばもっともっと気持ちよく脳を破壊できると思いますが、私はこれより試験勉強を致しますので後は皆様の方で調理して下さい。 - 2二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:13:31
- 3二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:14:50
これはこれでいいものだが脳が回復するSSを書かなければ成績が急転直下する呪いをかけるぞ
(冗談です。勉強がんばってね) - 4二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:15:49
ウオッカとトレーナーが帰った夜、俺は再び妄想の中で彼女を汚した
- 5二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:17:57
最低だ、俺って……(碇シンジ14歳)
- 6二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:20:14
ウオッカ×ダスカに目覚めろ
- 7二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:21:12
オラオラ、ウォッカさんよ!!気持ちよく脳破壊したいんだからノイズとして出てこないでくれよ!!
- 8二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:22:25
これは脳破壊力でいうと100点満点中5000点くらいの出来ですね
特に毎晩のオカズに使って罪悪感も薄れてきた頃に直撃したのが高得点でした - 9二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 15:24:29
- 10二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 16:14:13
- 11二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 16:18:34
- 12二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 16:25:08
- 13二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 16:26:48
- 14二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 16:26:55
- 15二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 16:34:59
- 16二次元好きの匿名さん21/08/30(月) 22:28:04
私はウオッカの幼馴染
教室で男子達とバカ騒ぎをするウマ娘をよそに、私は一人桐生院書房から発刊された最新のレース兵法書を読み進める。私の夢はトリプルティアラに輝くこと。そして、小さい頃から一度も勝てたことがない幼馴染でライバルのウマ娘-ウオッカに勝つことだ。そのために、少しの隙間時間でもこれからのために使う。私達の勝負の本番は中央のトレセン学園に入学してから。そう、トゥインクルシリーズで私と彼女でトリプルティアラをかけて火花を散らすのだ。
しかし、私は中央のトレセン学園に入学することはできなかった。中央の敷居がどれほど高いものなのか、そして、縮まってきてると信じていた私とウオッカの実力差が実は更に広がっていたことを私は思い知り、夢を諦めてしまおうと思っていた。それなのに、ウオッカは別れ際に事もなげに中央で待ってると私に言ったのだった。
それから私は、地方のトレセン学園に入学が決まり、ここから私の逆襲を始めるのだと胸に誓った。
結局、そうやって勇んでいられたのはほんの短い間だけだった。私は入学直後の模擬レースで大敗を喫して、その後の模擬レースでも掲示板に名前が乗ることはなかった。それから、せめてウマ娘として、一度でもいいから一着になりたいと一人トレーニングを続けていた。
一年後、新入生が混ざった模擬レースでも勝つことが出来なかった時にふっと、もういいやと感じるようになり、程なくして私はレースから身を引くことを決めた。
レースをやめてから初めての帰省。ママもパパもレースをやめた私にガッカリしてるんじゃないかな?って震えながら玄関に入った。
だけど、ママもパパも変わらずに私に優しくしてくれた。
夕飯の食卓には私の好物ばかり並んで、デザートにケーキまであった。もう、レースのことは気にしなくていいから、好きなものを好きなだけ食べていいし、控えていた炭酸飲料だって飲んでもいいんだって、レースをやめて良かったことを考えた。
家族の賑やかな談笑が途切れた瞬間にちょうど、流していたテレビのニュースが切り替わった。
それは、トゥインクルシリーズで秋華賞をかけて戦うウオッカとその"ライバル"であるダイワスカーレットの特集だった。
私は、何も言わずにテレビの電源を切った。
結局勉強しないでアオハルとウオトレの余地ありウオスカ脳破壊妄想をしていたらこんな時間… - 17二次元好きの匿名さん21/08/31(火) 06:16:05
ウオッカBSSも既にあったのな