- 1二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:50:07
- 2二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:53:36
お祭り初日でオーガポン見つけたシーンのシチュ良かったよね
弟が友達と姉を探しに行ったら、2人が祭りの喧騒から離れたところで2人きりで何かしてたっての - 3二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:56:02
ゼイユと祭りの陰で誰にもばれないようにイチャイチャしてるところをスグリくんに見つかりたい
- 4二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:56:21
新しく出来た強くてかっこいい友達が姉ちゃんと離れでナニかしていたんだよね...
- 5二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 18:57:37
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- 61/223/09/13(水) 19:48:56
「ほらほら、頑張れ頑張れ〜」
目の前で必死に背伸びして、あたしの手にあるりんごあめを取り返そうとしている、弟と同じ年頃の男の子。
大人しそうな顔してバトルの腕は抜群で、適当にあしらってやろうと思って挑んだ初めてのバトルは、いとも簡単に負けてしまった。
そんな彼が、必死な顔で懸命に頑張っている姿を見るのは……なんだかとても、イケない気分になる。
「はぁっ、はぁっ……いじわるだなぁもう。リンゴあめ、返してよ〜」
「あたしのズリあめと交換してあげたでしょ? あたし、りんごあめも食べたかったのよね」
「えぇ……だってズリあめ、あんまり美味しくない……そんなに言うなら、自分で買ってくればいいじゃないか」
「お小遣いの無駄遣いよくない、てね。チーゴあめとズリあめを買ったら、ちょっと今日の予算がね」
これは嘘。スグリと違って、あたしが使えるお金はそこそこある。
それこそ、フルーツ飴の4、5本は楽に買えてしまうくらい。
でも、今のあたしは、フルーツ飴を味わうことより、目の前の男の子をからかいたい気分でいっぱいだった。
「ズリあめじゃなくてチーゴあめでもいいけど、どうする?」
「…………わかってて聞いてるでしょ、それ」
「うん。わかってて言ってる」
ハルトの言葉に、クスクスと笑って返す。
そう。祭りで売っている飴の中でも、この2種類は相当人を選ぶ味をしている。
それこそ、子供が好き好んで食べる味ではない。……正直言うと、あたしもちょっと苦手だ。
そして、ハルトがあめを舐めるのを躊躇っている理由は、味だけじゃない。 - 72/223/09/13(水) 19:49:55
「…………うぅ…………」
ハルトは顔を真っ赤にして、飴を…正確には、あたしが舐めていた部分を、見つめている。
「ほらほら、早くしないと、飴が溶けて手がベタベタになるよ」
「……もう! えい!」
「え、きゃっ!?」
一瞬の隙をつかれて、りんごあめを持っていた右手を力強く引っ張られた。
パルデア中を、キタカミの里中を駆け巡るスタミナがあるのは伊達ではないみたいで、思わぬ力に体勢を崩し、りんごあめは呆気なく奪われてしまった。
「へへん! どんなもん、だ……」
自慢げにりんごあめを掲げるハルトのセリフが、途中で止まる。
体勢を崩し、前のめりになっているから、あたしとハルトの顔は、今までにないくらい近づいていた。
年下ながらも整っている顔を間近にして、あたしの心臓は不意に大きく鳴ってしまう。
「はい、隙あり」
動揺しているのは、ハルトも同じだった。
動きが固まっていたハルトから、りんごあめを再び奪い返す。
「あっ…………」
「……もう、そんな顔しないでよ。しょうがない、お姉さんが食べさせてあげるから、我慢しなさい」
「元々、ぼくのりんごあめなのに……」
「口答えしなーい! ほら、目をつぶって、あーん」
ハルトは大人しく、指示に従う。
あたしは目を閉じて口を開けて、りんごあめを待っているハルトの両頬に手を添えて、
そっと、その唇を奪った。 - 8二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 19:50:41
てえてえなぁ!!!!
てえてえなあ!!!!!!!(大声) - 9二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:05:19
ゼイユちゃんの気の強さとふとした時に見せる優しさは癖になる
これぞ姉キャラって感じ - 10二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:21:20
ついでにさらなる脳破壊をされるスグリくんも見られるお得なシチュエーションだな
- 11二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:22:52
- 12二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 20:52:24
- 13二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 21:53:04
ゼイユにメスガキ感があるから、わりとおねショタ逆転モノもいける組み合わせよね、この2人
- 14二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 22:01:25
オーガポンを仲間にした日の夜にハルトゼイユオーガポンでオモテ祭りに行くんだよね…
(スグリも誘ったが体調不良と言い張ってその時は部屋から出てこなかった)
三人でりんごあめ買って初めて出会った階段に肩寄せて腰掛けて仲良く食べるんだよね…
ゼイユとオーガポンが戯れてるのを眺めてたハルトはふいに石灯籠の方から視線を感じるんだ…
そっちを向くけど誰も見えなくて首傾げてたら
「ハルト!行くよ!次はかき氷!みんなで違う味のやつ買って食べ比べね!」
「ぽにお!」
って言いながらゼイユとオーガポンが屋台に向かっていったから慌てて追いかけていくんだ…
二人を追いかける時石灯籠を通るからそっちを一瞬見るけど誰もいないから
(気のせいかな…)と思いつつ二人の方へ向かうんだ…
「強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く強く」
- 15二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 22:07:29
ゼイユのヒロイン力…
- 16二次元好きの匿名さん23/09/13(水) 22:22:48
ストーリーに深く関わるメインヒロインではないけど、なんかめっちゃ人気でるサブヒロイン的なヒロイン力がある
- 17二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 00:24:10
ハルトは今までのポケモンと比べて年が近い年上女性が周りに多い印象
ネモに今回のゼイユ、次の配信じゃタロとも関わるみたいだし - 18二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 09:47:23
続きが欲しい(強欲)
- 19二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 09:54:41
アペンドディスクでルート追加されるサブヒロイン感あるよね……実際アペンドディスクで追加されたサブヒロインだけど
- 20二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 09:58:20
ハルトとゼイユが2人で物陰に行くのを見てしまうスグリくん
オーガポンがいつもより恥ずかしそうに出てきて不思議に思って「姉ちゃん?ハルトさん?」と声をかけると明らかに慌ててバタバタとしている
汗だくで胸元が乱れて首筋と胸に何か痣がついてて顔を赤くしてるゼイユとニコニコ顔のハルトが出てくるんだ - 21二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:06:02
続き欲しい!
- 22二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:08:58
都会から来た強さも性格も上位みたいな同年代の子供に全部カッさらわれるとか頭おかしなるで
- 23二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:16:44
ストーリー中でも「私たち相性いいかもね!」て言ってくれるからな
そりゃ身体の方も相性バッチリよ - 24二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:39:44
ハルトを探してるがなかなか見つからないので探すスグリ
「姉ちゃんトイレ中悪いけどハルトさん見なかった?」
「あんっ♡…な、無神経にも程があるでしょスグ! ひゃっ♡ し、知らないわね…公民館にでもイったんじゃないの…くうぅ♡」
「?姉ちゃん大丈夫?まあ行ってみるよ」
「…もう、スグにバレると思ったじゃない!トイレの中でだなんて…ってそんなに揉んだり摘んだりするなぁ…♡ 興奮したかって?それは…すごく…♡」 - 25二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:40:15
学校も住んでる地方も違うから、結ばれたとしても林間学校とブルーベリーアカデミーでの一件が終われば遠距離恋愛になるよね
普段はスマホロトムでやりとりして、ゼイユが卒業して時間取れるようになったタイミングで久々に会おうってなった時に、急に成長期が来て自分とほぼ変わらない身長になったハルトにびっくりしつつときめくゼイユが見たい - 26二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:45:20
- 27二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:46:16
- 28二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:49:06
- 29二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:49:31
- 30二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:51:11
おばあちゃんからの貰い物だから甚平汚したくはないからスるときは全裸なんだ
慌てて下着つけ忘れてしまってハルトからセクハラされて余計感じるんだ - 31二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:51:56
- 32二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:54:24
- 33二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:56:27
弁当や立位とか向き合ってる形で突きながら声を出さないようにキスはテンプレよね
- 34二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 12:57:20
- 35二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:00:01
- 36二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:01:09
- 37二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:07:10
- 38二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:09:34
ネモ→ハルト←ゼイユ←スグリ
正直この関係性想像以上にすこだ… - 39二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 13:47:05
ここまで恋愛嫉妬ドッロドロSSが見たいと思う関係性はいつ振りか
- 40二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 16:30:13
えっちだな
- 41二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 17:57:54
気が強いお姉ちゃんだからね
体格では勝っているのに意外と立派だったハルトのを突かれたら出したら不味い感じの喘ぎ声を出しそうなのはわかる
最初は年上や姉としての矜持で声を堪えるけど、結局は負けてしまうのもイメージ出来る
- 42二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 18:43:31
エッチの時は負けるけど普段は作中みたいに年上ぶってグイグイ引っ張っていくって関係でもいい
- 43二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 18:52:42
前情報だけでもゼイユ気になったのにそんなに主人公(ハルト)にグイグイ行ったり、匂わせと思われても仕方ない要素があるのか
SS書くためにもこりゃ早いとこ話を進めねえとな - 44二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 18:59:59
個人的にはSVで一番濁点付き喘ぎ声を出すのが合いそうなキャラだと思っている
スグリがハルトと同い年くらいだとパッと見だとネモよりもゼイユは年が上な感じがする
比較対象としてはビワとメロコの中間くらいなイメージ
- 45二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:10:23
ホントにネモとハルト取り合う姿が似合ってて驚く
- 46二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:19:38
どことは言わんが毛深い方であって欲しい
- 47二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:21:28
えげつないおすわり定期
- 48二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:22:07
お祭りの時に一緒に抜け出したハルトに今まで見た事の無い顔するお姉ちゃんをスグリが見ちゃうシチュが似合いすぎるお姉ちゃんというかスグリのキャラ設定というか秀逸…
- 49二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 19:35:02
自宅で寝ていたら姉しかいない筈の部屋から妙な音や声が聞こえたので目が覚めるスグリ
様子を見に行きたいけど、金縛りにあった様に動けないから耳に神経を集中させると姉の部屋からは何時もの姉らしくない声と他の誰かの荒く息をする音が聞こえて何をやっているのかと言う疑問と妙にドキドキしてしまって、そのまま寝れないまま朝を迎えるって展開を思いついた - 501/723/09/14(木) 19:38:02
ちょっと筆がノリ過ぎたかも
「ぽにー……」
ともっこ達から仮面を取り返し、オーガポンが僕の仲間になってくれた日の、夜。
ゼイユさんとスグリの家で晩御飯をご馳走になって、寝泊まりする公民館に戻るまでの少し空いた時間。
庭の長椅子に僕とオーガポン、ゼイユさんと並んで座ってアイスを食べていると、オーガポンが、キタカミセンターの方向をじっと見つめて鳴き声をあげた。
「オーガポン、どうしたの?」
「ぽにー…ぽに、ぽにぽーに!」
「……もしかして、お祭りに行きたいとか?」
「ぽにー!!」
ゼイユさんの言葉を聞いて、オーガポンが嬉しそうに鳴く。
「そっか……前の伝承が残るようになってから、オーガポンはお祭りにこれなくなっちゃったものね……ねぇオーガポン、お祭り、行く?」
「ぽにー! ぽにぽにー!!」
「よーし、なら行こっか! ハルト、一緒に来るでしょ?」
「うん! 僕もオーガポンとお祭り行きたい!」
「うん、良い返事。スグリにも声かけてくるから、じんべえに着替えておいて」
「わかった! 行こう、オーガポン!」
僕はオーガポンを呼んで、着替える為に公民館の自室へと一緒に歩いて戻った。
- 512/723/09/14(木) 19:38:35
「ゼイユさん、まだー?」
「まーだー! もう少し待ってー!!」
ゼイユさん達の家のドアの前で、ゼイユさんとスグリを待つ。
2人とも遅いなぁ。一体どうしたんだろう。
「何かあったのかな? ね、オーガポン」
「ぽにー?」
オーガポンと2人でしばらく待っていると、ようやくドアの向こうからバタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた。
「おっ待たせー! 聞いてよハルトー、スグリ、どうしても『行きたくない』って言い張って大変だったんだから」
「あ、え……」
「あら? ハルト、どうしたの?」
「ゼイユさん、じんべえじゃない!?」
ドアを開けて出てきたゼイユさんは、前までの、紺色のじんべえ姿ではなく。
同じ色合い、同じ柄の、浴衣を見に纏っていた。
「そうなのよ! スグリが行かないって言うから1人でじんべえに着替えようとしたらさー、おばあちゃんが『浴衣着て行きなさい』って引っ張り出してきて。着付けに時間かかっちゃった。待たせてごめんね?」
ゼイユさんが言い訳をしているが、僕の耳にはその言い訳は一言も入ってこなかった。
動きやすさ重視の服装と違い、女の人らしい綺麗な感じの姿のゼイユさんを見るのは初めてで、僕の顔が熱くなっていくのがわかる。
「で、どう?」
「え、ど、どうって」
「お姉さんの浴衣姿よ。どう? 似合ってる?」
そう言って、ゼイユさんはその場でくるりと回った。
裾や袖が身体の動きに合わせてヒラヒラと動いて……とても可愛い。 - 523/723/09/14(木) 19:39:08
「ぽにー!!」
オーガポンも嬉しそうに、ゼイユさんの真似をしてその場で回る。
「あははっ! 褒めてくれてありがとう! オーガポン! そ・れ・で……ハルト、感想は?」
「あ、はい、えっと、その……とっても、可愛いです」
「うえっ!?」
「え!? 何かおかしいこと言った!?」
「ち、違うわよ! まさか可愛いって言われると思わなくて……もう! ハルト、生意気!」
ゼイユさんが僕の頬に両手を伸ばしてきて、ウニウニと頬を揉みくちゃにしてきた。
「ご、ごへんなはい!!」
「全く……そこはせめて、綺麗って言いなさいよね……」
「なーにそんなところでイチャイチャしてるんだい、ゼイユ。早くしないと、祭りが終わっちまうよ?」
「あ、しまった! おばあちゃん、いってきまーす!!」
ゼイユさんが、僕の手を引いて走り出す。
「わわっ! オーガポン、行くよー!」
「ぽにぽにー!!」
僕は慌ててオーガポンを呼んで、みんなでキタカミセンターへと向かった。 - 534/723/09/14(木) 19:39:36
今日のお祭りは、もう後1時間ほど経てばお開きになるらしい。
僕と同じくらい、そして、僕より年下の子はもうほとんどおらず、ゼイユさん以上の年頃の人達しか祭り会場には残っていなかった。
「ありゃ、こりゃ珍しい。ゼイユちゃんが浴衣着てる」
「あれまぁ、いったいどうしたっていうのさ?」
「あーもーうるさーい! ほら、りんごあめ3つ、早くお願い!!」
ぎゃあぎゃあと、いつも以上に大騒ぎしながら飴屋からりんごあめを3つ受け取ると、そのまま境内の方へズンズン歩いて行く。
「ゼイユさん、どこ行くの?」
「んー? ここで食べるのもいいけど、ちょっと騒がしいからね。この奥の、あの階段のところで食べましょ」
階段、というと、僕とオーガポン、そしてゼイユさんが初めて出逢ったあの階段のことだろう。
そこで食べるのは僕も賛成だ。
「オーガポンも、それでいい?」
「ぽにー!!」
「あはは、鬼さまも嬉しそうで、こっちも嬉しいよ。鬼さま、りんごあめもう1本持っていきな」
「ちょっと、こっちはそんなにお金ないんだけど?」
「4本目はタダで良いよー。どうせ明日までは保たないんだし、食べてくれるならこっちもありがたいべさ」
「何それ! だったら全部タダにしてよ!」
「そりゃダメさ。こっちも商売なんだから」
「もー!!」
「あはは……ほ、ほら、ゼイユさん、早く行こうよ」
「覚えてなさいよー!!」
文句を言うゼイユさんの腕を引っ張って、僕は階段へと急ぐ。
りんごあめを貰ったオーガポンは、嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていた。 - 545/723/09/14(木) 19:40:04
「んー! 甘くて美味しー!!」
さっきまでの不機嫌さはどこへやら。階段に座ってりんごあめを舐め始めた途端、ゼイユさんは嬉しそうな声をあげた。
「ぽーにー!!」
両手にりんごあめを持っているオーガポンも、とても嬉しそうだ。
「ほら、ハルトも食べなよ! パルデアじゃりんごあめないんでしょ? 食べ納め食べ納め!」
「あ、うん。わかった」
ゼイユさんに勧められるがまま、りんごあめを口に運ぶ。
スグリとも一緒に食べたのと同じ味だけど、やっぱり美味しい。
「それにしても、もったいないわねー」
「? 何が?」
「スグリのことよ。そりゃ、オーガポンのことで色々あったのは事実だけど、意地張ったまま部屋に閉じこもっちゃってて……もう、後少ししたらハルト達はパルデアに帰っちゃうっていうのに」
「……うん、そうだね」
「もう、ハルトがそんな顔しなくてもいいのよ。りんごあめを舐めてるときくらい、笑顔でいなさい!」
「ぽーにぽーにー、ぽーにー!!」
「んー? そっかそっか。そんなにりんごあめ美味しいかー。良かったわね、オーガポン」
「ぽにー!!」
ゼイユさんとオーガポンは肩を寄せ合って楽しげにりんごあめを舐めている。
微笑ましいその姿に僕も笑顔を浮かべつつ、りんごあめに再び口をつけると……ふと、どこかから視線を感じた。 - 556/723/09/14(木) 19:40:32
「…………?」
気になって辺りを見回してみるけど、特に誰かが居るわけでもなさそうだ。
「ハルト、どうかした?」
「あ、いや、誰かに見られたような気がして……」
「野生のゴースかヨマワルが紛れ込んだんじゃない? それよりもほら、次はかき氷食べに行きましょ! みんなで違うの買って、食べ比べするわよ!」
「え!? 僕まだりんごあめ食べ切ってないよ!!」
「りんごあめ食べながらでもかき氷は食べられるわよ! ね、オーガポン!!」
「ぽにー!!」
そう言って、いつの間にかりんごあめを食べ切っていたゼイユさんとオーガポンは、屋台の並びへと走り出す。
僕は慌てて、それを追いかけた。 - 567/723/09/14(木) 19:40:48
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…………!!」
あんな姉ちゃん、初めて見た。
オーガポンも、すごく嬉しそうだった。
ハルトさんも、凄く楽しそうだった。
────なんで、おれは、一緒にあそこに行かなかったんだろう。
「それは、おれが、弱い、から…………」
おれは、姉ちゃんみたいに気が強いわけじゃない。
ハルトさんみたいに、ポケモンバトルが強いわけでもない。
──おれには、何にもない。ただ弱いだけの、ただのスグリだ。
「────もっと、強くなりたい」
強く。
強く、強く。
強く
強く強く強く強く強く────
そうすれば、きっと………… - 571423/09/14(木) 19:59:48
おお…見たかった物が200%の出力でお出しされている…
めっちゃ感謝!!! - 58二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:03:19
スグリの追い込まれ方って生々しいんよね
自分の物語進めてたら初めて出来た友人が主人公属性で姉もオーガポンも取って行っちゃったみたいな悲しさ
だけどそいつを恨もうにもそいつめっっちゃ優しくて良い奴って事位分かっててだから猶更こじらせるという - 59二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:04:29
自分が欲しい物あっさりと全部手に入れて見せた主人公がここに来なければって思ってしまう自分に自己嫌悪するタイプだよね弟クンは
- 60二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:05:57
アオハルの主人公属性強すぎるからなあ…
憎みたいのに憎めないってなると自分責めるしかないもんなあ - 61二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:15:20
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- 62二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:18:48
比べる訳じゃないけど資格試験の勉強2ヶ月頑張っても受からなかった自分を横に適当に遊びながら1週間で合格した友人が居て何となくスグリの気持ち分かるよ
- 63二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:25:44
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:27:11
- 65二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:27:51
このレスは削除されています
- 66二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 20:32:44
このレスは削除されています
- 67二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 21:37:50
ゼイユが3つ目の仮面探してたって言うシーンすき
- 68二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 22:31:07
太眉だ、期待しておけ
- 69二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 23:26:52
何で旅先で出逢うお姉さんキャラってこんなにも惹きつけられるんだろうな…
- 70二次元好きの匿名さん23/09/14(木) 23:28:04
ゼイユと二人でいちゃラブしてーなー俺もなあ〜
- 71二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 00:37:07
ネモに片思い(恋って自覚すらなくあくまで親友ライバル関係と認識)してるハルトを全力で揶揄うゼイユちゃん見てみたいなーって思ってたけど接していく内に段々好きになっていって卑しく取っちゃおうとするお姉ちゃんも良いなと思いました(迫真)
- 72二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 00:52:37
あの手この手で誘惑するけどちっとも効かないハルト相手についつい
なんで好きにならないのよ!あたしはこんなにも好きだってのに!
って口走りそうでいいなと思った - 73二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 02:57:12
最後の方ハルト……♡って感じだったからありそう
- 74二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 02:58:52
それにまっすぐ好きだけど?って返されてほしい
- 75二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 06:51:21
ネモとかプライア先生とか割と胸が大きい人と親しくしてるのを見て嫉妬ムキムキになるんだけど「ゼイユさんのならどんな大きさでもいいよ?」とかいわれちゃうんだ
それはそれでムカついたから不意打ちでキスしてやるお姉ちゃん - 76二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 08:30:46
キスしてフフンと勝ち誇ってみたら舌を入れられて混乱して蕩けちゃうまで妄想した
- 77二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 09:36:47
ネモとゼイユがハルトを取り合ってる時に無自覚に左右の2人の身体が触れていて顔真っ赤にしてるハルト
- 78二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 11:16:34
全体的に本作は学生設定だから、近い年の子と交流する機会の多さは歴代シリーズの中でも随一だよね
- 79二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 11:19:07
学生設定にしたのは本当良かったな
良シナリオと合わせてかなり世界が広がった感 - 80二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 12:33:59
- 81二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 13:07:12
ゼイユさんとオーガポンを両脇に抱いて
スグリくーんwってしたい - 82二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 13:33:47
後半のブルーベリー学園では自室に入れてくれるんだろ
普通にハルトへの好感度が今回の出来事で爆上がりしてんだろうな - 83二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 13:37:29
- 84二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 13:43:38
- 85二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 14:20:28
なぜか胸元から下が映らないんだよなぁ
- 86二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 18:05:39
こいつらX(Twitter)したんだ!
- 87二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 19:11:22
話がちょっとズレるけど
ゼイユは小さいからって年下をからかうつもりでやってたけど当のハルトは幼く見られがちなだけで普通に13とか14の思春期の男子してて欲しい
オーガポンとの出会い的にからかわれても初めの何回かは年不相応に大人っぽく諌める感じであってほしい - 88二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 19:15:15
- 89二次元好きの匿名さん23/09/15(金) 21:00:01
- 90二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 01:51:24
誘い受け(本人は攻めるつもりだった)が似合いすぎるな
- 91二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 01:53:42
ゼイユ「ハルト!今日こそはヒィヒィ言わせてやるんだから!」
25分後
ゼイユ「……あっ♡♡」
みたいなのください - 92二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 02:25:42
姉弟だからこそ恋愛軸で考えずに済み、なんやかんやで家族としておさまるところにおさまるだろうという未来が自然と見えるのが、胸糞悪くさせすぎない本編のバランス感覚の良さなんだと思った
罪悪感なく遠慮せず妄想できるしな
- 93二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 09:27:47
交換留学でオレンジ(グレープ)アカデミーに来たゼイユと久々の再会で遠距離恋愛で溜まってたものが吐き出されるんだ
ネモあたりがハルトをバトルに誘おうとしたらインターフォン越しに違う女が出てきて「…誰?」となるんだ - 94二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 13:45:21
- 95二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 15:34:13
全くここまでCPが捗るポケモンは自分の中じゃ無かった。ネモとゼイユは是非ともハルトを取り合って欲しいな
- 96二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 19:19:23
夜中こっそりハルトと2人で抜け出して星空の下で逢瀬を重ねるゼイユとかどう?
日中は互いに別々のペアとオリエンテーリングして、夜になったら静かに家を出て公民館のハルトの部屋の窓から2人で決めた合図を出すんだ… - 97二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 19:25:12
- 98二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 19:25:59
ハルゼイえっちだから続けろ
- 99二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 22:31:33
本番してるのは流石にバレてないけど両方の後輩たちからはラブラブカップルなのがバレバレなんだ
- 100二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:11:42
林間学校終わって帰ってきたと思ったら、知らぬ女の匂いがする宝物はどうですか、ネモ?
- 101二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:11:49
ハルトにおもちゃ入れられて我慢しながら1日過ごして欲しい
- 102二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:28:26
えぐい喘ぎ声あげそう
- 103二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:33:02
先生に隠れながらえっするのいいよね……
- 104二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:35:47
- 105二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:39:12
- 106二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:51:41
ハルトとゼイユおねショタになると思ったらベッドヤクザハルトによわよわなゼイユが誕生した
- 107二次元好きの匿名さん23/09/16(土) 23:52:27
ベットヤクザハルトが強すぎるんだよなあ…
- 108二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 00:15:16
- 109二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 00:52:05
スグリくんとゼイユの姉弟丼いいぞ
- 110二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 00:56:02
- 111二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 00:57:40
- 112二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:00:54
甘々で喜んでくれたから暫く甘々ックスをしてたらゼイユが顔を真っ赤にしながら「もっと激しくしなさいよ…!」って求めてくるのか…良い
- 113二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:16:30
ネモと付き合ってるハルトだがネモにはないゼイユの色香に惑わされキタカミにいる間だけとの条件で一線を越えてしまう
体を重ね合わせている最中にかかってきたネモからの電話
過ちに気づき目を覚ましたハルトはゼイユから一旦離れ電話に出る
ハルトとの関係は林間学校の間だけと割り切っていたはずなのにネモと話すハルトを見て心のざわめくゼイユは電話中のハルトを攻め上げる
ハルトは最初は声をあげないよう我慢していたが回数を重ねるうちネモからの電話も無視してゼイユなしではいられなくなってしまう
みたいなね? - 114二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:17:32
電話中にゼイユが攻めるのも背徳感マシマシラでいいと思います
- 115二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:18:22
ちょっと破壊されそうになったけどいいねぇそれ
- 116二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:50:34
ハルトはベッドヤクザなのギャップもあってすげえ好き
- 117二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 01:52:30
文字だけ見たら破壊されそうだけど事情理解したら好き
- 118二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 02:12:02
俺もゼイユとイチャイチャしたいなあ
- 119二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 02:23:46
ジャイアンみたいな性格なのに笑ったり驚いたときに手で口元抑えるのに育ちの良さを感じる
スレンダーな東北美人感もあってたまりませぬわ - 120二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 02:24:51
- 121二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 02:45:57
- 122二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 03:39:13
- 123二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 05:39:15
いいよね……
- 124二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 07:46:40
チーゴあめに騙されるハルト可愛い
- 125二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 08:25:16
あまあまえっちしてそう
- 126二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 08:34:15
- 127二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 08:47:34
笑うとキツネ目になるのエッチ
泣きぼくろもえっち
スレンダーな東北美人感もえっちちち - 128二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 08:59:58
どえっち
- 129二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:18:47
東北美人感いいよね……
- 130二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:31:17
- 131二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:32:47
そりゃあ見ちゃったって背徳感を味わうためよ
- 132二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:40:37
スグリくんの心はボロボロ
- 133二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:42:18
- 134二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:43:33
- 135二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 09:44:54
- 136二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 10:34:17
よそものからハルト……♡♡みたいな感じなっちゃったらもう性癖壊れちゃうだろ
- 137二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 11:11:56
時間があればイラストあげたい
とりあえず保守 - 138二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 11:14:04
- 139二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 11:40:10
ゼイユさんはえっちなことなくても魅力的な女性なのは変わりないんだよな
- 140二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 11:52:10
- 141二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:00:19
182cm友達のお姉さんをベッドヤクザするの興奮してきたな
- 142二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:04:05
そんなに身長差あるんだいいわぁ
- 143二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:06:22
アオハルより頭一つ大きいとは思ったけどそんなにあるのね
- 144二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:16:48
身長割出しニキはゼイユの身長判明させたんかな
- 145二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:19:05
182らしいで
- 146二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:42:22
182と150の身長差えっちだ……w
- 1471/423/09/17(日) 12:42:36
>>97の2年目林間学校を妄想
「グラエナ。……お願いね」
「ガウ」
自宅の庭から送り出したグラエナが、真っ直ぐ公民館へ走って行く。
しばらくしてグラエナの遠吠えが聞こえてきた。
──これは、あたしとハルトとで決めた、秘密の暗号。
あたし達が初めて出逢ったあの林間学校から、一年の月日が流れ、今年また、ここキタカミの里で林間学校が開催されることになり。
ここが故郷のあたしが、ブルーベリー学園の生徒のサポート役として林間学校に参加することになったのと同じように、なんとハルトも、アカデミー側の生徒のサポート役として、林間学校に参加することになったのだ。
そして、ハルトがキタカミの里にやってくる少し前。
日中はお互いに、それぞれ生徒のサポートで時間が取れないだろうということで、夜にこっそりと会う為に、こうしてグラエナにメッセンジャーを頼んだ。
先程の遠吠えは、その合図である。
- 1482/423/09/17(日) 12:43:00
「よしよし、ありがとね、グラエナ」
「ガウ〜」
少しして戻ってきた労ってあげるように、グラエナの頭の喉を撫でてやる。
「よし、それじゃ、そろそろ──」
「こんばんは、ゼイユさん」
「、!? ハル──」
「しーっ。ゼイユさん、もう夜だから静かにね?」
驚きの声をあげるところだったあたしの唇を、ハルトの人差し指が塞ぐ。
「んっ……もう、ハルト来るの早過ぎ。そんなにあたしに会いたかったの?」
「当たり前でしょ? こうして面と向かって会うの、本当に久しぶりなんだから」
そう言って、ハルトはあたしの身体に両腕を回してきた。
ハルトの言う通り、こうして会うのは数ヶ月振りだ。
その数ヶ月の間にハルトの身長はぐんぐん伸びて、今ではあたしの方がほんの少しだけ高いくらい、というところまできている。
身体つきも、筋肉がつき、骨が太くなって、男らしさがグッと増した。
「あー、久々のゼイユさんだぁー……」
「はいはい。ほら、誰かに見られる前に早くうちに入りなさいよ。夜に公民館を抜け出すなんて、引率の先生に怒られても知らないわよ?」
「あー……それなんだけど、ゼイユさん」
「なによ?」
「……林間学校についての準備とかで、僕達のこと何か言った? なんか、公民館の受付の人も、引率の先生も、『どうぞどうぞ』みたいな感じで妙に暖かく送り出してくれたんだけど」
「別に何も言ってないけど、それ、ホント?」 - 1493/423/09/17(日) 12:43:32
それは確かに、おかしな話だ。
この林間学校はれっきとした学校行事で、あたし達はサポート役としての参加。
その名目で来たからには、林間学校に来てくれた後輩達に楽しい思い出を作ってもらうことを第一として考えていたから、日中は、そういう雰囲気にならないように必死に自制していた。
あたし達の思い出作りに関しては……まぁ、こうしてほんの少しの間、2人きりでこっそり会うくらいと、祭りで屋台をまわることができれば、とは思っていた。
そりゃあ、今回の林間学校開催にあたって、「パルデアの方からもサポート役の生徒が欲しい。屋台の準備などの体験もしてほしいからできれば力のある男子で、去年の林間学校に参加して大体の流れを理解していて、何かあった時の為にキタカミの里の地理に詳しく、ポケモンバトルの強い生徒を」と、それとなくハルトが選ばれるような要望を学園とアカデミーには出してはいたけど……あたしとハルトがこういう関係だということはおおっぴらに話したりはしてないし、バレる要素は微塵もないはずなのに。 - 1504/423/09/17(日) 12:43:47
「ハルト、あんたの方が何かバレるようなことしたり、言ったんじゃないの?」
「うーん……そんなつもりは全然なかったんだけどなぁ。でももしかしたら、他の人から見ても、僕からゼイユさんへの好意が隠しきれないくらいバレバレだったのかもね」
「、もうっ! そういうことをそんな普通の顔で言わないの!」
「りふひん!! いはいいはいっ!」
照れを誤魔化すべく、ハルトの両頬を揉みくちゃにする。
全くこいつは……あたしが喜ぶセリフを、さらっと口にしちゃうんだから。
明日以降の林間学校で口を滑らせないように強く言っておかないと。
「はぁ……ほら、早く入りなさいよ。『打ち合わせ』、始めましょ」
「ふふっ、はーい」
ハルトの手を引いて、一緒に家に入る。
おじいちゃんもおばあちゃんも、スグもすでに寝入っている。大騒ぎするようなことをしなければ、ハルトをうちに招いたことがバレることはないし、打ち合わせという体にしておけば、ハルトがそこまで怒られることもない……と、思う。
林間学校も、この夜も、まだまだ始まったばかり。
あたしの心は、どうしようもなくウキウキしていた。 - 151二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 12:48:53
はァ〜好き
- 152二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:00:03
神ss職人さん助かる
- 153二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:02:16
- 154二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:02:59
このレスは削除されています
- 155二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:03:11
ありがとう…
- 156二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:04:20
- 157二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:35:32
蔵に2人っきりになりたい
- 158二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 13:45:04
こいつらヒトチャヌプコロしたんだ!
- 159二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 14:17:43
ゼイユとイチャイチャしてえなあ!
- 160二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 14:28:50
謝謝
- 161二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 15:41:53
神スレが増えて来てて嬉しい
- 162二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 15:59:49
もうひとつのゼイユスレも賑わってて俺は嬉しいよ
- 163二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 16:53:04
ゼイユに仕返しでチーゴ飴食べさせるハルトもいいと思います
- 164二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 18:05:42
- 165二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 18:30:33
ゼイユとハルトの縁日デートを眺めるスグリをください……
- 166二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:02:54
>>165スグリ曇らせ隊か?
- 167二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:13:49
- 168二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:17:00
- 169二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:24:38
- 170二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 19:45:54
スグリの曇らせ適性が高すぎてハルゼイでも流れ弾当たる
- 1711/523/09/17(日) 20:09:25
ゼイユ→ハルトの感情がどでかいのもいいけど、ハルト→ゼイユの感情がどでかいのもいいなと思って書いたのを投下
「やりたいこと?」
「うん。一緒にカジッチュ探しに行こうよ、ゼイユさん」
「……なんで、カジッチュ?」
わけがわからない、といったような顔で首を傾げているゼイユさん。
確かに、ゼイユさんにはわからない、というか、知られたくない理由ではあるけど、僕はどうしても、ゼイユさんとカジッチュ探しに行きたかった。
「そんなに珍しくもないし、あたしが手伝わなくてもすぐそこで見つかるでしょ? それに、パルデアにもいるし……なんならあんた、カジッチュもカミッチュも持ってるじゃない。いったいどうしたの?」
「それは秘密。ね、早く行こう? デートってことで!」
「わかったわよ……」
まだ疑問が解けていないゼイユさんの手を引いて、僕達はアップルヒルズへと向かった。 - 1722/523/09/17(日) 20:09:51
「はい、到着。……そこら中にいるわね、カジッチュ。これでいいの?」
ゼイユさんの言う通り、アップルヒルズの草原にはカジッチュが沢山いた。
うん。こんなにたくさんいれば、もしかしたら……
「うん。────出てきて、カミッチュ!」
「カミー!」「チュー!」
「カミッチュ、お願いね!」
そうカミッチュに声をかけると、カミッチュはぴょんぴょんとカジッチュの群れへ跳ねていった。
カジッチュの群れでしばらく会話をした後、数匹のカジッチュを連れてカミッチュが戻ってきた。 - 1733/523/09/17(日) 20:10:26
「……で、このカジッチュ達の中から選んでゲットするの?」
戻ってきたカミッチュと、やってきたカジッチュ達を見て、ゼイユさんが言う。
「うん、そうなるかな。……それで、カジッチュ達。カミッチュから話を聞いたと思うけど……自分は大丈夫って子はいる?」
僕がカジッチュ達にそう訊ねると、カジッチュ達はゼイユさんの周りをグルグルと周り始めた。
「え、ちょっと、なに? なんなの?」
「ごめんね、ゼイユさん」
「──カージュッ!」
カジッチュ達の内の1匹が、自分こそが、といった感じに跳ねた。
「君がそうだね。他のみんなもいい?」
「カージュ」「カジュカージュ」「カジッチュ!」
「みんなありがとう。それじゃ──いけ! モンスターボール!」
立候補してくれたカジッチュへ、空のモンスターボールを投げる。
カジッチュは抵抗することなくボールの中へと吸い込まれ、程なくして捕まってくれた。 - 1744/523/09/17(日) 20:10:37
「……これで終わり? あたしが居た意味なくない? もう帰っていい?」
「ううん、ゼイユさんには、まだ居てもらわないと困る。出ておいで、カジッチュ!」
「カージュッ!!」
早速、捕まえたばかりのカジッチュをボールから出す。
そして、僕はリュックからとあるものを取り出した。
「それ、みついりりんご? カミッチュに進化させるの?」
「うん。……さて、いいね? カジッチュ」
「カジュ、カジッチュ!」
僕が渡したみついりりんごをカジッチュが頭の上に載せると、進化の光が辺りを照らす。
少しして、カジッチュは見事カミッチュに進化した。
「よし! それじゃ──はい、ゼイユさん」
進化したカミッチュを抱き上げ、カミッチュのボールと一緒に、ゼイユさんに差し出す。
「え、その子あたしへのプレゼントだったの? なんでまた?」
「いいからいいから。受け取ってくれると嬉しいな」
「まぁ、あんたのプレゼントっていうなら喜んで受け取るけど……いったい、どう理由でカミッチュなのか、説明してくれないの?」
「それは……ごめん。ちょっと言えない。まぁ、僕の精一杯の気持ちっていうのだけはわかってて」
「もー、なんなのよー……」
ゼイユさんの指が、僕の頬をグリグリと押す。
何はともあれ、ゼイユさんがカミッチュを受け取ってくれて良かった。
僕は、少し前のボタンとの会話を思い出していた。 - 1755/523/09/17(日) 20:11:17
『へー、カジッチュって、キタカミの里で新しい進化先がいたんだ。その子がそうなん?』
『うん、カミッチュって言うんだ。可愛いでしょ』
『いや可愛いかどうか微妙なところだけど。……そういえばハルト、カジッチュについての、ガラルの噂話を知ってる?』
『噂話? なにそれ』
『うん、カジッチュを片想いの相手に渡すと、その恋が成就する、ってやつ。本当かどうかはかなり怪しいけど……ま、ハルトには関係ないか』
『へぇ……恋が』
そう呟いて、カミッチュを指でつつく。
中から、2匹分のくすぐったそうな鳴き声が返ってきた。
……そういえばカミッチュって、なかッチュとそとッチュの2匹が助け合って暮らしてるんだよね。
あ、でも、それって…………
(まるで夫婦みたいだな、って思ったんだよね……)
カミッチュを抱いているゼイユさんを、横目で盗み見る。
──カジッチュを渡すことが告白になるのなら。
その進化系で、2匹が助け合って暮らしているカミッチュを渡すということは、つまりは、そういう願いと、決意を込めて。
今はまだ、ゼイユさんを幸せにする自信はないけれど。
将来、その自信がついた時。その時は、ちゃんと言葉にして伝えたいと、そう思った。 - 176二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:14:34
- 177二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:14:42
尊い
- 178二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:39:02
神SS氏さんたちホンマに神
- 179二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 20:56:53
ホント筆が進む人凄いや
- 180二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 21:30:00
筆進む人素直にすごいと思う
- 181二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 21:41:01
すげええっちなんだよなハルゼイ自体
- 182二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 22:13:20
ハルゼイはcpとして完成しすぎてる気がする
- 183二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 22:45:05
誘い受けゼイユとベッドヤクザハルトが噛み合いすぎてる
- 184二次元好きの匿名さん23/09/17(日) 23:10:22
- 185二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 00:22:23
カジッチュが付き合ってだったらカミッチュは夫婦か
- 186二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 00:46:05
良いじゃないか
続けて頂きたい - 187二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 01:19:22
まじで続けて欲しい
- 188二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 07:19:25
2年目以降の林間学校でハルゼイがイチャイチャ(本人達は自覚無し)しまくった結果、「林間学校で結ばれてカップルは幸せになれる」というジンクスが噂になり林間学校参加希望者が爆増
学校行事の活発化という嬉しい誤算によってアカデミーとブルベ学園が双方参加可能枠を増やすも、公民館のキャパを超えてしまい、両校が出資する形でキタカミの里に新しく宿泊施設を建設
ジンクスの噂が生徒のSNSから全世界に広がり、キタカミの里が縁結びの観光名所と化して活性化
そして近い将来、ハルゼイ夫婦がキタカミの里に建てられた宿泊施設で宿を経営するまでに至る
という概念を受信した - 189二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 11:17:18
火を絶やすでないぞ!!!(☆∀☆)🔥
- 190二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 11:38:02
軽い気持ちで立てたら完走しそうになってて驚き
良質なssたっぷりでヌシ満足 - 191二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 11:52:38
- 192二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 12:21:30
ハルゼイ旅館いいな
- 193二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 12:23:05
普通に完走しそうやな
まだ日が浅いとはいえやっぱ魅力あるよこの子 - 194ヌシー23/09/18(月) 12:28:39
- 195二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 12:31:06
ありがたい!
- 196二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 12:33:04
- 197二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 13:35:07
なんだろう
俺のともっこが大きくなってきたんだよね - 198二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 13:36:29
ともっこを隠語にするな
- 199二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 13:36:49
- 200二次元好きの匿名さん23/09/18(月) 13:41:50
ハルゼイもっと流行れ流行れ……!!